JP7747611B2 - 注意喚起システム及び注意喚起方法 - Google Patents
注意喚起システム及び注意喚起方法Info
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Description
接触リスクを運転者に早期に通知する場合、未だ十分に接触リスクが高まっていない状況で通知を行うこととなるため、上記通知のために運転者に与える刺激(視覚的、聴覚的、及び又は触覚的な刺激)は、運転者に与える煩わしさを抑えつつも、運転者が認識しやすく、受容しやすいものであることも重要となる。
本発明の他の態様によると、前記決定部は、前記決定した最適パラメータセットを次に更新するまでの期間である更新期間と、専らデータ収集に用いる前記通知パラメータセットである少なくとも一つのデータ収集用パラメータセットと、を更に決定し、前記更新期間において、前記通知部、前記行動記録部、及び前記反応情報記録部と協働して、前記決定した最適パラメータセットとデータ収集用パラメータセットとを選択的に用いた前記通知を行い、前記用いた最適パラメータセット及びデータ収集用パラメータセットについての前記反応情報を取得する。
本発明の他の態様によると、前記更新期間は、所定の時間長さの期間又は前記通知部により所定回数の前記通知が行われる期間として定められる。
本発明の他の態様によると、前記決定部は、前記通知部が前記更新期間内の複数回の前記通知において前記最適パラメータセットを用いた前記通知と前記データ収集用パラメータセットを用いた前記通知とをどういう順序で実行するかを定めた実行順序情報を生成し、前記通知部は、前記実行順序情報に従って前記最適パラメータセットと前記データ収集用パラメータセットとを選択して用いて、前記通知を行う。
本発明の他の態様によると、前記反応情報に基づき、前記通知パラメータセットと前記反応比率との関係を、機械学習により運転者反応モデルに学習させる学習部を備え、前記決定部は、前記運転者反応モデルを用いて、前記反応比率が最大となると推定される前記最適パラメータセットを決定する。
本発明の他の態様によると、前記車両の前方にある前記物体は、前記車両の前方を走行する先行車であり、前記リスク指標は、前記車両と前記先行車との間の車間距離を前記車両の車速で除算した値である車間時間である。
本発明の他の態様によると、前記反応行動の有無は、前記車両におけるアクセルオフ操作、アクセルオン操作、アクセルペダルの踏み込み量、ブレーキ操作、及び又はブレーキペダル踏み込み量の、変化の有無に基づいて判断される。
本発明の他の態様によると、前記車両と前記車両の前方にある前記物体との距離は、前記車両に備えられたカメラ、ライダ、及び又はレーダからの情報に基づいて算出される。
本発明の他の態様によると、前記HMI装置は、触覚式HMI装置、聴覚式HMI装置、及び又は視覚式HMI装置を含む。
本発明の他の態様によると、前記車両と通信可能に接続されたサーバ装置を含み、前記サーバ装置は、前記決定部と、前記反応情報記録部と、を備え、前記車両は、前記リスク算出部と、前記通知部と、を備える。
本発明の他の態様によると、前記決定部と、前記反応情報記録部と、前記リスク算出部と、前記通知部とは、前記車両に備えられる。
本発明の他の態様は、HMI装置により車両の運転者に対して通知を行う注意喚起システムのコンピュータが実行する注意喚起方法であって、前記車両と、前記車両の前方にある物体と、の距離に基づいて、前記車両と前記物体との衝突リスクを示すリスク指標を算出するリスク算出ステップと、前記算出したリスク指標の値が所定の値範囲に入ったときに、HMI装置により前記車両の運転者に対して通知を行う通知ステップと、を有し、前記通知の発出タイミングを規定するパラメータと前記HMI装置により発する前記通知の顕著性レベルを規定するパラメータとを含む通知パラメータセットを決定する決定ステップと、前記決定された通知パラメータセットが示す前記発出タイミング及び前記顕著性レベルにより前記通知ステップにおいて前記通知を行ったときに、前記運転者の操縦行動に前記通知に対する反応行動があったか否かを記録する行動記録ステップと、相異なる前記通知パラメータセットのそれぞれについて、前記通知の回数に対する、前記通知に対し前記運転者が前記反応行動を行った回数の比である反応比率を算出し、前記通知パラメータセットと前記反応比率とを関連付けた反応情報を記憶装置に記憶する反応情報記録ステップと、を更に備え、前記決定ステップでは、種々の前記通知パラメータセットと前記反応比率との関係から、前記反応比率が最大となると推定される前記通知パラメータセットである最適パラメータセットを算出して決定する、注意喚起方法である。
図1は、本発明の一実施形態に係る注意喚起システム1の構成を示す図である。また。図2は、注意喚起システム1が搭載される車両2の構成を示す図であり、図3は、車両2の車室内の構成を示す図である。
注意喚起システム1は、車両2に搭載された注意喚起装置3と、車両2の外部に設けられたサーバ装置である最適化サーバ4と、を含む。注意喚起装置3と最適化サーバ4とは、例えば、インターネット等の通信ネットワーク5を介して互いに通信可能に接続されている。
車両2は、HMI装置6を備える(図5)。本実施形態では、HMI装置6には、運転者の触覚に刺激を与える触覚式HMI装置6aと、運転者に聴覚刺激である音を出力する聴覚式HMI装置6bと、運転者に視覚情報を伝達する視覚式HMI装置6cと、が含まれる。ただし、これは一例であって、HMI装置6は、触覚式、聴覚式、及び視覚式HMI装置のいずれか一つであってもよいし、いずれか二つを含むものであってもよい。
視覚式HMI装置6cは、本実施形態では、車両2のインストルメントパネル23に設けられたメータ表示装置である。ただし、メータ表示装置は一例であって、視覚式HMI装置6cは、メータ以外を表示する汎用の表示装置24、あるいはウインドシールド25に画像を表示するヘッドアップディスプレイ(不図示)等であり得る。
注意喚起システム1では、注意喚起装置3と最適化サーバ4とが協働して、車両2の運転者に、車両2と前方物体との衝突リスクを通知する。前方物体は、本実施形態では、車両2の前方を走行する先行車である。例えば、注意喚起システム1は、図4に示すように、道路14を走行する車両2が、前方を走行する先行車15に接近したときに、HMI装置6から触覚刺激、聴覚刺激(例えば、音)、及び又は視覚情報(例えば、光)を出力することにより車両2の運転者に対して通知を行う。
図5は、車両2が備える注意喚起装置3の構成を示す図である。
注意喚起装置3は、プロセッサ30と、メモリ31と、第1通信器32と、を有する。第1通信器32は、注意喚起装置3が最適化サーバ4と通信するための送受信器である。メモリ31は、例えば、揮発性及び又は不揮発性の半導体メモリ、及び又はハードディスク装置等により構成される。メモリ31には、後述する行動記録部36により反応ログ37が記憶される。
通知パラメータセット=(a、b、c) (1)
th<a (2)
SL=c-b×th (3)
例えば、触覚刺激の顕著性レベルは、当該触覚刺激が電動シートベルトの張力として出力される場合には、上記張力の大きさに対応する。上記張力が大きいほど、当該張力が与える触覚刺激の顕著性レベルは高い。
また、例えば、聴覚刺激の顕著性レベルは、聴覚刺激である音の強度、周波数の高さ、繰り返し周期の短さ、及び又は強度若しくは周波数の変化周期の短さに対応する。音の強度が大きいほど、周波数が高いほど、上記繰り返し周期が短いほど、及び又は強度若しくは周波数の変化周期が短いほど、その音が与える聴覚刺激の顕著性レベルは高い。
通知部34は、上記対応関係の情報を参照し、上記決定した顕著性レベルSLの大きさに応じた態様の上記触覚刺激、聴覚刺激、及び又は視覚情報により、HMI装置6から運転者へ通知を行うものとすることができる。
図6は、最適化サーバ4の構成を示す図である。
最適化サーバ4は、プロセッサ40と、メモリ41と、第2通信器42と、有する。第2通信器42は、最適化サーバ4が注意喚起装置3と通信するための送受信器である。メモリ41は、例えば、揮発性及び又は不揮発性の半導体メモリ、及び又はハードディスク装置等により構成される。メモリ41には、後述する反応情報記録部43が生成した反応情報46と、学習部44により機械学習が行われる運転者反応モデル47と、が記憶される。
データ収集用パラメータセットは、車両2が備える注意喚起装置3において専らデータ収集動作を行わせるための通知パラメータセットである。データ収集動作では、値の異なる様々なデータ収集用パラメータセットを例えばランダムに用いて反応情報が収集される。
本実施形態では、様々な通知パラメータセットと反応比率との関係を学習した運転者反応モデル47を用いて、反応比率が最大になると推定される通知パラメータセットを算出し、算出した通知パラメータセットを最適パラメータセットとして決定する。
図7は、上記の構成を有する注意喚起システム1の動作について説明するための説明図である。図7において、横軸は時間、縦軸は車両2と先行車との間のTHWの値thである。また、ライン60は、注意喚起装置3のリスク算出部33により算出される上記THWの値thの時間変化を示している。図7には、一例として2つの更新期間-1及び更新期間-2が示されているが、実際には、複数の更新期間が時間軸に沿って繰り返される。
その後は、最適化サーバ4は、上記同様に新たな更新期間を繰り返し定め、上記と同様の動作を繰り返す。
つぎに、注意喚起システム1の動作手順について説明する。図8は、注意喚起システム1のコンピュータ(すなわち、注意喚起装置3のプロセッサ30及び最適化サーバ4のプロセッサ40)が実行する注意喚起方法の、動作の手順を示すフロー図である。図8に示す処理は繰り返し実行される。
車両2と前方物体である先行車両との衝突リスクを示すリスク指標は、上述した実施形態ではTHWを用いるものとしたが、車両2と前方物体との距離や、TTC(衝突余裕時間)等の他の値を用いるものとしてもよい。
上述した実施形態は、以下の構成をサポートする。
構成1の注意喚起システムによれば、車両と周囲物体との接触リスクに関する通知に対する運転者の受容性の程度を、その通知に対する運転者の反応比率として評価し、当該反応比率が最大となるように、通知の態様を規定する通知パラメータセットを算出するので、車両と周囲物体との接触リスクを、その車両の運転者にとって受容し易い態様で通知することができる。
構成2の注意喚起システムによれば、同一の更新期間内においてデータ収集動作と運用動作を分散して行うので、データ収集用パラメータセットを用いた通知に対する運転者の違和感を抑制することができる。
構成3の注意喚起システムによれば、更新期間において収集する反応記録のデータ量を、更新期間の時間長さ又は通知の回数により制御することができる。
構成4の注意喚起システムによれば、通知部は、実行順序情報に従って通知パラメータセットを選択できるので、処理が簡便となる。
構成5の注意喚起システムによれば、反応比率が最大となると推定される最適パラメータセットを容易に決定することができる。
構成6の注意喚起システムによれば、車両と先行車との衝突リスクの程度を簡易に検知して、衝突リスクの存在を運転者に通知することができる。
構成7の注意喚起システムによれば、衝突リスクの通知に対する運転者の反応の有無を、車両における運転者の加減速操作の有無から、容易に判断することができる。
構成8の注意喚起システムによれば、車両と前方物体との間の距離を、種々のセンサにより算出することができる。
構成9の注意喚起システムによれば、種々のHMI装置を用いて、種々の態様の通知を運転者に通知することができる。
構成10の注意喚起システムによれば、サーバ装置と車載装置とに分散して処理を行うことができるので、例えば、車載装置の負荷を軽減して車両コストを低減することができる。
構成11の注意喚起システムによれば、注意喚起システムの全体を車両に搭載することができるので、車両外における通信回線の逼迫状況などに左右されない、より安定な処理を行うことができる。
構成12の注意喚起方法によれば、車両と周囲物体との接触リスクに関する通知に対する運転者の受容性の程度を、その通知に対する運転者の反応比率として評価し、当該反応比率が最大となるように、通知の態様を規定する通知パラメータセットを算出するので、車両と周囲物体との接触リスクを、その車両の運転者にとって受容し易い態様で通知することができる。
Claims (12)
- 車両と、前記車両の前方にある物体と、の距離に基づいて、前記車両と前記物体との衝突リスクを示すリスク指標を算出するリスク算出部と、
前記算出したリスク指標の値が所定の値範囲に入ったときに、HMI装置により前記車両の運転者に対して所定の顕著性レベルの通知を行う通知部と、
を備える注意喚起システムであって、
前記通知の発出タイミングを規定するパラメータと前記HMI装置により発する前記通知の顕著性レベルを規定するパラメータとを含む通知パラメータセットを決定する決定部と、
前記通知部が、前記決定された通知パラメータセットが示す前記発出タイミング及び前記顕著性レベルにより前記通知を行ったときに、前記運転者の操縦行動に前記通知に対する反応行動があったか否かを記録する行動記録部と、
相異なる前記通知パラメータセットのそれぞれについて、前記通知の回数に対する、前記通知に対し前記運転者が前記反応行動を行った回数の比である反応比率を算出し、前記通知パラメータセットと前記反応比率とを関連付けた反応情報を記憶装置に記憶する反応情報記録部と、
を更に備え、
前記決定部は、前記反応情報が示す前記通知パラメータセットと前記反応比率との関係に基づいて、前記反応比率が最大となると推定される前記通知パラメータセットである最適パラメータセットを算出して決定する、
注意喚起システム。 - 前記決定部は、
前記決定した最適パラメータセットを次に更新するまでの期間である更新期間と、専らデータ収集に用いる前記通知パラメータセットである少なくとも一つのデータ収集用パラメータセットと、を更に決定し、
前記更新期間において、前記通知部、前記行動記録部、及び前記反応情報記録部と協働して、前記決定した最適パラメータセットとデータ収集用パラメータセットとを選択的に用いた前記通知を行い、前記用いた最適パラメータセット及びデータ収集用パラメータセットについての前記反応情報を取得する、
請求項1に記載の注意喚起システム。 - 前記更新期間は、所定の時間長さの期間又は前記通知部により所定回数の前記通知が行われる期間として定められる、
請求項2に記載の注意喚起システム。 - 前記決定部は、前記通知部が前記更新期間内の複数回の前記通知において前記最適パラメータセットを用いた前記通知と前記データ収集用パラメータセットを用いた前記通知とをどういう順序で実行するかを定めた実行順序情報を生成し、
前記通知部は、前記実行順序情報に従って前記最適パラメータセットと前記データ収集用パラメータセットとを選択して用いて、前記通知を行う、
請求項2に記載の注意喚起システム。 - 前記反応情報に基づき、前記通知パラメータセットと前記反応比率との関係を、機械学習により運転者反応モデルに学習させる学習部を備え、
前記決定部は、前記運転者反応モデルを用いて、前記反応比率が最大となると推定される前記最適パラメータセットを決定する、
請求項1に記載の注意喚起システム。 - 前記車両の前方にある前記物体は、前記車両の前方を走行する先行車であり、
前記リスク指標は、前記車両と前記先行車との間の車間距離を前記車両の車速で除算した値である車間時間である、
請求項1に記載の注意喚起システム。 - 前記反応行動の有無は、前記車両におけるアクセルオフ操作、アクセルオン操作、アクセルペダルの踏み込み量、ブレーキ操作、及び又はブレーキペダル踏み込み量の、変化の有無に基づいて判断される、
請求項1に記載の注意喚起システム。 - 前記車両と前記車両の前方にある前記物体との距離は、前記車両に備えられたカメラ、ライダ、及び又はレーダからの情報に基づいて算出される、
請求項1に記載の注意喚起システム。 - 前記HMI装置は、触覚式HMI装置、聴覚式HMI装置、及び又は視覚式HMI装置を含む、
請求項1に記載の注意喚起システム。 - 前記車両と通信可能に接続されたサーバ装置を含み、
前記サーバ装置は、前記決定部と、前記反応情報記録部と、を備え、
前記車両は、前記リスク算出部と、前記通知部と、を備える、
請求項1ないし9のいずれか一項に記載の注意喚起システム。 - 前記決定部と、前記反応情報記録部と、前記リスク算出部と、前記通知部とは、前記車両に備えられる、
請求項1ないし9のいずれか一項に記載の注意喚起システム。 - HMI装置により車両の運転者に対して通知を行う注意喚起システムのコンピュータが実行する注意喚起方法であって、
前記車両と、前記車両の前方にある物体と、の距離に基づいて、前記車両と前記物体との衝突リスクを示すリスク指標を算出するリスク算出ステップと、
前記算出したリスク指標の値が所定の値範囲に入ったときに、HMI装置により前記車両の運転者に対して通知を行う通知ステップと、
を有し、
前記通知の発出タイミングを規定するパラメータと前記HMI装置により発する前記通知の顕著性レベルを規定するパラメータとを含む通知パラメータセットを決定する決定ステップと、
前記決定された通知パラメータセットが示す前記発出タイミング及び前記顕著性レベルにより前記通知ステップにおいて前記通知を行ったときに、前記運転者の操縦行動に前記通知に対する反応行動があったか否かを記録する行動記録ステップと、
相異なる前記通知パラメータセットのそれぞれについて、前記通知の回数に対する、前記通知に対し前記運転者が前記反応行動を行った回数の比である反応比率を算出し、前記通知パラメータセットと前記反応比率とを関連付けた反応情報を記憶装置に記憶する反応情報記録ステップと、
を更に備え、
前記決定ステップでは、種々の前記通知パラメータセットと前記反応比率との関係から、前記反応比率が最大となると推定される前記通知パラメータセットである最適パラメータセットを算出して決定する、
注意喚起方法。
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