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JP7650151B2 - エレメントの製造装置およびエレメントの製造方法 - Google Patents

エレメントの製造装置およびエレメントの製造方法 Download PDF

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JP7650151B2 JP2020215083A JP2020215083A JP7650151B2 JP 7650151 B2 JP7650151 B2 JP 7650151B2 JP 2020215083 A JP2020215083 A JP 2020215083A JP 2020215083 A JP2020215083 A JP 2020215083A JP 7650151 B2 JP7650151 B2 JP 7650151B2
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Description

本明細書は、エレメントの製造装置について開示する。
従来、リングで接続されることで無段変速機の伝動ベルトを構成するエレメントの製造において、パンチと当該パンチに対向するエジェクタとにより板材を挟み込み、パンチによりダイ形状に沿ってエレメントを打ち抜くものが知られている。例えば、特許文献1には、ヘッド部と、上部にピッチ部を含むボディ部(胴部)と、ヘッド部とボディ部とを接続するネック部と、を有し、イヤー部とピッチ部との間にフープ(リング)が装着されて伝動ベルトを構成するエレメントの製造方法において、パンチに対向するエジェクタの成形面に円弧状の隆起部を設けてエレメントの打ち抜きを行なうことにより、ピッチ部の上面であるサドル面とボディ前面との間に、曲面部を成形するものが開示されている。
特開2006-43719号公報
複数個のエレメントがリングで接続されてなる伝動ベルトにおいて、トルクの伝達効率を高めるために、エレメントのボディ正面に形成されて隣り合うエレメント同士が相対回転するときの支点となるロッキングエッジは、サドル面に近接した位置に形成されることが望ましい。一方、エレメントの胴部は、サドル面とロッキングエッジとの間で板厚が最も大きくなるが、隣り合うエレメント同士の隙間を適切にするため、サドル面とロッキングエッジとの間には、規定の板厚を確保しなければならない。打ち抜き加工によってエレメントを製造する場合においては、サドル面と胴部正面との間には、通常、打ち抜き加工によるダレの発生によって曲面(凸曲面)が形成される。発生するダレが大きくなると、その分、胴部のサドル面とロッキングエッジとの間における板厚が減少するため、胴部に規定の板厚を確保しながらサドル面とロッキングエッジとの距離を短縮することが困難となり、この場合、トルクの伝達効率を低下させるおそれがある。
本開示のエレメントの製造装置は、打ち抜き加工によりエレメントを形成するものにおいて、打ち抜き加工によりサドル面と胴部正面との間に発生するダレを低減して、胴部に必要な板厚を確保しながらサドル面と胴部正面に形成されるロッキングエッジとの距離を短縮することが可能なエレメントの製造装置を提供することを主目的とする。
本開示のエレメントの製造装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の第1のエレメントの製造装置は、
無端状のリングにより環状に配列されることで無段変速機の一対のプーリ間に巻き架けられる伝動ベルトを構成するエレメントにおいて、スロット部と、前記スロット部に挿入される前記リングの内周面が接触するサドル面と、隣り合うエレメント同士が接触して相対回転するときの支点となるロッキングエッジとを有するエレメントを板状の素材からプレス加工により製造するためのエレメントの製造装置であって、
前記プレス加工の金型として、内孔を有するダイと、前記ダイの内孔に挿入されて前記素材を前記エレメントの外形に打ち抜くパンチと、前記ダイと対向するように配置されて前記素材を挟み込んで押さえる板押えと、を備え、
前記ダイおよび前記板押えの少なくとも一方は、前記スロット部を形成するスロット形成部において、互いに近接する方向に突出した凸部を有し、
前記スロット部の抜き成形に際して、前記ダイによる前記素材の加圧により前記板押さえが加圧移動させられることで前記抜き成形を開始させ、該抜き成形の開始前に前記凸部によって据え込み成形を生じさせる、
ことを要旨とする。
この第1のエレメントの製造装置は、ダイおよび板押えの少なくとも一方は、スロット部を形成するスロット形成部において、互いに近接する方向に突出した凸部を有する。そして、スロット部の抜き成形に際して、ダイによる素材の加圧により板押さえが加圧移動させられることで抜き成形を開始させ、抜き成形の開始前に凸部によって据え込み成形を生じさせることとしている。これにより、抜き成形の前に、据え込み成形によってサドル面と胴部正面との間に材料を流動させることができ、サドル面と胴部正面との間に生じるダレを低減することができる。この結果、打ち抜き加工によりエレメントを形成するものにおいて、打ち抜き加工によりサドル面と胴部正面との間に発生するダレを低減して、胴部に必要な板厚を確保しながらサドル面と胴部正面に形成されるロッキングエッジとの距離を短縮することが可能なエレメントの製造装置とすることができる。
本開示の第2のエレメントの製造装置は、
無端状のリングにより環状に配列されることで無段変速機の一対のプーリ間に巻き架けられる伝動ベルトを構成するエレメントにおいて、スロット部と、前記スロット部に挿入される前記リングの内周面が接触するサドル面と、隣り合うエレメント同士が接触して相対回転するときの支点となるロッキングエッジとを有するエレメントを板状の素材からプレス加工により製造するためのエレメントの製造装置であって、
前記プレス加工の金型として、内孔を有するダイと、前記ダイの内孔に挿入されて前記素材を前記エレメントの外形に打ち抜くパンチと、前記ダイと対向するように配置されて前記素材を挟み込んで押さえる板押えと、を備え、
前記ダイおよび前記板押えの少なくとも一方は、前記スロット部を形成するスロット形成部において、互いに近接する方向に突出した凸部を有し、
前記スロット部の抜き成形に際して、前記板押さえの前記スロット形成部を前記パンチの前記素材との接触面よりも退避させた状態から前記ダイの前記スロット形成部で前記素材を加圧することで該素材の材料を前記板押さえの前記スロット形成部とその周囲の前記パンチの側面とにより画成される凹部に流入させた後、前記凸部によって前記素材に据え込み成形を生じさせ、該据え込み成形の後に前記ダイによる前記素材の加圧によって前記板押さえが加圧移動させられることで前記抜き成形を開始させる、
ことを要旨とする。
この第2のエレメントの製造装置では、ダイおよび板押えの少なくとも一方は、スロット部を形成するスロット形成部において、互いに近接する方向に突出した凸部を有する。そして、スロット部の抜き成形に際して、板押さえのスロット形成部をパンチの素材との接触面よりも退避させた状態からダイのスロット形成部で素材を加圧することで素材の材料を板押さえのスロット形成部とその周囲のパンチの側面とにより画成される凹部に流入させた後、凸部によって素材に据え込み成形を生じさせ、据え込み成形の後にダイによる素材の加圧によって板押さえが加圧移動させられることで抜き成形を開始させることとしている。これにより、抜き成形の前に、据え込み成形によってサドル面と胴部正面との間に材料を流動させることができ、サドル面と胴部正面との間に生じるダレを低減することができる。この結果、打ち抜き加工によりエレメントを形成するものにおいて、打ち抜き加工によりサドル面と胴部正面との間に発生するダレを低減して、胴部に必要な板厚を確保しながらサドル面と胴部正面に形成されるロッキングエッジとの距離を短縮することが可能なエレメントの製造装置とすることができる。
伝動ベルトを有する無段変速機の概略構成図である。 伝動ベルトの概略構成図である。 プレス機を含むエレメントの製造装置の概略構成図である。 エレメントの図2中、A-A断面成形部分におけるプレス機の断面図である。 エレメントの図2中、B-B断面成形部分におけるプレス機の断面図である。 ダイの正面図である。 図6のX-X断面図とY方向側面図である。 エレメントのA-A断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのA-A断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのA-A断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのA-A断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのA-A断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのA-A断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのB-B断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのB-B断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのB-B断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのB-B断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのB-B断面部分の成形の様子を示す説明図である。 エレメントのB-B断面部分の成形の様子を示す説明図である。 比較例におけるスロット部の形成の様子を示す説明図である。 本実施形態におけるスロット部の形成の様子を示す説明図である。 本実施形態および比較例それぞれのスロット部の抜き成形時に生じるダレの大きさを比較した説明図である。 他の実施形態におけるスロット部の形成の様子を示す説明図である。 他の実施形態における伝動ベルトの概略構成図である。
次に、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態について説明する。
図1は、伝動ベルトを有する無段変速機の概略構成図であり、図2は、伝動ベルトの概略構成図である。無段変速機1は、図1に示すように、駆動側回転軸としてのプライマリシャフト2と、当該プライマリシャフト2に設けられたプライマリプーリ3と、プライマリシャフト2と平行に配置される従動側回転軸としてのセカンダリシャフト4と、当該セカンダリシャフト4に設けられたセカンダリプーリ5とを有する。伝動ベルト10は、プライマリプーリ3のプーリ溝(V字状溝)とセカンダリプーリ5のプーリ溝(V字状溝)とに巻き掛けられる。
プライマリシャフト2は、図示しない前後進切換機構を介して、エンジン(内燃機関)などの動力発生源に連結された図示しないインプットシャフトに連結される。プライマリプーリ3は、プライマリシャフト2と一体に形成された固定シーブ3aと、ボールスプライン等を介してプライマリシャフト2により軸方向に摺動自在に支持される可動シーブ3bとを有する。また、セカンダリプーリ5は、セカンダリシャフト4と一体に形成された固定シーブ5aと、ボールスプライン等を介してセカンダリシャフト4により軸方向に摺動自在に支持されると共にリターンスプリング8により軸方向に付勢される可動シーブ5bとを有する。
更に、無段変速機1は、プライマリプーリ3の溝幅を変更するための油圧式アクチュエータであるプライマリシリンダ6と、セカンダリプーリ5の溝幅を変更するための油圧式アクチュエータであるセカンダリシリンダ7とを有する。プライマリシリンダ6は、プライマリプーリ3の可動シーブ3bの背後に形成され、セカンダリシリンダ7は、セカンダリプーリ5の可動シーブ5bの背後に形成される。プライマリシリンダ6とセカンダリシリンダ7とには、プライマリプーリ3とセカンダリプーリ5との溝幅を変化させるべく図示しない油圧制御装置から作動油が供給され、それにより、エンジン等からインプットシャフトや前後進切換機構を介してプライマリシャフト2に伝達されたトルクを無段階に変速してセカンダリシャフト4に出力することができる。セカンダリシャフト4に出力されたトルクは、ギヤ機構、デファレンシャルギヤおよびドライブシャフトを介して車両の駆動輪(何れも図示省略)に伝達される。
伝動ベルト10は、図2に示すように、弾性変形可能な複数(本実施形態では、例えば9個)のリング材11を厚み方向(リング径方向)に積層することにより構成された2個の積層リング12と、積層リング12の内周面に沿って環状に配列(結束)される複数(例えば、数百個)のエレメント20とを有する。積層リング12を構成する複数のリング材11は、それぞれ鋼板製のドラムから切り出された弾性変形可能なものであって、概ね同一の厚みおよびそれぞれについて予め定められた異なる周長を有するように加工されている。また、各リング材11は、軸方向の中央部が径方向外側に僅かに突出するように緩やかに湾曲させられている。
各エレメント20は、金属製の帯板状の素材(帯状素材110)からプレス加工により打ち抜かれたものである。本実施形態では、帯状素材110は、一方の表面が幅方向(短手方向)に1段の段差を有する段差面により形成され、他方の表面が平坦面により形成される。帯状素材110の一方の表面がエレメント20の正面となり、帯状素材110の他方の表面がエレメント20の背面となる。
各エレメント20は、図2に示すように、図中水平に延びる胴部21と、当該胴部21の幅方向における中央部から伝動ベルト10の外周側(伝動ベルト10や積層リング12の径方向における外側)に延出されたネック部22と、胴部21から離間するようにネック部22から胴部21の幅方向における両側に延出された一対のイヤー部23aを含むヘッド部23とを有する。胴部21の幅は、ヘッド部23の幅と同一若しくはそれよりも大きく、胴部21、ネック部22およびヘッド部23の各イヤー部23aにより2つの凹状のリング収容部であるスロット部24が画成される。また、ヘッド部23の正面(一方の表面)の幅方向における中央部には、1個の突起(ディンプル)23pが形成されており、ヘッド部23の背面(他方の表面)には、突起23pの裏側に位置するように窪み23rが形成されている。
各エレメント20のスロット部24には、当該エレメント20を両側から挟み付けるように積層リング12が嵌め込まれ、各エレメント20の突起23pは、隣り合うエレメント20の窪み23rに遊嵌される。これにより、2個の積層リング12により多数のエレメント20が環状に配列された状態で結束される。また、スロット部24を画成する胴部21の表面(図2における上面)は、積層リング12(最内層のリング材11)の内周面に接触するサドル面21aとなる。すなわち、サドル面21aは、ネック部22の幅方向における両側に位置する。
各サドル面21aは、積層リング12側に湾曲する凸曲面である。すなわち、各サドル面21aは、幅方向における中央部付近を頂部として当該頂部から幅方向における外側およびネック部22側に向かうにつれて図中下方に緩やかに傾斜した左右対称の凸曲面形状(クラウニング形状)を有する。これにより、サドル面21aとの摩擦により積層リング12に頂部Tに向かう求心力を付与し、当該積層リング12をセンタリングすることが可能となる。ただし、サドル面21aは、伝動ベルト10等の径方向における外側に湾曲する凸曲面を複数含むものであってもよい。また、サドル面21a(凸曲面)の曲率半径は、最内層のリング材11(積層リング12)の軸方向に沿った湾曲の曲率半径よりも小さく定められている。
また、各エレメント20の胴部21は、伝動ベルト10の内周側から外周側(伝動ベルト等の径方向における外側)に向かうにつれて互いに離間するように形成された一対の側面21fを有する。各側面21fは、プライマリプーリ3のプーリ溝やセカンダリプーリ5のプーリ溝の表面に摩擦接触してプーリ3,5からの挟圧力を受け、摩擦力によりプライマリプーリ3からセカンダリプーリ5へとトルクを伝達するトルク伝達面(フランク面)となる。本実施形態において、各側面21fの表面には、図示するように、各エレメント20とプライマリプーリ3やセカンダリプーリ5との接触部を潤滑・冷却するための作動油を保持するための凹凸(複数の溝)が形成されている。
更に、図2に示すように、本実施形態のエレメント20の正面(突起23p側の表面)は斜面21sを含み、その背面は平坦に形成されている。すなわち、胴部21の外周側(伝動ベルト10等の径方向における外側)の一部、ネック部22およびヘッド部23は、略一定の厚みを有し、胴部21には、サドル面21aよりも内周側(伝動ベルト10等の径方向における内側)の位置から更に内周側に向かうにつれて背面に近接する斜面21sが形成されている。また、胴部21の内周部(図2における下端部)には、当該胴部21の斜面21sを含む部分よりも肉薄かつ略一定の厚みを有する段差部21bが形成されている。そして、ネック部22やヘッド部23等を含む平坦部と斜面21sとの境界部分は、伝動ベルト10の進行方向において隣り合うエレメント20同士を接触させて両者の回動の支点となるロッキングエッジ25を形成する。すなわち、各エレメント20において、ロッキングエッジ25は、各サドル面21aよりも内周側に位置する。
次に、こうして構成されたエレメント20の製造について説明する。図3は、プレス機を含むエレメントの製造装置の概略構成図であり、図4は、エレメントの図2中、A-A断面成形部分におけるプレス機の断面図であり、図5は、エレメントの図2中、B-B断面成形部分におけるプレス機の断面図である。エレメントの製造装置100は、図3に示すように、帯状素材110が巻回されたコイル材Cを巻き解すアンコイラ101と、アンコイラ101によって巻き解された帯状素材110を長手方向に送る送り装置102と、送り装置102により送られた帯状素材110を打ち抜いてエレメント20を成形するプレス機120と、を有する。
プレス機120は、本実施形態では、ファインブランキングプレス機として構成されるものであり、帯状素材110に対して、1ストロークで、板厚の成形(板厚成形)、突起23pおよび窪み23rの成形(ディンプル/ホール成形)、エレメント20の打ち抜き(抜き成形)に順次移行させることによりプレス加工が行なわれる。このプレス機120は、互いに対向するように配置された固定側の上型130および可動側の下型140を備える。
上型130は、図4に示すように、プレス機120のフレームに固定される固定プレートとしての上プレート131と、エレメント20の輪郭に対応した外形の切刃を有すると共に上プレート131の下方において当該上プレート131に対して上下に相対移動可能なパンチ132と、パンチ132の周囲を囲むように配置されると共に上プレート131の下方において当該上プレート131に対して上下に相対移動可能な板押さえ133と、エンボスピン134と、を含む。パンチ132は、プレス加工時において所定の荷重が発生するように例えば油圧制御装置により加圧力が調整される。板押さえ133は、プレス加工時において所定の荷重がパンチ132とは独立して発生するように例えば油圧制御装置により加圧力が調整される。エンボスピン134は、基端が上プレート131に固定され、先端(加圧部)を下向きにしてパンチ132を上下に貫通するように配置される。上述したように、パンチ132は、上プレート131に対して相対移動可能であるから、エンボスピン134は、パンチ132に対して相対移動可能となる。
下型140は、図4に示すように、上プレート131に対して近接および離間する可動プレートとしての下プレート141と、パンチ132と対向する位置に当該パンチ132の切刃に対応する形状の内孔142o(切刃)を有すると共に板押さえ133に対して互いの端面同士が対向するように下プレート141に固定されたダイ142と、ダイ142の内孔142o(パンチ132と対向する位置)に配置されたエジェクタ143と、払い出しピン144と、を含む。
エジェクタ143は、プレス加工時において所定の荷重がパンチ132および板押さえ133とは独立して発生するように例えば油圧制御装置により加圧力が調整される。また、図4に示すように、エジェクタ143のエンボスピン134と対向する位置には、エレメント20の突起23pや窪み23rを形成するための上下に延在する突起形成穴143hが形成されている。払い出しピン144は、突起形成穴143h内に配置され、エジェクタ143のパンチ132と対向する端面(上面)に対して出没し、プレス加工後に、プレス成形品(エレメント20)を払い出す。
また、ダイ142の切刃におけるエレメント20のスロット部24を形成するスロット形成部142sには、図6および図7(a)に示すように、スロット部24のヘッド部23側と胴部21(サドル面21a)側の双方の角部において、テーパ状の面取り部142tが形成されている。胴部21側の面取り部142tは、ヘッド部23側の面取り部142tよりも、周囲のパンチ132の側面との隙間(クリアランスc)およびテーパ深さdが小さくなるように形成される。具体的には、胴部21側の面取り部142tは、ダイ142の刃先に摩耗や破損が生じるのを低減するために、クリアランスcが帯状素材110の板厚に対して4%以上かつ40%以下(例えば、0.05mm以上かつ0.5mm以下)となるように形成される。さらに、胴部21側の面取り部142tは、プレス加工(打ち抜き加工)の際にサドル面21aと胴部21正面との間に生じるダレが拡大しないように、テーパの深さdが帯状素材110の板厚に対して4%以上かつ40%以下(例えば、0.05mm以上かつ0.5mm以下)となるように形成される。
また、図6および図7(b)に示すように、ダイ142のスロット形成部142sは、対向する板押さえ133のスロット形成部133sに向かって突出した凸部により形成される。ダイ142のスロット形成部142s(凸部)の周囲(図6中、ハッチングで示した領域)は、なだらかに傾斜する徐変部Gが形成される。さらに、本実施形態においては、ダイ142のスロット形成部142sと対向する板押さえ133のスロット形成部133sも、同様に、ダイ142のスロット形成部142sに向かって突出した凸部により形成される。また、板押さえ133のスロット形成部133s(凸部)の周囲も、同様に、なだらかに傾斜する徐変部が形成される。これにより、ダイ142と板押さえ133とで帯状素材110を挟んで抜き成形を行なう際に、帯状素材110に対してスロット形成部132sおよびスロット形成部133sを先に接触させることができ、当該抜き成形の前に、帯状素材110のスロット部24が成形される部分に対して据え込み成形(つぶし成形)を生じさせることができる。なお、据え込み成形の詳細については後述する。
次に、こうして構成されたエレメントの製造装置100の動作について説明する。図8~図13は、エレメントの図2中、A-A断面部分の成形の様子を示す説明図であり、図14~図19は、エレメントの図2中、B-B断面部分の成形の様子を示す説明図である。以下、エレメント20の製造、特に、スロット部24の成形について、図8~図19を参照しながら説明する。
エレメント20の製造について、プレス機120は、まず、送り装置102を駆動して帯状素材110を上型130と下型140との間に当該帯状素材110の一方の表面(段差面)が下型140側となり他方の表面(平坦面)が上型130b側となるように送り出した後、下プレート141を上昇させ、エジェクタ143を帯状素材110の一方の表面に接触させる(図8および図14参照)。なお、下プレート141の上昇途中でエジェクタ143に荷重異常が検知されると、前にプレス加工した成形品が正常に払い出されておらず、残存していると判断し、プレス加工を停止する。
下プレート141を更に上昇させると、エジェクタ143から帯状素材110へ加圧力が作用し、エジェクタ143とパンチ132とにより当該帯状素材110を挟み込んで、板厚を整えるように板厚を成形する板厚成形を行なう(図9および図15参照)。エジェクタ143により帯状素材110が加圧させられると、パンチ132は、エジェクタ143の加圧力により上プレート131に近接する方向に加圧移動(上昇)させられ(図10および図16参照)、やがて、上プレート131に突き当たって停止する(図11および図17参照)。
パンチ132が上プレート131に突き当たる際、エンボスピン134は、パンチ132の帯状素材110との接触面から下方に突出し、帯状素材110の他方の表面(平坦面)を加圧する(図10および図11参照)。これにより、帯状素材110の他方の表面に窪み23r部分が形成されると共に、帯状素材110の一方の表面から突起形成穴143hへ材料が流入することで突起23p部分が形成される(ディンプル/ホール成形)。
下プレート141を更に上昇させると、ダイ142が帯状素材110の一方の表面に接触し(図11および図17参照)、ダイ142と板押さえ133とにより帯状素材110を押さえつつ、パンチ132とエジェクタ143とにより帯状素材110を保持しながらせん断することで、エレメント20の外形に打ち抜く抜き成形に移行する(図12,図13,図18および図19参照)。抜き成形によって生成されたプレス成形品は、払い出しピン144がエジェクタ143のプレス成形品との接触面よりも上方に突出し、エアブロー等によって吹き飛ばされることによってプレス機120から払い出される。そして、プレス成形品に対して必要な後処理(焼き入れ処理や、研磨処理など)が施されることにより、エレメント20が完成する。
図20は、比較例におけるスロット部の形成の様子を示す説明図であり、図21は、本実施形態におけるスロット部の形成の様子を示す説明図である。比較例では、図20に示すように、ダイ142のスロット形成部142sおよび板押さえ133のスロット形成部133sは、互いに向かい合う方向に突出した凸部により形成されておらず平坦部により形成される。ダイ142のスロット形成部142sおよび板押さえ133のスロット形成部133sは、その周囲と略同時に帯状素材110に接触し、据え込み成形を生じさせることなく、抜き成形が開始される。この場合、図20中、一点破線に示すように、サドル面21aと胴部21正面との間の部分には、抜き成形の進行に伴ってダレが拡大し、当該ダレの拡大によって胴部21の板厚tbを減少させることになる。ここで、伝動ベルト10において、ロッキングエッジ25は、トルクの伝達効率を向上させるために、サドル面21aにできる限り近接した位置に形成されることが望ましい。一方、エレメント20の胴部21は、サドル面21aとロッキングエッジ25との間で板厚が最も大きくなるが、伝動ベルト10における隣り合うエレメント20間に適正な隙間を確保するため、胴部21のサドル面21aとロッキングエッジ25との間において、規定の板厚を確保しなければならない。このため、抜き成形によって、サドル面21aと胴部21正面との間に過大なダレが発生すると、上述したように、胴部21の板厚tbが減少するため、胴部21に規定の板厚を確保しながらサドル面21aとロッキングエッジ25との距離を短縮することが困難となる。
これに対して、本実施形態では、図21に示すように、ダイ142のスロット形成部142sおよび板押さえ133のスロット形成部133sは、互いに向かい合う方向に突出した凸部により形成されており、その他の部位に先だって帯状素材110に接触し、上下で帯状素材110を挟むことで、据え込み成形(つぶし成形)を生じさせる。これにより、図21中、一点破線に示すように、サドル面21aと胴部21正面との間には、据え込み成形により材料が流入するため、ダレの拡大を低減することができる。本実施形態においては、据え込み成形に際して、ダイ142のスロット形成部142sの上昇量(移動量)が板押さえ133のスロット形成部133sの上昇量(移動量)よりも多くなるように、ダイ142の加圧力および板押さえ133の背圧のいずれか一方または両方を調整する。これにより、より確実に据え込み成形を生じさせて、十分な材料をサドル面21aと胴部21正面との間に流入させることが可能となる。下プレート141の上昇によりダイ142による帯状素材110の加圧力が上昇し、板押さえ133から帯状素材110への逆向きの背圧に打ち勝つと、ダイ142からの加圧力により板押さえ133が加圧移動(上昇)させられ、板押さえ133の上昇に伴って据え込み成形が終了すると共に抜き成形が開始される。
さらに、本実施形態では、ダイ142のスロット形成部142sには、スロット部24のヘッド部23側と胴部21側の双方の角部において、テーパ状の面取り部142tを設け、胴部21側の面取り部142tのクリアランスcおよびテーパ深さdを、ヘッド部23側の面取り部142tよりも小さくしている。これにより、スロット部24の抜き成形が開始されてから、サドル面21a側において早いタイミングで帯状素材110にせん断を生じさせることができ、サドル面21a側でダレが拡大するのを更に低減させることができる。したがって、図22に示すように、本実施形態では、比較例に比して、スロット部24の抜き成形において、サドル面21aと胴部21正面との間に生じるダレを小さくすることが可能となる。この結果、サドル面21aとロッキングエッジ25との間における胴部21の板厚を規定通りに確保しつつ、ロッキングエッジ25をサドル面21aに近接させることが可能となり、トルクの伝達効率を高めることができる。
なお、本開示の発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、ダイ142のスロット形成部142sと板押さえ133のスロット形成部133sは、それぞれ互いに近接する方向に突出するように凸部により形成されるものとした。しかし、ダイ142のスロット形成部142sと板押さえ133のスロット形成部133sのうち前者のスロット形成部142sのみが凸部により形成されてもよいし、後者のスロット形成部133sのみが凸部により形成されてもよい。
上述した実施形態では、サドル面21aと胴部21正面との間のダレの拡大を低減するため、スロット部24の形成に際して、据え込み成形(つぶし成形)を板押さえ133の上昇に伴う抜き成形の開始前に生じさせるものとした。しかし、板押さえ133のスロット形成部133sをパンチ132の帯状素材110との接触面よりも待避させた状態からダイ142のスロット形成部142sで帯状素材110を加圧することで、据え込み成形の前に、帯状素材110の材料を板押さえ133のスロット形成部133sとその周囲のパンチ132の側面とにより画成される凹部に流入させるものとしてもよい。図23は、他の実施形態におけるスロット部の形成の様子を示す説明図である。図示するように、パンチ132が帯状素材110の他方の表面と接触した状態で板押さえ133(スロット形成部133s)が帯状素材110から離間するように金型条件を設定し、ダイ142を上昇させて、ダイ142のスロット形成部142sで帯状素材110を加圧する。これにより、帯状素材110は、ダイ142のスロット形成部142sからの加圧力により、材料が板押さえ133のスロット形成部133sとパンチ132の側面とにより画成される凹部に流入する。そして、流入した材料がスロット形成部133sに到達すると共にダイ142が更に上昇すると、ダイ142のスロット形成部142sからの加圧力と板押さえ133のスロット形成部133sからの逆向きの背圧とにより据え込み成形が生じ、当該据え込み成形により帯状素材110の材料がサドル面21aと胴部21正面との間に流入し、ダレの拡大が低減される。これにより、本実施形態と同様に、サドル面21aと胴部21正面との間において、ダレの拡大を低減することで、サドル面21aとロッキングエッジ25との間における胴部21の板厚を確保しつつ、ロッキングエッジ25をサドル面21aに近接させることが可能となり、トルクの伝達効率を高めることができる。
上述した実施形態では、本開示のエレメントの製造装置100を、ネック部22を介して胴部21とヘッド部23とが接続されると共にヘッド部23のイヤー部23aと胴部21との間に積層リング12が嵌め込まれる2つのスロット部24を有するエレメント20の製造に適用して説明した。しかし、リングが収容されるスロット部を有する他の如何なるタイプのエレメントの製造に適用されてもよい。図24は、他の実施形態のエレメントを含む伝動ベルトを示す概略構成図である。伝動ベルト210は、弾性変形可能な複数(本実施形態では、例えば9個)のリング材11を厚み方向(リング径方向)に積層することにより構成された1個の積層リング12と、1個のリテーナリング15と、積層リング12の内周面に沿って環状に配列(結束)される複数(例えば、数百個)のエレメント220とを有する。
リテーナリング15は、例えば鋼板製のドラムから切り出された弾性変形可能なものであり、リング材11と概ね同一若しくはそれよりも薄い厚みを有する。また、リテーナリング15は、積層リング12の最外層のリング材11の外周長よりも長い内周長を有する。これにより、積層リング12とリテーナリング15とが同心円状に配置された状態(張力が作用しない無負荷状態)では、図24に示すように、最外層のリング材11の外周面とリテーナリング15の内周面との間に、環状のクリアランスが形成される。
各エレメント220は、金属製の帯板状の素材(帯状素材110)からプレス加工により打ち抜かれたものであり、図24に示すように、図中水平に延びる胴部221と、当該胴部221の両端部から同方向に延出された一対のピラー部222と、各ピラー部222の遊端側に開口するように一対のピラー部222の間に画成された単一のリング収容部としてのスロット部(凹部)224とを有する。一対のピラー部222は、スロット部224の底面であるサドル面224aの幅方向における両側から伝動ベルト210の径方向における外側(伝動ベルト210の内周側から外周側に向かう方向、すなわち図中上方)に延出されており、各ピラー部222の遊端部には、サドル面224aの幅方向に突出するフック部222fが形成されている。一対のフック部222fは、積層リング12(リング材11)の幅よりも若干長く、かつリテーナリング15の幅よりも短い間隔をおいて互いに対向する。
スロット部224内には、図24に示すように、積層リング12が配置され、当該スロット部224のサドル面224aは、積層リング12(最内層のリング材11)の内周面に接触する。サドル面224aは、幅方向における中央部を頂部として幅方向外側に向かうにつれて図中下方に緩やかに傾斜した左右対称の凸曲面形状(クラウニング形状)を有する。これにより、サドル面224aとの摩擦により積層リング12に頂部に向かう求心力を付与して、当該積層リング12をセンタリングすることが可能となる。ただし、サドル面224aは、積層リング12の径方向における外側に湾曲する凸曲面を複数含むものであってもよい。
また、リテーナリング15は、すべてのエレメント220のスロット部224内に積層リング12が配置された状態で、弾性変形させられて各エレメント220の一対のフック部222fの間を介してスロット部224に嵌め込まれる。そして、リテーナリング15は、積層リング12の最外層のリング材11の外周面と各エレメント220のフック部222fとの間に配置されて積層リング12を包囲し、各エレメント220が積層リング12から脱落するのを規制する。これにより、複数のエレメント220は、積層リング12の内周面に沿って環状に結束(配列)される。
また、エレメント220の正面は斜面221sを含み、その背面は平坦に形成されている。すなわち、胴部221の外周側(伝動ベルト210等の径方向における外側)の一部およびピラー部222は、略一定の厚みを有し、胴部221には、サドル面224aよりも内周側(伝動ベルト210等の径方向における内側)の位置から更に内周側に向かうにつれて背面に近接する斜面221sが形成されている。斜面221sの外周側の縁部(エレメント220の厚みが変化する境界部分)は、伝動ベルト10の進行方向において隣り合うエレメント220同士を接触させて両者の回動の支点となるロッキングエッジ225を形成する。これにより、ロッキングエッジ225は、サドル面224aよりも内周側に位置する。また、胴部221の正面(一方の表面)の幅方向における中央部には、1個の突起(ディンプル)221pが形成されており、胴部221の背面(他方の表面)には、突起221pの裏側に位置するように窪み211rが形成されている。更に、エレメント220の胴部221は、伝動ベルト210等の内周側から外周側(伝動ベルト210等の径方向における外側)に向かうにつれて互いに離間するように形成されてフランク面として機能する一対の側面221fを有する。
こうして構成されたエレメント220は、本実施形態のエレメント20と同様に、プレス機を用いて帯状素材110を打ち抜くことにより製造することができる。そして、スロット部224の抜き成形に際して、当該抜き成形の開始前に、ダイのスロット形成部(凸部)または板押さえのスロット形成部(凸部)とにより帯状素材に対して据え込み成形(つぶし成形)を生じさせることで、サドル面224aと胴部221正面との間のダレが拡大しないようにすることができる。
上述した実施形態では、プレス機120は、1つの金型セットにより、1ストロークで板厚成形、ディンプル/ホール成形および抜き成形を順に行なうファインブランキングプレス機として構成されるものとした。しかし、これに限定されるものではなく、例えば順送プレスなど、各成形工程を別の金型によって行なうものとしてもよい。
本開示は、エレメントの製造産業に利用可能である。
1 無段変速機、3 プライマリプーリ(プーリ)、5 セカンダリプーリ(プーリ)、10 伝動ベルト、12 積層リング(リング)、20,220 エレメント、21a,221a サドル面、24,224 スロット部、25,225 ロッキングエッジ、100 エレメントの製造装置、110 帯状素材(素材)、132 パンチ、132s スロット形成部、133 板押さえ、142 ダイ、142s スロット形成部。

Claims (5)

  1. 無端状のリングにより環状に配列されることで無段変速機の一対のプーリ間に巻き架けられる伝動ベルトを構成するエレメントにおいて、スロット部と、前記スロット部に挿入される前記リングの内周面が接触するサドル面と、隣り合うエレメント同士が接触して相対回転するときの支点となるロッキングエッジとを有するエレメントを板状の素材からプレス加工により製造するためのエレメントの製造装置であって、
    前記プレス加工の金型として、内孔を有するダイと、前記ダイの内孔に挿入されて前記素材を前記エレメントの外形に打ち抜くパンチと、前記ダイと対向するように配置されて前記素材を挟み込んで押さえる板押えと、を備え、
    前記ダイおよび前記板押えの双方には、前記スロット部を形成するスロット形成部が設けられ、
    前記ダイおよび前記板押えのうち少なくとも前記ダイの前記スロット形成部は、前記ダイと前記板押えとが互いに近接する方向に前記スロット形成部以外よりも突出し、
    前記スロット部の抜き成形に際して、前記ダイによる前記素材の加圧により前記板押えが加圧移動させられることで前記抜き成形を開始させ、該抜き成形の開始前に前記スロット形成部によって据え込み成形を生じさせる、
    エレメントの製造装置。
  2. 請求項1に記載のエレメントの製造装置であって、
    前記ダイおよび前記板押えの双方の前記スロット形成部が、互いに近接する方向にそれぞれの前記スロット形成部以外よりも突出する、
    エレメントの製造装置。
  3. 請求項1または2に記載のエレメントの製造装置であって、
    前記ダイの前記スロット形成部は、前記サドル面を形成する側の角部にテーパが形成され、
    前記テーパは、前記素材の板厚に対する前記ダイの側面とのクリアランスの比率が4%
    以上且つ40%以下になると共に、前記素材の板厚に対するテーパ深さの比率が4%以上且つ40%以下になるように形成される、
    エレメントの製造装置。
  4. 無端状のリングにより環状に配列されることで無段変速機の一対のプーリ間に巻き架けられる伝動ベルトを構成するエレメントにおいて、スロット部と、前記スロット部に挿入される前記リングの内周面が接触するサドル面と、隣り合うエレメント同士が接触して相対回転するときの支点となるロッキングエッジとを有するエレメントを板状の素材からプレス加工により製造するためのエレメントの製造方法であって、
    前記プレス加工の金型として、内孔を有するダイと、前記ダイの内孔に挿入されて前記素材を前記エレメントの外形に打ち抜くパンチと、前記ダイと対向するように配置されて前記素材を挟み込んで押さえる板押えと、を備え、前記ダイおよび前記板押えの双方には、前記スロット部を形成するスロット形成部が設けられ、前記ダイおよび前記板押えのうち少なくとも前記ダイの前記スロット形成部は、前記ダイと前記板押えとが互いに近接する方向に前記スロット形成部以外よりも突出した金型を用いるものとし、
    前記スロット部の抜き成形に際して、前記ダイによる前記素材の加圧により前記板押えが加圧移動させられることで前記抜き成形を開始させ、該抜き成形の開始前に前記スロット形成部によって据え込み成形を生じさせる、
    エレメントの製造方法。
  5. 請求項4に記載のエレメントの製造方法であって、
    前記ダイおよび前記板押えの双方の前記スロット形成部が、互いに近接する方向にそれぞれの前記スロット形成部以外よりも突出する、
    エレメントの製造方法。
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