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JP7436920B2 - 無線通信方法及び端末局装置 - Google Patents

無線通信方法及び端末局装置 Download PDF

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JP7436920B2 JP2022539852A JP2022539852A JP7436920B2 JP 7436920 B2 JP7436920 B2 JP 7436920B2 JP 2022539852 A JP2022539852 A JP 2022539852A JP 2022539852 A JP2022539852 A JP 2022539852A JP 7436920 B2 JP7436920 B2 JP 7436920B2
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Description

本発明は、無線通信方法及び端末局装置に関する。
ミリ波帯等の高周波数帯を用いる無線通信では、マイクロ波帯を用いる無線通信と比較して、広帯域を確保することが可能である。高周波数帯を用いる無線通信の方式として、例えば、IEEE802.11adがある。高周波数帯を用いる無線通信は、伝搬路における無線信号の直進性が高く、他の無線通信への干渉が少ない等の利点を有する。このため、高周波数帯を用いる無線通信の普及に向けた検討が進められている(非特許文献1参照)。
伝搬路における無線信号の距離減衰量は、無線信号の周波数に応じて大きくなる。また、60GHz帯を用いるIEEE802.11ad等の無線通信における無線信号は、伝搬路における酸素に吸収され易い。このような理由から、ミリ波帯等の高周波数帯を用いる無線通信では、基地局装置は、通信相手である端末局装置に向けて指向性ビームを形成(ビームフォーミング)し、端末局装置に向けて無線信号を送信する。また、基地局装置は、端末局装置に向けてビームフォーミングを行い、無線信号を端末局装置から受信する。同様に、端末局装置も、基地局装置に向けてビームフォーミングを行い、無線信号を基地局装置から受信してもよい。また、端末局装置は、基地局装置に向けてビームフォーミングを行い、基地局装置に向けて無線信号を送信してもよい(非特許文献2参照)。
滝波 外3名、"ミリ波帯無線LANシステムの標準化動向と要素技術"、電子情報通信学会通信ソサイエティマガジン、2016秋号、No.38、pp.100-106 IEEE, "Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications Amendment 3: Enhancements for Very High Throughput in the 60GHz Band" (IEEE Std 802.11ad-2012), 2012/12/28
図25は、ミリ波帯のビームフォーミングを使用する無線通信システムの通信リンク例を示す図である。基地局装置100から端末局装置200に向けて無線信号が送信される場合、地上に設置された基地局装置100は、基地局装置100が形成可能な指向性ビームのうちから、端末局装置200において受信電力が最大となる指向性ビームを選択する。また、移動する端末局装置200も、端末局装置200が形成可能な指向性ビームのうちから、無線信号の受信電力が最大となる指向性ビームを選択する。
図25では、基地局装置100が指向性ビーム400を形成しており、端末局装置200が指向性ビーム500を形成している。このようにして、指向性ビーム400と指向性ビーム500とを用いる通信リンク600が形成されている。
ミリ波帯のビームフォーミングを使用する無線通信が移動体通信システムに適用される場合には、端末局装置200の移動と周囲の伝搬路変動とに応じて基地局装置100及び端末局装置200が指向性ビームを適応的に切り替え、端末局装置200の移動と周囲の伝搬路変動とに指向性ビームを追従させる必要がある。特に、通信リンク600が使用する伝搬路が遮蔽される伝搬路変動が生じた場合には、無線信号の受信電力が急激に低下してしまい、通信リンク600が切断され、基地局装置100の上位ネットワーク装置(不図示)と端末局装置130との間の通信が断絶してしまう場合がある。
そこで、通信の断絶を回避するため、複数の無線通信部300が端末局装置200に備えられる場合がある。複数の無線通信部300が互いに異なる基地局装置100に接続することによって、通信リンクの冗長化を図ることが可能である。
図26は、冗長化された通信リンクの例を示す図である。端末局装置130は、2個の無線通信部を備える。図26では、2個の無線通信部は、無線通信部140と、無線通信部150とである。無線通信部140は、基地局装置110に対して通信リンク160を形成している。無線通信部150は、基地局装置120に対して通信リンク170を形成している。例えば、通信リンク160の無線信号の伝搬路に遮蔽物が入り、通信リンク160が断絶したとしても、通信リンク170は維持される。このため、基地局装置120の上位ネットワーク装置(不図示)と端末局装置130との間の接続は維持される。
しかしながら、このように冗長な通信リンクの構成が「IEEE802.11ad」のような自律分散型の無線通信システムに適用された場合、冗長化の効果を十分に得られない場合がある。自律分散型の無線通信システムでは、各無線通信部によって測定されたRSSI(Received Signal Strength Indicator)等の通信品質指標に基づいて、各無線通信部は互いに独立に接続制御を実行する。基地局装置ごとのRSSIに偏りがある場合(例えば、同一の基地局装置の近くに端末局装置が位置する場合)には、複数の無線通信部が同一の基地局装置に接続しているので、冗長化の効果を十分に得られないことがある。
図27は、基地局装置110の近くに端末局装置130が位置している場合における、無線通信システムの通信リンク例を示す図である。図27では、基地局装置110に関して無線通信部140によって測定されたRSSIは、基地局装置120に関して無線通信部140によって測定されたRSSIよりも高い。同様に、基地局装置110に関して無線通信部150によって測定されたRSSIは、基地局装置120に関して無線通信部150によって測定されたRSSIよりも高い。
このため、無線通信部140と無線通信部150との両方が、基地局装置110に接続してしまう。この場合、基地局装置110と無線通信部150との間に形成される通信リンク180は、基地局装置110と無線通信部140との間に形成される通信リンク160に近接する。このような場合、通信リンク160と通信リンク180とが同時に遮蔽されて通信断となり、端末局装置130と上位ネットワーク装置(不図示)との間の通信が断絶してしまう可能性が高い。このように従来では、冗長な通信リンクの構成を実現するために端末局装置130に複数の無線通信部が備えられたとしても、冗長化の効果を十分に得られないことがある。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)における5G(5th Generation)のような集中制御型の無線通信システムでも、同様の課題がある。集中制御型の通信方式では初期接続時に、端末局装置は、自装置の周囲に存在する基地局装置の情報を独自に探索する。また、端末局装置は、接続先となる基地局装置を選択し決定する。このため、端末局装置が複数の無線通信部を備えた場合でも、複数の無線通信部が同一の基地局装置に接続してしまうので、冗長化の効果を十分に得られないことがある。
また、集中制御型の無線通信システムでは、端末局装置の移動と端末局装置の周囲における伝搬路変動とに応じたハンドオーバ制御が、自律分散型の無線通信システムにおけるハンドオーバ制御とは異なる。
図28は、ハンドオーバ制御の動作例を示すシーケンス図である。端末局装置に備えられた無線通信部は、周囲環境を測定する指示(以下「周囲環境測定指示」という。)を、基地局装置に接続された上位ネットワーク装置(不図示)から取得する。無線通信部は、周囲環境測定指示に応じて、端末局装置の周囲の基地局装置等に関する情報を、周囲環境として測定する。無線通信部は、例えば測定結果報告(Measurement Report)の形式で、周囲環境の情報を上位ネットワーク装置(不図示)に送信する。
上位ネットワーク装置は、無線通信部から送信された測定結果報告等に基づいて、無線通信部の接続先となる基地局装置を選択する。上位ネットワーク装置は、選択結果に基づいて、接続先となる基地局装置を無線通信部に指示する。このように、集中制御型の無線通信システムでは、端末局装置が無線通信部の接続先を選択するのではなく、上位ネットワーク装置が無線通信部の接続先を選択する。
したがって、同一の端末局装置に備えられた複数の無線通信部が互いに独立に測定結果報告を送信した場合には、複数の無線通信部が接続する同一の基地局装置を上位ネットワーク装置が選択してしまう可能性が高い。
同一の基地局装置に複数の無線通信部が接続することを回避するため、複数の無線通信部が同一の端末局装置に接続しているか否かを判定する機能部を上位ネットワーク装置が備えてもよい。しかしながら、複数の無線通信部が同一の端末局装置に接続しているか否かを報告するための信号のオーバヘッドと、判定に必要な処理コストと、判定に必要な処理の実装コストとが必要とされるので、より簡易な構成で冗長化の効果が得られるようにすることが望ましい。
このように従来では、同一の通信規格に対応する複数の無線通信部を備える端末局装置が接続制御を実行した場合、複数の無線通信部が同一の基地局装置に接続してしまうことがある。ここで、互いに近接した複数の通信リンクが同一の遮蔽物等の影響を受け易いので、通信の安定性を向上させることができない場合がある。
上記事情に鑑み、本発明は、通信の安定性を向上させることが可能である無線通信方法及び端末局装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、端末局装置が実行する無線通信方法であって、周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置に接続する第1の無線通信ステップと、前記第1の基地局装置に関する情報を、第1の接続先情報として記憶部に記録する制御ステップと、前記複数の基地局装置のうち、前記第1の接続先情報に関する前記第1の基地局装置とは異なる第2の基地局装置に接続する第2の無線通信ステップとを含む無線通信方法である。
本発明の一態様は、端末局装置が実行する無線通信方法であって、周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置である第1の接続先に接続する第1の無線通信ステップと、前記複数の基地局装置のうちの前記第1の基地局装置又は第2の基地局装置である第2の接続先に接続する第2の無線通信ステップと、前記第1の接続先と前記第2の接続先とが同じであるか否かを判定し、前記第1の接続先と前記第2の接続先とが同じであると判定された場合には、前記第2の接続先を前記第2の基地局装置に変更する制御ステップとを含む無線通信方法である。
本発明の一態様は、端末局装置が実行する無線通信方法であって、周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置に接続する第1の無線通信ステップと、前記第1の基地局装置に関する情報を、第1の接続先情報として記憶部に記録する制御ステップと、前記複数の基地局装置について各基地局装置の通信品質を測定し、前記第1の接続先情報に関する前記第1の基地局装置以外の前記各基地局装置の通信品質に関する情報を、前記各基地局装置の通信品質に関する情報に基づいてハンドオーバ制御を実行する上位ネットワーク装置に送信する第2の無線通信ステップとを含む無線通信方法である。
本発明の一態様は、周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置に接続する第1の無線通信部と、前記第1の基地局装置に関する情報を、第1の接続先情報として記憶部に記録する制御部と、前記複数の基地局装置のうち、前記第1の接続先情報に関する前記第1の基地局装置とは異なる第2の基地局装置に接続する第2の無線通信部と、を備える端末局装置である。
本発明の一態様は、周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置である第1の接続先に接続する第1の無線通信部と、前記複数の基地局装置のうちの前記第1の基地局装置又は第2の基地局装置である第2の接続先に接続する第2の無線通信部と、前記第1の接続先と前記第2の接続先とが同じであるか否かを判定し、前記第1の接続先と前記第2の接続先とが同じであると判定された場合には、前記第2の接続先を前記第2の基地局装置に変更する制御部とを備える端末局装置である。
本発明の一態様は、周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置に接続する第1の無線通信部と、前記第1の基地局装置に関する情報を、第1の接続先情報として記憶部に記録する制御部と、前記複数の基地局装置について各基地局装置の通信品質を測定し、前記第1の接続先情報に関する前記第1の基地局装置以外の前記各基地局装置の通信品質に関する情報を、前記各基地局装置の通信品質に関する情報に基づいてハンドオーバ制御を実行する上位ネットワーク装置に送信する第2の無線通信部とを備える端末局装置である。
本発明により、通信の安定性を向上させることが可能である。
第1実施形態における、無線通信システムの構成例を示す図である。 第1実施形態における、状態管理テーブルの第1例を示す図である。 第1実施形態における、信号取得時の制御部の動作例を示すフローチャートである。 第1実施形態における、状態管理テーブルの第2例を示す図である。 第1実施形態における、状態管理テーブルの第3例を示す図である。 第1実施形態における、状態管理テーブルの第4例を示す図である。 第1実施形態における、状態管理テーブルの第5例を示す図である。 第1実施形態における、通信接続時の無線通信部の動作例を示すフローチャートである。 第1実施形態における、通信切断時の無線通信部の動作例を示すフローチャートである。 第1実施形態における、状態管理テーブルの第6例を示す図である。 第2実施形態における、状態管理テーブルの第1例を示す図である。 第2実施形態における、信号取得時の制御部の動作例を示すフローチャートである。 第2実施形態における、状態管理テーブルの第2例を示す図である。 第2実施形態における、状態管理テーブル確認時の制御部の動作例を示すフローチャートである。 第2実施形態における、状態管理テーブルの第3例を示す図である。 第2実施形態における、通信接続時の無線通信部の動作例を示すフローチャートである。 第2実施形態における、接続先変更時の無線通信部の動作例を示すフローチャートである。 第3実施形態における、無線通信システムの構成例を示す図である。 第3実施形態における、状態管理テーブルの第1例を示す図である。 第3実施形態における、信号取得時の制御部の動作例を示すフローチャートである。 第3実施形態における、状態管理テーブルの第1例を示す図である。 第3実施形態における、測定指示取得時の無線通信部の動作例を示すフローチャートである。 第3実施形態における、ハンドオーバ指示取得時の無線通信部の動作例を示すフローチャートである。 各実施形態における、端末局装置のハードウェア構成例を示す図である。 ミリ波帯のビームフォーミングを使用する無線通信システムの通信リンク例を示す図である。 冗長化された通信リンクの例を示す図である。 基地局装置の近くに端末局装置が位置している場合における、無線通信システムの通信リンク例を示す図である。 ハンドオーバ制御の動作例を示すシーケンス図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における、無線通信システム1の構成例を示す図である。無線通信システム1は、無線通信を実行するシステムである。無線通信システム1は、端末局装置2と、複数の基地局装置3とを備える。
端末局装置2は、制御部20と、複数の無線通信部21を備える。図1では、複数の無線通信部21は、一例として、無線通信部21-1と、無線通信部21-2とである。以下では、各無線通信部21に共通する事項については符号の一部を省略して、無線通信部は「無線通信部21」と表記される。端末局装置2は、例えば、スマートフォン端末又はタブレット端末等の情報処理端末である。端末局装置2は、基地局装置3との無線通信を実行する。
図1では、複数の基地局装置3は、一例として、基地局装置3-1と、基地局装置3-2とである。以下では、各基地局装置3に共通する事項については符号の一部を省略して、基地局装置は「基地局装置3」と表記される。基地局装置3は、アンテナを備える。基地局装置3は、アンテナを用いて、端末局装置2との無線通信を実行する。基地局装置3は、上位ネットワーク装置(不図示)と通信する。
次に、制御部20について説明する。
制御部20は、複数の無線通信部21の動作を制御する機能部である。制御部20は、状態管理テーブルを記憶する。状態管理テーブルは、複数の無線通信部21の各通信状態を管理するためのデータテーブルである。制御部20は、複数の無線通信部21の各通信状態に応じて、各無線通信部21の接続先となる基地局装置3を選択する。
図2は、第1実施形態における、状態管理テーブルの第1例を示す図である。図2では、状態管理テーブルにおいて、接続元情報と、状態と、接続先情報とが互いに対応付けられている。接続元情報は、無線通信部21-1又は無線通信部21-2を表す。状態は、無線通信部21の通信状態と、基地局装置3の通信状態とを表す。通信状態は、未接続、接続処理中又は接続済みのように表される。接続先情報は、接続先である基地局装置3に関する情報であり、例えば、基地局装置3-1の識別子、又は、基地局装置3-2の識別子を表す。
なお、基地局装置3に関する情報として、基地局装置3が対応する任意の通信規格における、基地局装置3を識別することが可能な任意の情報(識別子)を用いることが可能である。例えば、基地局装置3に関する情報は、上位層において論理セルを識別するための識別子でもよい。例えば、通信規格が「IEEE802.11ad」である場合、基地局装置3に関する情報は、BSSID(Basic Service Set Identifier)を用いて表現されてもよい。例えば、通信規格が3GPPによって標準化された5Gである場合、基地局装置3に関する情報は、PCI(Physical Cell ID)を用いて表現されてもよい。
初期状態では、無線通信部21-1と無線通信部21-2とは、いずれの基地局装置3にも接続していない。初期状態での通信状態に合致するように、図2に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の状態が未接続であり、無線通信部21-2の状態が未接続であることが記録されている。
各無線通信部21は、一例として、同一の通信規格に対応している。ここで、無線通信部21-1と無線通信部21-2とは、基地局装置への接続の開始を確認させるための信号(以下「接続開始確認信号」という。)を、ほぼ同時刻に制御部20に送信する。ここで、実際には無線通信部21ごとの部品性能の差と、端末局装置2が備えるプロセッサの処理タイミングの条件とがあるので、同時刻に接続開始確認信号が制御部20に到着することはない。そこで以下では、一例として、無線通信部21-1からの接続開始確認信号が、無線通信部21-2からの接続開始確認信号よりも先に、制御部20に到着する。
なお、無線通信部21-1から送信された信号と無線通信部21-2から送信された信号とが同時刻に制御部20に到着する場合に備えて、到着した複数の信号を制御部20が逐次処理する機能部を制御部20は備えてもよい。制御部20が接続開始を無線通信部21-1と無線通信部21-2とに順次に指示してもよい。
図3は、第1実施形態における、信号取得時の制御部の動作例を示すフローチャートである。制御部20が信号を無線通信部21-1から取得した場合に、図3に示された動作は開始される。制御部20は、信号を無線通信部21-1から取得する。制御部20は、取得された信号の種類を判定する(ステップS101)。
取得された信号が接続開始確認信号であると判定された場合(ステップS101:接続開始確認)、制御部20は、接続処理中の無線通信部21が状態管理テーブルに記録されているか否かを判定する(ステップS102)。
初期状態では、状態管理テーブルに記録されている全ての無線通信部の状態は、未接続を表す。このように、接続処理中の無線通信部21が状態管理テーブルに記録されていない場合(ステップS102:NO)、制御部20は、無線通信部21-1の状態が接続処理中であることを、状態管理テーブルに記録する(ステップS103)。
図4は、第1実施形態における、状態管理テーブルの第2例を示す図である。図4に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の状態が接続処理中であり、無線通信部21-2の状態が未接続であることが記録されている。
制御部20は、接続開始許可信号と、状態管理テーブルに記録されている接続先情報の一覧とを、無線通信部21-1に送信する。接続済みの状態の無線通信部21が状態管理テーブルに記録されていない場合には、制御部20は、接続先情報が空である一覧を、無線通信部21-1に送信する(ステップS104)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
取得された信号が、基地局装置3-1への接続が完了したことを報告するための信号であると判定された場合(ステップS101:接続完了報告)、制御部20は、無線通信部21-1の状態が接続済みであることと、接続先情報(接続先が基地局装置3-1であることを表す情報)とを、状態管理テーブルに記録する(ステップS105)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
図5は、第1実施形態における、状態管理テーブルの第3例を示す図である。図5に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の接続先が基地局装置3-1であり、無線通信部21-2の状態が未接続であることが記録されている。
取得された信号が、基地局装置3-1への接続が切断されたことを報告するための信号であると判定された場合(ステップS101:切断報告)、制御部20は、無線通信部21-1の状態が未接続であることを、状態管理テーブルに記録する。また、制御部20は、無線通信部21-1の接続先が状態管理テーブルに記録されている場合には、無線通信部21-1の接続先情報を、状態管理テーブルから消去する(ステップS106)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
例えば、無線通信部21-1についてステップS103の動作が実行されてから、無線通信部21-1についてステップS105の動作が実行されるまでの時間では、無線通信部21-1の状態が接続処理中であることが、状態管理テーブルに記録されている。このように、接続処理中の無線通信部21が状態管理テーブルに記録されている場合(ステップS102:YES)、制御部20は、待機指示を無線通信部21-2に送信する(ステップS107)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
無線通信部21-1についてステップS105の動作が実行された後では、接続処理中の状態の無線通信部21-1が状態管理テーブルに記録されていないので(ステップS102:NO)、無線通信部21-2についてステップS103の動作を制御部20が実行することが可能となる。
図6は、第1実施形態における、状態管理テーブルの第4例を示す図である。図6に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の接続先が基地局装置3-1であり、無線通信部21-2の状態が接続処理中であることが記録されている。
制御部20は、接続開始許可信号と、状態管理テーブルにある接続先情報の一覧(無線通信部21-1の接続先である基地局装置3-1に関する情報)とを、無線通信部21-2に送信する(ステップS104)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
取得された信号が、基地局装置3-2への接続が完了したことを報告するための信号である場合(ステップS102:接続完了報告)、制御部20は、無線通信部21-2の状態が接続済みであることと、接続先情報(接続先が基地局装置3-2であることを表す情報)とを、状態管理テーブルに記録する(ステップS105)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
図7は、第1実施形態における、状態管理テーブルの第5例を示す図である。図7に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の接続先が基地局装置3-1であり、無線通信部21-2の接続先が基地局装置3-2であることが記録されている。
取得された信号が、基地局装置3-2への接続が切断されたことを報告するための信号である場合(ステップS102:切断報告)、制御部20は、無線通信部21-2の状態が未接続であることを、状態管理テーブルに記録する。また、制御部20は、無線通信部21-2の接続先が状態管理テーブルに記録されている場合には、無線通信部21-2の接続先情報を状態管理テーブルから消去する(ステップS106)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
次に、無線通信部21について説明する。
図8は、第1実施形態における、通信接続時の無線通信部21の動作例を示すフローチャートである。端末局装置2の電源が入った場合、又は、ユーザによる操作に応じた信号が端末局装置2に入力された場合、図8に示された動作は開始される。無線通信部21-1と無線通信部21-2とは、同一の通信規格に基づく接続処理の開始を指示するための信号(以下「接続開始指示信号」という。)を、制御部20から取得する。
無線通信部21-1は、接続開始確認信号を制御部20に送信する。同様に、無線通信部21-2は、接続開始確認信号を制御部20に送信する(ステップS201)。
無線通信部21は、接続の開始を許可するための信号(以下「接続開始許可信号」という。)と接続先情報の一覧とを、制御部20から取得したか否かを判定する(ステップS202)。接続開始許可信号を取得していないと判定された場合(ステップS202:NO)、無線通信部21は、ステップS201に処理を戻す。
無線通信部21-1が接続開始許可信号を取得した場合(ステップS202:YES)、無線通信部21-1は、取得された接続先情報の一覧に記録されていない基地局装置3に対して接続処理を実行する(ステップS203)。
無線通信部21-1は、接続が成功したか否かを判定する(ステップS205)。例えば、接続先情報が空である一覧を無線通信部21-1が取得した場合、接続先として除外される基地局装置3は、接続先情報の一覧に存在しない。そこで、無線通信部21-1は、通信規格に定められた接続手順に基づいて、特段の制約なく基地局装置3に接続する。例えば、端末局装置2の近くに位置する基地局装置3-1の通信品質指標(例えば、RSSI)が1番目に良好である場合、無線通信部21-1は、基地局装置3-1に接続する。
接続が成功した場合(ステップS205:YES)、無線通信部21-1は、接続完了報告信号と、接続先である基地局装置3-1に関する情報とを、制御部20に送信する(ステップS205)。無線通信部21は、図8に示された処理を終了する。
無線通信部21の近くに基地局装置3が存在しなかった等の理由で、接続が失敗した場合(ステップS205:NO)、取得された接続先情報の一覧に記録されている所定の基地局装置3に対して、接続処理を試行する(ステップS206)。
無線通信部21-1は、接続が成功したか否かを判定する(ステップS207)。接続が成功した場合(ステップS207:YES)、無線通信部21-1は、ステップS205に処理を戻す。
接続が失敗した場合(ステップS207:NO)、無線通信部21-1は、基地局装置3-1への接続が切断されたことを報告するための信号(切断報告信号)を制御部20に送信する(ステップS208)。無線通信部21は、図8に示された処理を終了する。
待機指示を受信した無線通信部21-2は、接続開始確認信号を制御部20に再送信する(ステップS201)。
無線通信部21-2が接続開始許可信号を取得したと判定された場合(ステップS202:YES)、無線通信部21-2は、取得された接続先情報の一覧に基づいて、接続先情報の一覧に記録されていない基地局装置3(接続先情報の一覧に記録されている基地局装置以外の基地局装置3)に対して接続処理を実行する(ステップS203)。
無線通信部21-2は、接続が成功したか否かを判定する(ステップS205)。例えば、基地局装置3-1に関する情報が記録された接続先情報の一覧を無線通信部21-2が取得した場合、無線通信部21-2は、通信規格に定められた接続手順に基づいて、基地局装置3-1以外の基地局装置3に接続する。例えば、基地局装置3-1の次に端末局装置2の近くに位置する基地局装置3-2の通信品質指標(例えば、RSSI)が2番目に良好である場合、無線通信部21-2は、基地局装置3-2に接続する。
接続が成功した場合(ステップS205:YES)、無線通信部21-2は、接続完了報告信号と、接続先である基地局装置3-2に関する情報とを、制御部20に送信する(ステップS205)。無線通信部21は、図8に示された処理を終了する。
無線通信部21の近くに基地局装置3-2が存在せず、無線通信部21の近くに基地局装置3-1が存在した等の理由で、接続が失敗した場合(ステップS205:NO)、無線通信部21-2は、取得された接続先情報の一覧に記録されている基地局装置3を含む所定の基地局装置3に対して、接続処理を試行する(ステップS206)。
無線通信部21-2は、接続が成功したか否かを判定する(ステップS207)。無線通信部21-2の近くに基地局装置3-1が存在した等の理由で、接続が成功した場合(ステップS207:YES)、無線通信部21-1は、ステップS205に処理を戻す。
無線通信部21-2の近くに基地局装置3-1が存在しなかった等の理由で、接続が失敗した場合(ステップS207:NO)、無線通信部21-2は、切断報告信号を制御部20に送信する(ステップS208)。無線通信部21は、図8に示された処理を終了する。
このように、無線通信部21-1と無線通信部21-2との両方に近い基地局装置3-1に無線通信部21-1と無線通信部21-2との両方が接続するのではなく、基地局装置3-1以外の基地局装置である基地局装置3-2に無線通信部21-2が接続することが可能である。無線通信部21-1が形成する通信リンクと無線通信部21-2が形成する通信リンクとが互いに離れるので、遮蔽等に対する耐性が向上する。
また、制御部20に記憶された状態管理テーブルにおいて不要な基地局装置3に関する情報が記録され続けることを防ぐ必要がある。このため、ユーザによる操作を受け付けたこと、又は、無線信号の伝搬路が遮蔽されたことによって、通信リンクが切断された場合には、無線通信部21は、通信リンクが切断されたことを制御部20に報告する。
図9は、第1実施形態における、通信切断時の無線通信部の動作例を示すフローチャートである。図9では一例として、無線通信部21-1が、無線通信部21-1と基地局装置3-1との間の通信リンクを切断する処理を開始する。無線通信部21-1は、通信規格に定められた接続手順に基づいて、接続先である基地局装置3-1に対して切断処理を実行する(ステップS301)。切断処理が完了した後、無線通信部21-1は、切断報告信号を制御部20に送信する(ステップS302)。無線通信部21-1は、図9に示された処理を終了する。
なお、図3に示されたフローチャートにおいて、取得された信号が、基地局装置3-1への接続が切断されたことを報告するための信号である場合(ステップS102:切断報告)、制御部20は、無線通信部21-1の状態が未接続であることを、状態管理テーブルに記録する。また、制御部20は、無線通信部21-1の接続先が状態管理テーブルに記録されている場合には、無線通信部21-1の接続先情報を状態管理テーブルから消去する(ステップS106)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
図10は、第1実施形態における、状態管理テーブルの第6例を示す図である。図10に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の状態が未接続であり、無線通信部21-2の接続先が基地局装置3-2であることが記録されている。
以上のように、無線通信部21-1は、周囲に存在する複数の基地局装置3のうちの基地局装置3-1に接続する。制御部20は、基地局装置3-1に関する情報を、無線通信部21-1の接続先情報(第1の接続先情報)として記憶部に記録する。無線通信部21-2は、複数の基地局装置3のうち、無線通信部21-1の接続先情報(第1の接続先情報)に関する基地局装置3-1とは異なる基地局装置3-2に接続する。
このように、無線通信部21-2は、状態管理テーブルにおける無線通信部21-1の接続先情報に基づいて、基地局装置3-1とは異なる基地局装置3-2に接続する。これによって、無線通信部21-1が接続している基地局装置3-1には無線通信部21-2が接続しないので、通信リンクが冗長化し、通信の安定性を向上させることが可能である。
複数の無線通信部21が同一の基地局装置3に接続することを回避させるので、通信リンクの冗長化の効果として、通信の安定性を向上させることが可能である。通信リンク同士の近接を防止して伝搬路の分散化を図ることによって、通信リンクを冗長化させるので、基地局装置3の上位ネットワーク装置(不図示)と端末局装置2との間の通信の安定性を向上させることが可能である。また、同一の通信規格に準拠する複数の無線通信部21を端末局装置2が備えることによって、端末局装置2の通信リンクが冗長化するので、複数の通信リンクが同時に通信断となってしまう可能性を低減させることが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、各無線通信部21が基地局装置3への接続を完了した後に無線通信部21の接続先である基地局装置3の選択を制御部20が変更する点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点を主に説明する。
図11は、第2実施形態における、状態管理テーブルの第1例を示す図である。第2実施形態における状態管理テーブルでは、接続元情報と、接続先情報とが互いに対応付けられている。初期状態では、無線通信部21-1と無線通信部21-2とは、いずれの基地局装置3にも接続していない。初期状態での通信状態に合致するように、図11に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の状態が未接続であり、無線通信部21-2の状態が未接続であることが記録されている。
各無線通信部21が基地局装置3に接続した後で、制御部20は、無線通信部21の接続先となる基地局装置3の選択を変更する。この変更によって、例えば、2個の無線通信部21-1が、端末局装置2-1から近い位置の基地局装置3-1に接続する。無線通信部21-2が、端末局装置2-2から遠い位置の基地局装置3-2に接続する。
図12は、第2実施形態における、信号取得時の制御部20の動作例を示すフローチャートである。制御部20は、接続完了報告信号又は切断報告信号を、無線通信部21から取得する。制御部20は、取得された信号の種類を判定する(ステップS401)。
取得された信号が接続完了報告信号であると判定された場合(ステップS401:接続完了報告)、制御部20は、接続完了報告信号を送信した無線通信部21の接続先情報として、接続完了報告信号を送信した無線通信部21の接続先である基地局装置3に関する情報を、状態管理テーブルに記録する(ステップS402)。制御部20は、図12に示された処理を終了する。
図13は、第2実施形態における、状態管理テーブルの第2例を示す図である。無線通信部21-1と無線通信部21-2とが、一例として、端末局装置2に近い位置の基地局装置3-1に同時に接続された。このため、図13に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の接続先が基地局装置3-1であり、無線通信部21-2の接続先が基地局装置3-1であることが記録されている。
取得された信号が、基地局装置3への接続が切断されたことを報告するための信号であると判定された場合(ステップS401:切断報告)、制御部20は、切断報告信号を送信した無線通信部21の状態が未接続であることを、状態管理テーブルに記録する。また、制御部20は、切断報告信号を送信した無線通信部21の接続先が状態管理テーブルに記録されている場合には、切断報告信号を送信した無線通信部21の接続先情報を状態管理テーブルから消去する(ステップS403)。制御部20は、図3に示された処理を終了する。
端末局装置2に近い位置の基地局装置3-1に無線通信部21-1と無線通信部21-2とが同時に接続された状況では、端末局装置2と基地局装置3-1との間に遮蔽物が入った場合、2個の無線通信部21と基地局装置3-1との間の複数の通信リンクが同時に通信断となってしまう可能性が高い。
そこで、複数の通信リンクが同時に通信断となってしまう可能性を低減させるため、第2実施形態では、制御部20は、接続先の選択を変更する指示を、1個以上の無線通信部21に対して、必要に応じて送信する。すなわち、制御部20は、接続先の選択を変更する指示を、1個以上の無線通信部21に対して、状態管理テーブルの記録の確認結果に応じて送信する。
例えば、制御部20は、状態管理テーブルの内容を所定周期で確認し、接続先の選択を変更する指示を所定周期で送信する。例えば、制御部20は、任意のタイミング(例えば、ステップS402又はステップS403の実行タイミング)で、接続先の選択を変更する指示を所定周期で送信してもよい。
図14は、第2実施形態における、状態管理テーブル確認時の制御部20の動作例を示すフローチャートである。制御部20は、状態管理テーブルの内容を、所定のタイミングで確認する。ここで、制御部20は、カウンタ「i」を0にリセットする(ステップS501)。制御部20は、カウンタ「i」をカウントアップする(ステップS502)。
制御部20は、カウントアップ後のカウンタ「i」に対応付けられた無線通信部21-1の接続先情報と、カウントアップ前までの各カウンタ「1から(i-1)まで」に対応付けられた無線通信部21の接続先情報のいずれかとが、状態管理テーブルにおいて一致しているか否かを判定する。すなわち、制御部20は、状態管理テーブルのi行目の接続先情報と、状態管理テーブルの1行目から(i-1)行目までの接続先情報のいずれかとが、状態管理テーブルにおいて一致しているか否かを判定する(ステップS503)。
ステップS503が初めて実行された場合、接続先情報が一致していないと判定される。このように、接続先情報が一致していないと判定された場合(ステップS503:NO)、制御部20は、カウンタ「i」の値と無線通信部21の個数とが一致するか否かを判定する(ステップS504)。
ステップS504が初めて実行された場合、カウンタ「i」の値「1」と無線通信部21の個数「2」とが一致しない。この場合、カウンタ「i」の値と無線通信部21の個数とが一致していないと判定される。
カウンタ「i」の値と無線通信部21の個数とが一致していないと判定された場合(ステップS504:NO)、制御部20は、ステップ503に処理を戻す。
ステップS503の実行回数が2回以上である場合、無線通信部21-2の接続先と無線通信部21-1の接続先とが、図13に示された状態管理テーブルにおいて一致している。
接続先情報が一致していると判定された場合(ステップS503:YES)、制御部20は、無線通信部21-1が接続している1行目から(i-1)行目までの基地局装置3に関する情報(例えば、基地局装置3-1の識別子)と、接続先の選択を変更する指示(以下「接続先変更指示」という。)とを、状態管理テーブルのi行目の無線通信部21(無線通信部21-2)に送信する(ステップS505)。制御部20は、状態管理テーブルのi行目の無線通信部21から送信される報告信号(接続完了報告信号、又は、切断報告信号)の受信を待機する(ステップS506)。
制御部20は、報告信号を状態管理テーブルのi行目の無線通信部21(無線通信部21-2)から取得したか否かを判定する(ステップS507)。報告信号を取得していないと判定された場合(ステップS507:NO)、制御部20は、ステップS505に処理を戻す。報告信号を取得したと判定された場合(ステップS507:YES)、制御部20は、取得された信号が接続完了報告信号又は切断報告信号のいずれであるかを判定する(ステップS508)。
i行目の無線通信部21(無線通信部21-2)から取得された信号が基地局装置3-2への接続完了報告信号であると判定された場合(ステップS508:接続完了報告)、制御部20は、接続完了報告信号を送信した無線通信部21-2の接続先である基地局装置3-2に関する情報(例えば、基地局装置3-2の識別子)を、接続先情報として状態管理テーブルに記録する(ステップS509)。制御部20は、ステップS504に処理を戻す。
ステップS504において、カウンタ「i」の値が無線通信部21の個数「2」と一致するか否かを再判定する。カウンタ「i」の値と無線通信部21の個数とが一致していると判定された場合(ステップS504:YES)、制御部20は、図14に示された処理を終了する。
図15は、第2実施形態における、状態管理テーブルの第3例を示す図である。図15に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の接続先が基地局装置3-1であり、無線通信部21-2の接続先が基地局装置3-2であることが記録されている。
このように、端末局装置2から最も近い基地局装置3-1に無線通信部21-1と無線通信部21-2との両方が接続するのではなく、無線通信部21-1と無線通信部21-2とのうちの一方が基地局装置3-2に接続するという接続先の分散化が可能である。これによって、無線通信部21-1が形成する通信リンクと無線通信部21-2が形成する通信リンクとが互いに離れるので、遮蔽等に対する耐性が向上する。
無線通信部21から取得された信号が、基地局装置3への接続が切断されたことを報告するための信号である場合(ステップS508:切断報告)、制御部20は、切断報告信号を送信した無線通信部21の状態が未接続であることを、状態管理テーブルに記録する。また、制御部20は、切断報告信号を送信した無線通信部21の接続先が状態管理テーブルに記録されている場合には、切断報告信号を送信した無線通信部21の接続先情報を状態管理テーブルから消去する(ステップS510)。制御部20は、ステップS504に処理を戻す。
図16は、第2実施形態における、通信接続時の無線通信部21の動作例を示すフローチャートである。端末局装置2の電源が入った場合、又は、ユーザによる操作に応じた信号が端末局装置2に入力された場合、図16に示された動作は開始される。無線通信部21-1と無線通信部21-2とは、接続開始指示信号を制御部20から取得する。
無線通信部21-1は、通信規格に定められた接続手順に基づいて、所定の基地局装置3に対して接続処理を実行する。同様に、無線通信部21-2は、通信規格に定められた接続手順に基づいて、所定の基地局装置3に対して接続処理を実行する(ステップS601)。
無線通信部21は、接続が成功した否かを判定する(ステップS602)。接続が成功したと判定された場合(ステップS602:YES)、無線通信部21は、接続完了報告信号を制御部20に送信する。無線通信部21は、自無線通信部の接続先である基地局装置3に関する情報を、接続先情報として制御部20に送信する(ステップS603)。無線通信部21は、図16に示された処理を終了する。
接続が失敗したと判定された場合(ステップS602:NO)、無線通信部21は、切断報告信号を制御部20に送信する(ステップS604)。無線通信部21は、図16に示された処理を終了する。
図17は、第2実施形態における、接続先変更時の無線通信部21の動作例を示すフローチャートである。無線通信部21-2は、接続先変更指示を制御部20から取得する。無線通信部21-2は、通信規格に定められた接続手順に基づいて、制御部20から取得された接続先情報(例えば、基地局装置3-1の識別子)の基地局装置以外の基地局装置3に対して接続処理を実行する(ステップS701)。
無線通信部21-2は、接続が成功したか否かを判定する(ステップS702)。接続が成功した場合(ステップS702:YES)、無線通信部21-2は、接続完了報告信号と、接続先である基地局装置3に関する情報とを、制御部20に送信する。例えば、基地局装置3-1の次に端末局装置2から近い位置の基地局装置3-2の通信品質指標が最も良好であった場合、無線通信部21-2は、接続完了報告信号と、接続先である基地局装置3-2に関する情報(接続先情報)とを、制御部20に送信する(ステップS703)。無線通信部21は、図17に示された処理を終了する。
無線通信部21の近くに基地局装置3-2が存在せず、無線通信部21の近くに基地局装置3-1が存在した等の理由で、接続が失敗したと判定された場合(ステップS702:NO)、無線通信部21-2は、取得された接続先情報の一覧に記録されている基地局装置(基地局装置3-1)を含む所定の基地局装置3に対して、接続処理を試行する(ステップS704)。
無線通信部21-2は、接続が成功したか否かを判定する(ステップS705)。基地局装置3-1に対して接続が成功したと判定された場合(ステップS705:YES)、無線通信部21-2は、ステップS703に処理を戻す。接続が失敗したと判定された場合(ステップS705:NO)、無線通信部21-2は、切断報告信号を制御部20に送信する(ステップS706)。無線通信部21は、図17に示された処理を終了する。
制御部20に記憶された状態管理テーブルにおいて不要な基地局装置3に関する情報が記録され続けることを防ぐ必要がある。このため、ユーザによる操作を受け付けたこと、又は、無線信号の伝搬路が遮蔽されたことによって、通信リンクが切断された場合には、無線通信部21は、通信リンクが切断されたことを制御部20に報告する。ここで、無線通信部21は、図9に示されたフローチャートの動作を実行する。また、制御部20は、図12に示されたフローチャートの動作を実行する。
以上のように、無線通信部21-1は、周囲に存在する複数の基地局装置3のうちの基地局装置3-1である第1の接続先に接続する。無線通信部21-2は、複数の基地局装置3のうちの基地局装置3-1又は基地局装置3-2である第2の接続先に接続する。制御部20は、無線通信部21-1の接続先(第1の接続先)と無線通信部21-2の接続先(第2の接続先)とが同じであるか否かを判定する。制御部20は、無線通信部21-1の接続先と無線通信部21-2の接続先とが同じであると判定された場合には、無線通信部21-2の接続先(第2の接続先)を基地局装置3-2に変更する。
このように、制御部20は、無線通信部21-1の接続先と無線通信部21-2の接続先とが同じであると判定された場合には、無線通信部21-2の接続先を基地局装置3-2に変更する。すなわち、複数の無線通信部21が同一の基地局装置3に接続されている場合には、複数の無線通信部21が同一の基地局装置3に接続されていることを制御部20が検出し、複数の無線通信部21のうちの1個以上の無線通信部21が他の基地局装置3に接続するように、制御部20は無線通信部21の接続先の選択を変更する。これによって、通信リンクが冗長化し、通信の安定性を向上させることが可能である。
(第3実施形態)
第1実施形態及び第2実施形態では、「IEEE802.11ad」又は「IEEE802.11ay」のように、接続先である基地局装置を無線通信部が独自に選択した。第3実施形態では、3GPPによって標準化された5Gのような集中制御型の通信方式のハンドオーバ制御に無線通信システムが対応する点が、第1実施形態及び第2実施形態と相違する。第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主に説明する。
図18は、第3実施形態における、無線通信システム1の構成例を示す図である。図18では、複数の基地局装置3は、一例として、基地局装置3-1と基地局装置3-2と基地局装置3-3とである。図18では、無線通信部21-1は、基地局装置3-1に接続されている。また、無線通信部21-2は、基地局装置3-2に接続されている。
無線通信システム1は、上位ネットワーク装置(不図示)による集中制御型の通信方式に基づいて、ハンドオーバ制御を実行する。ハンドオーバ制御では、端末局装置2の周囲環境の測定結果に応じて、端末局装置2の接続先として基地局装置3が選択される。端末局装置2は、端末局装置2の接続先として選択された基地局装置3の識別子を、ハンドオーバ指示として上位ネットワーク装置(不図示)から取得する。
図19は、第3実施形態における、状態管理テーブルの第1例を示す図である。図19に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の接続先が基地局装置3-1であり、無線通信部21-2の接続先が基地局装置3-2であることが記録されている。
図18では、一例として、基地局装置3-1には、無線通信部21-1が接続済みである。基地局装置3-1の位置は、基地局装置3-2の位置と比較して、端末局装置2の位置に近い。また、基地局装置3-1の位置は、基地局装置3-3の位置と比較して、端末局装置2の位置に近い。そこで、制御部20は、無線通信部21-2が基地局装置3-1に接続するのではなく、端末局装置2から遠い位置の基地局装置3-3に無線通信部21-2が接続するように無線通信部21-2の動作を制御する。
以下では、無線通信部21-2は、端末局装置2の周囲環境測定指示を、ハンドオーバ処理の実行前における接続先である基地局装置3-2に接続された上位ネットワーク装置(不図示)から取得する。
図20は、第3実施形態における、信号取得時の制御部20の動作例を示すフローチャートである。制御部20は、状態管理テーブルにおける接続先情報を照会するための信号(以下「状態管理照会信号」という。)、接続完了報告信号又は切断報告信号を、無線通信部21から取得する。制御部20は、取得された信号の種類を判定する(ステップS801)。
無線通信部21-2から取得された信号が状態管理照会信号であると判定された場合(ステップS801:状態管理照会)、制御部20は、無線通信部21-2以外の無線通信部21に対応付けられた接続先情報を、状態管理テーブルから抽出する。制御部20は、抽出された接続先情報を、状態管理照会信号を送信した無線通信部21-2に送信する。すなわち、制御部20は、状態管理テーブルに記録された無線通信部21-1の接続先である基地局装置3-1に関する情報(例えば、基地局装置3-1の識別子)を、無線通信部21-2に送信する(ステップS802)。制御部20は、図20に示された処理を終了する。
無線通信部21-2から取得された信号が接続完了報告信号であると判定された場合(ステップS801:接続完了報告信号)、制御部20は、無線通信部21-2に対応付けられた接続先情報(無線通信部21-2の接続先である基地局装置3-3に関する情報)を、状態管理テーブルに記録する(ステップS803)。制御部20は、図20に示された処理を終了する。
図21は、第3実施形態における、状態管理テーブルの第1例を示す図である。図21に示された状態管理テーブルには、無線通信部21-1の接続先が基地局装置3-1であり、ハンドオーバ制御の結果として無線通信部21-2の接続先が基地局装置3-3となったことが記録されている。
無線通信部21-1から取得された信号が切断報告信号であると判定された場合(ステップS801:切断報告信号)、制御部20は、切断報告信号を送信した無線通信部21-1の状態が未接続であることを、状態管理テーブルに記録する。また、制御部20は、切断報告信号を送信した無線通信部21-1の接続先が状態管理テーブルに記録されている場合には、切断報告信号を送信した無線通信部21-1の接続先情報を、状態管理テーブルから消去する(ステップS804)。制御部20は、図20に示された処理を終了する。
次に、測定指示取得時の無線通信部21の動作例を説明する。
図22は、第3実施形態における、測定指示取得時の無線通信部21の動作例を示すフローチャートである。無線通信部21-2は、端末局装置2の周囲環境測定指示を、基地局装置3-2に接続された上位ネットワーク装置(不図示)から取得する。
無線通信部21-2は、状態管理照会信号を制御部20に送信する(ステップS901)。無線通信部21-2は、接続先情報を制御部20から取得したか否かを判定する(ステップS902)。接続先情報を取得していない場合(ステップS902:NO)、無線通信部21-2は、ステップS901に処理を戻す。
接続先情報を取得した場合(ステップS902:YES)、無線通信部21-2は、周囲環境を測定する(ステップS903)。周囲環境の情報は、例えば、基地局装置3-1に関する情報と、基地局装置3-2に関する情報と、基地局装置3-3に関する情報とである。基地局装置3に関する情報とは、例えば、無線通信部21-2と基地局装置3とに関するRSRP(Reference Signal Received Power)又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)である。
無線通信部21-2は、基地局装置3-1以外の基地局装置3が周囲に存在するか否かを判定する(ステップS904)。基地局装置3-1以外の基地局装置3が周囲に存在すると判定された場合(ステップS904:YES)、無線通信部21-2は、接続先情報に記録されていない基地局装置3(図18では、基地局装置3-2、及び、基地局装置3-3)に関する測定結果報告を、上位ネットワーク装置(不図示)に送信する(ステップS905)。無線通信部21-2は、図22に示された処理を終了する。
基地局装置3-1以外の基地局装置3が周囲に存在しないと判定された場合(ステップS904:NO)、無線通信部21-2は、全ての基地局装置3に関する測定結果報告を、上位ネットワーク装置(不図示)に送信する。全ての基地局装置3に関する測定結果報告を無線通信部21-2が上位ネットワーク装置(不図示)に送信する代わりに、全ての基地局装置3に関する測定結果報告を制御部20が上位ネットワーク装置(不図示)に送信してもよい(ステップS906)。無線通信部21-2は、図22に示された処理を終了する。
なお、通信方式によっては、周囲環境測定指示を各無線通信部21が同時に受信することが想定される。複数の無線通信部21の接続先である基地局装置3が重複している場合には、複数の無線通信部21が接続している基地局装置3とは別の基地局装置3にハンドオーバ処理を同時に実行してしまうことによって、複数の無線通信部21が同一の基地局装置3に改めて接続してしまう可能性がある。このようなハンドオーバ処理がなされないように、制御部20及び無線通信部21の各動作は変更されてもよい。例えば、制御部20が状態管理照会信号を受信し、制御部20が接続先情報を無線通信部21に送信してから一定時間が経過するまでは、制御部20は、他の状態管理照会信号に対して応答しないようにしてもよい。
次に、ハンドオーバ指示取得時の無線通信部21の動作例を説明する。
図23は、第3実施形態における、ハンドオーバ指示取得時の無線通信部21の動作例を示すフローチャートである。上位ネットワーク装置(不図示)は、基地局装置3-2に関する情報と、基地局装置3-3に関する情報とを、端末局装置2から取得する。上位ネットワーク装置(不図示)は、基地局装置3-2に関する情報と、基地局装置3-3に関する情報とに基づいて、無線通信部21-2の接続先となる基地局装置3を、基地局装置3-2と基地局装置3-3とのうちから選択する。上位ネットワーク装置(不図示)は、選択された基地局装置3へのハンドオーバを、無線通信部21-2に指示をする。
例えば、無線通信部21-2と基地局装置3-2との間の通信リンクの通信品質が劣化し、無線通信部21-2と基地局装置3-3との間の通信品質の方が良好であった場合、上位ネットワーク装置(不図示)は、基地局装置3-3へのハンドオーバを、無線通信部21-2に指示する。
無線通信部21-2は、ハンドオーバ指示を、基地局装置3-2に接続された上位ネットワーク装置(不図示)から取得する。無線通信部21-2は、通信規格に定められた接続手順とハンドオーバ指示とに基づいて、基地局装置3-3へのハンドオーバ処理を実行する(ステップS1001)。無線通信部21-2は、接続完了報告信号と、接続先情報(基地局装置3-3に関する情報)とを、制御部20に送信する(ステップS1002)。無線通信部21-2は、図23に示された処理を終了する。
次に、通信切断時の無線通信部21の動作例を説明する。
制御部20に記憶された状態管理テーブルにおいて不要な基地局装置3に関する情報が記録され続けることを防ぐ必要がある。このため、ユーザによる操作を受け付けたこと、又は、無線信号の伝搬路が遮蔽されたことによって、通信リンクが切断された場合には、無線通信部21は、通信リンクが切断されたことを制御部20に報告する。ここで、無線通信部21は、図9に示されたフローチャートの動作を実行する。また、制御部20は、図12に示されたフローチャートの動作を実行する。
以上のように、無線通信部21-1は、周囲に存在する複数の基地局装置3のうちの基地局装置3-1に接続する。制御部20は、基地局装置3-1に関する情報を、無線通信部21-1の接続先情報(第1の接続先情報)として記憶部に記録する。無線通信部21-2は、端末局装置2の周囲に存在する複数の基地局装置3について各基地局装置3の通信品質を測定する。無線通信部21-2は、無線通信部21-1の接続先情報(第1の接続先情報)に関する基地局装置3-1以外の各基地局装置3の通信品質に関する情報を、上位ネットワーク装置(不図示)に送信する。上位ネットワーク装置(不図示)は、基地局装置3-1以外の各基地局装置3の通信品質に関する情報に基づいて、無線通信部21のハンドオーバ制御を実行する。無線通信部21-2は、上位ネットワーク装置(不図示)によるハンドオーバ制御に基づいて、例えば基地局装置3-3に接続する。
このように、無線通信部21-2は、基地局装置3-1以外の各基地局装置3について、通信品質に関する情報を、無線通信部21のハンドオーバ制御を実行する上位ネットワーク装置(不図示)に送信する。これによって、通信の安定性を向上させることが可能である。集中制御型の無線通信規格に従う複数の無線通信部21が同一の基地局装置3に接続してしまうことを回避する処理を、基地局装置3に接続された上位ネットワーク装置(不図示)ではなく端末局装置2が実行することが可能である。
次に、第1実施形態から第3実施形態までの各実施形態における共通事項について説明する。
端末局装置2に備えられる無線通信部21は、3個以上でもよい。無線通信部21の個数が多いほど、互いに異なる位置の複数の基地局装置3に同時に接続することが可能であるため、冗長化による上位ネットワーク装置(不図示)との安定した通信の維持が可能である。
無線通信部21は、端末局装置2の筐体に内蔵されてもよいし、端末局装置2の筐体の外側に備えられてもよい。各無線通信部21は、各無線通信部21に共通のアンテナを使用して通信してもよいし、アレーアンテナを分割する各領域を使用して通信してもよいし、無線通信部21ごとのアンテナを使用して通信してもよい。
通信規格は、自律分散型又は集中制御型等の特定の通信規格に制限されない。通信に用いられる周波数は、特定の周波数に制限されない。任意の通信規格に対応する端末局装置2は、その通信規格に基づいて、基地局装置3の接続先を制限してもよい。
基地局装置3のアンテナ構成は、分散アンテナ構成でもよい。分散アンテナ構成とは、基地局装置3から離れた位置に備えられた複数のアンテナをその基地局装置3が収容するという構成である。この場合、基地局装置3を識別することが可能な任意の情報として、同一の情報が、基地局装置3から離れた位置に備えられた複数のアンテナから送信される。
ここで、端末局装置2は、接続済みの基地局装置3とは異なる別の基地局装置3に対して接続を試行しなくてもよい。端末局装置2は、分散アンテナ構成における別のアンテナに対して接続を試行してもよい。これによって、通信リンクの冗長化の効果を得ることができる。この場合、基地局装置3は、基地局装置3を識別することが可能な情報と、分散配置されたアンテナを識別することが可能な情報とを、端末局装置2に送信する信号に埋め込んでもよい。無線通信部21は、分散配置されたアンテナを識別することが可能な情報を、接続の試行に利用してもよい。無線通信部21は、基地局装置3の位置及び方向の測定結果を、接続の試行に利用してもよい。無線通信部21は、無線通信部21と基地局装置3との間の無線伝搬路の識別することが可能な情報を、接続の試行に利用してもよい。
また、各実施形態では、装置間の位置関係に応じた便宜的な表現として、表現固定局の装置が基地局装置と、通信局の装置が端末局装置と表現されている。基地局装置3の役割は、所定の通信規格における、基地局(Base Station : BS)と、アクセスポイント(Access Point : AP)と、イニシエータ(Initiator)との各役割に制限されない。また、端末局装置2の役割は、所定の通信規格における、ユーザ端末(User Equipment : UE)と、ステーション(Station : STA)と、レスポンダ(Responder)との各役割に制限されない。なお、端末局装置2と基地局装置3とは、所定の通信規格において定められた通信装置の役割(機能)を実行してもよい。例えば、地上に設置された基地局装置3がステーションの機能を実行し、移動可能な端末局装置2がアクセスポイントの機能を実行してもよい。
図24は、各実施形態における、端末局装置2のハードウェア構成例を示す図である。端末局装置2の各機能部のうちの一部又は全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ210が、不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)を有する記憶装置211とメモリ212(記憶部)とに記憶されたプログラムを実行することにより、ソフトウェアとして実現される。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置などの非一時的な記録媒体である。通信部213は、無線通信を実行する。
端末局装置2の各機能部の一部又は全部は、例えば、LSI(Large Scale Integration circuit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いた電子回路(electronic circuit又はcircuitry)を含むハードウェアを用いて実現されてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、通信システムに適用可能である。
1…無線通信システム、2…端末局装置、3…基地局装置、20…制御部、21…無線通信部、100…基地局装置、110…基地局装置、120…基地局装置、130…端末局装置、140…無線通信部、150…無線通信部、160…通信リンク、170…通信リンク、180…通信リンク、200…端末局装置、210…プロセッサ、211…記憶装置、212…メモリ、213…通信部、300…無線通信部、400…指向性ビーム、500…指向性ビーム、600…通信リンク

Claims (6)

  1. 端末局装置が実行する無線通信方法であって、
    周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置に接続する第1の無線通信ステップと、
    前記第1の基地局装置に関する情報を、第1の接続先情報として記憶部に記録する制御ステップと、
    前記複数の基地局装置のうち、前記第1の接続先情報に関する前記第1の基地局装置とは異なる第2の基地局装置に接続する第2の無線通信ステップと
    を含み、
    前記制御ステップは、前記第1の基地局装置に接続する第1の無線通信部と、前記第2の基地局装置に接続する第2の無線通信部とから到着した複数の信号を逐次処理し、接続開始を前記第1の無線通信部と前記第2の無線通信部とに順次に指示することを含む、
    無線通信方法。
  2. 端末局装置が実行する無線通信方法であって、
    周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置である第1の接続先に接続する第1の無線通信ステップと、
    前記複数の基地局装置のうちの前記第1の基地局装置又は第2の基地局装置である第2の接続先に接続する第2の無線通信ステップと、
    前記第1の接続先と前記第2の接続先とが同じであるか否かを判定し、前記第1の接続先と前記第2の接続先とが同じであると判定された場合には、前記第2の接続先を前記第2の基地局装置に変更する制御ステップと
    を含む無線通信方法。
  3. 端末局装置が実行する無線通信方法であって、
    周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置に接続する第1の無線通信ステップと、
    前記第1の基地局装置に関する情報を、第1の接続先情報として記憶部に記録する制御ステップと、
    前記複数の基地局装置について各基地局装置の通信品質を測定し、前記第1の接続先情報に関する前記第1の基地局装置以外の前記各基地局装置の通信品質に関する情報を、前記各基地局装置の通信品質に関する情報に基づいてハンドオーバ制御を実行する上位ネットワーク装置に送信する第2の無線通信ステップと
    を含み、
    前記制御ステップは、前記第1の基地局装置に接続する第1の無線通信部に前記第1の接続先情報が送信されてから一定時間の経過後に、他の接続先情報を照会するための信号に対して応答することを含む、
    無線通信方法。
  4. 周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置に接続する第1の無線通信部と、
    前記第1の基地局装置に関する情報を、第1の接続先情報として記憶部に記録する制御部と、
    前記複数の基地局装置のうち、前記第1の接続先情報に関する前記第1の基地局装置とは異なる第2の基地局装置に接続する第2の無線通信部と、
    を備え
    前記制御部は、前記第1の基地局装置に接続する第1の無線通信部と、前記第2の基地局装置に接続する第2の無線通信部とから到着した複数の信号を逐次処理し、接続開始を前記第1の無線通信部と前記第2の無線通信部とに順次に指示する、
    端末局装置。
  5. 周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置である第1の接続先に接続する第1の無線通信部と、
    前記複数の基地局装置のうちの前記第1の基地局装置又は第2の基地局装置である第2の接続先に接続する第2の無線通信部と、
    前記第1の接続先と前記第2の接続先とが同じであるか否かを判定し、前記第1の接続先と前記第2の接続先とが同じであると判定された場合には、前記第2の接続先を前記第2の基地局装置に変更する制御部と
    を備える端末局装置。
  6. 周囲に存在する複数の基地局装置のうちの第1の基地局装置に接続する第1の無線通信部と、
    前記第1の基地局装置に関する情報を、第1の接続先情報として記憶部に記録する制御部と、
    前記複数の基地局装置について各基地局装置の通信品質を測定し、前記第1の接続先情報に関する前記第1の基地局装置以外の前記各基地局装置の通信品質に関する情報を、前記各基地局装置の通信品質に関する情報に基づいてハンドオーバ制御を実行する上位ネットワーク装置に送信する第2の無線通信部と
    を備え
    前記制御部は、前記第1の基地局装置に接続する第1の無線通信部に前記第1の接続先情報が送信されてから一定時間の経過後に、他の接続先情報を照会するための信号に対して応答する、
    端末局装置。
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