JP7751664B2 - 電子デバイスの製造方法、レーザ装置、及び波長シーケンス算出システム - Google Patents
電子デバイスの製造方法、レーザ装置、及び波長シーケンス算出システムInfo
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Description
1.比較例
1.1 リソグラフィシステム
1.2 露光装置200
1.2.1 構成
1.2.2 動作
1.3 レーザ装置100
1.3.1 構成
1.3.2 動作
1.4 スキャン露光
1.5 多波長発振
1.6 比較例の課題
2.目標中心波長の各々を互いの時間間隔が大きくなるように複数のパルスに割り当てる波長シーケンスの算出方法
2.1 構成
2.2 動作
2.3 半導体レーザ60
2.3.1 構成
2.3.2 動作
2.4 目標積算スペクトル形状sに基づく波長シーケンスの算出
2.4.1 メインフロー
2.4.2 パルススペクトル形状gの送信
2.4.3 目標中心波長λi及び割り当てパルス数Jiの算出
2.4.4 波長シーケンスの算出
2.5 作用
3.露光制御プロセッサ210がレーザ制御プロセッサ130に波長シーケンスを送信する実施形態
3.1 構成
3.2 目標積算スペクトル形状sに基づく波長シーケンスの算出
3.3 作用
4.レーザ制御プロセッサ130が波長シーケンスを算出する実施形態
4.1 構成
4.2 目標積算スペクトル形状sに基づく波長シーケンスの算出
4.3 作用
5.その他
1.1 リソグラフィシステム
図1は、比較例におけるリソグラフィシステムの構成を概略的に示す。本開示の比較例とは、出願人のみによって知られていると出願人が認識している形態であって、出願人が自認している公知例ではない。
リソグラフィシステムは、レーザ装置100と、露光装置200と、を含む。図1においてはレーザ装置100が簡略化して示されている。
1.2.1 構成
図1に示されるように、露光装置200は、照明光学系201と、投影光学系202と、露光制御プロセッサ210と、を含む。
投影光学系202は、レチクルを透過したパルスレーザ光B2を、縮小投影してワークピーステーブルWTに配置された図示しないワークピースに結像させる。ワークピースはレジスト膜が塗布された半導体ウエハ等の感光基板である。
露光制御プロセッサ210は、目標中心波長λt、目標パルスエネルギーEt、及び目標スペクトル線幅Δλtを含む各種パラメータと、トリガ信号Trと、をレーザ制御プロセッサ130に送信する。レーザ制御プロセッサ130は、これらのパラメータ及び信号に従ってレーザ装置100を制御する。
このような露光工程によって半導体ウエハにレチクルパターンが転写される。その後、複数の工程を経ることで電子デバイスを製造することができる。
1.3.1 構成
図2は、比較例におけるレーザ装置100の構成を概略的に示す。図2においては露光装置200が簡略化して示されている。
レーザ発振器MO1は、レーザチャンバ10と、電源装置12と、狭帯域化モジュール14と、スペクトル線幅調節器15aと、を含むマスターオシレータである。狭帯域化モジュール14及びスペクトル線幅調節器15aは第1の光共振器を構成する。
レーザチャンバ10は、一対の放電電極11a及び11bを内部に備えている。レーザチャンバ10には、例えばレアガスとしてアルゴンガス又はクリプトンガス、ハロゲンガスとしてフッ素ガス、バッファガスとしてネオンガス等を含むレーザガスが封入される。
電源装置12は放電電極11aに接続される。放電電極11bは接地電位に接続される。
リアミラー24及び出力結合ミラー25の各々は、部分反射ミラーで構成されている。リアミラー24は出力結合ミラー25よりも高い反射率を有する。
レーザチャンバ20は、一対の放電電極21a及び21bを内部に備えている。レーザチャンバ20に封入されるレーザガスはレーザチャンバ10に封入されるものと同様である。
電源装置22は放電電極21aに接続される。放電電極21bは接地電位に接続される。
レーザ制御プロセッサ130は、露光制御プロセッサ210から受信した目標中心波長λtに基づいて狭帯域化モジュール14に制御信号を送信する。レーザ制御プロセッサ130は、露光制御プロセッサ210から受信した目標スペクトル線幅Δλtに基づいてスペクトル線幅調節器15aに制御信号を送信する。レーザ制御プロセッサ130は、露光制御プロセッサ210から受信した目標パルスエネルギーEtに基づいて、レーザ発振器MO1及びレーザ増幅器POの電源装置12及び22にそれぞれ電圧指令値を設定する。
放電電極11a及び11bの間に高電圧が印加されると、放電電極11a及び11bの間の放電空間に放電が起こる。この放電のエネルギーにより、レーザチャンバ10内のレーザガスが励起されて高エネルギー準位に移行する。励起されたレーザガスが、その後、低エネルギー準位に移行するとき、そのエネルギー準位差に応じた波長の光を放出する。
これにより、狭帯域化モジュール14に入射した光のうちの所望波長付近の光がレーザチャンバ10に戻される。
ビームスプリッタ17aを透過したパルスレーザ光B2は、露光装置200へ入射する。
図3~図5は、露光装置200においてパルスレーザ光B2のビーム断面Bの位置に対してスキャンフィールドSFの位置が変化する様子を示す。スキャンフィールドSFは、例えば、ワークピースに形成される多数の半導体チップのうちのいくつかの半導体チップが形成される領域に相当する。スキャンフィールドSFにはレジスト膜が塗布されている。スキャンフィールドSFの移動方向をY軸方向とし、スキャンフィールドSFの面内でY軸方向に垂直な方向をX軸方向とする。スキャンフィールドSFのX軸方向の幅は、パルスレーザ光B2のワークピースの位置におけるビーム断面BのX軸方向の幅と同一である。スキャンフィールドSFのY軸方向の幅は、パルスレーザ光B2のワークピースの位置におけるビーム断面BのY軸方向の幅Wより大きい。
T=W/V
スキャンフィールドSFのうちの任意の1箇所に照射されるパルスレーザ光B2の照射パルス数をNスリットパルス数Nsといい、これは所要時間Tにおいて生成されるパルスレーザ光B2のパルス数と同一であり、以下の通りである。
Ns=F・T
ここで、Fはパルスレーザ光B2の繰返し周波数である。
図6は、多波長発振の波長シーケンスの例を示す。
t1~t5の各々はパルスレーザ光B2の1つのパルスの出力タイミングを示し、時間の経過に従って、t1、t2、t3、t4、t5、t1、t2、t3、...の順でt1~t5が繰り返されるものとする。波長シーケンスの1周期に相当するパルス数を周期内パルス数Kmaxとし、1からKmaxまでの個々の整数をkとすると、図6において周期内パルス数Kmaxは5であり、出力タイミングt1~t5をまとめてtkで示すことができる。
しかしながら、図6に示される波長シーケンスを設定しても、図7のような積算スペクトル形状が得られないことがある。これは、スキャンフィールドSFのうちの1箇所に照射されるパルスレーザ光B2のNスリットパルス数Nsは一定であるとしても、Nスリットパルス数Nsのパルスレーザ光B2の目標中心波長の内訳が変動し得るためである。これについて図8及び図9を参照しながら説明する。
2.1 構成
図10は、第1の実施形態におけるリソグラフィシステムの構成を概略的に示す。第1の実施形態において、レーザ装置100aに含まれるレーザ制御プロセッサ130はパルスレーザ光B2のパルススペクトル形状gを露光装置200aに含まれる露光制御プロセッサ210に送信する。露光制御プロセッサ210は、波長シーケンスを算出し、波長シーケンスに基づく目標中心波長λiをパルスごとにレーザ制御プロセッサ130に送信する。第1の実施形態における露光制御プロセッサ210は本開示における波長シーケンス算出システムに相当する。
ポンピングレーザ73は、チタンサファイヤ増幅器71のチタンサファイヤ結晶を励起するために、YLF(yttrium lithium fluoride)レーザの第2高調波を出力するレーザ装置である。
凹面ミラー34は、凸面ミラー35によって反射されてレーザチャンバ30をふたたび通過したパルスレーザ光B1の光路に配置されている。
シャッター19は、モニタモジュール17を透過したパルスレーザ光B2の光路に位置する。シャッター19は、露光装置200aへのパルスレーザ光B2の通過と遮断とを切り替え可能に構成されている。
レーザ発振器MO2において、半導体レーザ60は、波長約773.6nmのパルスレーザ光を出力し、チタンサファイヤ増幅器71は、このパルスレーザ光を増幅して出力する。波長変換システム72は、波長約773.6nmのパルスレーザ光を波長約193.4nmのパルスレーザ光B1に変換してレーザ増幅器PAに向けて出力する。
2.3.1 構成
図12は、第1の実施形態における半導体レーザ60の構成を概略的に示す。半導体レーザ60は、分布帰還型半導体レーザDFBと、半導体光増幅器SOAと、を含む。
半導体レーザ素子65は、温度又は電流値によって発振波長を変更可能なレーザ素子である。半導体レーザ素子65には電流制御部62が接続されている。また、半導体レーザ素子65にはペルチェ素子63と温度センサ66とが固定されている。ペルチェ素子63と温度センサ66とには温度制御部64が接続されている。電流制御部62は、本開示における波長調節器に相当する。
半導体レーザ素子65は、波長約773.6nmのCW(continuous wave)レーザ光を出力する。
温度制御部64は、固体レーザ制御プロセッサ13から出力される設定温度に従い、ペルチェ素子63に電流を供給する。ペルチェ素子63は、温度制御部64から供給される電流に従って、ペルチェ素子63の1つの面から他の1つの面へ向かう方向に熱エネルギーを移動させることにより、半導体レーザ素子65を冷却又は加熱する。温度センサ66は、半導体レーザ素子65の温度を検出する。温度制御部64は、固体レーザ制御プロセッサ13から出力された設定温度と温度センサ66によって検出された温度とに基づいて、ペルチェ素子63に供給する電流をフィードバック制御する。半導体レーザ素子65を設定温度に制御することにより、半導体レーザ素子65から出力されるCWレーザ光の波長を773.6nm付近の値に維持することができる。
2.4.1 メインフロー
図13は、第1の実施形態において目標積算スペクトル形状sに基づいて波長シーケンスを算出する手順を示すフローチャートである。図13に示される処理は、主として露光装置200aに含まれる露光制御プロセッサ210によって行われ、一部の処理はレーザ装置100aに含まれるレーザ制御プロセッサ130によって行われる。
S6において、露光制御プロセッサ210は、トリガ信号Trをレーザ制御プロセッサ130に送信する。
図14は、レーザ制御プロセッサ130がパルススペクトル形状gを露光制御プロセッサ210に送信する処理の詳細を示すフローチャートである。図14に示される処理は、図13のS1のサブルーチンに相当する。
S13において、レーザ制御プロセッサ130は、パルスレーザ光B2のパルススペクトル形状gをモニタモジュール17によって計測する。この場合のモニタモジュール17は本開示におけるスペクトル検出器に相当する。
S14の後、本フローチャートの処理は終了し、図13に示される処理に戻る。
(a)レーザ制御プロセッサ130は、パルススペクトル形状gの基準となる基準スペクトル形状及び目標スペクトル線幅Δλtのデータをメモリ132から読み出し、基準スペクトル形状を目標スペクトル線幅Δλtに基づいて変形することによりパルススペクトル形状gを取得してもよい。基準スペクトル形状は、例えばガウス分布状のスペクトル形状である。
(b)また、レーザ制御プロセッサ130は、レーザ装置100aとは別のレーザ装置から出力されるパルスレーザ光のスペクトル形状のデータをメモリ132から読み出すことによりパルススペクトル形状gを取得してもよい。別のレーザ装置は、例えば同種のレーザ装置である。また、同種の複数のレーザ装置から出力されるパルスレーザ光のスペクトル形状の平均をパルススペクトル形状gとして取得してもよい。
図15は、露光制御プロセッサ210が目標中心波長λi及び割り当てパルス数Jiを算出する処理の詳細を示すフローチャートである。図15に示される処理は、図13のS2のサブルーチンに相当する。
S=F(s)
G=F(g)
F(a)は関数aのフーリエ変換を示す。
p=F-1(S/G)
F-1(A)は関数Aのフーリエ逆変換を示す。S/Gは本開示における第3の関数に相当する。
S26において、露光制御プロセッサ210は、以下のようにフーリエ逆変換pを値pminで除算することにより関数pmを算出する。
pm=p/pmin
関数pmは本開示における第4の関数に相当する。
S28において、露光制御プロセッサ210は、関数pmに含まれる値のうち、1以上の値に対応する波長を目標中心波長λiとし、S27において四捨五入して得られた値を割り当てパルス数Jiとする。
以上のようにして、目標中心波長λi及び割り当てパルス数Jiが算出される。
S28の後、本フローチャートの処理は終了し、図13に示される処理に戻る。
S26aにおいて、露光制御プロセッサ210は、以下のように規格化フーリエ逆変換pnを値pnminで除算することにより関数pnmを算出する。
pnm=pn/pnmin
関数pnmは本開示における第6の関数に相当する。
S28aにおいて、露光制御プロセッサ210は、関数pnmに含まれる値のうち、1以上の値に対応する波長を目標中心波長λiとし、S27aにおいて四捨五入して得られた値を割り当てパルス数Jiとする。
S28aの後、本フローチャートの処理は終了し、図13に示される処理に戻る。
他の点については、図19に示される処理は図15と同様である。
図20は、露光制御プロセッサ210が波長シーケンスを算出する処理の詳細を示すフローチャートである。図20に示される処理は、図13のS3のサブルーチンに相当する。
Kmax=2+1+1+1+1+1+3=10
IVi=Kmax/Ji
割り当て間隔IViは波長シーケンスにおいて何パルス分の時間間隔を空けて当該目標中心波長λiを配置するかを示す。割り当てパルス数Jiが小さい目標中心波長λiほど、割り当て間隔IViが大きくなる。
割り当てパルス数Jiが1である目標中心波長λ2~λ6を割り当てる場合、すでに目標中心波長λiの割り当て先となった出力タイミングtkのパルスには、別の目標中心波長λiの割り当てを行わない。すなわち、割り当てパルス数Jiが1である目標中心波長λ2~λ6は、出力タイミングt1、t2、t5、t6、及びt8のパルスには割り当てられず、出力タイミングt3、t4、t7、t9、及びt10のいずれかのパルスに、互いに重複しないように割り当てられる。
S34の後、図20のフローチャートの処理は終了し、図13に示される処理に戻る。
(1)第1の実施形態によれば、露光制御プロセッサ210は、パルスレーザ光B2のパルススペクトル形状gと、複数のパルスのパルスレーザ光B2によって実現すべき目標積算スペクトル形状sと、を取得する。この複数のパルスは、パルスレーザ光B2の中心波長を周期的に変更する波長シーケンスに基づいて生成される。また、露光制御プロセッサ210は、目標積算スペクトル形状sを実現するために複数のパルスに割り当てられる複数の目標中心波長λiと、目標中心波長λiの各々の割り当てパルス数Jiであって波長シーケンスの1周期あたりの割り当てパルス数Jiと、を算出する。また、露光制御プロセッサ210は、目標中心波長λiのうちの割り当てパルス数Jiが2以上である少なくとも1つの目標中心波長λ1及びλ7の各々を、割り当てパルス数Jiが小さいほど互いの時間間隔が大きくなるように割り当て、その後、目標中心波長λiのうちの割り当てパルス数Jiが1である少なくとも1つの目標中心波長λ2~λ6の各々を割り当てることにより、波長シーケンスを算出する。露光制御プロセッサ210は、波長シーケンスに基づいてパルスごとに目標中心波長λiを設定してレーザ装置100aに送信する。レーザ装置100aは、パルスレーザ光B2を生成して露光装置200aに出力する。露光装置200aは、電子デバイスを製造するために、露光装置200a内でワークピース上にパルスレーザ光B2を露光する。
図24及び図25の各々に含まれる10本の曲線において、第1ピークの最大値をmax1とし、第1ピークの最小値をmin1とする。第2ピークの最大値をmax2とし、第2ピークの最小値をmin2とする。
V1=(max1-min1)/((max1+min1)/2)×100
V2=(max2-min2)/((max2+min2)/2)×100
これに対し、図25において、第1ピークの変動量V1及び第2ピークの変動量V2はそれぞれ6.4%及び9.6%に改善され、積算スペクトル形状の変動が抑制されることがわかった。
これによれば、目標積算スペクトル形状sをパルススペクトル形状gにより逆畳み込み積分することで、適切な目標中心波長λiを算出できる。
これによれば、逆畳み込み積分により、適切な割り当てパルス数Jiを算出できる。
これによれば、フーリエ逆変換pに含まれるノイズを除去し、割り当てパルス数Jiが1以上となる目標中心波長λiを算出できる。
これによれば、関数pmの値を整数化することで、パルスレーザ光B2に含まれるパルスごとに目標中心波長λiを設定できる。
これによれば、1未満の値はすべて切り捨てられるので、目標中心波長λiの数が抑制され、波長シーケンスの1周期が長くなることが抑制され得る。
これによれば、フーリエ逆変換pを規格化することにより、規格化フーリエ逆変換pnと第2の閾値との関係が安定化するので、目標中心波長λiの算出を適切に行い得る。
これによれば、フーリエ逆変換pを規格化することにより、規格化フーリエ逆変換pnと第2の閾値との関係が安定化するので、割り当てパルス数Jiが大きくなることが抑制され、波長シーケンスの1周期が長くなることが抑制され得る。
これによれば、1未満の値はすべて切り捨てられるので、目標中心波長λiの数が抑制され、波長シーケンスの1周期が長くなることが抑制され得る。
Nスリットパルス数Nsが周期内パルス数Kmaxの倍数ではない場合には、積算スペクトル形状の変動を完全になくすことはできない。その一方、割り当てパルス数Jiが小さい目標中心波長λ1は、割り当てパルス数Jiが大きい目標中心波長λ7よりも、所要時間Tにわたって照射されるパルスレーザ光B2の目標中心波長λiの内訳が変動したときの積算スペクトル形状への影響が大きい。そこで、目標中心波長λ1を目標中心波長λ7よりも優先して割り当てることで、目標中心波長λ1を波長シーケンス内でほぼ均等に割り当てることができ、積算スペクトル形状が安定化し得る。
これによれば、目標中心波長λ1及びλ7の各々を波長シーケンス内でほぼ均等に割り当てることができ、積算スペクトル形状が安定化し得る。
これによれば、パルスレーザ光B2の中心波長を波長シーケンスに従って高速で制御することができる。
これによれば、パルススペクトル形状gの実測値から的確に波長シーケンスを算出することができる。
これによれば、モニタモジュール17によってパルススペクトル形状を実測しなくてもパルススペクトル形状gを取得し、波長シーケンスを算出することができる。
これによれば、使用されるレーザ装置100aのパルススペクトル形状を実測しなくてもパルススペクトル形状gを取得し、波長シーケンスを算出することができる。
これによれば、レーザ装置100aは受信した目標中心波長λiに基づいてパルスレーザ光B2を出力すればよいので、レーザ装置100aの構成を簡略化し得る。
他の点については、第1の実施形態は比較例と同様である。
3.1 構成
図26は、第2の実施形態におけるリソグラフィシステムの構成を概略的に示す。第2の実施形態において、露光装置200bに含まれる露光制御プロセッサ210は波長シーケンスを算出してレーザ装置100bに含まれるレーザ制御プロセッサ130に送信する。レーザ制御プロセッサ130は、波長シーケンスに基づいて、パルスごとに目標中心波長λiを設定してパルスレーザ光B2を出力する。
図27は、第2の実施形態において目標積算スペクトル形状sに基づいて波長シーケンスを算出する手順を示すフローチャートである。図27に示される処理は、図13のS4の代わりにS4bが行われ、S4bの後にS5bが追加される点で図13に示される処理と異なる。
(17)第2の実施形態によれば、露光装置200bが、波長シーケンスを算出してレーザ装置100bに送信し、レーザ装置100bが、波長シーケンスに基づいて目標中心波長λiを設定する。
これによれば、露光装置200bはパルスごとに目標中心波長λiを送信しなくてもよく、露光装置200b及びレーザ装置100bにそれぞれ含まれる図示しない通信装置の構成を簡略化し得る。
他の点については、第2の実施形態は第1の実施形態と同様である。
4.1 構成
図28は、第3の実施形態におけるリソグラフィシステムの構成を概略的に示す。第3の実施形態において、露光装置200cに含まれる露光制御プロセッサ210は目標積算スペクトル形状sをレーザ装置100cに含まれるレーザ制御プロセッサ130に送信する。レーザ制御プロセッサ130は、目標積算スペクトル形状sに基づいて波長シーケンスを算出し、波長シーケンスに基づいて目標中心波長λiを設定してパルスレーザ光B2を出力する。第3の実施形態におけるレーザ制御プロセッサ130は本開示における波長シーケンス算出システムに相当する。
図29は、第3の実施形態において目標積算スペクトル形状sに基づいて波長シーケンスを算出する手順を示すフローチャートである。図29に示される処理は、図27のS1~S4bの代わりにS1c~S4cが行われる点で図27に示される処理と異なる。
(18)第3の実施形態によれば、露光装置200cが、目標積算スペクトル形状sをレーザ装置100cに送信し、レーザ装置100cが、波長シーケンスを算出し、波長シーケンスに基づいて目標中心波長λiを設定する。
これによれば、露光装置200cは目標積算スペクトル形状sを送信するだけでよく、露光装置200cの構成を簡略化し得る。
他の点については、第3の実施形態は第2の実施形態と同様である。
上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図している。従って、特許請求の範囲を逸脱することなく本開示の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかである。また、本開示の実施形態を組み合わせて使用することも当業者には明らかである。
Claims (20)
- 電子デバイスの製造方法であって、
パルスレーザ光のパルススペクトル形状と、前記パルスレーザ光の中心波長を周期的に変更する波長シーケンスに基づいて生成される複数のパルスの前記パルスレーザ光によって実現すべき目標積算スペクトル形状と、を取得し、
前記目標積算スペクトル形状を実現するために前記複数のパルスに割り当てられる複数の目標中心波長と、前記目標中心波長の各々の割り当てパルス数であって前記波長シーケンスの1周期あたりの前記割り当てパルス数と、を算出し、
前記目標中心波長のうちの前記割り当てパルス数が2以上である少なくとも1つの第1の中心波長の各々を、前記割り当てパルス数が小さいほど互いの時間間隔が大きくなるように割り当て、その後、前記目標中心波長のうちの前記割り当てパルス数が1である少なくとも1つの第2の中心波長の各々を割り当てることにより、前記波長シーケンスを算出し、
前記波長シーケンスに基づいて前記パルスレーザ光をレーザ装置によって生成し、
前記パルスレーザ光を露光装置に出力し、
前記電子デバイスを製造するために、前記露光装置内で感光基板上に前記パルスレーザ光を露光する
ことを含む、電子デバイスの製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記パルススペクトル形状を表す第1の関数のフーリエ変換で前記目標積算スペクトル形状を表す第2の関数のフーリエ変換を除算して得られた第3の関数のフーリエ逆変換に基づいて、前記目標中心波長を算出する、
製造方法。 - 請求項2記載の製造方法であって、
前記フーリエ逆変換に基づいて前記割り当てパルス数を算出する、
製造方法。 - 請求項2記載の製造方法であって、
前記フーリエ逆変換に含まれる複数の値のうちの第1の閾値以上であって最小の値で前記フーリエ逆変換を除算して得られた第4の関数の値のうち1以上の値に対応する中心波長を前記目標中心波長として算出する、
製造方法。 - 請求項2記載の製造方法であって、
前記フーリエ逆変換に含まれる複数の値のうちの第1の閾値以上であって最小の値で前記フーリエ逆変換を除算して得られた第4の関数の値を整数化し、前記整数化された値のうち1以上の値に対応する中心波長を前記目標中心波長として算出し、
前記整数化された値を、対応する前記目標中心波長の各々の前記割り当てパルス数として算出する、
製造方法。 - 請求項5記載の製造方法であって、
前記第4の関数の値のうち、1未満の値を0とし、1以上の値を小数点以下で四捨五入することにより前記第4の関数の値を整数化する、
製造方法。 - 請求項2記載の製造方法であって、
前記フーリエ逆変換を最大値が1となるように規格化して得られた第5の関数に含まれる複数の値のうちの第2の閾値以上であって最小の値で前記第5の関数を除算して得られた第6の関数の値のうち1以上の値に対応する中心波長を前記目標中心波長として算出する、
製造方法。 - 請求項2記載の製造方法であって、
前記フーリエ逆変換を最大値が1となるように規格化して得られた第5の関数に含まれる複数の値のうちの第2の閾値以上であって最小の値で前記第5の関数を除算して得られた第6の関数の値を整数化し、前記整数化された値のうち1以上の値に対応する中心波長を前記目標中心波長として算出し、
前記整数化された値を、対応する前記目標中心波長の各々の前記割り当てパルス数として算出する、
製造方法。 - 請求項8記載の製造方法であって、
前記第6の関数の値のうち、1未満の値を0とし、1以上の値を小数点以下で四捨五入することにより前記第6の関数の値を整数化する、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記少なくとも1つの第1の中心波長は、前記割り当てパルス数が互いに異なる複数の第1の中心波長を含み、
前記複数の第1の中心波長の各々を、前記割り当てパルス数が小さいものから順に割り当てる、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記少なくとも1つの第1の中心波長の各々を、前記時間間隔の最小値が最大となるように割り当てる、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
半導体レーザ素子と、
前記半導体レーザ素子に流す電流を制御することにより前記パルスレーザ光の中心波長を変更する波長調節器と、
を含む前記レーザ装置によって、前記パルスレーザ光を生成する、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記パルスレーザ光の光路に位置するスペクトル検出器によって前記パルススペクトル形状を取得する、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記パルススペクトル形状の基準となる基準スペクトル形状と、目標スペクトル線幅と、を記憶媒体から読み出し、前記基準スペクトル形状を前記目標スペクトル線幅に基づいて変形することにより前記パルススペクトル形状を取得する、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記レーザ装置とは別のレーザ装置から出力されるパルスレーザ光のスペクトル形状を記憶媒体から読み出して前記パルススペクトル形状を取得する、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記露光装置が、前記波長シーケンスを算出し、前記波長シーケンスに基づいて前記レーザ装置に前記目標中心波長を送信する、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記露光装置が、前記波長シーケンスを算出して前記レーザ装置に送信し、
前記レーザ装置が、前記波長シーケンスに基づいて前記目標中心波長を設定する、
製造方法。 - 請求項1記載の製造方法であって、
前記露光装置が、前記目標積算スペクトル形状を前記レーザ装置に送信し、
前記レーザ装置が、前記波長シーケンスを算出し、前記波長シーケンスに基づいて前記目標中心波長を設定する、
製造方法。 - パルスレーザ光の中心波長を変更可能なレーザ発振器と、
前記レーザ発振器から出力された前記パルスレーザ光のパルスエネルギーを増幅して出力可能なレーザ増幅器と、
プロセッサであって、
前記パルスレーザ光のパルススペクトル形状と、前記パルスレーザ光の中心波長を周期的に変更する波長シーケンスに基づいて生成される複数のパルスの前記パルスレーザ光によって実現すべき目標積算スペクトル形状と、を取得し、
前記目標積算スペクトル形状を実現するために前記複数のパルスに割り当てられる複数の目標中心波長と、前記目標中心波長の各々の割り当てパルス数であって前記波長シーケンスの1周期あたりの前記割り当てパルス数と、を算出し、
前記目標中心波長のうちの前記割り当てパルス数が2以上である少なくとも1つの第1の中心波長の各々を、前記割り当てパルス数が小さいほど互いの時間間隔が大きくなるように割り当て、その後、前記目標中心波長のうちの前記割り当てパルス数が1である少なくとも1つの第2の中心波長の各々を割り当てることにより、前記波長シーケンスを算出し、
前記波長シーケンスに基づいて前記レーザ発振器を制御する
前記プロセッサと、
を備えるレーザ装置。 - 波長シーケンス算出プログラムを記憶した非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、
CPUと、
を備え、
前記CPUは、前記波長シーケンス算出プログラムを実行することにより、
パルスレーザ光のパルススペクトル形状と、前記パルスレーザ光の中心波長を周期的に変更する波長シーケンスに基づいて生成される複数のパルスの前記パルスレーザ光によって実現すべき目標積算スペクトル形状と、を取得し、
前記目標積算スペクトル形状を実現するために前記複数のパルスに割り当てられる複数の目標中心波長と、前記目標中心波長の各々の割り当てパルス数であって前記波長シーケンスの1周期あたりの前記割り当てパルス数と、を算出し、
前記目標中心波長のうちの前記割り当てパルス数が2以上である少なくとも1つの第1の中心波長の各々を、前記割り当てパルス数が小さいほど互いの時間間隔が大きくなるように割り当て、その後、前記目標中心波長のうちの前記割り当てパルス数が1である少なくとも1つの第2の中心波長の各々を割り当てることにより、前記波長シーケンスを算出する
処理を行う、波長シーケンス算出システム。
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