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JP7375607B2 - 情報ページ、セキュリティ文書、icカード、セキュリティ文書の検査システムおよびセキュリティ文書の検査方法 - Google Patents

情報ページ、セキュリティ文書、icカード、セキュリティ文書の検査システムおよびセキュリティ文書の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、電波や電磁結合等による非接触通信機能を有したパスポートのようなセキュリティ文書の情報ページや、ICカードに関し、とりわけ、真贋判定が容易なセキュリティ文書の情報ページ、セキュリティ文書、ICカード、セキュリティ文書の検査システムおよびセキュリティ文書の検査方法に関する。
パスポート、通帳等に代表されるセキュリティ文書は、ICチップおよびアンテナを有する非接触通信機能を有する情報ページを含む。一般に、このような情報ページは、複数の層が積層された多層構造を有し、当該多層構造中にICチップが搭載されている。また、情報ページには、パスポート等の所有者を目視によって識別するために、例えば、所有者の顔写真、氏名、生年月日、または当該所有者と紐づけられた固有番号等の各種固有情報が表示されている。また、ICカードについても同様の目的で各種固有情報が表示されているものがある。
通常、情報ページに内蔵されるICチップやICカードに内蔵されるICチップの記憶装置には、これらの所有者の各種情報のうち、少なくとも一部が記録されており、必要なときに、情報ページやICカードの表示情報とICチップ内の記録情報との照合作業が行われる。しかし、両者の情報が一致することを、入国審査時や検問等において係員が短時間でチェックすることは多大な負荷であり、照合ミス等も起こり得る。このため、万一、情報ページやICカードのICチップが、別のものにすり替えられたとしても、これを確実に検出することが困難な場合がある。
一方、下記の特許文献1には、電子パスポートの表紙等の模様を、あらかじめ真贋判定用パターンとして、その位置情報とともに内蔵するICチップのメモリに保持させておき、照合時には、検査システムによって、当該電子パスポートの所定部位を撮像し、撮像データとICチップのメモリ内のデータとの比較をすることで真贋判定ができる電子パスポートが記載されている。
特開2016-57950号公報
しかし、あらかじめ、このような情報ページの表示情報とは無関係な特定情報を追加的にICチップに記録する作業は手間であり、さらに、電子パスポートの表紙とICチップとをそっくり差し替えてしまい、当該差し替えた電子パスポートの表紙の情報を、あらかじめ真贋判定用パターンとして、ICチップのメモリに保持させた場合には、正しい真贋判定ができないおそれがある。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、セキュリティ文書の情報ページやICカードのICチップに記録されている、情報ページやICカードに関する固有情報に、追加の情報を記録することなく、当該ICチップに記録されている固有情報と、当該情報ページやICカードに表示されている固有情報との比較を、視覚的に容易に行うことが可能な、情報ページ、セキュリティ文書、ICカードおよび当該セキュリティ文書の検査システムを提供するとともに、当該セキュリティ文書の検査方法を提供することを課題とする。
本実施の形態によるセキュリティ文書の情報ページにおいて、前記情報ページは、当該情報ページをセキュリティ文書に組み込むための可撓性をもつコア層と、前記コア層の一方の面には、ICモジュール保持層と、前記ICモジュール保持層に保持され、基板と、当該基板上に設けられたICチップと、を有するICモジュールと、前記ICモジュール保持層に保持され、前記ICチップと電気的に接続されたアンテナと、を備え、少なくとも前記コア層および前記ICモジュール保持層を貫通して、透明材料からなる透明窓が形成されており、前記情報ページを平面視したときに、少なくとも前記透明窓と重なる領域に、空中結像フィルムが形成されており、前記空中結像フィルムは、当該空中結像フィルムの一方の面に沿って、2つの反射面が異なる角度で交差する同一形状の光学素子を、複数備えている。
また、本実施の別の形態によるセキュリティ文書の情報ページにおいて、空間の所定位置に配置された被投影物から発した光線が、前記空中結像フィルムの複数の前記光学素子に入射したときに、当該光学素子の前記2つの反射面でそれぞれ1回ずつ、合計2回反射することによって、前記空中結像フィルムの前記一方の面に対して前記被投影物の面対称位置に前記被投影物の像を結像してもよい。
また、本実施の別の形態によるセキュリティ文書の情報ページにおいて、前記ICチップには、前記情報ページの少なくとも一方の面に表示される固有情報、または当該固有情報と関連付けられた関連情報、が記録されていてもよい。
また、本実施の別の形態によるセキュリティ文書の情報ページにおいて、前記空中結像フィルムは、前記情報ページの厚さ方向において、前記透明窓よりも、固有情報が表示された前記情報ページの一方の面に近い側に形成されていてもよい。
また、本実施の別の形態によるセキュリティ文書の情報ページにおいて、前記透明窓は、前記情報ページの厚さ方向において、第1透明窓および第2透明窓に分割して形成され、前記空中結像フィルムは、前記第1透明窓および前記第2透明窓の間に形成されていてもよい。
また、本実施の別の形態によるセキュリティ文書の検査システムは、上記に記載のセキュリティ文書と、前記セキュリティ文書の前記ICチップと非接触通信をすることが可能であり、かつ、前記ICチップに記録された固有情報またはこれと関連付けられた関連情報に対応する特定情報を表示部に表示することが可能な情報表示装置と、を備えてもよい。
また、本実施の別の形態によるセキュリティ文書の検査方法は、上記に記載のセキュリティ文書を、所定位置に固定する工程と、前記セキュリティ文書の前記ICチップと非接触通信をすることにより、前記ICチップに記録された固有情報またはこれと関連付けられた関連情報を読み出す工程と、前記固有情報または前記関連情報に対応する特定情報を表示部に表示する工程と、前記表示された前記特定情報を被投影物とし、当該被投影物から発した光線が、前記空中結像フィルムによって、当該空中結像フィルムの前記一方の面に対して前記被投影物の面対称位置に前記被投影物に対応する像を結像する工程と、を備えてもよい。
また、本実施の形態によるICカードは、非透明のコア層を有するカード基体と、ICチップとを有するICカードにおいて、少なくとも前記コア層を前記ICカードの厚さ方向に貫通して、透明材料からなる透明窓が形成されており、前記ICカードを平面視したときに、少なくとも前記透明窓と重なる領域に、空中結像フィルムが形成されており、前記空中結像フィルムは、その一方の面に沿って、2つの反射面が異なる角度で交差する同一形状の光学素子を、複数備えている。
本実施の形態によれば、セキュリティ文書の情報ページやICカードのICチップに記録されている、情報ページやICカードに関する固有情報に、追加の情報を記録することなく、当該ICチップに記録されている固有情報と、当該情報ページやICカードに表示されている固有情報との比較を、視覚的に容易に行うことが可能な、情報ページ、セキュリティ文書、ICカードおよび当該セキュリティ文書の検査システムを提供するとともに、当該キュリティ文書の検査方法を提供することができる。
第1実施形態のセキュリティ文書の構成を説明する斜視図である。 図1に対応する第1実施形態のセキュリティ文書の右側面図である。 第1実施形態のセキュリティ文書の情報ページを説明する側断面図、その他の図である。 第1実施形態の空中結像フィルムの構成を説明する説明図である。 第1実施形態のICモジュールとアンテナの結合体および情報表示装置の構成を示す構成図である。 第1実施形態のセキュリティ文書の検査方法を説明するフロー図である。 第2、第3実施形態のセキュリティ文書の情報ページを説明する側断面図である。 第4実施形態のセキュリティ文書の情報ページを説明する側断面図である。 第5実施形態のICカードの構成を説明する平面図及び側断面図である。
以下、図面等を参照して、本開示の情報ページ、セキュリティ文書、ICカード、当該セキュリティ文書の検査システム、および、当該キュリティ文書の検査方法の一例について説明する。ただし、本開示の情報ページ、セキュリティ文書等は、以下に説明する実施形態や実施例には限定されない。
なお、以下に示す各図は、模式的に示したものである。そのため、各部の大きさ、形状は理解を容易にするために、適宜誇張している。また、各図において、部材の断面を示すハッチングを適宜省略する。本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用することができる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含むものとする。
1.第1実施形態
本開示の情報ページ、セキュリティ文書等の第1実施形態について説明する。図1には、情報ページ2と、表紙9a、裏表紙9bおよび他のページ9cによって冊子体として構成されたセキュリティ文書1が、情報表示装置200の上方の所定位置に配置された状態を説明する、セキュリティ文書検査システム100が示されている。また、図2は、図1のセキュリティ文書検査システム100のセキュリティ文書1および情報表示装置200を紙面の右側から見たときの、当該セキュリティ文書検査システム100の右側面図である。セキュリティ文書1は、複数のページが綴じられた冊子体を構成するもののうち、所有者の固有情報が表示され、非接触通信機能を備えた情報ページを有するもの全般を指す。例えば、パスポートや貯金通帳等が挙げられる。図1では一例としてパスポートについて図示している。
また、情報表示装置200は、ICモジュールとアンテナの結合体(以下、単に「結合体」と記載する)8の一部であるICモジュール7に記録された所有者に関する情報を、電波の送受信等による非接触通信によって読み出し、その情報を所定位置に配置された表示部202に表示する機能を備えている。ここで、セキュリティ文書1であるパスポートは、図1に示すように、情報ページ2が、紙面の手前側から視認できるような所定位置に、水平面に対して所定の傾きを持たせた状態に維持されるよう、図示しない固定治具により、固定されている。セキュリティ文書1を固定すべき所定位置は、後述する空中結像画像80の生成位置を考慮しつつ、任意に設定することができる。
本実施形態では、情報表示装置200の表示部202には、セキュリティ文書1の情報ページ2に表示されている所有者の顔写真3と略同一な画像が表示される。この表示部202に表示された画像は、図2に示すように、情報ページ2の一部に埋め込まれた空中結像フィルム10の特性により、当該空中結像フィルム10に対して、表示部202と面対称となる位置に空中結像画像80を生成する。すなわち、表示部202から発した光線L1は、空中結像フィルム10の後述する2面反射素子で2回反射を繰り返し、その後、光線L2として出射し、上記所定位置に空中結像画像80を生成する。空中結像画像80は、表示部202の画像を被投影物として、当該被投影物から発した光線が、空中結像フィルム10によって、空中結像フィルムの一方の面に対して被投影物の面対称位置に結像する、当該被投影物に対応する像である。
この空中結像画像80は、作業者が図2のV方向から見たときに、所有者の顔写真3と略同一な画像として、セキュリティ文書1付近の「空中に浮き出た状態」で視認することができる。このように、作業者は、所有者の顔写真3と略同一な空中結像画像80を、実際のセキュリティ文書1の情報ページ2に表示されている所有者の顔写真3の付近の空中において視認できる。このため、作業者は、空中結像画像80と顔写真3との類似性の確認を、視覚的に容易に行うことができる。次に、セキュリティ文書検査システム100の各構成の詳細について以下に説明する。
(a)セキュリティ文書
本実施形態のセキュリティ文書1は、情報ページ2を含むパスポートを例示するが、これには限られない。図3(a)は、図1のセキュリティ文書1の情報ページ2について、空中結像フィルム10の領域を通る、当該情報ページ2の短辺方向に平行な直線であるA-A線に沿って、当該情報ページ2の長辺方向に垂直な平面で切った断面を、紙面の右側から見た側断面図である。図3(b)は、図3(a)のICモジュール7の拡大断面図である。また、図3(c)は、結合体8の構成を説明する模式図である。
情報ページ2は、図1に示すように、接続部分2fを介して、セキュリティ文書1の表紙9a、裏表紙9bおよび他のページ9cに、例えば縫合等により、冊子状に取り付けられている。情報ページ2は、図3(a)に示すように、情報部分2eと、上述のように表紙9a、裏表紙9bおよび他のページ9cに取り付けるための接続部分2fとを含む。
情報ページ2の情報部分2eには、図1に示すように、個人的な情報、例えば、パスポートの所有者の氏名、生年月日、当該所有者と結び付けられる固有番号等の文字情報6や、顔写真3等が設けられている。これらの情報の一部は、レーザ光技術により描画印字されてもよい。また、セキュリティを高めるため、必要に応じて、ラベル状のホログラム5や、下地のマイクロ文字等を目視で視認できるようにするためのレンチキュラーレンズ4等を追加で設けてもよい。
情報ページ2の接続部分2fは、網状構造を有するコア層16から構成される。コア層16については後述するが、接続部分2fの網状構造は、それぞれ、いくつかの単繊維で形成された個々の交差する糸を備えている織物で形成されていてもよい。または、網状構造は、均一な膜状物に穿孔して所望のパターンを形成させる方法で設けてもよい。網状構造が、十分な数の個々の糸を有している方が、意図的な偽造に関連する可視的な痕跡を残すことなく、互いの糸を取り付けることが極めて困難となる点で有利である。また、接続部分2fのコア層16は、情報部分2eの中に入り込む構成となっている。以下、情報ページ2の主要構成について説明する。
(i)コア層等
セキュリティ文書1の情報ページ2は、可撓性を有するとともに、網状構造を有するコア層16と、コア層16の一方の面、すなわち、図3(a)では下面に、中間層17を介して設けられたICモジュール保持層18と、ICモジュール保持層18に保持されたICモジュール7と、コア層16の他方の面(上面)に白色層15を介して設けられたレーザ光印字層14とを備えている。
このうち、コア層16は網状構造をもち、コア層16は上述したICモジュール保持層18およびレーザ光印字層14等と接合されて情報部分2aを構成する本体部分16aと、コア層16の単層で情報ページ2を表紙9a、裏表紙9bおよび他のページ9cに取り付ける接続部分2fを構成する接合部分16bとを含む。コア層16は、網状構造を有するPETやナイロン等の材料から構成される。
(ii)結合体、およびICモジュール保持層等
また、図3(b)に示すように、ICモジュール7は、基板71と、基板71上に設けられたICチップ72aとを有し、ICチップ72aは封止樹脂72bにより覆われている。そしてICチップ72aと封止樹脂72bとによりICチップ体72を構成している。
このような構造をもつICモジュール7は、図3(a)に示すように、ICモジュール保持層18により保持される。この場合、ICモジュール保持層18は、ICモジュール7の基板71に対応し、この基板71を収納する基板対応層18aと、ICチップ72aを含むICチップ体72に対応し、このICチップ体72を収納するICチップ対応層18bとを有する。
また、ICモジュール保持層18の基板対応層18aと、ICチップ対応層18bとの間には、ICモジュール7のICチップ72aに電気的に接続されたアンテナ60が介在されている。ICモジュール7および、これとICチップ72aを介して電気的に接続されたアンテナ60によって、図3(c)に示すように結合体8が構成される。このアンテナ60は、例えば銅製となっており、アンテナ60は基板対応層18aとICチップ対応層18bとの間に介在される。なお、アンテナ60は、銅製に限らず、銅合金製や鉄製、ステンレス製等、様々な部材を使用することができる。また、図3(c)のアンテナ60はループアンテナを模式的に表しており、結合体8が、例えば13.56MHzで動作するNFC対応タグであることを例示しているが、結合体8はこれに限らず、例えば、900MHzのUHF帯で動作するものであってもよい。
ここで、結合体8の機能について、図5(a)の結合体の構成に関する構成図に基づき、説明する。結合体8は、ICチップ体72に内蔵されるICチップ72aと、これと電気的に接続するアンテナ60とを有する。ICチップ72aは、各種演算や判断、命令を行う制御部74、アンテナ60で受信された電波から必要な動作電力を発生、保持するための電力生成保持部77を備えている。なお、電波非受信時にも動作できるよう、電力生成保持部77とは別に、二次電池等の蓄電装置を備えていてもよい。
また、ICチップ72aは、アンテナ60で受信された電波から電力を取得したり、受信情報を解読可能なコードに変換したり、送信したい情報を電波に変換する、インターフェース部76を有している。また、ICチップ72aは、制御部74の演算上の一時記憶装置であるRAM(揮発性メモリ)や、固定情報の記憶場所であるROM(不揮発性メモリ)、必要に応じて書き換え可能なE2PROMやフラッシュメモリ等のNVM(書き換え可能な不揮発性メモリ)から構成される記憶部75を備えている。
記憶部75には、例えば、情報ページ2に表示されているような、パスポートの所有者の氏名、生年月日、当該所有者と結び付けられる固有番号等の文字情報や顔写真情報といった固有情報、および、これらの固有情報と関連付けられた関連情報、のいずれかまたは両方を記録しておくことができる。
また、結合体8は、基本的には、外部装置からの所定周波数の信号を受信して、これに含まれる指示を実行し、その結果を当該外部装置に所定周波数の信号として送信する、という一連の動作を行うことができる。本実施形態では、外部装置として、後述する情報表示装置200と、非接触通信を行う。
なお、ICモジュール保持層18は、基板対応層18aに形成された開孔31とICチップ対応層18bに形成された開孔32とにより、ICモジュール7を収納するICモジュール収納空間30を有する。また、このICモジュール収納空間30は、上述した中間層17と、ICモジュール保持層18の下面に設けられた追加中間層19とによって、上方および下方から密閉されている。ICモジュール保持層18の基板対応層18aおよびICチップ対応層18bと、白色層15と、追加中間層19とは、いずれも白色ポリカーボネートから構成される。
(iii)レーザ光印字層、第1外面透明層等
ところで、レーザ光印字層14は、照射されたレーザ光により発色して黒化し、所望の文字を表示することができる。このため、レーザ光印字層14は、レーザ光発色促進剤を含むポリカーボネートを有し、レーザ光をレーザ光印字層14に照射することによって、レーザ光発色促進剤が熱エネルギーをもつ。この場合、レーザ光発色促進剤に接するポリカーボネートに含まれる炭素が焦げることで黒化し、文字を表示する。
さらに、レーザ光印字層14の上面には第1外面透明層13が設けられ、レーザ光印字層14と第1外面透明層13との間には、図1に示すようなホログラム5を配置させてもよい。なお、ホログラム5は、レリーフホログラムまたは体積ホログラムのいずれを用いてもよい。なお、レーザ光印字層14は、レーザ光発色促進剤を含むポリカーボネートから構成され、中間層17、第1外面透明層13および後述する第2外面透明層20は、いずれも透明ポリカーボネートから構成される。
(iv)透明窓等
また、第1外面透明層13の下面、すなわち内側面には、文字、模様等の印刷51が施されている。さらに追加中間層19の下面には、第2外面透明層20が設けられ、この第2外面透明層20の上面、すなわち内側面にも、文字、模様等の印刷52が施されている。さらに、白色層15、コア層16、中間層17、ICモジュール保持層18および追加中間層19を貫通して透明材料からなる透明窓40および、レーザ光印字層14に最も近い側に空中結像フィルム10が設けられている。情報ページ2を当該情報ページ2の主面の法線方向から平面視したときに、少なくとも透明窓40と重なる領域に、空中結像フィルム10が形成されている。また、空中結像フィルム10は、情報ページ2の厚さ方向において、透明窓40よりも、顔写真3等の固有情報が表示された情報ページ2の一方の面に近い側、すなわち、レーザ光印字層14や第1外面透明層13に近い側に形成されている。
(v)空中結像フィルム
次に、空中結像フィルム10の構成について説明する。図4(a)は、空中結像フィルム10の構成の概略斜視図、図4(b)は、その部分的な拡大図を示し、図4(c)は、空中結像フィルム10の機能を説明する概略図である。
空中結像フィルム10は、図4(a)に示すように、平板状のフィルム基材12に対して、その一方の面の縦横に、規則的に多数の略立方体状または略直方体状の貫通孔が多数形成されたものであり、当該貫通穴の隣接2側面を構成する2面反射素子11を多数備えた構造を有している。このうち、紙面の左上部の2面反射素子11に着目した拡大図である図4(b)において、略立方体状または略直方体状の貫通孔を備える2面反射素子11の4側面のうち、隣接2側面である第1反射面11aおよび第2反射面11bには、何らかの鏡面反射処理、例えば金属メッキ処理等を施してもよい。ただし、このような鏡面反射処理を施さなくても、フィルム基材12自体の特性により、2面反射素子11としての反射特性を得ることは可能である。ただし、第1反射面11aおよび第2反射面11bの面粗さは20nm以下の鏡面状態とすることが好ましい。
空中結像フィルム10は、図4(b)に示すように隣接関係にある第1反射面11aおよび第2反射面11bの横幅WaおよびWb、並びにそれらの深さdを有し、第1反射面11aおよび第2反射面11bは、互いに異なる角度θabで交差している。ここで、フィルム基材12は、例えば、厚さを50μm以上、500μm以下程度とすることができる。この場合、dは、このフィルム基材の厚さと同じとなる。なお、2面反射素子11を構成する形態は、貫通孔に限らず、フィルム基材12よりも浅い一定深さの凹部であってもよい。また、WaおよびWbは、例えば、50μm以上、200μm以下とすることができるが、この範囲に限定されるものではない。また、θabは、例えば90°前後が好ましいが、必ずしも略直角である必要はなく、任意の交差角度とすることができる。
このような空中結像フィルム10の部材として、例えば、アルミニウム板またはニッケル板等を電鋳工法で形成することができる。また、アクリル等の樹脂をベースとして、ナノインプリント工法等により、格子状の多数の2面反射素子11を形成させることもできる。後者の場合、第1反射面11aおよび第2反射面11bの鏡面性を高めるためには、例えば、スパッタリング等による金属コーティングをすることができる。
次に、空中結像フィルム10が、所定位置に配置された被投影物から発した光を反射して、空中に当該被投影物の像を結像する原理について説明する。当該原理は、いわゆる「2面コーナーリフレクタ」を単位光学素子として複数配置し、被投影物から発した光線が当該各単位光学素子を通過する際に、当該各単位光学素子におけるそれぞれ2つの鏡面において1回ずつ、合計2回反射することを利用する。これによって、当該各単位光学素子が配置された平面(素子面)に対して被投影物の面対称位置に当該被投影物の像を結像することが、例えば、特許第4900618号公報等に記載されている。
上記に基づき、当該原理を簡単に説明する。図4(c)は、空中結像フィルム10を、当該空中結像フィルム10の主面、すなわち、複数の2面反射素子11の形成面に対する法線方向から見た概略平面図である。ここで、前述のとおり、空中結像フィルム10には、多数の略同一形状である2面反射素子11が、縦横方向に規則正しく配列されている。ここで、ある被投影物の特定点を出発点O1として、O1から発せられた光のうち、光L11は、多数の2面反射素子11のうち、特定の2面反射素子11pの第2反射面11bに反射点R1で鏡面反射し、その反射光L12は、さらに、第1反射面11aに反射点R2で鏡面反射する。その後、反射光L13は、最終的に元の中心点O1と、図4(c)では同一点となる結像点O2に達する。ただし、空間上のL11の出発点O1と、反射光L13が通過する結像点O2とは、空中結像フィルム10の複数の2面反射素子11の形成面に対して、面対称の位置関係を有する。
次に、被投影物の特定点である出発点O1から発せられた光のうち、光L11とは異なる別の光L21について説明する。光L21も、多数の2面反射素子11のうち、前述の2面反射素子11pとは異なる特定の2面反射素子11qの第2反射面11bに反射点R3で鏡面反射し、その反射光L22は、さらに、第1反射面11aに反射点R4で鏡面反射する。その後、反射光L23は、最終的に上述の結像点O2に達する。
このように、多数の略同一形状である2面反射素子11が、縦横方向に規則正しく配列された空中結像フィルム10は、ある特定方向に配置された被投影物から発した光線が、光学素子である2面反射素子11に入射したときに、当該2面反射素子11の2つの反射面である第1反射面11aおよび第2反射面11bに、それぞれ1回ずつ、合計2回反射することによって、空中結像フィルム10の一方の面に対して被投影物の面対称位置に被投影物の像を結像する。
(b)情報表示装置
次に、本実施形態のセキュリティ文書の検査システムの構成装置である、情報表示装置200について説明する。図5(b)は、情報表示装置200の構成に関する構成図である。情報表示装置200は、主として、制御部211、インターフェース部214、アンテナ215、電力供給部213、表示駆動部216、および表示部202を備える。また、情報表示装置200は、記憶部212を備えていることが好ましいが、必ずしも必要ではない。
制御部211は、各種演算や判断、命令を行う機能を有するものであり、例えば、パーソナルコンピュータやスマートフォンであってもよい。アンテナ215は、前述の結合体8との所定周波数による非接触通信を行うための電波の送受信に必要である。また、インターフェース部214は、受信電波から必要な情報をコード化したり、送信したい情報を送信電波に変換する機能を有するものである。電力供給部213は、制御部211、表示駆動部216、表示部202等の動作のために必要な電源を供給するものであり、電池を内蔵するタイプや、ACアダプターにより外部から電源供給するタイプなど、任意の構成が考えられる。
表示駆動部216は、制御部211から表示すべき情報の指示を受けて、表示部202に対して、必要な表示を行うよう制御する機能を有する。これは、例えばプロジェクターの制御部や、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等により実現できる。また、表示部202は、制御部211および表示駆動部216から指示を受けた情報を、実際にディスプレイ上に表示させる媒体である。これは、例えばプロジェクターの表示部や、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の表示部によっても実現できる。また、制御部211が、表示駆動部216の機能を兼用していてもよい。
表示部202に表示される情報は、例えば、情報表示装置200が、セキュリティ文書1の結合体8から読み取った、パスポートの所有者の顔写真3の情報である。ただし、当該情報は、その他のパスポートの所有者の氏名、生年月日、当該所有者と結び付けられる固有番号等の文字情報であってもよい。すなわち、パスポートの所有者の固有情報そのものであってもよい。あるいは、これらの固有情報と関連付けられた関連情報であってもよい。関連情報とは、例えば、直接固有情報そのものを生成することはできないが、固有情報を特定できる情報であって、別の記憶装置やデータベース、テーブル等を参照することにより、固有情報を間接的に特定することが可能な情報である。
これより、情報表示装置200は、結合体8から読み出した固有情報を当該固有情報に対応する特定情報と同一であるとして、直接、表示部202に表示させる態様を備えていてもよい。また、結合体8から読み出した関連情報を基に、自身が備える記憶装置、データベース、テーブルや、ICカード、USBメモリ等の着脱可能な記憶媒体、ネットワークとの接続による外部データベースの参照等により、特定された固有情報を当該固有情報に対応する特定情報と同一であるとして、表示部202に表示させる態様を備えるものでもよい。
あるいは、情報表示装置200は、結合体8から読み出した固有情報、または関連情報から特定された固有情報に対して、所定の編集や加工、追加を施し、これを当該固有情報に対応する特定情報として、当該特定情報を表示部202に表示させる態様を備えていてもよい。なお、情報表示装置200は、結合体8との非接触通信にあたり、所定の暗号鍵等を用いた相互認証プロセスを経ることにより、セキュリティ文書1の正当性を確認することが好ましい。
このような情報表示装置200は、単独の装置として構成できる場合もあれば、複数の装置を接続して、システムとして構成できる場合もある。例えば、パーソナルコンピュータ、非接触リーダライターおよびディスプレイを組み合わせて構成することができ、結合体との非接触通信機能付きスマートフォン単独で構成することもできる。
(c)セキュリティ文書の検査方法
続いて、上述のセキュリティ文書1および情報表示装置200を備えたセキュリティ文書検査システム100による、セキュリティ文書1の検査方法と、その作用機能について図6等に基づき、説明する。図6は、セキュリティ文書1の検査作業を示すフロー図である。
(i)セキュリティ文書の所定位置への配置
まず、図1に模式的に示すように、セキュリティ文書1の情報ページ2に隣接する他の表紙9a、裏表紙9b、他のページ9cが、当該情報ページ2から充分開いた状態となるよう、情報表示装置200の上方の空間内において、セキュリティ文書1を所定位置に不図示の固定治具にて固定する(S301)。なお、後述するように、空中結像画像80は、図2に示すように、情報ページ2の空中結像フィルム10に対して、情報表示装置200の表示部202と面対称となる位置に結像されることを考慮し、空中結像画像80を表出させたい場所から逆算して、情報ページ2の固定位置や傾きを特定する必要がある。
(ii)情報表示装置とICチップとの非接触通信
次に、情報表示装置200の通信機能を用いて、ICチップ72aとの非接触通信を確立する。具体的には、NFC規格またはその他の通信規格に準拠して、情報表示装置200から結合体8に対する必要な指示の送信、および、結合体8から返信された情報の受信、が行える状態にする(S302)。
(iii)情報表示装置による、ICチップからの固有情報等の読み出し
続いて、情報表示装置200は、非接触通信機能により、結合体8から、あらかじめICチップ72aに記録されている固有情報またはこれと関連付けられた関連情報を読み出す(S303)。通常、パスポート等のセキュリティ文書1が内蔵するICチップ72aには、情報ページ2の真贋判定の信頼性向上のため、当該情報ページ2に表示された固有情報や関連情報が記録されている。
(iv)表示部への特定情報の表示
次に、情報表示装置200は、結合体8から読み出した、固有情報またはこれと関連付けられた関連情報から、当該固有情報または当該関連情報に対応する特定情報を決定し、これを表示部に表示する(S304)。特定情報は、結合体8から読み出した固有情報またはこれと関連付けられた関連情報から特定された固有情報をそのまま指す場合がある。また、特定情報は、結合体8から読み出した固有情報、または関連情報から特定された固有情報に対して、所定の編集や加工、追加を施したものを指す場合もある。すなわち、特定情報とは、固有情報そのものと、固有情報を表示に適した形式に変換したものとを含む概念である。
(v)表示部の画像に対応した空中結像画像の生成
情報表示装置200の表示部202に表示された特定情報の画像は、被投影物として情報ページ2の空中結像フィルム10での2回反射を経由することにより、図1および図2に示すように、セキュリティ文書1付近の所定空間内に空中結像画像80を生成する(S305)。表示部202の画像を被投影物とするとき、当該被投影物から発した光線が、空中結像フィルム10によって、空中結像フィルム10の一方の面に対して被投影物の面対称位置に結像する、当該被投影物に対応する像として空中結像画像80を生成する。検査員等の作業者は、この空中結像画像80と、その付近に固定されているセキュリティ文書1の情報ページ2の表示情報とを比較する等して、当該セキュリティ文書1の真贋判定を容易に行うことができる。
以上のように、本開示の第1実施形態の情報ページ2、セキュリティ文書1、セキュリティ文書検査システム100、および、セキュリティ文書の検査方法を採用することにより、様々な効果を奏することができる。例えば、本実施形態では、結合体のICチップに、あらかじめ記録されることが多い、情報ページの表示情報に関する固有情報や関連情報を用いることができる。そのため、当該ICチップに検査用の新たな追加情報を記録する必要がなく、セキュリティ文書の製造、発行工程の負荷増大を抑制できる。
また、本実施形態では、ICチップに記録されている固有情報と、当該情報ページに表示されている固有情報との比較を、視覚的に容易に行うことが可能である。例えば、固有情報の比較対象を顔写真や氏名情報とすることができる。このような視覚的に判断しやすい情報は、他の様々な情報との照合を追加することなく、真贋判定作業の負荷軽減に資する。さらに、特にパスポート等において、顔写真を固有情報として真贋判定する場合は、セキュリティ文書の所有者、セキュリティ文書にプリントされた顔写真情報、および、空中に結像した顔写真画像、の3者を直接、視覚的に照合することで、本人認証およびセキュリティ文書の真贋判定が容易であり、極めて高い偽造防止効果を得ることができる。
2.第2実施形態
次に、本開示の情報ページ、セキュリティ文書等の第2実施形態について説明する。本実施形態のセキュリティ文書1aは、図1や図2に示すように、その外観は、第1実施形態のセキュリティ文書1とほぼ同じである。また、情報表示装置200を用いて所定の空中結像画像80が得られる点等についても、第1実施形態と同様である。また、図7(a)は、図3(a)の情報ページ2に対応した、本実施形態の情報ページ2aの側断面図である。第2実施形態に係る情報ページ2aの、第1実施形態との相違点は、透明窓41が、情報ページ2aの厚さ方向において、透明材料である第1透明窓41aおよび第2透明窓41bに分割して形成され、空中結像フィルム10aが、第1透明窓41aおよび第2透明窓41bの間に形成されていることである。
図7(a)に示すように、例えば、空中結像フィルム10aが、第1透明窓41aおよび第2透明窓41bの、情報ページ2aの厚さ方向の略中央に形成されているとすれば、第1透明窓41aは、白色層15、コア層16を貫通して設けられており、第2透明窓41bは、中間層17、ICモジュール保持層18および追加中間層19を貫通して設けられることになる。この場合、第1透明窓41aおよび第2透明窓41bの間に挟まれて形成されている空中結像フィルム10aを、偽造のために取り出そうとすれば、情報ページ2aのほぼすべての層を破壊しなければならず、空中結像フィルム10aに関する偽造を一層困難にすることができる。また、空中結像フィルム10aは、情報ページ2aのいずれの表面も、透明窓41にて保護されるため、外力に対する空中結像フィルム10aの破損が抑制される。
3.第3実施形態
次に、本開示の情報ページ、セキュリティ文書等の第3実施形態について説明する。本実施形態のセキュリティ文書1bも、図1や図2に示すように、その外観は、第1実施形態のセキュリティ文書1とほぼ同じであり、情報表示装置200を用いた作用機能も、第1実施形態と同様である。また、図7(b)は、図3(a)の情報ページ2に対応した、本実施形態の情報ページ2bの側断面図である。なお、図7(a)と同様の部材の符号を適宜省略して表示している。第3実施形態に係る情報ページ2bの、第1実施形態との相違点は、空中結像フィルム10bが、情報ページ2bの厚さ方向において、透明窓42よりも、顔写真3等の固有情報が表示された情報ページ2の一方の面から遠い側、すなわち、第2外面透明層20に近い側に形成されていることである。
このような構成とすることにより、空中結像フィルム10bは、ICモジュール保持層18に隣接する追加中間層19の貫通孔内に設けられることになり、空中結像フィルム10bを、偽造のために取り出そうとすれば、追加中間層19に隣接するICモジュール保持層18および、ICモジュール7を破壊させる可能性が高まる。これにより、空中結像フィルム10bに関する偽造をより困難にすることができる。また、空中結像フィルム10bは、情報ページ2bの顔写真3等の固有情報が表示された面から見て、奥まった場所に配置されているため、透明窓42による空中結像フィルム10bの保護効果が期待できる。
また、空中結像フィルム10bの配置を、下方に配置される情報表示装置200の表示部202の位置に若干ながら近づけることができるため、空中結像画像80の結像位置を、よりセキュリティ文書1b側に近づけることができる。
4.第4実施形態
続けて、本開示の情報ページ、セキュリティ文書等の第4実施形態について説明する。本実施形態のセキュリティ文書1cも、図1や図2に示すように、その外観は、第1実施形態のセキュリティ文書1とほぼ同じであり、情報表示装置200を用いた作用機能も、第1実施形態と類似する。また、図8は、図3(a)の情報ページ2に対応した、本実施形態の情報ページ2cの側断面図である。第4実施形態に係る情報ページ2cの、他の実施形態との相違点は、空中結像フィルムが第1空中結像フィルム10cおよび第2空中結像フィルム10dに分割され、かつ、これらの情報ページ2cの厚さ方向における配置位置が互いにずれていることである。さらには、情報ページ2cを平面視したときに、少なくとも透明窓43と重なる領域ではあるが、第1空中結像フィルム10cおよび第2空中結像フィルム10dが、互いに重ならない領域に配置されている点も相違する。
なお、第1空中結像フィルム10cと同一面上の、当該第1空中結像フィルム10cが配置されていない貫通孔の領域には、隙間を充填するための補助的な透明窓である第1部分透明窓44aが配置されており、第2空中結像フィルム10dと同一面上の、当該第2空中結像フィルム10dが配置されていない貫通孔の領域にも、同様の目的で、第2部分透明窓44bが配置されている。
このような構成とすることにより、図2のように、表示部202から発した光線L1は、第1空中結像フィルム10cおよび第2空中結像フィルム10dのそれぞれにおいて、2面反射素子で2回反射を繰り返し、その後、光線L2として出射し、上記所定位置に空中結像画像80を生成する。しかし、第1空中結像フィルム10cおよび第2空中結像フィルム10dは、情報ページ2cの厚さ方向の配置が互いにずれているため、第1空中結像フィルム10cを経由して生成される空中結像画像と第2空中結像フィルム10dを経由して生成される空中結像画像とは、結像位置が若干ずれることになる。よって、この微妙な空中結像画像の結像位置のずれの有無を確認することにより、当該情報ページ2cやセキュリティ文書1cの真贋判定がより詳細に行えることとなる。
本実施形態の応用例を説明する。例えば、図8においては、透明窓43を基準として、紙面の、向かって左側の上方に、第1空中結像フィルム10cを配置し、向かって右側の下方に、第2空中結像フィルム10d配置しており、これを第1パターンとする。また、透明窓43を基準として、向かって左側の下方に、第1空中結像フィルム10cを配置し、向かって右側の上方に、第2空中結像フィルム10d配置する、第1パターンとは逆の配置のものを、第2パターンとする。また、第1、第2、第3実施形態のように、空中結像フィルムが分離配置されないものを第3パターンとする。このとき、何らかの条件に応じて、第1パターン、第2パターン、第3パターンの情報ページおよびセキュリティ文書を作り分けておき、これをセキュリティ文書の検査をする際に一緒にチェックすることにより、情報ページおよびセキュリティ文書の偽造をより一層困難にすることができる。
5.第5実施形態
続けて、セキュリティ文書とは異なる、本開示のICカードに関する第5実施形態について説明する。図9(a)は、第5実施形態のICカード400を、その主面の法線方向から見た、ICモジュール410の外部接触端子411が配置される側の面についての平面図である。また、図9(b)は、図9(a)のICカード400において、長辺方向に平行な外部接触端子411の略中央部を通る直線であるB-B線に沿って、当該ICカード400の短辺方向に垂直な平面で切った断面を、紙面の下方側から見た側断面図である。
第5実施形態で例示するICカード400は、接触および非接触共用ICカードであり、いわゆるデュアルインターフェースカードとも呼ばれるものである。ただし、ICカード400は、これに限らず、接触式ICカードまたは非接触式ICカードであってもよい。ICカード400は、図9(a)および図9(b)に示すように、ICモジュール410の外部接触端子411が配置される側の面内の一部領域に、空中結像フィルム10eを視認できるように構成されている。空中結像フィルム10eは、第1実施形態の空中結像フィルム10と同様の構成を有する。また、ICカード400の厚さ方向の所定範囲に貫通孔が形成され、そこに透明材料からなる透明窓450および空中結像フィルム10eが配置されている。
本実施形態のICカード400についても、第1~第4実施形態で例示したように、情報表示装置200との組み合わせによる検査システムが構築でき、所定位置に空中結像画像を得ることが可能である。すなわち、図1および図2において、セキュリティ文書1の情報ページ2の配置をICカード400の配置に置き換えて検討することができる。まず、情報表示装置200の表示部202には、ICカード400の券面に表示された所有者の顔写真3と略同一な画像が表示される。この表示部202に表示された画像は、図2に示すように、ICカード400の一部に埋め込まれた空中結像フィルム10eの特性により、当該空中結像フィルム10eに対して、表示部202と面対称となる位置に空中結像画像80を生成する。すなわち、表示部202から発した光線L1は、空中結像フィルム10eの後述する2面反射素子で2回反射を繰り返し、その後、光線L2として出射し、上記所定位置に空中結像画像80を生成する。
この空中結像画像80は、作業者が図2のV方向から見たときに、所有者の顔写真3と略同一な画像として、ICカード400付近の「空中に浮き出た状態」で視認することができる。このように、作業者は、所有者の顔写真3と略同一な空中結像画像80を、実際のICカード400の券面に表示されている所有者の顔写真3の付近の空中において視認できる。このため、作業者は、空中結像画像80と顔写真3との類似性の確認を、視覚的に容易に行うことができる。次に、ICカード検査システムの各構成の詳細について以下に説明する。
(a)カード基体
カード基体401は、ICモジュール410を除く、カード状態の部材を指すが、典型的には、図9(b)に示すとおり、厚さ方向下側からオーバーシート層405、コア層404、コア層403およびオーバーシート層402がこの順に積層された構成を有している。また、コア層404およびコア層403の間には、ループ形状に巻かれ、被覆付導線等から形成されたアンテナ440が配置されている。また、アンテナ440の両端には、アンテナ端部440aおよび440bが形成される。
ただし、カード基体401の層構成は、これに限らず、オーバーシート層、コア層、オーバーシート層の3層構成、コア層、コア層の2層構成、または、オーバーシート層、コア層、アンテナが形成されたコア層、コア層、オーバーシート層の5層構成等であってもよい。また、カード基体401のオーバーシート層402または405のコア層403または404とは反対側の表面に印刷や磁気ストライプの埋め込みがされていてもよく、コア層403または404のオーバーシート層402または405との隣接表面に印刷がされていてもよい。
(i)コア層
コア層403および404としては、白色または着色された各種のプラスチックシートを幅広く使用することができ、以下にあげる単独のフィルムあるいはそれらの複合フィルムを使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、PET-G(テレフタル酸-シクロヘキサンジメタノール-エチレングリコール共重合体)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ABS、ポリアクリル酸エステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、等である。コアシートの厚さは、カードの全体厚さを勘案して適宜に選択することができるが、例えば、0.25mm以上、0.38mm以下程度とすることができる。なお、後述するように、コア層403または404のいずれかの表面上に、両コア層に挟まれる位置関係となるようにアンテナ440を配置する必要がある。
なお、コア層403および404の一方または両方が、レーザ光印字層であってもよい。あるいは、コア層403等がさらに複数層に分割され、その一部にレーザ光印字層が積層されていてもよい。レーザ光印字層は、照射されたレーザ光により発色して黒化し、所望の文字を表示することができるものである。レーザ光印字層は、レーザ光発色促進剤を含むポリカーボネートを有し、レーザ光をレーザ光印字層に照射することによって、レーザ光発色促進剤が熱エネルギーをもつ。この場合、レーザ光発色促進剤に接するポリカーボネートに含まれる炭素が焦げることで黒化し、文字を表示する。
(ii)オーバーシート層
オーバーシート層402および405としては、通常、コア層と同質の材料を使用するが、厚さが0.05mm以上、0.10mm以下程度の透明材料が使用されることが好ましい。コア層およびオーバーシート層の積層体を熱プレス等で一体化する際のカールの発生を防止する観点からは、オーバーシート層402および405の厚さが同一であることが好ましいが、必ずしも同一ではなくてもよい。オーバーシート層の材料は、熱により接着性を有するものであればよいが、オーバーシート層自体が熱による接着性を有しない場合でも、熱等により接着力を発生させる公知の接着剤の層をコア層およびオーバーシート層の間に追加形成することで両者を一体化できる。また、ICカード400を磁気カードとして使用する場合には、オーバーシート層402および405のいずれかまたは両方について、コア層403および404とは反対の主面側に磁気テープを熱転写等によりあらかじめ埋め込んでおいてもよい。
なお、オーバーシート層402および405の一方または両方が、レーザ光印字層であってもよい。また、本実施形態では、オーバーシート層402の表面上に、顔写真3が表示されている。これは、熱転写方式により、所定の顔画像が転写されたものである。当該顔画像は、レーザ光により描画されたものでもよい。その他、オーバーシート層402および405の一方または両方に、ホログラムを熱転写形成してもよい。
(iii)アンテナ
図9(a)および図9(b)のカード基体401に内蔵されるアンテナ440は、例えば、13.56MHzのHF周波数帯域を用いて近接通信を行うものでもよく、それ以外の、例えば920MHzのUHF周波数帯域を用いて通信を行うものでもよいが、非接触通信を行う際に、ICチップ413aが外部のリーダライター(情報読み書き機器)と通信を行なうために配置される。アンテナ440は、リーダライターにICカード400をかざしたときに、リーダライターが形成する磁界等により電流が発生して、ICチップ413aに電力を供給する。これにより、ICチップ413aは駆動可能となり、非接触通信を行う際に、リーダライターと情報の送受信をしたり、情報の書き換え等を行なう。
アンテナ440は、典型的には、銅線の周囲が絶縁体部材で被覆された被覆付導線により形成される。なお、これ以外にも、Cu-Ni、Cu-Cr、Cu-Zn、Cu-Sn、Cu-Be等の銅合金線、または鉄、ステンレス、アルミ等の種々の金属線、金属合金線を選択することもできる。ICカード400は、被覆付導線を用いることにより、形成加工費を、例えば銅箔エッチング方式等に比較して安価にできる。ただし、アンテナ440は、銅箔やアルミ箔等からエッチング形成したものであってもよい。
(iv)透明窓
図9(b)において、カード基体401の厚さ方向に、コア層403および404を貫通して透明材料からなる透明窓450および空中結像フィルム10eが設けられている。
(v)空中結像フィルム
ICカード400を当該ICカード400の主面の法線方向から平面視したときに、少なくとも透明窓450と重なる領域に、空中結像フィルム10eが形成されている。また、空中結像フィルム10eは、ICカード400の厚さ方向において、透明窓450よりも、顔写真3等の固有情報が表示されたICカード400の一方の面に近い側、すなわち、オーバーシート層402に近い側に形成されている。なお、空中結像フィルム10eの構成や、被投影物である画像を反射して空中結像画像を生成する作用機能は、第1実施形態の空中結像フィルム10と同様であるため、詳細な説明は省略する。
(b)ICモジュール等
次に、カード基体に対して凹部であるICモジュール収納空間415を切削加工により形成し、切削済みのカード基体401とした後で、これに埋設固定されるICモジュール7等について説明する。ICモジュール7は、カード基体401に形成されたICモジュール収納空間415の所定位置に所定の導電接着剤412および413を塗付または貼付された後で埋設固定されることにより、ICチップ413aと、アンテナ440との電気的な接合を図ることができる。
ICモジュール7は、図9(a)に示すように、角に丸みを有する略長方形形状の平板状の基板412の一方の面に外部接触端子411を、他方の面に接続端子414aおよび414bを備えるとともに、ICチップ413aをワイヤとともに被覆する封止樹脂413bにより、突起状部位であるICチップ体413を形成する。以下にICモジュール7の主要な構成要素の各部について説明する。
(i)基板
基板412はガラスエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の可撓性を有する樹脂フィルムの表裏に銅箔が接着剤を介して貼り込まれ、当該樹脂フィルムの表裏面に貼り込まれた銅箔を、所定のパターンを形成するように残存させたものである。具体的には、当該樹脂フィルムの一方の銅箔面に外部接触端子411を、他方の銅箔面に接続端子414aおよび414bを形成するように、感光材の塗付、所定パターンが形成されたフィルム版の載置、露光、非感光部位のエッチング除去、を順次行うことで、当該樹脂フィルムの表裏面に所定のパターンの銅箔が一部残存した基板412が形成される。また、基板412には、あらかじめ、外部接触端子411へのワイヤボンディングのための図示しない貫通孔を複数箇所設けている。
(ii)ICチップ
基板412の、外部接触端子411の形成面とは反対側の面に、ICチップ413aが接着剤を介して接着、固定される。ICチップ413aは、接触通信、非接触通信の両方の動作を制御するためのCPUと、RAMやEEPROM、フラッシュメモリ等の記憶装置と、接触通信および非接触通信の入力信号解読と出力信号生成を行うインターフェース回路や電力発生回路等の各種回路と、を備えている。なお、各種回路はICチップとは別個の素子として設けられていてもよい。基板412の接続端子414aおよび414bの形成面の中央部に、当該ICチップ413aが、接着剤を介して接着固定され、当該ICチップ413aの回路面にあるパッドと外部接触端子411の各端子区画とが、基板412の貫通孔を通る、金ワイヤ等であるワイヤで結線されている。また、当該ICチップ413aのパッドと基板412の接続端子414aおよび414bとが、同様にワイヤで結線されている。
(iii)封止樹脂、ICチップ体
上述のICチップ413aが搭載され、ワイヤが結線された基板412のICチップ413aの搭載面には、ICチップ413aやワイヤを外力負荷や環境負荷から保護するために、これらが封止樹脂413bによって被覆され、突起状部位であるICチップ体413が形成される。封止樹脂413bとして、紫外線硬化性樹脂または熱硬化性樹脂等が使用される。
(iv)導電接着剤
ICモジュール7を埋設するための凹部であるICモジュール収納空間415が、エンドミルによる切削加工によって形成されたカード基体401に、上述のICモジュール7を埋設固定し、電気的に接続する導電接着剤について説明する。導電接着剤412、413は、図9(b)に示すように、アンテナ端部414aの、カード基体401の厚さ方向の上方に、塗付、貼付される液状またはテープ状の接着剤である。
このような導電接着剤としては、液状のものとしては、エポキシ樹脂中に銀粒子をフィラーとして分散した、いわゆる導電性ペースト等を使用することができ、特に導電性に異方性があるACP(異方性導電ペースト)を使用することもできる。また、テープ状接着剤として、ACF(異方性導電フィルム)を使用することができる。カード基体に、ICモジュール収納空間415をエンドミルによる切削加工によって形成する際に、一部分だけ切削深さを変えて、アンテナ端部440aおよび440bが、ICモジュール収納空間415内に露出させる。
次に、当該露出したアンテナ端部440aおよび440bの上方に導電接着剤412および413を塗付または貼付する。その後、ICモジュール7をこの上に搭載し、外部接続端子411の面からヒートブロックにより、所定の熱圧を加える。これにより、導電接着剤412および413は熱硬化し、アンテナ端部440aおよび接続端子414aは、導電接着剤412を介して電気的に接続される。また、同様に、アンテナ端部440bおよび接続端子414bも、導電接着剤413を介して電気的に接続される。このようにして、ICカード400が製造される。
(c)情報表示装置
本実施形態のICカード検査システムの構成装置である、情報表示装置200は、第1実施形態で説明したものと同様であり、詳細な説明を省略する。ただし、情報表示装置200が、ICカード400のICチップ413aと通信して、当該ICチップ413aから固有情報またはこれと関連付けられた関連情報を読み出すステップ(前述の図6のS303)は、必ずしも非接触通信には限定されない。例えば、ICカード400が、接触および非接触共用ICカード、または接触ICカード、である場合には、情報表示装置200と、ICカード400のICチップ413aとの通信は接触通信でもよく、例えば、ISO7816規格に準拠する有線通信で行われてもよい。
(d)ICカードの検査システムおよび検査方法
本実施形態のICカード検査システムは、上述のようにICカード400および情報表示装置200により、図1および図2に記載するものについて、セキュリティ文書1または情報ページ2をICカード400に置き換えたものとして、同様の構成をとることができる。また、ICカードの検査についても、図6の構成図を基にして説明した内容に準じて同様に行うことが可能である。
以上のように、本開示の第5実施形態のICカード400、ICカード検査システム、および、ICカードの検査方法を採用することにより、他の実施形態のセキュリティ文書と同様に、様々な効果を奏することができる。例えば、ICカードのICチップに、あらかじめ記録されることが多い、ICカードの表示情報に関する固有情報や関連情報を用いることができる。そのため、当該ICチップに検査用の新たな追加情報を記録する必要がなく、ICカードの製造、発行工程の負荷増大を抑制できる。
また、本実施形態では、ICチップに記録されている固有情報と、当該ICカードに表示されている固有情報との比較を、視覚的に容易に行うことが可能である。例えば、固有情報の比較対象を顔写真や氏名情報とすることができる。このような視覚的に判断しやすい情報は、他の様々な情報との照合を追加することなく、真贋判定作業の負荷軽減に資する。特にICカードが免許証やクレジットカードである場合等において、検問や店舗での精算時等に、顔写真を固有情報として真贋判定する場合は、当該ICカードの所有者、ICカードにプリントされた顔写真情報、および、空中に結像した顔写真画像、の3者を直接、視覚的に照合することで、本人認証およびICカードの真贋判定が容易であり、極めて高い偽造防止効果を得ることができる。
1、1a、1b、1c セキュリティ文書
2、2a、2b、2c 情報ページ
2e 情報部分
2f 接続部分
3 顔写真
4 レンチキュラーレンズ
5 ホログラム
6 文字情報
7 ICモジュール
8 ICモジュールとアンテナの結合体(結合体)
9a 表紙
9b 裏表紙
9c 他のページ
10、10a、10b、10e 空中結像フィルム
10c 第1空中結像フィルム
10d 第2空中結像フィルム
11、11p、11q 2面反射素子
11a 第1反射面
11b 第2反射面
12 フィルム基材
13 第1外面透明層
14 レーザ光印字層
15 白色層
16 コア層
16a 本体部分
16b 接合部分
17 中間層
18 ICモジュール保持層
18a 基板対応層
18b ICチップ対応層
19 追加中間層
20 第2外面透明層
30 ICモジュール収納空間
31、32 開孔
40、41、42、43 透明窓
41a 第1透明窓
41b 第2透明窓
44a 第1部分透明窓
44b 第2部分透明窓
51、52 印刷
60 アンテナ
71 基板
72 ICチップ体
72a ICチップ
72b 封止樹脂
74 制御部
75 記憶部
76 インターフェース部
77 電力生成保持部
80 空中結像画像
100、100a、100b、100c セキュリティ文書検査システム
200 情報表示装置
201 装置本体
202 表示部
211 制御部
212 記憶部
213 電力供給部
214 インターフェース部
215 アンテナ
216 表示駆動部
400 ICカード
401 カード基体
402、405 オーバーシート層
403、404 コア層
410 ICモジュール
411 外部接触端子
412 基板
413 ICチップ体
413a ICチップ
413b 封止樹脂
414a、414b 接続端子
415 ICモジュール収納空間
431、432 導電接着剤
440 アンテナ
440a、440b アンテナ端部
450 透明窓

Claims (9)

  1. セキュリティ文書の情報ページにおいて、
    前記情報ページは、当該情報ページをセキュリティ文書に組み込むための可撓性をもつコア層と、
    前記コア層の一方の面には、ICモジュール保持層と、
    前記ICモジュール保持層に保持され、基板と、当該基板上に設けられたICチップと、を有するICモジュールと、
    前記ICモジュール保持層に保持され、前記ICチップと電気的に接続されたアンテナと、を備え、
    少なくとも前記コア層および前記ICモジュール保持層を貫通して、透明材料からなる透明窓が形成されており、
    前記情報ページを平面視したときに、少なくとも前記透明窓と重なる領域に、空中結像フィルムが形成されており、
    前記空中結像フィルムは、当該空中結像フィルムの一方の面に沿って、2つの反射面が異なる角度で交差する同一形状の光学素子を、複数備えている、情報ページ。
  2. 空間の所定位置に配置された被投影物から発した光線が、前記空中結像フィルムの複数の前記光学素子に入射したときに、当該光学素子の前記2つの反射面でそれぞれ1回ずつ、合計2回反射することによって、前記空中結像フィルムの前記一方の面に対して前記被投影物の面対称位置に前記被投影物の像を結像する、請求項1に記載の情報ページ。
  3. 前記ICチップには、前記情報ページの少なくとも一方の面に表示される固有情報、または当該固有情報と関連付けられた関連情報、が記録されている、請求項1または2に記載の情報ページ。
  4. 前記空中結像フィルムは、前記情報ページの厚さ方向において、前記透明窓よりも、固有情報が表示された前記情報ページの一方の面に近い側に形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報ページ。
  5. 前記透明窓は、前記情報ページの厚さ方向において、第1透明窓および第2透明窓に分割して形成され、前記空中結像フィルムは、前記第1透明窓および前記第2透明窓の間に形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報ページ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の情報ページを有するセキュリティ文書。
  7. 請求項6に記載のセキュリティ文書と、
    前記セキュリティ文書の前記ICチップと非接触通信をすることが可能であり、かつ、前記ICチップに記録された固有情報またはこれと関連付けられた関連情報に対応する特定情報を表示部に表示することが可能な情報表示装置と、を備えた、セキュリティ文書の検査システム。
  8. 請求項6に記載のセキュリティ文書を、所定位置に固定する工程と、
    前記セキュリティ文書の前記ICチップと非接触通信をすることにより、前記ICチップに記録された固有情報またはこれと関連付けられた関連情報を読み出す工程と、
    前記固有情報または前記関連情報に対応する特定情報を表示部に表示する工程と、
    前記表示された前記特定情報を被投影物とし、当該被投影物から発した光線が、前記空中結像フィルムによって、当該空中結像フィルムの前記一方の面に対して前記被投影物の面対称位置に前記被投影物に対応する像を結像する工程と、を備えた、セキュリティ文書の検査方法。
  9. 非透明のコア層を有するカード基体と、ICチップとを有するICカードにおいて、
    少なくとも前記コア層を前記ICカードの厚さ方向に貫通して、透明材料からなる透明窓が形成されており、
    前記ICカードを平面視したときに、少なくとも前記透明窓と重なる領域に、空中結像フィルムが形成されており、
    前記空中結像フィルムは、その一方の面に沿って、2つの反射面が異なる角度で交差する同一形状の光学素子を、複数備えている、ICカード。
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