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JP7595383B1 - 水耕栽培トレイ、水耕栽培システム - Google Patents

水耕栽培トレイ、水耕栽培システム Download PDF

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Abstract

【課題】トレイ本体に供給された栄養溶液を十分に円滑に流すことできていないという課題がある。
【解決手段】植物を育てるための水耕栽培トレイであって、水耕栽培トレイは、植物を載置するトレイ本体と、トレイ本体の底面に設けられたオーバーフロー管と、を備え、トレイ本体の底面は、当該トレイ本体が栽培ラックにより支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されており、オーバーフロー管は、トレイ本体の底面に交差する方向に挿通され、水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられており、水平面に対する鉛直方向において、第2穴の位置は、底面の一番高い位置よりも上にあり、水平面に対する鉛直方向において、第1穴の位置は、底面の一番高い位置よりも下にある、水耕栽培トレイ。
【選択図】 図8

Description

本開示は、水耕栽培トレイ、水耕栽培システムに関する。
屋内環境において植物を水耕栽培するための水耕栽培システムが知られている。
特許文献1には、給水管及び排水管により所定の水深を保ちながら養液を循環させる養液槽において、養液槽に汚れが溜まりにくく、養液の溶存酸素濃度を高めることができる排水管構造が開示されている。
特開2021ー145569号公報
トレイ本体に供給された栄養溶液を十分に円滑に流すことできていないという課題がある。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、トレイ本体に供給された栄養溶液を十分に円滑に流す技術を提供することである。
植物を育てるための水耕栽培トレイであって、水耕栽培トレイは、植物を載置するトレイ本体と、トレイ本体の底面に設けられたオーバーフロー管と、を備え、トレイ本体の底面は、当該トレイ本体が栽培ラックにより支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されており、オーバーフロー管は、トレイ本体の底面に交差する方向に挿通され、水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられており、水平面に対する鉛直方向において、第2穴の位置は、底面の一番高い位置よりも上にあり、水平面に対する鉛直方向において、第1穴の位置は、底面の一番高い位置よりも下にある、水耕栽培トレイ。
本開示によれば、トレイ本体に供給された栄養溶液を十分に円滑に流すことができる。
水耕栽培システム1の全体構成を示す図である。 水耕栽培システム1の正面図である。 水耕栽培システム1の側面図である。 水耕栽培トレイ20の上面図である。 水耕栽培トレイ20の第1側面断面図である。 水耕栽培トレイ20の第2側面断面図である。 トレイ本体201の排水口に挿通されたオーバーフロー管周囲の上面俯瞰図である。 トレイ本体201の排水口に挿通されたオーバーフロー管周囲の第1側面図である。 トレイ本体201の排水口に挿通されたオーバーフロー管周囲の第2側面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
<水耕栽培システム1の基本構成>
本開示における水耕栽培システム1は、栽培ラック10に載置された栽培ポット40へ水を含む栄養溶液を供給する。水耕栽培システム1は、栽培ポット40に植えられた植物に対して、照明、温度、湿度、栄養溶液の植物に必要な成育環境の提供を自動的に行い、最適な栽培環境を提供するシステムである。水耕栽培システム1は、土を使用せずに植物を栽培することができる。
水耕栽培システム1は、栽培ラック10、水耕栽培トレイ20、給水システム30、栽培ポット40、制御システム50、栄養溶液から構成される。
本開示における栄養溶液は、植物の成長に必要な各種ミネラルを含む水溶性の化合物である。栄養溶液は、各種ミネラルを含まない水を含んでも良い。栄養溶液の組成は、水耕栽培システム1により育てる植物に応じた好適なものに調整されているものとする。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。制御システム50について、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
<栽培ラック10の構成>
栽培ラック10は、ラック本体101、ライト102、ファン103から構成される。
ラック本体101は、水耕栽培トレイ20を支持するための構造体である。
ラック本体101は、支柱1011、横桟1012。支柱1011は、栽培ラックの骨組みを形成し、全体の構造を支えるための直立した柱である。横桟1012は、支柱1011を互いに結びつけ、追加の構造的支持を提供する水平または斜めの桟である。ラック本体101は、水耕栽培トレイ20や装置(ライト102、ファン103など)を置くための棚板等を備えても良い。本開示における水耕栽培トレイ20の外周は、横桟1012に係合可能なように形成されており、水耕栽培トレイ20の外周を吊下支持することができる。
ライト102は、ラック本体101に取り付けられ、植物に必要な人工光を供給する装置である。ライト102は、LED等の任意の照明装置を適用可能である。
ファン103は、ラック本体101に取り付けられ、栽培ラック10内の空気循環を改善し、植物の周囲の温度、湿度等の環境を均一に保つために用いられる。
<水耕栽培トレイ20の構成>
水耕栽培トレイ20は、植物が植えられた栽培ポット40を支持するための容器である。水耕栽培トレイ20は、給水システム30から供給された栄養溶液を流しつつ栽培ポット40へ供給することができる。
水耕栽培トレイ20は、トレイ本体201、オーバーフロー管202から構成される。また、水耕栽培トレイ20は、反射板203を備えても良い。反射板203は、トレイ本体201の鉛直上方に配置されたライト102からの光を、栽培ポット40に植えられた植物の葉などの上部に誘導するために用いられる。反射板203により、ライト102からの光は栽培ポット40に植えられた植物の根や、トレイ本体201の底面2011に供給された栄養溶液等に当たることを防ぐことができる。これにより、植物の根腐れを防止したり、トレイ本体201に供給された栄養溶液に藻が発生することによる水質の悪化等を防ぐことができる。
なお、トレイ本体201の上面には栽培ポット40の部分のみがくり抜かれた遮光パネル等を設けることにより、ライト102からの光が、栽培ポット40に植えられた植物の上部ではなく、トレイ本体201に供給された栄養溶液等に当たることを防ぐことが好適である。また、本開示における、栽培ポット40はポット本体401の周囲(へり)を成長メディア403に比べて高く形成することにより、ライト102からの光を、植物の上部以外の成長メディア403、根、栄養溶液等に当たることをより防ぐことができる。
トレイ本体201は、給水システム30から供給された栄養溶液を保持する容器である。
トレイ本体201は、底面2011、周面2012、第1溝部2013、第2溝部2014から構成される。底面2011は、鉛直方向上方から見たときに長方形に形成されている。底面2011の輪郭に形成された周面2012は、底面2011に対して鉛直方向上方に延びている。
オーバーフロー管202は、トレイ本体201に保持された栄養溶液の水位を調整するための管である。
オーバーフロー管202は、第1排水口2021、第2排水口2022が設けられている。
<給水システム30の構成>
給水システム30は、水耕栽培トレイ20に載置された栽培ポット40へ栄養溶液を供給するためのシステムである。
給水システム30は、ポンプ301、タンク302、配管システム303、エアレーションシステム304、制御装置305から構成される。
ポンプ301は、タンク302に保持された栄養溶液を配管システム303を介して、水耕栽培トレイ20へ供給するための装置である。
タンク302は、栄養溶液を保持するための容器である。
配管システム303は、タンク302に保持された栄養溶液を水耕栽培トレイへ20へ導くための配管である。材質は通常、PVCや他の耐薬品性の高い材料で作られている。
エアレーションシステム304は、栄養溶液に溶け込んだ酸素の量を増やすための装置である。給水システム30は、エアレーションシステム304を含まなくとも良い。
<栽培ポット40の構成>
栽培ポット40は、植物の苗を保持する容器である。
栽培ポット40は、ポット本体401、ネットカップ402、成長メディア403等から構成される。
ポット本体401は、ネットカップ402および成長メディア403を保持する容器である。ポット本体401は、プラスチック製で軽量かつ耐久性がある構造体である。ポット本体401は、底部に穴が設けられており、植物の根が直接栄養溶液に浸ることができるよう構成されている。
ネットカップ402は、植物が植えられた成長メディア403を保持する網目のある容器である。ネットカップ402は、網目状に構成されることにより成長メディア403の余分な水分を外部へ排出可能とするとともに、植物の根が充分に空気を受け取ることができる。
成長メディア403は、植物の苗を支え根の成長を助ける培地である。成長メディア403は、植えられた植物に必要な栄養溶液を保持する。成長メディア403は、ロックウール、ココピート、粘土ペレット、ペルライトなどを含む。
<制御システム50の構成>
制御システム50は、情報処理装置の一種である。
制御システム50は、栽培ラック10、水耕栽培トレイ20に設けられた各種センサの値に基づき、ライト102、ファン103、給水システム30、給水システム30に含まれるポンプ301、エアレーションシステム304等を制御する。制御システム50は、水耕栽培システム1の照明、温度、湿度、栄養溶液の供給を制御することにより栽培ポット40に植えられた植物に最適な栽培環境を維持することができる。
<水耕栽培システム1の詳細な構成と動作>
以下、水耕栽培システム1の詳細な構成と動作について説明する。
水耕栽培システム1は、複数の水耕栽培トレイ20と、複数の水耕栽培トレイ20を支持する栽培ラック10と、複数の水耕栽培トレイ20に液体を供給する液体供給装置(給水システム30)と、を備える。
<栽培ラック10とトレイ本体201との関係>
トレイ本体201は、栽培ラック10に略水平に設けられた横桟1012によりトレイ本体201を支持する被支持部を備える。
具体的に、トレイ本体201の周面2012の底部は、ラック本体101の水平に設けられた横桟1012により支持される。例えば、フック等によりトレイ本体201の周面2012の底部が水平になるようにラック本体101によりトレイ本体201が支持される構成としても良い。
ラック本体101により複数のトレイ本体201が複数段にわたって支持される。例えば、図1から図3の本開示においては、3つのトレイ本体201A、トレイ本体201B、201Cが鉛直方向に3段にわたって支持される。
トレイ本体201の底面2011は、栽培ラック10により支持された際に横桟1012の延びる方向に対して傾斜するように形成されている。トレイ本体201の底面2011は、当該トレイ本体201が栽培ラック10により支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されている。
具体的に、トレイ本体201をラック本体101に載置した際に、トレイ本体201の底面2011は水平面に対して傾斜するように形成されている。トレイ本体201の周面2012の底部(水平な横桟1012により支持される)に対して、底面2011が角度をもつように形成することにより、そのような傾斜角度が実現される。
トレイ本体201は、底面2011の全体が水平面に対して5度以下の傾斜角度を有するように、ラック本体101に固定される。
<トレイ本体201の底面形状の詳細>
トレイ本体201の底面2011は、底面2011の鉛直方向から見たときに長方形に形成されている。
トレイ本体201の底面2011は、底面2011の長辺方向である第1方向に向かって下がるように傾斜して形成されている。
具体的に、図4から図6を参照して説明する。
トレイ本体201の底面2011は、鉛直方向上方から見たときに長方形状に形成されている。トレイ本体201の底面2011は、図5の右から左(第1方向、図4の右から左)に向かって長方形状に形成された底辺の長辺方向にわたって下がるように傾斜して形成されてなる。トレイ本体201の底面2011は、長辺方向の全体にわたって傾斜が設けられていることが好適である。これにより、液体を傾斜に沿ってより円滑に流すことができる。
トレイ本体201の底面2011は、図6の右から左(第2方向、図4の上から下)に向かって長方形状に形成された底辺の短辺方向にわたって下がるように傾斜して形成されてなる。トレイ本体201の底面2011は、短辺方向の全体にわたって傾斜が設けられていることが好適である。これにより、液体を傾斜に沿ってより円滑に流すことができる。
これにより、トレイ本体に供給された栄養溶液を傾斜面に沿って円滑に流すことができる。具体的に、本開示においては、図4のトレイ本体201の底面2011の右上端から供給された栄養溶液は、傾斜に沿ってトレイ本体201の底面2011の左下端へ誘導される。
トレイ本体201の底面2011は、底面2011の短辺方向である第2方向に向かって延びる第1溝部2013が形成されている。第1溝部2013の長辺方向の傾斜角は、底面2011の全体にわたって形成された傾斜面の角度よりも大きな角度(急な角度)を有する。第1溝部2013の底部は第2方向に向かって下がるように傾斜して形成されている。第1溝部2013は、トレイ本体201の底面2011の長辺方向において最も低い位置に形成されている。
具体的に、図4のトレイ本体201の底面2011の左端(右から左に向かって傾斜しているため、長辺方向において最も低い位置となる)には、第2方向に延びる第1溝部2013が形成されている。第1溝部2013の底部は、図4の上から下(第2方向)に向かって傾斜して形成されてなる。
これにより、底面2011の長辺方向の傾斜面に沿って、図4の右端から左端へ誘導された栄養溶液は、短辺方向に設けられた第1溝部2013により、図4の上から下へ誘導される。
トレイ本体201の底面2011は、水平面に対する鉛直方向において最も低い位置に第3穴が設けられている。トレイ本体201の底面2011は、第3穴の周囲に第2溝部2014が形成されている。
具体的に、トレイ本体201の底面2011は、図4の左下端の位置に排水口2015(第3穴)が設けられている。また、底面2011の排水口2015の周囲は窪んでおり、第2溝部2014が形成される。第2溝部2014は、第1溝部2013の傾斜方向と接続しており、第1溝部2013に誘導された液体は、第2溝部2014に誘導される。第2溝部に誘導された液体は、排水口2015を通って、トレイ本体201から排出される。
これにより、トレイ本体201の内部へ給水された液体は、水切れ良くトレイ本体201の外部へ排水することができる。
トレイ本体201の底面2011は、底面2011の第1短辺の近傍に第3穴が設けられている。第1短辺と対向する第2短辺には第3穴が設けられていない。
具体的に、トレイ本体201の底面2011は、図4の左下端の位置に排水口2015(第3穴)が設けられており、図4の右端(右上端または右下端を含む)の位置には排水口は設けられていない。
図4のトレイ本体201の底面2011の右上端から供給された栄養溶液は、傾斜に沿ってトレイ本体201の底面2011の左下端へ誘導され、排水口2015から排出される。
図1から図3のように、トレイ本体201A、トレイ本体201B、トレイ本体201Cがラック本体101に支持されている場合の動作を説明する。図2において、トレイ本体201Aの左端より配管システム303を介して栄養溶液が供給される。供給された栄養溶液はトレイ本体201Aの底面を流れ右端の排水口2015より下部へ排出される。排出された栄養溶液は、トレイ本体201Bの右端に供給される。供給された栄養溶液はトレイ本体201Bの底面を流れ右端の排水口2015より下部へ排出される。排出された栄養溶液は、トレイ本体201Cの右端に供給される。供給された栄養溶液はトレイ本体201Cの底面を流れ左端の排水口2015より下部へ排出される。
このように、本開示にかかる左端または左端の一方にのみ排水口2015が設けられた水耕栽培トレイ20を、栽培ラック10に左右互い違いに配置することにより、複雑な配管システム303を構成することなく、鉛直方向に載置された複数の水耕栽培トレイ20へ栄養溶液を供給することができる。
<トレイ本体とオーバーフロー管との関係>
水耕栽培トレイ20は、植物を載置するトレイ本体201と、トレイ本体201の底面に設けられたオーバーフロー管202と、を備える。オーバーフロー管202は、第3穴に挿通されてなる。
具体的に、図7から図9を参照して説明する。
トレイ本体201の底面2011に設けられた排水口2015には、オーバーフロー管202と呼ばれる管が鉛直方向に底面2011と交差する方向に挿入される。
<オーバーフロー管202に設けられた第1穴、第2穴の詳細>
オーバーフロー管202は、トレイ本体201の底面2011に交差する方向(例えば、垂直方向)に挿通され、水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられている。第1穴の排水能力は、第2穴の排水能力よりも小さい。
水平面に対する鉛直方向において、第1穴はオーバーフロー管202の側面に設けられている。第2穴はオーバーフロー管202の上面に設けられている。
具体的に、オーバーフロー管202の側面には、オーバーフロー管内部と外部が連通するように、第1排水口2021が設けられている。また、トレイ本体201にオーバーフロー管を挿入した際に、オーバーフロー管202の上部開口端は第2排水口2022を形成する。第1排水口2021および第2排水口2022は、オーバーフロー管202の下部開口端と連通しており、トレイ本体201に供給された液体は、第1排水口2021または第2排水口2022に誘導され、オーバーフロー管202の下部開口端から、排水口2015を通ってトレイ本体201の下部へ排出される。
水平面に対する鉛直方向において、第2穴の位置は、底面の一番高い位置よりも上にある。水平面に対する鉛直方向において、第1穴の位置は、底面の一番高い位置よりも下にある。
水平面に対する鉛直方向において、第2溝部の上部は、第1穴の位置よりも上にある。水平面に対する鉛直方向において、第2溝部の上部は、第1穴の上端位置よりも上にある。
具体的に、オーバーフロー管202の、上部開口端である第2排水口2022の位置は、トレイ本体201の底面2011の最も高い位置である、図4の右上端(液体供給位置)よりも高い位置に設けられる。
一方、オーバーフロー管202の第1排水口2021の位置は、上部開口端である第2排水口2022の位置は、トレイ本体201の底面2011の最も高い位置である、図4の右上端(液体供給位置)よりも低い位置に設けられる。具体的に、第1排水口2021は、第2溝部2014に設けられた排水口2015と同じ高さに設けることが好適である。
給水システム30は、トレイ本体201に第1排水口2021の排水能力を上回る量であり、かつ、第2排水口2022の排水能力を下回る量の液体を供給する。第1排水口2021の排水能力は、第2排水口2022の排水能力よりも小さい。したがって、給水システム30により供給された液体は第1排水口2021の排水能力を上回り、トレイ本体201に液体が貯留されていく。
第2排水口2022は、トレイ本体201の底面2011の最も高い位置よりも上方に設けられている。したがって、給水システム30は、トレイ本体201の底面2011を覆うように液体を供給する。これにより、本開示にかかる水耕栽培システム1は、トレイ本体201に載置されたすべての栽培ポット40に対して栄養溶液を供給することができる。
トレイ本体201に貯留された液体が、第2排水口2022の位置に達すると、給水システム30の給水能力を上回る排水能力を有する第2排水口2022により液体は排出される。これにより、トレイ本体201に貯留された液体の水位は、第2排水口2022の位置を超えない位置で維持される。
これにより、複雑な栄養溶液の供給制御を行うことなしに、トレイ本体内に保持された栄養溶液の水位を安定的に維持することができる。また、図1から図3のように、給水システム30から供給された栄養溶液が、トレイ本体201A、トレイ本体201B、トレイ本体201Cの順番に供給される場合においても、それぞれのトレイ本体に対する栄養溶液の供給量を個別制御をすることなく、それぞれのトレイ本体201A、トレイ本体201B、トレイ本体201Cにおける栄養溶液の水位を一定に保つことができる。
本開示にかかる水耕栽培トレイ20により、好適な水耕栽培システム1を実現することができる。
なお、本開示において給水システム30は、常に液体をトレイ本体201へ供給せずに、一定期間に渡って液体をトレイ本体201へ供給した後に、トレイ本体201への液体の供給を停止しても良い。つまり、給水システム30は、間欠的にトレイ本体201へ液体を供給しても良い。この場合、給水システム30が液体をトレイ本体201へ供給している間は、トレイ本体201の底面2011から第2排水口2022の位置まで液体が維持された状態となる。その後、給水システム30が液体の供給を停止または第1排水口2021の排水能力よりも少ない供給量となると、トレイ本体201に蓄積された液体は、第1排水口2021を介して排出される。これにより、トレイ本体201に蓄積された液体の水位は徐々に下がるが、第1排水口2021の排水能力は、第2排水口2022の排水能力よりも小さいため、トレイ本体201に蓄積された液体はゆっくり排水される。
その後、給水システム30による次の給水タイミングまで栽培ポット40の植物の根は液体に浸からない。植物の根が液体に浸かる時間と空気に触れる時間を設けることにより、根の酸欠状態を防ぎ、根腐れを防止できる。
図8、図9において、第2溝部2014の上部位置20141は、第1排水口2021の開口上端位置20211よりも上方にある。具体的に、第1排水口2021の幅を狭くせずに広くすることにより、第2溝部2014に誘導された液体を効果的にオーバーフロー管202を通じてトレイ本体201の外部へ排出することができる。また、給水システム30が栄養溶液の供給を停止した場合においても、第2溝部2014に栄養溶液が留まることなく、すべての栄養溶液をトレイ本体201から外部へ排出することができる。
<給水システム30の動作>
液体供給装置は、複数の水耕栽培トレイに対して略同量の液体を供給する。
複数の水耕栽培トレイのそれぞれに対して異なる量の液体を供給するように制御することなしに、略同一の水位で供給された液体を保持可能である。
図2において、トレイ本体201Aのオーバーフロー管202Aが左側、トレイ本体201Bのオーバーフロー管202Bが右側、トレイ本体201Cのオーバーフロー管202Cが左側となるように、栽培ラック10に複数のトレイ本体201A、201B、201Cが支持される。
図2において、給水システム30は、ポンプ301を制御し、タンク302から吸い込んだ液体を配管システム303を介して、栽培ラック10の最上部に配置されたトレイ本体201Aの左端に供給する。
給水システム30によりトレイ本体201Aの左端から供給された液体は、トレイ本体201Aの右端に配置されたオーバーフロー管202Aを介して下部へ排出される。
排出された液体は、トレイ本体201Aの下部に載置されたトレイ本体201Bの右端から供給される。トレイ本体201Bの右端から供給された液体は、トレイ本体201Bの左端に配置されたオーバーフロー管202Bを介して下部へ排出される。
排出された液体は、トレイ本体201Bの下部に載置されたトレイ本体201Cの左端から供給される。トレイ本体201Cの左端から供給された液体は、トレイ本体201Cの右端に配置されたオーバーフロー管202Cを介して下部へ排出される。
これにより、給水システム30により栽培ラック10の上部から供給された液体は、トレイ本体201A、201B、201Cに載置された、複数の栽培ポット40下部を液体により浸漬させることができる。これにより、水耕栽培システム1は、複数の栽培ポット40に対して栄養溶液を供給することができる。
また、図1から図3のように2列に水耕栽培トレイ20を配置した場合においても、配管システム303を複雑にすることなく、2列の水耕栽培トレイ20の間から2列の水耕栽培トレイ20へ栄養溶液を適切に供給することができる。
トレイ本体201Cから下部へ排出された液体は、給水システム30のタンク302に貯留され、栄養溶液の調整が行われ、改めて栽培ラック10の上部からトレイ本体201へ供給される。
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図9は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
プロセッサ901とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ901は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置902とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置903とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF991とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図9)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ901が補助記憶装置903に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
本明細書中に記載されている構成要素により実現される機能は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、汎用プロセッサ、特定用途プロセッサ、集積回路、ASICs (Application Specific Integrated Circuits)、CPU (a Central Processing Unit)、従来型の回路、および/又はそれらの組合せを含む、circuitry又はprocessing circuitryにおいて実装されてもよい。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含み、 circuitry又はprocessing circuitryとみなされる。プロセッサは、メモリに格納されたプログラムを実行する、programmed processorであってもよい。
本明細書において、circuitry、ユニット、手段は、記載された機能を実現するようにプログラムされたハードウェア、又は実行するハードウェアである。当該ハードウェアは、本明細書に開示されているあらゆるハードウェア、又は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、又は、実行するものとして知られているあらゆるハードウェアであってもよい。
当該ハードウェアがcircuitryのタイプであるとみなされるプロセッサである場合、当該circuitry、手段、又はユニットは、ハードウェアと、当該ハードウェア及び又はプロセッサを構成する為に用いられるソフトウェアの組合せである。
記憶部は、主記憶装置902、補助記憶装置903により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
また、記憶部に、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶させることにより、本開示にかかる情報処理装置、情報処理システムが製造されたものとして捉えることができる。
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体(リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど)を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
通信部は、通信IF991により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
植物を育てるための水耕栽培トレイであって、水耕栽培トレイは、植物を載置するトレイ本体と、トレイ本体の底面に設けられたオーバーフロー管と、を備え、トレイ本体の底面は、当該トレイ本体が栽培ラックにより支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されており、オーバーフロー管は、トレイ本体の底面に交差する方向に挿通され、水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられており、水平面に対する鉛直方向において、第2穴の位置は、底面の一番高い位置よりも上にあり、水平面に対する鉛直方向において、第1穴の位置は、底面の一番高い位置よりも下にある、水耕栽培トレイ。
これにより、トレイ本体に供給された栄養溶液を傾斜面に沿って円滑に流すことができる。また、複雑な栄養溶液の供給制御を行うことなしに、トレイ本体内に保持された栄養溶液の水位を安定的に維持することができる。
(付記2)
トレイ本体は、栽培ラックに略水平に設けられた横桟によりトレイ本体を支持する被支持部を備え、トレイ本体の底面は、栽培ラックにより支持された際に横桟の延びる方向に対して傾斜するように形成されている付記1記載の水耕栽培トレイ。
これにより、トレイ本体に供給された栄養溶液を傾斜面に沿って円滑に流すことができる。
(付記3)
トレイ本体の底面は、底面の鉛直方向から見たときに長方形に形成されており、トレイ本体の底面は、底面の長辺方向である第1方向に向かって下がるように傾斜して形成されている、付記1または2記載の水耕栽培トレイ。
これにより、トレイ本体に供給された栄養溶液を、長方形状に形成された底面の長辺方向の傾斜面に沿って円滑に流すことができる。
(付記4)
トレイ本体の底面は、底面の短辺方向である第2方向に向かって延びる第1溝部が形成されており、第1溝部の底部は第2方向に向かって下がるように傾斜して形成されており、第1溝部は、トレイ本体の底面の長辺方向において最も低い位置に形成された、付記3記載の水耕栽培トレイ。
これにより、底面の長辺方向の傾斜面に沿って誘導した栄養溶液を、短辺方向に円滑に流すことができる。
(付記5)
トレイ本体の底面は、水平面に対する鉛直方向において最も低い位置に第3穴が設けられており、オーバーフロー管は、第3穴に挿通されてなる、付記1から4のいずれか記載の水耕栽培トレイ。
これにより、底面の傾斜に沿って誘導した栄養溶液をオーバーフロー管が設けられた第3穴に流すことができ、古い栄養溶液がトレイ本体内に滞留することを防ぐことができる。トレイ本体内を常に新鮮な栄養溶液で満たすことができる。
(付記6)
トレイ本体の底面は、底面の鉛直方向から見たときに長方形に形成されており、トレイ本体の底面は、底面の第1短辺の近傍に第3穴が設けられており、第1短辺と対向する第2短辺には第3穴が設けられていない、付記5記載の水耕栽培トレイ。
これにより、水耕栽培トレイに複数の栽培ポットを互い違いに載置した場合においても、トレイ本体の一方から供給された栄養溶液を栽培ポットを通りながら他方に向かって円滑に流すことができる。
(付記7)
トレイ本体の底面は、第3穴の周囲に第2溝部が形成されている、付記5または6記載の水耕栽培トレイ。
これにより、底面の傾斜に沿って誘導した栄養溶液をオーバーフロー管が設けられた第3穴周囲の溝(凹み)を介して、第3穴から円滑に排出することができる。
(付記8)
水平面に対する鉛直方向において、第2溝部の上部は、第1穴の位置よりも上にある、付記7記載の水耕栽培トレイ。
これにより、トレイ本体内の栄養溶液を第1穴から円滑に排出することができる。古い栄養溶液がトレイ本体内に滞留することを防ぐことができる。
(付記9)
水平面に対する鉛直方向において、第2溝部の上部は、第1穴の上端位置よりも上にある、付記8記載の水耕栽培トレイ。
これにより、トレイ本体内の栄養溶液を第1穴から確実に排出することができる。古い栄養溶液がトレイ本体内に滞留することを防ぐことができる。
(付記10)
第1穴の排水能力は、第2穴の排水能力よりも小さい、付記1から9のいずれか記載の水耕栽培トレイ。
これにより、トレイ本体内に保持された栄養溶液の水位を安定的に維持することができる。また、古い栄養溶液を第1穴より排出することによりトレイ本体内に滞留することを防ぐことができる。
(付記11)
水平面に対する鉛直方向において、第1穴はオーバーフロー管の側面に設けられており、第2穴はオーバーフロー管の上面に設けられている、付記1から10のいずれか記載の水耕栽培トレイ。
これにより、トレイ本体内に保持された栄養溶液の水位を安定的に維持することができる。
(付記12)
複数の水耕栽培トレイと、複数の水耕栽培トレイを支持する栽培ラックと、複数の水耕栽培トレイに液体を供給する液体供給装置と、を備える水耕栽培システムであって、水耕栽培トレイは、植物を載置するトレイ本体と、トレイ本体の底面に設けられたオーバーフロー管と、を備え、トレイ本体の底面は、当該トレイ本体が栽培ラックにより支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されており、オーバーフロー管は、トレイ本体の底面に交差する方向に挿通され、水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられており、水平面に対する鉛直方向において、第2穴の位置は、底面の一番高い位置よりも上にあり、水平面に対する鉛直方向において、第1穴の位置は、底面の一番高い位置よりも下にあり、液体供給装置は、複数の水耕栽培トレイに対して略同量の液体を供給する、水耕栽培システム。
これにより、トレイ本体に供給された栄養溶液を傾斜面に沿って円滑に流すことができる。また、複数のトレイ本体のそれぞれに対する複雑な栄養溶液の供給制御を行うことなしに、トレイ本体内に保持された栄養溶液の水位を安定的に維持することができる。
(付記13)
水耕栽培システムは、複数の水耕栽培トレイのそれぞれに対して異なる量の液体を供給するように制御することなしに、略同一の水位で供給された液体を保持可能な、付記12記載の水耕栽培システム。
複数のトレイ本体のそれぞれに対する複雑な栄養溶液の供給制御を行うことなしに、トレイ本体内に保持された栄養溶液の水位を安定的に維持することができる。
1 水耕栽培システム、10 栽培ラック10 記憶部、104 制御部、106 入力装置、108 出力装置、20 水耕栽培トレイ20 記憶部、204 制御部、206 入力装置、208 出力装置、30 給水システム、301 記憶部、304 制御部、306 入力装置、308 出力装置、40 栽培ポット、401 記憶部、404 制御部、406 入力装置、408 出力装置、50 制御システム、501 記憶部、504 制御部、506 入力装置、508 出力装置


Claims (13)

  1. 植物を育てるための水耕栽培トレイであって、
    前記水耕栽培トレイは、植物を載置するトレイ本体と、前記トレイ本体の底面に設けられたオーバーフロー管と、を備え、
    前記トレイ本体の底面は、当該トレイ本体が栽培ラックにより支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されており、
    前記オーバーフロー管は、前記トレイ本体の底面に交差する方向に挿通され、前記水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられており、
    前記水平面に対する鉛直方向において、前記第2穴の位置は、前記底面の一番高い位置よりも上にあり、
    前記水平面に対する鉛直方向において、前記第1穴の位置は、前記底面の一番高い位置よりも下にあり、
    前記トレイ本体の底面は、前記水平面に対する鉛直方向において最も低い位置に第3穴が設けられており、
    前記オーバーフロー管は、前記第3穴に挿通されてなり、
    前記トレイ本体の底面は、前記第3穴の周囲に第2溝部が形成されている、
    水耕栽培トレイ。
  2. 前記トレイ本体は、前記栽培ラックに略水平に設けられた横桟により前記トレイ本体を支持する被支持部を備え、
    前記トレイ本体の底面は、前記栽培ラックにより支持された際に前記横桟の延びる方向に対して傾斜するように形成されている
    請求項1記載の水耕栽培トレイ。
  3. 植物を育てるための水耕栽培トレイであって、
    前記水耕栽培トレイは、植物を載置するトレイ本体と、前記トレイ本体の底面に設けられたオーバーフロー管と、を備え、
    前記トレイ本体の底面は、当該トレイ本体が栽培ラックにより支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されており、
    前記オーバーフロー管は、前記トレイ本体の底面に交差する方向に挿通され、前記水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられており、
    前記水平面に対する鉛直方向において、前記第2穴の位置は、前記底面の一番高い位置よりも上にあり、
    前記水平面に対する鉛直方向において、前記第1穴の位置は、前記底面の一番高い位置よりも下にあり、
    前記トレイ本体の底面は、前記底面の鉛直方向から見たときに長方形に形成されており、
    前記トレイ本体の底面は、前記底面の長辺方向である第1方向に向かって下がるように傾斜して形成されており、
    前記トレイ本体の底面は、前記底面の短辺方向である第2方向に向かって延びる第1溝部が形成されており、
    前記第1溝部の底部は前記第2方向に向かって下がるように傾斜して形成されており、
    前記第1溝部は、前記トレイ本体の底面の前記長辺方向において最も低い位置に形成された、
    水耕栽培トレイ。
  4. 前記トレイ本体の底面は、前記底面の鉛直方向から見たときに長方形に形成されており、
    前記トレイ本体の底面は、前記底面の第1短辺の近傍に前記第3穴が設けられており、前記第1短辺と対向する第2短辺には前記第3穴が設けられていない、
    請求項1記載の水耕栽培トレイ。
  5. 前記水平面に対する鉛直方向において、前記第2溝部の上部は、前記第1穴の位置よりも上にある、
    請求項1記載の水耕栽培トレイ。
  6. 前記水平面に対する鉛直方向において、前記第2溝部の上部は、前記第1穴の上端位置よりも上にある、
    請求項5記載の水耕栽培トレイ。
  7. 前記第1穴の排水能力は、前記第2穴の排水能力よりも小さい、
    請求項1記載の水耕栽培トレイ。
  8. 前記水平面に対する鉛直方向において、前記第1穴は前記オーバーフロー管の側面に設けられており、前記第2穴は前記オーバーフロー管の上面に設けられている、
    請求項1記載の水耕栽培トレイ。
  9. 複数の水耕栽培トレイと、前記複数の水耕栽培トレイを支持する栽培ラックと、前記複数の水耕栽培トレイに液体を供給する液体供給装置と、を備える水耕栽培システムであって、
    前記水耕栽培トレイは、植物を載置するトレイ本体と、前記トレイ本体の底面に設けられたオーバーフロー管と、を備え、
    前記トレイ本体の底面は、当該トレイ本体が前記栽培ラックにより支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されており、
    前記オーバーフロー管は、前記トレイ本体の底面に交差する方向に挿通され、前記水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられており、
    前記水平面に対する鉛直方向において、前記第2穴の位置は、前記底面の一番高い位置よりも上にあり、
    前記水平面に対する鉛直方向において、前記第1穴の位置は、前記底面の一番高い位置よりも下にあり、
    前記トレイ本体の底面は、前記水平面に対する鉛直方向において最も低い位置に第3穴が設けられており、
    前記オーバーフロー管は、前記第3穴に挿通されてなり、
    前記トレイ本体の底面は、前記第3穴の周囲に第2溝部が形成されており、
    前記液体供給装置は、前記複数の水耕栽培トレイに対して略同量の液体を供給する、
    水耕栽培システム。
  10. 前記水平面に対する鉛直方向において、前記第2溝部の上部は、前記第1穴の位置よりも上にある、
    請求項9記載の水耕栽培システム。
  11. 前記水平面に対する鉛直方向において、前記第2溝部の上部は、前記第1穴の上端位置よりも上にある、
    請求項10記載の水耕栽培システム。
  12. 複数の水耕栽培トレイと、前記複数の水耕栽培トレイを支持する栽培ラックと、前記複数の水耕栽培トレイに液体を供給する液体供給装置と、を備える水耕栽培システムであって、
    前記水耕栽培トレイは、植物を載置するトレイ本体と、前記トレイ本体の底面に設けられたオーバーフロー管と、を備え、
    前記トレイ本体の底面は、当該トレイ本体が前記栽培ラックにより支持された際に水平面に対して傾斜するように形成されており、
    前記オーバーフロー管は、前記トレイ本体の底面に交差する方向に挿通され、前記水平面に対する鉛直方向の異なる位置に第1穴、第2穴が設けられており、
    前記水平面に対する鉛直方向において、前記第2穴の位置は、前記底面の一番高い位置よりも上にあり、
    前記水平面に対する鉛直方向において、前記第1穴の位置は、前記底面の一番高い位置よりも下にあり、
    前記トレイ本体の底面は、前記底面の鉛直方向から見たときに長方形に形成されており、
    前記トレイ本体の底面は、前記底面の長辺方向である第1方向に向かって下がるように傾斜して形成されており、
    前記トレイ本体の底面は、前記底面の短辺方向である第2方向に向かって延びる第1溝部が形成されており、
    前記第1溝部の底部は前記第2方向に向かって下がるように傾斜して形成されており、
    前記第1溝部は、前記トレイ本体の底面の前記長辺方向において最も低い位置に形成されており、
    前記液体供給装置は、前記複数の水耕栽培トレイに対して略同量の液体を供給する、
    水耕栽培システム。
  13. 前記水耕栽培システムは、前記複数の水耕栽培トレイのそれぞれに対して異なる量の液体を供給するように制御することなしに、略同一の水位で供給された液体を保持可能な、
    請求項9から1のいずれか記載の水耕栽培システム。
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