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JP7437847B2 - レレバクタムの誘導体およびその使用 - Google Patents

レレバクタムの誘導体およびその使用 Download PDF

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JP7437847B2 JP2021517784A JP2021517784A JP7437847B2 JP 7437847 B2 JP7437847 B2 JP 7437847B2 JP 2021517784 A JP2021517784 A JP 2021517784A JP 2021517784 A JP2021517784 A JP 2021517784A JP 7437847 B2 JP7437847 B2 JP 7437847B2
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Description

本願は、35U.S.C.§119(e)の下で2018年10月1日出願の米国仮出願番号第62/739,746号の利益を主張するものであり、その全体は参照により組み込まれる。
本開示は、レレバクタムの誘導体、その医薬組成物、および細菌感染症を処置するためのレレバクタムの誘導体の使用に関する。本化合物は、レレバクタムを提供するために経口投与することができる。
抗生物質の過剰使用、誤使用、および農業への使用は、β-ラクタムまたはフルオロキノロン構造に基づくものなどの、従来の抗感染症剤による根絶に抵抗性となる耐性菌の出現を招いてきた。これらの耐性菌の多くは、例えば肺炎および敗血症を含めた一般的な感染症の原因となっている。
一般に使用されるβ-ラクタム抗感染症薬に対する耐性の発生は、標的細菌によるβ-ラクタマーゼの発現に関係する。β-ラクタマーゼは、典型的に、β-ラクタム環を加水分解し、したがって、抗生物質を細菌に対して無効にする。したがって、適切な基質によるβ-ラクタマーゼの阻害は、β-ラクタム抗生物質の分解を防止し、それによって投与された抗生物質の有効性を増大し、耐性の出現を軽減することができる。
レレバクタムは、グラム陰性菌感染症を処置するためにβ-ラクタム抗生物質と組み合わせて現在販売されている、公知のβ-ラクタマーゼ阻害剤である。レレバクタムは、静脈内投与されなければならず、それによってレレバクタムの使用は、費用のかかる臨床状況に限られる。
本発明によれば、化合物は、式(1)の構造
Figure 0007437847000001
または薬学的に許容できるその塩を有する[式中、
各Rは、独立に、C1~6アルキルから選択され、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合、C1~6アルカンジイル、C1~6ヘテロアルカンジイル、C5~6シクロアルカンジイル、C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、Cアレンジイル、C5~6ヘテロアレンジイル、置換C1~6アルカンジイル、置換C1~6ヘテロアルカンジイル、置換C5~6シクロアルカンジイル、置換C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、置換Cアレンジイル、および置換C5~6ヘテロアレンジイルから選択され、
は、C1~6アルキル、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6ヘテロアリール、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換C5~6アリール、置換C5~6ヘテロアリール、および-CH=C(Rから選択され、
は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000002
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~8アルキルから選択され、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
nは、1~4の整数であり、
Xは、OおよびNHから選択され、
は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択される]。
本発明によれば、医薬組成物は、本発明による化合物および薬学的に許容できるビヒクルを含む。
本発明によれば、患者における細菌感染症を処置する方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の本発明による化合物もしくは薬学的に許容できるその塩、または前述のいずれかの医薬組成物、および治療有効量のβ-ラクタム抗生物質を投与するステップを含む。
本発明によれば、患者におけるβ-ラクタマーゼ酵素を阻害する方法は、患者に、有効量の本発明による化合物もしくは薬学的に許容できるその塩、または前述のいずれかの医薬組成物を投与するステップを含む。
本明細書に記載される図は、単に例示することを目的とする。図は、本開示の範囲を制限することを意図されない。
図1は、ビーグル犬へのレレバクタムの静脈内(IV)投与、または化合物(87)もしくは化合物(88)の経口投与後の、レレバクタムの平均血漿濃度を示す。
詳細な説明
2つの文字または記号の間にはないダッシュ(「-」)は、部分または置換基のための結合点を示すために使用される。例えば、-CONHは、炭素原子を介して結合している。
「アルキル」は、親アルカン、アルケン、またはアルキンの単一炭素原子から1個の水素原子を除去することによって誘導された、飽和または不飽和の、分岐または直鎖の、一価の炭化水素ラジカルを指す。アルキル基の例として、メチル;エチル、例えばエタニル、エテニル、およびエチニル;プロピル、例えばプロパン-1-イル、プロパン-2-イル、プロパ-1-エン-1-イル、プロパ-1-エン-2-イル、プロパ-2-エン-1-イル(アリル)、プロパ-1-イン-1-イル、プロパ-2-イン-1-イルなど;ブチル、例えばブタン-1-イル、ブタン-2-イル、2-メチル-プロパン-1-イル、2-メチル-プロパン-2-イル、ブタ-1-エン-1-イル、ブタ-1-エン-2-イル、2-メチル-プロパ-1-エン-1-イル、ブタ-2-エン-1-イル、ブタ-2-エン-2-イル、ブタ-1,3-ジエン-1-イル、ブタ-1,3-ジエン-2-イル、ブタ-1-イン-1-イル、ブタ-1-イン-3-イル、およびブタ-3-イン-1-イルなどが挙げられる。「アルキル」という用語は、特に、任意の飽和度または飽和レベルを有する基、すなわち炭素-炭素単結合を排他的に有する基、1つまたは複数の炭素-炭素二重結合を有する基、1つまたは複数の炭素-炭素三重結合を有する基、ならびに炭素-炭素の単結合、二重結合および三重結合の組合せを有する基を含むことを意図される。特定の飽和レベルが意図される場合、アルカニル、アルケニル、およびアルキニルという用語が使用される。アルキル基は、C1~6アルキル、C1~5アルキル、C1~4アルキル、C1~3アルキル、エチル、またはメチルであり得る。
「アルコキシ」は、Rが本明細書で定義される通りのアルキルである、-ORラジカルを指す。アルコキシ基の例として、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、およびブトキシが挙げられる。アルコキシ基は、C1~6アルコキシ、C1~5アルコキシ、C1~4アルコキシ、C1~3アルコキシ、エトキシ、またはメトキシであり得る。
「アリール」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、親芳香環系の単一炭素原子から1個の水素原子を除去することによって誘導された、一価の芳香族炭化水素ラジカルを指す。アリールは、5員および6員の炭素環式芳香環、例えばベンゼン;二環式環系(少なくとも1つの環は、炭素環式および芳香族、例えば、ナフタレン、インダン、およびテトラリンである);ならびに三環式環系(少なくとも1つの環は、炭素環式および芳香族、例えば、フルオレンである)を包含する。アリールは、少なくとも1つの炭素環式芳香環、シクロアルキル環、またはヘテロシクロアルキル環に縮合している少なくとも1つの炭素環式芳香環を有する、多環系を包含する。例えば、アリールには、N、O、およびSから選択される1個または複数のヘテロ原子を含有する5~7員のヘテロシクロアルキル環に縮合しているフェニル環が含まれる。環の一方だけが炭素環式芳香環である、このような縮合した二環式環系では、ラジカル炭素原子は、炭素環式芳香環またはヘテロシクロアルキル環にあり得る。アリール基の例として、アセアントリレン、アセナフチレン、アセフェナントリレン、アントラセン、アズレン、ベンゼン、クリセン、コロネン、フルオランテン、フルオレン、ヘキサセン、ヘキサフェン、ヘキサレン、as-インダセン、s-インダセン、インダン、インデン、ナフタレン、オクタセン、オクタフェン、オクタレン、オバレン、ペンタセン、ペンタレン、ペンタフェン、ペリレン、フェナレン、フェナントレン、ピセン、プレイアデン、ピレン、ピラントレン、ルビセン、トリフェニレン、トリナフタレンなどから誘導された基が挙げられる。アリール基は、C6~10アリール、C6~9アリール、C6~8アリール、またはフェニルであり得る。しかし、アリールは、本明細書で別個に定義されるヘテロアリールを包含することも、それと重複することも決してない。
「アリールアルキル」は、炭素原子に結合している水素原子の1個がアリール基で置き換えられている、非環式アルキルラジカルを指す。アリールアルキル基の例として、ベンジル、2-フェニルエタン-1-イル、2-フェニルエテン-1-イル、ナフチルメチル、2-ナフチルエタン-1-イル、2-ナフチルエテン-1-イル、ナフトベンジル、および2-ナフトフェニルエタン-1-イルが挙げられる。特定のアルキル部分が意図される場合、アリールアルカニル、アリールアルケニル、またはアリールアルキニルという名称が使用される。アリールアルキル基は、C7~16アリールアルキルであり得、例えば、アリールアルキル基のアルカニル、アルケニルまたはアルキニル部分は、C1~6であり、アリール部分は、C6~10である。アリールアルキル基は、C7~16アリールアルキルであり得、例えばアリールアルキル基のアルカニル、アルケニルまたはアルキニル部分は、C1~6であり、アリール部分は、C6~10である。アリールアルキル基は、C7~9アリールアルキルであり得、ここで、アルキル部分は、C1~3アルキルであり、アリール部分は、フェニルである。アリールアルキル基は、例えば、C7~16アリールアルキル、C7~14アリールアルキル、C7~12アリールアルキル、C7~10アリールアルキル、C7~8アリールアルキル、またはベンジルであり得る。
「生体利用能」は、患者に薬物またはそのプロドラッグを投与した後の患者の全身循環に達する薬物の速度および量を指し、例えば、薬物について血漿または血液濃度対時間プロファイルを評価することによって決定することができる。血漿または血液濃度対時間曲線を特徴付けるのに有用なパラメーターには、曲線下面積(AUC)、最高濃度到達時間(Tmax)、および最高薬物濃度(Cmax)が含まれ、ここで、Cmaxは、ある用量の薬物または薬物の形態を患者に投与した後の患者の血漿または血液中の薬物の最高濃度であり、Tmaxは、ある用量の薬物または薬物の形態を患者に投与した後の患者の血漿または血液中の薬物の最高濃度到達時間(Tmax)である。
「経口生体利用能」(F%)は、全身循環に達する、経口投与した薬物の分率を指す。経口生体利用能は、吸収された分率の生成物、腸壁排出を回避する分率、および肝臓排出を回避する分率であり、生体利用能に影響を及ぼす因子は、生理的、物理化学的、およびバイオ医薬的因子に分けることができる。
本明細書に開示される「化合物」および部分には、これらの式の任意の特定の化合物が含まれる。化合物は、それらの化学構造および/または化学名のいずれかによって識別され得る。化合物は、ChemBioDraw Ultra Version 14.0.0.117(CambridgeSoft、Cambridge、MA)命名/構造プログラムを使用して命名される。化学構造および化学名が一致しない場合、化学構造が化合物の識別を決定する。本明細書に記載される化合物は、1つまたは複数の不斉中心および/または二重結合を含むことができ、したがって、立体異性体、例えば二重結合異性体(すなわち、幾何異性体)、エナンチオマー、ジアステレオマー、またはアトロプ異性体として存在することができる。したがって、相対的立体配置を伴って全体としてまたは部分的に図示される、本明細書の範囲内の任意の化学構造は、立体異性的に純粋(例えば、幾何的に純粋、エナンチオマー的に純粋、またはジアステレオマー的に純粋)な形態、ならびにエナンチオマーおよび立体異性混合物を含めた、例示される化合物のあらゆる可能なエナンチオマーおよび立体異性体を包含する。エナンチオマーおよび立体異性混合物は、当業者に周知の分離技術またはキラル合成技術を使用して、それらの構成成分であるエナンチオマーまたは立体異性体に分割することができる。
本明細書に開示される化合物および部分には、化合物および部分の光学異性体、そのラセミ体、ならびに他のそれらの混合物が含まれる。このような実施形態では、単一エナンチオマーまたはジアステレオマーは、不斉合成によって、またはラセミ体の分割によって得ることができる。ラセミ体の分割は、例えば、分割剤の存在下での結晶化、または例えばキラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)カラムをキラル固定相と共に使用するクロマトグラフィーなどの従来の方法によって達成することができる。さらに、化合物には、単一幾何異性体またはそれらの混合物のいずれかとしての、二重結合を有する化合物の(Z)-および(E)-形態(またはcis-およびtrans-形態)が含まれる。
化合物および部分は、エノール形態、ケト形態、およびそれらの混合物を含めたいくつかの互変異性体の形態で存在することもできる。したがって、本明細書に図示される化学構造は、例示される化合物のあらゆる可能な互変異性体の形態を包含する。化合物は、非溶媒和形態、および水和形態を含めた溶媒和物形態で存在することができる。ある特定の化合物は、多結晶、共結晶、または非晶質形態で存在することができる。化合物には、薬学的に許容できるその塩、または前述のいずれかの遊離酸形態の薬学的に許容できる溶媒和物、および前述のいずれかの結晶形態が含まれる。
「シクロアルキル」は、飽和または部分的に不飽和の環式アルキルラジカルを指す。シクロアルキル基は、C3~6シクロアルキル、C3~5シクロアルキル、C5~6シクロアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルであり得る。シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルから選択することができる。
「シクロアルキルアルキル」は、炭素原子に結合している水素原子の1個が、本明細書で定義される通りのシクロアルキル基で置き換えられている、非環式アルキルラジカルを指す。特定のアルキル部分が意図される場合、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、またはシクロアルキルアルキニルという名称が使用される。シクロアルキルアルキル基は、C4~30シクロアルキルアルキルであり得、例えば、シクロアルキルアルキル基のアルカニル、アルケニル、またはアルキニル部分は、C1~10であり、シクロアルキルアルキル部分のシクロアルキル部分は、C3~20である。シクロアルキルアルキル基は、C4~20シクロアルキルアルキルであり得、例えば、シクロアルキルアルキル基のアルカニル、アルケニル、またはアルキニル部分は、C1~8であり、シクロアルキルアルキル基のシクロアルキル部分は、C3~12である。シクロアルキルアルキルは、C4~9シクロアルキルアルキルであり得、ここで、シクロアルキルアルキル基のアルキル部分は、C1~3アルキルであり、シクロアルキルアルキル基のシクロアルキル部分は、C3~6シクロアルキルである。シクロアルキルアルキル基は、C4~12シクロアルキルアルキル、C4~10シクロアルキルアルキル、C4~8シクロアルキルアルキル、およびC4~6シクロアルキルアルキルであり得る。シクロアルキルアルキル基は、シクロプロピルメチル(-CH-シクロ-C)、シクロペンチルメチル(-CH-シクロ-C)、またはシクロヘキシルメチル(-CH-シクロ-C11)であり得る。シクロアルキルアルキル基は、シクロプロピルエテニル(-CH=CH-シクロ-C)、またはシクロペンチルエチニル(-C≡C-シクロ-C)であり得る。
「シクロアルキルヘテロアルキル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、アルキル基の炭素原子(およびある特定の会合した水素原子)の1個または複数が、同じかまたは異なる1個または複数のヘテロ原子基で独立に置き換えられているヘテロアルキル基、および炭素原子に結合している1個の水素原子が、シクロアルキル基で置き換えられているヘテロアルキル基を指す。特定のアルキル部分が意図される場合、シクロアルキルヘテロアルカニル、シクロアルキルヘテロアルケニル、およびシクロアルキルヘテロアルキニルという名称が使用される。シクロアルキルヘテロアルキルにおいて、ヘテロ原子基は、-O-、-S-、-NH-、-N(-CH)-、-SO-、および-SO-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-および-NH-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-もしくは-NH-である。
「シクロアルキルオキシ」は、Rが本明細書で定義される通りのシクロアルキルである、-ORラジカルを指す。シクロアルキルオキシ基の例として、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、およびシクロヘキシルオキシが挙げられる。シクロアルキルオキシ基は、例えば、C3~6シクロアルキルオキシ、C3~5シクロアルキルオキシ、C5~6シクロアルキルオキシ、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、またはシクロヘキシルオキシであり得る。
「疾患」は、前述のいずれかの疾患、障害、状態、または症状を指す。
「フルオロアルキル」は、水素原子の1個または複数がフルオロで置き換えられている、本明細書で定義される通りのアルキル基を指す。フルオロアルキル基は、C1~6フルオロアルキル、C1~5フルオロアルキル、C1~4フルオロアルキル、またはC1~3フルオロアルキルであり得る。フルオロアルキル基は、ペンタフルオロエチル(-CFCF)またはトリフルオロメチル(-CF)であり得る。
「フルオロアルコキシ」は、水素原子の1個または複数がフルオロで置き換えられている、本明細書で定義される通りのアルコキシ基を指す。フルオロアルコキシ基は、例えば、C1~6フルオロアルコキシ、C1~5フルオロアルコキシ、C1~4フルオロアルコキシ、C1~3フルオロアルコキシ、-OCFCFまたは-OCFであり得る。
「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨード基を指す。
「ヘテロアルコキシ」は、炭素原子の1個または複数がヘテロ原子で置き換えられている、アルコキシ基を指す。ヘテロアルコキシ基は、C1~6ヘテロアルコキシ、C1~5ヘテロアルコキシ、C1~4ヘテロアルコキシ、またはC1~3ヘテロアルコキシであり得る。ヘテロアルコキシにおいて、ヘテロ原子基は、-O-、-S-、-NH-、-NR-、-SO-、および-SO-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-および-NH-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-および-NH-である。ヘテロアルコキシ基は、例えば、C1~6ヘテロアルコキシ、C1~5ヘテロアルコキシ、C1~4ヘテロアルコキシ、またはC1~3ヘテロアルコキシであり得る。
「ヘテロアルキル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、炭素原子(およびある特定の会合した水素原子)の1個または複数が、同じかまたは異なる1個または複数のヘテロ原子基で独立に置き換えられている、アルキル基を指す。ヘテロ原子基の例として、-O-、-S-、-NH-、-NR-、-O-O-、-S-S-、=N-N=、-N=N-、-N=N-NR-、-PR-、-P(O)OR-、-P(O)R-、-POR-、-SO-、-SO-、-Sn(R)-などが挙げられ、ここで、各Rは、独立に、水素、C1~6アルキル、置換C1~6アルキル、C6~12アリール、置換C6~12アリール、C7~18アリールアルキル置換C7~18アリールアルキル、C3~7シクロアルキル、置換C3~7シクロアルキル、C3~7ヘテロシクロアルキル、置換C3~7ヘテロシクロアルキル、C1~6ヘテロアルキル、置換C1~6ヘテロアルキル、C6~12ヘテロアリール、置換C6~12ヘテロアリール、C7~18ヘテロアリールアルキル、および置換C7~18ヘテロアリールアルキルから選択される。各Rは、独立に、水素およびC1~3アルキルから選択することができる。例えば、C1~6ヘテロアルキルへの言及は、炭素原子(およびある特定の会合した水素原子)の少なくとも1個がヘテロ原子で置き換えられている、C1~6アルキル基を意味する。例えばC1~6ヘテロアルキルには、例えば、5個の炭素原子および1個のヘテロ原子を有する基、4個の炭素原子および2個のヘテロ原子を有する基が含まれる。ヘテロアルキルにおいて、ヘテロ原子基は、-O-、-S-、-NH-、-N(-CH)-、-SO-、および-SO-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-および-NH-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-もしくは-NH-であり得る。ヘテロアルキル基は、C1~6ヘテロアルキル、C1~5ヘテロアルキル、またはC1~4ヘテロアルキル、またはC1~3ヘテロアルキルであり得る。
「ヘテロアリール」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、親芳香族複素環系の単一原子から1個の水素原子を除去することによって誘導された、一価の複素芳香族ラジカルを指す。ヘテロアリールは、芳香族または非芳香族であり得る少なくとも1つの他の環に縮合している少なくとも1つの芳香族複素環を有する多環系を包含する。例えば、ヘテロアリールは、一方の環が複素芳香族であり、第2の環がヘテロシクロアルキル環である、二環式環を包含する。環の一方だけが1個または複数のヘテロ原子を含有する、このような縮合した二環式ヘテロアリール環系では、ラジカル炭素は、芳香環またはヘテロシクロアルキル環にあり得る。ヘテロアリール基中のN、S、およびO原子の総数が1を超える場合、ヘテロ原子は、互いに隣接していてもよく、または隣接していなくてもよい。ヘテロアリール基中のヘテロ原子の総数は、2個以下である。ヘテロアリールにおいて、ヘテロ原子基は、-O-、-S-、-NH-、-N(-CH)-、-S(O)-、および-SO-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-および-NH-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-もしくは-NH-であり得る。ヘテロアリール基は、C5~10ヘテロアリール、C5~9ヘテロアリール、C5~8ヘテロアリール、C5~7ヘテロアリール、C5~6ヘテロアリール、Cヘテロアリール、またはCヘテロアリールから選択することができる。
適切なヘテロアリール基の例として、アクリジン、アルシンドール、カルバゾール、α-カルボリン、クロマン、クロメン、シンノリン、フラン、イミダゾール、インダゾール、インドール、インドリン、インドリジン、イソベンゾフラン、イソクロメン、イソインドール、イソインドリン、イソキノリン、イソチアゾール、イソオキサゾール、ナフチリジン、オキサジアゾール、オキサゾール、ペリミジン、フェナントリジン、フェナントロリン、フェナジン、フタラジン、プテリジン、プリン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、キナゾリン、キノリン、キノリジン、キノキサリン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオフェン、トリアゾール、キサンテン、チアゾリジン、およびオキサゾリジンから誘導された基が挙げられる。ヘテロアリール基は、チオフェン、ピロール、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、インドール、ピリジン、キノリン、イミダゾール、オキサゾール、またはピラジンから誘導され得る。例えば、ヘテロアリールは、Cヘテロアリールであり得、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、またはイソオキサゾリルから選択することができる。ヘテロアリールは、Cヘテロアリールであり得、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、およびピリダジニルから選択することができる。
「ヘテロアリールアルキル」は、炭素原子(およびある特定の会合した水素原子)の1個がヘテロ原子で置き換えられている、アリールアルキル基を指す。ヘテロアリールアルキル基は、C6~16ヘテロアリールアルキル、C6~14ヘテロアリールアルキル、C6~12ヘテロアリールアルキル、C6~10ヘテロアリールアルキル、C6~8ヘテロアリールアルキル、またはCヘテロアリールアルキル、またはCヘテロアリールアルキルであり得る。ヘテロアリールアルキルにおいて、ヘテロ原子基は、-O-、-S-、-NH-、-N(-CH)-、-SO-、および-SO-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-および-NH-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-もしくは-NH-であり得る。
「ヘテロシクロアルキル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、1個もしくは複数の炭素原子(およびある特定の会合した水素原子)が、同じかもしくは異なるヘテロ原子で独立に置き換えられている、飽和もしくは不飽和の環式アルキルラジカル、または環系がヒュッケル則を破るように、1個もしくは複数の炭素原子(およびある特定の会合した水素原子)が同じかもしくは異なるヘテロ原子で独立に置き換えられている、親芳香環系を指す。炭素原子を置き換えるためのヘテロ原子の例として、N、P、O、S、およびSiが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基の例として、エポキシド、アジリン、チイラン、イミダゾリジン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、およびキヌクリジンから誘導された基が挙げられる。ヘテロシクロアルキルは、Cヘテロシクロアルキルであり得、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、イミダゾリジニル、オキザゾリジニル、チアゾリジニル、ジオキソラニル(doxolanyl)、およびジチオラニルから選択することができる。ヘテロシクロアルキルは、Cヘテロシクロアルキルであり得、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、オキサジニル、ジチアニル、およびジオキサニルから選択することができる。ヘテロシクロアルキル基は、例えば、C3~6ヘテロシクロアルキル、C3~5ヘテロシクロアルキル、C5~6ヘテロシクロアルキル、Cヘテロシクロアルキル、またはCヘテロシクロアルキルであり得る。ヘテロシクロアルキルにおいて、ヘテロ原子基は、-O-、-S-、-NH-、-N(-CH)-、-SO-、および-SO-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-および-NH-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-もしくは-NH-であり得る。
「ヘテロシクロアルキルアルキル」は、シクロアルキル環の1個または複数の炭素原子(およびある特定の会合した水素原子)が、同じかまたは異なるヘテロ原子で独立に置き換えられている、シクロアルキルアルキル基を指す。ヘテロシクロアルキルアルキルは、C4~12ヘテロシクロアルキルアルキル、C4~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C4~8ヘテロシクロアルキルアルキル、C4~6ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~7ヘテロシクロアルキルアルキル、またはCヘテロシクロアルキルアルキルまたはCヘテロシクロアルキルアルキルであり得る。ヘテロシクロアルキルアルキルにおいて、ヘテロ原子基は、-O-、-S-、-NH-、-N(-CH)-、-SO-、および-SO-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-および-NH-から選択することができ、またはヘテロ原子基は、-O-もしくは-NH-であり得る。
「親芳香環系」は、4n+2個の電子(ヒュッケル則)を有する環式共役π(パイ)電子系を有する、不飽和環式または多環式環系を指す。「親芳香環系」の定義には、環の1つまたは複数が芳香族であり、環の1つまたは複数が飽和または不飽和である縮合環系、例えば、フルオレン、インダン、インデン、およびフェナレンなどが含まれる。親芳香環系の例として、アセアントリレン、アセナフチレン、アセフェナントリレン、アントラセン、アズレン、ベンゼン、クリセン、コロネン、フルオランテン、フルオレン、ヘキサセン、ヘキサフェン、ヘキサレン、as-インダセン、s-インダセン、インダン、インデン、ナフタレン、オクタセン、オクタフェン、オクタレン、オバレン、ペンタセン、ペンタレン、ペンタフェン、ペリレン、フェナレン、フェナントレン、ピセン、プレイアデン、ピレン、ピラントレン、ルビセン、およびトリフェニレン、トリナフタレンが挙げられる。
「水和物」は、本明細書に記載される化合物の結晶格子に、化学量論的な割合で水を組み込んで、付加物を形成することを指す。水和物を作製する方法には、それに限定されるものではないが、水蒸気を含有する雰囲気での保存、水を含む剤形、または日常的な医薬処理ステップ、例えば、結晶化(すなわち、水または混合水性溶媒から)、凍結乾燥、湿式造粒、水性フィルムコーティングもしくはスプレー乾燥などが含まれる。水和物は、ある特定の環境下で、水蒸気への曝露時または水への無水材料の懸濁時に、結晶性溶媒和物から形成することもできる。水和物は、2つ以上の形態に結晶化させて、水和物の多型をもたらすこともできる。
「代謝中間体」は、親化合物の代謝によってin vivoで形成され、in vivoでさらに反応を受けて活性剤を放出する化合物を指す。式(1)の化合物は、非β-ラクタムβ-ラクタマーゼ阻害剤の保護されたスルホネート求核性プロドラッグであり、これは、in vivoで代謝されて、レレバクタム([(2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル]硫酸水素塩)などの対応する代謝中間体を提供する。代謝中間体は、非求核性環化を受けて、非β-ラクタムβ-ラクタマーゼ阻害剤、例えばレレバクタムおよび1種または複数の反応生成物を放出する。反応生成物またはその代謝産物は、毒性でないことが望ましい。
「ネオペンチル」は、3つの非水素置換基に結合している炭素原子にメチレン炭素が結合している、ラジカルを指す。非水素置換基の例として、炭素、酸素、窒素、および硫黄が挙げられる。3つの非水素置換基のそれぞれは、炭素であり得る。3つの非水素置換基のうちの2つは、炭素であり得、第3の非水素置換基は、酸素および窒素から選択することができる。ネオペンチル基は、構造
Figure 0007437847000003
を有することができる[式中、各Rは、式(1)に関して定義されている]。
「親芳香環系」は、共役π電子系を有する不飽和環式または多環式環系を指す。具体的には、「親芳香環系」の定義には、環の1つまたは複数が芳香族であり、環の1つまたは複数が飽和または不飽和である縮合環系、例えば、フルオレン、インダン、インデン、フェナレンなどが含まれる。親芳香環系の例として、アセアントリレン、アセナフチレン、アセフェナントリレン、アントラセン、アズレン、ベンゼン、クリセン、コロネン、フルオランテン、フルオレン、ヘキサセン、ヘキサフェン、ヘキサレン、as-インダセン、s-インダセン、インダン、インデン、ナフタレン、オクタセン、オクタフェン、オクタレン、オバレン、ペンタ-2,4-ジエン、ペンタセン、ペンタレン、ペンタフェン、ペリレン、フェナレン、フェナントレン、ピセン、プレイアデン、ピレン、ピラントレン、ルビセン、トリフェニレン、およびトリナフタレンが挙げられる。
「親芳香族複素環系」は、1個または複数の炭素原子(および任意の会合している水素原子)が、芳香族系に特徴的な連続π電子系、およびヒュッケル則に対応する数(4n+2個)のπ電子を維持するような様式で、同じかまたは異なるヘテロ原子で独立に置き換えられている、芳香環系を指す。炭素原子を置き換えるためのヘテロ原子の例として、N、P、O、S、およびSiなどが挙げられる。具体的には、「親芳香族複素環系」の定義には、環の1つまたは複数が芳香族であり、環の1つまたは複数が飽和または不飽和である縮合環系、例えば、アルシンドール、ベンゾジオキサン、ベンゾフラン、クロマン、クロメン、インドール、インドリン、およびキサンテンなどが含まれる。親芳香族複素環系の例として、アルシンドール、カルバゾール、β-カルボリン、クロマン、クロメン、シンノリン、フラン、イミダゾール、インダゾール、インドール、インドリン、インドリジン、イソベンゾフラン、イソクロメン、イソインドール、イソインドリン、イソキノリン、イソチアゾール、イソオキサゾール、ナフチリジン、オキサジアゾール、オキサゾール、ペリミジン、フェナントリジン、フェナントロリン、フェナジン、フタラジン、プテリジン、プリン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、キナゾリン、キノリン、キノリジン、キノキサリン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオフェン、トリアゾール、キサンテン、チアゾリジン、およびオキサゾリジンが挙げられる。
「患者」は、哺乳動物、例えばヒトを指す。「患者」という用語は、「対象」と交換可能に使用される。
「薬学的に許容できる」は、連邦政府もしくは州政府の規制当局によって承認されているもしくは承認可能であること、または米国薬局方もしくは動物、より具体的にはヒトにおける使用について一般に認められている他の薬局方に列挙されていることを指す。
「薬学的に許容できる塩」は、親化合物の所望の薬理学的活性を有する化合物の塩を指す。このような塩には、無機酸、および親化合物中の第一級、第二級、または第三級アミンなどの1個または複数のプロトン化可能な官能基を用いて形成された酸付加塩が含まれる。無機酸の例として、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などが挙げられる。塩は、有機酸、例えば酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタン-ジスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ[2.2.2]-オクタ-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸などを用いて形成することができる。塩は、親化合物中に存在する1個または複数の酸性プロトンが、金属イオン、例えばアルカリ金属イオン、アルカリ土類イオンもしくはアルミニウムイオン、もしくはそれらの組合せで置き換えられているか、または有機塩基、例えばエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、およびN-メチルグルカミンと配位している場合に形成され得る。薬学的に許容できる塩は、塩酸塩であり得る。薬学的に許容できる塩は、ナトリウム塩であり得る。2個またはそれよりも多いイオン化可能な基を有する化合物において、薬学的に許容できる塩は、1個または複数の対イオン、例えば二塩、例えば二塩酸塩を含むことができる。
「薬学的に許容できる塩」という用語は、水和物および他の溶媒和物、ならびに結晶形態または非結晶形態の塩を含む。特定の薬学的に許容できる塩が開示されている場合、その特定の塩、例えば塩酸塩は、塩の一例であり、他の塩は、当業者に公知の技術を使用して形成することができると理解される。さらに、当業者は、当技術分野で一般に公知の技術を使用して、薬学的に許容できる塩を、対応する化合物、遊離塩基および/または遊離酸に変換することができる。
「薬学的に許容できるビヒクル」は、本開示によって提供される化合物と共に患者に投与することができ、化合物の薬理学的活性を破壊せず、治療有効量の化合物を提供するのに十分な用量で投与される場合に非毒性である、薬学的に許容できる希釈剤、薬学的に許容できるアジュバント、薬学的に許容できる賦形剤、薬学的に許容できる担体、または前述のいずれかの組合せを指す。
「医薬組成物」は、式(1)の化合物または薬学的に許容できるその塩、および式(1)の化合物または薬学的に許容できるその塩と共に患者に投与される少なくとも1種の薬学的に許容できるビヒクルを指す。薬学的に許容できるビヒクルは、当技術分野で公知である。
「防止すること」または「防止」は、疾患または障害を獲得するリスクを低減する(すなわち、疾患に曝露されるまたは罹りやすい可能性があるが、その疾患をまだ経験していないか、または症状を示していない患者において、疾患の臨床症状の少なくとも1つを生じさせない)ことを指す。一部の実施形態では、「防止すること」または「防止」は、化合物の摂取によって疾患の症状を防止的に低減することを指す。障害の疾患を防止することまたはその防止のための治療の適用は、予防としても公知である。本開示によって提供される化合物は、長期間にわたって長期間副作用がより少ないことにより、優れた予防を提供することができる。
「プロドラッグ」は、活性薬物を放出するために体内で変換される必要がある薬物分子の誘導体を指す。プロドラッグは、親薬物に変換されるまでは、必ずではないが頻繁に薬理学的に不活性である。
「プロ部分(promoiety)」は、特定の使用条件下で切断可能な結合を介して、薬物に、典型的に薬物の官能基に結合した基を指す。薬物とプロ部分の間の結合は、酵素的または非酵素的手段によって切断することができる。使用条件下で、例えば患者への投与後に、薬物とプロ部分の間の結合は切断されて、親薬物を放出することができる。プロ部分の切断は、加水分解反応などを介して自然発生的に進行することができ、または別の作用物質、例えば酵素、光、酸によって、もしくは温度、pHの変化などの身体的もしくは環境パラメーターの変化もしくはそれらへの曝露によって触媒され得るか、もしくは誘起され得る。その作用物質は、プロドラッグが投与される患者の全身循環に存在する酵素などの使用条件、もしくは胃の酸性条件に対して内因性であってもよく、またはその作用物質は外因的に供給されてもよい。例えば、式(1)の化合物について、プロ部分は、構造
Figure 0007437847000004
を有することができる[式中、R、R、およびRは、式(1)に関して定義されている]。
「Rは、単結合から選択される」などの表現における「単結合」は、Rが単結合である部分を指す。例えば、Rが単結合である構造-C(R-R-Rを有する部分において、-R-は、単結合「-a」に相当し、その部分は、構造-C(R-Rを有する。
「溶媒和物」は、化合物と、化学量論または非化学量論量の1つまたは複数の溶媒分子の、分子複合体を指す。このような溶媒分子は、患者に対して無害であることが公知である、医薬分野で一般に使用されるもの、例えば水、エタノールなどである。化合物または化合物の部分と溶媒の分子複合体は、非共有結合性の分子内力、例えば、静電力、ファンデルワールス力、または水素結合などによって安定化され得る。「水和物」という用語は、1つまたは複数の溶媒分子が水である、溶媒和物を指す。溶媒和物は、本明細書に記載される化合物の結晶格子に、化学量論的な割合で溶媒を組み込んで、付加物を形成することを指す。溶媒和物を作製する方法には、それに限定されるものではないが、溶媒を含有する雰囲気での保存、溶媒を含む剤形、または日常的な医薬処理ステップ、例えば結晶化(すなわち、溶媒または混合溶媒から) 蒸気拡散などが含まれる。溶媒和物は、ある特定の環境下で、溶媒への曝露時または溶媒への材料の懸濁時に、他の結晶性溶媒和物または水和物から形成することもできる。溶媒和物は、2つ以上の形態に結晶化させて、溶媒和物の多型をもたらすことができる。
「置換されている」は、1個または複数の水素原子が、同じかまたは異なる置換基で独立に置き換えられている基を指す。各置換基は、独立に、ジュウテリオ、ハロゲン、-OH、-CN、-CF、-OCF、=O、-NO、C1~6アルコキシ、C1~6アルキル、-COOR、-NR、および-CONRから選択することができ、各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができる。各置換基は、独立に、ジュウテリオ、ハロゲン、-NH、-OH、C1~3アルコキシ、およびC1~3アルキル、トリフルオロメトキシ、およびトリフルオロメチルから選択することができる。各置換基は、独立に、ジュウテリオ、-OH、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、およびトリフルオロメトキシから選択することができる。各置換基は、ジュウテリオ、C1~3アルキル、=O、C1~3アルキル、C1~3アルコキシ、およびフェニルから選択することができる。各置換基は、ジュウテリオ、-OH、-NH、C1~3アルキル、およびC1~3アルコキシから選択することができる。
疾患を「処置すること」または疾患の「処置」は、疾患、もしくは疾患もしくは障害の臨床症状の少なくとも1つを停止もしくは改善すること、疾患、もしくは疾患の臨床症状の少なくとも1つを獲得するリスクを低減すること、疾患、もしくは疾患の臨床症状の少なくとも1つの発症を低減すること、または疾患、もしくは疾患の臨床症状の少なくとも1つを発症するリスクを低減することを指す。また「処置すること」または「処置」は、身体的(例えば、認識可能な症状の安定化)、生理的(例えば、身体的パラメーターの安定化)、またはその両方のいずれかで疾患を阻害すること、および患者に認識可能なまたは認識不可能な少なくとも1つの身体的パラメーターまたは徴候を阻害することを指す。また「処置すること」または「処置」は、疾患または障害に曝露されるまたは罹りやすい可能性があるが、その疾患をまだ経験していないか、またはその疾患の症状を示していない患者において、疾患または少なくとも1つもしくは複数のその症状の発生を遅延させることを指す。
「持続放出」は、同じ投与経路による同じ化合物の即時放出製剤の投与によって達成される時間と比較して長時間にわたって、患者の全身循環において治療または予防濃度の化合物またはその活性な代謝産物を達成するのに有効な速度で、医薬組成物の剤形から化合物を放出することを指す。一部の実施形態では、化合物の放出は、少なくとも約4時間、例えば少なくとも約8時間、少なくとも約12時間、少なくとも約16時間、少なくとも約20時間、および一部の実施形態では、少なくとも約24時間の時間にわたって生じる。
「治療有効量」は、疾患または疾患の臨床症状の少なくとも1つを処置するために対象に投与される場合、その疾患または症状のこのような処置に影響を及ぼすのに十分な化合物の量を指す。「治療有効量」は、例えば、化合物、疾患および/または疾患の症状、疾患の重症度および/または疾患もしくは障害の症状、処置される患者の年齢、体重および/または健康、ならびに処方する医師の判断に応じて変わり得る。「治療有効量」は、例えば、化合物、疾患およびその重症度、ならびに処置される患者の年齢、体重、吸収、分布、代謝および排出に応じて変わる。任意の所与の場合における適切な量は、当業者によって確認され得るか、または日常的な実験方法によって決定することができる。
「治療有効用量」は、患者における疾患または障害の有効な処置を提供する用量を指す。治療有効用量は、化合物ごと、患者ごとに変わり得、患者の状態および送達経路などの因子に応じて決まり得る。治療有効用量は、当業者に公知の日常的な薬理学的手順に従って決定され得る。
「ビヒクル」は、化合物と共に対象に投与される希釈剤、賦形剤または担体を指す。一部の実施形態では、ビヒクルは、薬学的に許容できる。
ここで、化合物、組成物、および方法のある特定の実施形態に、詳細に言及する。開示される実施形態は、特許請求の範囲を制限することを意図されない。それとは反対に、特許請求の範囲は、あらゆる代替形態、修正形態、および均等形態を包含することを意図される。
本開示によって提供される化合物は、非β-ラクタムβ-ラクタマーゼ阻害剤のアミドおよびスルホン酸エステルプロドラッグである。非β-ラクタムβ-ラクタマーゼ阻害剤プロドラッグにおいて、求核性部分は、硫酸水素塩基に近接して位置する。求核性部分は、in vivoで反応して、非β-ラクタムβ-ラクタマーゼ阻害剤を放出する。非β-ラクタムβ-ラクタマーゼ阻害剤の例として、アビバクタム([2S,5R]-2-カルバモイル-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル硫酸水素塩)、レレバクタム((1R,2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル硫酸水素塩)、およびナクバクタム(nacubactam)(1R,2S,5R)-2-((2-アミノエトキシ)カルバモイル)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル硫酸水素塩、ならびに前述のいずれかの誘導体およびアナログが挙げられる。これらの化合物は、クラスA、クラスC、およびある特定のクラスDのβ-ラクタマーゼの阻害剤であり、β-ラクタム抗生物質と併用される場合、細菌感染症の処置において有用である。本開示によって提供される化合物は、レレバクタムのアミド誘導体およびスルホン酸エステル誘導体である。
本開示によって提供される化合物は、レレバクタムのダブルプロドラッグである。
本開示によって提供される化合物は、式(1)の化合物
Figure 0007437847000005
または薬学的に許容できるその塩を含む[式中、
各Rは、独立に、C1~6アルキルから選択することができ、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合、C1~6アルカンジイル、C1~6ヘテロアルカンジイル、C5~6シクロアルカンジイル、C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、Cアレンジイル、C5~6ヘテロアレンジイル、置換C1~6アルカンジイル、置換C1~6ヘテロアルカンジイル、置換C5~6シクロアルカンジイル、置換C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、置換Cアレンジイル、および置換C5~6ヘテロアレンジイルから選択することができ、
は、C1~6アルキル、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6ヘテロアリール、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換C5~6アリール、置換C5~6ヘテロアリール、および-CH=C(Rから選択することができ、
は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができ、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000006
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~8アルキルから選択することができ、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
nは、1~4の整数であり得、
Xは、OおよびNHから選択することができ、
は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができる]。
式(1)の化合物において、各置換基は、独立に、ジュウテリオ、-OH、-CN、-CF、-OCF、=O、-NO、C1~6アルコキシ、C1~6アルキル、-COOR、-NR、および-CONRから選択することができ、各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキル、例えばメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、tert-ブチル、またはイソ-ブチルから選択することができる。
式(1)の化合物において、置換基は、求核性基であり得る。求核性基は、反応性電子対を有し、電子を供与することによって化学結合を形成する能力を有する官能基である。適切な求核性基の例として、エステル、カルボキシレート、スルホネート、置換または非置換アミン、アルコール(ヒドロキシル)、チオール、スルフィド、ヒドロキシルアミン、およびイミンが挙げられる。適切な求核性基の他の例として、-OH、-CF、-O-CF、-NO、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)が挙げられ、各Rは、独立に、水素、C1~6アルキル、C1~6ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C6~8ヘテロアリール、C5~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~6アルキル、置換C1~6ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C6~8ヘテロアリール、置換C5~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、各置換基は、独立に、-OH、-CF、-O-CF、-NO、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、各Rは、水素、C1~8アルキル、およびC1~8ヘテロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、各Rは、独立に、C1~6アルキルであり得る。
式(1)の化合物において、各Rは、独立に、メチル、エチル、またはn-プロピルであり得る。
式(1)の化合物において、各Rは、同じであり得、メチル、エチル、またはn-プロピルであり得る。
式(1)の化合物において、各Rは、メチルであり得る。
式(1)の化合物において、各Rは、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環または置換C3~6シクロアルキル環を形成することができる。
式(1)の化合物において、各Rは、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成することができる。例えば、各Rは、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環、シクロブチル環、シクロペンチル環、またはシクロヘキシル環を形成することができる。
式(1)の化合物において、各Rは、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6ヘテロシクロアルキル環または置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成することができる。
式(1)の化合物において、Rは、単結合、C1~2アルカンジイル、および置換C1~2アルカンジイルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、単結合であり得る。
式(1)の化合物において、Rは、単結合であり得、Rは、C1~6アルキルであり得る。
式(1)の化合物において、C1~2アルカンジイルおよび置換C1~2アルカンジイルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、メタンジイル、エタンジイル、置換メタンジイル、または置換エタンジイルであり得る。
式(1)の化合物において、Rは、置換C1~2アルカンジイルであり得、置換されている基は、-OH、-CN、-CF、-OCF、=O、-NO、C1~6アルコキシ、C1~6アルキル、-COOR、-NR、および-CONRから選択することができ、各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、置換C1~2アルカンジイルであり得、置換基は、求核性基であり得る。例えば、Rは、置換C1~2アルカンジイルであり得、置換基は、-OH、-CF、-O-CF、-NO、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、各Rは、式(1)に関して定義されているものであってよく、または各Rは、水素およびC1~8アルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、置換C1~2アルカンジイルであり得、置換基は、-OH、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)、置換C5~6アリール、-NHR、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、Rは、式(1)に関して定義されているものであってよく、または各Rは、水素およびC1~8アルキルから選択することができる。
が、置換C1~6アルカンジイル、置換C1~6ヘテロアルカンジイル、または置換C5~6アレンジイルであり得る式(1)の化合物において、置換基が結合することができる炭素原子の立体化学は、(S)立体配置の立体化学であり得る。
が、置換C1~6アルカンジイル、置換C1~6ヘテロアルカンジイル、または置換C5~6アレンジイルであり得る式(1)の化合物において、置換基が結合している炭素原子の立体化学は、(R)立体配置の立体化学であり得る。
式(1)の化合物において、Rは、C5~6シクロアルカンジイル、C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、C5~6アレンジイル、およびC5~6ヘテロシクロアルカンジイルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、シクロペンタ-1,3-ジエン-ジイル、置換シクロペンタ-1,3-ジエン-ジイル、ベンゼン-ジイルまたは置換ベンゼン-ジイルであり得る。例えば、Rは、1,2-ベンゼン-ジイルまたは置換1,2-ベンゼン-ジイルであり得る。
式(1)の化合物において、Rは、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、Rは、式(1)に関して定義されているものであってよく、または各Rは、水素およびC1~8アルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、-O-C(O)-R、-C(O)-O-R、-S-C(O)-R、-C(O)-S-R、-S-S-R、-NH-R、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、Rは、式(1)に関して定義されているものであってよく、または各Rは、水素およびC1~8アルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、-C(O)-O-R)であり得、Rは、式(1)に関して定義されているものであってよく、または各Rは、水素およびC1~8アルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、水素、C1~3アルキル、C5~6シクロアルキル、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6アリール、置換C1~3アルキル、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、および置換C5~6アリールから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、メチル、エチル、フェニル、およびベンジルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、水素およびC1~8アルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C7~9アリールアルキル、および置換C5~7ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル イソブチル、tert-ブチル、2-メトキシエチル、メチルベンゼン、オキセタン-3-オキシ-イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、および2-ピロリジニルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~7シクロアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、Cアリール、C7~9アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換Cアリール、およびC7~9アリールアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C7~9アリールアルキル、および置換C5~7ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、-O-C(O)-CH、-O-C(O)-CH-CH、-O-C(O)-フェニル、-O-C(O)-CH-フェニル、-S-C(O)-CH、-S-C(O)-CH-CH、-S-C(O)-フェニル、-S-C(O)-CH-フェニル、-NH-C(O)-CH、-NH-C(O)-CH-CH、-NH-C(O)-フェニル、-NH-C(O)-CH-フェニル、-O-C(O)-O-CH、-O-C(O)-O-CH-CH、-O-C(O)-O-フェニル、-O-C(O)-O-CH-フェニル、-S-C(O)-O-CH、-S-C(O)-O-CH-CH、-S-C(O)-O-フェニル、-S-C(O)-O-CH-フェニル、-NH-C(O)-O-CH、-NH-C(O)-O-CH-CH、-NH-C(O)-O-フェニル、-NH-C(O)-O-CH-フェニル、-C(O)-O-CH、-C(O)-O-CH-CH、-C(O)-O-フェニル、-C(O)-O-CH-フェニル、-C(O)-S-CH、-C(O)-S-CH-CH、-C(O)-S-フェニル、-C(O)-S-CH-フェニル、-C(O)-NH-CH、-C(O)-NH-CH-CH、-C(O)-NH-フェニル、-C(O)-NH-CH-フェニル、-O-C(O)-O-CH、-O-C(O)-O-CH-CH、-O-C(O)-O-フェニル、-O-C(O)-O-CH-フェニル、-O-C(O)-S-CH、-O-C(O)-S-CH-CH、-O-C(O)-S-フェニル、-O-C(O)-S-CH-フェニル、-O-C(O)-NH-CH、-O-C(O)-NH-CH-CH、-O-C(O)-NH-フェニル、-O-C(O)-NH-CH-フェニル、-S-SH、-S-S-CH、-S-S-CH-CH、-S-S-フェニル、-S-S-CH-フェニル、-SH、-S-CH、-S-CH-CH、-S-フェニル、-S-CH-フェニル、-NH、-NH-CH、-NH-CH-CH、-NH-フェニル、-NH-CH-フェニル、-CH(-NH)(-CH)、-CH(-NH)(-CH-CH)、-CH(-NH)(-フェニル)、および-CH(-NH)(-CH-フェニル)から選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、少なくとも1個の求核性基を含む、C5~6シクロアルキル、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6アリール、C5~6ヘテロアリール、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換C5~6アリール、および置換C5~6ヘテロアリールから選択することができる。例えば、Rは、式(13a)または式(13b)の構造
Figure 0007437847000007
を有することができる。
式(1)の化合物において、Rは、C1~3アルキル、C5~6シクロアルキル、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6アリール、置換C1~3アルキル、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、および置換C5~6アリールから選択することができる。
式(1)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、2個の隣接するS原子を含むC4~6ヘテロシクロアルキル環、またはOおよびSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子、ならびに少なくとも1つのヘテロ原子に隣接する炭素原子に結合しているカルボニル(=O)置換基を含む置換C4~6ヘテロシクロアルキル環を形成する。
式(1)の化合物において、Rは、結合であり得、Rは、C1~3アルキルであり得、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、2個の隣接するS原子を含むC4~6ヘテロシクロアルキル環、またはOおよびSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子、ならびにヘテロ原子に隣接している炭素原子に結合している=O置換基を含む置換C4~6ヘテロシクロアルキル環を形成する。
式(1)および式(2)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C-、C-、またはC-ヘテロシクロアルキル基を形成することができる。ヘテロシクロアルキル基は、2個の隣接する硫黄原子を有することができる。式(1)および式(2)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C-、C-、またはC-ヘテロシクロアルキル基を形成することができ、Rは、単結合であり得、Rは、C1~6アルキル、例えばC1~4アルキル、例えばメチルまたはエチルであり得る。
式(1)および式(2)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換C-、置換C-、または置換C-ヘテロシクロアルキル基を形成することができる。置換ヘテロシクロアルキル基は、硫黄原子および隣接するカルボニル(=O)基を有することができる。置換ヘテロシクロアルキル基は、酸素原子および隣接するカルボニル(=O)基を有することができる。
式(1)および式(2)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換C-、置換C-、または置換C-ヘテロシクロアルキル基を形成することができ、Rは、単結合であり得、Rは、C1~6アルキル、例えばC1~4アルキル、例えばメチルまたはエチルであり得る。
式(1)の化合物において、Rは、単結合であり得、Rは、C1~3アルキルであり得、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C4~6ヘテロシクロアルキル環または置換C4~6ヘテロシクロアルキル環を形成することができる。
式(1)の化合物において、Rは、単結合であり得、Rは、C1~3アルキルであり得、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、2個の隣接するS原子を含むC4~6ヘテロシクロアルキル環、またはOおよびSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子、ならびにヘテロ原子に隣接する炭素原子に結合したカルボニル(=O)置換基を含む置換C4~6ヘテロシクロアルキル環を形成することができる。
式(1)の化合物において、Rは、単結合であり得、Rは、C1~3アルキルであり得、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、1,2-ジチオラン、1,2-ジタン環、チエタン-2-オン環、ジヒドロチオフェン-2(3H)-オン環、テトラヒドロ-2H-チピラン-2-オン環、オキセタン-2-オン環ジヒドロフラン-2(3H)-オン環、またはテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン環を形成することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、
は、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択することができ、
は、-O-C(O)-R、-C(O)-O-R、-S-C(O)-R、-C(O)-S-R、-S-S-R、-NHR、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、Rは、水素、メチル、エチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ベンジル、および2-ピロリジニルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素は、C3~6シクロアルキル環を形成することができ、
は、結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択することができ、
は、-O-C(O)-R、-C(O)-O-R、-S-C(O)-R、-C(O)-S-R、-S-S-R、-NHR、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、Rは、水素、メチル、エチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ベンジル、および2-ピロリジニルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
は、結合であり得、
は、C1~3アルキルであり得、
各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、1,2-ジチオレート(dithiolante)、1,2-ジタン環、チエタン-2-オン環、ジヒドロチオフェン-2(3H)-オン環、テトラヒドロ-2H-チピラン-2-オン環、オキセタン-2-オン環ジヒドロフラン-2(3H)-オン環、またはテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン環を形成することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、
は、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択することができ、
は、-O-C(O)-R、-C(O)-O-R、-S-C(O)-R、-C(O)-S-R、-S-S-R、-NHR、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、
は、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、
は、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択することができ、
は、-C(O)-O-Rであり得、
は、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、
は、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択することができ、
は、-O-C(O)-R、-C(O)-O-R、-S-C(O)-R、-C(O)-S-R、-S-S-R、-NHR、および-CH(-NH)(-R)から選択することができ、
は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル イソブチル、tert-ブチル、2-メトキシエチル、メチルベンゼン、オキセタン-3-オキシ-イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、および2-ピロリジニルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、
は、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択することができ、
は、-C(O)-O-Rであり得、
は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル イソブチル、tert-ブチル、2-メトキシエチル、メチルベンゼン、オキセタン-3-オキシ-イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、および2-ピロリジニルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、
は、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C7~10アルキルアレーン、およびC5~10ヘテロアルキルシクロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、または置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、
は、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C7~9アリールアルキル、および置換C5~7ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、単結合、メタン-ジイル、およびエタン-ジイルから選択することができ、
は、-C(O)-O-Rおよび-S-C(O)-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、-(CH-であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、-CH-であり得、
は、-S-C(O)-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、C3~6シクロアルキル環、またはC3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり得、
は、C1~3アルキルであり得る。
式(1)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合およびメタンジイルから選択することができ、
は、-O-C(O)-Rおよび-C(O)-O-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキルおよび置換フェニルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合であり得、
は、-CH=C(Rであり得、各Rは、-C(O)-O-Rであり得、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換ヘテロシクロヘキシル環を形成し、
各Rは、C1~4アルキルであり得る。
式(1)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合およびメタンジイルから選択することができ、
は、置換フェニルであり得、1個または複数の置換基は、独立に、-CH-O-C(O)-Rおよび-O-C(O)-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキルおよびフェニルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、-C(R-および-CH-C(R-から選択することができ、各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、-C(O)-O-Rおよび-O-C(O)-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、置換C1~10アルキル、置換C1~10ヘテロアルキル、および4(イル-メチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オンから選択することができる。
式(1)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換C5~6複素環式環を形成し、
は、単結合であり得、
は、C1~3アルキルであり得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(2)の部分
Figure 0007437847000008
であり得る[式中、n、X、各R、およびRは、式(1)におけるように定義される]。
式(2)の部分において、nは、1および2から選択することができる。
式(2)の部分において、nは、1であり得る。
式(2)の部分において、nは、2であり得る。
式(2)の部分において、各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環、または置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成することができる。
式(2)の部分において、各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環または置換C3~6シクロアルキル環を形成することができる。
式(2)の部分において、各Rは、独立に、水素およびC1~8アルキルから選択することができる。
式(2)の部分において、各Rは、独立に、水素およびC1~3アルキルから選択することができる。
式(2)の部分において、各Rは、水素であり得る。
式(2)の部分において、各Rは、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択することができる。
式(2)の部分において、一方のRは、水素であり得、他方のRは、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択することができる。
式(2)の部分において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置にあり得る。
式(2)の部分において、Rが結合している炭素原子は、(R)立体配置にあり得る。
式(2)の部分において、Xは、NHであり得る。
式(2)の部分において、Xは、Oであり得る。
式(2)の部分において、Rは、水素、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C7~10アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、および置換C7~10アリールアルキルから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、水素、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、およびC7~10アリールアルキルから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、水素、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、およびC6~8アリールから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、C1~8アルコキシ、C1~8シクロアルコキシ、置換C1~8アルコキシ、および置換C1~8シクロアルコキシから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、C5~8アリール、置換C5~8アリール、C5~8ヘテロアリール、および置換C5~8ヘテロアリールから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、C5~8アリールおよび置換C5~8アリールから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、C1~8アルコキシであり得る。
式(2)の部分において、Rは、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-シクロプロピル シクロブチル、シクロペンチル シクロヘキシル、およびベンジルから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、水素およびC1~6アルキルから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、水素、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(2)の部分において、Rは、-CH(-R13)-NHであり得、R13は、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができる。
式(2)の部分において、R13が結合している炭素原子は、(S)立体配置の炭素原子であり得る。
式(2)の部分において、R13が結合している炭素原子は、(R)立体配置の炭素原子であり得る。
式(1)の化合物において、
各Rは、C1~6アルキルであり得、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-であり得、
は、C1~6アルキルであり得、
nは、1であり得、
は、式(2)の部分であり得、
各Rは、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
は、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、式(3)の部分
Figure 0007437847000009
であり得る。
式(3)の部分において、
各Rは、C1~6アルキルであり得、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-であり得、
は、C1~6アルキルであり得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(4)の部分
Figure 0007437847000010
であり得る[式中、RおよびR10は、式(1)におけるように定義される]。
式(4)の部分において、Rは、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択することができる。
式(4)の部分において、Rは、水素であり得る。
式(4)の部分において、Rは、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択することができる。
式(4)の部分において、R10は、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C7~10アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、および置換C7~10アリールアルキルから選択することができる。
式(4)の部分において、R10は、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、およびC7~10アリールアルキルから選択することができる。
式(4)の部分において、R10は、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、およびC6~8アリールから選択することができる。
式(4)の部分において、R10は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびベンジルから選択することができる。
式(4)の部分において、R10は、シクロペンチル、置換シクロペンチル、シクロヘキシル、置換シクロヘキシル、ベンジル、および置換ベンジルから選択することができる。
式(4)の部分において、R10は、C1~8アルキルから選択することができる。
式(4)の部分において、R10は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(4)の部分において、
は、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択することができ、
10は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、C1~6アルキルであり得、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-であり得、
は、C1~6アルキルであり得、
は、式(4)の部分であり得、
は、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択することができ、
10は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、式(5)の部分
Figure 0007437847000011
であり得る。
式(5)の部分において、R11は、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択することができる。
式(5)の部分において、R11は、水素であり得る。
式(5)の部分において、R11は、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択することができる。
式(5)の部分において、R11が結合している炭素原子は、(S)立体配置の炭素原子であり得る。
式(5)の部分において、R11が結合している炭素原子は、(R)立体配置の炭素原子であり得る。
式(5)の部分において、R12は、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C7~10アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、および置換C7~10アリールアルキルから選択することができる。
式(5)の部分において、R12は、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、およびC7~10アリールアルキルから選択することができる。
式(5)の部分において、R12は、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、およびC6~8アリールから選択することができる。
式(5)の部分において、R12は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびベンジルから選択することができる。
式(5)の部分において、R12は、シクロペンチル、置換シクロペンチル、シクロヘキシル、置換シクロヘキシル、ベンジル、および置換ベンジルから選択することができる。
式(5)の部分において、R12は、C1~8アルキルから選択することができる。
式(5)の部分において、R12は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(5)の部分において、
11は、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択することができ、
12は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(1)の化合物において、
各Rは、C1~6アルキルであり得、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-であり得、
は、C1~6アルキルであり得、
は、式(5)の部分であり得、
11は、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択することができ、
12は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(1)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物において、化合物は、
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(5);
アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(6);
1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(7);
(ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(8);
(イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(9);
1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(10);
1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(11)、
前述のいずれかの薬学的に許容できる塩、および
前述のいずれかの組合せ
から選択することができる。
式(1)の化合物は、亜属(1A)の化合物
Figure 0007437847000012
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、単結合、メタン-ジイル、およびエタン-ジイルから選択することができ、
は、-C(O)-O-Rおよび-S-C(O)-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる]。
式(1)の化合物は、亜属(1A)の化合物
Figure 0007437847000013
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、単結合、メタン-ジイル、およびエタン-ジイルから選択することができ、
は、-C(O)-O-Rおよび-S-C(O)-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができ、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000014
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1A)の化合物において、各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができる。
亜属(1A)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成することができる。
亜属(1A)の化合物において、Rは、単結合であり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、メタン-ジイルであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、エタン-ジイルであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、-C(O)-O-Rであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、-S-C(O)-Rであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、C1~10アルキルであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、C1~10ヘテロアルキルであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、C5~10アリールアルキルであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、C3~6ヘテロシクロアルキルであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルであり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1A)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1B)の化合物
Figure 0007437847000015
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる]。
式(1)の化合物は、亜属(1B)の化合物
Figure 0007437847000016
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができ、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000017
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1B)の化合物において、各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができる。
亜属(1B)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成する。
亜属(1B)の化合物において、Rは、C1~7アルキル、C1~10ヘテロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得る)、-CH-C4~6シクロアルキル、-(CH-C4~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得る)、および-CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキル、および-(CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
亜属(1B)の化合物において、置換C3~6ヘテロシクロアルキルの1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得、1個または複数の置換基は、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択することができる。
亜属(1B)の化合物において、各Rは、メチルであり得、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロヘキシル環またはシクロペンチル環を形成する。
亜属(1B)の化合物において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、n-ヘキシル、n-ヘプチル、-CH-CH-O-CH、ベンジル、3-オキセタニル、およびメチル-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オンから選択することができる。
亜属(1B)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロヘキシル環またはシクロペンチル環を形成し、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、n-ヘキシル、n-ヘプチル、-CH-CH-O-CH、-CH-フェニル(ベンジル)、3-オキセタニル、およびメチル-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オンから選択することができる。
亜属(1B)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1B)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1B)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1B)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1C)の化合物
Figure 0007437847000018
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、-(CH-であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる]。
式(1)の化合物は、亜属(1C)の化合物
Figure 0007437847000019
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができる、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、-(CH-であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができ、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000020
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1C)の化合物において、各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができる。
亜属(1C)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成する。
亜属(1C)の化合物において、Rは、C1~7アルキル、C1~10ヘテロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得る)、-CH-C4~6シクロアルキル、-(CH-C4~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得る)、-CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキル、および-(CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
亜属(1C)の化合物において、置換C3~6ヘテロシクロアルキルの1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得、1個または複数の置換基は、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択することができる。
亜属(1C)の化合物において、Rは、C1~10アルキルであり得る。
亜属(1C)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、
は、-(CH-であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、n-ヘキシルおよびn-ヘプチルから選択することができる。
亜属(1C)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1C)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1C)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1C)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1D)の化合物
Figure 0007437847000021
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、-CH-であり得、
は、-S-C(O)-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる]。
式(1)の化合物は、亜属(1D)の化合物
Figure 0007437847000022
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、C1~3アルキルから選択することができ、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、-CH-であり得、
は、-S-C(O)-Rであり得、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができ、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000023
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1D)の化合物において、各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができる。
亜属(1D)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成する。
亜属(1D)の化合物において、Rは、C1~7アルキル、C1~10ヘテロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得る)、-CH-C4~6シクロアルキル、-(CH-C4~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得る)、-CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキル、-(CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキルから選択することができる。
亜属(1D)の化合物において、置換C3~6ヘテロシクロアルキルの1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得、1個または複数の置換基は、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択することができる。
亜属(1D)の化合物において、Rは、C1~10アルキルであり得る。
亜属(1D)の化合物において、
各Rは、メチルであり得、
は、-CH-であり得、
は、-S-C(O)-Rであり得、Rは、メチルであり得る。
亜属(1D)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1D)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1D)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1D)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1E)の化合物
Figure 0007437847000024
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、C3~6シクロアルキル環、またはC3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり得、
は、C1~3アルキルであり得る]。
式(1)の化合物は、亜属(1E)の化合物
Figure 0007437847000025
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、C3~6シクロアルキル環、またはC3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり得、
は、C1~3アルキルであり得、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000026
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1E)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6ヘテロシクロアルキル環またはC3~6ヘテロシクロアルキル環を形成する。
亜属(1E)の化合物において、1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得、1個または複数の置換基は、=Oであり得る。
亜属(1E)の化合物において、
各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ジヒドロフラン-2(3H)-オン環を形成し、
は、単結合であり得、
は、メチルであり得る。
亜属(1E)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1E)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1E)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1E)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1F)の化合物
Figure 0007437847000027
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合およびメタンジイルから選択することができ、
は、-O-C(O)-Rおよび-C(O)-O-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキルおよび置換フェニルから選択することができる]。
式(1)の化合物は、亜属(1F)の化合物
Figure 0007437847000028
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合およびメタンジイルから選択することができ、
は、-O-C(O)-Rおよび-C(O)-O-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキルおよび置換フェニルから選択することができ、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000029
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1F)の化合物において、Rは、単結合であり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、メタンジイルであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、-O-C(O)-Rであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、メタンジイルであり得、Rは、-O-C(O)-Rであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、-C(O)-O-Rであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、単結合であり得、Rは、-C(O)-O-Rであり得る。
亜属(1E)の化合物において、Rは、単結合であり得、Rは、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~3アルキルであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、C1~10アルキルであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、C1~4アルキルであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、置換フェニルであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、メタンジイルであり得、Rは、-O-C(O)-Rであり得、Rは、置換フェニルであり得る。
亜属(1F)の化合物において、1個または複数の置換基は、独立に、ハロゲン、C1~3アルキル、およびC1~3アルコキシから選択することができる。
亜属(1F)の化合物において、置換フェニルは、2,6-置換フェニルであり得る。
亜属(1F)の化合物において、置換基のそれぞれは、C1~3アルキルおよびC1~3アルコキシから選択することができる。
亜属(1F)の化合物において、置換フェニルは、2,5,6-置換フェニルであり得る。
亜属(1F)の化合物において、2および6位における置換基のそれぞれは、独立に、C1~3アルキルおよびC1~3アルコキシから選択することができ、5位における置換基は、ハロゲンであり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1F)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1G)の化合物
Figure 0007437847000030
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合であり得、
は、-CH=C(Rであり得、各Rは、-C(O)-O-Rであり得、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換ヘテロシクロヘキシル環を形成する]。
式(1)の化合物は、亜属(1G)の化合物
Figure 0007437847000031
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合であり得、
は、-CH=C(Rであり得、各Rは、-C(O)-O-Rであり得、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換ヘテロシクロヘキシル環を形成し、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000032
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1G)の化合物において、各Rは、-C(O)-O-Rであり得る。
亜属(1G)の化合物において、各Rは、-C(O)-O-Rであり得、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換ヘテロシクロヘキシル環を形成する。
亜属(1G)の化合物において、置換ヘテロシクロヘキシル環の1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得る。
亜属(1G)の化合物において、置換ヘテロシクロヘキシル環の1個または複数の置換基は、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択することができる。
亜属(1G)の化合物において、置換ヘテロシクロアルキル環は、2,2-ジメチル-5-イル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオンであり得る。
亜属(1G)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1G)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1G)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1G)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1H)の化合物
Figure 0007437847000033
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合およびメタンジイルから選択することができ、
は、置換フェニルであり得、1個または複数の置換基は、独立に、-CH-O-C(O)-Rおよび-O-C(O)-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキルおよびフェニルから選択することができ、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000034
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1H)の化合物において、Rは、単結合であり得る。
亜属(1H)の化合物において、Rは、2置換フェニルであり得る。
亜属(1H)の化合物において、1個または複数の置換基は、-CH-O-C(O)-Rであり得る。
亜属(1H)の化合物において、1個または複数の置換基は、-O-C(O)-Rであり得る。
亜属(1H)の化合物において、Rは、C1~10アルキルであり得る。
亜属(1H)の化合物において、Rは、メチル、エチル、イソ-プロピル、ピバロイル(pivalolyl)、およびフェニルから選択することができる。
亜属(1H)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1H)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1H)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1H)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1I)の化合物
Figure 0007437847000035
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、-C(R-および-CH-C(R-から選択することができ、各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、-C(O)-O-Rおよび-O-C(O)-Rから選択することができ、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、置換C1~10アルキル、置換C1~10ヘテロアルキル、および4(イル-メチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オンから選択することができ、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000036
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1I)の化合物において、各Rは、メチルであり得る。
亜属(1I)の化合物において、Rは、-C(R-であり得る。
亜属(1I)の化合物において、Rは、-CH-C(R-であり得る。
亜属(1I)の化合物において、各Rは、メチルであり得る。
亜属(1I)の化合物において、各Rは、メチルであり得、各Rは、メチルであり得る。
亜属(1I)の化合物において、Rは、-C(O)-O-Rであり得る。
亜属(1I)の化合物において、Rは、-O-C(O)-Rであり得る。
亜属(1I)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1I)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1I)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1I)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(1J)の化合物
Figure 0007437847000037
または薬学的に許容できるその塩であり得る[式中、
各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換C5~6複素環式環を形成し、
は、単結合であり得、
は、C1~3アルキルであり得、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000038
から選択することができ、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
nは、1および2から選択することができ、
Xは、Oであり得、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択することができ、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択することができ、
は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
10は、C1~6アルキルから選択することができ、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択することができ、
12は、C1~6アルキルから選択することができる]。
亜属(1J)の化合物において、置換C5~6複素環式環の1個または複数のヘテロ原子は、酸素であり得る、1個または複数の置換基は、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択することができる。
亜属(1J)の化合物において、各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン環を形成する。
亜属(1J)の化合物において、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択することができ、
は、C2~4アルカンジイルから選択することができ、
は、置換C5~6ヘテロシクロアルキルであり得、1個または複数のヘテロ原子は、独立に、NおよびOから選択することができ、1個または複数の置換基は、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択することができる。
亜属(1J)の化合物において、Rは、式(6)の構造
Figure 0007437847000039
[式中、Rは、水素、C1~6アルキル、C4~6シクロアルキル、C1~6ヘテロアルキル、C4~6ヘテロシクロアルキル、置換C1~6アルキル、置換C4~6シクロアルキル、置換C1~6ヘテロアルキル、および置換C4~6ヘテロシクロアルキルから選択することができる]
を有することができる。
亜属(1J)の化合物において、Rは、水素およびC1~6アルキル、例えばC1~4アルキル、例えばメチルまたはエチルから選択することができる。
亜属(1J)の化合物において、Rは、式(2)の部分であり得る。
亜属(1J)の化合物において、Rは、式(3)の部分であり得る。
亜属(1J)の化合物において、Rは、式(4)の部分であり得る。
亜属(1J)の化合物において、Rは、式(5)の部分であり得る。
式(1)の化合物は、式(13)の構造
Figure 0007437847000040
または薬学的に許容できるその塩を有することができる[式中、
各Rは、独立に、水素およびC1~3アルキルから選択することができ、
は、単結合であり得、
は、-C(O)-O-Rであり得、Rは、C1~4アルキルであり得、
は、水素およびC1~4アルキルから選択することができ、
は、C1~4アルキルであり得る]。
式(13)の化合物において、各Rは、独立に、水素、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択することができる。
式(13)の化合物において、各Rは、メチルであり得る。
式(13)の化合物において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択することができる。
式(13)の化合物において、Rは、エチルであり得る。
式(13)の化合物において、Rは、水素、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択することができる。
式(13)の化合物において、Rは、水素であり得る。
式(13)の化合物において、Rは、メチルであり得る。
式(13)の化合物において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(13)の化合物において、Rは、n-ブチル、イソ-ブチル、およびtert-ブチルから選択することができる。
式(13)の化合物において、Rは、tert-ブチルであり得る。
式(13)の化合物において、各Rは、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択することができる。
式(13)の化合物は、
アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(6/86);
1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(7/87);
(ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(8/88);
(イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(9/89);
1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(10/90);
1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(11/91);
前述のいずれかの薬学的に許容できる塩、
または前述のいずれかの組合せ
から選択することができる。
式(1)の化合物は、溶媒和物、薬学的に許容できる塩、またはその組合せであり得る。
式(1)の化合物において、薬学的に許容できる塩は、塩酸塩であり得る。
式(1)の化合物において、薬学的に許容できる塩は、二塩酸塩であり得る。
式(1)の化合物は、式(1)の化合物、その水和物、または前述のいずれかの溶媒和物の薬学的に許容できる塩であり得る。
本明細書に記載される化合物は、当技術分野で公知の方法を使用して合成することができる。本明細書に記載される様々なジアザビシクロ[3.2.1]オクタン構造の合成は、従来からあるものであり、当業者に周知である(Tandiparthiら、PCT国際出願公開WO2016/116788号、Lampilasら、米国特許第7,112,592号、Kingら、ACS Chemical Biology 2016;11、864、およびBushら、Cold Spring Harb Perspect Med 2016;6:a025247)。硫酸エステルの形成も、当技術分野で周知である(Simpsonら、J.Am.Chem.Soc.2006、128、1605、Liら、米国出願公開第2009/0099253号、Jandeleitら、PCT国際出願公開WO2009/033054号、Jandeleitら、PCT国際出願公開WO2009/033079、およびJandeleitら、PCT国際出願公開WO2011/150380号)。
サルフェート含有化合物の硫酸モノエステルアナログは、ヒドロキシル置換サルフェート含有化合物を、クロロ硫酸モノエステルと反応させて、対応する硫酸モノエステルアナログを提供することによって調製することができる。その方法は、サルフェート含有医薬化合物のプロドラッグを調製するのに有用となり得る。
プロドラッグは、投与後にin vivoで親薬物の活性形態に変換または代謝される、薬物の誘導体化形態である。プロドラッグは、親薬物の治療有効性を増強する方式で、薬物の薬物動態の1つまたは複数の態様を修正するために使用される。例えば、プロドラッグは、薬物の経口生体利用能を増強するためにしばしば使用される。低い経口生体利用能を示す薬物は、治療上有効となるには、頻繁な投薬、多量の投与用量を必要とする場合があり、または静脈内などの経口経路以外によって投与されることを必要とする場合がある。特に、サルフェート基を有する多くの薬物は、低い経口生体利用能を示す。
分子内環化プロドラッグ戦略は、薬物の薬物動態を修正するために使用されてきた。分子内環化放出プロドラッグ戦略は、スルホン酸官能基を含有する薬物に適用されてきた。例えば、置換ネオペンチル部分に結合した求核性ヘテロ原子をアンマスクし、その後、分子内環化を行って、スルホン酸またはスルホン酸塩形態の親薬物を作製することによって、ネオペンチル基がin vivoで除去される、置換ネオペンチルスルホン酸エステル誘導体を含むプロドラッグは、例えば、米国特許第7,994,218号および米国特許第8,168,617号に記載されている。このようなプロドラッグにおいて、求核性ヘテロ原子は、窒素または酸素であり得、窒素または酸素求核試薬は、それぞれin vivoで脱保護が可能であるアミンまたはアルコール保護基でマスクすることができる。
サルフェート含有化合物の硫酸モノエステルアナログは、サルフェート含有化合物のヒドロキシル置換アナログを、塩基性条件下でクロロ硫酸モノエステルと反応させて、対応する硫酸モノエステルアナログを提供することによって調製することができる。クロロ硫酸モノエステルは、塩化スルフリルを、所望のプロ部分を有するアルコールと反応させることによって調製することができる。ネオペンチルプロ部分を有するネオペンチルアルコールは、米国特許第7,994,218号および同第8,168,617号に記載されているものなどの標準合成方法によって調製することができる。
例えば、レレバクタムの硫酸モノエステルアナログは、tert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキシアミド)ピペリジン-1-カルボキシレート水和物を、塩基の存在下で、所望のプロ部分を有するクロロ硫酸モノエステルと反応させて、対応するtert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキシアミド)ピペリジン-1-イル硫酸モノエステルを提供することによって合成することができる。次に、化合物を酸の存在下で脱保護して、レレバクタムの硫酸モノエステルアナログを提供することができる。
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキシアミド)ピペリジン-1-カルボキシレート水和物は、例えば、米国特許第8,772,490号、同第9,035,062号、および同第9,284,273号に記載されている方法を使用して、tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキシアミド)ピペリジン-1-カルボキシレートを水素化することによって調製することができる。
例えば、式(7a)の硫酸モノエステルのレレバクタム硫酸モノエステルアナログは、式(7b)の環式ヒドロキサム酸を、塩基性条件下で、式(7c)のクロロスルホン酸モノエステルと反応させることによって合成することができる
Figure 0007437847000041
[式中、
Rは、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができる]。
クロロ硫酸モノエステルは、クロロ硫酸ネオペンチルエステル、例えば式(8)のクロロ硫酸ネオペンチルエステルを含むことができる
Figure 0007437847000042
[式中、
各Rは、独立に、C1~6アルキルから選択することができ、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環、または置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合、C1~6アルカンジイル、C1~6ヘテロアルカンジイル、C5~6シクロアルカンジイル、C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、Cアレンジイル、C5~6ヘテロアレンジイル、置換C1~6アルカンジイル、置換C1~6ヘテロアルカンジイル、置換C5~6シクロアルカンジイル、置換C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、置換Cアレンジイル、および置換C5~6ヘテロアレンジイルから選択することができ、
は、C1~6アルキル、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6ヘテロアリール、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換C5~6アリール、置換C5~6ヘテロアリール、および-CH=C(Rから選択することができ、
は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができる]。
クロロ硫酸モノエステルは、アルコール、例えばネオペンチルアルコールを、塩化スルフリルと反応させることによって合成することができる。
その方法は、任意の適切なクロロスルホン酸エステルを、環式ヒドロキサム酸、例えば式(7c)のクロロスルホン酸エステルおよび式(9)の環式ヒドロキサム酸などに結合させて、式(10)の対応する硫酸モノエステルアナログを提供するために使用することができる
Figure 0007437847000043
[式中、
Rは、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができ、
nは、1~6の整数であり得、
各Aは、独立に、-(CH)-、-(CHR)-、-(CR)-、-NH-、-NR-、O、およびSから選択することができ、Rは、独立に、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができ、または1つのAは、-L-基を介して別のAに結合することができ、Lは、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、置換C1~8アルキル、および置換C1~8ヘテロアルキルから選択することができる]。
Rは、本明細書に開示されるプロ部分のいずれか、例えば構造
Figure 0007437847000044
を有するプロ部分をさらに含むことができる[式中、R、R、およびRは、式(1)におけるように定義される]。
レレバクタムのアミン基は、(11)の対応するクロロスルホン酸エステルを、トリエチルアミンなどの塩基の存在下で、式(12)のニトロフェノールカーボネートと反応させることによって誘導体化することができる
Figure 0007437847000045
[式中、Rは、本明細書に開示される通り、式(2)~(5)の部分などのカーボネートであり得る]。
式(1)の化合物または薬学的に許容できるその塩は、皮内、筋肉内、腹腔内、静脈内、皮下、鼻腔内、硬膜外、経口(oral)、経口(peroral)、舌下、脳内、腟内、経皮、直腸、吸入、または局所を含めた任意の適切な投与経路によって患者に投与される医薬組成物に組み込むことができる。本開示によって提供される医薬組成物は、注射可能な製剤であり得る。本開示によって提供される医薬組成物は、注射可能な静脈内製剤であり得る。ある特定の実施形態では、本開示によって提供される医薬組成物は、経口製剤である。経口製剤は、経口剤形であり得る。
本開示によって提供される医薬組成物は、患者への適切な投与のための組成物を提供するように、治療有効量の式(1)の化合物または薬学的に許容できるその塩を、適量の1種または複数の薬学的に許容できるビヒクルと一緒に含むことができる。適切な医薬ビヒクルおよび医薬組成物を調製する方法は、当技術分野において説明されている。
式(1)の化合物もしくは薬学的に許容できるその塩、またはその医薬組成物は、静脈内注射によって投与することができる。注射に適した形態には、式(1)の化合物またはその医薬組成物の滅菌水性溶液または分散液が含まれ、それらは生理緩衝溶液で製剤化され得る。
投与の前に、式(1)の化合物もしくは薬学的に許容できるその塩、またはその医薬組成物は、抗菌剤または抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸、チメロサール(thimersol)などの添加を含めた、当技術分野で認識されている任意の技術によって滅菌することができる。式(1)の化合物または薬学的に許容できるその塩は、対象への投与の前に濾過によって滅菌し、それによって、追加の滅菌剤の必要性を最小限にし、または排除することができる。式(1)の化合物の注射可能な投薬量は、約0.01mL~約10mL、約0.1mL~約10mL、約0.1mL~約5mLを含むことができ、ある特定の実施形態では、約1mL~約5mLを含むことができる。
医薬組成物は、患者への適切な投与のための形態を提供するように、好ましくは精製形態の治療有効量の1つまたは複数の式(1)の化合物を、適量の薬学的に許容できるビヒクルと一緒に含むことができる。化合物および薬学的に許容できるビヒクルは、患者に投与される場合、好ましくは滅菌されている。化合物が静脈内投与される場合には、水が好ましいビヒクルである。特に、注射可能な溶液のための液体ビヒクルとして、生理食塩水溶液および水性ブドウ糖およびグリセロール溶液を用いることもできる。適切な医薬ビヒクルには、例えば、デンプン、グルコース、ラクトース、スクロース、ゼラチン、麦芽、米、小麦粉、チョーク、シリカゲル、ステアリン酸ナトリウム、グリセロールモノステアレート、タルク、塩化ナトリウム、乾燥脱脂粉乳、グリセロール、プロピレン、グリコール、水、エタノールなどの賦形剤も含まれる。医薬組成物は、少量の湿潤剤もしくは乳化剤、またはpH緩衝剤を含有することもできる。さらに、助剤、安定剤、増粘剤、潤滑剤および着色剤を使用することができる。
化合物を含む医薬組成物は、従来の混合、溶解、造粒、浮揚、乳化、被包、捕捉または凍結乾燥過程を用いることによって製造することができる。医薬組成物は、薬学的に使用することができる調製物への化合物の加工を容易にする、1種または複数の生理的に許容される担体、希釈剤、賦形剤または助剤を使用して、従来の方式で製剤化することができる。適切な製剤は、選択される投与経路に依存して決まる。
本開示によって提供される医薬組成物は、溶液剤、懸濁液剤、エマルション剤、または使用に適した任意の他の形態をとることができる。適切な医薬ビヒクルの例は、当技術分野において説明されている。
非経口投与では、式(1)の化合物を、溶液剤または懸濁液剤に組み込むことができる。非経口投与は、注射によって、例えば静脈内、関節内、髄腔内、胸膜内、腫瘍内もしくは腹腔内注射によって、または膀胱内に投与することを指す。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物は、静脈内投与することができる。
溶液剤または懸濁液剤は、以下のアジュバント:滅菌希釈剤、例えば注射用水、生理食塩水、固定油、ポリエチレングリコール、グリセロール、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒、抗酸化剤、例えばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウム、緩衝液、例えば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩、および浸透圧を調整するための薬剤、例えば塩化ナトリウムまたはブドウ糖の少なくとも1つを含むこともできる。非経口調製物は、アンプル、使い捨てシリンジ、またはガラスもしくはプラスチック製の複数回投薬用の容器に封入することができる。
化合物が酸性または塩基性である場合、化合物は、遊離酸もしくは遊離塩基、薬学的に許容できる塩、前述のいずれかの溶媒和物、または前述のいずれかの水和物として、前述の製剤のいずれかに含まれてもよい。遊離酸または塩基の活性を実質的に保持する薬学的に許容できる塩は、塩基または酸との反応によって調製することができ、対応する遊離酸または塩基の形態よりも、水性および他のプロトン性溶媒への可溶性が高い傾向がある場合がある。
本開示によって提供される医薬組成物は、患者への適切な投与のための組成物を提供するように、式(1)の化合物を、適量の1種または複数の薬学的に許容できるビヒクルと一緒に含む。適切な医薬ビヒクルの例は、当技術分野で公知である。
式(1)の化合物を含む医薬組成物は、従来の混合、溶解、造粒、糖衣錠作製、浮揚、乳化、被包、捕捉または凍結乾燥過程を用いることによって製造することができる。医薬組成物は、薬学的に使用することができる製剤への式(1)の化合物またはその結晶形態および1種または複数の薬学的に許容できるビヒクルの加工を容易にする、1種または複数の生理的に許容される担体、希釈剤、賦形剤または助剤を使用して、従来の方式で製剤化することができる。適切な製剤は、選択される投与経路に依存して決まる。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物またはその結晶形態を含む医薬組成物は、経口投与のために製剤化することができ、ある特定の実施形態では、持続放出経口投与のために製剤化することができる。本開示によって提供される医薬組成物は、溶液剤、懸濁液剤、エマルション剤、錠剤、丸剤、ペレット剤、カプセル剤、液体を含有するカプセル剤、散剤、持続放出製剤、坐剤、エマルション剤、エアロゾル剤、スプレー剤、懸濁液剤の形態、または患者への投与に適した任意の他の形態をとることができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、単位剤形で製剤化することができる。単位剤形は、処置を受ける患者のための単位用量として適した物理的に別個の単位を指し、各単位は、意図された治療効果をもたらすように計算された、所定量の少なくとも1つの式(1)の化合物を含有する。単位剤形は、単一の1日用量のためのもの、1日2回投与するためのもの、または複数の1日用量、例えば1日3回もしくはそれを超える回数の用量の1つであり得る。複数の1日用量が使用される場合、単位投薬量は、用量ごとに同じであっても異なっていてもよい。1つまたは複数の剤形は、単一の時点で、またはある時間間隔の間に、患者に投与することができる用量を含むことができる。
式(1)の化合物は、経口投与される医薬組成物に組み込むことができる。このような医薬組成物の経口投与は、腸全体にわたる式(1)の化合物の取込みおよび全身循環への流入をもたらすことができる。このような経口組成物は、医薬分野で公知の方式で調製することができ、少なくとも1つの式(1)の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容できるビヒクルを含むことができる。経口医薬組成物は、患者への投与に適した形態を提供するように、治療有効量の少なくとも1つの式(1)の化合物および適量の薬学的に許容できるビヒクルを含むことができる。
少なくとも1つの式(1)の化合物を含む医薬組成物は、即時放出、非経口投与、経口投与、または任意の他の適切な投与経路に合わせて製剤化することができる。
薬物制御送達系は、その系が特定の速度で薬物を送達し続ける限り、薬物レベルが治療的に有効な時間枠内で維持され、有効で安全な血中レベルがある期間維持されるような様式で薬物を送達するように、設計することができる。薬物制御送達は、即時放出剤形で観察される変動と比較して、ある期間にわたって薬物の実質的に一定の血中レベルをもたらすことができる。一部の薬物では、一定の血液および組織濃度が治療中ずっと維持されることが、最も望ましい処置方法である。薬物の即時放出は、血中レベルを、所望の応答を誘発するのに必要なレベルを超えてピークに達するようにする場合があり、それによって薬物が浪費されるおそれがあり、毒性副作用が引き起こされるか、または増悪するおそれがある。薬物制御送達は、最適な治療をもたらすことができ、投薬頻度を低減することができるだけでなく、副作用の重症度を低減することもできる。制御放出剤形の例として、溶解制御系、拡散制御系、イオン交換樹脂、浸透圧制御系、浸食可能なマトリックス系、pHに独立な製剤、胃貯留系などが挙げられる。
本開示によって提供される経口剤形は、制御放出剤形であり得る。制御送達技術は、胃腸管の1つまたは複数の特定領域における薬物の吸収を改善することができる。
本開示によって提供される特定の医薬組成物に適した経口剤形は、式(1)の化合物の胃腸管吸収特性、式(1)の化合物の胃腸管における安定性、式(1)の化合物の薬物動態、および意図される治療プロファイルに少なくとも部分的に応じて変わり得る。適切な制御放出経口剤形は、式(1)の特定の化合物に合わせて選択することができる。例えば、胃貯留経口剤形は、上部胃腸管から主に吸収される化合物に適している場合があり、持続放出経口剤形は、下部胃腸管から主に吸収される化合物に適している場合がある。ある特定の化合物は、主に小腸から吸収される。一般に、化合物は、小腸の長さを約3~5時間で移動する。小腸によって容易に吸収されない、または容易に溶解しない化合物については、小腸での活性剤の吸収のための時間枠は、所望の治療効果をもたらすには短すぎる場合がある。
胃貯留剤形、すなわち、胃内で長期間保持されるように設計されている剤形は、上部胃腸管によって最も容易に吸収される薬物の生体利用能を増大することができる。例えば、式(1)のある特定の化合物は、結腸での吸収の制限を示すことができ、上部胃腸管から主に吸収され得る。したがって、式(1)の化合物を上部胃腸管で放出し、かつ/または上部胃腸管を介する剤形の通過を遅延させる剤形は、式(1)の化合物の経口生体利用能を増強する傾向がある。従来の剤形の胃内滞留時間は、約1~約3時間である。胃を通過した後、剤形が結腸に到達するまで、生体利用能の時間枠はおよそ3時間~5時間である。しかし、剤形が胃内で保持される場合、薬物は、小腸に到達する前に放出されることができ、より容易に吸収され得る状態の溶液で腸に入る。胃貯留剤形の別の使用は、腸の塩基性条件に不安定な薬物の生体利用能を改善することである。
本開示によって提供される医薬組成物は、経口投与されると式(1)の化合物の持続放出を提供するように適合された剤形を用いて実施され得る。持続放出経口剤形は、薬物を長期間にわたって放出するために使用することができ、薬物または薬物形態が下部胃腸管に送達されることが望ましい場合に有用である。持続放出経口剤形には、体液、例えば血漿、血液、脳脊髄液、または組織もしくは臓器における薬物の治療濃度を長期間維持する任意の経口剤形が含まれる。持続放出経口剤形には、拡散制御系、例えばリザーバーデバイスおよびマトリックスデバイス、溶解制御系、浸透圧系、ならびに浸食制御系が含まれる。持続放出経口剤形およびそれを調製する方法は、当技術分野で周知である。
持続放出経口剤形は、例えば錠剤、丸剤、または顆粒剤の形態などの、経口投与に適した任意の形態であり得る。顆粒剤は、カプセル剤に充填され、錠剤に圧縮され、または懸濁液に含まれ得る。持続放出経口剤形はさらに、例えば、酸からの保護、嚥下しやすさ、フレーバー、識別などを提供するために、外部コーティングを含むことができる。
持続放出経口剤形は、治療有効量の式(1)の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容できるビヒクルを含むことができる。ある特定の実施形態では、持続放出経口剤形は、治療有効量未満の式(1)の化合物および薬学的に有効なビヒクルを含むことができる。各剤形が治療有効量未満の式(1)の化合物を含む、複数の持続放出経口剤形は、患者における疾患を処置するための治療有効用量およびレジメンを提供するために、単回でまたは長期間にわたって投与することができる。ある特定の実施形態では、持続放出経口剤形は、2つ以上の式(1)の化合物を含む。
本開示によって提供される持続放出経口剤形は、胃腸管、例えば小腸または結腸の適切な領域から吸収される式(1)の化合物の能力を促進するように、式(1)の化合物を剤形から放出することができる。持続放出経口剤形は、少なくとも約4時間、少なくとも約8時間、少なくとも約12時間、少なくとも約16時間、少なくとも約20時間、ある特定の実施形態では、少なくとも約24時間の期間にわたって、式(1)の化合物を剤形から放出することができる。ある特定の実施形態では、持続放出経口剤形は、約0~約4時間で約0wt%~約20wt%、約0~約8時間で約20wt%~約50wt%、約0~約14時間で約55wt%~約85wt%、および約0~約24時間で約80wt%~約100wt%に対応する送達パターンで、式(1)の化合物を剤形から放出することができ、ここでwt%は、剤形における化合物の総重量パーセントを指す。持続放出経口剤形は、例えば、約0~約4時間で約0wt%~約20wt%、約0~約8時間で約20wt%~約50wt%、約0~約14時間で約55wt%~約85wt%、および約0~約20時間で約80wt%~約100wt%に対応する送達パターンで、式(1)の化合物を剤形から放出することができる。ある特定の実施形態では、持続放出経口剤形は、約0~約2時間で約0wt%~約20wt%、約0~約4時間で約20wt%~約50wt%、約0~約7時間で約55wt%~約85wt%、および約0~約8時間で約80wt%~約100wt%に対応する送達パターンで、式(1)の化合物を剤形から放出することができる。
式(1)の化合物を含む持続放出経口剤形は、患者への経口投与後に、患者の血漿、血液、脳脊髄液、または組織中、対応する薬物の濃度を経時的に提供することができる。薬物の濃度プロファイルは、対応する式(1)の化合物の用量に比例するAUCを示すことができる。
使用される制御放出経口剤形の特定のタイプにかかわらず、式(1)の化合物は、患者の血漿および/または血液中、式(1)の化合物の治療濃度を長引かせるのに十分な時間にわたって、経口投与された剤形から放出され得る。経口投与後、式(1)の化合物を含む剤形は、患者の血漿および/または血液中、対応する薬物の治療有効濃度を、患者への剤形の経口投与後、少なくとも約4時間、少なくとも約8時間、少なくとも約12時間、少なくとも約16時間、ある特定の実施形態では、少なくとも約20時間の連続期間、提供することができる。薬物の治療有効濃度が維持される連続期間は、同じであっても異なっていてもよい。薬物の治療有効血漿濃度が維持される連続期間は、経口投与直後またはある時間間隔の後に始まることができる。
式(1)の化合物または式(1)の化合物を含む医薬組成物の適切な投薬量は、いくつかの十分に確立されたプロトコールのいずれか1つに従って決定することができる。例えば、マウス、ラット、イヌ、および/またはサルを使用する研究などの動物研究を使用して、医薬化合物の適切な用量を決定することができる。動物研究から得られた結果から推測して、例えばヒトなどの他の種において使用するための用量を決定することができる。
式(1)の化合物および/またはその医薬組成物は、一般に、意図される目的を達成するのに有効な量で使用することができる。細菌感染症などの疾患を処置するための使用では、式(1)の化合物および/またはその医薬組成物は、治療有効量で投与または適用することができる。
本明細書で開示される特定の障害または状態の処置において有効となる式(1)の化合物および/またはその医薬組成物の量は、その障害または状態の性質に少なくとも部分的に応じて決まり、当技術分野で公知の標準臨床技術によって決定することができる。さらに、in vitroまたはin vivoアッセイを、最適な投薬量範囲を特定する一助にするために任意選択により用いることができる。投与される式(1)の化合物および/またはその医薬組成物の量は、他の因子の中でも、処置される対象、対象の体重、苦痛の重症度、投与方式および処方する医師の判断に応じて決まる。
式(1)の化合物は、ヒトに使用する前に、所望の治療活性についてin vitroおよびin vivoでアッセイすることができる。例えば、in vitroアッセイは、特定の化合物または化合物の組合せの投与が好ましいかどうかを決定するために使用することができる。化合物は、動物モデル系を使用して、有効で安全であることを実証することもできる。
ある特定の実施形態では、治療有効用量の式(1)の化合物および/またはその医薬組成物は、実質的な毒性を引き起こすことなく、治療利益を提供する。式(1)の化合物および/またはその医薬組成物の毒性は、標準的な薬学的手順を使用して決定することができ、当業者によって容易に確認され得る。毒性作用および治療効果の用量比は、治療指数である。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物および/またはその医薬組成物は、疾患および障害の処置において、特に高い治療指数を示す。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物および/またはその医薬組成物の用量は、毒性が最小限に抑えられた有効用量を含む循環濃度の範囲内である。
式(1)の化合物、薬学的に許容できるその塩、または前述のいずれかの医薬組成物は、治療目的で患者に化合物を投与するために使用することができるキットに含まれ得る。キットは、患者への投与に適した式(1)の化合物を含む医薬組成物、およびその医薬組成物を患者に投与するための使用説明書を含むことができる。ある特定の実施形態では、患者におけるがんの処置に使用するためのキットは、式(1)の化合物または薬学的に許容できるその塩、その化合物を投与するための薬学的に許容できるビヒクル、およびその化合物を患者に投与するための使用説明書を含む。キットと共に供給される使用説明書は、印刷されていてもよく、かつ/もしくは例えば電子可読媒体、ビデオカセット、録音テープ、フラッシュメモリーデバイスとして供給されていてもよく、またはインターネットウェブサイト上に公開されていてもよく、もしくは電子通信として患者および/もしくはヘルスケア提供者に配布されてもよい。
がんの処置に有効な式(1)の化合物の量は、疾患の性質に少なくとも部分的に応じて決まり、当技術分野で公知の標準臨床技術によって決定することができる。さらに、in vitroまたはin vivoアッセイを、最適な投薬範囲を特定する一助にするために用いることができる。投薬レジメンおよび投薬間隔も、当業者に公知の方法によって決定することができる。投与される式(1)の化合物の量は、他の因子の中でも、処置される対象、対象の体重、疾患の重症度、投与経路、および処方する医師の判断に応じて変わり得る。
全身投与では、治療有効用量は、最初にin vitroアッセイから推定することができる。初期用量は、当技術分野で公知の技術を使用して、in vivoデータ、例えば動物モデルから推定することもできる。このような情報は、ヒトにおける有用な用量をより正確に決定するために使用することができる。当業者は、動物データに基づいてヒトへの投与を最適化することができる。
式(1)の化合物の用量および適切な投薬間隔は、患者の血中の式(1)の化合物の持続的な治療有効濃度を維持し、ある特定の実施形態では最小有害濃度を超えないように、選択することができる。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物を含む医薬組成物は、1日1回、1日2回、ある特定の実施形態では1日2回以上の間隔で投与することができる。投薬は、単独で、または他の薬物と組み合わせて提供することができ、疾患の有効な処置に必要な限り長期間継続することができる。投薬は、ある期間にわたって、連続的または半連続的投与を使用して行うこともできる。投薬は、医薬組成物を、摂食または絶食状態の哺乳動物、例えばヒトに投与することを含む。
医薬組成物は、単一剤形もしくは複数剤形で、またはある期間にわたって連続もしくは累積用量として投与することができる。複数剤形が使用される場合、複数剤形のそれぞれに含有される式(1)の化合物の量は、同じであっても異なっていてもよい。
投与に適した1日投薬量範囲は、体重1キログラム当たり約2μg~約20mgの式(1)の化合物の範囲をとることができる。
投与に適した1日投薬量範囲は、体表面1平方メートル(m)当たり約1μg~約50mgの式(1)の化合物の範囲をとることができる。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物は、対象におけるがんを処置するために、1日当たり約1mg~約2,000mg、1日当たり約100μg~約1,500mg、1日当たり約20μg~約1,000mgの量で、または任意の他の適切な1日用量で投与することができる。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物を含む医薬組成物は、対象におけるがんを処置するために、対象の血液または血漿中に治療有効濃度の式(1)の化合物を提供するように投与することができる。ある特定の実施形態では、対象の血液または血漿中の式(1)の化合物の治療有効濃度は、約1μg/mL~約60μg/mL、約2μg/mL~約50μg/mL、約5μg/mL~約40μg/mL、約5μg/mL~約20μg/mLであり、ある特定の実施形態では、約5μg/mL~約10μg/mLである。ある特定の実施形態では、対象の血液または血漿中の式(1)の化合物の治療有効濃度は、少なくとも約2μg/mL、少なくとも約5μg/mL、少なくとも約10μg/mL、少なくとも約15μg/mL、少なくとも約25μg/mLであり、ある特定の実施形態では、少なくとも約30μg/mLである。ある特定の実施形態では、対象の血液または血漿中の式(1)の化合物の治療有効濃度は、ホメオスタシスに対する有害作用を含めた、許容されない有害作用を引き起こす量未満である。ある特定の実施形態では、対象の血液または血漿中の式(1)の化合物の治療有効濃度は、対象におけるホメオスタシスを回復および/または維持するのに十分な量である。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物を含む医薬組成物は、対象におけるがんを処置するために、例えば少なくとも約4時間、少なくとも約6時間、少なくとも約8時間、少なくとも約10時間、ある特定の実施形態では、少なくとも約12時間などの長期間、対象の血液または血漿中に治療有効濃度の式(1)の化合物を提供するように投与することができる。
投与される式(1)の化合物の量は、処置レジメン中に変わり得る。
本開示によって提供される医薬組成物は、式(1)の化合物に加えて、1種または複数の薬学的に活性な化合物をさらに含むことができる。このような化合物は、式(1)の化合物で処置されるがんを処置するため、または式(1)の化合物で処置されるがん以外の疾患、障害もしくは状態を処置するために提供することができる。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物は、少なくとも1種の他の治療剤と組み合わせて使用することができる。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物は、対象におけるがんを処置するための別の化合物と一緒に、患者に投与することができる。ある特定の実施形態では、少なくとも1種の他の治療剤は、式(1)の異なる化合物であり得る。式(1)の化合物および少なくとも1種の他の治療剤は、相加的に作用することができ、および/またはある特定の実施形態では、相乗的に作用することができる。少なくとも1種の追加の治療剤は、式(1)の化合物を含む同じ医薬組成物もしくはビヒクルに含まれていてもよく、または別個の医薬組成物もしくはビヒクルに含まれていてもよい。したがって、本開示によって提供される方法は、式(1)の化合物の投与に加えて、がんまたはがんとは異なる疾患、障害もしくは状態を処置するのに有効な1種または複数の治療剤を投与するステップをさらに含む。本開示によって提供される方法は、その併用投与が、式(1)の化合物の治療有効性を阻害せず、かつ/または有害な組合せ作用をもたらさないという条件で、式(1)の化合物および1種または複数の他の治療剤の投与を含む。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物を含む医薬組成物は、別の治療剤の投与と同時に投与することができ、その治療剤は、式(1)の化合物を含む医薬組成物と同じ医薬組成物の一部であってもよく、または式(1)の化合物を含む医薬組成物とは異なる医薬組成物に存在してもよい。式(1)の化合物は、別の治療剤の投与の前または後に投与することができる。併用治療のある特定の実施形態では、併用治療は、例えば、特定の薬物と関連する有害な薬物作用を最小限に抑えるために、式(1)の化合物と、別の治療剤を含む組成物の投与を交互に行うことを含むことができる。式(1)の化合物が、例えば、毒性を含めた有害な薬物作用を潜在的にもたらすおそれがある別の治療剤と同時に投与される場合、その別の治療剤は、有害な薬物反応が誘発される閾値を下回る用量で投与することができる。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物を含む医薬組成物は、式(1)の化合物の放出、生体利用能、治療有効性、治療効力、安定性などを増強し、モジュレートし、かつ/または制御するための1種または複数の物質と共に投与することができる。例えば、式(1)の化合物の治療有効性を増強するために、式(1)の化合物または式(1)の化合物を含む医薬組成物を、1種または複数の活性剤と併用投与して、胃腸管から全身循環への式(1)の化合物の吸収もしくは拡散を増大させるか、または対象の血中での式(1)の化合物の分解を阻害することができる。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物を含む医薬組成物は、式(1)の化合物の治療有効性を増強する薬理学的効果を有する活性剤と併用投与することができる。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物または式(1)の化合物を含む医薬組成物は、患者におけるがんを処置するのに有効であることが公知の、または有効であると考えられる薬剤と共に投与することができる。
ある特定の実施形態では、式(1)の化合物または式(1)の化合物を含む医薬組成物は、増殖を妨害することが公知の、または妨害すると考えられる薬剤と共に投与することができる。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物または式(1)の化合物を含む医薬組成物は、有糸分裂を妨害することが公知の、または妨害すると考えられる薬剤と共に投与することができる。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物または式(1)の化合物を含む医薬組成物は、DNA複製を妨害することが公知の、または妨害すると考えられる薬剤と共に投与することができる。ある特定の実施形態では、式(1)の化合物または式(1)の化合物を含む医薬組成物は、DNA修復を妨害することが公知の、または妨害すると考えられる薬剤と共に投与することができる。
感染性疾患を処置または防止するための使用では、本明細書に記載される化合物もしくは組成物、またはその医薬組成物は、治療有効量で投与または適用することができる。ヒトの治療において、医師は、防止的または根治的処置に従って、処置される対象に特定の年齢、体重、疾患段階および他の因子に従って、最も適切な投薬レジメンを決定する。感染性疾患の防止または処置において有用な、本明細書で提供される製剤における活性成分の量は、疾患または状態の性質および重症度、ならびに活性成分が投与される経路と共に変わる。頻度および投薬量は、投与される特定の治療(例えば、治療剤または予防剤)、感染症の重症度、投与経路、ならびに対象の年齢、体重、応答および過去の既往歴に応じて、対象ごとに特定の因子に従っても変わる。
製剤の例示的な用量として、対象1キログラム当たりミリグラムまたはマイクログラムの量の活性化合物(例えば、1キログラム当たり1マイクログラム~1キログラム当たり50ミリグラム、1キログラム当たり10マイクログラム~1キログラム当たり30ミリグラム、1キログラム当たり100マイクログラム~1キログラム当たり10ミリグラム、または1キログラム当たり100マイクログラム~1キログラム当たり5ミリグラム)が挙げられる。
一部の実施形態では、治療有効投薬量は、0.001ng/mL~50μg/mL~200μg/mLの活性成分の血清濃度をもたらすべきである。組成物は、他の実施形態では、1日につき体重1キログラム当たり0.0001mg~70mgの投薬量の化合物を提供するべきである。投薬単位形態は、投薬単位形態当たり0.01mg~0.1mg、1mg~500mg、または1,000mg 5,000mg、および一部の実施形態では、10mg~500mgの活性成分または必須成分の組合せを提供するように調製される。
活性成分は、1回投与することができ、または時間間隔を設けて投与される複数のより少ない用量に分割することができる。処置の正確な投薬量および期間は、処置される疾患の関数であり、公知の試験プロトコールを使用して、またはin vivoもしくはin vitro試験データもしくはその後の臨床試験から推測することによって経験的に決定され得ると理解される。濃度および投薬量の値も、軽減される状態の重症度と共に変わり得ることに留意されるべきである。さらに、任意の特定の対象について、特定の投薬レジメンは、個々の必要性および組成物を投与するまたは組成物の投与を監督する専門家の判断に従って経時的に調整されるべきであり、本明細書に記載される濃度範囲は、単に例示的であり、特許請求される組成物の範囲または実施を制限することを意図されないと理解されるべきである。
ある場合には、当業者に明らかになる通り、本明細書に開示される範囲外の活性成分の投薬量を使用することが必要となる場合がある。さらに、臨床医または担当医には、対象の応答と合わせて、治療をどのようにいつ中断、調整または終了させるかが承知されることが分かっている。
全身投与では、治療有効用量は、最初にin vitroアッセイから推定することができる。例えば、用量は、細胞培養で決定されるIC50(すなわち、細胞培養物の50%に致死性の試験化合物の濃度)、細胞培養で決定されるMIC(すなわち、最小発育阻止濃度)または細胞培養で決定されるIC100(すなわち、細胞培養物の100%に致死性の抗微生物性スルホンアミド誘導体の濃度)を含む循環濃度範囲を達成するために、動物モデルで製剤化され得る。このような情報は、ヒトにおいて有用な用量をより正確に決定するために使用することができる。
初期投薬量は、当技術分野で周知の技術を使用して、in vivoデータ(例えば、動物モデル)から推定することもできる。当業者は、動物データに基づいて、ヒトへの投与を容易に最適化することができる。
代替として、初期投薬量は、本明細書に開示される特定の化合物のIC50、MICおよび/またはI100を、公知の抗微生物剤のものと比較し、それに従って初期投薬量を調整することによって、公知の抗微生物剤の投与される投薬量から決定することができる。最適な投薬量は、日常的な最適化によって、これらの初期値から得ることができる。
局所投与または選択的取込みの場合、使用される化合物の局所的な有効濃度は、血漿濃度とは関係しない場合がある。当業者は、過度の実験方法を用いることなく、局所的な治療有効投薬量を最適化することができる。
理想的には、本明細書に記載される化合物の治療有効用量は、実質的な毒性を引き起こすことなく、治療利益をもたらす。化合物の毒性は、細胞培養または実験動物において標準薬学的手順を使用し、例えば、LD50(集団の50%に致死性の用量)またはLD100(集団の100%に致死性の用量)を決定することによって決定することができる。毒性作用および治療効果の用量比は、治療指数である。高い治療指数を示す化合物が好ましい。これらの細胞培養アッセイおよび動物試験から得られたデータは、対象において使用するのに毒性ではない投薬量範囲を製剤化するのに使用することができる。本明細書に記載される化合物の投薬量は、好ましくは、毒性をほとんどまたは全く伴わない有効用量を含む循環濃度の範囲内である。投薬量は、用いられる剤形および利用される投与経路に応じて、この範囲内で変わり得る。正確な製剤、投与経路および投薬量は、個々の医師によって、患者の状態を考慮して選択され得る(例えば、Finglら、1975、In:The Pharmacological Basis of Therapeutics、Ch.1、p.1を参照されたい)。
治療は、感染症が検出可能な間に、または検出不可能である場合にも、間欠的に反復することができる。本明細書で提供される同製剤の投与は、反復することができ、その投与は、少なくとも1日、2日、3日、5日、10日、15日、30日、45日、2カ月、75日、3カ月、または6カ月、分離することができる。
式(1)の化合物および/またはその医薬組成物は、一般に、意図される目的を達成するのに有効な量で使用することができる。細菌感染症などの疾患を処置するための使用では、式(1)の化合物および/またはその医薬組成物は、治療有効量で投与するか、または適用することができる。
本明細書に開示される特定の障害または状態の処置において有効な式(1)の化合物および/またはその医薬組成物の量は、その障害または状態の性質に部分的に応じて決まり、当技術分野で公知の標準臨床技術によって決定することができる。さらに、in vitroまたはin vivoアッセイを、最適な投薬量範囲を特定する一助にするために任意選択により用いることができる。投与される式(1)の化合物および/またはその医薬組成物の量は、他の因子の中でも、処置される対象、対象の体重、苦痛の重症度、投与方式および処方する医師の判断に応じて決まる。
式(1)の化合物は、ヒトに使用する前に、所望の治療活性についてin vitroおよびin vivoでアッセイすることができる。例えば、in vitroアッセイは、特定の化合物または化合物の組合せの投与が好ましいかどうかを決定するために使用することができる。化合物は、動物モデル系を使用して、有効で安全であることを実証することもできる。
治療有効用量の式(1)の化合物および/またはその医薬組成物は、実質的な毒性を引き起こすことなく、治療利益を提供する。式(1)の化合物および/またはその医薬組成物の毒性は、標準的な薬学的手順を使用して決定することができ、当業者によって容易に確認され得る。毒性作用および治療効果の用量比は、治療指数である。式(1)の化合物および/またはその医薬組成物は、疾患および障害の処置において、特に高い治療指数を示す。式(1)の化合物および/またはその医薬組成物の用量は、毒性が最小限に抑えられた有効用量を含む循環濃度の範囲内である。
式(1)の化合物、薬学的に許容できるその塩、または前述のいずれかの医薬組成物は、治療目的で患者に化合物を投与するために使用することができるキットに含まれ得る。キットは、患者への投与に適した式(1)の化合物を含む医薬組成物、およびその医薬組成物を患者に投与するための使用説明書を含むことができる。患者における細菌感染症の処置に使用するためのキットは、式(1)の化合物または薬学的に許容できるその塩、その化合物を投与するための薬学的に許容できるビヒクル、およびその化合物を患者に投与するための使用説明書を含む。キットと共に供給される使用説明書は、印刷されていてもよく、かつ/もしくは例えば電子可読媒体、ビデオカセット、録音テープ、フラッシュメモリーデバイスとして供給されていてもよく、またはインターネットウェブサイト上に公開されていてもよく、もしくは電子通信として患者および/もしくはヘルスケア提供者に配布されてもよい。
細菌感染症の処置に有効な式(1)の化合物の量は、疾患の性質に少なくとも部分的に応じて決まり、当技術分野で公知の標準臨床技術によって決定することができる。さらに、in vitroまたはin vivoアッセイを、最適な投薬範囲を特定する一助にするために用いることができる。投薬レジメンおよび投薬間隔も、当業者に公知の方法によって決定することができる。投与される式(1)の化合物の量は、他の因子の中でも、処置される対象、対象の体重、疾患の重症度、投与経路、および処方する医師の判断に応じて変わり得る。
全身投与では、治療有効用量は、最初にin vitroアッセイから推定することができる。初期用量は、当技術分野で公知の技術を使用して、in vivoデータ、例えば動物モデルから推定することもできる。このような情報は、ヒトにおける有用な用量をより正確に決定するために使用することができる。当業者は、動物データに基づいてヒトへの投与を最適化することができる。
式(1)の化合物の用量および適切な投薬間隔は、患者の血中の式(1)の化合物の持続的な治療有効濃度を維持し、ある特定の実施形態では最小有害濃度を超えないように、選択することができる。
式(1)の化合物を含む医薬組成物は、1日1回、1日2回、または1日2回以上の間隔で投与することができる。投薬は、単独で、または他の薬物と組み合わせて提供することができ、疾患の有効な処置に必要な限り長期間継続することができる。投薬は、ある期間にわたって、連続的または半連続的投与を使用して行うこともできる。投薬は、医薬組成物を、摂食または絶食状態の哺乳動物、例えばヒトに投与することを含む。
医薬組成物は、単一剤形もしくは複数剤形で、またはある期間にわたって連続もしくは累積用量として投与することができる。複数剤形が使用される場合、複数剤形のそれぞれに含有される式(1)の化合物の量は、同じであっても異なっていてもよい。
投与に適した1日投薬量範囲は、体重1キログラム当たり2μg~20mgの式(1)の化合物の範囲をとることができる。
投与に適した1日投薬量範囲は、体表面1平方メートル(m)当たり約1μg~約50mgの式(1)の化合物の範囲をとることができる。
式(1)の化合物は、患者における細菌感染症を処置するために、1日当たり1mg~約2,000mg、1日当たり100μg~1,500mg、1日当たり20μg~1,000mgの量で、または任意の他の適切な1日用量で投与することができる。
式(1)の化合物を含む医薬組成物は、対象における細菌感染症を処置するために、対象の血液または血漿中に治療有効濃度の式(1)の化合物を提供するように投与することができる。対象の血液または血漿中の式(1)の化合物の治療有効濃度は、1μg/mL~60μg/mL、2μg/mL~50μg/mL、5μg/mL~40μg/mL、5μg/mL~20μg/mL、または5μg/mL~10μg/mLである。対象の血液または血漿中の式(1)の化合物の治療有効濃度は、少なくとも2μg/mL、少なくとも5μg/mL、少なくとも10μg/mL、少なくとも15μg/mL、少なくとも25μg/mL、または少なくとも30μg/mLである。対象の血液または血漿中の式(1)の化合物の治療有効濃度は、ホメオスタシスに対する有害作用を含めた、許容されない有害作用を引き起こす量未満である。対象の血液または血漿中の式(1)の化合物の治療有効濃度は、対象におけるホメオスタシスを回復および/または維持するのに十分な量である。
式(1)の化合物を含む医薬組成物は、対象における細菌感染症を処置するために、例えば少なくとも約4時間、少なくとも約6時間、少なくとも約8時間、少なくとも約10時間、または少なくとも約12時間などの長期間、対象の血液または血漿中に治療有効濃度の式(1)の化合物を提供するように投与することができる。
投与される式(1)の化合物の量は、処置レジメン中に変わり得る。
本開示によって提供される医薬組成物は、式(1)の化合物に加えて、1種または複数の薬学的に活性な化合物をさらに含むことができる。このような化合物は、式(1)の化合物で処置される細菌感染症を処置するため、または式(1)の化合物で処置される細菌感染症以外の疾患、障害もしくは状態を処置するために提供することができる。
本明細書に記載される化合物および組成物は、対象における感染性疾患を処置するために多種多様な適用において使用することができる。本方法は、一般に、治療有効量の式(1)の化合物もしくはその医薬組成物を対象に投与するステップ、または治療有効量の式(1)の化合物および抗生物質もしくはその医薬組成物を対象に投与するステップを含む。
本開示によって提供される化合物は、β-ラクタマーゼ阻害剤のプロドラッグである。本開示によって提供される化合物および組成物は、疾患の病因がβ-ラクタマーゼの発現と関連する疾患を処置するために使用することができる。例えば、ある特定の細菌感染症は、細菌によって産生されたβ-ラクタマーゼが、β-ラクタム抗生物質のβ-ラクタム環を加水分解するので、β-ラクタマーゼ抗生物質に対して耐性がある。
本開示によって提供される化合物および組成物は、患者における細菌性疾患を処置するために使用することができる。
本開示によって提供される化合物および組成物は、細菌感染症を処置するために使用することができる。例えば、本開示によって提供される化合物および組成物は、偏性好気性細菌、偏性嫌気性細菌、通性(faculatitive)嫌気性細菌、および微好気性細菌などの細菌と関連する細菌感染症を処置するために使用することができる。
偏性好気性細菌の例として、グラム陰性球菌、例えばモラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)、ナイセリア・ゴノレア(Neisseria gonorrhoeae)、およびN.メニンギティディス(meningitidi);グラム陽性桿菌、例えばコリネバクテリウム・ジェイキウム(Corynebacterium jeikeium);抗酸性桿菌、例えばマイコバクテリウム・アビウム(Mycobacterium avium)コンプレックス、M.カンサシ(kansasii)、M.レプラエ(leprae)、M.ツベルクローシス(Tuberculosis)、およびノカルジア(Nocardia)種;非発酵性の非腸内細菌科、例えばアシネトバクター・カルコアセティカス(Acinetobacter calcoaceticus)、エリザベトキンギア・メニンゴセプティカ(Elizabethkingia meningoseptica)(以前はフラボバクテリウム・メニンゴセプチカム(Flavobacterium meningosepticum))、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、P.アルカリゲネス(alcaligenes)、他のシュードモナス(Pseudomonas)種、およびステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia);偏好性グラム陰性球桿菌および桿菌、例えばブルセラ(Brucella)、ボルデテラ(Bordetella)、フランシセラ(Francisella)、およびレジオネラ(Legionella)種;ならびにトレポネーマ科(らせん菌)、例えばレプトスピラ(Leptospira)種が挙げられる。
偏性嫌気性細菌の例として、グラム陰性桿菌、例えばバクテロイデス・フラジリス(Bacteroides fragilis)、他のバクテロイデス(Bacteroides)種、およびフソバクテリウム種、プレボテラ(Prevotella)種;グラム陰性球菌、例えばベイロネラ(Veillonella)種;グラム陽性球菌、例えばペプトコッカス・ニガー(Peptococcus niger)、およびペプトストレプトコッカス(Peptostreptococcus)種;非胞子形成性グラム陽性桿菌、例えばクロストリジウム・ボツリヌム(Clostridium botulinum)、C.パーフリンジェンス(perfringens)、C.テタニ(tetani)、他のクロストリジウム(Clostridium)種;ならびに内生胞子形成グラム陽性桿菌、例えばクロストリジウム・ボツリヌム(Clostridium botulinum)、C.パーフリンジェンス(perfringens)、C.テタニ(tetani)、および他のクロストリジウム(Clostridium)種が挙げられる。
通性嫌気性細菌の例として、カタラーゼ陽性のグラム陽性球菌、例えば黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)(コアグラーゼ陽性)、S.エピデルミディス(epidermidis)(コアグラーゼ陰性)、および他のコアグラーゼ陰性ブドウ球菌;カタラーゼ陰性のグラム陽性球菌、例えば大便連鎖球菌(Enterococcus faecalis)、E.フェシウム(faecium)、ストレプトコッカス・アガラクチア(Streptococcus agalactiae)(B群ストレプトコッカス)、S.ボビス(bovis)、S.ニューモニエ(pneumoniae)、S.ピオゲネス(pyogenes)(A群ストレプトコッカス)、ビリダンス群連鎖球菌(S.ミュータンス(mutans)、S.ミティス(mitis)、S.サリバリウス(salivarius)、S.サンギス(sanguis))、S.アンギノサス(anginosus)群(S.アンギノサス(anginosus)、S.ミレリ(milleri)、S.コンステラータス(constellatus))、およびゲメラ・モルビロルム(Gemella morbillorum);グラム陽性桿菌、例えば炭疽菌(Bacillus anthracis)、ブタ丹毒菌(Erysipelothrix rhusiopathia)、およびガードネレラ・バギナリス(Gardnerella vaginalis)(グラム不定性);グラム陰性桿菌、例えば腸内細菌科(シトロバクター(Citrobacter)種、エンテロバクター・エロゲネス(Enterobacter aerogenes)、大腸菌(Escherichia coli)、クレブシエラ(Klebsiella)種、モルガネラ・モルガニー(Morganella morganii)、プロテウス(Proteus)種、プレジオモナス・シゲロイデス(Plesiomonas shigelloides)、プロビデンシア・レットゲリ(Providencia rettgeri)、サルモネラ・チフィ(Salmonella typhi)、他のサルモネラ(Salmonella)種、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)、およびシゲラ(Shigella)種、エルシニア・エンテロコリチカ(Yersinia enterocolitica)、Y.ペスチス(pestis));発酵性の非腸内細菌科、例えばエロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydrophila)、クロモバクテリウム・ビオラセウム(Chromobacterium violaceum)、およびパスツレラ・マルトシダ(Pasteurella multocida);偏好性グラム陰性球桿菌および桿菌、例えばアクチノバチルス・アクチノミセタムコミタンス(Actinobacillus actinomycetemcomitans)、バルトネラ・バシリホルミス(Bartonella bacilliformis)、B.ヘンセラ(henselae)、B.クインターナ(quintana)、エイケネラ・コローデンス(Eikenella corrodens)、ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilus influenzae)、および他のヘモフィルス(Haemophilus)種;マイコプラズマ、例えばマイコプラズマ・ニューモニエ(Mycoplasma pneumoniae);ならびにトレポネーマ科(らせん菌)、例えばボレリア・ブルグドルフェリ(Borrelia burgdorferi)、および梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)が挙げられる。
微好気性細菌の例として、曲線状桿菌、例えばカンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)、ビブリオ・コレラ(Vibrio cholerae)、およびV.バルニフィカス(vulnificus);偏性細胞内寄生虫;クラミジア科、例えばクラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)、クラミドフィラ・ニューモニエ(Chlamydophila pneumoniae)、およびC.シタッシ(psittaci);コクシエラ科、例えばコクシエラ・ブルネッティ(Coxiella burnetii);ならびにリケッチア目、例えばリケッチア・プロワゼキイ(Rickettsia prowazekii)、R.リケッチイ(rickettsii)、R.チフィ(typhi)、R.ツツガムシ(tsutsugamushi)、エーリキア・シャフェンシス(Ehrlichia chaffeensis)、およびアナプラズマ・ファゴサイトフィルム(Anaplasma phagocytophilum)が挙げられる。
本開示によって提供される化合物および組成物は、細菌がβ-ラクタマーゼを産生する細菌性疾患を処置するために使用することができる。β-ラクタマーゼを産生する細菌の例として、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、スタフィロコッカス(Staphyloccus)、腸内細菌科、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilus influenzae)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、シトロバクター(Citrobacter)、およびモルガネラ(Morganella)が挙げられる。
本開示によって提供される化合物および組成物は、β-ラクタマーゼ阻害剤が、細菌感染症などの細菌性疾患の処置において有効な、細菌性疾患を処置するために使用することができる。
感染性疾患は、細菌感染症であり得る。細菌感染症は、グラム陽性菌の感染症であり得る。細菌感染症は、グラム陰性菌の感染症であり得る。グラム陰性菌の例として、アシネトバクター(Acinetobacter)、エロモナス(Aeromonas)、バクテロイデス(Bacteroides)、バークホルデリア(Burkholderia)、シトロバクター(Citrobacter)、エンテロバクター(Enterobacter)、エシェリキア(Escherichia)、フソバクテリウム(Fusobacterium)、ヘモフィルス(Haemophilus)、クレブシエラ(Klebsiella)、モラクセラ(Moraxella)、モルガネラ(Morganella)、マイコプラズマ(Mycoplasma)、ナイセリア(Neisseria)、パンテア(Pantoea)、パスツレラ(Pasteurella)、プレジオモナス(Plesiomonas)、ポルフィロモナス(Porphyromonas)、プレボテラ(Prevotella)、プロテウス(Proteus)、プロビデンシア(Providencia)、シュードモナス(Pseudomonas)、サルモネラ(Salmonella)、セラチア(Serratia)、シゲラ(Shigella)、スピリルム(Spirillum)、ステノトロホモナス(Stenotrophomonas)、ストレプトバチルス(Streptobacillus)、トレポネーマ(Treponema)、またはエルシニア(Yersinia)が挙げられる。グラム陰性菌の例として、アシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter baumannii)、エロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydrophila)、アリゾナ・ヒンシャウイ(Arizona hinshawii)、バクテロイデス・フラジリス(Bacteroides fragilis)、ブランハメラ・カタラーリス(Branhamella catarrhalis)、バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)、シトロバクター・ダイバーサス(Citrobacter diversus)、シトロバクター・フロインデイ(Citrobacter freundii)、エンテロバクター・エロゲネス(Enterobacter aerogenes)、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)、大腸菌(Escherichia coli)、フソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)、ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilus influenzae)、ヘモフィルス・パラインフルエンザ(Haemophilus parainfluenzae)、クレブシエラ・オキシトカ(Klebsiella oxytoca)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)、モルガネラ・モルガニー(Morganella morganii)、ナイセリア・ゴノレア(Neisseria gonorrhoeae)、ナイセリア・メニンギティディス(Neisseria meningitidis)、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)、パスツレラ・マルトシダ(Pasteurella multocida)、プレジオモナス・シゲロイデス(Plesiomonas shigelloides)、プレボテラ・メラニノゲニカ(Prevotella melaninogenica)、プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)、プロテウス・レットゲリ(Proteus rettgeri)、プロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、シュードモナス・ディミヌタ(Pseudomonas diminuta)、シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)、シュードモナス・スツッツェリ(Pseudomonas stutzeri)、サルモネラ・エンテリカ(Salmonella enterica)、サルモネラ・エンテリティディス(Salmonella enteritidis)、サルモネラ・チフィ(Salmonella typhi)、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)、スピリルム・ミヌス(Spirillum minus)、ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)、ストレプトバチルス・モニリフォルミス(Streptobacillus moniliformis)、梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)、またはエルシニア・エンテロコリチカ(Yersinia enterocolitica)が挙げられる。
抗生物質耐性の発生は、患者および臨床医が直面している問題として成長し続けている。したがって、米国食品医薬局は、公衆衛生に対して潜在的に深刻な脅威となるものとして、以下の病原体を特定している。アシネトバクター(Acinetobacter)種、アスペルギルス(Aspergillus)種、バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)コンプレックス、カンピロバクター(Campylobacter)種、カンジダ(Candida)種、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)、コクシジオイデス(Coccidioides)種、クリプトコッカス(Cryptococcus)種、腸内細菌科(例えば、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae))、エンテロコッカス(Enterococcus)種、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)コンプレックス、ナイセリア・ゴノレア(Neisseria gonorrhoeae)、N.メニンギティディス(meningitidis)、非結核性マイコバクテリア種、シュードモナス(Pseudomonas)種、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、ストレプトコッカス・アガラクチア(Streptococcus agalactiae)、S.ニューモニエ(pneumoniae)、S.ピオゲネス(pyogenes)、およびビブリオ・コレラ(Vibrio cholerae)。FDAは、深刻なまたは生命を脅かす感染症の処置のための新しい抗菌および抗真菌薬物の開発を奨励することを意図された抗生物質開発インセンティブ法(Generating Antibiotic Incentives Now(GAIN)Act)の目的のために、これらの生物を「認定病原体」と指定している。細菌の他のタイプを、「認定病原体」の一覧に加えることができ、または取り去ることができ、本開示によって提供される方法は、新しく加えられた任意の細菌を包含する。本開示によって提供される化合物、組成物、方法、およびキットは、これらの生物の多くによって引き起こされた疾患、感染症の処置にも同様に有用である。
本明細書に記載される化合物および組成物は、前述の細菌によって引き起こされた様々な疾患を処置または防止するために使用することができる。これらには、それに限定されるものではないが、性病、肺炎、複雑性尿路感染症、尿路感染症、複雑性腹腔内感染症および腹腔内感染症が含まれる。
本開示によって提供される方法はまた、β-ラクタマーゼを阻害するために患者に投与することができる。本開示によって提供される化合物および組成物は、任意の適切なタイプのβ-ラクタマーゼを阻害するために患者に投与することができる。β-ラクタマーゼのタイプの例として、広域β-ラクタマーゼ、例えばTEM型β-ラクタマーゼ(クラスA)、SHV型β-ラクタマーゼ(クラスA)、CTX-M型β-ラクタマーゼ(クラスA)、OXA型β-ラクタマーゼ(クラスD)、ならびに他の拡張型β-ラクタマーゼ、例えばPER、VEB、GESおよびIBC型β-ラクタマーゼ;阻害剤耐性β-ラクタマーゼ;AmpC型βラクタマーゼ(クラスC);カルバペネマーゼ、例えばIMP型カルバペネマーゼ(メタロ-β-ラクタマーゼ)(クラスB)、VIM(ベローナインテグロンでコードされたメタロ-β-ラクタマーゼ(クラスB)、OXA(オキサシリナーゼ(oxcillinase))群β-ラクタマーゼ(クラスD)、KPC(K.ニューモニエ・カルバペネマーゼ(pneumoniae carbapenemase))(クラスA)、CMY(クラスC)、SME、IMI、NMC、およびCcrA、ならびにNDM-1(ニューデリーメタロ-β-ラクタマーゼ)(クラスB)が挙げられる。
β-ラクタマーゼのタイプの例として、セファロスポリナーゼ、ペニシリナーゼ、セファロスポリナーゼ、広域β-ラクタマーゼ、拡張型β-ラクタマーゼ、阻害剤耐性β-ラクタマーゼ、カルベニシリナーゼ、クロキサシリナーゼ(cloxicillinase)、オキサシリナーゼ、カルバペネマーゼ、および金属酵素が挙げられる。
β-ラクタマーゼのタイプには、クラスA、クラスB、クラスC、およびクラスDのβ-ラクタマーゼが含まれる。
本開示によって提供される化合物および組成物は、経口投与することができる。
本開示によって提供される化合物は、経口投与される場合、親B-ラクタマーゼ阻害剤の経口生体利用能と比較して、β-ラクタマーゼ阻害剤の経口生体利用能を増強する。例えば、式(1)の化合物は、親化合物であるレレバクタムの、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、または少なくとも60%の経口生体利用能(F%)を示すことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、式(1)の化合物に加えて、1種または複数の薬学的に活性な化合物をさらに含むことができる。このような化合物は、式(1)の化合物を用いて処置される細菌感染症を処置するか、または式(1)の化合物を用いて処置される細菌感染症以外の疾患、障害もしくは状態を処置するために提供することができる。
式(1)の化合物は、少なくとも1種の他の治療剤と組み合わせて使用することができる。式(1)の化合物は、患者における細菌感染症を処置するための別の化合物と一緒に、患者に投与することができる。少なくとも1種の他の治療剤は、式(1)の異なる化合物であり得る。式(1)の化合物および少なくとも1種の他の治療剤は、相加的または相乗的に作用することができる。少なくとも1種の追加の治療剤は、式(1)の化合物を含む同じ医薬組成物もしくはビヒクルに含まれ得るか、または別個の医薬組成物もしくはビヒクルに含まれ得る。したがって、本開示によって提供される方法は、式(1)の化合物を投与するステップに加えて、細菌感染症、または細菌感染症とは異なる疾患、障害もしくは状態を処置するのに有効な1種または複数の治療剤を投与するステップをさらに含む。本開示によって提供される方法は、併用投与が、式(1)の化合物の治療有効性を阻害せず、かつ/または有害な組合せ効果をもたらさないという条件で、式(1)の化合物および1種または複数の他の治療剤の投与を含む。
式(1)の化合物を含む医薬組成物は、別の治療剤の投与と同時に投与することができ、その治療剤は、式(1)の化合物を含む医薬組成物と同じ医薬組成物の一部であってもよく、または式(1)の化合物を含む医薬組成物とは異なる医薬組成物に存在してもよい。式(1)の化合物は、別の治療剤の投与の前または後に投与することができる。併用治療のある特定の実施形態では、併用治療は、例えば、特定の薬物と関連する有害な薬物作用を最小限に抑えるために、式(1)の化合物と、別の治療剤を含む組成物の投与を交互に行うことを含むことができる。式(1)の化合物が、例えば、毒性を含めた有害な薬物作用を潜在的にもたらすおそれがある別の治療剤と同時に投与される場合、その別の治療剤は、有害な薬物反応が誘発される閾値を下回る用量で投与することができる。
式(1)の化合物を含む医薬組成物は、式(1)の化合物の放出、生体利用能、治療有効性、治療効力、安定性などを増強し、モジュレートし、かつ/または制御するための1種または複数の物質と共に投与することができる。例えば、式(1)の化合物の治療有効性を増強するために、式(1)の化合物または式(1)の化合物を含む医薬組成物を、1種または複数の活性剤と併用投与して、胃腸管から全身循環への式(1)の化合物の吸収もしくは拡散を増大させるか、または対象の血中での式(1)の化合物の分解を阻害することができる。式(1)の化合物を含む医薬組成物は、式(1)の化合物の治療有効性を増強する薬理学的効果を有する活性剤と併用投与することができる。
式(1)の化合物は、別の治療化合物と一緒に投与することができ、ここで式(1)の化合物は、その他の治療化合物の有効性を増強する。例えば、その他の治療化合物は、抗生物質、例えばβ-ラクタム抗生物質であり得、全身的なβ-ラクタマーゼ阻害剤を提供する式(1)の化合物は、β-ラクタマーゼによるβ-ラクタム環の加水分解を阻害することによって、β-ラクタム抗生物質の有効性を増強することができる。
本開示によって提供される化合物および組成物は、抗生物質、例えばβ-ラクタム抗生物質と組み合わせて投与することができる。
抗生物質には、例えばアミノグリコシド、例えばアミカシン、ゲンタマイシン、ネオマイシン、ストレプトマイシン、およびトブラマイシン;β-ラクタム(セファロスポリン、第1世代)、例えばセファドロキシル、セファゾリン、セファレキシン;β-ラクタム(セファロスポリン、第2世代)、例えばセファクロール、セフォテタン、セフォキシチン、セフプロジル、およびセフロキシム;β-ラクタム(セファロスポリン、第3世代)、例えばセフォタキシム、セフポドキシム、セフタジジム、セフチブテン、およびセフトリアキソン;β-ラクタム(セファロスポリン、第6世代)、例えばセフェピム;β-ラクタム(セファロスポリン、第5世代)、例えばセフタロリン;β-ラクタム(ペニシリン)、例えばアモキシシリン、アンピシリン、ジクロキサシリン、ナフシリン、およびオキサシリン、ペニシリンG、ペニシリンGベンザチン、ペニシリンGプロカイン、ピペラシリン、およびチカルシリン;β-ラクタムモノバクタム、例えばアズトレオナム;β-ラクタムカルバペネム、例えばエルタペネム、イミペネム、メロペネム、およびドリペネム;フルオロキノロン(fluoroquiniolone)、例えばシプロフロキサシン、ゲミフロキサシン、レボフロキサシン、モキシフロキサシン、ノルフロキサシン、およびオフロキサシン;マイクロライド、例えばアジスロマイシン、クラリスロマイシン、エリスロマイシン、フィダキソマイシン、ラクトビオン酸塩、グルセプチン酸塩、およびテリスロマイシン;スルホンアミド、例えばスルフイソオキサゾール、スルファメチゾール、スルファメトキサゾール、およびトリメトプリム;テトラサイクリン類、例えばドキシサイクリン、ミノサイクリン、テトラサイクリン、およびチゲサイクリン;ならびに他の抗生物質、例えばクリンダマイシン、クロラムフェニコール(chlorramphenicol)、コリスチン(ポリミキシン(poloymyxin)E)、ダルババシン、ダプトマイシン、ホスホマイシン、リネゾリド、メトロニダゾール、ニトロフラントイン、オリタバンシン、キヌプリスチン、ダルホプリスチン(dalfoprisin)、リファンピン、リファペンチン、テジゾリド、テラバンシン、およびバンコマイシンが含まれる。抗生物質は、セフタジジムであり得る。
抗生物質の他の例として、ペニシリン、例えばアミノペニシリン(アモキシシリンおよびアンピシリンを含む)、抗緑膿菌性ペニシリン(カルベニシリン、ピペラシリン(peperacillin)、およびチカルシリンを含む)、β-ラクタマーゼ阻害剤(アモキシシリン、アンピシリン、ピペラシリン、およびクラブラン酸塩を含む)、天然ペニシリン(ペニシリンgベンザチン、ペニシリンvカリウム、およびプロカインペニシリンを含む)、およびペニシリナーゼ耐性ペニシリン(オキサシリン、ジクロキサシリン、およびナフシリンを含む);テトラサイクリン;セファロスポリン、例えばアビバクタム、タゾバクタム、セファドロキシル、デファゾリン(defazolin)、セファレキシン、およびセファゾリン;キノロン、例えばロメフロキサシン、オフロキサシン、ノルフロキサシン、ガチフロキサシン、シプロフロキサシン、モキシフロキサシン、レボフロキサシン、ゲミフロキサシン、デラフロキサシン(delafoxacin)、シノキサシン、ナリジクス酸、トロバフロキサシン、およびスパルフロキサシン;リンコマイシン類、例えばリンコマイシンおよびクリンダマイシン;ケトライド(detolide)(テリスロマイシンを含む)などのマイクロライド、ならびにエリスロマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシンおよびフィダキソマイシンなどのマイクロライド;スルホンアミド、例えばスルファメトキサゾール/トリメトプリム、スルフイソオキサゾール;グリコペプチド;アミノグリコシド、例えばパロモマイシン、トブラマイシン、ゲンタマイシン、アミカシン、カナマイシン、およびネオマイシン;ならびにカルバペネム、例えばドリペネム、メロペネム、エルタペネム、およびシラスタチン/イミペネムが挙げられる。適切なβ-ラクタム抗生物質の例として、ペナム、例えばβ-ラクタマーゼ感受性ペナム、例えばベンザチンペニシリン、ベンジルペニシリン、フェノキシメチルペニシリン(pencillin)、およびプロカインペニシリン;β-ラクタマーゼ耐性ペナム、例えばクロキサシリン、ジクロキサシリン、フルクロキサシリン、メチシリン、ナフシリン、オキサシリン、およびテモシリン;広域ペナム、例えばアモキシシリンおよびアンピシリン;拡張型ペナム、例えばメシリナム(mecillanam);カルボキシペニシリン、例えばカルベニシリンおよびチカルシリン、ならびにウレイドペニシリン、例えばアズロシリン、メズロシリン、およびピペラシリン(peperacillin)が挙げられる。
適切なβ-ラクタム抗生物質の例として、セファム、例えば第1世代セファム(セファゾリン、セファレキシン、セファロスポリンC、セファロチンを含む);第2世代セファム、例えばセファクロール、セファマンドール(cefamoandole)、セフロキシム、セフォテタン、およびセフォキシチン;第3世代セファム、例えばセフィキシム、セフォタキシム、セフポドキシム、セフタジジム(ceflazidime)、およびセフトリアキソン;第4世代セファム、例えばセフェピム(cefipime)およびセフピロム;ならびに第5世代セファム、例えばセフタロリンが挙げられる。
適切なβ-ラクタム抗生物質の例として、カルバペネムおよびペネム、例えばビアペネム、ドリペネム、エルタペネム、ファロペネム、イミペネム、メロペネム、パニペネム(panipernem)、ラズペネム、テビペネム、およびチエナマイシンが挙げられる。
適切なβ-ラクタム抗生物質の例として、モノバクタム、例えばアズトレオナム、チゲモナム、ノカルジシンA、およびタブトキシニンβ-ラクタムが挙げられる。
式(1)の化合物は、経口的に生体利用可能な抗生物質、例えば経口的に利用可能なアズトレオナムと併用投与することができる。経口投与後に、全身循環に治療有効量のアズトレオナムを提供することができるアズトレオナムの誘導体は、米国特許出願公開第2019/0100516号に開示されており、その全体は参照により組み込まれる。
アズトレオナムの誘導体は、式(14)の構造
Figure 0007437847000046
を有する化合物を含む
[式中、
各Rは、独立に、C1~6アルキルから選択することができ、または各Rおよび各Rが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合、C1~6アルカンジイル、C1~6ヘテロアルカンジイル、C5~6シクロアルカンジイル、C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、Cアレンジイル、C5~6ヘテロアレンジイル、置換C1~6アルカンジイル、置換C1~6ヘテロアルカンジイル、置換C5~6シクロアルカンジイル、置換C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、置換Cアレンジイル、および置換C5~6ヘテロアレンジイルから選択することができ、
は、C1~6アルキル、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6ヘテロアリール、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換C5~6アリール、および置換C5~6ヘテロアリールから選択することができ、
は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択することができ、
は、水素、C1~6アルキル、C5~8シクロアルキル、C6~12シクロアルキルアルキル、C2~6ヘテロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C6~12ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C1~6アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C6~12シクロアルキルアルキル、置換C2~6ヘテロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、および置換C6~12ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができ、
は、水素、C1~6アルキル、C5~8シクロアルキル、C6~12シクロアルキルアルキル、C2~6ヘテロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C6~12ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C1~6アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C6~12シクロアルキルアルキル、置換C2~6ヘテロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、および置換C6~12ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができ、
は、水素、C1~6アルキル、C5~8シクロアルキル、C6~12シクロアルキルアルキル、C2~6ヘテロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C6~12ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C1~6アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C6~12シクロアルキルアルキル、置換C2~6ヘテロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、および置換C6~12ヘテロシクロアルキルアルキルから選択することができる]。
式(14)の化合物において、
各Rは、C1~6アルキルから選択することができ、
は、C1~6アルキル、C1~6ヘテロアルキル、C5~6シクロアルキル、およびC5~6ヘテロシクロアルキルから選択することができ、
およびRのそれぞれは、水素であり得、
は、水素、C1~6アルキル、C1~6ヘテロアルキル、および4-(イル-メチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オンから選択することができる。
式(30)の化合物において、各Rは、C1~3アルキルから選択することができ、Rは、C1~6アルキルおよびC5~6シクロアルキルから選択することができ、RおよびRのそれぞれは、水素であり得、Rは、水素およびC1~6アルキルから選択することができる。
本開示によって提供される化合物および医薬組成物は、β-ラクタマーゼ阻害剤および/またはカルバペネマーゼ阻害剤またはその医薬組成物と共に投与することができる。適切なβ-ラクタマーゼ阻害剤および/またはカルバペネマーゼ阻害剤の例として、クラブラン酸、スルバクタム、アビバクタム、タゾバクタム、レレバクタム、ナクバクタム、バボルバクタム、ETX2514、RG6068(すなわち、OP0565)(Livermoreら、J AntiMicrob Chemother 2015、70:3032)およびRPX7009(Heckerら、J Med Chem 2015 58:3682~3692)が挙げられる。
式(1)の化合物は、米国特許第10,085,999に開示されている他の経口的に生体利用可能なβ-ラクタマーゼ阻害剤、例えばアビバクタム、レレバクタム、およびナクバクタム誘導体と併用投与することができる。
本開示によって提供される化合物および組成物は、他の1種または複数の活性成分と組み合わせて使用することができる。化合物は、別の治療剤と組み合わせて、または逐次的に投与することができる。このような他の治療剤には、感染性疾患の処置、防止、または緩和について公知の治療剤が含まれる。
本明細書で提供される化合物および医薬組成物と、前述の治療剤の1種または複数および任意選択により1種または複数のさらなる薬理学的に活性な物質の任意の適切な組合せは、本開示の範囲内にあるとみなされることが理解されるべきである。一部の実施形態では、本開示によって提供される化合物および医薬組成物は、1種または複数のさらなる活性成分の前または後に投与される。
本発明の態様
本発明は、以下の態様によってさらに定義される。
態様1.式(1)の化合物
Figure 0007437847000047
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、C1~6アルキルから選択され、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合、C1~6アルカンジイル、C1~6ヘテロアルカンジイル、C5~6シクロアルカンジイル、C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、Cアレンジイル、C5~6ヘテロアレンジイル、置換C1~6アルカンジイル、置換C1~6ヘテロアルカンジイル、置換C5~6シクロアルカンジイル、置換C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、置換Cアレンジイル、および置換C5~6ヘテロアレンジイルから選択され、
は、C1~6アルキル、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6ヘテロアリール、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換C5~6アリール、置換C5~6ヘテロアリール、および-CH=C(Rから選択され、
は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000048
から選択され、
各Rは、独立に、水素、C1~8アルキルから選択され、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
nは、1~4の整数であり、
Xは、OおよびNHから選択され、
は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択される]。
態様2.各置換基が、独立に、-OH、-CN、-CF、-OCF、=O、-NO、C1~6アルコキシ、C1~6アルキル、-COOR、-NR、および-CONRから選択され、各Rが、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択される、態様1の化合物。
態様3.各置換基が、独立に、-OH、-CF、-O-CF、-NO、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)から選択され、各Rが、水素、C1~8アルキル、およびC1~8ヘテロアルキルから選択される、態様1の化合物。
態様4.各Rが、独立に、C1~6アルキルである、態様1~3のいずれか1つの化合物。
態様5.各Rが、メチルである、態様1~3のいずれか1つの化合物。
態様6.各Rが、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環または置換C3~6シクロアルキル環を形成する、態様1~3のいずれか1つの化合物。
態様7.各Rが、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成する、態様1~3のいずれか1つの化合物。
態様8.各Rが、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環、シクロブチル環、シクロペンチル環、またはシクロヘキシル環を形成する、態様1~3のいずれか1つの化合物。
態様9.各Rが、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6ヘテロシクロアルキル環または置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成する、態様1~3のいずれか1つの化合物。
態様10.Rが、単結合である、態様1~9のいずれか1つの化合物。
態様11.Rが、単結合であり、Rが、C1~6アルキルである、態様1~9のいずれか1つの化合物。
態様12.Rが、C1~2アルカンジイルおよび置換C1~2アルカンジイルから選択される、態様1~9のいずれか1つの化合物。
態様13.置換基が、-OH、-CN、-CF、-OCF、=O、-NO、C1~6アルコキシ、C1~6アルキル、-COOR、-NR、および-CONRから選択され、各Rが、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択される、態様12の化合物。
態様14.置換基が、-OH、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)、および-CH(-NH)(-R)から選択され、Rが、水素およびC1~6アルキルから選択される、態様12の化合物。
態様15.Rが、置換C1~2アルカンジイルであり、置換基が結合している炭素原子の立体化学が、(S)立体配置の立体化学である、態様1~9のいずれか1つの化合物。
態様16.Rが、置換C1~2アルカンジイルであり、置換基が結合している炭素原子の立体化学が、(R)立体配置の立体化学である、態様1~9のいずれか1つの化合物。
態様17.Rが、C5~6シクロアルカンジイル、C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、Cアレンジイル、およびC5~6ヘテロシクロアルカンジイルから選択される、態様1~9のいずれか1つの化合物。
態様18.Rが、-O-C(O)-R、-C(O)-O-R、-S-C(O)-R、-C(O)-S-R、-S-S-R、-NH-R、および-CH(-NH)(-R)から選択される、態様1~17のいずれか1つの化合物。
態様19.Rが、-C(O)-O-Rである、態様1~17のいずれか1つの化合物。
態様20.Rが、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~7シクロアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、Cアリール、C7~9アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換Cアリール、およびC7~9アリールアルキルから選択される、態様1~19のいずれか1つの化合物。
態様21.Rが、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C7~9アリールアルキル、および置換C5~7ヘテロシクロアルキルから選択される、態様1~19のいずれか1つの化合物。
態様22.Rが、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択される、態様1~19のいずれか1つの化合物。
態様23.Rが、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル イソブチル、tert-ブチル、2-メトキシエチル、メチルベンゼン、オキセタン-3-オキシ-イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、および2-ピロリジニルから選択される、態様1~19のいずれか1つの化合物。
態様24.
が、-C(O)-O-Rであり、
が、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~7シクロアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、Cアリール、C7~9アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換Cアリール、およびC7~9アリールアルキルから選択される、
態様1~17のいずれか1つの化合物。
態様25.
が、-C(O)-O-Rであり、
が、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C7~9アリールアルキル、および置換C5~7ヘテロシクロアルキルから選択される、
態様1~17のいずれか1つの化合物。
態様26.
が、-C(O)-O-Rであり、
が、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択される、
態様1~17のいずれか1つの化合物。
態様27.各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、2個の隣接するS原子を含むC4~6ヘテロシクロアルキル環、またはOおよびSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子、ならびに少なくとも1つのヘテロ原子に隣接する炭素原子に結合している=O置換基を含む置換C4~6ヘテロシクロアルキル環を形成する、態様1および10~26のいずれか1つの化合物。
態様28.
が、単結合であり、Rが、C1~3アルキルであり、
各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C4~6ヘテロシクロアルキル環または置換C4~6ヘテロシクロアルキル環を形成する、
態様1の化合物。
態様29.
が、単結合であり、
が、C1~3アルキルであり、
各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、2個の隣接するS原子を含むC4~6ヘテロシクロアルキル環、またはOおよびSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子、ならびにヘテロ原子に隣接している炭素原子に結合している=O置換基を含む置換C4~6ヘテロシクロアルキル環を形成する、
態様1の化合物。
態様30.
が、単結合であり、
が、C1~3アルキルであり、
各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、1,2-ジチオレート、1,2-ジタン環、チエタン-2-オン環、ジヒドロチオフェン-2(3H)-オン環、テトラヒドロ-2H-チピラン-2-オン環、オキセタン-2-オン環 ジヒドロフラン-2(3H)-オン環、またはテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン環を形成する、
態様1の化合物。
態様31.
各Rが、メチルであり、
が、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択され、
が、-O-C(O)-R、-C(O)-O-R、-S-C(O)-R、-C(O)-S-R、-S-S-R、-NHR、および-CH(-NH)(-R)から選択され、Rが、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択される、
態様1の化合物。
態様32.
各Rが、メチルであり、
が、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択され、
が、-C(O)-O-Rから選択され、Rが、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択される、
態様1の化合物。
態様33.
各Rが、メチルであり、
が、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択され、
が、-O-C(O)-R、-C(O)-O-R、-S-C(O)-R、-C(O)-S-R、-S-S-R、-NHR、および-CH(-NH)(-R)から選択され、Rが、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル イソブチル、tert-ブチル、2-メトキシエチル、メチルベンゼン、オキセタン-3-オキシ-イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、および2-ピロリジニルから選択される、
態様1の化合物。
態様34.
各Rが、メチルであり、
が、単結合、メタンジイル、エタンジイル、-CH(-OH)-、-CH(-O-C(O)-CHCH)-、および1,2-ベンゼン-ジイルから選択され、
が、-C(O)-O-Rから選択され、Rが、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル イソブチル、tert-ブチル、2-メトキシエチル、メチルベンゼン、オキセタン-3-オキシ-イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、および2-ピロリジニルから選択される、
態様1の化合物。
態様35.
各Rが、メチルであり、
が、単結合であり、
が、-C(O)-O-Rであり、Rが、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C7~10アルキルアレーン、およびC5~10ヘテロアルキルシクロアルキルから選択される、
態様1の化合物。
態様36.
各Rが、メチルであり、
が、単結合であり、
が、-C(O)-O-Rであり、Rが、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C7~10アルキルアレーン、およびC5~10ヘテロアルキルシクロアルキルから選択される、
態様1の化合物。
態様37.各Rが、独立に、C1~6アルキルであり、または各Rが、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、または置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成する、態様1の化合物。
態様38.Rが、独立に、単結合、C1~2アルカンジイル、および置換C1~2アルカンジイルから選択される、態様1の化合物。
態様39.Rが、-C(O)-O-Rであり、Rが、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~7シクロアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、Cアリール、C7~9アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換Cアリール、およびC7~9アリールアルキルから選択される、態様1の化合物。
態様40.
各Rが、独立に、C1~3アルキルから選択され、または各Rが、それらが結合しているジェミナル炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、または置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
が、単結合であり、
が、-C(O)-O-Rであり、
が、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、C5~7ヘテロシクロアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C7~9アリールアルキル、および置換C5~7ヘテロシクロアルキルから選択される、
態様1の化合物。
態様41.Rが、式(2)の部分
Figure 0007437847000049
である、態様1~40のいずれか1つの化合物。
態様42.nが、1および2から選択される、態様41の化合物。
態様43.nが、1である、態様41の化合物。
態様44.nが、2である、態様41の化合物。
態様45.各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子が、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環、または置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成する、態様41~44のいずれか1つの化合物。
態様46.各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子が、C3~6シクロアルキル環または置換C3~6シクロアルキル環を形成する、態様41~44のいずれか1つの化合物。
態様47.各Rが、独立に、水素およびC1~8アルキルから選択される、態様41~44のいずれか1つの化合物。
態様48.各Rが、独立に、水素およびC1~3アルキルから選択される、請求項41に記載の化合物。
態様49.各Rが、水素である、態様41~44のいずれか1つの化合物。
態様50.各Rが、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択される、態様41~44のいずれか1つの化合物。
態様51.一方のRが、水素であり、他方のRが、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択される、態様41~44のいずれか1つの化合物。
態様52.Rが結合している炭素原子が、(S)立体配置にある、態様41~51のいずれか1つの化合物。
態様53.Rが結合している炭素原子が、(R)立体配置にある、態様41~51のいずれか1つの化合物。
態様54.Xが、NHである、態様41~53のいずれか1つの化合物。
態様55.Xが、Oである、態様41~53のいずれか1つの化合物。
態様56.Rが、水素、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C7~10アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、および置換C7~10アリールアルキルから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様57.Rが、水素、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、およびC7~10アリールアルキルから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様58.Rが、水素、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、およびC6~8アリールから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様59.Rが、C1~8アルコキシ、C1~8シクロアルコキシ、置換C1~8アルコキシ、および置換C1~8シクロアルコキシから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様60.Rが、C5~8アリール、置換C5~8アリール、C5~8ヘテロアリール、および置換C5~8ヘテロアリールから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様61.Rが、C5~8アリールおよび置換C5~8アリールから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様62.Rが、C1~8アルコキシである、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様63.Rが、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-シクロプロピルシクロブチル、シクロペンチルシクロヘキシル、およびベンジルから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様64.Rが、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13が、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様65.Rが、水素およびC1~6アルキルから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様66.Rが、水素、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様67.Rが、-CH(-R13)-NHであり、R13が、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択される、態様41~55のいずれか1つの化合物。
態様68.R13が結合している炭素原子が、(S)立体配置の炭素原子である、態様41~67のいずれか1つの化合物。
態様69.R13が結合している炭素原子が、(R)立体配置の炭素原子である、態様41~67のいずれか1つの化合物。
態様70.
各Rが、C1~6アルキルであり、
が、単結合であり、
が、-C(O)-O-であり、
が、C1~6アルキルであり、
nが、1であり、
各Rが、水素およびC1~6アルキルから選択され、
が、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択され、R13が、C1~6アルキルから選択される、
態様41の化合物。
態様71.Rが、式(3)の部分
Figure 0007437847000050
である、態様1~40のいずれか1つの化合物。
態様72.
各Rが、C1~6アルキルであり、
が、単結合であり、
が、-C(O)-O-であり、
が、C1~6アルキルである、
態様71の化合物。
態様73.Rが、式(4)の部分
Figure 0007437847000051
である、態様1~40のいずれか1つの化合物。
態様74.Rが、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択される、態様73の化合物。
態様75.Rが、水素である、態様73の化合物。
態様76.Rが、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択される、態様73の化合物。
態様77.R10が、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C7~10アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、および置換C7~10アリールアルキルから選択される、態様73~76のいずれか1つの化合物。
態様78.R10が、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、およびC7~10アリールアルキルから選択される、態様73~76のいずれか1つの化合物。
態様79.R10が、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、およびC6~8アリールから選択される、態様73~76のいずれか1つの化合物。
態様80.R10が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびベンジルから選択される、請求項73に記載の化合物。
態様81.R10が、シクロペンチル、置換シクロペンチル、シクロヘキシル、置換シクロヘキシル、ベンジル、および置換ベンジルから選択される、態様73~76のいずれか1つの化合物。
態様82.R10が、C1~8アルキルから選択される、態様73~76のいずれか1つの化合物。
態様83.R10が、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、態様73~76のいずれか1つの化合物。
態様84.
が、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択され、
10が、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、
態様73の化合物。
態様85.
各Rが、C1~6アルキルであり、
が、単結合であり、
が、-C(O)-O-であり、
が、C1~6アルキルであり、
が、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択され、
10が、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、
態様73の化合物。
態様86.Rが、式(5)の部分
Figure 0007437847000052
である、態様1~40のいずれか1つの化合物。
態様87.R11が、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択される、態様86の化合物。
態様88.R11が、水素である、態様86の化合物。
態様89.R11が、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択される、態様86の化合物。
態様90.R11が結合している炭素原子が、(S)立体配置の炭素原子である、態様86~89のいずれか1つの化合物。
態様91.R11が結合している炭素原子が、(R)立体配置の炭素原子である、態様86~89のいずれか1つの化合物。
態様92.R12が、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C7~10アリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、および置換C7~10アリールアルキルから選択される、態様86~91のいずれか1つの化合物。
態様93.R12が、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C6~8アリール、およびC7~10アリールアルキルから選択される、態様86~91のいずれか1つの化合物。
態様94.R12が、C1~8アルキル、C5~8シクロアルキル、およびC6~8アリールから選択される、態様86~91のいずれか1つの化合物。
態様95.R12が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびベンジルから選択される、態様86~91のいずれか1つの化合物。
態様96.R12が、シクロペンチル、置換シクロペンチル、シクロヘキシル、置換シクロヘキシル、ベンジル、および置換ベンジルから選択される、態様86~91のいずれか1つの化合物。
態様97.R12が、C1~8アルキルから選択される、態様86~91のいずれか1つの化合物。
態様98.R12が、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、態様86~91のいずれか1つの化合物。
態様99.R11が、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択され、R12が、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、態様86の化合物。
態様100.
各Rが、C1~6アルキルであり、
が、単結合であり、
が、-C(O)-O-であり、
が、C1~6アルキルであり、
11が、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択され、
12が、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、
態様86の化合物。
態様101.Rが、式(2)の部分である、態様1~40のいずれか1つの化合物。
態様102.Rが、式(3)の部分である、態様1~40のいずれか1つの化合物。
態様103.Rが、式(4)の部分である、態様1~40のいずれか1つの化合物。
態様104.Rが、式(5)の部分である、態様1~40のいずれか1つの化合物。
態様105.
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート、
前述のいずれかの薬学的に許容できる塩、および
前述のいずれかの組合せ
から選択される、態様1の化合物。
態様106.式(1)の化合物
Figure 0007437847000053
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択され、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、単結合、メタン-ジイル、およびエタン-ジイルから選択され、
は、-C(O)-O-Rおよび-S-C(O)-Rから選択され、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000054
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様107.各Rが、独立に、C1~3アルキルから選択される、態様106の化合物。
態様108.各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成する、態様106の化合物。
態様109.Rが、単結合である、態様106~108のいずれか1つの化合物。
態様110.Rが、メタン-ジイルである、態様106~108のいずれか1つの化合物。
態様111.Rが、エタン-ジイルである、態様106~108のいずれか1つの化合物。
態様112.Rが、-C(O)-O-Rである、態様106~111のいずれか1つの化合物。
態様113.Rが、-S-C(O)-Rである、態様106~111のいずれか1つの化合物。
態様114.Rが、C1~10アルキルである、態様106~113のいずれか1つの化合物。
態様115.Rが、C1~10ヘテロアルキルである、態様106~113のいずれか1つの化合物。
態様116.Rが、C5~10アリールアルキルである、態様106~113のいずれか1つの化合物。
態様117.Rが、C3~6ヘテロシクロアルキルである、態様106~113のいずれか1つの化合物。
態様118.Rが、置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルである、態様106~113のいずれか1つの化合物。
態様119.Rが、式(2)の部分である、態様106~118のいずれか1つの化合物。
態様120.Rが、式(3)の部分である、態様106~118のいずれか1つの化合物。
態様121.Rが、式(4)の部分である、態様106~118のいずれか1つの化合物。
態様122.Rが、式(5)の部分である、態様106~118のいずれか1つの化合物。
態様123.式(1)の化合物
Figure 0007437847000055
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択され、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり、
は、-C(O)-O-Rであり、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000056
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様124.各Rが、独立に、C1~3アルキルから選択される、態様123の化合物。
態様125.各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成する、態様123の化合物。
態様126.Rが、C1~7アルキル、C1~10ヘテロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素である)、-CH-C4~6シクロアルキル、-(CH-C4~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素である)、および-CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキル、および-(CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキルから選択される、態様123~125のいずれか1つの化合物。
態様127.置換C3~6ヘテロシクロアルキルの1個または複数のヘテロ原子が、酸素であり、1個または複数の置換基が、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択される、態様123の化合物。
態様128.各Rが、メチルであり、または各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロヘキシル環またはシクロペンチル環を形成する、態様123の化合物。
態様129.Rが、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、n-ヘキシル、n-ヘプチル、-CH-CH-O-CH、ベンジル、3-オキセタニル、およびメチル-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オンから選択される、態様123の化合物。
態様130.
各Rが、メチルであり、または各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロヘキシル環またはシクロペンチル環を形成し、
が、単結合であり、
が、-C(O)-O-Rであり、Rが、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、n-ヘキシル、n-ヘプチル、-CH-CH-O-CH、-CH-フェニル(ベンジル)、3-オキセタニル、およびメチル-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オンから選択される、
態様123の化合物。
態様131.Rが、式(2)の部分である、態様123~131のいずれか1つの化合物。
態様132.Rが、式(3)の部分である、態様123~131のいずれか1つの化合物。
態様133.Rが、式(4)の部分である、態様123~131のいずれか1つの化合物。
態様134.Rが、式(5)の部分である、態様123~131のいずれか1つの化合物。
態様135.式(1)の化合物
Figure 0007437847000057
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択され、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、-(CH-であり、
は、-C(O)-O-Rであり、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、および置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000058
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様136.各Rが、独立に、C1~3アルキルから選択される、態様135の化合物。
態様137.各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成する、態様135の化合物。
態様138.Rが、C1~7アルキル、C1~10ヘテロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素である)、-CH-C4~6シクロアルキル、-(CH-C4~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素である)、-CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキル、および-(CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキルから選択される、態様135~137のいずれか1つの化合物。
態様139.置換C3~6ヘテロシクロアルキルの1個または複数のヘテロ原子が、酸素であり、1個または複数の置換基が、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択される、態様135~138のいずれか1つの化合物。
態様140.Rが、C1~10アルキルである、態様135~139のいずれか1つの化合物。
態様141.
各Rが、メチルであり、
が、-(CH-であり、
が、-C(O)-O-Rであり、Rが、n-ヘキシルおよびn-ヘプチルから選択される、
態様135の化合物。
態様142.Rが、式(2)の部分である、態様135~141のいずれか1つの化合物。
態様143.Rが、式(3)の部分である、態様135~141のいずれか1つの化合物。
態様144.Rが、式(4)の部分である、態様135~141のいずれか1つの化合物。
態様145.Rが、式(5)の部分である、態様135~141のいずれか1つの化合物。
態様146.式(1)の化合物
Figure 0007437847000059
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、C1~3アルキルから選択され、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成し、
は、-CH-であり、
は、-S-C(O)-Rであり、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C5~10アリールアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、置換C4~10ヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000060
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様147.各Rが、独立に、C1~3アルキルから選択される、態様146の化合物。
態様148.各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環を形成する、態様146の化合物。
態様149.Rが、C1~7アルキル、C1~10ヘテロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素である)、-CH-C4~6シクロアルキル、-(CH-C4~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル(1個または複数のヘテロ原子は、酸素である)、-CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキル、および-(CH-C3~6置換ヘテロシクロアルキルから選択される、態様146~148のいずれか1つの化合物。
態様150.置換C3~6ヘテロシクロアルキルの1個または複数のヘテロ原子が、酸素であり、1個または複数の置換基が、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択される、態様146~149のいずれか1つの化合物。
態様151.Rが、C1~10アルキルである、態様146~150のいずれか1つの化合物。
態様152.
各Rが、メチルであり、
が、-CH-であり、
が、-S-C(O)-Rであり、Rが、メチルである、
態様146の化合物。
態様153.Rが、式(2)の部分である、態様146~152のいずれか1つの化合物。
態様154.Rが、式(3)の部分である、態様146~152のいずれか1つの化合物。
態様155.Rが、式(4)の部分である、態様146~152のいずれか1つの化合物。
態様156.Rが、式(5)の部分である、態様146~152のいずれか1つの化合物。
態様157.式(1)の化合物
Figure 0007437847000061
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、C3~6シクロアルキル環、またはC3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
は、単結合であり、
は、C1~3アルキルであり、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000062
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様158.各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~6ヘテロシクロアルキル環またはC3~6ヘテロシクロアルキル環を形成する、態様157の化合物。
態様159.1個または複数のヘテロ原子が、酸素であり、1個または複数の置換基が、=Oである、態様157~158のいずれか1つの化合物。
態様160.
各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ジヒドロフラン-2(3H)-オン環を形成し、
が、単結合であり、
が、メチルである、
態様157の化合物。
態様161.Rが、式(2)の部分である、態様157~160のいずれか1つの化合物。
態様162.Rが、式(3)の部分である、態様157~160のいずれか1つの化合物。
態様163.Rが、式(4)の部分である、態様157~160のいずれか1つの化合物。
態様164.Rが、式(5)の部分である、態様157~160のいずれか1つの化合物。
態様165.式(1)の化合物
Figure 0007437847000063
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択され、
は、単結合およびメタンジイルから選択され、
は、-O-C(O)-Rおよび-C(O)-O-Rから選択され、Rは、C1~10アルキルおよび置換フェニルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000064
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様166.Rが、単結合である、態様165の化合物。
態様167.Rが、メタンジイルである、態様165の化合物。
態様168.Rが、-O-C(O)-Rである、態様165~167のいずれか1つの化合物。
態様169.Rが、メタンジイルであり、Rが、-O-C(O)-Rである、態様165の化合物。
態様170.Rが、-C(O)-O-Rである、態様165の化合物。
態様171.Rが、単結合であり、Rが、-C(O)-O-Rである、態様165の化合物。
態様172.Rが、単結合であり、Rが、-C(O)-O-Rであり、Rが、C1~3アルキルである、態様165の化合物。
態様173.Rが、C1~10アルキルである、態様165~172のいずれか1つの化合物。
態様174.Rが、C1~4アルキルである、態様165~172のいずれか1つの化合物。
態様175.Rが、置換フェニルである、態様165~172のいずれか1つの化合物。
態様176.Rが、メタンジイルであり、Rが、-O-C(O)-Rであり、Rが、置換フェニルである、態様165の化合物。
態様177.1個または複数の置換基が、独立に、ハロゲン、C1~3アルキル、およびC1~3アルコキシから選択される、態様165~176のいずれか1つの化合物。
態様178.置換フェニルが、2,6-置換フェニルである、態様165~177のいずれか1つの化合物。
態様179.置換基のそれぞれが、C1~3アルキルおよびC1~3アルコキシから選択される、態様178の化合物。
態様180.置換フェニルが、2,5,6-置換フェニルである、態様178の化合物。
態様181.2および6位における置換基のそれぞれが、独立に、C1~3アルキルおよびC1~3アルコキシから選択され、5位における置換基が、ハロゲンである、態様165~180のいずれか1つの化合物。
態様182.Rが、式(2)の部分である、態様165~181のいずれか1つの化合物。
態様183.Rが、式(3)の部分である、態様165~181のいずれか1つの化合物。
態様184.Rが、式(4)の部分である、態様165~181のいずれか1つの化合物。
態様185.Rが、式(5)の部分である、態様165~181のいずれか1つの化合物。
態様186.式(1)の化合物
Figure 0007437847000065
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択され、
は、単結合であり、
は、-CH=C(Rであり、各Rは、-C(O)-O-Rであり、または各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換ヘテロシクロヘキシル環を形成し、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000066
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様187.各Rが、-C(O)-O-Rである、態様186の化合物。
態様188.各Rが、-C(O)-O-Rであり、または各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換ヘテロシクロヘキシル環を形成する、態様186の化合物。
態様189.置換ヘテロシクロヘキシル環の1個または複数のヘテロ原子が、酸素である、態様188の化合物。
態様190.置換ヘテロシクロヘキシル環の1個または複数の置換基が、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択される、態様188の化合物。
態様191.置換ヘテロシクロアルキル環が、2,2-ジメチル-5-イル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオンである、態様188の化合物。
態様192.Rが、式(2)の部分である、態様186~191のいずれか1つの化合物。
態様193.Rが、式(3)の部分である、態様186~191のいずれか1つの化合物。
態様194.Rが、式(4)の部分である、態様186~191のいずれか1つの化合物。
態様195.Rが、式(5)の部分である、態様186~191のいずれか1つの化合物。
態様196.式(1)の化合物
Figure 0007437847000067
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択され、
は、単結合およびメタンジイルから選択され、
は、置換フェニルであり、1個または複数の置換基は、独立に、-CH-O-C(O)-Rおよび-O-C(O)-Rから選択され、Rは、C1~10アルキルおよびフェニルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000068
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様197.Rが、単結合である、態様196の化合物。
態様198.Rが、メタンジイルである、態様196の化合物。
態様199.Rが、2置換フェニルである、態様196の化合物。
態様200.1個または複数の置換基が、-CH-O-C(O)-Rである、態様196~199のいずれか1つの化合物。
態様201.1個または複数の置換基が、-O-C(O)-Rである、態様196~199のいずれか1つの化合物。
態様202.Rが、C1~10アルキルである、態様196~201のいずれか1つの化合物。
態様203.Rが、メチル、エチル、イソ-プロピル、ピバロイル、およびフェニルから選択される、態様196~202のいずれか1つの化合物。
態様204.Rが、式(2)の部分である、態様196~203のいずれか1つの化合物。
態様205.Rが、式(3)の部分である、態様196~203のいずれか1つの化合物。
態様206.Rが、式(4)の部分である、態様196~203のいずれか1つの化合物。
態様207.Rが、式(5)の部分である、態様196~203のいずれか1つの化合物。
態様208.式(1)の化合物
Figure 0007437847000069
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択され、
は、-C(R-および-CH-C(R-から選択され、各Rは、独立に、C1~3アルキルから選択され、
は、-C(O)-O-Rおよび-O-C(O)-Rから選択され、Rは、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、置換C1~10アルキル、置換C1~10ヘテロアルキル、および4(イル-メチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オンから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000070
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様209.各Rが、メチルである、態様208の化合物。
態様210.Rが、-C(R-である、態様208~209のいずれか1つの化合物。
態様211.Rが、-CH-C(R-である、態様208~209のいずれか1つの化合物。
態様212.各Rが、メチルである、態様208~211のいずれか1つの化合物。
態様213.各Rが、メチルであり、各Rが、メチルである、態様208の化合物。
態様214.Rが、-C(O)-O-Rである、態様208~213のいずれか1つの化合物。
態様215.Rが、-O-C(O)-Rである、態様208~213のいずれか1つの化合物。
態様216.Rが、式(2)の部分である、態様208~215のいずれか1つの化合物。
態様217.Rが、式(3)の部分である、態様208~215のいずれか1つの化合物。
態様218.Rが、式(4)の部分である、態様208~215のいずれか1つの化合物。
態様219.Rが、式(5)の部分である、態様208~215のいずれか1つの化合物。
態様220.式(1)の化合物
Figure 0007437847000071
または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換C5~6複素環式環を形成し、
は、単結合であり、
は、C1~3アルキルであり、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
Figure 0007437847000072
から選択され、
各Rは、独立に、水素およびC1~6アルキルから選択され、
nは、1および2から選択され、
Xは、Oであり、
は、水素、C1~6アルキル、および-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキル、アルコキシ、およびシクロアルコキシから選択され、
は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
10は、C1~6アルキルから選択され、
11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
12は、C1~6アルキルから選択される]。
態様221.置換C5~6複素環式環の1個または複数のヘテロ原子が、酸素であり、1個または複数の置換基が、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択される、態様220の化合物。
態様222.各Rが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン環を形成する、態様220~221のいずれか1つの化合物。
態様223.
各Rが、独立に、C1~3アルキルから選択され、
が、C2~4アルカンジイルから選択され、
が、置換C5~6ヘテロシクロアルキルであり、1個または複数のヘテロ原子が、独立に、NおよびOから選択され、1個または複数の置換基が、独立に、C1~3アルキルおよび=Oから選択される、
態様220の化合物。
態様224.Rが、式(6)の構造
Figure 0007437847000073
[式中、Rは、水素、C1~6アルキル、C4~6シクロアルキル、C1~6ヘテロアルキル、C4~6ヘテロシクロアルキル、置換C1~6アルキル、置換C4~6シクロアルキル、置換C1~6ヘテロアルキル、および置換C4~6ヘテロシクロアルキルから選択される]
を有する、態様220~223のいずれか1つの化合物。
態様225.Rが、式(2)の部分である、態様220~224のいずれか1つの化合物。
態様226.Rが、式(3)の部分である、態様220~224のいずれか1つの化合物。
態様227.Rが、式(4)の部分である、態様220~224のいずれか1つの化合物。
態様228.Rが、式(5)の部分である、態様220~224のいずれか1つの化合物。
態様229.態様1~228のいずれか1つの化合物および薬学的に許容できるビヒクルを含む医薬組成物。
態様230.抗生物質をさらに含む、態様229の医薬組成物。
態様231.抗生物質が、β-ラクタム抗生物質を含む、態様220~230のいずれか1つの医薬組成物。
態様232.経口投薬製剤を構成する、態様220~231のいずれか1つの医薬組成物。
態様233.経口剤形を構成する、態様220~232のいずれか1つの医薬組成物。
態様234.患者における細菌感染症を処置する方法であって、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の態様1~228のいずれか1つの化合物または薬学的に許容できるその塩、および治療有効量のβ-ラクタム抗生物質を投与するステップを含む方法。
態様235.投与するステップが、経口投与することを含む、態様234の方法。
態様236.細菌感染症を引き起こす細菌が、β-ラクタマーゼ酵素を産生する、態様234~235のいずれか1つの方法。
態様237.細菌感染症が、グラム陰性菌感染症、グラム陽性菌感染症、嫌気性細菌感染症、好気性細菌感染症、および微好気性(mecoraerophilic)細菌感染症から選択される、態様234~236のいずれか1つの方法。
態様238.細菌感染症が、治療有効量のレレバクタムと併用投与される場合の治療有効量のβ-ラクタム抗生物質を用いて処置が可能である、態様234~237のいずれか1つの方法。
態様239.患者におけるβ-ラクタマーゼ酵素を阻害する方法であって、患者に、有効量の態様1~228のいずれか1つの化合物を投与するステップを含む方法。
態様240.投与するステップが、経口投与することを含む、態様239の方法。
態様241.投与するステップが、経口剤形を投与することを含む、態様239~240のいずれか1つの方法。
態様242.β-ラクタマーゼ酵素が、クラスAのβ-ラクタマーゼ酵素、クラスBのβ-ラクタマーゼ酵素、またはクラスCのβ-ラクタマーゼ酵素を含む、態様239~241のいずれか1つの方法。
態様243.β-ラクタマーゼ酵素が、レレバクタムによって阻害される、態様239~242のいずれか1つの方法。
態様244.式(13)の構造
Figure 0007437847000074
を有する化合物または薬学的に許容できるその塩[式中、
各Rは、独立に、水素およびC1~3アルキルから選択され、
は、単結合であり、
は、-C(O)-O-Rであり、Rは、C1~4アルキルであり、
は、水素およびC1~4アルキルから選択され、
は、C1~4アルキルである]。
態様245.各Rが、独立に、水素、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択される、態様244の化合物。
態様246.各Rが、メチルである、態様244の化合物。
態様247.Rが、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択される、態様244~246のいずれか1つの化合物。
態様248.Rが、エチルである、態様244~246のいずれか1つの化合物。
態様249.Rが、水素、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択される、態様244~248のいずれか1つの化合物。
態様250.Rが、水素である、態様244~248のいずれか1つの化合物。
態様251.Rが、メチルである、態様244~248のいずれか1つの化合物。
態様252.Rが、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、態様244~251のいずれか1つの化合物。
態様253.Rが、n-ブチル、イソ-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、態様244~251のいずれか1つの化合物。
態様254.Rが、tert-ブチルである、態様244~251のいずれか1つの化合物。
態様255.Rが、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択される、態様244~251のいずれか1つの化合物。
態様256.
アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(6/86);
1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(7/87);
(ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(8/88);
(イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(9/89);
1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(10/90);
1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(11/91);
から選択される、態様244の化合物
または前述のいずれかの薬学的に許容できる塩、
または前述のいずれかの組合せ。
態様257.態様244~256のいずれか1つの化合物および薬学的に許容できるビヒクルを含む医薬組成物。
態様258.抗生物質をさらに含む、態様257の医薬組成物。
態様259.抗生物質が、β-ラクタム抗生物質を含む、態様258の医薬組成物。
態様260.経口投薬製剤を構成する、態様257~259のいずれか1つの医薬組成物。
態様261.経口剤形を構成する、態様257~260のいずれか1つの医薬組成物。
態様262.患者における細菌感染症を処置する方法であって、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の態様244~256のいずれか1つの化合物または薬学的に許容できるその塩、および治療有効量のβ-ラクタム抗生物質を投与するステップを含む方法。
態様263.投与するステップが、経口投与することを含む、態様262の方法。
態様264.細菌感染症を引き起こす細菌が、β-ラクタマーゼ酵素を産生する、態様262~263のいずれか1つの方法。
態様265.細菌感染症が、グラム陰性菌感染症、グラム陽性菌感染症、嫌気性細菌感染症、好気性細菌感染症、および微好気性細菌感染症から選択される、態様262~264のいずれか1つの方法。
態様266.細菌感染症が、治療有効量のレレバクタムと併用投与される場合の治療有効量のβ-ラクタム抗生物質を用いて処置が可能である、態様262~265のいずれか1つの方法。
態様267.患者におけるβ-ラクタマーゼ酵素を阻害する方法であって、患者に、有効量の態様244~256のいずれか1つの化合物を投与するステップを含む方法。
態様268.投与するステップが、経口投与することを含む、態様267の方法。
態様269.投与するステップが、経口剤形を投与することを含む、態様267~268のいずれか1つの方法。
態様270.β-ラクタマーゼ酵素が、クラスAのβ-ラクタマーゼ酵素、クラスBのβ-ラクタマーゼ酵素、またはクラスCのβ-ラクタマーゼ酵素を含む、態様262~266のいずれか1つの方法。
態様271.β-ラクタマーゼ酵素が、レレバクタムによって阻害される、態様264~266のいずれか1つの方法。
以下の実施例は、式(1)の化合物の合成、式(1)の化合物の特徴付け、および式(1)の化合物の使用を詳説する。本開示の範囲を逸脱することなく、材料および方法の両方に対して多くの修正を行うことができることが、当業者には明らかである。
(実施例1)
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(1)の合成
Figure 0007437847000075
ステップ1:(2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボン酸(1a)の合成
Figure 0007437847000076
EtO(10mL)中の蒸留した塩化スルフリル(0.61mL、7.5mmol)の溶液を、窒素下で-78℃に冷却した。次いで、EtO(2.0mL)中のエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(2a)(1.0g、6.8mmol)およびピリジン(0.55mL、6.8mmol)の溶液を、シリンジを介して1時間かけて滴下添加した。反応物を-78℃で1時間撹拌し、混合物を室温に加温し、さらに2時間撹拌した。混合物を濾過した後、濾液を真空下で濃縮して、生成物(20a)を無色の液体(1.46g、収率87%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.19 (q, J = 6.9 Hz, 2H),
1.31 (s, 6H), 1.28 (t, J = 6.9 Hz, 3H).
ステップ2:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(1)の合成
DCM(500mL)中の(2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボン酸(1a)(32.0g、113mmol)、EtN(50mL、359mmol)および1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(24.4g、181mmol)を0℃に冷却し、得られた溶液を0℃で30分間撹拌した。tert-ブチル4-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(25.2g、120mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(3.0g、25mmol)を反応混合物に添加し、25℃に加温し、16時間撹拌した。混合物をHO(2×300mL)、10%クエン酸水溶液(2×300mL)、飽和NaCO溶液(2×250mL)、HO(2×300mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して、淡色の泡状物を得た。固体をエーテル(300mL)とともに2時間撹拌し、濾過して、表題化合物(1)を固体として得た。濾液を濃縮し、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:1~6:4)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、さらなる生成物を得た。合わせた収量:43.1g、83%。LC-MS: m/z = 459.2 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 7.43-7.36
(m, 5H), 6.55 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.06 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 4.91 (d, J = 11.4
Hz, 1H), 4.01-3.93 (m, 2H), 3.89 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.29 (br. s, 1H),
3.00 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 2.86 (t, J = 12.0 Hz, 2H), 2.64 (d, J = 11.1 Hz, 1H),
2.41-2.34 (m, 1H), 2.01-1.85 (m, 4H), 1.45 (s, 9H), 1.35-1.28 (m, 2H).
(実施例2)
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート水和物(2)の合成
Figure 0007437847000077
窒素でパージした丸底フラスコに、tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(1)(5.0g、11mmol)、パラジウム炭素(10wt%ローディング乾燥基準;約50%湿潤;750mg、0.7mmol)、続いてEtOH(30mL)、およびTHF(60mL)を入れた。丸底フラスコに水素を充填し、反応混合物を25℃で90分間撹拌した。水素化フラスコおよび受け容器を-10℃に冷却した(ドライアイス/ブライン浴)。触媒をCelite(登録商標)のパッドで、受け容器中に濾別し、パッドを3:1 THF/EtOH(20mL)ですすいだ。濾液に、tert-ブチルメチルエーテル(100mL)、続いて蒸留したHO(8mL)を入れ、混合物を-10℃で数分間撹拌した。混合物にヘキサン100mLを入れ、窒素の不活性雰囲気下、-10℃で1時間撹拌した。懸濁液を濃縮し、残留物をヘキサン(50mL)中で数分間超音波処理し、混合物を濃縮した。これをもう一度繰り返して、表題化合物(2)(3.9g、93%)を固体として得た。注記:この固体は、25℃での長期貯蔵に対して安定であるように見えた。LC-MS: m/z = 369.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.69 (d, J
= 8.1 Hz, 1H), 4.04-3.91 (m, 3H), 3.85 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 3.74 (s, 1H), 3.16
(d, J = 11.1 Hz, 1H), 2.87 (t, J = 12.2 Hz, 2H), 2.78 (d, J = 11.1 Hz, 1H),
2.41 (dd, J = 14.7, 6.6 Hz, 1H), 2.10 (m, 1H), 1.99-1.88 (m, 3H), 1.76-1.65 (m,
1H), 1.44 (s, 9H), 1.40-1.31 (m, 2H); 1H-NMR (300 MHz, d6-DMSO):
δ 9.70 (s, 1H), 7.87 (d, J =
8.1 Hz, 1H), 3.87-3.72 (m, 3H), 3.64 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 3.56 (s, 1H),
2.98-2.94 (m, 1H), 2.87-2.83 (m, 1H), 2.77 (m, 2H), 2.06-2.00 (m, 1H), 1.86 (m,
1H), 1.77-1.60 (m, 4H), 1.37-1.27 (m, 11H); 13C-NMR (75 MHz, d6-DMSO):
δ 168.8, 167.0, 153.9, 78.6,
58.8, 58.7, 46.8, 46.1, 31.1, 31.0, 28.1, 20.3, 18.2.
(実施例3)
エチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(3)の合成
Figure 0007437847000078
丸底フラスコに、17.6gのエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエートを入れた。HOを、アルコールをヘキサン(4×100mL)と共蒸発させることにより除去した。エチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(16.1g、110mmol)の残留物を無水EtOAc(80mL)に溶解し、0℃で10分間撹拌した。4-メチルモルホリン(13.5mL、121mmol)を混合物に滴下添加し、0℃で10分間撹拌した。無水EtOAc(40mL)中の塩化スルフリル(10.1mL、121mmol)を10分間かけて滴下添加し、反応混合物を0℃で40分間撹拌した。固体を濾過により除去し、濾液を、受け容器中に回収し、これを0℃に冷却した。次いで、濾過ケーキをEtOAc(2×50mL)ですすいで、表題化合物(3)をEtOAc中溶液として得た。これをさらに精製または濃縮することなく次のステップで使用した。収率は定量的であると推定された。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.19 (q, J = 7.1 Hz, 2H),
1.31-1.25 (m, 9H).
(実施例4)
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4)の合成
Figure 0007437847000079
フラスコに、THF(150mL)に溶解したtert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート水和物(2)(3.7g、9.6mmol)を入れ、-78℃に冷却した。EtOAc中のエチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(約0.67M、29mL、19mmol)の溶液を、反応温度が-55℃を超えないような速度で反応混合物に滴下添加し、これを15分間撹拌した。1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(4.4mL、29mmol)を、反応温度が-58℃を超えないような速度で反応混合物に滴下添加し、これを10分間撹拌した。混合物を、1分当たり20℃を超えない速度で0℃に加温した。反応混合物を、出発物質が消費されるまで(1時間以内;反応を196nmでのHPLCにより追跡した)0℃(氷/水浴)で撹拌した。混合物を氷冷HO(300mL)に注ぎ入れ、EtOAc(200mL)で抽出し、有機層をブライン(200mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~7:3)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(4)(4.4g、80%)を白色の泡状物として得た。LC-MS: m/z = 577.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.43 (d, J
= 8.7 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.21-3.93
(m, 7H), 3.29-3.26 (m, 1H), 2.92-2.83 (m, 3H), 2.48-2.41 (m, 1H), 2.17-2.14 (m,
1H), 1.94-1.83 (m, 4H), 1.46 (s, 9H), 1.40-1.25 (m, 11H); 13C-NMR
(75 MHz, CDCl3): δ
174.1, 167.9, 167.1, 154.7, 80.4, 79.9, 62.0, 61.3, 60.1, 47.1, 46.8, 42.8,
42.6, 32.1, 31.9, 28.5, 22.1, 21.7, 20.8, 17.6, 14.1.
(実施例5)
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(5)の合成
Figure 0007437847000080
ステップ1:(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル(4-ニトロフェニル)カーボネート(5a)の合成
Figure 0007437847000081
0℃のDCM(30mL)中の4-ニトロフェニルクロロホルメート(3.0g、14.9mmol)の撹拌混合物に、ピリジン(1.4mL、16.4mmol)を添加した。次いで、DCM(15mL)中の4-(ヒドロキシメチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オン(2.03g、15.6mmol)を混合物に添加した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで室温に加温し、18時間撹拌した。さらにDCMを添加し、混合物をHO(1×)、0.5N NaOH(1×)、HO(2×)、およびブライン(1×)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:2)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(5a)をオフホワイトの固体(3.7g)として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.30 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.40 (d, J = 8.7
Hz, 2H), 5.03 (s, 2H), 2.22 (s, 3H); 13C-NMR (75 MHz, CDCl3),
δ 155.1, 152.3, 151.7, 145.7,
141.5, 132.2, 125.4, 121.7, 58.1, 9.5.
ステップ2:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(5b)の合成
Figure 0007437847000082
TFA(5.8mL、76.2mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4)(1.0g、1.7mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で30分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗表題化合物(5b)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+
ステップ3:(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(5)の合成
DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(5b)(0.82g、1.7mmol)の撹拌混合物に、EtN(2.9mL、20.6mmol)、続いて(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル(4-ニトロフェニル)カーボネート(0.61g、2.1mmol)を添加した。反応混合物を25℃で終夜撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、HOで洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(100mg)を固体(泡状物)として得た。カラムからはまた、わずかに不純物を含む表題化合物(5)(130mg)も得た。純粋な生成物のデータm/z = 633.3 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz, CDCl3)
δ 6.46 (d, J = 7.8 Hz, 1H),
4.84 (s, 2H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.21-3.98 (m,
7H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.95-2.87 (m, 3H), 2.44-2.40 (m, 1H), 2.18 (s,
3H), 2.15-2.14 (m, 1H), 1.96-1.85 (m, 4H), 1.40-1.24 (m, 11H); 13C-NMR
(75 MHz, CDCl3) δ 174.4,
168.3, 167.3, 154.6, 140.3, 134.3, 80.8, 62.2, 61.6, 60.4, 55.2, 47.1, 43.3,
43.1, 32.0, 22.4, 22.0, 21.0, 17.8, 14.4, 9.8.
(実施例6)
アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(6)の合成
Figure 0007437847000083
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(6a)の合成
Figure 0007437847000084
TFA(5.8mL、76.2mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4)(1.0g、1.7mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で30分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗表題化合物(6a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+
ステップ2:アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(6)の合成
Figure 0007437847000085
EtN(2.9mL、20.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(6a)(0.82g、1.7mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチルアセテート(PCT国際公開第WO2009/151392に従って調製した)(527mg、2.1mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(300mg)を白色の泡状物として得た。NMRおよびLCMSは、生成物が純粋であることを示したが、HPLCは、未知の不純物の存在を示した。白色の泡状物の一部(90mg)を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、表題化合物(6)(70mg)を固体として得た。m/z = 593.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3) δ 6.44 (d, J
= 8.1Hz, 1H), 5.75 (s, 2H), 4.71 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 8.7 Hz, 1H),
4.21-3.97(m, 7H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 3.10-2.87 (m, 3H), 2.46-2.41 (m,
1H), 2.17-2.11 (m, 4H), 2.00-1.88 (m, 4H), 1.38-1.25 (m, 11H); 13C-NMR
(75 MHz, CDCl3) δ
174.0, 169.9, 168.0, 166.9, 153.4, 80.4, 61.9, 61.2, 60.0, 46.8, 42.9, 42.9,
42.8, 32.0, 31.8, 31.5, 22.1, 21.6, 20.9, 20.7, 17.4, 14.1.
(実施例7)
1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(7)の合成
Figure 0007437847000086
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(7a)の合成
Figure 0007437847000087
TFA(4.7mL、60.9mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4)(0.8g、1.4mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗表題化合物(7a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+
ステップ2:1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(7)の合成
EtN(2.3mL、16.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(7a)(0.66g、1.4mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。1-(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチルイソブチレート(ex-ChemSceneカタログ番号CS-B0942)(494mg、1.7mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(290mg)を白色の泡状物として得た。NMRおよびLCMSは、表題化合物(7)が純粋であることを示したが、HPLCは、未知の不純物の存在を示した。白色の泡状物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、生成物(220mg)を白色の泡状物として得た。m/z = 635.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz, CDCl3)
δ 6.82-6.76 (q, 1H), 6.45 (d, J
= 7.5 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.23-3.97
(m, 7H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.94-2.87 (m, 3H), 2.56-2.41 (m, 2H),
2.17-2.14 (m, 1H), 2.00-1.77 (m, 4H), 1.48 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 1.47-1.24 (m,
11H), 1.16 (d, J = 7.2 Hz, 6H); 13C-NMR (75 MHz, CDCl3) δ 175.2, 174.1, 167.9, 166.9, 153.0, 90.0,
80.4, 61.9, 61.2, 60.0, 46.8, 46.7, 42.8, 42.8, 33.8, 31.8, 22.1, 21.6, 20.7,
19.8, 18.7, 18.7, 17.5, 14.1.
(実施例8)
(ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(8)の合成
Figure 0007437847000088
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(8a)の合成
Figure 0007437847000089
TFA(4.7mL、60.9mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4)(0.8g、1.4mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗表題化合物(8a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+。注記:過剰のTFAが存在していた。
ステップ2:(ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(8)の合成
EtN(2.3mL、16.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(8a)(0.66g、1.4mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチルピバレート(494mg、1.7mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物を得た。不純な生成物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、表題化合物(8)(100mg)を白色の泡状物として得た。LC/MS: m/z = 635.2 [M+H]+; 1H-NMR (300
MHz, CDCl3): δ 6.43
(d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.77 (s, 2H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 8.7
Hz, 1H), 4.22-3.97 (m, 7H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.97-2.87 (m, 3H),
2.46-2.40 (m, 1H), 2.18-2.14 (m, 1H), 1.97-1.83 (m, 4H), 1.42-1.24 (m, 11H),
1.22 (s, 9H); 13C-NMR (75 MHz, CDCl3): δ 177.5, 174.0, 167.9, 166.9, 153.4, 80.6,
80.4, 61.9, 61.2, 60.0, 46.8, 46.7, 42.9, 42.9, 42.8, 38.8, 31.8, 31.6, 26.9,
22.1, 21.6, 20.7, 17.4, 14.1.
(実施例9)
(イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(9)の合成
Figure 0007437847000090
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(9a)の合成
Figure 0007437847000091
TFA(4.7mL、60.9mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4)(0.8g、1.4mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗表題化合物(9a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+ 注記:過剰のTFAが存在していた。
ステップ2:(イソブチリルオキシ(isobutryloxy))メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(9)の合成
EtN(2.3mL、16.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(9a)(0.66g、1.4mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチルイソブチレート(471mg、1.7mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物を得た。不純な生成物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、表題化合物(9)(100mg)を白色の泡状物として得た。LC/MS: m/z = 621.2 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.43 (d, J
= 8.1 Hz, 1H), 5.77 (s, 2H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 8.7 Hz,
1H), 4.22-3.97 (m, 7H), 3.27 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 2.96-2.87 (m, 3H), 2.64-2.55
(m, 1H), 2.46-2.41 (m, 1H), 2.18-2.14 (m, 1H), 1.99-1.78 (m, 4H), 1.37-1.25 (m,
11H), 1.18 (d, J = 6.9 Hz, 6H); 13C-NMR (75 MHz, CDCl3): δ 176.7, 174.7, 168.6, 167.5, 154.1, 81.0,
62.5, 61.9, 60.6, 47.4, 47.4, 43.6, 43.5, 43.4, 34.4, 32.4, 22.7, 22.2, 21.3,
19.3, 18.1, 14.7.
(実施例10)
1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(10)の合成
Figure 0007437847000092
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(10a)の合成
Figure 0007437847000093
TFA(4.7mL、60.9mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4)(0.8g、1.4mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗表題化合物(10a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3. [M+H]+。注記:過剰のTFAが存在していた。
ステップ2:1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(10)の合成
EtN(2.3mL、16.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(10a)(0.66g、1.4mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。1-(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチルアセテート(450mg、1.7mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物を得た。不純な生成物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、表題化合物(10)(160mg)を白色のゲル状物として得た。LC/MS: m/z = 607.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.82-6.76
(m, 1H), 6.45 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.70 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.58 (d, J = 9.3
Hz, 1H), 4.22-3.96 (m, 7H), 3.26 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.01-2.87 (m, 3H),
2.46-2.39 (m, 1H), 2.16-2.11 (m, 1H), 2.05 (s, 3H), 2.03-1.77 (m, 4H), 1.47 (d,
J = 5.1 Hz, 3H), 1.38-1.24 (m, 11H); 13C-NMR (75 MHz, CDCl3):
δ 174.0, 169.0, 167.9, 166.9,
152.9, 90.0, 80.4, 61.9, 61.2, 60.0, 46.8, 46.7, 42.8, 31.6, 22.0, 21.6, 21.0,
20.6, 19.8, 17.5, 14.1.
(実施例11)
1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(11)の合成
Figure 0007437847000094
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(11a)の合成
Figure 0007437847000095
TFA(4.1mL、53.3mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4)(0.7g、1.2mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗表題化合物(11a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+。注記:過剰のTFAが存在していた。
ステップ2:1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(11)の合成
EtN(2.0mL、14.4mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(11a)(0.57g、1.2mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。1-(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチルピバレート(450mg、1.4mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物を得た。不純な生成物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、生成物(115mg)を白色のゲル状物として得た。LC/MS: m/z = 649.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.79-6.74
(q, 1H), 6.45 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 9.0
Hz, 1H), 4.21-3.91 (m, 7H), 3.26 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.00-2.87 (m, 3H),
2.48-2.40 (m, 1H), 2.17-2.12 (m, 1H), 1.97-1.80 (m, 4H), 1.48 (d, J = 5.4 Hz,
3H), 1.42-1.26 (m, 11H), 1.24 (s, 9H); 13C-NMR (75 MHz, CDCl3):
δ 13C-NMR (75MHz, CDCl3): δ 176.6, 174.1, 167.89, 166.9, 153.0, 110.0, 90.1, 80.4, 61.9, 61.2,
60.0, 46.9, 46.7, 42.8, 42.8, 38.7, 31.7, 26.9, 22.1, 21.6, 20.7, 19.7, 17.4,
14.1.
(実施例12)
レレバクタム誘導体の合成
レレバクタムの他の誘導体は、実施例13~74のクロロスルホニル類を使用し、実施例4および5の方法を適合させて合成することができる。
(実施例13)
2-メトキシエチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(13)の合成
Figure 0007437847000096
EtO(10mL)中の蒸留した塩化スルフリル(0.51mL、6.2mmol)の溶液を、窒素下で-78℃に冷却した。次いで、EtO(2.0mL)中の2-メトキシエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(15a)(1.0g、5.68mmol)およびピリジン(0.46mL、5.68mmol)の溶液を、シリンジを介して1時間かけて滴下添加した。反応物を-78℃で1時間撹拌し、次いで混合物を室温に加温し、2時間撹拌した。混合物を濾過した後、濾液を真空下で濃縮して、生成物(13)を無色の液体(1.5g、収率96%)として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.40 (s, 2H), 4.29 (t, 3H), 3.59 (t, 3H),
3.37 (s, 3H), 1.32 (s, 6H).
(実施例14)
ヘキシル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(14)の合成
Figure 0007437847000097
ステップ1:ヘキシル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(14a)の合成
Figure 0007437847000098
3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピオン酸(4.7g、40mmol)、1-ヘキサノール(70mL)および濃硫酸(または発煙硫酸、1mL)の混合物を80℃に加熱し、終夜撹拌した。冷却した後、混合物を真空下で濃縮し(高真空ポンプを必要とする)、次いで残留物をEtOAc(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)との間で分配した。水相をHO(50mL)、飽和NaHCO(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、次いで無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、生成物を油状物として得た。生成物は、シリカゲルクロマトグラフィーを使用して精製することが難しかったので、生成物を高真空下、47℃で蒸留して、4.92gの純粋なエステル生成物(14a)(収率61%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.10 (td, J = 6.7, 1.3 Hz, 2H), 3.55 (d, J
= 5.1 Hz, 2H), 2.42 (s, 1H), 1.64 (s, 1H), 1.72-1.56 (m, 1H), 1.35 (s, 1H),
1.31 (s, 6H), 1.27-1.11 (m, 6H), 0.95-0.84 (m, 3H). MS (ESI) C11H22O3
= 203 (M+1)+.
ステップ2:ヘキシル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(14b)の合成
Figure 0007437847000099
EtO(10mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.60mL、7.4mmol)の溶液を、N雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(5mL)中のヘキシル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(14a)(1.0g、4.94mmol)およびピリジン(0.48mL、5.93mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に20分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を、TLCにより完了となるまで(30分間;30%EA/ヘキサン)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、粗生成物(14)を固体の泡状物として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.13 (t, J = 6.8 Hz, 2H),
1.69-1.60 (m, 2H), 1.40-1.27 (m, 12H), 0.91-0.87 (m, 3H).
(実施例15)
ヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(15)の合成
Figure 0007437847000100
ステップ1:ヘプチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(15a)の合成
Figure 0007437847000101
3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピオン酸(4.7g、40mmol)、1-ヘプタノール(70mL)および濃硫酸(1mL)の混合物を80℃に加熱し、終夜撹拌した。冷却した後、混合物を真空下で濃縮し(高真空ポンプを必要とする)、残留物をEtOAc(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)との間で分配した。水相をHO(50mL)、飽和NaHCO(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、生成物を油状物として得た。生成物を高真空下、65℃で蒸留して、表題化合物(15a)を油状物(6.7g、収率77%)として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.09 (td, J = 6.7, 0.9 Hz, 2H), 3.55 (d, J
= 6.1 Hz, 2H), 2.43 (t, J = 6.7 Hz, 1H), 1.60 (d, J = 22.8 Hz, 4H), 1.3-1.58
(m, 6H), 1.27-1.14 (m, 6H), 0.92-0.83 (m, 3H).
ステップ2:ヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(22)の合成
Figure 0007437847000102
EtO(15mL)中の塩化スルフリル(0.6mL、7.4mmol)の溶液を、N雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(1mL)中のヘプチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(15a)(1.0g、4.94mmol)およびピリジン(479μL、5.93mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に30分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を、TLCによりモニターして完了となるまで(30分間;30%EA/ヘキサン)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、ヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(15b)(1.37g、収率92%)を得た。混合物を-78℃で貯蔵し、さらに精製することなく次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.50 (s, 2H), 4.20-4.02 (m, 2H), 1.68 (m,
2H), 1.31 (d, J = 3.1 Hz, 13H), 1.23 (s, 1H), 0.95-0.83 (m, 3H).
(実施例16)
エチル1-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(16)の合成
Figure 0007437847000103
ステップ1:エチル1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボキシレート(16a)の合成
Figure 0007437847000104
ジエチルシクロヘキサン-1,1-ジカルボキシレート(2.12g、9.29mmol)をTHF(50mL)に溶解し、これにLiAl(OtBu)(5.9g、23.2mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を終夜還流撹拌した。反応物を氷浴中で冷却し、10分間撹拌しながら10%KHSO水溶液(30mL)で慎重に処理した。形成された沈殿物をCelite(登録商標)のパッドに通して濾去した。濾液をEtOAc(3×40mL)で抽出し、有機相を合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を0~5%MeOH/DCMにおけるCombiFlash(SiO)で精製して、所望の生成物(16a)を油状物(1.23g、収率71%)として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.19 (qd, J = 7.1, 0.8 Hz, 2H), 3.62 (d, J
= 6.4 Hz, 2H), 3.46 (s, 1H), 2.00 (dt, J = 11.5, 6.4 Hz, 4H), 1.57-1.22 (m,
9H).
ステップ2:エチル1-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(16)の合成
Figure 0007437847000105
EtO(10mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(294μL、3.63mmol)の溶液を、窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(6mL)中のエチル1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボキシレート(16a)(0.615g、3.3mmol)およびピリジン(294μL、3.63mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間で滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液を反応物に添加した。混合物を完了まで(約30分間;TLC、30%EtOAc/ヘキサンによりモニターした)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(16)を油状物、0.94gとして定量的収率で得、これを精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.52 (s, 2H), 4.21 (q, J = 7.1 Hz, 2H),
2.04 (s, 2H), 1.53-1.39 (m, 8H), 1.39-1.21 (m, 3H).
(実施例17)
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(17)の合成
Figure 0007437847000106
ステップ1:(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(17a)の合成
Figure 0007437847000107
0℃のDMF(45mL)中の3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパン酸(4.0g、33.9mmol)および炭酸カリウム(4.68g、33.9mmol)の撹拌溶液に、DMF(5mL)中の4-(ヒドロキシメチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オン(5.03g、33.9mmol)を1時間かけて滴下添加した。反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:4~2:3)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(17a)を黄色の液体(1.6g、収率21%)として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.86 (s, 2H), 3.58 (s, 2H), 2.18 (s, 3H),
1.20 (s, 6H).
ステップ2:(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(17)の合成
Figure 0007437847000108
EtO(15mL)中の蒸留した塩化スルフリル(0.61mL、7.53mmol)の溶液を、窒素下で-78℃に冷却した。EtO(1mL)中の(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(17a)(1.48g、6.43mmol)の溶液を添加した。その後、EtO(1mL)中のピリジン(0.55mL、6.86mmol)の溶液を1時間かけて添加した。反応物を-78℃で1時間撹拌した。混合物を濾過した後、濾液を真空下で濃縮して、生成物(17)を黄色の油状物(1.6g、収率76%)として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.90 (s, 2H), 4.49 (s, 2H), 2.19 (s, 3H),
1.33 (s, 6H).
(実施例18)
3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピルベンゾエート(18)の合成
Figure 0007437847000109
ステップ1:3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピルベンゾエート(18a)の合成
Figure 0007437847000110
塩化ベンゾイル(4.0mL、34.5mmol)を、ジクロロメタン(207mL)中の2,2-ジメチルプロパン-1,3-ジオール(10.8g、103.4mmol)、ピリジン(5.8mL、71.6mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(840mg、6.9mmol)の撹拌溶液に約0℃で滴下添加した。混合物を徐々に室温に加温しながら終夜撹拌し、0℃の1N HCl(100mL)の添加によりクエンチし、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機抽出物を飽和NaHCO水溶液(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を2つのバッチに分け、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:4)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(18a)(5.95g、99%)を無色の油状物として得た(注記:油状物を真空下で2日間乾燥させた)。LC-MS: m/z = 209.0 [M+H]+. 1H-NMR (300
MHz, CDCl3): 8.05 (m, 2H), 7.58 (m, 1H), 7.45 (m, 2H), 4.19 (s, 2H),
3.38 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 2.29 (t, J = 6.3 Hz, 1H), 1.02 (s, 6H).
ステップ2:3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピルベンゾエート(18)の合成
Figure 0007437847000111
J.Am.Chem.Soc.2006、128、1605~1610が参照される。EtO(15mL)中の蒸留した塩化スルフリル(1.2mL、15.8mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。次いで、EtO(3.0mL)中の3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピルベンゾエート(18a)(3.0g、14.4mmol)およびピリジン(1.2mL、14.4mmol)の溶液を、シリンジを介して1時間かけて滴下添加した。シリンジをEtO(3×1mL)ですすぎ、各すすぎ液を反応混合物に添加した。アセトン/CO浴を取り外し、混合物を室温に加温し、次いで室温で4時間撹拌した。TLC分析(EtOAc/ヘキサン;3:7)が反応の完了を示さなかったので、-78℃に再冷却し、さらにSOCl(0.1mL)を添加し、次いで25℃に加温し、さらに2時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(18)(3.97g、89%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3):
8.03 (m, 2H), 7.61-7.57 (m, 1H), 7.49-7.44 (m, 2H), 4.41 (s, 2H), 4.18 (s, 2H),
1.16 (s, 6H).
(実施例19)
エチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(19)の合成
Figure 0007437847000112
EtO(10mL)中の蒸留した塩化スルフリル(0.55mL、7.5mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。次いで、EtO(1.0mL)中のエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(2a)(1.0g、6.8mmol)およびピリジン(0.55mL、6.8mmol)の溶液を、シリンジを介して1時間かけて滴下添加した。シリンジをEtO(3×1mL)ですすぎ、各すすぎ液を反応混合物に添加した。アセトン/CO浴を取り外し、混合物を室温に加温し、次いで室温で4時間撹拌した。TLC分析(EtOAc/ヘキサン;3:7)は、反応が完了したことを示さなかった。混合物を-78℃に再冷却し、さらにSOCl(0.11mL)を添加し、混合物を室温に加温し、さらに2時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(19)(収率は定量的であると推定された)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.19 (q, J = 6.9 Hz, 2H),
1.31 (s, 6H), 1.28 (t, J = 6.9 Hz, 3H).
(実施例20)
ベンジル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(20)の合成
Figure 0007437847000113
EtO(10mL)中の蒸留した塩化スルフリル(0.77mL、10.6mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。次いで、EtO(2.0mL)中のエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(2a)(Sigma-Aldrich;2.0g、9.6mmol)およびピリジン(0.85mL、10.6mmol)の溶液を、シリンジを介して1時間かけて滴下添加した。シリンジをEtOですすぎ、各すすぎ液を反応混合物に添加した。アセトン/CO浴を取り外し、混合物を室温に加温し、次いで室温で30分間撹拌した。TLC分析(EtOAc/ヘキサン;3:7)が反応の完了を示さなかったので、-78℃に再冷却し、さらにSOCl(0.07mL)を添加し、次いで室温に加温し、さらに1時間撹拌した。EtO(5mL)を添加し、混合物を数分間撹拌し、次いで濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(20)(2.19g、75%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.41-7.32 (m, 4H), 5.18 (s, 2H), 4.52 (s,
2H), 1.34 (s, 6H).
(実施例21)
フェニルスルホクロリデート(21)の合成
Figure 0007437847000114
J.Am.Chem.Soc.2013、135、10638~10641が参照される。EtO(30mL)中の蒸留した塩化スルフリル(2.6mL、35.1mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。次いで、EtO(3.0mL)中のフェノール(3.0g、31.9mmol)の溶液およびピリジン(2.6mL、31.9mmol)を、同時ではあるが異なるシリンジから1時間かけて滴下添加した。シリンジをそれぞれEtOですすぎ、各すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物をゆっくりと室温に加温し、室温で終夜撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、他の生成物およびフェノール出発物質が夾雑している生成物(4.65g)を得た。フェニルスルホクロリデート生成物(21)をさらに精製せず、次のステップで直接使用した。
(実施例22)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチルベンゾエート(22)の合成
Figure 0007437847000115
ステップ1:2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(22a)の合成
Figure 0007437847000116
THF(150mL)中の2,2-ジメチルコハク酸(10.0g、68.4mmol)の溶液を、THF(80mL)中の水素化アルミニウムリチウム(8.3g、219.0mmol)の懸濁液に0℃(氷浴)で滴下添加した。混合物を20分間かけて室温に加温し、次いで1.5時間加熱還流した。完了したら(反応を、溶離液としてMeOH/CHCl 5:95を使用するTLCによりモニターした)、反応物を、水(10mL)、3M NaOH(15mL)、および水(20mL)の添加により非常に慎重にかつ滴下でクエンチした。混合物を室温で20分間撹拌し、固体をCelite(登録商標)のパッドで濾過した。濾過ケーキをTHFで十分にすすいだ。濾液を真空下で濃縮して、表題化合物と未同定副産物との混合物を粗油状物として得た。油状物を、溶離液としてMeOH/CHCl(0:1~1:9)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(22a)(4.649g、57%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.11 (s, 2H), 3.66 (t, J = 5.9 Hz, 2H),
3.30 (s, 2H), 1.52 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 0.89 (s, 6H).
ステップ2:4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチルベンゾエート(22b)の合成
Figure 0007437847000117
無水ジクロロメタン(9mL)中の2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(22a)(0.30g、2.5mmol)の撹拌溶液に、塩化ベンゾイル(0.30mL、2.5mmol)、EtN(0.71mL、5.1mmol)、および触媒量のN,N-4-ジメチルアミノピリジンを0℃(氷浴)で添加した。混合物を徐々に室温に加温し、終夜撹拌した。出発物質が完全に消費された(反応を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン 2:8を使用するTLCによりモニターした)後、反応物を、0℃(氷浴)の1N HCl(20mL)の添加によりクエンチし、混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を濃縮して、少なくとも2つ生成物の混合物を透明および無色の油状物として得た。油状物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~4:6)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(22b)(0.29g、51%)を油状物として得た(これを高真空下で2日間乾燥させた)。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 8.04-8.01 (m, 2H), 7.58-7.53 (m, 1H),
7.46-7.41 (m, 2H), 4.41 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 3.41 (s, 2H), 1.78 (t, J = 7.4 Hz,
2H), 1.70 (s, 1H), 0.99 (s, 6H).
ステップ3:4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチルベンゾエート(22)の合成
Figure 0007437847000118
EtO(3mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.11mL、1.5mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2mL)中の4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチルベンゾエート(22b)(0.28g、1.3mmol)およびピリジン(0.10ml、1.3mmol)の溶液を、冷却溶液に滴下添加した(1時間かけて)。混合物を室温に加温し、30分間撹拌した(反応を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン 2:8を使用するTLCによりモニターした)。混合物を-78℃に再冷却し、塩化スルフリル(0.02mL)を添加した。混合物を室温に加温し、30分間撹拌した。EtO(5mL)を添加し、混合物を数分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(22)(0.305g、75%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 8.03 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.60-7.54 (m,
1H), 7.47-7.42 (m, 2H), 4.44-4.38 (m, 2H), 4.29 (s, 2H), 1.89-1.85 (m, 2H),
1.13 (s, 6H).
(実施例23)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチルプロピオネート(23)の合成
Figure 0007437847000119
ステップ1:4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチルプロピオネート(23a)の合成
Figure 0007437847000120
無水ジクロロメタン(5mL)中の塩化プロピオニル(0.74mL、8.5mmol)の溶液を、無水ジクロロメタン(20mL)中の2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(6a)(1.00g、8.5mmol)、EtN(2.4mL、16.9mmol)、および4-N,N-ジメチルアミノピリジン(52mg)の撹拌溶液にアルゴン雰囲気下、-78℃で添加した。混合物を10分間撹拌し、次いで室温に加温し、室温で1時間撹拌し、次いで-78℃に再冷却し、混合物を冷却浴中に留まらせてドライアイスを昇華させることによりゆっくりと室温に加温した(すべての試薬の添加後、-78℃から室温に加温することが推奨される)。出発物質が完全に消費された(TLC 50%EtOAc/ヘキサン)後、反応物を0℃の0.5N HCl(10mL)の添加によりクエンチした。有機層と水層とを分配し、水層をジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO水溶液(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を真空下で濃縮すると、粗油状物が残った。油状物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~4:1)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(23a)(463mg、22%)を、かなりのEtOAc溶媒残留物が夾雑している油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.14 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 3.32 (s, 2H),
2.30 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 1.88 (s, 1H), 1.61 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 1.13 (t, J =
7.5 Hz, 3H), 0.91 (fd, J = 1.2 Hz, 6H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチルプロピオネート(23)の合成
Figure 0007437847000121
EtO(3.5mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.15mL、2.0mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2.5mL)中の4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチルプロピオネート(23a)(純度73%、残りはEtOAcである;441mg、1.8mmol)およびピリジン(0.15mL、1.8mmol)の溶液を、冷却溶液に1時間かけて滴下添加した。混合物を室温に加温し、30分間撹拌し(TLC、30%EtOAc/ヘキサンによりモニターした)、-78℃に再冷却し、塩化スルフリル(0.03mL)およびピリジン(0.03mL)を添加し、室温に加温し、30分間撹拌した。再度、混合物を-78℃に再冷却し、さらに塩化スルフリル(0.15mL)を添加した。混合物を室温に加温し、30分間撹拌した。EtO(5mL)を添加し、混合物を数分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(23)(401mg、79%)を得た。1H-NMR: (300 MHz, CDCl3):
4.22 (s, 2H), 4.14 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.30 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 1.70 (t, J =
6.8 Hz, 2H), 1.11 (t, J = 7.7 Hz, 3H), 1.05 (s, 6H).
(実施例24)
ベンジル(4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル)アジペート(24)の合成
Figure 0007437847000122
ステップ1:ベンジル(ペルフルオロフェニル)アジペート(24a)の合成
Figure 0007437847000123
0℃のEtOAc(18.7mL)中のアジピン酸モノベンジルエステル(1.03g、4.3mmol)およびペンタフルオロフェノール(0.87g、4.7mmol)の撹拌溶液に、N,N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.97g、4.7mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、次いで終夜撹拌した。得られた固体を、Celite(登録商標)のパッドに通した真空濾過により除去した。濾過ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液をシリカゲル上にドライローディングし、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~4:6)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(24a)(1.59g、93%)を固体として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.37-7.35 (m, 5 H), 5.13 (s, 2H), 2.68 (t,
J = 6.8 Hz, 2H), 2.44 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 1.82-1.78 (m, 4H).
ステップ2:ベンジル(4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル)アジペート(24b)の合成
Figure 0007437847000124
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)の無水ジクロロメタン(4mL)中の2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(24a)(0.22g、1.8mmol)の撹拌溶液に、ベンジル(ペルフルオロフェニル)アジペート(8a)(0.36g、0.9mmol)、EtN(0.25mL、1.8mmol)、および触媒量の4-N,N-ジメチルアミノピリジン(未秤量の少量)を添加した。混合物を徐々に室温に加温し、次いで室温で終夜置いた。混合物をシリカゲル上にドライローディングし、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、位置異性体生成物が夾雑している生成物を得た。この混合物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより再精製して、純粋な生成物(24b)(113mg、38%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3):
7.36-7.34 (m, 5H), 5.11 (s, 2H), 4.14 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.34 (d, J = 5.7 Hz,
2H), 2.38-2.31 (m, 4H), 1.68-1.59 (m, 6H), 0.92 (s, 6H).
反応を繰り返して、より大量の物質を得ることができた。
ステップ3:ベンジル(4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル)アジペート(24)の合成
Figure 0007437847000125
EtO(5mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.12ml、1.6mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(3.5mL)中のベンジル(4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル)アジペート(24b)(446mg、1.3mmol)およびピリジン(0.11mL、1.3mmol)の溶液を、冷却溶液に1時間かけて滴下添加した。混合物を室温に加温し、30分間撹拌した(TLC、30%EA/hexによりモニターした)。反応が完了していなかったので、混合物を-78℃に再冷却し、次いで塩化スルフリル(0.05mL)およびピリジン(0.05mL)を添加した。混合物を室温に加温し、30分間撹拌した。EtO(5mL)を添加し、混合物を数分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(24)(446mg、77%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.39-7.29 (m, 5H), 5.11 (s, 2H), 4.22 (s,
2H), 4.15 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.40-2.29 (m, 4H), 1.73-1.59 (m, 6H), 1.06 (s,
6H).
(実施例25)
メチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(25)の合成
Figure 0007437847000126
EtO(45mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(3.3mL、45.4mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(20mL)中のメチル2,2-ジメチル-3-ヒドロキシプロピオネート(3.0g、22.7mmol)およびピリジン(2.2mL、27.2mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に30分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×5mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を完了まで(TLC、30%EA/hexによりモニターした、30分間)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、メチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(25)(5.6g、収率70%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.50 (s, 2H), 3.74 (s, 3H), 1.31 (s, 6H).
(実施例26)
イソプロピル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(26)の合成
Figure 0007437847000127
ステップ1:イソプロピル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(26a)の合成
Figure 0007437847000128
独国出願公開第DE3045373号が参照される。3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピオン酸(4.7g、40mmol)、イソプロパノール(70mL)および濃硫酸(または発煙硫酸;1mL)の混合物を加熱還流し、終夜撹拌した。冷却した後、混合物を真空下で濃縮し、残留物をEtOAc(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)との間で分配した。水性混合物をHO(50mL)、飽和NaHCO(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、生成物を油状物として得た。生成物(26a)をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 5.08-4.95 (m, 1H), 3.53 (fd, J = 1.8 Hz,
2H), 2.49 (s, 1H), 1.25 (fd, J = 2.4 Hz, 3H), 1.22 (fd, J = 2.4 Hz, 3H), 1.17
(s, 3H), 1.16 (s, 3H).
ステップ2:イソプロピル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(26)の合成
Figure 0007437847000129
EtO(45mL)中の塩化スルフリル(2.7mL、37.5mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(20mL)中のイソプロピル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(26a)(3.0g、18.7mmol)およびピリジン(1.82mL、22.5mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に30分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×5mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を、TLCにより完了となるまで(30分間;30%EA/hex)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、イソプロピル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(26)(4.1g、収率85%)を得た。混合物を-78℃で貯蔵し、さらに精製することなく直ちに次のステップに使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 5.10-4.98 (m, 1H), 4.49 (s, 2H), 1.29 (s,
6H), 1.26 (s, 3H), 1.24 (s, 3H).
(実施例27)
ヘキシル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(27)の合成
Figure 0007437847000130
ステップ1:ヘキシル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(27a)の合成
Figure 0007437847000131
独国出願公開第DE3045373号が参照される。3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピオン酸(4.7g、40mmol)、1-ヘキサノール(70mL)および濃硫酸(または発煙硫酸;1mL)の混合物を80℃に加熱し、終夜撹拌した。冷却した後、混合物を真空下で濃縮し(高真空ポンプを必要とする)、残留物をEtOAc(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)との間で分配した。水性混合物をHO(50mL)、飽和NaHCO(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、生成物(27a)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.04-3.98 (m, 2H), 3.47-3.45 (m, 2H), 2.26
(s, 1H), 1.58-1.32 (m, 2H), 1.32-1.23 (m, 6H), 1.12 (s, 3H), 1.11 (s, 3H).
ステップ2:ヘキシル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(27)の合成
Figure 0007437847000132
EtO(40mL)中の塩化スルフリル(2.1mL、29.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(15mL)中のヘキシル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(27a)(3.0g、14.8mmol)およびピリジン(1.4mL、17.8mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に30分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×5mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を、TLCにより完了となるまで(30分間;30%EA/hex)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(27)(3.7g、収率83%)を得た。混合物を-78℃で貯蔵し、さらに精製することなく直ちに次のステップに使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3):
4.50 (s, 2H), 4.13 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 1.69-1.60 (m, 2H), 1.40-1.27 (m, 12H),
0.91-0.87 (m, 3H).
(実施例28)
ヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(28)の合成
Figure 0007437847000133
ステップ1:ヘプチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(28a)の合成
Figure 0007437847000134
独国出願公開第DE3045373号が参照される。3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピオン酸(4.7g、40mmol)、1-ヘプタノール(70mL)および濃硫酸(または発煙硫酸;1mL)の混合物を80℃に加熱し、終夜撹拌した。混合物を冷却した後、混合物を真空下で濃縮し(高真空ポンプを必要とする)、残留物をEtOAc(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)との間で分配した。水性物をHO(50mL)、飽和NaHCO(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、生成物(28a)を油状物として得た。生成物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.31 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 3.77 (s, 2H),
1.87-1.81 (m, 2H), 1.53-1.50 (m, 8H), 1.41 (s, 6H), 1.12-1.08 (m, 3H).
ステップ2:ヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(28)の合成
Figure 0007437847000135
EtO(40mL)中の塩化スルフリル(2.0mL、27.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(15mL)中のヘプチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(28a)(3.0g、13.9mmol)およびピリジン(1.4mL、16.6mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に30分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×5mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を、TLCによりモニターして完了となるまで(30分間;30%EA/hex)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、ヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(28)(3.3g、75%)を得た。混合物を-78℃で貯蔵し、さらに精製することなく直ちに次のステップに使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.46 (s, 2H), 4.11-4.00 (m, 2H), 1.64-1.55
(m, 2H), 1.26-1.24 (m, 8H), 0.85-0.81 (m, 3H).
(実施例29)
tert-ブチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(29)の合成
Figure 0007437847000136
ステップ1およびステップ2:tert-ブチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(29a)の合成
Figure 0007437847000137
化合物は、PCT国際出願公開第WO2007116922に従って合成した。水素化ナトリウム(鉱油中60%;2.0g)を、THF(100mL)中のtert-ブチルメチルマロネート(4g)の冷却溶液にAr雰囲気下、0℃で添加した。混合物を0℃で10分間撹拌した。MeI(3.2mL)を混合物に添加し、撹拌を3時間続けた(この時までに混合物は室温になっていた)。ブラインおよびEtOAcを混合物に添加し、有機層を分離し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、生成物(約4.5g)を得、これを次のステップで直接使用した。
固体リチウムトリ-tert-ブトキシ-アルミノヒドリド(7.1g、28mmol)を、THF(100mL)中のtert-ブチルメチル2,2-ジメチル-マロネート(2.2g)の溶液にAr雰囲気下で15分間かけて少量ずつ添加した。次いで、混合物を加熱還流し、終夜撹拌した。室温に冷却した後、NHClの飽和溶液およびEtOAcを添加し、水層と有機層とを分離した。有機層をHOおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(29a)(900mg)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.50 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 2.53 (t, J = 6.5
Hz, 1H), 1.45 (s, 9 H), 1.14 (s, 6H)
ステップ3:tert-ブチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(29)の合成
Figure 0007437847000138
EtO(6mL)中の塩化スルフリル(0.31mL、4.2mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(6mL)中のtert-ブチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(29a)(0.49g、2.8mmol)およびピリジン(0.25ml、3.1mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。反応が完了まで進行していないことがTLCにより明らかとなった(10%EtOAc/ヘキサン)後、混合物を-78℃で90分間撹拌し、23℃に加温した。混合物を-78℃に再冷却し、さらに1当量の塩化スルフリルを添加し、10分間撹拌し、混合物を23℃に加温した(注記:混合物を、添加後および加温期間中に合計1時間撹拌した)。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、tert-ブチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(29)(961mg、収率は定量的であると推定された)を透明の油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.46 (fd, J = 1.5 Hz, 2H), 1.47 (fd, J =
1.2 Hz, 9H), 1.27 (s, 6H).
(実施例30)
2-メトキシエチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(30)の合成
Figure 0007437847000139
ステップ1:2-メトキシエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(30a)の合成
Figure 0007437847000140
3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパン酸(1.2g、10.3mmol)およびCsCO(3.4g、10.4mmol)を、23℃でDMF(25mL)中に懸濁させ、次いで2-ブロモエチルメチルエーテル(1.0mL、10.4mmol)を添加した。得られた混合物を70℃で終夜撹拌した。冷却した後、混合物をCelite(登録商標)のパッドに通して濾過した。濾液をEtOAc(150mL)で希釈し、混合物を水(3×100mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:4~4:1)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(30a)(1.3g、粗重量)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.28 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.62 - 3.55 (m,
4H), 3.38 (s, 3H), 2.65 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 1.21 (s, 6H).
ステップ2:2-メトキシエチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(30)の合成
Figure 0007437847000141
EtO(7.0mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.2mL、2.8mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(1mL)中の2-メトキシエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(30a)(0.48g、2.7mmol)およびピリジン(0.24mL、3.0mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に11分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、これも反応混合物に添加した。混合物を完了まで(TLC、30%EtOAc/hexによりモニターした、30分間)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(30)(0.5g、67%)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した[注記:HNMRは、出発物質とともに、ピリジンの残留物を有する所望の生成物を示した]。
(実施例31)
オキセタン-3-イル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(31)の合成
Figure 0007437847000142
ステップ1:オキセタン-3-イル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(31a)の合成
Figure 0007437847000143
3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパン酸(4.7g、40mmol)およびCsCO(13.0g、40mmol)を、23℃でDMF(100mL)中に懸濁させ、次いで3-ヨードオキセタン(7.4g、40mmol)を添加した。得られた混合物を70℃で終夜撹拌した。冷却した後、混合物をEtOAc(150mL)で希釈し、混合物を水(3×100mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサンを使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(31a)(3.6g、51%)を油状物として得た。
ステップ2:オキセタン-3-イル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(31)の合成
Figure 0007437847000144
EtO(3mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.2mL、2.7mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2mL)中のオキセタン-3-イル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(31a)(0.46g、2.6mmol)およびピリジン(0.2mL、2.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に11分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、これも反応混合物に添加した。混合物を完了まで(TLC、30%EtOAc/hexによりモニターした、30分間)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(31)(0.5g、69%)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 5.50-5.46 (m, 1H), 4.94-4.89 (m, 2H),
4.65-4.60 (m, 2H), 4.52 (s, 2H), 1.72 (br. s, 1H), 1.36 (s, 6H).
(実施例32)
エチル1-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(32)の合成
Figure 0007437847000145
EtO(3mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(77μL、1.1mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2mL)中のエチル1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボキシレート(0.2g、1.0mmol)およびピリジン(85μL、1.1mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に11分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液を反応物に添加した。混合物を完了まで(約30分間;TLC、30%EtOAc/hexによりモニターした)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(32)を油状物として得、これを精製することなく次のステップで直接使用した。476mgの出発アルコールを使用した第2のバッチにより、600mgの生成物(32)(H-NMRによる純度およそ85%)を得た。
(実施例33)
ステップ1:エチル1-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)シクロペンタン-1-カルボキシレート(33)の合成
Figure 0007437847000146
EtO(3mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(200μL、2.7mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2mL)中のエチル1-(ヒドロキシメチル)シクロペンタンカルボキシレート(0.48g、2.7mmol)およびピリジン(222μL、2.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に7分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×1mL)ですすぎ、両方のすすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を-78℃で1.5時間撹拌した。沈殿物を濾過し、濾過ケーキをEtO(4mL)で洗浄した。濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(33)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した。
(実施例34)
エチル1-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)シクロブタンカルボキシレート(34)の合成
Figure 0007437847000147
EtO(5mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(451μL、6.2mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(10mL)中のエチル1-(ヒドロキシメチル)シクロブタンカルボキシレート(1.0g、6.1mmol)およびピリジン(500μL、6.2mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に11分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、これも反応混合物に添加した。混合物を-78℃で撹拌し、これを4時間以内に周囲温度に加温した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(34)(1.2g、76%)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した。注記:HNMRは、出発物質とともに所望の生成物(19a)を示した。
(実施例35)
エチル5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンタノエート(35)の合成
Figure 0007437847000148
ステップ1:エチル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(35a)の合成
Figure 0007437847000149
テトラヒドロフラン(39mL)およびDMF(13mL)の混合物中のナトリウム5-エトキシ-2,2-ジメチル-5-オキソペンタノエート(3.77g、17.9mmol)の懸濁液に、トルエン中1.0Mのクロロギ酸イソプロピルの溶液(27.0mL、27.0mmol)を0℃で添加した。混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、2時間撹拌した。溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(1.21g、35.9mmol)を添加した。混合物を20分間撹拌し、次いでメタノール(6.5mL)を溶液に添加した。10分間撹拌した後、数滴のトリエチルアミンで修飾した酢酸エチル(25mL)、およびNHClの飽和水溶液(25mL)を添加した。層を分離し、水層をEtOAc(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濾液を真空下で濃縮した。残留物を、0.1%TEAで修飾したEtOAc/ヘキサン(5:95~4:6)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(35a)(2.01g、64%粗製)を無色の油状物として得た。1滴のトリエチルアミンを生成物に添加して、ラクトン化を抑制した。
ステップ2:エチル5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンタノエート(35)の合成
Figure 0007437847000150
EtO(10mL)中の塩化スルフリル(0.64mL、8.7mmol)の溶液を、窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(10mL)中のエチル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(35a)(0.76g、4.4mmol)およびピリジン(0.39mL、4.8mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。シリンジをEtO(3×1mL)ですすぎ、これも混合物に添加した。混合物を-78℃で1.5時間撹拌し、さらにピリジン(0.9当量)を添加し、混合物をCelite(登録商標)のパッドに通して濾過した。濾液を真空下で濃縮して、生成物(35)(0.897g)を無色の油状物として得た。これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
(実施例36)
ヘキシル5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンタノエート(36)の合成
Figure 0007437847000151
ステップ1:ナトリウム-5-(ヘキシルオキシ)-2,2-ジメチル-5-オキソペンタノエート(36a)の合成
Figure 0007437847000152
1-ヘキサノール(50mL)中の2,2-ジメチルグルタル酸無水物(5.0g、35.2mmol)の溶液に、1-ヘキサノール中のナトリウムヘキサン-1-オレート(5.4g、43.5mmol)の溶液を添加した。20時間撹拌した後、溶媒を蒸発させ、得られた固体をジエチルエーテル(80mL)中に懸濁させた。混合物を濾過し、固体をジエチルエーテル(2×40mL)で洗浄した。固体を高真空下で乾燥させて、生成物(36a)(3.84g、41%)を固体として得た。1H-NMR (300 MHz, D2O): δ 4.14 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 2.38-2.33 (m,
2H), 1.82-1.77 (m, 2H), 1.75-1.63 (m, 2H), 1.43-1.28 (m, 6H), 1.12 (s, 6H),
0.92-0.88 (m, 3H).スペクトルは、生成物に少量の未同定物質が夾雑していることを明らかにした。
ステップ2:ヘキシル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(36b)の合成
Figure 0007437847000153
THF(31mL)およびDMF(10mL)の混合物中のナトリウム5-(ヘキシルオキシ)-2,2-ジメチル-5-オキソペンタノエート(36a)(3.84g、14.4mmol)の懸濁液に、トルエン中1.0Mのクロロギ酸イソプロピル(21.6mL、21.6mmol)を0℃で添加し、混合物を10分間撹拌した。室温で3.3時間撹拌した後、溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.98g、28.8mmol)を添加した。混合物を20分間撹拌し、MeOH(5.2mL)を溶液に添加した(反応を、溶離液として2:8 酢酸エチル/ヘキサンを使用するTLCによりモニターした)。15分後、数滴のトリエチルアミンを添加した。さらに15分間撹拌した後、酢酸エチル(25mL)、および飽和NHCl水溶液を添加した(25mL)。有機層と水層とを分離し、水層をEtOAc(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残留物を、0.1%EtNで修飾したEtOAc/ヘキサン(5:95~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(36b)(2.16g、65%)を無色の油状物として得た。1滴のEtNを添加して、ラクトン化を抑制した。
ステップ3:ヘキシル5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンタノエート(36)の合成
Figure 0007437847000154
EtO(8.5mL)中の塩化スルフリル(0.38mL、5.2mmol)の溶液を、窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(8.5mL)中のヘキシル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(36b)(0.60g、2.6mmol)およびピリジン(0.42mL、5.2mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。シリンジをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液も混合物に添加した。混合物を4.5時間撹拌した(反応を、溶離液として2:8 EtOAc/ヘキサンを使用するTLCによりモニターした)。固体を濾別し、溶媒を真空中で濃縮して、生成物(36)を無色の油状物として定量的収率で得た。これに3mLのTHFを添加し、溶液を-78℃で貯蔵した。これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
(実施例37)
ヘプチル5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンタノエート(37)の合成
Figure 0007437847000155
ステップ1:ナトリウム5-(ヘプチルオキシ)-2,2-ジメチル-5-オキソペンタノエート(37a)の合成
Figure 0007437847000156
1-ヘプタノール(40mL)中の2,2-ジメチルグルタル酸無水物(5.0g、35.2mmol)の溶液に、1-ヘプタノール(30mL)中のナトリウムヘプタン-1-オレート(6.01g、43.5mmol)の溶液を添加した。終夜撹拌した後、溶媒を蒸発させ、得られた固体をEtO(80mL)中に懸濁させた。混合物を濾過し、固体をEtO(2×40mL)で洗浄した。固体を高真空下で乾燥させて、生成物(37a)(7.89g、80%)を固体として得た。1H-NMR (300 MHz, D2O): δ 4.14 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 2.36-2.32 (m,
2H), 1.82-1.77 (m, 2H), 1.74-1.63 (m, 2H), 1.40-1.31 (m, 8H), 1.11 (s, 6H),
0.92-0.87 (m, 3H).スペクトルは、生成物に少量の未同定物質が夾雑していることを明らかにした。
ステップ2:ヘプチル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(37b)の合成
Figure 0007437847000157
THF(61mL)およびDMF(20mL)の混合物中のナトリウム5-(ヘプチルオキシ)-2,2-ジメチル-5-オキソペンタノエート(44a)(7.89g、28.1mmol)の懸濁液に、トルエン中1.0Mのクロロギ酸イソプロピル(42.2mL、42.2mmol)を0℃で添加し、混合物を10分間撹拌した。室温で4時間撹拌した後、懸濁液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(1.9g、56.3mmol)を添加した。混合物を20分間撹拌し、次いでMeOH(10mL)を溶液に添加した(反応を、2:8 酢酸エチル/ヘキサンを使用するTLCによりモニターした)。30分間撹拌した後、EtOAc(50mL)、数滴のEtN、およびNHClの飽和水溶液を添加した(50mL)。水層と有機層とを分離し、水層をEtOAc(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、濾液を真空中で濃縮した。残留溶液をHO(3×100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。すべての抽出中に、数滴のEtNを有機層に添加して、ラクトン化を抑制した。残留物を、溶離液として0.1%EtNで修飾したEtOAc/ヘキサン(0:1~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(37b)(3.35g、49%粗製)を無色の油状物として得た。
ステップ3:ヘプチル5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンタノエート(37)の合成
Figure 0007437847000158
EtO(13mL)中の塩化スルフリル(0.60mL、8.2mmol)の溶液を、窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(13mL)中のヘプチル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(37b)(1.0g、4.1mmol)およびピリジン(0.66mL、8.2mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。シリンジをジエチルエーテル(3×1mL)ですすぎ、これも混合物に添加した。混合物を4.5時間撹拌した(反応を、溶離液として2:8 酢酸エチル/ヘキサンを使用するTLCによりモニターした)。固体を濾別し、濾液を真空中で濃縮して、生成物(37)(1.13g)を無色の油状物として得た。これに3mLのTHFを添加し、溶液を-78℃で貯蔵した。これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
(実施例38)
2-メトキシエチル5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンタノエート(38)の合成
Figure 0007437847000159
ステップ1:ナトリウム5-(2-メトキシエトキシ)-2,2-ジメチル-5-オキソペンタノエート(38a)の合成
Figure 0007437847000160
2-メトキシエタノール(30mL)中の2,2-ジメチルグルタル酸無水物(5.0g、35.2mmol)の溶液に、2-メトキシエタノール(30mL)中のナトリウム2-メトキシエタノレート(4.27g、43.5mmol)の溶液を添加した。20時間撹拌した後、溶媒を蒸発させ、得られた固体をEtO(80mL)中に懸濁させた。混合物を濾過し、固体をEtO(2×40mL)で洗浄した。固体を高真空下で乾燥させて、生成物(38a)(6.44g、76%)を固体として得た。1H-NMR (300 MHz, D2O): δ 4.30-4.27 (m, 2H), 3.75-3.72 (m, 2H), 3.42
(s, 3H), 2.41-2.36 (m, 2H), 1.83-1.78 (m, 2H), 1.12 (s, 6H).スペクトルは、生成物に少量の未同定物質が夾雑していることを明らかにした。
ステップ2:2-メトキシエチル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(38b)の合成
Figure 0007437847000161
THF(58mL)およびDMF(19mL)の混合物中のナトリウム5-(2-メトキシエトキシ)-2,2-ジメチル-5-オキソペンタノエート(38a)(6.44g、26.8mmol)の懸濁液に、トルエン中1.0Mのクロロギ酸イソプロピル(40.2mL、40.2mmol)を0℃で添加し、10分間撹拌した。室温で4時間撹拌した後、混合物を-78℃で終夜貯蔵した。懸濁液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(1.81g、53.6mmol)を添加した。混合物を20分間撹拌し、次いでMeOH(9.6mL)を溶液に添加した(反応を、溶離液として3:7 EtOAc/ヘキサンを使用するTLCによりモニターした)。30分間撹拌した後、数滴のEtNを含むEtOAc(50mL)、続いてNHClの飽和水溶液(50mL)を添加した。層を分離し、水層をEtOAc(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(38b)(2.54g、46%粗製)を得た。
ステップ3:2-メトキシエチル5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンタノエート(38)の合成
Figure 0007437847000162
EtO(8mL)中の塩化スルフリル(0.36mL、4.9mmol)の溶液を、窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(8mL)中の2-メトキシエチル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(38b)(0.50g、2.4mmol)およびピリジン(0.40mL、4.9mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。シリンジをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液も混合物に添加した。混合物を4.5時間撹拌した(反応を、溶離液として2:8 EtOAc/ヘキサンを使用するTLCによりモニターした)。固体を濾別し、濾液を真空中で濃縮して、生成物(38)(0.60g、2.0mmol)を無色の油状物として得た。これに3mLのTHFを添加し、溶液を-78℃で貯蔵した。これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
(実施例39)
5-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,4,4-テトラメチルペンチルプロピオネート(39)の合成
Figure 0007437847000163
ステップ1:5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン(39a)の合成
Figure 0007437847000164
ジクロロメタン(683mL)中のエチル5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンタノエート(35a)(26.5g、152.1mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.75mL、22.8mmol)を添加した。混合物を室温で3日間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(150mL)でクエンチし、30分間急速撹拌し、層を分離した。有機層をブライン(150mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~45:55)を使用するシリカゲルフラッシュでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(39a)(8.79g、45%)を無色の油状物として得た。生成物をさらに精製することなく次のステップで使用し、これには少量の未同定副産物が夾雑していた。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.97 (s, 2H), 2.56 (t, J = 7.4 Hz, 2H),
1.69 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.05 (s, 6H).
ステップ2:3,3,5,5-テトラメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン(39b)の合成
Figure 0007437847000165
5,5-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン(39a)(8.79g、68.6mmol)を無水DMF(150mL)に溶解し、得られた溶液をアルゴンの不活性雰囲気下で0℃に冷却した。鉱油中60%の水素化ナトリウム(8.23g、205.7mmol)を一度に添加し、混合物を20分間撹拌した。これに続いて、MeI(17.1mL、274.3mmol)を滴下添加した。得られた溶液を0℃で20分間、次いで室温で3日間撹拌した。混合物をEtOAc(350mL)で希釈し、次いでNHClの飽和水溶液(100mL)を慎重に滴下添加することにより0℃でクエンチした。水層と有機層とを分離し、水層をEtOAc(350mL)で抽出した。合わせた有機層をHO(6×300mL)、ブライン(300mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:9)を使用するシリカ上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(39b)(3.42g、32%)を得た。生成物をさらに精製することなく次のステップで使用し、これには少量の様々な未同定副産物が夾雑していた。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.01 (s, 2H), 1.62 (s, 2H), 1.30 (s, 6H),
1.02 (s, 6H).
ステップ3:2,2,4,4-テトラメチルペンタン-1,5-ジオール(39c)の合成
Figure 0007437847000166
EtO(126mL)中95%LiAlH(0.87g、21.6mmol)の撹拌スラリーを含有する首付き丸底フラスコを、アルゴン雰囲気下で0℃に冷却した。このスラリーに、EtO(50mL)中の3,3,5,5-テトラメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン(39b)(2.94g、18.8mmol)の溶液をアルゴンの不活性雰囲気下で添加した。これを室温に加温し、終夜撹拌した。混合物をHO(80mL)、次いで3M NaOH(120mL)で慎重にクエンチし、30分間撹拌した。混合物をCelite(登録商標)のパッドに通して濾過し、パッドをEtOで十分にすすいだ。水層と有機層とを分離し、水層をEtO(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を真空下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(2:8~6:4)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(39c)(2.59g、86%)を固体として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.41 (s, 4H), 2.55 (s, 2H), 1.34 (s, 2H),
0.95 (s, 12H)
ステップ4:5-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトラメチルペンチルプロピオネート(39d)の合成
Figure 0007437847000167
DCM(20mL)中の2,2,4,4-テトラメチルペンタン-1,5-ジオール(39c)(0.48g、3.0mmol)およびピリジン(0.24mL、3.0mmol)の撹拌溶液に、塩化プロピオニル(0.26mL、3.0mmol)を約0℃(氷浴)で30分間かけて滴下添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物をHO(20mL)で希釈し、層を分離した。水層をDCM(2×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(5:95~6:4)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(39d)(411mg、63%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.85 (s, 2H), 3.32 (s, 2H), 2.37 (q, J =
7.7 Hz, 2H), 1.50 (s, 1H), 1.36 (s, 2H), 1.16 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.03 (s,
6H), 0.99 (s 6H).
ステップ5:5-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,4,4-テトラメチルペンチルプロピオネート(39)の合成
Figure 0007437847000168
EtO(6.4mL)中の塩化スルフリル(0.136mL、1.9mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(6.4mL)中の5-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトラメチルペンチルプロピオネート(39d)(404mg、1.9mmol)およびピリジン(0.15mL、1.9mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。混合物を室温に加温し、70分間撹拌した。固体を濾過して、EtO中の生成物(39)の溶液を濾液として得た。収率は定量的であると推定され、混合物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
(実施例40)
5-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,4,4-テトラメチルペンチルベンゾエート(40)の合成
Figure 0007437847000169
ステップ1:5-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトラメチルペンチルベンゾエート(40a)の合成
Figure 0007437847000170
DCM(20mL)中の2,2,4,4-テトラメチルペンタン-1,5-ジオール(39c)(0.48g、3.0mmol)およびピリジン(0.24mL、3.0mmol)の撹拌溶液に、塩化ベンゾイル(0.37mL、3.0mmol)をアルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)で30分間かけて滴下添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物をHO(20mL)で希釈し、層を分離した。水層をDCM(2×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(5:95~1:1)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(40a)(548mg、69%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 8.06 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.59-7.55 (m,
1H), 7.48-7.43 (m, 2H), 4.09 (s, 2H), 3.35 (s, 2H), 1.48 (s, 2H), 1.13 (s, 6H),
1.02 (s, 6H).
ステップ2:5-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,4,4-テトラメチルペンチルベンゾエート(40)の合成
Figure 0007437847000171
EtO(8.5mL)中の塩化スルフリル(0.15mL、2.0mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(8.5mL)中の5-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトラメチルペンチルベンゾエート(40a)(541mg、2.0mmol)およびピリジン(0.17mL、2.0mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。混合物を0℃で20分間、次いで室温で90分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を使用して、EtO中の生成物(40)の溶液(約20mL)を得た。収率は定量的であると推定され、生成物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
(実施例41)
5-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,4,4-テトラメチルペンチル2,6-ジメチルベンゾエート(41)の合成
Figure 0007437847000172
ステップ1:5-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトラメチルペンチル2,6-ジメチルベンゾエート(41a)の合成
Figure 0007437847000173
DCM(20mL)中の2,2,4,4-テトラメチルペンタン-1,5-ジオール(39c)(0.48g、3.0mmol)およびピリジン(0.24mL、3.0mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメチルベンゾイルクロリド(0.45mL、3.0mmol)をアルゴン雰囲気下、0℃(氷浴)で30分間かけて滴下添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物をHO(20mL)で希釈し、層を分離した。水層をDCM(2×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(5:95~1:1)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(41a)(462mg、53%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.22-7.17 (m, 1H), 7.04 (d, J = 7.5 Hz,
2H), 4.10 (s, 2H), 3.32 (s, 2H), 2.33 (s, 6H), 1.41 (s, 2H), 1.10 (s, 6H), 1.00
(s, 6H).
ステップ2:5-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,4,4-テトラメチルペンチル2,6-ジメチルベンゾエート(41)の合成
Figure 0007437847000174
EtO(7mL)中の塩化スルフリル(0.11mL、1.5mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(7mL)中の5-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトラメチルペンチル2,6-ジメチルベンゾエート(41a)(453mg、1.5mmol)およびピリジン(0.13mL、1.5mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。混合物を氷浴中で20分間、次いで室温で90分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を貯蔵して、EtO中の生成物(41)の溶液(約20mL)を得た。収率は定量的であると推定された。この混合物をさらに精製することなく次のステップで使用した(少量を真空下で濃縮し、残留物のNMRを測定した)。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.21 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 7.2
Hz, 2H), 4.20 (s, 2H), 4.07 (s, 2H), 2.32 (s, 6H), 1.50 (s, 2H), 1.14 (s, 6H),
1.12 (s, 6H).
(実施例42)
(3-メチル-2-オキソテトラヒドロフラン-3-イル)メチルスルホクロリデート(42)の合成
Figure 0007437847000175
ピリジン(0.28mL、3.5mmol)を、3-(ヒドロキシメチル)-3-メチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(Synlett 2010、2625~2627に従って調製した)(0.30g、2.3mmol)およびEtO(8mL)の撹拌混合物にアルゴン雰囲気下で添加した。溶液を-78℃に冷却し、EtO(3mL)中の塩化スルフリル(0.28mL、3.5mmol)を-78℃でゆっくりと添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を濾過してピリジン塩を除去し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(42)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した(収率は定量的であると推定された)。
(実施例43)
3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピルピバレート(43)の合成
Figure 0007437847000176
ステップ1:3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピルピバレート(43a)の合成
Figure 0007437847000177
アルゴン雰囲気下、0℃のDCM(50mL)中の2,2-ジメチルプロパン-1,3-ジオール(5.07g、48.7mmol)の撹拌溶液に、トリメチルアセチルクロリド(2.0mL、16.2mmol)、ピリジン(2.63mL、32.5mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.4g、3.2mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、室温で終夜撹拌した。混合物を0℃に冷却し、反応物を1N HCl(50mL)の添加によりクエンチし、次いでDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:5)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(43a)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.92 (s, 2H), 3.27 (s, 2H), 1.22 (s, 9H),
0.92 (s, 6H).
ステップ2:3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピルピバレート(43)の合成
Figure 0007437847000178
ピリジン(0.75mL、9.3mmol)を、3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピルピバレート(43a)(1.17g、6.2mmol)およびEtO(20mL)の撹拌混合物にアルゴン雰囲気下で添加した。溶液を-78℃に冷却し、EtO(8mL)中の塩化スルフリル(0.75mL、9.3mmol)を-78℃でゆっくりと添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を濾過してピリジン塩を除去し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(43)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した(収率は定量的であると推定された)。
(実施例44)
3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル3-クロロ-2,6-ジメトキシベンゾエート(44)の合成
Figure 0007437847000179
ステップ1:3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル2,6-ジメトキシベンゾエート(44a)の合成
Figure 0007437847000180
アルゴン雰囲気下、0℃のDCM(40mL)中の2,2-ジメチルプロパン-1,3-ジオール(3.89g、37.4mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメトキシベンゾイルクロリド(純度80%;3.13g、12.5mmol)、ピリジン(2.02mL、24.9mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.3g、2.5mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、室温で終夜撹拌した。混合物を0℃に冷却し、反応物を1N HCl(50mL)の添加によりクエンチし、次いでDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:5)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(44a)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.19 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 6.48 (d, J = 8.1
Hz, 2H), 4.09 (s, 2H), 3.71 (s, 6H), 3.33 (s, 2H), 0.89 (s, 6H).
ステップ2:3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル3-クロロ-2,6-ジメトキシベンゾエート(44)の合成
Figure 0007437847000181
ピリジン(0.16mL、2.0mmol)を、3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル2,6-ジメトキシベンゾエート(44a)(0.35g、1.3mmol)およびEtO(10mL)の撹拌混合物にアルゴン雰囲気下で添加した。溶液を-78℃に冷却し、EtO(8mL)中の塩化スルフリル(0.16mL、2.0mmol)を-78℃でゆっくりと添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を濾過してピリジン塩を除去し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(44)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した(収率は定量的であると推定された)。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.36 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.66 (d, J = 8.7
Hz, 1H), 4.35 (s, 2H), 4.21 (s, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.81 (s, 3H), 1.13 (s, 6H).
(実施例45)
4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチル2,6-ジメチルベンゾエート(45)の合成
Figure 0007437847000182
ステップ1:2,2,3,3-テトラメチルブタン-1,4-ジオール(45a)の合成
Figure 0007437847000183
EtO(28mL)中の3,3,4,4-テトラメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(米国特許第3,658,849号に従って調製した)(1.0g、7.0mmol)の溶液を、EtO(28mL)中のLiAlH(95%;0.32g、8.1mmol)の撹拌スラリーにアルゴン雰囲気下、0℃で添加した。混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。硫酸ナトリウム十水和物を、フラスコ内の発泡が止むまでゆっくりと添加した。固体をCelite(登録商標)のパッドに通して濾過し、パッドをEtOAcで洗浄した。濾液を真空下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~7:3)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(45a)(0.7g)を固体として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.41 (s, 4H), 0.88 (s, 12H).
ステップ2:4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチル2,6-ジメチルベンゾエート(45b)の合成
Figure 0007437847000184
アルゴン雰囲気下、0℃のDCM(15mL)中の2,2,3,3-テトラメチルブタン-1,4-ジオール(45a)(0.71g、4.9mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメチルベンゾイルクロリド(0.2mL、1.6mmol)、ピリジン(0.26mL、3.2mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.04g、0.3mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、室温で終夜撹拌した。混合物を0℃に冷却し、反応物を1N HCl(15mL)の添加によりクエンチし、次いでDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:2)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(45b)を油状物(266mg)として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.18 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 6.9
Hz, 2H), 4.25 (s, 2H), 3.51 (s, 2H), 2.31 (s, 6H), 0.98 (s, 6H), 0.93 (s, 6H).
ステップ3:4-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,3,3-テトラメチルブチル2,6-ジメチルベンゾエート(45)の合成
Figure 0007437847000185
ピリジン(0.11mL、1.3mmol)を、4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチル2,6-ジメチルベンゾエート(45b)(0.26g、0.9mmol)およびEtO(10mL)の撹拌混合物にアルゴン雰囲気下で添加した。溶液を-78℃に冷却し、EtO(3mL)中の塩化スルフリル(0.11mL、1.3mmol)を-78℃でゆっくりと添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を濾過してピリジン塩を除去し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(45)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した(収率は定量的であると推定された)。
(実施例46)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,3,3-テトラメチルブチルベンゾエート(46)の合成
Figure 0007437847000186
ステップ1:4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチルベンゾエート(46a)の合成
Figure 0007437847000187
アルゴン雰囲気下、0℃のDCM(15mL)中の2,2,3,3-テトラメチルブタン-1,4-ジオール(45a)(0.74g、5.0mmol)の撹拌溶液に、塩化ベンゾイル(0.25mL、2.0mmol)、ピリジン(0.33mL、4.0mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.05g、0.4mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、室温で終夜撹拌した。混合物を0℃に冷却し、反応物を1N HCl(15mL)の添加によりクエンチし、次いでDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:2)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(46a)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 8.05 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.58 (t, J = 7.4
Hz, 1H), 7.46 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 4.27 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 1.05 (s, 6H),
0.99 (s, 6H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,3,3-テトラメチルブチルベンゾエート(46)の合成
Figure 0007437847000188
ピリジン(0.29mL、3.6mmol)を、4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチルベンゾエート(46a)(0.70g、2.8mmol)およびEtO(10mL)の撹拌混合物にアルゴン雰囲気下で添加した。溶液を-78℃に冷却し、EtO(3mL)中の塩化スルフリル(0.29mL、3.6mmol)を-78℃でゆっくりと添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を濾過してピリジン塩を除去し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(46)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した(収率は定量的であると推定された)。
(実施例47)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,3,3-テトラメチルブチルプロピオネート(47)の合成
Figure 0007437847000189
ステップ1:4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチルプロピオネート(47a)の合成
Figure 0007437847000190
アルゴン雰囲気下、0℃のDCM(15mL)中の2,2,3,3-テトラメチルブタン-1,4-ジオール(45a)(0.59g、4.0mmol)の撹拌溶液に、塩化プロピオニル(0.25mL、3.1mmol)、ピリジン(0.33mL、4.0mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.05g、0.4mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、室温で終夜撹拌した。混合物を0℃に冷却し、反応物を1N HCl(15mL)の添加によりクエンチし、次いでDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:2)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、ジアシル化物質、続いて生成物(47a)(300mg)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.99 (s, 2H), 3.49 (s, 2H), 2.38-2.31 (q,
2H), 1.15 (t, J = 7.8 Hz, 3H), 0.91 (d, J = 4.8 Hz, 12H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,3,3-テトラメチルブチルプロピオネート(47)の合成
Figure 0007437847000191
ピリジン(0.16mL、1.9mmol)を、4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチルプロピオネート(47a)(0.30g、1.5mmol)およびEtO(10mL)の撹拌混合物にアルゴン雰囲気下で添加した。溶液を-78℃に冷却し、EtO(3mL)中の塩化スルフリル(0.16mL、1.9mmol)を-78℃でゆっくりと添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を濾過してピリジン塩を除去し、濾液を真空下で濃縮して、生成物(54)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した(収率は定量的であると推定された)。
(実施例48)
(3-メチル-2-オキソテトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチルスルホクロリデート(48)の合成
Figure 0007437847000192
ステップ1:3-((ベンジルオキシ)メチル)-3-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン(48a)の合成
Figure 0007437847000193
δ-バレロラクトン(5.23g、52.2mmol)を、アルゴン雰囲気下でTHF(120mL)およびHMPA(9.2mL)の混合物に溶解した。反応混合物を-78℃に冷却し、10分間撹拌した。THF中2.0Mのリチウムジイソプロピルアミドの溶液(28.7mL、57.5mmol)を、5分間かけて滴下添加した。反応物を-78℃で30分間撹拌し、次いでニートのMeI(3.3mL、52.8mmol)を反応物に5分間かけて添加した。混合物を-78℃で30分間撹拌し、次いで冷却浴から取り出し、0℃に加温し、30分間撹拌した(注記:この間に混合物は徐々に黄色になった)。混合物を-78℃に再冷却し、10分間撹拌し、次いでさらなる量のTHF中2.0Mのリチウムジイソプロピルアミド(28.7mL、57.5mmol)を5分間かけて添加した。反応物を-78℃で30分間撹拌し、次いでニートのベンジルクロロメチルエーテル(70%;10.5mL、52.8mmol)を5分間かけて添加した。混合物を室温に加温放置し、16時間撹拌した。次いで、溶媒を真空下で除去し、残留物を飽和塩化アンモニウム(200mL)とEtOAc(200mL)との間で分配した。水層をEtOAc(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(2×100mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮した(19g)。残留物をシリカゲル上にドライローディングし、溶離液としてEtOAc/ヘキサンを使用するシリカゲル(120gのカートリッジ)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純物が夾雑している生成物(6.9g)を得た。残留物を、溶離液としてDCM/ヘキサン(0:1~4:1)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより再精製して、生成物(48a)(1.76g)を液体として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.29-7.37 (m, 5H), 4.61 (dd, J = 21.0,
12.3 Hz, 2H), 4.32-4.38 (m, 2H), 3.26-3.81 (dd, J = 15.8, 8.1 Hz, 2H),
2.21-2.30 (m, 1H), 1.87-1.94 (m, 2H), 1.59-1.66 (m, 1H), 1.23 (s, 3H).
ステップ2:3-(ヒドロキシメチル)-3-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン(48b)の合成
Figure 0007437847000194
3-((ベンジルオキシ)メチル)-3-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン(48a)(0.52g、2.2mmol)を2-プロパノール(25mL)に溶解し、溶液を脱気し、アルゴンでバックフラッシュした。(注記:MeOHは水素化中にラクトンを開環し得るので、MeOHを溶媒として使用しない)。パラジウム炭素、10%(0.26g、0.2mmol)を混合物に添加し、系を密封した。反応物を脱気し、水素でバックフラッシュし(3回)、水素雰囲気下で2時間撹拌した。懸濁液をCelite(登録商標)のパッドに通して濾過し、濾過ケーキを新たな2-プロパノール(2×50mL)で洗浄した。濾液を真空下で濃縮し、生成物(48b)をさらに精製することなく使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.27-4.45 (m, 2H), 3.67 (d, J = 11.4 Hz,
1H), 3.52 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 1.84-2.03 (m, 2H), 1.58-1.64 (m, 1H), 1.29 (s,
3H).
ステップ3:(3-メチル-2-オキソテトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチルスルホクロリデート(48)の合成
Figure 0007437847000195
EtO(10mL)中の3-(ヒドロキシメチル)-3-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン(48b)(0.32g、2.2mmol)およびピリジン(0.21mL、2.6mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。ニートの塩化スルフリル(0.21mL、2.6mmol)を、シリンジを介して上記溶液に滴下添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いでフラスコを室温に加温し、1時間撹拌した(TLC EtOAc/ヘキサン、3:7によりモニターした)。沈殿物が形成されて、濃厚懸濁液を得た。懸濁液を0.45μM Teflon(登録商標)フィルターに通して濾過し、濾過ケーキを新たなEtO(2×5mL)ですすいだ。アリコート(0.5mL)を採取し、濃縮し、混合物についてNMRを得た。生成物(48)を含有する残った溶液を次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.87 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.25-4.50 (m,
2H), 4.32 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 2.00-2.20 (m, 2H), 1.75-2.00 (m, 2H), 1.39 (s,
3H).
(実施例49)
2-(3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェニルアセテート(49)の合成
Figure 0007437847000196
ステップ1:エチル3-(2-メトキシフェニル)-2,2-ジメチルプロパノエート(49a)の合成
Figure 0007437847000197
THF中2.0Mのリチウムジイソプロピルアミドの撹拌溶液(26.6mL、53.2mmol)を、THF(100mL)で希釈し、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却し、5分間撹拌した。ニートのイソ酪酸エチル(6.68mL、49.7mmol)を15分間かけて滴下添加し、混合物を-78℃で1時間撹拌した。THF(100mL)中の1-(ブロモメチル)-2-メトキシベンゼン(J.Am.Chem.Soc.2013、135、11951に従って調製した)(12.0g、59.7mmol)の溶液を、30分間かけて滴下添加した。混合物を室温に加温し、20時間撹拌した。反応物をブライン(100mL)でクエンチし、EtO(4×100mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空下で濃縮した。粗残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~5:95)を使用するシリカゲル(120gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(49a)を液体(8.06g、68%)として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.18 (dt, J = 1.8, 8.1 Hz, 1H), 7.06 (dd,
J = 1.5, 8.1 Hz, 1H), 6.82-6.87 (m, 2H), 4.12 (q, J = 6.9 Hz, 2H), 3.77 (s,
3H), 2.92 (s, 2H), 1.26 (t, J = 6.9 Hz, 3H), 1.15 (s, 6H).
ステップ2:3,3-ジメチルクロマン-2-オン(49b)の合成
Figure 0007437847000198
エチル3-(2-メトキシフェニル)-2,2-ジメチルプロパノエート(49a)(8.1g、34.2mmol)をDCM(200mL)に溶解し、アルゴン雰囲気下で0℃に冷却した。DCM(100mL)中のBBr(3.6mL、37.7mmol)の溶液を、冷溶液に滴下添加した。混合物を室温に加温し、終夜撹拌した(反応中に固体が形成された)。有色懸濁液を氷水浴中で冷却し、水(150mL)を混合物に添加した。有機層と水層とを分離し、水層をDCM(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO;注記:溶液はより暗色になった)、濾過し、真空下で濃縮して、生成物(49b)(4.85g、80%)を油状物として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.01-7.25 (m, 3H), 2.85 (s, 2H), 1.29 (s,
6H).
ステップ3:2-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)フェノール(49c)の合成
Figure 0007437847000199
LiAlH(1.94g、51.1mmol)をアルゴン雰囲気下でEtO(52.5mL)中に懸濁させ、混合物を氷水浴中で0℃に冷却した。EtO(50mL)中の3,3-ジメチルクロマン-2-オン(49b)(4.85g、27.5mmol)の溶液を、懸濁液に30分間かけて滴下添加した。混合物を室温に加温し、20時間撹拌した。混合物を氷水浴中で冷却し、水(2mL)、15%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)、および水(6mL)を、ゆっくりとした添加により順次添加した。混合物を室温に加温し、15分間撹拌した。無水MgSOを懸濁液に添加し、混合物を15分間撹拌した。混合物を濾過し、濾過ケーキをEtO(3×50mL)で洗浄した。濾液を真空下で濃縮して、生成物(49c)(4.34g、88%)を固体として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.15 (dt, J = 8.1, 1.5 Hz, 1H), 7.04 (dd,
J = 7.5, 1.8 Hz, 1H), 6.82-7.01 (m, 2H), 3.22 (s, 2H), 2.61 (s, 2H), 0.98 (s,
6H).
ステップ4:2-(3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェノール(49d)の合成
Figure 0007437847000200
2-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)フェノール(49c)(4.0g、22.2mmol)およびイミダゾール(3.8g、56.0mmol)の溶液をDMF(50mL)に溶解し、tert-ブチルジメチルシリルクロリド(4.0g、26.6mmol)を溶液に添加し、2時間撹拌した。溶媒を高真空下で除去し、残留物を、溶離液としてヘキサン(5:95~2:3)を用いるシリカゲル(40gのカートリッジ)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(49d)を油状物(7.34g、>100%)として得た。化合物は純度およそ90%であり、さらに精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.11 (dt, J = 7.5, 1.8 Hz, 1H), 7.10 (dd,
J = 7.5, 1.8 Hz, 1H), 6.90 (dd, J = 8.1, 1.5 Hz, 1H), 6.79 (dt, J = 6.9, 0.9
Hz, 1H), 3.17 (s, 2H), 2.57 (s, 2H), 0.97 (s, 9H), 0.92 (s, 6H), 0.13 (s, 6H).
ステップ5:2-(3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェニルアセテート(49e)の合成
Figure 0007437847000201
THF(90mL)中の2-(3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェノール(49d)(純度約90%;2.5g、7.6mmol)およびEtN(2.3g、22.9mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下、氷浴中で0℃に冷却した。塩化アセチル(0.65mL、9.2mmol)を混合物に滴下添加し、添加完了後、氷浴を取り外した。反応物を室温に加温し、2時間撹拌した。懸濁液を濾過し、固体を新たなTHF(2×20mL)で洗浄した。濾液を真空下で濃縮し、残留物をシリカゲル上にドライローディングし、次いで、溶離液として0~8%EtOAc/ヘキサン(0:1~8:92)を使用するシリカゲル(40gのカートリッジ)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(49e)(2.16g、84%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.11-7.27 (m, 3H), 7.04 (d, J = 7.5 Hz,
1H), 3.25 (s, 2H), 2.51 (s, 2H), 2.30 (s, 3H), 0.93 (s, 9H), 0.81 (s, 6H), 0.06
(s, 6H).
ステップ6:2-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)フェニルアセテートおよび3-(2-ヒドロキシフェニル)-2,2-ジメチルプロピルアセテート(49f)の合成
Figure 0007437847000202
ピリジンヒドロフルオリド(70%、1.3mL、10.4mmol)を、THF(25mL)中の2-(3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェニルアセテート(49e)(0.70g、2.1mmol)およびピリジン(2.5mL、31.2mmol)の撹拌溶液にアルゴン雰囲気下、室温で添加し、混合物を24時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し(浴温を25℃にセットした)、残留物をEtOAc(100mL)に溶解し、ブライン(3×75mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、65:35の所望のアルコールと3-(2-ヒドロキシフェニル)-2,2-ジメチルプロピルアセテートとの混合物を得た。NMR分析は、生成物(49f)の両方のエステルの存在を示した。この物質をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。所望の生成物の1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 6.8-7.26 (m, 4H), 3.79 (s, 2H), 3.27 (s,
2H), 2.62 (s, 2H), 2.53 (s, 2H), 2.33 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 0.974 (s, 6H),
0.90 (s, 6H).
ステップ7:2-(3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェニルアセテート(49)の合成
Figure 0007437847000203
EtO(6.8mL)中の塩化スルフリル(172μL、2.1mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2.0mL)中の2-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)フェニルアセテート(49f)(0.43g、1.9mmol)およびピリジン(172μL、2.1mmol)の溶液を、カニューレを介して塩化スルフリル溶液に滴下添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いでフラスコを室温に加温し、1.5時間撹拌した(TLC 30%EtOAc/ヘキサンによりモニターした)。懸濁液を0.45μm PTFEシリンジフィルターに通して濾過し、シリンジフィルターを新たなEtO(10mL)ですすいで、生成物(49)を得た。濾液をさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。収率は定量的であると推定された。
(実施例50)
2-(3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェニルピバレート(50)の合成
Figure 0007437847000204
ステップ1:2-(3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェニルピバレート(50a)の合成
Figure 0007437847000205
2-(3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェノール(0.9g、3.1mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.93g、7.6mmol)を、アルゴン雰囲気下でTHF(50mL)に溶解した。トリメチルアセチルクロリド(0.45mL、3.7mmol)を室温で混合物に滴下添加すると、直ちに白色の固体が形成され、添加は、懸濁液が形成されるまで続けた。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで濾過し、濾過ケーキをTHF(10mL)で洗浄した。濾液をシリカゲル(15g)上にドライローディングし、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~6:94)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、NMR分析によると約3%の出発物質が夾雑している生成物(50a)を得た。この物質をさらに精製することなく使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.27 (dd, J = 7.2, 2.1 Hz, 1H), 7.21 (dt,
J = 7.5, 1.8 Hz, 1H), 7.15 (dt, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 6.97 (dd, J = 8.1, 1.8
Hz, 1H), 3.25 (s, 2H), 2.49 (s, 2H), 1.38 (s, 9H), 0.92 (s, 9H), 0.82 (s, 6H),
0.05 (s 6H).
ステップ2:2-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)フェニルピバレート(50b)の合成
Figure 0007437847000206
ピリジンヒドロフルオリド(70%、1.3mL、10.4mmol)を、THF(25mL)中の2-(3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェニルピバレート(50a)(0.70g、1.8mmol)およびピリジン(2.5mL、31.2mmol)の撹拌溶液にアルゴン雰囲気下、室温で添加し、混合物を24時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し(浴温を25℃にセットした)、残留物をEtOAc(100mL)に溶解し、ブライン(3×75mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、所望の生成物(50b)を油状物として得た。この物質をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.12-7.26 (m, 3H), 6.98 (m, 1H), 3.31 (s,
2H), 2.51 (s, 2H), 1.39 (s, 9H), 0.89 (s, 9H).
ステップ3:2-(3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)フェニルピバレート(50)の合成
Figure 0007437847000207
EtO(7.5mL)中の塩化スルフリル(173μL、2.1mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2.2mL)中の2-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)フェニルピバレート(50b)(0.47g、1.8mmol)およびピリジン(173μL、2.1mmol)の溶液を、カニューレを介して塩化スルフリル溶液に滴下添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いでフラスコを室温に加温し、1.5時間撹拌した(TLC 30%EtOAc/ヘキサンによりモニターした)。懸濁液を0.45-μm PTFEシリンジフィルターに通して濾過し、シリンジフィルターを新たなEtOですすいで、生成物(50)を得た。濾液をさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。収率は定量的であると推定された。
(実施例51)
S-(4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル)エタンチオエート(51)の合成
Figure 0007437847000208
EtO(5mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(271μL、3.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(3mL)中のS-(4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル)エタンチオエート(Chem.Commun.2011、47、2038に従って調製した)(500mg、2.8mmol)およびピリジン(267μL、3.3mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。フラスコをジエチルエーテル(2×5mL)ですすぎ、すすぎ液も反応混合物に添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、室温に加温し、室温でさらに20分間撹拌した。沈殿物を(素早く)濾過し、濾過ケーキをEtO(12mL)ですすいだ。濾液を真空下、室温で濃縮して、表題化合物(51)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップに使用した。
(実施例52)
S-(5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンチル)エタンチオエート(52)の合成
Figure 0007437847000209
ステップ1:5-ブロモ-2,2-ジメチルペンタン-1-オール(52a)の合成
Figure 0007437847000210
DCM(18mL)をLiBH(0.66g、30.4mmol)に添加し、続いて無水MeOH(1.2ml、30.4mmol)をアルゴン雰囲気下で20分間かけて滴下添加した。H発泡が止んだ後、DCM(10mL)中のエチル5-ブロモ-2,2-ジメチルペンタノエート(PCT出願公開第2011046771に従って調製した)(4.5g、19.0mmol)の溶液を20分間かけて滴下添加した。反応混合物を16時間加熱還流し、室温に冷却し、飽和NHCl溶液(30mL)で慎重に加水分解した。懸濁液をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を1N HCl(26mL)およびブライン(40mL)で洗浄し、乾燥させ、真空下で濃縮して、生成物(52a)(3.61g、97%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.39 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 3.24 (s, 2 H),
1.90-1.76 (m, 2 H), 1.48 (br. s, 1H), 1.41-1.36 (m, 2H), 0.88 (s, 6H).
ステップ2:S-(5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンチル)エタンチオエート(52b)の合成
Figure 0007437847000211
アセトン(22mL)中の5-ブロモ-2,2-ジメチルペンタン-1-オール(59a)(2.0g、10.3mmol)およびチオ酢酸カリウム(2.34g、20.5mmol)の溶液を、不活性雰囲気下、室温で23時間撹拌した。溶媒を真空下、室温で除去した後、残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~2:3)を使用するシリカゲルカラム上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(52b)(1.2g、61%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.31 (s, 2H), 2.85 (t, J = 7.8 Hz, 2H),
2.32 (s, 3 H), 1.62-1.48 (m, 2 H), 1.32-1.21 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).
ステップ3:S-(5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンチル)エタンチオエート(52)の合成
Figure 0007437847000212
EtO(8mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(379μL、5.2mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(4mL)中のS-(5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンチル)エタンチオエート(52b)(700mg、3.6mmol)およびピリジン(374μL、4.6mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。沈殿物を(素早く)濾過し、濾過ケーキをEtO(10mL)ですすいだ。濾液を真空下、室温で濃縮して、表題化合物(52)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップに使用した。
(実施例53)
S-(3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)エタンチオエート(53)の合成
ステップ1:S-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)エタンチオエート(53a)の合成
Figure 0007437847000213
チオ酢酸カリウム(4.1g、35.8mmol)をアルゴン雰囲気下でDMF(20mL)に溶解した。3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル4-メチルベンゼンスルホネート(PCT出願公開第2012165648に従って調製した)(4.2g、16.3mmol)を添加し、混合物を80℃で2.5時間撹拌した。冷却した後、ブライン(100mL)を添加し、混合物をEtO(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5×50mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮した(残留DMFを高真空により除去した)。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~15:85)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(53a)(1.06g、40%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.23 (br. s, 2H), 2.89 (s, 2H), 2.62 (br.
s, 1H), 2.37 (s, 3H), 0.94 (s, 6H).
ステップ2:S-(3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル)エタンチオエート(53)の合成
Figure 0007437847000214
EtO(4mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(283μL、3.9mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(6mL)中のS-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)エタンチオエート(53a)(520mg、3.1mmol)およびピリジン(327μL、4.0mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。沈殿物を濾過し(素早く)、濾過ケーキをEtO(10mL)ですすいだ。濾液を真空下、室温で濃縮して、表題化合物(53)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップに使用した。
(実施例54)
3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル2,6-ジメチルベンゾエート(54)の合成
Figure 0007437847000215
ステップ1:3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル2,6-ジメチルベンゾエート(54a)の合成
Figure 0007437847000216
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)のDCM(60mL)中の2,2-ジメチルプロパン-1,3-ジオール(2.5g、24.3mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメチルベンゾイルクロリド(1.2mL、8.1mmol)、ピリジン(1.1mL、13.7mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(99mg、0.8mmol)を添加した。反応混合物を徐々に室温に加温し、混合物を終夜撹拌した。反応物を1N HClの添加によりクエンチし、混合物をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をNaHCOの飽和水溶液およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:9~2:3)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(54a)(1.5g、78%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.21 (m, 1H), 7.04 (m, 2H), 4.18 (s, 2H),
3.41 (s, 2H), 2.32 (s, 6H), 2.20 (br. s, 1H), 0.99 (s, 6H).
ステップ2:3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル2,6-ジメチルベンゾエート(54)の合成
Figure 0007437847000217
EtO(6mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.25mL、3.9mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(6mL)中の3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル2,6-ジメチルベンゾエート(54a)(500mg、2.1mmol)およびピリジン(0.26mL、3.3mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。沈殿物を(素早く)濾過し、濾過ケーキをEtO(12mL)ですすいだ。濾液を真空下、室温で濃縮して、表題化合物(54)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。
(実施例55)
3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル(3r,5r,7r)-アダマンタン-1-カルボキシレート(55)の合成
Figure 0007437847000218
ステップ1:3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル(3r,5r,7r)-アダマンタン-1-カルボキシレート(62a)の合成
Figure 0007437847000219
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)のDCM(60mL)中の2,2-ジメチルプロパン-1,3-ジオール(2.5g、24.3mmol)の撹拌溶液に、1-アダマンタン-カルボニルクロリド(1.36g、6.9mmol)、ピリジン(1.1mL、13.7mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(99mg、0.8mmol)を添加した。反応混合物を徐々に室温に加温し、混合物を終夜撹拌した。反応物を1N HClの添加によりクエンチし、混合物をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をNaHCOの飽和水溶液およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空下で濃縮して、生成物(55a)(1.82g、100%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.91 (s, 2H), 3.25 (s, 2H), 2.01 (br. s,
3H), 1.89 (br. s, 6H), 1.71 (br. s, 7H), 0.91 (s, 6H).
ステップ2:3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロピル(3r,5r,7r)-アダマンタン-1-カルボキシレート(55)の合成
Figure 0007437847000220
EtO(4mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(266μL、3.3mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(4mL)中の3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル-アダマンタン-1-カルボキシレート(55a)(600mg、2.2mmol)およびピリジン(0.28mL、3.5mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(5mL)ですすぎ、すすぎ液も反応混合物に添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。沈殿物を濾過し(素早く)、濾過ケーキをEtO(12mL)ですすいだ。濾液を真空下、室温で濃縮して、表題化合物(55)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。
(実施例56)
ジエチル2-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)-2-メチルマロネート(56)の合成
Figure 0007437847000221
ステップ1:ジエチル2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルマロネート(56a)の合成
Figure 0007437847000222
EtOH(150mL)中のパラホルムアルデヒド(1.3g、43.3mmol)およびKCO(11g、79mmol)の懸濁液に、ジエチル2-メチルマロネート(4.5mL、26.3mmol)を添加した。混合物を室温で17時間撹拌し、次いでCelite(登録商標)のパッドに通して濾過し、濾過ケーキをEtOH(2×30mL)で洗浄した。濾液を真空下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:2)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(56a)(4.0g、74%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.22 (q, J = 6.9 Hz, 4H), 3.83 (d, J = 6.9
Hz, 2H), 2.90 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 1.42 (s, 3H), 1.26 (t, J = 6.9 Hz, 6H).
ステップ2:ジエチル2-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)-2-メチルマロネート(56)の合成
Figure 0007437847000223
EtO(8mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(248μL、3.0mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(4mL)中のジエチル2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルマロネート(56a)(500mg、2.4mmol)およびピリジン(0.26mL、3.2mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(5mL)ですすぎ、すすぎ液も反応混合物に添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。沈殿物を濾過し(素早く)、濾過ケーキをEtO(12mL)ですすいだ。濾液を真空下、室温で濃縮して、表題化合物(56)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。
(実施例57)
プロピル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(57)の合成
Figure 0007437847000224
ステップ1:プロピル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(57a)の合成
Figure 0007437847000225
3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパン酸の混合物(1.15g、9.7mmol)を入れ、20mLマイクロ波バイアル内の1-プロパノール(15mL)および濃HSO(70μL、1.3mmol)を室温で撹拌し、次いでマイクロ波中にて80℃で2時間加熱し、室温で終夜撹拌した。所望の生成物がTLC(EtOAc/ヘキサン;3:7)により同定されたら、混合物を真空下(40℃)で濃縮し、EtOAc(80mL)およびHO(30mL)で希釈した。有機層をHO(2回)、およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して、生成物(57a)(1.18g、76%)を油状物として得た。物質を精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.07 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.55 (s, 2H),
2.42 (br. s, 1H), 1.70-1.61 (m, 2H), 1.19 (s, 6H), 0.95 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
ステップ2:プロピル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(57)の合成
Figure 0007437847000226
EtO(1.0mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(194μL、2.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO中のプロピル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(57a)(0.42g、2.6mmol)およびピリジン(215μL、2.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を-78℃で5分間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(57)(0.56g、83%)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.10 (t, J = 6.6 Hz, 2H),
1.72-1.64 (m, 2H), 1.32 (s, 6H), 0.95 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
(実施例58)
ブチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(58)の合成
ステップ1:ブチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(58a)の合成
Figure 0007437847000227
3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパン酸の混合物(1.15g、9.7mmol)を入れ、20mLマイクロ波バイアル内の1-ブタノール(15mL)および濃HSO(70μL、1.3mmol)を室温で撹拌し、次いでマイクロ波中にて80℃で2時間加熱し、次いで室温で終夜撹拌した。所望の生成物がTLC(EtOAc/ヘキサン;3:7)により同定されたら、混合物を真空下で濃縮し(40℃;トルエン×3と共蒸発させた)、EtOAc(80mL)およびHO(30mL)で希釈した。有機層をHO(2回)、およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して、生成物(58a)(1.24g、81%)を油状物として得た。物質を精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.11 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 3.55 (s, 2H),
2.42 (br. s, 1H), 1.65-1.58 (m, 2H), 1.43-1.35 (m, 2H), 1.19 (s, 6H), 0.94 (t,
J = 7.5 Hz, 3H).
ステップ2:ブチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(58)の合成
Figure 0007437847000228
EtO(1.0mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(198μL、2.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO中のプロピル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(58a)(0.47g、2.7mmol)およびピリジン(219μL、2.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、これを反応混合物に添加した。混合物を-78℃で5分間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(58)(0.52g、72%)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.14 (t, J = 6.8 Hz, 2H),
1.66-1.59 (m, 2H), 1.43-1.35 (m, 2H), 1.32 (s, 6H), 0.94 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
(実施例59)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチルピバレート(59)の合成
Figure 0007437847000229
ステップ1:4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチルピバレート(59a)の合成
Figure 0007437847000230
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)のDCM(9mL)中の2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(0.86g、7.3mmol)の撹拌溶液に、トリメチルアセチルクロリド(0.89mL、7.3mmol)、EtN(1.17mL、14.5mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(触媒量)を添加した。反応混合物を徐々に室温に加温し、混合物を終夜撹拌した。混合物を1N HCl(50mL)の添加によりクエンチした。有機層と水層とを分配し、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(59a)(0.42g、28%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.13 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 3.35 (s, 2H),
1.61 (q, J = 6.9 Hz, 2H), 1.19 (s, 9H), 0.93 (s, 6H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチルピバレート(59)の合成
Figure 0007437847000231
EtO(4.5mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(153μL、2.1mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(3mL)中の4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチルピバレート(59a)(0.42g、2.1mmol)およびピリジン(203μL、2.5mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に60分間かけて滴下添加した。混合物を室温に加温し、30分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(59)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.23 (s, 2H), 4.13 (t, J = 6.8 Hz, 2H),
1.71 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 1.19 (s, 9H), 1.08 (s, 6H).
(実施例60)
エチル2-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)-2-エチルブタノエート(60)の合成
Figure 0007437847000232
EtO(3.2mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(126μL、1.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2.1mL)中のエチル2-エチル-2-(ヒドロキシメチル)ブタノエート(ex-エナミン)(0.30g、1.7mmol)およびピリジン(153μL、1.9mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に60分間かけて滴下添加した。混合物を室温に加温し、30分間撹拌した。混合物を-78℃に再冷却し、塩化スルフリル(20μL)を添加し、反応物を室温に加温し、さらに30分間撹拌した。EtO(5mL)を添加し、混合物を5分間撹拌し、次いで濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(60)を得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.62 (s, 2H), 4.21 (q, J = 7.3 Hz, 2H),
1.78-1.58 (m, 4H), 1.28 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 0.88 (t, J = 7.7 Hz, 6H).
(実施例61)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル2,6-ジメチルベンゾエート(61)の合成
Figure 0007437847000233
ステップ1:4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル2,6-ジメチルベンゾエート(61a)の合成
Figure 0007437847000234
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)のDCM(9mL)中の2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(0.84g、7.1mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメチルベンゾイルクロリド(1.0g、5.9mmol)、ピリジン(0.96mL、11.9mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(触媒量)を添加した。反応混合物を徐々に室温に加温し、混合物を終夜撹拌した。混合物を1N HCl(50mL)の添加によりクエンチした。有機層と水層とを分配し、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和NaHCOで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(61a)(0.42g、28%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.18 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.04-7.01 (m,
2H), 4.41 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 3.37 (s, 2H), 2.31 (s, 6H), 1.76 (t, J = 7.5 Hz,
2H), 0.97 (s, 6H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル2,6-ジメチルベンゾエート(61)の合成
Figure 0007437847000235
EtO(1.0mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(122μL、1.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(1.5mL)中の4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル2,6-ジメチルベンゾエート(61a)(0.42g、1.7mmol)およびピリジン(136μL、1.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×20mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(61)を油状物として得、これをさらに精製することなく(純粋ではない)直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.19 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 7.5
Hz, 2H), 4.41 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 4.23 (s, 2H), 2.31 (s, 6H), 1.84 (t, J = 6.9
Hz, 2H), 1.11 (s, 6H).
(実施例62)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチルアダマンタン-1-カルボキシレート(62)の合成
Figure 0007437847000236
ステップ1:4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチルアダマンタン-1-カルボキシレート(62a)の合成
Figure 0007437847000237
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)のDCM(20mL)中の2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(0.72g、6.1mmol)の撹拌溶液に、1-アダマンタン-カルボニルクロリド(1.1g、10.1mmol)、ピリジン(0.82mL、10.1mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.03g、0.3mmol)を添加した。反応混合物を徐々に室温に加温し、混合物を終夜撹拌した。混合物を1N HClの添加によりクエンチした。有機層と水層とを分配し、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(MgSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:1)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(62a)(0.49g、35%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.14-4.09 (m, 2H), 3.34 (s, 2H), 2.00 (m,
3H), 1.90-1.86 (m, 6H), 1.75-1.59 (m, 6H), 1.59 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 0.92 (s,
6H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチルアダマンタン-1-カルボキシレート(62)の合成
Figure 0007437847000238
EtO(1.2mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(127μL、1.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(1.7mL)中の4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチルアダマンタン-1-カルボキシレート(62a)(0.48g、1.7mmol)およびピリジン(141μL、1.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×20mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(62)を油状物として得、これをさらに精製することなく(純粋ではない)直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.25 (s, 2H), 4.13 (t, J = 6.8 Hz, 2H),
2.01 (m, 3H), 1.90-1.85 (m, 6H), 1.73-1.69 (m, 8H), 1.08 (s, 6H).
(実施例63)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル2,6-ジメトキシベンゾエート(63)の合成
Figure 0007437847000239
ステップ1:4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル2,6-ジメトキシベンゾエート(63a)の合成
Figure 0007437847000240
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)のDCM(28mL)中の2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(1.85g、15.7mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメトキシベンゾイルクロリド(80%;3.93g、15.7mmol)、EtN(2.5mL、31.3mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(触媒量)を添加した。反応混合物を徐々に室温に加温し、混合物を終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、EtOAc中に懸濁させ、次いで濾過し、濾過ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液を真空下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~2:3)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(63a)(純度約80%;0.92g)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.29-7.26 (m, 1H), 6.57-6.53 (m, 3H),
4.43-4.39 (m, 2H), 3.83 (s, 6H), 3.36 (s, 2H), 1.74 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 0.95
(s, 6H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル2,6-ジメトキシベンゾエート(63)の合成
Figure 0007437847000241
EtO(1.9mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.2mL、2.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2.7mL)中の4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル2,6-ジメトキシベンゾエート(63a)(純度約80%;0.97g、2.7mmol)およびピリジン(222μL、2.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×20mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(63)を油状物として得、これをさらに精製することなく(純粋ではない)直ちに次のステップで使用した。
(実施例64)
5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンチルベンゾエート(64)の合成
Figure 0007437847000242
ステップ1:5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンチルベンゾエート(64a)の合成
Figure 0007437847000243
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)のDCM(20mL)中の2,2-ジメチルペンタン-1,5-ジオール(J.Org.Chem.2010、75、1892~1897;PCT国際公開第WO2002092606)(1.55g、11.7mmol)の撹拌溶液に、塩化ベンゾイル(1.5mL、12.9mmol)を添加した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、真空下で濃縮した。EtOAcを残留物に添加し、混合物を撹拌した。濾液を真空下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:4)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(64a)(1.38g、50%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 8.04 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 7.56 (t, J = 7.5
Hz, 1H), 7.44 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 4.31 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.36 (s, 2H),
1.81-1.71 (m, 2H), 1.42-1.36 (m, 2H), 0.92 (s, 6H).
ステップ2:5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンチルベンゾエート(64)の合成
Figure 0007437847000244
EtO(1.9mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.2mL、2.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(2.7mL)中の4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルペンチルベンゾエート(64a)(0.76g、3.2mmol)およびピリジン(218μL、2.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×20mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(64)を油状物として得、これをさらに精製することなく(純粋ではない)直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 8.04 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.57-7.55 (m,
1H), 7.48-7.33 (m, 1H), 4.35-4.29 (m, 2H), 4.23 (s, 2H), 1.81-1.74 (m, 2H),
1.53-1.21 (m, 2H), 1.06 (s, 6H).
(実施例65)
5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンチル2,6-ジメトキシベンゾエート(65)の合成
Figure 0007437847000245
ステップ1:5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンチル2,6-ジメトキシベンゾエート(65a)の合成
Figure 0007437847000246
アルゴン雰囲気下、0℃のピリジン(8.3mL)中の2,2-ジメチルペンタン-1,5-ジオール(1.5g、11.3mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメトキシベンゾイルクロリド(80%;1.4g、5.6mmol)を一度に添加した。反応混合物を室温に3時間加温した。反応混合物を濃縮乾固し、EtOAcを添加した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(65a)(0.65g、39%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.31-7.26 (m, 2H), 6.55 (d, J = 8.1 Hz,
2H), 4.33 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.82 (s, 6H), 3.33 (s, 2H), 1.77-1.67 (m, 2H),
1.41-1.35 (m, 2H), 0.92 (s, 6H).
ステップ2:5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンチル2,6-ジメトキシベンゾエート(65)の合成
Figure 0007437847000247
EtO中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.16mL、2.2mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO中の5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンチル2,6-ジメトキシベンゾエート(65a)(0.65g、2.2mmol)およびピリジン(177μL、2.2mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×20mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(65)を油状物として得、これをさらに精製することなく(純粋ではない)直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.32-7.26 (m, 1H), 6.56 (d, J = 8.7 Hz,
2H), 4.34 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 4.21 (s, 2H), 3.81 (s, 6H), 1.77-1.71 (m, 2H),
1.52-1.46 (m, 2H), 1.03 (s, 6H).
(実施例66)
5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンチル2,6-ジメチルベンゾエート(66)の合成
Figure 0007437847000248
ステップ1:5-ヒドロキシ-3,3-ジメチルペンチル2,6-ジメチルベンゾエート(66a)の合成
Figure 0007437847000249
アルゴン雰囲気下、0℃のピリジン(8.3mL)中の2,2-ジメチルペンタン-1,5-ジオール(1.1g、8.3mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメチルベンゾイルクロリドを一度に添加した。反応混合物を室温に3時間加温した。反応物を濃縮乾固し、EtOAcを添加した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:4)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(66a)(0.44g、25%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.18 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 7.5
Hz, 2H), 4.32 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 3.34 (s, 2H), 2.32 (s, 6H), 1.78-1.68 (m,
2H), 1.40-1.34 (m, 2H), 0.90 (s, 6H).
ステップ2:5-((クロロスルホニル)オキシ)-4,4-ジメチルペンチル2,6-ジメチルベンゾエート(66)の合成
Figure 0007437847000250
EtO中の新たに蒸留した塩化スルフリル(122μL、1.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO中の5-ヒドロキシ-4,4-ジメチルペンチル2,6-ジメチルベンゾエート(66a)(0.44g、1.7mmol)およびピリジン(135μL、1.7mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×20mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(66)を得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.19 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 7.5
Hz, 2H), 4.33 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 4.20 (s, 2H), 2.32 (s, 6H), 1.81-1.71 (m,
2H), 1.51-1.45 (m, 2H), 1.04 (s,6H).
(実施例67)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル2-メチルベンゾエート(67)の合成
Figure 0007437847000251
ステップ1:4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル2-メチルベンゾエート(67a)の合成
Figure 0007437847000252
アルゴン雰囲気下、約0℃(氷浴)のピリジン(5mL)中の2,2-ジメチルブタン-1,4-ジオール(0.80g、6.8mmol)の撹拌溶液に、塩化トルオイル(0.89mL、6.8mmol)を滴下添加した。反応混合物を徐々に室温に加温し、混合物を4時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、EtOAc中に懸濁させ、次いで濾過し、濾過ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液を真空下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:7)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(67a)(0.7g、44%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.40 (t, J = 7.1
Hz, 1H), 7.26-7.24 (m, 2H), 4.38 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 3.41 (s, 3H), 2.60 (s,
3H), 1.78 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 0.98 (s, 6H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-3,3-ジメチルブチル2-メチルベンゾエート(67)の合成
Figure 0007437847000253
EtO(0.8mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(96μL、1.3mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(1.1mL)中の4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルブチル2-メチルベンゾエート(67a)(0.31g、1.3mmol)およびピリジン(106μL、1.3mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×20mL)ですすぎ、これを反応混合物に添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いで室温に加温し、30分間撹拌した。混合物を濾過し、生成物(67)をさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.89 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.41-7.39 (m,
1H), 7.26-7.25 (m, 2H), 4.41-4.35 (m, 2H), 4.28 (s, 2H), 2.61 (s, 3H), 1.87 (t,
J = 7.2 Hz, 2H), 1.13 (s, 6H).
(実施例68)
4-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,3,3-テトラメチルブチル3-クロロ-2,6-ジメトキシベンゾエート(68)の合成
Figure 0007437847000254
ステップ1:4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチル2,6-ジメトキシベンゾエート(68a)の合成
Figure 0007437847000255
アルゴン雰囲気下、0℃のDCM(20mL)中の2,2,3,3-テトラメチルブタン-1,4-ジオール(45a)(0.7g、4.8mmol)の撹拌溶液に、2,6-ジメトキシベンゾイルクロリド(80%;0.55g、2.2mmol)、ピリジン(0.36mL、4.4mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.05g、0.4mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、室温で終夜撹拌した。混合物を0℃に冷却し、反応物を1N HCl(15mL)の添加によりクエンチし、次いでDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:2)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(68a)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.29 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 8.1
Hz, 2H), 4.24 (s, 2H), 3.81 (s, 6H), 3.49 (s, 2H), 0.98 (s, 6H), 0.92 (s, 6H).
ステップ2:4-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,3,3-テトラメチルブチル3-クロロ-2,6-ジメトキシベンゾエート(68)の合成
Figure 0007437847000256
ピリジン(0.15mL、1.8mmol)を、4-ヒドロキシ-2,2,3,3-テトラメチルブチルプロピオネート(68a)(0.30g、1.5mmol)およびEtO(10mL)の撹拌混合物にアルゴン雰囲気下で添加した。溶液を-78℃に冷却し、EtO(3mL)中の塩化スルフリル(0.15mL、1.8mmol)を-78℃でゆっくりと添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を濾過してピリジン塩を除去し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(68)を油状物として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した(収率は定量的であると推定された)。
(実施例69)
2-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジベンゾエート(69)の合成
Figure 0007437847000257
ステップ1:2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジベンゾエート(69a)の合成
Figure 0007437847000258
塩化ベンゾイル(2.46mL、20.0mmol)を、DCM(30mL)中の2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジオール(1.2g、10.0mmol)、ピリジン(2.02mL、25.0mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.06g、0.4mmol)の混合物に室温で滴下添加した。室温で終夜撹拌した後、有機相を1M HCl、水、およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~2:3)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(69a)(1.3g、40%)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 8.06-8.02 (m, 4H), 7.62-7.56 (m, 2H),
7.49-7.42 (m, 4H), 4.39 (s, 2H), 4.38 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 1.16 (s, 3H).
ステップ2:2-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジベンゾエート(69)の合成
Figure 0007437847000259
EtO(5mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.3mL、3.7mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(5mL)中の2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジベンゾエート(69a)(800mg、2.4mmol)およびピリジン(0.32mL、3.9mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3mL)ですすぎ、これも混合物に添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。沈殿物を濾過し(素早く)、濾過ケーキをEtO(12mL)ですすいだ。濾液を真空下、室温で濃縮して、表題化合物(69)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップで使用した。
(実施例70)
2-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアセテート(70)の合成
Figure 0007437847000260
ステップ1:2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアセテート(70a)の合成
Figure 0007437847000261
無水酢酸(3.46mL、36.6mmol)を、2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジオール(2.2g、18.0mmol)、ピリジン(12mL、25.0mmol)、およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(0.05g)の混合物に室温で滴下添加した。室温で終夜撹拌した後、混合物を真空下で濃縮した。混合物をEtOAc(100mL)中に懸濁させ、HO(20mL)を0℃でゆっくりと添加した。水層と有機層とを分配し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、次いで真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:2)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(70a)(1.0g、26%)を得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.02 (s, 4H), 3.41 (s, 2H), 2.08 (s, 6H),
0.96 (s, 3H).
ステップ2:2-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアセテート(70)の合成
Figure 0007437847000262
EtO(4mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.33mL、4.0mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(4mL)中の2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアセテート(70a)(550mg、2.7mmol)およびピリジン(0.35mL、4.3mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に5分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(5mL)ですすぎ、これも混合物に添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。沈殿物を濾過し(素早く)、濾過ケーキをEtO(12mL)ですすいだ。濾液を真空下、室温で濃縮して、表題化合物(70)を油状物として得、これをさらに精製することなく直ちに次のステップに使用した。
(実施例71)
5-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,4,4-テトラメチルペンチル2,6-ジメトキシベンゾエート(71)の合成
Figure 0007437847000263
ステップ1:5-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトラメチルペンチル2,6-ジメトキシベンゾエート(71a)の合成
Figure 0007437847000264
DCM(27mL)中の2,2,4,4-テトラメチルペンタン-1,5-ジオール(39c)(0.64g、4.0mmol)およびピリジン(0.32mL、4.0mmol)の撹拌溶液に、DCM(10mL)中の2,6-ジメトキシベンゾイルクロリド(80%;1.0g、4.0mmol)をアルゴン雰囲気下、0℃(氷浴)で30分間かけて滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。混合物をHO(30mL)で希釈し、層を分離した。水層をDCM(2×30mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~2:98)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(71a)(927mg、71%)を油状物として得た。化合物には、おそらくジアシル化副産物が夾雑していた。物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
ステップ2:5-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2,4,4-テトラメチルペンチル2,6-ジメトキシベンゾエート(71)の合成
Figure 0007437847000265
EtO(13mL)中の塩化スルフリル(0.21mL、2.8mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(13mL)中の5-ヒドロキシ-2,2,4,4-テトラメチルペンチル2,6-ジメトキシベンゾエート(71a)(921mg、2.8mmol)およびピリジン(0.23mL、2.8mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に10分間かけて滴下添加した。混合物を-78℃で5時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を貯蔵して、EtO中の生成物(71)の溶液(約20mL)を得た。収率は定量的であると推定された。この混合物をさらに精製することなく次のステップで使用した。
(実施例72)
R/S-エチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルブタノエート(72)の合成
Figure 0007437847000266
EtO(0.2mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(148μL、2.0mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(0.2mL)中のエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルブタノエート(J.Med.Chem.1987、30、366~374およびAd.Synth.Catal.2009、351、3128~3132に従って調製した)(324mg、2.0mmol)およびピリジン(164μL、2.0mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(2×20mL)ですすぎ、これを反応混合物に添加した。混合物を-78℃で30分間撹拌した。混合物を濾過し、生成物(72)を定量的収率と推定して次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 5.34-5.29 (m, 1H), 4.22-4.14 (m, 2H),
1.55-1.52 (m, 3H), 1.35-1.08 (m, 9H).
(実施例74)
(3,5,5-トリメチル-2-オキソテトラヒドロフラン-3-イル)メチルスルホクロリデート(74)の合成
Figure 0007437847000267
ステップ1:3,5,5-トリメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(74a)の合成
Figure 0007437847000268
5,5-ジメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(4.7g、41.2mmol)をTHF(94mL)に溶解し、混合物をアルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。THF中2.0M溶液であるリチウムジイソプロピルアミドの溶液(22.6mL、45.2mmol)を10分間かけて滴下添加した。反応物を-78℃で2時間撹拌し、次いでニートのMeI(2.6mL、41.6mmol)を反応物に5分間かけて添加した。反応物を-78℃で45分間撹拌し、次いで混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。反応物を飽和NHCl(25mL)でクエンチし、混合物を濃縮してTHFを除去した。水性残留物をHOで希釈して固体を溶解させ、次いで酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を真空下で濃縮し、残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~2:3)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、液体を得、これは静置すると固化した。この固体をクーゲルロール蒸留によりさらに精製して、生成物(74a)(3.2g)を油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 2.78-2.87 (m, 1H), 2.33 (dd, J = 9.3, 12.3
Hz, 1H), 1.71 (t, J = 12.3 Hz, 1H), 1.45 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.29 (d, J =
6.9 Hz, 3H).
ステップ2:3-((ベンジルオキシ)メチル)-3,5,5-トリメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(74b)の合成
Figure 0007437847000269
3,5,5-トリメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(74a)(3.2g、25.0mmol)をTHF(60mL)に溶解し、混合物をアルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。THF中2.0Mのリチウムジイソプロピルアミドの溶液(13.7mL、27.5mmol)を10分間かけて滴下添加した。混合物を-78℃で30分間撹拌し、次いでニートのベンジルクロロメチルエーテル(90%;4.2mL、27.5mmol)を5分間かけて添加した。混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。飽和NHCl(10mL)およびHO(10mL)を添加し、溶媒を真空下で除去した。残留物をEtOAc(2×75mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(2×75mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮した(5.8g)。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~2:3)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(2.27g)および不純な画分(1.35g)を得た。不純な画分を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:4)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより再精製して、さらなる純粋な生成物(74b)(1.39g)を得た。生成物(3.66g)は油状物であった。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.28-7.34 (m, 5H), 4.62 (dd, J = 11.7,
35.1 Hz, 2H), 3.61 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 3.32 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.48 (d, J
= 12.9 Hz, 1H), 1.89 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.45 (d, J = 6.9 Hz, 6H), 1.26 (s,
3H).
ステップ3:3-(ヒドロキシメチル)-3,5,5-トリメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(74c)の合成
Figure 0007437847000270
3-((ベンジルオキシ)メチル)-3,5,5-トリメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(74b)(1.8g、7.2mmol)を2-プロパノール(60mL)に溶解し、溶液をアルゴンで脱気した。固体10.0%パラジウム炭素(0.31g、0.3mmol)をフラスコに添加した。フラスコを密封し、真空脱気し、次いで水素でバックフラッシュした(3回)。反応物を6時間撹拌した。懸濁液をCelite(登録商標)に通して濾過し、濾過ケーキを2-プロパノール(15mL)で洗浄した。濾液を真空下で濃縮して、生成物(74c)を粗油状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 3.75 (dd, J = 6.9, 11.1 Hz, 1H), 3.51 (dd,
J = 5.7, 11.1 Hz, 1H), 2.33 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 2.23 (t, J = 6 Hz, 1H), 1.94
(d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.48 (d, J = 6.9 Hz, 6H), 1.32 (s, 3H).
ステップ4:(3,5,5-トリメチル-2-オキソテトラヒドロフラン-3-イル)メチルスルホクロリデート(74)の合成
Figure 0007437847000271
EtO(10mL)中の3-(ヒドロキシメチル)-3,5,5-トリメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン(74c)(0.50g、3.2mmol)およびピリジン(0.28mL、3.5mmol)の溶液を、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却した。ニートの塩化スルフリル(0.28mL、3.5mmol)を、シリンジを介して上記溶液に滴下添加した。混合物を-78℃で10分間撹拌し、次いでフラスコを室温に加温し、1時間撹拌した(TLC 30%EA/ヘキサンによりモニターした)。沈殿物が形成されて、濃厚懸濁液を得た。懸濁液を0.45-μM Teflon(登録商標)フィルターに通して濾過し、濾過ケーキを新たなEtO(2×5mL)ですすいだ。アリコート(0.5mL)を採取し、濃縮し、混合物についてNMRを得た。生成物(74)を含有する残った溶液を次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.60 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.36 (d, J = 9.3
Hz, 1H), 2.37 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 2.09 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 1.51 (d, J = 8.4
Hz, 6H), 1.44 (s, 3H).
(実施例75)
エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(75)の合成
Figure 0007437847000272
ステップ1:(2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボン酸(75a)の合成
Figure 0007437847000273
EtO(10mL)中の蒸留した塩化スルフリル(0.61mL、7.5mmol)の溶液を、窒素下で-78℃に冷却した。次いで、EtO(2.0mL)中のエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(1.0g、6.8mmol)およびピリジン(0.55mL、6.8mmol)の溶液を、シリンジを介して1時間かけて滴下添加した。反応物を-78℃で1時間撹拌し、混合物を室温に加温し、さらに2時間撹拌した。混合物を濾過した後、濾液を真空下で濃縮して、生成物(75a)を無色の液体(1.46g、収率87%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.19 (q, J = 6.9 Hz, 2H),
1.31 (s, 6H), 1.28 (t, J = 6.9 Hz, 3H).
ステップ2:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(75b)の合成
Figure 0007437847000274
DCM(200mL)中の(2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボン酸(75a)(10g、36.2mmol)、tert-ブチル4-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(7.26g、36.2mmol)の混合物に、HATU(13.76g、36.2mmol)およびDIPEA(6.31mL、36.2mmol)を添加した。反応物を室温で終夜撹拌した。混合物を飽和NHCl溶液、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:1)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(75b)(10.3g、収率62%)を白色の固体として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.36-7.44 (m, 5H), 6.55 (d, 1H, J = 8.1
Hz), 5.05 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.90 (d, 1H, J = 11.1 Hz), 4.02 (br, s, 1H),
3.87-3.99 (m, 2H), 3.29 (s, 1H), 3.01 (d, 1H), 2.85 (t, 2H), 2.64 (d, 1H), 2.37
(dd, 1H), 1.84-2.05 (m, 4H), 1.55-1.67 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.23-1.36 (m,
2H). MS (ESI) C24H34N4O5 =
459.1 (M+1)+.
ステップ3:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(75c)の合成
Figure 0007437847000275
MeOH(6mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(75b)(0.6g、1.31mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.2g)を添加した。反応混合物を1atmの水素圧下で1時間撹拌した。混合物をCelite(登録商標)のパッドに通して濾過した後、濾液を真空下で濃縮して、粗生成物(75c)(0.48g、収率100%)を得、これを次のステップに直接使用した。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 6.62 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 3.86-4.01 (m,
4H), 3.75 (s, 1H), 3.17 (d, 1H), 2.91 (t, 2H), 2.81 (d, 1H), 2.42 (m, 1H), 2.13
(m, 1H), 1.88 (m, 4H), 1.74 (m, 1H), 1.45 s, 9H), 1.31 (m, 2H).
ステップ4:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(75d)の合成
Figure 0007437847000276
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(75c)(1.31mmol)を、THF(7.0mL)および1,3-ジメチルテトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(3mL)に溶解し、得られた溶液を窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。THF中NaHMDSの溶液(1M、1.31mL、1.31mmol)を滴下添加し、混合物を-78℃で10分間撹拌した。次いで、THF(1mL)中のエチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(3a)(352mg、1.44mmol)の溶液を、シリンジを介して反応混合物に添加した。-78℃で10分後、反応混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、水、およびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:1)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(75d)(330mg、収率44%)を白色の泡状物として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 6.44 (d, 1H, J = 8.1 Hz), 4.59-4.73 (dd,
2H, J = 8.7 Hz), 3.89-4.23 (m, 7H), 3.28 (d, 1H), 2.83-2.92 (m, 3H), 2.42-2.49
(m, 1H), 2.14-2.17 (m, 1H), 1.80-1.97 (m, 4H), 1.46 (s, 9H), 1.58-1.23 (m,
11H). MS (ESI) C24H40N4O10S =
577 (M+1)+.
ステップ5:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(TFA塩)(75)の合成
Figure 0007437847000277
DCM(1.4mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(75d)(240mg、0.42mmol)の混合物に、トリフルオロ酢酸(1.4mL)を-10℃で添加した。反応物を-10℃で30分間撹拌した。LC/MS分析は、出発(stating)物質が完全に消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、0.1%TFAを含有するMeCN/HO(5~100%)で溶出するC18カラム上での分取HPLCにより精製して、表題化合物(75)(103mg、収率42%)をオフホワイトの粉末として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 9.42 (br s, 1H), 9.06 (br s, 1H), 6.71 (d,
1H, J = 7.8 Hz), 4.57-4.73 (dd, 2H, J = 9.0 Hz), 3.99-4.19 (m, 5H), 3.48 (d,
2H), 3.26 (d, 1H), 3.00 (m, 2H), 2.88 (d, 1H), 1.82-2.39 (m, 7H), 1.23-1.30 (m,
9H). 13C NMR (75 MHz, CDCl3): δ 174.5, 168.9, 167.3, 80.8, 62.0, 61.6,
60.4, 46.8, 44.9, 43.6, 43.3, 28.7, 22.3, 21.9, 20.9, 18.0, 14.4. 19F
NMR (282 MHz, CDCl3): δ -75.8. MS (ESI) C19H32N4O8S
= 477 (M+1)+.
分析HPLCを、Phenomenex(登録商標)C18カラム(150×4.6mm i.d.)を使用してAgilent 1200システムで行った。移動相は、MeCNおよび水の直線勾配(0.1%TFA、15分間で5%MeCNから100%MeCN)とした。流速を1mL/分に維持し、溶離液を220および254nmにてUV検出器でモニターした。HPLC保持時間:7.31分。
(実施例76)
2-メトキシエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(76)の合成
Figure 0007437847000278
ステップ1:2-メトキシエチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(76a)の合成
Figure 0007437847000279
EtO(10mL)中の蒸留した塩化スルフリル(0.51mL、6.2mmol)の溶液を、窒素下で-78℃に冷却した。次いで、EtO(2.0mL)中の2-メトキシエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(15a)(1.0g、5.68mmol)およびピリジン(0.46mL、5.68mmol)の溶液を、シリンジを介して1時間かけて滴下添加した。反応物を-78℃で1時間撹拌し、次いで混合物を室温に加温し、2時間撹拌した。混合物を濾過した後、濾液を真空下で濃縮して、生成物(76a)を無色の液体(1.5g、収率96%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.40 (s, 2H), 4.29 (t, 3H), 3.59 (t, 3H),
3.37 (s, 3H), 1.32 (s, 6H).
ステップ2:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-(2-メトキシエトキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(76b)の合成
Figure 0007437847000280
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(76b)(3.26mmol)を、THF(14mL)および1,3-ジメチルテトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(6mL)に溶解し、得られた溶液を窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。THF中NaHMDSの溶液(1M、3.59mL、3.59mmol)を滴下添加し、混合物を-78℃で10分間撹拌した。次いで、THF(2mL)中の2-メトキシエチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(21a)(878mg、3.59mmol)の溶液を、シリンジを介して反応混合物に添加した。-78℃で10分後、反応混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、水、およびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:1)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(76c)(0.96g、収率48%)を白色の泡状物として得た。MS (ESI) C25H42N4O11S =
607.0 (M+1)+.
ステップ3:2-メトキシエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(TFA塩)(76)の合成
Figure 0007437847000281
DCM(4.3mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-(2-メトキシエトキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(76c)(0.86g、1.42mmol)の混合物に、トリフルオロ酢酸(4.3mL)を-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で30分間撹拌した。LC/MS分析は、出発物質が完全に消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、0.1%TFAを含有するMeCN/HO(5~75%)で溶出するC18カラム上での分取HPLCにより精製して、表題化合物(76)(513mg、収率58%)を黄色の粉末として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 9.09 (br s, 1H), 8.75 (br s, 1H), 6.83 (d,
1H, J = 7.8 Hz), 4.59-4.71 (dd, 2H, J = 9.3 Hz), 3.99-4.36 (m, 5H), 3.60 (m,
2H), 3.50 (d, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.30 (d, 1H), 3.02 (m, 2H), 2.89 (d, 1H),
1.87-2.40 (m, 7H), 1.25-1.30 (m, 9H). 13C NMR (75 MHz, CDCl3):
δ 174.4, 168.9, 167.4, 80.6,
70.6, 64.5, 62.0, 60.4, 59.3, 46.8, 44.9, 43.6, 43.2, 28.7, 22.4, 21.8, 20.9,
18.0. 19F NMR (282 MHz, CDCl3): δ -75.8. MS (ESI) C20H34N4O9S
= 507 (M+1)+. HPLC保持時間 (0.1% TFA中MeCN/H2O):
6.75分.
(実施例77)
4-((2S,5R)-6-(((3-(ヘキシルオキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イウム2,2,2-トリフルオロアセテート(77)の合成
Figure 0007437847000282
ステップ1:ヘキシル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(77a)の合成
Figure 0007437847000283
3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピオン酸(4.7g、40mmol)、1-ヘキサノール(70mL)および濃硫酸(または発煙硫酸、1mL)の混合物を80℃に加熱し、終夜撹拌した。冷却した後、混合物を真空下で濃縮し(高真空ポンプを必要とする)、次いで残留物をEtOAc(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)との間で分配した。水相をHO(50mL)、飽和NaHCO(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、次いで無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、生成物を油状物として得た。生成物は、シリカゲルクロマトグラフィーを使用して精製することが難しかったので、生成物を高真空下、47℃で蒸留して、4.92gの純粋なエステル生成物(77a)(収率61%)を得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.10 (td, J = 6.7, 1.3 Hz, 2H), 3.55 (d, J
= 5.1 Hz, 2H), 2.42 (s, 1H), 1.64 (s, 1H), 1.72-1.56 (m, 1H), 1.35 (s, 1H),
1.31 (s, 6H), 1.27-1.11 (m, 6H), 0.95-0.84 (m, 3H). MS (ESI) C11H22O3
= 203 (M+1)+.
ステップ2:ヘキシル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(77b)の合成
Figure 0007437847000284
EtO(10mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(0.60mL、7.4mmol)の溶液を、N雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(5mL)中のヘキシル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(77a)(1.0g、4.94mmol)およびピリジン(0.48mL、5.93mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に20分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を、TLCにより完了となるまで(30分間;30%EA/ヘキサン)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、粗生成物(77b)を固体の泡状物として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.13 (t, J = 6.8 Hz, 2H),
1.69-1.60 (m, 2H), 1.40-1.27 (m, 12H), 0.91-0.87 (m, 3H).
ステップ3:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-(ヘキシルオキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(77c)の合成
Figure 0007437847000285
ヒドロキサム酸(2.39mmol)を、THF(12mL)および1,3-ジメチルテトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(3.4mL)に溶解し、得られた溶液をN雰囲気下で-78℃に冷却した。THF中NaHMDSの溶液(2.4mL、1.0M、2.4mmol)を滴下添加し、混合物を20分間撹拌した。ニートのヘキシル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(77b)(0.973g、2.64mmol)を反応混合物に素早く添加した。シリンジをTHF(3×4mL)ですすぎ、すすぎ液も混合物に添加した。10分後、反応混合物を室温に加温し、TLCおよびLC-MSにより決定して完了となるまで撹拌した。EtOAc(30mL)および飽和NaHCO水溶液(30mL)を混合物に添加した。層を分配し、有機層を飽和NaHCO水溶液(30mL)、水(3×20mL)、およびブライン(30mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:9~1:0)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いて高速液体クロマトグラフィーにより精製して、生成物(77c)(740mg、3ステップで収率49%)を固体の泡状物として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ 6.43 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.76-4.64 (m,
1H), 4.60 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.19-4.03 (m, 5H), 3.98 (d, J = 7.5 Hz, 2H),
3.28 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.90 (d, J = 12.0 Hz, 2H), 2.45 (dd, J = 14.8, 6.2
Hz, 1H), 2.14 (s, 1H), 1.97-1.84 (m, 3H), 1.62 (q, J = 7.0 Hz, 11H), 1.46 (s,
9H), 1.34-1.19 (m, 14H), 0.88 (d, J = 7.0 Hz, 3H). MS (ESI) C28H48N4O10S
= 633 (M+1)+.
ステップ4:4-((2S,5R)-6-(((3-(ヘキシルオキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イウム2,2,2-トリフルオロアセテート(77)の合成
Figure 0007437847000286
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-(ヘキシルオキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(77c)(300mg、0.474mmol)をDCM(2mL)に溶解し、-10℃に冷却した。溶液に、TFA(2mL)を滴下添加した。反応を、完了まで(約10分間)LCMSまたはTLCでモニターした。溶媒を真空中で除去し、残留物を、溶離液として0.1%TFAを含有するMeCN/HO (20~100%)を用いる分取HPLCを使用して精製して、凍結乾燥後、表題化合物(77)(212.4mg、収率84%)を泡状物として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 9.08 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 6.88 (d, J =
7.9 Hz, 1H), 4.70-4.51 (m, 2H), 4.23-3.92 (m, 6H), 3.47 (d, J = 12.6 Hz, 2H),
3.31-3.19 (m, 1H), 2.95 (dd, J = 19.6, 11.0 Hz, 3H), 2.34 (dd, J = 15.0, 6.2
Hz, 1H), 2.10 (s, 2H), 1.91 (ddd, J = 15.8, 12.6, 8.0 Hz, 1H), 1.61 (ddd, J =
12.5, 8.1, 6.3 Hz, 3H), 1.40-1.16 (m, 14H), 0.91-0.80 (m, 3H). 13C
NMR (75 MHz, CDCl3) δ 174.2, 168.6, 167.1, 80.4, 65.5, 61.7, 60.1, 46.6, 44.7, 43.3,
42.9, 42.9, 31.4, 31.4, 28.5, 25.6, 25.5, 22.2, 22.2, 21.6, 20.7, 17.8,
14.0. 19F NMR (282 MHz, CDCl3) δ -75.6. MS (ESI) C23H40N4O8S
= 533 (M+1)+. HPLC保持時間 (0.1% TFA中MeCN/H2O):
8.18分.
(実施例78)
4-((2S,5R)-6-(((3-(ヘプチルオキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イウム2,2,2-トリフルオロアセテート(78)の合成
Figure 0007437847000287
ステップ1:ヘプチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(78a)の合成
Figure 0007437847000288
3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピオン酸(4.7g、40mmol)、1-ヘプタノール(70mL)および濃硫酸(1mL)の混合物を80℃に加熱し、終夜撹拌した。冷却した後、混合物を真空下で濃縮し(高真空ポンプを必要とする)、残留物をEtOAc(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)との間で分配した。水相をHO(50mL)、飽和NaHCO(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、生成物を油状物として得た。生成物を高真空下、65℃で蒸留して、表題化合物(78a)を油状物(6.7g、収率77%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.09 (td, J = 6.7, 0.9 Hz, 2H), 3.55 (d, J
= 6.1 Hz, 2H), 2.43 (t, J = 6.7 Hz, 1H), 1.60 (d, J = 22.8 Hz, 4H), 1.3-1.58
(m, 6H), 1.27-1.14 (m, 6H), 0.92-0.83 (m, 3H).
ステップ2:ヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(78b)の合成
Figure 0007437847000289
EtO(15mL)中の塩化スルフリル(0.6mL、7.4mmol)の溶液を、N雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(1mL)中のヘプチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(78a)(1.0g、4.94mmol)およびピリジン(479μL、5.93mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に30分間かけて滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液を反応混合物に添加した。混合物を、TLCによりモニターして完了となるまで(30分間;30%EA/ヘキサン)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、ヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(78b)(1.37g、収率92%)を得た。混合物を-78℃で貯蔵し、さらに精製することなく次のステップで使用した。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.50 (s, 2H), 4.20-4.02 (m, 2H), 1.68 (m,
2H), 1.31 (d, J = 3.1 Hz, 13H), 1.23 (s, 1H), 0.95-0.83 (m, 3H).
ステップ3:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-(ヘプチルオキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(78c)の合成
Figure 0007437847000290
ヒドロキサム酸(1)(2.399mmol、水素化から、さらなる精製なし)を、THF(12mL)および1,3-ジメチルテトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(3mL)に溶解し、得られた溶液を窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。THF中NaHMDSの1.0M溶液(2.4mL、2,4mmol)を、冷却溶液に滴下添加し、20分間撹拌した。THF(5mL)中のヘプチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(78b)(0.79g、2.63mmol)を、反応混合物に迅速に添加した。シリンジをTHF(3×2mL)ですすぎ、すすぎ液も混合物に添加した。10分後、反応混合物を室温に加温し、TLCおよびLC-MSにより決定して完了となるまで撹拌した。EtOAc(50mL)および飽和NaHCO水溶液(50mL)を混合物に添加した。水層と有機層とを分配し、有機層を飽和NaHCO水溶液(10mL)、水(3×10mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(5%~95%)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、740.0mg(収率49%)の生成物(78c)を得た。
ステップ4:4-((2S,5R)-6-(((3-(ヘプチルオキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イウム2,2,2-トリフルオロアセテート(78)の合成
Figure 0007437847000291
DCM(5mL)に溶解したtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-(ヘプチルオキシ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(78c)(472.1mg、0.73mmol)を-10℃に冷却し、これにTFA(5mL)を滴下添加した。完了後、溶媒を真空中で蒸発させ、残留物を、0.1%TFAを含有するMeCN/HO (20~100%)を使用する分取HPLCで精製して、表題化合物(78)(390mg、収率81%)を固体の泡状物として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.93 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H),
6.90 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.70-4.51 (m, 2H), 4.18-3.92 (m, 6H), 3.48 (d, J =
12.2 Hz, 2H), 3.26 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 2.98 (dt, J = 24.4, 11.7 Hz, 3H), 2.34
(dd, J = 15.1, 6.3 Hz, 1H), 2.10 (s, 2H), 1.60 (h, J = 6.6 Hz, 3H), 1.24 (q, J
= 11.1, 9.8 Hz, 18H), 0.90 - 0.79 (m, 4H). 13C NMR (75 MHz,
CDCl3) δ 174.2,
168.6, 167.1, 80.3, 73.9, 65.4, 61.6, 60.1, 46.5, 44.6, 43.4, 42.8, 42.8, 31.6,
28.8, 28.4, 28.3, 25.8, 25.7, 22.5, 22.1, 22.1, 21.5, 20.6, 17.8, 14.0. 19F
NMR (282 MHz, CDCl3) δ -75.7. MS (ESI) C24H42N4O8S
= 547 (M+1)+. HPLC保持時間 (0.1% TFA中MeCN/H2O):
9.59分.
(実施例79)
4-((2S,5R)-6-((((1-(エトキシカルボニル)シクロヘキシル)メトキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イウム2,2,2-トリフルオロアセテート(79)の合成
Figure 0007437847000292
ステップ1:エチル1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボキシレート(79a)の合成
Figure 0007437847000293
ジエチルシクロヘキサン-1,1-ジカルボキシレート(2.12g、9.29mmol)をTHF(50mL)に溶解し、これにLiAl(OtBu)(5.9g、23.2mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を終夜還流撹拌した。反応物を氷浴中で冷却し、10分間撹拌しながら10%KHSO水溶液(30mL)で慎重に処理した。形成された沈殿物をCelite(登録商標)のパッドに通して濾去した。濾液をEtOAc(3×40mL)で抽出し、有機相を合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を0~5%MeOH/DCMにおけるCombiFlash(SiO)で精製して、所望の生成物(79a)を油状物(1.23g、収率71%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.19 (qd, J = 7.1, 0.8 Hz, 2H), 3.62 (d, J
= 6.4 Hz, 2H), 3.46 (s, 1H), 2.00 (dt, J = 11.5, 6.4 Hz, 4H), 1.57-1.22 (m,
9H).
ステップ2:エチル1-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(79b)の合成
Figure 0007437847000294
EtO(10mL)中の新たに蒸留した塩化スルフリル(294μL、3.63mmol)の溶液を、窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。EtO(6mL)中のエチル1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボキシレート(79a)(0.615g、3.3mmol)およびピリジン(294μL、3.63mmol)の溶液を、塩化スルフリル溶液に15分間で滴下添加した。フラスコをEtO(3×1mL)ですすぎ、すすぎ液を反応物に添加した。混合物を完了まで(約30分間;TLC、30%EtOAc/ヘキサンによりモニターした)-78℃で撹拌した。沈殿物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物(79b)を油状物、0.94gとして定量的収率で得、これを精製することなく次のステップで直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.52 (s, 2H), 4.21 (q, J = 7.1 Hz, 2H),
2.04 (s, 2H), 1.53-1.39 (m, 8H), 1.39-1.21 (m, 3H).
ステップ3:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-((((1-(エトキシカルボニル)シクロヘキシル)メトキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(79c)の合成
Figure 0007437847000295
ヒドロキサム酸(2.73mmol)を、THF(14mL)および1,3-ジメチルテトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(7mL)に溶解し、得られた溶液を窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。THF中NaHMDSの1.0M溶液(2.73mL、2.73mmol)を20分間かけて滴下添加し、混合物を10分間撹拌した。THF(2mL)中のエチル1-(((クロロスルホニル)オキシ)メチル)シクロヘキサンカルボキシレート(79b)(0.94g、3.3mmol)を、反応混合物に迅速に添加した。-78℃で10分間撹拌した後、混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を-60℃にてEtOAc(60mL)およびHOで希釈した。水層と有機層とを分配し、有機層をHO(3×30mL)、およびブライン(50mL)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物(330mg)を得た。油状物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(3:7~1:0)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(79c)(0.98g、収率59%)を固体として得た。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 6.43 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.75 (d, J = 9.2
Hz, 1H), 4.59 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 4.28-4.05 (m, 5H), 4.04-3.90 (m, 3H), 2.87
(t, J = 12.4 Hz, 3H), 2.45 (dd, J = 15.0, 5.7 Hz, 1H), 2.08-1.84 (m, 4H), 1.56
(d, J = 10.6 Hz, 3H), 1.46 (s, 9H), 1.46-1.34 (m, 5H), 1.37-1.20 (m, 8H).
MS (ESI) C27H44N4O10S: 617 (M+H)+.
ステップ4:4-((2S,5R)-6-((((1-(エトキシカルボニル)シクロヘキシル)メトキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イウム2,2,2-トリフルオロアセテート(79)
Figure 0007437847000296
DCM(4mL)に溶解したtert-ブチル4-((2S,5R)-6-((((1-(エトキシカルボニル)シクロヘキシル)メトキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(79c)(403.3mg、0.65mmol)を-10℃(塩氷浴)に冷却し、これにTFA(4mL)を滴下添加した。反応をLCMSによりモニターした。30分後、これは完了した。溶媒を真空中で除去し、残留物を、0.1%TFAを含有するMeCN/HO(20~100%)における分取HPLCで精製して、表題化合物(79)(263.7mg、収率78%)を固体の泡状物として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 9.02 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 8.66 (s, 1H),
6.87 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.70 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 4.54 (d, J = 9.0 Hz, 1H),
4.16 (dtd, J = 12.9, 6.7, 6.3, 3.1 Hz, 4H), 4.00 (q, J = 8.7, 7.2 Hz, 3H), 3.47
(d, J = 12.3 Hz, 2H), 3.26 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 2.95 (dd, J = 25.8, 11.9 Hz,
3H), 2.35 (dd, J = 15.3, 6.3 Hz, 1H), 2.11 (t, J = 10.3 Hz, 4H), 1.99 (s, 2H),
2.08-1.87 (m, 2H), 1.89-1.72 (m, 4H), 1.54 (d, J = 8.0 Hz, 5H), 1.25 (dd, J =
14.4, 3.8 Hz, 2H). 13C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 173.2, 168.5, 167.0, 80.2, 61.7, 61.1,
60.0, 47.0, 46.6, 44.6, 43.3, 30.4, 29.9, 28.3, 25.3, 22.4, 22.2, 22.0, 20.6,
17.7, 14.1. 19F NMR (282 MHz, CDCl3) δ -75.7. MS (ESI) C22H36N4O8S
= 517 (M+1)+. HPLC保持時間 (0.1% TFA中MeCN/H2O):
8.15分.
(実施例80)
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(80)の合成
Figure 0007437847000297
ステップ1:(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(80a)の合成
Figure 0007437847000298
0℃のDMF(45mL)中の3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパン酸(4.0g、33.9mmol)および炭酸カリウム(4.68g、33.9mmol)の撹拌溶液に、DMF(5mL)中の4-(ヒドロキシメチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オン(5.03g、33.9mmol)を1時間かけて滴下添加した。反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:4~2:3)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(80a)を黄色の液体(1.6g、収率21%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.86 (s, 2H), 3.58 (s, 2H), 2.18 (s, 3H),
1.20 (s, 6H).
ステップ2:(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(80b)の合成
Figure 0007437847000299
EtO(15mL)中の蒸留した塩化スルフリル(0.61mL、7.53mmol)の溶液を、窒素下で-78℃に冷却した。EtO(1mL)中の(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(80a)(1.48g、6.43mmol)の溶液を添加した。その後、EtO(1mL)中のピリジン(0.55mL、6.86mmol)の溶液を1時間かけて添加した。反応物を-78℃で1時間撹拌した。混合物を濾過した後、濾液を真空下で濃縮して、生成物(80b)を黄色の油状物(1.6g、収率76%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.90 (s, 2H), 4.49 (s, 2H), 2.19 (s, 3H),
1.33 (s, 6H).
ステップ3:tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((2,2-ジメチル-3-((5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メトキシ)-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(80c)の合成
Figure 0007437847000300
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(80b)(2.18mmol)を、THF(14mL)および1,3-ジメチルテトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(6mL)に溶解し、得られた溶液を窒素下で-78℃に冷却した。THF中NaHMDSの溶液(1M、2.62mL、2.62mmol)を滴下添加し、混合物を-78℃で10分間撹拌した。次いで、THF(1mL)中の(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(25b)(106b)(0.86g、2.62mmol)の溶液を、シリンジを介して反応混合物に添加した。-78℃で1時間撹拌した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、水、およびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:3~1:1)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(80c)を黄色のペースト状物(0.44g、収率31%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 6.73 (d, 1H, J = 8.1 Hz), 4.78-4.98 (m,
3H), 4.47 (d, 1H, J = 8.7 Hz), 3.93-4.15 (m, 5H), 3.27 (d, 1H), 2.83-2.92 (m,
3H), 2.41-2.45 (m, 1H), 2.18 (s, 3H), 2.15 (m, 1H), 1.78-1.92 (m, 4H), 1.45 (s,
9H), 1.23-1.58 (m, 8H). MS (ESI) C27H40N4O13S
= 661 (M+1)+.
ステップ5:(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(TFA塩)(80)の合成
Figure 0007437847000301
DCM(3mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((2,2-ジメチル-3-((5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メトキシ)-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(80c)(100mg、0.15mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.4mL)を-10℃で添加した。反応物を-10℃で1時間撹拌した。LC/MS分析は、出発物質が消費されたことを示した。混合物を真空下で濃縮して、粗残留物を得た。残留物を、0.1%TFAを含有するMeCN/HO(5~80%)を使用して溶出するC18カラム上での分取HPLCにより精製して、表題化合物(80)をオフホワイトの粉末(55.2mg、収率55%)として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 9.43 (br s, 1H), 9.05 (br s, 1H), 7.14 (d,
1H, J = 6.9 Hz), 4.99 (d, 1H, J = 13.5 Hz), 4.95 (d, 1H, J = 8.1 Hz), 4.78 (d,
1H, J = 14.1 Hz), 4.41 (d, 1H, J = 9.3 Hz), 4.14 (s, 1H), 4.06 (m, 1H), 3.98
(d, 1H, J = 6.3 Hz), 3.47 (d, 2H), 3.29 (d, 1H), 3.04 (m, 2H), 2.86 (d, 1H),
1.82-2.40 (m, 11H), 1.29-1.33 (ds, 6H). 13C NMR (75 MHz, CDCl3):
δ 173.9, 169.1, 167.3, 152.9,
141.0, 133.7, 80.3, 62.0, 60.4, 54.8, 46.8, 44.7, 43.4, 43.3, 28.5, 22.3, 22.0,
20.8, 18.0, 9.6. 19F NMR (282 MHz, CDCl3): δ -75.9. MS (ESI) C22H32N4O11S
= 561 (M+1)+.
分析HPLCを、Phenomenex(登録商標)C18カラム(150×4.6mm i.d.)を使用してAgilent 1200システムで行った。移動相は、MeCNおよび水の直線勾配(0.1%TFA、15分間で5%MeCNから100%MeCN)とした。流速を1mL/分に維持し、溶離液を220nmおよび254nmにてUV検出器でモニターした。HPLC保持時間:7.25分。
(実施例81)
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(81)の合成
Figure 0007437847000302
DCM(500mL)中の(2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボン酸(32.0g、113mmol)、EtN(50mL、359mmol)および1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(24.4g、181mmol)を0℃に冷却し、得られた溶液を0℃で30分間撹拌した。tert-ブチル4-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(25.2g、120mmol)およびN,N-4-ジメチルアミノピリジン(3.0g、25mmol)を反応混合物に添加し、25℃に加温し、16時間撹拌した。混合物をHO(2×300mL)、10%クエン酸水溶液(2×300mL)、飽和NaCO溶液(2×250mL)、HO(2×300mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して、淡色の泡状物を得た。固体をエーテル(300mL)とともに2時間撹拌し、濾過して、生成物(81)を固体として得た。濾液を濃縮し、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(1:1~6:4)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、さらなる生成物(81)を得た。合わせた収量:43.1g、83%。LC-MS: m/z = 459.2 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 7.43-7.36
(m, 5H), 6.55 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 5.06 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 4.91 (d, J = 11.4
Hz, 1H), 4.01-3.93 (m, 2H), 3.89 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.29 (br. s, 1H),
3.00 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 2.86 (t, J = 12.0 Hz, 2H), 2.64 (d, J = 11.1 Hz, 1H),
2.41-2.34 (m, 1H), 2.01-1.85 (m, 4H), 1.45 (s, 9H), 1.35-1.28 (m, 2H).
(実施例82)
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート水和物(82)の合成
Figure 0007437847000303
窒素でパージした丸底フラスコに、tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(ベンジルオキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(81)(5.0g、11mmol)、パラジウム炭素(10wt%ローディング乾燥基準;約50%湿潤;750mg、0.7mmol)、続いてEtOH(30mL)、およびTHF(60mL)を入れた。丸底フラスコに水素を充填し、反応混合物を25℃で90分間撹拌した。水素化フラスコおよび受け容器を-10℃に冷却した(ドライアイス/ブライン浴)。触媒をCelite(登録商標)のパッドで、受け容器中に濾別し、パッドを3:1 THF/EtOH(20mL)ですすいだ。濾液に、tert-ブチルメチルエーテル(100mL)、続いて蒸留したHO(8mL)を入れ、混合物を-10℃で数分間撹拌した。混合物にヘキサン100mLを入れ、窒素の不活性雰囲気下、-10℃で1時間撹拌した。懸濁液を濃縮し、残留物をヘキサン(50mL)中で数分間超音波処理し、混合物を濃縮した。これをもう一度繰り返して、生成物(82)(3.9g、収率93%)を固体として得た[注記:この固体は、25℃での長期貯蔵に対して安定であるように見えた]。LC-MS: m/z = 369.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.69 (d, J
= 8.1 Hz, 1H), 4.04-3.91 (m, 3H), 3.85 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 3.74 (s, 1H), 3.16
(d, J = 11.1 Hz, 1H), 2.87 (t, J = 12.2 Hz, 2H), 2.78 (d, J = 11.1 Hz, 1H),
2.41 (dd, J = 14.7, 6.6 Hz, 1H), 2.10 (m, 1H), 1.99-1.88 (m, 3H), 1.76-1.65 (m,
1H), 1.44 (s, 9H), 1.40-1.31 (m, 2H); 1H-NMR (300 MHz, d6-DMSO):
δ 9.70 (s, 1H), 7.87 (d, J =
8.1 Hz, 1H), 3.87-3.72 (m, 3H), 3.64 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 3.56 (s, 1H),
2.98-2.94 (m, 1H), 2.87-2.83 (m, 1H), 2.77 (m, 2H), 2.06-2.00 (m, 1H), 1.86 (m,
1H), 1.77-1.60 (m, 4H), 1.37-1.27 (m, 11H); 13C-NMR (75 MHz, d6-DMSO):
δ 168.8, 167.0, 153.9, 78.6,
58.8, 58.7, 46.8, 46.1, 31.1, 31.0, 28.1, 20.3, 18.2.
(実施例83)
エチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(83)の合成
Figure 0007437847000304
丸底フラスコに、17.6gのエチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエートを入れた。HOを、アルコールをヘキサン(4×100mL)と共蒸発させることにより除去した。エチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノエート(16.1g、110mmol)の残留物を無水EtOAc(80mL)に溶解し、0℃で10分間撹拌した。4-メチルモルホリン(13.5mL、121mmol)を混合物に滴下添加し、0℃で10分間撹拌した。無水EtOAc(40mL)中の塩化スルフリル(10.1mL、121mmol)を10分間かけて滴下添加し、反応混合物を0℃で40分間撹拌した。固体を濾過により除去し、濾液を、受け容器中に回収し、これを0℃に冷却した。次いで、濾過ケーキをEtOAc(2×50mL)ですすいで、生成物(83)をEtOAc中溶液として得た。これをさらに精製または濃縮することなく次のステップで使用した。収率は定量的であると推定された。1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 4.50 (s, 2H), 4.19 (q, J = 7.1 Hz, 2H),
1.31-1.25 (m, 9H).
(実施例84)
tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(84)の合成
Figure 0007437847000305
フラスコに、THF(150mL)に溶解したtert-ブチル4-((2S,5R)-6-ヒドロキシ-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート水和物(82)(3.7g、9.6mmol)を入れ、-78℃に冷却した。EtOAc中のエチル3-((クロロスルホニル)オキシ)-2,2-ジメチルプロパノエート(83)(約0.67M、29mL、19mmol)の溶液を、反応温度が-55℃を超えないような速度で反応混合物に滴下添加し、これを15分間撹拌した。1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(4.4mL、29mmol)を、反応温度が-58℃を超えないような速度で反応混合物に滴下添加し、これを10分間撹拌した。混合物を、1分当たり20℃を超えない速度で0℃に加温した。反応混合物を、出発物質が消費されるまで(1時間以内;反応を196nmでのHPLCにより追跡した)0℃(氷/水浴)で撹拌した。混合物を氷冷HO(300mL)に注ぎ入れ、EtOAc(200mL)で抽出し、有機層をブライン(200mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~7:3)を使用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(84)(4.4g、収率80%)を白色の泡状物として得た。LC-MS: m/z = 577.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.43 (d, J
= 8.7 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.21-3.93
(m, 7H), 3.29-3.26 (m, 1H), 2.92-2.83 (m, 3H), 2.48-2.41 (m, 1H), 2.17-2.14 (m,
1H), 1.94-1.83 (m, 4H), 1.46 (s, 9H), 1.40-1.25 (m, 11H); 13C-NMR
(75 MHz, CDCl3): δ
174.1, 167.9, 167.1, 154.7, 80.4, 79.9, 62.0, 61.3, 60.1, 47.1, 46.8, 42.8,
42.6, 32.1, 31.9, 28.5, 22.1, 21.7, 20.8, 17.6, 14.1.
(実施例85)
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(85)の合成
Figure 0007437847000306
ステップ1. (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル(4-ニトロフェニル)カーボネート(85a)の合成
0℃のDCM(30mL)中の4-ニトロフェニルクロロホルメート(3.0g、14.9mmol)の撹拌混合物に、ピリジン(1.4ml、16.4mmol)を添加した。次いで、DCM(15mL)中の4-(ヒドロキシメチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オン(2.03g、15.6mmol)を混合物に添加した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで25℃に加温し、18時間撹拌した。さらにDCMを添加し、混合物をHO(×1)、0.5N NaOH(×1)、HO(×2)、およびブライン(×1)で洗浄し、次いで乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~3:2)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(85a)をオフホワイトの固体(3.7g)として得た。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.30 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.40 (d, J = 8.7
Hz, 2H), 5.03 (s, 2H), 2.22 (s, 3H); 13CNMR (75MHz, CDCl3),
δ 155.1, 152.3, 151.7, 145.7,
141.5, 132.2, 125.4, 121.7, 58.1, 9.5.
ステップ2:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(85b)の合成
TFA(5.8mL、76.2mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(84)(1.0g、1.7mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で30分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗生成物(85b)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+.
ステップ3:(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(85)の合成
DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(85b)(0.82g、1.7mmol)の撹拌混合物に、EtN(2.9mL、20.6mmol)、続いて(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル(4-ニトロフェニル)カーボネート(85a)(0.61g、2.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、HOで洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(85)(100mg)を固体(泡状物)として得た。カラムからはまた、少量の不純物を含む所望の生成物(130mg)も得た。純粋な生成物のデータm/z = 633.3 [M+H]+; 1HNMR (300 MHz, CDCl3)
δ 6.46 (d, J = 7.8 Hz, 1H),
4.84 (s, 2H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.21-3.98 (m,
7H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.95-2.87 (m, 3H), 2.44-2.40 (m, 1H), 2.18 (s,
3H), 2.15-2.14 (m, 1H), 1.96-1.85 (m, 4H), 1.40-1.24 (m, 11H); 13CNMR
(75MHz, CDCl3) δ
174.4, 168.3, 167.3, 154.6, 140.3, 134.3, 80.8, 62.2, 61.6, 60.4, 55.2, 47.1,
43.3, 43.1, 32.0, 22.4, 22.0, 21.0, 17.8, 14.4, 9.8.
(実施例86)
アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(86)の合成
Figure 0007437847000307
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(86a)の合成
TFA(5.8mL、76.2mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(84)(1.0g、1.7mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で30分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗生成物(86a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+
ステップ2:アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(86)の合成
EtN(2.9mL、20.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(86a)(0.82g、1.7mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。PCT国際公開第WO2009151392に従って調製した、(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチルアセテート(527mg、2.1mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(86)(300mg)を白色の泡状物として得た。NMRおよびLCMSは、生成物が純粋であることを示したが、HPLCは、未知の不純物の存在を示した。白色の泡状物の一部(90mg)を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、生成物(70mg)を固体として得た。m/z = 593.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3) δ 6.44 (d, J
= 8.1Hz, 1H), 5.75 (s, 2H), 4.71 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 8.7 Hz, 1H),
4.21-3.97(m, 7H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 3.10-2.87 (m, 3H), 2.46-2.41 (m,
1H), 2.17-2.11 (m, 4H), 2.00-1.88 (m, 4H), 1.38-1.25 (m, 11H); 13C-NMR
(75 MHz, CDCl3) δ
174.0, 169.9, 168.0, 166.9, 153.4, 80.4, 61.9, 61.2, 60.0, 46.8, 42.9, 42.9,
42.8, 32.0, 31.8, 31.5, 22.1, 21.6, 20.9, 20.7, 17.4, 14.1.
(実施例87)
1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(87)の合成
Figure 0007437847000308
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(87a)の合成
TFA(4.7mL、60.9mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(84)(0.8g、1.4mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗生成物を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+
ステップ2:1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(87)の合成
EtN(2.3mL、16.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(87a)(0.66g、1.4mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。1-(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチルイソブチレート(ex-ChemSceneカタログ番号CS-B0942)(494mg、1.7mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(290mg)を白色の泡状物として得た。NMRおよびLCMSは、生成物が純粋であることを示したが、HPLCは、未知の不純物の存在を示した。白色の泡状物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、生成物(220mg)を白色の泡状物として得た。m/z = 635.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz, CDCl3)
δ 6.82-6.76 (q, 1H), 6.45 (d, J
= 7.5 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.23-3.97
(m, 7H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.94-2.87 (m, 3H), 2.56-2.41 (m, 2H),
2.17-2.14 (m, 1H), 2.00-1.77 (m, 4H), 1.48 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 1.47-1.24 (m,
11H), 1.16 (d, J = 7.2 Hz, 6H); 13C-NMR (75MHz, CDCl3) δ 175.2, 174.1, 167.9, 166.9, 153.0, 90.0,
80.4, 61.9, 61.2, 60.0, 46.8, 46.7, 42.8, 42.8, 33.8, 31.8, 22.1, 21.6, 20.7,
19.8, 18.7, 18.7, 17.5, 14.1.
(実施例88)
(ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(88)の合成
Figure 0007437847000309
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(88a)の合成
TFA(4.7mL、60.9mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(84)(0.8g、1.4mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗生成物(88a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+[注記:過剰のTFAが存在していた]
ステップ2:(ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(88)の合成
EtN(2.3mL、16.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(88a)(0.66g、1.4mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチルピバレート(494mg、1.7mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物(88)を得た。不純な生成物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、生成物(88)(100mg)を白色の泡状物として得た。LC/MS: m/z = 635.2 [M+H]+; 1H-NMR (300
MHz, CDCl3): δ 6.43
(d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.77 (s, 2H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 8.7
Hz, 1H), 4.22-3.97 (m, 7H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.97-2.87 (m, 3H),
2.46-2.40 (m, 1H), 2.18-2.14 (m, 1H), 1.97-1.83 (m, 4H), 1.42-1.24 (m, 11H),
1.22 (s, 9H); 13C-NMR (75 MHz, CDCl3): δ 177.5, 174.0, 167.9, 166.9, 153.4, 80.6,
80.4, 61.9, 61.2, 60.0, 46.8, 46.7, 42.9, 42.9, 42.8, 38.8, 31.8, 31.6, 26.9,
22.1, 21.6, 20.7, 17.4, 14.1.
(実施例89)
(イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(89)の合成
Figure 0007437847000310
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(89a)の合成
TFA(4.7mL、60.9mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(84)(0.8g、1.4mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗生成物(89a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+[注記:過剰のTFAが存在していた]
ステップ2:(イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(89)の合成
EtN(2.3mL、16.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(89a)(0.66g、1.4mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチルイソブチレート(471mg、1.7mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物を得た。不純な生成物(89)を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、生成物(89)(100mg)を白色の泡状物として得た。LC/MS: m/z = 621.2 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.43 (d, J
= 8.1 Hz, 1H), 5.77 (s, 2H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 8.7 Hz,
1H), 4.22-3.97 (m, 7H), 3.27 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 2.96-2.87 (m, 3H), 2.64-2.55
(m, 1H), 2.46-2.41 (m, 1H), 2.18-2.14 (m, 1H), 1.99-1.78 (m, 4H), 1.37-1.25 (m,
11H), 1.18 (d, J = 6.9 Hz, 6H); 13C-NMR (75MHz, CDCl3): δ 176.7, 174.7, 168.6, 167.5, 154.1, 81.0,
62.5, 61.9, 60.6, 47.4, 47.4, 43.6, 43.5, 43.4, 34.4, 32.4, 22.7, 22.2, 21.3,
19.3, 18.1, 14.7.
(実施例90)
1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(90)の合成
Figure 0007437847000311
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(90a)の合成
TFA(4.7mL、60.9mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(84)(0.8g、1.4mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗生成物(90a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+[注記:過剰のTFAが存在していた]
ステップ2:1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(90)の合成
EtN(2.3mL、16.6mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(90a)(0.66g、1.4mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。1-(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチルアセテート(450mg、1.7mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物(90)を得た。不純な生成物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、生成物(90)(160mg)を白色のゲル状物として得た。LC/MS: m/z = 607.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.82-6.76
(m, 1H), 6.45 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.70 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.58 (d, J = 9.3
Hz, 1H), 4.22-3.96 (m, 7H), 3.26 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.01-2.87 (m, 3H),
2.46-2.39 (m, 1H), 2.16-2.11 (m, 1H), 2.05 (s, 3H), 2.03-1.77 (m, 4H), 1.47 (d,
J = 5.1 Hz, 3H), 1.38-1.24 (m, 11H); 13C-NMR (75MHz, CDCl3):
δ 174.0, 169.0, 167.9, 166.9,
152.9, 90.0, 80.4, 61.9, 61.2, 60.0, 46.8, 46.7, 42.8, 31.6, 22.0, 21.6, 21.0,
20.6, 19.8, 17.5, 14.1.
(実施例91)
1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(91)の合成
Figure 0007437847000312
ステップ1:エチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(91a)の合成
TFA(4.1mL、53.3mmol)を、DCM(10mL)中のtert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(84)(0.7g、1.2mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。反応混合物を-10℃で60分間撹拌した。LC-MSは、出発物質が完全に消費されたことを示した(所望の生成物についてm/z = 477.3 [M+H]+)。混合物を真空下で濃縮して、少量のTFAを含有する粗生成物(91a)を得た。化合物をさらに精製することなく次のステップで直接使用した。m/z = 477.3 [M+H]+[注記:過剰のTFAが存在していた]
ステップ2:1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(91)の合成
EtN(2.0mL、14.4mmol)を、DMF(20mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエート(0.57g、1.2mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で添加した。1-(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチルピバレート(450mg、1.4mmol)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物(91)を得た。不純な生成物を、溶離液としてMeCN/HO(1:9~95:5)を使用する逆相HPLCにより再度精製して、生成物(91)(115mg)を白色のゲル状物として得た。LC/MS: m/z = 649.1 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3): δ 6.79-6.74
(q, 1H), 6.45 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 9.0
Hz, 1H), 4.21-3.91 (m, 7H), 3.26 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.00-2.87 (m, 3H),
2.48-2.40 (m, 1H), 2.17-2.12 (m, 1H), 1.97-1.80 (m, 4H), 1.48 (d, J = 5.4 Hz,
3H), 1.42-1.26 (m, 11H), 1.24 (s, 9H); 13C-NMR (75MHz, CDCl3):
δ 13C-NMR (75MHz, CDCl3): δ 176.6, 174.1, 167.89, 166.9, 153.0, 110.0, 90.1, 80.4, 61.9, 61.2,
60.0, 46.9, 46.7, 42.8, 42.8, 38.7, 31.7, 26.9, 22.1, 21.6, 20.7, 19.7, 17.4,
14.1.
(実施例92)
エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(92)の合成
Figure 0007437847000313
EtN(5.1mL、36.6mmol)を、DCM(50mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエートTFA塩(91a TFA塩)(1.8g、3.0mmol)の撹拌混合物に0℃でゆっくりと添加した。次いで、クロロギ酸エチル(0.32mL、3.4mmol)を添加し、混合物を室温に加温し、50分間撹拌した。混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:9)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(92)(1.2g)を固体として得た。LC/MS: m/z = 549.37 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3) δ 6.45 (d, J
= 7.5 Hz, 1H), 4.70 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.20-3.93
(m, 9H), 3.27 (d, J = 11.7 Hz 1H), 3.00-2.87 (m, 3H), 2.50-2.40 (m, 1H),
2.16-2.13 (m, 1H), 1.99-1.77 (m, 4H), 1.40-1.23 (m, 14H); 13C-NMR
(75MHz, CDCl3) δ
174.0, 167.8, 166.9, 155.4, 80.4, 61.9, 61.4, 61.2, 60.0, 46.9, 46.7, 42.8,
42.6, 42.6, 32.0, 31.7, 22.0, 21.6, 20.7, 17.4, 14.7, 14.0.
(実施例93)
(((S)-2-アミノ-3-メチルブタノイル)オキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(TFA塩)(93)の合成
Figure 0007437847000314
ステップ1:(((S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-メチルブタノイル)オキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(93a)の合成
EtN(15.8mL、113.3mmol)を、DMF(30mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエートTFA塩(91a TFA塩)[注記:過剰のTFAが存在](4.5g、9.4mmol)の撹拌混合物に添加した。DMF(20mL)中の(S)-(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-メチルブタノエート(5.6g、9.4mmol;注記:純度70%)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:4)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(93a)(1.2g)を油状物として得た[注記:さらに1.4gのより純粋でない生成物(93a)も得た]。LC/MS: m/z = 750.08 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz,
CDCl3) δ 6.47 (s,
1H), 5.84-5.78 (dd, J = 5.4 Hz, 4.2Hz, 2H), 4.98 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.70 (d,
J = 8.7 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.29-3.97 (m, 8H), 3.28 (d, J = 14.7
Hz, 1H), 3.30-2.87 (m, 3H), 2.48-2.41(dd, J = 6.6, 5.4 Hz, 1H), 2.16-2.07 (m,
2H), 1.97-1.77 (m, 4H), 1.44-1.23 (m, 20H), 0.96 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 0.87 (d,
J = 7.2 Hz, 3H).
ステップ2:(((S)-2-アミノ-3-メチルブタノイル)オキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(TFA塩)(93)の合成
TFA(5.7mL、74.7mmol)を、DCM(40mL)中の(((S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-メチルブタノイル)オキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(93a)(1.4g、1.9mmol)の撹拌混合物に-10℃で添加した。混合物を25℃に加温し、90分間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、逆相HPLC(MeCN/HO(+0.1%TFA);1:9~7:3)により精製して、表題化合物(93)(1.62g;TFA塩)を固体として得た。LC/MS: m/z = 650.30 [M+H]+.
(実施例94)
1-(((S)-2-アミノ-3-メチルブタノイル)オキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(TFA塩)(94)の合成
Figure 0007437847000315
ステップ1:1-(((S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-メチルブタノイル)オキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(94a)の合成
EtN(6.2mL、44.7mmol)を、DMF(11mL)中のエチル2,2-ジメチル-3-(((((2S,5R)-7-オキソ-2-(ピペリジン-4-イルカルバモイル)-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)オキシ)スルホニル)オキシ)プロパノエートTFA塩(91a)[注記:過剰のTFAが存在](2.2g、3.7mmol)の撹拌混合物に添加した。DMF(11mL)中の(2S)-1-(((4-ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)エチル2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-メチルブタノエート(3.9g、4.6mmol;注記:純度50%)を添加し、混合物を25℃で終夜撹拌した。混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、水層と有機層とを分配した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮すると、粗残留物が残った。残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(0:1~1:0)を使用するシリカゲル(40gのカラム)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(94a)を油状物として得た。LC/MS: m/z = 764 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz, CDCl3)
δ 6.88-6.82 (m, 1H), 6.47-6.44
(m, 1H), 5.02 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 11.7
Hz, 1H), 4.22-3.98 (m, 8H), 3.30-3.26 (m, 1H), 2.95-2.87 (m, 3H), 2.45-2.41 (m,
1H), 2.17-2.06 (m, 2H), 2.00-1.77 (m, 5H), 1.52 (m, 3H), 1.44 (s, 9H),
1.28-1.24 (m,10H), 0.97-0.87 (m, 6H).
ステップ2:1-(((S)-2-アミノ-3-メチルブタノイル)オキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(TFA塩)(94)の合成
TFA(11.2mL、146.6mmol)を、DCM(80mL)中の1-(((S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-メチルブタノイル)オキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(94a)の撹拌混合物に-10℃で添加した。混合物を25℃に加温し、90分間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、この実験の前回の実行と合わせ、逆相HPLC(MeCN/HO(+0.1%TFA);1:9~9:1)により精製して、表題化合物(94)(1.56g;TFA塩)を得た。LC/MS: m/z = 664.29 [M+H]+.
(実施例95)
ラットにおける経口生体利用能
薬物動態(PK)研究を、Sprague-Dawley(SD)雄ラット3匹において、2mg/kgのレレバクタムおよび10mg/kgの試験化合物の静脈内(IV)および経口(PO)投与後にそれぞれ実施し、血漿中レレバクタムを測定した。
レレバクタムを、静脈内(IV)注射のために0.4mg/mLでリン酸緩衝溶液(PBS)(pH7.5)に溶解させた。経口投与のための化合物を、10%エタノール/40%ポリエチレングリコール(PEG)400/50%注射用水(WFI)(pH6.5)中、1mg/mLで製剤化した。投薬体積は、IVについては5mL/kgであり、POについては10mL/kgである。飼育、実験方法、および動物の処分を含めたこの作業のすべての態様は、一般に、「Guide for the Care and Use of Laboratory Animals:Eighth Edition」(National Academies Press、Washington、D.C.、2011)およびSuckowら、Ed.The Laboratory Rat.2nd Edition.Academic Press.New York.2005に従って実施した。動物には、標準実験食およびオートクレーブした水道水を自由に摂取させた。
血液一定分量(300μL~400μL)を、様々な時点において頸静脈カテーテル処理したラットから収集して、リチウムヘパリンでコーティングされた管に入れた。収集後1時間以内に、管を穏やかに混合し、氷上で維持し、次に2,500rpmにおいて4℃で15分間、遠心分離した。対照群の動物については、血液を心臓穿刺によって収集し、血漿を回収し、さらに解析するまで-70℃で凍結させておいた。Beaudoinら、Bioanalytical method validation for the simultaneous determination of ceftazidime and avibactam in rat plasma.Bioanalysis.2016 8:111-22。
血漿試料を、アセトニトリル沈殿を使用して処理し、LC-MS/MSによって解析した。特定の濃度レベルの被験物質をスパイクした、薬物を含まない一定分量の血漿を用いて、血漿較正曲線を作製した。スパイクした血漿試料を、同じ手順を使用して、未知の血漿試料と一緒に処理した。処理した血漿試料を、LC-MS/MS解析を受けるまで-70℃で保存し、解析の時点でピーク面積を記録し、未知の血漿試料における被験物質の濃度を、それぞれの較正曲線を使用して決定した。アッセイの報告可能な線形範囲を、定量下限(LLQ)と共に決定した。化合物の血漿濃度対時間のプロットを構築した。IVおよびPO投薬後の化合物の薬物動態パラメーター(AUClast、AUCINF、T1/2、Tmax、およびCmax)を、WinNonlinを使用して血漿データの非コンパートメント解析(NCA)から得た。WinNonlin(登録商標)Certara L.P.Pharsight、St.Louis、MO。
これらの試験では、レレバクタムは、1.8%の経口生体利用能(F%)を示し、化合物(75)、(77)、(78)、および(80)は、5%を超えるレレバクタムの経口生体利用能(F%)を示した。
(実施例96)
最小阻害濃度
治験用モノバクタムおよびβ-ラクタマーゼ阻害剤の最小阻害剤濃度(MIC)値は、耐性をβ-ラクタムに付与する特徴付けられたβ-ラクタマーゼを発現する菌株パネルに対して、Clinical and Laboratory Standards Instituteによる指針(Clinical and Laboratory Standards Institute(CLSI).Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Tests for Bacteria That Grow Aerobically;Approved Standard-Tenth Edition.CLSI document M07-A10.CLSI、950 West Valley Road、Suite 2500、Wayne、PA 19087-1898 USA、2015;CLSI.Performance Standards for Antimicrobial Susceptibility Testing:Twenty-Sixth Informational Supplement.CLSI document M100-S26、CLSI、950 West Valley Road、Suite 2500、Wayne、PA 19087 USA、2016)に従って実施したブロス微量希釈感受性試験によって決定する。Zasowskiら、The β-Lactams Strike Back:Ceftazidime-Avibactam.Pharmacotherapy、2015 35:755-70;Levasseurら、In vitro antibacterial activity of the ceftazidime-avibactam combination against enterobacteriaceae、including strains with well-characterized β-lactamases.Antimicrob Agents Chemother、2015 59:1931-4。化合物を、乾燥粉末として保存し、-20℃で保存した後に試験する。これらの化合物および対照薬物を、アッセイ当日に適切な溶媒に可溶化させる。すべての薬物を、0.001μg/mL~64μg/mLの薬物濃度範囲を使用して試験する。β-ラクタマーゼ阻害剤を、4μg/mLの一定濃度で試験する。分離菌を適切な培地上に画線し、35℃で一晩インキュベートする。MIC値は、カチオン調整したMueller Hintonブロス(MHBII;BD、Sparks、MD)を使用し、CLSI指針に従って96ウェル型式プレート中で決定する。MICを、35℃で18時間インキュベーションした後に記録する。MICを読み取り、生物の目に見える成長を阻害する薬物の最低濃度として記録する。
(実施例97)
イヌにおける経口生体利用能
イヌにおいて、本開示によって提供されるある特定のレレバクタムプロドラッグの経口生体利用能を評価する。
投薬用製剤を、投薬当日に調製する。静脈内製剤を、投薬前に滅菌条件下で調製し、滅菌濾過し、室温に戻す。静脈内製剤は、pH7.5のPBS中、最終濃度2.0mg/mLのレレバクタムを含むことができる。
経口投薬用製剤は、エタノール1mL、PEG400 4mL、および注射用水5mL中、最終濃度2mg/mLのレレバクタムまたはレレバクタムプロドラッグのいずれかを有することができ、そのpHは、1NのNaOHで7に調整される。
製剤を、体重8kg~410kgの雄ビーグル犬に投与する。動物は、Guide for the Care and Use of Laboratory Animals、National Research Council、The National Academies Press、Washington、DC、2011に従って維持される。
イヌは、10mg/kgのIVボーラス用量または20mg/kgの経口用量のいずれかを受ける。用量レベルは、ヒトにおけるプロドラッグ活性を正確に予測するために、一次歴史的対照データとNHP研究(American Veterinary Medial Association.AVMA Guidelines on Euthanasia.2013)の間の隔たりを埋めるように選択される。静脈内投与を頭部静脈で行った後、滅菌生理食塩水0.5mLでフラッシュする。経口投与を、18-フレンチカテーテルを使用して胃を介して行った後、脱イオン水15mLでフラッシュする。研究のアームごとにイヌ2匹を使用する。
レレバクタム血漿濃度を、投与後にいくつかの間隔で測定する。収集後2分以内に、全血100μLを、アセトニトリル300μLを含有するKEDTA管に移す。血液/アセトニトリル混合物を含む各バイアルを、約30秒間ボルテックスし、ドライアイス上ですぐに凍結させ、解析するまで凍結状態を維持する(-55℃~-85℃)。レレバクタム濃度は、LC/MS/MSを使用して決定する。
濃度対時間曲線下面積(AUC)を、線形補間を用いる線形台形法を使用して計算する。レレバクタムの経口生体利用能パーセント(F%)を、経口投与後のAUCをIV投与後のAUCと比較することによって用量正規化ベースで決定する。
(実施例98)
サルにおける経口生体利用能
雄カニクイザルにおいて、本開示によって提供されるある特定のレレバクタムプロドラッグの経口生体利用能を評価する。
投薬用製剤を、投薬当日に調製する。静脈内製剤を、投薬前に滅菌条件下で調製し、滅菌濾過し、室温に戻す。静脈内製剤は、pH7.5のPBS中、最終濃度2.0mg/mLのレレバクタムを含むことができる。
経口投薬用製剤は、エタノール1mL、PEG400 4mL、および注射用水5mL中、最終濃度2mg/mLのレレバクタムまたはレレバクタムプロドラッグのいずれかを有することができ、そのpHは、1NのNaOHで7に調整される。
製剤を、体重2kg~4kgの雄カニクイザルに投与する。動物は、Guide for the Care and Use of Laboratory Animals、National Research Council、The National Academies Press、Washington、DC、2011に従って維持される。
サルは、10mg/kgのIVボーラス用量または20mg/kgの経口用量のいずれかを受ける。投薬レベルは、ヒトにおける全身治療有効濃度を模倣するように選択される。静脈内投与を伏在静脈で行う。経口投与を、可撓性経口管により経口挿管を介して行う。研究のアームごとにサル2匹を使用する。
レレバクタム血漿濃度を、投与後にいくつかの間隔で測定する。収集後2分以内に、全血100μLを、アセトニトリル300μLを含有するKEDTA管に移す。血液/アセトニトリル混合物を含む各バイアル(via)を、約30秒間ボルテックスし、ドライアイス上ですぐに凍結させ、解析するまで凍結状態を維持する(-55℃~-85℃)。レレバクタム濃度は、LC/MS/MSを使用して決定する。
濃度対時間曲線下面積(AUC)を、線形補間を用いる線形台形法を使用して計算する。レレバクタムの経口生体利用能パーセント(F%)は、経口投与後のAUCをIV投与後のAUCと比較することによって用量正規化ベースで決定する。
(実施例99)
ビーグル犬における経口生体利用能
ビーグル犬において、本開示によって提供されるある特定のレレバクタムプロドラッグの経口生体利用能を評価する。
投薬用製剤を、投薬当日に調製する。静脈内製剤を、投薬前に滅菌条件下で調製し、滅菌濾過し、室温に戻す。静脈内製剤は、pH7.5のPBS中、最終濃度2.8mg/mLのレレバクタムを含んでいた。
レレバクタムプロドラッグの経口投薬用製剤は、精製水における15%(v/v)Campul MCM C8、15%(v/v)Gelucire 44/14、および10%(v/v)エタノールの溶液中、最終濃度10mg/mLのレレバクタムプロドラッグを有していた。
製剤を、体重約10kgの雄ビーグル犬に投与した。動物は、Guide for the Care and Use of Laboratory Animals、National Research Council、The National Academies Press、Washington、DC、2011に従って維持された。
イヌは、9.9mg/kgのIVボーラス用量、または22mg/kg(化合物87)もしくは20.0mg/kg(化合物88)の経口用量のいずれかを受けた。用量レベルは、ヒトにおけるプロドラッグ活性を正確に予測するために、一次歴史的対照データとNHP研究(American Veterinary Medial Association.AVMA Guidelines on Euthanasia.2013)の間の隔たりを埋めるように選択された。静脈内投与を頭部静脈で行った後、滅菌生理食塩水0.5mLでフラッシュした。経口投与を、18-フレンチカテーテルを使用して胃を介して行った後、脱イオン水15mLでフラッシュした。研究のアームごとにイヌ2匹を使用した。
レレバクタム血漿濃度を、投与後にいくつかの間隔で測定した。収集後2分以内に、全血100μLを、アセトニトリル300μLを含有するKEDTA管に移した。血液/アセトニトリル混合物を含む各バイアルを、約30秒間ボルテックスし、ドライアイス上ですぐに凍結させ、解析するまで凍結状態を維持した(-55℃~-85℃)。レレバクタム濃度は、LC/MS/MSを使用して決定した。
濃度対時間曲線下面積(AUC)を、線形補間を用いる線形台形法を使用して計算した。レレバクタムの経口生体利用能パーセント(F%)は、経口投与後のAUCをIV投与後のAUCと比較することによって用量正規化ベースで決定した。
レレバクタムのIV投与、または化合物(86)もしくは化合物(87)の経口投与後の平均血漿濃度は、図1に示されている。結果の概要は、表1に示される。
Figure 0007437847000316
最後に、本明細書に開示される実施形態を実施する代替の方式が存在することに留意されるべきである。したがって、本発明の実施形態は、例示的であり、非限定的なものとしてみなされるべきであり、特許請求の範囲は、本明細書に記載される詳細に限定されず、特許請求の範囲およびその均等物内で修正され得る。

Claims (21)

  1. 式(1)の化合物
    Figure 0007437847000317
    または薬学的に許容できるその塩[式中、
    各Rは、独立に、C1~6アルキルから選択され、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
    は、単結合、C1~6アルカンジイル、C1~6ヘテロアルカンジイル、C5~6シクロアルカンジイル、C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、Cアレンジイル、C5~6ヘテロアレンジイル、置換C1~6アルカンジイル、置換C1~6ヘテロアルカンジイル、置換C5~6シクロアルカンジイル、置換C5~6ヘテロシクロアルカンジイル、置換Cアレンジイル、および置換C5~6ヘテロアレンジイルから選択され、
    は、C1~6アルキル、-O-C(O)-R、-S-C(O)-R、-NH-C(O)-R、-O-C(O)-O-R、-S-C(O)-O-R、-NH-C(O)-O-R、-C(O)-O-R、-C(O)-S-R、-C(O)-NH-R、-O-C(O)-O-R、-O-C(O)-S-R、-O-C(O)-NH-R、-S-S-R、-S-R、-NH-R、-CH(-NH)(-R)、C5~6ヘテロシクロアルキル、C5~6ヘテロアリール、置換C5~6シクロアルキル、置換C5~6ヘテロシクロアルキル、置換C5~6アリール、置換C5~6ヘテロアリール、および-CH=C(Rから選択され、
    は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
    は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、および式(5)の部分
    Figure 0007437847000318
    Figure 0007437847000319
    Figure 0007437847000320
    Figure 0007437847000321
    から選択され、
    各Rは、独立に、水素、C1~8アルキルから選択され、または各Rおよびそれらが結合しているジェミナル炭素原子は、C3~6シクロアルキル環、C3~6ヘテロシクロアルキル環、置換C3~6シクロアルキル環もしくは置換C3~6ヘテロシクロアルキル環を形成し、
    nは、1~4の整数であり、
    Xは、OおよびNHから選択され、
    は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
    は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
    10は、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択され、
    11は、水素およびC1~6アルキルから選択され、
    12は、水素、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C5~8シクロアルキル、C5~8ヘテロシクロアルキル、C5~10シクロアルキルアルキル、C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、C6~8アリール、C5~8ヘテロアリール、C7~10アリールアルキル、C5~10ヘテロアリールアルキル、置換C1~8アルキル、置換C1~8ヘテロアルキル、置換C5~8シクロアルキル、置換C5~8ヘテロシクロアルキル、置換C5~10シクロアルキルアルキル、置換C5~10ヘテロシクロアルキルアルキル、置換C6~8アリール、置換C5~8ヘテロアリール、置換C7~10アリールアルキル、および置換C5~10ヘテロアリールアルキルから選択される]。
  2. 各Rが、独立に、C1~6アルキルであり、
    が、単結合であり、
    が、-C(O)-O-Rであり、Rが、C1~8アルキル、C1~8ヘテロアルキル、C7~9アリールアルキル、およびC5~7ヘテロシクロアルキルから選択される、
    請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  3. 各Rが、メチルであり、
    が、単結合であり、
    が、-C(O)-O-Rであり、Rが、C1~10アルキル、C1~10ヘテロアルキル、C7~10アルキルアレーン、およびC5~10ヘテロアルキルシクロアルキルから選択される、
    請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  4. が、式(2)の部分
    Figure 0007437847000322
    である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩
    [式中、
    各Rは、C1~6アルキルであり、
    は、単結合であり、
    は、-C(O)-O-であり、
    は、C1~6アルキルであり、
    nは、1であり、
    各Rは、水素およびC1~6アルキルから選択され、
    は、C1~6アルキルおよび-CH(-R13)-NHから選択され、R13は、C1~6アルキルから選択される]。
  5. が、式(3)の部分
    Figure 0007437847000323
    である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩
    [式中、
    各Rは、C1~6アルキルであり、
    は、単結合であり、
    は、-C(O)-O-であり、
    は、C1~6アルキルである]。
  6. が、式(4)の部分
    Figure 0007437847000324
    である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩
    [式中、
    各Rは、C1~6アルキルであり、
    は、単結合であり、
    は、-C(O)-O-であり、
    は、C1~6アルキルであり、
    は、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択され、
    10は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される]。
  7. が、式(5)の部分
    Figure 0007437847000325
    である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩
    [式中、
    各Rは、C1~6アルキルであり、
    は、単結合であり、
    は、-C(O)-O-であり、
    は、C1~6アルキルであり、
    11は、水素、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択され、
    12は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、およびtert-ブチルから選択される]。
  8. tert-ブチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
    アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
    1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
    (ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
    (イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
    1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
    1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート、
    前述のいずれかの薬学的に許容できる塩、および
    前述のいずれかの組合せ
    から選択される化合物。
  9. 式(13)の構造
    Figure 0007437847000326
    を有する請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容できるその塩[式中、
    各Rは、独立に、水素およびC1~3アルキルから選択され、
    は、単結合であり、
    は、-C(O)-O-Rであり、Rは、C1~4アルキルであり、
    は、水素およびC1~4アルキルから選択され、
    は、C1~4アルキルである]。
  10. 各Rが、独立に、水素、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択され、
    が、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択され、
    が、水素、メチル、エチル、n-プロピル、およびイソ-プロピルから選択され、
    が、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、およびtert-ブチルから選択される、
    請求項9に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  11. それぞれ、
    アセトキシメチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(6/86);
    1-(イソブチリルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(7/87);
    (ピバロイルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(8/88);
    (イソブチリルオキシ)メチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(9/89);
    1-アセトキシエチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(10/90);
    1-(ピバロイルオキシ)エチル4-((2S,5R)-6-(((3-エトキシ-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)スルホニル)オキシ)-7-オキソ-1,6-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(11/91);
    または前述のいずれかの薬学的に許容できる塩、
    または前述のいずれかの組合せ
    から選択される、請求項9に記載の化合物。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩および薬学的に許容できるビヒクルを含む医薬組成物。
  13. 更にβ-ラクタム抗生物質を含む、請求項12に記載の医薬組成物。
  14. 患者における細菌感染症を処置するために用いられる医薬組成物であって、治療有効量の請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物もしくは薬学的に許容できるその塩を含み、治療有効量のβ-ラクタム抗生物質と組合わせて用いるための、医薬組成物。
  15. 経口剤形を構成する、請求項12から14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  16. 細菌感染症を引き起こす細菌が、β-ラクタマーゼ酵素を産生する、請求項12から15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  17. 細菌感染症が、グラム陰性菌感染症、グラム陽性菌感染症、嫌気性細菌感染症、好気性細菌感染症、および微好気性細菌感染症から選択される、請求項12から15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  18. 細菌感染症が、治療有効量のレレバクタムと併用投与される場合の治療有効量のβ-ラクタム抗生物質を用いて処置が可能である、請求項12から15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  19. 患者におけるβ-ラクタマーゼ酵素を阻害するために用いられる、請求項12から15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  20. β-ラクタマーゼ酵素が、クラスAのβ-ラクタマーゼ酵素、クラスBのβ-ラクタマーゼ酵素、またはクラスCのβ-ラクタマーゼ酵素を含む、請求項19に記載の医薬組成物。
  21. β-ラクタマーゼ酵素が、レレバクタムによって阻害される、請求項19に記載の医薬組成物。
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