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JP7355369B2 - シート及び該シートを含む膜天井 - Google Patents

シート及び該シートを含む膜天井 Download PDF

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Description

本発明は、シート及び該シートを含む膜天井に関する。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、体育館等の大規模空間を有する建築物の天井が脱落する被害が生じ、人命が失われた施設もあった。そして、地震時における天井脱落による被害を防止すべく、平成25年7月に建築基準法施行令の一部改正ならびに同年8月「天井脱落対策に係る一連の技術基準告示(平成25年国土交通省告示第771号他)」が公布(平成26年4月1日から施行)されている。これにより「特定天井」に該当する場合には、これらの技術基準に従って脱落防止対策を行うことが義務づけられた。これらに伴い、近年、不燃性に優れ、比較的軽いガラス繊維織物を用いた膜天井が注目されている。
上記のガラス繊維織物は、原料反の幅がせいぜい1~2m程度と限られていることから、ガラス繊維織物を用いて大面積の膜材料とする場合は、ガラス繊維織物同士を接合する必要がある。
従来、ガラス繊維織物等基布同士を接合する技術として、基布を構成する繊維の表面に高周波誘電加熱可能な樹脂を被覆させ、高周波誘電加熱によって当該基布同士を直接接合することが周知技術である。
上記周知技術として、例えば、特許文献1には、熱可塑性樹脂層/繊維布帛層/熱可塑性樹脂層、を有し、前記熱可塑性樹脂層が軟質塩化ビニル樹脂を含む膜材を2枚重ね合わせ、高周波誘電加熱によって2枚の膜材同士を直接接合することが開示されている。
また、特許文献2には、硬化樹脂層の内部にガラス繊維布帛が埋設され、該硬化樹脂層の少なくとも一方の面に接着剤層を介してまたは介さずに熱可塑性樹脂層が積層されてなり、さらに熱可塑性樹脂層の外表面にエチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂層が接着剤層を介してまたは介さずに積層されてなる光拡散不燃シートを2枚、重ね合わせ、高周波誘電加熱によって2枚のシート同士を直接接合することが開示されている。
また、特許文献3には、基布の両面に塩化ビニル、酢酸ビニルなどの樹脂層が被覆されたシート素材の一面上に、酸化チタンを含有した防汚性薄膜層が被覆された所定幅・所定長さからなる少なくとも2枚の防汚性シートの隣接する端縁部同士を重ね合わせ、高周波誘電加熱により一体に接合する接合方法が開示されている。
また、特許文献4には、不燃性無機繊維からなる織物を含む基布と、この基布の少なくとも1面上に形成され、かつ塩化ビニル系樹脂を主成分として含む防水性樹脂被覆層とを有する防水・不燃性膜材を2枚重ね合わせ、高周波誘電加熱によって2枚の膜材同士を直接接合することが開示されている。
特開2016-186534号公報 特開2014-231180号公報 特開2008-213288号公報 特開2003-73973号公報
前記特許文献1乃至4では、高周波誘電加熱可能な樹脂として塩化ビニル系樹脂又はエチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂を用いることが開示されている。しかしながら、本発明者の検討によれば、これらの樹脂は防汚性に劣るという問題があることを知得した。
本発明者は、上記問題の解決を図るため、織物を構成する繊維の表面の少なくとも一部を被覆する、高周波誘電加熱可能な樹脂として、防汚性に優れる樹脂、例えばフッ素樹脂等を用いて織物同士を高周波誘電加熱により直接接合することを想起した。しかしながら、本発明者は、上記樹脂として防汚性に優れる樹脂を用いた場合、高周波誘電加熱による接合性に劣り、特に大面積の膜天井とした場合に、自重により接合部がはがれ易くなることを知得した。
そこで、本発明は、上記問題を解決し、防汚性と、大面積化すべく接合する2枚の織物同士の接合性に優れた、シート及び該シートを含む膜天井を提供することを主な課題とする。
本発明者は、上記問題を解決すべく鋭意検討したところ、織物を構成する繊維の表面の少なくとも一部を被覆する樹脂としてポリウレタン系樹脂を含むものとし、大面積化するために接合される2枚の織物の端部同士を、ポリアミド系樹脂を含む接着成分を介して高周波誘電加熱により接合することにより、防汚性と、大面積化すべく接合する2枚の織物同士の接合性に優れた、シート及び該シートを含む膜天井を提供できることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて、さらに検討を重ねることにより完成された発明である。
すなわち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1.2枚の織物と、該2枚の織物の端部同士が重ね合わされた状態で接合されてなる接合部と、を含むシートであって、前記織物が、該織物を構成する繊維と、該繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂とを含み、前記2枚の織物の端部同士が、ポリアミド系樹脂を含む接着成分を介して接合されている、シート。
項2.前記織物がガラス繊維織物であり、前記ガラス繊維織物のカバーファクターが2000~2400であり、前記ガラス繊維織物の、JIS R 3420:2013 7.3に準じ測定される強熱減量が5~20質量%であり、前記ガラス繊維織物の通気性が10~40cm/cm/秒である、項1に記載のシート。
項3.前記織物が、前記繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂及びエチレン-酢酸ビニル共重合体を含む、項1又は2に記載のシート。
項4.前記織物が、前記繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂、並びに、ポリビニルアルコールもしくは澱粉、を含む、項1~3のいずれか1項に記載のシート。
項5.項1~4のいずれか1項に記載のシートを含む、膜天井。
本発明のシートによれば、2枚の織物と、該2枚の織物の端部同士が重ね合わされた状態で接合されてなる接合部と、を含むシートであって、前記織物が、該織物を構成する繊維と、該繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂とを含み、前記2枚の織物の端部同士が、ポリアミド系樹脂を含む接着成分を介して接合されていることから、防汚性と、大面積化すべく接合する2枚の織物同士の接合性に優れる。従って、当該シートは大面積化された膜天井とするのに特に好適である。
2枚の織物の端部同士が重ね合わされた状態で接合されてなる接合部断面の一例を示す模式図である。 本発明のシートに含まれる織物の、経糸のほつれ強さの測定方法について説明する模式図である。 本発明のシートに含まれる織物の、経糸のほつれ強さの測定方法について説明する模式図である。 本発明のシートの接合部4の剥離強さの測定方法について説明する模式図である。 比較例のシートの接合部4の剥離強さの測定方法について説明する模式図である。
本発明のシートは、2枚の織物と、該2枚の織物の端部同士が重ね合わされた状態で接合されてなる接合部と、を含むシートであって、前記織物が、該織物を構成する繊維と、該繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂とを含み、前記2枚の織物の端部同士が、ポリアミド系樹脂を含む接着成分を介して接合されている。
図1は、2枚の織物の端部同士が重ね合わされた状態で接合されてなる接合部断面の一例を示す模式図である。例えば図1に示すように、本発明のシート1は、2枚の織物2と、該2枚の織物2の端部同士が重ね合わされた状態で接合されてなる接合部4と、を含み、織物2の端部同士が、接着成分3を介して接合されている。ここで、接合部4は、図1に例示するように、2枚の織物2が重ね合わされている部分であり、2枚の織物2が、接着成分3を介して接合されている部分である。また、織物2は、上記接合部4として含まれる部分、及び接合部4として含まれる部分以外の部分(織物2の接合部4以外の部分)を備えており、織物2の接合部4として含まれる部分、及び織物2の接合部4以外の部分、において、織物2を構成する繊維の表面の少なくとも一部がポリウレタン系樹脂により被覆されていることが好ましい。図1において、接合部4は、織物2/接着成分3/織物2の積層構造である態様が示されているが、これに限定されるものではなく、例えば、織物2を構成する繊維の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂と、接着成分3とが、互いに混ざりあった状態で含まれる態様及び/又は接着成分3の少なくとも一部が織物2を構成する繊維間に含浸された状態で含まれる態様も含まれる。
シート1中において、接合部4は少なくとも1つ含まれていればよく、複数含まれていてもよい。以下、本発明のシート1の構成材料や部分について詳述する。
(織物2)
本発明のシート1は、接合部4で互いに接合される2枚の織物2を含む。
織物2を構成する繊維の種類については特に限定されない。当該繊維としては、例えば、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ビニロン系繊維等の合成繊維、ガラス繊維等の無機繊維が挙げられる。中でも、織物2を構成する繊維の融点、軟化点及び熱分解温度のうち最も低いものが、後述する、当該繊維の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂、及び接着成分3よりも高い繊維とすることが好ましい。さらに、シート1を膜天井とする際に、シート1の不燃性をより優れたものとする観点から、当該繊維をガラス繊維とすることがより好ましい。なお、本発明において、融点及び軟化点は、示差走査熱量測定(DSC)における吸熱ピーク温度を意味する。また、本発明において、熱分解温度は、窒素雰囲気下で熱重量分析(TGA)を行った場合に、重量が5%減少するときの温度を意味する。
織物2を構成する繊維をガラス繊維とする場合、ガラス繊維を構成するガラス材料としては、特に制限されず、公知のガラス材料を用いることができる。ガラス材料として、具体的には、無アルカリガラス(Eガラス)、耐酸性の含アルカリガラス(Cガラス)、高強度・高弾性率ガラス(Sガラス、Tガラス等)、耐アルカリ性ガラス(ARガラス)、等が挙げられる。
織物2を構成する繊維の形態としては特に限定されず、例えば、モノフィラメント、マルチフィラメント等の長繊維、または紡績糸等の短繊維が挙げられる。中でも、シート1を大面積化すべく接合する2枚の織物同士の接合性をより優れたものとする観点から、長繊維である単繊維が複数本撚り合わされたヤーンとすることが好ましい。また、織物2は、エアージェット等で嵩高に加工されてなるバルキー加工糸を含まないものとすることもできる。さらに、上記ヤーンは、比較的少ない織密度としても効果的に経糸間の隙間及び緯糸間の隙間を調整しシート1を膜天井としたときの吸音性と不燃性とをより高めやすくするという観点から、複数のヤーンが該ヤーンの撚り方向とは反対方向に撚り合わされてなる合撚糸とすることが好ましく、2~4本のヤーン(単糸)が該ヤーンの撚り方向とは反対方向に撚り合わされてなる合撚糸とすることがより好ましい。上記合撚糸とする場合の撚り数(上撚り数)としては、2~5回/25mmが好ましく、3.0~4.5回/25mmがより好ましく挙げられる。
ヤーン(単糸)における単繊維の本数は、特に制限されないが、30~800本が好ましい。中でも、100~800本の単繊維からなるヤーン(単糸)が複数本撚り合わされた合撚糸とすることが好ましい。ヤーンにおける単繊維の直径は、例えば3.0~12.0μmが挙げられ、5.0~9.0μmが好ましく挙げられる。ヤーンの番手としては、例えば、10~1000texが挙げられ、100~500texが好ましく挙げられる。中でも、合撚糸とする場合の、該合撚糸の番手としては、例えば、50~500texが挙げられ、50~200texが好ましく挙げられ、100~180texがより好ましく挙げられる。
本発明において、織物2の織組織としては限定されず、例えば、平織、朱子織、綾織、斜子織、畦織、経二重織、緯二重織、二重織等が挙げられる。中でも、シート1のシワの発生や膨れ等をより一層抑制し、膜天井とした場合の美感をより一層高める観点から、平織が好ましい。
本発明において、織物2の織密度としては、特に限定されない。例えば、膜天井とする際の不燃性及び吸音性をより高めることを目的として、適宜調整することができ、例えば、10~200本/25mmが挙げられ、10~100本/25mmが好ましく挙げられる。この場合、経糸間の隙間の間隔及び緯糸間の隙間の間隔を0.5mm以下となるようにすると、不燃性により優れたものとしやすくなる。また、経糸と緯糸との織密度の比(緯糸の織密度/経糸の織密度)としては、膜天井とする際の吸音性をより高める観点から、0.75~0.99が好ましく挙げられ、0.94~0.99がより好ましく挙げられる。
また、本発明において、織物2は、シート1を膜天井とする際に、吸音性をより優れたものとする観点から、カバーファクターが2000~2400とすることが好ましく、2200~2400とすることがより好ましい。本発明において、織物2のカバーファクターCfは、次のように算出する。
Cf=T×(DT)1/2+W×(DW)1/2・・・(式1)
ここで、T及びWはそれぞれ織物の経密度及び緯密度(本/25mm)を示し、DT及びDWはそれぞれ織物を構成する経糸および緯糸の番手(dtex)を示す。
本発明のシート1において、織物2は、構成する繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂を含む。構成する繊維の表面の少なくとも一部を被覆する樹脂をポリウレタン系樹脂とすることにより、防汚性に優れ、さらに後述する接着成分4を介して2枚の織物2同士を接合したときの接合性にも優れたものとすることができる。
ポリウレタン系樹脂とは、主鎖の繰り返し単位中にウレタン結合をもつ樹脂である。ポリウレタン系樹脂を構成するイソシアネート成分としては、エチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ビス(イソシアノメチル)シクロヘキサン、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジメチルジフェニレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート等のジイソシアネート化合物、イソフォロンジイソシアネート、1,3-シクロヘキサンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート等のイソシアネート化合物が挙げられる。また、ポリウレタン系樹脂を構成するポリオール成分としては、ポリエステル系ポリオール、ポリエーテル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオール、ポリエステルアミドポリオール、あるいはアクリレート系ポリオールなどが挙げられる。
織物2を構成する繊維の質量(g/m、当該繊維を被覆するポリウレタン系樹脂及び後述するその他の成分を除く繊維のみの質量)に対する、ポリウレタン系樹脂の質量(g/m)の比率(ポリウレタン系樹脂の質量/織物2を構成する繊維の質量)としては、例えば、0.05~0.2が挙げられ、0.05~0.15が好ましく挙げられる。また、織物2における、織物2を構成する繊維以外の成分(ポリウレタン径樹脂、及び後述する、他の成分を含む。)100質量部(g/m)に対するポリウレタン系樹脂の質量部としては、50~100質量部が挙げられ、80~100質量部が好ましく挙げられる。
織物2は、構成する繊維、及び構成する繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂以外の他の成分(本発明において、「他の成分」と示す。)を含むことができる。他の成分としては、例えば、ポリウレタン系樹脂以外の樹脂、架橋剤、有機顔料、無機顔料等の着色顔料、染料、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤等の添加剤等が挙げられる。
上記ポリウレタン系樹脂以外の樹脂としては、例えば、エチレン-酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。中でも、エチレン-酢酸ビニル共重合体が好ましい。
織物2を構成する繊維の質量(g/m、当該繊維を被覆するポリウレタン系樹脂及び他の成分を除く繊維のみの質量)に対する、エチレン-酢酸ビニル共重合体の質量(g/m)の比率(エチレン-酢酸ビニル共重合体の質量/織物2を構成する繊維の質量)としては、例えば、0.01~0.04が挙げられ、0.01~0.03が好ましく挙げられる。また、ポリウレタン系樹脂100質量部に対するエチレン-酢酸ビニル共重合体の比率としては、5~30質量部が挙げられ、5~15質量部が好ましく挙げられる。とりわけ、ポリウレタン系樹脂100質量部に対するエチレン-酢酸ビニル共重合体の比率を、5~10質量部とした場合には、大面積化すべく接合する2枚の織物同士の接合性をより一層向上させることができ、また、織物2における経糸及び緯糸のほつれ強さをより一層向上させることができるので特に好ましい。そして、織物2は、接合部4として含まれる部分、及び接合部4として含まれない部分、において、織物2を構成する繊維の表面の少なくとも一部が、ポリウレタン系樹脂及び他の成分(エチレン-酢酸ビニル共重合体を含む。)により被覆されていることが好ましい。
また、織物2は、他の成分として、白色顔料を含むことが好ましい。これにより、例えば、シート1を膜天井として室内空間で使用し、該膜天井を水銀灯照明の下方に設置した場合においても、該照明光の影響で樹脂組成物が劣化することを抑制し、大面積化すべく接合する2枚の織物同士の接合性の維持性能により優れるものとすることができる。
白色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫酸亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化アルミナが挙げられ、中でも、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウムが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。白色顔料の平均粒子径(一次粒子)は、0.005~10μmが好ましく、0.05~2.0μmがより好ましい。なお、本発明において、白色顔料の平均粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置で測定した体積平均粒径とする。
白色顔料は、中性化のためや、光触媒作用の低減のためや、樹脂組成物を構成する樹脂との濡れ性改善のために、表面処理されていてもよい。表面処理剤としては、例えば、アルミナ、シリカ、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム等の金属酸化物、ステアリン酸等の有機酸またはそれらの金属塩、ポリオール、シランカップリング剤、チタンカップリング剤が挙げられる。
また、織物2は、他の成分として、エチレングリコールを含有することができる。これにより、織物2にポリウレタン系樹脂を含有させる工程において、付着量を調整するロール等へのガムアップを低減させることができる。また、織物2は、他の成分として、ポリビニルアルコール及び/又は澱粉を含有することができる。ポリビニルアルコール及び/又は澱粉は、例えばガラス繊維織物2の、サイジング剤として用いられるものであり、通常、温度400℃程度で熱処理するヒートクリーニング処理により除去(脱油)され得るものである。一方、本発明においては、サイジング剤を除去せず、すなわち、ヒートクリーニング処理をおこなわないことにより、シート1の機械的強度をより一層向上させることができる。
織物2における、織物2を構成する繊維以外の成分の付着量(織物2の接合部4以外の部分における付着量)としては、特に制限されないが、シート1を膜天井とする際の吸音性と、防汚性と、大面積化すべく接合する2枚の織物同士の接合性とをより並立させるという観点から、5~20質量%が好ましく、7~17質量%がより好ましく挙げられる。なお、織物2を構成する繊維がガラス繊維の場合は、上記付着量は、JIS R 3420:2013 7.3に準じ測定することができる。
また、織物2の接合部4以外の部分における厚さとしては、特に制限されないが、例えば、0.2~0.8mmが挙げられ、0.3~0.5mmが好ましく挙げられ、0.3~0.4mmがより好ましく挙げられる。また、織物2の接合部4以外の部分における質量(g/m)としては、特に制限されないが、例えば、100~1000g/mが挙げられ、200~600g/mが好ましく挙げられ、300~450g/mがより好ましく挙げられる。
また、織物2の接合部4以外の部分は、不燃性をより一層優れたものとする観点から、以下の要件を満足することが好ましい。
<要件>
一般財団法人建材試験センターの「防耐火性能試験・評価業務方法書」(平成26年3月1日変更版)における4.10.2 発熱性試験・評価方法に従って測定される、輻射電気ヒーターからシートの表面に50kW/mの輻射熱を照射する発熱性試験において、加熱開始後20分間、最高発熱速度が10秒以上継続して200kW/mを超えず、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m以下である。
織物2の接合部4以外の部分が上記要件を満足するものとする方法としては、例えば、織物を構成する繊維をガラス繊維とし、ガラス繊維の少なくとも一部を被覆するウレタン系樹脂の量の調整をしたり、難燃剤を含有する樹脂組成物としたり、することができる。
また、織物2の接合部4以外の部分は、一般財団法人建材試験センターの「防耐火性能試験・評価業務方法書」(平成26年3月1日変更版)における4.10.2 発熱性試験・評価方法に従って測定される、輻射電気ヒーターからシートの表面に50kW/mの輻射熱を照射する発熱性試験において、加熱開始後20分間、0.5mm四方以上の貫通孔がないものであることがより好ましい。この要件を満足しやすくする方法としては、例えば、織物2を構成する繊維をガラス繊維とし、経糸間の隙間間隔及び緯糸間の隙間間隔を0.5mm以下となるよう、織密度及び経糸構成及び緯糸構成を調整、選択すること等が挙げられる。
また、織物2の接合部4以外の部分は、本発明のシート1を膜天井とする際に吸音性をより優れたものとする観点から、通気性が10~40cm/cm/秒であることが好ましく、10~20cm/cm/秒とすることがより好ましい。なお、上記通気性は、JIS R 3420:2013 7.13に準じ、測定、算出される。
また、織物2の接合部4以外の部分は、本発明のシート1を膜天井とする際に吸音性をより優れたものとする観点から、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定するNRC値が0.5以上であることが好ましく、0.6~0.9であることがより好ましい。本発明において、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値は、具体的には、シート1の寸法を3000mm×3640mm(試料面積10.92m2)、温度24.7℃、相対湿度59.6%とし、周波数として100Hz~5000Hzの範囲で残響室法吸音率を測定し、250Hz、500Hz、1000Hz、2000Hz、の残響室法吸音率の平均値を上記NRC値とする。
上記NRC値を上記範囲とする方法としては、織物2のカバーファクター、構成する繊維の表面の一部を被覆するポリウレタン系樹脂の付着量、通気性等を調整することが挙げられる。
また、織物2の接合部4以外の部分は、下記測定方法により測定されるほつれ強さが、経糸及び緯糸ともに、200g以上が好ましく、300g以上がより好ましく、500g以上が特に好ましい。
<測定方法>
(1)経糸のほつれ強さ(g)
織物を、緯糸方向に4.5cm、経糸方向に5cmとした長方形にカットし、サンプルとする。当該サンプルは任意に5点採取する。次に、サンプルの、緯糸方向における一方の端の経糸を、経糸方向の一方の端から他方の端(5cm)まで完全に採取できるものについて、図2に示すように、順に2本、除去し、測定サンプルとする。次いで、引張試験機として、株式会社インテスコ社製引張試験機IM-20型を用い、上部チャックで図3に示すようなフックを挟み、下部チャックに上記測定サンプルを挟み、経糸を2本除去した方を上向きとしてセットし、チャック間距離は150mmとして、フックを、図3に示すように上記測定サンプルの端の経糸に引っ掛け、引張速度2mm/minで測定し、チャート紙からピーク強力(g)を読み取り、当該ピーク強力の数値を2倍する。これを5点のサンプルについておこない、前記ピーク強力の数値を2倍したものの、5点のサンプルの平均値を求め、経糸のほつれ強さ(g)とする。
(2)緯糸のほつれ強さ(g)
上記経糸のほつれ強さの測定方法と、経方向、緯方向の向きを変えて、同様の操作をおこない、緯糸のほつれ強さ(g)とする。
(接着成分3)
本発明のシート1は、2枚の織物2の端部同士が、ポリアミド系樹脂を含む接着成分3を介して接合されている。これにより、2枚の織物2同士を高周波誘電加熱により接合でき、接合する2枚の織物2同士の接合性に優れたものとすることができる。当該効果は、シート1を膜天井とし、吸音性により優れたものとするために、前述した織物2を構成する繊維以外の成分の付着量(織物2の接合部4以外の部分における付着量)を特定の範囲とする場合に、より一層顕著となる。
接着成分3の形態としては特に制限されない。例えば、接着成分3を含む溶液を接合部4に沿って塗布し乾燥、固化されたものや、テープ状のもの等が挙げられる。
接着成分3のうち、ポリアミド系樹脂としては、アミノ酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン酸の残基を主たる構成成分とする樹脂であり、例えば、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46、ポリアミド610、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミドMXD6、又はこれらの共重合体等が挙げられる。
中でも、接着性と機械特性に優れることからポリアミド系樹脂を含むものとすることが好ましく、ポリアミド系樹脂の中でも、シート1の湿熱環境下における長期間使用時の織物2同士の接合性の維持性能をより優れたものとする観点から、ポリアミド11、12又はこれらを共重合成分として含むポリアミド系樹脂とすることがより好ましい。
(接合部4)
本発明のシート1は、2枚の織物2の端部同士が重ね合わされた状態で接着成分3を介して接合されてなる接合部4を含む。
接合部4における、重ね合わされる織物2の幅(図1における矢印で示す領域の長さ)としては、特に制限されないが、例えば、10~50mmが挙げられる。また、接合部4の厚さとしては、例えば、0.5~0.8mmが挙げられ、0.6~0.8mmが挙げられる。また、接合部4の質量としては、600~1000g/mが挙げられ、700~900g/mが好ましく挙げられる。また、シート1における、接合部4の面積割合としては、例えば、3~15%が挙げられ、5~10%が好ましく挙げられる。
接合部4における接着成分3の質量の割合としては、例えば、5~20質量%が挙げられ、10~15質量%が挙げられる。また、織物2を構成する繊維がガラス繊維の場合、接合部4のJIS R 3420:2013 7.3に準じ測定される強熱減量値としては、10~35質量%が挙げられ、15~30質量%が好ましく挙げられる。
また、接合部4は、ポリウレタン系樹脂を含む織物2に加えて接着成分3を含むことから、織物2の接合部4以外の部分に比して、織物2を構成する繊維以外の成分の質量割合が相対的に大きくなる。すなわち、接合部4の質量に対する、接合部4における織物2を構成する繊維以外の成分(当該繊維の表面の一部を被覆するポリウレタン系樹脂及び接着成分3を含む。)の質量の割合Aが、織物2の接合部4以外の部分の質量に対する、当該部分における織物2を構成する繊維以外の成分(当該繊維の表面の一部を被覆するポリウレタン系樹脂を含む。)の質量の割合Bよりも大きい。割合Aと割合Bの差(割合A-割合B)としては、例えば、5~15質量%が挙げられ、7~13質量%が好ましく挙げられる。なお、織物2を構成する繊維がガラス繊維の場合は、上記割合A及び割合Bは、それぞれJIS R 3420:2013 7.3に準じ測定される強熱減量値とすることができる。
本発明のシート1は、下記方法により測定される接合部4の剥離強さが40N/30mmが好ましく、50N/30mmがより好ましく、60N/30mmが特に好ましい。
<測定方法>
シート1から、接合部4の部分のみを長さ100mmにカットし、30mm×100mmのサンプルを作製する。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図4のような測定サンプルとする。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とする。
(シート1の製造方法)
本発明のシート1の製造方法としては特に制限されないが、例えば、次のような方法が挙げられる。
本発明のシート1の製造方法としては、構成する繊維の表面の少なくとも一部がポリウレタン系樹脂によって被覆されている織物2を少なくとも2枚準備する工程、及び前記準備した少なくとも2枚の織物2の端部同士を接着成分3を介して接合する工程を含むものとすることができる。
織物2を準備する方法としては、例えば、織物を製織し、該製織した織物に、ポリウレタン系樹脂等を含む樹脂溶液を含浸させ、ニップロール等で付着量を調整し、乾燥することにより、織物2を構成する繊維の表面の少なくとも一部をポリウレタン系樹脂により被覆する方法が挙げられる。
また、少なくとも2枚の織物2の端部同士を接合する工程としては、例えば、接着成分3としてテープ状のものを準備し、2枚の織物2の端部同士の間に該テープ状の接着成分3を挟み込み、高周波誘電加熱により接着成分3及び織物2を構成する繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂を溶融させ、固化させて接合する方法が挙げられる。
以下に、実施例及び比較例を示して本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は、実施例に限定されない。
(評価方法)
1.経糸及び緯糸の番手(tex)
JIS R 3420 2013 7.1に従い、測定、算出した。
2.経糸及び緯糸を構成する繊維の単繊維径(μm)
経糸、緯糸それぞれについて無作為に20本選び、該20本の糸の全単繊維の直径(最も大きい部分)を測定して平均値を算出し、単繊維径とした。
3.経糸及び緯糸の密度(本/25mm)
JIS R 3420 2013 7.9に従い、経、緯糸の織密度を測定、算出した。
4.厚さ(mm)
JIS R 3420 2013 7.10.1A法に従い、測定、算出した。
5.生機の質量、織物2の接合部4以外の部分の質量、及び接合部4の質量(g/m
JIS R 3420 2013 7.2に従い、測定、算出した。
6.接着成分3の質量(g/m
織物2の接合部4以外の部分の質量から生機の質量を減じることにより算出した。
7.強熱減量(質量%)
JIS R 3420:2013 7.3に準じ測定、算出した。
8.不燃性
一般財団法人建材試験センターの「防耐火性能試験・評価業務方法書」(平成26年3月1日変更版)における4.10.2 発熱性試験・評価方法に従って測定される、輻射電気ヒーターからシートの表面に50kW/mの輻射熱を照射する発熱性試験において、(I)加熱開始後20分間、最高発熱速度が10秒以上継続して200kW/mを超えず、(II)加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m以下であり、(III)加熱開始後20分間、0.5mm四方以上の貫通孔がないものを○、上記(I)~(III)の3つの要件のうち、一つでも満足しないものがある場合は×として評価した。
9.通気性(cm/cm/秒)
前述した方法により測定した。
10.JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値
前述した方法により測定した。
11.防汚性
JIS K 5600-5-4:1999に準じ、鉛筆引っかき試験機を用いて、鉛筆として三菱鉛筆株式会社製商品名Uni、硬度HBを用い、該鉛筆を織物上で45°の角度で750gfの荷重を掛けた状態で50mm程度線を10往復させて引いた。次に、ハイポリマー消しゴム Ain、ぺんてる株式会社製)で500gの荷重で垂直に10往復こすり、鉛筆跡が目立たないものを「○」、鉛筆跡が目立つものを「×」として評価した。
12.経糸及び緯糸のほつれ強さ(g)
12-1.経糸のほつれ強さ(g)
織物を、緯糸方向に4.5cm、経糸方向に5cmとした長方形にカットし、サンプルとした。当該サンプルは任意に5点採取した。次に、サンプルの、緯糸方向における一方の端の経糸を、経糸方向の一方の端から他方の端(5cm)まで完全に採取できるものについて、図2に示すように、順に2本、除去し、測定サンプルとした。次いで、引張試験機として、株式会社インテスコ社製引張試験機IM-20型を用い、上部チャックで図3に示すようなフックを挟み、下部チャックに上記測定サンプルを挟み、経糸を2本除去した方を上向きとしてセットし、チャック間距離は150mmとして、フックを、図3に示すように上記測定サンプルの端の経糸に引っ掛け、引張速度2mm/minで測定し、チャート紙からピーク強力(g)を読み取り、当該ピーク強力の数値を2倍した。これを5点のサンプルについておこない、前記ピーク強力の数値を2倍したものの、5点のサンプルの平均値を求め、経糸のほつれ強さ(g)とした。
12-2.緯糸のほつれ強さ(g)
上記経糸のほつれ強さの測定方法と、経方向、緯方向の向きを変えて、同様の操作をおこない、緯糸のほつれ強さ(g)とした。
(実施例1)
まず、経糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)、緯糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)を準備した。上記経糸及び緯糸を用い、経糸密度が31本/25mm、緯糸密度が30本/25mmとなるように平織組織で製織し、生機を得た。該生機の強熱減量は1.0質量%であった。ヒートクリーニング処理をおこなわなかったことから、生機には、サイジング剤としてポリビニルアルコール及び澱粉が含まれていた。
製織した生機に、織物を構成する繊維の一部を被覆する樹脂としてポリウレタン樹脂とエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)の混合液(ポリウレタン樹脂とEVAの固形分質量比=87:13)を調製、含浸させ、ニップロール等で付着量を調整し、温度150℃、時間3分の条件で乾燥し、織物2を得た。得られた織物2は、ポリウレタン系樹脂とEVAによって被覆されていた。得られた織物2において、織物2の経方向の織密度は31本/25mm、緯方向の織密度は30本/25mm、織物2の質量は375.1g/m、織物2の厚さは0.340mm、強熱減量は9.5質量%、通気性は17.4cm/cm/秒、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値は0.67であった。また、織物2の接合部4以外の部分の防汚性、不燃性、経糸及び緯糸のほつれ強さは、得られた織物を用いて評価した。また、織物2は2枚準備した。
前記得られた2枚の織物2について、経方向に沿う端部同士を、それぞれ重なり合う幅を20mmとして、接着成分3としてポリアミド12を含む平岡織染株式会社製商品名U-テープを重なり合う部分の間に挿入して、重ね合わせた。次に、重ね合わせた部分について、山本ビニター株式会社製YPO-5Aを用い、電流5A、鉄板温度100℃、接合時間4秒で高周波誘電加熱による接合をおこない、2枚の織物2が接着成分3を介して接合された接合部4を含む、シート1を得た。得られたシート1において、接合部4の面積割合は8%、接合部4の強熱減量は20.1質量%であった。
接合部4の剥離強さ(N/30mm)
シート1から、接合部4の部分のみを長さ100mmにカットし、30mm×100mmのサンプルを作製した。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図4のような測定サンプルとした。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とした。
(実施例2)
まず、経糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)、緯糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)を準備した。上記経糸及び緯糸を用い、経糸密度が31本/25mm、緯糸密度が27.5本/25mmとなるように平織組織で製織し、生機を得た。該生機の強熱減量は1.0質量%であった。ヒートクリーニング処理をおこなわなかったことから、生機には、サイジング剤としてポリビニルアルコール及び澱粉が含まれていた。
製織した生機に、織物を構成する繊維の一部を被覆する樹脂としてポリウレタン樹脂とエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)の混合液(ポリウレタン樹脂とEVAの固形分質量比=87:13)を調製、含浸させ、ニップロール等で付着量を調整し、温度150℃、時間3分の条件で乾燥し、織物2を得た。得られた織物2はポリウレタン系樹脂とEVAによって被覆されていた。得られた織物2において、織物2の経方向の織密度は31本/25mm、緯方向の織密度は27.5本/25mm、織物2の質量は358.9g/m、織物2の厚さは0.351mm、強熱減量は8.5質量%、通気性は28.1cm/cm/秒、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値は0.55であった。また、織物2の接合部4以外の部分の防汚性、不燃性、経糸及び緯糸のほつれ強さは、得られた織物を用いて評価した。また、織物2は2枚準備した。
前記得られた2枚の織物2について、経方向に沿う端部同士を、それぞれ重なり合う幅を30mmとして、接着成分3としてポリアミド12を含む平岡織染株式会社製商品名U-テープを重なり合う部分の間に挿入して、重ね合わせた。次に、重ね合わせた部分について、山本ビニター株式会社製YPO-5Aを用い、電流5A、鉄板温度100℃、接合時間4秒で高周波誘電加熱による接合をおこない、2枚の織物2が接着成分3を介して接合された接合部4を含む、シート1を得た。得られたシート1において、接合部4の面積割合は8%、接合部4の強熱減量は19.7質量%であった。
接合部4の剥離強さ(N/30mm)
シート1から、接合部4の部分のみを長さ100mmにカットし、30mm×100mmのサンプルを作製した。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図4のような測定サンプルとした。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とした。
(実施例3)
まず、経糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)、緯糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)を準備した。上記経糸及び緯糸を用い、経糸密度が31本/25mm、緯糸密度が25本/25mmとなるように平織組織で製織し、生機を得た。該生機の強熱減量は1.0質量%であった。ヒートクリーニング処理をおこなわなかったことから、生機には、サイジング剤としてポリビニルアルコール及び澱粉が含まれていた。
製織した生機に、織物を構成する繊維の一部を被覆する樹脂としてポリウレタン樹脂とエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)の混合液(ポリウレタン樹脂とEVAの固形分質量比=87:13)を調製、含浸させ、ニップロール等で付着量を調整し、温度150℃、時間3分の条件で乾燥し、織物2を得た。得られた織物2はポリウレタン系樹脂とEVAによって被覆されていた。得られた織物2において、織物2の経方向の織密度は31本/25mm、緯方向の織密度は25本/25mm、織物2の質量は346.7g/m、織物2の厚さは0.357mm、強熱減量は10.0質量%、通気性は37.9cm/cm/秒、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値は0.47であった。また、織物2の接合部4以外の部分の防汚性、不燃性、経糸及び緯糸のほつれ強さは、得られた織物を用いて評価した。また、織物2は2枚準備した。
前記得られた2枚の織物2について、経方向に沿う端部同士を、それぞれ重なり合う幅を30mmとして、接着成分3としてポリアミド12を含む平岡織染株式会社製商品名U-テープを重なり合う部分の間に挿入して、重ね合わせた。次に、重ね合わせた部分について、山本ビニター株式会社製YPO-5Aを用い、電流5A、鉄板温度100℃、接合時間4秒で高周波誘電加熱による接合をおこない、2枚の織物2が接着成分3を介して接合された接合部4を含む、シート1を得た。得られたシート1において、接合部4の面積割合は8%、接合部4の強熱減量は21.3質量%であった。
接合部4の剥離強さ(N/30mm)
シート1から、接合部4の部分のみを長さ100mmにカットし、30mm×100mmのサンプルを作製した。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図4のような測定サンプルとした。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とした。
(実施例4)
まず、経糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)、緯糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)を準備した。上記経糸及び緯糸を用い、経糸密度が31本/25mm、緯糸密度が30本/25mmとなるように平織組織で製織し、生機を得た。該生機の強熱減量は1.0質量%であった。ヒートクリーニング処理をおこなわなかったことから、生機には、サイジング剤としてポリビニルアルコール及び澱粉が含まれていた。
製織した生機に、織物を構成する繊維の一部を被覆する樹脂としてポリウレタン樹脂とエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)の混合液(ポリウレタン樹脂とEVAの固形分質量比=92:8)を調製、含浸させ、ニップロール等で付着量を調整し、温度150℃、時間3分の条件で乾燥し、織物2を得た。得られた織物2はポリウレタン系樹脂とEVAによって被覆されていた。得られた織物2において、織物2の経方向の織密度は31本/25mm、緯方向の織密度は30本/25mm、織物2の質量は393.3g/m、織物2の厚さは0.344mm、強熱減量は12.4質量%、通気性は14.5cm/cm/秒、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値は0.58であった。また、織物2の接合部4以外の部分の防汚性、不燃性、経糸及び緯糸のほつれ強さは、得られた織物を用いて評価した。また、織物2は2枚準備した。
前記得られた2枚の織物2について、経方向に沿う端部同士を、それぞれ重なり合う幅を30mmとして、接着成分3としてポリアミド12を含む平岡織染株式会社製商品名U-テープを重なり合う部分の間に挿入して、重ね合わせた。次に、重ね合わせた部分について、山本ビニター株式会社製YPO-5Aを用い、電流5A、鉄板温度100℃、接合時間4秒で高周波誘電加熱による接合をおこない、2枚の織物2が接着成分3を介して接合された接合部4を含む、シート1を得た。得られたシート1において、接合部4の面積割合は8%、接合部4の強熱減量は22.3質量%であった。
接合部4の剥離強さ(N/30mm)
シート1から、接合部4の部分のみを長さ100mmにカットし、30mm×100mmのサンプルを作製した。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図4のような測定サンプルとした。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とした。
(実施例5)
まず、経糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)、緯糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)を準備した。上記経糸及び緯糸を用い、経糸密度が31本/25mm、緯糸密度が27.5本/25mmとなるように平織組織で製織し、生機を得た。該生機の強熱減量1.0質量%であった。ヒートクリーニング処理をおこなわなかったことから、生機には、サイジング剤としてポリビニルアルコール及び澱粉が含まれていた。
製織した生機に、織物を構成する繊維の一部を被覆する樹脂としてポリウレタン樹脂とエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)の混合液(ポリウレタン樹脂とEVAの固形分質量比=92:8)を調製、含浸させ、ニップロール等で付着量を調整し、温度150℃、時間3分の条件で乾燥し、織物2を得た。得られた織物2はポリウレタン系樹脂とEVAによって被覆されていた。得られた織物2において、織物2の経方向の織密度は31本/25mm、緯方向の織密度は27.5本/25mm、織物2の質量は377.2g/m、織物2の厚さは0.347mm、強熱減量は14.4質量%、通気性は11.0cm/cm/秒、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値は0.57であった。また、織物2の接合部4以外の部分の防汚性、不燃性、経糸及び緯糸のほつれ強さは、得られた織物を用いて評価した。また、織物2は2枚準備した。
前記得られた2枚の織物2について、経方向に沿う端部同士を、それぞれ重なり合う幅を30mmとして、接着成分3としてポリアミド12を含む平岡織染株式会社製商品名U-テープを重なり合う部分の間に挿入して、重ね合わせた。次に、重ね合わせた部分について、山本ビニター株式会社製YPO-5Aを用い、電流5A、鉄板温度100℃、接合時間4秒で高周波誘電加熱による接合をおこない、2枚の織物2が接着成分3を介して接合された接合部4を含む、シート1を得た。得られたシート1において、接合部4の面積割合は8%、接合部4の強熱減量は24.4質量%であった。
接合部4の剥離強さ(N/30mm)
シート1から、接合部4の部分のみを長さ100mmにカットし、30mm×100mmのサンプルを作製した。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図4のような測定サンプルとした。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とした。
(実施例6)
まず、経糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)、緯糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)を準備した。上記経糸及び緯糸を用い、経糸密度が31本/25mm、緯糸密度が25本/25mmとなるように平織組織で製織し、生機を得た。該生機の強熱減量は1.0質量%であった。ヒートクリーニング処理をおこなわなかったことから、生機には、サイジング剤としてポリビニルアルコール及び澱粉が含まれていた。
製織した生機に、織物を構成する繊維の一部を被覆する樹脂としてポリウレタン樹脂とエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)の混合液(ポリウレタン樹脂とEVAの固形分質量比=92:8)を調製、含浸させ、ニップロール等で付着量を調整し、温度150℃、時間3分の条件で乾燥し、織物2を得た。得られた織物2はポリウレタン系樹脂とEVAによって被覆されていた。得られた織物2において、織物2の経方向の織密度は31本/25mm、緯方向の織密度は25本/25mm、織物2の質量は368.1g/m、織物2の厚さは0.359mm、強熱減量は15.4質量%、通気性は14.5cm/cm/秒、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値は0.51であった。また、織物2の接合部4以外の部分の防汚性、不燃性、経糸及び緯糸のほつれ強さは、得られた織物を用いて評価した。また、織物2は2枚準備した。
前記得られた2枚の織物2について、経方向に沿う端部同士を、それぞれ重なり合う幅を30mmとして、接着成分3としてポリアミド12を含む平岡織染株式会社製商品名U-テープを重なり合う部分の間に挿入して、重ね合わせた。次に、重ね合わせた部分について、山本ビニター株式会社製YPO-5Aを用い、電流5A、鉄板温度100℃、接合時間4秒で高周波誘電加熱による接合をおこない、2枚の織物2が接着成分3を介して接合された接合部4を含む、シート1を得た。得られたシート1において、接合部4の面積割合は8%、接合部4の強熱減量は25.5質量%であった。
接合部4の剥離強さ(N/30mm)
シート1から、接合部4の部分のみを長さ100mmにカットし、幅30mm×長さ100mmのサンプルを作製した。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図4のような測定サンプルとした。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とした。
(比較例1)
実施例1で得た織物2を2枚準備した。
前記2枚の織物2について、経方向に沿う端部同士を、それぞれ重なり合う幅を30mmとして、直接重ね合わせた。次に、重ね合わせた部分について、山本ビニター株式会社製YPO-5Aを用い、電流5A、鉄板温度100℃、接合時間4秒で高周波誘電加熱による接合をおこない、2枚の織物2が直接接合された接合部を含む、シートを得た。得られたシートにおいて、接合部の面積割合は8%、接合部の強熱減量は9.5質量%であった。
接合部の剥離強さ(N/30mm)
シート1から、接合部の部分のみを長さ100mmにカットし、幅30mm×長さ100mmのサンプルを作製した。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図5のような測定サンプルとした。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とした。
(比較例2)
まず、経糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)、緯糸としてユニチカグラスファイバー株式会社製合撚糸(商品名ECDE75 1/2 3.8S)を準備した。上記経糸及び緯糸を用い、経糸密度が31本/25mm、緯糸密度が28.5本/25mmとなるように平織組織で製織し、生機を得た。該生機の強熱減量は1.0質量%であった。ヒートクリーニング処理をおこなわなかったことから、生機には、サイジング剤としてポリビニルアルコール及び澱粉が含まれていた。
製織した生機に、織物を構成する繊維の一部を被覆する樹脂としてエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)とポリアクリル樹脂の混合液(EVAとポリアクリル樹脂の固形分質量比=83:17)を調製、含浸させ、ニップロール等で付着量を調整し、温度150℃、時間3分の条件で乾燥し、織物2を得た。得られた織物はエチレン-酢酸ビニル共重合体及びポリアクリル樹脂によって被覆されていた。得られた織物において、織物の経方向の織密度は31本/25mm、緯方向の織密度は28.5本/25mm、織物の質量は371.5g/m、織物の厚さは0.322mm、強熱減量は8.3質量%、通気性は24.8cm/cm/秒、JIS A 1409:1998(残響室法吸音率の測定方法)に準じた方法で測定したNRC値は0.67であった。また、織物の接合部4以外の部分の防汚性、不燃性、経糸及び緯糸のほつれ強さは、得られた織物を用いて評価した。また、織物は2枚準備した。
前記得られた2枚の織物について、経方向に沿う端部同士を、それぞれ重なり合う幅を30mmとして、接着成分3としてポリアミド12を含む平岡織染株式会社製商品名U-テープを重なり合う部分の間に挿入して、重ね合わせた。次に、重ね合わせた部分について、山本ビニター株式会社製YPO-5Aを用い、電流5A、鉄板温度100℃、接合時間4秒で高周波誘電加熱による接合をおこない、2枚の織物が接着成分3を介して接合された接合部4を含む、シートを得た。得られたシートにおいて、接合部4の面積割合は8%、接合部4の強熱減量は19.2質量%であった。
接合部4の剥離強さ(N/30mm)
シート1から、接合部4の部分のみを長さ100mmにカットし、幅30mm×長さ100mmのサンプルを作製した。当該サンプルの、長さ方向の一方の端から80mmの箇所まで2枚の織物を剥がし、図4のような測定サンプルとした。そして、剥がした方の2枚の織物の端部をそれぞれつかみ部とし、定速荷重型引張試験機(株式会社オリエンテック製商品名RTC-1310A)を用いて引張速度50mm/minで、接着部において2枚の織物2が剥離するまで測定し、そのときの最大荷重を接合部4の剥離強さ(N/30mm)とした。
各評価結果を表1に示す。
Figure 0007355369000001
表1に示されるように、実施例1~6のシートは、2枚の織物と、該2枚の織物の端部同士が重ね合わされた状態で接合されてなる接合部と、を含むシートであって、前記織物が、該織物を構成する繊維と、該繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂とを含み、前記2枚の織物の端部同士が、ポリアミド系樹脂を含む接着成分を介して接合されていることから、防汚性と、接合する2枚の織物同士の接合性に優れたものであった。とりわけ、実施例1と4、実施例2と5、実施例3と6をそれぞれ比較すると、実施例4、5及び6は、ポリウレタン系樹脂100質量部に対するエチレン-酢酸ビニル共重合体の比率を、5~10質量部としたものであったことから、大面積化すべく接合する2枚の織物同士の接合性をより一層向上させることができ、また、織物2における経糸及び緯糸のほつれ強さをより一層向上させることができるものであった。
一方、比較例1のシートは、2枚の織物の端部同士が、ポリアミド系樹脂を含む接着成分を介さずに接合されていることから、接合する2枚の織物同士の接合性に劣るものであった。また、比較例2のシートは、織物を構成する繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂を含まないものであったことから、接合する2枚の織物同士の接合性に劣り、かつ、防汚性にも劣るものであった。
1・・・シート
2・・・織物
3・・・接着成分
4・・・接合部

Claims (5)

  1. 2枚のガラス繊維織物と、該2枚のガラス繊維織物の端部同士が重ね合わされた状態で接合されてなる接合部と、を含むシートであって、
    前記ガラス繊維織物が、前記接合部として含まれる部分、及び前記接合部以外の部分を有し、
    前記接合部として含まれる部分、及び前記接合部以外の部分において、前記ガラス繊維織物を構成する繊維と、該繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂とを含み、
    前記2枚のガラス繊維織物の端部同士が、ポリアミド系樹脂を含む接着成分を介して接合されている、シート。
  2. 記ガラス繊維織物のカバーファクターが2000~2400であり、
    前記ガラス繊維織物の、JIS R 3420:2013 7.3に準じ測定される強熱減量が5~20質量%であり、
    前記ガラス繊維織物の通気性が10~40cm/cm/秒である、請求項1に記載のシート。
  3. 前記ガラス繊維織物が、前記繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂及びエチレン-酢酸ビニル共重合体を含む、請求項1又は2に記載のシート。
  4. 前記ガラス繊維織物が、前記繊維の表面の少なくとも一部を被覆するポリウレタン系樹脂、並びに、ポリビニルアルコールもしくは澱粉、を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のシート。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載のシートを含む、膜天井。
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