JP7596860B2 - 粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 - Google Patents
粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7596860B2 JP7596860B2 JP2021031055A JP2021031055A JP7596860B2 JP 7596860 B2 JP7596860 B2 JP 7596860B2 JP 2021031055 A JP2021031055 A JP 2021031055A JP 2021031055 A JP2021031055 A JP 2021031055A JP 7596860 B2 JP7596860 B2 JP 7596860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- adhesive sheet
- pressure
- mass
- sensitive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
項1
粘着剤組成物の硬化物で形成される粘着シートにおいて、
前記粘着剤組成物は、架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)と、メタクリル酸メチル重合体(B)と、(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)と、架橋剤(D)とを含有し、
前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)は、炭素数4~10のアルキル基を有する(メタ)アクリルエステル単位(a)と、カルボキシ基及び/又はヒドロキシル基を有する単量体単位(b)とを含む重合体であり、
前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)は、前記(メタ)アクリルエステル単位(a)を50~95質量%、前記単量体単位(b)を1~50質量%含み、
前記メタクリル酸メチル重合体(B)の重量平均分子量が1000~10000であり、
前記メタクリル酸メチル重合体(B)は、前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)100質量部あたり、1~15質量部含まれ、
前記(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)の平均粒径が0.1~5μmであり、
前記架橋剤(D)は、前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)100質量部あたり、0.01~5質量部含まれ、
原子間力顕微鏡を用いて、表面をPeak Force Tappingモードで撮影した弾性率像において、周囲より弾性率が高い球状又は島状の箇所が、任意の10μm角の範囲内に3~20個存在し、
下記物性(1)及び物性(2)を満たす、粘着シート。
物性(1);JIS Z 0237に記載の粘着力の測定方法に準じて測定された、貼合30分後の対ガラス粘着力が0.01~5N/25mmである。
物性(2);粘着シートをガラス板に貼合し、100℃、0.5MPaの条件で30分間加熱処理した後の、JIS Z 0237に記載の粘着力の測定方法に準じて測定された対ガラス粘着力が10N/25mm以上である。
項2
前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)と前記(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)との屈折率差が0~0.05である、項1に記載の粘着シート。
項3
前記架橋剤(D)がイソシアネート化合物、エポキシ化合物及び金属キレートからなる群より選ばれる1種を含む、項1又は2に記載の粘着シート。
項4
項1~3のいずれか1項に記載の粘着シートと、被着体とを備える、積層体。
項5
項4に記載の積層体を備える、光学デバイス。
項6
項4に記載の積層体を備える、画像表示装置。
本発明の粘着シートは、粘着剤組成物の硬化物で形成される。つまり、本発明の粘着シートは、粘着剤組成物を硬化してなるものである。
架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)は、炭素数4~10のアルキル基を有する(メタ)アクリルエステル単位(a)と、カルボキシ基及び/又はヒドロキシル基を有する単量体単位(b)とを含む重合体である。なお、(メタ)アクリルエステル単位(a)における「単位」、及び、「単量体単位」とは、重合体を構成する繰り返し単位であることを意味する。以下、炭素数4~10のアルキル基を有する(メタ)アクリルエステル単位(a)を単に「(メタ)アクリルエステル単位(a)」と表記し、カルボキシ基及び/又はヒドロキシル基を有する単量体単位(b)を単に「単量体単位(b)」と表記する。
メタクリル酸メチル重合体(B)は、メタクリル酸メチル(MMA)を主成分とする重合性単量体Mが重合してなるポリマーである。斯かる重合性単量体Mは、MMAを50質量%以上含むことが好ましく、70質量%以上含むことがより好ましく、90質量%以上含むことがさらに好ましく、95質量%以上含むことが特に好ましい。重合性単量体MがMMA以外の重合性単量体を含む場合、その種類は特に限定されない。重合性単量体Mは、MMAのみであってもよい。この場合、MMAに不可避的に含まれるモノマーの含有は許容される。
(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)は、(メタ)アクリル系樹脂を主成分として含有する微粒子状の材料である。
架橋剤(D)は、架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)の架橋反応を進行させることができるための成分を広く挙げることができる。特に、架橋剤は、カルボキシ基又はヒドロキシル基と反応することができる成分を広く挙げることができる。
粘着剤組成物は、上記のように、架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)、メタクリル酸メチル重合体(B)、(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)、及び、架橋剤(D)を含有する。
本発明の粘着シート(以下、単に「粘着シート」と表記する)は、前述の粘着剤組成物の硬化物からなるものである。つまり、本発明の粘着シートは、前述の粘着剤組成物を硬化させて得ることができる。粘着剤組成物の硬化物は、粘着シートにおいて、粘着剤層として機能することができる。粘着シートは、例えば、粘着剤層のみで構成することができる。つまり、粘着シートは、粘着剤組成物の硬化物のみで形成することもできる。粘着剤層は単層構造とすることができ、あるいは、単層の粘着剤層を複数積層した多層構造を有することもできる。粘着シートは、片面粘着シート及び両面粘着シートのいずれであってもよく、両面粘着シートであることが好ましい。
使用機器:MultiMode8(ブルカーナノ社製)
<Peak Force Tappingモード>
Cantilever:ScanAsyst-Air
Scan Size:10μm角
Gain:Auto
Setpoint:10μm角_4.0nN
Sync Distance:75.0程度
上記方法により、任意の異なる10視野を観察して10枚の弾性率像を作製する。各弾性率像において、周囲より弾性率が高い球状又は島状の箇所の数を、白色の球状又は島状に表示されている箇所の数を目視で数えることにより測定する。10枚の弾性率像の平均値を算出して、周囲より弾性率が高い球状又は島状の箇所の数の測定値とする。
(物性1)
粘着シートは下記物性(1)を満たす。
物性(1);JIS Z 0237に記載の粘着力の測定方法に準じて測定された、貼合30分後の対ガラス粘着力が0.01~5N/25mmである。
粘着シートは下記物性(2)を満たす。
物性(2);粘着シートをガラス板に貼合し、100℃、0.5MPa(ゲージ圧を意味する)の条件で30分間加熱処理した後の、JIS Z 0237に記載の粘着力の測定方法に準じて測定された対ガラス粘着力が10N/25mm以上である。
粘着シートの厚みは、用途に応じて適宜設定できるので特に限定されず、例えば、5~300μmであることが好ましく、8~200μmであることがより好ましく、10~150μmであることが特に好ましい。
ゲル分率(質量%)=(乾燥質量/粘着シートの採取質量)×100・・・式1
本発明の粘着シートを使用する方法は特に限定されず、例えば、公知の粘着シートと同様の使用方法を採用することができる。本発明の粘着シートが前述の加熱接着性シートである場合、本発明の粘着シートを被着体表面に接触させた後に粘着シートを加熱する方法で粘着シートを使用することができる。斯かる加熱をすることで、粘着シートの被着体への密着性が高まる。また、粘着シートはリワーク性に優れるので、加熱前の粘着シートの位置調整も容易に行うことができる。
図1に示すように、本発明の粘着シートから剥離シート付き粘着シートを形成することもできる。剥離シート付き粘着シート10は、粘着剤層11(粘着シート)の両表面に剥離シート12a及び12bを有することができる。
本発明の粘着シートは各種用途に適用することができ、例えば、光学デバイス等に使用される光学部材を貼りあわせるために使用することができる。
本発明の粘着シートの製造方法は特に限定されず、公知の方法を広く採用することができる。中でも、剥離シート上に上述した粘着剤組成物を塗工して塗膜を形成する工程と、この塗膜を加熱する工程を含む製造方法により、粘着シートを形成することが好ましい。斯かる製造方法において、粘着剤組成物に溶剤が含まれる場合は、前記加熱する工程で溶剤が除去されると同時に架橋性(メタ)アクリル共重合体および架橋剤の反応が進行して硬化物(粘着剤層)が形成される。
本発明の積層体は、前述の本発明の粘着シートと、被着体とを備える。粘着シートが両面粘着シートである場合、被着体は、粘着シートの両面に直接設けられることが好ましい。この場合、積層体は、被着体/粘着シート/被着体がこの順で積層された構造を有する。被着体は、例えば、前述の光学部材を挙げることができる。
アクリル酸ブチル(BA)、アクリル酸(AA)及びアクリル酸メチル(MA)を質量比で87:3:10となるように配合したモノマーを、重合溶媒である酢酸エチル中、AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)の存在下で60℃に加熱して重合させた。これにより、固形分濃度が30質量%で、重量平均分子量が74万である架橋性(メタ)アクリル共重合体(A-1)(表1において「A-1」と表記)の溶液を得た。
BA、アクリル酸2ヒドロキシエチル(2HEA)及びMAを質量比で70:20:10となるように配合したモノマーを、重合溶媒である酢酸エチル中、AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)の存在下で60℃に加熱して重合させた。これにより、固形分濃度が35質量%で、重量平均分子量が60万である架橋性(メタ)アクリル共重合体(A-2)(表1において「A-2」と表記)の溶液を得た。
酢酸エチルにメタクリル酸メチル(MMA)と重合開始剤AIBNを溶解した溶液を80℃に加熱して重合させ、これにより、重量平均分子量が5000であるメタクリル酸メチル重合体(B-1)(表1において「B-1」と表記)を得た。
酢酸エチルにメタクリル酸メチル(MMA)と重合開始剤AIBNを溶解した溶液を80℃に加熱して重合させ、これにより、重量平均分子量が9000であるメタクリル酸メチル重合体(B-2)(表1において「B-2」と表記)を得た。
[粘着剤組成物の調製]
アクリル共重合体(A-1)100質量部に対して、メタクリル酸メチル重合体(B-1)を3質量部、(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)としてMX-80H3WT(平均粒径0.8μm、綜研化学社製)を1質量部、架橋剤としてエポキシ系化合物(テトラッドX、三菱瓦斯化学社製)及び金属キレート化合物(アルミキレートA、川研ファインケミカル社製)をそれぞれ0.1質量部及び0.5質量部、架橋遅延剤としてアセチルアセトン(東京化成工業社製)を5質量部、シランカップリング剤(KBM403、信越化学工業社製)を0.5質量部含む原料を、当該原料の濃度が25質量%となるように酢酸エチルに加え、攪拌することで粘着剤組成物a-1を調製した。
上記のようにして調製した粘着剤組成物a-1を、シリコーン系剥離剤で処理された剥離剤層を備えた厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(第1の剥離シート、王子エフテックス社製、50RL-07(2))の表面に、乾燥後の塗工厚みが25μmになるようにアプリケーターで均一に塗工して塗膜を形成した。斯かる塗膜を、空気循環式恒温オーブンにより、100℃で3分間乾燥させることで、第1の剥離シートの表面に粘着剤層(粘着シート)を形成した。
(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)として、MX-300(平均粒径3μm、綜研化学社製)に変更したこと以外は実施例1と同様の手順で剥離シート付き粘着シートを得た。
アクリル共重合体(A-2)100質量部に対して、メタクリル酸メチル重合体(B-2)を10質量部、(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)としてXX-5910(平均粒径0.3μm、積水化成品工業社製)を1.5質量部、架橋剤としてイソシアネート系化合物(コロネートL-55、東ソー社製)を0.1質量部、シランカップリング剤(KBM403、信越化学工業社製)を0.5質量部含む原料を、当該原料の濃度が27質量%となるように酢酸エチルに加え、攪拌することで粘着剤組成物a-2を調製した。
(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)として、BMSA-18GN(平均粒径0.8μm、積水化成品工業社製)に変更すると共に、その使用量を2質量部に変更したこと以外は実施例3と同様の手順で剥離シート付き粘着シートを得た。
(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)の使用量を0.5質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の手順で剥離シート付き粘着シートを得た。
(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)を使用せずに粘着剤組成物を調製したこと以外は実施例1と同様の手順で剥離シート付き粘着シートを得た。
(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)の代わりに、メラミン系樹脂かなる粒子エポスターM30(平均粒径3μm、日本触媒社製)に変更したこと以外は実施例3と同様の手順で剥離シート付き粘着シートを得た。
(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)として、MBX-20(平均粒径20μm、積水化成品工業社製)に変更すると共に、その使用量を1質量部に変更したこと以外は実施例3と同様の手順で剥離シート付き粘着シートを得た。
JIS Z 0237に記載の粘着力の測定方法に準じた。まず、剥離シート付き粘着シートの軽剥離側の剥離シートを剥がして100μmPET(東洋紡社製/品番:コスモシャインA4300)と貼合した後、オートクレーブ内で100℃0.5MPa(ゲージ圧)の条件で30分処理することにより片面にPET基材を有する粘着シートを得た。この片面にPET基材を有する粘着シートの重剥離側の剥離シートを剥がして、ソーダガラス(平岡特殊硝子制作(株) 圧着面は錫フロートの反対面)に貼合した。この際、試験板にソーダガラスを用いること以外はJIS Z 0237に記載の180°引きはがし粘着力の測定方法に準じて、測定用サンプルを作製した。そして、圧着1分後に300mm/分の引き剥がし速度で粘着力を測定し、この粘着力を物性(1)における対ガラス粘着力とした。
試験板への圧着までは前記物性1の方法と同様にして、測定用サンプルを作製した。その後、この測定用サンプルを、オートクレーブを用いて100℃、0.5MPa(ゲージ圧)の条件で30分間処理したのち23℃相対湿度50%の環境下に2時間静置した。そして、物性(1)と同様の方法で300mm/分の引き剥がし速度で粘着力を測定し、この粘着力を物性(2)における対ガラス粘着力とした。
先ず、以下の方法により、AFMを用いた、粘着シートの表面をPeak Force Tappingモードで撮影した弾性率像を撮影した。
使用機器:MultiMode8(ブルカーナノ社製)
<Peak Force Tappingモード>
Cantilever:ScanAsyst-Air
Scan Size:10μm角
Gain:Auto
Setpoint:10μm角_4.0nN
Sync Distance:75.0程度
上記方法により、任意の異なる10視野を観察して10枚の弾性率像を作製した。各弾性率像において、周囲より弾性率が高い球状又は島状の箇所の数を、白色の球状又は島状に表示されている箇所の数を目視で数えることにより測定した。10枚の弾性率像の平均値を算出して、周囲より弾性率が高い球状又は島状の箇所の数の測定値とした。
架橋性(メタ)アクリル共重合体(A)およびメタクリル酸メチル重合体(B)の重量平均分子量は以下の方法でゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて測定した。GPCの測定条件は以下のとおりである。
・溶媒:テトラヒドロフラン
・カラム:Shodex KF801、KF803L、KF800L、KF800D(昭和電工(株)製を4本接続して使用した)
・カラム温度:40℃
・試料濃度:0.5質量%
・検出器:RI-2031plus(JASCO製)
・ポンプ:RI-2080plus(JASCO製)
・流量(流速):0.8ml/min
・注入量:10μl
・校正曲線:標準ポリスチレンShodex standard ポリスチレン(昭和電工(株)製)Mw=1320~2,500,000迄の10サンプルによる校正曲線を使用した。
架橋性(メタ)アクリル共重合体(A)の屈折率はJIS K 7142(2014)「プラスチック-屈折率の求め方」に記載のA法に準じて測定した。また、(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)の屈折率はJIS K 7142(2014)「プラスチック-屈折率の求め方」に記載のB法に準じて測定した。
各実施例で及び比較例で得られた粘着シートの各評価は、以下の手順で行った。
物性(1)の測定サンプルを作製する過程で得た、片面にPET基材を有する粘着シートを50mm×60mmの大きさに切り出して試験片を得た。この試験片を、ハンドローラーを用いて30mm×40mm(厚み10mm)のフロート板ガラス(日本板硝子社製)に、当該フロート板ガラスの中心点と、粘着シートの中心点とが互いに重なるように圧着して積層体を作製した。この積層体を23℃相対湿度50%の環境下にて、水平台上に粘着シート側が台に面するように載置し、圧着させた。圧着から1分以内に、ガラス板からはみ出た部分の粘着シートを片手で軽く抑えつつ、もう一方の手でガラス板をつまみ上げて粘着シートからガラス板を上方向に剥離した。この際の剥離性を下記基準にて評価した。
○:簡単に剥がれ、リワーク性に優れる。
×:剥がれないか、剥がれにくく(例えば、粘着シート側を上にして粘着シートを端部から引き上げるように剥離しないと剥がれない)、リワーク性に劣る。
前記位置調整能(リワーク性)の評価をする過程で作製した積層体を、65℃(相対湿度95%)の恒温恒湿層を用いて240時間処理した後、23℃相対湿度50%の環境下に60分静置した。その後、目視にて下記基準にて評価した。
○:剥がれ浮きが生じていない
×:エッジ部などに剥がれや浮きが生じている
剥離シート付き粘着シートの軽剥離側の剥離シートを剥がして100μmPET(東洋紡社製/品番:コスモシャインA4300)と貼合した粘着シートを、150mm×70mmの大きさに切り出して試験片を得た。次いで、この試験片の重剥離側の剥離シートを剥がして、露出した面の全面と、黒印刷面を有する150mm×70mm(厚さ6mm)のフロート板ガラス(日本板硝子社製)の黒印刷面とは逆側の面とを、ハンドローラーを用いて貼合して、積層サンプルを得た。得られた積層体をオートクレーブで100℃、0.5MPa(ゲージ圧)の条件で30分間処理した後、23℃で相対湿度50%の環境下に2時間静置して、評価用サンプルを作製した。この評価用サンプルとは別に、評価用サンプル製作に使用したフロート板ガラスと同様のフロート板ガラスをブランク品として用意した。そして、前記評価用サンプルのPET面側と、前記ブランク品の黒印刷面と逆側のガラス面とを目視で見比べて、下記の基準に基づいて画像の意匠性及び視認性を評価した。
○:ブランク品と同様の黒さ、光沢感ある。
△:ブランク品に比べるとやや黒さや光沢感に欠ける。
×:ブランク品に比べて黒さや光沢感が劣る。
粘着シートのヘーズはJIS K 7136に準じて測定した。具体的に、空気等が混入しないように厚さ1.2mmである一対の透明ガラス板(松浪硝子工業社製、S9112)を粘着シートによって貼合して積層サンプルを作製し、当該積層サンプルを用いて、JIS K7136(2000)に準拠して、ヘーズを測定した。測定には日本電色工業社製ヘイズメーターNDH7000を用いた。積層サンプルは、以下のように作製した。まず、剥離シート付き粘着シートの軽剥離側の剥離シートを剥がし、一方の透明ガラス板に貼合した後、重剥離側の剥離シート(重剥離セパレーター)を剥がした面に、他方の透明ガラス板を、空気などが混入しないように貼合した。これをオートクレーブ内にて100℃、0.5MPa(ゲージ圧)の条件で30分間処理した後、23℃相対湿度50%の環境下に2時間静置して、積層サンプルを得た。
11 粘着剤層
12a 剥離シート
12b 剥離シート
Claims (6)
- 粘着剤組成物の硬化物で形成される粘着シートにおいて、
前記粘着剤組成物は、架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)と、メタクリル酸メチル重合体(B)と、(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)と、架橋剤(D)とを含有し、
前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)は、炭素数4~10のアルキル基を有する(メタ)アクリルエステル単位(a)と、カルボキシ基及び/又はヒドロキシル基を有する単量体単位(b)とを含む重合体であり、
前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)は、前記(メタ)アクリルエステル単位(a)を50~95質量%、前記単量体単位(b)を1~50質量%含み、
前記メタクリル酸メチル重合体(B)の重量平均分子量が1000~10000であり、
前記メタクリル酸メチル重合体(B)は、前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)100質量部あたり、1~15質量部含まれ、
前記(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)の平均粒径が0.1~5μmであり、
前記架橋剤(D)は、前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)100質量部あたり、0.01~5質量部含まれ、
原子間力顕微鏡を用いて、表面をPeak Force Tappingモードで撮影した弾性率像において、周囲より弾性率が高い球状又は島状の箇所が、任意の10μm角の範囲内に3~20個存在し、
下記物性(1)及び物性(2)を満たす、粘着シート。
物性(1);JIS Z 0237に記載の粘着力の測定方法に準じて測定された、貼合30分後の対ガラス粘着力が0.01~5N/25mmである。
物性(2);粘着シートをガラス板に貼合し、100℃、0.5MPaの条件で30分間加熱処理した後の、JIS Z 0237に記載の粘着力の測定方法に準じて測定された対ガラス粘着力が10N/25mm以上である。 - 前記架橋性(メタ)アクリル系共重合体(A)と前記(メタ)アクリル系樹脂粒子(C)との屈折率差が0~0.05である、請求項1に記載の粘着シート。
- 前記架橋剤(D)がイソシアネート化合物、エポキシ化合物及び金属キレートからなる群より選ばれる1種を含む、請求項1又は2に記載の粘着シート。
- 請求項1~3のいずれか1項に記載の粘着シートと、被着体とを備える、積層体。
- 請求項4に記載の積層体を備える、光学デバイス。
- 請求項4に記載の積層体を備える、画像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021031055A JP7596860B2 (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021031055A JP7596860B2 (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022131866A JP2022131866A (ja) | 2022-09-07 |
| JP7596860B2 true JP7596860B2 (ja) | 2024-12-10 |
Family
ID=83153347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021031055A Active JP7596860B2 (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7596860B2 (ja) |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010150300A (ja) | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 感圧式接着剤及び該感圧式接着剤の製造方法、並びに該感圧式接着剤を用いた光学部材 |
| JP2013001745A (ja) | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 光拡散性粘着剤組成物、光拡散性粘着シート、偏光板及び液晶表示パネル |
| US20130224436A1 (en) | 2010-11-08 | 2013-08-29 | Lg Chem, Ltd | Pressure-sensitive adhesive composition |
| WO2015145635A1 (ja) | 2014-03-26 | 2015-10-01 | リンテック株式会社 | 粘着剤層および飛散防止粘着シート |
| WO2016117045A1 (ja) | 2015-01-21 | 2016-07-28 | 株式会社寺岡製作所 | 粘着シート及びその製造方法、並びにそれを使用した光学部材の製造方法 |
| WO2019198406A1 (ja) | 2018-04-13 | 2019-10-17 | 東レ株式会社 | 積層ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
| WO2021033704A1 (ja) | 2019-08-21 | 2021-02-25 | 王子ホールディングス株式会社 | 粘着シート、剥離シート付き粘着シート、積層体及び積層体の製造方法 |
| JP2022131869A (ja) | 2021-02-26 | 2022-09-07 | 王子ホールディングス株式会社 | 積層体の製造方法 |
| JP2022131877A (ja) | 2021-02-26 | 2022-09-07 | 王子ホールディングス株式会社 | 積層体の製造方法 |
-
2021
- 2021-02-26 JP JP2021031055A patent/JP7596860B2/ja active Active
Patent Citations (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010150300A (ja) | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 感圧式接着剤及び該感圧式接着剤の製造方法、並びに該感圧式接着剤を用いた光学部材 |
| US20130224436A1 (en) | 2010-11-08 | 2013-08-29 | Lg Chem, Ltd | Pressure-sensitive adhesive composition |
| JP2014502291A (ja) | 2010-11-08 | 2014-01-30 | エルジー・ケム・リミテッド | 粘着剤組成物 |
| JP2013001745A (ja) | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 光拡散性粘着剤組成物、光拡散性粘着シート、偏光板及び液晶表示パネル |
| WO2015145635A1 (ja) | 2014-03-26 | 2015-10-01 | リンテック株式会社 | 粘着剤層および飛散防止粘着シート |
| WO2016117045A1 (ja) | 2015-01-21 | 2016-07-28 | 株式会社寺岡製作所 | 粘着シート及びその製造方法、並びにそれを使用した光学部材の製造方法 |
| WO2019198406A1 (ja) | 2018-04-13 | 2019-10-17 | 東レ株式会社 | 積層ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
| WO2021033704A1 (ja) | 2019-08-21 | 2021-02-25 | 王子ホールディングス株式会社 | 粘着シート、剥離シート付き粘着シート、積層体及び積層体の製造方法 |
| JP2022131869A (ja) | 2021-02-26 | 2022-09-07 | 王子ホールディングス株式会社 | 積層体の製造方法 |
| JP2022131877A (ja) | 2021-02-26 | 2022-09-07 | 王子ホールディングス株式会社 | 積層体の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022131866A (ja) | 2022-09-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4813509B2 (ja) | 両面粘着シートとその製造方法及びプラスチックフィルムの固定方法 | |
| JP2013006892A (ja) | 光学用両面粘着シート | |
| WO2021033704A1 (ja) | 粘着シート、剥離シート付き粘着シート、積層体及び積層体の製造方法 | |
| JP7537313B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
| JP2017200975A (ja) | 粘着シート及び積層体 | |
| JP7543946B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
| JP7285367B1 (ja) | 両面粘着シート、積層体及び表示装置 | |
| JP2021031553A (ja) | 粘着シート、剥離シート付き粘着シート及び積層体 | |
| JP6943081B2 (ja) | 粘着剤組成物、粘着シートおよび積層体 | |
| JP7596860B2 (ja) | 粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 | |
| JP7574696B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
| JP7669719B2 (ja) | 粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 | |
| JP7543945B2 (ja) | 粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 | |
| JP7537311B2 (ja) | 粘着シート、積層体並びに光学デバイス及び画像表示装置 | |
| JP7537312B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
| JP7683362B2 (ja) | 粘着シート、積層体、光学デバイス及び画像表示装置、並びにその製造方法 | |
| JP7683363B2 (ja) | 粘着シート、積層体、光学デバイス及び画像表示装置、並びにその製造方法 | |
| JP6705543B1 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
| JP7338319B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
| JP5005264B2 (ja) | 粘着剤組成物、粘着シート及び粘着剤付着型機能性フィルム | |
| JP2024067534A (ja) | 粘着シート、積層体及び光学デバイス | |
| JP7346822B2 (ja) | 粘着シート、剥離シート付き粘着シート及び積層体 | |
| JP2024067535A (ja) | 粘着シート、積層体及び光学デバイス | |
| JP6834369B2 (ja) | 粘着シート及び積層体 | |
| JP2024067533A (ja) | 粘着シート、積層体及び光学デバイス |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230628 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240221 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240319 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20240514 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240708 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20241029 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20241111 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7596860 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |