以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る配車計画作成システム10は、複数の車両を用いた配車サービスのために用いられるものである。配車計画作成システム10の説明に先立ち、配車サービスの概要について、図1を参照しながら説明する。
この配車サービスは、予め設定された停車地を巡回するように、複数の車両MV(図1においては不図示、図2を参照)を走行させることで、利用者の要望に応じて運搬物を運ぶものである。尚、ここでいう「運搬物」とは、利用者そのもの(つまり人)であってもよく、貨物のような人以外の物であってもよい。以下では、運搬物が人である場合について説明することとし、運搬物のことを「乗員」とも表記する。
車両MVは、内燃機関の駆動力によって走行する車両であってもよく、回転電機の駆動力によって走行する車両であってもよい。また、車両MVは、内燃機関と回転電機の両方を備えたハイブリッド車両であってもよい。配車サービスに用いられる複数の車両MVには、これら複数種類の車両が含まれていてもよい。
図1に示されるP0、P1、P2、P3、P4のそれぞれは、上記の停車地、すなわち、配車サービスにおいて車両が停車し、乗員の乗り降りが行われ得る場所である。それぞれの停車地のことを、以下では「停車地P0」や「停車地P1」のように表記する。
図1の例は、配車サービスに用いられる車両MVの全てが停車地P0を出発し、最終の目的地である停車地P4に向かう例となっている。一部の車両MVは、符号「R1」が付された経路を通って、停車地P0から停車地P1、停車地P4を順に通るように走行する。他の一部の車両MVは、符号「R2」が付された経路を通って、停車地P0から停車地P4へと直接向かうように走行する。他の一部の車両MVは、符号「R3」が付された経路を通って、停車地P0から停車地P2、停車地P3、停車地P4を順に通るように走行する。利用者は、いずれかの停車地において車両MVに乗車し、他のいずれかの停車地において車両MVから降車する。
このように、図1の例では、全ての車両MVが停車地P0を出発する例となっているので、停車地P0には「出発地」の文字が付してある。また、配車サービスの利用者は、停車地P1、P2、P3、P4のいずれかにおいて車両MVから降りるので、停車地P1等には「目的地1」や「目的地2」等の文字が付してある。
しかしながら、上記はあくまで一例であって、車両MVの出発地、経由地、及び最終的な目的地は、配車サービスに用いられる複数の車両MVごとに異なっていてもよい。例えば、停車地P2を最初に出発し、停車地P0を最終的な目的地として走行する車両MVがあってもよい。また、特定の停車地で乗り降りする予定の利用者が存在しない場合には、当該停車地ではいずれの車両MVも停車しないこととしてもよい。
複数の車両MVをそれぞれどのような経路で走行させるかは、配車サービスを利用する利用者の要望に応じて都度設定される。配車計画作成システム10は、複数の車両MVのそれぞれを走行させるための計画、である配車計画を、配車サービスの提供に先立って予め作成するためのシステムである。作成される配車計画には、複数の車両MVのそれぞれを、どの停車地を通るように走行させるべきかを示す計画が含まれる。また、配車計画には、各停車地のそれぞれで何人の乗員を乗り降りさせるかを示す計画も含まれる。換言すれば、配車計画には、それぞれの車両MVが運搬物を乗せた状態で走行すべき経路の範囲も含まれる。
尚、配車計画作成システム10が配車計画を作成するにあたっては、停車地P1等の位置や数は予め固定されているものとする。また、任意の一組の停車地を選んだ場合において、そのうちの一方の停車地から他方の停車地に至るまで車両MVが走行すべき道路についても、予め一つに固定されているものとする。このような態様に替えて、一方の停車地から他方の停車地に至るまで車両MVが走行すべき道路の候補が、予め複数存在するような態様であってもよい。その場合、停車地間においていずれの道路を車両MVが走行すべきかについては、当該車両MVの運転者が自由に選択し得ることとしてもよい。つまり、配車計画は、それぞれの車両MVについての出発地、経由地、及び目的地となるそれぞれの停車地のみを指定し、各停車地間で通るべき道路までは指定しないものであってもよい。
以下の説明においては、出発地、経由地、及び目的地の組み合わせによって指定されるもの、を表す語として、「経路」の語を用いることとする。
本実施形態に係る配車計画作成システム10は、予め利用者から入力された予約情報に基づいて、全ての利用者の要望に沿うことができるように配車計画を作成する。その上で更に、配車計画作成システム10は、例えば、配車サービスの提供中において、各車両MVがエネルギー補給を行う回数や時間が可能な限り少なくなるように、配車計画を作成する。
配車計画作成システム10の構成について、図2を参照しながら説明する。配車計画作成システム10は、不図示のCPUやRAM等を備えたコンピュータシステムであって、例えば、配車サービスを提供する事業者とは別の場所に設置されたクラウドサーバーとして構成されている。このため、本実施形態に係る配車計画作成システム10は、配車サービスを提供する複数の事業者のそれぞれに対し、個別に配車計画して提供することができる。このような態様に替えて、配車計画作成システム10は、特定の事業者が用いる専用のサーバーとして構成されていてもよい。
配車計画作成システム10は、消費エネルギー算出部11と、変動指標算出部12と、計画作成部13と、記憶部14と、を備えている。これらはいずれも、配車計画作成システム10が有する機能を模式的に表すものであって、図2においては個別のブロックとして図示されている。ただし、各ブロックに分けて表現された機能の少なくとも一部が、配車計画作成システム10のうち共通の構成要素(例えばCPU)により実現されてもよい。
消費エネルギー算出部11は、配車サービスを提供する際において車両MVで消費されるエネルギー(以下では「消費エネルギー」とも称する)の大きさ、を算出する処理を行う部分である。消費エネルギーを算出するための具体的な方法については後に説明する。
変動指標算出部12は、変動指標を作成する処理を行う部分である。「変動指標」とは、配車サービスを提供する際において、車両MVで消費されるエネルギーの変動(「ばらつき」と言ってもよい)の程度を示す指標、のことである。
特定の経路を車両MVが走行する際に、当該車両MVで消費されるエネルギーは、経路が同じであったとしても常に一定とはならず、確率分布に従って変動することとなる。図3には、そのような確率分布の一例が示されている。図3の横軸は、車両MVで消費されるエネルギーの大きさを表しており、縦軸は、車両MVで消費されるエネルギーの大きさが横軸の各値となる確率を表している。例えば、車両MVに蓄えられたエネルギー(電力又は燃料量)を「E」とすると、図3においてハッチングが付された領域の面積は、配車サービスの提供途中において、車両MVでエネルギーが枯渇する(つまり、エネルギーの補給が必要となる)可能性を表すこととなる。
図3では、消費エネルギーの変動範囲における最小値が「E1」として示されており、変動範囲における最大値が「E2」として示されている。E2からE1を差し引いて得られる値、すなわち、消費エネルギーの変動幅が、図3では「W」として示されている。
例えば、空気抵抗を受けやすい形状の車両MVは、空気抵抗を受けにくい形状の車両MVに比べて、周囲の風の有無に応じて消費エネルギーが変動しやすくなる。その結果、図3に示される変動幅Wは大きくなる。
本実施形態の変動指標算出部12は、配車サービスに用いられるそれぞれの車両MVについて、当該車両MVで消費されるエネルギーの変動幅Wの大きさを、例えばシミュレーションを行うことにより算出する。上記のシミュレーションにおいては、車両MVで消費されるエネルギーの変動要因うち特定要因が所定範囲で変化するという仮定の下で、図3に示される確率分布を算出し、変動幅Wを算出する。変動指標算出部12は、このように得られた変動幅Wの値を「変動指標」として算出する。
上記の「特定要因」としては、様々な要因の中から1つまたは複数が選択される。例えば、車両MVが走行する走路、走行中において車両MVが受ける走行抵抗、走行中における車両MVの総重量、車両MVの周囲の気温、車両MVの車速、車両MVに搭載された補器(例えば空調機器)が消費するエネルギー、等が、上記の特定要因として挙げられる。尚、上記における「車両MVが走行する走路」とは、特定の停車地間において車両MVが走行する道路の変化や、当該道路の路面状態の変化のことである。
変動指標算出部12は、上記の変動幅Wに換えて、図3に示されるような消費エネルギーの分布における分散を用いて変動指標を算出してもよい。この場合も、変動指標算出部12は、特定要因が所定範囲で変化するという仮定の下で、図3に示されるような消費エネルギーの確率分布を算出し、当該分布における分散の値を変動指標として算出すればよい。分散の値に所定の係数を掛けたものを、変動指標として算出してもよい。
以上のように、変動指標算出部12は、配車サービスに用いられる複数の車両MVのそれぞれについて変動指標を算出する。この場合の変動指標は、それぞれの車両MVについての固有の指標として算出することができるものであり、具体的な経路を特定することなく、車両MV間で比較すること等が可能なものである。
図2に戻って説明を続ける。計画作成部13は、変動指標に基づいて配車計画を作成する処理を行う部分である。後に説明するように、本実施形態の計画作成部13は、変動指標が大きな値として算出された車両MVが、走行に必要なエネルギーが小さな経路を走行し、変動指標が小さな値として算出された車両MVが、走行に必要なエネルギーが大きな経路を走行するように、配車計画を作成する。
つまり、配車計画に含まれる経路に、第1経路と、走行に必要なエネルギーが第1経路よりも大きな第2経路と、が含まれていたとすると、計画作成部13は、変動指標が大きな値として算出された車両MVが第1経路を走行し、変動指標が小さな値として算出された車両MVが第2経路を走行するように、配車計画を作成する。
記憶部14は、配車計画作成システム10が備える不揮発性の記憶装置であり、例えばHDDやSSDである。記憶部14には、変動指標算出部12が各車両MVの変動指標を算出するために必要な情報や、計画作成部13が配車計画を作成するために必要な情報等がデータベースとして記憶されている。
記憶部14に記憶されている情報には、配車計画の候補に含まれ得る走路(例えば、図1の停車地P0から停車地P1に行くまでに車両MVが走行し得る走路)と、車両MVが当該走路を走行した場合において消費されるエネルギーの値(予測値)と、の対応関係が含まれる。当該対応関係には、車両MVが各走路を走行するという前提の下で予測される消費エネルギーの変動幅や分散、つまり、各走路に対応した変動指標の値も含まれる。
以上のような対応関係は、任意の2つの停車地の組み合わせのそれぞれについて予め算出され、記憶部14に記憶されている。それぞれの走路に対応した上記対応関係は、車両MVの種類ごとに複数記憶されており、更に、車両MVにおける運搬物(本実施形態では乗員)の重量ごとにも複数記憶されている。このような対応関係を予め算出し記憶部14に記憶させておくことで、配車サービスの利用開始前に、比較的短時間で配車計画を作成することが可能となる。尚、後に説明するように、記憶部14に記憶されている対応関係の一部は、渋滞情報等に基づいて都度更新される。
図2には、配車計画作成システム10と通信可能な装置として、携帯通信端末20と、事業者用端末30と、車載システム40と、が図示されている。
携帯通信端末20は、配車サービスの利用者が携帯する通信端末である。利用者は、携帯通信端末20を操作することによって、配車サービスの予約情報を配車計画作成システム10へと送信する。送信される予約情報には、車両MVに乗車する人数、出発地、及び目的地が含まれる。配車サービスの提供が開始される前に、配車計画作成システム10には複数の予約情報が送信される。予約情報は、例えば記憶部14に記憶される。尚、配車サービスによって運ばれる運搬物が人ではなく貨物である場合には、予約情報には、当該貨物の重量も含まれる。
事業者用端末30は、配車サービスを提供する事業者が所有する通信端末である。事業者は、事業者用端末30を操作することにより、配車計画作成システム10に配車計画を作成させ、当該配車計画を受信する。事業者は、受信した配車計画に従ってそれぞれの車両MVを走行させ、これにより配車サービスを提供する。
車載システム40は、それぞれの車両MVに搭載された通信端末である。車載システム40は不図示の表示画面を有している。表示画面には、配車計画に従って当該車両MVを走行させるための具体的な指示が表示される。車載システム40に向けた配車計画の送信は、配車計画作成システム10から行われてもよいが、事業者用端末30から行われてもよい。
配車計画を作成するために、配車計画作成システム10によって行われる具体的な処理の流れを、図4を参照しながら説明する。図4に示される一連の処理は、配車サービスの提供が開始されるよりも前の時点において、配車計画作成システム10によって予め実行されるものである。図4に示される一連の処理は、配車サービスの提供が開始されるよりも前の期間において1回だけ実行されてもよいが、当該期間において、所定の周期が経過するごとに繰り返し実行されてもよい。
最初のステップS01では、配車計画の候補に含まれ得る走路のそれぞれについて、走路情報を取得する処理が行われる。ここでいう「配車計画の候補に含まれ得る走路」とは、任意の2つの停車地のそれぞれについて、両者の間を繋ぐ走路(間に、経由地として他の停車地が含まれていてもよい)のことである。「走路情報」とは、走路上の各地点における勾配及び曲率のそれぞれを示す情報のことである。走路情報には、各地点における勾配及び曲率のいずれか一方のみが含まれていてもよい。勾配及び曲率を含む走路情報として、走路に沿った各地点における緯度、経度、及び高度が用いられてもよい。走路情報は、例えば地図情報を提供する外部のサーバーから通信により取得することができる。
ステップS01に続くステップS02では、配車計画の候補に含まれ得る走路のそれぞれについて、制限車速情報を取得する処理が行われる。「制限車速情報」とは、走路上の各地点における、法定の制限速度を示す情報のことである。制限速度は、例えば時間帯によって変化することもある。制限車速情報は、例えば交通情報を提供する外部のサーバーから通信により取得することができる。制限車速情報は、配車サービスが提供される際の(つまり将来の)制限速度を示す予測情報として取得してもよいが、現時点における制限速度を示す情報として取得してもよい。
ステップS02に続くステップS03では、配車計画の候補に含まれ得る走路のそれぞれについて、渋滞情報を取得する処理が行われる。「渋滞情報」とは、走路に沿った各地点における、渋滞の有無や程度を示す情報のことである。渋滞情報は、上記の制限車速情報と共に、例えば交通情報を提供する外部のサーバーから通信により取得することができる。このような態様に替えて、渋滞情報を、過去の履歴から予測すること等により取得することとしてもよい。渋滞情報は、配車サービスが提供される際の(つまり将来の)渋滞の状況を示す予測情報として取得してもよいが、現時点における渋滞の状況を示す情報として取得してもよい。
ステップS03に続くステップS04では、配車計画の候補に含まれ得る走路のそれぞれについて、当該走路を車両MVが走行する際の車速の変化を予測する処理が行われる。ここでは、走路に沿った各地点における、車両MVの速度の予測値が算出される。得られた一連のデータは、当該走路における速度の変化予測として、記憶部14に記憶される。
図5には、ステップS04で作成された速度の変化予測の一例が示されている。同図の横軸は、車両MVが走路に沿って走行する際の走行距離、すなわち、走路に沿った各地点の位置を示している。同図の縦軸は、各地点における車両MVの速度(つまり車速)を示している。
図5に示される点線ULは、ステップS03で取得された制限車速情報を表している。また、横軸に沿って記載された「D1」、「D2」、及び「D3」は、信号機が設置された位置を表している。ステップS04における速度の変化予測の作成は、基本的には、各位置における制限速度にできるだけ近い速度で車両MVが走行し、信号機の位置では所定の確率で車両MVが停車する、という条件の下で行われる。上記の確率は、各信号機のサイクル情報に基づいて設定してもよく、一律の固定値として設定してもよい。信号機の位置で車両MVが停止する際の停止時間は、過去の履歴に基づいた予測値として設定してもよく、一律の固定値として設定してもよい。車両MVが停止する際の減速度や、発信する際の加速度等は、予め設定された固定値を用いればよい。
このような態様に替えて、ステップS04では、外部のサーバーにおいて交通流シミュレーションを行わせ、シミュレーションの結果に基づいて、速度の変化予測を作成することとしてもよい。
図4に戻って説明を続ける。ステップS04において、車速の変化を予測する処理が行われた後は、ステップS05に移行する。ステップS05では、配車サービスに用いられる車両MVのそれぞれについて、当該車両MVの各パラメータを取得する処理が行われる。ここで取得されるパラメータには、車両MVの重量、車両MVに搭載された各種の補器(例えば空調装置等)の消費電力、車両MVにおけるエネルギーの利用効率、車両MVの車体形状、車両MVに搭載されたエネルギー(具体的には、燃料タンクにある燃料の量や、蓄電池に蓄えられた電力量)等が含まれる。
車両MVが内燃機関を有する場合においては、上記の「エネルギーの利用効率」には、エンジンの動作効率や動力伝達効率が含まれる。また、車両MVが回転電機を有する場合においては、上記の「エネルギーの利用効率」には、回転電機の動作効率や動力伝達効率が含まれる。車両MVに搭載された電力消費機器の消費電力は、例えば、過去の履歴に基づいて算出することができる。
ステップS05に続くステップS06では、配車計画の候補に含まれ得る経路のそれぞれについて、当該経路を車両MVが走行する際の消費エネルギーを算出する処理が、消費エネルギー算出部11によって行われる。その具体的な算出方法について説明する。下記の式(1)は、車両MVについての運動方程式である。
式(1)の左辺にある「Fdrv(t)」は、車両MVの内燃機関又は回転電機で発生させるべき駆動力の大きさを、時間(t)の関数として表したものである。式(1)の右辺第1項にある「m」は、運搬物を含めた車両MVの重量である。また、同項のv(t)は、車両MVの速度を時間(t)の関数として表したものであり、図4のステップS04で作成された速度の変化予測がv(t)として用いられる。
式(1)の右辺第2項にある「Fr(v(t))」は、車両MVが走行する際に受ける外力、具体的には、転がり抵抗と空気抵抗との和を、速度であるv(t)の関数として表したものである。Fr(v(t))は、例えば実験等により予め求められた式を用いて算出することができる。また、Fr(v(t))の算出に当たっては、図4のステップS05で取得された車両MVの各パラメータ(例えば車体形状等)を用いることができる。
式(1)の右辺第3項にある「g」は重力加速度である。また、同項のθ(t)は、車両MVの水平面に対する角度を、時間(t)の関数として表したものである。θ(t)は、車両MVが上り坂を走行する際に正値となり、下り坂を走行する際に負値となる。この右辺第3項は、車両MVが走行する経路の勾配に応じて、車両MVの進行方向に沿って加えられる重力の成分に該当する。
式(1)の右辺第4項にある「Fc(t)」は、車両MVがカーブする経路を走行する際において、車両MVに加えられる転がり抵抗の増加分を、時間(t)の関数として表したものである。Fc(t)の値は、速度及び経路の曲率に応じて変化するものであり、例えば公知の式を用いて算出することができる。Fc(t)を、例えば実験等により予め求められた式を用いて算出することとしてもよい。
各時刻において車両MVの内燃機関等が出力すべきパワー(単位時間あたりに出力すべき仕事)を「Pdrv(t)」とすると、Pdrv(t)は、以下の式(2)を用いて算出することができる。
式(2)の右辺第2項にある「Paux」は、車両MVに搭載された各種の補器(例えば空調装置等)を動作させるために必要なパワーを表している。従って、式(2)で表されるPdrv(t)は、車両MVをv(t)の速度で走行させるために必要なパワーと、各種の補器を動作させるために必要なパワーと、の和となる。
このように、Pdrv(t)は、図4のステップS01で取得された走路情報(走路の勾配や曲率)と、図3のステップS04で算出された速度の変化予測(v(t))と、図4のステップS05で取得された車両MVの各パラメータ(重量mや補器の消費電力等)を用いて算出することができる。尚、走路情報に、走路の勾配及び曲率のうち一方が含まれておらず、式(1)の右辺に示される各項の一部を計算することができない場合には、当該項を0としてFdrv(t)を算出してもよく、勾配及び曲率のうち欠落している方の値を所定の固定値としてFdrv(t)を算出してもよい。
車両MVが内燃機関の駆動力により走行する車両である場合には、単位時間あたりに消費される燃料のエネルギーである「Pfuel」は、以下の式(3)を用いて算出することができる。
式(3)の右辺の分子にある「Pdrv」は、式(2)を用いて算出されるPdrv(t)のことである。式(3)の右辺の分母にあるηeng(Peng)は、内燃機関の動作効率を表すものであり、1よりも小さな値が設定される。ηeng(Peng)は、内燃機関の出力パワーであるPengの関数として表してもよいが、一定の値であってもよい。同じく分母にあるηmecは、内燃機関と車輪との間の動力伝達効率を表すものであり、ηeng(Peng)と同様に、1よりも小さな値が設定される。
尚、式(3)は、車両MVが無段変速機(CVT)を備えており、最大の効率で動力伝達が行われる場合の式となっている。車両MVにおける変速比が段階的に切り替えられる車両においては、ηmecが特定のパラメータに応じて変化するように表現した式を用いて、Pfuelを算出することができる。いずれにしても、式(3)のηengやηmecとしては、予め実験等で求めた値又は式を用いることができる。
式(3)で算出されるPfuelは、車両MVが走路に沿って走行する際に、単位時間あたりに消費されるエネルギーを表すものである。このため、Pfuelを、車両MVが走路に沿って走行する時間で積分することで、車両MVの消費エネルギーを算出することができる。
車両MVが回転電機の駆動力により走行する車両である場合には、単位時間あたりに消費されるエネルギーである「Pecl」は、以下の式(4)を用いて算出することができる。
Pdrvが負値となる場合には、車両MVでは所謂「回生制動」が行われる。このとき、回転電機で生じた電力が蓄電池に蓄えられると、Peclは負値となる。このような場合が生じ得ることを考慮し、式(4)においては、Pdrvが0以上の場合(上段)とそれ以外の場合(下段)とに分けて、Peclの式が表されている。
式(4)の右辺にある「ηmot(Nmot,Tmot)」は、回転電機の動作効率を、回転電機の回転数であるNmotと、回転電機のトルクであるTmotと、の関数として表したものである。ηmot(Nmot,Tmot)には1よりも小さな値が設定される。同じく右辺にあるηmecは、回転電機と車輪との間の動力伝達効率を表すものであり、ηmot(Nmot,Tmot)と同様に、1よりも小さな値が設定される。ηmot(Nmot,Tmot)やηmecとしては、予め実験等で求めた値又は式を用いることができる。
また、式(4)の右辺にあるにあるPbtlは、車両MVに搭載された蓄電池で電力の入出力が行われる際の損失である。Pbtlは、オームの法則により以下の式(5)を用いて算出することができる。
式(5)の右辺にある「Rbat」は、蓄電池の内部抵抗である。同じく右辺にある「Vbat」は、蓄電池の端子間電圧である。同じく右辺にある「Pbat」は、蓄電池からの出力パワー、すなわち、蓄電池から単位時間あたりに入出力される電気エネルギーの値である。Pbatは、以下の式(6)を用いて算出することができる。
式(6)の右辺にある「ηmot」は、先に述べたηmot(Nmot,Tmot)のことである。同じく右辺にある「Pdrv」は、式(2)を用いて算出されるPdrv(t)のことである。
式(4)で算出されるPeclは、車両MVが走路に沿って走行する際に、単位時間あたりに消費されるエネルギーを表すものである。このため、Peclを、車両MVが走路に沿って走行する時間で積分することで、車両MVの消費エネルギーを算出することができる。
図4のステップS06では、以上の式(1)乃至式(6)を適宜用いることにより、配車計画の候補に含まれ得る走路のそれぞれについて、当該走路を車両MVが走行した場合における消費エネルギーの値を算出する。それぞれの走路と消費エネルギーとの対応関係が、先に述べたように記憶部14に記憶される。
尚、それぞれの走路と評価指標との対応関係は、車両MVによって異なるものとなる。このため、本実施形態の消費エネルギー算出部11は、それぞれの経路と消費エネルギーとの対応関係を、車両MVの種類ごとに複数算出し、これを記憶部14に記憶させる。
また、車両MVの重量(m)は、車両MVによって異なるのであるが、車両MVによって運ばれる運搬物の重量によっても異なるものとなる。このため、本実施形態の消費エネルギー算出部11は、1つの車両MVについてその重量を複数設定した上で、それぞれの重量ごとに上記対応関係を複数算出し、これを記憶部14に記憶させる。
その結果として、記憶部14には、それぞれの走路に対応した消費エネルギーの値が、車両MVの種類ごとに複数記憶されており、更に、運搬物(本実施形態では乗員)を含む車両MVの重量ごとにも複数記憶されている状態となる。
尚、ステップS06で算出される消費エネルギーの値は、変動し得る範囲のうちの最小値として算出されてもよく、最大値として算出されてもよく、中間値や平均値として算出されてもよい。消費エネルギーが上記のいずれとして算出されるかは、算出のために入力されるパラメータの値により適宜設定することができる。
ステップS06に続くステップS07では、変動指標を算出する処理が、変動指標算出部12によって行われる。先に述べたように、変動指標算出部12は、消費エネルギーの変動要因が変化するという仮定の下でシミュレーションを行い、図3に示されるような消費エネルギーの確率分布を算出し、変動幅Wや分散の値を「変動指標」として算出する。変動指標を算出するにあたっては、例えば、式(1)におけるθ(t)やFc(t)の値を変動要因として変化させながら、式(3)や式(4)を用いて消費エネルギーを算出することで、その変動幅や分散、すなわち変動指標を算出することとしてもよい。変動指標は、上記のような変動幅や分散としてではなく、例えば、平均的な消費エネルギーからの変動割合、等として算出されてもよい。それぞれの車両MVについて算出された変動指標は、記憶部14に記憶される。
尚、ステップS07における変動指標の算出は、ステップS06における消費エネルギーの算出と同時並行で行われることとしてもよい。例えば、消費エネルギーを算出する際に、各種のパラメータを(変動可能性の範囲で)複数水準用いて算出することで、消費エネルギーと合わせて変動指標も同時に算出されることとしてもよい。
図4に示される一連の処理は、先に述べたように、配車サービスの提供が開始されるよりも前の時点において実行される。これにより、配車計画を作成するために必要な情報が予め算出され、記憶部14に記憶された状態となる。
当該情報は、可能な限り、常に最新の状態を反映したものとなっていることが好ましい。従って、図4に示される一連の処理が、一定の時間が経過するごとに繰り返し実行されることとしてもよい。これにより、最新の渋滞情報や制限車速情報等に基づいて、記憶部14に記憶されている対応関係等の情報を都度更新することができる。
配車計画の作成は、記憶部14に記憶されている情報に基づいて、配車サービスが実行される予定時刻の直前のタイミングで計画作成部13により行われる。計画作成部13が配車計画を作成するために行う具体的な処理の流れについて、図6を参照しながら説明する。
最初のステップS11では、記憶部14のデータベースに記憶されている対応関係を読み込む処理が行われる。ここでは、配車計画の候補に含まれ得る走路と、車両MVが当該走路を走行した場合の消費エネルギーと、の対応関係が記憶部14から読み込まれる。
ステップS11に続くステップS12では、これまでに利用者から入力されていた全ての予約情報を、記憶部14から読み込む処理が行われる。これにより、各利用者が配車サービスを利用する際の人数、出発地、及び目的地等の情報が読み込まれることとなる。
ステップS12に続くステップS13では、車両情報を読み込む処理が行われる。「車両情報」とは、配車サービスの提供時刻において利用可能な車両MVを特定する情報である。例えば、メンテナンス中の車両MVや、蓄電池への充電中である車両MVは、配車サービスの提供に用いることができないので、利用可能な車両MVから除外される。
ステップS13に続くステップS14では、制約条件を読み込む処理が行われる。「制約条件」とは、計画作成部13が配車計画を作成する際において適用される条件である。例えば、一部の経路が工事中等により通行できなくなっている場合には、当該経路を通らないという制約条件が設定される。また、特定の時間帯において一部の経路が一方通行となる場合には、当該経路を逆走しないという制約条件が設定される。尚、全ての利用者を、それぞれの希望する出発地から目的地まで到達させる、という条件も、当然ながら制約条件として設定される。
その他、配車サービスの提供が終了した時点において、一部の停車地に多数の車両MVが集合してしまうことを避ける等の目的のために、各車両MVが最終的に到達する停車地を、更なる制約条件として設定してもよい。また、例えば、一部の領域にジオフェンシングが適用されており、当該領域においては電動車両しか走行することが許可されていない場合においては、許可された車両MVのみが当該領域を走行するという制約条件を設定してもよい。
ステップS14に続くステップS15では、ステップS12で入力された全ての予約情報に対応するための経路、すなわち、車両MVを走行させるべき複数の経路が設定される。その上で、それぞれの経路について、車両MVを走行させるために必要なエネルギーが算出される。この算出に用いられる「車両MV」は、例えば、配車サービスに用いられる複数の車両MVのうちの1つであってもよく、実在しない仮想的な車両MVであってもよい。いずれの場合でも、ステップS12では、設定されたそれぞれの経路について、当該経路を車両MVが走行するために必要なエネルギーの値が、共通の車両MVを用いて個別に算出される。これにより、設定されたそれぞれの経路について、走行に必要なエネルギーが設定されるので、異なる経路同士で必要エネルギーを比較することが可能となる。
ステップS15に続くステップS16では、ステップS15で設定されたそれぞれの経路に対し、走行させる車両MVを割り当てていく処理が行われる。ここでは、変動指標が大きな値として算出された車両MVが、走行に必要なエネルギーが小さな経路を走行し、変動指標が小さな値として算出された車両MVが、走行に必要なエネルギーが大きな経路を走行するように、それぞれの経路に対し車両MVが割り当てられて行く。このように決定された配車計画が、配車計画作成システム10によって作成された配車計画、すなわち、配車サービスのために実際に用いられる配車計画となる。
ステップS16に続くステップS17では、ステップS16で決定された配車計画を、事業者用端末30及び車載システム40のそれぞれに送信する処理が行われる。以降は、当該配車計画に従って配車サービスが提供される。
変動指標が比較的大きな車両MVでは、図3における変動幅Wが大きくなる。このため、当該車両MVに蓄えられたエネルギーEが一定であるとすると、図3においてハッチングが付された領域の面積、すなわち、車両MVでエネルギーが枯渇する(つまり、エネルギーの補給が必要となる)可能性が大きくなる。
そこで、本実施形態に係る配車計画作成システム10は、変動指標が比較的大きな車両MVを、走行に必要なエネルギーが小さな経路に割り当てる。これにより、図3に示される確率分布は左側に移動することになるので、車両MVでエネルギーが枯渇する可能性を小さくすることができる。
このように、本実施形態に係る配車計画作成システム10では、車両MVでエネルギーが枯渇する可能性が小さくなるように、適切な配車計画を立案することが可能となっている。
以上においては、配車計画を作成するために必要な計算の一部を予め行い、得られた対応関係等を記憶部14に記憶させておく例について説明した。しかしながら、配車計画作成システム10が十分な処理速度を有している場合には、配車サービスが開始される直前のタイミングで、図4及び図5に示される全ての処理が行われることとしてもよい。この場合、図4のステップS08で行われる処理は不要である。
以上においては、車両MVの各種パラメータ(ηeng等)や、走路の勾配等の条件に基づく具体的な計算により、消費エネルギー等を算出する例について説明した。しかしながら、消費エネルギー等の算出はこれとは異なる方法により行われてもよい。例えば、ニューラルネットワーク等の機械学習を用いて、各車両MVの消費エネルギーや変動指標等を算出し、これらに基づいて適切な配車計画を決定することとしてもよい。
第2実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態では、計画作成部13が行う処理の内容について第1実施形態と異なっている。図7に示される一連の処理は、図6に示される一連の処理に換えて、本実施形態の計画作成部13により実行されるものである。
当該処理のうち、ステップS11からステップS14までの処理は、図6に示される第1実施形態と同じである。ステップS14において、制約条件を読み込む処理が行われた後は、本実施形態ではステップS25に移行する。
ステップS25では、これまでの各ステップで読み込まれた各種情報や制約条件に基づいて、配車計画の候補を複数作成する処理が、計画作成部13により行われる。計画作成部13は、制約条件の下で実現し得る配車計画の全てを候補として作成してもよく、制約条件を満たす一定数の配車計画のみを候補として作成してもよい。
ステップS25に続くステップS26では、ステップS25で作成された配車計画のそれぞれについて、計画作成部13がサービス指標を算出する。「サービス指標」とは、配車サービスの利用者の満足度合いを示す指標、である。本実施形態では、全ての車両MVが途中でエネルギーの補給を受けることなく、配車サービスを提供し得る確率として、上記のサービス指標が算出される。
例えば、それぞれの車両MVについて、図3に示されるような消費エネルギーの確率分布を算出した上で、当該車両MVに搭載されたエネルギーEの大きさに基づいて、当該車両MVがエネルギーの補給を受けることなく目的地に到達する確率(図3のハッチングを除く部分の面積に対応する確率)を算出する。このように得られた確率に基づいて、全ての車両MVが途中でエネルギーの補給を受けることなく、配車サービスを提供し得る確率を、上記のサービス指標として算出することができる。
ステップS26に続くステップS27では、ステップS25で作成された複数の配車計画の中から、算出されたサービス指標の値が所定の閾値(例えば90%)以上となっているものが存在するか否か、判定される。そのような配車計画が存在する場合には、ステップS28に移行する。
ステップS28では、サービス指標の値が上記閾値以上となっている複数の配車計画の中から、選定指標に基づいて1つの配車計画が選定される。この配車計画が、最終的な配車計画として決定される。上記の「選定指標」として、本実施形態では、配車サービスの提供にあたり全ての車両MVで消費されるエネルギーの総量、が用いられる。つまり、サービス指標の値が上記閾値以上となっている複数の配車計画のうち、消費されるエネルギーの総量が最も小さくなるような配車計画が、最終的な配車計画として選定され決定される。
このように、本実施形態の計画作成部13は、複数の配車計画の候補のうち、サービス指標の値が所定値よりも高く算出されたものの中から、最終的な配車計画を決定する。このとき、サービス指標の値が上記所定値よりも高く算出された候補が、複数存在する場合には、計画作成部13は、当該候補の中から、サービス指標とは別の選定指標に基づいて、最終的な配車計画を決定する。選定指標としては、配車サービスの提供にあたり全ての車両MVで消費されるエネルギーの総量、が用いられるが、これとは異なる指標が用いられてもよい。例えば、配車サービスの提供にあたり全ての車両MVから排出されるCO2の量や、燃料コスト等が、上記の選定指標として用いられてもよい。いずれの場合も、計画作成部13は、選定指標が最も小さく算出された候補を、最終的な前記配車計画として決定する。
ステップS27において、サービス指標の値が上記閾値以上となっている配車計画が存在しなかった場合には、ステップS29に移行する。ステップS29では、ステップS25で作成された全ての配車計画のうち、サービス指標の値が最も高く算出されたものが、最終的な配車計画として決定される。
ステップS28又はステップS29において、最終的な配車計画が決定されると、ステップS17に移行する。ここでは、第1実施形態と同様に、最終的に決定された配車計画を、事業者用端末30及び車載システム40のそれぞれに送信する処理が行われる。このように、本実施形態の計画作成部13は、配車サービスの利用者の満足度合いを示す指標、であるサービス指標に基づいて、複数の候補の中から最終的な配車計画を決定する。これにより、配車サービスの利用者に不満を抱かせてしまうような事態を防止することができる。
ステップS26の後、ステップS27を経ることなく、常にステップS29の処理により配車計画が決定されることとしてもよい。この場合、計画作成部13は、複数の配車計画の候補のうち、サービス指標の値が最も高く算出されたものを、最終的な配車計画として決定することとなる。
サービス指標としては、本実施形態とは別の指標が用いられてもよい。例えば、車両MVが途中でエネルギーの補給を受ける時間を、全ての車両MVについて合計して得られる総時間が長くなるほど、小さくなるような指標(例えば、総時間の逆数)が、サービス指標として用いられてもよい。また、小型車へのエネルギー補給が必要になる場合よりも、(手間と時間のかかる)大型車へのエネルギー補給が必要になる場合の方が小さくなるような指標が、サービス指標として用いられてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
本開示に記載の制御装置及び制御方法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の制御装置及び制御方法は、1つ又は複数の専用ハードウェア論理回路を含むプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の制御装置及び制御方法は、1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと1つ又は複数のハードウェア論理回路を含むプロセッサとの組み合わせにより構成された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。専用ハードウェア論理回路及びハードウェア論理回路は、複数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により実現されてもよい。