JP7655681B2 - バッテリ充電装置 - Google Patents
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Description
例えば、カセット化されたバッテリを、複数個常時保有し、電気車両台分に必要とされる数のバッテリを一ユニットとして、バッテリ群に対して個別に充電処理操作を実行するエネルギー供給ステーションが提案されている。
<バッテリ充電装置>
図1は、バッテリ充電装置1の概略構成図である。
バッテリ充電装置1は、例えば電気車両に搭載される複数のバッテリBを電気車両から取り出し、これらバッテリBをバッテリ充電装置1に取り付けることでバッテリBを充電する装置である。
バッテリBは、例えばリチウムイオンバッテリである。バッテリBは、バッテリマネジメントシステム(以下、「BMS」という)を有する。BMSは、バッテリB自身の充電残容量や温度等を監視し、これら監視情報を記憶する。そして、この監視情報を信号として制御装置7に出力する。
バッテリBOX2は、箱状のBOX本体8と、BOX本体8内を複数(例えば、本実施形態では4つ)のバッテリ収納部9に仕切る複数の仕切板10と、を備える。BOX本体8の壁面8a及び仕切板10は、熱伝達率の低い断熱材等で形成されたり、金属板等を断熱材等で覆われたりしてなる。
流路部4は、第1ダクト(請求項における第1流路の一例)11と、第2ダクト(請求項における第2流路の一例)12と、これら第1ダクト11と第2ダクト12とを連通するバイパスダクト(請求項におけるバイパス路の一例)13と、バイパスダクト13に連結される吸気ダクト(請求項における供給路の一例)14と、排気ダクト(請求項における排出路の一例)15と、バイパスダクト13と排気ダクト15とを連通する循環ダクト(請求項における循環路の一例)16と、を備える。循環ダクト16は、他のダクト11~15と比較して内径が若干小さい。
第2ダクト12は、各バッテリ収納部9に各々連結される複数の第2連結ダクト(請求項における連結流路の一例)12aと、各第2連結ダクト12aを連通する第2ダクト本体(請求項における流路本体の一例)12bと、を備える。
各排気連結ダクト15aは、BOX本体8の第1連結ダクト11a及び第2連結ダクト12aが連結されている壁面8aとは別の壁面8aに連結されている。排気ダクト本体15bの一端には、外部に空気を排出するための排気口15cが設けられている。
ヒータ付き送風機5は、第1ダクト本体11bのバイパスダクト13寄りに設けられている。ヒータ付き送風機5は、筒体5aと、筒体5a内に設けられ空気を加熱するヒータ(請求項における加熱部の一例)5bと、筒体5a内に設けられ第1ダクト本体11b内に空気を送出する電動ファン(請求項における送出部の一例)5cと、を備える。ヒータ5b及び電動ファン5cは、それぞれ制御装置7に電気的に接続されている。
電動ファン5cは、電動モータによってファン(いずれも図示しない)を駆動する。ファンとしては、例えば軸流ファンやシロッコファン等、さまざまなファンを用いることが可能である。本第1実施形態では、電動ファン5cは、図1中左方向に向かって空気を送出する。第1連結ダクト11aは、ヒータ付き送風機5よりも下流側に配置された形になる。
制御弁6は、第1連結ダクト11a、第2連結ダクト12a、吸気ダクト14の吸気口14aの近傍、及び排気ダクト15の排気口15cの近傍に設けられている。制御弁6は、各々設けられているダクト11a,12a,14,15での空気の流れを許容、遮断する。制御弁6は、制御装置7に電気的に接続されている。
図2は、制御装置7のブロック図である。
図2に示すように、制御装置7は、バッテリBの情報を取得するデータ取得部(請求項における温度情報取得部を含む一例)21と、データ取得部21によって取得された情報に基づいて充電部3の駆動制御を行う充電器駆動制御部22と、データ取得部21によって取得された情報に基づいて流路部4における空気の流れを制御する風流制御部23と、データ取得部21によって取得された情報及び風流制御部23に基づいてヒータ付き送風機5の駆動制御を行うヒータ付き送風機制御部24と、を備える。
充電低温基準値とは、バッテリBへの充電を効率よく行うことが困難となるバッテリB自身の温度の低温閾値である。すなわち、バッテリB自身の温度の低温閾値以下であると、例えばバッテリBの正極から出たリチウムイオンが負極に吸収されにくくなり、リチウム金属が析出しやすくなってしまう。そして、バッテリBが故障してしまう可能性が大きくなる。充電低温基準値は、例えば25℃である。
バッテリB自身の温度が充電高温基準値よりも低く、かつ充電低温基準値よりも高い場合、充電部3によるバッテリBへの充電を最大出力で行う。なお、充電制御部25と風流制御部23及びヒータ付き送風機制御部24との動作の関連についての詳細は、後述する。
バッテリ高温基準値は、バッテリB自身の温度が高温であるか否かを判断する値である。バッテリ高温基準値は、例えば45℃である。
バッテリ低温基準値は、バッテリB自身の温度が低温であるか否かを判断する値である。バッテリ低温基準値は、例えば25℃である。
これらバッテリ高温基準値及びバッテリ低温基準値は、バッテリBの定格値によって決定される。
弁制御部28は、経路特定部27から出力された信号に基づいて、各制御弁6及びヒータ付き送風機制御部24に制御弁駆動信号を出力する。
次に、図3から図6に基づいて、バッテリ充電装置1の具体的動作について説明する。
図3は、バッテリ充電装置1の動作フローチャートである。図4は、バッテリ収納部9に収納されたバッテリBに高温バッテリ及び低温バッテリが存在している場合のバッテリ充電装置1の動作説明図である。
続いて、経路特定部27によって、バッテリ温度基準値記憶部29に記憶されたバッテリ高温基準値とバッテリ低温基準値とを参照する。この参照結果、及びデータ取得部21によるバッテリBの温度情報に基づいて、経路特定部27は、各バッテリBが高温バッテリ、低温バッテリ、又は適温バッテリのいずれかであるかを判定する(図3のステップS102)。
ファン制御部31は、ヒータ付き送風機5の電動ファン5cを駆動させる(図3のステップS106)。
特定から除外された制御弁6(適温バッテリが収納されているバッテリ収納部9の各連結ダクト11a,12aに設けられた制御弁6)については、制御弁6は閉塞されたままとなる。換言すれば、弁制御部28は、特定から除外された制御弁6に、これら制御弁6を閉塞する制御信号を出力する(図3のステップS108)。
ステップS111の判断が「Yes」、つまり、複数のバッテリBの中に高温バッテリが存在している場合、以下を実行する。すなわち、経路特定部27は、流路部4において高温バッテリを放熱する空気の流通経路を特定する。
例えば、図5に示すように、全てのバッテリBが高温バッテリである場合、以下のような経路となる。すなわち、吸気ダクト14(吸気口14a)を介して外部から空気を取り込み、高温バッテリによって温められた空気を、排気ダクト15(排気口15c)を介して排出する経路となる。より具体的には、吸気ダクト14(吸気口14a)、第1ダクト11、対応するバッテリ収納部9、及び排気ダクト15(排気口15c)に、この順で空気が流れる経路となる(図5における矢印Y2参照)。
図3、図5に示すように、ファン制御部31は、ヒータ付き送風機5の電動ファン5cを駆動させる(図3のステップS112)。
特定から除外された制御弁6については、制御弁6は閉塞されたままとなる。換言すれば、弁制御部28は、特定から除外された制御弁6に、これら制御弁6を閉塞する制御信号を出力する(図3のステップS108)。図5では、第2連結ダクト12aに設けられた全ての制御弁6が閉塞される。
ステップS121の判断が「Yes」、つまり、複数のバッテリBの中に低温バッテリが存在している場合、以下を実行する。すなわち、経路特定部27は、流路部4において低温バッテリを加熱する空気の流通経路を特定する。
例えば、図6に示すように、全てのバッテリBが低温バッテリである場合、以下のような経路となる。すなわち、ヒータ付き送風機5によって温風を生成し、この温風を、低温バッテリを通過させて循環させる経路となる。より具体的には、第1ダクト11、対応するバッテリ収納部9、排気ダクト15、及び循環ダクト16に、この順で空気が流れる経路となる(図6の矢印Y3参照)。
図3、図6に示すように、ヒータ制御部32は、ヒータ付き送風機5のヒータ5bを駆動させる(図3のステップS122)。ファン制御部31は、ヒータ付き送風機5の電動ファン5cを駆動させる(図3のステップS123)。
特定から除外された制御弁6については、制御弁6は閉塞されたままとなる。換言すれば、弁制御部28は、特定から除外された制御弁6に、これら制御弁6を閉塞する制御信号を出力する(図3のステップS108)。図6では、第2連結ダクト12aに設けられた全ての制御弁6、吸気ダクト14の制御弁6、及び排気ダクト15の制御弁6が閉塞される。
この状態で、充電器駆動制御部22によって各バッテリBへの充電が行われる。各バッテリBは適温バッテリであるので、各バッテリBへの充電が効率よく行われる。そして、充電が完了するとバッテリ充電装置1の動作が完了する。
例えばバッテリBを加熱する装置を有する電気車両においては、この電気車両の加熱装置を用いることなく、バッテリ充電装置1によってバッテリBを適正な温度とすることができる。このため、電気車両の消費電力を抑えることができ、結果的に電気車両の航続距離を延長することができる。さらに、電気車両からバッテリBを加熱する装置を取り外すことも可能になる。
<バッテリ充電装置>
次に、図7に基づいて第1実施形態の変形例について説明する。
図7は、第1実施形態の変形例におけるバッテリ充電装置1の概略構成図である。
図7に示すように、バッテリ充電装置1は、循環ダクト16を備えていなくてもよい。
次に、変形例におけるバッテリ充電装置1の具体的動作について説明する。
変形例のバッテリ充電装置1において、バッテリ収納部9に収納された複数のバッテリBの中に、高温バッテリと低温バッテリとのいずれも存在している場合(図4参照)、前述の実施形態と同様である。バッテリ収納部9に収納された複数のバッテリBの中に、高温バッテリが存在しており、低温バッテリが存在していない場合(図5参照)、前述の実施形態と同様である。このため、これらの場合についてのバッテリ充電装置1における動作の説明については省略する。
したがって、上述の変形例によれば、前述の第1実施形態と同様の効果を奏する。
<バッテリ充電装置>
次に、図8に基づいて、第2実施形態のバッテリ充電装置201について説明する。
図8は、第2実施形態におけるバッテリ充電装置201の概略構成図である。図8は、前述の図1に対応している。本第2実施形態において、上述の第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する。
バッテリ充電装置201の流路部204は、第1ダクト11、第2ダクト12、及び各バッテリ収納部9によって空気が流れる閉回路を構成している。
さらに、バッテリ充電装置201では、各連結ダクト11a,12aの全てに制御弁6が設けられておらず、第1連結ダクト11aのみに制御弁6が設けられている。
このように、上述の第2実施形態では、バッテリ収納部9に収納されたバッテリBの中に、高温バッテリと低温バッテリとのいずれも存在している場合、バッテリ充電装置201を好適に用いることができる。
また、上述のバッテリ充電装置1,201に、バッテリBの温度情報や充電残容量等の情報を表示する表示部(図示しない)を設けてもよい。
Claims (8)
- バッテリが収納される複数のバッテリ収納部と、
前記バッテリの充電を行う充電部と、
前記複数のバッテリ収納部を各々連通し、熱交換媒体が流れる第1流路と、
前記複数のバッテリ収納部を各々連通し、前記熱交換媒体が流れる前記第1流路とは別の第2流路と、
前記第1流路及び前記第2流路の少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1流路及び前記第2流路に前記熱交換媒体を強制的に流す送出部と、
前記第1流路及び前記第2流路の少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1流路及び前記第2流路の少なくともいずれか一方の前記熱交換媒体の流れを許容、遮断する制御弁と、
前記バッテリの温度情報を取得する温度情報取得部を有し、前記温度情報取得部によって取得された前記バッテリの温度情報に基づいて、前記制御弁及び前記送出部の駆動制御を行う制御装置と、
を備え、
前記第1流路及び前記第2流路は、
それぞれが、前記バッテリ収納部に連結される連結流路と、
各前記連結流路を連結する流路本体と、
を備え、
前記連結流路に前記制御弁が設けられており、
前記第1流路の前記流路本体と前記第2流路の前記流路本体とを連通するバイパス路と、
前記第1流路の前記流路本体及び前記第2流路の前記流路本体の少なくともいずれか一方に前記熱交換媒体を供給するための供給路と、
前記第1流路及び前記第2流路とは別に前記複数のバッテリ収納部を各々連通し、前記熱交換媒体が排出される排出路と、
前記供給路を開閉し、前記制御装置によって駆動制御される供給路開閉弁と、
前記排出路を開閉し、前記制御装置によって駆動制御される排出路開閉弁と、
を備える
ことを特徴とするバッテリ充電装置。 - 前記熱交換媒体を加熱する加熱部を備え、
前記制御装置は、前記加熱部の駆動制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ充電装置。 - 前記バッテリ収納部は、断熱材によって覆われている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバッテリ充電装置。 - 前記熱交換媒体を加熱する加熱部を備え、
前記加熱部及び前記送出部は、前記第1流路に設けられており、
各前記連結流路は、前記加熱部及び前記送出部よりも下流側に設けられており、
各前記連結流路に、それぞれ前記制御弁が設けられている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ充電装置。 - 前記制御装置は、
前記温度情報取得部によって取得された前記バッテリの温度情報に基づいて、前記充電部の制御を行う充電制御部と、
前記バッテリのバッテリ高温基準値とバッテリ低温基準値とが記憶されたバッテリ温度基準値記憶部と、
前記バッテリ温度基準値記憶部の前記バッテリ高温基準値及び前記バッテリ低温基準値と前記温度情報取得部によって取得された前記バッテリの温度情報とに基づいて、前記第1流路、前記第2流路、前記バイパス路、前記供給路、及び前記排出路のうちの前記熱交換媒体の流通経路を特定する経路特定部と、
前記バッテリ温度基準値記憶部の前記バッテリ高温基準値及び前記バッテリ低温基準値と前記温度情報取得部によって取得された前記バッテリの温度情報とに基づいて、前記加熱部の駆動制御を行う加熱制御部と、
前記経路特定部により特定された前記流通経路に基づいて、前記制御弁、前記供給路開閉弁、及び前記排出路開閉弁の駆動制御を行う弁制御部と、
前記経路特定部により特定された前記流通経路に基づいて、前記送出部の駆動制御を行う送出制御部と、
を備える
ことを特徴とする請求項4に記載のバッテリ充電装置。 - 前記経路特定部は、前記バッテリが収納されていない前記バッテリ収納部について、前記バッテリ高温基準値未満、かつ前記バッテリ低温基準値よりも高い前記バッテリが収納されているとみなす
ことを特徴とする請求項5に記載のバッテリ充電装置。 - 前記充電制御部は、
前記温度情報取得部によって取得された前記バッテリの温度情報が予め記憶された充電高温基準値以上の場合、前記充電部による充電を停止し、
前記温度情報取得部によって取得された前記バッテリの温度情報が予め記憶された充電低温基準値以下の場合、前記充電部による充電を電流値を抑制制御して行い、
前記温度情報取得部によって取得された前記バッテリの温度情報が前記充電高温基準値未満、前記充電低温基準値よりも高い場合、前記充電部による充電を最大電流で行う
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のバッテリ充電装置。 - 前記排出路と前記第1流路及び前記第2流路とを連通する循環路を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のバッテリ充電装置。
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