[go: up one dir, main page]

JP7760928B2 - 接着構造体 - Google Patents

接着構造体

Info

Publication number
JP7760928B2
JP7760928B2 JP2022018074A JP2022018074A JP7760928B2 JP 7760928 B2 JP7760928 B2 JP 7760928B2 JP 2022018074 A JP2022018074 A JP 2022018074A JP 2022018074 A JP2022018074 A JP 2022018074A JP 7760928 B2 JP7760928 B2 JP 7760928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
triangular wave
protrusions
triangular
probe
shaped protrusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022018074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023115708A (ja
Inventor
洋平 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2022018074A priority Critical patent/JP7760928B2/ja
Priority to PCT/JP2022/044390 priority patent/WO2023153061A1/ja
Priority to KR1020247013817A priority patent/KR20240144089A/ko
Priority to CN202280083472.0A priority patent/CN118401758A/zh
Priority to TW111147721A priority patent/TW202340079A/zh
Publication of JP2023115708A publication Critical patent/JP2023115708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7760928B2 publication Critical patent/JP7760928B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/30Adhesives in the form of films or foils characterised by the adhesive composition
    • C09J7/38Pressure-sensitive adhesives [PSA]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J1/00Adhesives based on inorganic constituents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J5/00Adhesive processes in general; Adhesive processes not provided for elsewhere, e.g. relating to primers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B11/00Connecting constructional elements or machine parts by sticking or pressing them together, e.g. cold pressure welding
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2301/00Additional features of adhesives in the form of films or foils
    • C09J2301/10Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2301/00Additional features of adhesives in the form of films or foils
    • C09J2301/30Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the chemical, physicochemical or physical properties of the adhesive or the carrier
    • C09J2301/312Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the chemical, physicochemical or physical properties of the adhesive or the carrier parameters being the characterizing feature
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2400/00Presence of inorganic and organic materials
    • C09J2400/10Presence of inorganic materials
    • C09J2400/16Metal

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Description

本発明は、接着構造体に関する。
接着構造体として、基体と、この基体の表面に設けられた複数の突起とを有するものが知られている。特許文献1には、先端が半径300nm以下の球面であり、長手方向に対する垂直断面の半径が500nm以下である突起を備えた接着構造体が開示されている。このナノレベルの突起を備えた接着構造体は、突起が、被接着物の表面の凹凸にナノレベルで入り込み、強力な接着力を発揮することができるとされている。
国際公開第2007/032164号公報
接着構造体は、種々の環境下で安定して被接着物を接着保持することができ、かつ被接着物を汚染しにくいものであることが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載されている接着構造体は、樹脂材料で形成されている。樹脂材料は、熱によって分解あるいは変質することによって、接着強度が低下するおそれがある。また、樹脂材料は、分解生成物によって被接着物を汚染するおそれがある。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、熱による分解や変質が起こりにくく、かつ接着強度が高い接着構造体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の接着構造体は、被接着物を接着保持する接着構造体であって、基体と、前記基体の少なくとも一部の表面に設けられた三角波状突起部とを有し、無機物からなり、前記三角波状突起部のピッチが100nm以上1000nm以下の範囲内にあって、前記三角波状突起部の高さが100nm以上1000nm以下の範囲内にある。
本発明の接着構造体によれば、基体と、基体の少なくとも一部の表面に設けられた三角波状突起部とを有し、無機物からなるので、熱による分解や変質が起こりにくく、被接着物を汚染しにくい。また、三角波状突起部の平均ピッチが100nm以上1000nm以下の範囲内にあって、三角波状突起部の平均高さが100nm以上1000nm以下の範囲内にあるので、表面弾性率が高く、被接着物で加圧したときに三角波状突起部の変形量が大きい。このため、本実施形態の接着構造体は接着強度が高く、種々の環境下で安定して被接着物を接着保持することができる。
ここで、本発明の接着構造体においては、前記三角波状突起部の前記ピッチに対する前記高さの比が、0.8以上2.0以下の範囲内にある構成とされていてもよい。
この場合、被接着物に対する三角波状突起部の接着力が高くなると共に、被接着物が三角波状突起部から離脱したときには、三角波状突起部の接着力が回復しやすくなる。
また、本発明の接着構造体においては、前記三角波状突起部の前記ピッチが500nm以下である構成とされていてもよい。
この場合、三角波状突起部のピッチが狭くなることによって、被接着物の表面形状に沿って三角波状突起部が変形しやすくなるので、より接着力が向上する。
また、本発明の接着構造体においては、前記無機物が金属である構成とされていてもよい。
この場合、三角波状突起部の表面弾性率がより高くなるので、変形後の復元力が向上し繰返し性が向上する。
また、本発明の接着構造体においては、前記金属が銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、NiP合金のいずれかを含むである構成とされていてもよい。
この場合、三角波状突起部の表面弾性率がさらに高くなるので、接着力がさらに高くなる。
また、本発明の接着構造体においては、ナノインデンターを用いて、前記三角波状突起部に直径40μmの球状圧子を押込み深さが10nmまたは20nmの少なくとも一方となる条件で押込んだときの接着力が35N/cm以上である構成とされていてもよい。
この場合、接着強度が高いので、熱による分解や変質が起こりにくく、かつ接着強度が高い接着構造体として好適に利用することができる。
本発明によれば、熱による分解や変質が起こりにくく、かつ接着強度が高い接着構造体を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る接着構造体の斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 図1に示す接着構造体の平面図である。 本発明の一実施形態に係る接着構造体の三角波状突起部のフォーカスカーブである。 本発明の一実施形態に係る接着構造体の三角波状突起部にナノインデンターの探針を押し込める前の状態(図4のA)を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係る接着構造体の三角波状突起部にナノインデンターの探針を押し込めた状態(図4のB)を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係る接着構造体の三角波状突起部に押し込めたナノインデンターの探針を引き上げた状態(図4のC)を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係る接着構造体の三角波状突起部に押し込めたナノインデンターの探針を接着構造体から離脱させた状態(図4のD)を示す概念図である。
以下に、本発明の実施形態である接着構造体について、添付した図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る接着構造体の斜視図である。図2は、図1のII-II線断面図であり、図3は、図1に示す接着構造体の平面図である。
図1~3に示すように、本実施形態に係る接着構造体1は、基体2と、基体2の一方の表面に設けられた三角波状突起部3とを有する。基体2と三角波状突起部3とは一体となっている。三角波状突起部3は、加圧状態で変形し、加圧状態から解放されたときに元の形状に復元する性質を有する。
接着構造体1は、無機物からなる。無機物としては、限定されるものではないが、金属、セラミック、ガラスを用いることができる。無機物は、融点が100℃以上、分解温度が100℃以上であることが好ましく、融点が300℃以上で、分解温度が300℃以上であることが好ましく、融点が500℃以上で、分解温度が500℃以上であることが好ましい。金属は、金属単体であってもよいし、合金であってもよい。合金は、複数の金属元素からなるもの及び金属元素と非金属元素からなるものを含む。金属単体の例としては、アルミニウム、ニッケル、鉄、銅を挙げることができる。合金の例としては、アルミニウム合金、NiP、ステンレス鋼、銅合金を挙げることができる。セラミックとしては、酸化物、窒化物、炭化物を用いることができる。セラミックの例としては、アルミナを挙げることができる。接着構造体1を構成する無機物は、金属であることが好ましく、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、NiP合金のいずれかを含むことがより好ましい。
基体2は、板状とされている。基体2のサイズは特に制限はない。基体2の厚さは、例えば、10μm以上10cm以下の範囲内である。
三角波状突起部3は、複数個の長尺状の突起4が長手方向に沿って配列した構成とされている。突起4の断面形状は、三角形状とされている。突起4の断面形状は、二等辺三角形であることが好ましい。突起4の底角(図2のθ)は、60度以上であることが好ましく、60度以上80度以下の範囲内にあることが好ましい。
三角波状突起部3の平均ピッチは、100nm以上1000nm以下の範囲内にあり、好ましくは500nm以下である。三角波状突起部3の平均ピッチは、三角波状突起部3の隣り合う突起4の頂部4aの間の距離(図2及び図3中のP)の平均値である。三角波状突起部3の平均ピッチは、SEM(走査型電子顕微鏡)で撮影された接着構造体1の断面SEM写真から測定することができる。
三角波状突起部3の平均高さは、100nm以上1000nm以下の範囲内にあり、好ましくは500nm以下である。三角波状突起部3の平均高さは、三角波状突起部3の突起4の谷部4bの間を底辺とした突起4の高さ(図2中のH)の平均である。三角波状突起部3の平均高さは、SEMで撮影された接着構造体1の断面SEM写真から測定することができる。
三角波状突起部3の平均ピッチに対する平均高さの比(平均高さ/平均ピッチ)は、好ましくは0.8以上2.0以下の範囲内にあり、より好ましくは1.0以上1.5以下の範囲内にある。平均高さ/平均ピッチが0.8以上であることによって、突起4が被接着物に沿って変形しやすくなり、被接着物に対する形状の追従性が高くなる。三角波状突起部3は被接着物に対する形状の追従性が高い突起4が周期的に配置されているので、三角波状突起部3を被接着物で加圧したときは、三角波状突起部3の変形量が大きく、被接着物と三角波状突起部3との接触面積が大きくなる。このため、被接着物に対する三角波状突起部3の接着力は高くなる。また、平均高さ/平均ピッチが2.0以下であることによって、被接着物が三角波状突起部3から離脱したときには、突起4が元の形状に復元しやすく、三角波状突起部3の接着力が回復しやすくなる。このため、三角波状突起部3は長期間にわたって繰返し利用することができる。
接着構造体1の三角波状突起部3の接着力は、ナノインデンターを用いて、フォーカスカーブを作成することによって求めることができる。
図4は、ナノインデンターを用いて測定した接着構造体1の三角波状突起部3のフォーカスカーブである。図5は、接着構造体1の三角波状突起部3にナノインデンターの探針10を押し込める前の状態(図4のA)を示す概念図である。図6は、接着構造体1の三角波状突起部3にナノインデンターの探針10を押し込めた状態(図4のB)を示す概念図であり、図7は、接着構造体1の三角波状突起部3に押し込めたナノインデンターの探針10を引き上げた状態(図4のC)を示す概念図であり、図8は、接着構造体1の三角波状突起部3に押し込めたナノインデンターの探針10を接着構造体1から離脱させた状態(図5のD)を示す概念図である。
図5に示すように、接着構造体1と探針10とが離れている状態では、接着構造体1の三角波状突起部3と探針10との間に荷重は負荷されない(図4のA)。なお、本実施形態では、探針10は、直径40μmの球状圧子を用いた。
フォーカスカーブの作成では、先ず、探針10を接着構造体1の三角波状突起部3に所定の荷重で押込む。探針10の押込みの条件は、探針10の形状によって異なる。探針10が直径40μmの球状圧子である場合は、荷重が20μN以上100μN以下の範囲内で、押込み速度が10nm/秒以上20nm/秒以下の範囲内となる条件で行う。探針10の押込みによって、接着構造体1の三角波状突起部3が探針10の形状に沿って変形する。探針10の押込み深さが深くなるに伴って、三角波状突起部3の変形量が大きくなる。そして、図6に示すように、探針10を所定の深さにまで押込んだ状態で、探針10の押込みを停止する(図4のB)。なお、本実施形態では、探針10の押込み深さは、10nm又は20nmとした。
次いで、探針10を三角波状突起部3に所定の荷重で押込んだ状態で所定の時間保持した後、三角波状突起部3から探針10を引き上げる。探針10の引き上げの条件は、探針10の形状によって異なる。探針10が直径40μmの球状圧子である場合は、引き上げ速度が10nm/秒以上20nm/秒以下の範囲内となる条件で行う 。探針10を引き上げることにより、三角波状突起部3に負荷される荷重が低下して、三角波状突起部3が元の形状に戻っていく。さらに、探針10を引き上げると、荷重を取り除いても探針10と三角波状突起部3とが離れず接着力が負の荷重として観測される。さらに、探針10を引き上げると、探針10が三角波状突起部3から離脱して三角波状突起部3に負荷される荷重がゼロになる。そして、図7に示すように、探針10と三角波状突起部3とが完全に離脱する(図4のD)。この負の荷重が観測されてから探針10が三角波状突起部3から離脱するまでの間の負の極大値(図4のC、単位:N)を、探針10を押込んだときの探針10と三角波状突起部3との接触面積(cm)で除した値が三角波状突起部3の接着力である。三角波状突起部3の接着力は、探針10の形状や探針10の押込み深さに変動する。本実施形態の接着構造体1は、押込み深さが10nmまたは20nmの少なくとも一方において、接着力が35N/cm以上であることが好ましい。
本実施形態の接着構造体1は、例えば、研磨工程、切削工程、エッチング工程を含む方法によっても製造することができる。
研磨工程では、原料の無機材料基材の表面を研磨する。無機材料基材の研磨は、例えば、グラインダー研磨、耐水紙による研磨、バフ研磨を用いることができる。研磨後の無機材料基材の表面は、例えば、表面粗さRaで0.02μm以下であることが好ましい。
切削工程では、研磨工程で研磨した無機材料基材の表面を切削加工して、三角波状突起部を形成する。切削加工方法は、特に制限はなく、種々の方法を選択することができる。切削加工方法としては、例えば、刃具を周期的に上下に移動させながら刃具を刃面に対して直交する方向に移動させて溝を形成する方法(NP法:ナノペッキング法)、刃具を上下に移動させずに直線的に移動させて溝を形成する方法(従来法)を用いる方法を用いることができる。
NP法において、加工装置としては、刃具と刃具を超音波振動させる超音波振動装置とを有する加工装置を用いることができる。刃具の刃面の形状は特に制限はなく、例えば、三角形や四角形とすることができる。NP法では、例えば、刃具を超音波振動させながら無機材料基材の表面に斜めに押入し、次いで、刃具を周期的に上下に動かしながら、刃具を刃面に対して直交する方向に移動させる。これによって、無機材料基材の表面に刃具の移動方向と直交する方向に延びる逆三角形状の複数個の溝を有する三角波形状の突起部が形成される。
従来法において、加工装置としては、刃具と刃具を超音波振動させる超音波振動装置とを有する加工装置を用いることができる。刃具の刃面の形状は、三角形とする。従来法では、例えば、刃具を超音波振動させながら無機材料基材の表面に垂直に押入し、次いで、刃具を上下に移動しないように固定しながら、刃具を刃面に対して直交する方向に移動させる。これによって、無機材料基材の表面に刃具の移動方向と平行に延びる逆三角形状の溝が形成される。この操作を繰り返すことによって、無機材料基材の表面に刃具の移動方向と平行な方向に延びる逆三角形状の複数個の溝を有する三角波形状の突起部が形成される。
こうして、本実施形態の接着構造体1が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態の接着構造体1によれば、基体2と、基体2の少なくとも一部の表面に設けられた三角波状突起部3とを有し、三角波状突起部3は無機物からなるので、熱による分解や変質が起こりにくく、被接着物を汚染しにくい。また、三角波状突起部3の平均ピッチが100nm以上1000nm以下の範囲内にあって、三角波状突起部3の平均高さが100nm以上1000nm以下の範囲内にあるので、三角波状突起部3の表面弾性率が高く、被接着物で加圧したときに突起部の変形量が大きい。このため、本実施形態の接着構造体1は、接着強度が高く、種々の環境下で安定して被接着物を接着保持することができる。
本実施形態の接着構造体1において、三角波状突起部のピッチが500nm以下である場合は、三角波状突起部3のピッチが狭くなることによって、被接着物の表面形状に沿って三角波状突起部3が変形しやすくなるので、より接着力が向上する。また、三角波状突起部3を構成する無機物が金属である場合は、三角波状突起部3の表面弾性率がより高くなるので、変形後の復元力が向上し繰返し性が向上する。特に、三角波状突起部3を構成する無機物が銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、NiP合金のいずれかである場合は、三角波状突起部3の表面弾性率がより高くなるので、接着力が高くなる。また、本実施形態の接着構造体1において、探針10として直径40μmの球状圧子を使用したナノインデンターを用いて、三角波状突起部3に探針10を押込み深さが10nmまたは20nmの少なくとも一方となる条件で押込んだときの接着力が35N/cm以上である場合は、接着強度が高いので、熱による分解や変質が起こりにくく、かつ接着強度が高い接着構造体として好適に利用できる。
本実施形態の接着構造体1において、三角波状突起部3の平均ピッチに対する平均高さの比(平均高さ/平均ピッチ)が0.8以上2.0以下の範囲内にある場合は、被接着物に対する三角波状突起部3の接着力が高くなると共に、被接着物が三角波状突起部3から離脱したときには、三角波状突起部3の接着力が回復しやすくなる。さらに、本実施形態の接着構造体1は、突起が三角波状であるので、接着力の平面異方性を持ちにくいという効果を有する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態の接着構造体1において、三角波状突起部3は、基体2の一方の表面(上面)の全面に設けられているが、三角波状突起部3の位置はこれに限定されるものではない。三角波状突起部3を基体2の両面に設けてもよい。また、三角波状突起部3を基体2の表面の一部に設けてもよい。
[本発明例1]
基材として金属アルミニウム基材(縦:30mm、横:30mm、板厚:30mm)を用意した。用意した金属アルミニウム基材の表面を表面粗さRaが0.02μm以下となるまで研磨して、平滑面とした。
次に、研磨した金属アルミニウム基材の表面に、NP法を用いて三角波形状の突起部を形成した。加工装置としては、刃具と刃具を超音波楕円振動させる超音波振動装置とを有する加工装置を用いた。刃具を超音波振動させながら斜めに押入し、次いで、刃具を超音波楕円振動させながら、刃面に対して直交する方向に1000nm移動させる間に、刃先が上下方向に1000nm移動する周期で動かすことによって、金属アルミニウム基材の表面に刃具の移動方向と直交する方向に延びる逆正三角形状の溝を形成して、正三角波形状の突起部を有する三角波状突起部付き基板を作製した。三角波状突起部付き基板の三角波状突起部の平均ピッチは1000nm、平均高さは1000nmであり、平均高さ/平均ピッチは1.0であった。
[本発明例2~3、比較例1~2]
基材として、下記の表1に記載された材料からなる金属基材を用いたこと、三角波状突起部の平均ピッチ、平均高さ、平均高さ/平均ピッチが、下記の表1に記載された値となるように切削加工したこと以外は、本発明例1と同様にして、三角波状突起部付き基板を作製した。
[評価]
本発明例1~3及び比較例1~2で作製した三角波状突起部付き基板について、下記の方法により、表面弾性率と接着力を測定した。その結果を、表1に示す。
(表面弾性率の測定方法)
ナノインデンター(株式会社エリオニクス製、ENT-NEXUS)を用いて測定した。探針は直径40μmの球状圧子(チタン製)を使用した。荷重を20μNから100μNまで10μNの間隔で上昇させ、各荷重での表面弾性率を測定した。探針の押込み深さが三角波状突起部の高さの1/10となったときの表面弾性率を、下記の表1に示す。
測定は、室温(25℃)で行った。
(接着力の評価方法)
ナノインデンター(株式会社エリオニクス製、ENT-NEXUS)を用いて、上記の方法により接着力を測定した。探針は、直径40μmの球状圧子(チタン製)を使用した。球状圧子の押込み深さは、上記の表面弾性率の測定方法と同様に表1に記載の深さとした。探針の押込み速度は、押込み深さが10nmのときは10nm/秒に、押込み深さが20nmのときは20nm/秒に設定した。また、探針の引き上げ速度は、押込み深さが10nmのときは10nm/秒に、押込み深さが20nmのときは20nm/秒に設定した。測定は、室温(25℃)で行った。
表1の結果から、三角波状突起部の平均ピッチと平均高さが本発明の範囲内にある本発明例1~3で得られた三角波状突起部付き基板は、比較例1~2で得られた三角波状突起部付き基板と比較して接着力が高く、接着構造体として有用であることが確認された。本発明例1~3で得られた三角波状突起部付き基板の接着力が高いのは、表面弾性率が低く、被接着物で加圧したときに突起部の変形量が大きいためである。
三角波状突起部の平均ピッチと平均高さが本発明の範囲よりも大きい比較例1で得られた三角波状突起部付き基板は、平均高さ/平均ピッチは本発明例1~3と同じであるが、接着力が低くなった。これは、平均ピッチが大きく、突起のサイズが大きくなりすぎたことにより、表面弾性率が高くなったためである。
三角波状突起部の平均ピッチと平均高さが本発明の範囲よりも小さい比較例2で得られた突起部付き基板は、平均高さ/平均ピッチは本発明例1~3と同じであるが、探針が接着しなかった。これは、平均高さが小さくなりすぎたことにより、表面弾性率が高くなったためである。
本実施形態の接着構造体は、高い耐熱性と、高い接着強度を有するので、接着・仮固定用の構造体として利用できる。本実施形態の接着構造体は、特に航空宇宙、半導体、医療などの環境の変化が大きく、不純物による汚染が少ないことが要求される分野において好適に利用できる。
1 接着構造体
2 基体
3 三角波状突起部
4 突起
4a 頂部
4b 谷部
10 探針

Claims (6)

  1. 被接着物を接着保持する接着構造体であって、
    基体と、前記基体の少なくとも一部の表面に設けられた三角波状突起部とを有し、
    前記三角波状突起部が無機物からなり、
    前記三角波状突起部の平均ピッチが100nm以上1000nm以下の範囲内にあって、
    前記三角波状突起部の平均高さが100nm以上1000nm以下の範囲内にある接着構造体。
  2. 前記三角波状突起部の前記平均ピッチに対する前記平均高さの比が、0.8以上2.0以下の範囲内にある請求項1に記載の接着構造体。
  3. 前記三角波状突起部の前記平均ピッチが500nm以下である請求項1又は2に記載の接着構造体。
  4. 前記無機物が金属である請求項1から3のいずれか一項に記載の接着構造体。
  5. 前記金属が銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、NiP合金のいずれかを含む請求項4に記載の接着構造体。
  6. ナノインデンターを用いて、前記三角波状突起部に直径40μmの球状圧子を押込み深さが10nmまたは20nmの少なくとも一方となる条件で押込んだときの接着力が35N/cm以上である請求項1から5のいずれか一項に記載の接着構造体。
JP2022018074A 2022-02-08 2022-02-08 接着構造体 Active JP7760928B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022018074A JP7760928B2 (ja) 2022-02-08 2022-02-08 接着構造体
PCT/JP2022/044390 WO2023153061A1 (ja) 2022-02-08 2022-12-01 接着構造体
KR1020247013817A KR20240144089A (ko) 2022-02-08 2022-12-01 접착 구조체
CN202280083472.0A CN118401758A (zh) 2022-02-08 2022-12-01 粘接结构体
TW111147721A TW202340079A (zh) 2022-02-08 2022-12-13 黏接構造體

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022018074A JP7760928B2 (ja) 2022-02-08 2022-02-08 接着構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023115708A JP2023115708A (ja) 2023-08-21
JP7760928B2 true JP7760928B2 (ja) 2025-10-28

Family

ID=87564151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022018074A Active JP7760928B2 (ja) 2022-02-08 2022-02-08 接着構造体

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP7760928B2 (ja)
KR (1) KR20240144089A (ja)
CN (1) CN118401758A (ja)
TW (1) TW202340079A (ja)
WO (1) WO2023153061A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083317A (ja) 2005-09-20 2007-04-05 Nissan Motor Co Ltd 接合構造体及びその製造方法
JP2013082056A (ja) 2011-10-06 2013-05-09 Qinghua Univ 三次元ナノ構造体アレイ
JP2013118378A (ja) 2011-12-03 2013-06-13 Qinghua Univ 発光ダイオード
JP2020503483A (ja) 2016-12-20 2020-01-30 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 構成要素の高摩擦接続のための接続要素、接続要素の製造方法、及び接続要素の使用

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5889118A (en) * 1996-06-03 1999-03-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Thermomorphic "smart" pressure sensitive adhesives
EP1944267A4 (en) 2005-09-12 2009-05-27 Nissan Motor COMPOUND STRUCTURE AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083317A (ja) 2005-09-20 2007-04-05 Nissan Motor Co Ltd 接合構造体及びその製造方法
JP2013082056A (ja) 2011-10-06 2013-05-09 Qinghua Univ 三次元ナノ構造体アレイ
JP2013118378A (ja) 2011-12-03 2013-06-13 Qinghua Univ 発光ダイオード
JP2020503483A (ja) 2016-12-20 2020-01-30 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 構成要素の高摩擦接続のための接続要素、接続要素の製造方法、及び接続要素の使用

Also Published As

Publication number Publication date
TW202340079A (zh) 2023-10-16
CN118401758A (zh) 2024-07-26
WO2023153061A1 (ja) 2023-08-17
JP2023115708A (ja) 2023-08-21
KR20240144089A (ko) 2024-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5303643B2 (ja) 超音波接合用ツール、超音波接合用ツールの製造方法、超音波接合方法及び超音波接合装置
US6872439B2 (en) Adhesive microstructure and method of forming same
US8584561B2 (en) Method for manufacturing imaging element
EP3439027B1 (en) Suction member
JP5838637B2 (ja) 超音波溶接装置及び超音波溶接装置で使用される超音波接合工具のローレット面加工方法
CN110064836A (zh) 接合构造体以及接合方法
JP7746872B2 (ja) 接着構造体
JP7760928B2 (ja) 接着構造体
WO2022223594A1 (en) Skin treatment sheet and skin treatment device
JP7786234B2 (ja) 接着構造体
KR20180111520A (ko) 수지 시트의 분단 장치 및 분단 방법
JP4063951B2 (ja) スクライブ用カッタ及びその製造方法並びにスクライブ装置
JP2001523171A (ja) 研磨材及びその製造方法
JPH08293631A (ja) 圧電バイモルフ
CN117241920A (zh) 切割元件和毛发移除装置
TW202421440A (zh) 止滑構件
CN117203027A (zh) 切割元件和毛发移除装置
CA3217040A1 (en) Skin treatment sheet and skin treatment device
JP2024004760A (ja) 滑り止め部材
JP2024004765A (ja) 滑り止め部材
CN117177849A (zh) 具有非对称切割段的切割元件
JP2020072201A (ja) 保持治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7760928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150