JP7587883B1 - デバイス、抵抗測定方法、細胞融合方法およびエレクトロポレーション方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サンプルに電圧または電流を印加するためのデバイスであって、該デバイスは、電極部2と、非導電性材料で形成された蓋部3とを含み、電極部は、非導電性材料で形成された第1基材21と、第1電極と、第2電極とを含み、第1電極および第2電極は、互いに非接触となるように第1基材に固定され、第1電極および/または第2電極に使用者が接触することを防止するための遮蔽部32と、電源に接続するための第1端子41を電極部および蓋部が嵌合した状態で蓋部を介して第1電極に接触させるための第1端子挿入孔33と、電源に接続するための第2端子42を電極部および蓋部を嵌合した状態で蓋部を介して第2電極に接触させるための第2端子挿入孔34とを含むデバイス1。
【選択図】図3
Description
該デバイスは、電極部と、非導電性材料で形成された蓋部と、を含み、
前記電極部は、
非導電性材料で形成された第1基材と、
第1電極と、
第2電極と、
を含み、
前記第1電極の一端は前記第1基材に固定され、前記第1電極の他端は前記第1基材から突出している第1突出端を有し、
前記第2電極の一端は前記第1基材に固定され、前記第2電極の他端は前記第1基材から突出している第2突出端を有し、
前記第1電極および前記第2電極は、互いに非接触となるように前記第1基材に固定され、
前記蓋部は、前記第1突出端および前記第2突出端側から前記電極部に嵌合した際に、
前記第1突出端および前記第2突出端を覆う第2基材と、
前記第2基材から突出し、前記第1電極および/または前記第2電極に使用者が接触することを防止するための遮蔽部と、
電源に接続するための第1端子を、前記電極部および前記蓋部が嵌合した状態で前記蓋部を介して前記第1電極に接触させるための第1端子挿入孔と、
電源に接続するための第2端子を、前記電極部および前記蓋部を嵌合した状態で前記蓋部を介して前記第2電極に接触させるための第2端子挿入孔と、
を含む
デバイス。
(2)前記サンプルが液体サンプルであり、前記デバイスが前記液体サンプルの抵抗を測定する抵抗測定装置として用いられる
上記(1)に記載のデバイス。
(3)前記サンプルが細胞を含み、前記デバイスが細胞融合装置またはエレクトロポレーション装置として用いられる
上記(1)に記載のデバイス。
(4)前記第1電極が、前記一端および前記第1突出端以外は無端状に形成され、
前記第2電極が、前記一端および前記第2突出端以外は無端状に形成され、
前記第1基材に固定された前記第1電極および前記第2電極において、外側に固定された電極を第1電極と規定し、前記第1電極の内側に固定された電極を第2電極と規定し、
前記第1電極および前記第2電極の間に形成される空間をサンプル収容部と規定し、
前記第1電極の前記サンプル収容部を形成する面を第1電極内面と規定し、前記第1電極の前記サンプル収容部を形成する面と反対側の面を第1電極外面と規定し、
前記第2電極の前記サンプル収容部を形成する面を第2電極内面と規定し、前記第2電極の前記サンプル収容部を形成する面と反対側の面を第2電極外面と規定した際に、
前記遮蔽部は、
前記第2基材から突出するように形成され、且つ、使用者が前記第1電極外面に接触することを防止するための第1遮蔽部を含む
上記(1)に記載のデバイス。
(5)前記遮蔽部は、前記第2基材から突出するように形成され、使用者が前記第2電極外面に接触することを防止するための第2遮蔽部を更に含む
上記(4)に記載のデバイス。
(6)前記第1電極および前記第2電極を前記第1突出端および前記第2突出端側から見た際に、前記第1電極および前記第2電極は直径が異なる略円形状に形成され、
前記第1遮蔽部が、前記第1電極の外形より大きい内形を有する略円形状に形成されている
上記(4)に記載のデバイス。
(7)前記第1電極および前記第2電極を前記第1突出端および前記第2突出端側から見た際に、前記第1電極および前記第2電極は非円形状の相似形に形成され、
前記第1遮蔽部の内形は前記第1電極の外形と相似形であり、且つ、前記内形が前記第1電極の外形より大きい
上記(4)に記載のデバイス。
(8)前記第1電極および前記第2電極は略板状であり、且つ、略平行となるように前記第1基材に固定され、
前記第1電極および前記第2電極の間に形成される空間をサンプル収容部と規定し、
前記第1電極の前記サンプル収容部を形成する面を第1電極内面と規定し、前記第1電極の前記サンプル収容部を形成する面と反対側の面を第1電極外面と規定し、
前記第2電極の前記サンプル収容部を形成する面を第2電極内面と規定し、前記第2電極の前記サンプル収容部を形成する面と反対側の面を第2電極外面と規定した際に、
前記遮蔽部は、
前記第2基材から突出するように形成され、且つ、使用者が前記第1電極外面および前記第2電極外面に接触することを防止するように形成されている
上記(1)に記載のデバイス。
(9)前記第1電極外面に、前記第1端子挿入孔を介して挿入した前記第1端子の一部を収容する第1凹部が形成され、
前記第2電極外面に、前記第2端子挿入孔を介して挿入した前記第2端子の一部を収容する第2凹部が形成されている
上記(4)~(8)の何れか一つに記載のデバイス。
(10)上記(1)~(2)、(4)~(8)の何れか一つに記載のデバイスを用いた液体サンプルの抵抗測定方法であって、該抵抗測定方法は、
電極部の第1電極および第2電極の間に形成されるサンプル収容部に液体サンプルを投入するサンプル投入工程と、
前記電極部に蓋部を嵌合する蓋部嵌合工程と、
前記蓋部を前記電極部に勘合した状態で、
電源に接続した第1端子を第1端子挿入孔に挿入し、前記第1電極に接触させ、
電源に接続した第2端子を第2端子挿入孔に挿入し、前記第2電極に接触さる、
第1端子および第2端子挿入工程と、
前記第1電極および前記第2電極に電圧または電流を印加する電圧または電流印加工程と、
液体サンプルの抵抗を測定する抵抗測定工程と、
を含む
液体サンプルの抵抗測定方法。
(11)上記(1)、(3)~(8)の何れか一つに記載のデバイスを用いた細胞融合方法であって、該細胞融合方法は、
電極部の第1電極および第2電極の間に形成されるサンプル収容部に細胞を含むサンプル液を投入するサンプル投入工程と、
前記電極部に蓋部を嵌合する蓋部嵌合工程と、
前記蓋部を前記電極部に勘合した状態で、
電源に接続した第1端子を第1端子挿入孔に挿入し、前記第1電極に接触させ、
電源に接続した第2端子を第2端子挿入孔に挿入し、前記第2電極に接触さる、
第1端子および第2端子挿入工程と、
前記第1電極および前記第2電極に電圧を印加する電圧印加工程と、
電圧の印加により細胞を融合する細胞融合工程と、
を含む
細胞融合方法。
(12)上記(1)、(3)~(8)の何れか一つに記載のデバイスを用いたエレクトロポレーション方法であって、該エレクトロポレーション方法は、
電極部の第1電極および第2電極の間に形成されるサンプル収容部に細胞および導入物質を含むサンプル液を投入するサンプル投入工程と、
前記電極部に蓋部を嵌合する蓋部嵌合工程と、
前記蓋部を前記電極部に勘合した状態で、
電源に接続した第1端子を第1端子挿入孔に挿入し、前記第1電極に接触させ、
電源に接続した第2端子を第2端子挿入孔に挿入し、前記第2電極に接触さる、
第1端子および第2端子挿入工程と、
前記第1電極および前記第2電極に電圧を印加する電圧印加工程と、
電圧の印加により細胞内に導入物質を導入する物質導入工程と、
を含む
エレクトロポレーション方法。
本明細書において、鉛直下向き方向をZ方向はと定義する。
図1乃至図3を参照して、デバイス1の各種実施形態について説明する。図1Aはデバイス1を構成する電極部2の概略上面図で、図1Bは図1AのX-X’方向の矢視断面図である。図2Aはデバイス1を構成する蓋部3の概略上面図で、図2Bは図2AのX-X’方向の矢視断面図である。図3Aは図1Bに示す電極部2に図2Bに示す蓋部3を嵌合した際の断面図で、図3Bは図3Aに更に第1端子41および第2端子42を挿入した状態を示す断面図である。
図1乃至図3に示す例では、第1電極22および第2電極23はZ方向に見た際に略円形状である。図示は省略するが、第1電極22および第2電極23は非円形状、例えば、楕円形状、3角形、4角形、5角形、6角形、7角形、8角形、9角形、10角形、11角形、12角形等の多角形状であってもよい。第1電極22および第2電極23が非円形状である場合、第1電極22および第2電極23を第1基材21に固定した時の距離wが同じとなるようにするため、第1電極22および第2電極23は相似形とすればよい。また、遮蔽部32(第1遮蔽部32a)の内形35は、第1電極22の外形(換言すると、無端状の第1電極外面22c)と相似形であり、且つ、第1電極22の外形(換言すると、Z方向に見た時の無端状の第1電極外面22cの形状。)より大きくすればよい。変形例1に係るデバイスは、第1電極22および第2電極23、並びに、遮蔽部32の形状が異なる以外は図1乃至図3に示すデバイス1と同じである。したがって、その他の構成要素の詳しい記載は省略する。
図1乃至図3に示す例では、第1電極22および第2電極23はZ方向に見た際に無端状に形成されている。代替的に、図4に示すように、第1電極22および第2電極23は略板状に形成されてもよい。図4Aはデバイス1を構成する電極部2の概略上面図で、図4Bは図4AのX-X’方向の矢視断面図、図4Cは図4AのY-Y’方向の矢視断面図である。図5Aは蓋部3の概略上面図で、図5Bは図4Bに示す電極部2に蓋部3を嵌合し、第1端子41および第2端子42を挿入した状態を示す断面図である。
図1乃至図3に示す例では、蓋部3はZ方向に見た際に略円形状である。換言すると、第2基材31は、第1端子挿入孔33および第2端子挿入孔34以外に孔部は形成されていない。代替的に、図6に示すように、蓋部3の第2基材31の中央部には、孔が形成されていてもよい。図6Aは変形例3に係る蓋部3の概略上面図で、図6Bは図1Bに示す電極部2に変形例3に係る蓋部3を嵌合し、第1端子41および第2端子42を挿入した状態を示す断面図である。
図1乃至図3に示す例では、第1端子挿入孔33および第2端子挿入孔34は、蓋部3の第2基材31に形成され、第1端子41および第2端子42はZ方向に挿入をされている。代替的に、図示は省略するが、第1端子挿入孔33および/または第2端子挿入孔34は、遮蔽部32に形成されてもよい。変形例4に係るデバイスは、蓋部3における第1端子挿入孔33および/または第2端子挿入孔34が形成される位置が異なる以外は図1乃至図3に示すデバイス1と同じである。したがって、その他の構成要素の詳しい記載は省略する。
(1)デバイス1は、第1基材21に固定した第1電極22および第2電極23を含む電極部2と蓋部3で構成されている。したがって、構造が非常にシンプルである。
(2)特許文献1等に記載の従来のデバイスは、電源との接続性を向上するため、第1電極および第2電極自体に接続用の端子が連結している。そのため、電極が露出した状態で電源と容易に接続できることから、使用者の不注意により感電する恐れがあった。一方、本出願で開示するデバイス1は、電極部2を蓋部3で遮蔽した状態で、第1端子41および第2端子42を挿入し、第1電極22および第2電極23に端子が安定的に接触できる構造となっている。つまり、本出願の蓋部3は、電極部2を使用者から遮蔽するという機能と、第1端子41および第2端子42の位置決め機能という異なる機能を同時に奏する。
(3)第1電極22および第2電極23が無端状に形成される実施形態では、サンプル収容部24の容量を大きくできる。例えば、実験室レベルで細胞融合等を行う場合には、極微小な平行電極を基板上に形成したデバイスで充分可能である。一方、産業レベルで細胞融合等を行う場合は、サンプル収容部の容量を大きくすることが望ましいが、サンプル収容部を大きくすると高電圧を印加する必要があり、感電した際のリスクが大きくなる。一方、本出願で開示するデバイス1は、電極部2に蓋部3を嵌合した状態で第1端子41および第2端子42を蓋部3に形成した挿入孔を介して、それぞれ、第1電極22および第2電極23に接続する。したがって、本出願で開示するデバイス1の構成により、高電圧を印加する場合でも使用者の感電リスクを軽減できる。
(4)第1電極22および第2電極23が、無端状且つ非円形状の場合、または、略板状であり且つ略平行となるように第1基材21に固定されている場合、電極部2に蓋部3を嵌合した状態で蓋部3が電極部2に対して回転することはない。したがって、デバイス1の取り扱いの利便性が向上する。
次に、図7を参照してデバイス1が採用可能な任意付加的事項について説明する。図7は、任意付加的事項の概略を説明するための図で、電極部2をZ方向にみた概略上面図である。図7に示す例では、
・第1電極外面22cに、第1端子挿入孔33を介して挿入した第1端子41の一部を収容する第1凹部22dが形成され、
・第2電極外面23cに、第2端子挿入孔34を介して挿入した第2端子42の一部を収容する第2凹部23dが形成され、
・第1端子挿入孔33および第2端子挿入孔34の位置を調整する、
以外は、図1乃至図3に示す実施形態と同じである。したがって、重複記載となることから第1凹部22dおよび第2凹部23d以外の記載は省略する。
次に、抵抗測定方法の実施形態について説明する。実施形態に係る抵抗測定方法は、上述したデバイス1の何れかを用いて実施される。抵抗測定方法は、
電極部2の第1電極22および第2電極23の間に形成されるサンプル収容部24に液体サンプルを投入するサンプル投入工程と、
電極部2に蓋部3を嵌合する蓋部嵌合工程と、
蓋部3を電極部3に勘合した状態で、
電源4に接続した第1端子41を第1端子挿入孔33に挿入し、第1電極22に接触させ、
電源4に接続した第2端子42を第2端子挿入孔34に挿入し、第2電極23に接触さる、
第1端子41および第2端子42挿入工程と、
第1電極22および第2電極23に電圧または電流を印加する電圧または電流印加工程と、
液体サンプルの抵抗を測定する抵抗測定工程と、
を含む。
次に、細胞融合方法の実施形態について説明する。実施形態に係る細胞融合方法は、上述したデバイス1の何れかを用いて実施される。細胞融合方法は、
電極部2の第1電極22および第2電極23の間に形成されるサンプル収容部24に細胞を含むサンプル液を投入するサンプル投入工程と、
電極部2に蓋部3を嵌合する蓋部嵌合工程と、
蓋部3を電極部3に勘合した状態で、
電源4に接続した第1端子41を第1端子挿入孔33に挿入し、第1電極22に接触させ、
電源4に接続した第2端子42を第2端子挿入孔34に挿入し、第2電極23に接触さる、
第1端子41および第2端子42挿入工程と、
第1電極22および第2電極23に電圧を印加する電圧印加工程と、
電圧の印加により細胞を融合する細胞融合工程と、
を含む。
次に、エレクトロポレーション方法の実施形態について説明する。実施形態に係るエレクトロポレーション方法は、上述したデバイス1の何れかを用いて実施される。エレクトロポレーション方法は、
電極部2の第1電極22および第2電極23の間に形成されるサンプル収容部24に細胞および導入物質を含むサンプル液を投入するサンプル投入工程と、
電極部2に蓋部3を嵌合する蓋部嵌合工程と、
蓋部3を電極部3に勘合した状態で、
電源4に接続した第1端子41を第1端子挿入孔33に挿入し、第1電極22に接触させ、
電源4に接続した第2端子42を第2端子挿入孔34に挿入し、第2電極23に接触さる、
第1端子41および第2端子42挿入工程と、
第1電極22および第2電極23に電圧を印加する電圧印加工程と、
電圧の印加により細胞内に導入物質を導入する物質導入工程と、
を含む。
[デバイスの作製]
以下の手順により、デバイスを作製した。
(1)電極部2の作製
電極部2の第1基材21(樹脂部分)は材料としてポリメチルペンテン(三井化学株式会社、型番 RT18)を使用し、射出成型で作製した。
第1電極22および第2電極23は、ステンレス(SUS304)を使用して切削加工にて作製した。第1基材21と第1電極22および第2電極23は、PEEK樹脂製ネジ(株式会社ウィルコ、型番PEC-0310)でネジ止めし、さらにシリコンゴム(信越シリコーン、型番KE-441-T)にて目止めした。
作製した電極部2の写真を図8Aに示す。第1電極22および第2電極23は円筒状に形成され、第1電極22および第2電極23の厚さLは約5mmであった。第1電極22内面22bの直径は約75mmで、第1電極22と第2電極23の幅wは約5mmであった。また、図8Aに示すように、第1電極外面22cには第1端子41の一部を収容する第1凹部22dが形成され、第2電極外面23cには第2端子42の一部を収容する第2凹部23dが形成された。
蓋部3の材料としてポリメチルペンテン(三井化学株式会社、型番 RT18)を使用し、第1遮蔽部32aおよび第2遮蔽部32bを含むように射出成型で作製した。作製した蓋部3の写真を図8Bに示す。図8Bに示すように、第2基材32から第1遮蔽部32aの一部に凹部を形成するように第1端子挿入孔33が形成された。また、第2基材32から第2遮蔽部32bの一部に凹部を形成するように第2端子挿入孔34が形成された。
[細胞融合の実施]
1.材料
実験に用いた材料は以下のとおり。
・細胞融合用バッファー:0.3Mマンニトール、0.1mM MgCl2、0.1mM CaCl2
・細胞株:JKT-beta-del(JCRB0147)
以下の手順で細胞融合実験を行った。
(1)JKT-beta-delを培養した。
(2)培養した細胞数を計測し、細胞数が1x10^7cells/mLになるように350×g、5min、4℃で遠心分離した。
(3)上清除去し、細胞融合用バッファーに懸濁した。
(4)遠心分離およびバッファーの懸濁を2回繰り返した。
(5)細胞懸濁液5mlを、実施例1で作製した第1電極および第2電極の間に形成されたサンプル収容部に投入した。
(6)電源として、ベックス社製CFB16-HBを用いた。電源に接続した第1端子を第1端子挿入孔に挿入して第1電極に接触させ、電源に接続した第2端子を第2端子挿入孔に挿入して第2電極に接触させ、以下の条件で電圧を印加することで細胞融合を行った。
・ACV:70V、AC Time:20S、DCV:1200V、On Time:30μs、Off Time:500ms,DC cycles:3、Post Time:7s、Fade:On
(7)細胞を観察し、融合を確認した。
[抵抗の測定]
次に、実施例1で作製したデバイスを用いて、液体の抵抗を測定する実験を以下の手順で行った。
1.サンプル
・10×PBS(-)(富士フイルム和光純薬社製)
・50×TAE(ニッポンジーン社製)
以下の手順で液体の抵抗を測定した。
(1)以下の結果に示す濃度および容量の液体を、実施例1で作製した第1電極および第2電極の間に形成されたサンプル収容部に投入した。
(2)抵抗測定装置として、ベックス社製Genome Editorを用いた。抵抗測定装置に接続した第1端子を第1端子挿入孔に挿入して第1電極に接触させ、抵抗測定装置に接続した第2端子を第2端子挿入孔に挿入して第2電極に接触させ、サンプルの抵抗を測定した。
(3)測定結果
以下に、サンプルの濃度および投入した容量、並びに、測定した抵抗値を記載する。なお、抵抗値は3回測定した結果を記載する。
a:1×PBSに希釈、容量10ml
0.002kΩ、0.001kΩ、0.001kΩ。
b:0.1×PBSに希釈、容量5ml
0.041kΩ、0.040kΩ、0.040kΩ。
c:0.1×PBSに希釈、容量10ml
0.016kΩ、0.016kΩ、0.016kΩ。
d:1×TAEに希釈、容量10ml
0.019kΩ、0.022kΩ、0.020kΩ。
Claims (12)
- サンプルに電圧または電流を印加するためのデバイスであって、
該デバイスは、電極部と、非導電性材料で形成された蓋部と、を含み、
前記電極部は、
非導電性材料で形成された第1基材と、
第1電極と、
第2電極と、
を含み、
前記第1電極の一端は前記第1基材に固定され、前記第1電極の他端は前記第1基材から突出している第1突出端を有し、
前記第2電極の一端は前記第1基材に固定され、前記第2電極の他端は前記第1基材から突出している第2突出端を有し、
前記第1電極および前記第2電極は、互いに非接触となるように前記第1基材に固定され、
前記蓋部は、前記第1突出端および前記第2突出端側から前記電極部に嵌合した際に、
前記第1突出端および前記第2突出端を覆う第2基材と、
前記第2基材から突出し、前記第1電極および/または前記第2電極に使用者が接触することを防止するための遮蔽部と、
第1端子挿入孔と、
第2端子挿入孔と、
を含み、
前記第1端子挿入孔は、前記電極部および前記蓋部が嵌合した状態で、前記蓋部を介して、電源に接続した第1端子を前記第1電極に接触する際に使用され、
前記第2端子挿入孔は、前記電極部および前記蓋部を嵌合した状態で、前記蓋部を介して、電源に接続した第2端子を前記第2電極に接触する際に使用され、
前記第1電極には、前記第1端子を接触する際に前記第1端子を固定するためのねじ穴が形成されることが除かれ、且つ、
前記第2電極には、前記第2端子を接触する際に前記第2端子を固定するためのねじ穴が形成されることが除かれ、
前記電極部に前記蓋部を嵌合した際に、
前記第1電極に接続し且つ前記蓋部の外部に突出する電源接続用の端子と、および、
前記第2電極に接続し且つ前記蓋部の外部に突出する電源接続用の端子と、
を含まない
デバイス。 - 前記サンプルが液体サンプルであり、前記デバイスが前記液体サンプルの抵抗を測定する抵抗測定装置として用いられる
請求項1に記載のデバイス。 - 前記サンプルが細胞を含み、前記デバイスが細胞融合装置またはエレクトロポレーション装置として用いられる
請求項1に記載のデバイス。 - 前記第1電極が、前記一端および前記第1突出端以外は無端状に形成され、
前記第2電極が、前記一端および前記第2突出端以外は無端状に形成され、
前記第1基材に固定された前記第1電極および前記第2電極において、外側に固定された電極を第1電極と規定し、前記第1電極の内側に固定された電極を第2電極と規定し、
前記第1電極および前記第2電極の間に形成される空間をサンプル収容部と規定し、
前記第1電極の前記サンプル収容部を形成する面を第1電極内面と規定し、前記第1電極の前記サンプル収容部を形成する面と反対側の面を第1電極外面と規定し、
前記第2電極の前記サンプル収容部を形成する面を第2電極内面と規定し、前記第2電極の前記サンプル収容部を形成する面と反対側の面を第2電極外面と規定した際に、
前記遮蔽部は、
前記第2基材から突出するように形成され、且つ、使用者が前記第1電極外面に接触することを防止するための第1遮蔽部を含む
請求項1に記載のデバイス。 - 前記遮蔽部は、前記第2基材から突出するように形成され、使用者が前記第2電極外面に接触することを防止するための第2遮蔽部を更に含む
請求項4に記載のデバイス。 - 前記第1電極および前記第2電極を前記第1突出端および前記第2突出端側から見た際に、前記第1電極および前記第2電極は直径が異なる略円形状に形成され、
前記第1遮蔽部が、前記第1電極の外形より大きい内形を有する略円形状に形成されている
請求項4に記載のデバイス。 - 前記第1電極および前記第2電極を前記第1突出端および前記第2突出端側から見た際に、前記第1電極および前記第2電極は非円形状の相似形に形成され、
前記第1遮蔽部の内形は前記第1電極の外形と相似形であり、且つ、前記内形が前記第1電極の外形より大きい
請求項4に記載のデバイス。 - 前記第1電極および前記第2電極は略板状であり、且つ、略平行となるように前記第1基材に固定され、
前記第1電極および前記第2電極の間に形成される空間をサンプル収容部と規定し、
前記第1電極の前記サンプル収容部を形成する面を第1電極内面と規定し、前記第1電極の前記サンプル収容部を形成する面と反対側の面を第1電極外面と規定し、
前記第2電極の前記サンプル収容部を形成する面を第2電極内面と規定し、前記第2電極の前記サンプル収容部を形成する面と反対側の面を第2電極外面と規定した際に、
前記遮蔽部は、
前記第2基材から突出するように形成され、且つ、使用者が前記第1電極外面および前記第2電極外面に接触することを防止するように形成されている
請求項1に記載のデバイス。 - 前記第1電極外面に、前記第1端子挿入孔を介して挿入した前記第1端子の一部を収容する第1凹部が形成され、
前記第2電極外面に、前記第2端子挿入孔を介して挿入した前記第2端子の一部を収容する第2凹部が形成されている
請求項4~8の何れか一項に記載のデバイス。 - 請求項1~2、4~8の何れか一項に記載のデバイスを用いた液体サンプルの抵抗測定方法であって、該抵抗測定方法は、
電極部の第1電極および第2電極の間に形成されるサンプル収容部に液体サンプルを投入するサンプル投入工程と、
前記電極部に蓋部を嵌合する蓋部嵌合工程と、
前記蓋部を前記電極部に勘合した状態で、
電源に接続した第1端子を第1端子挿入孔に挿入し、前記第1電極に接触させ、
電源に接続した第2端子を第2端子挿入孔に挿入し、前記第2電極に接触さる、
第1端子および第2端子挿入工程と、
前記第1電極および前記第2電極に電圧または電流を印加する電圧または電流印加工程と、
液体サンプルの抵抗を測定する抵抗測定工程と、
を含む
液体サンプルの抵抗測定方法。 - 請求項1、3~8の何れか一項に記載のデバイスを用いた細胞融合方法であって、該細胞融合方法は、
電極部の第1電極および第2電極の間に形成されるサンプル収容部に細胞を含むサンプル液を投入するサンプル投入工程と、
前記電極部に蓋部を嵌合する蓋部嵌合工程と、
前記蓋部を前記電極部に勘合した状態で、
電源に接続した第1端子を第1端子挿入孔に挿入し、前記第1電極に接触させ、
電源に接続した第2端子を第2端子挿入孔に挿入し、前記第2電極に接触さる、
第1端子および第2端子挿入工程と、
前記第1電極および前記第2電極に電圧を印加する電圧印加工程と、
電圧の印加により細胞を融合する細胞融合工程と、
を含む
細胞融合方法。 - 請求項1、3~8の何れか一項に記載のデバイスを用いたエレクトロポレーション方法であって、該エレクトロポレーション方法は、
電極部の第1電極および第2電極の間に形成されるサンプル収容部に細胞および導入物質を含むサンプル液を投入するサンプル投入工程と、
前記電極部に蓋部を嵌合する蓋部嵌合工程と、
前記蓋部を前記電極部に勘合した状態で、
電源に接続した第1端子を第1端子挿入孔に挿入し、前記第1電極に接触させ、
電源に接続した第2端子を第2端子挿入孔に挿入し、前記第2電極に接触さる、
第1端子および第2端子挿入工程と、
前記第1電極および前記第2電極に電圧を印加する電圧印加工程と、
電圧の印加により細胞内に導入物質を導入する物質導入工程と、
を含む
エレクトロポレーション方法。
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-
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