以下、本開示に係る幾つかの実施形態について図を参照しながら説明する。しかしながら、これらの説明は、本開示の好ましい実施形態の単なる例示を意図するものであって、本開示をこのような特定の実施形態に限定することを意図するものではない。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付し、重複する説明は適宜省略する。
一例として、本実施形態に係る太陽光発電の制御システム100は、図1に示すように、太陽光パネル102と蓄電池124を含み、完全自家消費型のオンサイトPPAの態様で利用される。オンサイトPPAでは、発電事業者300が需要家350の敷地内に制御システム100を設置して、制御システム100で発電した電力を現地(オンサイト)で需要家350に供給する。発電事業者300と需要家350は電力販売契約、すなわちPPA(Power Purchase Agreement)を締結する。発電事業者300は、PPAに基づき、制御システム100を設置することに加えて、制御システム100を保有し、これを管理する。需要家350は、PPAに基づき、電力料金を発電事業者300に支払う。
また、完全自家消費型の場合、制御システム100で発電された電力は全て需要家350の敷地内で自家消費される。したがって、制御システム100で発電された電力は、需要家350の敷地内の施設のみに供給され、電力が他の電力系統の送電網、配電網等に供給されることはない。
需要家350が必要とする電力量に対し、制御システム100で発電された電力量が余剰である場合、余剰分は蓄電池124に蓄電される。そして、需要家350が必要とする電力量に対し、制御システム100で発電された電力量が不足する場合、不足分は蓄電池124に蓄電された電力で補われる。また、不足分は需要家350が既存の電力会社400から電力を購入することで補われてもよい。
本実施形態では、ある製品を生産するために、複数の事業者によりサプライチェーンが構成される。複数の事業者から構成されるサプライチェーンは、一例として、図2に示すように、第1の事業者A、第2の事業者B、第3の事業者C、および第4の事業者Dからなる。第1の事業者Aは、第1の製品Aを生産する。第2の事業者Bは、第1の製品Aから第2の製品Bを生産する。第3の事業者Cは、第2の製品Bから第3の製品Cを生産する。第4の事業者Dは、第3の製品Cから最終製品である第4の製品Dを生産する。第4の事業者Dは、第4の製品Dを販売する。第1の製品A、第2の製品B、および第3の製品Cは、最終製品である第4の製品Dを生産する過程で生産される中間製品である。なお、図2に示す実線の矢印は、送配電ネットワーク10を介した電力の流れを示している。また、図2に示す破線の矢印は、製品の流れを示している。また、図2に示す一点鎖線の矢印は、製品の代金と電力料金の流れを示している。
これらの事業者は、例えば需要家350であってよく、事業者は、PPAに基づき、電力料金を発電事業者300に支払い、電力を利用して製品を生産する。また、事業者は、発電事業者300であってもよい。事業者が発電事業者300の場合、事業者は、制御システム100が発電した電力を本来的に所有するため、電力料金を支払うことなく、電力を利用して製品を生産する。
また、サプライチェーンにおいては、第1の製品A、第2の製品B、第3の製品C、または第4の製品Dを保管する事業が発生し得る。また、サプライチェーンにおいては、これらの製品を冷凍または冷蔵する事業、これらの製品を電気自動車により運搬する事業も発生し得る。更には、製品の在庫管理サービス、製品代金の管理サービス等の事業も発生し得る。これらの事業ではいずれも電力が消費されるので、これら事業を担う事業者も本実施形態に係るサプライチェーンを構成する。換言すれば、サプライチェーンを構成する事業者は、製品を生産する事業者に限られない。サプライチェーンを構成する事業者は、製品や商品が生産者から消費者に届くまでの一連の生産プロセスまたは流通プロセスに何等かの形で関わる事業者であってよい。
第1の事業者Aが製品Aを生産する建物または設備は第1の電力消費地Aに設置されている。第2の事業者Bが製品Bを生産する建物または設備は第2の電力消費地Bに設置されている。第3の事業者Cが製品Cを生産する建物または設備は第3の電力消費地Cに設置されている。第4の事業者Dが製品Dを生産する建物または設備は第4の電力消費地Dに設置されている。
第1の事業者A、第2の事業者B、第3の事業者C、および第4の事業者Dのそれぞれは、電力消費地に制御システム100を備える。制御システム100の太陽光パネル102は、図2に示すように、例えば、それぞれの電力消費地内の建物の屋根に備えられている。制御システム100は、太陽光発電による電力を建物またはその内部の各種設備に供給する。例えば、第1の事業者Aの制御システム100は、第1の製品Aを生産するため、第1の電力消費地Aの建物または設備に太陽光発電による電力を供給する。第2の事業者Bの制御システム100は、第2の製品Bを生産するため、第2の電力消費地Bの建物または設備に太陽光発電による電力を供給する。第3の事業者Cの制御システム100は、第3の製品Cを生産するため、第3の電力消費地Cの建物または設備に太陽光発電による電力を供給する。第4の事業者Dの制御システム100は、第4の製品Dを生産するため、第4の電力消費地Dの建物または設備に太陽光発電による電力を供給する。
サプライチェーンを構成する事業者の電力消費地において、制御システム100の太陽光パネル102の発電量と電力会社400からの買電量との合計が電力消費量よりも大きい場合、余剰となる電力が発生する。ある電力消費地において余剰となった電力は、その電力消費地で消費されることなく、蓄電池124に蓄電されるか、または廃棄されてしまう場合がある。サプライチェーンを構成するいずれかの事業者の電力消費地で太陽光パネル102が発電した電力が利用されずに蓄電または廃棄されると、サプライチェーン全体としての再生可能エネルギー調達率を高めることが難しくなる。より詳細には、太陽光パネル102が発電した電力が廃棄されると、サプライチェーン全体としての再生可能エネルギー調達率は低下する。また、余剰となった電力を蓄電池124に蓄電した場合であっても、蓄電による電力ロスが発生し、電力の一部が失われるため、サプライチェーン全体としての再生可能エネルギー調達率を高めることが難しくなる。なお、再生可能エネルギー調達率は、電力消費量のうち再生可能エネルギーによる発電電力の消費量が占める比率である。
このため、本実施形態では、ある電力消費地において余剰電力が発生すると、余剰電力は他の電力消費地に供給される。例えば、第1の電力消費地Aにおいて余剰電力が発生した場合、図3に示すように、第1の電力消費地Aの余剰電力は、再生可能エネルギー調達率の最も低い第2の電力消費地Bに分配される。この際、第2の電力消費地Bで電力が余剰とならないように、余剰電が第2の電力消費地Bに分配される。第1の電力消費地Aの余剰電力を第2の電力消費地Bに供給しても、依然として第1の電力消費地Aにおいて余剰電力が発生する場合、余剰電力は第2の電力消費地Bの次に再生可能エネルギー調達率の低い第3の電力消費地Cに分配される。このようにして、余剰電力は、再生可能エネルギー調達率の低い電力消費地から順に分配される。そして、余剰電力を分配された電力消費地では、電力会社400からの買電量を減らすことができる。これにより、再生可能エネルギー調達率が低い電力消費地において、再生可能エネルギー調達率が増加し、サプライチェーン全体として再生可能エネルギー調達率を高めることが可能となる。そして、製品を供給するサプライチェーン全体として再生可能エネルギー調達率が高くなったことにより、製品の付加価値が高まる。また、再生可能エネルギー調達率を高めたことにより、製造コストが低減し、製品の付加価値が高まる。したがって、環境負荷の低減が図れるとともに、例えば製品の販売または宣伝において、再生可能エネルギーの調達率がより高められた、環境に配慮した製品であることを宣言することが可能となる。更に、再生可能エネルギーの利用を非化石証書として取得すれば、製造コストが更に低減し、製品の競争優位性を高めることもできる。また、電力会社400において化石燃料により発電が行われている場合、余剰電力を分配された電力消費地では電力会社400からの買電量を減らすことができるため、化石燃料の燃焼による温室効果ガスの排出量が削減される。
また、余剰電力を分配された個々の電力消費地においても、再生可能エネルギー調達率が高くなったことにより、製品の付加価値が高まる。したがって、再生可能エネルギーの調達率がより高められた、環境に配慮した製品であることを宣言することが可能となる。
なお、全ての電力消費地の制御システム100が太陽光パネル102を備えていなくてもよい。例えば、複数の電力消費地のうちの一部の電力消費地では、制御システム100が太陽光パネル102を備えておらず。電力会社400から買電した電力を利用するものであってもよい。このような電力消費地は、余剰電力を他の電力消費地に供給することはできないが、余剰電力の供給を受けることで電力会社400からの買電量を減らすことができるため、サプライチェーン全体の再生可能エネルギー調達率の向上に寄与する。
なお、電力の分配は、余剰電力に限定されるものではない。例えば、サプライチェーン全体での再生可能エネルギーの調達率を上げる場合に、余剰電力とともに、余剰電力でない電力を他の事業者に分配してもよい。また、分配される電力には、蓄電池124に蓄電した電力が含まれてもよい。また、分配が行われる事業者として、サプライチェーンを構成する全ての事業者が対象でなくてもよく、サプライチェーンを構成する一部の事業者間のみで分配が行われてもよい。
電力消費地の間の給電は、自己託送により行われる。このため、各電力消費地の制御システム100同士は、図2に示すように、送配電ネットワーク10を介して接続されている。送配電ネットワーク10は、発電事業者300が維持及び運用するものであってもよい。
なお、図3では、第1の電力消費地Aのみに余剰電力が発生している場合を例示したが、複数の電力消費地で余剰電力が発生する場合も同様に、余剰電力は、再生可能エネルギー調達率の低い事業者から順に分配してもよい。例えば、第1の電力消費地A、第2の電力消費地B、および第4の電力消費地Dの余剰電力が、送配電ネットワーク10を介して第3の電力消費地Cに供給されてもよく、図2には実線の矢印でその様子が示されている。なお、この場合において、第3の電力消費地Cにおいて、余剰電力を消費しきれない場合は、各電力消費地の制御システム100の蓄電池124に余剰電力が蓄電されてもよい。また、この場合において、第1の電力消費地A、第2の電力消費地B、および第4の電力消費地Dの余剰電力は、余剰電力量が多い順に第3の電力消費地Cに供給されてもよい。
なお、蓄電池124に電力が供給されるのは、サプライチェーン全体として余剰電力が発生する場合のみに限られない。例えば、第1の事業者A、第2の事業者B、第3の事業者C、および第4の事業者Dのそれぞれにおいて、買電する電力会社400が異なることにより単位電気料金(円/kWh)が異なる場合がある。また、第1の事業者A、第2の事業者B、第3の事業者C、および第4の事業者Dが買電する電力会社400は同じであるが契約電力量が異なることにより単位電気料金(円/kWh)が異なる場合がある。このような場合、買電電力の料金が低い事業者から買電電力の料金の高い事業者の蓄電池124へ給電を行えば、サプライチェーン全体としての電気料金を最適化し、電力料金の節電を図ることができる。更に、夜間の製品の製造が不可避である場合には、余剰電力が発生しなくても、夜間に比較的低い料金で買電した電力を蓄電池124に蓄電しておき、蓄電した電力を日中に他の電力消費地へ分配してもよい。これにより、分配された電力消費地において日中の比較的高い料金の買電量を削減することができ、サプライチェーン全体としての電気料金を最適化することができる。
また、第1の電力消費地A、第2の電力消費地B、第3の電力消費地C、および第4の電力消費地Dは、所定距離の範囲内に位置していてもよい。例えば、第1の電力消費地A、第2の電力消費地B、第3の電力消費地C、および第4の電力消費地Dは、直径5kmの圏内に位置していてもよい。
第1の事業者Aは、第1の製品Aの原材料の代金を原材料の販売者に支払う。また、第1の事業者Aは、他の事業者との間で余剰電力の売買を行った場合は、他の事業者との間で余剰電力の電力料金を精算する。
第2の事業者Bは、第1の製品Aの代金を第1の事業者Aに支払う。また、第2の事業者Bは、他の事業者との間で余剰電力の売買を行った場合は、他の事業者との間で余剰電力の電力料金を精算する。第2の事業者Bが、第1の事業者Aとの間で余剰電力の売買を行った場合に、第1の事業者Aとの間で第1の製品Aの代金と電力料金を相殺できる場合がある。この場合、第2の事業者Bと第1の事業者Aとの間で、第1の製品Aの代金と電力料金とが相殺される。
同様に、第3の事業者Cは、第2の製品Bの代金を第2の事業者Bに支払う。また、第3の事業者Cは、他の事業者との間で余剰電力の売買を行った場合は、他の事業者との間で余剰電力の電力料金を精算する。第3の事業者Cが、第2の事業者Bとの間で余剰電力の売買を行った場合に、第2の事業者Bとの間で第2の製品Bの代金と電力料金を相殺できる場合がある。この場合、第3の事業者Cと第2の事業者Bとの間で、第2の製品Bの代金と電力料金とが相殺される。
同様に、第4の事業者Dは、第3の製品Cの代金を第3の事業者Cに支払う。また、第4の事業者Dは、他の事業者との間で余剰電力の売買を行った場合は、他の事業者との間で余剰電力の電力料金を精算する。第4の事業者Dが、第3の事業者Cとの間で余剰電力の売買を行った場合に、第3の事業者Cとの間で第3の製品Cの代金と電力料金を相殺できる場合がある。この場合、第4の事業者Dと第3の事業者Cとの間で、第3の製品Cの代金と電力料金とが相殺される。
電力消費地のそれぞれに備えられた制御システム100は、図4に示すように、例えば、太陽光パネル102と、接続箱104と、DC/AC高周波インバータ106と、高周波変圧器108と、漏電ブレーカ110と、第1の給電スイッチ112と、第2の給電スイッチ116と、AC/DCコンバータ118と、蓄電池給電スイッチ120と、DC/DCコンバータ122と、蓄電池124と、制御装置200と、を有して構成される。更に、制御システム100は、零相電圧検出器140と、買電ブレーカ142と、逆電力継電器144と、高周波変圧器146と、第3の給電スイッチ148と、第4の給電スイッチ150と、を有して構成される。また、制御システム100は、制御対象機器114を更に有していてもよい。本実施形態に係る電力の分配機能を実現する観点からは、制御システム100は、太陽光パネル102、第2の給電スイッチ116、第4の給電スイッチ150、および制御装置200を備えていればよい。そして、制御システム100の他の構成は、付加的要素であってもよい。制御対象機器114は、各電力消費地において製品を生産するための建物または設備の機器であってもよい。なお、図4において、制御装置200から第1の給電スイッチ112、第2の給電スイッチ116、蓄電池給電スイッチ120、第3の給電スイッチ148、および第4の給電スイッチ150へ延びる破線の矢印は、これらスイッチを駆動するための制御信号が伝送される信号線を示している。
太陽光パネル102は、太陽光を受けて発電する。太陽光パネル102は、例えば、複数の太陽電池モジュールを備えている。各太陽電池モジュールは、例えば、複数の太陽電池セルから構成される。太陽電池セルは、太陽光の照射を受けて、太陽光エネルギーを電力に変換する。接続箱104は、例えば、各太陽電池モジュールが生成した直流出力を取り出す出力ケーブルを1のケーブルに統合する。
DC/AC高周波インバータ106は、太陽光パネル102により生成された電力を直流から交流に変換する。高周波変圧器108は、DC/AC高周波インバータ106により変換された交流を所望の電圧に変圧する。漏電ブレーカ110は、交流の電流が過大になると電流を遮断する。第1の給電スイッチ112は、電磁スイッチから構成され、太陽光パネル102が発電した電力を制御対象機器114へ給電するためのスイッチである。第1の給電スイッチ112がオンになると、制御対象機器114に電力が給電される。一方、第1の給電スイッチ112がオフになると制御対象機器114への給電が停止される。
第2の給電スイッチ116は、電磁スイッチから構成され、太陽光パネル102が発電した電力を他の電力消費地の制御システム100へ給電するためのスイッチである。第2の給電スイッチ116がオンになると、太陽光パネル102が発電した電力が、他の電力消費地の制御システム100に給電される。第2の給電スイッチ116がオフになると他の電力消費地の制御システム100への給電が停止される。
また、制御システム100には、電力会社400から商用電力が供給される。商用電力は、買電ブレーカ142を介して高周波変圧器146に供給される。商用電力は、例えば、3φ3W6.6kVである。買電ブレーカ142は、商用電力の電流が過大になると電流を遮断する。零相電圧検出器140は、商用電力の中性点電圧を検出する。逆電力継電器144は、中性点電圧に基づき逆方向電力を検出する。逆電力継電器144が逆方向電力を検出すると、逆潮流が発生しているため、第3の給電スイッチ148がオフとされる。
高周波変圧器146は、商用電力の交流を所望の電圧に変圧する。第3の給電スイッチ148は、電磁スイッチから構成される。高周波変圧器146から出力された交流出力は、第3の給電スイッチ148がオンであり、且つ第1の給電スイッチ112のときに、制御対象機器114に給電される。
また、制御システム100には、他の消費地の制御システム100から余剰電力が給電される。第4の給電スイッチ150は、電磁スイッチから構成され、他の電力消費地の制御システム100から給電された電力を受電するためスイッチである。他の消費地の余剰電力は、第4の給電スイッチ150がオンであり、且つ第1の給電スイッチ112がオンのときに、制御対象機器114に給電される。
AC/DCコンバータ118は、高周波変圧器108により変圧された交流を直流に変換する。蓄電池給電スイッチ120は、電磁スイッチから構成され、電力の余剰分を必要に応じて蓄電池124に給電するためのスイッチである。蓄電池給電スイッチ120がオンになると蓄電池124に電力が給電される。一方、蓄電池給電スイッチ120がオフになると蓄電池124への給電が停止される。DC/DCコンバータ122は、AC/DCコンバータ118により変換された直流の電圧を蓄電池124に蓄電するために電圧変換する。蓄電池124は、蓄電池給電スイッチ120がオンのときに、太陽光パネル102が発電した電力を蓄電する。本実施形態に係る制御システム100は、完全自家消費型であり、電力会社400への売電は行わない。また、太陽光パネル102が発電した電力の余剰分は、上述したように、基本的には他の電力消費地に給電される。したがって、蓄電池給電スイッチ120は、基本的にはオフとされ、必要な場合にオンとされる。
電力分配システムを含む全体システム1000は、図5に示すように、各電力消費地の制御システム100の制御装置200と、サーバ600を有する。サーバ600は、発電事業者300が保有するものであってもよい。各電力消費地の制御装置200とサーバ600とは、光通信回線などで構成される通信ネットワーク500を介して互いに通信可能となっている。各電力消費地の制御装置200は、更に、気象情報を提供する外部のサーバと通信ネットワーク500を介して互いに通信可能となっている。
サーバ600は、図6に示すように、制御装置610と、ストレージ装置620と、を有している。
制御装置610は、プロセッサ612と、メモリ614と、通信インターフェース616とを有する。プロセッサ612は、1個または複数個のCPU(Central Processing Unit)及びその周辺回路を有する。プロセッサ612は、論理演算ユニット、数値演算ユニットあるいはグラフィック処理ユニットといった他の演算回路をさらに有していてもよい。メモリ614は、例えば、揮発性の半導体メモリ及び不揮発性の半導体メモリを有する。通信インターフェース616は、図6に示す通信I/Fに対応し、制御装置610をサーバ600内のネットワーク、または通信ネットワーク500に接続するためのインターフェース回路を有する。
ストレージ装置620は、例えば、ハードディスク装置または光記録媒体及びそのアクセス装置を有する。ストレージ装置620には、各種情報が記憶されている。なお、ストレージ装置620は、プロセッサ612上で実行される処理を実行するためのコンピュータプログラムを記憶してもよい。
サーバ600の制御装置610のプロセッサ612は、電力分配システムの一態様である。プロセッサ612は、図7に示すように、情報取得部612aと、余剰電力判定部612bと、再生可能エネルギー調達率算出部612cと、給電制御部612dと、決済処理部612eと、を有している。プロセッサ612が有するこれらの各部は、例えば、プロセッサ612上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。つまり、プロセッサ612が有するこれらの各部は、プロセッサ612とこれを機能させるためのプログラム、すなわちソフトウェアから構成される。また、そのプログラムは、制御装置610のメモリ614または外部から接続される記録媒体に記録されていてもよい。あるいは、プロセッサ612が有するこれらの各部は、プロセッサ612に設けられる専用の演算回路であってもよい。プロセッサ612が有するこれらの各部の少なくとも一部は、全体システム1000の中のサーバ600以外に設けられていてもよい。
情報取得部612aは、各電力消費地の制御装置200から各種情報を取得する。各種情報は、太陽光パネル102の発電量、電力会社400から買電した電力量、電力会社400へ支払う電力料金、電力消費地の電力消費量、製品の売買に係る代金を含む。また各種情報は、他の電力消費地の制御システム100から給電された余剰電力の電力量、他の電力消費地の制御システム100に給電した余剰電力の電力量を含む。これらの各種情報は、ストレージ装置620に記憶される。
余剰電力判定部612bは、複数の事業者の電力消費地のそれぞれにおいて、再生可能エネルギーすなわち太陽光により発電された電力が余剰となっているか否かを判定する。具体的には、余剰電力判定部612bは、各電力消費地の太陽光パネル102の発電量、電力会社400から買電した電力量、および電力消費量から、各電力消費地において、太陽光により発電された電力の余剰電力量を算出する。ここで、余剰電力量は、太陽光パネル102の発電量と電力会社400から買電した電力量との合計から電力消費量を減算することで算出された値として定義される。余剰電力量は、発電量、買電した電力量および電力消費量の実測値から求まる実測値、またはこれらの予測値から求まる予測値であってよい。太陽光パネル102の発電量と電力会社400から買電した電力量との合計から電力消費量を減算した値が太陽光パネル102の発電量よりも大きい場合、余剰電力量は、太陽光パネル102の発電量とされる。そして、余剰電力判定部612bは、余剰電力量が発生している電力消費地、すなわち余剰電力量が0より大きい電力消費地について、太陽光により発電された電力が余剰となっていると判定する。なお、上述したように、余剰電力が発生しない場合においても、他の電力消費地から給電された電力が蓄電池124に供給されてもよい。例えば、製品の生産が日照時間外に行われる場合には、余剰電力が発生しなくても、生産に先立ち日中に太陽光パネル102が発電した電力を蓄電池124に蓄電しておけば、電力会社400から購入する電力量を抑制することができる。
再生可能エネルギー調達率算出部612cは、複数の電力消費地のそれぞれにおいて、再生可能エネルギー調達率を算出する。上述したように、再生可能エネルギー調達率は、電力消費量のうち再生可能エネルギーによる発電電力の消費量が占める比率である。具体的には、再生可能エネルギー調達率算出部612cは、各電力消費地について、太陽光パネル102の発電量を電力消費量で除算することにより、再生可能エネルギー調達率を算出する。
給電制御部612dは、再生可能エネルギーすなわち太陽光により発電された電力が余剰となっている電力消費地の余剰電力を、複数の前記電力消費地のうち再生可能エネルギー調達率が低い電力消費地へ優先的に給電する。具体的には、給電制御部612dは、余剰電力が生じている電力消費地の制御システム100に対し、第2の給電スイッチ116をオンにするための第1の給電指令を送信する。また、給電制御部612dは、再生可能エネルギー調達率の低い電力消費地の制御システム100に対し、第4の給電スイッチ150をオンにするための第2の給電指令を送信する。給電制御部612dは、余剰電力を複数の電力消費地に給電する場合に、再生可能エネルギー調達率がより低い順に給電してもよい。
また、再生可能エネルギー調達率算出部612cは、複数の電力消費地の全体において、再生可能エネルギー調達率を算出してもよい。この場合において、給電制御部612dは、複数の電力消費地の全体において、再生可能エネルギー調達率が所定値となるように、余剰電力を複数の電力消費地の少なくともいずれかに給電してもよい。具体的には、給電制御部612dは、余剰電力を蓄電および廃棄することなく、余剰電力を複数の電力消費地の少なくともいずれかに給電することで、複数の電力消費地の全体において、再生可能エネルギー調達率が所定値以上となるように給電してもよい。所定値は、100%、95%、85%、または75%であってよい。また、給電制御部612dは、複数の電力消費地の全体において、再生可能エネルギー調達率がより高くなるように給電してもよい。また、給電制御部612dは、複数の電力消費地について、電力会社400からの買電量量が多い順に給電してもよい。
また、給電制御部612dは、複数の前記電力消費地のうち、太陽光により発電された電力が余剰となっている電力消費地の再生可能エネルギー調達率が最も低い場合は、余剰電力を他の電力消費地に給電することなく、その電力消費地の買電量を低下させるように指令を送信してもよい。また、給電制御部612dは、余剰電力を給電した電力消費地において、更なる余剰電力が発生しないように給電を行ってもよい。このため、給電制御部612dは、余剰電力を給電した電力消費地において、必要とする電力量が満たされると、余剰電力の残余分を他の電力消費地に給電する。換言すれば、給電制御部612dは、各電力消費地が必要とする電力量を各電力消費地に給電してもよい。この場合、具体的には、給電制御部612dは、余剰電力が生じている電力消費地の制御システム100に対し、各電力消費地が必要とする電力量を各電力消費地に給電するように第2の給電スイッチ116をオンにするための第1の給電指令を送信する。各電力消費地が必要とする電力量は、太陽光パネル102の発電量と電力会社400から買電した電力量との合計から電力消費量を減算した値が負の値であるときに、その値の絶対値とすることができる。
決済処理部612eは、余剰電力を給電した事業者と余剰電力が給電された事業者との間で余剰電力の代金に相当する電力料金を決済する。また、決済処理部612eは、余剰電力を給電した事業者と余剰電力が給電された事業者との間でサプライチェーンに係る製品又は該製品を生産する過程で生じる中間製品の売買がある場合、製品の売買に係る代金と電力料金の少なくとも一部を相殺して決済してもよい。
決済処理部612eは、事業者間で余剰電力の受け渡しが行われていない場合は、製品の売買に係る代金のみを決済することができる。一方、決済処理部612eは、事業者間で余剰電力の受け渡しが行われた場合は、製品の売買に係る代金と余剰電力の代金に相当する電力料金とを決済する処理を行うことができる。この場合において、決済処理部612eは、製品の売買に係る代金と電力料金を相殺できる場合は、製品の売買に係る代金と電力料金を相殺して決済を行う。決済処理部612eは、既存の電子決済サービスを利用するものであってもよい。この場合、全体システム1000は、電子決済サービスを含むものであってもよい。
また、事業者は、決済する場合と決済しない場合を選択することができる。事業者が決済を望む場合は、決済を望む旨を操作入力装置から制御装置200に入力し、制御装置200からその旨をサーバ600へ送信することで、決済処理部612eが決済を行う。一方、事業者が決済を望まない場合は、決済を望まない旨を操作入力装置から制御装置200に入力し、制御装置200からその旨をサーバ600へ送信することで、決済処理部612eは決済を行わない。
決済処理部612eは、サプライチェーンを構成する事業者間の取引について、一定期間毎、例えば1か月毎に発生した電力料金、および製品の売買に係る代金を決済する。代金の決済においては、原材料費、中間製品、最終製品の標準価格を、サプライチェーンを構成する事業者間で共有しておき、標準価格で決済を行う。一定期間内に原材料費の変動により標準価格からの変動が生じる場合は、変動分を別途決済してもよい。また、余剰電力は自己託送で取引されるため、事業者間で電力料金の変動幅を契約で定めておくことにより、電気料金の変動が決済額に与える影響を抑制することができる。
制御システム100の制御装置200は、ハードウェア構成として、図6に示したサーバ600の制御装置610と同様の構成を備える。すなわち、制御装置200は、プロセッサと、メモリと、通信インターフェースと、を有する。制御装置200のハードウェアの機能は、サーバ600の制御装置610と同様である。更に、制御装置200には、ユーザによる操作情報が入力される操作入力装置と、表示装置が接続されていてもよい。キーボードまたはマウスは操作入力装置の一例であり、液晶ディスプレイは表示装置の一例である。
制御装置200のプロセッサ210は、図8に示すように、情報取得部210aと、情報送信部210bと、給電指令受信部210cと、給電制御部210dと、受電制御部210eと、発電量予測部210fと、電力需要取得部210gと、学習部210hと、を有する。プロセッサ210が有するこれらの各部は、例えば、プロセッサ210上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。つまり、プロセッサ210が有するこれらの各部は、プロセッサ210とこれを機能させるためのプログラム、すなわちソフトウェアから構成される。また、そのプログラムは、制御装置200が備えるメモリまたは外部から接続される記録媒体に記録されていてもよい。あるいは、プロセッサ210が有するこれらの各部は、プロセッサ210に設けられる専用の演算回路であってもよい。プロセッサ612が有するこれらの各部の少なくとも一部は、サーバ600のプロセッサ612に設けられていてもよい。
情報取得部210aは、太陽光パネル102の発電量、電力会社400から買電した電力量、電力会社400へ支払う電力料金、電力消費量、および製品の売買に係る代金を取得する。また、情報取得部210aは、他の電力消費地の制御システム100から給電された余剰電力の電力量、他の電力消費地の制御システム100に給電した余剰電力の電力量を取得する。
情報取得部210aは、太陽光パネル102の発電量として、実測値を取得してもよいし、発電量予測部210fが予測した予測値を取得してもよい。情報取得部210aは、電力会社400から買電した電力量として、第3の給電スイッチ148のオン時に第3の給電スイッチ148を通って給電される電力量の実測値を取得する。または、情報取得部210aは、電力会社400から買電した電力量として、電力会社400から買電する電力量の予測値を取得してもよい。例えば、電力会社400から買電する電力量が予め定められている場合は、予め定められた電力量を取得してもよい。また、情報取得部210aは、電力会社400へ支払う電力料金として、電力会社400から買電した電力量に応じた電力料金を取得する。また、情報取得部210aは、電力消費量として、電力消費地の建物または設備で消費された電力量の実測値を取得する。または、情報取得部210aは、電力消費量として、電力需要取得部210gが予測した電力需要量の予測値を取得してもよい。また、情報取得部210aは、製品の売買に係る代金として、サプライチェーンを構成する他の事業者との間で売買した、製品の単価と製品の個数とを乗算した値を取得する。なお、製品の単価と製品の個数は、キーボードまたはマウスを含む操作入力装置により制御装置200に入力されるものであってもよい。
また、情報取得部210aは、他の電力消費地の制御システム100から給電された余剰電力の電力量として、第4の給電スイッチ150のオン時に第4の給電スイッチ150を通って給電される電力量を取得する。また、情報取得部210aは、他の電力消費地の制御システム100に給電した余剰電力の電力量として、第2の給電スイッチ116のオン時に第2の給電スイッチ116を通って他の電力消費地の制御システム100に給電される電力量を取得する。これら電力量は、例えばスマートメータによって実測される。更に、情報取得部210aは、通信ネットワーク500を介して外部のサーバから送信された気象情報を取得する。
情報送信部210bは、情報取得部210aが取得したこれらの情報をサーバ600に送信する。
給電指令受信部210cは、サーバ600から第1の給電指令または第2の給電指令が送信されると、第1の給電指令または第2の給電指令を受信する。給電制御部210dは、給電指令受信部210cがサーバ600から第1の給電指令を受信すると、第1の給電指令に基づいて、第2の給電スイッチ116をオンに制御する。これにより、太陽光パネル102が発電した電力が、他の電力消費地の制御システム100に給電される。受電制御部210eは、給電指令受信部210cがサーバ600から第2の給電指令を受信すると、第2の給電指令に基づいて、第4の給電スイッチ150をオンに制御する。これにより、他の電力消費地の制御システム100の太陽光パネル102が発電した電力が給電される。
受電制御部210eが、第4の給電スイッチ150をオンに制御すると、給電制御部210dにより第3の給電スイッチ148が適宜オフとされる。これにより、電力会社400からの商用電力の供給量が減少し、再生可能エネルギー調達率が向上される。例えば、他の電力消費地から供給を受けた余剰電力の電力量の分だけ、商用電力の供給量が減少される。商用電力の供給量の減少量は、余剰電力の供給量に基づいてサーバ600が制御装置200に指示してもよい。
発電量予測部210fは、太陽光パネル102の発電量を予測する。例えば、発電量予測部210fは、情報取得部210aが外部のサーバから取得した気象情報に基づいて、太陽光パネル102の発電量を予測する。
発電量予測部210fは、太陽光パネル102の発電量を予測するために機械学習された学習済モデルから構成されていてもよい。この場合、学習部210hは、例えば入力値x1,x2,x3,x4,x5と、入力値x1,x2,x3,x4,x5に対する教師データytからなる複数のデータセットから学習済モデルを作成する。或る入力値に対して教師データytが求められており、この入力値に対する出力層からの出力値がyであった場合、誤差関数として平方誤差が用いられている場合には、平方誤差Eは、E=(1/2)・(y-yt)2で求められる。
学習部210hは、データセットに含まれる入力値をニューラルネットワークに入力し、得られた出力値yとデータセットに含まれる教師データytから二乗誤差Eを計算する。そして、学習部210hは、複数の学習用のデータセットから得られる平方誤差Eの和を最小化するため、例えば誤差逆伝播法、確率的勾配降下法などの演算を行うことによって、各ノードの重みwおよびバイアスbを算出することで、学習済モデルを作成する。なお、教師データを検出できない場合、学習部210hは、教師無し学習または強化学習により学習済モデルを作成してもよい。
学習部210hが発電量予測部210fに相当する学習済モデルを作成する場合、入力値x1,x2,x3,x4,x5は、一例として、日射量、天候、気温、風力などの気象情報である。また、教師データytは太陽光パネル102の発電量の実績値である。これにより、作成した学習済モデルに日射量、天候、気温、風力などのパラーメータを入力すると、学習済モデルから太陽光パネル102の発電量の予測値が出力される。
電力需要取得部210gは、個々の電力消費地の電力需要量を取得する。例えば、個々の電力消費地の電力需要量が予め需要計画で定められている場合がある。この場合、電力需要取得部210gは、需要計画から電力需要量を取得する。なお、需要計画は制御装置200のメモリに格納されていてよい。
また、電力需要取得部210gは、電力需要量を予測し、予測した電力需要量を取得してもよい。この場合に、電力需要取得部210gは、電力需要量を予測するために機械学習された学習済モデルから構成されていてもよい。この場合、学習部210hは、上記と同様に、例えば入力値x1,x2,x3,x4,x5と、入力値x1,x2,x3,x4,x5に対する教師データytからなる複数のデータセットから学習済モデルを作成する。学習部210hが電力需要量を予測する学習済モデルを作成する場合、入力値x1,x2,x3,x4,x5は、一例として、各電力消費地で生産される製品の出荷量、生産計画、生産設備の稼働状況、稼働時刻および機器の劣化度を表す積算使用時間などのパラーメータである。ここで、生産計画は、予定出荷量、プロセス計画を含むものであってもよい。また、教師データytは各電力消費地の使用電力量の実績値である。これにより、作成した学習済モデルにこれらのパラーメータを入力すると、学習済モデルから電力需要量の予測値が出力される。
次に、サーバ600のプロセッサ612の処理の時系列的な流れを図9に基づいて説明する。先ず、情報取得部612aが、各電力消費地の制御装置200から、太陽光パネル102の発電量、電力消費量、買電した電力量、電力料金、製品の売買に係る代金を取得する(ステップS10)。次に、余剰電力判定部612bが、複数の事業者の電力消費地のそれぞれにおいて、太陽光により発電された電力の余剰電力量を算出する(ステップS12)。
次に、再生可能エネルギー調達率算出部612cが、複数の電力消費地のそれぞれにおいて、再生可能エネルギー調達率を算出する(ステップS14)。次に、余剰電力判定部612bが、複数の事業者の電力消費地のそれぞれにおいて、太陽光により発電された電力が余剰となっているか否か、すなわち余剰電力が発生しているか否かを判定する(ステップS16)。
ステップS16で余剰電力が発生している場合、給電制御部612dが、余剰電力を、複数の電力消費地のうち最も再生可能エネルギー調達率が低い電力消費地へ給電する(ステップS18)。
次に、余剰電力判定部612bが、余剰電力が依然として発生しているか否かを判定する(ステップS20)。ステップS20で余剰電力が依然として発生している場合、給電制御部612dが、余剰電力を、複数の電力消費地のうち次に再生可能エネルギー調達率が低い電力消費地へ給電する(ステップS22)。ステップS22の後、処理はステップS20に戻る。
そして、ステップS20で余剰電力が発生していない場合、決済処理部612eが、決済処理を行う(ステップS24)。
以上説明したように本実施形態によれば、製品を供給するサプライチェーンを構成する事業者の電力消費地において、太陽光により発電された電力に余剰が発生すると、余剰電力が再生可能エネルギー調達率の低い電力消費地に分配される。これにより、再生可能エネルギー調達率が低い電力消費地において、再生可能エネルギー調達率が増加し、サプライチェーン全体として再生可能エネルギー調達率を高めることが可能となる。
また、再生可能エネルギーより得られた価値すなわち電気料金を、サプライチェーンを構成する事業者間の金銭授受の一部に置き換えることで、金銭の効率的運用と、金銭授受に関わる煩雑な処理の低減を図ることが可能である。また、発電量予測に基づいた生産計画を立案し、これをサプライチェーン全体で共有することにより、生産自体の再生可能エネルギー利用率を向上させることも可能である。更に、特定の最終製品に限定して本発明の技術を適用すれば、再生可能エネルギーを100%使用した製品を生み出すことも可能である。