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JP7683577B2 - 全固体電池の検査方法および検査システム - Google Patents

全固体電池の検査方法および検査システム Download PDF

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JP7683577B2 JP2022151453A JP2022151453A JP7683577B2 JP 7683577 B2 JP7683577 B2 JP 7683577B2 JP 2022151453 A JP2022151453 A JP 2022151453A JP 2022151453 A JP2022151453 A JP 2022151453A JP 7683577 B2 JP7683577 B2 JP 7683577B2
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Description

本開示は、全固体電池の検査方法および検査システムに関する。
リチウムイオン伝導性固体電解質を用いた全固体リチウム電池(以下「全固体電池」と記載する)の検査方法が提案されている。たとえば特開2017-27770号公報(特許文献1)は、セルの微短絡の有無を検査する方法を開示する。この検査方法は、セルの正極と負極を外部短絡させる外部短絡工程と、外部短絡工程終了後から一定時間経過後にセルの正極と負極の間の開回路電圧を測定する電圧測定工程と、電圧測定工程により測定された開回路電圧が閾値未満である場合にはセルが利用不可であると判定する判定工程とを有する。
特開2017-27770号公報 特開2014-134395号公報 国際公開第2019/175707号 特開2020-38836号公報
一般に、全固体電池を含む各種電池の検査の効率化に対する要求が常に存在する。検査の効率化とは、検査時間の短縮、検査費用の節約、検査工数の削減などを含む。
特許文献1に記載の方法は、外部短絡工程のためにセルを組み上げるのを要するとともに、電圧測定工程のために一定時間経過するのを待つ(いわゆるエージング)のを要する。これらの工程は、検査の効率化という観点において改善の余地がある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的の1つは、全固体電池の検査を効率化することである。
(1)本開示の第1の態様に係る全固体電池の検査方法において、全固体電池は、複数の塗工層を含む。複数の塗工層の各々は、固体電解質と溶媒との混練工程を経て作製されるスラリーを集電体または基材に塗工することによって形成される。複数の塗工層は、正極スラリーの塗工により形成される正極層と、負極スラリーの塗工により形成される負極層と、セパレータスラリーの塗工により形成されるセパレータ層とを含む。検査方法は、複数の塗工層のうちの少なくとも1つの塗工層について、対応するスラリーの粘度の測定結果を取得するステップと、取得された粘度が、対応するスラリーの粘度と全固体電池の自己放電量との相関関係に基づいて定められた基準範囲外である場合には、当該少なくとも1つの塗工層を使用に適さないと判定するステップとを含む。
(2)少なくとも1つの塗工層は、正極層を含む。取得するステップは、正極スラリーの1回目の攪拌工程における粘度の測定結果を取得するステップである。
(3)基準範囲は、第1および第2の範囲のうちの少なくとも一方を含む。第1の範囲は、正極スラリーの1回目の攪拌工程におけるせん断速度が38.3[s-1]である場合に、正極スラリーの粘度が230[mPa・s]超かつ370[mPa・s]未満の範囲である。第2の範囲は、正極スラリーの1回目の攪拌工程におけるせん断速度が19.2[s-1]である場合に、正極スラリーの粘度が400[mPa・s]超かつ650[mPa・s]未満の範囲である。
(4)少なくとも1つの塗工層は、セパレータ層を含む。取得するステップは、セパレータスラリーの1回目の分散工程における粘度の測定結果を取得するステップである。
(5)基準範囲は、セパレータスラリーの1回目の分散工程におけるせん断速度が38.3[s-1]である場合に、セパレータスラリーの粘度が165[mPa・s]超かつ236[mPa・s]未満の範囲を含む。
(6)教師あり学習による学習済みモデルを用いて、全固体電池の自己放電量に寄与するスラリーの製造パラメータが抽出される。学習済みモデルは、第1または第2の決定木を有する。第1の決定木は、自己放電量を目的変数とし、正極スラリーの1回目の攪拌工程における粘度を説明変数として含む。第2の決定木は、自己放電量を目的変数とし、セパレータスラリーの1回目の分散工程における粘度を説明変数として含む。
(7)本開示の第2の態様に係る全固体電池の検査システムは、1以上のプロセッサと、メモリとを備える。メモリは、1以上のプロセッサによりプログラムが実行されることにより、1以上のプロセッサに、上記(1)~(6)に記載の検査方法を実行させる。
上記(1)~(7)の方法および(8)の構成においては、スラリーの粘度に基づいて塗工層の使用の適否が判定される。使用に適さないと判定された塗工層については全固体電池(セル)の組み上げに使用されない。したがって、全固体電池の組み上げ前に良否を判定可能である。よって、上記方法および構成によれば、全固体電池の検査を効率化できる。
本開示によれば、全固体電池の検査を効率化できる。
本開示の実施の形態1に係る全固体電池の検査システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態1における全固体電池を示す図である。 比較例1における正極スラリーの調製手順を示すフローチャートである。 機械学習により得られた、セルの自己放電量に対する正極スラリーの製造パラメータの寄与度をまとめた図である。 正極スラリーの第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。 正極スラリーの第1分散工程における粒度と自己放電量との間の関係を示す図である。 正極スラリーの第2攪拌工程における固形分率と自己放電量との間の関係を示す図である。 せん断速度が2[s-1]の場合の正極スラリーの第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。 せん断速度が19.2[s-1]の場合の正極スラリーの第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。 せん断速度が384[s-1]の場合の正極スラリーの第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。 実施の形態1における正極スラリーの調製手順を示すフローチャートである。 比較例2におけるセパレータスラリーの調製手順を示すフローチャートである。 機械学習により得られた、セルの自己放電量に対するセパレータスラリーの製造パラメータの寄与度をまとめた図である。 セパレータスラリーの第1分散工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。 セパレータスラリーの第1分散工程における温度と自己放電量との間の関係を示す図である。 セパレータスラリーの第2攪拌工程における温度と自己放電量との間の関係を示す図である。 せん断速度が384[s-1]の場合の正極スラリーの第1分散工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。 実施の形態2におけるセパレータスラリーの調製手順を示すフローチャートである。
<用語の説明>
本明細書において、単数形で表現される要素は、特に断りのない限り、複数形も含む。たとえば「粒子」は「1つの粒子」のみならず、「粒子の集合体(粉体、粉末、粒子群)」も意味し得る。
化合物が化学量論的組成式によって表現されている場合、その化学量論的組成式は化合物の代表例に過ぎない。化合物は、非化学量論的組成を有していてもよい。たとえば、コバルト酸リチウムが「LiCoO」と表現されている場合、特に断りのない限り、コバルト酸リチウムは「Li/Co/O=1/1/2」の組成比に限定されず、任意の組成比でLi、CoおよびOを含み得る。さらに、微量元素によるドープ、置換等も許容され得る。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<システム構成>
図1は、本開示の実施の形態1に係る全固体電池の検査システムの構成の一例を示す図である。検査システム5は、サーバ51と、入力装置52と、ディスプレイ53と、通信装置54とを含む。サーバ51は、プロセッサ511と、メモリ512と、ストレージ513と、ネットワークインターフェイス514とを含む。検査システム5の構成要素同士は通信バスにより互いに接続されている。
プロセッサ511は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro-Processing Unit)である。プロセッサ511は、システムプログラム61および制御プログラム62(後述)を読み出してメモリ512に展開して実行することで様々な処理を実現する。
ストレージ513は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどの書換え可能な不揮発性メモリである。ストレージ513には、OS(Operating System)を含むシステムプログラム61と、制御演算に必要なコンピュータ読み取り可能なコードを含む制御プログラム62と、全固体電池を管理するための各種製造パラメータ(後述)が格納された電池管理データ63と、学習済みモデル64(後述)とが格納されている。
ネットワークインターフェイス514は、サーバ51と他の外部機器との間の通信装置54を介したデータ通信を制御する。
入力装置52は、キーボード、マウスなどであって、後述する各種測定を実施するオペレータ(測定者)の入力操作を受け付ける。ディスプレイ53は、オペレータに対して各種情報を表示する。
なお、図2にはサーバ51が1つのプロセッサ511を含む例を示すが、サーバ51が複数のプロセッサを含んでもよい。すなわち、サーバ51は1以上のプロセッサを含む。メモリ512およびストレージ513についても同様である。
本明細書において、「プロセッサ」は、ストアードプログラム方式で処理を実行する狭義のプロセッサに限られず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードワイヤード回路を含み得る。そのため、「プロセッサ」との用語は、コンピュータ読取り可能なコードおよび/またはハードワイヤード回路によってあらかじめ処理が定義された処理回路(processing circuitry)と読替えることもできる。
<全固体電池>
図2は、実施の形態2における全固体電池を示す図である。全固体電池のセル100は、正極1と、負極2と、セパレータ層3とを含む。セル100は、正極1と負極2とセパレータ層3とを含む蓄電要素を収納するための外装体(図示せず)を含んでいてもよい。外装体は、たとえば、金属箔ラミネートフィルム製のパウチである。なお、正極1および負極2は、本開示に係る「正極層」および「負極層」にそれぞれ相当する。
≪正極≫
正極1は、正極活物質層11と、正極集電体12とを含む。正極活物質層11は、正極スラリー(正極活物質層11の材料と溶媒とを混練することにより調製されるスラリー)を正極集電体12の表面に塗工して乾燥させることにより形成される。正極活物質層11はセパレータ層3に密着している。正極活物質層11は、たとえば、10~200μmの厚さを有していてもよい。
正極活物質層11は、正極活物質粒子と、硫化物固体電解質とを含む。正極活物質粒子は、たとえば、LiCoO、LiNiO、LiMnO、LiMn、Li(NiCoMn)O、Li(NiCoAl)O、およびLiFePOからなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。硫化物固体電解質はSを含む。硫化物固体電解質は、たとえば、Li、P、およびSを含んでいてもよい。硫化物固体電解質は、たとえば、O、Si等を更に含んでいてもよい。硫化物固体電解質は、たとえばハロゲン等を更に含んでいてもよい。硫化物固体電解質は、たとえばI、Br等を更に含んでいてもよい。硫化物固体電解質は、たとえばガラスセラミックス型であってもよいし、アルジロダイト型であってもよい。硫化物固体電解質は、たとえば、LiI-LiBr-LiPS、LiS-SiS、LiI-LiS-SiS、LiI-LiS-P、LiI-LiO-LiS-P、LiI-LiS-P、LiI-LiPO-P、LiS-P、およびLiPSからなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
正極活物質層11は、たとえば導電材を更に含んでいてもよい。導電材は、正極活物質層11内に電子伝導パスを形成し得る。導電材の配合量は、100質量部の被覆活物質に対して、たとえば0.1~10質量部であってもよい。導電材は、任意の成分を含み得る。導電材は、たとえば、カーボンブラック、気相成長炭素繊維(VGCF)、カーボンナノチューブ(CNT)およびグラフェンフレークからなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
正極活物質層11は、たとえばバインダを更に含んでいてもよい。バインダの配合量は、100質量部の被覆活物質に対して、たとえば0.1~10質量部であってもよい。バインダは任意の成分を含み得る。バインダは、たとえば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ化ビニリデン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVdF-HFP)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
正極集電体12は、たとえば、Al箔等を含んでいてもよい。正極集電体12は、たとえば、5~50μmの厚さを有していてもよい。
≪負極≫
負極2は、負極活物質層21と、負極集電体22とを含む。負極活物質層21は、負極スラリー(負極活物質層21の材料と溶媒とを混練することにより調製されたスラリー)を負極集電体22の表面に塗工して乾燥させることにより形成される。負極活物質層21はセパレータ層3に密着している。負極活物質層21は、たとえば、10~200μmの厚さを有していてもよい。
負極活物質層21は、負極活物質粒子と、硫化物固体電解質とを含む。負極活物質粒子は、たとえば、黒鉛、Si、SiOx(0<x<2)、およびLiTi12からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。負極活物質層21は、導電材およびバインダを更に含んでいてもよい。正極活物質層11との負極活物質層21と間で、硫化物固体電解質は同種であってもよいし、異種であってもよい。
負極集電体22は、たとえば、Cu箔、Ni箔等を含んでいてもよい。負極集電体22は、たとえば、5~50μmの厚さを有していてもよい。
≪セパレータ層≫
セパレータ層3は、正極1と負極2との間に介在している。セパレータ層3は、正極1を負極2から分離している。セパレータ層3は硫化物固体電解質を含む。セパレータ層3はバインダを更に含んでいてもよい。セパレータ層3と正極活物質層11との間で、硫化物固体電解質は同種であってもよいし、異種であってもよい。セパレータ層3と負極活物質層21との間で、硫化物固体電解質は同種であってもよいし、異種であってもよい。
<正極スラリーの混練>
本実施の形態における検査方法は、正極スラリーの混練工程における製造パラメータに基づいて、全固体電池のセル100の自己放電(短絡)が発生するかどうかを予測する。本実施の形態における検査方法の特徴の理解を容易にするため、比較例1における正極スラリーの混練工程の概要を説明する。なお、混練とは分散および攪拌のうちの少なくとも一方を意味する。
図3は、比較例1における正極スラリーの調製手順を示すフローチャートである。以下、ステップを「S」と略す。
まず、正極スラリーを調製するための正極材料が秤量される(S911)。続いて、正極スラリーの第1分散工程および第1攪拌工程が行われる(S912,S913)。その後、正極スラリーの第2分散工程および第2攪拌工程が行われる(S914,S915)。さらに、正極スラリーの第3分散工程および第3攪拌工程が行われる(S916,S917)。これにより、正極スラリーの混練工程が完了する。なお、第m分散工程と第n分散工程との間では正極材料の一部が異なっていてもよいし、同じであってもよい(m,nは互いに異なる自然数)。
上記のような分散工程および攪拌工程を3回ずつ含む一連の工程において、セル100の自己放電を引き起こす可能性がある正極スラリーの製造パラメータとしては以下のものが挙げられる。
・第1攪拌工程における粘度
・第2攪拌工程における粘度
・第3攪拌工程における粘度
・第1分散工程における粒度
・第2分散工程における粒度
・第3分散工程における粒度
・第1分散工程における温度
・第2分散工程における温度
・第3分散工程における温度
・第1攪拌工程における温度
・第2攪拌工程における温度
・第3攪拌工程における温度
・第1攪拌工程における固形分率
・第2攪拌工程における固形分率
・第3攪拌工程における固形分率
<機械学習>
本発明者らは、上記の多数の製造パラメータの中から、どの製造パラメータがセル100の自己放電に寄与するか、言い換えると、どの製造パラメータとセル100の自己放電量との間の相関が高いかを機械学習の手法を用いて抽出した。機械学習の結果は、学習済みモデル64としてストレージ513に格納されていてもよい。
機会学習の推定モデルとしては、線形回帰、ロジスティック回帰、サポートベクターマシン(SVM)、決定木、ランダムフォレスト、ディープラーニング(ニューラルネットワーク)、ナイーブベイズ、k-means、主成分分析(PCA)、LightGBM、XGBoost、Convolutional Neural Network(CNN)、Recurrent Neural Network(RNN)、Generative Adversarial Networks(GAN)などを用いることができる。なかでも、ランダムフォレスト、LightBGM、XGBoostのような決定木方式が好ましい。さらに、欠損値まで扱うことのできる勾配ブースティング決定木方式(LightBGM、XGBoostなど)は、学習に利用される説明変数(正極スラリーの製造パラメータ)・目的変数(自己放電量)の組において、説明変数の一部の種類の値が欠損している場合にも学習が可能になることから、本実施形態において利用される推定モデルとしては好ましい。本実施の形態(後述する図4の例)ではLightBGMを用いた。
上記の方法で算出した推定モデルから各説明変数の寄与度(重要度)を算出する手法としては、説明変数と目的変数との相関を定量化可能なFeature Importance、Permutation Importance、SHapley Additive exPlanations(SHAP)などを用いることができる。本実施の形態ではFeature Importanceを用いた。
図4は、機械学習により得られた、セル100の自己放電量に対する正極スラリーの製造パラメータの寄与度をまとめた図である。図4には寄与度が上位5位までの製造パラメータが示されている。図4に示すように、第1攪拌工程における粘度の寄与度が最も高いとの結果が得られた。第2位の製造パラメータは、第1分散工程における粒度であった。第3位の製造パラメータは、第2攪拌工程における固形分率であった。第4位の製造パラメータは、第3攪拌工程における粘度であった。第5位の製造パラメータは、第2攪拌工程における粘度であった。
<実測結果>
第1位~第3位の正極スラリーの製造パラメータとセル100の自己放電量との関係を実際に評価した結果について説明する。
≪正極≫
正極スラリーおよび正極集電体には下記の材料が使用された。
正極活物質:NCA系正極活物質
固体電解質:硫化物固体電解質
導電材:VGCF
バインダ:PVdF
分散媒:酪酸ブチル
正極集電体:Al箔
正極活物質と固体電解質と導電材とバインダと分散媒とを混練することにより正極スラリーが調製された。正極スラリーの分散工程には超音波ホモジナイザーを用いた。正極スラリーの攪拌工程には攪拌翼を用いた。正極スラリーをブレード法により正極集電体12の表面に塗工することによって塗膜が形成された。塗膜は、ホットプレートにより100℃で30分間乾燥された。これにより正極原反が製造された。正極原反から正極1が切り出された。
≪負極≫
負極スラリーおよび負極集電体には下記の材料が使用された。
負極活物質:LTO粒子
固体電解質:LiS-P系硫化物固体電解質
導電材:VGCF
バインダ:PVdF
分散媒:酪酸ブチル
負極集電体:Ni箔
負極活物質と固体電解質と導電材とバインダと分散媒とを混練することにより負極スラリーが調製された。負極スラリーの分散工程には超音波ホモジナイザーを用いた。負極スラリーの攪拌工程には攪拌翼を用いた。負極スラリーをブレード法により負極集電体22の表面に塗工することによって塗膜が形成された。塗膜は、ホットプレートにより100℃で30分間乾燥された。これにより負極原反が製造された。負極原反から負極2が切り出された。
≪セパレータ層≫
セパレータスラリーおよび基材には下記の材料が使用された。
固体電解質:硫化物固体電解質
バインダ:PVdF
分散媒:酪酸ブチル
基材:Al箔
固体電解質とバインダと分散媒とを混練することによりセパレータスラリーが調製された。セパレータスラリーの分散工程には超音波ホモジナイザーを用いた。セパレータスラリーの攪拌工程には攪拌翼を用いた。セパレータスラリーをブレード法により基材表面に塗工することによって塗膜が形成された。塗膜は、ホットプレートにより100℃で30分間乾燥された。これによりセパレータ原反が製造された。セパレータ原反からセパレータ層3が切り出された。
≪電池の作製≫
セパレータ層3の一方の面に負極2を重ね合わせて、1[ton/cm]でプレスを行った後、セパレータ層3の基材を取り除いた。次に、セパレータ層3の他方の面に正極1を重ね合わせて、3[ton/cm]でプレスを行った。蓄電要素と溶着テープ付きのタブとを超音波接合した。そして、蓄電要素をアルミラミネートフィルムによって封止することにより全固体電池の小型ラミネートセルが作製された。
≪判定基準≫
初充電を行った全固体電池のセル100を2日間静置した時点での電圧を測定した。セル100をもう1日更に静置した時点での電圧を測定した。これら2回の電圧の差分を自己放電量とした。セル100の自己放電量が3.4mV以下の場合、セル100は良品と判定される。一方、セル100の自己放電量が3.4mV超の場合、セル100は不良品と判定される。
≪粘度と粒度と固形分率との対比≫
自己放電量に対する正極スラリーの粘度、粒度および固形分率の評価結果を説明する。なお、粘度、粒度、固形分率は、E型粘度計、粒度ゲージ、水分計を用いてそれぞれ測定され得る。
図5は、正極スラリーの第1攪拌工程における粘度(第1位の説明変数)と自己放電量(目的変数)との間の関係を示す図である。横軸は、せん断速度が38.3[s-1]の場合の正極スラリーの第1攪拌工程における粘度を表す。図6は、正極スラリーの第1分散工程における粒度(第2位の説明変数)と自己放電量との間の関係を示す図である。横軸は、正極スラリーの第1分散工程における粒度を表す。図7は、正極スラリーの第2攪拌工程における固形分率(第3位の説明変数)と自己放電量との間の関係を示す図である。横軸は、正極スラリーの第2攪拌工程における固形分率を表す。縦軸は、いずれもセルの自己放電量を表す。
図5に示すように、正極スラリーの第1攪拌工程における粘度と自己放電量との相関関係の存在が確認された。図5より、第1攪拌工程における粘度が230[mPa・s]超かつ370[mPa・s]未満の粘度範囲において自己放電量が3.4mV以下になることが読み取れる。この粘度範囲では、粘度から自己放電量を予測できるため、粘度からセル100の良否を判定可能である。
これに対し、図6および図7に示すように、正極スラリーの第1分散工程における粒度と自己放電量との間にも、正極スラリーの第2攪拌工程における固形分率と自己放電量との間にも、明確な相関関係は確認されなかった。したがって、第1分散工程における粒度および第2攪拌工程における固形分率からは自己放電量を予測できず、セル100の良否判定も行えない。
≪せん断速度の影響≫
正極スラリーの状態には攪拌工程において正極スラリーに作用するせん断力が影響する可能性が考えられる。せん断速度の影響を評価した結果について説明する。
図8は、せん断速度が2[s-1]の場合の正極スラリーの第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。図9は、せん断速度が19.2[s-1]の場合の正極スラリーの第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。図10は、せん断速度が384[s-1]の場合の正極スラリーの第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。横軸は粘度を表し、縦軸はセル100の自己放電量を表す。
せん断速度が38.3[s-1]の場合(図5参照)に限らず、せん断速度が19.2[s-1]の場合にも、図9に示すように第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間の相関関係の存在が確認された。せん断速度が19.2[s-1]の場合、第1攪拌工程における粘度が400[mPa・s]超かつ650[mPa・s]未満の粘度範囲において自己放電量が3.4mV以下になることが読み取れる。なお、せん断速度が2[s-1]または384[s-1]の場合(図8および図10参照)には明確な相関関係は確認されなかった。
<処理フロー>
図11は、実施の形態1における正極スラリーの調製手順を示すフローチャートである。以下に説明するステップのうちの少なくともS104,S105,S106,S111のステップは、制御プログラム62に格納されている。
まず、正極スラリーを調製するための正極材料が秤量される(S101)。続いて、正極スラリーの第1分散工程および第1攪拌工程が行われる(S102,S103)。これらの工程は、比較例1におけるS911~S913の工程(図3参照)と同等である。
S104において、サーバ51(プロセッサ511)は、正極スラリーの第1攪拌工程における粘度の測定結果を取得する。粘度の測定結果は、せん断速度とともに電池管理データ63に格納されていることが好ましい。たとえば、E型粘度計から粘度の測定結果を示す信号がサーバ51に出力され、粘度の測定結果が電池管理データ63に自動的に格納されてもよい。あるいは、オペレータがE型粘度計による粘度の測定結果を入力装置52を用いて入力し、その入力値が電池管理データ63に格納されてもよい。これらの場合、サーバ51は、電池管理データ63に格納された値を読み出すことで第1攪拌工程における粘度の測定結果(および対応するせん断速度)を取得できる。
S105において、サーバ51は、S104にて取得された正極スラリーの第1攪拌工程における粘度の測定結果があらかじめ定められた基準範囲内であるかどうかを判定する。基準範囲は事前の実験結果に基づいて定められる。前述の例では基準範囲は、せん断速度が38.3[s-1]の場合、230[mPa・s]超かつ370[mPa・s]未満の粘度範囲であり(図5参照)、せん断速度が19.2[s-1]の場合、400[mPa・s]超かつ650[mPa・s]未満の粘度範囲である(図9参照)。サーバ51は、判定結果をディスプレイ53に表示してもよい。サーバ51は、判定結果を通信装置54を介して外部機器(オペレータが操作する端末など)に送信してもよい。
正極スラリーの第1攪拌工程における粘度の測定結果が基準範囲内である場合(S105においてYES)、サーバ51は、正極スラリーは使用(セル100の作製)に適すると判定する(S106)。この場合、当該正極スラリーに対して第2分散工程、第2攪拌工程、第3分散工程、第3攪拌工程が行われる(S107~S110)。これらの工程は、比較例1におけるS914~S917の工程と同等である。
これに対し、正極スラリーの第1攪拌工程における粘度の測定結果が基準範囲外である場合(S105においてNO)、サーバ51は、正極スラリーは使用に適さないと判定する(S111)。この場合、当該正極スラリーに対して更なる分散工程および攪拌工程は行われない。当該正極スラリーは、たとえば破棄される。
以上のように、実施の形態1においては、正極スラリーの製造パラメータのうちの1つである第1攪拌工程における粘度とセル100の自己放電量との間に相関関係が存在するとの知見(図5および図9参照)に基づき、第1攪拌工程における粘度が基準範囲内であるかどうかが判定される。第1攪拌工程における粘度が基準範囲内である正極スラリーがその後の混練工程に回される一方で、第1攪拌工程における粘度が基準範囲外である正極スラリーはセル100への組込みには適さないと判定される。これにより、セル100の組み上げ前にセル100の良否判定が可能になる。よって、実施の形態1によれば、全固体電池のセル100の検査を効率化できる。
実施の形態1では、正極スラリーの混練工程が分散工程および攪拌工程を3回ずつ含むと説明した。しかし、混練工程は、分散工程および攪拌工程を少なくとも1回ずつ含めばよい。混練工程は、分散工程および攪拌工程を1回ずつまたは2回ずつ含んでもよいし、分散工程および攪拌工程のうちの一方を1回含み、他方を2回含んでもよいし、4回以上の分散工程および攪拌工程を含んでもよい。
[実施の形態2]
実施の形態1では、正極スラリーをセル100の作製に使用できるかどうかを判定する例について説明した。実施の形態2においては、セパレータスラリーをセル100の作製に使用できるかどうかを判定する例について説明する。実施の形態2に係る検査システムの構成、および全固体電池のセル構成は、いずれも実施の形態1における構成(図1および図2参照)と同様である。また、機械学習の手法も同様である。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
<セパレータスラリーの混練>
図12は、比較例2におけるセパレータスラリーの調製手順を示すフローチャートである。まず、セパレータスラリーを調製するためのセパレータ層材料が秤量される(S921)。続いて、セパレータスラリーの第1攪拌工程および第1分散工程が行われる(S922,S923)。その後、セパレータスラリーの第2攪拌工程が行われる(S924)。これにより、セパレータスラリーの混練工程が完了する。
<機械学習>
図13は、機械学習により得られた、セル100の自己放電量に対するセパレータスラリーの製造パラメータの寄与度をまとめた図である。図13に示すように、セパレータスラリーの制御パラメータについては、第1分散工程における粘度の寄与度が最も高いとの結果が得られた。第2位以下の製造パラメータは、寄与度が高い順に、第1分散工程における温度、第2攪拌工程における温度、第1分散工程における粒度であった。
<実測結果>
第1位~第3位のセパレータスラリーの製造パラメータとセル100の自己放電量との関係を実際に評価した結果について説明する。正極1、負極2およびセパレータ層3の材料および作製手法は、実施の形態1にて説明した材料および作製手法と共通であった。なお、セパレータスラリーの温度は温度計を用いて測定できる。
図14は、セパレータスラリーの第1分散工程における粘度(第1位の説明変数)と自己放電量との間の関係を示す図である。横軸は、せん断速度が38.3[s-1]の場合のセパレータスラリーの第1分散工程における粘度を表す。図15は、セパレータスラリーの第1分散工程における温度(第2位の説明変数)と自己放電量との間の関係を示す図である。横軸は、セパレータスラリーの第1分散工程における温度を表す。図16は、セパレータスラリーの第2攪拌工程における温度(第3位の説明変数)と自己放電量との間の関係を示す図である。横軸は、セパレータスラリーの第2攪拌工程における温度を表す。縦軸は、いずれもセルの自己放電量を表す。
図14に示すように、セパレータスラリーの第1分散工程における粘度と自己放電量との間の相関関係の存在が確認された。図14より、第1分散工程における粘度が165[mPa・s]超かつ236[mPa・s]未満の粘度範囲において自己放電量が3.4mV以下になることが読み取れる。この粘度範囲では、粘度から自己放電量を予測できるため、粘度からセル100の良否を判定可能である。
これに対し、図15および図16に示すように、セパレータスラリーの第1分散工程における温度と自己放電量との間にも、セパレータスラリーの第2攪拌工程における温度と自己放電量との間にも、明確な相関関係は確認されなかった。したがって、これらの温度からは自己放電量を予測できず、セル100の良否判定も行えない。
図17は、せん断速度が384[s-1]の場合の正極スラリーの第1分散工程における粘度と自己放電量との間の関係を示す図である。横軸は粘度を表し、縦軸はセル100の自己放電量を表す。せん断速度が384[s-1]の場合には、せん断速度が38.3[s-1]の場合(図14参照)と異なり、第1攪拌工程における粘度と自己放電量との間に明確な相関関係は確認されなかった。
<処理フロー>
図18は、実施の形態2におけるセパレータスラリーの調製手順を示すフローチャートである。まず、セパレータスラリーを調製するためのセパレータ層材料が秤量される(S201)。続いて、セパレータスラリーの第1攪拌工程および第1分散工程が行われる(S202,S203)。これらの工程は、比較例2におけるS921~S923の工程(図12参照)と同等である。
S204において、サーバ51(プロセッサ511)は、セパレータスラリーの第1分散工程における粘度の測定結果を取得する。粘度の測定結果は、せん断速度とともに、E型粘度計から自動で取り込まれて電池管理データ63に格納されていてもよいし、オペレータによる手入力によって電池管理データ63に格納されていてもよい。サーバ51は、電池管理データ63に格納された値を読み出すことで、セパレータスラリーの第1分散工程における粘度の測定結果(および対応するせん断速度)を取得できる。
S205において、サーバ51は、S204にて取得されたセパレータスラリーの第1分散工程における粘度の測定結果があらかじめ定められた基準範囲内であるかどうかを判定する。前述の例では基準範囲は、せん断速度が38.3[s-1]の場合、165[mPa・s]超かつ236[mPa・s]未満の粘度範囲である(図14参照)。
セパレータスラリーの第1分散工程における粘度の測定結果が基準範囲内である場合(S205においてYES)、サーバ51は、セパレータスラリーは使用(セル100の作製)に適すると判定する(S206)。この場合、当該セパレータスラリーに対して第2攪拌工程が行われる(S207)。この工程は、比較例2におけるS924の工程と同等である。
これに対し、セパレータスラリーの第1分散工程における粘度の測定結果が基準範囲外である場合(S205においてNO)、サーバ51は、セパレータスラリーは使用に適さないと判定する(S208)。この場合、当該セパレータスラリーに対して更なる攪拌工程は行われない。当該セパレータスラリーは、たとえば破棄される。
以上のように、実施の形態2においては、セパレータスラリーの製造パラメータのうちの1つである第1分散工程における粘度とセル100の自己放電量との間に相関関係が存在するとの知見(図14参照)に基づき、第1分散工程における粘度が基準範囲内であるかどうかが判定される。第1分散工程における粘度が基準範囲内であるセパレータスラリーが第2攪拌工程に回される一方で、第1分散工程における粘度が基準範囲外であるセパレータスラリーはセル100への組込みには適さないと判定される。これにより、セル100の組み上げ前にセル100の良否判定が可能になる。よって、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、全固体電池のセル100の検査を効率化できる。
セパレータスラリーの混練工程は、分散工程および攪拌工程を少なくとも1回ずつ含めばよい。混練工程は、図18に示すように1回の分散工程と2回の攪拌工程とを含んでもよいし、分散工程および攪拌工程の各々を3回以上含んでもよい。
実施の形態1と実施の形態2とは組合わせることができる。すなわち、実施の形態1に従って使用に適すると判定された正極スラリーを用いて正極1を作製し、かつ実施の形態2に従って使用に適すると判定されたセパレータスラリーを用いてセパレータ層3を作製し、両者を組合わせて全固体電池のセル100を作製することが好ましい。ただし、実施の形態1に従って使用に適すると判定された正極スラリーを用いて作製された正極1と、他の手法によって作製されたセパレータ層とを組合わせてもよい。実施の形態2に従って使用に適すると判定されたセパレータスラリーを用いて作製されたセパレータ層3と、他の手法によって作製された正極とを組合わせてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 セル、1 正極、11 正極活物質層、12 正極集電体、2 負極、21 負極活物質層、22 負極集電体、3 セパレータ層、5 検査システム、51 サーバ、511 プロセッサ、512 メモリ、513 ストレージ、514 ネットワークインターフェイス、52 入力装置、53 ディスプレイ、54 通信装置、61 システムプログラム、62 制御プログラム、63 電池管理データ、64 学習済みモデル。

Claims (7)

  1. 全固体電池の検査方法であって、
    前記全固体電池は、複数の塗工層を含み、
    前記複数の塗工層の各々は、固体電解質と溶媒との混練工程を経て調製されるスラリーを集電体または基材に塗工することによって形成され、
    前記複数の塗工層は、
    正極スラリーの塗工により形成される正極層と、
    負極スラリーの塗工により形成される負極層と、
    セパレータスラリーの塗工により形成されるセパレータ層とを含み、
    前記検査方法は、
    前記複数の塗工層のうちの少なくとも1つの塗工層について、対応するスラリーの粘度の測定結果を取得するステップと、
    取得された粘度が基準範囲外である場合には、前記少なくとも1つの塗工層を使用に適さないと判定するステップとを含み、
    前記基準範囲は、前記対応するスラリーの粘度と前記全固体電池の自己放電量との相関関係の測定結果に基づいて定められた、前記全固体電池の自己放電量が所定値以下になる粘度範囲である、全固体電池の検査方法。
  2. 前記少なくとも1つの塗工層は、前記正極層を含み、
    前記取得するステップは、前記正極スラリーの1回目の攪拌工程における粘度の測定結果を取得するステップである、請求項1に記載の全固体電池の検査方法。
  3. 前記基準範囲は、第1および第2の粘度範囲のうちの少なくとも一方を含み、
    前記第1の粘度範囲は、前記正極スラリーの前記1回目の攪拌工程におけるせん断速度が38.3[s-1]である場合に、前記正極スラリーの粘度が230[mPa・s]超かつ370[mPa・s]未満の範囲であり、
    前記第2の粘度範囲は、前記正極スラリーの前記1回目の攪拌工程におけるせん断速度が19.2[s-1]である場合に、前記正極スラリーの粘度が400[mPa・s]超かつ650[mPa・s]未満の範囲である、請求項2に記載の全固体電池の検査方法。
  4. 前記少なくとも1つの塗工層は、前記セパレータ層を含み、
    前記取得するステップは、前記セパレータスラリーの1回目の分散工程における粘度の測定結果を取得するステップである、請求項1に記載の全固体電池の検査方法。
  5. 前記基準範囲は、前記セパレータスラリーの前記1回目の分散工程におけるせん断速度が38.3[s-1]である場合に、前記セパレータスラリーの粘度が165[mPa・s]超かつ236[mPa・s]未満の範囲を含む、請求項4に記載の全固体電池の検査方法。
  6. 教師あり学習による学習済みモデルを用いて、前記全固体電池の自己放電量に寄与する前記スラリーの製造パラメータが抽出され、抽出された製造パラメータは、前記対応するスラリーの粘度を含み、
    前記学習済みモデルは、第1または第2の決定木を有し、
    前記第1の決定木は、前記自己放電量を目的変数とし、前記正極スラリーの1回目の攪拌工程における粘度を説明変数として含み、
    前記第2の決定木は、前記自己放電量を目的変数とし、前記セパレータスラリーの1回目の分散工程における粘度を説明変数として含む、請求項1に記載の全固体電池の検査方法。
  7. 1以上のプロセッサと、
    メモリとを備え、
    前記メモリは、前記1以上のプロセッサによりプログラムが実行されることによって、前記1以上のプロセッサに、請求項1~6のいずれか1項に記載の検査方法を実行させる、全固体電池の検査システム。
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