本明細書の実施形態にはシステムおよび方法が含まれる。少なくとも一部の開示される方法は、本開示のいくつかの実施形態により明らかにされ、実行することができる。本開示に係るいくつかのシステムは、少なくとも1個の回転子と1個の固定子を備えることがあり、あるいは、システムは多数の回転子と多数の固定子を備えることがある。本開示の実施形は単独で、または累積的に、強磁性体や常磁性体、例えば、限定しないが電磁鋼などの磁区からの豊富な利用可能な電気的エネルギーを活用する独自の方法の目的を達成することができる。例えば、比較的弱い磁場を利用して、回転子極および固定子鉄を作るのに使用される強磁性体および常磁性体の磁区を整列させる発電機などの電気機械の態様を含む様々な例示の実施形態が本明細書で論じられ、説明される。本開示において、回転子の電磁場は、強磁性体および常磁性体の磁区が磁気コイルの比較的弱い磁場により整列されるにつれて、方向が揃えられ、強度が発達する。磁区が整列されるにつれて、移動する磁場の力が強磁性体や常磁性体の金属の電子スピンからエネルギーを得る整列された磁区から主に発生する。磁区は、磁性材料の中の磁化が均一な方向となっている領域である。これは、原子の個々の磁気モーメントが互いに揃えられているということを意味する。複数の磁区を隔てる領域は磁壁と呼ばれ、磁壁において、本開示の極性のあるコイルにより作り出されたものなどの誘導磁化は一つの磁区における方向から隣の磁区における方向へコヒーレントに回転し、その結果、磁区が比較的弱い磁気コイルの磁場に晒された場合に磁区は整列されうる。本開示の電磁鋼の場合、空気の透磁率μ(H/M)の比率は1.2567×10-6H/Mであり、電磁鋼の透磁率は5.0×10-3H/Mである。それゆえ、空気に対する電磁鋼の比透磁率μ/μ0は、最大で4000である。そのため、本開示は部分的に、または全体的に、比較的小さいエネルギー入力を用いて強磁性体および/または常磁性体からエネルギーを取り入れる能力を与える。強磁性体および常磁性体は、太陽からの光子によく似たエネルギー源を提供する。
本明細書の実施形態にはシステムおよび方法が含まれる。少なくとも一部の開示される方法は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体から命令を受け取る少なくとも1つのプロセッサにより実行することができる。同様に、本開示に係るシステムは1つのプロセッサおよびメモリを備えることがあり、メモリは非一時的なコンピュータ可読記憶媒体でありうる。本明細書で使用される場合、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つのプロセッサにより読むことのできる情報またはデータを記憶可能な任意の種類の物理的メモリを指す。例として、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハードドライブ、CD-ROM、DVD、フラッシュドライブ、ディスク、および任意の他の既知の物理的記憶媒体が挙げられる。さらに、「メモリ」や「コンピュータ可読記憶媒体」などの単数形の用語は、複数のメモリなどの多数の構造体を指すことができる、および/または、本明細書で「メモリ」と呼ばれるコンピュータ可読記憶媒体は、別途定めのない限り、任意の種類のコンピュータ可読記憶媒体を含みうる。コンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つのプロセッサにより評価するための、本明細書の実施形態に係るステップまたは段階をプロセッサに実行させる命令を含む命令を記憶することができる。さらに、1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体を、コンピュータで実施される方法を実装する際に利用することができる。「コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、有形の物を含み、搬送波や過渡的信号は除外されると理解されたい。
本開示の実施形態は、例えば、過去のシステムや方法に対して数多くの利点を提供し、高効率で逆方向トルクまたは電磁気的抗力がない電力を作り出す、発電機などの電気機械の態様を含む様々な例示の実施形態が本明細書で論じられ、説明される。その利用および適用により抗力を除去することの妥当性が超電導コイルの利用と共に提示され、論じられる。例えば、本開示の実施形態は、従来の回転式発電機と比べて5つの設計変更により逆方向トルクが実質的に存在しない発電機設計のためのシステムおよび方法を提供する。
次にこれらの変更について説明する。本明細書で開示される固体の静的な回転子により、任意の実施形態または発電機固定子の設計において発電機回転子を動作させることができる。この回転子により、回転子は回転せずに磁極のみが回転するため、逆起電力または逆方向トルクなしに回転子の磁極を任意の速度で回転させることができる。
本開示の実施形態に従い、従来の双極または回転する多極を、回転磁極を作り出して電力を発生する単極、双極、もしくは多極の固体回転子、または固定子構造物の複数の層を用いて構成される一連の固定子と交換することを含む、回転式発電機から逆方向トルクを除去するための方法が開示される。回転子は静止しているため、発電機が電気的負荷に接続された場合に固定子片内に形成される誘導磁極間にエネルギーを消費する相互作用は存在せず、発電機は回転子を適切な周波数で回転させるエネルギーも必要としない。
本開示の実施形態のうちの一つに従い、同心で環状の回転子と二重回転子が環状の固定子および二重固定子と交互になっている。この配置は、回転子/固定子が外側へ進むにつれてより多くの発電能力を提供する。
逆方向トルクを除去することで、この設計変更のみにより交流発電機または直流発電機を400%~500%向上した効率で動作させることができる。逆方向トルクの除去は、幾何学的な分離または固体技術に起因しうる。本開示の固体機械は、最大透磁率を有する材料からできた、固体のコンピュータ制御された発電機を開発することで逆方向トルクを除去する。出力電力を作り出す入力エネルギーの大半は、発電機の電磁鋼または他の強磁性体もしくは常磁性体の特有の電子スピンのパターンによりもたらされる。高い透磁率を有する材料は、低い透磁率の材料と比べて多くの磁区を有する。
例示の実施形態で表されるものに対する実現可能な代替手段として、様々な材料が想定されることが理解されるであろう。例えば、突極に巻き回された巻線は銅とすることができるが、あるいは、例えば、限定されないがグラフェンなどの別の充分に導電性のある材料とすることができる。さらに、様々な大きさの前記材料が実現可能であると想定される。例えば、巻線は米国ワイヤゲージ規格(American Wire Gauge)の18番の銅製マグネットワイヤ(magnet wire)とすることができるが、あるいは他の大きさを有していてもよい、および/または、巻線は異なる材料からできていてもよい。実際、本開示で論じられる材料の大きさおよび組成は例であるに過ぎず、制限していると解釈されるべきではない。
ここで、本開示に従って実現される例示の実施形態について詳細に言及するが、その実施例は添付の図面に示されている。
図1は、突極片110および磁束スリーブ120を見せている、本開示の実施形態に係る例示の回転子積層体100の端部断面図を示す図である。例示の実施形態では、磁束スリーブ120はミューメタルの磁束スリーブ120であるが、透磁率、強度および耐久性に対する設計要求に合致する他の適切な材料、例えばパーマロイがふさわしい選択肢として、または、組み合わせて使用することが想定される。回転子の主部は、例に過ぎないが、突極110が形成されるように治具上で積層されうる0.34mmの焼きなまされた電磁鋼の円板(示されていない)からレーザー切断されることがある。回転子積層体100は、回転子積層体100を治具上へ取り付けることができるように、軸130を含むように製造することができる。治具は、軸130によって受けられるように、または軸130を取り付ける際に軸130が特定の治具に適合するような大きさとなりうるように、選択することができる。軸130は、ミューメタルスリーブ120を用いてスリップフィットすることができる。回転子積層体100の主部および突極110は、加圧して穴140内の締結部材(図示されていない)を介して保持することができる。様々な実施形態では、締結部材はボルト、ピン、リベット、および同種のもののうちの1つまたは複数を含みうる。そして、絶縁された突極巻線(図2~図21で最も良く示されている)を極片110に巻き回すことができる。
図2は、突極110、磁束スリーブ120、および極片巻線150を見せている、本開示の実施形態に係る、レーザー切断された円板(示されていない)から作られた例示の回転子積層体100の端部断面図を示す図である。各突極110は2本のリード線を有することができて、例えば、極1はリード線KおよびLを用いてN極に励磁することができて、極5はリード線MおよびNを用いてS極に励磁することができる。保持ボルトを収容する保持穴140が支持軸130およびミューメタルのスリーブ120と共に示されている。別の実施形態では、各突極110は3本以上のリード線を有することがある。巻線の材料としてふさわしいものとして様々な材料が想定されるが、材料は、インダクタンス、Q値、引張強度、および同種のものなどの多数の所望の関連パラメータに基づいて選択されうる。
図3は、時計回りに角度がつけられた突極片310および極片巻線320を見せている、本開示の実施形態に係る例示の回転子積層体300の端部断面図を示す図である。この角度により、各極からの発達する磁場を時計回りの方向に45°の角度で発生させることができて、存在している同様の隣接する極により磁場は反発されるので、磁束は回転子の表面に平行に、時計回りの方向に回転しうる。
図4は、16個の巻き付けられている突極110および磁束スリーブ120を見せている、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子の主部400の図を示す図である。突極110およびミューメタルのスリーブ120を支持軸130と共に含む、積層されて加圧された回転子積層体100を含む回転子400が示されている。
本開示の実施形態に従い、従来の双極子または回転する回転子を、回転磁極を作り出して電力を発生する単極、双極、または多極の静的固体回転子400と交換することを含む、回転式発電機から逆方向トルクを除去するための方法が開示される。回転子400は静止しているため、発電機が電気的負荷に接続された場合に固定子極片110内に形成される磁極間にエネルギーを消費する相互作用は存在せず、発電機は回転子を適切な周波数で回転させるエネルギーも必要としない。
例示の実施形態では、この回転子の新設計は、電磁鋼から積層体100を所望の直径まで切断することで実現される。一部の実施形態では、直径は6インチ(15.24センチ)でありうる。別の実施形態では、直径は6インチ(15.24センチ)より大きい。さらに別の実施形態では直径は6インチ(15.24センチ)より小さい。例示の実施形態では、積層体100は、回転子が16個の突極片を備えるように切断することができる。他の数の突極片110は、例えば所望の電力入力/出力に応じて選択されることがある。突極片110は異なる大きさ、または同じ大きさであってもよく、積層体100の中心に対して均一に、または均一ではなくあらかじめ規定されたパターン、または不規則なパターンに従う別の分布に従って分散させることができる。後述する図5~図21は、異なる実施形態に係る、様々な別の構成を示す。極片110は、所望の適切な電磁石ワイヤ150を巻き付けることができる。マグネットワイヤ巻線150は、コンピュータ制御されたゲーティングシステム(示されていない)、例えばプログラマブル論理センタ(PLC)に接続されうる2本のリード線で終端することができて、これにより、例えば、励磁回路(示されていない)内のMOSFETゲーティングシステムを用いて、第1極性から第2極性へ、そして第2極性から第1極性へと交互に切り替えることが可能となる。例えば4極の回転子の場合は、突極は1グループ当たり4極の4つのグループに分けて配線される、あるいは、1グループ当たり8極の2つのグループに分けて配線されるが、2つまたは4つのグループに限定されない。
60Hzの電力入力と4極の回転子を含む例示の実施形態では、極性はグループごとに交互にされうる。つまり、第1グループの極1は第1極性であり、第2グループの極1は第2極性であり、第3グループの極1は第1極性であり、第4グループの極1は第2極性であり、などとなる。各グループの極1は、半導体励磁回路により励磁することができる。各グループの極2は、半導体励磁回路により励磁することができる。各グループの極3は、半導体励磁回路により励磁することができる。各グループの極4は、半導体励磁回路により励磁することができる。励磁シーケンスの様々な実施形態が想定され、それらの実施形態には異なる励磁時間遅延が含まれうる。一実施形態では、各グループの極1を励磁することができて、例えばその2.084ミリ秒後に極2を励磁することができて、そしてまた、例えばその2.084ミリ秒後に極3を励磁することができて、そしてまた、例えばその2.084ミリ秒後に極4を励磁することができて、そして、例えばその2.084ミリ秒後に極1を再び励磁することができて、サイクルが繰り返される。別の実施形態では、(例えば)n番目の極とn+1番目の極の励磁の間の時間遅延は、n+1番目の極とn+2番目の極のものと比べて、異なることがある。
極回路は、第1サイクルでは第1極性の直流電流で、第2サイクルでは第2極性の直流電流で励磁することができる。第1サイクルおよび第2サイクルで、60Hz電流の場合は16.667ミリ秒毎に1つの直流サイクルを構成する。他の周波数、例えば50Hzなどに対して適切な調整がなされることがある。各極は、磁気突極110のそれぞれに対して、例えば4.167ミリ秒の崩壊時間で(4.167の崩壊時間に限定されない)、例えば4.167ミリ秒(4.167ミリ秒に限定されない)にわたって励磁することができる。励磁波は時計回りに進み、各極が形成される際に各極を歪ませ、その前の極の反発する磁束によって各極の磁束は前向きに時計回りに押し出される。励磁波は、実際には、別々の分離された磁極を所望の周波数で時計回りに環状に常に押し出し、磁極は分離されて、第1極性と第2極性が交互に現れる。その結果、16.667ミリ秒の全サイクル毎に、回転子部材そのものが物理的に回転することなしに4つの区別できる磁極が回転し続けるように、励磁が第1極性から第2極性へと切り替わる。
2極の磁気回転子の場合、突極110は1グループ当たり8個の極片110の2つのグループに分けて配線されることがある。各グループの極片110は、励磁システムの回路(示されていない)に接続されることがある。例えば、第1グループの極1は第1極性で、第2グループの極1は第2極性である。各グループの極1はソリッドステート励磁チャネルにより励磁することができる。各グループの極2は、ソリッドステート励磁基板チャネル(示されていない)により励磁することができる。各グループの極3は、ソリッドステート励磁チャネルにより励磁することができる。各グループの極4~8のそれぞれは、いずれもソリッドステート励磁基板チャネルにより励磁することができる。
例に過ぎないが、各グループの極1を励磁することができて、例えばその1.042ミリ秒後に各グループの極2を励磁することができる。各グループの極2を励磁することができて、例えばその1.042ミリ秒後に各グループの極3を励磁することができる。各グループの極3を励磁することができて、例えばその1.042ミリ秒後に各グループの極4を励磁することができる。各グループの極4を励磁することができて、例えばその1.042ミリ秒後に極5を励磁することができる。各グループの極5を励磁することができて、例えばその1.042ミリ秒後に極6を励磁することができる。各グループの極6を励磁することができて、例えばその1.042ミリ秒後に極7を励磁することができる。各グループの極7を励磁することができて、例えばその1.042ミリ秒後に極8を励磁することができる。各グループの極8を励磁することできて、例えばその1.042ミリ秒後に各グループの極1を励磁することができて、サイクルが繰り返される。
励磁の極性は、各サイクルで変わる。それゆえ、4極のユニットの場合は、極性は16.667ミリ秒のサイクル毎に2回切り替わり、2極のユニットの場合は、励磁の極性は60Hz電流に対して16.667ミリ秒のサイクル毎に2回切り替わる。
例えば、単極の磁気回転子の場合、16個の突極110は1グループ当たり4個の極片110の4つのグループに分けて配線される。16個のすべての極片110は、例えば8.3335ミリ秒(8.3335ミリ秒に限定されない)にわたってN極に励磁することができて、そして16個のすべての極片110は、例えば別の8.3335ミリ秒(8.3335ミリ秒に限定されない)にわたってS極に励磁することができて、その結果、全サイクルはそれぞれ16.667ミリ秒となる。各グループの極片110は、PLCに駆動される励磁システムの回路に接続されることがある。その結果、実施形態において、第1グループの極片1は第1極性とすることができて、第2グループ、第3グループ、第4グループの極片1は1サイクルの間は第1極性とすることができて、その後にこれらのグループすべては極片1、2、3、4を第2極性に切り替える。つまり、回転子全体が360°にわたる第1極性と360°にわたる第2極性に交互になることがある。交互に現れる極性は、例えばMOSFETゲーティングシステムにより制御することができる。回転する磁場の速度は、発生した電流の周波数とは関連しない。周波数は、例えば、50Hz、60Hz、または任意の他の所望の周波数に対して、コンピュータ制御されたゲーティングシステムにより制御することができる。磁場の回転速度は、励磁の進行速度により制御することができる。
例えば、7500rpmの磁場の回転速度を得るには、以下のシーケンスを適用することができる。各グループの極片1を励磁することができて、例えばその0.5ミリ秒後に極片2を励磁することができて、そして、例えばその0.5ミリ秒後に極片3を励磁することができて、そして、例えばそのさらに0.5ミリ秒後に極片4を励磁することができて、そして、例えばその0.5ミリ秒後に極片1を再び励磁することができて、励磁の極性が切り替えられるまでサイクルが繰り返される。それぞれの極片110を、例えば0.1ミリ秒、励磁することができる。極回路は、第1サイクルでは第1極性の直流電流で、第2サイクルでは第2極性の直流電流で励磁することができる。上述したように、第1サイクルと第2サイクルの組み合わせで完全な交流サイクルが構成される。
本開示の固体の静的な回転子の設計により、任意の実施形態、または発電機回転子の設計において発電機回転子を動作させることができる。この設計により、回転子磁極を電力出力周波数を考慮せずに任意の速度で回転させることができる。周波数は、回転子の速度によってではなく、励磁回路により制御することができる。
前述したように、この回転子の新設計は、例えば所望の材料から積層体100を所望の直径まで切断することで実現される。例示の実施形態では、積層体100は電磁鋼から切断される。次に説明する図5~図21はこの新設計を示し、極片110は、所望の適切な電磁石ワイヤ150を巻き付けることができる。
図5は、本開示の実施形態に係る、回転磁極を発生する例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第1パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。固体回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図5は、4つの磁極を有し、突極110の励磁方式は各磁極と関連づけられている、定常状態の回転子400を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。4個の回転子磁極は、第1N極(N-Aとラベルが付けられている)、第1S極(S-Aとラベルが付けられている)、第2N極(N-Bとラベルが付けられている)、および第2S極(S-Bとラベルが付けられている)を含む。各磁気回転子極は、電気的に励磁され巻き付けられた4個の突極片110を含む。N極励磁用リード線KおよびL、ならびにS極励磁用リード線MおよびNは、以下の方法で逐次的に励磁される。
図5に示される第1パルスでは、第1磁極グループ(突極1~4)は第1極性で励磁され、第2磁極グループ(突極5~8)は第2極性で励磁される。第3磁極グループ(突極9~12)は第1極性で励磁され、第4磁極グループ(突極13~16)は第2極性で励磁される。突極1、5、9、13は、第1ソリッドステート励磁基板チャネル(CH1)および第2ソリッドステート励磁基板チャネル(CH2)により励磁することができる。突極2、6、10、14は、第3ソリッドステート励磁基板チャネル(CH3)および第4ソリッドステート励磁基板チャネル(CH4)により励磁することができる。突極3、7、11、15は、第5ソリッドステート励磁基板チャネル(CH5)および第6ソリッドステート励磁基板チャネル(CH6)により励磁することができる。突極4、8、12、16は第7ソリッドステート励磁基板チャネル(CH7)および第8ソリッドステート励磁基板チャネル(CH8)により励磁することができる。例示の実施形態では、各グループ内で、突極片110は同時に励磁されるのではなく、逐次的に励磁される。例えば、第1グループ(極1~4)では、突極1は第1極性で励磁され、例えばその2.084ミリ秒後に突極2が第1極性で励磁され、例えばその2.084ミリ秒後に突極3が第1極性で励磁され、例えばその2.084ミリ秒後に突極4が第1極性で励磁される。すべての極が逐次的に1つの極性に励磁された後に、極性が切り替えられる。例えば、極4が2.084ミリ秒にわたって第1極性に励磁された後、突極1が今度は第2極性で再び励磁されて、サイクルが繰り返される。つまり、極はサイクルの前半で第1極性の直流で励磁され、サイクルの後半で第2極性の直流で励磁される。サイクルの前半および後半で、60Hz交流電流の場合は16.667ミリ秒毎に1つの交流サイクルを構成する。60Hz以外の周波数に対して適切な調整がなされることがある。
60Hz電流の場合、例えば各突極に対して4.167ミリ秒の緩和時間で(4.167ミリ秒の緩和時間に限定されない)、各極が例えば4.167ミリ秒(4.67ミリ秒に限定されない)励磁される。励磁波は時計回りに進み、各磁極が形成されるにつれて各磁極を歪め、その結果、その前の極からの磁束に反発することで、回転子400の表面に平行に前向きに時計回りに磁束を押し出す。図5の場合の結果は、4つの控えめな交互に並ぶ磁極が所望の周波数で時計回りに環状に循環することである。極は交互に起こる第1極性と第2極性により分けられる。16.667ミリ秒の全サイクルはどれも半サイクル毎に180°の回転で第1極性と第2極性を含む。4つの区別できる磁極は、回転子部材が物理的に回転することなしに、回転し続ける。
図6は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第2パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図6は、回転する極を発生する突極110の励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。控えめな磁極の16ステップにわたる回転の第2パルスであるこの図では、ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極2~5)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極6~9)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極10~13)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極14~16および1)とラベルが付けられる。図5のように、図6の各磁気回転子極も電気的に励磁されてマグネットワイヤなどの適切な導体から形成された極巻線150が巻き付けられた4個の突極片110から成る。しかし、図6の例では、極グループは図5でのそれぞれの位置と比べて1つの極の分だけ時計回りに回転している。例えば、第1磁極グループはここでは回転子極2~5を含み、第2磁極グループはここでは回転子極6~9を含み、第3磁極グループはここでは回転子極10~13を含み、第4磁極グループはここでは回転子極14~16および1を含む。これらのグループの中で、N-A極性およびN-B極性を有する回転子極(すなわち、回転子極2~5と10~13)がN極に巻き回されたマグネットワイヤリード線K-Lを介して励磁され、S-A極性およびS-B極性を有する回転子極(すなわち、回転子グループ6~9と14~16および1)がS極に巻き回されたマグネットワイヤリード線M-Nを介して励磁され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5に関連して記載されたのと同様に、極性グループが1個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図7は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第3パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図7は、回転する極を発生する突極の励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。これは、4つの別々の磁極の16ステップにわたる回転の第3パルスである。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極3~6)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極7~10)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極11~14)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極15~16および1~2)とラベルが付けられる。各磁気回転子極グループは、電気的に励磁されてマグネットワイヤが巻き付けられた4個の突極片から成る。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが2個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図8は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第4パルスにおける16個の突極すべてに対して示された極の巻線と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図8は、回転する極を発生する突極の励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。これは、360°の回転を含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる回転の第4パルスを描いている。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極4~7)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極8~11)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極12~15)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極16および1~3)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁されてマグネットワイヤが巻き付けられた4個の突極片から成る。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが3個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図9は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第5パルスにおける16個の突極すべてに対して示された極の巻線と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図9は、回転する極を発生する突極の励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。これは、360°の回転を含む、別々の磁極の16ステップにわたる回転の第5パルスを描いている。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極5~8)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極9~12)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極13~16)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極1~4)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁されてマグネットワイヤが巻き付けられた4個の突極片から成る。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが4個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図10は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第6パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図10は、回転する極を発生する突極の励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。これは、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第6パルスを描いている。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極6~9)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極10~13)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極14~16および1)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極2~5)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁されてマグネットワイヤが巻き付けられた4個の突極片から成る。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが5個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図11は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第7パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。本発明の回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図11は、回転磁極を発生する突極の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図11は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第7パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極7~10)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極11~14)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極15~16および1~2)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極3~6)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁されてマグネットワイヤが巻き付けられた4個の突極片から成る。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが6個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図12は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第8パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。本発明の回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図12は、回転磁極を発生する突極110の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子400を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図12は、360°の回転および60Hz交流電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第8パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130が示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極8~11)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極12~15)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極16および1~3)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極4~7)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片110から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図8と同様に、極性グループが7個の回転子極110の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図13は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第9パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図13は、回転磁極を発生する突極110の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図13は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第9パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極9~12)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極13~16)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極1~4)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極5~8)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが8個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図14は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第10パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図14は、回転磁極を発生する突極110の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図14は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第10パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極10~13)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極14~16および1)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極2~5)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極6~9)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片110から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが9個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図15は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第11パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図15は、回転磁極を発生する突極110の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図15は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第11パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極11~14)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極15~16および1~2)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極3~6)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極7~10)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片110から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが10個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図16は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第12パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図16は、回転磁極を発生する突極110の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図16は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第12パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極12~15)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極16および1~3)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極4~7)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極8~11)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片110から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが11個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図17は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第13パルスにおける16個の突極すべてに対して示された極の巻線と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図17は、回転磁極を発生する突極の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図17は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第13パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極13~16)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極1~4)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極5~8)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極9~12)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが12個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図18は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第14パルスにおける16個の突極すべてに対して示された極の巻線と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図18は、回転磁極を発生する突極110の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図18は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第14パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極14~16)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極2~5)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極6~9)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極10~13)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片110から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが13個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図19は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第15パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト用穴140を露出させている。図19は、回転磁極を発生する突極110の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図19は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第15パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極15~16および1~2)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極3~6)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極7~10)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極11~14)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片110から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが14個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図20は、本開示の実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第16パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。回転子400は、端部積層体100および保持ボルト140を露出させている。図20は、回転磁極を発生する突極110の逐次的励磁サイクルの定常状態の図における4極回転子を描いている。突極110は1~16と番号が付けられている。図20は、360°の回転および60Hz電流の2サイクルを含む、4つの別々の磁極の16ステップにわたる発生および回転の第16パルスを示す。ミューメタルのスリーブ120および軸130も示されている。4つの磁極はラベルが付けられ、第1N極はN-A(突極16および1~3)とラベルが付けられ、第1S極はS-A(突極4~7)とラベルが付けられ、第2N極はN-B(突極8~11)とラベルが付けられ、第2S極はS-B(突極12~15)とラベルが付けられる。各磁気回転子極は、電気的に励磁され、極巻線150が巻き付けられた4個の突極片110から成り、例示の実施形態では、極巻線150はマグネットワイヤから形成することができる。N極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はK-Lと表され、S極に巻き回されたマグネットワイヤリード線はM-Nと表され、Kは+、Lは-、Mは-、Nは+である。これらの励磁用リード線は、図5と同様に、極性グループが15個の回転子極の分だけ移動したことを除き、逐次的に励磁される。
図21は、本開示および図5で説明された実施形態に係る例示の固体回転子400の端面図を、4極で60Hzサイクルの第1パルスにおける16個の突極110すべてに対して示された極の巻線150と励磁極性シーケンス回路と共に示す図である。
図22は、本開示のシステムの分離された例示の構成要素、すなわち、本開示の実施形態に係る、内側回転子積層体2200、固定子積層体2210、および外側回転子積層体2220の断面図を示す図である。図22Aの内側回転子2200は、図4の実施形態で示されるものと似た、16個の突極片2230を露出させている。図22の実施形態は、あるいは図1~図2および図4~図21に示される突極片110を備えうることが想定される。これらの積層体2200、2210、および2220は、積層、加圧、絶縁された後に、突極2230は銅線またはグラフェンなどの他の適切な導電体を巻き付けることができる。内側回転子2200が巻き付けられて適切なリード線が取り付けられた後に、内側回転子2200は絶縁ワニスに浸漬することができる。その後、内側回転子2200は適切な温度で適切な時間にわたって焼成することができる。そして、内側回転子2200は軸2240を介して治具(示されていない)に取り付けられる。図22Bの固定子積層体2210は、積層されて適切な圧力で加圧することができる。例示の実施形態では、固定子積層体2210は、積層されて50トンの圧力で加圧されることがある。圧力をかけながら、締結部材(示されていない)を保持穴140を通して取り付けることができる。その後、固定子2210は絶縁および巻き付けを行うことができる。例示の実施形態では、米国ワイヤゲージ規格の18番の銅製絶縁マグネットワイヤを用いて巻き付けが行われる。しかし、巻線材料の選択が米国ワイヤゲージ規格の18番の銅製マグネットワイヤに限定されるとは考えられない。例示の実施形態では、巻線の方式は、1グループ当たり3つのコイルの12グループと4つの磁極で構成される。コイルは、平行に巻かれた4本の米国ワイヤゲージ規格の18番の電線を用いて9回巻き付けとすることができる。巻線のスパンは1~7とすることができて、接続は「高Y字型」、「低Y字型」、または「三角形」とすることができるが、上記の巻線の方式または接続には限定されない。固定子2210は、外側スロット2250および内側スロット2260において巻き付けられる。
図22Cの外側回転子積層体2220は、所望の厚さまで積層して、適切な圧力で加圧することができる。一部の実施形態では、外側回転子積層体2220は、50トンの圧力で加圧されることがある。圧力をかけながら、締結部材を保持穴2270、2280を通して取り付けることができる。その後、外側回転子積層体2220は、絶縁および巻き付けが行われる。例示の実施形態では、外側回転子積層体2220の突極2290は、平行に巻かれた9本のAWGの銅製マグネットワイヤを用いて48回巻き付けとすることができる。上述したように、巻線の方式は、平行に巻かれた9本のAWGの18番の銅製マグネットワイヤを用いた48回巻き付けには限定されない。巻き付け後に、外側回転子2220を絶縁ワニスに浸漬して、ワニスを硬化するために適切な温度で適切な時間にわたって焼成することができる。そして内側回転子積層体2200、治具、固定子積層体2210、および外側回転子積層体2220を組み立てて、1つの部品(図23で最も良く示されている)とすることができる。その後、回転子リード線が適切な方法で接続される。
図23は、本開示の実施形態に係る、例示の内側回転子積層体2200、固定子積層体2210、および外側回転子積層体2220の組立品の2つの端部断面図C.S.-1およびC.S.-2を示す図である。C.S.-2における積層体は組み立て用タブ2310を含み、このタブは、積層体が適切な厚さで積層された場合に外側回転子組立品の4つの部分の接続および固定に利用される。しかし、C.S.-1で見られる積層体は、組み立て用タブ2310を含まない。C.S.-1で見られる積層体は、C.S.-2の積層と交互に積層されている。有利なことに、C.S.-1の積層とC.S.-2の積層を交互にすることで、組み立て中に締結部材を外側回転子および固定子のユニットの全体の長さを通過させるというより難しい作業ではなく、短い保持ボルトなどの短い締結部材を組み立て用タブ2310内で利用して組み立てることが可能となる。図24は、図23の断面図C.S.-1で見られる、内側回転子2200の内側固定子積層体2210および外側回転子積層体2220に対する位置を明らかにしている。これらの構成要素は、巻き付けられて接続された後に、最大安定出力に合わせるよう動作しながら、交互に回転させる必要がある。
図24は、絶縁および巻き付けができる状態になっている、本開示の実施形態に係る内側回転子積層体2200、固定子積層体2210、および外側回転子積層体2220の組立品の端部断面斜立面図を示す図である。内側回転子積層体2200、固定子積層体2210、および外側回転子積層体2220は巻き付けられて適切に接続された後に、一緒に加圧して、構成要素を回転させる自動調整機構により調整することができて、固定子2210からの3つの三相レグ出力のそれぞれに取り付けられた電圧センサからの電圧平衡フィードバックループにより制御される。これについてはさらに先で詳細に説明する。例示の実施形態では、内側回転子積層体2200、固定子積層体2210、および外側回転子積層体2220の3つすべての端部は、組み立ておよび調整が完了した際には、同一平面として、所定の位置に固定することができる。有利なことに、調整機構は能動的であり、動作中は動的である。
図25~図29は、固定子2210(内側固定子および外側固定子)において三相電力を発生させる際の(C.S.-1で見られる)内側回転子積層体2200と外側回転子積層体2220の相互作用と働きを明らかにしている。内側回転子積層体2200の極片2230および外側回転子積層体2220の極片2290は、所望する適切な電磁石ワイヤを巻き付けることができる。図25~図29の極片2230は図1~図2および図4~図21に示される極片110とほぼ同様だが、図4に示される極片310などの他の極片形状。概して、極片は様々な形状を規定することができて、単一の実施形態においては1種類の形状、または多数の形状のいずれかを規定しうる。極片のそれぞれは、ほんの一例として、略楕円形、矩形、または卵形の形状のうちの1つまたは複数を規定しうる。マグネットワイヤコイル2500は、2本のリード線2510および2520で終端することができて、各極からの2本のリード線2510および2520は、例えばプログラマブル論理センタ(PLC)を用いて、コンピュータ制御されたゲーティングシステムに直列、または並列に接続することができて、これにより、例えば励磁回路内のMOSFETゲーティングシステムを用いて、第1極性から第2極性へ、そして第2極性から第1極性へと交互に切り替えることが可能となる。並列または直列に配線される、4極の内側回転子2200および外側回転子2220の場合、図25で磁束2530がN極である場合は、磁束2540はS極であり、突極2230および2290は1グループ当たり4極の4つのグループ、あるいは、1グループ当たり8極の2つのグループに分けて配線することができるが、2つまたは4つのグループに限定されない。別の実施形態では、グループ分けは異なる規定がされることがある。
図25に示されるような60Hz電力で4極回転子の場合、グループ1の極1は内側極回転子1において第1極性で、外側回転子の極1において第2極性であり、極1または内側極5のグループ2は第2極性で、外側回転子5において第1極性である。グループ3の極1は内側回転子の突極9において第1極性であり、グループ3の極1は外側回転子の突極9において第2極性である。グループ4の極1(突極13)は第2極性の内側回転子であり、グループ4の極1(突極13)は外側回転子の突極13において第1極性である。
各グループの極1は、半導体励磁回路(示されていない)により励磁することができる。各グループの極2は、半導体励磁回路により励磁することができる。各グループの極3は、半導体励磁回路により励磁することができる。各グループの極4は、半導体励磁回路により励磁することができる。例示の励磁シーケンスが図25~図29に漸進的に示されており、図25では各グループの極1を励磁することができて、例えばその2.084ミリ秒後に図26で極2を励磁することができて、そしてまた、例えばその2.084ミリ秒後に図27で極3を励磁することができて、そしてまた、例えばその2.084ミリ秒後に図28で極4を励磁することができて、そして、例えばその2.084ミリ秒後に図29で極1を再び励磁することができて、サイクルが繰り返される。
極回路は、第1サイクルでは第1極性の直流電流で、第2サイクルでは第2極性の直流電流で励磁することができる。第1サイクルおよび第2サイクルで、60Hz電力の場合は16.667ミリ秒毎に1つの交流サイクルを構成する。他の周波数、例えば50Hzなどに対して適切な調整がなされることがある。各極は、磁気突極のそれぞれに対して、例えば4.167ミリ秒の崩壊時間で(4.167ミリ秒の崩壊時間に限定されない)、例えば4.167ミリ秒(4.167ミリ秒に限定されない)にわたって励磁することができる。内側回転子積層体2200の突極2230と外側回転子積層体2220の突極2290の間の磁気結合により、固定子2210内の磁束の強度が増大して、電力出力が改善される。励磁波は時計回りに進み、各極が形成されるにつれて各極を歪ませ、その前の極の反発する磁束によって各極の磁束は前向きに時計回りに押し出される。励磁波は、実際には、別々の分離された磁極を所望の周波数で時計回りに環状に常に押し出し、磁極は分離されて、第1極性と第2極性が交互に現れる。その結果、16.667ミリ秒の全サイクル毎に、回転子400そのものが物理的に回転することなしに4つの区別できる磁極が回転し続けるように、励磁が第1極性から第2極性へと切り替わる。
調整は、他の有極性の配置/グループ分けに対してなされることがある。
図30は、外側回転子巻線3000、内側回転子巻線3010、外側固定子巻線3020、および内側固定子巻線3030を見せている、本開示の実施形態のうちの1つの上端図を示す図である。また、積層体の層を固定して回転子400を作るために外側回転子積層体2220の組み立て用タブ2310の中へ挿入された締結部材3040も見える。突極2230は1~16と番号が付けられている。
図31は、巻き付けられ、取り付けられた、以前の図のいずれかの実施形態に係る装置(外側回転子積層体、固定子積層体、および内側回転子積層体を積み重ねたもの)を含む、発電機3100の組立品の上方斜め方向を示す図である。
図32は、本開示の実施形態に係る固定子2210の基本巻線パターン3200を示す図である。図32の例示の方式は、1グループ当たり3つのコイルを有する4つのコイルグループ3210、3220、3230を示す。コイルのスパンは1~7であり、巻線は36スロットでの重ね巻きである。リード線は、慣習に従ってラベルが付けられて、「高Y字型」、「低Y字型」、または「三角形」の結線で接続することができるが、これらの接続には限定されない。相コイルは、本明細書では異なる線種により符号化され、鎖線=相(1)またはU、実線=相(2)またはV、破線=相(3)またはWである。コイルの他のグループ分けおよびスパンが実現可能であると予想される。
図33は、本開示の実施形態に係る、内側回転子積層体2200、固定子積層体2210、および外側回転子積層体2220の複数の組立品を含む例示の回転子3300の端面図を示す。本開示の設計により、回転子および固定子を数を制限することなく外側へ放射状に拡張して、出力能力を指数関数的に向上させることができる。この多層の回転子/固定子ユニットに対する番号付けはこのユニットに特有のものであり、この点で、図22および図23に描かれている一固定子/二重回転子のユニットとは異なる。図22および図23のユニットは、回転子突極2230、2290を形成する常磁性体または強磁性体の磁区を整列させる回転子コイル3000、3010に給電する必要のある5kWと共に、25kWの電力出力能力を有することができる。磁区が整列されるにつれて、発達する磁束が固定子コイル3020、3030を励磁して電力を作り出す。回転子2200、2220への入力電力は発電機固定子2210により作り出され、回転子2200、2220へ電流を送るソリッドステートリレーを用いてバッテリコンデンサインタフェースを介してフィードバックされる。図22および図23のユニットにおける巻線は以下の通りである。
外側回転子積層体2220:
平行に巻かれた9本のAWG18番、48回巻
外側固定子積層体2210:
平行に巻かれた4本のAWG18番、9回巻
12のコイルグループ
1グループ当たり3つのコイル
図32および図33の組立品における巻線は以下の通りである。
回転子3310:
平行に巻かれた9本のAWG18番、48回巻。
回転子3320:
平行に巻かれた11本のAWG18番、58回巻。
回転子3330:
平行に巻かれた18本のAWG18番、192回巻。
固定子3340:
平行に巻かれた4本のAWG18番、9回巻、
スパン1~7、12のコイルグループ、1グループ当たり3つのコイル。
スロット3350内の固定子巻線:
平行に巻かれた5本のAWG18番、9回巻、
スパン1~7、12のコイルグループ、1グループ当たり3つのコイル、並列になっている5つのコイルグループ。
スロット3360内の固定子巻線:
平行に巻かれた5本のAWG18番、9回巻、12のコイルグループ、
スパン1~7、1グループ当たり3つのコイル、並列になっている7つのコイル。
図34は、図33のように組み立てられた回転子と固定子の積層体の断面図を示す図である。様々な積層体が図35~図38では分離されて最も良く示されている。
回転子および固定子のスロットに対するスロット面積を精査すると、固定子スロット3350、3360の容積は、図22および図23のスロット2250、2260のスロット容積の12倍の大きさであることがわかった。3400および3410の回転子スロットの容積は、図22Cおよび図23に示される対応するスロットの8.5倍の大きさである。向上した電力出力を以下で推定する。効率はこれらの差分の合計と等しく、つまり、電力出力が20.5倍に増加しており、図22および図23の組立品を含む発電機の出力が12.5kWの出力であると仮定すると、控えめに見ても12.5×20.5で256.25kWに等しい。しかし、図22および図23の組立品の出力能力は50kWの出力となりうる。この出力を推定できる場合、この場合の出力能力は1025kWになりうる。図34Aは、積層体の組立品の様々な測定値を具現化した例である。
図35は、図33および図34の実施形態で見られるものと同じ内側固定子積層体3500を示す図である。この図では、巻線スロット3510、保持穴3520、およびヒートシンク要素3530を示している。この積層体3500は、所望の高さまで所望の方法で積層して、その後に適切な圧力で適切な時間にわたって加圧することができる。圧力をかけながら、トルクボルトなどの締結部材が保持穴3520に取り付けられる。その後、固定子積層体3500は絶縁されて適切なマグネットワイヤが巻き付けられる。そして、固定子積層体3500は「Y字型」または「三角形」の結線で接続されるが、「Y字型」または「三角形」には限定されない。その後、固定子積層体3500を絶縁ワニスに浸漬して、ワニスを硬化するために適切な温度で適切な時間にわたって焼成することができる。
図36は、図34の実施形態で見られるものと同じ内側回転子積層体3600の図面を示す図である。積層体3600は所望の高さまで積層して、適切な圧力で適切な時間にわたって加圧することができる。トルクボルトなどの締結部材を保持穴3610に取り付けることができる。そして、積層体は絶縁を行って、スロット3620および3630に電線を巻き付けることができる。例示の実施形態では電線は銅線とすることができるが、別の電線材料を個別に、または組み合わせて用いる他の実施形態も実現可能である。コイルを縛り付けることができて、図25~図29のリード線などのリード線が取り付けられる。その後、積層体を絶縁ワニスに浸漬して、適切な温度で適切な時間にわたって焼成することができる。
図37は、図34の実施形態で見られるものと同じ中間二重固定子3700の図面を示す図である。この積層体3700は所望の高さまで積層して、その後に適切な圧力で加圧することができる。圧力をかけながら、締結部材を保持穴3710に取り付けることができる。そして、積層体は絶縁を行って、スロット3720、3730に適切な導体材料を巻き付けることができる。コイルは「Y字型」または「三角形」の結線で接続されるが、「Y字型」または「三角形」の結線には限定されない。その後、積層体を絶縁ワニスに浸漬して、ワニスを硬化するために適切な温度で適切な時間にわたって焼成することができる。
図38は、図34の実施形態で見られるものと同じ外側回転子積層体3800の図面を示す図である。積層体3800は8つの部分に切断して積層することができる。この積層体は、積層されたら加圧されて、締結部材と共にトルクを与えられて、絶縁された後に巻き付けを行うことができる。そして、リード線を付けて縛り付けることができる。その後、積層体を絶縁ワニスに浸漬して、適切な温度で適切な時間にわたって焼成することができる。そして、積層が組み立て用タブ3810および保持穴3820を用いて組み立てられる。
図39は、本開示の実施形態のうちの一つの固定子の接続の図面を示す図である。相(1、またはAもしくはU)のリード線(4)3900はコイル3905へ入力され、出力(1)はジャンパー線3904を介して(1)Aに接続する。(1)Aがコイル3908へ給電する。3906(4)Aからの出力リード線は、ジャンパー線3910を介してリード線(7)に接続する。リード線(7)がコイル3912へ給電する。出力リード線(10)はジャンパー線3914を介して(10)Aを接続する。リード線(10)Aがコイル3916へ給電する。3916からのリード線(7)Aは、ジャンパー線3920を介して中性端子3918に接続する。
相(2、またはBもしくはW)のリード線(5)3922はコイル3924へ入力される。リード線(2)はジャンパー線3926を介して(2)Aに接続する。リード線(2)Aはコイル3928に給電し、コイル出力リード線(5)Aはジャンパー線3930を介してリード線(8)に接続する。リード線(8)はコイル3932に給電し、コイル3932の出力リード線(11)はジャンパー線3934を介して(11)Aに接続する。リード線(11)Aはコイル3936に給電し、リード線(8)Aはジャンパー線3820を介して中性端子3918に給電する。
相(3、またはCもしくはV)はジャンパー線3942を介してコイル3940に接続する。リード線(3)はジャンパー線3944を介して(3)Aに接続する。リード線(3)Aはコイル3946に接続し、出力リード線(6)Aはジャンパー線3948を介して(9)Aに接続する。リード線(9)Aはコイル3950に給電し、出力リード線(12)Aはコイル3952に給電する(12)に接続し、出力リード線(9)はジャンパー線3954を介して中性端子3918に接続する
図40は、本開示の実施形態に係る固定子積層体により発生した三相電力のオシロスコープ出力波形を示す図である。三相のレグはお互いに給電する。負電圧を有するリード線は、より正電位のリード線からの電子流を受ける。描かれているように、ゼロ度において相A4010は電子を相B4020および相C4030へ供給する。90度において、相B4020は電子を相A4010および相C4030へ供給している。200度において、相C4030は電子を相B4020および相A4010へ供給している。1つの全サイクルは360度である。
図41~図43は、本開示の実施形態の、回転子および固定子の組立品を覆うカウリング4100の立面図を示す。構成要素は様々な適切な方法に従って製造することができて、その方法として、限定されないが、3D印刷、射出成形、ブロー成形、熱成形、および同種のものを挙げることができる。構成要素は分離可能な複数の部分で製造することができる。有利なことに、発電機が分離可能な複数の部分から形成される場合、組み立ての作業者は、発電機全体を廃棄する必要なしに、技術的問題を抱える部分を取り除くことができる。上部ボンネット4110は、図42で示されるように持ち上げることができる。基部4120は金属で出来ており、調整プロセス中に回転子を回転させて調整するのに必要とされる回転機構を含む。調整が完了した後に、システムは所定の場所に固定される。図42および図43において、カウリングの構成要素4110、4120、4130、4140、4150、4160のすべてが組み立ておよび分解が容易となるようにお互いに分離可能であることがわかるであろう。
図44は、本開示の実施形態に係る、相巻線コイル4410、4420、および4430のうちの3つが所定の位置にある発振変調器積層体4400の端面投影図を示す図である。現在一般的に使われている回転式発電機の場合、回転子は動作速度においてフライホイール効果を発揮して、電圧を安定させて電力出力を高める。本開示の場合、変調器4400が回転子/フライホイール効果の役割を果たす。変調器コイルは、(0.34mmに限定されないが)最大で0.34mmの電磁鋼で作ることができる、本図の積層体を適切な圧力で加圧することで作られる。適切な圧力をかけながら、トルクボルトなどの締結部材を保持穴4440を通して使用することができる。変調器積層体4400を絶縁した後に、スロットコイル4410、4420、および4430が所定の位置に取り付けられる。スロットコイル4410、4420、および4430は、AWG18番の絶縁された銅製マグネットワイヤで作ることができるが、AWG18番の絶縁された銅製マグネットワイヤには限定されない。例示の実施形態では、36スロットで1~7のスパンで5本が平行に巻かれて9回巻きとされた12のコイルグループが存在するが、36スロットで1~7のスパンで5本が平行に巻かれて9回巻きとされた12のコイルグループに限定されない。接続は、4極で「高Y字型」の固定子接続となっている。可変コンデンサ負荷がL1~L2、L2~L3、およびL1~L3に接続される。また、可変負荷のコンデンサがL1と中性端子の間、L2と中性端子の間、L3と中性端子の間にもある。コイル巻線およびラベルが付けられたリード線が図45に示されている。具体的には、1~7のスパンが例示の実施形態として示されている。「高Y字型」接続は図39に表示されている。
図46~図49は、発振変調器4400の組立品の図を提供する。特に図46は、コイル4610が完全に巻き付けられて、4極1800rpmの三相60Hz電気モータとして接続された発振変調器4400の固定子4600を示す。図47は、固定子4600の中へ挿入される変調器回転子4700を示す。変調器回転子4700は、図48に示される保持棒4800により所定の位置に両端で固定され、図48では固定子4600の側面図も提供される。図48の保持穴4810は、図46に示される締結部材4620を受け入れるよう構成される。例示の実施形態では、図48および図49に示されるコンデンサ4820、4830、および4840がL1~L2、L2~L3、L1~L3、およびL1と中性端子の間、L2と中性端子の間、L3と中性端子の間に取り付けられる。変調器4400は、図49におけるL1、L2、およびL3からのリード線を図30および図31の固定子システムの出力リード線に接続することで動作する。三相電力が変調器固定子4600のコイルを通って流れるにつれて、4つの交互になっている極が発生し、これらの極は1800rpmで回転して、変調器回転子4700の磁心内で高電圧の三相電力を発生する。コンデンサ4820、4830、および4840は、充電および変調器回転子4700のコイルの巻線への放電が繰り返し行われる。周期的に振動する磁束が発電機の巻線に影響を及ぼし、発電機の回転子のインピーダンスがこの影響を受ける。有利なことに、変調器4400の出力リード線の静電容量の適切な自動調整を常に行うことで、発電機の回転子コイルのインピーダンスが50%超低減されて、発電機の電力出力を安定した三相電力より50%超向上させることができる。
図50は、本開示の実施形態に係る自律型発電機5000に関連するプロセスを示すブロック図である。図50のブロック図は、本開示の発電機の機能する自律的動作の概略である。システムは、諸図および図1~図21についての記述で説明されるコンピュータシステムシーケンスを起動することで給電される。プログラムによりリレー5010の優先順位付けと励磁が引き起こされる。リレー5010は、コンピュータ化されたシーケンスプログラムにより開閉され、電圧および電流を直流電力としてソリッドステートリレーバンク内のMOSFETゲーティングシステムへ送る。適切なリレーが開放されると、電流が発電機5000内の適切な回転子コイルを流れることができる。電流はコイルを通って流れ、励磁システム5010に給電する電源の中性端子へと戻る。発電機5000からの電力出力は、電磁鋼の磁区を整列させる回転子コイルにより形成される比較的弱い磁場により発生する(図50A)。磁区が整列するのにつれて、回転子からの磁束は、すべての磁区が整列されるまでは指数関数的に増加する。すべての磁区が整列された場合、電磁鋼の極は飽和していると言われる。すべての磁区が整列された場合、極を通る追加の電流は、各ユニットへの入力電力に対して、1ユニット分の出力電力を発電機からもたらすに過ぎないであろう。所定の動作では、発電機5000は、1ユニットの回転子への入力に対して各極が少なくとも4.3ユニット分の電力を発電機5000の固定子から作り出しうるように、固定子から1ユニット分の電力を取り出してコンデンサインタフェースおよびDC-DC電源を介して渡し、この1ユニットを回転子コイルを介して戻して磁区を整列させることができる。重要なことに、これにより、発電機5000を永久運動機関ではないものの自律的にすることができる。電力は、回転子コイルによる相対的に弱い磁場を用いて磁区を整列させるプロセスから得られる。磁区は、金属の不対電子のスピンにより形成される。太陽電池パネルよりも永遠に続く動作はない。太陽光発電の光起電性(PV)パネルは、光子がシリカ(PV)セル内の電子と衝突することで太陽光線を電気へと変換する。電子はエネルギーを光子から取り出して、飛び去って行く。光子の発振周波数が高いほど、より大きな電子エネルギーが作り出される。本開示は、金属の不対電子により作られる自然磁区を利用し、この磁区が発電機の回転子により作り出された弱い電磁場の影響下で揺り動かされて整列される。整列された磁区が足し合わされることで、非常に強力で移動する磁場が作り出される。この移動する磁場が電子を押し出して固定子巻線を通過させることで、電気が作り出される。太陽電池は太陽の力を取り入れるが、本開示は金属の不対電子のスピンの力を取り入れる。図50Aは、ヒステリシス曲線を提供する。具体的には、図50Aは、ガウスを単位とする発生した磁束の強度の変動とコイルへ与えられる電流の大きさの関係を電磁鋼とプレキシグラスの両方に対して描いたグラフを示す。電磁鋼の場合に(例えば)30Aで発生する磁束の強度はプレキシグラスの場合よりも大きく、これは、電磁鋼の磁区を本開示の実施形態に従って整列させるためである。図50Aは、図51に係る文脈の中に位置付けられる。
図51は、本開示の実施形態に係る発電機の極モジュール5100の図を、端子台5105a、5105bおよびダイオードブロック5110a、5110bと共に示す図である。サイクルは、交流電力がオンにされてコンピュータ制御装置5115へ供給されることで始まる。電力はDC/AC電源5120aによりもたらされる。例示の実施形態では、電源5120aはDC-DC電源とすることができる。例示の実施形態では、電源5120aは電線管(conduit)5130aおよび5130bを介して電源5125aから電力を取り出すことができる。コンピュータ制御装置5115に給電するために、スイッチ5120bをオンにすることができる。コンピュータ制御装置5115は、電線管5135aを介して直流信号電圧をAおよびXとラベルが付けられたソリッドステートリレー(SSR)へ送り、パルスによってMOSFETゲートならびにAおよびXを開放して、(+)の電源タップ5140からの電流が導体5145を通り導体5150を通ってSSR Aへ、そして5155および5160を通ってSSR Xへ流れられるようにする。極SSR AおよびXは、導体5165および5170を介してダイオードブロック5110aへ電流を送る。導体5175a、5175bは、端子台5105aへ電流を伝送する。電流が端子台5105aから回転子極コイルPC-1のA側へ流れる。電流は反時計回りの方向(N極)へ進む。電流はリード線B5180へ流れ、反時計回りの方向に流れて、電磁鋼の磁区を整列させてN極へ強く方向づけする弱い電磁気N極を形成する。電流はB5180aリード線からXリード線5180bを通って反時計回りの方向に流れ、これにより相加効果が形成され、より多くの磁区を整列させる一層強い電磁場がもたらされる。電流の流れは、回転子極の電磁鋼が飽和するすぐ下まで「漸増(titrate)」される。この飽和は、各極に対して、図50Aにあるようなヒステリシス曲線を描くことであらかじめ定められる。そして、電流はY5185を通って端子台B5105bへ流れ出る。次に、電流は導体5190を通ってSSR D2へ流れる。その後、導体5191を通ってSSR D1へ流れる。電線管5135aを介して送信される、AおよびXのMOSFETを開放する信号は、同時にD1およびD2を開放し、これにより電流が導体5192を通って電源5125bの中性端子へ戻ることができる。コンデンサバンク5193が端子台A5105aおよびB5105bの間に取り付けられ、回転子コイル内の電流が断たれて磁区が再度無作為な配向となるにつれてコンデンサが大きなフライバックを吸収する。この磁気的崩壊が発生するため、電流は同一方向に持続されるが、電圧は回路を損傷しかねない高い振幅のスパイクと共に極性を反転する。それゆえ、コンデンサバンク5193および5194がC1とC2の入力端子と出力端子の間に取り付けられて、コンデンサバンク5195がD1とD2の入力端子と出力端子の間に取り付けられる。
DC-DC電源5125aおよび5125bは、コンデンサ/バッテリバンク5196a、5196b、および5196cから、オンオフスイッチ5197、そして導体5198aおよび5198bを介して電力を受け取る。同時に、DC-DC電源5125aは、導体5198b、5199cからのジャンパー線5199a、5199bにより電力を受け取る。図51は、回転子が16個の極モジュールを備えうる、本開示の実施形態における極モジュールを表している。上述したように、他の数の極、および/または極の他のグループ分け、ならびに必要な技術的な調整が実現可能であると予想される。コンデンサ/バッテリバンクを電力で満たされ続ける回路についてはさらに先で説明する。
図52は、本開示の実施形態に係るシステムの発電機主制御盤5200の図を示す図である。例示の実施形態では、主制御盤5200は、16個の極モジュール5210を含む。各極モジュール5210について、図53で詳細に説明する。本明細書で表現される極モジュール5210は、図51に示されて上述されたもののような、6つのソリッドステートリレーA、B、X、Y、C、Dを含む。また、極モジュール5210は、1つの回路遮断器5220と、電源中性端子5230aおよび信号電源中性端子5230b内に存在する4つの端子台も含む。この図52は、イーサネットケーブル5250を介して、ルータスイッチ5260を介してマイクロプロセッサ制御装置5270aおよび5270bへ信号を送信する、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)ディスプレイパネル5240を示す。リレーへの信号は、中性線5290aおよび5290bを用いてプロセッサカードから遮蔽導体5280aおよび5280bを介して送信される。キャビネット5292は主制御装置のすべてを収納する。電線は、電線用おけ(trough)5294を用いて経路設定される。中央処理装置(CPU)およびIOカードを含むマイクロプロセッサ5270aおよび5270bは、24ボルト電源5296からその動作電力を受け取る。
図53は、本開示の実施形態に係る発電機の極モジュール5100のうちの一つの図を少し詳しく示す図である。特に、この図は図51に記載されるリレーへの電力の入力および出力の詳細な説明である。SSRにより経路設定される回転子コイルへの電力は、DC-DC電源から導体5310を通って極モジュール5100に入る。電流は回路遮断器5320aを通り、導体5320bを通ってSSRのA、B、X、およびYの入力側(2)へと進む。リレーのMOSFETゲートは、発電機の複数の極モジュール5100に対して所望のシーケンスを与えるようプログラムされているタイミングシーケンスで、信号制御装置コンピュータ5340からの信号「1」および「2」により(1)と(2)の間で開閉される。制御信号「1」および「2」は5350aおよび5350bを流れて、図51に記載されるMOSFET A、B、C、D、X、Yを開放する。電流はその後、(2)からMOSFETを通って端子(1)へと流れる。SSR Aの場合、電流は導体5360aを通って端子台5370aへ流れ、導体5360bを通ってダイオードブロックへ、そして回転子コイルAリード線へと流れる。SSR B電流は導体5360cを通って端子台B5370bへ流れ、導体5360dを通ってダイオードブロックへ、そして回転子コイルBリード線へと流れる。SSR Xの場合、電流は導体5360eを通って端子台X5370cへ流れ、導体5360fを通ってダイオードブロックへ、そして回転子コイルXリード線へと流れる。SSR Yの場合、電流は導体5360gを通って端子台5370dへ流れ、導体5360hを通ってダイオードブロックへ、そして回転子コイルYリード線へと流れる。
電流は回転子コイルから導体5380aおよび5380bを通ってSSR CおよびDへと戻り、信号制御装置が(1)および(2)の間でMOSFETを開放すると、電流は導体5390を通って電源中性端子台5392を通り、導体5394を通って、電源の中性端子へと戻る。コンデンサ5396aおよび5396bはSSR CおよびDの電力端子(1)および(2)の間に設置されて、磁化された回転子が各サイクルの間に崩壊した際にフライバック電圧を吸収する。例示の実施形態では、コンデンサはそれぞれ、40×10-6s4A2m-2kg-1(40μF)の静電容量を有する。様々な実施形態において、異なる規模の発電機に対する様々な他の回路パラメータに基づいて、別の静電容量の値が実現可能であると予想される。
図54は、本開示の実施形態に係る発電機の極モジュールのダイオードブロック/端子接合部のうちの一つの図を示す図である。ダイオード5410および5420の機能は、電流が一方向のみに流れるようにして、崩壊しているコイルからSSR制御システムへのフライバックを防ぐことである。ダイオード5410は、SSR Aから導体5430a沿いに電流を受け入れ、SSR Bから導体5430bを介して電流を受け入れる。ダイオード5420は、SSR Xから導体5440aを介して電流を受け取り、SSR Yから導体5440bを介して電流を受け取る。ダイオード5410からは導体5450aを介してTB(端子台)2へ、また導体5450bを介してTB1へ出力される。ダイオード5420からの出力は導体5470aを介してTB1へ、また導体5470bを介してTB2へと通る。TB1からの電流は導体5480aを介してSSR Dへ、またTB2からの電流は5480bを介してSSR Cへと通る。TB1からの出力は導体5490aを介して回転子「X」コイルへ、また導体5490bを介して回転子コイル「A」へ。TB2からの出力は導体5495aを介して回転子コイル「B」へ、また導体5495bを介して回転子コイル「Y」へ。
図55は、本開示の実施形態に係るコンデンサバンク分離極放電ユニットのうちの一つを示す図である。このシステムは、フライバックを軽減するために利用することができる。4つのコンデンサから成るバンクが直列および並列に接続される。例示の実施形態では、4つのコンデンサはそれぞれ、20×10-6s4A2m-2kg-1(20μF)の静電容量を有する。コンデンサバンク5510は、導体5520aおよび5520bを介してSSR Cの両極の間にある。コンデンサバンク5530は、導体5540aおよび5540bを介してSSR Dの両電力極の間に接続されている。
図56は、本開示の実施形態に係るコンピュータ制御装置5115の信号時間系列プログラムを示す図である。これは、一部の実施形態では16.667ミリ秒間続きうる、一回限りのサイクルである。
図57は、本開示の実施形態に係る分離されているコンデンサ充電システム5700を示す図である。回転子リレーへ供給するDC-DC電源へ安定した入力を提供するため、バッテリ/コンデンサ充電システム5700は分離することができる。例示の実施形態では、これは、二重バッテリ充電システム5700の片側を充電して、一方で他方の側を分離して図55のコンデンサバッテリバンク5510へ放電することにより実現される。交流電力は、発電機5000の固定子から電源タップ5710へと取り出される。例示の実施形態では、電源5720は発電機出力から交流電力が供給されて、中性線5740a、正5740b、およびコンデンサ5730aの正端子へ開放されているリレー5740cを介してコンデンサ5730aを充電する。リレー5750aは閉じられ、コンデンサB5730bのリレー5750bは開放されているが、リレー5760は閉じられている。コンデンサ5730bは、開放されているリレー5750bを介して図55のコンデンサバッテリバンク5530に対して開放させることができる。本実施形態では、コンデンサバッテリバンク5530は、直列に接続された3つの12Vコンデンサ/バッテリを含んで36ボルトの電位差を含みうるが、コンデンサ/バッテリの他の合計値および/またはグループ分けならびに構成により、ユーザの様々なニーズおよび本開示の発電機5000の規模に対応することが可能であると予想される。正極導体は端子台5770aに接続し、負性導体は端子台5770bに接続する。導体5780aは36ボルトバッテリバンク5530の正極に接続し、導体5780bはバッテリバンク5530の負極に接続する。次のサイクルで、12ボルトコンデンサ5730bは充電サイクルにあり、コンデンサ5730aは36ボルトコンデンサ/バッテリバンク5530への放電している。この分離されているバッテリ充電システム5700は、発電機5000の固定子出力と発電機5000へと戻る回転子入力の接合部分である。
また、図57では、オン/オフスイッチ表示モジュール5790、リレータイマー制御回路5792、5794、電源5796、および励磁用バス5798も示されている。
図58は、本開示の実施形態に係る分離充電器5700のリレータイマー制御回路5794を示す図である。例示の実施形態では、リレータイマー制御5794は、24ボルト直流電源5796により給電される。電源5796は、発電機外の固定子を用いて給電することができる。一部の実施形態では、発電機外の固定子は、120ボルト交流の発電機外の固定子である。タイマー5794は、回路の中性側で切断することができる。陽性導体5810はTB5820に接続する。電線管5830aは、電流をコイルリレーA5750aへ伝送する。電線管5830bは、電流をコイルリレーA5750bへ伝送する。電線管5830cは、電流をコイルリレーB5760へ伝送する。電線管5830dは、電流をコイルリレーB5840へ伝送する。電源中性端子は、導体5860を介してTB5850に接続される。導体5870aは中性端子TB5850をタイマーA2に接続し、5870bはTB5850を端子台T1に接続する。タイマーは中性回路を遮断し、中性回路をTB-Bに接続し、導体5880aを介して端子台T2に接続することで、導体5880bを介してコイルリレーBに中性端子を与え、導体5880cを介してコイルリレーBに中性端子を与える。導体5890aは中性端子TB5850をタイマー端子T3に接続する。タイマーは、TB Aに接続される端子T4への中性線を遮断または作り上げる。TB Aは導体5890bを介して中性端子をコイルリレーA5750bに接続する。導体5890bはTB AをコイルリレーA5750aに接続する。
図59は、本開示の実施形態に係る例示の発電機自動充電システム5900のバッテリとコンデンサの配置を示す図である。例示の実施形態では、各バッテリ/コンデンサユニットは、12ボルトの電位差を含む。12Vのシステムは、ここでは示されてない36Vのバッテリバンクに給電する。この図59は、3つのコンデンサ/バッテリバンクを含み、コンデンサ/バッテリバンクはそれぞれ12Vの電位差を有し、並列に接続されている。コンデンサ5910a、バッテリ5920a、およびバッテリ5920bがコンデンサ5910b、5920c、5920dと並列に接続されている。残りの2つのバッテリの組(それぞれリレー2、3に接続される)は、図59の実施形態では、やはりそれぞれが12Vで並列に接続されている。リレー5930aおよび5930bは、36Vボルトバッテリバンクの正バッテリ第1列に接続されている。中性端子5940はバッテリ第1列の中性端子に接続されている。リレー5950aおよび5950bはバッテリ第2列の正に接続されている。中性端子5960は、36Vバッテリバンク内の第2列の負バスに接続されている。リレー5970aおよび5970bは、36Vバッテリバンクのバッテリ第3列に接続されている。中性端子5980はバッテリ第3列のバスバーに接続されている。
図60は、本開示の実施形態に係る例示の36Vコンデンサ/バッテリバンク6000を示す図である。端子台6010、6020、および6030は、図57、図58、図59における自動充電式の入力に接続されている。直列接続は5140および6040である。例示の実施形態では、直列接続5140および6040はDC-DC入力である。並列電圧は12V直流とすることができて、直列電圧は36V直流とすることができる。5140および6040への直流電圧接続は、図51のシステムのDC-DC電源(5125aおよび5125b)に給電することができる。
図61は、36Vバッテリ/コンデンサバンク6000からのデータの図である。示されているデータは、外部電源なしでの本開示の実施形態に係る発電機5000の24時間の自動充電/自律運転において電圧に対して時間をプロットしたものである。このデータは、バッテリ/コンデンサバンク6000は、自動充電モードが動作していた場合に、曲線6110で分かるように24時間にわたって37.3~37.4の充電を維持していることを示唆している。しかし、自動充電ループがオフにされると、コンデンサ/バッテリバンク6000の電圧は4.5時間後には33.89ボルトへと降下した。曲線6120は発電機5000に対して同じ負荷での動作を示し、システム全体が故障して停止した。
図62は、本開示の実施形態に係る自動充電自律運転に対して電圧計、電流計、およびデータロガーを用いた測定点のブロック図6200である。本開示で提示され、請求項で参照されるすべてのデータは、Holcombエネルギーシステム(HES)上でこの図のとおりに採取された。図62に示される測定点の選択は、本質的に制限的とすることはまったく意図しておらず、例示の実施形態として、例として提供されることが容易に理解されるであろう。他の測定点の選択が実現可能であると想定される。発電機の励磁制御装置6210は、パルス状の直流電流を回転子コイルへ順序付けして送り、交流の三相電力を発生させる。DC-DCコンバータ6220がバッテリ/コンデンサバンク6000から直流電力を受け取る。DC-DCコンバータ6220への入力が6230aにおいて直流電力計測器6230bを用いて測定される。DC-DCコンバータ6220から励磁制御装置6210への電圧およびアンペア数が6240において直流電圧計および電流計を用いて測定される。発電機5000による総電力出力が点6250aにおいてデータロガー6250bにより測定される。発電機充電器の回生システム6260への電力が、点6270aにおいてデータロガー6270bにより測定される。発電機充電器の回生システム6260からバッテリ/コンデンサバンク6000への電力が、点6230aにおいて計測器6230bにより、また恐らくさらに携帯型の直流電流計により測定される。バッテリ/コンデンサ6000からDC-DC電源への電力が点6280において測定される。
負荷抵抗(三相電球バンク)6290への電力が、点6292aにおいてデータロガー6292bにより測定される。三相モータ負荷6294への電力が、点6296aにおいてデータロガー6296bにより測定される。
電力出力へ入力される電力の測定では、スイッチ6298aが開放され、6298bは閉じられる。発電機5000は、局所的な商用電源6299aにより、この構成内で給電することができる。この構成については、以下で図63で説明される。商用電源6299aからの電力入力は、点6299bにおいて直流計測器6299cを用いて測定することができる。
図63は、本開示の実施形態に係る電力増倍実験での電圧計、電流計、およびデータロガーを用いた測定点のブロック図6300である。局所的な商用電源6299aをAC-DC電源6310に接続することができる。AC-DC電源6310は、電流を経路設定しうる励磁制御装置6210に発電機5000の回転子コイルを介して給電する。ユーティリティ6299からの電流が、点6299bにおいてデータロガーを用いて測定される。AC-DC電源6310からの入力電流は、点6320aにおいて直流計測器6320bおよび携帯型の直流電流計を用いて測定することができる。点6250aにおいて電流および電圧の出力がデータロガー6250bにより測定される。この実験用の自己ループ自己発電回路は、スイッチ6330を開放することでオフにされる。商用電源6299aからの電流は、発電機5000の回転子コイルを通過する可能性がある。回転子コイルを通る電流は比較的弱い磁極を形成し、この磁極が金属の磁区を整列させて、磁場を調整するのに必要とされるよりも多くの電力を磁区から発生させる、強力で移動する連続した回転磁極を形成する。それゆえ、磁区が整列されるにつれて移動する磁場から取り入れられるエネルギーにより、システムに対して入力されたエネルギーよりも多くの利用可能な電気的エネルギーを出力することが可能となる。
図64は、本開示の実施形態に係る、図63に記載される電圧計を用いて測定された点から採取されたデータのグラフである。この図のデータは、点6299bからの入力電力は3.3KVAで3.3KW PF 1.0であり、点6250aにおける発電機5000からの出力は8.5KWで12.30KVA PF 0.70であったことを示す。極片の材料の不対電子の電子スピンから取り入れたエネルギーが増倍されたことは明らかである。
図65は、本開示の実施形態に係るバッテリバンクで、残りの利用可能なエネルギーのワット数に対して負荷時の電圧降下がプロットされた図である。例示の実施形態では、バッテリバンクは48Vバッテリバンクであるが、様々な電力要求を考慮して、他の電位差が実現可能であると予想される。この図は、自律的電力ループが動作している(6510)間は例示の48ボルトバッテリ/コンデンサインタフェースが安定していることを示す。ループが切断されると(6520)、電圧が降下して8~12分でシステム障害が起こる。
図66は、図60で示されたものなどの36Vバッテリ/コンデンサバンク6000の例における、バッテリ/コンデンサバンクからの電圧の時間的変化の図である。本開示の実施形態に係る連続運転は24時間である。この運転は、図57の分離されているバッテリ充電システム5700が利用されない場合の不安定な充電パターンを実証するためのものである。回転子に対するAC-DC電源への固定子の接続からAC-DC充電器が直接充電される場合、充電速度を制御するのは困難である。また、この図は発振変調器4400の安定化効果を非常に明確に示している。曲線6610は、ユニットが充電されていない場合の、変調器4400なしで全負荷時に急激に低下する電圧を示す。回路内に発振変調器4400がない場合の1.5時間の電圧降下に対して回路内に発振変調器4400がある場合に同等の電圧降下には4時間かかるので、回路内に発振変調器4400があると効率は約260%へと大きくなる。
図67は、外部電源なしでの12時間の自律運転における、本開示の実施形態に係る36Vバッテリバンクでの時間に対する電圧がプロットされたデータの図である。ユニットは、3kWの負荷でシステム外に発振変調器4400が備えられて、12時間にわたって自動充電しながら作動された(6710)。その後、ユニットは同じ条件下で、ただし自動充電ユニットをオフにして作動された(6720)。
図68は、36Vバッテリバンクでのデータがプロットされた図である。これは、本開示の実施形態に係る自動充電自律運転でのデータと非自動充電運転のデータが記録された、時間に対するバッテリバンク電圧の2時間にわたるグラフである。自律運転中の電圧は降下しなかったが、これは分離されているバッテリ充電システム5700が作動されていて、発振変調器4400が回路内にあったからである。
図69は、外部電源なしでの103分の運転における、36Vバッテリバンクでの時間に対する電圧がプロットされたデータの図であり、自動充電回路が電源をオン/オフされている位置を示している。回路がオフにされると、バッテリ電圧は低下する。次に、自動充電回路がオンにされて、バッテリ電圧は基準値以上へと戻る。このサイクルがもう一度繰り返されて、この運転では合計2回行われる。この図は、HESの自動充電能力を明確に示している。自動充電システムがオフにされると(6910)、電圧はおよそ0.5ボルト降下する。充電システム5700がまたオンにされると(6920)、電圧はおよそ2ボルト(直流)着実に上昇する(6930)。自動充電システムがまたオフにされると(6940)、電圧は再びおよそ1.2ボルト降下する。充電システムが再びオンにされると(6950)、電圧は実験が中止されるまでに0.4ボルト上昇する。
図70は、分離されているバッテリ充電システム5700と発振変調器4400が所定の位置に置かれた24時間の自動充電自律運転における、36Vバッテリバンクでの時間に対する電圧がプロットされたデータの図である。本開示の実施形態に係る外部電源は使用されなかった。HES始動バッテリ電圧は直流37.3ボルトであった(7010)。24時間の連続動作の後、36ボルトバッテリバンクのHES終了電圧は直流37.4ボルトであった。自動充電システムがオフにされると、4.5時間以内に電圧が直流33.89ボルトまで降下したため、システムは故障した(7020)。
以下の図は、このシステムのエネルギー源が電磁鋼の磁区を活用する能力から生み出されることを明確に示すデータを提示する。磁区は原子の小さな集団であり、複数の原子が結合して、すべての電子がそのスピンパターンにおいて同じ帯磁方向を持つ、磁区と呼ばれる領域となる。電子は微小な磁石であると考えることができる。電子が回転することで、弱いものの極めて重要な磁場が生じる。ほとんどの材料では、一つの電子の帯磁方向が別の電子の帯磁方向を打ち消すように原子は配置されている。強磁性物質では、その原子構成に不対電子を有するので、類似の帯磁方向を有する原子の小さな集団が結合して、すべての電子が同じ帯磁方向(スピンの向き)を持つ磁区になる。はじめは、これらの磁区は不規則に整列される。しかし、これらの磁区が比較的弱い磁場に晒されると、それらはすべて同じ方向に整列される。世界には、室温で強磁性である既知の元素は4つしか存在しない。これらの元素は鉄、ニッケル、コバルト、および(一部の実験では)ガドリニウムである。本開示の実施形態は磁極を励磁するのに必要な電力の4倍よりも大きな電力を発生することを、本明細書で提示される実験モデルは明確に示している。2つの実験用のコイルグループが作られ、第1のユニットのうちの1つの積層体は電磁鋼で作られ(図72)、第2のユニットの積層体はプレキシグラスで作られた(図71)ことを除いては、これらのコイルグループは同一であった。それゆえ、図71および図72は強磁性ではなかった。電磁鋼のユニットは金属内に磁区を有し、プレキシグラスは磁区を含まない。
実験が2回行われた。両方のコイルグループはN極に巻き回され、24ボルト電源と直列に、互いに接続された(図71、72、73、74、75、76)。
実験:電磁鋼とプレキシグラスの磁気特性
注:両方の物質の測定値はこれらの同一条件下で記録された。
電圧:直流20V
電流:12.5A
抵抗:1.6オーム(Ω)
入力電力:250W
プレキシグラス(N極)
1. 46ガウス
2. 39.67ガウス
3. 28.32ガウス
4. 39.78ガウス
平均:38.44ガウス
電磁鋼(N極)
1. 240ガウス
2. 87.8ガウス
3. 92.0ガウス
4. 246.6 ガウス
平均:166.6ガウス
プレキシグラスの平均ガウス測定値(38.44ガウス)で電磁鋼の平均ガウス測定値(166.6ガウス)を割れば、電磁鋼は鋼鉄の磁区を整列させるのに必要とされるよりも4.33倍の大きさの磁場強度(ガウス)を作り出すと結論づけることができる。
166.6÷38.44=4.33
この実験では、図74の電磁鋼のユニットおよび図73のプレキシグラスのユニットは、それらが作られる材料を除いては同一であった。両方のユニットのすべての極は、AWG18番の絶縁された銅製マグネットワイヤを用いてまったく同じように巻き付けられた。これらのユニットは、5本の電線が平行に65回巻で巻かれた。電磁鋼のユニットとプレキシグラスのユニットは互いに直列に接続された。また、これらのユニットは、それぞれが0.6オームの抵抗を有する2つの抵抗コイルと直列にされた。電磁鋼内およびプレキシグラス内のコイルの抵抗は、0.2オームであった。それゆえ、回路全体の抵抗は1.6オームであった。24ボルト電源により端子間に印加される電圧は直流20.0ボルトであり、プレキシグラスコイルと電磁鋼コイルの両方を同時に流れるアンペア数は12.5アンペアであった。2つのコイルユニットの唯一の違いは、スーパー構造の積層体を切断するのに使用される材料である。ガウス測定値は図73および図74のコイル外面上の場所7110のすべてで採取された。そして、5個のガウス測定値が平均化された。そして、4つの極が平均化された。プレキシグラスでのガウス測定値を電磁鋼での測定値と比べると、電磁鋼での測定値はプレキシグラスでの測定値の4.33倍の大きさであった。まったく同じ電流が両方のユニットを流れていたが、電磁鋼内の磁束は4倍の大きさであり、これは電磁鋼の磁区がコイルからの比較的弱い磁場により整列されるからである。これは、本開示の電気装置への給電と同じ仕組みである。磁区が整列されるにつれて、発達する移動する磁場は入力された電気的エネルギーの4倍より大きな電気的エネルギーを発生する。本開示の発電機5000は、積層された多数の回転子および固定子を有し、入力に対する出力の比率はさらに大きくなりうる。
金属中の磁区のすべてが整列される場合、金属は飽和していると言われる。この飽和現象のため、ヒステリシスはいくぶん「S」の形状であるのに対して、プレキシグラスの曲線は直線である。それぞれプレキシグラスのユニットと電磁鋼のユニットを示す図74と図75の比較、および図50Aから分かるように、いずれも同じ巻き数の銅製マグネットワイヤを有し、同じ回路で同時に同じアンペア数である場合に、電磁鋼内ではプレキシグラス内よりもずっと大きな磁束(4倍より大きい)が発生する。磁気エネルギー出力におけるこの4倍より大きな上昇が、本開示で提示されるように、発電機を動作させるために入力されるエネルギーの4倍より大きな電気的エネルギーへと変換される。電磁コイルにより磁区が整列されるにつれて、電磁コイルは更なる磁区を「採用」して、それらの磁区を整列させる。磁区が整列するにつれて、発達する移動する磁束場は三相固定子の固定子コイル内に電力を発生させる。図76で分かるように、#1の7610aではコイルを流れる電流はなく、それゆえ、磁区7610bは不規則な向きとなる。図76内の矢印は磁区の異なるスピン配列を示し、前記磁区は不規則に分割されて示されている。分かるように、コイル#2の7620aには、リード線7620bを通って電流がコイルを流れ、中性端子7620cを通って外へと流れる。この反時計回りの電流の流れにより、磁区を整列させて、磁区を整列させて発達する移動する磁束を作り出す、磁区を整列させるのに必要とされるエネルギーの4倍より大きいN極電磁束が作り出される。電流はコイル#3の7630aでオフにされて、磁区は再び不規則となる。コイル#4の7640aでは、リード線7640bからの電流がコイルを通って時計回りに流れ、リード線7640cを通って外へと流れる。この時計回りの電流の流れにより、磁区をS極向きに整列させるS極磁場が発生する。実証の目的で、矢印はN極に対して上へ向き、S極に対して下を向いている。実際には、矢印は紙面の中へ入る方向、外へ出る方向を向くはずである。
三相電圧は、中央処理装置(CPU)とCPUをシステムのセンサおよびアクチュエータへ接続する入出力(I/O)モジュールとを含む図81のコンピュータ制御装置8100により平衡が取られて最大化される。このシステムでのセンサ入力からアクチュエータへの出力の応答時間は、およそ1マイクロ秒である。I/Oシステム向けの望ましい応答時間能力は1マイクロ秒である。デジタル入力および出力は、センサからの入力信号と、リレーなどのアクチュエータへの出力である。CPU動作サイクルが図80に示されている。アンペア変換センサおよび交流直流電圧計信号から信号が受信される。この制御システムの目的は、固定子出力の三相レグでの電圧制御を自動化することである。このシステムは電圧を最適なレベルに保ち、相のレグ間の一つから別のものへの平衡を維持する。ロジックラダーまたはシーケンスが存在する。最初に最適化すべき回路は、励磁回路タイミングシーケンス8110である。設定はHMI上のタッチパッドにより変更される。次の調整は、固定子に関連する各回転子を回転させることによる回転調整8120である。回転、すなわち、回転子および固定子の調整は、電圧が最大化されて、相レグにおいて他の相レグに対して電圧の平衡が取られるまで固定子に対して回転子を回転させることで実現される。平衡は、±5ボルト(交流)以内であるべきである。
図77の構造物7700は、ボルト用穴7710を介して各回転子構造の底部にボルトで留められる。支柱7720はリング7730、7740へボルトで留められる。また、サーボモータなどのモータ7750も見える。例示の実施形態では、(モータ7750が回転させることができる)無料歯車7770と相互作用するよう構成することができる、リング7740(図78で最も良く示されている)の上に配置された歯7760も見える。図78において、セラミックボールベアリング7820を備えるベアリング軌道輪7810が、歯7760を含むリング7740を受け入れている。サーボ7750は、無料歯車7770の歯7740との相互作用により回転子を回転させる。サーボモータ7750は、本開示のCPU-I/O制御装置からの信号を用いて回転子を時計回りおよび反時計回りに回転させる。電圧のレベルおよび平衡があらかじめ規定された/プログラムされたパラメータの範囲内となるまで、回転調整が行われる。図78でリング7740の周囲に配置されるボールベアリング7820の個数は例として提示されているに過ぎず、他の数のボールベアリング7820が実現可能であると予想されることが理解されるであろう。リング7730、7740、穴7710、および支柱7720の大きさは、発電機5000の所望の電力出力に基づいて選択可能であり、単一の実施形態/値の組には限定されない。さらに、歯車の歯の個数およびそれらの直径は、所望の電力出力または歯車の所望の角速度を考慮して選ぶことができる。図79は、図77のリング7730の分離された断面図である。
図80は、本開示の実施形態のうちの一つのコンピュータ/制御装置の動作サイクルの例示のスキャンサイクルの図である。自動電圧制御(AVR)システムは、CPU-I/Oカード、ならびに関連する電圧センサ、アンペア数センサ、および周波数センサにより調整/制御される。論理シーケンスは各シーケンススキャン8000に組み込まれる。スキャンは、励磁プログラムの実行(8010)、内部センサのフィードバック(8020)、入力のスキャン(8030)、AVRプログラムの実行(8040)、および出力の更新(8050)を含む。始動時において、図81のロジックラダーシーケンス8100の優先順位は、(1)励磁回路-タイミングシーケンス(8110)、(2)AVR-回転子の回転調整(8120)、(3)AVR-発電機固定子静電容量(8130)、(4)変調器静電容量/回転子インピーダンス(8140)、(5)励磁電源電圧(8150)、である。最初の始動後の動作モードにおいては、論理シーケンスの優先順位は逆の順番となる。(5)励磁電源電圧(8150)、(4)変調器静電容量/回転子インピーダンス(8140)、(3)AVR-発電機固定子静電容量(8130)、(2)AVR-回転子の回転調整(8120)、(1)励磁回路-タイミングシーケンス(8110)。
図82は、「低Y字型」、「高Y字型」、および「三角形」の結線となっている三相発電機のレグの静電容量を平衡させることができるリレー制御システム8200を示す図であるが、「高Y字型」、「低Y字型」、および「三角形」の結線には限定されない。CPUおよびI/O処理カード8210は、電圧センサおよび変流器を用いて三相電圧L-LおよびL-Nを検出する。これらの信号がI(入力カード)へ到達する。そして信号はCPUへ送信され、CPUにおいてCPUに入力されたプログラムに従って処理されて、適切なアクチュエータ信号が出力カードによりリレー8220a、8220b、8220c、8220d、8220e、8220fのうちの1つまたは複数へ送信される。
CPUおよびI/Oモジュール8210向けの電力は直流電源8230により供給され、陽性導体8240aおよび負性導体8240bを通って伝送される。電圧センサ8250a、8250b、8250c、8250dは、導体8260a、8260b、8260cを介して信号を適切な入力モジュールへ送信する。信号は、1マイクロ秒当たり1回スキャンを行うことができるCPUへ送信される。そして入力はスキャンされて(8030)、電圧が変化すると、AVRプログラムが実行されて(8040)、入力が所望の範囲と比較される。入力が範囲外である場合、適切な出力が適切な出力アクチュエータカードへ更新されて(8050)、この出力アクチュエータカードが例えばリレー8220aおよび8220bへ信号を送信してリレーを三相リード線L-2およびL-3へ開放し、これにより三相リード線L-2とL-3の間のコンデンサ8270、8280が導通する。同じプロセスが、L1-N、L2-N、L3-N、L1-2、L1-L2、L2-L3、L1-L3を含む各リード線に対して起こりうる。
図83は、励磁電源制御回路8300を示す図である。リレー制御システム8200の相出力電圧が降下すると、アクチュエータカード8310は導体8320a、8320b、および8320cを介して直流信号をDC-DC電源8330a、8330b、および8330cへ送信する。交流電圧の降下がある場合は、制御回路8340a、8340b、および8340cのうちの1つまたは複数は、出力バス8350a(-)および8350b(+)への直流入力電圧を増加させる。これにより、図52の励磁リレーなどの励磁リレーに対する出力バスが作られる。入力バス8360への電力は、図57、58の充電インタフェースと共にバッテリ/コンデンサにより供給される。導体8370aは、リード線8370bを介してDC-DC電源(+)8330aへ、リード線8370cを介して電源8330bへ、リード線8370dを介して電源8330cへ供給する。負電源8380aは、導体8380bを介して電源8330cへ、導体8380cを介して電源8330bへ、導体8380dを介して電源8330aへ供給する。
図84は、回転子インピーダンス変調器制御回路8400を示す図である。このシステムの目的および機能は、回転子インピーダンスを下げて安定させることで、固定子出力電圧を安定させることである。変調器鉄心の相レグの間のコンデンサの1つまたは複数が、回転するモータ三相モータの磁場からエネルギーを吸収する。サイクルの前半(180°)で電力が吸収されて、電力はサイクルの後半(2回目の180°)でシステムへと戻される。図84は回転子コイル1~16の図による描写であり、回転子コイル1~16のインピーダンスを反映する電流の流れを検出するために所定の位置にアンペア数ループまたは変流器が置かれている。ここでは回転子の第1象限のみが詳述されているが、例示の実施形態では回路8400は4つの象限すべてに適用可能である。各象限は4つの極を含みうる。回転子コイル#1-8410は、入力カード8430に接続された変流器8420により観察される。図80のスキャン方法の実施形態によれば、CPU8210は1マイクロ秒当たり1回入力のスキャンを行い(8030)、入力が変わったら、出力は8440を介して平均出力信号を送信する(8050)。信号は、回転子コイル1-8410、2-8450、3-8460、4-8470に由来する、処理された信号の平均である。出力された信号が適切なリレー8480、8490、8495を開放して、変調器鉄心の相レグ間の適切な静電容量に接続する。システムは自動電圧制御(AVR)プログラムと互換のある方法で作動されて、システムの出力を最大化する。
システムは、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)上のタッチパッドからオン/オフすることができる。出力信号は一連のリレーへ進み、極モジュール用の電源からこれらのリレーを開放する。システムは同じスイッチによりオフ/オンすることができる。
本開示のHESは、2019年8月13日~14日にDNV GLからの第三者により個別にテストされて検証された。
磁区を整列させて電力を発生する装置の例示の特徴が記載されたが、そのような構成は本発明をそのような特徴に制限すると解釈されるべきではないことが理解されるであろう。電力を発生する方法は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせで実装可能である。一つのモードでは、方法は実行可能プログラムとしてソフトウェアで実装され、1つまたは複数の専用または汎用のデジタルコンピュータ、例えばパソコン(IBM互換、Apple互換、また他のPC)、携帯情報端末、ワークステーション、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどにより実行される。方法のステップは、ソフトウェアモジュールが存在する、または部分的に存在するサーバまたはコンピュータにより実行することができる。
概して、ハードウェアアーキテクチャに関しては、そのようなコンピュータは、当業者にはよく理解されているように、プロセッサ、メモリ、ならびに、ローカル接続のインタフェースを介して通信可能に結合される1つまたは複数の入力および/または出力(I/O)装置(または周辺機器)を含む。ローカル接続のインタフェースは、限定されないが例えば、当技術分野で周知のように、1つもしくは複数のバス、または他の有線もしくは無線の接続とすることができる。ローカル接続のインタフェースは、通信を可能とするために制御装置、バッファ(キャッシュ)、ドライバ、リピータ、レシーバなどの追加の要素を有することができる。さらに、ローカル接続のインタフェースは、他のコンピュータ構成要素の間で適切な通信を可能とするためにアドレス、制御、および/またはデータ接続を含むことができる。
プロセッサは、磁区を整列させて電力を発生する方法の機能および同種のものを実行するようプログラムすることができる。プロセッサは、ソフトウェア、特にメモリに記憶されるソフトウェアを実行するハードウェア装置である。プロセッサは、任意の特注もしくは市販のプロセッサ、主処理装置(CPU)、コンピュータと関連付けられたいくつかのプロセッサの中の補助プロセッサ、(マイクロチップまたはチップセットの形式の)半導体ベースのマイクロプロセッサ、マクロプロセッサ、またはソフトウェア命令を実行する概して任意の装置とすることができる。
メモリはプロセッサと関連付けられ、揮発性メモリ素子(例えば、ランダムアクセスメモリ(DRAM、SRAM、SDRAMなどのRAM))および不揮発性メモリ素子(例えば、ROM、ハードドライブ、テープ、CDROMなど)のうちの任意の一つ、または組み合わせを含むことができる。さらに、メモリには、電子的、磁気的、光学的、および/または他の種類の記憶媒体を組み込むことができる。メモリは、様々な構成要素が互いに遠く離れているがそれでもプロセッサによりアクセスされる、分散型アーキテクチャを有することができる。
メモリ内のソフトウェアは、1つまたは複数の別々のプログラムを含みうる。別々のプログラムは、モジュールの機能を実現するために論理的機能を実行する実行可能命令の順序付けされたリストを含む。これまで記載された例では、メモリ内のソフトウェアは方法の1つまたは複数の構成要素を含み、適切なオペレーティングシステム(O/S)上で実行可能である。
本開示は、ソースプログラム、実行可能プログラム(オブジェクトコード)、スクリプト、または実行される命令一式を含む任意の他のエンティティとして提供される構成要素を含みうる。ソースプログラムの場合、プログラムは、適切に動作するようにメモリ内に含まれる、または含まれないことがある、O/Sに関連するコンパイラ、アセンブラ、インタプリタ、または同種のものにより変換する必要がある。さらに、教示に従って実行される方法は、(a)複数の種類のデータおよび方法を有するオブジェクト指向プログラミング言語、または(b)ルーチン、サブルーチン、および/もしくは関数を有する手続き型プログラミング言語、限定されないが例えば、C、C++、Pascal、Basic、Fortran、Cobol、Perl、Java、Adaとして表現されうる。
方法がソフトウェアで実装される場合、そのようなソフトウェアは、システムまたは方法に関連する任意のコンピュータにより使用される、またはそのようなコンピュータに関連して使用される任意のコンピュータ可読媒体上に記憶することができるということに留意されたい。この教示の文脈では、コンピュータ可読媒体は電子的、磁気的、光学的、または、システムもしくは方法に関連するコンピュータにより使用される、もしくはそのようなコンピュータに関連して使用されるコンピュータプログラムを含む、または記憶することができる他の物理的な装置もしくは手段である。コンピュータベースのシステム、プロセッサを含むシステム、または他のシステムなどの、命令を実行するシステム、装置、機器により使用される、もしくはそのようなシステム、装置、機器に関連して使用される任意のコンピュータ可読媒体において、そのような命令を実行するシステム、装置、機器から命令をフェッチしてその命令を実行することができるそのような構成を具現化することができる。本開示の文脈では、「コンピュータ可読媒体」は、そのような命令を実行するシステム、装置、機器により使用される、もしくはそのようなシステム、装置、機器に関連して使用されるプログラムを記憶する、伝達する、伝搬する、または輸送することができる任意の手段とすることができる。コンピュータ可読媒体は、限定されないが例えば、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線の、もしくは半導体のシステム、装置、機器、または伝搬媒体とすることができる。任意のプロセスの記述、または図中のブロックは、当業者には理解されるように、特定の論理的機能またはプロセス内のステップを実行する1つまたは複数の実行可能命令を含むモジュール、セグメント、またはコードの一部分を表現していると理解されるべきである。
上で詳述された本開示の実施形態の説明は、包括的であることも、本開示を開示されたそのままの形に制限することも意図していない。本開示の具体的な例は例示を目的として上述されたが、当業者は本開示の範囲内で様々な変更が可能であることを認識するであろう。例えば、プロセスおよびブロックが特定の順序で明示されたが、異なる実装ではルーチンを別の順序で実行する、またはブロックが別の順序となっているシステムを用いることが可能であり、一部のプロセスまたはブロックは削除、補完、追加、移動、分離、結合、および/または変更して、異なる組み合わせまたは副次的組み合わせを提供することができる。これらのプロセスまたはブロックのそれぞれは、様々な代替の方法で実装可能である。また、プロセスまたはブロックは時には順番に行われるものとして示されたが、これらのプロセスまたはブロックは、その代わりに並列的に行う、または実施することができて、あるいは異なる時間に行うことができる。また、プロセスまたはブロックの結果は、スループットを向上させて処理に対する要求を下げる方法として非永続的に記憶しつづけることができる。