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JP7622915B2 - シリコーン変性エポキシ樹脂、コーティング組成物および当該コーティング組成物でコーティングされた物品 - Google Patents

シリコーン変性エポキシ樹脂、コーティング組成物および当該コーティング組成物でコーティングされた物品 Download PDF

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JP7622915B2
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Description

本発明は、シリコーン変性エポキシ樹脂、コーティング組成物および当該コーティング組成物でコーティングされた物品に関する。
自動車用鋼板、ガスパイプライン用鋼管、建築用金属資材などの産業用金属部材、フライパン、バーベキューグリルなどの家庭用金属部材に耐熱性および耐腐食性(耐候性)を付与する方法として、金属部材の表面を樹脂で保護コーティングする方法が広く採用されている。
特に高い耐熱性と耐腐食性を必要とするバイクマフラーやガスパイプライン用鋼管では、エポキシ樹脂による保護コーティングが一般的になされている。
上記エポキシ樹脂としては、シリコーンで変性したシリコーン変性エポキシ樹脂が知られており(例えば特許文献1)、当該シリコーン変性エポキシ樹脂は、エポキシ樹脂に結合強度が高いシロキサン結合を導入することによって耐熱性を高めている。
特表2020-521020号公報
特許文献1のエポキシ樹脂は、エポキシ樹脂を反応性オルガノシランで修飾したシリコーン変性エポキシ樹脂であるが、耐熱性は500℃に達しておらず十分とは言えない性能であった。
エポキシ樹脂自体の耐熱性を高めるには高架橋とすればよいが、高架橋とするためにエポキシ当量を高めると粘度も高くなり、体質顔料、防錆顔料といったコーティングに各種機能を付与する顔料との相溶性が著しく低下する問題があった。エポキシ樹脂と顔料との相溶性が担保できない場合には、得られるコーティング中に空隙が生じ、コーティングの耐熱性が損なわれてしまう。このためコーティング用エポキシ樹脂のエポキシ当量にはおのずとその上限があった。
本発明が解決しようとする課題は、得られる硬化物が高い耐熱性を示すことができるシリコーン変性エポキシ樹脂および当該樹脂を含有するコーティング組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、シリコーン変性エポキシ樹脂に炭素原子数10以上のアルキル基を導入することで高粘度化を抑制し、且つ、顔料との相溶性も担保できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下のシリコーン変性エポキシ樹脂等に関するものである。
1.エポキシ当量が1,000~3,000g/当量の範囲であり、炭素原子数10以上のアルキル基を有するシリコーン変性エポキシ樹脂。
2.ビスフェノール構造を有する1に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
3.酸価が1~10mgKOH/gの範囲である1又は2に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
4.水酸基を有するエポキシ樹脂と、シラノール基を有するシリコーン化合物と、脂肪酸とを反応成分とする1~3のいずれかに記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
5.前記水酸基を有するエポキシ樹脂が、水酸基を有するビスフェノール型エポキシ樹脂である4に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
6.前記シラノール基を有するシリコーン化合物が、RSiO1/2単位(M単位)、SiO4/2単位(Q単位)、RSiO2/2単位(D単位)およびRSiO3/2単位(T単位)(Rは炭素原子数1~6のアルキル基、炭素原子数1~6のアルコキシ基、フェニル基又は水酸基である)から選択される1以上のシロキシ単位を有するシリコーン化合物であって、2以上のシラノール基を有し、前記シロキシ単位中のRにおけるフェニル基の割合が50モル%以上である4又は5に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
7.前記脂肪酸が炭素原子数11~22の飽和脂肪酸である4~6のいずれかに記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
8.前記反応成分において、前記エポキシ樹脂が30~60質量部の範囲であり、前記シラノール基を有するシリコーン化合物が20~50質量部の範囲であり、前記脂肪酸が1~5質量部の範囲である4~7のいずれかに記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
9.1~8のいずれかに記載のシリコーン変性エポキシ樹脂および顔料を含有するコーティング組成物。
10.9に記載のコーティング組成物の硬化物。
11.9に記載のコーティング組成物の硬化物でコーティングされた物品。
12.9に記載のコーティング組成物の硬化物でコーティングされた金属部材。
本発明により、高い耐熱性を示すことができるシリコーン変性エポキシ樹脂が提供できる。
本発明により、高い耐熱性を示すコーティングが得られるコーティング組成物が提供できる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を損なわない範囲で適宜変更を加えて実施することができる。
尚、本明細書中の化合物は、化石資源由来であってもよく、生物資源由来であってもよい。
[シリコーン変性エポキシ樹脂]
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂は、エポキシ当量が1,000~3,000g/当量の範囲であり、炭素原子数10以上のアルキル基を有する。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂においては、高いエポキシ当量であるにもかかわらず、炭素原子数10以上のアルキル基を導入することで高粘度化を抑制できる。また、炭素原子数10以上のアルキル基を導入することで後述する顔料との相溶性も担保することができる。
尚、本発明において「炭素原子数10以上のアルキル基を有する」とは、シリコーン変性エポキシ樹脂が少なくとも1つの炭素原子数10以上のアルキル基を有していることを意味する。
本発明においては、好ましくはシリコーン変性エポキシ樹脂の末端エポキシ基の少なくとも1つに炭素原子数10以上のアルキル基が置換している。即ち、本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂は、好ましくは少なくとも一方の末端に炭素原子数10以上のアルキル基を有する。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂が有する炭素原子数10以上のアルキル基は、好ましくは炭素原子数12~22のアルキル基であり、より好ましくは炭素原子数12~18のアルキル基である。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂が有する炭素原子数10以上のアルキル基は、分岐アルキル基および直鎖アルキル基のどちらでもよいが、好ましくは直鎖アルキル基である。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂は、エポキシ当量が1,000~3,000g/当量の範囲であればよく、好ましくはエポキシ当量が1,000~2,500g/当量の範囲であり、より好ましくはエポキシ当量が1,000~2,200g/当量の範囲である。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂のエポキシ当量は実施例に記載の方法により評価する。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂の酸価は、例えば1~10mgKOH/gの範囲であり、好ましくは1~8mgKOH/gの範囲であり、より好ましくは1~7mgKOH/gの範囲であり、さらに好ましくは1~6mgKOH/gの範囲である。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂の酸価は、実施例に記載の方法により評価する。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂の数平均分子量は特に制限されないが、例えば500~10,000の範囲であり、好ましくは1,000~8,000の範囲であり、より好ましくは1,000~6,000の範囲である。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂の重量平均分子量は特に制限されないが、例えば10,000~50,000の範囲であり、好ましくは20,000~40,000の範囲である。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂の数平均分子量および重量平均分子量は、実施例に記載の方法により評価する。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂は、好ましくは水酸基を有するエポキシ樹脂と、シラノール基を有するシリコーン化合物と、脂肪酸とを反応成分とする。
ここで「反応成分」とは、シリコーン変性エポキシ樹脂の構造を構成する成分という意味であり、シリコーン変性エポキシ樹脂の構造を構成しない溶媒や触媒を含まない意味である。
以下、各成分について説明する。
(水酸基を有するエポキシ樹脂)
エポキシ樹脂は、分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有する樹脂であり、例えば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールE型、ビスフェノールB型、ビスフェノールS型、ビスフェノールAD型、ビスフェノールAP型、ビスフェノールBP型等のビスフェノール型エポキシ樹脂;フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型等のノボラック型エポキシ樹脂;レゾルシノール型エポキシ樹脂;トリスフェノールメタントリグリシジルエーテル等の芳香族エポキシ樹脂;ナフタレン型エポキシ樹脂;フルオレン型エポキシ樹脂;ビフェニル型エポキシ樹脂等が挙げられる
本発明の水酸基を有するエポキシ樹脂は、例えば上記エポキシ樹脂であって、さらに水酸基を有するエポキシ樹脂である。
水酸基を有するエポキシ樹脂は、好ましくは水酸基を有するビスフェノールA型エポキシ樹脂であり、より好ましくは下記一般式(A-1)で表される化合物である。
Figure 0007622915000001
(前記一般式(A-1)中、
Xは、下記一般式(A-2)で表されるビスフェノール構造であり、
nは繰り返し数である。)
Figure 0007622915000002
(前記一般式(A-2)中、
およびRは、それぞれ独立に、炭素原子数1~4のアルキル基又は炭素原子数1~4のアルコキシ基であり、
n1およびn2は、それぞれ独立に、0~4の範囲の整数であり、
Lは、単結合、炭素原子数1~6のアルキレン基、エーテル結合(-O-)、ケトン結合(-C(=O)-)、エステル結合(-C(=O)O-、スルフィド結合(-S-)又はスルホニル結合(-SO-)である。)
一般式(A-2)において、Rが複数の場合、複数のRは互いに同じでもよく、異なってもよい。同様に、Rが複数の場合、複数のRは互いに同じでもよく、異なってもよい。
水酸基を有するエポキシ樹脂が例えば前記一般式(A-1)で表される化合物である場合、一般式(A-1)で表される化合物のエポキシ基と脂肪酸とが反応して、末端にアルキル基が導入される。
水酸基を有するエポキシ樹脂のエポキシ当量は、好ましくは300~3,000g/当量の範囲であり、より好ましくは450~3,000g/当量の範囲であり、より好ましくは600~3,000g/当量の範囲である。
尚、エポキシ当量はエポキシ基1mol量を得るのに必要なエポキシ樹脂の重量であり、実施例に記載の方法により測定する。
本発明では、使用する水酸基を有するエポキシ樹脂の平均のエポキシ当量が1,000~3,000g/当量の範囲に入るように用いるとよい。例えば2種類の水酸基を有するエポキシ樹脂を用いる場合、(エポキシ樹脂の合計重量)/{(エポキシ樹脂1の使用量/エポキシ樹脂1のエポキシ当量)+(エポキシ樹脂2の使用量/エポキシ樹脂2のエポキシ当量)}で算出される平均エポキシ当量が1,000~3,000の範囲に入るように使用するとよい。
水酸基を有するエポキシ樹脂は市販品を用いてもよく、当該市販品としてはEPICLON 1055、EPICLON 3040、EPICLON 3050、EPICLON 4050、EPICLON 7050(いずれもDIC株式会社製)、LAPOX P-62、LAPOX P-5(いずれもATUL INDIA社製)、E-20(エポキシ当量455~555g/Eq)、E-21(エポキシ当量480~580g/Eq)、E-42(エポキシ当量230~280g/Eq)、E-44(エポキシ当量210~240g/Eq)、E-51(エポキシ当量184~194g/Eq)(いずれもシノペック社製)等が挙げられる。
(シラノール基を有するシリコーン化合物)
シラノール基を有するシリコーン化合物は、前記シラノール基がエポキシ樹脂の水酸基と反応して、エポキシ樹脂同士を架橋する架橋構造を形成することができる。
シラノール基を有するシリコーン化合物は、好ましくはシラノール基を2以上有するシリコーン化合物であり、より好ましくはRSiO1/2単位(M単位)、SiO4/2単位(Q単位)、RSiO2/2単位(D単位)およびRSiO3/2単位(T単位)(Rは炭素原子数1~6のアルキル基、炭素原子数1~6のアルコキシ基、フェニル基又は水酸基である)から選択される1以上のシロキシ単位を有するシリコーン化合物であって、2以上のシラノール基を有する化合物である。
シラノール基を有するシリコーン化合物が、RSiO1/2単位(M単位)、SiO4/2単位(Q単位)、RSiO2/2単位(D単位)およびRSiO3/2単位(T単位)(Rは炭素原子数1~6のアルキル基、炭素原子数1~6のアルコキシ基、フェニル基又は水酸基である)から選択される1以上のシロキシ単位を有するシリコーン化合物であって、2以上のシラノール基を有する化合物である場合、好ましくは前記シロキシ単位中のRにおける前記フェニル基の割合が50mol%以上である。
前記シロキシ単位中のRにおけるフェニル基の割合を50mol%以上とすることで、耐熱性を向上させることができる。
シロキシ単位中のフェニル基の割合はフーリエ変換赤外線分光法(FTIR)で確認することができ、シロキシ単位中のフェニル基の割合の上限は例えば80mol%である。
シラノール基を有するシリコーン化合物は市販品を用いることができ、当該市販品としてはDOWSIL RSN-6018、DOWSIL RSN-0220、DOWSIL 3040(いずれもダウケミカル社製)等が挙げられる。
尚、上記市販品におけるシロキシ単位中のRにおけるフェニル基の割合は、DOWSIL RSN-6018で73mol%、DOWSIL RSN-0220で67mol%、DOWSIL 3040で50mol%である。
(脂肪酸)
脂肪酸は、好ましくは炭素原子数11~22の飽和脂肪酸であり、より好ましくは炭素原子数11~22の直鎖飽和脂肪酸であり、さらに好ましくは炭素原子数11~18の直鎖飽和脂肪酸である。
脂肪酸は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
脂肪酸の具体例としては、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ノナデシル酸、アラキジン酸、ヘンイコシル酸、ベヘン酸等が挙げられる。
反応成分として、脂肪酸を含有する油を使用してもよい。
上記脂としては、水添ヤシ油脂肪酸、水添パーム核油脂肪酸、水添パーム油脂肪酸、水添オリーブ油脂肪酸、水添ヒマシ油脂肪酸、水添ナタネ油脂肪酸等が挙げられる。これらは、それぞれヤシ、パーム核、パーム、オリーブ、ヒマシ、ナタネから得られる油剤を加水分解及び水素添加して得られるものであり、いずれも2種以上の長鎖脂肪族モノカルボン酸の混合物である。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂は、水酸基を有するエポキシ樹脂と、シラノール基を有するシリコーン化合物と、脂肪酸とを反応成分とするとよく、本発明の効果を損なわない範囲で、これら以外の成分をさらに用いてもよい。
本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂は、好ましくは水酸基を有するエポキシ樹脂と、シラノール基を有するシリコーン化合物と、脂肪酸との反応物である。
シラノール基を有するシリコーン化合物の配合割合は、水酸基を有するエポキシ樹脂100質量部に対して、例えば50~100質量部の範囲であり、好ましくは60~90質量部の範囲であり、より好ましくは70~85質量部の範囲である。
脂肪酸の配合割合は、水酸基を有するエポキシ樹脂100質量部に対して、例えば1~10質量部の範囲であり、好ましくは1~7質量部の範囲であり、より好ましくは1~5質量部の範囲であり、さらに好ましくは3~4質量部の範囲である。
反応成分における各成分の配合割合は、好ましくは水酸基を有するエポキシ樹脂を30~60質量部の範囲とし、シラノール変性シリコーン化合物が20~50質量部の範囲とし、脂肪酸を1~5質量部の範囲とする。
水酸基を有するエポキシ樹脂、シラノール基を有するシリコーン化合物および脂肪酸の反応は公知の方法で実施でき、例えば水酸基を有するエポキシ樹脂、シラノール基を有するシリコーン化合物および脂肪酸を含む反応系を加熱することにより本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂を調製することができる。また、例えば水酸基を有するエポキシ樹脂、シラノール基を有するシリコーン化合物とを反応させてシリコーン変性エポキシ樹脂とし、さらに脂肪酸を反応させることによっても本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂を調製することができる。
[コーティング組成物]
本発明のコーティング組成物は本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂および顔料を含有し、例えば溶媒に溶解して使用される。
本発明のコーティング組成物の溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、n-ブタノール、iso-ブタノール、tert-ブタノール、3-メトキシブタノール等のアルコール溶媒;エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール溶媒;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル等のグリコールエーテル溶媒;エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のグリコールエステル溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン等が挙げられる。
溶媒は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明のコーティング組成物では、溶媒を例えば固形分濃度が10~80質量%となるように使用するとよく、好ましくは固形分濃度が50~70質量%となるように使用する。
本発明のコーティング組成物は、十分な顔料相溶性を担保することができる。
上記顔料には例えば「体質顔料」と呼ばれるものと「防錆顔料」と呼ばれるものがあり、体質顔料とは、樹脂組成物の改質(増量、着色性、乾燥性等)を目的として配合される顔料であり、防錆顔料とは、樹脂組成物の耐食性を高めるために配合される顔料である。
体質顔料の具体例としては、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、チタン酸バリウム、水酸化カルシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、ゼオライト、タルク等が挙げられる。
防錆顔料の具体例としては、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、アルミニウムおよびマグネシウムからなる群から選択される1種以上の金属のリン酸塩、リン酸水素塩、リン珪酸塩、ホウ珪酸塩、ホウ酸塩、メタホウ酸塩、モリブデン酸塩、クロム酸塩、ポリリン酸塩等が挙げられる。
本発明のコーティング組成物は、体質顔料および防錆顔料の少なくとも一方を含有すればよい。
コーティング組成物が含有する体質顔料は1種単独でもよく、2種以上でもよい。同様に、コーティング組成物が含有する防錆顔料は1種単独でもよく、2種以上でもよい。
本発明のコーティング組成物が体質顔料および/又は防錆顔料を含有する場合、体質顔料および防錆顔料の合計含有量(顔料の含有量)は、本発明のシリコーン変性エポキシ樹脂100質量部に対して、例えば20~80質量部の範囲であり、好ましくは30~70質量部の範囲である。
(その他成分)
本発明のコーティング組成物は、硬化剤を使用しない一液型塗料の形態であってもよいし、硬化剤を使用する多液型塗料の形態であってもよい。
前記硬化剤としては、ポリイソシアネート化合物、メラミン化合物、エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物等が挙げられる。
本発明のコーティング組成物は、必要に応じて、金属ドライヤー(樹脂中の炭素炭素二重結合の酸化重合を促進する役割を担う)、ワックス、界面活性剤、安定剤、流動調整剤、染料、レベリング剤、レオロジーコントロール剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤、帯電防止剤、消泡剤、粘度調整剤、耐光安定剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、顔料分散剤、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等の各種添加剤をさらに含有してもよい。これらは公知のものが使用できる。
本発明のコーティング組成物は、被塗装物となる物品に、直接塗装してもよいし、被塗装物に適合したプライマー塗材を塗装してから、本発明のコーティング組成物を塗装してもよい。
被塗装物となる物品の材質としては、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム、マグネシウム等の各種金属およびこれらの合金;ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)、PC-ABSのポリマーアロイ、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ガラス繊維、炭素繊維等のフィラーを入れた繊維強化プラスチック(FRP)等のプラスチック基材;ガラスなどが挙げられる。
本発明のコーティング組成物の塗装方法としては、公知の方法が採用でき、塗装する物品により異なるが、例えば、グラビアコーター、ロールコーター、コンマコーター、ナイフコーター、エアナイフコーター、カーテンコーター、キスコーター、シャワーコーター、ホイーラーコーター、スピンコーター、ディッピング、スクリーン印刷、スプレー、アプリケーター、バーコーター、刷毛、ローラー等の方法が挙げられる。
本発明のコーティング組成物の塗装後の硬化方法についても公知の方法が採用できる。
硬化剤の有無や目的とする膜厚等によって条件は適宜調整されるが、例えば120~350℃程度の温度範囲で一定時間加熱硬化させる方法が採用できる。
本発明のコーティング組成物の硬化塗膜を有する物品としては、例えば、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン等の家電製品の筐体および内部部品;スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パソコン、デジタルカメラ、ゲーム機等の電子機器の筐体および内部部品;プリンター、ファクシミリ等のOA機器の筐体;レジャースポーツ用品;自動車、船舶、鉄道車輌等の各種車輌の内外装材;産業機械;外壁、屋根、ガラス、化粧板等の建築物の内外装材;防音壁、排水溝等の土木部材などが挙げられる。
以下、実施例と比較例とにより、本発明を具体的に説明する。
尚、本発明は下記実施例に限定されない。
本願実施例において、酸価、水酸基価およびエポキシ当量の値は、下記方法により評価した値である。
[酸価の測定方法]
JIS K0070-1992に準じた方法により測定した。
[水酸基価の測定方法]
JIS K0070-1992に準じた方法により測定した。
[エポキシ当量の測定方法]
JIS K7236-2009に準じた方法により測定した。
本願実施例において、エポキシ樹脂の数平均分子量および重量平均分子量は、GPC測定に基づきポリスチレン換算した値であり、測定条件は下記の通りである。
[GPC測定条件]
測定装置:東ソー株式会社製高速GPC装置「HLC-8320GPC」
カラム:東ソー株式会社製「TSK GURADCOLUMN SuperHZ-L」+東ソー株式会社製「TSK gel SuperHZM-M」+東ソー株式会社製「TSK gel SuperHZM-M」+東ソー株式会社製「TSK gel SuperHZ-2000」+東ソー株式会社製「TSK gel SuperHZ-2000」
検出器:RI(示差屈折計)
データ処理:東ソー株式会社製「EcoSEC Data Analysis バージョン1.07」
カラム温度:40℃
展開溶媒:テトラヒドロフラン
流速:0.35mL/分
測定試料:試料7.5mgを10mlのテトラヒドロフランに溶解し、得られた溶液をマイクロフィルターでろ過したものを測定試料とした。
試料注入量:20μl
標準試料:前記「HLC-8320GPC」の測定マニュアルに準拠して、分子量が既知の下記の単分散ポリスチレンを用いた。
(単分散ポリスチレン)
東ソー株式会社製「A-300」
東ソー株式会社製「A-500」
東ソー株式会社製「A-1000」
東ソー株式会社製「A-2500」
東ソー株式会社製「A-5000」
東ソー株式会社製「F-1」
東ソー株式会社製「F-2」
東ソー株式会社製「F-4」
東ソー株式会社製「F-10」
東ソー株式会社製「F-20」
東ソー株式会社製「F-40」
東ソー株式会社製「F-80」
東ソー株式会社製「F-128」
東ソー株式会社製「F-288」
(合成実施例1:アルキル基を有するシリコーン変性エポキシ樹脂A-1の調製)
攪拌機、温度計、温度調節装置および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂「EPICLON 3050」(DIC株式会社製、エポキシ当量740~860g/Eq)17.0質量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂「EPICLON 7050」(DIC株式会社製、エポキシ当量1750~2100g/Eq)11.0質量部、ラウリン酸(花王株式会社製)1.0質量部、シラノール変性シリコーン化合物「DOWSIL RSN 6018」(ダウコーニング社製)23.0質量部および溶媒としてオルソキシレン16.0質量部を仕込んだ。これらを溶融、攪拌しながら130~140℃まで昇温し、同温度を維持して脱水しながら3~4時間反応させた。反応終了後、減圧してオルソキシレンを留去し、メトキシプロピルアセテートで希釈して、末端にアルキル基を有するシリコーン変性エポキシ樹脂A-1(不揮発分51質量%)を得た。
得られたシリコーン変性エポキシ樹脂A-1の物性は以下の通りであった:
酸価 :4.9mgKOH/g
エポキシ当量 :2,000g/Eq
数平均分子量 :5,000
重量平均分子量:35,000
分解温度 :420℃
(合成比較例1:シリコーン変性エポキシ樹脂B-1の調製)
攪拌機、温度計、温度調節装置及び窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂「EPICLON 1055」(DIC株式会社製、エポキシ当量450~500g/Eq)15.0質量部、シラノール変性シリコーン化合物「DOWSIL RSN 6018」(ダウコーニング社製)25.0質量部および溶媒としてシクロヘキサノン/酢酸ブチル混合溶媒(シクロヘキサノン:酢酸ブチル=50:50(質量))25.0質量部を仕込んだ。これらを溶融、攪拌しながら75℃まで昇温し、触媒としてナフテン酸亜鉛を0.05g質量部添加して、125℃まで昇温し、同温度を維持して脱水しながら5時間反応させてシリコーン変性エポキシ樹脂B-1(不揮発分50質量%)を得た。
得られたシリコーン変性エポキシ樹脂B-1の物性は以下の通りであった:
エポキシ当量 :475g/Eq
数平均分子量 :1,200
重量平均分子量:15,000
分解温度 :360℃
(合成比較例2:シリコーン変性エポキシ樹脂B-2の調製)
攪拌機、温度計、温度調節装置および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(DIC株式会社製「EPICLON 3050」)17.0質量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(DIC株式会社製「EPICLON 7050」)11.0質量部、シラノール変性シリコーン化合物(ダウコーニング社製「DOWSIL RSN 6018」)24.0質量部および溶媒としてオルソキシレン16.0質量部を仕込んだ。これらを溶融、攪拌しながら130~140℃まで昇温し、同温度を維持して脱水しながら3~4時間反応させた。反応終了後、減圧してオルソキシレンを留去し、メトキシプロピルアセテートで希釈して、シリコーン変性エポキシ樹脂B-2(不揮発分50質量%)を得た。
得られたシリコーン変性エポキシ樹脂B-2の物性は以下の通りであった:
エポキシ当量 :1,996g/Eq
数平均分子量 :2,500
重量平均分子量:10,000
分解温度 :300℃
(実施例1および比較例1-2:塗料組成物の調製、塗膜の形成および評価)
製造したシリコーン変性エポキシ樹脂を用いて表1および2に示す配合パターンで塗料を調製し、調製した塗料組成物を表1および2に示す基材に塗布して塗膜を形成した。得られた塗膜について以下の評価を行った。結果を表1および2に示す。
尚、上記塗膜の形成は、具体的には、塗料組成物を膜厚20μmとなるようにバーコーターで基材上に塗装し、焼き付け270℃で10分間加熱処理することで塗膜を形成した。塗膜の評価は室温25℃で1日間静置した後のものを使用している。
(配合パターンI)
表1および2に示すシリコーン変性エポキシ樹脂28.26質量部、酸化チタン(Chemours社製「Ti-Pure R-960」)28.26質量部および溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート14.79質量部を混合し、ペイントシェイカーで90分間練肉して練肉ベースを得た。得られた練肉ベースに、さらに表1および2に示すシリコーン変性エポキシ樹脂28.26質量部、シリコーン系レベリング剤(ALLNEX社製「Modaflow 2100」)0.43質量部およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート14.79質量部を加えて混合して、不揮発分57質量%、顔料質量濃度50質量%の塗料組成物を調製した。
(配合パターンII)
表1および2に示すシリコーン変性エポキシ樹脂28.22質量部、酸化チタン(Chemours社製「Ti-Pure R-960」)28.22質量部、カーボンブラック(三菱ケミカル株式会社製「カーボンブラック1000」)および溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート14.77質量部を混合し、ペイントシェイカーで90分間練肉して練肉ベースを得た。得られた練肉ベースに、さらに表1および2に示すシリコーン変性エポキシ樹脂28.22質量部、シリコーン系レベリング剤(ALLNEX社製「Modaflow 2100」)0.43質量部およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート14.79質量部を加えて混合して、不揮発分57質量%、顔料質量濃度50質量%の塗料組成物を調製した。
(保存安定性)
調製した塗料組成物を室温25℃で3か月間保存し、保存後の塗料組成物を用いて上記の方法で塗膜を形成し、得られた塗膜を目視で下記基準で評価した。
A:塗膜表面にブリスター(泡膨れ)および変色(黄変化など)が確認されない
B:塗膜表面にブリスター(泡膨れ)および/又は変色(黄変化など)が確認される
C:塗膜が基材に密着しない
(光沢値)
基板上に成膜した塗膜について、光沢計Micro-Tri-Gloss(BYK社製)を用いて入射角60°および反射角60°の光沢を任意の5点で測定し、その測定値を光沢値とした。
尚、光沢値は顔料分散の指標であり、高い値ほど顔料が良く分散していることを示す。
(基材密着性)
基板上に成膜した塗膜について、JIS K-5400:1990に基づいて基材密着性を評価した。具体的には塗膜の上にカッターで1mm幅の切込みを入れ碁盤目の数を100個とし、全ての碁盤目を覆うようにセロハンテープを貼り付け、素早く引き剥がした。試験後に密着して残っている碁盤目の数をパーセント表示した。
基材密着性において、100%は塗膜の剥離箇所が無かったことを意味し、0%は塗膜が全て剥離したことを意味する。95%以上の付着が認められれば実用上差支えない性能であると見做すことができる。
(ケーニッヒ硬度)
基板上に成膜した塗膜について、ケーニッヒ(Koenig)硬度をISO1522に準じて測定した。
(鉛筆硬度)
基板上に成膜した塗膜について、鉛筆硬度をEN13523-4に準じて測定した。
(耐熱性)
塗膜基板をセラミックオープンに入れ、600℃で10分間加熱し、加熱後の塗膜基板を室温の水に浸すという作業を5回繰り返した。5回繰り返した後の塗膜基板の塗膜表面を目視で確認し、以下の基準で評価した:
A:塗膜表面に傷、変色、ブリスターなし
B:塗膜表面に傷、変色およびブリスターの少なくとも1つがある
C:塗膜が全損
(加熱後基材密着性)
耐熱性評価で「A(塗膜表面に傷、変色、ブリスターなし)」評価となったものについて、上記基材密着性評価を再度行った。
Figure 0007622915000003
Figure 0007622915000004
表1および2から、アルキル基を有するシリコーン変性エポキシ樹脂A-1を含有する塗料組成物を用いた塗膜は高い耐熱性が得られていることが分かる。一方、(アルキル基を有さない)シリコーン変性エポキシ樹脂B-1を含有する塗料組成物を用いた塗膜では十分な耐熱性が得られていないことが分かる。(アルキル基を有さない)シリコーン変性エポキシ樹脂B-2を含有する塗料組成物を用いた塗膜では、シリコーン変性エポキシ樹脂B-2のエポキシ当量が高いために顔料との相溶性が不十分となって塗膜の光沢が失われている。また、顔料分散が不十分であるため、塗膜中に空隙が生じていると予想され、耐熱性も得られていない。

Claims (11)

  1. 水酸基を有するエポキシ樹脂と、シラノール基を有するシリコーン化合物と、脂肪酸とを反応成分とするシリコーン変性エポキシ樹脂であって、
    エポキシ当量が1,000~3,000g/当量の範囲であり、炭素原子数10以上のアルキル基を有するシリコーン変性エポキシ樹脂。
  2. ビスフェノール構造を有する請求項1に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
  3. 酸価が1~10mgKOH/gの範囲である請求項1又は2に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
  4. 前記水酸基を有するエポキシ樹脂が、水酸基を有するビスフェノール型エポキシ樹脂である請求項1又は2に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
  5. 前記シラノール基を有するシリコーン化合物が、RSiO1/2単位(M単位)、SiO4/2単位(Q単位)、RSiO2/2単位(D単位)およびRSiO3/2単位(T単位)(Rは炭素原子数1~6のアルキル基、炭素原子数1~6のアルコキシ基、フェニル基又は水酸基である)から選択される1以上のシロキシ単位を有するシリコーン化合物であって、2以上のシラノール基を有し、前記シロキシ単位中のRにおけるフェニル基の割合が50モル%以上である請求項1又は2に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
  6. 前記脂肪酸が炭素原子数11~22の飽和脂肪酸である請求項1又は2に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
  7. 前記反応成分において、前記エポキシ樹脂が30~60質量部の範囲であり、前記シラノール基を有するシリコーン化合物が20~50質量部の範囲であり、前記脂肪酸が1~5質量部の範囲である請求項1又は2に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂。
  8. 請求項1又は2に記載のシリコーン変性エポキシ樹脂および顔料を含有するコーティング組成物。
  9. 請求項に記載のコーティング組成物の硬化物。
  10. 請求項に記載のコーティング組成物の硬化物でコーティングされた物品。
  11. 請求項に記載のコーティング組成物の硬化物でコーティングされた金属部材。
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