第1、第2、及び第3といった用語は、多様な部分、成分、領域、層及び/又はセクションを説明するために用いられており、本発明がこれらに限定されない。これらの用語は、ある部分、成分、領域、層又はセクションを他の部分、成分、領域、層又はセクションと区別するためにのみ用いられる。よって、後述する第1部分、成分、領域、層又はセクションは、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で第2部分、成分、領域、層又はセクションと呼ばれることがある。
ここで用いられる専門用語は、単に特定の実施例を言及するためのものであって、本発明を限定することを意図するものではない。ここで用いられる単数形の表現は、文脈上、明らかに別異に解されない限り、複数形の表現をも含む。明細書で用いられる「含む」は、特定の特性、領域、整数、ステップ、動作、要素及び/又は成分を具体化し、他の特性、領域、整数、ステップ、動作、要素及び/又は成分の存在や付加を除外することを意味するものではない。
また、図面に図示された一部分の他の部分に対する関係をより容易に説明するために、「下」、「上」などといった相対的な空間を表す用語が用いられることがある。このような用語は図面で意図した意味とともに使用中の装置の他の意味や動作を含むように意図される。例えば、図中の装置をひっくり返すと、他の部分の「下」にあると説明されたある部分は他の部分の「上」にあると説明される。従って、「下」という例示的な用語は、上下の方向をいずれも含む。装置は90°回転又は他の角度に回転することができ、相対的な空間を表す用語もこれに応じて解釈されてよい。
ここで用いられる技術用語や科学用語を含むすべての用語は、特に定義されていない限り、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって一般的に理解される意味と同じ意味を持つ。通常用いられる辞典に定義されている用語は、関連技術文献と現在開示された内容に符合する意味を持つものと解釈されるべきであり、本明細書において明らかに定義されていない限り、理想的または過度に公式的な意味に解釈されるものではない
本明細書において、皮膚に貼り付け可能な電子機器は、皮膚に貼り付け可能な基板;及び前記基板上に集積された半導体回路ユニットを含む。前記半導体回路ユニットは、活性層;絶縁層を含む半導体素子、そして電極及び/又はインタコネクターのような回路連結構成要素を含み、電子機器の機能を行う回路として動作する。前記電子機器はそれ自体で動作するか、又は外部装置に電気的に連結されて動作するように構成されてよい。一実施例において、皮膚に貼り付け可能な電子機器は、貼り付け対象の皮膚の情報を得ることができるスキンセンサであってよい。しかし、本発明の皮膚に貼り付け可能な電子機器に関連した説明はスキンセンサに制限されない。本発明の実施例によってセンサ以外の他の機能にて動作する電子機器(例えば、発光器)及びこれを製造することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳述する。
図1a乃至図1cは、本発明の実施例に係る、被験者の皮膚に貼り付けられた電子機器を概略的に示した図である。
図1aを参照すると、本発明の実施例に係る電子機器1は被験者の皮膚に貼り付けられる。
一実施例において、電子機器1は、センサの機能を行うために動作する半導体回路ユニット10、及び半導体回路ユニット10が集積される基板としての、皮膚に貼り付け可能なフレキシブルパッチ30を含む。
半導体回路ユニット10は、半導体物質を含む半導体素子、及び電極及び/又は相互接続構成要素(例えば、インターコネクトなど)のような回路構成要素から構成される。
半導体回路ユニット10の機能は、半導体素子及び/又は回路構成要素に依存する。一実施例において、半導体回路ユニット10の活性層が圧電物質からなる場合、半導体回路ユニット10は、活性層の形態変化に応じて電流の特性が変わる圧電素子回路として動作し、前記半導体回路ユニット10を含む電子機器1は、皮膚の変形情報、さらには弾力情報を得るスキン変形センサとして動作することができる。このように電子機器1が圧電物質からなる構成要素を含む場合、半導体回路ユニット10は変化感知構造物として動作する。これについては後で図2及び図3を参照して詳述する。
代案的に、半導体回路ユニット10が光の変化に応答する物質を含む場合、電子機器1は、スキン光学センサ、又はスキンイメージセンサとして動作することができる。
代案的に、半導体回路ユニット10が水分の変化に応答する物質を含む場合、電子機器1は、スキン水分センサとして動作することができる。
代案的に、半導体回路ユニット10が発光可能な物質を含む場合、電子機器1は、スキン発光マッサージ器として動作することができる。
以下、説明の明瞭性のために、圧電物質を含むことで皮膚の変形を感知することができるセンサ回路ユニットとして半導体回路ユニット10を例示して説明し(以下、半導体回路ユニット10はセンサユニット回路10とも呼ばれることがある)、前記センサユニット回路10を含むスキンセンサとして電子機器1を例示して説明して(以下、電子機器1はスキンセンサ1とも呼ばれることがある)、本発明を例示的に説明する。
本発明の実施例によれば、皮膚に貼り付け可能なスキンセンサ1を製造することができる。スキンセンサ1は、皮膚に貼り付けられて皮膚に関する情報が得られるように構成されてよい。
一実施例に係るスキンセンサ1は、複数の通気性(air permeable)の貫通孔Hが形成されたフレキシブルパッチ30と、フレキシブルパッチ30に貼り合わされたセンサ回路ユニット10を含む。
フレキシブルパッチ30は、半導体回路ユニット10が集積される基板であって、少なくとも一方の表面が皮膚に貼り付け可能な粘性を有するように構成される。また、フレキシブルパッチ30は、複数の貫通孔を含み、高い通気性や強い貼付性を有するように構成される。これについては、後で図2及び図3を参照してより詳述する。
スキンセンサ1は、前記通気性の貫通孔H上に自立式(free standing)で設けられる。一実施例において、図1aに示されたように、スキンセンサユニット10の活性層が貫通孔上に位置する自立式(free standing)構造物から構成される。圧電物質である活性層が皮膚通気性のための貫通孔に自立式でぶら下げられているため、皮膚変形による貫通孔の変化を効率的に測定することができる。すなわち、スキンセンサ1の活性層は、機械的応力によって誘導される皮膚変形によって効果的に曲がることができる。
スキンセンサ1は、フレキシブルパッチ30上に配置されたセンサ回路ユニット10を含み、前記センサ回路ユニット10は、回路構成要素(例えば、電極111及び/又はインターコネクト112)、絶縁層113、及び活性層115を含む。
一部の実施例において、センサ回路ユニット10は、図1b乃至図1cに示されたように、フレキシブルパッチ30上に配置された回路構成要素(例えば、電極111及び/又はインターコネクト112)、回路構成要素上に配置された絶縁層113、及び絶縁層113上に配置された活性層115を含む。フレキシブルパッチ30上に配置された構成要素111、112、113、115は、フレキシブルパッチ30の貫通孔のうちの少なくとも一つに対応する貫通孔を有するように構成されてよい。これにより、電子機器1が強い貼付性を有することができ、且つ高い通気性を確保することができる。
他の一部の実施例において、センサ回路ユニット10は、フレキシブルパッチ30上に配置された活性層115、活性層115上に配置された絶縁層113、及び絶縁層113上に配置された回路構成要素を含む。このようなスキンセンサ1の動作原理については、後で図2を参照してより詳述する。
スキンセンサ1は、一つ以上の半導体回路ユニット10を含んでよい。前記半導体回路ユニット10は、同じ機能を行うように構成され、又は異なる個別的機能を行うように構成されてよい。
このようなスキンセンサ1は、長時間貼り付けられても被貼付者の皮膚に及ぼす影響を最小化しながら、半導体回路がフレキシブルパッチを介して皮膚に貼り付けられた状態で被貼付者の皮膚に関する種々の情報(例えば、皮膚弾力情報、皮膚変形情報など)が得られるように構成される。
図2a乃至図2cは、本発明の一実施例に係る、スキンセンサ1の動作原理を説明するための図である。
図2a乃至図2cを参照すると、本発明の一実施例に係るスキンセンサ1は、皮膚Ts、Td上に着脱自在に貼り付けられてよい。前記皮膚は角質層Tsと真皮層Tdを含む。スキンセンサ1は、角質層Tsの表面に密着される。皮膚の機械的変化は、貫通孔Hの変化を引き起こす。よって、貫通孔Hの変化が測定できれば、皮膚の機械的変化に関する情報を得ることができる。
皮膚の機械的変化は、皮膚膜のメカニズムに基づいて分析されてよい。皮膚は、略20μmまでは角質層で、略2mmまでは表皮層と真皮層とから構成される。それによって、真皮層を基材とした場合、角質層は真皮層に対して略1/100の割合で薄膜構造を有するようになる。そのため、皮膚が乾燥すると、相対的に薄膜形態である角質層の体積収縮が誘導される。
そして、乾燥が発生すると、初期では角質層の水分が減少して収縮していくが真皮層は相対的に乾燥され難いため、真皮層が角質層を引っ張ることで引張応力が発生するようになる。しかし、持続的に乾燥していくと角質層の弾性係数が増加し、角質層Tsにクラックが発生して保護機能の損失をもたらすようになる。そして、クラックが発生すると、引張応力が減少してたるむようになる。
スキンセンサ1は、貫通孔H上に自立式で貼り付けられ、皮膚に当接した貫通孔Hの大きさの変化に応じて変化感知構造物上に加えられる圧力の変化を感知して皮膚変化を感知するように構成されてよい。
本明細書において皮膚変化率は、予め設定された区域の皮膚の最初長さをL0とし、t時間後の長さをLtとして、次の数学式1のように定義することができる。
[数学式1]
変化率(%)=長さの変化(Lt-L0)/最初長さL0×100
すなわち、変化感知構造物(すなわち、活性層115)の長さの変化を算出することで皮膚変化率を定量的な数値にて提供することができる。
図2aの状況(a)は、皮膚変化がなく何らの圧力が加えられていない場合を示す。図2の状況(a)において、貫通孔はd3の長さを有し得る。
図2bの状況(b)は、時間が経過して水分を含む物質が皮膚から放出された場合を示す。図2bの状況(b)において、時間が経過して水分を含む物質が皮膚から放出され、角質層が先に乾燥すると、角質層に引張応力F5、F6が発生するようになる。これにより、貫通孔の大きさが増加し、貫通孔上に配置された活性層115部分に引張応力が加えられる。貫通孔はd4の長さを有し得る。d4はd3よりもその長さが長くなる。貫通孔の変化に応じて貫通孔上に配置された活性層115部分が変わるので、電流変化が発生する。そして、この場合、被験者に皮膚つっぱりが発生したと判断することができる。
図2cの状況(c)は、持続的に乾燥が発生した場合を示す。持続的に乾燥が発生すると、角質層にクラックCが発生し、貫通孔の大きさが状況(b)に比べて減少する。これにより、貫通孔上に配置された活性層115の部分に加えられる引張応力が減少していき、この場合、d5の長さを有し得る。d5はd4よりもその長さが短くなる。
前記のような方式にて、貫通孔上に配置された活性層115部分に加えられる圧力によって皮膚変化量を測定することができる。
図3は、本発明の一実施例に係る、スキンセンサによって測定された、経時的な皮膚変形率を示すグラフである。
図2aの状況(a)は図3のグラフにおいて露出開始時間に該当する。皮膚乾燥が始まると、図2bの状況(b)では、角質層の乾燥によって引張応力が増加して持続的に皮膚変形が増加するようになる。
それから、角質層が形成される図2cの状況(c)では、角質層にクラックが形成されるにつれて再び引張応力が減少することで、再び変形が初期状態と同一かそれと同等な状態に戻るようになる。
皮膚表面に貼り付けられたスキンセンサ1において、センサとして動作するセンサ回路ユニット10は、フレキシブルパッチ30上に位置する。すなわち、フレキシブルパッチ30は、回路が集積される基板として用いられる。一般に用いられる回路基板と異なり、フレキシブルパッチ30は柔らかくて(soft)、粘っこく(sticky)構成される。そのため、単に基板上に回路構成要素を順次集積する工程によっては本発明に係るスキンセンサ1の製造は難しいという問題がある。
<第1実施例>
図4a乃至図4bは、本発明の第1実施例に係る、スキンセンサの製造過程を概略的に示した概念図である。
図4a及び図4bを参照すると、本発明の第1実施例に係るスキンセンサ1の製造方法は、基板101上に犠牲層105を形成するステップ(S401);前記犠牲層105上にセンサ回路ユニット10を形成するステップ(S410)であって、前記犠牲層105上に電極111及び/又はインターコネクト112を形成するステップ(S411);前記電極及び/又はインターコネクト上に絶縁層113を形成するステップ(S413);及び前記絶縁層113上に活性層115を形成するステップ(S415)を含み;前記センサ回路ユニット10(すなわち、前記活性層115)とフレキシブルパッチ30とを貼り合わせる(bonding)ステップ(S430);及びスキンセンサ1を製造するために犠牲層105をエッチングするステップ(S450)を含む。
基板101(又は第1基板と称する)は、センサ回路ユニット10の内部層を積層するのに用いられる。すなわち、基板101は、電極111及び/又はインターコネクト112、活性層115などのようなセンサ回路ユニット10の構成要素を形成するのに用いられる基板である。一例において、基板101はシリコン(Si)からなり、基板101上に犠牲層105を形成してよい(S401)。
一方、犠牲層105は、有機溶媒(organic solvents)に対する耐性があり、且つフォトリソグラフィ(photo-lithography)が可能な物質(例えば、金属)からなる。一実施例において、犠牲層105は、Cr、Al、Ni、Au、及びこれらの組み合わせのうちの一つ以上を含む物質からなってよい。
また、犠牲層105は、貼付性に係る一物質特性(例えば、標準酸化電位(standard oxidation potential))及び/又は熱的安定性(thermal stability)に係る他の物質特性(例えば、融点(melting temperature))に更に基づいて構成されてよい。この場合、犠牲層105は、種々の応力(strain)に耐えるのに十分な強い貼付性や熱的安定性を有してよい。一部の実施例において、犠牲層105は、Cr、Al、Ni、及びこれらの組み合わせのうちの一つ以上を含む物質からなってよい。
前記犠牲層105上には、センサ回路ユニット10として動作する半導体構造物が設けられる。
図5a乃至図5cは、本発明の第1実施例に係る、スキンセンサ1の製造過程で活性層が形成された半導体構造物の準備過程を示す断面図である。
図5aを参照すると、犠牲層105上に電極111及び/又はインターコネクト112を含む伝導層を形成する(S411)。電極111及び/又はインターコネクト112は、(例えば、金(Au)、白金(Pt)といった)伝導物質からなる回路構成要素であって、圧電素子として機能する活性層に基づく電流変化を伝達してスキンセンサ1として動作するようにする。
スキンセンサ1は、皮膚表面に応じて変形可能になるように構成され、また、着脱過程でスキンセンサ1の過度な変形に耐えられる強い耐久性を有するように構成される。これにより、電極111及び/又はインターコネクト112は、変形に強い構造を有して形成される。
図6a乃至図6eは、本発明の一実施例に係る、オーセチック特性を有するように構成された電極及び/又はインターコネクト構造を説明するための図である。
一実施例において、電極111及び/又はインターコネクト112は、オーセチック特性が具現可能な平面構造で犠牲層105上に形成される(S411)。
オーセチック構造(Auxetic structure)は、一般に、第1方向に引張力を受けるようになるとき、第1方向に直交する方向にその寸法が増大する構造のことを指す。例えば、オーセチック構造が、長さ、幅、及び厚さを有するとした場合、オーセチック構造が縦方向に引張力を受けているとき、その幅が増大する。また、オーセチック構造が縦方向に伸長するときにその長さと幅が増大し、横方向に伸長するときにその幅と長さが増大するが、その厚さは増大しない双方向性のものである。このようなオーセチック構造は負のポアソン比を有することを特徴とする。
ステップ(S411)にて、犠牲層105上に第1電極111A及び第2電極111Bが形成される。図6aを参照すると、第1電極及び第2電極111A及び111Bは一つ以上のバーを含む。第1電極111Aに含まれたバーは、平面がジグザグ(zigzag)形態であって、向かい側の第2電極111Bへと延びる。第2電極111Bに含まれたバーも、平面がジグザグ形態であって、向かい側の第1電極111Aへと延びる。各電極111A及び111Bは、ジグザグ形態のバーを含むことで、オーセチック構造によって発生する特性(すなわち、オーセチック構造特性)を有することができる。
図6bを参照すると、一実施例において、前記バーは、該バーの延び方向が変わる地点に円形のカットヒンジ(cut hinge)パターンを有するように構成されてよい。前記カットヒンジパターンは、クラック伝搬(crack propaganda)を防止することができる。
図6cに示されたように、インターコネクト112は、両端が円形であり、前記両端の円形を連結する中心部は両端の直径よりも小さい厚さの柱で構成された、亜鈴状の孔を形成するように構成される。また、インターコネクト112は、円形孔を形成するように構成される(亜鈴-孔パターン(Dumbbell-hole pattern))。このような貫通孔が形成されたインターコネクト112は、オーセチック構造によって発生する特性(すなわち、オーセチック構造特性)を有することができる。
このようなオーセチック構造特性によって外部からの力がインターコネクト112に作用してインターコネクト112の形態が変形しても両端でのクラックの発生が最小化する。図6dを参照すると、クラックの発生する部位が亜鈴状の貫通孔を有する場合により少ないことが確認できる。
このようなオーセチック構造特性を有する電極111及び/又はインターコネクト112は、多様な方式によって犠牲層105上に形成されてよい。一例において、電極111及び/又はインターコネクト112は、伝導層を形成した後にオーセチック構造を形成するように構成された(例えば、図6eに示されたような)マスクを用いたフォトリソグラフィ基盤のエッチング工程によって形成されてよい。図6eのマスクにおいて暗い部分に対応する伝導層領域はインターコネクトとなり、明るい部分に対応する伝導層領域は貫通孔となる。
図5bを参照すると、電極111及び/又はインターコネクト112を形成してから、絶縁層113を形成する(S413)。絶縁層113は、シリコン(Si)基板110の表面に形成された酸化物層(SiO2)であってよい。なお、これは例示的なものであって、絶縁層113は、シリコン酸化物以外の酸化物質からなってもよい。
一実施例において、絶縁層113は、通気性を確保するために複数の貫通孔を含んでよい。絶縁層113の貫通孔は、フレキシブルパッチ30の貫通孔を通じて移動する空気の流れを邪魔しないようにフレキシブルパッチ30の貫通孔とマッチングするように形成される。これにより、スキンセンサ1の通気性が極大化する。一部の実施例において、絶縁層113の貫通孔は、フォトリソグラフィ基盤のエッチング工程によって形成されてよい。
図5cを参照すると、活性層115は、絶縁層113上に形成されてよい(S415)。活性層115及び活性層115の形成過程については下の図7を参照してより詳述する。
図7は、本発明の一実施例に係る、転写構造物を説明するための図である。一実施例において、活性層115は、転写構造物によって転写されることで絶縁層113上に形成されてよい(S415)。
図7を参照すると、転写構造物は、基板701上に形成された構造物であって、基板701上に形成された金属層710;金属層710上に形成された活性層115;活性層115上に形成されたストレッサ層730;ストレッサ層730上に配置されたテープ層750を含む。
基板701(又は第2基板と称される)は、転写構造物を形成するのに用いられる基板であって、基板101とは異なるものである。基板701上には活性層115が形成される。一例において、基板701は、シリコン(Si)を含む物質からなってよい。
一実施例において、活性層115は、基板701上に形成された金属層710上に形成されてよい。金属層710は、活性層115がより容易に転写されるように弱い接着力を有するようにして構成される。一例において、金属層710は、金(Au)を含む物質からなってよい。
活性層115は、半導体特性を有する物質からなる層であって、皮膚に貼り付け可能な電子機器1の主な機能を遂行する。皮膚に貼り付け可能な電子機器1がスキンセンサとして活用される場合、一実施例において、活性層115は、電子輸送特性に優れ、圧電物質として活用され得るGa、Alを含む物質からなってよい。例えば、活性層115は、AlN、又はGaNを含む物質からなってよい。
ストレッサ層730は、活性層115の物質に変形を加えて半導体特性を強化させる。例えば、ストレッサ層730によって圧電性能が強化され得る。また、活性層115が絶縁層113上に転写される過程でクラックの形成を最小化するように構成される。このために、ストレッサ層730は、多様な物質、多様な厚さを有する複数の層を含むマルチ層構造で形成されてよい。
一実施例において、ストレッサ層730は、3つの層(731乃至735)を含む。第1ストレッサ層731は、Niを含む物質(例えば、Ni、又はAgNiなど)からなる、高応力金属層であってよい。第2ストレッサ層733は、Alを含む物質からなってよい。第3ストレッサ層735は、Agを含む物質からなってよい。
第1ストレッサ層731は、物質に応じてその厚さが異なるように形成されてよい。例えば、第1ストレッサ層731がNiからなる場合、第1ストレッサ層731の厚さは50nmであってよい。一方、第1ストレッサ層731がAgNiからなる場合、第1ストレッサ層731の厚さは70nmであってよい。
各ストレッサ層毎に形成方式が同一であっても、又は異なってもよい。一例において、活性層115上に形成される第1ストレッサ層731は、蒸発(evaporating)によって形成されてよい。第1ストレッサ層731上に形成される第2ストレッサ層733及び第2ストレッサ層上に形成される第3ストレッサ層735は、スパッタリング蒸着(sputtering deposition)によって形成されてよい。各ストレッサ層の形成速度は互いに異なってよい。一例において、第2ストレッサ層733は1.8Å-1、第3ストレッサ層735は2Ås-1で形成されてよい。他の一例において、第2ストレッサ層733は0.4Ås-1、第3ストレッサ層735は2Ås-1で形成されてよい。
図7の転写構造物は、テープ層750によって基板701から剥離され、剥離された活性層115が絶縁層113上に転写される。その後、テープ層750とストレッサ層730を除去して、基板101、犠牲層105、電極111及び/又はインターコネクト112を含む伝導層;絶縁層113及び活性層115を含む積層体が形成される。
一実施例において、図5の転写構造物を用いた活性層115の転写は、略165℃の範囲内で行われてよい。この場合、活性層115上のテープ残渣(tape residue)量が最小化する。
このように、高性能、単結晶の圧電半導体物質(AlN、GaN)からなる活性層115は二次元の材料ベースの層転写(2 Dimension material based Layer Transfer、2DLT)を用いて絶縁層113上に転写されてよい。
また、図4を参照すると、皮膚に貼り付けられる構成要素であるフレキシブルパッチ30を半導体構造物の活性層115上に配置し、配置されたフレキシブルパッチ30を活性層115と貼り合わせる(S430)。
図8は、本発明の一実施例に係る、フレキシブルパッチ30の製造過程を概略的に示した図である。
図8を参照すると、フレキシブルパッチ30の製造方法は、犠牲層を一方の表面に複数の凹溝が形成されている型上に形成するステップ(S810);及びフレキシブルパッチ層を前記犠牲層上に形成するステップ(S830);を含む。
堅い(rigid)物質に対しては、図1a及び図1bに示されたような、マイクロ孔がパターニングされた表面のような幾何学的平面構造を形成するために湿式/乾式エッチング方式を用いる。しかし、相対的に柔らかいフレキシブル物質(例えば、PDMSなど)は乾式/湿式エッチング方式を用いて幾何学的平面構造を形成しようとする場合、孔のように幾何学的平面構造をなしている形状が壊れるという問題がある。そこで、フレキシブル物質の一方の表面に複数の孔を形成するために、複数の凹溝が形成されている型810を用いる場合、孔の形状が壊れないフレキシブルパッチ層830を得ることができる。
型(mold)810は、溝が一方の表面に形成されていて幾何学的平面を有するように構成される。型810の幾何学的平面をなす溝の断面は、図8に示されたように、一方の表面の内方に凹み状に形成されている。流動性を有する任意の物質(例えば、フレキシブルパッチ層830を形成するのに用いられるフレキシブル物質などを含む)が型810上に形成される場合、前記任意の物質が溝を満たすようになる。前記任意の物質が硬化すると、満たされた溝に対応する高さの構造物が溝の内部に形成される。前記溝は、単一段差を有するように構成されても、又は一つ以上の段差を有するように構成されてもよい。
前記フレキシブルパッチ層830は、皮膚に貼り付け可能になるように貼付性のある物質層を含む。これにより、フレキシブルパッチ層830が型810の真上に形成される場合、フレキシブルパッチ層830を型810から分離するのが困難であり、この過程でフレキシブルパッチ層830に損傷が発生した場合、フレキシブルパッチ30の品質が低下する恐れがある。これを克服するために、フレキシブル物質で型810の溝を満たす前に、フレキシブルパッチ層830と型810との貼着を防止するアンチ粘着層(anti-sticky layer)機能を有する犠牲層820を型810とフレキシブルパッチ層830との間に形成する(S810)。犠牲層820を用いることで、フレキシブルパッチ層830を型810から損傷なしに分離することができ、高品質のフレキシブルパッチ30を得ることができる。
前記型810は、エッチング溶液によってエッチングされず、一定の熱が加えられても形態を保持することができ、一定の硬度を有するように構成される。また、型810は非磁性物質からなる。一例において、シリコン(Si)を含む物質からなってよいが、これに制限されず、下記の犠牲層820を除去する物質によって除去されず、特定の温度以上でも形状を保持することができ、型の製作が難しくない多様な物質からなってよい。
図9a乃至図9dは、本発明の実施例に係る、型の構造及び前記型によって形成されるフレキシブルパッチの複数の貫通孔を説明するための図である。
型810は、通気性や貼付性などのようなフレキシブルパッチ30の特性を優れるものにする孔を生成させる、溝の形態、分布を有する。
一実施例において、型810の表面に形成されている溝は、複数の円形の貫通孔パターンを形成するように構成されてよい。例えば、フレキシブルパッチ30に複数の孔を形成するために、枠が円形の溝が形成されている型810が用いられてよい。図9aの型810を用いると、図9bの平面を有する貫通孔を含むフレキシブルパッチ30を得ることができる。
一部の実施例において、型810に形成された溝は、フレキシブルパッチ30の孔間の間隔が60μm未満になるように分布してよい。例えば、溝の幅は60μm未満で構成されてよい。汗腺口は配置された皮膚の位置に応じて多様な大きさを有する。例えば、汗腺口の面積は60μm以上の直径を有し、平均して80μmの直径を有すると知られている。また、排出しなければならない老廃物の量、温度調節といった汗によって遂行される生物学的機能が皮膚の位置に応じて異なるため、身体部位に応じて異なる分布密度で配置されている。例えば、汗腺口は、背中部分では60cm-2、手の平では400cm-2、そして額では180cm-2の密度で分布されている。
このような汗腺口の大きさ、面積情報に基づくとき、フレキシブルパッチ30の孔間の間隔は、60μm未満で形成される必要がある。孔間の間隔が60μm以上であると、孔以外のフレキシブルパッチ30の表面が汗腺口を遮断することがある。このため、孔間の間隔が60μm未満のフレキシブルパッチ30は、より高い通気性(例えば、ほぼ100%の通気性)を得ることができる。一部の実施例において、孔間の間隔が50μmである貫通孔パターンを有するようにする型10を用いてフレキシブルパッチ30を製造してよい。
高い通気性を得るための主な要素は貫通孔間の間隔である。貫通孔の大きさは、貼付性や通気性の両方に影響を及ぼす。貫通孔の大きさが大きいほど空気と接触する皮膚面積が増加するが、逆に捕集される皮膚の体積が減るためである。本発明の実施例では、貫通孔の大きさが小さくても貫通孔間の間隔を減らすことで、高い通気性や強い貼付性を得ることができる。貫通孔の大きさは、貼付性を阻害しない範囲内で多様に設定されてよい。
また、型810の表面の溝は、フレキシブルパッチ30上に集積される半導体回路の設計を考慮して形成される。一部の実施例において、型810の表面に形成されている溝は、複数の円形孔パターンを形成しながら、前記円形孔パターンは相対的に大きい直径を有する一つの円形孔、及び前記一つの円形孔を取り囲みながらより小さい直径を有する複数の円形孔の組み合わせを含んでよい。
例えば、フレキシブルパッチ30上に圧電素子の一部が貫通孔上に配置され、前記圧電素子の変形による電流変化を測定及び伝達するように回路構成要素が配置された場合、主な変形が生じる圧電素子の部分は相対的に大きさの大きい貫通孔を形成し、残りの部分は相対的に大きさの小さい貫通孔を形成するように設定されてよい。この場合、圧電素子が配置される少数の貫通孔だけをその大きさを大きくし、フレキシブルパッチ30において大半を占める残りの貫通孔は皮膚が捕集されるのに十分な小さい大きさを有するので、依然として強い貼付性を持つ。
また、フレキシブルパッチ30は、オーセチック構造によって発生する特性(すなわち、オーセチック構造特性)を有するように形成されてよい。例えば、型810の溝は、フレキシブルパッチ30に円形の貫通孔を形成するように構成され、また平面形状が亜鈴状(dumbbell)である貫通孔を形成するように構成されてよい。
具体的に、両端は円形で前記両端の円形を連結する中心部は両端の直径よりも小さい厚さの柱から構成された、亜鈴状の孔と円形孔がフレキシブルパッチ30に形成された場合(すなわち、亜鈴-孔パターン(Dumbbell-hole pattern)の貫通孔が形成された場合)、このような貫通孔が形成されたフレキシブルパッチ30はオーセチック構造特性を有し得る。すなわち、型810は、円形及び/又は亜鈴状の空き空間を取り囲む柱が形成されている構造から構成される。図9cの型810を用いると、図9dの平面を有する貫通孔を含むフレキシブルパッチ30を得ることができる。
一実施例において、高い通気性を得るために孔間の間隔は、前述したように60μm未満で形成されてよい。一例において、図9cに示されたように、一つの亜鈴貫通孔HCの連結部中心と他の一つの亜鈴貫通孔HCの一端との間の間隔は35μmであり、一つの亜鈴貫通孔HCの一端と他の一つの円形貫通孔HBとの間の間隔は25μmであってもよい。また、円形貫通孔HBの直径は50μm、亜鈴貫通孔HCの一端の内部間隔は100μmであってよい。しかし、これは、単に例示的なものであって、フレキシブルパッチ30の通気性、貼付性、及び耐久性などに基づいて多様に設定されてよい。
犠牲層820は、スピンコーティング方式によって図9aの型810上に形成されてよい。
しかし、スピンコーティング方式が図9cの型810上に犠牲層820を形成するのに適用される場合、PDMSパッチ層830を図9cの型810から分離することができず、(例えば、60μm間隔のような)数十マイクロ単位の間隔で形成された孔を有するフレキシブルパッチ30を製造することができない。図9cの型810が円形及び亜鈴状の貫通孔を形成するように構成されて、型810とPDMSパッチ層830との接触面積が図9aの型810を用いる実施例に比べて増加し、また、図9cの型810内の溝の間隔が細くなってPMMAスピンコーティングが不均衡になるためである。
図9cのような型810上に犠牲層820を形成する場合、気化コーティング方式を用いて犠牲層820を図9cの型810上に形成する(S130)。一例において、気化コーティング方式はSAMs(Self-assembled monolayer)であってよい。
このような過程によって、オーセチック構造特性に連関した幾何学平面を有する型810上に犠牲層820、及びフレキシブルパッチ層830を形成することができる(S810、S830)。その後、溝を超過したフレキシブルパッチ層830部分を除去した後(S850)、犠牲層820をエッチングしてオーセチック構造特性を有する幾何学平面を有するフレキシブルパッチ30を得ることができる。
図9cの型810を用いて製造された図9dのフレキシブルパッチ30は、貼り付け前後の皮膚水分変化量を比較すると約6%の水分変化を誘発する。すなわち、フレキシブルパッチ30が貼り付けられても皮膚の水分損失がほとんど生じない。
再び図8を参照すると、犠牲層820は、ナノ単位乃至マイクロ単位の半導体素子を製造するのに使用可能な物質からなる。一実施例において、犠牲層820は、PMMA(Poly(methyl methacrylate))を含む物質からなる。しかし、これに制限されず、犠牲層820は、ポリマーなどを含む物質からなってもよい。
一実施例において、犠牲層820は、スピンコーティング方式によって凹溝を有する型810の一方の表面上に形成される(S810)。犠牲層820は、型810とフレキシブルパッチ層830との貼り合わせを防止可能であり、且つステップ(S870)のエッチング溶液によって容易に除去可能な厚さで形成される。
フレキシブルパッチ層830は、皮膚の輪郭に応じてパッチの形態が変形可能な適応的接触(conformable contact)が可能になるようにフレキシブル特性を持ち、且つ皮膚に貼り付け可能な貼付性を持つ物質からなる。一実施例において、フレキシブルパッチ層830は、皮膚と機械的特性が類似した弾性重合体からなってよい。一例において、フレキシブルパッチ層830は、PDMS(Poly-dimethylsiloxane)を含む物質からなってよい。
一部の実施例において、フレキシブルパッチ層830は、一定の厚さを有するように形成されてよい。フレキシブルパッチ層830の厚さが薄すぎる場合、皮膚に複数回繰り返し貼り付け可能な程度の耐久性が得られないことがある。一例において、フレキシブルパッチ層830は、75μm以上の厚さを有するように形成されてよい。
フレキシブルパッチ層830が犠牲層820上に形成されるステップ(S830)において、フレキシブルパッチ層830をなすフレキシブル物質(例えば、PDMS)が溝内部を満たすようになる。フレキシブル物質は溝を満たし、さらには溝内部から溢れだすことがある。このように溝内部の体積よりも多くのフレキシブル物質が供給されフレキシブル物質が溝外部に溢れ出すと、フレキシブルパッチ層830の一部が型810の表面よりも高い位置に形成されることもある。
フレキシブル物質が溝に満たされることで、又は溢れ出すことで得られる、型810、犠牲層820及びフレキシブルパッチ層830を含む構造物は、例えば、鋳造物を完成する前に、型に鋳物を注いだ状態の構造物と類似したものである。以下、通常の技術者の理解を助けるために本明細書中でたびたび用いられる鋳物-型構造物は、図8のステップ(S830)で示されたように、フレキシブル物質が溝に満たされた、(又は溝から溢れだすように満たされた)、型810、犠牲層820及びフレキシブル物質を含む構造物のことを指し、フレキシブル物質の硬度は柔らかくても、堅くてもよい。
フレキシブルパッチ層830が形成された後、溝を超過した(すなわち、型810の表面よりも高い位置に形成された)フレキシブルパッチ層830を除去する(S850)。一実施例において、型810の溝を超過したフレキシブルパッチ層830部分(すなわち、超過表面)に板850を当接させ、板850及び/又はフレキシブルパッチ層830(すなわち、鋳物-型構造物)を擦って(rubbing)溝を超過した部分を除去する。
板850は、超過部分のフレキシブル物質を擦りつけて除去する、プラスタリングボード(plastering board)のような役割を遂行する。一実施例において、板850は基板851及び基板851上に形成された犠牲層852を含む。基板851は、擦る機能を遂行するのに適合した構造(例えば、平たい構造)、そして耐久性、及び強度を持っていてよい。また、前記基板851は、非磁性物質からなるものであってよい。一例において、基板851は、シリコン(Si)を含む物質からなるものであってよい。
犠牲層852は、ステップ(S870)にてエッチング溶液によってエッチングされ得る物質からなってよい。一例において、犠牲層852は、犠牲層820と同じ物質(例えば、PMMA)を含んでよい。しかし、これに制限されず、ステップ(S870)にてエッチング溶液によってエッチングされてよく、溝を超過したフレキシブルパッチ層830部分と擦り合う過程で除去以後のフレキシブルパッチ層830の表面に発生し得る損傷を最小化する物質からなってもよい。
一実施例において、犠牲層852は、スピンコーティング方式によって基板851上に形成されてよいが、これに制限されず、多様なコーティング方式によって基板851上に形成されてよい。
ステップ(S850)の擦りつける工程は、超過部分をより効率的に除去するために、追加的な工程を更に含んでよい。
一実施例において、ステップ(S850)は、フレキシブルパッチ層830と板850との接触部分を加熱するステップを含んでよい。例えば、フレキシブルパッチ層830と板850との接触部分に70℃以上の熱を加えて型の溝を超過する部分のフレキシブル物質をより効率的に除去することができる。
フレキシブルパッチ層830又は接触部分に熱が加えられると接触部分の強度が弱くなる(すなわち、柔らかい構造状態を持つ)。これにより、板850をフレキシブルパッチ層830(すなわち、鋳物-型構造物)に擦りつけると(又は鋳物-型構造物を板850に擦りつけると)、相対的な動きによって超過部分のフレキシブル物質が鋳物-型構造物の占める領域の外部に押し出される。例えば、石膏しっくいに支持板をおいてから擦りつけると、支持板の下の石膏しっくいが支持板の占める領域の外部に押し出されるのと類似している。結局、超過部分は次第に高さが低くなっていき、図8に示されたように、溝に満たされたフレキシブル物質の最上層は溝が形成された表面と面一になる。
一実施例において、ステップ(S850)は、接触過程でフレキシブルパッチ層830が板850の一方の表面上に配置されるように上下を反転する(flipping)ステップを含んでよい。反転するステップが行なわれると、板850の一方の表面上にフレキシブルパッチ層830(すなわち、鋳物-型構造物)が配置される。前記実施例において、板850の面積は鋳物-型構造物の面積よりも大きくてよい。
このような配置状態で板850と鋳物-型構造物とを擦り合うと、鋳物-型構造物の動きによって超過部分のフレキシブル物質が鋳物-型構造物の占める領域の外部に押し出され、また鋳物-型構造物の側面に超過部分のフレキシブル物質が残留する確率が一層少なくなる。
また、ステップ(S850)は、フレキシブルパッチ層830と板850との間の接触部分に圧力を加えるステップを更に含んでよい。前記圧力は、図8に示されたように、磁石を用いて加えられてよい。一例において、磁石861と磁石862との間に鋳物-型構造物と板850とが接触した状態で配置されてよい。これにより、磁石861と磁石862との間の引力によって圧力が接触部分に加えられ得る。前述したように、鋳物-型構造物及び板850は非磁性物質からなるものであってよいため、磁石861と磁石862との間における引力の相互作用の発生に影響を及ぼさない。
これにより、鋳物-型構造物と板850とを擦り合った結果、超過部分の除去にかかる時間が短縮でき、除去工程の効率が向上できる。
ステップ(S850)の後、エッチング溶液を用いて犠牲層820をエッチングする(S870)。エッチングは、犠牲層820をエッチングしながら型810、フレキシブルパッチ層830をエッチングしないようにエッチング溶液の選択性(selectivity)を調節しながら行われる。一実施例において、犠牲層820のエッチングに用いられるエッチング溶液はアセトン(acetone)を含んでよい。
実験的な実施例において、溝を超過するフレキシブルパッチ層830の部分を除去した鋳物-型構造物をエッチング溶液に浸漬することで犠牲層820を除去し、型810と鋳物(すなわち、フレキシブルパッチ層830)とを分離する。分離されたフレキシブルパッチ層830は、型810の溝によって形成された複数の孔を含む。前記複数の孔は、ステップ(S850)にて溝内部のフレキシブル物質を型810の表面に一致させたため貫通状に形成される。その結果、図8に示されたように、複数の貫通孔を含むフレキシブルパッチ層830を得ることができ、前記複数の貫通孔を含むフレキシブルパッチ層830はフレキシブルパッチ30として活用され得る。
鋳物-型構造物がエッチング溶液に浸漬されている時間は多様に設定されてよい。例えば、鋳物-型構造物のエッチング時間は、溝の厚さ(すなわち、フレキシブルパッチ30の厚さ)、犠牲層820の厚さ、溝とフレキシブルパッチ層830とが当接する断面積などに応じて決められてよい。
また、ステップ(S870)にてより効率的なエッチング工程のためにエッチング溶液中の鋳物-型構造物は超音波処理が施されてもよい。
ステップ(S810乃至S870)によって製造されたフレキシブルパッチ30は、マイクロ単位の厚さで製造されるにも拘わらず、複数の孔によって貼付性が増加できる。また、前記複数の孔は貫通状孔であって、フレキシブルパッチ30が皮膚に貼り付けられても貼り付け部分の皮膚を外気と遮断しない。したがって、フレキシブルパッチ30は、パッチの表面のみに(例えば、タコの吸盤、又はとかげの足裏のような)マイクロ構造を有するように表面処理して貼付性だけを良くし、通気性は相対的に劣る従来のスキンパッチとは異なり、通気性や貼付性をいずれも有することができる。
また、犠牲層820を用いてフレキシブルパッチ層830を型810から分離すると、フレキシブルパッチ層830に複数の孔(又は孔パターン)を生成し分離する過程で破れるといった損傷が発生しない。
前記フレキシブルパッチ30は、皮膚への貼付性や通気性に非常に優れるので、スキンセンサのような、皮膚に貼り付け可能な多様な電子機器の製造に活用され得る。
更に、フレキシブルパッチ30は、フレキシブルパッチ層830の成分、厚さなどのような物質特性によってより強い貼付性を有することができる。
図10a乃至図10dは、本発明の一実施例に係る、皮膚に貼り付けられるフレキシブルパッチ30の貼付性を説明するための図である。
フレキシブルパッチ30の貫通孔は、マイクロ単位であってフレキシブルパッチ30の大きさに比べて非常に小さく、図10では説明の明瞭性のために省略された。
図10aは、物体と表面との貼り付け原理を説明するための図である。
表面Sに接触する接触物体Pが表面Sに貼り付けられる能力は、可逆性(reversibility)と多元性(pluripotency)の側面で互いに競争する、変形に対する構造的抵抗と界面相互作用との間の競争によって決まる。図10aに示されたように、表面が物体Pによって変形した場合、物体Pと表面Sとの間のエネルギーは、次の数学式2~5によって表され得る。
[数学式2]
UTotal = UAdhesion +UBending
[数学式3]
UAdhesion = -WbR(2θ)
[数学式4]
UBending =+bDθ/12R
[数学式5]
D=Et3
ここで、UTotalは、総ポテンシャルエネルギーを示し、UAdhesionは、物体Pと表面Sとの間の貼り付けエネルギーを示し、UBendingは物体Pによって変形した表面Sの抵抗に連関した曲げエネルギーを示す。ここで、貼り付けエネルギーと曲げエネルギーの符号は単に相互作用の方向を示すものであり、他の実施例では貼り付けエネルギーの符号を+、曲げエネルギーの符号を-と示することもある。
また、Wは貼付仕事(work of adhesion、単位はNm-1)、bは表面に貼り付けられる物体Pの長さ、Rは曲率、θは物体Pと表面Sとの間の接する部分の中心から接する部分が終わる地点までの角度である接触角(contact angle)をそれぞれ示す。Dは、物体Pに対する屈曲強度(flexural rigidity)であって、物体Pの弾性係数(Young’s modulus)と物体の厚さによって決められる。
フレキシブルパッチ30の貼付性をより単純に説明するために、単一層(mono-layer)構造のフレキシブルパッチ30が皮膚表面に貼り付けられる場合を図10aを参照して説明する。
フレキシブルパッチ30が皮膚表面に貼り付けられる場合を図10aに適用すると、表面Sは皮膚表面に相当し、物体Pは貫通孔が形成されたフレキシブルパッチ層830を含むフレキシブルパッチ30に相当する。したがって、フレキシブルパッチ30に対する屈曲強度Dは、フレキシブルパッチ層830の弾性係数E、そしてフレキシブルパッチ層830の厚さtによって決められる。
貼り付けエネルギーが曲げエネルギー以上になってはじめてパッチ30と皮膚表面との貼り付けが可能になる。貼り付けエネルギーが曲げエネルギー未満であると、パッチ30は皮膚表面から脱離する。貼り付けの可否を決めるしきい貼付仕事(Wc、critical work of adhesion)は、次の数学式6によって決められる。
数学式6をWcにてまとめると、物体と表面との貼り付けが保持されるしきい貼付仕事Wcは、Wc=D/(24R2)にて求められる。フレキシブルパッチ30と皮膚表面との貼付仕事Wがしきい貼付仕事Wc以上であると、フレキシブルパッチ30の皮膚表面への適応的接触(conformal contact)が可能になる。一方、フレキシブルパッチ30と皮膚表面との貼付仕事Wがしきい貼付仕事Wc未満であると、フレキシブルパッチ30が皮膚表面に貼り付けられない。よって、フレキシブルパッチ30と皮膚表面との貼り付けが可能になるためには、しきい貼付仕事Wcの大きさが小さく、及び/又はフレキシブルパッチ30と皮膚表面との貼付仕事Wの大きさが大きくなる必要がある。
数学式5を参照すると、パッチ30が弾性係数の大きい物質(例えば、堅い物質)から構成される場合、及び/又は厚さが厚い場合に高い屈曲強度Dを有する。よって、フレキシブルパッチ30の屈曲強度Dが減少する場合及び/又は皮膚表面とフレキシブルパッチ30との貼付仕事が大きい場合にフレキシブルパッチ30を皮膚表面上に安定して貼り付けることができる。
したがって、フレキシブルパッチ30の弾性係数Eが低い場合、フレキシブルパッチ30の厚さが薄い場合にフレキシブルパッチ30を皮膚表面上に安定して貼り付けることができる。
また、フレキシブルパッチ30と皮膚表面との貼り付けエネルギーが大きいほどフレキシブルパッチ30の貼付性が強まる。数学式2を参照すると、皮膚表面とフレキシブルパッチ30との貼り付けエネルギーは貼付仕事Wに依存する。フレキシブルパッチ30と皮膚表面との貼付仕事Wは、次の数学式7で表される。
ここで、γdは接触表面の分散成分(dispersive component of surface)、γpは接触表面の極性成分(polar component of surface)を示す。γdSkinは皮膚の接触表面の分散成分、γdPatchはパッチ30の接触表面の分散成分を示し、γpSkinは皮膚の接触表面の極性成分、γpPatchはパッチ30の接触表面の極性成分を示す。フレキシブルパッチ30は前記数学式7に基づいて構成される。
前述したように、フレキシブルパッチ30は、スキンセンサの製造のために活用され得る。マイクロ厚さ範囲でマイクロ単位のマイクロ素子を支持するのに十分な例示的な弾性係数1MPaを有するPDMSパッチ30を皮膚に貼り付けできる。皮膚表面のγd、γpは部位別に異なるが、前記した変数の最大、最小範囲は、次の表1のように知られている。
前記表1のデータを前記数学式7に適用すると、皮膚とPDMSパッチ30との貼付仕事Wは、次のように概略的に求められる:31≦W≦54mJm-2。弾性係数1MPaを有するPDMSパッチ30の厚さがあらゆる皮膚に対して貼り付けられるためには、貼付仕事が最も低い皮膚表面(Skin Min)にも貼り付け可能になる必要がある。このため、前記PDMSパッチ30はWc=31の値を有しなければならない。よって、PDMSパッチ30は約80μmの厚さで形成されてはじめて前記しきい貼付仕事Wcの条件を満たす。このため、1MPaの単一のフレキシブルパッチ30の厚さは、80μm未満で製造されると皮膚表面への適合性貼り付け(conformal adhesion)が可能になる。
一部の実施例において、1MPaよりも低い弾性係数を有する単一のフレキシブルパッチ30が80μm未満の厚さを有すると、一層強い貼付性を有することができる。他の一部の実施例において、1MPaよりも低い弾性係数を有するフレキシブルパッチ30の一層は80μm以上の厚さでも皮膚表面への適合性貼り付けが可能になる。例えば、皮膚表面に貼り付けられる一層の厚さが100μmの場合でも皮膚に貼り付けできる。
前述したように、屈曲強度Dはフレキシブルパッチ30の貼付能力に連関し、且つフレキシブルパッチ30の形状保持能力に連関する。前記数学式5及び数学式6を参照すると、フレキシブルパッチ30の弾性係数Eが低い場合、フレキシブルパッチ30の厚さが薄い場合にフレキシブルパッチ30を皮膚表面上に安定して貼り付けることができる。
しかし、貼付性のみを考慮してフレキシブルパッチ30の厚さを過度に薄くしたり、弾性係数を過度に低くしたりしてフレキシブルパッチ30を形成すると、ハンドリングが難しい。具体的に、フレキシブルパッチ30の屈曲強度が低すぎると、フレキシブルパッチ30に曲げが発生してハンドリングし難くなり、且つフレキシブルパッチ30の形状を一定に保持し難くなる。そのため、フレキシブルパッチ30の屈曲強度が低すぎると、フレキシブルパッチ30上に他の構成要素を集積するのに困難がある。
これを克服するために、皮膚に貼り付けられる部分は相対的に低い屈曲強度を有し、皮膚に貼り付けられず高い貼付性の必要性が相対的に落ちる他の構成要素が集積される部分は曲げが発生することなく形状が保持されるのに十分な屈曲強度を有するようにフレキシブルパッチ30が構成されてよい。例えば、フレキシブルパッチ30は、より強い貼付性を有し、且つ他の構成要素(例えば、電極、半導体素子、インターレクションなどを含む)を支持するのに十分な屈曲強度を有するように、一つ以上の層から構成されてよい。このようなフレキシブルパッチ30を製造するために、犠牲層820上に形成されるフレキシブルパッチ層830は、一つ以上のサブ層を含んでよい。
図10bは、本発明の一実施例に係る、弾性係数が互いに異なるバイレイヤー構造のフレキシブルパッチ30を説明するための図である。
一実施例において、バイレイヤー構造を有するフレキシブルパッチ30は、強度(rigidity)が異なる二つのサブ層(図10bの第1フレキシブル層831、及び第2フレキシブル層133)を含んでよい。
ここで、皮膚に貼り付けられる第1フレキシブル層831は、皮膚に貼り付けられない第2フレキシブル層832の屈曲強度D2よりも低い屈曲強度D1を有する。例えば、第1フレキシブル層831は、皮膚表面に対する適合性貼付を可能にするために低い弾性係数(例えば、0.04Mpa)を有するように構成されてよい。
一方、第2フレキシブル層832は、フレキシブルパッチ30上に集積される半導体回路などを支持しながら、フレキシブルパッチ30の曲げを適宜制御してハンドリングを容易にするためにより堅く構成される。
図10bに示されたように、第1フレキシブル層831は0.04MPaの弾性係数E 1 を有し、第2フレキシブル層832は1MPaの弾性係数E 2 を有することで、第1フレキシブル層831の方がよりフレキシブルに形成されてよい。
一実施例において、フレキシブルパッチ層830は、プレポリマー(pre-polymer)及び硬化剤(curing agent)を含む第1フレキシブル層831及び第2フレキシブル層832を含んでよい。ここで、前記第2フレキシブル層832は、第1フレキシブル層831の硬化剤の割合よりも高い硬化剤の割合を有するように構成されてよい。一例において、第1フレキシブル層831は、プレポリマー(pre-polymer)と硬化剤との割合が40:1となっていてよく、第2フレキシブル層832は、プレポリマーと硬化剤との割合が10:1となっていてよい。このような硬化剤の割合の差によって第1フレキシブル層831と第2フレキシブル層832の屈曲強度Dが異なるように決められる。
このような構成物質の差によって、第1フレキシブル層831は、第2フレキシブル層832に比べて相対的に柔らかくて(soft)、粘っこく(sticky)構成され、フレキシブルパッチ30の皮膚への貼り付けを可能にする。相対的に堅い第2フレキシブル層832は、フレキシブルパッチ30がスキンセンサなどを製造するために用いられる場合、マイクロ単位の素子を集積するための支持体(例えば、基板)の役割を遂行する。
また、第1フレキシブル層831及び第2フレキシブル層832の厚さは互いに異なるように形成されてよい。前述した数学式5を再び参照すると、屈曲強度Dは、弾性係数E及び厚さに依存して決められる。
図10cは、本発明の第1実施例に係る、厚さが互いに異なるバイレイヤー構造のフレキシブルパッチ30を説明するための図であり、図10dは、本発明の第1実施例に係る、バイレイヤー構造の厚さに応じたフレキシブルパッチの特性を示すグラフを図示した図である。
図10cに示されたように、皮膚表面上にバイレイヤー構造のフレキシブルパッチ30が貼り付けられた場合、一般的に曲面構造を有する皮膚表面の特徴により、貼り付けられたフレキシブルパッチ30は伸びるようになる。伸びたフレキシブルパッチ30には伸びる前の状態に戻ろうとする復元力Fretが適用される。前記復元力Fretは、次の数学式8のように分析され得る。前記フレキシブルパッチ30の第1フレキシブル層831及び第2フレキシブル層832は、同じ物質(例えば、PDMS)から構成された場合、同じ引張応力σ及び引張変形率εを有し得る。
[数学式8]
Fret=F1+F2=wε(t1E1+t2E2)
ここで、F1は皮膚に貼り付けられた第1フレキシブル層831、F2は皮膚に貼り付けられた第2フレキシブル層832に適用されるそれぞれの復元力を示す。t1は第1フレキシブル層831の厚さ、t2は第2フレキシブル層832の厚さを示す。
バイレイヤー構造のフレキシブルパッチ30の全弾性係数Eeqは、次の数学式9で表され得る。
一例において、0.04MPaの弾性係数をもって皮膚に貼り付けられ第1フレキシブル層831が100μmの厚さで形成された場合、フレキシブルパッチ30の有効弾性係数(effective elastic modulus)、及び屈折強度(Flexural rigidity)、そしてフレキシブルパッチ30と皮膚表面とのしきい貼付仕事のグラフは、前記数学式9によって求められてよく、その結果は図10dに示すとおりである。
バイレイヤー構造のフレキシブルパッチ30に含まれた第1フレキシブル層831及び第2フレキシブル層832は、前記数学式9を参照して、フレキシブルパッチ30が活用される製造物(例えば、スキンセンサ)の機能に適合した厚さ及び弾性係数を有するように形成されてよい。
前述したバイレイヤー構造のフレキシブルパッチ層830についての説明は、単に例示的なことであって、本発明のフレキシブルパッチ層830がバイレイヤー構造に限定解釈されることではない。他の実施例において、フレキシブルパッチ層830は、モノレイヤー、トリプルレイヤー構造で形成されてもよい。一例において、フレキシブルパッチ層830は、第2フレキシブル層832のみを含むモノレイヤー構造で形成されてよい。他の一例において、フレキシブルパッチ層830は柔らかい二つの第1フレキシブル層の間に位置した堅い第2フレキシブル層を含むトリプルレイヤー構造で形成されてよい。トリプルレイヤー構造のフレキシブルパッチ層830は、厚さが互いに異なる二つの第1フレキシブル層を含んでもよい。例えば、皮膚に貼り付けられる部分の第1フレキシブル層は10μmの厚さで形成され、反対側の第1フレキシブル層は100μmの厚さで形成されてもよい。
また、マイクロ単位でマイクロ素子を支持する弾性係数として開示された1MPaは、単に例示的なことであって、フレキシブルパッチ30に含まれた第2フレキシブル層832は、他の弾性係数を有してもよい。
このように、フレキシブルパッチ30は、犠牲層820を用いて製造されることで、マイクロ単位厚さのフレキシブルパッチ層830を得る過程で損傷が発生することなく高い耐久性を有することができる。
再び図4を参照すると、第1基板101、犠牲層105、及びセンサ回路ユニット10を形成した後、フレキシブルパッチ30をセンサ回路ユニット10の活性層115に貼り合わせてよい(S430)。貼り合わせは、通常のウエハ(wafer)貼り合わせ技法によって行われてよい。一実施例において、図8の製造過程によって製造されたフレキシブルパッチ30と活性層115との貼り合わせのために、半導体構造物及びフレキシブルパッチ30に対しプラズマ処理(例えば、O2プラズマ処理(plasma treatment))を施して半導体構造物及びフレキシブルパッチ30の貼り合わせ表面を活性化することができる。
一部の実施例において、フレキシブルパッチ30がより粘っこい層及びより堅い層から構成されたバイレイヤー構造のものである場合、フレキシブルパッチ30の貼り合わせ表面は、より堅い層の一方の面であってよい。他の一部の実施例において、フレキシブルパッチ30が二つのより粘っこい表面及び一つのより堅い表面から構成されたトリプルレイヤー構造のものである場合、フレキシブルパッチ30の貼り合わせ表面はより粘っこい層のうちのいずれかの一方の面であってよい。
また、プラズマ処理の前に図5dの半導体構造物上に(例えば、SiO2のような)絶縁層を更に形成してよい。一部の実施例において、貼り合わせのために、フレキシブルパッチ及び半導体構造物に圧力を更に加えてもよい。
その後、プラズマ処理によって表面が活性化されたフレキシブルパッチ30を半導体構造物上に配置し、フレキシブルパッチ30を半導体構造物(すなわち、活性層115)と貼り合わせる(S430)。
そして、エッチングのような過程を経て犠牲層105を除去し、フレキシブルパッチ30を皮膚に貼り付けられる柔軟性の貼り付け基板として有し、前記柔軟性の貼り付け基板上に集積されたセンサ回路ユニット10を含むスキンセンサ1を得ることができる(S450)。
エッチングは、犠牲層105をエッチングしながらスキンセンサ1の構成要素(センサ回路ユニット10及びフレキシブルパッチ30を含む)をエッチングしないように、エッチング溶液の選択性(selectivity)を調節しながら行われる。犠牲層105のエッチングに用いられるエッチング溶液はアセトン(acetone)を含んでよい。
前記貼り合わせ過程(S430)は、スキンセンサ1の通気性を極大化するために、スキンセンサ1の構成要素間の配置に更に基づいて行われてよい。
スキンセンサ1の構成要素は、スキンセンサの動作原理に基づいて配置されてよい。図2を参照して前述したように、皮膚の変形を感知するためのスキンセンサ1を製造するための場合、フレキシブルパッチ30は、活性層115の一部がフレキシブルパッチ30のフレキシブル物質と接しないように貫通孔が活性層115上に配置される(S430)。一例において、図2を参照して前述したように、前記フレキシブルパッチの複数の貫通孔と前記絶縁層の複数の貫通孔とが平面上マッチングするように、前記フレキシブルパッチが前記活性層上に配置される。これにより、空中に位置した活性層115の変形結果を最大に得ることができる。
また、フレキシブルパッチ30は、活性層115下の構成要素に更に基づいて配置される。一実施例において、スキンセンサ1を製造するために、電極111の一部(例えば、電極111A及び 111Bに含まれた延長バー)又は全部の上に絶縁層113の貫通孔H1が配置され、前記絶縁層113の貫通孔H上に活性層115が配置され、前記活性層115上にフレキシブルパッチ30の貫通孔H2が配置されてよい。ここで、絶縁層113の貫通孔H1は、図2bに示されたように、フレキシブルパッチ30の貫通孔H2と斜影部分がマッチングするように配置されてよい。このような配置構造によって、スキンセンサ1は、活性層115の動作に基づいて皮膚情報を効果的に得ることができ、且つスキンセンサ1の高い通気性を確保することができる。
更に、フレキシブルパッチ30を半導体構造物上に(すなわち、活性層115上に)配置するために、フレキシブルパッチ30を配列用ガラス(Align glass)上に配置してよい。フレキシブルパッチ30は、柔軟な特性上、その表面が平らではないことがある。フレキシブルパッチ30の貼付性は皮膚貼り付け表面が平らであるほど増加する。したがって、ルーラーを用いて配列用ガラス上にフレキシブルパッチ30の断面が平らになるように配置した後、フレキシブルパッチ30を半導体構造物上に転写し、配列用ガラスを除去して表面が平らなフレキシブルパッチ30を有するスキンセンサ1を製造することができる。これにより、スキンセンサ1の貼付性を極大化することができる。
このように電子機器の半導体素子が圧電物質を含む場合、電子機器は皮膚に貼り付けられて皮膚の変形及び/又は弾力情報を得ることができるスキンセンサとして活用され得る。前述した過程を経て製造されたスキンセンサ1は、皮膚に貼り付けられた状態でセンサとして動作することができる。変形が感知される圧電物質は相対的に大きい貫通孔上に配置され、スキンセンサは皮膚の生理学的挙動による皮膚変形情報をより効率的に得ることができる。
また、本発明の多様な実施例に係るスキンセンサ1は、皮膚つっぱりの測定にも用いることができるだけでなく、皮膚の弾力の測定に活用することができる。
<第2実施例>
図11a乃至図11bは、本発明の第2実施例に係る、スキンセンサの製造過程を概略的に示した概念図である。
図4及び図11を参照すると、本発明の第2実施例に係るスキンセンサの製造方法は、図4の第1実施例に係るスキンセンサの製造方法と相当部分類似しているため、相違点を主に説明する。
図4に示されたように、センサ回路ユニット10の活性層115は、センサ回路ユニット10の構成要素のうちのフレキシブルパッチ30と最も近く位置するように形成される。
しかし、他の実施例において、センサ回路ユニット10の活性層115は、センサ回路ユニット10の構成要素のうちのフレキシブルパッチ30と最も遠く位置するように形成されてよい。すなわち、図1b及び図1cのスキンセンサ1を製造することができる。
第2実施例に係る皮膚に貼り付け可能なスキンセンサ1を製造する方法は、第1実施例と同様に、基板101上に犠牲層105を形成するステップ(S1101);センサ回路ユニット10を犠牲層105上に形成するステップ(S1110);センサ回路ユニット10と貫通孔を含むフレキシブルパッチ30を貼り合わせるステップ(S1130);及びスキンセンサ1を製造するために犠牲層105をエッチングするステップ(S1150)を含む。
前記実施例において、センサ回路ユニット10を犠牲層105上に形成するステップ(S1110)は、犠牲層105上に活性層115を形成するステップ(S1111);活性層115上に絶縁層113を形成するステップ(S1113);及び絶縁層113上に電極111及び/又はインターコネクト112を形成するステップ(S1115)を含んでよい。
このように、スキンセンサ1は、活性層115がスキンセンサ1の最上段に位置するように製造されてよい。第2実施例によって製造されたスキンセンサ1は、回路構成要素(すなわち、電極111及び/又はインターコネクト112)と活性層115の位置が入れ替えされただけであり、残りの構造は同一である。したがって、図11のスキンセンサ1の動作原理は、図2のスキンセンサ1の動作原理と同等であり、詳しい説明は省略する。
前述した実施例に係る皮膚に貼り付け可能な電子機器を製造する方法は、半導体素子を形成する過程と複数の貫通孔を含むフレキシブルパッチ30を製造する過程とが分離されている。しかし、本発明の他の実施例によれば、第1実施例又は第2実施例の電子機器を一体型(all-in-one)工程によって製造してもよい。
<第3実施例>
図12a乃至図12hは、本発明の第3実施例に係る、スキンセンサの製造過程を概略的に示した概念図である。
図4及び図12を参照すると、本発明の第3実施例に係るスキンセンサの製造方法は、図4の第1実施例に係るスキンセンサの製造方法と相当部分類似しているため、相違点を主に説明する。
第2実施例に係るスキンセンサの製造方法によれば、第1実施例と同様な構造を有するスキンセンサ1が製造できる。しかし、図12を参照すると、本発明の第3実施例に係るスキンセンサ1の製造方法は、フレキシブルパッチ30を製造する過程とセンサ回路ユニット10を含む半導体構造物を製造する過程とが分離されていない、一体型(all-in one)製造過程から構成される。すなわち、フレキシブルパッチ30の製造過程と半導体構造物の製造過程とが分離されている第1実施例のスキンセンサ1の製造方法とは区別される。
図12a乃至図12hを参照すると、第3実施例において、皮膚に貼り付け可能なスキンセンサ1を製造する方法は、基板101上に犠牲層105を形成するステップ(S1201);前記犠牲層105上にセンサ回路ユニット10を形成するステップ(S1210)であって、電極111及び/又はインターコネクト112を犠牲層105上に形成するステップ(S1211);前記電極及び/又はインターコネクト上に絶縁層113を形成するステップ(S1213);及び前記絶縁層113上に活性層115を形成するステップ(S1215)を含む。また、フレキシブルパッチ層830を前記センサ回路ユニット10上に(すなわち、前記活性層115上に)形成するステップ(S1230);複数の貫通孔を形成するために型810をフレキシブルパッチ層830に当接するステップ(S1240);スキンセンサ1を製造するために犠牲層105をエッチングするステップ(S1250);及び型810を除去するステップ(S1270)を含む。
このように、第3実施例のスキンセンサ1の製造方法によって製造されたスキンセンサ1は、柔軟性の貼り付け基板であるフレキシブルパッチ30上にすべての回路素子と相互接続部分を形成したモノリシック(monolithic)電子機器に該当する。第3実施例のスキンセンサ1の製造方法では、小型化、軽量化した電子機器を生成することができ、且つ電子機器の集積度と信頼度が高まり、大量生産が可能であるためコストが低廉であるという長所がある。
図12aを参照すると、一実施例において、犠牲層105は、フォトリソグラフィ、エッチング溶液の選択性(etching selectivity)、熱的安定性(thermal stability)などを考慮して形成される。一例において、犠牲層105は、Cr、Al、Ni、Au、及びこれらの組み合わせのうちの一つ以上を含む物質からなってよい。一部の実施例において、犠牲層105は、コストを考慮して更に形成されてよい。この場合、犠牲層105は、例えばCr、Al、Ni、及びこれらの組み合わせのうちの一つ以上を含む物質からなってよい。
ステップ(S1210)にて、前記金属犠牲層105上に多結晶の活性層115などを含むセンサ回路ユニット10(すなわち、多結晶の半導体構造物)を蒸着する。一実施例において、電極111及びインターコネクト112、絶縁層113、及び(例えば、センシング物質として動作する)活性層115が順次犠牲層105上に形成される。
一例において、多結晶の活性層115は、第1実施例と同様に、ストレッサを用いた転写によって形成されてよい。
他の一例において、前記多結晶の半導体物質は基板に関係なく成長することができるので、犠牲層105上に直接成長して形成される。例えば、多結晶の活性層115は、スパッタリング、蒸発(evaporation)のようなPVD(physical vapor deposition)方式、又は低圧CVD(Low-pressure CVD)、プラズマ増強CVD(Plasma-enhanced CVD)などのようなCVD(Chemical vapor deposition)方式によって直接蒸着して形成されてもよい。一部の例において、多結晶の活性層115の成長は、500℃以下の温度で行われてよい。
一例において、各層は、図12cに示されたように、通気性の確保のために絶縁層113はフレキシブルパッチ30の貫通孔に対応する貫通孔を有するように形成される。
ステップ(S1201及びS1210)は、フォトリソグラフィ基盤のエッチング工程によって行われる。
その後、センサ回路ユニット10上にフレキシブルパッチ層830を形成する(S1230)。前記フレキシブルパッチ層830は、貫通孔が形成されていないフレキシブルパッチ30である。フレキシブルパッチ層830は、センサ回路ユニット10上に直接形成される(S1230)。フレキシブルパッチ層830を形成する過程及びフレキシブルパッチ層の成分、構造、厚さなどは、図8及び図10を参照して前述したところ、詳しい説明は省略する。
フレキシブルパッチ層830を形成した後、フレキシブルパッチ層830に貫通孔を形成してよい。
ステップ(S1240)にて、貫通孔の形成は、ソフトリソグラフィ基盤の工程によって行われてよい。一例において、貫通孔の形成は、マイクロ型(micromolding)を用いたソフトリソグラフィ工程によって行われてよい。
具体的に、一実施例において、貫通孔を形成するために型810をフレキシブルパッチ層830に当接する(S1240)。型810は、図9a及び図9cに示された平面形態を有する溝構造で構成されたものであってよい。型810の溝の深さはセンサ回路ユニット10(すなわち、活性層115)からフレキシブルパッチ層830までの厚さ以上の深さを有してよい。
前記型810は、貫通孔を形成するためにセンサ回路ユニット10(すなわち、活性層115)まで到逹するようにフレキシブルパッチ層830と当接する。すなわち、型810は柔らかい物質にはんこを押すのと類似している。型810がフレキシブルパッチ層830に当接すると、フレキシブルパッチ層830に貫通孔を形成するように溝の枠部分がフレキシブルパッチ層830を貫通する。
ステップ(S1240)にて、型810の溝の枠領域がフレキシブルパッチ層830をより容易に貫通するように、フレキシブルパッチ層830を加熱する過程が更に行われてよい。
図12では、活性層115が配置される貫通孔だけが形成される型810を示しているが、これは単に説明の明瞭性のためのことである。ステップ(S1240)では、通気性を強化するために一つ以上の貫通孔を形成し得る型810を用いてよい。
ステップ(1240)にて、貫通孔は、自立式スキンセンサ1を製造するために形成されてよい。すなわち、型810によって形成される貫通孔のうちの少なくとも一つは、図2を参照して説明したように、電極111のジグザグのバー上に配置される。
一実施例において、貫通孔は、型810に含まれた一つ以上のキー穴(key hole)及び半導体構造物に含まれた一つ以上の配列キー(alignment key)に基づいて電極111の一部の上に形成される。これにより、スキンセンサ1が自立式構造を有することができる。第2実施例に係る製造方法によって製造されたスキンセンサ1の構造は、第1実施例のスキンセンサ1の構造と同一であるので、同一の動作原理によって皮膚情報を得ることができる。
前記実施例において、型810は一つ以上のキー穴(key hole)を含んでよい。前記キー穴は、スキンセンサ1の通気性のためのフレキシブルパッチ30の貫通孔とは異なる貫通孔であって、図12に示されてあように異なる平面(例えば、十字架)で構成されてよい。
前記実施例において、型810のキー穴にマッチングされる一つ以上のキーが半導体構造物にステップ(S1040)以前に形成されてよい。一実施例において、キー穴の孔の形態にマッチングされる平面形態を有する、一つ以上のキーがステップ(S1211)で形成されてよい。前記一つ以上のキーは、電極111及び/又はインターコネクト112をなす物質と同一の物質、及び/又は同一の方式によって形成されてよい。
ステップ(S1240)で貫通孔を形成するように型810とフレキシブルパッチ層830とが当接した後、犠牲層105をエッチングする(S1250)。犠牲層105の除去の後、型810を除去してスキンセンサ1を製造する。
このように、第2実施例に係る製造方法では、基板101上にフォトグラフィーを用いて半導体回路を形成し、その上に直接ソフトリソグラフィを用いて皮膚の通気性を阻害しない生体適合した(biocompatible)PDMSパッチ30を形成してスキンセンサ1を製造することができる。これにより、半導体回路(すなわち、センサ回路ユニット10)及びフレキシブルパッチをそれぞれ別に作製した後に貼り合わせる必要がないため工程の複雑性が減少し、且つ高い素子転写利得(device transfer yield)を得ることができる。
<第4実施例>
図13a乃至図13kは、本発明の第4実施例に係る、スキンセンサの製造過程を概略的に示した概念図である。
図12及び図13を参照すると、本発明の第4実施例に係るスキンセンサの製造方法は、図12の第3実施例に係るスキンセンサの製造方法と相当部分類似しているため、製造過程については第3実施例との相違点を主に説明する。
第4実施例に係るスキンセンサの製造方法によれば、第2実施例と同一の構造を有するスキンセンサ1が製造できる。すなわち、図1b及び図1cに示されたスキンセンサ1が製造できる。
本発明の第4実施例に係るスキンセンサ1の製造方法は、フレキシブルパッチ30を製造する過程とセンサ回路ユニット10を含む半導体構造物を製造する過程とが分離されていない、一体型(all-in one)製造過程から構成される。すなわち、フレキシブルパッチ30の製造過程と半導体構造物の製造過程とが分離された第2実施例のスキンセンサ1の製造方法と区別される。
第4実施例において、皮膚に貼り付け可能なスキンセンサ1を製造する方法は、基板101上に犠牲層105を形成するステップ(S1301);センサ回路ユニット10を形成するステップ(S1310);センサ回路ユニット10上にフレキシブルパッチ層830を形成するステップ(S1330);複数の貫通孔を形成するために型810をフレキシブルパッチ層830に当接するステップ(S1340);スキンセンサ1を製造するために犠牲層105をエッチングするステップ(S1350);及び型810を除去するステップ(S1370)を含む。
一方、第4実施例のスキンセンサ1は、その構造が第2実施例のスキンセンサ1と同一である。したがって、第4実施例のセンサ回路ユニット10は、犠牲層105を形成した後に活性層115、絶縁層113及び回路構成要素(電極111及び/又はインターコネクト112)の順に積層される(S1310)。すなわち、ステップ(S1310)は、活性層115を形成するステップ(S1311);活性層115上に絶縁層113を形成するステップ(S1313);及び絶縁層113上に電極111及び/又はインターコネクト112を形成するステップ(S1315)を含む。
第4実施例によれば、単結晶構造からなる活性層115を用いてスキンセンサ1を製造することができる。単結晶物質は、金属犠牲層105上に直接成長させることができない。
単結晶の半導体物質を成長させるためには、単結晶半導体と同一又は類似の基板、及び最小700℃以上の温度が必要となる。そのため、単結晶の活性層115を金属犠牲層105に直接形成する代わりに、ストレッサを用いる2DLTストレッサ転写を行って活性層115を金属犠牲層105上に形成する。
具体的に、図13cに示されたように、先ず、犠牲層105上にポリアミド層109を形成し(S1309)、2DLT工程で引き離した単結晶の薄膜(すなわち、活性層115)をポリアミド層109に転写して活性層115を形成する過程が追加される(S1311)。
一実施例において、ポリアミド層109は、ポリアミド(polyamide)を含む物質からなってよい。例えば、ポリアミド層109は、種々のフィラー(filler)が含まれたコンパウンド状のものであって、未硬化構造(uncured structure)で形成されてよい。
また、ステップ(S1311)は、活性層115の幅がフレキシブルパッチ30の貫通孔の幅よりも小さくなるように活性層115をパターニングするステップを更に含む。図13cで形成された活性層115の幅はパターニングによって図13dに示されたように減少するようになる。
次いで、図13eに示されたように、フレキシブルパッチ30の貫通孔にマッチングする貫通孔を有する絶縁層113が形成される。すると、図13kに示されたように、パターニングされた活性層115上に絶縁層113及びフレキシブルパッチ30を貫通する貫通孔が形成できる。図5bを参照して前述したように、絶縁層113の貫通孔が、フレキシブルパッチ30の貫通孔を通じて移動する空気の流れを妨害しないようにフレキシブルパッチ30の貫通孔とマッチングして形成されるためである。
ステップ(S1311)にて、活性層115;ストレッサ層730及びテープ層750を含む転写構造物を用いて活性層115をポリアミド層109上に転写する。その後、活性層115を除くストレッサ層730及びテープ層750を除去してポリアミド層109上に活性層115だけを位置させる。転写構造物を用いた活性層115の形成は、図7を参照して説明した内容と類似しているので、詳しい説明は省略する。
また、第4実施例に係るスキンセンサ1の製造方法は、ポリアミド層109を除去するステップ(S1360)を更に含む。一実施例において、ポリアミド層109は、(例えば、O2プラズマエッチングを含む)プラズマエッチングによって除去される。
以上のように、本発明の実施例によれば、皮膚に貼り付け可能な電子機器1を得ることができる。前記電子機器1は、半導体回路ユニット10の形成過程とフレキシブルパッチ30の形成過程とが分離された工程によっても製造でき、又は一体型工程によって半導体回路ユニット10とフレキシブルパッチ30を含む電子機器1を得ることができる。
以上、図面に図示された実施例を参考にして本発明を説明してきたが、これらの実施例は例示的なものに過ぎず、当該分野における通常の知識を有する者であれば該実施例から種々の変形が可能である点が理解できるはずである。なお、かかる変形は本発明の技術的保護範囲内にあるとみるべきである。よって、本発明の真正な技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲の技術的思想によって決められるべきである。