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JP7700553B2 - 時計および時計の製造方法 - Google Patents

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JP7700553B2
JP7700553B2 JP2021120652A JP2021120652A JP7700553B2 JP 7700553 B2 JP7700553 B2 JP 7700553B2 JP 2021120652 A JP2021120652 A JP 2021120652A JP 2021120652 A JP2021120652 A JP 2021120652A JP 7700553 B2 JP7700553 B2 JP 7700553B2
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Description

本発明は、時計および時計の製造方法に関する。
特許文献1には、ぜんまいなどから開放された機械エネルギーを電気エネルギーに変換し、この電気エネルギーによって輪列を調速する電子制御式機械時計が開示されている。
このような電子制御式機械時計では、ぜんまいにより輪列を介して駆動される磁石付きのローターと、ローターが回転可能に配置されるステーターと、ステーターの一部に巻き回されるコイルとを有する発電機が設けられている。ぜんまいから開放された機械エネルギーによって輪列が回転すると、この回転運動がローターに伝達されてローターが回転し、電磁誘導によってコイルに起電力が発生する。そして、この起電力によって制御回路を駆動し、ローターの回転速度を調速することにより、輪列に制動をかけて当該輪列を調速する。
前記ローターは、摺動部である軸に対して保油性を確保するために、穴石と受石を組み合わせ、受石を押さえる押さえばねを有する組合軸受で軸支されている。
特開2001-51075号公報
特許文献1のローターのような回転体を軸支する部品において、携帯中に時計のカバーガラス面をぶつけたり、カバーガラス面を下にして時計を落下させたりして、軸受に対して大きな衝撃が加わると、回転体の回転軸を軸支する軸受部品が外れてしまうおそれがある。そのため、特許文献1では、回転軸方向に大きな衝撃が加わってローターが軸受側に移動した際に、軸部の一方は、ローター軸と穴石とを当接させることで、受石が外れるのを防止できるようにしている。
しかし、特許文献1において、軸部の他方には、ローター磁石やローター磁石の移動を規制する規制部品が組み込まれているので、軸部を直接穴石に当接させることが難しい。この場合、規制部品と軸受部品とを当接させることが好ましいが、各部品の制作に係る寸法公差や各部品の組み立てに係る組立公差によって、規制部品と軸受部品との隙間にばらつきが生じる。そのため、規制部品と軸受部品との隙間を適正な値に設定するのが困難であるといった問題があった。
本開示の時計は、両端にほぞを有する回転軸と、前記回転軸に固定され、かつ、前記回転軸を中心として回転する回転体と、前記回転軸に固定され、かつ、一方の前記ほぞと前記回転体との間に配置されて前記回転体の前記回転軸方向の移動を規制する規制部品と、を有する回転部品と、一方の前記ほぞを支持する軸受部品と、を備え、前記規制部品は、前記回転軸の軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に前記軸受部品に当接し、かつ、前記軸受部品側に突出する当接部を有し、前記当接部は、前記軸方向に沿った突出量を調整可能に構成されていることを特徴とする。
本開示の時計の製造方法は、軸受部品に支持されるほぞを有する回転軸に、回転体と、前記回転体の前記回転軸の軸方向の移動を規制する規制部品と、を固定させることと、前記ほぞの先端と前記規制部品の前記軸受部品に当接する当接部の先端との距離を基準にして、前記当接部が前記軸方向に沿って突出する突出量を調整することと、を備えることを特徴とする。
第1実施形態の時計を示す正面図。 第1実施形態のムーブメントの要部を示す平面図。 第1実施形態のムーブメントの要部を示す断面図。 第1実施形態のムーブメントの要部を示す拡大断面図。 第1実施形態のローターの要部を示す斜視図。 当接部を調整する前のローターを示す斜視図。 ローターの地板側の軸受を示す断面図である。 ローターの輪列受側の軸受を示す断面図である。 第2実施形態のムーブメントの要部を示す断面図。 第3実施形態のムーブメントの要部を示す断面図。
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態の時計1を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態の説明において、平面視とは、後述するローター81の回転軸82の軸方向から見た状態を意味する。また、断面視とは、後述するローター81の回転軸82の軸方向に垂直な方向から見た状態を意味する。
図1は時計1を示す正面図である。時計1は、ユーザーの手首に装着される電子制御式の腕時計として構成され、円筒状の外装ケース2を備え、外装ケース2の内周側に、文字板3が配置されている。
時計1は、外装ケース2内に収容された図2および図3に示すムーブメント10と、図1に示す時刻情報を指示する時針4A、分針4B、秒針4Cとを備えている。
文字板3には、カレンダー小窓3Aが設けられており、カレンダー小窓3Aから、日車6が視認可能となっている。また、文字板3の表面側には、時刻を指示するためのアワーマーク3Bが表示されている。なお、アワーマーク3Bは、本開示の時刻表示の一例である。
外装ケース2の側面には、りゅうず7が設けられている。りゅうず7は、時計1の中心に向かって押し込まれた0段位置から1段位置および2段位置に引き出されて移動することができる。
りゅうず7を0段位置で回転すると、ムーブメント10に設けた第1ぜんまい20および第2ぜんまい30を巻き上げることができる。時計1は、第1ぜんまいおよび第2ぜんまいをフルに巻き上げた場合に、約120時間の持続時間を確保できる。
りゅうず7を1段位置に引いて回転すると、日車6を移動して日付を合わせることができる。りゅうず7を2段位置に引くと秒針4Cが停止し、2段位置でりゅうず7を回転すると、時針4A、分針4Bが移動して時刻を合わせることができる。りゅうず7による日車6や時針4A、分針4Bの修正方法は、従来の機械時計と同様であるため説明を省略する。
[ムーブメント]
図2は、本実施形態のムーブメント10の要部を示す平面図であり、図3は、ムーブメント10の要部を示す断面図である。
図2および図3に示すように、ムーブメント10は、第1ぜんまい20が収納される第1香箱車21および第2ぜんまい30が収納される第2香箱車31を備える。時針4A、分針4B、秒針4Cは、ムーブメント10の第1ぜんまい20および第2ぜんまい30によって駆動される。なお、第1ぜんまい20および第2ぜんまい30は、本開示のぜんまいの一例である。
ムーブメント10は、文字板3の裏面側に配置される地板11と、輪列受14とを備えている。そして、地板11と輪列受14との間には、第1香箱車21と、第2香箱車31と、第1ぜんまい20および第2ぜんまい30を巻き上げる手動巻上機構40および自動巻上機構50とが配置されている。また、地板11と輪列受14との間には、第1ぜんまい20および第2ぜんまい30のトルクを伝達する表示輪列90と、表示輪列90を介して伝達されるトルクで駆動される発電機80とが配置されている。
[第1ぜんまいおよび第1香箱車]
第1ぜんまい20は、第1香箱車21に収納されている。第1香箱車21は、第1香箱22と、第1香箱真23を備えている。第1香箱真23には、第1香箱真23と一体に回転する第1角穴車24が取り付けられている。
[手動巻上機構]
手動巻上機構40は、りゅうず7が取り付けられた巻真41と、つづみ車42と、きち車43と、丸穴車44と、角穴第1伝え車45と、角穴第2伝え車46と、角穴第3伝え車47とを備える。角穴第3伝え車47は、第1角穴車24に噛み合っている。
このため、利用者がりゅうず7を0段位置で回転操作すると、巻真41およびつづみ車42が回転する。りゅうず7が0段位置の場合、つづみ車42はきち車43に噛み合っており、つづみ車42の回転は、きち車43から丸穴車44、角穴第1伝え車45、角穴第2伝え車46、角穴第3伝え車47に順次伝達される。このため、第1角穴車24および第1香箱真23が回転し、第1ぜんまいが巻き上げられる。
[自動巻上機構]
自動巻上機構50は、回転錘51と、偏心車53と、爪レバー54と、伝え車55とを備える。
偏心車53は、偏心歯車531および偏心軸部材532を備え、回転錘51に連動して正逆両方向に回動する。
爪レバー54は、偏心車53の偏心軸部材532の偏心軸部に対して回動自在に取り付けられている。
偏心車53が回転錘51に連動して回動すると、偏心車53に取り付けられた爪レバー54は、伝え車55に近づく方向および遠ざかる方向に進退運動し、伝え車55を一方向に回転する。
伝え車55は、第1角穴車24に噛み合う歯車を備え、爪レバー54の進退運動に連動して一方向に回転すると、第1角穴車24を回転する。第1角穴車24が回転すると、第1香箱真23が第1角穴車24と一体で回転し、第1ぜんまい20が巻き上げられる。
したがって、本実施形態の時計1は、りゅうず7を操作することによる手巻巻上げと、回転錘51を回動させることによる自動巻上げとの両方で、第1ぜんまい20を巻き上げることができる。
[第2ぜんまいおよび第2香箱車]
第2ぜんまい30は、第2香箱車31に収納されている。第2香箱車31は、第2香箱32を備えている。
第2ぜんまい30は、第1ぜんまい20によって巻き上げられる。すなわち、第1ぜんまい20が巻き上げられて第2ぜんまい30を巻上げ可能なトルクが蓄積されると、第1香箱車21の第1香箱22が回転する。第1香箱22は、香箱中間車27を介して第2角穴車34に噛み合っており、第1香箱22が回転すると、第2角穴車34および第2香箱真が回転し、第2ぜんまいが巻き上げられる。
したがって、本実施形態の時計1では、手動巻上機構40および自動巻上機構50のいずれによっても第1ぜんまい20および第2ぜんまい30を巻き上げることができる。なお、時計1としては、手動巻上機構40または自動巻上機構50の一方のみを設けてもよい。
[発電機]
発電機80は、ローター81およびコイルブロック88、89を備えて構成される。
コイルブロック88は、ステーター881にコイル882を巻回して構成され、コイルブロック89は、ステーター891にコイル892を巻回して構成されている。
本実施形態では、発電機80は、外部からのトルクでローター81が回転すると、コイルブロック88、89によって誘起電力を発生し、電気エネルギーを出力してIC等に供給できる。また、コイル882、892をショートさせることで、ローター81にブレーキを加えることができ、ブレーキ力を制御することで、ローター81の回転周期を一定に調速できる。
このように、本実施形態の時計1は、誘起電力を発生し電気エネルギーを出力する発電機80を備える。
図4は、本実施形態のムーブメント10の要部を示す拡大断面図であり、図5は、本実施形態のローター81を示す斜視図である。
図3~図5に示すように、ローター81は、回転軸82と、ローターかな83と、ローター磁石84と、ローター慣性板85と、規制部品86とを備えている。ローター磁石84、ローター慣性板85、規制部品86は、それぞれ回転軸82に取り付けられている。ローター慣性板85は、第2香箱32からの駆動トルク変動に対しローター81の回転数変動を少なくするための部品である。
なお、ローター81は本開示の回転部品の一例であり、ローター磁石84は本開示の回転体の一例である。
回転軸82の地板11側の端部には、第1ほぞ821が形成され、輪列受14側の端部には、第2ほぞ822が形成されている。回転軸82には、ぜんまいからのトルクが伝達されるローターかな83が一体に形成されている。また、回転軸82は、大径のフランジ823と、フランジ823から連続して形成された小径の軸部824とを備え、軸部824の先端に第1ほぞ821が設けられている。なお、軸部824の先端は、徐々に径が小さくなるテーパー状に形成され、第1ほぞ821に連続している。第1ほぞ821および軸部824の連続部分は曲面とされ、ローター81にラジアル方向の力が加わった場合でも第1ほぞ821が根元から折れることを防止できる。
回転軸82の輪列受14側の端面825は、第2ほぞ822よりも大径とされている。また、端面825に連続する第2ほぞ822の根元部分は曲面とされ、ローター81にラジアル方向の力が加わった場合でも第2ほぞ822が根元から折れることを防止できる。
ローター磁石84は、円柱状に形成され、中心に貫通穴841が形成されている。そして、ローター磁石84は、貫通穴841に軸部824が挿入され、フランジ823に当接する位置まで挿入されている。
規制部品86は、略円柱状に形成され、中心に貫通穴861が形成されている。そして、規制部品86は、貫通穴861に軸部824を圧入することで軸部824に固定されている。これにより、ローター磁石84は、フランジ823と、規制部品86とで挟持されて固定される。すなわち、規制部品86は、ローター磁石84の回転軸82の軸方向の移動を規制するように構成されている。
また、規制部品86の外周面において軸方向の中間部には、外周全周に渡って連続する凹部862が形成されている。このため、ローター磁石84に当接して固定する固定部863の直径は、凹部862に比べて大きくされている。
さらに、本実施形態では、規制部品86の第1ほぞ821側の端面864には、当接部865が形成されている。当接部865は、端面864の外周に沿って形成され、第1ほぞ821側に突出している。このため、当接部865は、円環状に形成されている。当接部865の直径は、固定部863よりも小さいが、凹部862に比べて大きくされている。
そして、本実施形態では、後述するように、当接部865は、規制部品86を回転軸82に圧入させた状態で、当接部865の先端と後述する穴石120との距離に応じて、当接部865の先端を圧縮できるように構成されている。これにより、本実施形態では、ローター81は、当接部865の先端と穴石120との距離を調整可能に構成されている。
[表示輪列]
次に、第1ぜんまい20および第2ぜんまい30からの機械的エネルギーによって時針4A、分針4B、秒針4Cを駆動する表示輪列90について説明する。
表示輪列90は、図示略の二番車、三番車93、四番車94、五番車95、六番車96を備えている。第2香箱32の回転は、二番車へ伝達された後、三番車93、四番車94、五番車95、六番車96と順次増速され、ローター81へと伝達される。したがって、ローター81は、第1ぜんまい20、第2ぜんまい30から伝達されるトルクで回転する。
二番車には、図示略の筒かなを介して分針4Bが固定され、四番車94には、秒針軸941を介して秒針4Cが固定されている。また、筒かなには図示略の筒車が接続され、当該筒車に時針4Aが固定されている。
以上の時計1では、発電機80からの交流出力は、昇圧整流、全波整流、半波整流、トランジスター整流等からなる整流回路を通して昇圧、整流されて平滑用コンデンサーに充電され、このコンデンサーからの電力で発電機80の回転周期を制御する図示しない回転制御装置を作動させている。なお、回転制御装置としては、発振回路、分周回路、回転検出回路、回転数比較回路、電磁ブレーキ制御手段等を含む集積回路によって構成され、発振回路には水晶振動子が用いられる。
[ローターの軸受]
ローター81を軸支する軸受は、地板11に取り付けられた第1軸受100と、輪列受14に取り付けられた第2軸受200とを備えている。
[第1軸受]
第1軸受100は、地板11に固定された枠体110と、枠体110に固定された穴石120と、枠体110内に配置された受石130と、受石130を押さえる押さえバネ140とを備える。なお、第1軸受100は、本開示の軸受部品の一例である。
枠体110は、円盤状の保持部111と、保持部111の外周に連続するリング状の位置決め部112とを備える。保持部111の中心には貫通孔113が形成され、保持部111の時計表面側には、貫通孔113に連続する凹部114が形成されている。
凹部114は、貫通孔113の時計表面側の端部から軸部824の軸方向に直交する方向に形成された受け面部114Aと、受け面部114Aの外周から前記軸方向に形成されたガイド面部114Bとで構成されている。ガイド面部114Bは円周状に形成され、凹部114の開口面積は貫通孔113よりも大きくされている。
保持部111の時計表面側の開口の直径は、ガイド面部114Bよりも大きくされ、この開口から斜め外側に向かう溝116が形成されている。
穴石120は、例えばルビーなどで形成されており、平面視略中央に貫通孔121が形成された略円盤状の部品である。貫通孔121には、回転軸82の第1ほぞ821が挿通されている。穴石120は、枠体110の貫通孔113に圧入固定され、回転軸82の第1ほぞ821を回転自在に軸支する。
穴石120において、規制部品86に対向する底面122は、回転軸82の軸方向から見た平面視で中心部分が球面状の凹部122Aとされ、凹部122Aの周囲は平坦面122Bとされている。貫通孔121は、前記平面視で凹部122Aの中心位置に形成されている。
受石130は、例えばルビーなどで形成された略円盤状の部品であり、平坦な底面131と、湾曲した表面132と、底面131および表面132間に設けられた外周面133とを備えている。受石130は、凹部114に配置され、底面122は第1ほぞ821の先端に対向している。なお、受石130の外周面133の直径は、貫通孔113より大きく、ガイド面部114Bよりも小さくされ、凹部114において、ガイド面部114Bに沿って回転軸82の軸方向に移動可能に配置されている。
押さえバネ140は、例えば金属で形成された板バネ部材で構成され、外周端部が枠体110の溝116に保持され、内周端部が受石130の表面132に当接され、受石130を回転軸82側に付勢している。このため、受石130は、通常状態では、押さえバネ140によって付勢されて、底面131が受け面部114Aに当接されて位置決めされている。
ここで、図4に示すように、規制部品86の当接部865の先端部と、穴石120との隙間の寸法をA、ガイド面部114Bの高さ寸法つまり受石130と枠体110との係合量をB、第1ほぞ821の先端と受石130の隙間の寸法をCとしたときに、B>A-Cとされている。
例えば、A=0.07±0.025(mm)、B=0.11±0.01(mm)、C=0.025±0.015(mm)である場合、Amax=0.095mm、Bmin=0.10mm、Cmin=0.01mmである。この際、本実施形態では、当接部865は、穴石120側に突出する突出量を調整可能に構成されているので、B>A-Cを確実に満たすことができる。
図3に示すように、第2軸受200は、枠体210と、穴石220と、受石230と、押さえバネ240とを備える。
枠体210は、枠体110の保持部111と同様の構成を備え、輪列受14に固定されている。
穴石220、受石230、押さえバネ240は、穴石120、受石130、押さえバネ140と同じ部品であるため、説明を省略する。
[時計の製造方法]
次に、時計1の製造方法、特に、ローター81の組み込み方法について説明する。
図6は、当接部865を調整する前のローター81を示す斜視図である。
図6に示すように、先ず、ローター磁石84の貫通穴841に回転軸82の軸部824を挿入し、フランジ823にローター磁石84を当接させる。次に、規制部品86の貫通穴861に回転軸82の軸部824を圧入する。これにより、フランジ823と規制部品86とによりローター磁石84を挟持して固定する。
次に、この状態で、規制部品86の当接部865の先端を圧縮させる。この際、回転軸82の軸方向に沿った方向における第1ほぞ821の先端と当接部865の先端との距離を基準にして、当接部865の圧縮量を調整する。すなわち、本実施形態では、回転軸82の軸方向に沿った方向における第1ほぞ821の先端と当接部865の先端との距離を基準にして、当接部865の突出量を調整する。当接部865の軸方向の寸法は、突出量を調整できるように、予め若干大きく設計されている。そして、規制部品86を回転軸82に固定した後で、第1ほぞ821の先端と当接部865の先端との軸方向の距離が予め定められた所定の距離となるように加工する。例えば、当接部865の軸方向の寸法が小さくなるようにハンドプレス機などで加工する。なお、規制部品86を回転軸82に固定した際、第1ほぞ821の先端と当接部865の先端との軸方向の距離が所定の距離と予め一致していれば、規制部品86の当接部865の先端を圧縮する必要はない。これにより、回転軸82、ローター磁石84、および、規制部品86の制作に係る寸法公差や、回転軸82、ローター磁石84、および、規制部品86の組み立てに係る組立公差に関わらず、回転軸82の軸方向に沿った方向における第1ほぞ821と当接部865との距離を略一定にすることができる。そのため、ローター81の第1ほぞ821を第1軸受100に軸支させた際の、当接部865と穴石120との隙間の寸法を適正な値にすることができる。すなわち、前述したB>A-Cを必ず満たすことができる。
[衝撃時の動作]
次に、時計1を落下させた場合等、時計1に衝撃が加わった場合の動作について説明する。
時計1に衝撃が加わり、ローター81が地板11側に移動すると、図7に示すように、第1ほぞ821の先端が受石130に当接して受石130を付勢する。このため、押さえバネ140で付勢されている受石130は、第1ほぞ821で押されて時計表面側に移動する。ローター81がさらに地板11側に移動し、規制部品86の当接部865が穴石120の平坦面122Bに当接すると、ローター81はそれ以上移動しない。
この際、本実施形態では、前述したように、ローター81を組み立てた状態で、当接部865の圧縮量を調整するので、当接部865と穴石120との隙間の寸法を適正な値にすることができる。そのため、受石130が枠体110の凹部114から外れる前に、規制部品86の当接部865の先端を穴石120に確実に当接させることができる。したがって、時計1に衝撃が加わっても、受石130が凹部114から外れる位置まで移動することを確実に防止できる。
一方、衝撃によってローター81に加わった力が解除されると、押さえバネ140による付勢力で受石130および第1ほぞ821が輪列受14側に移動し、ローター81は元の位置に戻る。
また、時計1に衝撃が加わり、ローター81が輪列受14側に移動すると、図8に示すように、第2ほぞ822の先端が受石230に当接して受石230を付勢する。このため、押さえバネ240で付勢されている受石230は、押さえバネ240の付勢力に抗して、第2ほぞ822で押されて裏蓋8側に移動する。ローター81がさらに裏蓋8側に移動すると、第2ストッパーである端面825が穴石220の凹部222Aに当接し、ローター81はそれ以上移動しない。したがって、受石230が枠体210の凹部214から外れる位置まで移動することを防止できる。
そして、衝撃によってローター81に加わった力が解除されると、押さえバネ240による付勢力で受石230および第2ほぞ822が地板11側に移動し、ローター81は元の位置に戻る。
なお、第1軸受100および第2軸受200を地板11、輪列受14に固定する固定力は、ローター81が穴石120、220に衝突した場合に穴石120、220を介して枠体110、210に加わる衝撃力を受けることができる固定力とされている。同様に、穴石120、220を枠体110、210に固定した際の固定力も、ローター81が穴石120、220に衝突した場合に穴石120、220に加わる衝撃力を受けることができる固定力とされている。
[第1実施形態の作用効果]
このような本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、回転軸82に固定された規制部品86は、第1軸受100側に突出する当接部865を有する。そして、当接部865は、回転軸82の軸方向に沿った第1軸受100との距離を調整可能に構成されている。これにより、回転軸82、ローター磁石84、および、規制部品86の寸法公差や、回転軸82、ローター磁石84、および、規制部品86の組み立てに係る組立公差に関わらず、規制部品86の当接部865と第1軸受100の穴石120との距離を略一定にすることができる。そのため、規制部品86と穴石120との隙間を適正な値に設定することができ、ローター81が第1軸受100側に移動した際に受石130が凹部114から外れる位置まで移動することを確実に防止できる。
本実施形態では、当接部865と穴石120との隙間をA、枠体110と受石130との係合量をB、第1ほぞ821の先端と受石130との隙間をCとしたときに、B>A-Cとなるように構成されている。
これにより、規制部品86が穴石120に当接した場合に、受石130が枠体110から外れることを確実に防止できる。
本実施形態では、当接部865が円環状に設けられているので、当接部865の先端を圧縮することで、当接部865と穴石120との距離を容易に調整できる。
本実施形態では、当接部865は、規制部品86の外周に沿って設けられるので、当接部865の外径を大きくでき、穴石120に対して広い面積で当てることができる。このため、当接部865において、単位面積当たりの荷重を小さくでき、衝撃時の変形を抑制できる。さらに、本実施形態では、規制部品86には凹部862が形成されているので、規制部品86の重量を削減することができる。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態の時計について、図9を参照して説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略または簡略する。
図9は、第2実施形態の時計のムーブメント10Aの要部を示す断面図である。
図9に示すように、第2実施形態のムーブメント10Aは、前述した第1実施形態のムーブメント10と同様に、文字板3の裏面側に配置される地板11と、輪列受14とを備えている。
さらに、ムーブメント10Aは、ローター81と、ステーター881、891と、コイル882、892と、第1軸受100Aと、第2軸受200とを有している。
[第1軸受]
本実施形態では、第1軸受100Aは、地板11に固定された枠体110Aと、枠体110Aに固定された穴石120と、枠体110A内に配置された受石130と、受石130を押さえる押さえバネ140とを備える。
枠体110Aは、円盤状の保持部111Aと、保持部111Aの外周に連続するリング状の位置決め部112Aとを備える。さらに、本実施形態では、枠体110Aは、穴石120の一部を覆い、かつ、規制部品86と対向して配置される覆蓋部117Aを有する。
覆蓋部117Aは、貫通孔113の開口に沿って略円環状に形成され、保持部111Aから規制部品86側に突出して設けられている。そして、本実施形態では、覆蓋部117Aは、規制部品86と対向する平坦面118Aを有している。
これにより、時計に衝撃が加わり、ローター81が地板11側に移動すると、規制部品86の当接部865が覆蓋部117Aの平坦面118Aに当接するように構成されている。そのため、ローター81はそれ以上移動しないので、受石130が枠体110Aから外れてしまうことを防止できる。さらに、規制部品86の当接部865と当接する覆蓋部117Aが規制部品86側に突出しているので、規制部品86の高さ方向の寸法を小さくすることができる。そのため、規制部品86を小型化することができる。
[第2実施形態の作用効果]
このような本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、枠体110Aは、穴石120の一部を覆い、かつ、規制部品86と対向して配置される覆蓋部117Aを有する。そして、規制部品86は、回転軸82の軸方向に沿ってローター81が第1軸受100A側に移動した際に、当接部865が覆蓋部117Aと当接するように構成されている。そのため、回転軸82方向に沿ってローター81が第1軸受100A側に移動した際に、当接部865と覆蓋部117Aとをより確実に当接させることができる。さらに、覆蓋部117Aが規制部品86側に突出するので、規制部品86を小型化することができる。
[第3実施形態]
次に、本開示の第3実施形態の時計について、図10を参照して説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略または簡略する。
本実施形態の時計は、テンプ400を有する機械式時計として構成されている。
図10に示すように、第3実施形態のムーブメント10Bは、文字板の裏面側に配置される地板11Bと、地板11Bに固定される軸受部品300と、当該軸受部品に軸支されるテンプ400とを有する。
[軸受部品]
軸受部品300は、地板11Bに固定された枠体310と、枠体310に固定された穴石320と、枠体310内に配置された受石330とを備える。
枠体310は、円盤状の保持部311と、穴石320の一部を覆い、かつ、後述するテンプ400の振り座430と対向して配置される覆蓋部317とを有する。
覆蓋部317は、略円環状に形成され、保持部311から振り座430側に突出して設けられている。そして、本実施形態では、覆蓋部317は、振り座430に対向する平坦面318を有している。
[テンプ]
テンプ400は、本実施形態の機械式の時計の調速機を構成する時計部品であり、テン真410と、テン輪420と、ヒゲ玉440と、ヒゲ持450とを有して構成される。
テン真410は、地板11B側の端部に第1ほぞ411が形成され、反対側の端部に第2ほぞ412が形成されている。そして、テン真410は、第1ほぞ411が軸受部品300に軸支されている。
テン真410には、テン輪420、振り座430、ヒゲ玉440が固定され、これらが一体で回転するように構成されている。そして、ヒゲゼンマイ70の内端部がヒゲ玉440に固定され、外端部がヒゲ持450に固定されている。なお、テン真410は、本開示の回転軸の一例である。
そして、このようなテンプ400では、テン輪420がテン真410を軸として回転すると、これに伴いヒゲ玉440も回転するので、テン輪420には、ヒゲゼンマイ70の付勢力が作用し、この付勢力とテン輪420の慣性力とがつり合うと、テン輪420の回転が停止し、ヒゲゼンマイ70の付勢力により、テン輪420は逆方向に回転する。すなわち、テン輪420は、テン真410を軸として揺動を繰り返す。
なお、テン輪420は本開示のテン真410を軸として回転する回転体の一例である。また、回転には、軸を中心に一方向に回転することの他、軸を中心に一方向および逆方向に回転することや、揺動することを含む。
ここで、本実施形態では、テン輪420は、振り座430とヒゲ玉440とに挟持されて固定されている。すなわち、振り座430は、テン真410の軸方向に沿ったテン輪420の移動を規制するように構成されている。なお、振り座430は、本開示の規制部品の一例である。
また、振り座430は、略円柱状に形成され、第1ほぞ411側の端面に当接部431が形成されている。当接部431は軸受部品300側に突出して設けられている。
そして、当接部431は、振り座430をテン真410に固定させた状態で、当接部431の先端と、テン真410のほぞの先端との距離に応じて、当接部431の先端を圧縮することで当接部431の軸方向の寸法を小さくできるように構成されている。これにより、本実施形態では、テンプ400は、当接部431の先端と、覆蓋部317の平坦面318との距離を適切な値に調整可能に構成されている。
そのため、本実施形態では、時計に衝撃が加わり、テンプ400が地板11B側に移動した場合に、受石330が枠体310から外れる前に、振り座430の当接部431の先端を、覆蓋部317の平坦面318に確実に当接させることができる。したがって、時計に衝撃が加わっても、受石330が枠体310から外れる位置まで移動することを確実に防止できる。
[第3実施形態の作用効果]
このような本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、枠体310は、穴石320を覆い、かつ、振り座430と対向して配置される覆蓋部317を有する。そして、振り座430は、テン真410の軸方向に沿ってテンプ400が軸受部品300側に移動した際に、当接部431が覆蓋部317と当接するように構成されている。そのため、テン真410の軸方向に沿ってテンプ400が軸受部品300側に移動した際に、当接部431と覆蓋部317とをより確実に当接させることができ、受石330が枠体310から外れてしまうことを防止できる。
[変形例]
なお、本開示は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。
前記第1、2実施形態では、時計1は、第1ぜんまい20および第2ぜんまい30の2つのぜんまいを備えて構成されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、1つのぜんまいのみを備えて構成されていてもよい。
前記各実施形態では、当接部865、431は、先端を圧縮することで突出量を調整可能に構成されていたが、これに限定されない。例えば、当接部は、先端部を折り曲げることで突出量を調整可能に構成されていてもよく、あるいは、中間部分を屈曲させることで突出量を調整可能に構成されていてもよい。
前記各実施形態では、第1軸受100、100Aおよび軸受部品300は、枠体110、110A、310と、穴石120、320と、受石130、330をと備える軸受部品として構成されていたが、これに限定されない。例えば、軸受部品は、耐震軸受として構成されていてもよい。
前記第2、3実施形態では、枠体110A、310の覆蓋部117A、317に当接部865、431が当接するように構成されていたが、これに限定されない。例えば、枠体の保持部の平坦面に当接部が当接するように構成されていてもよい。
前記第1、2実施形態では、当接部865は、規制部品86の外周に沿って円環状に形成されていたが、これに限定されない。例えば、当接部は、複数の板状部材により構成されていてもよい。
[本開示のまとめ]
本開示の時計は、両端にほぞを有する回転軸と、前記回転軸に固定され、かつ、前記回転軸を中心として回転する回転体と、前記回転軸に固定され、かつ、一方の前記ほぞと前記回転体との間に配置されて前記回転体の前記回転軸方向の移動を規制する規制部品と、を有する回転部品と、一方の前記ほぞを支持する軸受部品と、を備え、前記規制部品は、前記回転軸の軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に前記軸受部品に当接し、かつ、前記軸受部品側に突出する当接部を有し、前記当接部は、前記軸方向に沿った突出量を調整可能に構成されていることを特徴とする。
本開示では、回転軸に固定された規制部品は、軸受部品側に突出する当接部を有する。そして、当接部は、回転軸の軸方向に沿った突出量を調整可能に構成されている。これにより、回転軸、回転体、および、規制部品の寸法公差や、回転軸、回転体、および、規制部品の組み立てに係る組立公差に関わらず、規制部品の当接部と軸受部品との距離を略一定にすることができる。そのため、規制部品と軸受部品との隙間を適正な値に設定することができ、回転部品が軸受部品側に移動した際に、軸受部品が損傷してしまうことをより確実に抑制できる。
本開示の時計において、前記回転部品は、ぜんまいからのトルクで回転するローターであり、前記軸受部品は、地板に固定される枠体と、前記枠体に固定され前記回転軸の一方の前記ほぞが挿通される穴石と、前記枠体の内側に配置される受石と、前記受石を押さえる押さえバネとを有し、前記規制部品は、前記軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に、前記当接部が前記穴石と当接するように構成されていてもよい。
これにより、ぜんまいからのトルクで回転するローターを有する例えば電子制御式の時計において、回転軸の軸方向に沿ってローターが軸受部品側に移動した際に、当接部と穴石とをより確実に当接させることができる。そのため、受石が枠体から外れてしまうことを防止できる。
本開示の時計において、前記回転部品は、ぜんまいからのトルクで回転するローターであり、前記軸受部品は、地板に固定される枠体と、前記枠体に固定され前記回転軸の一方の前記ほぞが挿通される穴石と、前記枠体の内側に配置された受石と、前記受石を押さえる押さえバネとを有し、前記枠体は、前記穴石の一部を覆い、かつ、前記規制部品と対向して配置される覆蓋部を有し、前記規制部品は、前記軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に、前記当接部が前記覆蓋部と当接するように構成されていてもよい。
これにより、ぜんまいからのトルクで回転するローターを有する例えば電子制御式の時計において、回転軸の軸方向に沿ってローターが軸受部品側に移動した際に、当接部と覆蓋部とをより確実に当接させることができる。そのため、受石が枠体から外れてしまうことを防止できる。さらに、当接部と当接するよう構成されている覆蓋部が穴石の一部を覆うように配置されているので、穴石よりも規制部品側に覆蓋部を配置することができる。そのため、ローターの規制部品を小さくすることができる。
本開示の時計において、前記当接部と前記穴石との隙間をA、前記枠体と前記受石との係合量をB、前記ほぞの先端と前記受石との隙間をCとしたときに、B>A-Cであってもよい。
これにより、規制部が穴石または覆蓋に当接した場合に、受石が枠体から外れることを確実に防止できる。
本開示の時計において、前記回転部品は、前記回転軸を構成するテン真と、前記テン真に固定され前記回転体を構成するテン輪と、前記規制部品を構成する振り座とを有するテンプであり、前記振り座は、前記軸受部品側に突出する前記当接部を有していてもよい。
これにより、テンプを有する例えば機械式の時計において、回転軸の軸方向に沿ってテンプが軸受部品側に移動した際に、当接部と軸受部品とをより確実に当接させることができる。
本開示の時計において、前記当接部は、円環状に設けられていてもよい。
これにより、当接部が円環状に設けられているので、当該当接部の先端側を例えば圧縮することで、当接部と軸受部品との距離を容易に調整できる。
本開示の時計において、前記当接部は、前記規制部品の外周に沿って設けられていてもよい。
これにより、当接部の径を大きくでき、軸受部品に対して広い面積で当てることができる。このため、当接部において、単位面積当たりの荷重を小さくでき、衝撃時の変形を抑制できる。
本開示の時計の製造方法は、軸受部品に支持されるほぞを有する回転軸に、回転体と、前記回転体の前記回転軸の軸方向の移動を規制する規制部品と、を固定させることと、前記ほぞの先端と前記規制部品の前記軸受部品に当接する当接部の先端との距離を基準にして、前記当接部が前記軸方向に沿って突出する突出量を調整することと、を備える。これにより、回転軸、回転体、および、規制部品の制作に係る寸法公差や、回転軸、回転体、および、規制部品の組み立てに係る組立公差に関わらず、規制部品の当接部と軸受部品との距離を略一定にすることができる。そのため、規制部品と軸受部品との隙間を適正な値に設定することができ、回転部品が軸受部品側に移動した際に軸受部品が損傷してしまうことをより確実に抑制できる時計を製造することができる。
1…時計、2…外装ケース、3…文字板、3A…カレンダー小窓、3B…アワーマーク、4A…時針、4B…分針、4C…秒針、6…日車、7…りゅうず、10,10A,10B…ムーブメント、11,11B…地板、14…輪列受、20…第1ぜんまい、21…第1香箱車、22…第1香箱、23…第1香箱真、24…第1角穴車、27…香箱中間車、30…第2ぜんまい、31…第2香箱車、32…第2香箱、34…第2角穴車、40…手動巻上機構、50…自動巻上機構、51…回転錘、53…偏心車、54…爪レバー、80…発電機、81…ローター(回転部品)、82…回転軸、823…フランジ、824…軸部、825…端面、83…ローターかな、84…ローター磁石(回転体)、841…貫通穴、85…ローター慣性板、86…規制部品、861…貫通穴、862…凹部、863…固定部、864…端面、865…当接部、88…コイルブロック、881…ステーター、882…コイル、89…コイルブロック、891…ステーター、892…コイル、90…表示輪列、93…三番車、94…四番車、95…五番車、96…六番車、97…筒車、100,100A…第1軸受(軸受部品)、110,110A…枠体、111,111A…保持部、112,112A…位置決め部、113…貫通孔、114…凹部、114A…受け面部、114B…ガイド面部、116…溝、120…穴石、121…貫通孔、122…底面、122A…凹部、122B…平坦面、130…受石、131…底面、132…表面、133…外周面、140…押さえバネ、200…第2軸受、210…枠体、214…凹部、220…穴石、222A…凹部、222B…平坦面、230…受石、240…押さえバネ、300…軸受部品、310…枠体、311…保持部、317…覆蓋部、318…平坦面、320…穴石、330…受石、400…テンプ(回転部品)、410…テン真、411…第1ほぞ、412…第2ほぞ、420…テン輪(回転体)、430…振り座(規制部品)、431…当接部。

Claims (9)

  1. 両端にほぞを有する回転軸と、前記回転軸に固定され、かつ、前記回転軸を中心として回転する回転体と、前記回転軸に固定され、かつ、一方の前記ほぞと前記回転体との間に配置されて前記回転体の前記回転軸方向の移動を規制する規制部品と、を有する回転部品と、
    一方の前記ほぞを支持する軸受部品と、を備え、
    前記規制部品は、前記回転軸の軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に前記軸受部品に当接し、かつ、前記軸受部品側に突出する当接部を有し、
    前記当接部は、円環状とされ、かつ、前記規制部品を前記回転軸に固定させた状態で、前記当接部の先端と前記軸受部品との距離に応じて前記当接部の先端を圧縮することで、前記軸方向に沿った突出量を調整可能に構成されている
    ことを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計において、
    前記回転部品は、ぜんまいからのトルクで回転するローターであり、
    前記軸受部品は、地板に固定される枠体と、前記枠体に固定され前記回転軸の一方の前記ほぞが挿通される穴石と、前記枠体の内側に配置される受石と、前記受石を押さえる押さえバネとを有し、
    前記規制部品は、前記軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に、前記当接部が前記穴石と当接するように構成される
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項1に記載の時計において、
    前記回転部品は、ぜんまいからのトルクで回転するローターであり、
    前記軸受部品は、地板に固定される枠体と、前記枠体に固定され前記回転軸の一方の前記ほぞが挿通される穴石と、前記枠体の内側に配置された受石と、前記受石を押さえる押さえバネとを有し、
    前記枠体は、前記穴石の一部を覆い、かつ、前記規制部品と対向して配置される覆蓋部を有し、
    前記規制部品は、前記軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に、前記当接部が前記覆蓋部と当接するように構成される
    ことを特徴とする時計。
  4. 請求項2または請求項3に記載の時計において、
    前記当接部と前記穴石との隙間をA、
    前記枠体と前記受石との係合量をB、
    前記ほぞの先端と前記受石との隙間をCとしたときに、
    B>A-Cである
    ことを特徴とする時計。
  5. 請求項1に記載の時計において、
    前記回転部品は、前記回転軸を構成するテン真と、前記テン真に固定され前記回転体を構成するテン輪と、前記規制部品を構成する振り座とを有するテンプであり、
    前記振り座は、前記軸受部品側に突出する前記当接部を有する
    ことを特徴とする時計。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の時計において、
    前記当接部は、前記規制部品の外周に沿って設けられている
    ことを特徴とする時計。
  7. 両端にほぞを有する回転軸と、前記回転軸に固定され、かつ、前記回転軸を中心として回転する回転体と、前記回転軸に固定され、かつ、一方の前記ほぞと前記回転体との間に配置されて前記回転体の前記回転軸方向の移動を規制する規制部品と、を有する回転部品と、
    一方の前記ほぞを支持する軸受部品と、を備え、
    前記規制部品は、前記回転軸の軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に前記軸受部品に当接し、かつ、前記軸受部品側に突出する当接部を有し、
    前記当接部は、前記軸方向に沿った突出量を調整可能に構成されており、
    前記回転部品は、ぜんまいからのトルクで回転するローターであり、
    前記軸受部品は、地板に固定される枠体と、前記枠体に固定され前記回転軸の一方の前記ほぞが挿通される穴石と、前記枠体の内側に配置される受石と、前記受石を押さえる押さえバネとを有し、
    前記規制部品は、前記軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に、前記当接部が前記穴石と当接するように構成され、
    前記当接部と前記穴石との隙間をA、
    前記枠体と前記受石との係合量をB、
    前記ほぞの先端と前記受石との隙間をCとしたときに、
    B>A-Cである
    ことを特徴とする時計。
  8. 両端にほぞを有する回転軸と、前記回転軸に固定され、かつ、前記回転軸を中心として回転する回転体と、前記回転軸に固定され、かつ、一方の前記ほぞと前記回転体との間に配置されて前記回転体の前記回転軸方向の移動を規制する規制部品と、を有する回転部品と、
    一方の前記ほぞを支持する軸受部品と、を備え、
    前記規制部品は、前記回転軸の軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に前記軸受部品に当接し、かつ、前記軸受部品側に突出する当接部を有し、
    前記当接部は、前記軸方向に沿った突出量を調整可能に構成されており、
    前記回転部品は、ぜんまいからのトルクで回転するローターであり、
    前記軸受部品は、地板に固定される枠体と、前記枠体に固定され前記回転軸の一方の前記ほぞが挿通される穴石と、前記枠体の内側に配置された受石と、前記受石を押さえる押さえバネとを有し、
    前記枠体は、前記穴石の一部を覆い、かつ、前記規制部品と対向して配置される覆蓋部を有し、
    前記規制部品は、前記軸方向に沿って前記回転部品が前記軸受部品側に移動した際に、前記当接部が前記覆蓋部と当接するように構成され、
    前記当接部と前記穴石との隙間をA、
    前記枠体と前記受石との係合量をB、
    前記ほぞの先端と前記受石との隙間をCとしたときに、
    B>A-Cである
    ことを特徴とする時計。
  9. 軸受部品に支持されるほぞを有する回転軸に、回転体と、前記回転体の前記回転軸の軸方向の移動を規制する規制部品と、を固定させることと、
    前記ほぞの先端と前記規制部品の前記軸受部品に当接し、かつ、円環状とされた当接部の先端との距離を基準にして、前記当接部の先端を圧縮することで、前記当接部が前記軸方向に沿って突出する突出量を調整することと、を備える
    ことを特徴とする時計の製造方法。
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