JP7649405B1 - 酸性乳化液状調味料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、 カロリーが200kcal/100g以下であり、かつ、胡麻、食用油脂、卵黄、酢酸、及び高甘味度甘味料を含む、酸性乳化液状調味料であって、
前記胡麻が、擦り胡麻及び練り胡麻を含み、
前記胡麻の含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して1.0質量%以上15質量%以下であり、
前記擦り胡麻及び前記練り胡麻の合計含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して0.5質量%以上であり、
前記食用油脂の含有量が、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して3.0質量%以上20質量%以下であり、
前記卵黄の含有量が、生換算で、前記食用油脂1質量部に対して0.010質量部以上0.10質量部以下であり、
前記酸性乳化液状調味料の全量から前記食用油脂の含有量を除いた量を水相の量とした場合に、前記酢酸の含有量が、前記水相100質量部に対して0.30質量部以上0.85質量部以下であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
[1] カロリーが200kcal/100g以下であり、かつ、胡麻、食用油脂、卵黄、酢酸、及び高甘味度甘味料を含む、酸性乳化液状調味料であって、
前記胡麻が、擦り胡麻及び練り胡麻を含み、
前記胡麻の含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して1.0質量%以上15質量%以下であり、
前記擦り胡麻及び前記練り胡麻の合計含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して0.5質量%以上であり、
前記食用油脂の含有量が、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して3.0質量%以上20質量%以下であり、
前記卵黄の含有量が、生換算で、前記食用油脂1質量部に対して0.010質量部以上0.10質量部以下であり、
前記酸性乳化液状調味料の全量から前記食用油脂の含有量を除いた量を水相の量とした場合に、前記酢酸の含有量が、前記水相100質量部に対して0.30質量部以上0.85質量部以下であることを特徴とする、酸性乳化液状調味料。
[2] 前記練り胡麻の含有量が、乾物換算で、前記擦り胡麻及び前記練り胡麻の合計100質量部に対して5質量部以上50質量部以下であることを特徴とする、
[1]に記載の酸性乳化液状調味料。
[3] 前記胡麻の含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して3.0質量%以上13質量%以下であることを特徴とする、
[1]または[2]に記載の酸性乳化液状調味料。
[4] 前記食用油脂の含有量が、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して4.0質量%以上15質量%以下であることを特徴とする、
[1]~[3]のいずれかに記載の酸性乳化液状調味料。
[5] カラメルソースをさらに含むことを特徴とする、
[1]~[4]のいずれかに記載の酸性乳化液状調味料。
[6] 前記カラメルソースの含有量の前記練り胡麻の含有量に対する比が、0.01以上0.50以下であることを特徴とする、
[5]に記載の酸性乳化液状調味料。
[7] 前記高甘味度甘味料が、ステビア、スクラロース、アスパルテーム、アドバンテーム、ネオテーム、及びアセスルファムカリウムからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、
[1]~[6]のいずれかに記載の酸性乳化液状調味料。
[8] 前記高甘味度甘味料の含有量が、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して0.001質量%以上0.1質量%以下であることを特徴とする、
[1]~[7]のいずれかに記載の酸性乳化液状調味料。
[9] 前記酸性乳化液状調味料のpHが3.5以上5.0以下であることを特徴とする、
[1]~[8]のいずれかに記載の酸性乳化液状調味料。
[10] 前記酸性乳化液状調味料の20℃における粘度が、500mPa・s以上5500mPa・s以下であることを特徴とする、
[1]~[9]のいずれかに記載の酸性乳化液状調味料。
本発明の酸性乳化液状調味料は、少なくとも、胡麻、食用油脂、卵黄、酢酸、及び高甘味度甘味料を含む。酸性乳化液状調味料は、糖質系甘味料、カラメルソース、増粘剤、水、及び調味料等の他の原料をさらに含んでもよい。
酸性乳化液状調味料のカロリーは、200kcal/100g以下である。当該カロリーの上限値は、好ましくは195kcal/100g以下であり、より好ましくは190kcal/100g以下であり、また、下限値は50kcal/100g以上であってもよく、100kcal/100g以上であってもよく、150kcal/100g以上であってもよい。なお、カロリーは、酸性乳化液状調味料100gを基準とする値である。
酸性乳化液状調味料のpHは、好ましくは3.5以上5.0以下である。当該pHの下限値はより好ましくは3.6以上であり、さらに好ましくは3.7以上であり、さらにより好ましくは3.8以上であり、最も好ましくは3.9以上であり、また、上限値はより好ましくは4.9以下であり、さらに好ましくは4.8以下であり、さらにより好ましくは4.7以下であり、最も好ましくは4.6以下である。酸性乳化液状調味料のpHが上記数値範囲内であれば、酸性乳化液状調味料の微生物発生を制御して保存性を高めながら、酸性乳化液状調味料の風味のバランスを良好にすることができる。本発明においては、酢酸の配合量を調節することで、酸性乳化液状調味料のpHを上記の好適な数値範囲に調整することができる。なお、酸性乳化液状調味料のpHの値は、1気圧、品温20℃とした時に、pH測定器(株式会社堀場製作所製卓上型pHメータF-72)を用いて測定した値である。
酸性乳化液状調味料は、20℃における粘度が、好ましくは500mPa・s以上5500mPa・s以下である。当該粘度の下限値はより好ましくは700mPa・s以上であり、さらに好ましくは1000mPa・s以上であり、さらにより好ましくは1200mPa・s以上であり、最も好ましくは1400mPa・s以上であり、また、上限値はより好ましくは5000mPa・s以下であり、さらに好ましくは4800mPa・s以下であり、さらにより好ましくは4500Pa・sm以下であり、最も好ましくは4200mPa・s以下である。なお、酸性乳化液状調味料の粘度は、BH型粘度計を用いて、品温20℃、回転数10rpmの条件で、ローターNo.3を使用し、測定開始後ローターが5回転した時の示度により算出した値である。
酸性乳化液状調味料の水分含有量は、特に限定されず、各成分の配合量に応じて適宜、調節することができる。酸性乳化液状調味料の水分含有量は、下限値が好ましくは35質量%以上であり、より好ましくは40質量%以上であり、さらに好ましくは45質量%以上であり、さらにより好ましくは50質量%以上であり、最も好ましくは55質量%以上であり、また、上限値が好ましくは95質量%以下であり、より好ましくは90質量%以下であり、さらに好ましくは85質量%以下である。
酸性乳化液状調味料の水相の含有量は、特に限定されず、各成分の配合量に応じて適宜、調節することができる。酸性乳化液状調味料の水相の含有量は、下限値が好ましくは75質量%以上であり、より好ましくは80質量%以上であり、さらに好ましくは85質量%以上であり、さらにより好ましくは90質量%以上であり、また、上限値が好ましくは98質量%以下であり、より好ましくは97質量%以下であり、さらに好ましくは95質量%以下である。なお、本発明において、酸性乳化液状調味料の水相の含有量とは、酸性乳化液状調味料の全量から下記の食用油脂の含有量を除いた量である。
酸性乳化液状調味料は、胡麻を粉砕処理したもの(胡麻粉砕物)を含み、胡麻を粉砕処理していないもの(粒胡麻)をさらに含んでもよい。胡麻の粉砕処理方法は特に限定されず、常法により、石臼、コロイドミル、コミットロール、フードカッター、マイルダー、及びロール粉砕器等により行うことができる。また、植物粉砕物の形状や大きさは特に限定されず、液状調味料に一般的に配合し易い形状や大きさであればよい。本発明においては、胡麻粉砕物として、擦り胡麻及び練り胡麻の両方を用いる。
擦り胡麻とは、胡麻を粗く粉砕したものであり、大きさは0.3mm以上である。
練り胡麻とは、胡麻を均一なペースト状になるまですり潰したものであり、大きさは0.3mm未満である。
これらの胡麻粉砕物(擦り胡麻及び練り胡麻)は、胡麻を擦った時やすり潰した時に初めて発生する胡麻特有の擦りたての香りや濃厚なコク味を付与することができ、それらが油脂の乳化状態によるコク味と合わさることによって、独特の濃厚感を付与することができる。そのため、本発明においては、酸性乳化液状調味料が胡麻粉砕物である擦り胡麻及び練り胡麻の両方を含むことで、胡麻風味の濃厚なコク味及び香ばしい胡麻の風味を感じることができる。
食用油脂としては、特に限定されず、従来公知の食用油及び油溶性香料を用いることができる。食用油としては、例えば、大豆油、菜種油、パーム油、綿実油、コーン油、ひまわり油、サフラワー油、胡麻油、オリーブ油、亜麻仁油、米油、椿油、荏胡麻油、グレープシードオイル、ピーナッツオイル、アーモンドオイル、アボカドオイル等の植物油脂、魚油、牛脂、豚脂、鶏脂、又はMCT(中鎖脂肪酸トリグリセリド)、ジグリセリド、硬化油、エステル交換油等のような化学的あるいは酵素的処理等を施して得られる油脂等を挙げることができる。これらの中でも、大豆油、菜種油、コーン油、パーム油、又はこれらの混合油を用いることが好ましい。
卵黄は、乳化材として一般的に用いている卵黄であれば特に限定されるものではない。卵黄としては、例えば、鶏卵を割卵し卵白と分離して得られた生卵黄や、当該生卵黄に殺菌処理、冷凍処理、スプレードライ又はフリーズドライ等の乾燥処理、ホスフォリパーゼA1、ホスフォリパーゼA2、ホスフォリパーゼC、ホスフォリパーゼD又はプロテアーゼ等による酵素処理、超臨界二酸化炭素処理等の脱コレステロール処理、食塩又は糖類等の混合処理等の1種又は2種以上の処理を施したもの等が挙げられる。これらの卵黄は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
酢酸としては、特に限定されず、従来公知の酸性液状調味料用の酢酸を用いることができる。酢酸は、例えば、従来公知の食酢(酸度3~10%程度)として配合することが好ましい。酢酸の含有量は、酸性乳化液状調味料の全量から食用油脂の含有量を除いた量を水相の量とした場合に、水相100質量部に対して0.30質量部以上0.85質量部以下であり、下限値が好ましくは0.32質量部以上であり、より好ましくは0.35質量部以上であり、さらにより好ましくは0.37質量部以上であり、また、上限値が好ましくは0.83質量部以下であり、より好ましくは0.81質量部以下であり、さらに好ましくは0.80質量部以下である。酸性乳化液状調味料中の酢酸の含有量が上記数値範囲内であれば、酸性乳化液状調味料の微生物発生を制御して保存性を高めながら、酸性乳化液状調味料の風味を良好にすることができる。
高甘味度甘味料は、砂糖の何倍もの甘味度を持つため配合量を大幅に少なくでき、酸性乳化液状調味料全体のカロリーを抑えることができる。高甘味度甘味料としては、例えば、ステビア、スクラロース、アスパルテーム、アドバンテーム、ネオテーム、及びアセスルファムカリウム等が挙げられる。これらの高甘味度甘味料は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
糖質系甘味料としては、例えば、グルコース、スクロース、ガラクトース等の単糖類、スクロース、ラクトース、マルトース、トレハロース等の二糖類、オリゴ糖等が挙げられる。これらの糖質系甘味料は1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
カラメルソースとは、糖を加熱してメイラード反応を起こし褐変させたものである。本発明においては、従来公知の食品用のカラメルソースを用いることができる。酸性乳化液状調味料にカラメルソースを配合することで、香ばしい胡麻の風味を感じやすくすることができる。
カラメルソースの含有量の練り胡麻の含有量に対する比(カラメルソース/練り胡麻)は、好ましくは0.01以上0.50以下であり、下限値がより好ましくは0.05以上であり、さらに好ましくは0.10以上であり、さらにより好ましくは0.15以上であり、また、上限値がより好ましくは0.45以下であり、さらに好ましくは0.40以下であり、さらにより好ましくは0.35以下である。
増粘剤としては、特に限定されず、従来公知の液状調味料用の増粘剤を用いることができる。例えば、増粘剤としては、ガム類及び/又は澱粉を用いることができる。
酸性乳化液状調味料には、上述した原料以外に、本発明の効果を損なわない範囲で酸性乳化液状調味料に通常用いられている各種原料を適宜選択し、配合してもよい。例えば、食塩、醤油、グルタミン酸ナトリウム、みりん等の調味料、からし粉、胡椒等の香辛料、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の乳化剤、アスコルビン酸、ビタミンE等の酸化防止剤、静菌剤等が挙げられる。
本発明の酸性乳化液状調味料の製造方法の一例について説明する。例えば、まず、清水、食酢(酢酸)、擦り胡麻、練り胡麻、高甘味度甘味料、及び調味料等の水相原料を混合して、水相を調製する。続いて、上記で調製した水相に卵黄を加え、ミキサー等で撹拌しながら、油相原料である食用油脂を注加して粗乳化する。次に、せん断力に優れた処理機等で均質化して、水相中に油相を乳化分散させて、酸性乳化液状調味料を得ることができる。
[実施例1]
表1に記載の配合割合に準じ、酸性乳化液状調味料を製造した。具体的には、まず、撹拌タンクに、食酢(酸度4%)、擦り胡麻、練り胡麻、ステビア、スクラロース、カラメルソース、食塩、砂糖、醤油、グルタミン酸ナトリウム、キサンタンガム、胡麻香料、及び水を投入して均一に混合することにより、水相を調製した。その後、調製した水相に酵素処理卵黄を加え、ミキサー等で撹拌しながら大豆油を注加して乳化し、酸性乳化液状調味料を製造した。
酵素処理卵黄の配合量を0.27質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
酵素処理卵黄の配合量を0.45質量%に変更し、大豆油の配合量を6.4質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
食酢の配合量を10質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
食酢の配合量を18質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
擦り胡麻の配合量を8.5質量%に変更し、練り胡麻の配合量を0.5質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
擦り胡麻の配合量を4.0質量%に変更し、練り胡麻の配合量を1.8質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
擦り胡麻の配合量を4.5質量%に変更し、練り胡麻の配合量を4.5質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更し、ステビアの配合量を0.009質量%に変更し、スクラロースを0.010質量%配合した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更し、カラメルソースを配合しなかった以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
練り胡麻の配合量を1.2質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更し、カラメルソースの配合量を0.4質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
酵素処理卵黄の配合量を0.07質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
酢酸の配合量を20質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
擦り胡麻の配合量を6.5質量%に変更し、練り胡麻を配合せず、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
擦り胡麻を配合せず、練り胡麻の配合量を6.5質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
擦り胡麻を配合せず、練り胡麻の配合量を21質量%に変更し、酵素処理卵黄の配合量を0.41質量%に変更し、大豆油の配合量を6.4質量%に変更した以外は、実施例1と同様にして酸性乳化液状調味料を製造した。
(成分分析)
上記で得られた酸性乳化液状調味料または各原料中の各成分(タンパク質、脂質、炭水化物、及び有機酸)の含有量を下記の分析方法により測定した。
(分析方法)
・タンパク質:燃焼法、タンパク質換算係数6.25
・脂質:ソックスレー抽出法
・炭水化物:食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)による計算式:100-(水分+タンパク質+脂質+灰分+酢酸)
・有機酸:滴定酸度(酢酸換算)
上記で得られた酸性乳化液状調味料のカロリー(kcal/100g)は、上記の成分分析の測定結果を基にして、以下の各成分のエネルギー換算係数(各成分1g当たりのカロリー(kcal/g))を用いて算出した。算出結果を表2に示した。
(エネルギー換算係数)
タンパク質:4、脂質:9、炭水化物:4、有機酸:3
なお、上記に定めのないものについては、日本食品成分表2020年版(八訂)に記載の係数に従う。
上記で得られた酸性乳化液状調味料について、1気圧、品温20℃とした時に、pH測定器(株式会社堀場製作所製卓上型pHメータF-72)を用いてpHを測定した。測定結果を表3及び4に示した。
上記で得られた酸性乳化液状調味料について、BH形粘度計を使用し、品温20℃、回転数10rpmの条件で、ローターNo.3を使用し、測定開始後ローターが5回転した時の示度により算出した。測定結果を表3及び4に示した。
上記で得られた酸性乳化液状調味料について、製造直後の乳化状態を目視で観察し、下記の評価基準で評価した。評価結果を表3及び4に示した。
[評価基準]
◎:乳化液状調味料は特有の油滴粒子による濁りを有しているため、乳化状態が非常に良好であった。
〇:乳化液状調味料は◎に比べるとやや濁りの低下が感じられるが問題無い濁り度合いを有しているため、乳化状態が良好であった。
×:乳化液状調味料は全体的に濁りが薄く透明度が上がっている、または、表面に油滴が発生する兆候を有しているため、乳化状態が不安定であった。
上記で得られた酸性乳化液状調味料の風味を、複数名の訓練されたパネルによって、下記の5段階の評価基準で、「胡麻風味の濃厚なコク味」及び「香ばしい胡麻の風味」の各項目で評価した。各パネルの点数の平均値を評価点として表3及び4に示した。「胡麻風味の濃厚なコク味」及び「香ばしい胡麻の風味」の評価点がともに3.0点以上であれば、良好な結果であると言える。
[評価基準]
(胡麻風味の濃厚なコク味)
5点:胡麻風味の濃厚なコク味が非常に良く感じられた。
4点:胡麻風味の濃厚なコク味が十分に良く感じられた。
3点:胡麻風味の濃厚なコク味がある程度感じられた。
2点:胡麻風味の濃厚なコク味がほとんど感じられなかった。
1点:胡麻風味の濃厚なコク味が全く感じられなかった。
(香ばしい胡麻の風味)
5点:香ばしい胡麻の風味が非常に良く感じられた。
4点:香ばしい胡麻の風味が十分に良く感じられた。
3点:香ばしい胡麻の風味がある程度感じられた。
2点:香ばしい胡麻の風味がほとんど感じられなかった。
1点:香ばしい胡麻の風味が全く感じられなかった。
一方、比較例1の酸性乳化液状調味料は、食用油脂に対する卵黄の配合量が少なく、胡麻風味の濃厚なコク味及び香ばしい胡麻の風味が感じられなかった。
比較例2の酸性乳化液状調味料は、水相中の酢酸含有量が多いために酸味が目立ち、胡麻風味の濃厚なコク味及び香ばしい胡麻の風味が感じられなかった。
比較例3の酸性乳化液状調味料は、練り胡麻を配合していないため、胡麻風味の濃厚なコク味がほとんど感じられなかった。
比較例4の酸性乳化液状調味料は、擦り胡麻を配合していないため、香ばしい胡麻の風味が全く感じられなかった。
比較例5の酸性乳化液状調味料は、擦り胡麻を配合していないため、多量の練り胡麻を配合しているにも関わらず、香ばしい胡麻の風味が全く感じられなかった。
Claims (11)
- カロリーが200kcal/100g以下であり、かつ、胡麻、食用油脂、卵黄、酢酸、及び高甘味度甘味料を含む、酸性乳化液状調味料であって、
前記胡麻が、擦り胡麻及び練り胡麻を含み、
前記胡麻の含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して1.0質量%以上15質量%以下であり、
前記擦り胡麻及び前記練り胡麻の合計含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して0.5質量%以上であり、
前記食用油脂の含有量が、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して3.0質量%以上20質量%以下であり、
前記卵黄の含有量が、生換算で、前記食用油脂1質量部に対して0.010質量部以上0.10質量部以下であり、
前記酸性乳化液状調味料の全量から前記食用油脂の含有量を除いた量を水相の量とした場合に、前記酢酸の含有量が、前記水相100質量部に対して0.30質量部以上0.85質量部以下であることを特徴とする、酸性乳化液状調味料(但し、脱脂卵黄の加水分解物と卵白酵素分解物とを含む酸性乳化液状調味料、及び、醤油諸味ペーストを含む酸性乳化液状調味料を除く)。 - カロリーが200kcal/100g以下であり、かつ、胡麻、食用油脂、卵黄、酢酸、及び高甘味度甘味料を含む、酸性乳化液状調味料であって、
前記胡麻が、擦り胡麻及び練り胡麻を含み、
前記胡麻の含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して1.0質量%以上15質量%以下であり、
前記擦り胡麻及び前記練り胡麻の合計含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して0.5質量%以上10質量%以下であり、
前記食用油脂の含有量が、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して3.0質量%以上20質量%以下であり、
前記卵黄の含有量が、生換算で、前記食用油脂1質量部に対して0.010質量部以上0.10質量部以下であり、
前記酸性乳化液状調味料の全量から前記食用油脂の含有量を除いた量を水相の量とした場合に、前記酢酸の含有量が、前記水相100質量部に対して0.30質量部以上0.85質量部以下であることを特徴とする、酸性乳化液状調味料。 - 前記練り胡麻の含有量が、乾物換算で、前記擦り胡麻及び前記練り胡麻の合計100質量部に対して5質量部以上50質量部以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の酸性乳化液状調味料。 - 前記胡麻の含有量が、乾物換算で、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して3.0質量%以上13質量%以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の酸性乳化液状調味料。 - 前記食用油脂の含有量が、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して4.0質量%以上15質量%以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の酸性乳化液状調味料。 - カラメルソースをさらに含むことを特徴とする、
請求項1または2に記載の酸性乳化液状調味料。 - 前記カラメルソースの含有量の前記練り胡麻の含有量に対する比が、0.01以上0.50以下であることを特徴とする、
請求項6に記載の酸性乳化液状調味料。 - 前記高甘味度甘味料が、ステビア、スクラロース、アスパルテーム、アドバンテーム、ネオテーム、及びアセスルファムカリウムからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の酸性乳化液状調味料。 - 前記高甘味度甘味料の含有量が、前記酸性乳化液状調味料の全量に対して0.001質量%以上0.1質量%以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の酸性乳化液状調味料。 - 前記酸性乳化液状調味料のpHが3.5以上5.0以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の酸性乳化液状調味料。 - 前記酸性乳化液状調味料の20℃における粘度が、500mPa・s以上5500mPa・s以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の酸性乳化液状調味料。
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| JP (1) | JP7649405B1 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008154486A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Q P Corp | ゴマ含有調味料 |
| JP2015008666A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 株式会社Mizkan Holdings | ごま含有乳化液状調味料、ごま含有乳化液状調味料のごま風味増強方法 |
| JP2020130062A (ja) * | 2019-02-20 | 2020-08-31 | 株式会社Mizkan Holdings | 醤油諸味ペースト及びその製造方法並びに飲食品 |
-
2024
- 2024-06-27 JP JP2024104365A patent/JP7649405B1/ja active Active
Patent Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| JP2008154486A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Q P Corp | ゴマ含有調味料 |
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