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JP7363719B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、アンテナ装置に関する。
特許文献1は、0次共振アンテナを備えたアンテナ装置を開示している。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2018-61137号公報
特許文献1では、パッチ部に対して、地板とは反対側に付加導体を配置している。この構成では、パッチ部と付加導体との間に形成されるキャパシタが、パッチ部と地板との間に形成されるキャパシタに対して並列接続される。このため、LC並列共振回路においてキャパシタの値が大きくなり、共振周波数は付加導体を備えない構成に較べて低周波側にシフトする。高周波側の所定の共振周波数とするには、たとえばパッチ部の面積を小さくしなければならない。
0次共振アンテナは、誘電体を含む基板を用いて実現できる。地板、パッチ部、短絡部などは、導体として基板に配置される。短絡部は、基板に配置されたビア導体を含んで構成される。基板の厚み、ビア径などの制約があるなかで、反射特性の向上が課題である。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、アンテナ装置にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、パッチ部の体格を変えずに共振周波数を高周波側にシフトさせつつ、反射特性を向上できるアンテナ装置を提供することにある。
ここに開示されたアンテナ装置は、
誘電体を含む基板(20)と、
基板に配置され、接地電位を提供する地板(30)と、
基板の板厚方向において地板に対向するように、基板に配置されたパッチ部(40)と、
基板に配置され、パッチ部に電気的に接続された給電線(50)と、
基板に配置されたビア導体を含み、パッチ部と地板とを電気的に接続する短絡部(60)と、
パッチ部に対して側面同士が対向するように基板に配置され、地板と同電位とされた付加導体(80)と、を備え、
パッチ部は、パッチ部の外形輪郭を規定する側面である外側面(400a)と、外側面において給電線の電気的な接続部分とは離れた位置に開口する少なくともひとつのスリット(41)と、スリットを規定する側面である内側面(400b)と、を有し、
付加導体は、パッチ部の外側面に沿って延設され、スリットの開口周辺において外側面に対向配置された基部(81)と、基部に連なり、スリット内に配置されてパッチ部の内側面に対向する挿入部(82)と、基部から延び、地板と付加導体とを電気的に接続する接続部(83)と、を有している。
アンテナ装置のひとつにおいて、
パッチ部は、
板厚方向からの平面視において矩形状をなし、
給電線が電気的に接続される給電辺(40a)と、給電辺に隣接する辺である隣接辺(40b、40c)と、給電辺の反対に位置する反対辺(40d)と、を有し、
スリットとして、隣接辺の外側面に開口する隣接スリット(41b、41c)を少なくとも有し、
付加導体は、少なくとも隣接スリットに配置され
パッチ部は、隣接スリットとして、隣接辺のひとつの外側面に開口する第1隣接スリット(41b)と、隣接辺の他のひとつの外側面に開口する第2隣接スリット(41c)を有し、
付加導体は、第1隣接スリットおよび第2隣接スリットの一方のみに配置されている。
アンテナ装置の他のひとつにおいて、
接続部において基部から少なくとも一部は、基板において基部と同じ面に配置され
接続部は、基部において延設方向の端部に連なっている。
アンテナ装置の他のひとつにおいて、
給電線は、パッチ部との間に、基部とパッチ部との間に形成されるキャパシタよりも小さい値のキャパシタを形成し、
給電線は、パッチ部側の端部に複数本に枝分かれした分枝部(51)を有し、
パッチ部は、分枝部を個別に収容するために外側面に開口する切り欠き(42)を有している。
開示されたアンテナ装置によれば、付加導体の基部とパッチ部の外側面との対向部分にキャパシタが形成される。付加導体の接続部は、インダクタを備える。これらキャパシタおよびインダクタは、主として、共振周波数を高周波側にシフトさせる。したがって、パッチ部の面積を小さくしなくても、付加導体を備えない構成に対して共振周波数を高周波側にシフトさせることができる。
また、付加導体の挿入部とパッチ部の内側面との対向部分にキャパシタが形成される。このキャパシタは、主として、反射特性を向上させる。この結果、パッチ部の体格を変えずに共振周波数を高周波側にシフトさせつつ、反射特性を向上できるアンテナ装置を提供することができる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、及び効果は、後続の詳細な説明、及び添付の図面を参照することによってより明確になる。
第1実施形態に係るアンテナ装置を示す平面図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 図1のIII-III線に沿う断面図である。 図1のIV-IV線に沿う断面図である。 参考例の等価回路図である。 図1の領域VIを拡大した図である。 本実施形態の等価回路図である。 反射特性を示す図である。 第1参考例の放射特性を示す図である。 第2参考例の放射特性を示す図である。 本実施形態の放射特性を示す図である。 接続部の位置と反射特性との関係を示す図である。 接続部の配置を示す図である。 変形例を示す平面図である。 変形例を示す平面図である。 変形例を示す平面図である。 図15の領域XVIIを拡大した図である。 図15に示す変形例の等価回路図である。 変形例を示す平面図である。 変形例を示す平面図である。 変形例を示す平面図である。 変形例を示す平面図である。 第2実施形態に係るアンテナ装置を示す平面図である。 図23の領域XXIVを拡大した図である。 等価回路図である。 反射特性を示す図である。 放射特性を示す図である。 変形例を示す平面図である。 変形例を示す平面図である。
以下、図面に基づいて複数の実施形態を説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本実施形態のアンテナ装置は、所定の動作周波数の電波を送信および/または受信するように構成されている。アンテナ装置は、近距離無線通信で使用される周波数帯の電波を、送信および/または受信可能に構成されている。本実施形態の動作周波数は、2.44GHzである。動作周波数は適宜設計されればよく、他の周波数(たとえば5GHz)としてもよい。以下において、対向とは、所定の間隔を有して向き合っている状態を示す。
<アンテナ装置の基本構造>
先ず、図1~図4に基づき、アンテナ装置の基本構造について説明する。図1は、本実施形態のアンテナ装置を、基板の板厚方向においてパッチ部側から見た平面図である。図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。図3は、図1のIII-III線に沿う断面図である。図4は、図1のIV-IV線に沿う断面図である。
図1~図4に示すように、アンテナ装置10は、基板20と、地板30と、パッチ部40と、給電線50と、短絡部60を備えている。アンテナ装置10は、プリント基板に構成されている。換言すれば、アンテナがプリント基板に実装されている。基板20は、プリント基板の絶縁基材である。基板20を除く要素、つまり地板30、パッチ部40、給電線50、および短絡部60は、プリント基板の導体要素である。
以下においては、基板20の板厚方向をZ方向とし、Z方向に直交する一方向をX方向とする。Z方向およびX方向に直交する方向をY方向とする。特に断りのない限り、Z方向から平面視した形状、すなわちX方向およびY方向により規定されるXY平面に沿う形状を、平面形状と示す
基板20は、樹脂などの誘電体を用いて構成されている。基板20を用いることで、誘電体による波長短縮効果が期待できる。基板20としては、たとえば樹脂のみからなるもの、樹脂とガラス布、不織布などとを組み合わせたもの、を採用することができる。基板20は、地板30とパッチ部40とを所定の位置関係に保持する保持部として機能する。
基板20は、一面20aと、一面20aとはZ方向において反対の面である裏面20bを有している。本実施形態では、基板20の一面20aに地板30が配置され、裏面20bにパッチ部40および給電線50が配置されている。基板20の厚みにより、地板30とパッチ部40との対向距離、および、短絡部60のZ方向の長さを調整することができる。基板20は、単層構造でもよいし、多層構造でもよい。
地板30は、図示しない給電回路に接続されて、アンテナ装置10におけるグランド電位(接地電位)を提供する。地板30は、たとえば同軸ケーブルの外部導体が電気的に接続されることで、グランド電位を提供する。地板30は、銅などを材料とする導体である。地板30の板面に垂直な方向も、Z方向に略平行である。平面視において、地板30の面積は、パッチ部40の面積よりも大きい。地板30は、パッチ部40の全体を内包する大きさを有している。地板30は、アンテナ装置10(0次共振アンテナ)を安定して動作させるための必要な大きさを備えていることが好ましい。
本実施形態の地板30は、平面略長方形をなしている。地板30の各辺は、たとえば動作周波数の電波の波長の1倍以上、すなわち1波長以上の長さを有している。地板30は、上記したように基板20の一面20aに配置されている。地板30は、基板20の一面20aに配置された金属箔をパターニングすることで形成されている。なお、地板30の平面形状については適宜変更可能である。本実施形態では、一例として地板30の平面形状を長方形状とするが、その他の構成として、正方形状でもよいし、その他の多角形状でもよい。また、円形(楕円を含む)状でもよい。地板30は、直径が1波長の円よりも大きく形成されていることが好ましい。
パッチ部40は、銅などを材料とする導体である。パッチ部40は、Z方向において地板30との間に所定の間隔を有するように、地板30に対向配置された導体である。パッチ部40は、放射素子と称されることがある。平面視において、パッチ部40の全体が地板30と重なっている。すなわち、パッチ部40の板面(下面)全体が、Z方向において地板30に対向している。パッチ部40は、地板30に対して略平行に配置されている。略平行とは、完全に平行に限らない。たとえば、数度から十度程度傾いていてもよい。
本実施形態のパッチ部40は、上記したように基板20の裏面20bに配置されている。パッチ部40は、基板20の裏面20bに配置された金属箔をパターニングすることで形成されている。パッチ部40の基本形状は、平面略正方形である。パッチ部40は、平面略正方形に後述する2つのスリット41を設けることで、平面略H字状をなしている。基本形状は、平面視においてパッチ部40の外形輪郭である。パッチ部40は、平面視において外形輪郭を規定する4つの辺を有している。パッチ部40は、給電線50が電気的に接続される辺である給電辺40aと、給電辺40aに連なる隣接辺40b、40cと、給電辺40aの反対に位置する反対辺40dを有している。給電辺40aおよび反対辺40dは、Y方向に略平行である。隣接辺40b、40cは、X方向に略平行である。
パッチ部40は、地板30に対向配置されることで、パッチ部40の面積や地板30との間隔に応じたキャパシタを形成する。パッチ部40は、短絡部60が備えるインダクタと対象周波数において並列共振するキャパシタを形成する大きさに形成されている。パッチ部40の面積は、所望のキャパシタを提供するように、ひいては動作周波数で動作するように、適宜設計される。
本実施形態では、一例としてパッチ部40の基本形状(外形輪郭)を正方形状とするが、その他の構成として、パッチ部40の平面形状は、円形や、正八角形、正六角形などでもよい。パッチ部40の基本形状は、互いに直交する2つの直線のそれぞれを対称の軸として線対称な形状、すなわち2方向線対称形状であることが好ましい。2方向線対称形状とは、ある直線を対称の軸として線対称であって、かつ、その直線と直交する他の直線についても線対称な図形を指す。2方向線対称形状とは、たとえば楕円形、長方形、円形(真円)、正方形、正六角形、正八角形、ひし形などが該当する。また、パッチ部40は、円形、正方形、長方形、平行四辺形など、点対称な図形であることがより好ましい。
給電線50は、パッチ部40に給電するための導体である。給電線50は、パッチ部40の縁部からZ方向に直交する方向へ延びている。給電線50は、パッチ部40の略中心と給電点とを結ぶ仮想的な直線に沿って、給電点から延びる部分を含んでいる。給電線50の端部のひとつは、パッチ部40の縁部に電気的に接続されている。給電線50の端部の他のひとつは、同軸ケーブルの内部導体に電気的に接続される。給電線50とパッチ部40との接続部分が、給電点に相当する。同軸ケーブルを介して給電線50に入力された電流は、パッチ部40に伝搬し、パッチ部40を励振させる。なお、給電方式は、直結給電方式に限定されない。給電線50とパッチ部40とを電磁結合させる給電方式を採用してもよい。
本実施形態の給電線50は、上記したように基板20の裏面20bに配置された導体である。この導体は、マイクロストリップラインと称されることがある。給電線50も、基板20の裏面20bに配置された金属箔をパターニングすることで形成されている。給電線50は、パッチ部40と一体的に形成されている。給電線50は、パッチ部40の給電辺40aから、X方向に延びている。給電線50は、Y方向において給電辺40aの略中央部分に連なっている。給電線50は、平面略L字状をなしている。給電線50は、パッチ部40の縁部からX方向に延び、X方向延設部の端部からY方向に延びている。給電線50は、Z方向において地板30に対向配置されている。
短絡部60は、地板30とパッチ部40とを電気的に接続、すなわち短絡している。短絡部60は、基板20に配置された柱状の導体である。短絡部60の端部のひとつは地板30に接続され、端部の他のひとつはパッチ部40に接続されている。短絡部60は、たとえば平面略円形をなしている。短絡部60の径や長さを調整することによって、短絡部60が備えるインダクタの値(インダクタンス)を調整することができる。短絡部60は、平面視においてパッチ部40の略中心に接続されている。パッチ部40の中心は、パッチ部40の重心に相当する。
本実施形態のパッチ部40は平面略正方形をなしているため、中心とは、パッチ部40の2つの対角線の交点に相当する。短絡部60は、基板20に形成された貫通孔(いわゆるビア)内に導体が配置されたビア導体である。貫通孔は、基板20を一面20aから裏面20bにわたって貫通している。短絡部60を構成するビア導体の数は特に限定されない。本実施形態では、ひとつのビア導体が短絡部60を構成している。地板30とパッチ部40との間に並列配置された複数のビア導体により、短絡部60を構成してもよい。
アンテナ装置10は、シールド部70をさらに備えている。シールド部70は、地板30と同電位とされて、電磁波シールドとして機能する。本実施形態のシールド部70は、グランド導体71と、ビア導体72を有している。グランド導体71は、基板20の裏面20bに配置されている。グランド導体71は、平面視においてパッチ部40を取り囲んでいる。グランド導体71は、基板20の裏面20bに配置された金属箔をパターニングすることで形成されている。グランド導体71は、切り欠き71aを有している。給電線50は、切り欠き71aを介して、グランド導体71の外部に引き出されている。グランド導体71は、平面略C字状をなしている。グランド導体71は、パッチ部40の四辺のそれぞれに対向している。
ビア導体72は、基板20に形成された貫通孔(いわゆるビア)内に導体が配置されてなる。貫通孔は、基板20をZ方向に貫通している。ビア導体72は、Z方向に延設されている。ビア導体72の端部のひとつは地板30に接続され、端部の他のひとつはグランド導体71に接続されている。シールド部70は、複数のビア導体72を有している。複数のビア導体72は、グランド導体71の延設方向に沿って並んで配置されている。複数のビア導体72は、隣り合うビア導体72の間から電磁波が漏れ出ないように動作周波数の1/2波長以下の間隔で配置されている。
グランド導体71は、ビア導体72を介して地板30に接続されている。よって、グランド導体71に同軸ケーブルの外部導体を接続し、これにより地板30がグランド電位を提供するようにしてもよい。シールド部70の構成は、上記した例に限定されない。たとえばグランド導体71を排除した構成、つまりビア導体72のみを有する構成としてもよい。平面視におけるシールド部70の配置は、上記した例に限定されない。シールド部70を、パッチ部40の辺の一部のみに対向するように配置してもよい。たとえば、パッチ部40の四辺のうち、一辺のみに対向するように配置してもよい。
なお、アンテナ装置10と給電回路(無線機)との接続は、同軸ケーブルに限定されない。フィーダ線など、その他の通信ケーブルを用いて接続してもよい。また、アンテナ装置10と給電回路とを、同軸ケーブルのほかに、整合回路、フィルタ回路などを介して接続してもよい。アンテナ装置10を給電回路と一体的に設けてもよい。
<アンテナ装置の動作>
次に、アンテナ装置10の動作について説明する。上記したように、アンテナ装置10は、互いに対向する地板30およびパッチ部40が、短絡部60によって接続された構造を有している。この構造は、いわゆるマッシュルーム構造であり、メタマテリアルの基本構造と同じである。アンテナ装置10は、メタマテリアル技術を応用したアンテナであるため、メタマテリアルアンテナと称されることがある。
アンテナ装置10は、所望の動作周波数において、0次の共振モードで動作するように設計されているため、0次共振アンテナと称されることがある。メタマテリアルの分散特性のうち、位相定数βがゼロ(0)となる周波数で共振する現象が0次共振である。位相定数βは、伝送線路を伝搬する波の伝搬係数γの虚部である。アンテナ装置10は、0次共振が発生する周波数を含む所定帯域の電波を良好に送信および/または受信することができる。
アンテナ装置10は、概略的には、地板30とパッチ部40との間に形成されるキャパシタと、短絡部60が備えるインダクタとの、LC並列共振によって動作する。後述する等価回路では、地板30とパッチ部40との間に形成されるキャパシタをC1、短絡部60が備えるインダクタをL1と示す。アンテナ装置10において、パッチ部40は、その中央領域に設けられた短絡部60で地板30に短絡されている。また、パッチ部40の面積は、短絡部60が備えるインダクタと所望の周波数(動作周波数)において並列共振するキャパシタを形成する面積となっている。なお、インダクタの値(インダクタンス)は、短絡部60の各部寸法、たとえば径およびZ方向長さに応じて定まる。
このため、動作周波数の電力が給電されると、インダクタとキャパシタとの間のエネルギー交換によって並列共振が生じ、地板30とパッチ部40との間には、地板30(およびパッチ部40)に対して垂直な電界が発生する。すなわち、Z方向の電界が発生する。この垂直電界は、短絡部60からパッチ部40の縁部に向かって伝搬していき、パッチ部40の縁部において垂直偏波となって空間を伝搬していく。なお、ここでの垂直偏波とは、電界の振動方向が地板30やパッチ部40に対して垂直な電波を指す。また、アンテナ装置10は、LC並列共振により、アンテナ装置10の外部から到来する垂直偏波を受信する。
なお、0次共振は、共振周波数がアンテナサイズによらない。よって、パッチ部40の一辺の長さを0次共振周波数の1/2波長よりも短くすることができる。たとえば、一辺を1/4波長相当の長さにしても、0次共振を生じさせることができる。たとえば動作周波数が2.44GHzの場合、基板20を備える構成において波長λεは、(300[mm/s]/2.44[GHz])/基板20の誘電率の平方根、により求まる。一辺を1/4波長より短くすることも可能であるが、たとえばゲイン(アンテナ利得)が低下する。
<スリットおよび付加導体>
次に、図1~図7に基づき、0次共振アンテナの基本構造に対し、本実施形態において付加した構造について説明する。図5は、アンテナ装置の参考例の等価回路図を示している。参考例では、本実施形態の要素と同一または関連する要素について、本実施形態の符号の末尾にrを付け加えて示している。ただし、キャパシタおよびインダクタについては、共通の符号を付与している。図5では、便宜上、一部の回路要素、たとえばパッチ部が備えるインダクタ、を省略している。図6は、図1の領域VIを拡大した平面図である。図6では、各種キャパシタ、インダクタについても図示している。
図1および図3に示すように、本実施形態のアンテナ装置10において、パッチ部40は、少なくともひとつのスリット41を有している。スリット41は、Z方向に所定の深さを有し、パッチ部40の側面400に開口している。具体的には、側面400のうち、外側面400aに開口している。側面400は、パッチ部40において基板20側の下面と、下面とはZ方向において反対の上面とをつなぐ面である。側面400は、Z方向に略平行である。外側面400aは、パッチ部40の外形輪郭を規定する。外側面400aは、パッチ部40の基本形状の外周面由来の面である。側面400は、外側面400aとは別に、スリット41を規定する内側面400bを有している。内側面400bは、外側面400aに連なっている。
パッチ部40の外側面400aにおいて、スリット41の開口は、給電点とは離れて形成される。たとえば平面正方形のパッチ部40において、スリット41は、給電辺40aとは異なる辺に開口する。その限りにおいて、スリット41の形状、大きさ、配置、および数は、特に限定されない。パッチ部40は、スリット41をひとつのみ有してもよいし、複数有してもよい。2つのスリット41の位置を、Z方向に直交する一方向においてずらして設けてもよい。また、反対辺40dの外側面400aに開口するように、スリット41を設けてもよい。スリット41は一直線状に限定されない。たとえば平面略L字状のスリット41を採用してもよい。
スリット41は、パッチ部40の深さの途中まで設けられた溝でもよい。本実施形態のスリット41は、パッチ部40をZ方向に貫通している。パッチ部40は、2つのスリット41を有している。2つのスリット41は、パッチ部40がZ軸周りの2回対称性を有するように設けられている。2回対称性を有するようにスリット41を設けると、電界分布の偏りを抑制することができる。
2つのスリット41は、平面視において短絡部60、換言すればパッチ部40の中心を、Y方向において挟むように設けられている。スリット41のひとつは、隣接辺40bの外側面400aに開口し、パッチ部40の中心に向かってY方向に延びている。スリット41の他のひとつは、隣接辺40cの外側面400aに開口し、パッチ部40の中心に向かってY方向に延びている。スリット41のそれぞれは、Y方向を長手方向とする平面長方形をなしている。以下において、隣接辺40bに開口するスリット41をスリット41bと示し、隣接辺40cに開口するスリット41をスリット41cと示すことがある。
2つのスリット41b、41cの延設長さおよび幅は、互いに等しい。スリット41b、41cは、パッチ部40を、第1パッチ部401と、第2パッチ部402と、第3パッチ部403に区画している。第1パッチ部401および第2パッチ部402は、形状および面積が互いに等しい。第1パッチ部401は、スリット41b、41cよりも反対辺40d側の部分である。第2パッチ部402は、スリット41b、41cよりも給電辺40a側の部分である。第3パッチ部403は、2つのスリット41b、41cにより挟まれた部分であり、第1パッチ部401と第2パッチ部402とを連結している。スリット41b、41cそれぞれの延設長さは、第3パッチ部403のY方向の長さよりも長い。スリット41b、41cの幅は、第1パッチ部401および第2パッチ部402それぞれのX方向の長さよりも短い。パッチ部40は、スリット41b、41cと、第1パッチ部401と、第2パッチ部402と、第3パッチ部403を有することで、平面略H字状をなしている。
図5の参考例に示すアンテナ装置10rは、本実施形態のアンテナ装置10から、後述する付加導体80を排除した構成を有している。つまり、パッチ部40rが、上記したスリット41b、41c同様、図示しない2つのスリットを有している。スリットのひとつにより、第1パッチ部と第2パッチ部との間に、キャパシタC2が形成される。スリットの他のひとつにより、スリットのひとつにより、第1パッチ部と第2パッチ部との間に、キャパシタC3が形成される。これらキャパシタC2、C3は、互いに並列接続される。キャパシタC2、C3の並列回路は、キャパシタC1とインダクタL1の間に接続される。このように、パッチ部40rにスリットを設けてキャパシタC1とインダクタL1の間にキャパシタを接続すると、反射特性を向上することができる。
図1、図3、図4、および図6に示すように、アンテナ装置10は、付加導体80をさらに備えている。付加導体80は、0次共振アンテナの基本構成に対して付加された導体である。付加導体80は、銅などを材料とし、地板30と同電位(グランド電位)とされた導体である。付加導体80は、パッチ部40に対して側面同士が所定の間隔を有して対向するように、基板20に配置されている。平面視において、付加導体80の全体が地板30と重なっている。
本実施形態の付加導体80は、基板20の裏面20bに配置されている。つまり、付加導体80は、パッチ部40および給電線50と同一面に配置されている。付加導体80は、基板20の裏面20bに配置された金属箔をパターニングすることで形成されている。よって、付加導体80の厚みは、パッチ部40および給電線50と略等しい。付加導体80は、基部81と、挿入部82と、接続部83を有している。
基部81は、パッチ部40の外側面400aに沿って延設されている。基部81は、スリット41の開口周辺において、外側面400aに対向配置されている。基部81は、スリット41の開口を跨ぐように配置されてもよいし、スリット41に対して一方の側のみに配置されてもよい。
本実施形態において、基部81は、隣接辺40bの外側面400aに対向するように配置されている。基部81は、スリット41bの開口周辺において、外側面400aに対向している。基部81は、第1パッチ部401および第2パッチ部402のそれぞれに対向している。基部81は、X方向に延設されている。上記配置により、隣接辺40bの外側面400aのうち、第1パッチ部401の部分と、基部81の側面との間に、キャパシタC5が形成される。また、隣接辺40bの外側面400aのうち、第2パッチ部402の部分と、基部81の側面との間に、キャパシタC6が形成される。
キャパシタC5、C6の値(静電容量、キャパシタンス)は、基部81とパッチ部40の外側面400aとの間隔、および/または、基部81とパッチ部40の外側面400aとの対向面積により決定される。基部81とパッチ部40の外側面400aとの間隔は、第1パッチ部401と第2パッチ部402とで略等しくてもよいし、互いに異なってもよい。基部81とパッチ部40とが互いに対向するX方向の長さ、すなわち対向面積は、第1パッチ部401と第2パッチ部402とで略等しくてもよいし、互いに異なってもよい。間隔、および/または、対向面積(対向長さ)によって、上記したキャパシタC5、C6の値を調整することができる。
本実施形態において、基部81は、隣接辺40bの全域に対向している。基部81は、隣接辺40bにおける反対辺40dとの境界から給電辺40aとの境界までの部分に対向するように、配置されている。基部81とパッチ部40の外側面400aとの間隔は、基部81の全長でほぼ一定とされている。
挿入部82は、基部81に連なっており、スリット41内に配置されてパッチ部40の内側面400bに対向している。基部81に対する挿入部82の連結位置は、特に限定されない。本実施形態において、挿入部82は、Y方向に延設されている。挿入部82は、Y方向を長手方向とする平面略長方形をなしている。挿入部82の側面は、第1パッチ部401の内側面400b、第2パッチ部402の内側面400b、および第3パッチ部403の内側面400bのそれぞれに対向している。挿入部82は、基部81のX方向中央部分に連なっている。
上記配置により、第1パッチ部401の内側面400bと、挿入部82の側面との間に、キャパシタC21が形成される。スリット41bの底をなす第3パッチ部403の内側面400bと、挿入部82の側面との間に、キャパシタC22が形成される。第2パッチ部402の内側面400bと、挿入部82の側面との間に、キャパシタC23が形成される。キャパシタC21、C22、C23の並列回路が、上記したキャパシタC2と等価である。
キャパシタC21、C22、C23それぞれの値は、挿入部82とパッチ部40の内側面400bとの間隔、および/または、挿入部82とパッチ部40の内側面400bとの対向面積により決定される。
たとえば、挿入部82と内側面400bとの間隔は、第1パッチ部401と第2パッチ部402とで略等しくてもよいし、互いに異なってもよい。挿入部82の延設方向において挿入部82と内側面400bとの対向長さ、すなわち対向面積は、第1パッチ部401と第2パッチ部402とで略等しくてもよいし、互いに異なってもよい。挿入部82と各パッチ部401、402、403との間隔、および/または、対向面積(対向長さ)によって、上記したキャパシタC21、C22、C23の値を調整することができる。本実施形態において、挿入部82は、内側面400bとの間隔が、対向領域の全長においてほぼ一定とされている。
接続部83は、付加導体80において他の部分、つまり基部81および挿入部82を、地板30に対して電気的に接続する部分である。接続部83は、基部81から延び、インダクタL2を備えている。接続部83としては、たとえば、基板20の裏面20bに配置され、基部81に連なる導体、基部81に接続されたビア導体、裏面20bに配置された導体とビア導体の組み合わせなどを採用することができる。
本実施形態において、接続部83は、基部81に連なる導体である。接続部83は、金属箔をパターニングすることで、基部81および挿入部82と一体的に形成されている。接続部83は、Y方向において、基部81から挿入部82とは反対側に延びている。接続部83の端部のひとつは、基部81に連なっている。接続部83の端部の他のひとつは、シールド部70を構成するグランド導体71に連なっている。接続部83がグランド導体71に電気的に接続されることで、付加導体80が地板30と同電位(グランド電位)とされている。接続部83が備えるインダクタL2の値(インダクタンス)は、導体の延設方向の長さおよび幅に応じて定まる。
図7は、本実施形態のアンテナ装置10の等価回路図である。図7では、便宜上、一部の回路要素、たとえばパッチ部が備えるインダクタ、を省略している。
上記したように、本実施形態では、付加導体80の挿入部82が、パッチ部40においてスリット41(41b)を規定する内側面400bとの間に、キャパシタC21、C22、C23を形成する。挿入部82をスリット41bに配置することで、図5に示した参考例のキャパシタC2を、キャパシタC21、C22、C23の並列回路に置き換えている。図7に示すように、キャパシタC3、C21、C22、C23の並列回路は、キャパシタC1とインダクタL1との間に接続されている。
また、付加導体80の基部81が、パッチ部40の外側面400aとの間に、キャパシタC5、C6を形成する。キャパシタC5、C6の並列回路は、接続部83のインダクタL2を介して、地板30に接続されている。図7に示すように、地板30とパッチ部40の間に、インダクタL2およびキャパシタC5、C6のLC回路が形成されている。このLC回路は、キャパシタC1、インダクタL1に対して並列に接続されている。
<第1実施形態のまとめ>
図8~図11は、プリント基板に構成したアンテナ装置について、電磁界シミュレーションを行った結果を示している。図8は、反射特性を示している。図8において、一点鎖線および二点鎖線は、参考例のアンテナ装置の結果を示している。参考例のアンテナ装置は、スリットおよび付加導体を備えない、0次共振アンテナの基本構造を有している。つまり、従来構造の0次共振アンテナを有している。一点鎖線は第1参考例、二点鎖線は第2参考例の結果を示している。実線は、本実施形態のアンテナ装置10、つまり本例の結果を示している。なお、参考例と本例とで、基板の構成(誘電率および厚み)、短絡部の径を、互いに同じにした。
プリント基板に構成した0次共振アンテナ(メタマテリアルアンテナ)は、基板の材料変更にともなう誘電率変化など、様々な原因により、ターゲットの共振周波数に対して周波数帯域がずれることがある。上記理由により、第1参考例は、ターゲットの共振周波数(2.44GHz)に対して、周波数帯域がずれている。図8に示すように、第1参考例の周波数帯域は、ターゲットに対して低周波側にずれている。図9は、第1参考例の放射特性(電界分布)を示している。第1参考例の最大利得は、2.44GHzにおいて-11.8dBであった。周波数帯域のずれにより、アンテナ利得が低下している。
基本構造の0次共振アンテナは、プリント基板において、短絡部を構成するビア導体のインダクタL1と、パッチ部と地板の間に形成されるキャパシタC1とのLC並列共振によって動作する。インダクタL1は、基板の厚みとビア径により決まり、キャパシタC1はパッチ部のサイズと基板の厚みにより決まる。ただし、基板の厚みは、プリント基板に形成された他の回路構成の制限を受ける。このように、共振周波数を決定するパラメータが少ない。
よって、パッチ部のサイズ、短絡部のビア径、地板のサイズを調整し、共振周波数を合わせつつ反射特性の改善を行う。アンテナのサイズを変更するため、プリント基板においてアンテナ周辺の回路レイアウトを見直す必要がある。また、ビア径は、ドリル等、加工の制限を受けるため、所定径以下にすることができない。したがって、第1参考例のように、周波数がターゲットに対して低周波側にずれている場合、パッチ部のサイズを小さくしないと、共振周波数を高くすることができない。
第2参考例は、共振周波数を高くするために、第1参考例に対してパッチ部のサイズを小さくしている。このように、パッチ部のサイズを小さくすると、パッチ部と地板との対向面積、ひいてはキャパシタC1の値が小さくなる。これにより、第2参考例の共振周波数は、図8に示すように第1参考例に対して高周波側にシフトしている。その反面、放射面積が減るため、アンテナの利得が下がる。図10は、第2参考例の放射特性を示している。第2参考例の最大利得は、共振周波数がターゲット近傍にシフトしたにもかかわらず、放射面積の減少により、2.44GHzにおいて-9.7dBであった。
0次共振アンテナは、1次共振アンテナより最大利得が低い特性をもっているため、元の利得を減らさない設計変更が望ましい。しかしながら、ビア径が加工の制限を受けることが多いため、パッチ部のサイズが、基本構造の0次共振アンテナにおいて共振周波数の調整と反射特性の改善をする主なパラメータになる。よって、アンテナ利得に影響を与えることになる。
これに対し、本実施形態のアンテナ装置10によれば、0次共振アンテナの基本構造に対して、付加導体80を追加している。付加導体80の基部81とパッチ部40の外側面400aとの対向部分にキャパシタが形成される。付加導体80の接続部83は、インダクタを備える。LC並列共振回路において新たなパラメータ増えるため、アンテナ装置10の設計自由度が向上する。よって、パッチ部40のサイズを第1参考例と同じにしたまま、図8に示すように共振周波数を高周波側にシフトさせ、ターゲットに合わせることができる。つまり、パッチ部40のサイズを小さくしなくても、共振周波数を高周波側にシフトさせることができる。
また、パッチ部40にスリット41を設けている。スリット41によりパッチ部40の面積が減少するため、キャパシタC1の値が減少する。一方、スリット41により、キャパシタC1とインダクタL1との間に、上記した参考例(図5)に示したようにキャパシタが接続される。これにより、全体のキャパシタを決定するパラメータが増える。スリット41を設けることで、アンテナ装置10の設計自由度が向上する。よって、スリット41なしの場合に較べて反射特性を向上することができる。
本実施形態では、スリット41内に、付加導体80の挿入部82を配置している。付加導体80の挿入部82とパッチ部40の内側面400bとの対向部分に複数のキャパシタが形成される。これにより、パラメータがさらに増え、アンテナ装置10の設計自由度をより向上することができる。よって、図8に示すように反射特性をさらに向上することができる。本実施形態によれば、図5に示したスリットに挿入部が配置されない構成に較べて、反射特性をさらに向上することができる。
以上より、本実施形態のアンテナ装置10によれば、パッチ部40の体格を変えずに共振周波数を高周波側にシフトさせつつ、反射特性を向上することができる。パッチ部40の体格(外形輪郭)を変えないため、アンテナ利得を向上することができる。図11は、本例の放射特性を示している。本例の最大利得は、2.44GHzにおいて-7.8dBであった。
本実施形態では、平面略正方形のパッチ部40が、隣接辺40bに開口するスリット41bと、隣接辺40cに開口するスリット41cを有している。隣接辺40b、40cの少なくとも一方にスリット41を設けたほうが、反対辺40dにスリット41を設けるよりも、反射特性向上の効果が高い。スリット41b、41cが隣接スリットに相当する。
本実施形態では、2つのスリット41b、41cのうち、スリット41bのみに、付加導体80の挿入部82が配置されている。これによれば、挿入部82を設けた側に電界分布が偏り、Y方向においてスリット41b側に指向性を偏らせることができる。特に本実施形態では、給電線50が、平面略L字状をなしており、Y方向であってスリット41b側に延設する部分を有している。これにより、Y方向においてスリット41b側に指向性が偏る。つまり、給電線50の配置と挿入部82の配置の相乗効果が期待できる。スリット41bが第1隣接スリットに相当し、スリット41cが第2隣接スリットに相当する。
本実施形態では、基部81が、スリット41bの開口を跨いで外側面400aに対向配置されている。つまり、基部81が、第1パッチ部401の外側面400aと第2パッチ部402の外側面400aに対向配置されている。これにより、上記したキャパシタC5、C6が形成される。パラメータの増加により、アンテナ装置10の設計自由度を向上することができる。設計自由度向上により細かな調整が可能なため、共振周波数をターゲットの共振周波数に合わせやすい。
本実施形態では、接続部83が、基部81に連なる導体を含んでいる。つまり、接続部83において少なくとも基部81側の部分が、基部81と同一面に配置されている。これにより、接続部83のビア導体を基部81に接続する構成に較べて、基部81とパッチ部40の外側面400aとの間隔を狭くすることができる。したがって、アンテナ装置10の設計自由度を向上することができる。
図12は、アンテナ装置10において、接続部83の位置による反射特性の変化を示している。図13は、基部81に対する接続部83の配置を示す図である。この電磁界シミュレーションでは、基部81において第2パッチ部402との対向部分のX方向中心を、接続部83の基準位置とした。図12に示す中心とは、接続部83を基準位置としたときの反射特性を示している。図12に示すXRに移動とは、図13に示すように接続部83を基準位置からXR方向に所定距離移動したときの反射特性を示している。図12に示すXLに移動とは、図13に示すように接続部83を基準位置からXL方向に所定距離移動したときの反射特性を示している。XR方向とは、X方向において、基準位置から給電辺40a側に向かう方向である。XL方向とは、X方向において、基準位置から反対辺40d側に向かう方向である。なお、電磁界シミュレーションでは、基部81が、パッチ部40の隣接辺40bと略等しい長さとした。
接続部83を基準位置よりもXR側にすると、図12に一点鎖線で示すように、共振周波数の高周波シフト量が基準位置に較べて小さくなった。接続部83を基準位置よりもXL側にすると、図12に破線で示すように、共振周波数の高周波シフト量が基準位置に較べて大きくなった。XR側に移動すると、短絡部60から、接続部83におけるグランド導体71との接続部位、すなわち付加導体80におけるグランド接続部までの距離が長くなる。これにより、高周波シフト量が小さくなる。XL側に移動すると、短絡部60から接続部83におけるグランド導体71との接続部位までの距離が長くなり、高周波シフト量が小さくなる。
つまり、接続部83が、基部81において延設方向(X方向)の端部よりも短絡部60に近い位置に連なる構成にすると、高周波シフト量をより大きくすることができる。また、接続部83が、基部81において延設方向の端部に連なる構成にすると、高周波シフト量を小さくすることができる。
<変形例>
付加導体80の挿入部82を、隣接辺40bのスリット41bに配置する例を示したが、これに限定されない。たとえば図14の変形例に示すように、パッチ部40が2つのスリット41b、41cを有する構成において、スリット41c側に付加導体80を設けてもよい。図14において、付加導体80の基部81は、隣接辺40cの外側面400aに対向している。挿入部82は、スリット41cに配置されて、内側面400bに対向している。接続部83は、基部81からY方向においてパッチ部40から離れる側に延びている。
図15の変形例に示すように、2つのスリット41b、41cのそれぞれに、付加導体80を配置してもよい。アンテナ装置10は、2つの付加導体80b、80cを備えている。付加導体80bの挿入部82が、スリット41bに配置されている。付加導体80cの挿入部82がスリット41cに配置されている。
図16の変形例に示すように、パッチ部40が、反対辺40dに開口するスリット41dを有してもよい。また、アンテナ装置10が、スリット41d側に付加導体80dを備えてもよい。付加導体80dの挿入部82が、スリット41dに配置されている。図16では、パッチ部40が、3つのスリット41b、41c、41dを有している。3つのスリット41b、41c、41cのうち、2つのスリット41b、41dに対して付加導体80が配置されている。スリット41dのみを設けてもよいが、隣接辺40b、40cに開口するスリット41b、41cのほうが反射特性向上の効果が高い。
図17は、図15の領域XVIIを拡大した図である。図17に示すように、付加導体80cとパッチ部40との間に、キャパシタC7、C8、C31、C32、C33が形成される。キャパシタC7は、基部81と第1パッチ部401の外側面400aとの間に形成される。キャパシタC8は、基部81と第2パッチ部402の外側面400aとの間に形成される。キャパシタC31は、挿入部82と第1パッチ部401の内側面400bとの間に形成される。キャパシタC32は、挿入部82と第3パッチ部403の内側面400bとの間に形成される。キャパシタC33は、挿入部82と第2パッチ部402の内側面400bとの間に形成される。接続部83は、インダクタL3を備えている。
図18は、図15に示す変形例の等価回路図である。付加導体80cの追加により、キャパシタC3を、キャパシタC31、C32、C33の並列回路に置き換えている。キャパシタC21、C22、C23、C31、C32、C33の並列回路は、キャパシタC1とインダクタL1との間に接続されている。インダクタL3およびキャパシタC7、C8のLC回路は、地板30とパッチ部40の間に形成されている。インダクタL3およびキャパシタC7、C8のLC回路は、インダクタL2およびキャパシタC5、C6のLC回路に並列接続されている。このように、付加導体80の数を増やすことでパラメータがさらに増加するため、アンテナ装置10の設計自由度をより向上することができる。
図19の変形例に示すように、ひとつの付加導体80が、複数の接続部83を有してもよい。図19では、ひとつの基部81に、2つの接続部83が連なっている。基部81および接続部83は、平面略F字状をなしている。
図20の変形例に示すように、基部81の延設長さを、スリット41が開口する辺の長さより短くしてもよい。図20では、基部81の延設長さが、隣接辺40bの長さよりも短い。基部81は、隣接辺40bのうち、第1パッチ部401の全域に対向し、第2パッチ部402の一部のみに対向している。基部81と第2パッチ部402との対向面積が小さいため、キャパシタC6の値が小さくなる。
図20では、基部81の延設方向において、基部81の端部に接続部83が連なっている。これに対し、図21の変形例に示すように、接続部83が、基部81において延設方向の端部よりも短絡部60に近い位置に連なってもよい。上記したように、高周波シフト量をより大きくすることができる。
図22に示す変形例のように、付加導体80の接続部83を、裏面20bに配置された導体83aと、ビア導体83bを含む構成としてもよい。図示を省略するが、導体83aを排除し、ビア導体83bのみにより接続部83を構成してもよい。
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、給電線50がパッチ部40に連なっていた。これに代えて、給電線50がパッチ部40との間にキャパシタを形成してもよい。
図23は、本実施形態のアンテナ装置10を示している。図24は、図23の領域XXIVを拡大した図である。図23および図24に示すように、本実施形態のアンテナ装置10において、給電線50はパッチ部40に連なっていない。給電線50は、パッチ部40との間にキャパシタを形成し、このキャパシタを介してパッチ部40に電気的に接続されている。給電線50は、分枝部51を有している。分枝部51は、給電線50においてパッチ部40側の端部に設けられている。分枝部51は、複数本に枝分かれしている。本実施形態において、分枝部51は、3本に枝分かれしている。分枝部51は、ベース51aと、ベース51aからX方向に延びる3本の突起51bを有している。
パッチ部40(第2パッチ部402)は、分枝部51の突起51bのそれぞれを個別に収容する切り欠き42を有している。切り欠き42は、パッチ部40の外側面400aに開口している。側面400は、切り欠き42を規定する内側面400cを有している。内側面400cは、給電辺40aの外側面400aに連なっている。切り欠き42は、突起51bを個別に収容するために凹部を3つ有するとともに、隣り合う凹部の間に設けられた凸部を2つ有している。
分枝部51は、内側面400cに対して、所定の間隔を有して対向配置されている。上記配置により、突起51bのそれぞれの先端面と、凹部の底をなす内側面400cとの間に、キャパシタC9、C10、C11が形成される。突起51bそれぞれにおけるY方向の両側面と内側面400cとの間に、キャパシタC12、C13、C14、C15、C16、C17が形成される。ベース51aと凸部の先端をなす内側面400cとの間に、キャパシタC18、C19が形成される。分枝部51は、平面視において短絡部60を通り、X軸に平行な仮想的な直線に対して線対称である。同様に、切り欠き42は、上記した仮想的な直線に対して線対称である。給電線50は、インダクタL4を備えている。それ以外の構成は、先行実施形態の記載の構成と同様であるため、記載を省略する。
図25は、本実施形態のアンテナ装置10の等価回路図である。上記したように、本実施形態では、給電線50がインダクタL4を備えている。また、給電線50の端部に設けられた分枝部51が、パッチ部40の内側面400cとの間に、キャパシタC9~C19を形成する。キャパシタC9~C19は、互いに並列接続されている。インダクタL4とキャパシタC9~C19とのLC回路は、インダクタL2とキャパシタC15、C6とのLC回路に対して並列に接続されている。
<第2実施形態のまとめ>
図26は、本実施形態のアンテナ装置10について電磁界シミュレーションを行った結果(反射特性)を示している。図26では、参考例として先行実施形態の結果を破線で示している。先行実施形態の結果は、図8の実線に対応している。実線は、本実施形態のアンテナ装置10の結果を示している。なお、本実施形態の電磁界シミュレーションにおいても、基板の構成(誘電率および厚み)、短絡部の径については、先行実施形態のシミュレーションと同条件とした。
本実施形態のアンテナ装置10によれば、スリット41を有するパッチ部40と、付加導体80を備えている。これにより、第1実施形態に記載の構成と同等の効果を奏することができる。つまり、パッチ部40の体格を変えずに共振周波数を高周波側にシフトさせつつ、反射特性を向上することができる。
本実施形態では、さらに給電線50がパッチ部40との間にキャパシタを形成する。このキャパシタの値は、並列接続される付加導体80側のキャパシタC5、C6に較べて十分に小さい。それぞれのLC回路が備えるキャパシタの総和で比較すると、給電線50側のキャパシタの値は、付加導体80側のキャパシタの値に対して、たとえば1/50~1/100程度である。給電線50が備えるインダクタL4の値も、付加導体80の接続部83が備えるインダクタL2に較べて十分に小さい。よって、給電線50側のLC回路は、高周波シフトに対してほとんど寄与せず、アンテナとのインピーダンス整合、すなわち反射特性の向上に寄与する。
LC並列共振回路において新たなパラメータ増えるため、アンテナ装置10の設計自由度が向上する。よって、図26に示すように、パッチ部40の体格を変えずに共振周波数を高周波側にシフトさせる効果を維持したまま、反射特性をさらに向上することができる。図27は、本例の放射特性を示している。本例の最大利得は、2.44GHzにおいて-7.3dBであった。
本実施形態では、給電線50が、パッチ部40側の端部に分枝部51を有している。分枝部51は、パッチ部40の切り欠き42を構成する内側面400cとの間に、複数のキャパシタC9~C19を形成する。パラメータの増加により、アンテナ装置10の設計自由度を向上することができる。設計自由度向上により細かな調整が可能なため、反射特性をさらに向上することができる。
<変形例>
スリット41および付加導体80の数、配置、形状については、上記した例に限定されない。先行実施形態に記載した種々の構成との組み合わせが可能である。たとえば図28の変形例に示すように、2つのスリット41b、41cを有するパッチ部40と、2つの付加導体80b、80cを備える構成に、上記した給電線50とパッチ部40の接続構造を組み合わせてもよい。図28では、スリット41b、41cが、X方向にずれて設けられている。スリット41b、41cは、Y方向において短絡部60を挟んでいない。スリット41b、41cを有するパッチ部40は、Z軸周りに2回対称性を有している。
分枝部51が3本の突起51bを有する例を示したが、これに限定されない。たとえば図29の変形例に示すように、分枝部51が、5本の突起51bを有してもよい。本数が増えるほど、パラメータが増加する。
給電線50が分枝部51を有する例を示したが、これに限定されない。給電線50は、パッチ部40との間に、少なくともひとつのキャパシタを形成すればよい。たとえば給電線50において、X方向に延設された部分の端部が、パッチ部40の給電辺40aの外側面400aに対向配置され、キャパシタを形成してもよい。給電線50の一部を切り欠き42に配置することで、複数のキャパシタを形成することができる。
(他の実施形態)
この明細書及び図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された部品及び/又は要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品及び/又は要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品及び/又は要素の置き換え、又は組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
明細書及び図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書及び図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書及び図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。
10…アンテナ装置、20…基板、20a…一面、20b…裏面、30…地板30…パッチ部、40a…給電辺、40b、40c…隣接辺、40d…反対辺、400…側面、400a…外側面、400b、400c…内側面、401…第1パッチ部、402…第2パッチ部、403…第3パッチ部、41、41b、41C、41d…スリット、42…切り欠き、50…給電線、51…分枝部、51a…ベース、51b…突起、60…短絡部、70…シールド部、71…グランド導体、1a…切り欠き、72…ビア導体、80、80b、80c、80d…付加導体、81…基部、82…挿入部、83…接続部、83a…導体、83b…ビア導体

Claims (9)

  1. 誘電体を含む基板(20)と、
    前記基板に配置され、接地電位を提供する地板(30)と、
    前記基板の板厚方向において前記地板に対向するように、前記基板に配置されたパッチ部(40)と、
    前記基板に配置され、前記パッチ部に電気的に接続された給電線(50)と、
    前記基板に配置されたビア導体を含み、前記パッチ部と前記地板とを電気的に接続する短絡部(60)と、
    前記パッチ部に対して側面同士が対向するように前記基板に配置され、前記地板と同電位とされた付加導体(80)と、を備え、
    前記パッチ部は、前記パッチ部の外形輪郭を規定する前記側面である外側面(400a)と、前記外側面において前記給電線の電気的な接続部分とは離れた位置に開口する少なくともひとつのスリット(41)と、前記スリットを規定する前記側面である内側面(400b)と、を有し、
    前記付加導体は、前記パッチ部の前記外側面に沿って延設され、前記スリットの開口周辺において前記外側面に対向配置された基部(81)と、前記基部に連なり、前記スリット内に配置されて前記パッチ部の前記内側面に対向する挿入部(82)と、前記基部から延び、前記地板と前記付加導体とを電気的に接続する接続部(83)と、を有し
    前記パッチ部は、
    前記板厚方向からの平面視において矩形状をなし、
    前記給電線が電気的に接続される給電辺(40a)と、前記給電辺に隣接する辺である隣接辺(40b、40c)と、前記給電辺の反対に位置する反対辺(40d)と、を有し、
    前記スリットとして、前記隣接辺の前記外側面に開口する隣接スリット(41b、41c)を少なくとも有し、
    前記付加導体は、少なくとも前記隣接スリットに配置され
    前記パッチ部は、前記隣接スリットとして、前記隣接辺のひとつの前記外側面に開口する第1隣接スリット(41b)と、前記隣接辺の他のひとつの前記外側面に開口する第2隣接スリット(41c)を有し、
    前記付加導体は、前記第1隣接スリットおよび前記第2隣接スリットの一方のみに配置されているアンテナ装置。
  2. 前記基部は、該基部に連なる前記挿入部が配置された前記スリットの開口を跨いで前記外側面に対向配置されている請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記接続部において前記基部から少なくとも一部は、前記基板において前記基部と同じ面に配置されている請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記接続部は、前記基部において延設方向の端部よりも前記短絡部に近い位置に連なっている請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記接続部は、前記基部において延設方向の端部に連なっている請求項3に記載のアンテナ装置。
  6. 前記給電線は、前記パッチ部との間に、前記基部と前記パッチ部との間に形成されるキャパシタよりも小さい値のキャパシタを形成している請求項1~5いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記給電線は、前記パッチ部側の端部に複数本に枝分かれした分枝部(51)を有し、
    前記パッチ部は、前記分枝部を個別に収容するために前記外側面に開口する切り欠き(42)を有している請求項6に記載のアンテナ装置。
  8. 誘電体を含む基板(20)と、
    前記基板に配置され、接地電位を提供する地板(30)と、
    前記基板の板厚方向において前記地板に対向するように、前記基板に配置されたパッチ部(40)と、
    前記基板に配置され、前記パッチ部に電気的に接続された給電線(50)と、
    前記基板に配置されたビア導体を含み、前記パッチ部と前記地板とを電気的に接続する短絡部(60)と、
    前記パッチ部に対して側面同士が対向するように前記基板に配置され、前記地板と同電位とされた付加導体(80)と、を備え、
    前記パッチ部は、前記パッチ部の外形輪郭を規定する前記側面である外側面(400a)と、前記外側面において前記給電線の電気的な接続部分とは離れた位置に開口する少なくともひとつのスリット(41)と、前記スリットを規定する前記側面である内側面(400b)と、を有し、
    前記付加導体は、前記パッチ部の前記外側面に沿って延設され、前記スリットの開口周辺において前記外側面に対向配置された基部(81)と、前記基部に連なり、前記スリット内に配置されて前記パッチ部の前記内側面に対向する挿入部(82)と、前記基部から延び、前記地板と前記付加導体とを電気的に接続する接続部(83)と、を有し
    前記接続部において前記基部から少なくとも一部は、前記基板において前記基部と同じ面に配置され
    前記接続部は、前記基部において延設方向の端部に連なっているアンテナ装置。
  9. 誘電体を含む基板(20)と、
    前記基板に配置され、接地電位を提供する地板(30)と、
    前記基板の板厚方向において前記地板に対向するように、前記基板に配置されたパッチ部(40)と、
    前記基板に配置され、前記パッチ部に電気的に接続された給電線(50)と、
    前記基板に配置されたビア導体を含み、前記パッチ部と前記地板とを電気的に接続する短絡部(60)と、
    前記パッチ部に対して側面同士が対向するように前記基板に配置され、前記地板と同電位とされた付加導体(80)と、を備え、
    前記パッチ部は、前記パッチ部の外形輪郭を規定する前記側面である外側面(400a)と、前記外側面において前記給電線の電気的な接続部分とは離れた位置に開口する少なくともひとつのスリット(41)と、前記スリットを規定する前記側面である内側面(400b)と、を有し、
    前記付加導体は、前記パッチ部の前記外側面に沿って延設され、前記スリットの開口周辺において前記外側面に対向配置された基部(81)と、前記基部に連なり、前記スリット内に配置されて前記パッチ部の前記内側面に対向する挿入部(82)と、前記基部から延び、前記地板と前記付加導体とを電気的に接続する接続部(83)と、を有し
    前記給電線は、前記パッチ部との間に、前記基部と前記パッチ部との間に形成されるキャパシタよりも小さい値のキャパシタを形成し、
    前記給電線は、前記パッチ部側の端部に複数本に枝分かれした分枝部(51)を有し、
    前記パッチ部は、前記分枝部を個別に収容するために前記外側面に開口する切り欠き(42)を有しているアンテナ装置。
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