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JP7777589B2 - ジヒドロイソキノリニル誘導体 - Google Patents

ジヒドロイソキノリニル誘導体

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JP7777589B2
JP7777589B2 JP2023536108A JP2023536108A JP7777589B2 JP 7777589 B2 JP7777589 B2 JP 7777589B2 JP 2023536108 A JP2023536108 A JP 2023536108A JP 2023536108 A JP2023536108 A JP 2023536108A JP 7777589 B2 JP7777589 B2 JP 7777589B2
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Description

本発明は、ジヒドロイソキノリニル誘導体及び治療におけるそれらの使用に関する。とくに、本発明は、薬理学的に活性な縮合ジヒドロイソキノリニル誘導体及びその類似体に関する。より詳細には、本発明は、置換3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル誘導体及びその類似体に関する。
本発明による化合物は、D1陽性アロステリック調節因子であり、そのためD1受容体が関与している疾患の治療のための医薬品として有用である。
モノアミンドーパミンは、GPCRの2つのファミリーを介して作用し、運動機能、報酬機構、認知プロセス及び他の生理学的機能を調節する。具体的には、ドーパミンは、主にGs Gタンパク質に結合し、それによってcAMP産生を刺激する受容体であるドーパミンD1及びD5を含むD1様受容体、並びにGi/qGタンパク質に結合し、cAMP産生を減弱させる受容体であるD2、D3及びD4を含むD2様受容体を介してニューロンに作用している。これらの受容体は、異なる脳領域で広く発現される。とくに、D1受容体は、多数の生理学的機能及び行動プロセスに関与している。D1受容体は、例えば、シナプス可塑性、認知機能及び目標指向性運動機能に関与しているが、報酬プロセスにも関与している。生理学的/神経学的プロセスにおける関わりのため、D1受容体は、統合失調症における認知症状及び陰性症状、神経弛緩療法に関連する認知障害、軽度認知障害(MCI)、衝動性、注意欠陥多動性障害(ADHD)、パーキンソン病及び他の運動障害、ジストニア、パーキンソン認知症、ハンチントン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、薬物嗜癖、睡眠障害、アパシー、外傷性脊髄損傷又は神経障害性疼痛を含む様々な障害に関与している。
D1受容体を標的とする、経口的に生物学的に利用可能な小分子を開発することは困難であることは周知の事実である。これまでに開発されたD1アゴニストは、一般にカテコール部分を特徴とするため、その臨床的使用は侵襲的治療に限定されてきた。十分な選択性を達成することも、ドーパミン受容体サブタイプ間(例えば、ドーパミンD1及びD5)のリガンド結合部位における高度の相同性のために困難であった。また、D1アゴニストは、ジスキネジア及び血圧低下を非限定的な例とする潜在的に制限的な副作用に関連している。
したがって、D1受容体を調節することができる新しい薬剤のデザインに対する要請がある。
受容体機構を理解するためのツールとして、及び潜在的な治療薬としての両方で、GPCRのアロステリック調節因子の同定に大きな関心が寄せられている。GPCRは、細胞表面受容体の最大ファミリーを表し、多数の市販薬は、これらの受容体によって媒介されるシグナル伝達経路を直接活性化又は遮断する。しかしながら、いくつかのGPCR(例えばペプチド受容体)では、サブタイプ間(例えば、ドーパミンD1及びD5又はD2及びD3)のリガンド結合部位における高度の相同性のために、小分子を開発すること、又は十分な選択性を達成することは困難であることが判明している。したがって、多くの薬物研究は、オルソステリック天然アゴニストとは異なる部位を標的とする小分子の同定に移行している。これらの部位に結合するリガンドは、GPCRのコンフォメーション変化を誘導し、それによって受容体機能をアロステリックに調節する。アロステリックリガンドは、親和性及び/又は有効性に影響を及ぼすことによって、内因性リガンドの効果を増強(陽性アロステリック調節因子、PAM)又は減弱(陰性アロステリック調節因子、NAM)する能力を含む多様な範囲の活性を有する。サブタイプ選択性と同様に、アロステリック調節因子は、直接的な効果又は固有の有効性の欠如、放出された場合及び放出されたときにおける天然の伝達物質の効果のみの増強、アゴニストへの常時曝露から生じる脱感作を誘導する傾向の減少、並びに標的関連副作用を誘導する傾向の減少、などの創薬の観点から他の潜在的な利点を示す可能性がある。
本発明による化合物は、アロステリック機構を介してD1受容体に対するD1アゴニスト又は内因性リガンドの効果を増強するところ、それゆえに、D1陽性アロステリック調節因子(D1 PAM)である。
D1 PAMである本発明による化合物は、D1受容体が関与する疾患及び障害の治療及び/又は予防において有益である。かかる疾患には、統合失調症における認知症状及び陰性症状、神経弛緩療法に関連する認知障害、軽度認知障害(MCI)、衝動性、注意欠陥多動性障害(ADHD)、パーキンソン病及び他の運動障害、ジストニア、パーキンソン認知症、ハンチントン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、薬物嗜癖、睡眠障害、アパシー、外傷性脊髄損傷又は神経障害性疼痛が含まれる。
国際特許出願のWO2017/178377は、D1陽性アロステリック調節因子として有用な特定の置換3,4-ジヒドロイソキノル-2(1H)-イル誘導体及びその類似体を開示している。
国際特許出願のWO2019/204418は、D1陽性アロステリック調節因子であり、パーキンソン病、アルツハイマー病、統合失調症、及び注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療に有用である可能性がある特定のピラゾ-テトラヒドロイソキノリン誘導体を開示している。
しかしながら、選択的D1アゴニストを含む治療に従来関連する副作用、例えば血圧低下又はジスキネジアを低減しながら、有利な薬物動態学的及び薬力学的特性を組み合わせた強力なD1陽性アロステリック調節因子を開発する必要性は、依然として存在する。
本発明により、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩が提供される。

ただし、R及びRは、独立して、水素又はC1-6アルキルを表す。
本明細書で用いられる「C1-6アルキル」という用語は、直鎖状又は分岐鎖状であってもよく、鎖に1~6個の炭素原子を含んでもよい脂肪族炭化水素基を指す。本発明で使用される化合物に存在してもよい好適なアルキル基には、直鎖状及び分岐鎖状C1-4アルキル基が含まれる。例示的なC1-6アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル及びブチルが挙げられる。
式(I)及び以下に示される式は、とくに明記又は示されない限り、全ての個々の立体異性体及びそれらの全ての可能な混合物を表すことが意図される。
式(I)の化合物の立体異性体には、2種類以上の異性を示す化合物を含む、式(I)の化合物のシス及びトランス異性体、R及びSエナンチオマーなどの光学異性体、ジアステレオマー、幾何異性体、回転異性体、アトロプ異性体、並びに配座異性体、並びにそれらの混合物(例えば、ラセミ体及びジアステレオマー対)が含まれる。
式(I)の化合物は、不斉炭素原子を含む。式(I)の化合物の炭素-炭素結合は、本明細書では実線(

)、実線くさび(

)又は点線くさび(

)を用いて示される。不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用は、その炭素原子における全ての可能な立体異性体(例えば、特定のエナンチオマー、ラセミ混合物など)が含まれることを示すことを意味する。不斉炭素原子への結合を示すための実線又は点線のくさびの使用は、示されている立体異性体のみが含まれることを意味することを示すことを意味する。式(I)の化合物は、2つ以上の不斉炭素原子を含み得ることが可能である。これらの化合物において、不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用は、全ての可能な立体異性体が含まれることを意味することを示すことを意味する。
式(I)の化合物のいくつかは、互変異性形態で存在してもよい。そのような形態は、上記の式に明示されていないが、本発明の範囲内に含まれることが意図される。互変異性体の例としては、ケト(CHC=O)←→エノール(CH=CHOH)互変異性体又はアミド(NHC=O)←→ヒドロキシイミン(N=COH)互変異性体が挙げられる。式(I)及び以下に示される式は、とくに明記又は示されない限り、全ての個々の互変異性体及びそれらの全ての可能な混合物を表すことが意図される。
式(I)の原子又は以下に示される式に存在する個々の原子は、実際にはいずれのその天然に存在する同位体の形態で存在してもよく、最も豊富な同位体が好ましいことを理解されたい。したがって、例えば、式(I)又は以下に示される式に存在する個々の水素原子は、H、H(重水素)又はH(トリチウム)原子、好ましくはHとして存在してよい。同様に、例えば、式(I)又は以下に示される式に存在する個々の炭素原子は、12C、13C又は14C原子、好ましくは12Cとして存在してよい。
本発明による式(I)の化合物の具体的な実施形態を以下に説明する。
本発明による一態様では、Rは水素を表す。本発明による別の実施形態では、RはC1-6アルキルを表す。この実施形態による特定の態様では、Rはメチルを表す。
本発明による一態様では、Rは水素を表す。本発明による別の実施形態では、RはC1-6アルキルを表す。この実施形態による特定の態様では、Rはメチルを表す。
したがって、特定の態様では、本発明は、添付の例に記載される式(I)の化合物に関する。
例示的には、本発明は、
2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン、
2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン、
2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン、及び
2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン
からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明はまた、治療に用いるための、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
別の態様では、本発明はまた、D1受容体が関与している疾患及び/又は障害の治療に用いるための、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
別の態様では、本発明は、統合失調症における認知症状及び陰性症状、神経弛緩療法に関連する認知障害、軽度認知障害(MCI)、衝動性、注意欠陥多動性障害(ADHD)、パーキンソン病及び他の運動障害、ジストニア、パーキンソン認知症、ハンチントン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、薬物嗜癖、睡眠障害、アパシー、外傷性脊髄損傷又は神経障害性疼痛の治療及び/又は予防に用いるための、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
この態様の特定の実施形態では、本発明は、パーキンソン病及び他の運動障害、アルツハイマー病、又は統合失調症における認知症状及び陰性症状の治療に用いるための、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
したがって、特定の一態様では、本発明は、パーキンソン病及び他の運動障害の治療に用いるための、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
さらなる態様では、本発明は、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の、D1受容体が関与している疾患及び/又は障害の治療及び/又は予防に有用な医薬品の製造のための、使用を提供する。
別のさらなる態様では、本発明は、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の、統合失調症における認知症状及び陰性症状、神経弛緩療法に関連する認知障害、軽度認知障害(MCI)、衝動性、注意欠陥多動性障害(ADHD)、パーキンソン病及び他の運動障害、ジストニア、パーキンソン認知症、ハンチントン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、薬物嗜癖、睡眠障害、アパシー、外傷性脊髄損傷又は神経障害性疼痛の治療及び/又は予防に有用な医薬品の製造のための、使用を提供する。
この態様の特定の実施形態では、本発明は、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の、パーキンソン病及び他の運動障害、アルツハイマー病、又は統合失調症における認知症状及び陰性症状の治療に有用な医薬品の製造のための、使用を提供する。
特定の一態様では、本発明は、上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の、パーキンソン病及び他の運動障害の治療に有用な医薬品の製造のための、使用を提供する。
本発明はまた、D1陽性アロステリック調節因子の投与が指定されている(indicated)障害の治療及び/又は予防のための方法であって、有効量の上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、方法を提供する。
別の態様では、本発明は、統合失調症における認知症状及び陰性症状、神経弛緩療法に関連する認知障害、軽度認知障害(MCI)、衝動性、注意欠陥多動性障害(ADHD)、パーキンソン病及び他の運動障害、ジストニア、パーキンソン認知症、ハンチントン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、薬物嗜癖、睡眠障害、アパシー、外傷性脊髄損傷又は神経障害性疼痛の治療及び/又は予防のための方法であって、有効量の上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、方法を提供する。
この態様の特定の実施形態では、本発明は、パーキンソン病及び他の運動障害、アルツハイマー病、又は統合失調症における認知症状及び陰性症状の治療のための方法であって、有効量の上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、方法を提供する。
特定の一態様では、本発明は、パーキンソン病及び他の運動障害の治療のための方法であって、有効量の上記で定義される式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む、方法を提供する。
上記の治療適応症又は障害のいずれかにおける活性は、もちろん、特定の適応症について及び/又は一般的な臨床試験の設計において当業者に公知の方法で好適な臨床試験を実施することによって決定され得る。
医薬において用いる場合、式(I)の化合物の塩は、薬学的に許容される塩になる。一方、他の塩も、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の調製において有用である可能性がある。薬学的に許容される塩の選択及び調製の基礎である標準的な原理は、例えば、Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection and Use,ed.P.H.Stahl&C.G.Wermuth,Wiley-VCH,2002に記載されている。式(I)の化合物の好適な薬学的に許容される塩には、式(I)の化合物の溶液を薬学的に許容される酸の溶液と混合することによって例えば形成されてよい酸付加塩が含まれる。
本発明は、その範囲内に上記式(I)の化合物の溶媒和物を含む。そのような溶媒和物は、一般的な有機溶媒又は水を用いて形成されてよい。
本発明はまた、その範囲内に上記式(I)の化合物の共結晶を含む。「共結晶」の技術用語は、中性分子成分が一定の化学量論比で結晶性化合物内に存在する状態を描写するために使用される。薬学的共結晶の調製は、薬学的活性成分の結晶形態に修飾を行うことを可能にし、これにより、意図された生物学的活性を損なうことなく、その物理化学的特性を変化させることができる(Pharmaceutical Salts and Co-crystals,ed.J.Wouters&L.Quere,RSC Publishing,2012を参照)。
本発明による化合物は、異なる多形体で存在してよい。上記の式に明示の記載により示されていないが、かかる形態は本発明の範囲内に含まれることが意図されている。
本発明はまた、その範囲内に、式(I)の化合物のプロドラッグの形態並びに同化合物の種々の部分からなる下位の範囲(sub-scopes)及び下位グループ(sub-groups)を包含する。
疾患を治療するために、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を有効な一日投与量で用い、医薬組成物の形態で投与してもよい。
したがって、本発明の別の実施形態は、薬学的に許容される希釈剤又は担体と組み合わせた、有効量の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物に関する。
本発明による医薬組成物を調製するために、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の1つ以上を、当業者に公知の従来の医薬配合技術に従って医薬希釈剤又は担体と密接に混合する。
好適な希釈剤及び担体は、所望の投与経路、例えば、経口、直腸、非経口又は鼻腔内に応じて多種多様な形態をとってもよい。
本発明による化合物を含む医薬組成物は、例えば、経口、非経口、すなわち静脈内、筋肉内又は皮下、髄腔内、吸入又は鼻腔内投与され得る。
経口投与に好適な医薬組成物は、固体又は液体であり得、例えば、錠剤、丸剤、糖衣錠、ゼラチンカプセル、溶液、シロップ、チューインガムなどの形態であり得る。
この目的のために、前記活性成分は、不活性希釈剤又は非毒性の薬学的に許容される担体、例えばデンプン又はラクトースと混合されてよい。場合により、これらの医薬組成物はまた、微結晶セルロース、トラガカントゴム若しくはゼラチンなどの結合剤、アルギン酸などの崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤、コロイド状二酸化ケイ素などの流動促進剤、スクロース若しくはサッカリンなどの甘味剤、又は着色剤又はペパーミント若しくはサリチル酸メチルなどの香味剤を含有することができる。
本発明はまた、制御された様式で活性物質を放出することができる組成物を企図する。非経口投与のために使用され得る医薬組成物は、アンプル、使捨てシリンジ、ガラス若しくはプラスチックバイアル又は注入容器に一般に含まれる水性又は油性の溶液又は懸濁液などの従来の形態である。
活性成分に加えて、これらの溶液又は懸濁液は、場合により、滅菌希釈剤、例えば注射用水、生理食塩水溶液、油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール又は他の合成溶媒、抗菌剤、例えばベンジルアルコール、抗酸化剤、例えばアスコルビン酸又は重亜硫酸ナトリウム、キレート剤、例えばエチレンジアミン四酢酸、緩衝剤、例えば酢酸塩、クエン酸塩又はリン酸塩及び浸透圧を調整するための薬剤、例えば塩化ナトリウム又はデキストロースも含有することができる。
これらの医薬形態は、薬剤師によって日常的に使用される方法を用いて調製される。
医薬組成物中の活性成分の量は、広範囲の濃度内に入ることができ、患者の性別、年齢、体重及び病状、並びに投与方法などの様々な要因に依存する。したがって、経口投与用組成物中の式(I)の化合物の量は、組成物の総重量に対して少なくとも0.5重量%であり、最大80重量%であり得る。
本発明によれば、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩は、単独で又は他の薬学的に活性な成分と組み合わせて投与され得ることも見出された。
非経口投与用組成物では、存在する式(I)の化合物の量は、組成物の総重量に対して少なくとも0.5重量%であり、最大33重量%であり得る。好ましい非経口組成物について、投与単位は、0.5mg~3000mgの式(I)の化合物の範囲である。
一日用量は、式(I)の化合物の広範囲の投与単位内に入ることができ、一般に0.5~3000mgの範囲である。しかしながら、特定の用量は、医師の判断で、個々の要件に応じて特定の場合に適合させることができることを理解されたい。
当業者には、本発明による化合物をもたらし得る様々な合成経路が存在することが明らかであろう。以下の方法は、これらの合成経路のいくつかを例示することを目的としているが、本発明による化合物がどのように調製されるべきかに対する限定として決して解釈されるべきではない。
式(I)の化合物は、式(II)の中間体を式(III)の中間体と反応させることを含む方法によって調製してよい。

及びRは、本明細書において、上記に定義される通りである。
中間体(III)は、好適な溶媒、例えばアセトニトリル中、過剰量の塩基、例えばトリエチルアミンと共に、クロロ-N,N,N’,N’-テトラメチルホルムアミジニウム=ヘキサフルオロホスファート(TCFH)又は当業者に公知の別のカップリング剤の存在下で、式(II)の中間体と好都合に反応させてよい。
中間体(III)は、式(IV)の中間体の反応を含む方法によって調製してよい。

は、本明細書で上記で定義される通りである。
当該反応は、好適な溶媒、例えばエタノールと水の混合物中、強塩基、例えば水酸化ナトリウムの存在下で、高温で好適に行われる。
式(IV)の中間体は、中間体(V)を含む方法によって調製してよい。

Zはハロゲンを表す。
当該反応は、好適な溶媒、例えば1,4-ジオキサン/水混合物中、tert-ブチル=4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾール-1-カルボキシラート又は1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールの存在下で、塩基、例えば炭酸カリウム及び好適な触媒、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムの存在下で、高温で好適に行われる。
式(V)の中間体は、式(VI)の中間体から多段階方法によって調製してよい。

は、tert-ブチル-ジメチルシリルを表し、及び
Zは、中間体(V)について上記で定義される通りである。
(i)式(VI)の中間体のアミノ基を、当業者に公知の従来の方法又は添付の例に記載される方法に従って最初に保護する。
(ii)次いで、両方の保護基(R及びアミノ基上の保護基)を、好適な溶媒、例えば2-プロパノール中、酸、例えばHClの添加によって除去する。
(iii)得られた式(VI)の中間体(式中、Zは、上記で定義される通りであり、Rは、水素を表す)のHCl塩を、好適な溶媒、例えばジクロロメタン中、好適な塩基、例えばN,N-ジイソプロピルエチルアミンの存在下で、1,1’-カルボニルジイミダゾールと反応させて、中間体(V)を得る。
あるいは、式(I)の化合物は、上記で定義される式(II)の中間体と上記で定義される式(VI)の中間体との反応を含む多段階方法によって調製してよい。
第1の工程は、好適な溶媒、例えばジメチルホルムアミド中、(2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウム=ヘキサフルオロホスファート(HBTU)又は当業者に公知の別のカップリング剤の存在下での、過剰量の塩基、例えばN,N-ジイソプロピルエチルアミンとのカップリング反応である。
第2の工程は、好適な溶媒、例えばジオキサン/水混合物中、好適な触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下で、好適な塩基、例えば炭酸カリウムの存在下で、第1の工程で得られた中間体の、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールとの別のカップリング反応を含む。
第3の工程では、tert-ブチル-ジメチルシリル保護基を、好適な溶媒、例えばジメチルホルムアミド中、フッ化セシウムとの反応によって除去して、式(I)の化合物を得る。
式(VI)の中間体は、式(VII)の中間体(式中、Z及びRは、式(V)の中間体について上記で定義される通りである)の反応を含む方法によって調製してよい。
当該反応は、好適な溶媒、例えばテトラヒドロフラン中、塩化メチルマグネシウムの存在下で、低温で好適に行われる。
式(VII)の中間体は、式(VIII)の中間体の反応を含む二段階方法によって調製してよい。

Zは、式(V)の中間体について上記で定義される通りであり、Rは、水素又はtert-ブチル-ジメチルシリルを表す。
第1の工程では、中間体(VIII)(式中、Rは水素を表す)を、好適な塩基、例えば4-ジメチルアミノ-ピリジンの存在下で、室温でtert-ブチルジメチルシリル=クロリドと反応させて、中間体(VI)(式中、Rはtert-ブチル-ジメチルシリルを表す)を得る。
第2の工程では、中間体(VIII)(式中、Rはtert-ブチル-ジメチルシリルを表す)を、好適な溶媒、例えばTHF中、N-クロロスクシンイミド(NCS)と反応させて、中間体(VII)を得る。
中間体(VIII)(式中、Rは水素を表す)は、式(IX)の中間体(式中、Zは、中間体(V)について上記で定義される通りである)を含む方法によって調製してよい。
当該反応は、好適な溶媒、例えばエタノールと水の混合物中、強塩基、例えば水酸化ナトリウムの存在下で、高温で好適に行われる。
式(IX)の中間体は、中間体(X)の反応を含む方法によって調製してよい。

Zは、式(V)の中間体について本明細書において上記にて定義される通りである。
当該反応は、好適な溶媒、例えばジクロロメタン中、トリメチルシリルトリフラート及びパラホルムアルデヒドの存在下で、好適に行われる。
中間体(X)は、市販の中間体(XI)を含む二段階方法によって調製してよい。

Zは、中間体(V)について上記で定義される通りである。
当該反応は、添付の例に記載される方法に従って、又は当業者に公知の方法に従って、好適に行われる。
式(II)の中間体は、式(XII)の中間体を反応させることを含む方法によって調製してよい。

は、式(I)の化合物について上記で定義される通りである。
当該反応は、好適な溶媒、例えばジメチルホルムアミド中、N-クロロスクシンイミドの存在下で、好適に行われる。
式(XII)の中間体は、国際特許出願WO2016/055479及びWO2017/178377に記載の方法に従って調製してよい。
生成物の混合物が、本発明による化合物又は中間体の調製のための上記の方法のいずれかから得られる場合、所望の生成物は、分取HPLC、又は、例えば、適切な溶媒系と組み合わせたシリカ及び/若しくはアルミナを利用する順相カラムクロマトグラフィーなどの従来の方法によって適切な段階でそこから分離され得る。
本発明による化合物の調製のための上記の方法が立体異性体の混合物を生じさせる場合、これらの異性体は従来の技術によって分離されてよい。とくに、式(I)の化合物又は中間体(II)若しくは(III)の特定のエナンチオマーを得ることが所望される場合、これは、エナンチオマーを分割するための任意の好適な従来の手順を用いて、エナンチオマーの対応する混合物から生成されてよい。したがって、例えば、ジアステレオマー誘導体、例えば塩は、式(I)のエナンチオマー、例えばラセミ体と適切なキラル化合物、例えばキラル塩基との混合物の反応によって生成されてよい。次いで、ジアステレオマーを、任意の好適な手段によって、例えば結晶化によって分離してもよく、所望のエナンチオマーを、例えばジアステレオマーが塩である場合には酸による処理によって回収してもよい。別の分割方法において、式(I)のラセミ体をキラルHPLC又はキラルSFCを用いて分離してもよい。
さらに、所望であれば、特定のエナンチオマーを、上記の方法の1つにおいて適切なキラル中間体を使用することによって得てもよい。あるいは、特定のエナンチオマーを、エナンチオマー特異的酵素生体内変換、例えばエステラーゼを用いたエステル加水分解を行い、次いで、エナンチオマー的に純粋な加水分解された酸のみを未反応のエステル対掌体から精製することによって得てもよい。クロマトグラフィー、再結晶化及び他の従来の分離手順を、本発明の特定の幾何異性体を得ることが望ましい場合、中間体又は最終生成物と共に用いてもよい。あるいは、非所望のエナンチオマーを、当業者に公知の方法に従って、又は添付の例に記載される方法に従って、酸又は塩基の存在下で、所望のエナンチオマーにラセミ化してもよい。
上記の合成順序のいずれかの間、関係する分子のいずれかの感受性基又は反応性基を保護することが必要なかつ/又は望ましい場合がある。これは、Protective Groups in Organic Chemistry,ed.J.F.W.McOmie,Plenum Press,1973、及びT.W.Greene&P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley&Sons,3rd edition,1999に記載されているものなどの従来の保護基によって達成されてよい。保護基は、当技術分野で公知の方法を利用して、任意の好都合な後続の段階で除去されてよい。
本発明による式(I)の化合物は、ドーパミンD1受容体を直接活性化しないが、アロステリック機構を介してD1受容体、ドーパミンに対するD1アゴニスト又は内因性リガンドの効果を増強し、したがってD1陽性アロステリック調節因子(D1 PAM)である。
ドーパミン及び他のD1アゴニストは、それ自体でドーパミンD1受容体を直接活性化する。
アッセイは、ドーパミンの非存在下(「活性化アッセイ」)及びドーパミンの存在下(「増強アッセイ」)で本発明による化合物の効果を測定するように設計されている。
活性化アッセイは、均一時間分解蛍光(HTRF)アッセイにおける環状アデノシンモノホスファート(cAMP)の産生の刺激を測定し、内因性アゴニストであるドーパミンの濃度の増加によるcAMPの最大増加を100%活性化として定義する。
試験において、本発明による式(I)の化合物は、10μMの濃度で存在する場合、活性化の程度は(ドーパミン最大応答との対比で)20%未満であるため、有意な直接的なアゴニスト様の効果を欠いている。
増強アッセイは、化合物が低閾値濃度のドーパミンによって産生されるcAMPのレベルを増加させる能力を測定する。使用されるドーパミンの濃度([EC20])は、ドーパミンの濃度の増加と共に見られる最大応答(100%)と比較して20%の刺激をもたらすように設計されている。この増強を測定するために、ドーパミンの[EC20]を有する化合物の増加する濃度をインキュベートし、増強をcAMP産生の増加として測定し、cAMPレベルの増強の50%を生じる化合物の濃度を測定する。
cAMP HTRFアッセイで試験した場合、本発明による式(I)の化合物は、約7.5超、好適には約8.0超のpEC50の値を示し、これは、それらがD1陽性アロステリック調節因子であることを示す。
GABA受容体阻害は、発作及びてんかんに密接に関連することが知られている。したがって、D1陽性アロステリック調節因子であり、同時にそのような効果を最小限に抑える化合物を開発することが望ましい。
したがって、本明細書に記載のGABA-A受容体阻害アッセイによる試験において、式(I)の化合物は、10μMの式(I)の化合物の濃度で測定した場合に、約5%未満のGABA受容体の阻害率を示すことが望ましい。
cAMP HTRFアッセイ
本発明の化合物の試験における条件を以下に特定して記載する。
a.方法D1細胞培養
細胞を、5%COの加湿雰囲気下、37℃で培養した。細胞を、10%ウシ胎児血清(BioWhittaker(登録商標)、Lonza、ベルビエ、ベルギー)、400μg/mLのジェネティシン(GIBCO(登録商標))、100IU/mLのペニシリン及び100IU/mLのストレプトマイシン(Pen-Strep溶液、BioWhittaker(登録商標))を含有するDMEM-F12+GlutaMAX(商標)-I培地(GIBCO(登録商標)、Invitrogen、メレルベーケ、ベルギー)中で増殖させた。ドーパミンD1受容体を発現するLMtk(Ltk-)マウス線維芽細胞(BioSignal Inc、モントリオール、カナダ、現在はPerkin Elmer)を、それらは効率的に結合し、堅牢な機能的応答を与えることが示されているので、使用した(Watts et al,1995)。
b.cAMPアッセイ
細胞内環状アデノシンモノホスファート(cAMP)の変化の測定は、CisBio(コドレ、フランス)製のHTRF cAMP動的アッセイキットを用いて決定された。均一時間分解蛍光技術を用いて、アッセイは、細胞によって産生された天然cAMPと色素d2で標識されたcAMPとの間の競合に基づく。トレーサー結合は、クリプタートで標識された抗cAMP抗体によって決定される。ドーパミンの非存在下でアッセイを行うことによって化合物単独の効果(アゴニズム)を決定し、一方、陽性アロステリック調節因子(PAM)としての化合物の効果をEC20濃度のドーパミンの存在下で決定した。細胞(ウェルあたり2万個)を、ドーパミン(最終1.1nM)の存在下及び非存在下で、イソブチルメチルキサンチン(Sigma、最終0.1mM)、様々な濃度の試験化合物(典型的には10-9.5M~10-4.5M)を含有する最終容量20μLのHBSS(Lonza、カルシウム、マグネシウム及びHEPES緩衝液20mM、pH7.4を含む)中、室温で1時間、384プレート中でインキュベートする。次いで、反応を終了させ、製造業者の説明書に従って、溶解緩衝液(10μL)中のd2検出試薬及び溶解緩衝液(10μL)中のクリプタート試薬を添加することによって細胞を溶解させる。次いで、これを室温でさらに60分間インキュベートし、レーザ励起を伴うEnvisionプレートリーダ(Perkin Elmer、ザベンテム、ベルギー)を用いて、製造業者の説明書に従ってHTRF蛍光発光比の変化を決定する。全てのインキュベーションを二重反復で行い、結果をドーパミンに対する濃度効果曲線と比較した。(10-11M~10-6M)。
c.データ解析
Excel及びPRISM(GraphPad Software)を用いてデータを分析して、4パラメータロジスティック方程式(DeLean et al,1978)を用いてpEC50及びErelを得た。ここで、Erelは、試験化合物の適合最大応答から基底値を引いたものであり、ドーパミンを用いて得られたものに対する百分率として表され、これを100%と定義した。
化合物のpEC50は、cAMPレベルの増強の50%を生じる化合物の濃度の-log10である。
Erelは、ドーパミンの濃度の増加によってもたらされる最大応答(1のErel=ドーパミン最大応答)と比較した、化合物によってもたらされる最大増強%として定義される相対的有効性であり、これを測定した。
上記アッセイで試験した場合、例による式(II)の化合物は、以下のpEC50及びErel値を示す。
GABA 受容体細胞に関する自動パッチクランプ試験
ヒトGABA受容体α1、β2及びγ2サブユニットを安定に発現するCHO-K1細胞を使用した。トリプシンを用いて細胞を回収し、室温の無血清培地中で維持した。細胞を洗浄し、試験前に細胞外溶液に再懸濁した。
パッチクランプ試験
ヒトGABA(αβγ)チャネルに関する実験を、自動パッチクランプアッセイ(IonFlux(商標)HT)を用いて行った。化合物を3~4個の細胞において3つの濃度(0.1、1、及び10μM)で試験した。GABA電流を記録するための外部溶液は、塩化ナトリウム137mM、塩化カリウム4mM、塩化カルシウム1.8mM、塩化マグネシウム1mM、HEPES 10mM、及びグルコース10mMから構成された。外部溶液及び内部溶液の両方をNaOH又はKOHで滴定して、それぞれ7.35又は7.3のpHを得た。内部ピペット溶液は、フッ化カリウム70mM、塩化カリウム60mM、塩化ナトリウム70mM、HEPES 5mM、EGTA 5mM、及びマグネシウムATP 4mMを含有していた。化合物を希釈するために使用したビヒクルの最終濃度は、各ウェルにおいて0.33%DMSOであった。ビククリン(0.032~100μM)を陽性対照阻害剤として使用した。GABA(15μM)をアゴニストとして使用した。全ての記録は、-60mVの保持電位から得た。
化合物添加順序は、以下の通りであった。EC80濃度のGABAを1回添加してベースライン応答を確立した。各濃度の化合物を30秒間適用し、続いて化合物の存在下で15μM GABAを2秒間添加した。次の上昇濃度の化合物を用いて方法を繰り返した。単一濃度の化合物の存在下でのGABA添加に応答したピーク内向き電流を測定した。全ての化合物データを、15μM GABAの2秒間の添加によって誘導されたベースラインピーク電流に対して正規化した。
上記のアッセイで10μMの濃度で試験した場合、例による式(I)の化合物は、GABAの以下の阻害率を示す。
以下の例は、本発明による式(I)の化合物の調製を説明する。

以下の例は、本発明による式(I)の化合物の調製を説明する。
略語/繰り返し用いられる試薬
ACN:アセトニトリル
ブライン:飽和塩化ナトリウム水溶液
nBu:n-ブチル
tBu:tert-ブチル
COMU:(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウム ヘキサフルオロホスファート
DCM:ジクロロメタン
DIPEA:N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMAP:4-ジメチルアミノピリジン
DMF:N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
EC20/50:最大応答の20%/50%をもたらす濃度
Erel:相対的有効性
ESI:エレクトロスプレー正イオン化
Et:エチル
EtOH:エタノール
EtO:ジエチルエーテル
EtOAc:酢酸エチル
h:時間
HBTU:[ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ(ジメチルアミノ)メチレン]-ジメチル-アンモニウム
HPLC:高圧液体クロマトグラフィー
HTRF:均一時間分解蛍光
LCMS:液体クロマトグラフィー質量分析
MeOH:メタノール
min.:分
NCS:N-クロロスクシンイミド
NMR:核磁気共鳴
iPrOH:イソプロパノール
rt:室温
SFC:超臨界流体クロマトグラフィー
TEA:トリエチルアミン
THF:テトラヒドロフラン
TLC:薄層クロマトグラフィー
cAMP:環状アデノシンモノホスファート
IUPAC名は、Biovia Draw20.1を用いて決定されている。
分析方法

空気又は感湿試薬を含む全ての反応は、乾燥溶媒及びガラス器具を使用して窒素又はアルゴン雰囲気下で行った。市販の溶媒及び試薬は、一般に、さらに精製することなく使用され、適切な場合には無水溶媒(一般に、Aldrich Chemical Company製のSure-Seal(商標)製品又はACROS Organics製のAcroSeal(商標))が含まれる。全体として、反応の後に薄層クロマトグラフィー、HPLC又は質量分析を行った。
LCMSモードでの質量分析測定は、以下のように異なる方法及び機器を用いて行われる。
-塩基性LCMS方法1:
QDA Waters単純(simple)四重極質量分析計をLCMS分析に使用する。この分析計は、ESI源及びダイオードアレイ検出器(210~400nm)を備えたUPLC Acquity Classicを備えている。データは、塩基性溶出を用いた正/負モードでm/z70~800のフルMSスキャンで取得される。塩基性溶出のためにWaters Acquity UPLC BEH C18 1.7μm(2.1×50mm)カラムで逆相分離を45℃で行う。勾配溶出を、HO/ACN/ギ酸アンモニウム(95/5/63mg/L)+100μL/L NHOH(溶媒A)及びACN/HO/ギ酸アンモニウム(95/5/63mg/L)+100μL/L NHOH(溶媒B)を用いて行う。注入量:1μL。MSにおける全流量。
-塩基性LCMS方法2:
QDA Waters単純四重極質量分析計をLCMS分析に使用する。この分析計は、ESI源及びダイオードアレイ検出器(210~400nm)を備えたUPLC Acquity Classicを備えている。データは、塩基性溶出を用いた正/負モードでm/z70~800のフルMSスキャンで取得される。塩基性溶出のためにWaters Acquity UPLC BEH C18 1.7μm(2.1×50mm)カラムで逆相分離を45℃で行う。勾配溶出を、HO/ACN/ギ酸アンモニウム(95/5/63mg/L)+100μL/L NHOH(溶媒A)及びACN/HO/ギ酸アンモニウム(95/5/63mg/L)+100μL/L NHOH(溶媒B)を用いて行う。注入量:1μL。MSにおける全流量。
-酸性LCMS方法1:
QDA Waters単純四重極質量分析計をLCMS分析に使用する。この分析計は、ESI源及びダイオードアレイ検出器(200~400nm)を備えたUPLC Acquityを備えている。データは、酸性溶出を用いた正/負モードでm/z70~800のフルMSスキャンで取得される。酸性溶出のためにWaters Acquity UPLC HSS T3 1.8μm(2.1×50mm)カラムで逆相分離を45℃で行う。勾配溶出を、HO/ACN/TFA(95/5/0.05%)(溶媒A)及びACN(溶媒B)を用いて行う。
いくつかの反応混合物を、Isolute(登録商標)分離器相カートリッジ(Biotage製)、酸性カラム又は捕捉及び放出SPE(固相抽出)カートリッジを用いて処理することができた。粗物質を、順相クロマトグラフィー、分取TLC、(酸性又は塩基性)逆相クロマトグラフィー、キラル分離、トリチル化又は再結晶化によって精製することができた。
順相クロマトグラフィーは、シリカゲルカラム(100:200メッシュシリカゲル又は順相カラムクロマトグラフィーシステム用のカートリッジ、例えばBiotage(登録商標)のIsolera(商標)Four又はTeledyne Isco CombiNormal相カラム(登録商標))を用いて行った。
分取逆相クロマトグラフィーを以下のように行う。
-塩基性LCMS prep:
SQD Watersシングル四重極質量分析計を使用したLCMS精製(塩基性モード、LCMS prep)をLCMS精製に使用する。この分析計は、ESI源、2767サンプルマネージャ及びダイオードアレイ検出器(210~400nm)に結合されたWaters 2525バイナリポンプを備えている。データは、塩基性溶出を用いた正モード及び負モードでm/z100~850のフルMSスキャンで取得される。
LCパラメータ:逆相分離を、Waters XBridge OBD MS C18カラム(5μm、30×50mm)で室温で行う。勾配溶出を、溶媒A1(HO+NHHCO 10mM+50μl/L NHOH)及び溶媒B1(100%ACN)(pH約8.5)を用いて行う。HPLC流量:35mL/分~45mL/分、注入量:990μL。分割比をMSに対して+/-1/6000に設定する。
生成物は、一般に、最終分析及び生物学的試験に供する前に真空下で乾燥させた。
NMRスペクトルを、Topspin3.2ソフトウェアを実行するWindows 7 Professionalワークステーション及び5mm二重共鳴ブロードバンドプローブ(PABBI 1H/19F-BB Z-GRD Z82021/0075)又は1mm三重共鳴プローブ(PATXI 1H/D-13C/15N Z-GRD Z868301/004)を装備したBRUKER AVANCEIII 400MHz-Ultrashield NMR分光計で記録した。
化学シフトは、重水素化溶媒(DMSO-d6、MeOH-d4又はCDCl3)の残留プロトンに由来するシグナルを基準とする。化学シフトは百万分率(ppm)で示され、カップリング定数(J)はヘルツ(Hz)で示される。スピン多重度は、ブロード(br)、一重項(s)、二重項(d)、三重項(t)、四重項(q)及び多重項(m)として示される。
全ての最終生成物を、以下のように、塩基性モード及び酸性モードの両方でLCMSによって分析した。
-塩基性LCMS方法3:
QDA Waters単純四重極質量分析計をLCMS分析に使用する。この分析計は、ESI源及びダイオードアレイ検出器(210~400nm)を備えたUPLC Acquity Classicを備えている。データは、塩基性溶出を用いた正/負モードでm/z70~800のフルMSスキャンで取得される。塩基性溶出のためにWaters Acquity UPLC BEH C18 1.7μm(2.1×100mm)カラムで逆相分離を45℃で行う。勾配溶出を、HO/ACN/ギ酸アンモニウム(95/5/63mg/L)+100μL/L NHOH(溶媒A)及びACN/HO/ギ酸アンモニウム(95/5/63mg/L)+100μL/L NHOH(溶媒B)を用いて行う。注入量:1μL。MSにおける全流量。
-酸性LCMS方法2:

QDA Waters単純四重極質量分析計をLCMS分析に使用する。この分析計は、ESI源及びダイオードアレイ検出器(210~400nm)を備えたUPLC Acquity Hclassを備えている。データは、酸性溶出を用いた正/負モードでm/z70~800のフルMSスキャンで取得される。酸性溶出のためにWaters Acquity UPLC HSS T3 1.8μm(2.1×100mm)カラムで逆相分離を45℃で行う。勾配溶出を、HO/ACN/TFA(95/5/0.05%)(溶媒A)及びACN(溶媒B)を用いて行う。
1.中間体IIaの調製-2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)酢酸


DMF(10mL)中の2-(5-クロロ-1H-インダゾール-4-イル)酢酸Xa(CAS:1904662-08-3、WO2016055479、2.1g、10mmol)の溶液に、室温でNCS(1.5g、11mmol)を少しずつ加え、混合物を一晩撹拌する。100mLの水を滴下することによって反応混合物をクエンチする。1時間撹拌した後、生成物が沈殿する。固体を濾過し、母液相で2回及び水(50mL)で2回洗浄する。次いで、固体を真空下45℃で一晩乾燥させて2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)酢酸IIa(2.0g、純度93%、収率77%)を得、これをさらに精製することなく次の工程に使用する。
酸性LCMS方法1(ES):245/247/249(M+H)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.52 (s, 1H), 7.52 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 4.21 (s, 2H).
2.中間体IIbの調製
2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)酢酸


2-(5-クロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)酢酸Xb(CAS:2139360-05-5、WO2017178377、1.3kg、5.79mol)及びDMF(6.50L)を50Lの三口丸底フラスコに20℃で投入する。N-クロロスクシンイミド(772g、5.79mol)を20℃で少しずつ加え、混合物を20℃で2時間撹拌する。反応混合物を水(25L)に注ぎ入れ、濾過する。粗生成物をイソプロピルエーテル:酢酸エチル(3:1)(7.0L)を用いて20℃で2時間粉砕し、次いで濾過し、乾燥させる。この全体的な手順を、同じサイズの3つのバッチに対して並行して行う。3つのバッチから得られた固体を合わせ、2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)酢酸IIb(2.1kg、7.90mol、純度97.5%、収率45.5%)を得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 12.67 (s, 1 H), 7.68 (d, J = 9.05 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 9.05 Hz, 1 H), 4.20 (s, 2 H), 4.02 (s, 3 H).
3.中間体(VI)の調製
[(1S,3R)-5-ブロモ-1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン


3.1.中間体a6の調製
(2R)-2-アミノ-3-(2-ブロモフェニル)プロパン-1-オール

(2R)2-アミノ-3-(2-ブロモフェニル)プロパン酸a5(34.0kg、139mol)及びTHF(238L)を反応器に投入する。水素化ホウ素ナトリウム(15.6kg、413mol)を20~30℃でゆっくり添加する。乾燥THF(20.0L)中のヨウ素(35.3kg、139mol)の溶液を0~10℃でゆっくり添加し、反応混合物を70℃で12時間撹拌する。反応物を0℃でメタノール(70.0L)でクエンチし、30分間80℃に加熱する。混合物を冷却し、真空下で濃縮し、残渣をNaOH(30.0L、2N)に懸濁し、次いで濾過する。濾過ケークを真空下で乾燥させて、(2R)-2-アミノ-3-(2-ブロモフェニル)プロパン-1-オールa6を白色固体(31.0kg、135mol、収率96.7%)として得、これをさらに精製することなく次の工程に使用する。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.57 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.21 - 7.29 (m, 2H), 7.07 - 7.15 (m, 1H), 3.66 (dd, J = 10.5, 3.6 Hz, 1H), 3.41 (dd, J = 10.5, 7.2 Hz, 1H), 3.18 - 3.29 (m, 1H), 2.95 (dd, J = 13.5, 5.5 Hz, 1H), 2.70 (dd, J = 13.5, 8.2 Hz, 1H), 1.51 - 1.91 (m, 3H).
3.2.中間体a7の調製
(4R)-4-[(2-ブロモフェニル)メチル]オキサゾリジン-2-オン

(2R)2-アミノ-3-(2-ブロモフェニル)プロパン-1-オールa6(31.0kg、135mol)及びジクロロメタン(220L)を反応器に投入する。トリホスゲン(13.9kg、47.1mol)を室温で添加し、次いで、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(39.1kg、303mol)を0~10℃でゆっくり添加する。反応混合物を0~10℃で1時間撹拌し、次いで、水(50.0L)で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して(4R)-4-[(2-ブロモフェニル)メチル]オキサゾリジン-2-オンa7をジクロロメタン中溶液として得、これを次の工程で直接使用する。
3.3.中間体a8の調製
(10aR)-9-ブロモ-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オン

ジクロロメタン(220L)中の(4R)-4-[(2-ブロモフェニル)メチル]オキサゾリジン-2-オンa7(135mol)の溶液を反応器に投入し、0~5℃に冷却する。トリメチルシリルトリフラート(35.9kg、162mol)及びパラホルムアルデヒド(13.3kg、148mol)を0~5℃で添加し、次いで、15~20℃で2時間撹拌する。水(170L)を混合物に添加し、次いで、ジクロロメタン(50.0L)で2回抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮する。石油エーテル:酢酸エチル(1:1、45.0L)の混合物を添加し、混合物を室温で6時間撹拌し、濾過する。固体を乾燥させて、(10aR)-9-ブロモ-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オンa8を灰白色固体(29.0kg、収率80.2%)として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.45 - 7.52 (m, 1H), 7.08 - 7.14 (m, 2H), 4.83 (d, J = 17.0 Hz, 1H), 4.62 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 4.36 (d, J = 17.0 Hz, 1H), 4.21 (dd, J = 8.6, 4.9 Hz, 1H), 3.91 - 3.99 (m, 1H), 3.25 (dd, J = 16.3, 4.2 Hz, 1H), 2.67 (dd, J = 16.1, 11.0 Hz, 1H).
3.4.中間体a9の調製
[(3R)-5-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノール

エタノール(120L)及び水(60.0L)を反応器に混合する。(10aR)-9-ブロモ-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オンa8(29.7kg、111mol)を添加し、次いで、水酸化ナトリウム(13.3kg、332mol)を15~20℃でゆっくり添加する。反応混合物を90℃で2時間撹拌し、次いで、室温に冷却する。水(300L)を混合物に添加し、これを遠心分離する。遠心分離ケークを循環オーブン内で乾燥させて、[(3R)-5-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノールa9を白色固体(23.7kg、収率88.3%)として得、これをさらに精製することなく次の工程に使用する。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.37 - 7.47 (m, 1H), 6.95 - 7.08 (m, 2H), 4.00 - 4.10 (m, 2H), 3.85 (dd, J = 10.9, 3.7 Hz, 1H), 3.57 (dd, J = 10.9, 7.9 Hz, 1H), 3.06 (ddt, J = 11.3, 7.6, 4.1, 4.1 Hz, 1H), 2.79 (dd, J = 17.1, 4.4 Hz, 1H), 2.40 (dd, J = 17.1, 10.9 Hz, 1H), 1.93 (br s, 2H).
3.5.中間体a10の調製
[(3R)-5-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン

[(3R)-5-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノールa9(23.7kg、97.8mol)及びジクロロメタン(240L)を反応器に投入する。DMAP(120g、0.98mol)及びイミダゾール(13.3kg、196mol)を添加する。tert-ブチルジメチルシリル=クロリド(TBSCl)(17.7kg、117mol)を15~20℃でゆっくり添加し、混合物を12時間撹拌する。塩化アンモニウム(100L)を混合物に添加する。有機相を分離し、水(50.0L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、[(3R)-5-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シランa10を黄色油状物(37.6kg、純度86%、収率93%)として得、これをさらに精製することなく次の工程に使用する。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.36 - 7.45 (m, 1H), 7.01 (d, J = 4.6 Hz, 2H), 4.01 - 4.13 (m, 1H), 3.84 (dd, J = 9.9, 3.7 Hz, 1H), 3.64 (dd, J = 9.8, 7.2 Hz, 1H), 2.96 - 3.08 (m, 1H), 2.75 (dd, J = 17.0, 4.2 Hz, 1H), 2.44 (dd, J = 17.0, 10.8 Hz, 1H), 1.76 - 2.20 (m, 2H), 0.89 - 0.97 (m, 9H), 0.08 - 0.14 (m, 6H).
3.6.中間体a11の調製
[(3R)-5-ブロモ-3,4-ジヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン

[(3R)-5-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シランa10(3.42kg、8.31mol)及びTHF(30.0L)を反応器に投入する。N-クロロスクシンイミド(NCS)(1.17kg、8.73mol)を室温でゆっくり添加し、混合物を25℃で30分間撹拌する。乾燥メタノール(7.00L)中のKOH(1.52kg、27.1mol)の溶液を室温でゆっくり添加し、反応物を25℃で1時間撹拌する。反応物を水(10.0L)でクエンチし、石油エーテル:酢酸エチル(1:2、5.00L)で抽出する。有機層を分離し、ブライン(10.0L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過する。この全体的な手順を同じサイズの10のバッチに対して並行して行い、10の反応濾液を合わせ、真空下で濃縮して、[(3R)-5-ブロモ-3,4-ジヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シランa11を褐色油状物として得(28.0kg、粗製)、これをさらに精製することなく次の工程で使用する。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.24 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.12 - 7.25 (m, 2H), 4.03 (dd, J = 9.5, 4.0 Hz, 1H), 3.67 - 3.77 (m, 2H), 3.07 (dd, J = 17.0, 6.2 Hz, 1H), 2.68 (dd, J = 17.1, 10.9 Hz, 1H), 0.88 - 0.91 (m, 9H), 0.07 (d, J = 1.5 Hz, 6H).
3.7.中間体(VI)の調製
[(1S,3R)-5-ブロモ-1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン

[(3R)-5-ブロモ-3,4-ジヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シランa11(3.10kg、8.75mol)及びTHF(20.0L)を反応器に投入する。混合物を0℃に冷却し、塩化メチルマグネシウム(3M、11.6L)を添加する。混合物を20℃で12時間撹拌する。反応物を塩化アンモニウムの飽和溶液でクエンチする。相を分離し、水層を石油エーテル:酢酸エチル(3:1、5.00L)で2回抽出する。合わせた有機相をブライン(10.0L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過する。この全体的な手順を、同じサイズの9つのバッチに対して並行して行い、9つの反応濾液を合わせ、真空下で濃縮する。粗混合物を、石油エーテル:酢酸エチル(10:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、[(1S,3R)-5-ブロモ-1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン(VI)を褐色油状物(4.60kg、純度99.7%、収率15.7%)として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.41 (dd, J=7.7, 0.9 Hz, 1H), 7.12 - 7.18 (m, 1H), 7.03 - 7.11 (m, 1H), 4.12 (q, J=6.8 Hz, 1H), 3.62 (d, J=5.7 Hz, 2H), 3.07 - 3.17 (m, 1H), 2.67 - 2.76 (m, 1H), 2.26 (dd, J=16.9, 10.0 Hz, 1H), 2.12 (br s, 1H), 1.32 (d, J=6.8 Hz, 3H), 0.84 - 0.93 (m, 9H), 0.07 (d, J=0.9 Hz, 6H).
2.例1及び2の化合物の調製
2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エテノン、及び
2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エテノン


2.1.中間体a12の化合物の合成
1-[(1S,3R)-5-ブロモ-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]-2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)エタノン

DMF(10mL)中の[(1S,3R)-5-ブロモ-1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン(VI)(500mg、1.35mmol)及び2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)酢酸(IIb)(385mg、1.48mmol)の溶液に、HBTU(0.61g、1.62mmol)、次いでDIPEA(0.68mL、4.05mmol)を添加する。反応混合物を室温で一晩撹拌する。次いで、反応混合物をDCM(50mL)に取り、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(4×10mL)で4回洗浄する。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮する。粗残渣を順相カラムクロマトグラフィー(溶出:EtOAc/ヘプタン)によって精製して、1-[(1S,3R)-5-ブロモ-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]-2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)エタノンa12(590mg、収率71%)を白色固体として得る。
塩基性LCMS方法2(ES):610/612/614(M+H)
2.2 中間体a13-aの合成
1-[(1S,3R)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]-2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)エタノン

ジオキサン/HO(7mL/0.7mL)中の1-[(1S,3R)-5-ブロモ-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]-2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)エタノンa12(0295mg、0.48mmol)及び1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(0.15g、0.74mmol)の溶液に、炭酸カリウム(200mg、1.45mmol)を添加した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(56mg、0.048mmol)を添加する。次いで、反応混合物を115℃で2時間加熱する。反応混合物をDCM(50mL)に取り、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(4×10mL)で4回洗浄する。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮する。粗残渣を順相カラムクロマトグラフィー(溶出:EtOAc/ヘプタン)によって精製して、1-[(1S,3R)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]-2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)エタノンa13-a(0.14g、49%)を白色固体として得、これは依然として不純物を含有しているが、次の工程でそのまま使用される。
塩基性LCMS方法2(ES):612/614/616(M+H)
tert-ブチル=4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾール-1-カルボキシラートを用いて上記と同じ手順を用いて、1-[(1S,3R)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]-2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)エタノンa13-bを白色固体(収率17%)として得る。
塩基性LCMS方法2(ES):598/600/602(M+H)
2.3.例1の化合物の合成
2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン

0℃に冷却したDMF(3mL)中の1-[(1S,3R)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]-2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)エタノンa13-a(140mg、0.230mmol)の溶液に、フッ化セシウム(180mg、1.19mmol)を添加する。反応混合物を50℃で一晩加熱する。次いで、反応混合物をEtOAc(20mL)に取り、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(3×10mL)で3回洗浄する。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮する。粗残渣をLCMS精製(塩基性LCMS prep)によって精製して、2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン1(30.0g、収率25%)を白色固体として得る。
塩基性LCMS方法3(ES):498/500/502(M+H)、純度100%
酸性LCMS方法2(ES):498/500/502(M+H)、純度100%
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.61 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.41 (dd, J= 9.0, 4.2 Hz, 1H), 7.31 - 7.19 (m, 3H), 7.14 (dd, J = 5.7, 3.1 Hz, 1H), 5.32 -5.17 (m, 1H), 4.63 - 4.44 (m, 3H), 4.02 - 3.94 (m, 6H), 3.55 - 3.38 (m, 2H), 3.23 - 3.09 (m, 2H), 1.72 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 1.42 (d, J = 6.5 Hz, 1H).
2.4. 例2の化合物の合成
2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン

中間体a13-bから出発して上記と同じ手順を用いて、2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン2(収率49%)を白色固体として得る。
塩基性LCMS方法3(ES):484/486/488(M+H)、純度100%
酸性LCMS方法2(ES):484/486/488(M+H)、純度100%
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.69 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.40 (dd, J = 12.2, 8.9 Hz, 1H), 7.33 - 7.23 (m, 3H), 7.23 - 7.11 (m, 1H), 5.32 - 5.17 (m, 1H), 4.56 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 4.50 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.61 - 3.44 (m, 2H), 3.18 - 3.01 (m, 2H), 1.72 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 1.41 (d, J = 6.5 Hz, 1H).
3.例3及び4の化合物の調製
2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エテノン、及び
2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン


3.1.中間体a14の調製
tert-ブチル=(1S,3R)-5-ブロモ-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシラート

[(1S,3R)-5-ブロモ-1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メトキシ-tert-ブチル-ジメチル-シラン(VI)(1.85kg、4.99mol)及びジクロロメタン(13.0L)を反応器に投入する。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.94kg、14.9mol)及びジ-tert-ブチル=ジカーボネート(1.14kg、5.24mol)を室温で添加し、混合物を12時間撹拌する。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(10.0L)で2回洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過する。この全体的な手順を、同じサイズの2つのバッチに対して並行して行い、2つの反応濾液を合わせ、真空下で濃縮する。粗混合物を石油エーテル:EtOAc(30:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル=(1S,3R)-5-ブロモ-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシラートa14を黄色油状物(4.00kg、純度99%、収率85%)として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.50 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.22 (br d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.06 - 7.18 (m, 1H), 4.84 (br s, 1H), 4.12 (br s, 1H), 3.46 (br d, J = 15.4 Hz, 2H), 2.94 (br dd, J = 15.8, 5.2 Hz, 1H), 2.71 (br t, J = 9.5 Hz, 1H), 1.45 (s, 9 H), 1.28 (br s, 3H), 0.81 (s, 9H), -0.08 (s, 6H).
3.2.中間体a15の調製
[(1S,3R)-5-ブロモ-1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノール=塩酸塩

2-プロパノール(200mL)中のtert-ブチル=(1S,3R)-5-ブロモ-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]-1-メチル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシラートa14(51.0g、108mmol)の溶液に、0℃で塩酸(200mL、ジオキサン中4M)を滴下し、得られた混合物を一晩室温に加温させる。反応混合物を真空下で蒸発させ、得られた固体を真空下で2時間乾燥させて、[(1S,3R)-5-ブロモ-1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノール=塩酸塩a15(31.8g、粗収率99%)を得、これをさらに精製することなく次の工程に使用する。酸性LCMS方法1(ES):256/258(M+H)
3.3.中間体a16の調製
(5S,10aR)-9-ブロモ-5-メチル-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オン

DCM(400mL)中の[(1S,3R)-5-ブロモ-1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノール=塩酸塩a15(31.8g、108mmol)の溶液に、1,1’-カルボニルジイミダゾール(35.0g、2156mmol)を室温で添加する。反応混合物を0℃に冷却し、15分間撹拌する。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(90mL、541.8mmol)を滴下する。混合物を室温で一晩撹拌させる。次いで、反応混合物をDCM(200mL)で希釈する。得られた有機層を500mLのHCl 1M及び500mLの水で2回洗浄し、次いでMgSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去して、(5S,10aR)-9-ブロモ-5-メチル-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オンa16(31.8g、定量的粗収率)を得、これをさらに精製することなく次の工程に使用する。
酸性LCMS方法1(ES):282/284(M+H)
1H NMR (DMSO-d6): δ 7.55 (dd, J = 7.9, 1.2 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.20 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 4.86 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 4.55 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 4.25 - 4.11 (m, 2H), 3.13 (dd, J = 16.7, 4.5 Hz, 1H), 2.61 (dd, J = 16.7, 10.2 Hz, 1H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
3.4.中間体a17-aの調製
(5S,10aR)-5-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オン

室温の1,4-ジオキサン(7mL)及び水(0.7mL)中の(5S,10aR)-9-ブロモ-5-メチル-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オンa16(200mg、0.71mmol)及びtert-ブチル=4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾール-1-カルボキシラート(1.5当量、322mg、1.06mmol)の混合物に、炭酸カリウム(294mg、2.13mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(83.0mg、0.070mmol)を順次添加し、反応混合物を100℃で18時間加熱する。反応混合物を室温に冷却し、EtOAc及びNaHCOの飽和溶液を添加する。層を分離し、水層をEtOAcで2回抽出する。次いで、合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて黄色油状物を得、これを塩基性条件(12CV超の水/NHOH中5%~70%ACNの勾配でのC18 SNAP 60gゲルカラム)で逆相フラッシュクロマトグラフィーBiotage Isolera Fourによって精製する。最も純粋な画分を直接凍結乾燥して、(5S,10aR)-5-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オンa17-a(84.0mg、収率44%)を白色固体として得る。
塩基性LCMS方法1(ES):270(M+H)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.81 (s, 2H), 7.29 - 7.19 (m, 3H), 4.86 (q, J = 6.7 Hz, 1H), 4.49 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 4.17 (dd, J = 8.6, 5.0 Hz, 1H), 4.09 - 3.97 (m, 1H), 2.98 (dd, J= 16.3, 4.5 Hz, 1H), 2.85 (dd, J = 16.4, 10.7 Hz, 1H), 1.46 (d, J= 6.8 Hz, 3H).
1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを用いて上記と同じ手順を用いて、(5S,10aR)-5-メチル-9-(1-メチルピラゾール-4-イル)-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オンa17-b(収率63%)を白色固体として得る。
塩基性LCMS方法1(ES):284(M+H)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.90 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.77 (s, 0.4H), 7.71 (s, 0.6H), 7.61 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.30 - 7.19 (m, 2H), 4.86 (q, J = 6.7 Hz, 1H), 4.49 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 4.16 (dd, J = 8.6, 4.9 Hz, 1H), 4.09 - 3.97 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 2.99 (dd, J = 16.3, 4.4 Hz, 1H), 2.81 (dd, J = 16.3, 10.8 Hz, 1H), 1.45 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
3.5.中間体IIIaの調製
[(1S,3R)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノール

室温のエタノール(0.4mL)中の(5S,10aR)-5-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オンa17-a(84.0mg、0.31mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(50%w/w水溶液、0.08mL、1.51mmol)を添加し、反応混合物を70℃で3時間30分間撹拌する。次いで、得られた混合物にEtOAc及びNaClの飽和溶液を添加し、層を分離する。水層をEtOAcで2回抽出する。次いで、合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて黄色固体黄色油状物を得、これを塩基性条件(12CV超の水/NHOH中5%~95%ACNの勾配でのC18 SNAP 30gゲルカラム)で逆相フラッシュクロマトグラフィーBiotage Isolera Fourによって精製する。最も純粋な画分を直接凍結乾燥して、[(1S,3R)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノールIII-a(40mg、0.14mmol、収率47%)を白色固体として得る。
塩基性LCMS方法1(ES):244(M+H)、純度87%。
(5S,10aR)-5-メチル-9-(1-メチルピラゾール-4-イル)-1,5,10,10a-テトラヒドロオキサゾロ[3,4-b]イソキノリン-3-オンa17-bから出発して上記と同じ手順を使用する。粗混合物をWaters XBridge OBD MS C18カラム(5μm、30×50mm)での逆相分取HPLCによって精製し、溶媒A(HO95%-ACN5%+NHHCO 50mM+200μl/L NHOH)及び溶媒B(100%ACN)95/5~5/95(pH約8.5)を用いて勾配溶出を行い、[(1S,3R)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノールIII-b(収率65%)を無色油状物として得る。
塩基性LCMS方法1(ES):258(M+H)、純度99%。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.85 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.17 - 7.06 (m, 2H), 7.02 (dd, J = 6.5, 2.7 Hz, 1H), 4.61 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 4.16 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.41 (m, 1H), 3.09 - 2.92 (m, 1H), 2.75 - 2.59 (m, 1H), 2.43 - 2.26 (m, 1H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
3.6.例3の化合物の調製
2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン

0℃のアセトニトリル(0.5mL)中の2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)酢酸IIa(35.0mg、0.130mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.047mL、0.33mmol)、[(1S,3R)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノールa18-a(40.0mg、0.140mmol)及びクロロ-N,N,N’,N’-テトラメチルホルムアミジニウム=ヘキサフルオロホスファート(TCFH、44.0mg、0.150mmol)を順次添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌させる。次いで、得られた混合物にEtOAc及びNHClの飽和溶液を添加し、層を分離する。水層をEtOAcで2回抽出する。次いで、合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて黄色固体を得て、これをWaters XBridge OBD MS C18カラム(5μm、30×50mm)での逆相分取HPLCによって精製し、溶媒A(HO95%-ACN5%+NHHCO 50mM+200μl/L NHOH)及び溶媒B(100%ACN)(pH約8.5)25%~45%を用いて勾配溶出を行い、2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン3(3.60mg、収率6%)を白色固体として得る。
塩基性LCMS方法3(ES):470/472/474(M+H)、純度99%。
酸性LCMS方法2(ES):470/472/474(M+H)、純度100%。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.96 (s, 1H), 7.89 (bs, 3H), 7.48 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.33 - 7.19 (m, 2H), 7.16 - 7.10 (m, 1H), 5.40 - 5.32 (m, 0.3H), 5.08 (q, J = 6.5 Hz, 0.7H), 4.93 (dd, J = 6.2, 4.0 Hz, 0.7H), 4.72 - 4.32 (m, 3.3H), 3.52 - 3.30 (m, 1H), 3.10 - 2.75 (m, 2H), 1.57 (d, J = 6.6 Hz, 0.9H), 1.35 - 1.21 (m, 2.1H).
3.7.例4の化合物の調製
2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン

[(1S,3R)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-3-イル]メタノールa18-bから出発して上記と同じ手順を使用する。得られた粗混合物をWaters XBridge OBD MS C18カラム(5μm、30×50mm)での逆相分取HPLCによって精製し、溶媒A(HO95%-ACN5%+NHHCO 50mM+200μl/L NHOH)及び溶媒B(100%ACN)75/25~50/50(pH約8.5)を用いて勾配溶出を行い、2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン4(16.4mg、収率25%)を白色固体として得る。
塩基性LCMS方法3(ES):484/486/488(M+H)、純度98%。
酸性LCMS方法2(ES):484/486/488(M+H)、純度99%。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.46 (s, 1H), 7.93 (m, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.54 - 7.43 (m, 2H), 7.34 - 7.04 (m, 3H), 5.35 (m, 0.3H), 5.08 (q, J = 6.3 Hz, 0.7H), 4.94 (t, J = 5.3 Hz, 0.7H), 4.70 - 4.26 (m, 3.3H), 3.90 (d, J = 5.7 Hz, 3H), 3.60 - 3.39 (m, 1H), 3.18 (dd, J = 15.8, 4.6 Hz, 1H), 3.01 (dd, J = 15.8, 5.3 Hz, 0.3H), 2.84 (q, J = 9.4, 8.9 Hz, 0.7H), 1.57 (d, J = 6.5 Hz, 0.9H), 1.29 (d, J = 6.4 Hz, 2.1H).

Claims (15)

  1. 式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩

    ただし、R及びRは、独立して、水素又はC1-6アルキルを表す。
  2. が水素である、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  3. がC1-6アルキルである、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  4. が水素である、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  5. がC1-6アルキルである、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  6. 以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
    2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン、
    2-(3,5-ジクロロ-1-メチル-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン、
    2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン、及び
    2-(3,5-ジクロロ-1H-インダゾール-4-イル)-1-[(1S,3R)-3-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-5-(1-メチルピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル]エタノン。
  7. 治療に用いるための、請求項1~6のいずれかに記載の、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  8. D1受容体が関与している疾患及び/又は障害の処置及び/又は予防に用いるための、請求項1~7のいずれかに記載の、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  9. 統合失調症における認知症状及び陰性症状、神経弛緩療法に関連する認知障害、軽度認知障害(MCI)、衝動性、注意欠陥多動性障害(ADHD)、パーキンソン病及び他の運動障害、ジストニア、パーキンソン認知症、ハンチントン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、薬物嗜癖、睡眠障害、アパシー、外傷性脊髄損傷又は神経障害性疼痛の処置及び/又は予防に用いるための、請求項1~8のいずれかに記載の、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  10. パーキンソン病及び他の運動障害、アルツハイマー病、又は統合失調症における認知症状及び陰性症状の治療に用いるための、請求項1~9のいずれかに記載の、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  11. 請求項1~6のいずれかに記載の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の、D1受容体が関与している疾患及び/又は障害の処置及び/又は予防に有用な医薬品の製造のための、使用。
  12. 請求項1~6のいずれかに記載の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の、統合失調症における認知症状及び陰性症状、神経弛緩療法(neuroleptic therapy)に関連する認知障害、軽度認知障害(MCI)、衝動性、注意欠陥多動性障害(ADHD)、パーキンソン病及び他の運動障害、ジストニア、パーキンソン認知症、ハンチントン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、薬物嗜癖、睡眠障害、アパシー、外傷性脊髄損傷又は神経障害性疼痛の処置及び/又は予防に有用な医薬品の製造のための、使用。
  13. D1陽性アロステリック調節因子の投与が適応とされる障害の処置及び/又は予防に用いるための医薬組成物であって、請求項1~6のいずれかに記載の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の有効量を含む、前記医薬組成物
  14. 統合失調症における認知症状及び陰性症状、神経弛緩療法(neuroleptic therapy)に関連する認知障害、軽度認知障害(MCI)、衝動性、注意欠陥多動性障害(ADHD)、パーキンソン病及び他の運動障害、ジストニア、パーキンソン認知症、ハンチントン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、薬物嗜癖、睡眠障害、アパシー、外傷性脊髄損傷又は神経障害性疼痛の処置及び/又は予防に用いるための医薬組成物であって、請求項1~6のいずれかに記載の、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の有効量を含む前記医薬組成物
  15. 薬学的に許容される担体とともに用いられる、請求項1~6のいずれかに記載の、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩。
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