JP7391649B2 - マゼンタトナー - Google Patents
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Description
高速化において高画質化を達成するためには、トナーの帯電特性を向上させる必要がある。特許文献1では、ベンジルオキシサリチル酸構造を有する樹脂を含有するトナーにおいて、帯電の立ち上がりが良好なトナーが提案されている。
また、高画質化を達成するためには、色再現範囲を広く、画像の着色力を向上させ、高画質・高品位のカラー画像を形成することが望まれている。特に、マゼンタトナーは、イエロートナーを加えて人間の視覚感度が高い赤色を再現するために重要であると同時に、例えば、複雑な色調を持つ人物像の肌色を再現する際には優れた現像性も要求される。また、シアントナーを加えてビジネスカラーとして使用頻度の高い青色の2次色再現を達成しなければならない。
これらの要求を満たすためには、高彩度なマゼンタトナーが必要である。そのためには、着色剤として顔料を用いる場合は、顔料を十分に微細化し、トナー中へ均一に分散させることが必要となる。そのため、特許文献2では、顔料との吸着率の低い極性樹脂と顔料分散剤とを用いたトナーが提案されている。
本発明の目的は、顔料分散剤を用いることなく高彩度で帯電性に優れたマゼンタトナーを提供することである。
前記結着樹脂が、スチレンアクリル樹脂であり、
前記極性樹脂が、カルボキシ基に由来する酸価を2.0mgKOH/g以上20.0mgKOH/g以下有するポリエステル樹脂であり、
前記顔料に対する前記極性樹脂の吸着率が、10%以下であり、
前記顔料が、後述の式(1)で示される化合物Aおよび後述の式(2)で示される化合物Bを含有し、
前記化合物Aの質量の、前記化合物Bの質量に対する比の値(前記化合物A/前記化合物B)が、95/5から5/95である、
ことを特徴とするマゼンタトナーに関する。
式(4) AVB<AVP-2
式(3) 1.0nm≦D≦7.0nm
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n-プロピルアクリレート、iso-プロピルアクリレート、n-ブチルアクリレート、iso-ブチルアクリレート、tert-ブチルアクリレート、n-アミルアクリレート、n-ヘキシルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、n-オクチルアクリレート、n-ノニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、ジメチルフォスフェートエチルアクリレート、ジエチルフォスフェートエチルアクリレート、ジブチルフォスフェートエチルアクリレート、及び2-ベンゾイルオキシエチルアクリレートのようなアクリル系重合性単量体類;
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n-プロピルメタクリレート、iso-プロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、iso-ブチルメタクリレート、tert-ブチルメタクリレート、n-アミルメタクリレート、n-ヘキシルメタクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレート、n-オクチルメタクリレート、ジエチルフォスフェートエチルメタクリレート、及びジブチルフォスフェートエチルメタクリレートなどのメタクリル系重合性単量体類;が挙げられる。
吸着率は以下のように測定する。
顔料 1.0g
極性樹脂 0.15g
スチレン 16.0g
n-ブチルアクリレート 4.0g
ガラスビーズ(直径0.8mm) 30.0g
上記材料を50mlの耐圧瓶に秤量する。その後ペイントシェイカー(東洋精機株式会社製)にて10時間振とうする。
極性樹脂 0.15g
スチレン 16.0g
n-ブチルアクリレート 4.0g
吸着率(%)=(1-S1/S2)×100
装置:HLC8120 GPC(検出器:RI)(東ソー社製)
カラム:Shodex KF-801、802、803、804、805、806、807の7連(昭和電工社製)
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0ml/min
オーブン温度:40.0℃
試料注入量:0.10ml
酸価は試料1gに含まれる酸を中和するために必要な水酸化カリウムのmg数である。本発明における酸価は、JIS K 0070-1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順に従って測定する。
滴定装置:電位差滴定装置AT-510(京都電子工業(株)製)
電極:複合ガラス電極ダブルジャンクション型(京都電子工業(株)製)
滴定装置用制御ソフトウエア:AT-WIN
滴定解析ソフト:Tview
滴定時における滴定パラメーター並びに制御パラメーターは下記のように行う。
滴定パラメーター
滴定モード:ブランク滴定
滴定様式:全量滴定
最大滴定量:20mL
滴定前の待ち時間:30秒
滴定方向:自動
制御パラメーラー
終点判断電位:30dE
終点判断電位値:50dE/dmL
終点検出判断:設定しない
制御速度モード:標準
ゲイン:1
データ採取電位:4mV
データ採取滴定量:0.1mL
測定サンプル0.100gを250mLのトールビーカーに精秤し、トルエン/エタノール(3:1)の混合溶液150mLを加え、1時間かけて溶解し、測定サンプルとした。前記電位差滴定装置を用い、前記水酸化カリウムエチルアルコール溶液を用いて滴定する。
試料を用いない(すなわちトルエン/エタノール(3:1)の混合溶液のみとする)以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
A=[(C-B)×f×5.611]/S
(式中、A:酸価(mgKOH/g)、B:空試験の水酸化カリウムエチルアルコール溶液の添加量(mL)、C:本試験の水酸化カリウムエチルアルコール溶液の添加量(mL)、f:水酸化カリウム溶液のファクター、S:試料(g)である。)
動的光散乱式マイクロトラック粒度分布測定装置[UPA-150](日機装(株))を用い、樹脂分散液の粒度分布を算出する。測定に用いる水系媒体と測定セル温度が同じになるように、セルの温調を行ないながら測定を行う。粒径測定は、温度25℃で行う。
(1)セル内部にRO水:3.0gを入れた後、Back ground checkを行う。サンプルローディングが、0.0010以下になるのを確認する。
(2)セル内部にRO水:3.0gを入れた後、Set Zeroを行う。Set Z
eroの条件は、時間:60秒で行う。
(3)以下の条件を入力する。
測定時間:30s、測定回数:2回
粒子条件:透過性、屈折率:1.62、形状:非球形、密度:3.17
溶媒条件:WATERを選択
屈折率:1.333
高温時粘度:0.797(30℃)、低温時粘度:1.002(20℃)
表示設定:標準を選択
分布表示:体積を選択
(4)測定セルに乳化粒子を含有する水系媒体:3.0gを入れ、測定を開始する。
(5)測定データを装置付属の専用ソフトにて解析を行い、個数平均粒径(D1)を算出する。
顔料の結晶子サイズは、X線回折(XRD)を用いて、以下のような方法で測定した。
測定装置:RINR-TTRII(リガク社製)
管球:Cu
開始角度:3°
終了角度:60°
サンプリング幅:0.02°
スキャンスピード:4.00°/min
電圧:50kV
電流:300mA
平行ビーム光学系
発散スリット:開放
発散縦スリット:10mm
散乱スリット:開放
受光スリット:開放
(AVH用試料作製)
トナー粒子0.500gを100mlのビーカーに秤量し、和光純薬工業社製界面活性剤「コンタミノンN」0.1gと、イオン交換水49.9gを加え、超音波分散器(シャープ製UT-305HS)で1分間分散させる。
トナー粒子0.500gを100mlのビーカーに秤量し、エタノール50gを加え、30分間撹拌する。
本件顔料の結晶子サイズおよびアセトン濡れ性の測定においては、以下の方法でトナーから顔料を単離し、測定することができる。
顔料のアセトン濡れ性Wは粉体濡れ性試験機を用いて以下のような方法で測定を行った。
測定装置:WET101P(株式会社レスカ製)
結着樹脂のSP値は、Fedorsによって提案された算出方法に従い、以下のようにして求める。
SP値={(Σj×ΣΔei)/(Σj×ΣΔvi)}0.5 (8)
トナー粒子及びトナーの重量平均粒径(D4)は、精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)を用いて測定する。測定は下記条件で行う。
実効測定チャンネル数:2万5千チャンネル
コントロールモーター総個数:50000個
アパチャー:100μm
カレント:1600μA
ゲイン;2
原材料(酸成分およびアルコール成分)を表1に示す比率(mol%)で混合した混合物100部と、触媒としての、ジ(2-エチルヘキサン酸)スズ0.52部とを、窒素導入管、脱水管、撹拌機および熱電対を装備した6リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下、200℃で6時間かけて反応させた。さらに、210℃にて無水トリメリット酸を添加して、40mmHgの減圧下にて反応を行い、重量平均分子量(Mw)が12000になるまで反応を続けた。得られたポリエステル樹脂を極性樹脂1とする。また、得られた極性樹脂1の酸価は表1のようになった。
極性樹脂1の製造例において、原材料を表1に示す仕込み比率で混合する以外は極性樹脂1の製造例と同様にして極性樹脂2~6を得た。得られた極性樹脂2~6の酸価は表1に示す。
撹拌機、コンデンサー、温度計、窒素導入管を付した反応容器にキシレン200部を仕込み、窒素気流下で還流した。
・2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸 6.00部
・スチレン 78.0部
・2-エチルヘキシルアクリレート 16.0部
・ジメチル-2,2’-アゾビス(2-メチルプロピオネート) 5.00部
を混合し、前記反応容器に撹拌しながら滴下し10時間保持した。その後、蒸留を行って溶剤を留去し、減圧下40℃で乾燥し極性樹脂7を得た。得られた極性樹脂7の酸価は表1に示す。
フラスコ内にキシレン300部を投入し、撹拌しながら容器内を十分に窒素で置換した後、昇温して還流させる。
・スチレン 92.53部
・メタクリル酸メチル 2.50部
・メタクリル酸2-ヒドロキシエチル 2.50部
・メタクリル酸 2.48部
・パーブチルD(日本油脂製) 2.00部
上記混合液を添加した後、重合温度を175℃、圧力を0.10MPaとして5時間重合を行った。その後、減圧下にて脱溶剤工程を3時間行い、キシレンを除去して、粉砕することで極性樹脂8を得た。得られた極性樹脂8の酸価を表1に示す。
極性樹脂8の製造例において、処方内容を以下のようにし、重合時の圧力を0.50MPa変更することを除いて、極性樹脂8と同様にして製造し、極性樹脂9を得た。得られた極性樹脂9の酸価を表1に示す。
・スチレン 91.30部
・メタクリル酸メチル 2.50部
・メタクリル酸2-ヒドロキシエチル 1.25部
・メタクリル酸 4.95部
・パーブチルD(日本油脂製) 2.00部
(工程1)
2,5-ジヒドロキシ安息香酸100gと80%硫酸1441gとを50℃に加熱混合した。この分散液にtert-ブチルアルコール144gを加えて50℃で30分間撹拌した。その後、この分散液にtert-ブチルアルコール144gを加え30分間撹拌する操作を3回行った。反応液を室温まで冷却し、氷水1kgにゆっくり注いだ。析出物を濾過、水洗し、その後、ヘキサン洗浄した。この析出物をメタノール200mLに溶解させ、水3.6Lに再沈殿させた。濾過後、80℃にて乾燥することで下記構造式(9)に示すサリチル酸中間体74.9gを得た。
得られたサリチル酸中間体25.0gをメタノール150mLに溶解させ、炭酸カリウム36.9gを加えて65℃に加熱した。この反応液に4-(クロロメチル)スチレン18.7gとメタノール100mLの混合液を滴下し、65℃にて3時間反応させた。反応液を冷却後、濾過し、濾液を濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をpH=2の水1.5Lに分散させ、酢酸エチルを加えて抽出した。その後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下、酢酸エチルを留去して析出物を得た。析出物をヘキサン洗浄後、トルエンと酢酸エチルにて再結晶することで精製し、下記構造式(10)に示す重合性単量体を20.1g得た。
極性樹脂1を3部と、極性樹脂7を2部とを撹拌機を備えた反応容器に入れ、キシレン10部に溶解させた。溶解したのを確認後、減圧下にて脱溶剤を行い、キシレンを除去して、粉砕することで極性樹脂11を得た。得られた極性樹脂11の酸価を表1に示す。
極性樹脂8の製造例において、処方内容を以下のように変更する以外は同様にして極性樹脂12を得た。得られた極性樹脂12の酸価を表1に示す。
・スチレン 94.25部
・メタクリル酸メチル 2.42部
・メタクリル酸 3.33部
・パーブチルD(日本油脂製) 2.00部
極性樹脂8の製造例において、処方内容を以下のように変更する以外は同様にして極性樹脂13を得た。得られた極性樹脂13の酸価を表1に示す。
・スチレン 92.87部
・メタクリル酸メチル 2.46部
・メタクリル酸2-ヒドロキシエチル 4.35部
・メタクリル酸 3.20部
・パーブチルD(日本油脂製) 2.00部
ジアゾ化合物含有溶液に、19gの酢酸ナトリウムを加えて、pHを4.5にして、10℃に冷却した。その後、カップリング反応水溶液を1時間かけて滴下し、反応液が10℃以上に上がらないように冷却しながら反応させた。その際に、pHが4.9に維持されるように、12Nの塩酸(キシダ化学(株)製)を随時添加した。その後、20℃で4時間反応させた。その後、固形分をろ過、水洗した後、化合物Aと化合物Bを70:30で含有する未処理のマゼンタ顔料1のウェットケーキを得た。
マゼンタ顔料1のウェットケーキ 200部をアセトンで3回洗った後、アセトン 1000部に懸濁させた。液温を60℃に昇温した後、温度を保ったまま24時間撹拌した。室温に降温した後、ろ別し、100部の蒸留水によって洗浄した後乾燥し、マゼンタ顔料1を得た。得られたマゼンタ顔料1の物性を表2に示す。
アミド化合物(E1)、アミド化合物(E2)の添加量、溶媒加熱処理によるマゼンタ顔料表面特性調整に用いる溶媒を表2に記載の通りに変更する以外は、マゼンタ顔料1と同様の方法により、マゼンタ顔料2~8、11、12を得た。得られたマゼンタ顔料2~8、11、12の物性を表2に示す。
(ロジン処理によるマゼンタ顔料表面特性調整)
・蒸留水 1000部
・マゼンタ顔料1 100部
上記材料を撹拌・混合し、マゼンタ顔料1を水中に懸濁させた。その後、テトラヒドロアビエチン酸15.0部、アビエチン酸5.0部および33%濃度の水酸化ナトリウム水溶液30部を添加した。液温を98℃に昇温した後、温度を保ったまま1時間撹拌した。65℃に降温した後、12Nの塩酸(キシダ化学(株)製)を添加して樹脂を沈殿させた。沈殿した組成物をろ別し、蒸留水によって洗浄した後乾燥し、マゼンタ顔料9を得た。得られたマゼンタ顔料9の物性を表2に示す。
上記マゼンタ顔料9の製造例でテトラヒドロアビエチン酸を5.0部、アビエチン酸を1.7部に変更した以外は同様にしてマゼンタ顔料10を得た。得られたマゼンタ顔料10の物性を表2に示す。
マゼンタ顔料13としてC.I.PigmentRed122を用いた。用いたC.I.PigmentRed122の物性を表2に示す。
マゼンタ顔料14としてC.I.PigmentRed269を用いた。用いたC.I.PigmentRed269の物性を表2に示す。
マゼンタ顔料15として、C.I.PigmentRed150を用いた。用いたC.I.PigmentRed150の物性を表2に示す。
マゼンタ顔料9の製造例において、マゼンタ顔料1をC.I.PigmentRed269に変更する以外はマゼンタ顔料9の製造例と同様にしてマゼンタ顔料16を得た。得られたマゼンタ顔料16の物性を表2に示す。
・メタノール 1000部
・マゼンタ顔料8 100部
・C.I.PigmentRed269 12部
上記材料を撹拌・混合し、メタノールに懸濁させた。液温を60℃に昇温した後、温度を保ったまま24時間撹拌した。室温に降温した後、ろ別し、100部の蒸留水によって洗浄した後乾燥し、マゼンタ顔料15を得た。得られたマゼンタ顔料17の物性を表2に示す。
マゼンタ顔料17の製造例において、C.I.PigmentRed269を10部に変更する以外はマゼンタ顔料17の製造例と同様にしてマゼンタ顔料18を得た。得られたマゼンタ顔料18の物性を表2に示す。
・スチレン 80.0部
・n-ブチルアクリレート 20.0部
・ジビニルベンゼン 0.25部
・マゼンタ顔料1 5.0部
・極性樹脂1 5.0部
・パラフィンワックス 10.0部
(日本精蝋社製:HNP-51 最大級熱ピーク:74℃)
・トルエン 100.0部
からなる混合物を調製した。上記混合物をアトライター(日本コークス社製)に投入し、直径5mmのジルコニアビーズを用いて、200rpmで2時間分散することで原材料分散液を得た。
上記トナー1の製造例で各種トナー材料の種類および量を表3のように変更した以外はトナー1の製造例と同様にして、トナー2~15、18~34、比較トナー1~10を得た。
(ポリエステル樹脂1の製造)
窒素導入管、脱水管、撹拌器および熱電対を装備した反応槽中に、表5に示す使用量のモノマーを入れた後、触媒としてジブチル錫をモノマー総量100部に対して1.5部添加した。次いで、窒素雰囲気下にて常圧で180℃まで素早く昇温した後、180℃から210℃まで10℃/時間の速度で加熱しながら水を留去して重縮合を行った。温度210℃に到達してから反応槽内を5kPa以下まで減圧し、温度210℃、5kPa以下の条件下にて重縮合を行い、ポリエステル樹脂1を得た。
・極性樹脂1 10.0部
・マゼンタ顔料1 7.0部
・パラフィンワックス(DSCピーク温度:80℃) 5.0部
上記材料をヘンシェルミキサー(FM-75型、三井三池化工機(株)製)で混合した後、二軸混練機(池貝鉄工(株)製PCM-30型))にて回転数3.3s-1、混練温度120℃の条件で混練した。得られた混練物を冷却し、ハンマーミルにて1mm以下に粗粉砕し、粗砕物を得た。得られた粗砕物を、機械式粉砕機(ターボ工業(株)製T-250)にて微粉砕した。さらに、得られた微粉砕粉末を、コアンダ効果を利用した多分割分級機を用いて分級し、重量平均粒径が7.0μmのトナー粒子16を得た。
(結着樹脂微粒子の分散液の製造)
トルエン(和光純薬製)200gにエチレン酢酸ビニル樹脂(東ソー製:ウルトラセン685)60gを加え、90℃まで加熱した後、3時間撹拌して溶解させた。エチレン酢酸ビニル樹脂が溶解したトルエン溶液に、アニオン界面活性剤(第一工業製薬製:ネオゲンRK)6gおよびアニオン界面活性剤(日本油脂製:ノンサールLN1)3gが溶解したイオン交換水180gを添加した。それから、超高速撹拌装置T.K.ロボミックス((株)プライミクス製)を用いて4000rpmで十分撹拌した。その後、高圧衝撃式分散機ナノマイザー(吉田機械興業製)を用いて約1時間分散した後、エバポレーターを用いて、トルエンを除去し、結着樹脂微粒子の分散液を得た。
上記結着樹脂微粒子の分散液の製造において、エチレン酢酸ビニル樹脂を極性樹脂1に変更する以外は結着樹脂微粒子の分散液の製造と同様にして、極性樹脂1の分散液を得た。
・離型剤(HNP-51、融点78℃、日本精蝋製) 20.0部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬製:ネオゲンRK) 1.0部
・イオン交換水 79.0部
上記処方を撹拌装置付きの混合容器に投入した後、90℃に加熱し、クレアミックスWモーション(エム・テクニック製)へ循環しながらローター外径が3cm、クリアランスが0.3mmの剪断撹拌部位にて、ローター回転数19000r/min、スクリーン回転数19000r/minの条件にて撹拌し、60分間分散処理した後、ローター回転数1000r/min、スクリーン回転数0r/min、冷却速度10℃/minの冷却処理条件にて40℃まで冷却することで、離型剤微粒子の分散液を得た。
・マゼンタ顔料1 10.0部
・イオン交換水 78.0部
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬製:ネオゲンRK) 2.0部
上記材料を混合した。その後、高圧衝撃式分散機ナノマイザー(吉田機械興業製)を用いて1時間分散し、マゼンタ顔料1の分散液を調製した。
・マゼンタ顔料1の分散液(固形分10%) 50.0部
・離型剤微粒子の分散液(固形分20%) 50.0部
・極性樹脂1の分散液(固形分25%) 40.0部
上記の各材料を丸型ステンレス製フラスコに投入し、混合した。ここに、98部のイオン交換水に対して硫酸マグネシウム8質量部を溶解させた水溶液を添加し、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて5000r/minで10分間分散した。その後、加熱用ウォーターバス中で撹拌翼を用いて、混合液が撹拌されるような回転数を適宜調節しながらで50℃まで加熱した。50℃で1時間保持した後、形成された凝集粒子の重量平均粒子径を測定した。その結果、重量平均粒子径が約6.0μmである凝集粒子が形成されていることが確認された。
上記トナー1~34、比較トナー1~10の各トナーに対し、下記に示す評価を行った。
カラーレーザープリンター(HP Color LaserJet 3525dn、HP社製)を用意し、定着ユニットを取り外し可能にし、マゼンタステーションだけでプリント可能とした。
[評価基準]
A:C*が75.0以上、300°≦h≦355°
B:C*が72.0以上、300°≦h≦355°
C:C*が69.0以上、300°≦h≦355°
D:C*が69.0未満
初期と3,000枚印字後のベタ白画像を出力し、感光体上のかぶりトナーをマイラーテープでテーピングして剥ぎ取った。その後、該テープとテーピングしていないテープをLETTERサイズのXEROX 4200用紙(XEROX社製、75g/m2)に貼り付けた。それぞれのテープの反射率(%)を「REFLECTOMETER MODELTC-6DS」((有)東京電色製)で測定した。
(評価基準)
A:反射率の差が2.0%未満
B:反射率の差が2.0%以上5.0%未満
C:反射率の差が5.0%以上10.0%未満
D:反射率の差が10.0%以上
トナーの耐久性評価は、スジ画像の有無により判定を実施した。スジ画像は、外添剤による部材汚染やトナー劣化により発生する0.5mm程度の縦スジであり、全面ハーフトーン画像を出力した際に観察されやすい画像不良である。
[評価基準]
A:スジやトナー塊が未発生。
B:斑点状のスジはないが、1~3個所の小さなトナー塊がある。
C:端部に斑点状スジが若干ある、又は4、5個所の小さなトナー塊がある。
D:全面に斑点状のスジある、又は5個所以上小さなトナー塊若しくは明らかなトナー塊がある。
トナーの顔料分散性を評価するため、ミクロトームによりトナーの超薄切片を作製し、透過型電子顕微鏡(TEM)にて観察を行う。必要に応じて酸化ルテニウムまたはオスミウム酸などにより切片の染色を行う。評価基準としては、顔料が一次粒径として分散されているか、顔料の偏析やトナー表層への露出がないかを観察し、以下の基準でランク付けを行った。結果を表6に示す。
A:顔料が1次粒径に分散し、トナー全体に均一に存在している。
B:顔料が凝集した部分が存在し、不均一に存在している。
C:顔料が凝集し、トナー表面に露出している顔料が多数観察される。
トナー0.10gとジルコニアビーズ0.3mm 10.0gを50mLの絶縁性のプラスチック容器に入れ、200回/分の速度で3分間振とうさせた。その後、カーボンテープに振とう後のトナーを載せ、SEMにて観察を行った。2000倍の画像10枚から以下の式より割れ個数%を算出した。
割れ個数%=割れや欠けの発生しているトナー粒子数/全トナー粒子数×100
A:割れ個数%が5%未満である。
B:割れ個数%が5%以上10%未満である。
C:割れ個数%が10%以上20%未満である。
D:割れ個数%が20%以上である。
Claims (9)
- 前記トナー粒子中の前記化合物Aと前記化合物Bを合わせた質量が、前記トナー粒子中の前記顔料の質量の90%以上である、請求項1に記載のマゼンタトナー。
- 前記極性樹脂の含有量が、前記結着樹脂の全質量に対して、1.0質量%以上30.0質量%以下である、請求項1または2に記載のマゼンタトナー。
- 前記トナー粒子を水に分散して得た分散物を滴定法により測定して得た酸価をAVH(mgKOH/g)とし、前記トナー粒子をエタノールに分散して得た分散物を滴定法により測定して得た酸価をAVE(mgKOH/g)としたとき、
AVHが、0.20mgKOH/g以上1.00mgKOH/g以下であり、
AVH/AVEが、0.10以上0.25以下である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のマゼンタトナー。 - 前記顔料のアセトン/水混合溶媒に対する濡れ性試験において、波長780nmの光の透過率が50%であるときのアセトンの濃度が、5.5体積%以上10.0体積%以下であり、
前記結着樹脂の溶解度パラメータ(SP値)が、9.8以上11.0以下である、
請求項1~4のいずれか1項に記載のマゼンタトナー。 - 前記顔料のXRD測定において、3°<2θ<60°の範囲内の最大強度を有するピークにおいて算出される結晶子サイズDが、下記式(3)を満たす、
式(3) 1.0nm≦D≦7.0nm
請求項1~5のいずれか1項に記載のマゼンタトナー。 - 前記極性樹脂の極性基が、カルボキシ基のみである、請求項1~6のいずれか1項に記載のマゼンタトナー。
- 前記トナー粒子中の前記極性樹脂の含有量が、前記トナー粒子中の前記結着樹脂100質量部に対して1.0質量部以上15.0質量部以下であり、
前記トナー粒子中の前記顔料の含有量が、前記トナー粒子中の前記結着樹脂100質量部に対して1.0質量部以上10.0質量部以下であり、
前記トナー粒子中の前記顔料の含有量が、前記トナー粒子中の前記極性樹脂100質量部に対して6.7質量部以上1000質量部以下である、
請求項1~7のいずれか1項に記載のマゼンタトナー。 - 前記結着樹脂の酸価をAVBとし、前記極性樹脂の酸価をAVPとしたとき、
AVBが5.0mgKOH/g以下であり、
AVBおよびAVPが、下記式(4)を満たす、
式(4) AVB<AVP-2
請求項1~8のいずれか1項に記載のマゼンタトナー。
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