本発明は、様々な変換を加えることができとともに、様々な実施形態を有することができ、特定の実施形態を図面に例示し、これについて詳細に説明しようとする。しかしながら、これは本発明を特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明の思想及び技術的範囲に含まれるすべての変換、等価物から代替物を含むことを理解されるべきである。本発明を説明することにおいて、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を阻害する可能性があると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
第1、第2などの用語は様々な構成要素を説明するために使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されるべきではない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。
本出願で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに別段の意味を持たない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、本明細書に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであり、1つまたは複数の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものの存在または追加の可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
以下、本発明の実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明することにし、添付図面を参照して説明することにあたり、同一又は対応する構成要素には同一の図面番号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。
また、本発明の様々な実施形態を説明するに当たって、各実施形態を独立して解釈または実施する必要はなく、各実施形態で説明される技術的思想が個別に説明される他の実施形態と組み合わされて解釈または実施することができることと理解されるべきである。
<手術用インストルメント>
図1は、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールの使用例を示す図である。ここで、図1Aは、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールが取り付けられる手術ロボットシステムを示す概念図であり、図1Bは、図1Aの手術ロボットシステムのスレーブロボットを示す斜視図であり、図1Cは、図1Aのスレーブロボットに取り付けられる手術用インストルメントを示す斜視図である。そして、図1Dは、本発明の一実施形態に係るエンドツールが取り付けられるハンドヘルド(handーheld)型手術用インストルメントの一例を示す斜視図である。
図1A、図1B及び図1Cを参照すると、手術ロボットシステム1は、マスターロボット10、スレーブロボット20及び手術用インストルメント30を含む。
マスターロボット10は操作部材10a及び表示部材10bを含み、スレーブロボット20は1つ以上のロボットアームユニット21、22、23を含む。
詳細には、マスターロボット10は、手術者が両手にそれぞれ把持して操作できるように操作部材10aを備える。そして、マスターロボット10の表示部材10bには、腹腔鏡50を介して撮影される映像が画像として表示される。また、表示部材10bには、所定の仮想操作板が前記腹腔鏡50を介して撮影される映像と共に表示されるか、または独立して表示されることができる。このような仮想操作板の配置、構成等については詳細な説明を省略する。
一方、スレーブロボット20は、1つ以上のロボットアームユニット21、22、23を含むことができる。ここで、それぞれのロボットアームユニット21、22、23は、互いに独立して動作可能なモジュール形態で備えられることができ、このとき、各ロボットアームユニット21、22、23間の衝突を防止するアルゴリズムを手術ロボットシステム1に適用することができる。
ここで、ロボットアームユニット21、22、23のうち2つ以上には手術用インストルメント30が付着され、1つ以上には腹腔鏡50が付着されることができる。そして、執刀医はマスターロボット10を介して制御しようとするロボットアームユニット21、22、23を選択することができる。このように、マスターロボット10を介して計3個以上の手術用インストルメントを執刀医が直接操縦することにより、手術補助者が必要なく複数の器具の操縦を執刀医の意図通りに正確かつ自由に行うことができる。
引き続き図1Cを参照すると、手術ロボットシステム1の手術用インストルメント30は、エンドツール100、駆動部200及び連結部400を含むことができる。
ここで、連結部400は中空のシャフト(shaft)形状に形成され、その中に1つ以上のワイヤ(後述)を収容することができ、その一端部には駆動部200が結合され、他端部にはエンドツール100が結合され、駆動部200とエンドツール100とを連結させる役割を果たすことができる。
駆動部200は、連結部400の一端部に形成され、ロボットアームユニット21、22、23と結合できるインタフェースを提供する。したがって、ユーザによってマスターロボット10が動作すると、それに対応する動作を手術用インストルメント30のエンドツール100が実行できるようにロボットアームユニット21、22、23のモータ(図示せず)が作動し、このモータ(図示せず)の駆動力が駆動部200を介してエンドツール100に伝達される。これを言い換えると、駆動部200自体が手術用インストルメント30とスレーブロボット20との間を連結させるインタフェースとなると説明することもできる。
エンドツール100は、連結部400の他端部に形成され、手術部位に挿入されて手術に必要な動作を行う。このようなエンドツール100については、図2以下でより詳細に説明する。
一方、図1Dを参照すると、ハンドヘルド(handーheld)型手術用インストルメント40は、エンドツール100、駆動部200及び連結部400を含むことができる。
ここで、連結部400は中空のシャフト(shaft)形状に形成され、その中に1つ以上のワイヤ(後述)を収容することができ、その一端部には駆動部200が結合され、他端部にはエンドツール100が結合され、駆動部200とエンドツール100とを連結させる役割を果たすことができる。
駆動部200は、連結部400の一端部に形成され、医師が直接操縦可能なインタフェース、例えば、鉗子形状、スティック形状、レバー形状等で備えられ、これを医師が操縦すると、当該インタフェースに連結され、手術患者の体内に挿入されるエンドツール100が所定の操作をすることにより手術を行うことになる。ここで、図1Dには、駆動部200が指を挟んだ状態で回転させることができるハンドル状に形成されることと示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、エンドツール100と連結されてエンドツール100を操作することができる様々な形態の駆動部200が可能だと言えるだろう。
エンドツール100は、連結部400の他端部に形成され、手術部位に挿入されて手術に必要な動作を行う。このようなエンドツール100については、図2以下でより詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールは、図1A、図1B及び図1Cに示す手術ロボットシステムの手術用インストルメントに備えられることもでき、または図1Dに示すハンドヘルド(handーheld)型手術用インストルメントに備えられることもできる。
以下では、このように手術ロボットシステムの手術用インストルメントまたはハンドヘルド(handーheld)型手術用インストルメントに備えることができるエンドツールについてより詳細に説明する。
<手術用インストルメントのエンドツールの第1実施形態>
図2及び図3は、本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールを示す斜視図である。図4は、図2のエンドツールの平面図である。図5及び図6は、図2のエンドツールの平面図である。図7は、図2のエンドツールの側面図である。図8は、図2のエンドツールのエンドツールハブの斜視図である。図9、図10及び図11は、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントのピッチ動作補償の概念図である。
そして、図12及び図13は、図2の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図14及び図15は、図2の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。図16及び図17は、図2の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図18及び図19は、図2の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。
ここで、図3は、図2のエンドツールからエンドツールハブ106が除去された状態を示す。そして、図5は、図2のエンドツールからワイヤを中心に示す図であり、図6は、図2のエンドツールからプーリを中心に示す図である。そして、図8及び図9は、図7のエンドツールからエンドツールハブ106が除去された状態を示す断面図である。
図1で上述したように、本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメント(図1Cの30または図1Dの40参照)は、エンドツール100、駆動部(図1Cの200または図1Dの200参照)及び連結部400を含むことができる。そして、エンドツール100は動力伝達部300を含むことができる。
図2~図11を参照すると、エンドツール100は連結部400の端部に形成され、手術部位に挿入されて手術に必要な動作を行う。このようなエンドツール100の一例として、図2に示すようにグリップ(grip)動作を実行するための一対のジョー(jaw)101、102を使用することができる。しかしながら、本発明の思想はこれに限定されず、手術のための様々な装置をエンドツール100として使用することができる。例えば、片腕の焼灼のような構成もエンドツールとして使用することができる。このようなエンドツール100は、動力伝達部300によって駆動部(図1Cの200または図1Dの200参照)と連結され、動力伝達部300を介して駆動部(図1Cの200または図1Dの200参照)の駆動力を伝達されることにより、グリップ(grip)、切断(cutting)、縫合(suturing)動作など、手術に必要な動作を行うことになる。
ここで、本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、少なくとも2つ以上の方向に回転可能に形成され、例えば、エンドツール100は、図2の回転軸143を中心にピッチ(pitch)運動を行うとともに、図2の回転軸141を中心にヨー(yaw)運動及びアクチュエーション(actuation)運動を行うように形成することができる。
ここで、本発明で使用されるピッチ(pitch)、ヨー(yaw)及びアクチュエーション(actuation)動作のそれぞれについて定義すると、次の通りである。
まず、ピッチ(pitch)動作は、エンドツール100が連続部400の延在方向(図2のX軸方向)に対して上下方向に回転する運動、すなわち図2のY軸を中心に回転する動作を意味する。言い換えると、連結部400から延びて形成されているエンドツール100が連結部400に対してY軸を中心に上下に回転する運動を意味する。
次に、ヨー(yaw)動作は、エンドツール100が連続部400の延在方向(図2のX軸方向)に対して左右方向に回転する動作、すなわち図2のZ軸を中心に回転する動作を意味する。言い換えると、連結部400から延びて形成されているエンドツール100が連結部400に対してZ軸を中心に左右に回転する運動を意味する。すなわち、エンドツール100に形成された2つのジョー(jaw)101、102がZ軸を中心に互いに同じ方向に回転する運動を意味する。
一方、アクチュエーション(actuation)動作は、エンドツール100がヨー(yaw)動作と同じ回転軸を中心に回転するが、2つのジョー(jaw)101、102が互いに反対方向に回転しながらジョー(jaw)がすぼむか開く動作を意味する。すなわち、エンドツール100に形成された2つのジョー(jaw)101、102がZ軸を中心に互いに反対方向に回転する運動を意味する。
これを他の観点から定義すると、ヨー回転は、後述するジョープーリがジョープーリ回転軸である回転軸141を中心に自転(rotation)する動作であり、ピッチ回転は、ジョープーリがピッチメイン回転軸である回転軸143を中心に公転(revolution)する動作であると定義することもできる。
動力伝達部300は、駆動部(図1Cの200または図1Dの200参照)とエンドツール100とを連結し、駆動部(図1Cの200または図1Dの200参照)の駆動力をエンドツール100に伝達する役割を果たし、複数のワイヤ、プーリ、リンク、節、ギアなどを含むことができる。
以下では、動力伝達部300及びこれを含むエンドツール100についてさらに詳細に説明する。
(動力伝達部)
以下では、図2の手術用インストルメントのエンドツールの動力伝達部300についてさらに詳細に説明する。
図5、図6、図10などを参照すると、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100の動力伝達部300は、ワイヤ301、ワイヤ302、ワイヤ303、ワイヤ304、ワイヤ305及びワイヤ306を含むことができる。
ここで、ワイヤ301とワイヤ305とは一対で第1ジョーワイヤとしての役割を果たすことができる。ワイヤ302とワイヤ306とは一対で第2ジョーワイヤとしての役割を果たすことができる。ここで、第1ジョーワイヤであるワイヤ301、ワイヤ305と、第2ジョーワイヤであるワイヤ302、ワイヤ306とを包括する構成要素をジョーワイヤ(jaw wire)と称することができる。また、ワイヤ303とワイヤ304とは一対でピッチワイヤとしての役割を果たすことができる。
ここで、図面には、一対のワイヤが第1ジョー101の回転運動に関連し、一対のワイヤが第2ジョー102の回転運動に関連するものとして示されているが、本発明の思想はこれに限定されない。例えば、一対のワイヤはヨー(yaw)運動に関連し、一対のワイヤはアクチュエーション(actuation)運動に関連することもできる。
また、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントの動力伝達部300は、ワイヤとプーリとを結合させるために各ワイヤの各端部に結合される締結部材321、締結部材322、締結部材323、締結部材324、締結部材326、締結部材327及び締結部材329などを含むことができる。ここで、各締結部材は、ボール(ball)状、チューブ(tube)状など、必要に応じて様々な形態であることができる。
ここで、ピッチワイヤ締結部材である締結部材321は、ピッチワイヤであるワイヤ303のエンドツール100側端部に結合され、ピッチワイヤ締結部材である締結部材322は、ピッチワイヤであるワイヤ304のエンドツール100側端部に結合されて、ピッチワイヤエンドツール締結部材の役割を果たすことができる。一方、ピッチワイヤであるワイヤ303及びワイヤ304の駆動部(図1の200参照)側端部には、ピッチワイヤ駆動部締結部材329を結合することができる。
一方、第1ジョーワイヤ締結部材である締結部材323は、第1ジョーワイヤであるワイヤ301及びワイヤ305のエンドツール100側端部に結合され、第1ジョーワイヤエンドツール締結部材の役割を果たすことができる。一方、第1ジョーワイヤであるワイヤ301及びワイヤ305の駆動部(図1の200参照)側端部には、第1ジョーワイヤ駆動部締結部材324を結合することができる。
一方、第2ジョーワイヤ締結部材である締結部材326は、第2ジョーワイヤであるワイヤ302及びワイヤ306のエンドツール100側端部に結合され、第2ジョーワイヤエンドツール締結部材の役割を果たすことができる。一方、第2ジョーワイヤであるワイヤ302及びワイヤ306の駆動部(図1の200参照)側端部には、第2ジョーワイヤ駆動部締結部材327を結合することができる。
ここでは、各締結部材が動力伝達部300に含まれるものとして分類したが、エンドツール100側の締結部材はエンドツール100に含まれ、駆動部(図1の200参照)側の締結部材は駆動部(図1の200参照)に含まれるものとして分類することもできる。
ワイヤ、締結部材及びプーリとの結合関係を詳細に説明すると、次の通りである。
まず、第2ジョーワイヤであるワイヤ302とワイヤ306とは、1本の単一ワイヤであることができる。単一ワイヤである第2ジョーワイヤの中間点に第2ジョーワイヤエンドツール締結部材である締結部材326を嵌合し、この締結部材326を加圧(crimping)して固定した後、締結部材326を中心に第2ジョーワイヤの両筋をそれぞれワイヤ302、ワイヤ306と称することができる。
または、第2ジョーワイヤであるワイヤ302とワイヤ306とはそれぞれ別々のワイヤで形成され、締結部材326によってワイヤ302とワイヤ306とが接続されることもできる。
そして、この締結部材326がプーリ121に結合されることにより、ワイヤ302及びワイヤ306をプーリ121と固定結合されることができる。これにより、ワイヤ302及びワイヤ306が引っ張られるか巻き出されるかに応じてプーリ121が回転できることになる。
一方、ワイヤ302及びワイヤ306で締結部材326が締結された位置の反対側の端部は、第2ジョーワイヤ駆動部締結部材327が結合されることができる。すなわち、ワイヤ302及びワイヤ306の反対側の端部を第2ジョーワイヤ駆動部締結部材327に嵌合し、この締結部材327を加圧(Crimping)してワイヤ302及びワイヤ306と第2ジョーワイヤ駆動部締結部材327をそれぞれ固定させることができる。
そして、ワイヤ302及びワイヤ306と結合された第2ジョーワイヤ駆動部締結部材327がプーリ221にそれぞれ結合されることにより、ワイヤ302及びワイヤ306がプーリ221とそれぞれ固定結合されることができる。その結果、プーリ221がモータまたは人力によって回転すると、ワイヤ302及びワイヤ306が引っ張られたり巻き出されたりしてエンドツール100のプーリ121が回転できることになる。
ここで、図に示すように、駆動部第2ジョープーリが1つのプーリであるプーリ221を含み、第2ジョーワイヤ駆動部締結部材も1つの締結部材である締結部材327を含み、ワイヤ302及びワイヤ306が1つの締結部材327に結合され、1つの駆動部第2ジョープーリ221に結合されることもできるだろう。または、図には示されていないが、駆動部第2ジョープーリは2つのプーリを含み、第2ジョーワイヤ駆動部締結部材も2つの締結部材を含むこともできる。
これと同様に、第1ジョーワイヤであるワイヤ301とワイヤ305は、それぞれ第1ジョーワイヤエンドツール締結部材323及び第1ジョーワイヤ駆動部締結部材324と結合される。そして、第1ジョーワイヤエンドツール締結部材323はプーリ111と結合し、第1ジョーワイヤ駆動部締結部材324はプーリ211と結合する。その結果、プーリ211がモータまたは人力によって回転すると、ワイヤ301及びワイヤ305が引っ張られたり巻き出されたりしてエンドツール100のプーリ111が回転できることになる。
これと同様に、ピッチワイヤであるワイヤ303の一端部は、ピッチワイヤエンドツール締結部材である締結部材321と結合し、ピッチワイヤであるワイヤ304の一端部はピッチワイヤエンドツール締結部材である締結部材322と結合されることができる。そして、ワイヤ303とワイヤ304のそれぞれの他端部は、ピッチワイヤ駆動部締結部材329と結合されることができる。そして、締結部材321及び締結部材322はそれぞれプーリ131と結合し、ピッチワイヤ駆動部締結部材329は駆動部ピッチプーリ231と結合する。結果として、駆動部ピッチプーリ231がモータまたは人力によって回転すると、ワイヤ303及びワイヤ304が引っ張られたり巻き出されたりしてエンドツール100のプーリ131が回転できることになる。
結果として、第1ジョーワイヤの両筋であるワイヤ301とワイヤ305とは、第1ジョーワイヤエンドツール締結部材である締結部材323及び第1ジョーワイヤ駆動部締結部材324と結合し、全体として閉ループ(closed loop)を成すように形成されることができる。同様に、第2ジョーワイヤ及びピッチワイヤもそれぞれ閉ループ(closed loop)を成すように形成されることができる。
(エンドツール)
以下では、図2の手術用インストルメントのエンドツール100についてより詳細に説明する。
引き続き図2~図11を参照すると、本発明の第1実施形態のエンドツール(end tool)100は、グリップ(grip)動作を実行するための一対のジョー(jaw)、すなわち、第1ジョー101と第2ジョー102を備える。ここで、第1ジョー101と第2ジョー102のそれぞれ、または第1ジョー101と第2ジョー102とを包括する構成要素をジョー(jaw)103と称することができる。
また、エンドツール100は、第1ジョー(jaw)101の回転運動に関するプーリ111、プーリ112、プーリ113、プーリ114、プーリ115、プーリ116、プーリ117及びプーリ118を含むことができる。また、エンドツール100は、第2ジョー(jaw)102の回転運動に関するプーリ121、プーリ122、プーリ123、プーリ124、プーリ125、プーリ126、プーリ127及びプーリ128を含むことができる。
ここで、図には、一群のプーリは第1ジョー101の回転運動に関連し、一群のプーリは第2ジョー102の回転運動に関連するものと示されているが、本発明の思想はこれに限定されない。例えば、エンドツール内の一群のプーリはヨー(yaw)運動に関連し、一群のプーリはアクチュエーション(actuation)運動に関連することもできる。ここで、上述したプーリを含めて、エンドツール100内に含まれるプーリを通称してエンドツールプーリと称することもできる。
ここで、図には対向するプーリが互いに平行して形成されることと示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリがエンドツールの構成に適した位置及び大きさで様々に形成されることができると言えるだろう。
また、本発明の第1実施形態のエンドツール(end tool)100は、エンドツールハブ106とピッチハブ107とを含むことができる。
エンドツールハブ106には、後述する回転軸141、回転軸142及び回転軸145が貫通挿入される。また、エンドツールハブ106は、回転軸141に軸結合されたプーリ111、プーリ121の少なくとも一部を内部に収容することができる。また、エンドツールハブ106は、回転軸142に軸結合されたプーリ112、プーリ122の少なくとも一部を内部に収容することができる。また、エンドツールハブ106には、回転軸145に軸結合されたプーリ117/プーリ118、プーリ127/プーリ128が結合されることができる。
詳細には、図8などを参照すると、エンドツールハブ106は、第1ジョープーリ結合部106a、第2ジョープーリ結合部106b、ガイド部106c、ピッチ余分プーリ収容部106d及びピッチプーリ結合部106eを含む。
詳細には、第1ジョープーリ結合部106aと第2ジョープーリ結合部106bとは互いに対向するように形成され、その内部にプーリ111、プーリ121が収容される。また、第1ジョープーリ結合部106aと第2ジョープーリ結合部106bにはそれぞれ貫通孔が形成され、回転軸141が第1ジョープーリ結合部106a、プーリ111、プーリ121及び第2ジョープーリ結合部106bを貫通してこれらを軸結合させる。また、回転軸142が第1ジョープーリ結合部106a、プーリ112、プーリ122及び第2ジョープーリ結合部106bを貫通してこれらを軸結合させる。
第1ジョープーリ結合部106aと第2ジョープーリ結合部106bとは、ガイド部106cによって連結される。すなわち、互いに平行の第1ジョープーリ結合部106aと第2ジョープーリ結合部106bとは、これに対して概ね垂直の方向に形成されるガイド部106cによって結合され、第1ジョープーリ結合部106aと第2ジョープーリ結合部106bとガイド部106cとは略「コ」の字状になり、その内部にプーリ111、プーリ112、プーリ121及びプーリ122が収容されることである。
ここで、第1ジョープーリであるプーリ111は、エンドツールハブ106の第1ジョープーリ結合部106aに隣接して配置され、第2ジョープーリであるプーリ121は、エンドツールハブ106の第2ジョープーリ結合部106bに隣接して配置され、第1ジョーワイヤであるワイヤ301/ワイヤ305と第2ジョーワイヤであるワイヤ302、306との間に所定の空間が形成されることができる。
一方、エンドツールハブ106のガイド部106cの近位部側には、ピッチ余分プーリ収容部106dが形成されることができる。そして、このピッチ余分プーリ収容部106d内にピッチ余分プーリであるプーリ117、プーリ118、プーリ127及びプーリ128を収容することができ、これらのピッチ余分プーリは回転軸145によってエンドツールハブ106に軸結合されることができる。
一方、エンドツールハブ106の一端部のピッチプーリ結合部106eには、エンドツールピッチプーリの役割を果たすプーリ131が形成されることができる。ここで、プーリ131がエンドツールハブ106と一体的(one-body)に形成されることができる。すなわち、エンドツールハブ106の一端部が円板状または半円状に形成され、その外周面にワイヤが巻き付けられるグルーブが形成され、一種のガイドチャンネル(guide channel)を形成することができる。または、プーリ131がエンドツールハブ106とは別の部材で形成され、エンドツールハブ106と結合することもできる。上述したワイヤ303及びワイヤ304がエンドツールピッチプーリの役割を果たすプーリ131に結合され、このプーリ131が回転軸143を中心に回転しながらピッチ動作を行うことになる。
ピッチハブ107は、後述する回転軸143及び回転軸144が貫通挿入され、回転軸143によってエンドツールハブ106及びプーリ131と軸結合することができる。したがって、回転軸143を中心にエンドツールハブ106及び(これに結合された)プーリ131をピッチハブ107に対して回転可能に形成することができる。
また、ピッチハブ107は、回転軸143に軸結合されたプーリ113、プーリ114、プーリ123及びプーリ124の少なくとも一部を内部に収容することができる。また、ピッチハブ107は、回転軸144に軸結合されたプーリ115、プーリ116、プーリ125及びプーリ126の少なくとも一部を内部に収容することができる。
また、本発明の第1実施形態のエンドツール100は、回転軸141、回転軸142、回転軸145、回転軸143及び回転軸144を含むことができる。上述したように、回転軸141、回転軸142及び回転軸145はエンドツールハブ106に貫通挿入され、回転軸143と回転軸144はピッチハブ107に貫通挿入されることができる。
回転軸141、回転軸142、回転軸145、回転軸143及び回転軸144は、エンドツール100の遠位部(distal end)104から近位部(proximal end)105の方向に向かって順次配置されることができる。したがって、遠位部104から順に、回転軸141は1番ピン、回転軸142は2番ピン、回転軸145は2.5番ピン、回転軸143は3番ピン、回転軸144は4番ピンと称されることもできる。
ここで、回転軸141はジョープーリ回転軸として機能し、回転軸142はジョー補助プーリ回転軸として機能し、回転軸143はピッチメイン回転軸として機能し、回転軸144はエンドツール100のピッチサブ回転軸として機能することができる。そして、回転軸142と回転軸143との間に配置された回転軸145は、エンドツール100のピッチ余分回転軸として機能することができる。
このような各回転軸141、142、143、144、145には1つ以上のプーリが嵌合されることができ、これについては以下で詳細に説明する。
プーリ111は第1ジョープーリとして機能し、プーリ121は第2ジョープーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してジョープーリと称することもできる。
ジョープーリであるプーリ111及びプーリ121とは互いに対向するように形成され、ジョープーリ回転軸である回転軸141を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ111及びプーリ121が1つの回転軸141を中心に回転するように形成されているが、各ジョープーリが別の軸を中心に回転可能に形成されることができるのは言うまでもない。ここで、プーリ111には第1ジョー(jaw)101が固定結合されてプーリ111と一緒に回転し、プーリ121には第2ジョー(jaw)102が固定結合されてプーリ121と共に回転することができる。プーリ111及びプーリ121の回転に応じて、エンドツール(end tool)100のヨー動作及びアクチュエーション動作が行われる。すなわち、プーリ111及びプーリ121が回転軸141を中心に同じ方向に回転すると、ヨー動作が実行され、プーリ111及びプーリ121が回転軸141を中心に互いに反対方向に回転すると、アクチュエーション動作が実行されることである。
ここで、第1ジョー(jaw)101とプーリ111とは別の部材で形成され、互いに結合されることもでき、第1ジョー(jaw)101とプーリ111とが一体的(one-body)に形成されることもできる。同様に、第2ジョー(jaw)102とプーリ121とは別の部材で形成され、互いに結合されることもでき、第2ジョー(jaw)102とプーリ121とが一体的(one-body)に形成されることもできる。
ここで、第1ジョープーリであるプーリ111から第1ワイヤであるワイヤ301/ワイヤ305が巻き付けられるグルーブ111aは、エンドツールハブ106の第1ジョープーリ結合部106aに隣接して配置され、第2ジョープーリであるプーリ121から第2ワイヤであるワイヤ302/ワイヤ306が巻き付けられるグルーブ121aは、エンドツールハブ106の第1ジョープーリ結合部106aに隣接して配置される。したがって、第1ジョーワイヤであるワイヤ301/ワイヤ305と第2ジョーワイヤであるワイヤ302、306との間に所定の空間が形成されることができる。このように、第1ジョーワイヤであるワイヤ301/ワイヤ305と第2ジョーワイヤであるワイヤ302、306とが互いに離隔するように配置されることにより、ワイヤが直線を維持しながら各プーリに巻き付けられることができる。
プーリ112は第1ジョー補助プーリとして機能し、プーリ122は第2ジョー補助プーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してジョー補助プーリと称することもできる。
詳細には、ジョー補助プーリであるプーリ112及びプーリ122は、プーリ111及びプーリ121の一側に追加で備えることができる。言い換えると、ジョー補助プーリであるプーリ112は、プーリ111とプーリ113/プーリ114との間に配置されることができる。また、ジョー補助プーリであるプーリ122は、プーリ121とプーリ123/プーリ124との間に配置されることができる。プーリ112とプーリ122は、回転軸142を中心に互いに独立して回転可能に形成されることができる。ここで、図には、プーリ112及びプーリ122が1つの回転軸142を中心に回転するように形成されているが、プーリ112とプーリ122のそれぞれが別の軸を中心に回転可能に形成されることができるのは言うまでもない。このような補助プーリについては後でより詳細に説明する。
プーリ113とプーリ114は第1ジョーピッチメインプーリとして機能し、プーリ123とプーリ124は第2ジョーピッチメインプーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してピッチメインプーリと称することもできる。
プーリ115とプーリ116は第1ジョーピッチサブプーリとして機能し、プーリ125とプーリ126は第2ジョーピッチサブプーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してピッチサブプーリと称することもできる。
一方、本発明は、ジョー補助プーリであるプーリ112及びプーリ122と、ピッチメインプーリであるプーリ113、プーリ114、プーリ123及びプーリ124との間にピッチ余分プーリ(redundant pulley)であるプーリ117、プーリ118、プーリ127、及びプーリ128プーリがさらに配置されることを特徴とする。
プーリ117とプーリ118は第1ジョーピッチ余分プーリとして機能し、プーリ127とプーリ128は第2ジョーピッチ余分プーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してピッチ余分プーリと称することもできる。
また、ピッチ余分回転軸として機能する回転軸145がさらに備えられることができ、回転軸145はエンドツールハブ106に貫通挿入されることができる。ここで、回転軸145は、ピッチメイン回転軸である回転軸143及びピッチサブ回転軸である回転軸144と実質的に平行して形成されることができる。このとき、回転軸145は、2番ピンである回転軸142と3番ピンである回転軸143との間に配置され、したがって、その位置上2.5番ピンと称することもできる。
このようなピッチ余分プーリは、エンドツールの近位部から遠位部に入るか、または遠位部から近位部に出るジョーワイヤの引き込み/引き出し経路を変更する役割を果たすことができる。これについては後でより詳細に説明する。
その結果、エンドツール100の遠位部104から近位部105方向に向かいながら、回転軸141、回転軸142、回転軸145、回転軸143、回転軸144が順次配置されることができる。
また、エンドツール100の遠位部104から近位部105方向に向かいながら第1ジョー101の回転に関連するプーリである、プーリ111、プーリ112、プーリ117/プーリ118、プーリ113/プーリ114、プーリ115/プーリ116が順次配置されることができる。
また、エンドツール100の遠位部104から近位部105方向に向かいながら第2ジョー102の回転に関連するプーリである、プーリ121、プーリ122、プーリ127/プーリ128、プーリ123/プーリ124、プーリ125/プーリ126が順次配置されることができる。
以下では、補助プーリの役割を果たすプーリ112とプーリ122についてより詳細に説明する。
プーリ112とプーリ122は、第1ジョーワイヤであるワイヤ305及び第2ジョーワイヤであるワイヤ302と接触してワイヤ305及びワイヤ302の配置経路を一定程度変更することにより、第1ジョー101及び第2ジョー102それぞれの回転角度を拡大する役割を果たすことができる。
すなわち、補助プーリが配置されない場合、第1ジョー及び第2ジョーそれぞれは直角までしか回転できなかったが、本発明の一実施形態では補助プーリであるプーリ112とプーリ122とを追加で備えることで、図6から見たときθだけ最大回転角度が大きくなる効果を得ることができる。これにより、エンドツール120の2つのジョーがL方向に90°だけ一緒にヨー回転した状態で、アクチュエーション動作のために2つのジョーが開かなければならない動作を可能にする。これは、第2ジョー102が図6と同様に追加の角度θだけ回転できるからである。同様に、2つのジョーがR方向にヨー回転した状態でもアクチュエーション動作が可能である。言い換えると、プーリ112とプーリ122とを介して、アクチュエーション動作が可能なヨー回転の範囲を広げることができる特徴を有する。
これをより詳細に説明すると、次の通りである。
補助プーリが配置されない場合、第1ジョーワイヤは第1ジョープーリに固定結合されており、第2ジョーワイヤは第2ジョープーリに固定結合されているため、第1ジョープーリと第2ジョープーリはそれぞれ90°までしか回転できない。この場合、第1ジョー及び第2ジョーが90°ラインに位置した状態でアクチュエーション動作を行うことになると、第1ジョーは開けられるが、第2ジョーは90°以上は回転できない。したがって、第1ジョー及び第2ジョーが一定角度以上ヨー動作を行っている状態では、アクチュエーション動作がスムーズに行われないという問題があった。
このような問題を解決するために、本発明の手術用インストルメントエンドツール100の場合、プーリ111及びプーリ121の一側に補助プーリであるプーリ112及びプーリ122を追加で配置する。このようにプーリ112及びプーリ122を配置し、第1ジョーワイヤであるワイヤ305及び第2ジョーワイヤであるワイヤ302の配置経路を一定程度変更することにより、ワイヤ305及びワイヤ302の接線方向を変更し、したがってワイヤ302とプーリ121とを結合させる締結部材326が図6のNラインまで回転できるようにすることである。すなわち、ワイヤ302とプーリ121との結合部である締結部材326は、プーリ121とプーリ122との共通内接線上に位置するまで回転可能になる。同様に、ワイヤ305とプーリ111との結合部である締結部材323は、プーリ111とプーリ112との共通内接線上に位置するまで回転可能になり、L方向に回転範囲が拡大されることができる。
言い換えると、プーリ112によって、プーリ111に巻き付けられた第1ジョーワイヤの2本であるワイヤ301及びワイヤ305は、Y軸に垂直であり、X軸を通る平面を基準としていずれか一側に配置される。同時に、プーリ122によって、プーリ121に巻き付けられた第2ジョーワイヤの2本であるワイヤ302及びワイヤ306は、Y軸に垂直であり、X軸を通る平面を基準として他の一側に配置される。
言い換えると、プーリ113及びプーリ114は、Y軸に垂直であり、X軸を通る平面を基準としていずれか一側に配置され、プーリ123及びプーリ124は、Y軸に垂直であり、X軸を通る平面を基準として他の一側に配置される。
言い換えると、ワイヤ305は、プーリ111とプーリ112との内接線上に位置し、プーリ112によってプーリ111の回転角度が拡大される。また、ワイヤ302は、プーリ121とプーリ122との内接線上に位置し、プーリ122によってプーリ121の回転角度が拡大される。
このような本発明により、ジョー101及びジョー102の回転半径が広くなることにより、正常な開閉アクチュエーション動作を行うことができるヨー動作範囲が広がる効果を得ることができる。
以下では、プーリ111の回転に関する構成要素について説明する。
プーリ113とプーリ114とは一対であり、第1ジョーピッチメインプーリとして機能する。すなわち、プーリ113とプーリ114とは第1ジョー101のピッチ動作のメイン回転プーリとして機能する。ここで、プーリ113には第1ジョーワイヤであるワイヤ301が巻き付けられ、プーリ114には第1ジョーワイヤであるワイヤ305が巻き付けられる。
プーリ115とプーリ116とは一対であり、第1ジョーピッチサブプーリとして機能する。すなわち、プーリ115とプーリ116とは第1ジョー101のピッチ動作のサブ回転プーリとして機能する。ここで、プーリ115には第1ジョーワイヤであるワイヤ301が巻き付けられ、プーリ116には第1ジョーワイヤであるワイヤ305が巻き付けられる。
プーリ117とプーリ118とは一対であり、第1ジョー余分プーリとして機能する。すなわち、プーリ117とプーリ118とは第1ジョー101のピッチ動作の余分回転プーリとして機能する。ここで、プーリ117には第1ジョーワイヤであるワイヤ301が巻き付けられ、プーリ118には第1ジョーワイヤであるワイヤ305が巻き付けられる。
ここで、プーリ111及びプーリ112の一側には、互いに対向するようにプーリ117及びプーリ118が配置される。ここで、プーリ117及びプーリ118は、ピッチ余分回転軸である回転軸145を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ117及びプーリ118のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ113及びプーリ114が配置される。ここで、プーリ113及びプーリ114は、ピッチメイン回転軸である回転軸143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ113及びプーリ114のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ115及びプーリ116が配置される。ここで、プーリ115及びプーリ116は、ピッチサブ回転軸である回転軸144を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ117、プーリ118、プーリ113、プーリ114、プーリ115及びプーリ116が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第1ジョーワイヤであるワイヤ301は、プーリ115、プーリ113、プーリ117及びプーリ111と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材323によってワイヤ301に接続されたワイヤ305は、プーリ111、プーリ112、プーリ118、プーリ114及びプーリ116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第1ジョーワイヤであるワイヤ301とワイヤ305は、プーリ115、プーリ113、プーリ117、プーリ111、プーリ112、プーリ118、プーリ114及びプーリ116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ301とワイヤ305は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
したがって、ワイヤ301が図7の矢印301に側に引っ張られると、ワイヤ301が結合された締結部材323及びこれに結合されたプーリ111が図7の矢印L方向に回転することになる。逆に、ワイヤ305が図7の矢印305側に引っ張られると、ワイヤ305が結合された締結部材323及びこれに結合されたプーリ111が図7の矢印R方向に回転することになる。
次に、プーリ121の回転に関する構成要素について説明する。
プーリ123とプーリ124とは一対であり、第2ジョーピッチメインプーリとして機能する。すなわち、プーリ123とプーリ124とは第2ジョー102のピッチ動作のメイン回転プーリとして機能する。ここで、プーリ123には第2ジョーワイヤであるワイヤ306が巻き付けられ、プーリ124には第2ジョーワイヤであるワイヤ302が巻き付けられる。
プーリ125とプーリ126とは一対であり、第2ジョーピッチサブプーリとして機能する。すなわち、プーリ125とプーリ126とは第2ジョー102のピッチ動作のサブ回転プーリとして機能する。ここで、プーリ125には第2ジョーワイヤであるワイヤ306が巻き付けられ、プーリ126には第2ジョーワイヤであるワイヤ302が巻き付けられる。
プーリ127とプーリ128とは一対であり、第2ジョーピッチ余分プーリとして機能する。すなわち、プーリ127とプーリ128と第2ジョー102のピッチ動作の余分回転プーリとして機能する。ここで、プーリ127には第2ジョーワイヤであるワイヤ306が巻き付けられ、プーリ128には第2ジョーワイヤであるワイヤ302が巻き付けられる。
ここで、プーリ121及びプーリ122の一側には、互いに対向するようにプーリ127及びプーリ128が配置される。ここで、プーリ127及びプーリ128は、ピッチ余分回転軸である回転軸145を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ127及びプーリ128のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ123及びプーリ124が配置される。ここで、プーリ123及びプーリ124は、ピッチメイン回転軸である回転軸143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ123及びプーリ124のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ125及びプーリ126が配置される。ここで、プーリ125及びプーリ126は、ピッチサブ回転軸である回転軸144を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ127、プーリ128、プーリ123、プーリ124、プーリ125及びプーリ126が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第2ジョーワイヤであるワイヤ306は、プーリ125、プーリ123、プーリ127及びプーリ121と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材326によってワイヤ306に連結されたワイヤ302は、プーリ121、プーリ122、プーリ128、プーリ124及びプーリ126と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第2ジョーワイヤであるワイヤ306とワイヤ302は、プーリ125、プーリ123、プーリ127、プーリ121、プーリ122、プーリ128、プーリ124及びプーリ126と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ306とワイヤ302は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
したがって、ワイヤ306が図7の矢印306側に引っ張られると、ワイヤ306が結合された締結部材326及びこれに結合されたプーリ121が図7の矢印R方向に回転することになる。逆に、ワイヤ302が図7の矢印302側に引っ張られると、ワイヤ302が結合された締結部材326及びこれに結合されたプーリ121が図7の矢印L方向に回転することになる。
ここで、本発明は、1つのジョープーリに巻き付けられている2本のジョーワイヤがピッチメインプーリに互いに反対方向に巻き付けられることにより、ピッチ動作の制御が容易になることを特徴とする。
具体的には、第1ジョープーリであるプーリ111と第2ジョープーリであるプーリ121との間を通る平面(すなわち、XY平面)を基準として+Z軸方向を上側、-Z軸方向を下側と定義する場合、第1ジョーワイヤの2本のうちいずれか1本(例えば、ワイヤ301)は、XY平面の下側から第1ジョーピッチメインプーリであるプーリ113に入り、他の1本(例えば、ワイヤ305)は、XY平面の上側に第1ジョーピッチメインプーリであるプーリ114から出ることができる。すなわち、ジョーワイヤが第1ジョーピッチメインプーリの下側から入り、上側に出る構造と表現することができる。(第2ジョーワイヤは第2ジョーピッチメインプーリの上側から入り、下側に出る構造)
これを言い換えると、第1ジョーワイヤの一本であるワイヤ301は、プーリ115の上側、プーリ113の下側、プーリ117の下側と順次接触した後、プーリ111に接触する。続いて、第1ジョーワイヤの他の1本であるワイヤ305は、プーリ111及びプーリ112に巻き付けられた後、プーリ118の下側、プーリ114の上側、プーリ116の下側と順次接触した後、連結部400に抜け出る。その結果、第1ジョーワイヤは、連結部400から出てプーリ113の下側に進入した後、各プーリを経てから、プーリ114の上側を経て連結部400に再び入るのである。
同様に、第2ジョーワイヤの一本あるワイヤ306は、プーリ125の下側、プーリ123の上側、プーリ127の上側と順次接触した後、プーリ121に接触する。続いて、第2ジョーワイヤの他の1本であるワイヤ302は、プーリ121及びプーリ122に巻き付けられた後、プーリ128の上側、プーリ124の下側、プーリ126の上側と順次接触した後、連結部400に抜け出る。その結果、第2ジョーワイヤは、連結部400から出てプーリ123の上側に進入した後、各プーリを経てから、プーリ124の下側を経て連結部400に再び入るのである。
これを言い換えると、2本の第1ジョーのワイヤのうち、いずれか一方のワイヤは第1ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のいずれかの方向に巻き付けられ、他方のワイヤは第1ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうち他の一方向に巻き付けられると表現することもできる。すなわち、図10に示すように、ワイヤ301は連結部400からエンドツール100側の方に進入しながら時計方向に巻き付けられ、ワイヤ305は連結部400からエンドツール100側の方に進入しながら反時計方向に巻き付けられることになる。
同様に、2本の第2ジョーのワイヤのうち、いずれか一方のワイヤは第2ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のいずれかの方向に巻き付けられ、他方のワイヤは第2ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうち他の一方向に巻き付けられると表現することもできる。すなわち、図10に示すように、ワイヤ302は連結部400からエンドツール100側の方に進入しながら時計方向に巻き付けられ、ワイヤ306は連結部400からエンドツール100側の方に進入しながら反時計方向に巻き付けられることになる。
このように、1つのジョープーリに巻き付けられている2本のジョーワイヤがピッチメインプーリに互いに反対方向に巻き付けられることにより、ピッチ動作の制御が容易になる効果を得ることができる。これについては後でより詳細に説明する。
一方、XZ平面の観点からみると、各ジョーワイヤの2本は、XZ平面を基準として同じ側に配置される。詳細には、第1ジョーピッチメインプーリであるプーリ114と第2ジョーピッチメインプーリであるプーリ124との間を通る平面(すなわち、XZ平面)を基準として+Y軸方向を第1側、-Y軸方向を第2側と定義する場合、第1ジョーワイヤの2本のうちいずれか1本(例えば、ワイヤ301)は、XZ平面の第1側に配置され、残りの1本(例えば、ワイヤ305)も同じ第1側に配置されることができる。同様に、第2ジョーワイヤの2本のうちいずれか1本(例えば、ワイヤ306)は、XZ平面の第2側に配置され、残りの1本(例えば、ワイヤ302)も同じ第2側で配置されることができる。すなわち、一つのジョーワイヤが第1側から入って第1側に出る構造と表現することができる。(また、他の一つのジョーワイヤは、第2側から入り、第2側に出る構造と表現することができる。)
(ピッチ動作)
本発明の手術用インストルメントのエンドツール100は、エンドツールピッチプーリであるプーリ131を備え、駆動部(図1の200参照)は、駆動部ピッチプーリ231を備え、動力伝達部300は、ピッチワイヤであるワイヤ303及びワイヤ304をさらに備えることができる。
詳細には、エンドツール100のプーリ131は、ピッチメイン回転軸である回転軸143を中心に回転可能であり、エンドツールハブ106と一体的に(またはエンドツールハブ180に固定結合されるように)形成することができる。また、ワイヤ303及びワイヤ304は、エンドツール100のプーリ131と駆動部(図1の200参照)の駆動部ピッチプーリ231とを連結させる役割を果たすことができる。
したがって、駆動部(図1の200参照)の駆動部ピッチプーリ231が回転すると、駆動部ピッチプーリ231の回転は、ワイヤ303及びワイヤ304を介してエンドツール100のプーリ131に伝達されてプーリ131も一緒に回転することになり、結果としてエンドツール100が回転しながらピッチ運動を行うようになるのである。
ところで、このようにピッチ動作を行うために駆動部ピッチプーリ231が回転するとき、駆動部でジョーワイヤに対する別個のピッチ補償をしない場合、エンドツールではピッチ動作と共に、ジョーがジョープーリ回転軸である回転軸141を中心としても回転することになり、結果として純粋なピッチ動作が行えないという問題があった。
以下では、このようなピッチ補償についてより詳細に説明する。
図9、図10及び図11は、図2に示す手術用インストルメントのピッチ動作を示す概念図である。詳細には、図9は、中立状態の手術用インストルメントを示す図であり、図10は、ピッチ補償を行わなかった場合の手術用インストルメントを示す図であり、図11は、ピッチ補償を行う場合の手術用インストルメントを示す図である。ここで、説明の便宜上、図9A、図10A及び図11Aでは、第1ジョーの回転に関連するプーリ及びワイヤを中心に示しており、図9B、図10B及び図11Bでは、第2ジョーの回転に関連するプーリ及びワイヤを中心に示している。
ここで、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントは、ピッチ動作時に駆動部第1ジョープーリ211及び駆動部第2ジョープーリ221が回転しながらジョーワイヤを巻き付けたり巻き出したりすることにより、エンドツール100のピッチ動作が実行可能になることを特徴とする。
上述したように、ピッチ動作を行うために駆動部で駆動部ピッチプーリ231が回転するとき、駆動部でジョーワイヤに対する別個のピッチ補償をしない場合、エンドツールではピッチ動作と共に、ジョーがジョープーリ回転軸である回転軸141を中心としても回転することになり、結果として純粋なピッチ動作が実行できなくなる。
詳細には、図9及び図10を参照すると、エンドツールのピッチ動作が実行されるために、駆動部(図1の200参照)の駆動部ピッチプーリ231が回転すると、駆動部ピッチプーリ231の回転はワイヤ303及びワイヤ304を介してエンドツール100のプーリ131に伝達され、プーリ131も一緒に回転することになり、結果としてエンドツール100が回転しながらピッチ運動を実行することになる。
すなわち、駆動部ピッチプーリ231が図10Aの矢印P1方向に回転すると、駆動部ピッチプーリ231の回転は、ワイヤ303及びワイヤ304を介してエンドツール100のプーリ131に伝達され、プーリ131が図10Aの矢印P2方向に回転することになり、それによってエンドツールハブ(図2の106参照)がピッチハブ(図2の107参照)に対して回転することになる。また、エンドツールハブ(図2の106参照)と結合されている第1ジョー101、第2ジョー102、第1ジョープーリ111、第2ジョープーリ122、第1ジョー補助プーリ112及び第2ジョー補助プーリ122も、エンドツールハブ(図2の106参照)と共にピッチハブ(図2の107参照)に対して回転することになる。
ところで、このとき、ジョーワイヤであるワイヤ301とワイヤ302は、プーリ113/プーリ114に
だけさらに巻き付けられ、ワイヤ305とワイヤ306はプーリ114/プーリ114で
だけさらに巻き出されることになる。
したがって、これに対する補償が行われない場合、第1ジョープーリ111は図10Bの矢印J1方向に一定程度回転することになり、第2ジョープーリ121は図10Aの矢印J2方向に一定程度回転することになる。
したがって、ジョーワイヤの動きに対する補償が行われない場合、エンドツールではピッチ動作と共に、ジョーがジョープーリ回転軸である回転軸141を中心としても回転することになり、結果として純粋なピッチ動作が行われず、ピッチ動作とヨー動作が混在することになるという問題点が存在する。
このようにピッチ動作のための動作補償のために、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントは、ピッチ動作時に駆動部第1ジョープーリ211及び駆動部第2ジョープーリ221が回転しながらジョーワイヤを巻き付けたり巻き出したりすることにより、一種のピッチ動作に対する補償を行い、エンドツール100のピッチ動作を実行可能にすることを特徴とする。
すなわち、ピッチ動作時に駆動部第1ジョープーリ211は、図11Bの矢印A1方向に一定程度回転する。すると、ワイヤ301は、駆動部第1ジョープーリ211で一定程度
)巻き出されることになり、それだけ第1ジョーピッチメインプーリ113に巻き付けられることになる。これと同時に、ワイヤ305は、駆動部第1ジョープーリ211に一定程度
巻き付けられることになり、それだけ第1ジョーピッチメインプーリ114では巻き出されることになる。
同様に、ピッチ動作時に駆動部第2ジョープーリ221は、図11Aの矢印A2方向に一定程度回転する。すると、ワイヤ302は、駆動部第2ジョープーリ221で一定程度
巻き出されることになり、それだけ第2ジョーピッチメインプーリ123に巻き付けられることになる。これと同時に、ワイヤ306は、駆動部第2ジョープーリ221に一定程度
巻き付けられることになり、それだけ第2ジョーピッチメインプーリ124では巻き出されることになる。
言い換えると、駆動部ピッチプーリ231が回転すると、駆動部第1ジョープーリ211と駆動部第2ジョープーリ221も回転することになり、これによって、それぞれのジョーワイヤが駆動部第1ジョープーリ211及び駆動部第2ジョープーリ221に巻き付けられている長さが変更される。すなわち、駆動部ピッチプーリ231の回転によってエンドツール100側で巻き付けられるジョーワイヤは駆動部(図1の200参照)側で同じ分だけ巻き出し、エンドツール100側で巻き出されるジョーワイヤは駆動部(図1の200参照)側で同じ分だけ巻き付けることで、ピッチ動作がヨー動作に影響を与えないようにすることである。
これを言い換えると、駆動部ピッチプーリ231の回転によりエンドツール100がピッチ動作を行うとき、(ヨー運動及びアクチュエーション運動を担う)ジョーワイヤもピッチ動作によって移動することになる。すなわち、エンドツール100の回転軸143を中心にピッチ回転が行われ、一方のジョー(jaw)に結合されたジョーワイヤのいずれか1本は引っ張られ、他の1本は巻き出される。同時に、他方のジョー(jaw)に結合されたジョーワイヤのいずれか1本は引っ張られ、他の1本は巻き出される。したがって、本発明は、このようなジョーワイヤの動きを補償するために、エンドツールのピッチ動作のために駆動部ピッチプーリ231が回転すると、駆動部第1ジョープーリ211と駆動部第2ジョープーリ221も回転し、駆動部内のジョーワイヤの全長が変更され、エンドツール側でジョーワイヤが引っ張られた分(または、巻き出された分)、駆動部側でジョーワイヤを巻き出すことで(または、引っ張ることで)、エンドツールのピッチ動作を行う際のジョーワイヤの動きを補償してくれると表現することもできる。
このように、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、1つのジョープーリに巻き付けられている2本のジョーワイヤがピッチメインプーリに互いに反対方向に巻き付けられることにより、ピッチ動作の制御が容易になる効果を得ることができる。すなわち、ピッチ動作時に駆動部第1ジョープーリ211及び駆動部第2ジョープーリ221が回転し、ジョーワイヤを巻き付けたり巻き出したりすることで、一種のピッチ動作に対する補償を行い、エンドツール100のピッチ動作が実行可能になる効果を得ることができる。
<第1実施形態の第1変形形態>
以下では、本発明の第1実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100について説明する。ここで、本発明の第1実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、上述した本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールに比べ、プーリの一部が省略されるという点で特徴的に異なってくる。以下では、このように第1実施形態に比べて変わった構成について詳細に説明する。
図20及び図21は、本発明の第1実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツールを示す斜視図である。図22は、図20のエンドツールの平面図である。図23及び図24は、図20の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図25及び図26は、図20の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。
図20~図26を参照すると、本発明の第1実施形態の第1変形形態に係るエンドツール100は、グリップ(grip)動作を実行するための一対のジョー(jaw)、すなわち、第1ジョー101と第2ジョー102を備える。ここで、第1ジョー101と第2ジョー102のそれぞれ、または第1ジョー101と第2ジョー102とを包括する構成要素をジョー(jaw)103と称することができる。
また、本発明の第1実施形態のエンドツール(end tool)100は、エンドツールハブ106とピッチハブ107とを含むことができる。
また、本発明の第1実施形態の第1変形形態のエンドツール100は、回転軸141、回転軸142、回転軸145、回転軸143及び回転軸144を含むことができる。上述したように、回転軸141、回転軸142及び回転軸145はエンドツールハブ106に貫通挿入され、回転軸143と回転軸144はピッチハブ107に貫通挿入されることができる。
本変形形態において、エンドツールハブ106、ピッチハブ107、各回転軸141、142、143、144、145は、第1実施形態の図2などで説明したエンドツールハブ106、ピッチハブ107、各回転軸141、142、143、144、145と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
一方、エンドツール100は、第1ジョー(jaw)101の回転運動に関するプーリ111、プーリ112、プーリ113、プーリ114、プーリ115、プーリ116及びプーリ118を含むことができる。また、エンドツール100は、第2ジョー(jaw)102の回転運動に関するプーリ121、プーリ122、プーリ123、プーリ124、プーリ125、プーリ126及びプーリ128を含むことができる。
ここで、本発明の第1実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、第1ジョーピッチ余分プーリと第2ジョーピッチ余分プーリとがそれぞれ1つのプーリのみを含むことを特徴とする。
詳細には、図6などに示す本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、第1ジョーピッチ余分プーリとしてプーリ117及びプーリ118の一対のプーリを備え、第2ジョーピッチ余分プーリとしてプーリ127及びプーリ128の一対のプーリを備えた。
これに対し、本発明の第1実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、第1ジョーピッチ余分プーリとしてプーリ118の単一プーリを備え、第2ジョーピッチ余分プーリとしてプーリ128の単一プーリを備えるという点で、図6などに示す本発明の第1実施形態と差別化される。
結果として、エンドツール100の遠位部104から近位部105方向に向かいながら第1ジョー101の回転に関連するプーリである、プーリ111、プーリ112、プーリ118、プーリ113/プーリ114、プーリ115/プーリ116が順次配置されることができる。
また、エンドツール100の遠位部104から近位部105方向に向かいながら第2ジョー102の回転に関連するプーリである、プーリ121、プーリ122、プーリ128、プーリ123/プーリ124、プーリ125/プーリ126が順次配置されることができる。
ここで、図6などに示す本発明の第1実施形態のエンドツール100のプーリ117及びプーリ127は、ワイヤが巻き付けられるプーリではなく、直線で掠めるプーリであるため、本変形形態のようにプーリの省略が可能になるのである。
言い換えると、本発明の第1実施形態は、第1ジョーピッチ余分プーリと第2ジョーピッチ余分プーリとがそれぞれ2列で構成されるのに対し、本発明の第1実施形態の第1変形形態は、第1ジョーピッチ余分プーリと第2ジョーピッチ余分プーリがそれぞれ1列で構成されることを特徴とする。
ここで、プーリ111及びプーリ112の一側にはプーリ118が配置される。ここで、プーリ118は、ピッチ余分回転軸である回転軸145を中心に回転可能に形成される。また、プーリ118の一側には、互いに対向するようにプーリ113及びプーリ114が配置される。ここで、プーリ113及びプーリ114は、ピッチメイン回転軸である回転軸143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ113及びプーリ114のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ115及びプーリ116が配置される。ここで、プーリ115及びプーリ116は、ピッチサブ回転軸である回転軸144を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ118、プーリ113、プーリ114、プーリ115及びプーリ116が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第1ジョーワイヤであるワイヤ301は、プーリ115、プーリ113及びプーリ111と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材323によってワイヤ301に接続されたワイヤ305は、プーリ111、プーリ112、プーリ118、プーリ114及びプーリ116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第1ジョーワイヤであるワイヤ301とワイヤ305は、プーリ115、プーリ113、プーリ111、プーリ112、プーリ118、プーリ114及びプーリ116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ301とワイヤ305は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
一方、プーリ121及びプーリ122の一側にはプーリ128が配置される。ここで、プーリ128は、ピッチ余分回転軸である回転軸145を中心に回転可能に形成される。また、プーリ128の一側には、互いに対向するようにプーリ123及びプーリ124が配置される。ここで、プーリ123及びプーリ124は、ピッチメイン回転軸である回転軸143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ123及びプーリ124のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ125及びプーリ126が配置される。ここで、プーリ125及びプーリ126は、ピッチサブ回転軸である回転軸144を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ128、プーリ123、プーリ124、プーリ125及びプーリ126が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第2ジョーワイヤであるワイヤ306は、プーリ125、プーリ123及びプーリ121と少なくとも一部が接触するように逐順次巻き付けられる。そして、締結部材326によってワイヤ306に連結されたワイヤ302は、プーリ121、プーリ122、プーリ128、プーリ124及びプーリ126と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第2ジョーワイヤであるワイヤ306とワイヤ302は、プーリ125、プーリ123、プーリ121、プーリ122、プーリ128、プーリ124及びプーリ126と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ306とワイヤ302は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
結果として、本発明の第1実施形態は、第1ジョーピッチ余分プーリと第2ジョーピッチ余分プーリとがそれぞれ2列で構成されるのに対し、本発明の第1実施形態の第1変形形態は、第1ジョーピッチ余分プーリ第2ジョーピッチ余分プーリとがそれぞれ1列で構成されることにより、部品数が少なくなり、製造工程が簡単になる効果を得ることができる。
<第1実施形態の第2変形形態>
以下では、本発明の第1実施形態の第2変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100について説明する。ここで、本発明の第1実施形態の第2変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、上述した本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールに比べ、エンドツールハブの構成が特徴的に異なってくる。以下では、このように第1実施形態に比べて変わった構成について詳細に説明する。
図27及び図28は、本発明の第1実施形態の第2変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツールを示す斜視図である。図29は、図27のエンドツールの第2ジョーを示す結合斜視図である。図30は、図27のエンドツールの第2ジョーを示す分解斜視図である。図31は、図27のエンドツールの第1ジョーを示す結合斜視図である。図32は、図27のエンドツールの第1ジョーを示す分解斜視図である。図33及び図34は、図27のエンドツールのエンドツールハブを示す斜視図である。図35は、図27のエンドツールの平面図である。図36及び図37は、図27のエンドツールの側面図である。図38及び図39は、図27の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図40及び図41は、図27の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。
図27~図41を参照すると、本発明の第1実施形態の第2変形形態に係るエンドツール100は、グリップ(grip)動作を実行するための一対のジョー(jaw)、すなわち、第1ジョー101と第2ジョー102を備える。ここで、第1ジョー101と第2ジョー102のそれぞれ、または第1ジョー101と第2ジョー102とを包括する構成要素をジョー(jaw)103と称することができる。
一方、第1ジョー101には電線411を結合することができ、第2ジョー102には電線412を結合することができる。
また、本発明の第1実施形態の第2変形形態のエンドツール100は、エンドツールハブ180とピッチハブ107とを含むことができる。エンドツールハブ180については、後でより詳細に説明する。
また、本発明の第1実施形態の第2変形形態のエンドツール100は、回転軸141、回転軸142、回転軸145、回転軸143及び回転軸144を含むことができる。上述したように、回転軸141、回転軸142及び回転軸145はエンドツールハブ106に貫通挿入され、回転軸143と回転軸144はピッチハブ107に貫通挿入されることができる。
一方、エンドツール100は、第1ジョー(jaw)101の回転運動に関するプーリ111、プーリ112、プーリ113、プーリ114、プーリ115及びプーリ116を含むことができる。また、エンドツール100は、第2ジョー(jaw)102の回転運動に関するプーリ121、プーリ122、プーリ123、プーリ124、プーリ125及びプーリ126を含むことができる。
本変形形態において、第1ジョー101と第2ジョー102、ピッチハブ107、それぞれのプーリ及び各回転軸などは、第1実施形態の図2などで説明したエンドツール100と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
以下では、本発明の第1実施形態の第2変形形態のエンドツールハブ180についてより詳細に説明し、特にピッチ余分プーリの役割を果たすエンドツールハブ180の第1ピッチ余分プーリ部183、第2ピッチ余分プーリ部184について重点的に説明する。
エンドツールハブ180は、第1ジョープーリ結合部181と第2ジョープーリ結合部182、第1ピッチ余分プーリ部183、第2ピッチ余分プーリ部184及びピッチプーリ結合部185を含む。
詳細には、第1ジョープーリ結合部181と第2ジョープーリ結合部182とは対向するように形成され、その内部にプーリ111、プーリ112、プーリ121及びプーリ122が収容される。また、各ジョープーリ結合部181、182には貫通孔が形成され、回転軸141がジョープーリ結合部181、182とプーリ111、プーリ121を貫通してこれらを軸結合させる。また、各ジョープーリ結合部181、182には貫通孔が形成され、回転軸142がジョープーリ結合部181、182とプーリ112、プーリ122を貫通してこれらを軸結合させる。
第1ジョープーリ結合部181と第2ジョープーリ結合部182とは、ガイド部186によって接続される。すなわち、互いに平行の第1ジョープーリ結合部181と第2ジョープーリ結合部182とは、これに対して概ね垂直の方向に形成されるガイド部186によって結合され、第1ジョープーリ結合部181と第2ジョープーリ結合部182とガイド部186とは略「コ」の字状になり、その内部にプーリ111、プーリ112、プーリ121及びプーリ122が収容されることである。
これを言い換えると、Z軸方向に長く形成されているガイド部186の両端部から第1ジョープーリ結合部181と第2ジョープーリ結合部182がX軸方向に延びて形成されるとみなすこともできる。
ガイド部186の一側面には第1ピッチ余分プーリ部183が形成され、他側面には第2ピッチ余分プーリ部184が形成されてることができる。
詳細には、ガイド部186の両側面にはプーリのように円板状に形成され、その外周面にワイヤが巻き付けられることができるグルーブが形成された第1ピッチ余分プーリ部183及び第2ピッチ余分プーリ部184が形成されることができる。
そして、第1ジョーワイヤであるワイヤ305は第1ピッチ余分プーリ部183に巻き付けられ、第2ジョーワイヤであるワイヤ302は第2ピッチ余分プーリ部184に巻き付けられることができる。
一方、第1ジョーワイヤであるワイヤ301は第1ピッチ余分プーリ部183の側面通り、第2ジョーワイヤであるワイヤ306は第2ピッチ余分プーリ部184の側面を通ることができる。
一方、エンドツールハブ180の一端部のピッチプーリ結合部185には、エンドツールピッチプーリの役割を果たすプーリ131が形成されることができる。ここで、プーリ131がエンドツールハブ180と一体的(one-body)に形成されることができる。すなわち、エンドツールハブ180の一端部が円板状または半円状に形成され、その外周面にワイヤが巻き付けられるグルーブが形成され、一種のガイドチャンネル(guide channel)を形成することができる。または、プーリ131がエンドツールハブ180とは別の部材で形成され、エンドツールハブ180と結合することもできる。上述したワイヤ303及びワイヤ304がエンドツールピッチプーリの役割を果たすプーリ131に結合され、このプーリ131が回転軸143を中心に回転しながらピッチ動作を行うことになる。
このように、ピッチ余分プーリのような別途の構造物を追加することなく、既に存在していたエンドツールハブ180に第1ピッチ余分プーリ部183及び第2ピッチ余分プーリ部184を形成することにより、部品及び製造工程を追加することなく回転範囲の拡大を具現することができる特徴を有する。
<第1実施形態の第3変形形態>
以下では、本発明の第1実施形態の第3変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100について説明する。ここで、本発明の第1実施形態の第3変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、上述した本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールに比べ、プーリの一部が省略されるという点で特徴的に異なってくる。以下では、このように第1実施形態に比べて変わった構成について詳細に説明する。
図42及び図43は、本発明の第1実施形態の第3変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツールを示す斜視図である。図44及び図45は、図42のエンドツールの平面図である。図46、図47及び図48は、図42のエンドツールの側面図である。図49及び図50は、図42のエンドツールの平面図である。図51及び図52は、図42の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図53及び図54は、図42の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。図55及び図56は、図42の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図57及び図58は、図42の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。
図42~図58を参照すると、本発明の第1実施形態の第3変形形態に係るエンドツール100は、グリップ(grip)動作を実行するための一対のジョー(jaw)、すなわち、第1ジョー101と第2ジョー102を備える。ここで、第1ジョー101と第2ジョー102のそれぞれ、または第1ジョー101と第2ジョー102とを包括する構成要素をジョー(jaw)103と称することができる。
また、本発明の第1実施形態のエンドツール(end tool)100は、エンドツールハブ106とピッチハブ107とを含むことができる。
また、本発明の第1実施形態の第3変形形態のエンドツール100は、回転軸141、回転軸142、回転軸145、回転軸143及び回転軸144を含むことができる。上述したように、回転軸141、回転軸142及び回転軸145はエンドツールハブ106に貫通挿入され、回転軸143と回転軸144はピッチハブ107に貫通挿入されることができる。
本変形形態において、エンドツールハブ106、ピッチハブ107、各回転軸141、142、143、144、145は、第1実施形態の図2などで説明したエンドツールハブ106、ピッチハブ107、各回転軸141、142、143、144、145と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
一方、エンドツール100は、第1ジョー(jaw)101の回転運動に関するプーリ111、プーリ112、プーリ113、プーリ114、プーリ115、プーリ117及びプーリ118を含むことができる。また、エンドツール100は、第2ジョー(jaw)102の回転運動に関するプーリ121、プーリ122、プーリ123、プーリ124、プーリ125、プーリ127及びプーリ128を含むことができる。
ここで、本発明の第1実施形態の第3変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、第1ジョーピッチサブプーリと第2ジョーピッチサブプーリとがそれぞれ1つのプーリのみを含むことを特徴とする。
詳細には、図6などに示す本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、第1ジョーピッチサブプーリとしてプーリ115及びプーリ116の一対のプーリを備え、第2ジョーピッチサブプーリとしてプーリ125及びプーリ126の一対のプーリを備えた。
これに対し、本発明の第1実施形態の第3変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、第1ジョーピッチサブプーリとしてプーリ115の単一プーリを備え、第2ジョーピッチサブプーリとしてプーリ125の単一プーリを備えるという点で、図6などに示す本発明の第1実施形態と差別化される。
結果として、エンドツール100の遠位部104から近位部105方向に向かいながら第1ジョー101の回転に関連するプーリである、プーリ111、プーリ112、プーリ117/プーリ118、プーリ113/プーリ114、プーリ115が順次配置されることができる。
また、エンドツール100の遠位部104から近位部105方向に向かいながら第2ジョー102の回転に関連するプーリである、プーリ121、プーリ122、プーリ127/プーリ128、プーリ123/プーリ124、プーリ125が順次配置されることができる。
ここで、図6などに示す本発明の第1実施形態のエンドツール100のプーリ116及びプーリ126は、ワイヤが巻き付けられるプーリではなく、直線で掠めるプーリであるため、本変形形態のようにプーリの省略が可能になるのである。
言い換えると、本発明の第1実施形態は、第1ジョーピッチサブプーリと第2ジョーピッチサブプーリとがそれぞれ2列で構成されるのに対し、本発明の第1実施形態の第3変形形態は、第1ジョーピッチサブプーリと第2ジョーピッチサブプーリがそれぞれ1列で構成されることを特徴とする。
ここで、プーリ111及びプーリ112の一側にはプーリ117/プーリ118が配置される。ここで、プーリ117/プーリ118は、ピッチ余分回転軸である回転軸145を中心に回転可能に形成される。また、プーリ117/プーリ118の一側には、互いに対向するようにプーリ113及びプーリ114が配置される。ここで、プーリ113及びプーリ114は、ピッチメイン回転軸である回転軸143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ113及びプーリ114のそれぞれの一側には、プーリ115が配置される。ここで、プーリ115は、ピッチサブ回転軸である回転軸144を中心に回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ117、プーリ118、プーリ113、プーリ114及びプーリ115が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第1ジョーワイヤであるワイヤ301は、プーリ115、プーリ113、プーリ117及びプーリ111と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材323によってワイヤ301に接続されたワイヤ305は、プーリ111、プーリ112、プーリ118及びプーリ114と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第1ジョーワイヤであるワイヤ301とワイヤ305は、プーリ115、プーリ113、プーリ117、プーリ111、プーリ112、プーリ118及びプーリ114と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ301とワイヤ305は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
一方、プーリ121及びプーリ122の一側にはプーリ127/プーリ128が配置される。ここで、プーリ127/プーリ128は、ピッチ余分回転軸である回転軸145を中心に回転可能に形成される。また、プーリ127/プーリ128の一側には、互いに対向するようにプーリ123及びプーリ124が配置される。ここで、プーリ123及びプーリ124は、ピッチメイン回転軸である回転軸143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ123及びプーリ124のそれぞれの一側には、プーリ125が配置される。ここで、プーリ125は、ピッチサブ回転軸である回転軸144を中心に回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ127、プーリ128、プーリ123、プーリ124、プーリ125及びプーリ126が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第2ジョーワイヤであるワイヤ306は、プーリ125、プーリ123、プーリ127及びプーリ121と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材326によってワイヤ306に接続されたワイヤ302は、プーリ121、プーリ122、プーリ128及びプーリ124と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第2ジョーワイヤであるワイヤ306とワイヤ302は、プーリ125、プーリ123、プーリ127、プーリ121、プーリ122、プーリ128及びプーリ124と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ306とワイヤ302は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
結果として、本発明の第1実施形態は、第1ジョーピッチサブプーリと第2ジョーピッチサブプーリとがそれぞれ2列で構成されるのに対し、本発明の第1実施形態の第3変形形態は、第1ジョーピッチサブプーリ第2ジョーピッチサブプーリとがそれぞれ1列で構成されることにより、部品数が少なくなり、製造工程が簡単になる効果を得ることができる。
<手術用インストルメントのエンドツールの第2実施形態>
以下では、本発明の第2実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール1100について説明する。ここで、本発明の第2実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール1100は、上述した本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール(図2などの100参照)に比べ、ジョープーリ及びジョーワイヤの配置が特徴的に異なってくる。このように第1実施形態に比べて変わった構成は、後で詳細に説明する。
図59は、本発明の第2実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールの使用例を示す図である。図60及び図61は、本発明の第2実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールを示す斜視図である。図62、図63、図64及び図65は、図60のエンドツールの平面図である。図66、図67及び図68は、図60のエンドツールの側面図である。図69及び図70は、図60の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図71及び図72は、図60の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。図73及び図74は、図60の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図75及び図76は、図60の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。
図59~図76を参照すると、本発明の第2実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール1100の動力伝達部1300は、ワイヤ1301、ワイヤ1302、ワイヤ1303、ワイヤ1304、ワイヤ1305及びワイヤ1306を含むことができる。本実施形態においてワイヤは、第1実施形態の図5などで説明したワイヤ301、ワイヤ302、ワイヤ303、ワイヤ304、ワイヤ305及びワイヤ306と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
また、本発明の第2実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100の動力伝達部1300は、ワイヤとプーリとを結合させるために各ワイヤの各端部に結合される締結部材1321、締結部材1322、締結部材1323、締結部材1324、締結部材1326、締結部材1327及び締結部材1329などを含むことができる。ここで、各締結部材は、ボール(ball)状、チューブ(tube)状など、必要に応じて様々な形態であることができる。本実施形態において締結部材は、第1実施形態の図5などで説明した締結部材321、締結部材322、締結部材323、締結部材324、締結部材326、締結部材327及び締結部材329と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
(エンドツール)
以下では、図59の手術用インストルメントのエンドツール1100についてより詳細に説明する。
引き続き図59~図76を参照すると、本発明の第2実施形態のエンドツール(end tool)1100は、グリップ(grip)動作を実行するための一対のジョー(jaw)、すなわち、第1ジョー1101と第2ジョー1102を備える。ここで、第1ジョー1101と第2ジョー1102のそれぞれ、または第1ジョー1101と第2ジョー1102とを包括する構成要素をジョー(jaw)1103と称することができる。
また、エンドツール1100は、第1ジョー(jaw)1101の回転運動に関するプーリ1111、プーリ1112、プーリ1113、プーリ1114、プーリ1115、プーリ1116、プーリ1117及びプーリ1118を含むことができる。また、エンドツール1100は、第2ジョー(jaw)1102の回転運動に関するプーリ1121、プーリ1122、プーリ1123、プーリ1124、プーリ1125、プーリ1126、プーリ1127及びプーリ1128を含むことができる。これらのプーリについては後でより詳細に説明する。
また、本発明の第2実施形態のエンドツール(end tool)1100は、エンドツールハブ1106とピッチハブ1107とを含むことができる。
エンドツールハブ1106には、回転軸1141、回転軸1142及び回転軸1145が貫通挿入される。また、エンドツールハブ1106は、回転軸1141に軸結合されたプーリ1111、プーリ1121の少なくとも一部を内部に収容することができる。また、エンドツールハブ1106は、回転軸1142に軸結合されたプーリ1112、プーリ1122の少なくとも一部を内部に収容することができる。また、エンドツールハブ1106には、回転軸1145に軸結合されたプーリ1117/プーリ1118、プーリ1127/プーリ1128が結合されることができる。
ピッチハブ1107は、回転軸1143及び回転軸1144が貫通挿入され、回転軸1143によってエンドツールハブ1106及びプーリ1131と軸結合することができる。したがって、回転軸1143を中心にエンドツールハブ1106及び(これと一体的に形成された)プーリ1131をピッチハブ1107に対して回転可能に形成することができる。
また、ピッチハブ1107は、回転軸1143に軸結合されたプーリ1113、プーリ1114、プーリ1123及びプーリ1124の少なくとも一部を内部に収容することができる。また、ピッチハブ1107は、回転軸1144に軸結合されたプーリ1115、プーリ1116、プーリ1125及びプーリ1126の少なくとも一部を内部に収容することができる。
また、本発明の第2実施形態のエンドツール1100は、回転軸1141、回転軸1142、回転軸1145、回転軸1143及び回転軸1144を含むことができる。上述したように、回転軸1141、回転軸1142及び回転軸1145はエンドツールハブ1106に貫通挿入され、回転軸1143と回転軸1144はピッチハブ1107に貫通挿入されることができる。
回転軸1141、回転軸1142、回転軸1145、回転軸1143及び回転軸1144は、エンドツール1100の遠位部(distal end)1104から近位部(proximal end)1105の方向に向かって順次配置されることができる。したがって、遠位部1104から順に、回転軸1141は1番ピン、回転軸1142は2番ピン、回転軸1145は2.5番ピン、回転軸1143は3番ピン、回転軸1144は4番ピンと称されることもできる。
ここで、回転軸1141はジョープーリ回転軸として機能し、回転軸1142はジョー補助プーリ回転軸として機能し、回転軸1143はピッチメイン回転軸として機能し、回転軸1144はエンドツール1100のピッチサブ回転軸として機能することができる。そして、回転軸1142と回転軸1143との間に配置された回転軸1145は、エンドツール1100のピッチ余分回転軸として機能することができる。
本実施形態において、エンドツールハブ1106、ピッチハブ1107、各回転軸1141、1142、1143、1144、1145は、第1実施形態の図2などで説明したエンドツールハブ1106、ピッチハブ1107、各回転軸1141、1142、1143、1144、1145と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
一方、各回転軸1141、1142、1143、1144、1145には1つ以上のプーリが嵌合されることができ、これについては以下で詳細に説明する。
プーリ1111は第1ジョープーリとして機能し、プーリ1121は第2ジョープーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してジョープーリと称することもできる。
ジョープーリであるプーリ1111及びプーリ1121とは互いに対向するように形成され、ジョープーリ回転軸である回転軸1141を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ1111及びプーリ1121が1つの回転軸1141を中心に回転するように形成されているが、各ジョープーリが別の軸を中心に回転可能に形成されることができるのは言うまでもない。ここで、プーリ1111には第1ジョー(jaw)1101が固定結合されてプーリ1111と一緒に回転し、プーリ1121には第2ジョー(jaw)1102が固定結合されてプーリ1121と共に回転することができる。プーリ1111及びプーリ1121の回転に応じて、エンドツール(end tool)1100のヨー動作及びアクチュエーション動作が行われる。すなわち、プーリ1111及びプーリ1121が回転軸1141を中心に同じ方向に回転すると、ヨー動作が実行され、プーリ1111及びプーリ1121が回転軸1141を中心に互いに反対方向に回転すると、アクチュエーション動作が実行されることである。
ここで、第1ジョー(jaw)1101とプーリ1111とは別の部材で形成され、互いに結合されることもでき、第1ジョー(jaw)1101とプーリ1111とが一体的(one-body)に形成されることもできる。同様に、第2ジョー(jaw)1102とプーリ1121とは別の部材で形成され、互いに結合されることもでき、第2ジョー(jaw)1102とプーリ1121とが一体的(one-body)に形成されることもできる。
ここで、第1ジョープーリであるプーリ1111から第1ワイヤであるワイヤ1301/ワイヤ1305が巻き付けられるグルーブ1111aと、第2ジョープーリであるプーリ1121から第2ワイヤであるワイヤ1302/ワイヤ1306が巻き付けられるグルーブ1121aとは、互いに隣接して配置される。したがって、第1ジョーワイヤであるワイヤ1301/ワイヤ1305と第2ジョーワイヤであるワイヤ1302、1306とがZ軸方向において互いに近接して配置され、第1ジョーワイヤと第2ジョーワイヤとの間に別途の構造物が介在されるスペースが存在しないことができる。
プーリ1112は第1ジョー補助プーリとして機能し、プーリ1122は第2ジョー補助プーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してジョー補助プーリと称することもできる。
詳細には、ジョー補助プーリであるプーリ1112及びプーリ1122は、プーリ1111及びプーリ1121の一側に追加で備えることができる。言い換えると、ジョー補助プーリであるプーリ1112は、プーリ1111とプーリ1113/プーリ1114との間に配置されることができる。また、ジョー補助プーリであるプーリ1122は、プーリ1121とプーリ1123/プーリ1124との間に配置されることができる。プーリ1112とプーリ1122は、回転軸1142を中心に互いに独立して回転可能に形成されることができる。ここで、図には、プーリ1112及びプーリ1122が1つの回転軸1142を中心に回転するように形成されているが、プーリ1112とプーリ1122のそれぞれが別の軸を中心に回転可能に形成されることができるのは言うまでもない。このような補助プーリについては後でより詳細に説明する。
プーリ1113とプーリ1114は第1ジョーピッチメインプーリとして機能し、プーリ1123とプーリ1124は第2ジョーピッチメインプーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してピッチメインプーリと称することもできる。
プーリ1115とプーリ1116は第1ジョーピッチサブプーリとして機能し、プーリ1125とプーリ1126は第2ジョーピッチサブプーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してピッチサブプーリと称することもできる。
一方、本発明は、ジョー補助プーリであるプーリ1112及びプーリ1122と、ピッチメインプーリであるプーリ1113、プーリ1114、プーリ1123及びプーリ1124との間にピッチ余分プーリ(redundant pulley)であるプーリ1117、プーリ1118、プーリ1127、及びプーリ1128プーリがさらに配置されることを特徴とする。
プーリ1117とプーリ1118は第1ジョーピッチ余分プーリとして機能し、プーリ1127とプーリ1128は第2ジョーピッチ余分プーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してピッチ余分プーリと称することもできる。
また、ピッチ余分回転軸として機能する回転軸1145がさらに備えられることができ、回転軸1145はエンドツールハブ1106に貫通挿入されることができる。ここで、回転軸1145は、ピッチメイン回転軸である回転軸1143及びピッチサブ回転軸である回転軸1144と実質的に平行して形成されることができる。このとき、回転軸1145は、2番ピンである回転軸1142と3番ピンである回転軸1143との間に配置され、したがって、その位置上2.5番ピンと称することもできる。
このようなピッチ余分プーリは、エンドツールの近位部から遠位部に入るか、または遠位部から近位部に出るジョーワイヤの引き込み/引き出し経路を変更する役割を果たすことができる。これについては後でより詳細に説明する。
その結果、エンドツール1100の遠位部1104から近位部1105方向に向かいながら、回転軸1141、回転軸1142、回転軸1145、回転軸1143、回転軸1144が順次配置されることができる。
また、エンドツール1100の遠位部1104から近位部1105方向に向かいながら第1ジョー1101の回転に関連するプーリである、プーリ1111、プーリ1112、プーリ1117/プーリ1118、プーリ1113/プーリ1114、プーリ1115/プーリ1116が順次配置されることができる。
また、エンドツール1100の遠位部1104から近位部1105方向に向かいながら第2ジョー1102の回転に関連するプーリである、プーリ1121、プーリ1122、プーリ1127/プーリ1128、プーリ1123/プーリ1124、プーリ1125/プーリ1126が順次配置されることができる。
以下では、プーリ1111の回転に関する構成要素について説明する。
プーリ1113とプーリ1114とは一対であり、第1ジョーピッチメインプーリとして機能する。すなわち、プーリ1113とプーリ1114とは第1ジョー1101のピッチ動作のメイン回転プーリとして機能する。ここで、プーリ1113には第1ジョーワイヤであるワイヤ1301が巻き付けられ、プーリ1114には第1ジョーワイヤであるワイヤ1305が巻き付けられる。
プーリ1115とプーリ1116とは一対であり、第1ジョーピッチサブプーリとして機能する。すなわち、プーリ1115とプーリ1116とは第1ジョー1101のピッチ動作のサブ回転プーリとして機能する。ここで、プーリ1115には第1ジョーワイヤであるワイヤ1301が巻き付けられ、プーリ1116には第1ジョーワイヤであるワイヤ1305が巻き付けられる。
プーリ1117とプーリ1118とは一対であり、第1ジョー余分プーリとして機能する。すなわち、プーリ1117とプーリ1118とは第1ジョー1101のピッチ動作の余分回転プーリとして機能する。ここで、プーリ1117には第1ジョーワイヤであるワイヤ1301が巻き付けられ、プーリ1118には第1ジョーワイヤであるワイヤ1305が巻き付けられる。
ここで、プーリ1111及びプーリ1112の一側には、互いに対向するようにプーリ1117及びプーリ1118が配置される。ここで、プーリ1117及びプーリ1118は、ピッチ余分回転軸である回転軸1145を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ1117及びプーリ1118のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ1113及びプーリ1114が配置される。ここで、プーリ1113及びプーリ1114は、ピッチメイン回転軸である回転軸1143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ1113及びプーリ1114のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ1115及びプーリ1116が配置される。ここで、プーリ1115及びプーリ1116は、ピッチサブ回転軸である回転軸1144を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ1117、プーリ1118、プーリ1113、プーリ1114、プーリ1115及びプーリ1116が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第1ジョーワイヤであるワイヤ1301は、プーリ1115、プーリ1113、プーリ1117及びプーリ1111と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材1323によってワイヤ1301に接続されたワイヤ1305は、プーリ1111、プーリ1112、プーリ1118、プーリ1114及びプーリ1116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第1ジョーワイヤであるワイヤ1301とワイヤ1305は、プーリ1115、プーリ1113、プーリ1117、プーリ1111、プーリ1112、プーリ1118、プーリ1114及びプーリ1116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ1301とワイヤ1305は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
したがって、ワイヤ1301が図64の矢印1301に側に引っ張られると、ワイヤ1301が結合された締結部材1323及びこれに結合されたプーリ1111が図64の矢印L方向に回転することになる。逆に、ワイヤ1305が図64の矢印1305側に引っ張られると、ワイヤ1305が結合された締結部材1323及びこれに結合されたプーリ1111が図64の矢印R方向に回転することになる。
次に、プーリ1121の回転に関する構成要素について説明する。
プーリ1123とプーリ1124とは一対であり、第2ジョーピッチメインプーリとして機能する。すなわち、プーリ1123とプーリ1124とは第2ジョー1102のピッチ動作のメイン回転プーリとして機能する。ここで、プーリ1123には第2ジョーワイヤであるワイヤ1306が巻き付けられ、プーリ1124には第2ジョーワイヤであるワイヤ1302が巻き付けられる。
プーリ1125とプーリ1126とは一対であり、第2ジョーピッチサブプーリとして機能する。すなわち、プーリ1125とプーリ1126とは第2ジョー1102のピッチ動作のサブ回転プーリとして機能する。ここで、プーリ1125には第2ジョーワイヤであるワイヤ1306が巻き付けられ、プーリ1126には第2ジョーワイヤであるワイヤ1302が巻き付けられる。
プーリ1127とプーリ1128とは一対であり、第2ジョーピッチ余分プーリとして機能する。すなわち、プーリ1127とプーリ1128とは第2ジョー1102のピッチ動作の余分回転プーリとして機能する。ここで、プーリ1127には第2ジョーワイヤであるワイヤ1306が巻き付けられ、プーリ1128には第2ジョーワイヤであるワイヤ1302が巻き付けられる。
ここで、プーリ1121及びプーリ1122の一側には、互いに対向するようにプーリ1127及びプーリ1128が配置される。ここで、プーリ1127及びプーリ1128は、ピッチ余分回転軸である回転軸1145を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ1127及びプーリ1128のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ1123及びプーリ1124が配置される。ここで、プーリ1123及びプーリ1124は、ピッチメイン回転軸である回転軸1143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ1123及びプーリ1124のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ1125及びプーリ1126が配置される。ここで、プーリ1125及びプーリ1126は、ピッチサブ回転軸である回転軸1144を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ1127、プーリ1128、プーリ1123、プーリ1124、プーリ1125及びプーリ1126が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第2ジョーワイヤであるワイヤ1306は、プーリ1125、プーリ1123、プーリ1127及びプーリ1121と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材1326によってワイヤ1306に接続されたワイヤ1302は、プーリ1121、プーリ1122、プーリ1128、プーリ1124及びプーリ1126と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第2ジョーワイヤであるワイヤ1306とワイヤ1302は、プーリ1125、プーリ1123、プーリ1127、プーリ1121、プーリ1122、プーリ1128、プーリ1124及びプーリ1126と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ1306とワイヤ1302は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
従って、ワイヤ1306が図64の矢印1306側に引っ張られると、ワイヤ1306が結合された締結部材1326及びこれに結合されたプーリ1121が図64の矢印R方向に回転することになる。逆に、ワイヤ1302が図64の矢印302側に引っ張られると、ワイヤ1302が結合された締結部材1326及びこれに結合されたプーリ1121が図64の矢印L方向に回転することになる。
ここで、本発明は、1つのジョープーリに巻き付けられている2本のジョーワイヤがピッチメインプーリに互いに反対方向に巻き付けられることにより、ピッチ動作の制御が容易になることを特徴とする。
具体的には、第1ジョープーリであるプーリ1111と第2ジョープーリであるプーリ1121との間を通る平面(すなわち、XY平面)を基準として+Z軸方向を上側、-Z軸方向を下側と定義する場合、第1ジョーワイヤの2本のうちいずれか1本(例えば、ワイヤ1301)は、XY平面の下側から第1ジョーピッチメインプーリであるプーリ1113に入り、他の1本(例えば、ワイヤ1305)は、XY平面の上側に第1ジョーピッチメインプーリであるプーリ1114から出ることができる。すなわち、ジョーワイヤが第1ジョーピッチメインプーリの下側から入り、上側に出る構造と表現することができる。(第2ジョーワイヤは第2ジョーピッチメインプーリの上側から入り、下側に出る構造)
これを言い換えると、第1ジョーワイヤの一本であるワイヤ1301は、プーリ1115の上側、プーリ1113の下側、プーリ1117の下側と順次接触した後、プーリ1111に接触する。続いて、第1ジョーワイヤの他の1本であるワイヤ1305は、プーリ1111及びプーリ1112に巻き付けられた後、プーリ1118の下側、プーリ1114の上側、プーリ1116の下側と順次接触した後、連結部400に抜け出る。その結果、第1ジョーワイヤは、連結部400から出てプーリ1113の下側に進入した後、各プーリを経てから、プーリ1114の上側を経て連結部400に再び入るのである。
同様に、第2ジョーワイヤの一本あるワイヤ1306は、プーリ1125の下側、プーリ1123の上側、プーリ1127の上側と順次接触した後、プーリ121に接触する。続いて、第2ジョーワイヤの他の1本であるワイヤ1302は、プーリ1121及びプーリ1122に巻き付けられた後、プーリ1128の上側、プーリ1124の下側、プーリ1126の上側と順次接触した後、連結部400に抜け出る。その結果、第2ジョーワイヤは、連結部400から出てプーリ1123の上側に進入した後、各プーリを経てから、プーリ1124の下側を経て連結部400に再び入るのである。
これを言い換えると、2本の第1ジョーワイヤのうち、いずれか1本のワイヤは、連結部1400からエンドツール1100側に向かって進入しながら第1ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうちいずれか一方向に巻き付けられ、他の1本のワイヤは、連結部1400からエンドツール1100側に向かって進入しながら第1ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうち他の一方向に巻き付けられると表現することもできるだろう。すなわち、図66、図67及び図68から見たとき、ワイヤ1301は、連結部1400からエンドツール1100側に向かって進入しながら時計方向に巻き付けられ、ワイヤ1305は、連結部400からエンドツール1100側に向かって侵入しながら反時計方向に巻き付けられることになる。
同様に、2本の第2ジョーワイヤのうち、いずれか1本のワイヤは、連結部1400からエンドツール1100側に向かって進入しながら第2ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうちいずれか一方向に巻き付けられ、他の1本のワイヤは、連結部1400からエンドツール1100側に向かって進入しながら第2ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうち他の一方向に巻き付けられると表現することもできるだろう。すなわち、図66、図67及び図68から見たとき、ワイヤ1302は、連結部1400からエンドツール1100側に向かって進入しながら時計方向に巻き付けられ、ワイヤ1306は、連結部400からエンドツール1100側に向かって侵入しながら反時計方向に巻き付けられることになる。
このように、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール1100は、1つのジョープーリに巻き付けられている2本のジョーワイヤがピッチメインプーリに互いに反対方向に巻き付けられることにより、ピッチ動作の制御が容易になる効果を得ることができる。すなわち、ピッチ動作時に駆動部第1ジョープーリ(図11の211参照)及び駆動部第2ジョープーリ(図11の221参照)が回転しながらジョーワイヤを巻き付けたり巻き出したりすることで、一種のピッチ動作に対する補償を行い、エンドツール1100のピッチ動作が実行可能となる効果を得ることができる。
<第2実施形態の第1変形形態>
以下では、本発明の第2実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール1100について説明する。ここで、本発明の第2実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール100は、上述した本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールに比べ、プーリの一部が省略されるという点で特徴的に異なってくる。以下では、このように第1実施形態に比べて変わった構成について詳細に説明する。
図77及び図78は、本発明の第2実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツールを示す斜視図である。図79及び図80は、図77のエンドツールの平面図である。図81、図82及び図83は、図77のエンドツールの側面図である。図84及び図85は、図77のエンドツールの平面図である。図86及び図87は、図77の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図88及び図89は、図77の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。図90及び図91は、図77の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図92及び図93は、図77の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。
図77~図93を参照すると、本発明の第2実施形態の第1変形形態に係るエンドツール1100は、グリップ(grip)動作を実行するための一対のジョー(jaw)、すなわち、第1ジョー1101と第2ジョー1102を備える。ここで、第1ジョー1101と第2ジョー1102のそれぞれ、または第1ジョー1101と第2ジョー1102とを包括する構成要素をジョー(jaw)1103と称することができる。
また、本発明の第2実施形態の第1変形形態に係るエンドツール(end tool)1100は、エンドツールハブ1106とピッチハブ1107とを含むことができる。
また、本発明の第2実施形態の第1変形形態のエンドツール1100は、回転軸1141、回転軸1142、回転軸1145、回転軸1143及び回転軸1144を含むことができる。上述したように、回転軸1141、回転軸1142及び回転軸1145はエンドツールハブ1106に貫通挿入され、回転軸1143と回転軸1144はピッチハブ1107に貫通挿入されることができる。
本変形形態において、エンドツールハブ1106、ピッチハブ1107、各回転軸1141、1142、1143、1144、1145は、第1実施形態の図2などで説明したエンドツールハブ1106、ピッチハブ1107、各回転軸と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
一方、エンドツール1100は、第1ジョー(jaw)1101の回転運動に関するプーリ1111、プーリ1112、プーリ1113、プーリ1114、プーリ1115、プーリ1117及びプーリ1118を含むことができる。また、エンドツール1100は、第2ジョー(jaw)1102の回転運動に関するプーリ1121、プーリ1122、プーリ1123、プーリ1124、プーリ1125、プーリ1127及びプーリ1128を含むことができる。
ここで、本発明の第2実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール1100は、第1ジョーピッチサブプーリと第2ジョーピッチサブプーリとがそれぞれ1つのプーリのみを含むことを特徴とする。
詳細には、図60などに示す本発明の第2実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール1100は、第1ジョーピッチサブプーリとしてプーリ1115及びプーリ1116の一対のプーリを備え、第2ジョーピッチサブプーリとしてプーリ1125及びプーリ1126の一対のプーリを備えた。
これに対し、本発明の第2実施形態の第1変形形態に係る手術用インストルメントのエンドツール1100は、第1ジョーピッチサブプーリとしてプーリ1115の単一プーリを備え、第2ジョーピッチサブプーリとしてプーリ1125の単一プーリを備えるという点で、図60などに示す本発明の第2実施形態と差別化される。
結果として、エンドツール1100の遠位部1104から近位部1105方向に向かいながら第1ジョー1101の回転に関連するプーリである、プーリ1111、プーリ1112、プーリ1117/プーリ1118、プーリ1113/プーリ1114、プーリ1115が順次配置されることができる。
また、エンドツール1100の遠位部1104から近位部1105方向に向かいながら第2ジョー1102の回転に関連するプーリである、プーリ1121、プーリ1122、プーリ1127/プーリ1128、プーリ1123/プーリ1124、プーリ1125が順次配置されることができる。
ここで、図60などに示す本発明の第2実施形態のエンドツール1100のプーリ1116及びプーリ1126は、ワイヤが巻き付けられるプーリではなく、直線で掠めるプーリであるため、本変形形態のようにプーリの省略が可能になるのである。
言い換えると、本発明の第2実施形態は、第1ジョーピッチサブプーリと第2ジョーピッチサブプーリとがそれぞれ2列で構成されるのに対し、本発明の第2実施形態の第1変形形態は、第1ジョーピッチサブプーリと第2ジョーピッチサブプーリがそれぞれ1列で構成されることを特徴とする。
ここで、プーリ1111及びプーリ1112の一側にはプーリ1117/プーリ1118が配置される。ここで、プーリ1117/プーリ1118は、ピッチ余分回転軸である回転軸1145を中心に回転可能に形成される。また、プーリ1117/プーリ1118の一側には、互いに対向するようにプーリ1113及びプーリ1114が配置される。ここで、プーリ1113及びプーリ1114は、ピッチメイン回転軸である回転軸1143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ1113及びプーリ1114のそれぞれの一側には、プーリ1115が配置される。ここで、プーリ1115は、ピッチサブ回転軸である回転軸1144を中心に回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ1117、プーリ1118、プーリ1113、プーリ1114及びプーリ1115が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第1ジョーワイヤであるワイヤ1301は、プーリ1115、プーリ1113、プーリ1117及びプーリ1111と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材1323によってワイヤ1301に接続されたワイヤ1305は、プーリ1111、プーリ1112、プーリ1118及びプーリ1114と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第1ジョーワイヤであるワイヤ1301とワイヤ1305は、プーリ1115、プーリ1113、プーリ1117、プーリ1111、プーリ1112、プーリ1118及びプーリ1114と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ1301とワイヤ1305は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
一方、プーリ1121及びプーリ1122の一側にはプーリ1127/プーリ1128が配置される。ここで、プーリ1127/プーリ1128は、ピッチ余分回転軸である回転軸1145を中心に回転可能に形成される。また、プーリ1127/プーリ1128の一側には、互いに対向するようにプーリ1123及びプーリ1124が配置される。ここで、プーリ1123及びプーリ1124は、ピッチメイン回転軸である回転軸1143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ1123及びプーリ1124のそれぞれの一側には、プーリ1125が配置される。ここで、プーリ1125は、ピッチサブ回転軸である回転軸1144を中心に回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ1127、プーリ1128、プーリ1123、プーリ1124、プーリ1125及びプーリ1126が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されるものが示されているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができるだろう。
第2ジョーワイヤであるワイヤ1306は、プーリ1125、プーリ1123、プーリ1127及びプーリ1121と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材1326によってワイヤ1306に接続されたワイヤ1302は、プーリ1121、プーリ1122、プーリ1128及びプーリ1124と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第2ジョーワイヤであるワイヤ1306とワイヤ1302は、プーリ1125、プーリ1123、プーリ1127、プーリ1121、プーリ1122、プーリ1128及びプーリ1124と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ1306とワイヤ1302は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
結果として、本発明の第2実施形態は、第1ジョーピッチサブプーリと第2ジョーピッチサブプーリとがそれぞれ2列で構成されるのに対し、本発明の第2実施形態の第1変形形態は、第1ジョーピッチサブプーリ第2ジョーピッチサブプーリとがそれぞれ1列で構成されることにより、部品数が少なくなり、製造工程が簡単になる効果を得ることができる。
<手術用インストルメントのエンドツールの第3実施形態>
以下では、本発明の第3実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール2100について説明する。ここで、本発明の第3実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール2100は、上述した本発明の第1実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール(図2などの100参照)に比べ、ジョープーリ及びジョーワイヤの配置が特徴的に異なってくる。このように第1実施形態に比べて変わった構成は、後で詳細に説明する。
図94、図95、図96及び図97は、本発明の第3実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツールを示す斜視図である。図98及び図99は、図94のエンドツールの平面図である。図100、図101及び図102は、図94のエンドツールの側面図である。図103及び図104は、図94のエンドツールの平面図である。図105及び図106は、図94の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図107及び図108は、図94の手術用インストルメントのエンドツールが-90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。図109及び図110は、図94の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す斜視図である。図111及び図112は、図94の手術用インストルメントのエンドツールが+90°だけピッチ回転した状態を示す側面図である。図113は、図94のエンドツールのエンドツールハブの斜視図であり、図114は、図94のエンドツールのエンドツールハブの正面図であり、図115は、図94のエンドツールのエンドツールハブの側面図である。
図94~図115を参照すると、本発明の第3実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール2100の動力伝達部2300は、ワイヤ2301、ワイヤ2302、ワイヤ2303、ワイヤ2304、ワイヤ2305及びワイヤ2306を含むことができる。本実施形態においてワイヤは、第1実施形態の図5などで説明したワイヤ301、ワイヤ302、ワイヤ303、ワイヤ304、ワイヤ305及びワイヤ306と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
また、本発明の第3実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール2100の動力伝達部2300は、ワイヤとプーリとを結合させるために各ワイヤの各端部に結合される締結部材2321、締結部材2322、締結部材2323及び締結部材2326などを含むことができる。ここで、各締結部材は、ボール(ball)状、チューブ(tube)状など、必要に応じて様々な形態であることができる。本実施形態において締結部材は、第1実施形態の図5などで説明した締結部材321、締結部材322、締結部材323及び締結部材326と実質的に同じであるため、ここではその詳細の説明は省略する。
(エンドツール)
以下では、図94の手術用インストルメントのエンドツール2100についてより詳細に説明する。
引き続き図94~図115を参照すると、本発明の第3実施形態のエンドツール(end tool)2100は、グリップ(grip)動作を実行するための一対のジョー(jaw)、すなわち、第1ジョー2101と第2ジョー2102を備える。ここで、第1ジョー2101と第2ジョー2102のそれぞれ、または第1ジョー2101と第2ジョー2102とを包括する構成要素をジョー(jaw)2103と称することができる。
また、エンドツール2100は、第1ジョー(jaw)2101の回転運動に関するプーリ2111、プーリ2112、プーリ2113、プーリ2114、プーリ2115及びプーリ2116を含むことができる。また、エンドツール2100は、第2ジョー(jaw)2102の回転運動に関するプーリ2121、プーリ2122、プーリ2123、プーリ2124、プーリ2125及びプーリ2126を含むことができる。これらのプーリについては後でより詳細に説明する。
また、本発明の第3実施形態のエンドツール(end tool)2100は、エンドツールハブ2180とピッチハブ2107とを含むことができる。エンドツールハブ2180については、後でより詳細に説明する。
ここで、エンドツールハブ2180は、回転軸2141に軸結合されたプーリ2111、プーリ2121の少なくとも一部を内部に収容することができる。また、エンドツールハブ2180は、回転軸2142に軸結合されたプーリ2112、プーリ2122の少なくとも一部を内部に収容することができる。
ピッチハブ2107は、回転軸2143及び回転軸2144が貫通挿入され、回転軸2143によってエンドツールハブ2180及びプーリ21131と軸結合することができる。したがって、回転軸2143を中心にエンドツールハブ2180及び(これと一体的に形成された)プーリ2131をピッチハブ2107に対して回転可能に形成することができる。
また、ピッチハブ2107は、回転軸2143に軸結合されたプーリ2113、プーリ2114、プーリ2123及びプーリ2124の少なくとも一部を内部に収容することができる。また、ピッチハブ2107は、回転軸2144に軸結合されたプーリ2115、プーリ2116、プーリ2125及びプーリ2126の少なくとも一部を内部に収容することができる。
また、本発明の第3実施形態のエンドツール2100は、回転軸2141、回転軸2142、回転軸2143及び回転軸2144を含むことができる。
回転軸2141、回転軸2142、回転軸2143及び回転軸2144は、エンドツール2100の遠位部(distal end)2104から近位部(proximal end)2105の方向に向かって順次配置されることができる。したがって、遠位部2104から順に、回転軸2141は1番ピン、回転軸2142は2番ピン、回転軸2143は3番ピン、回転軸2144は4番ピンと称されることもできる。
ここで、回転軸21141はジョープーリ回転軸として機能し、回転軸21142はジョー補助プーリ回転軸であると同時に、ピッチ余分回転軸として機能し、回転軸2143はピッチメイン回転軸として機能し、回転軸2144はエンドツール2100のピッチサブ回転軸として機能することができる。
以下では、本発明の第3実施形態のエンドツールハブ2180についてより詳細に説明し、特ジョー補助プーリ回転軸の役割を果たすエンドツールハブ2180の回転軸2142について重点的に説明する。
図113~図115などを参照すると、エンドツールハブ2180は、第1ジョープーリ結合部2181と第2ジョープーリ結合部2182、回転軸2142、ピッチプーリ結合部2185及びガイド部2186を含む。そして、回転軸2142は、第1サブ軸2142aと第2サブ軸2142bとを含むことができる。
詳細には、第1ジョープーリ結合部2181と第2ジョープーリ結合部2182とは対向するように形成され、その内部にプーリ2111、プーリ2112、プーリ2121及びプーリ2122が収容される。また、各ジョープーリ結合部2181、2182には貫通孔が形成され、回転軸2141がジョープーリ結合部2181、2182とプーリ2111、プーリ2121を貫通してこれらを軸結合させる。
第1ジョープーリ結合部2181と第2ジョープーリ結合部2182とは、ガイド部2186によって接続される。すなわち、互いに平行の第1ジョープーリ結合部2181と第2ジョープーリ結合部2182とは、これに対して概ね垂直の方向に形成されるガイド部2186によって結合され、第1ジョープーリ結合部2181と第2ジョープーリ結合部2182とガイド部2186とは略「コ」の字状になり、その内部にプーリ2111、プーリ2112、プーリ2121及びプーリ2122が収容されることである。
これを言い換えると、Z軸方向に長く形成されているガイド部2186の両端部から第1ジョープーリ結合部2181と第2ジョープーリ結合部2182がX軸方向に延びて形成されるとみなすこともできる。
第1ジョープーリ結合部2181の内側面には第1サブ軸2142aが形成され、第2ジョープーリ結合部2182には第2サブ軸2142bが形成されることができる。これを言い換えると、ジョー補助プーリ回転軸である第2回転軸2142は、第1サブ軸2142aと第2サブ軸2142bとに2分割されて形成されると表現することができる。
具体的には、第1サブ軸2142aと第2サブ軸2142bは、ある程度傾斜して形成されることができる。言い換えると、第1サブ軸2142aと第2サブ軸2142bは、X軸、Y軸、Z軸のうちいずれの軸とも平行しておらず、斜めに形成されることができる。
そして、第1サブ軸2142aにはプーリ2112が結合され、第2サブ軸2142bにはプーリ2122が結合されることができる。ここで、プーリ2112は、第1ジョー補助プーリとして機能すると同時に、第1ピッチ余分プーリとして機能することができる。そして、プーリ2122は、第2ジョー補助プーリとして機能すると同時に、第2ピッチ余分プーリとして機能することができる。これについては後述する。
一方、エンドツールハブ2180の一端部のピッチプーリ結合部2185には、エンドツールピッチプーリの役割を果たすプーリ2131が形成されることができる。ここで、プーリ2131がエンドツールハブ2180と一体的(one-body)に形成されることができる。すなわち、エンドツールハブ2180の一端部が円板状または半円状に形成され、その外周面にワイヤが巻き付けられるグルーブが形成され、一種のガイドチャンネル(guide channel)を形成することができる。または、プーリ2131がエンドツールハブ2180とは別の部材で形成され、エンドツールハブ2180と結合することもできる。上述したワイヤ2303及びワイヤ2304がエンドツールピッチプーリの役割を果たすプーリ2131に結合され、このプーリ2131が回転軸2143を中心に回転しながらピッチ動作を行うことになる。
一方、それぞれの各回転軸2141、2142、2143、2144には1つ以上のプーリが嵌合されることができ、これについては以下で詳細に説明する。
プーリ2111は第1ジョープーリとして機能し、プーリ2121は第2ジョープーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してジョープーリと称することもできる。
ジョープーリであるプーリ2111及びプーリ2121とは互いに対向するように形成され、ジョープーリ回転軸である回転軸2141を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ2111及びプーリ2121が1つの回転軸2141を中心に回転するように形成されているが、各ジョープーリが別の軸を中心に回転可能に形成されることができるのは言うまでもない。ここで、プーリ2111には第1ジョー(jaw)2101が固定結合されてプーリ2111と一緒に回転し、プーリ2121には第2ジョー(jaw)2102が固定結合されてプーリ2121と共に回転することができる。プーリ2111及びプーリ2121の回転に応じて、エンドツール(end tool)2100のヨー動作及びアクチュエーション動作が行われる。すなわち、プーリ2111及びプーリ2121が回転軸2141を中心に同じ方向に回転すると、ヨー動作が実行され、プーリ2111及びプーリ2121が回転軸2141を中心に互いに反対方向に回転すると、アクチュエーション動作が実行されることである。
ここで、第1ジョー(jaw)2101とプーリ2111とは別の部材で形成され、互いに結合されることもでき、第1ジョー(jaw)2101とプーリ2111とが一体的(one-body)に形成されることもできる。同様に、第2ジョー(jaw)2102とプーリ2121とは別の部材で形成され、互いに結合されることもでき、第2ジョー(jaw)2102とプーリ2121とが一体的(one-body)に形成されることもできる。
プーリ2112は第1ジョー補助プーリとして機能し、プーリ2122は第2ジョー補助プーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してジョー補助プーリと称することもできる。これと同時に、プーリ2112は第1ピッチ余分プーリとして機能し、プーリ2122は第2ピッチ余分プーリとして機能することができる。
詳細には、ジョー補助プーリであるプーリ2112及びプーリ2122は、プーリ2111及びプーリ2121の一側に追加で備えることができる。言い換えると、ジョー補助プーリであるプーリ2112は、プーリ2111とプーリ2113/プーリ2114との間に配置されることができる。また、ジョー補助プーリであるプーリ2122は、プーリ2121とプーリ2123/プーリ2124との間に配置されることができる。プーリ2112は、回転軸2142の第1サブ軸2142aを中心に回転し、プーリ2122は、回転軸2142の第2サブ軸2142bを中心に回転可能に形成されることができる。
プーリ2113とプーリ2114は第1ジョーピッチメインプーリとして機能し、プーリ2123とプーリ2124は第2ジョーピッチメインプーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してピッチメインプーリと称することもできる。
プーリ2115とプーリ2116は第1ジョーピッチサブプーリとして機能し、プーリ2125とプーリ2126は第2ジョーピッチサブプーリとして機能し、これら2つの構成要素を通称してピッチサブプーリと称することもできる。
その結果、エンドツール2100の遠位部2104から近位部2105方向に向かいながら、回転軸2141、回転軸2142、回転軸2143、回転軸2144が順次配置されることができる。
また、エンドツール2100の遠位部2104から近位部2105方向に向かいながら第1ジョー2101の回転に関連するプーリである、プーリ2111、プーリ2112、プーリ2113/プーリ2114、プーリ2115/プーリ2116が順次配置されることができる。
また、エンドツール2100の遠位部2104から近位部2105方向に向かいながら第2ジョー2102の回転に関連するプーリである、プーリ2121、プーリ2122、プーリ2123/プーリ2124、プーリ2125/プーリ2126が順次配置されることができる。
以下では、プーリ2112とプーリ2122についてより詳細に説明する。
まず、プーリ2112は第1ジョー補助プーリとして機能し、プーリ2122は第2ジョー補助プーリとして機能することができる。プーリ2112とプーリ2122は、第1ジョーワイヤであるワイヤ2305及び第2ジョーワイヤであるワイヤ2302と接触してワイヤ2305及びワイヤ2302の配置経路を一定程度変更することにより、第1ジョー2101及び第2ジョー2102それぞれの回転角度を拡大する役割を果たすことができる。このようなジョー補助プーリとしての役割は、本発明の第1実施形態で説明したものと類似であると言うことができる。
これと同時に、プーリ2112は第1ピッチ余分プーリとして機能し、プーリ2122は第2ピッチ余分プーリとして機能することができる。このようなピッチ余分プーリは、エンドツールの近位部から遠位部に入るか、または遠位部から近位部に出るジョーワイヤの引き込み/引き出し経路を変更する役割を果たすことができる。
ここで、第1ジョープーリであるプーリ2111と第2ジョープーリであるプーリ2121との間を通る平面(すなわち、XY平面)を第1平面と定義し、第1平面を基準として+Z軸方向を上側、-Z軸方向を下側と定義する。
第1ジョーワイヤであるワイヤ2305は、第1ジョーピッチメインプーリであるプーリ2114を通過する際は第1平面の上側に位置し、第1ピッチ余分プーリであるプーリ2112を通過しながらその経路が変更され、第1ジョープーリであるプーリ2111を通過する際は第1平面の下側に位置することになる。
ここで、第1サブ軸2142a及びこれと結合されたプーリ2112は、第1平面に対して傾斜して形成され、プーリ2114と接触する際は第1平面の上側に位置していたワイヤ2305が、プーリ2111と接触する際は第1平面の下側に位置するように、ワイヤ2305の経路をガイドする役割を果たす。
すなわち、図114に示すように、第1サブ軸2142a及びそれに結合されたプーリ2112は、YZ平面上においてある程度傾斜して形成されることができる。同時に、図115に示すように、第1サブ軸2142a及びそれに結合されたプーリ2112は、XZ平面上においてある程度傾斜して形成されることができる。
同様に、第2ジョーワイヤであるワイヤ2302は、第2ジョーピッチメインプーリであるプーリ2124を通過する際は第1平面の下側に位置し、第2ピッチ余分プーリであるプーリ2122を通過しながら経路が変更され、第2ジョープーリであるプーリ2121を通過する際は第1平面の上側に位置することになる。
ここで、第2サブ軸2142b及びこれと結合されたプーリ2122は、第1平面に対して傾斜して形成され、プーリ2124と接触する際は第1平面の下側に位置していたワイヤ2302が、プーリ2121と接触する際は第1平面の上側に位置するように、ワイヤ2302の経路をガイドする役割を果たす。
すなわち、図114に示すように、第2サブ軸2142b及びそれに結合されたプーリ2122は、YZ平面上においてある程度傾斜して形成されることができる。同時に、図115に示すように、第2サブ軸2142b及びそれに結合されたプーリ2122は、XZ平面上においてある程度傾斜して形成されることができる。
以下では、プーリ2111の回転に関する構成要素について説明する。
プーリ2113とプーリ2114とは一対であり、第1ジョーピッチメインプーリとして機能する。すなわち、プーリ2113とプーリ2114とは第1ジョー2101のピッチ動作のメイン回転プーリとして機能する。ここで、プーリ2113には第1ジョーワイヤであるワイヤ2301が巻き付けられ、プーリ2114には第1ジョーワイヤであるワイヤ2305が巻き付けられる。
プーリ2115とプーリ2116とは一対であり、第1ジョーピッチサブプーリとして機能する。すなわち、プーリ2115とプーリ2116とは第1ジョー2101のピッチ動作のサブ回転プーリとして機能する。ここで、プーリ2115には第1ジョーワイヤであるワイヤ2301が巻き付けられ、プーリ2116には第1ジョーワイヤであるワイヤ2305が巻き付けられる。
ここで、プーリ2111及びプーリ2112の一側には、互いに対向するようにプーリ2113及びプーリ2114が配置される。ここで、プーリ2113及びプーリ2114は、ピッチメイン回転軸である回転軸2143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ2113及びプーリ2114のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ2115及びプーリ2116が配置される。ここで、プーリ2115及びプーリ2116は、ピッチサブ回転軸である回転軸2144を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ2113、プーリ2114、プーリ2115及びプーリ2116が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されることと示しているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができる。
第1ジョーワイヤであるワイヤ2301は、プーリ2115、プーリ2113及びプーリ2111と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。そして、締結部材2323によってワイヤ2301に接続されたワイヤ2305は、プーリ2111、プーリ2112、プーリ2114及びプーリ2116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第1ジョーワイヤであるワイヤ2301とワイヤ2305は、プーリ2115、プーリ2113、プーリ2111、プーリ2112、プーリ2114及びプーリ2116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ2301とワイヤ2305は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
したがって、ワイヤ2301が図103の矢印2301側に引っ張られると、ワイヤ2301が結合された締結部材2323及びこれに結合されたプーリ2111が図103の矢印L方向に回転することになる。逆に、ワイヤ2305が図103の矢印2305側に引っ張られると、ワイヤ2305が結合された締結部材2323及びこれに結合されたプーリ2111が図103の矢印R方向に回転することになる。
次に、プーリ2121の回転に関する構成要素について説明する。
プーリ2123とプーリ2124とは一対であり、第2ジョーピッチメインプーリとして機能する。すなわち、プーリ2123とプーリ2124とは第2ジョー2102のピッチ動作のメイン回転プーリとして機能する。ここで、プーリ2123には第2ジョーワイヤであるワイヤ2306が巻き付けられ、プーリ2124には第2ジョーワイヤであるワイヤ2302が巻き付けられる。
プーリ2125とプーリ2126とは一対であり、第2ジョーピッチサブプーリとして機能する。すなわち、プーリ2125とプーリ2126とは第2ジョー2102のピッチ動作のサブ回転プーリとして機能する。ここで、プーリ2125には第2ジョーワイヤであるワイヤ2306が巻き付けられ、プーリ2126には第2ジョーワイヤであるワイヤ2302が巻き付けられる。
ここで、プーリ2121及びプーリ2122の一側には、互いに対向するようにプーリ2123及びプーリ2124が配置される。ここで、プーリ2123及びプーリ2124は、ピッチメイン回転軸である回転軸2143を中心に互いに独立して回転可能に形成される。また、プーリ2123及びプーリ2124のそれぞれの一側には、互いに対向するようにプーリ2125及びプーリ2126が配置される。ここで、プーリ2125及びプーリ2126は、ピッチサブ回転軸である回転軸2144を中心に互いに独立して回転可能に形成される。ここで、図には、プーリ2123、プーリ2124、プーリ2125及びプーリ2126が全てY軸方向を中心に回転可能に形成されることと示しているが、本発明の思想はこれに限定されず、各プーリの回転軸は、その構成に適するように様々な方向に形成されることができる。
第2ジョーワイヤであるワイヤ2306は、プーリ2125、プーリ2123及びプーリ2121と少なくとも一部が接触するように逐順次巻き付けられる。そして、締結部材2326によってワイヤ2306に接続されたワイヤ2302は、プーリ2121、プーリ2122、プーリ2124及びプーリ1126と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられる。
これを言い換えると、第2ジョーワイヤであるワイヤ2306とワイヤ2302は、プーリ2125、プーリ2123、プーリ2121、プーリ2122、プーリ2124及びプーリ2116と少なくとも一部が接触するように順次巻き付けられ、ワイヤ2306とワイヤ2302は、前記プーリを回転させながら前記プーリに沿って移動できるように形成される。
したがって、ワイヤ2306が図103の矢印2306側に引っ張られると、ワイヤ2306が結合された締結部材2326及びこれに結合されたプーリ2121が図103の矢印R方向に回転することになる。逆に、ワイヤ2302が図103の矢印2302側に引っ張られると、ワイヤ2302が結合された締結部材2326及びこれに結合されたプーリ2121が図103の矢印L方向に回転することになる。
ここで、本発明は、1つのジョープーリに巻き付けられている2本のジョーワイヤがピッチメインプーリに互いに反対方向に巻き付けられることにより、ピッチ動作の制御が容易になることを特徴とする。
具体的には、第1ジョープーリであるプーリ2111と第2ジョープーリであるプーリ2121との間を通る平面(すなわち、XY平面)を基準として+Z軸方向を上側、-Z軸方向を下側と定義する場合、第1ジョーワイヤの2本のうちいずれか1本(例えば、ワイヤ2301)は、XY平面の下側から第1ジョーピッチメインプーリであるプーリ2113に入り、他の1本(例えば、ワイヤ2305)は、XY平面の上側に第1ジョーピッチメインプーリであるプーリ2114から出ることができる。すなわち、第1ジョーワイヤが第1ジョーピッチメインプーリの下側から入り、上側に出る構造と表現することができる。(第2ジョーワイヤは第2ジョーピッチメインプーリの上側から入り、下側に出る構造)
これを言い換えると、第1ジョーワイヤの一本であるワイヤ2301は、プーリ2115の上側、プーリ2113の下側と順次接触した後、プーリ2111に接触する。続いて、第1ジョーワイヤの他の1本であるワイヤ2305は、プーリ2111及びプーリ2112に巻き付けられた後、プーリ2114の上側、プーリ2116の下側と順次接触した後、連結部400に抜け出る。その結果、第1ジョーワイヤは、連結部2400から出てプーリ2113の下側に進入した後、各プーリを経てから、プーリ2114の上側を経て連結部400に再び入るのである。
同様に、第2ジョーワイヤの一本あるワイヤ2306は、プーリ2125の下側、プーリ2123の上側と順次接触した後、プーリ2121に接触する。続いて、第2ジョーワイヤの他の1本であるワイヤ2302は、プーリ2121及びプーリ2122に巻き付けられた後、プーリ2124の下側、プーリ2126の上側と順次接触した後、連結部400に抜け出る。その結果、第2ジョーワイヤは、連結部400から出てプーリ2123の上側に進入した後、各プーリを経てから、プーリ2124の下側を経て連結部2400に再び入るのである。
これを言い換えると、2本の第1ジョーワイヤのうち、いずれか1本のワイヤは、連結部2400からエンドツール2100側に向かって進入しながら第1ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうちいずれか一方向に巻き付けられ、他の1本のワイヤは、連結部2400からエンドツール2100側に向かって進入しながら第1ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうち他の一方向に巻き付けられると表現することもできるだろう。すなわち、図100、図101及び図102から見たとき、ワイヤ2301は、連結部2400からエンドツール2100側に向かって進入しながら時計方向に巻き付けられ、ワイヤ2305は、連結部400からエンドツール2100側に向かって侵入しながら反時計方向に巻き付けられることになる。
同様に、2本の第2ジョーワイヤのうち、いずれか1本のワイヤは、連結部2400からエンドツール2100側に向かって進入しながら第2ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうちいずれか一方向に巻き付けられ、他の1本のワイヤは、連結部2400からエンドツール2100側に向かって進入しながら第2ジョーピッチメインプーリに時計方向と反時計方向のうち他の一方向に巻き付けられると表現することもできるだろう。すなわち、図100、図101及び図102から見たとき、ワイヤ2302は、連結部2400からエンドツール2100側に向かって進入しながら時計方向に巻き付けられ、ワイヤ2306は、連結部400からエンドツール2100側に向かって侵入しながら反時計方向に巻き付けられることになる。
このように、本発明の一実施形態に係る手術用インストルメントのエンドツール2100は、1つのジョープーリに巻き付けられている2本のジョーワイヤがピッチメインプーリに互いに反対方向に巻き付けられることにより、ピッチ動作の制御が容易になる効果を得ることができる。すなわち、ピッチ動作時に駆動部第1ジョープーリ(図11の211参照)及び駆動部第2ジョープーリ(図11の221参照)が回転しながらジョーワイヤを巻き付けたり巻き出したりすることで、一種のピッチ動作に対する補償を行い、エンドツール2100のピッチ動作が実行可能となる効果を得ることができる。
このように、本発明は図に示された一実施形態を参照して説明したが、これは例示的なものに過ぎず、当該分野で通常の知識を有する者であれば、このことから様々な変形及び実施形態の変更が可能であることを理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。