スマートフォンやタブレットなどのユーザ装置は、典型的には、基地局との通信中にGlobal Positioning System(GPS)などのGlobal Navigation Satellite System(GNSS)や他の無線システムと無線通信を行っている。アップリンクキャリアアグリゲーション又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定中にユーザ装置が複数のキャリアで無線信号を同時送信する場合、キャリア周波数の組み合わせにより、アップリンクキャリアアグリゲーション又はマルチRATデュアルコネクティビティにより生じる相互変調歪み(Inter-Modulation Distortion:IMD)がGNSSなどの他の無線通信システムの受信帯域に落ちるケースがある。例えば、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて、800MHz帯域と1.7GHz帯域とが同時使用される場合、5次の相互変調歪み(IMD5)が1535~1615MHz帯域に発生することが知られている。図1に示されるように、このIMD5の発生領域は各種GNSS信号の受信帯域と重複するため、ユーザ装置内のデバイス間に干渉が生じる。この結果、アップリンクキャリアアグリゲーションの実行中は、ユーザ装置はGNSS信号を受信することができず、位置情報を取得できなくなる。
このような問題を解決するため、アップリンクキャリアアグリゲーション又はマルチRATデュアルコネクティビティの実行中にユーザ装置において無線測位機能が起動された場合、干渉の発生を防ぐために、基地局による制御を行うことが考えられる。例えば、ユーザ装置が複数のキャリアで同時送信するとき、基地局は、GNSS信号との干渉を生じさせないリソースブロックをスケジューリングし、当該リソースブロックでユーザ装置にアップリンクデータを送信させてもよい。また、アップリンクキャリアアグリゲーション又はマルチRATデュアルコネクティビティが設定されている場合であっても、基地局は、ユーザ装置に1つのキャリアのみでアップリンクデータを送信させてもよい。また、基地局は、アップリンクキャリアアグリゲーション又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定を削除してもよい。また、基地局は、セカンダリセル(SCell)を非アクティブ状態にしてもよい。また、基地局は、A-MPR(Additional-Maximum Power Reduction)などによってユーザ装置に送信電力を低減させてもよい。
これらの制御を実施するためには、基地局は、ユーザ装置が無線測位機能を起動(オン)又は停止(オフ)したか認識している必要がある。しかしながら、LTEシステム又はLTE-Advancedシステムでは、ユーザ装置における無線測位機能の起動/停止を基地局が認識する方法が考慮されていない。また、無線測位機能の起動時のみユーザ装置の送信電力を低減する制御も考慮されていない。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
後述される実施例では、マルチRATデュアルコネクティビティ機能を有するユーザ装置が開示される。以下の実施例を概略すると、マルチRATデュアルコネクティビティがユーザ装置に設定されているとき、ユーザ装置は、当該マルチRATデュアルコネクティビティによって干渉を受ける測位システム及び異なるRATによる無線通信システムなどの被干渉システムを決定し、決定された被干渉システムを示す被干渉システム情報を基地局に報告する。これにより、基地局は、受信した被干渉システム情報に基づきマルチRATデュアルコネクティビティのアップリンク送信による相互変調歪み及び/又は高調波成分などによって干渉を受ける被干渉システムを特定することができ、当該干渉を回避するようユーザ装置によるアップリンク送信を制御することが可能になる。
図2Aを参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図2Aは、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図2Aに示されるように、無線通信システム10は、ユーザ装置100及び基地局201,202(基地局200として総称されてもよい)を有する。無線通信システム10は、マルチRATデュアルコネクティビティをサポートし、ユーザ装置100は、図示されるように、異なるRATによる無線通信システムに属する基地局201,202により提供される複数のコンポーネントキャリアCC#1,CC#2を同時に用いて無線信号を送信することができる。図示された実施例では、ユーザ装置100は、2つの基地局201,202とマルチRATデュアルコネクティビティを行うことしか示されていないが、本発明は、これに限定されるものでない。例えば、ユーザ装置100は、異なるRATシステムに属する3つ以上の基地局200により提供されるコンポーネントキャリアを同時に利用して、複数の基地局200と同時にアップリンク送信を行ってもよい。また、図示された実施例では、2つの基地局201,202しか示されていないが、無線通信システム10のサービスエリアをカバーするよう多数の基地局200が配置される。
ユーザ装置100は、異なるRATシステムに属する基地局201,202により提供される複数のキャリアを同時に利用して、基地局200に無線信号を送信するマルチRATデュアルコネクティビティ機能を有する。また、ユーザ装置100は、測位システム300(GNSSシステム)などの他の無線通信システムと無線通信するための通信機能を有する。
典型的には、ユーザ装置100は、図示されるように、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイルルータ、ウェアラブル端末などの無線通信機能を備えた何れか適切な情報処理装置であってもよい。図2Bに示されるように、ユーザ装置100は、プロセッサなどのCentral Processing Unit(CPU)101、Random Access Memory(RAM)やフラッシュメモリなどのメモリ装置102、基地局200との間で無線信号を送受信するための第1無線通信装置103、測位システム300などの他の無線通信システムとの間で無線信号を送受信するための第2無線通信装置104、入出力装置や周辺装置などのユーザインタフェース105などから構成される。例えば、後述されるユーザ装置100の各機能及び処理は、メモリ装置102に格納されているデータやプログラムをCPU101が処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、ユーザ装置100は、上述したハードウェア構成に限定されず、後述する処理の1以上を実現する回路などにより構成されてもよい。
基地局200は、ユーザ装置100と無線接続することによって、コアネットワーク(図示せず)上に通信接続された上位局やサーバなどのネットワーク装置及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにおけるマスタ基地局から受信したダウンリンク(DL)パケットをユーザ装置100に送信すると共に、ユーザ装置100から受信したアップリンク(UL)パケットをネットワーク装置及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにおけるマスタ基地局に送信する。基地局200は、マルチRATデュアルコネクティビティ機能を有する。
図2Cに示されるように、基地局200は、典型的には、ユーザ装置100との間で無線信号を送受信するためのアンテナ201、隣接する基地局200と通信するための第1通信インタフェース(X2インタフェースなど)202、コアネットワークと通信するための第2通信インタフェース(S1インタフェースなど)203、ユーザ装置100との送受信信号を処理するためのプロセッサ204や回路、メモリ装置205などのハードウェアリソースにより構成される。後述される基地局200の各機能及び処理は、メモリ装置205に格納されているデータやプログラムをプロセッサ204が処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局200は、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
測位システム300は、ユーザ装置100に測位信号を送信する。測位システム300は、例えば、GPSシステム、Glonassシステム、Galileoシステム、BeidouシステムなどのGNSSシステムであり、複数の衛星を用いて各自の周波数帯域において測位信号をユーザ装置100に送信する。図1を参照して上述したように、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて800MHz帯域と1.7GHz帯域との組み合わせが使用される場合、当該組み合わせにより発生する相互変調歪みの発生領域と測位システム300からの無線信号の周波数帯域とが重複することが知られ、当該組み合わせによるマルチRATデュアルコネクティビティのアップリンク送信中、ユーザ装置100は測位信号を適切に受信することができなくなる。
以下の実施例は、マルチRATデュアルコネクティビティによる相互変調歪み及び/又は高調波成分の発生領域と重複する周波数帯域として、測位システム300からの無線信号の受信帯域に着目する。しかしながら、本発明は、測位システム300に限定されるものでなく、マルチRATデュアルコネクティビティにおいてユーザ装置100からのアップリンク送信によって干渉を受ける周波数帯域を利用する他の何れかの無線通信システムに適用されてもよい。
次に、図3を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置を説明する。図3は、本発明の一実施例によるユーザ装置の機能構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、ユーザ装置100は、無線通信制御部110、無線測位部120及び無線測位状態報告部130を有する。
無線通信制御部110は、基地局200との無線通信を制御する。具体的には、無線通信制御部110は、基地局200との間でアップリンク/ダウンリンク制御チャネルやアップリンク/ダウンリンクデータチャネルなどの各種無線チャネルを送受信すると共に、基地局200により提供される複数のキャリアを同時使用して基地局200に無線信号を送信するアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティを実行する。
無線測位部120は、測位システム300から受信した無線信号に基づく無線測位機能を実行する。無線測位機能は、測位システム300から受信した測位信号に基づきユーザ装置100の位置を測定する。無線測位機能が起動されると、無線測位部120は、測位システム300から送信された測位信号を受信し、受信した測位信号に基づきユーザ装置100の位置を特定する。典型的には、無線測位部120は、測位システム300の複数の衛星から送信される測位信号を受信し、受信した複数の測位信号から周知の測位アルゴリズムに基づきユーザ装置100の位置を特定する。典型的には、無線測位部120は、ユーザが利用しているアプリケーション(例えば、地図アプリケーションなどの位置関連情報を提供するアプリケーションなど)からの起動要求などに応答して起動される。
無線測位状態報告部130は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティが設定されているとき、無線測位機能の起動又は停止を基地局200に報告する。具体的には、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティがユーザ装置100に設定されている間に無線測位部120が無線測位機能を起動及び/又は停止したことに応答して、無線測位状態報告部130は、当該無線測位機能が起動及び/又は停止されたことを基地局200に通知する。
一実施例では、無線測位状態報告部130は、基地局200からの指示によって起動又は停止されてもよい。具体的には、基地局200が、ユーザ装置100に無線測位機能の起動及び/又は停止を報告するよう指示し、当該報告指示を受信した場合に限って、無線測位状態報告部130は無線測位機能の起動及び/又は停止を基地局200に報告してもよい。これにより、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの実行中に測位システム300からの測位信号と干渉を生じさせるキャリアをユーザ装置100に設定した場合に限って、無線測位機能の起動及び/又は停止をユーザ装置100に報告させるようにすることが可能になる。換言すると、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの実行中であっても、ユーザ装置100に測位信号と干渉を生じさせるキャリアを設定していない場合、基地局200は、無線測位機能の起動及び/又は停止を不要に報告させることを回避できる。また、基地局200は、ユーザ装置100に対するアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定を削除する場合、ユーザ装置100に無線測位機能の起動及び/又は停止の報告を停止させてもよい。
無線測位機能の起動及び/又は停止の報告を受信すると、基地局200は、干渉を回避するようユーザ装置100との無線通信を制御することが可能になる。例えば、基地局200は、ユーザ装置100による無線測位機能の起動中は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにおいて測位信号との干渉を生じさせないリソースブロックをユーザ装置100にスケジューリングし、当該リソースブロックによってユーザ装置100にアップリンクデータを送信させてもよい。また、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティが設定されている場合であってもユーザ装置100による無線測位機能の起動中は、基地局200は、1つのキャリアのみを用いてユーザ装置100にアップリンクデータを送信させてもよいし、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定を削除してもよいし、あるいは、セカンダリセル(SCell)を非アクティブ状態にしてもよい。
一実施例では、無線測位機能のための送信電力の低減を基地局200から指示されると、無線通信制御部110は、無線測位機能の起動中に当該送信電力を低減して、基地局200とのアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティ通信を実行してもよい。アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの実行中に生じる相互変調歪みに起因した測位システム300からの測位信号への干渉を低減するため、無線通信制御部110は、基地局200から指示された送信電力の低減をアップリンク通信に適用してもよい。LTE規格では、基地局200は、Additional Maximum Power Reduction(A-MPR)パラメータによって、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティ設定中における無線測位機能の起動時にユーザ装置100が低減すべき最大送信電力を指示してもよい。このとき、無線通信制御部110は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定中に無線測位機能が起動されると、当該無線測位の実行中はA-MPRにより指示された電力量だけ最大送信電力を低減する。
一実施例では、無線測位状態報告部130は更に、測位システム300、測位システム300の受信中心周波数及び測位システム300の受信帯域幅を基地局200に報告してもよい。すなわち、無線測位部120が無線測位機能を起動又は停止すると、無線測位状態報告部130は、当該無線測位機能の起動又は停止を報告すると共に、ユーザ装置100が利用する測位システム300の種別、受信中心周波数及び受信帯域幅を報告してもよい。上述したように、ユーザ装置100は、GPSなど各種の測位システム300を利用可能であり、また、各測位システム300は固有の周波数帯域を利用すると共に、各ユーザ装置100は、典型的には、測位システム300の周波数帯域全体でなく一部の周波数帯域のみを利用している。このため、無線測位状態報告部130は、無線測位機能の起動又は停止と併せて、利用している測位システム300の種別、受信中心周波数及び受信帯域幅を基地局200に報告してもよい。これにより、基地局200は、ユーザ装置100が測位信号の受信に利用する周波数帯域の詳細を知ることができ、干渉を回避するのにより適切にユーザ装置100との無線通信を制御することが可能になる。
次に、図4を参照して、本発明の一実施例による基地局を説明する。図4は、本発明の一実施例による基地局の機能構成を示すブロック図である。
図4に示されるように、基地局200は、無線通信制御部210及び無線測位報告制御部220を有する。
無線通信制御部210は、ユーザ装置100との無線通信を制御する。具体的には、無線通信制御部210は、ユーザ装置100との間で各種制御信号及びデータ信号を送受信すると共に、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定中は複数のキャリアによりユーザ装置100から無線信号を受信する。
無線測位報告制御部220は、測位システム300から受信した無線信号に基づく無線測位機能の起動又は停止を報告するユーザ装置100に対する無線測位報告機能を制御し、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにおいて測位システム300からの無線信号と干渉を生じさせる周波数帯域をユーザ装置100に設定しているとき、ユーザ装置100に無線測位報告機能を起動させる。すなわち、ユーザ装置100は、上述したように無線測位機能の起動及び/又は停止を基地局200に報告する無線測位報告機能を有し、当該無線測位報告機能の起動及び停止は、無線測位報告制御部220により制御される。無線測位報告制御部220がユーザ装置100に無線測位報告機能を起動させると、ユーザ装置100は、無線測位機能の起動及び/又は停止を基地局200に報告する。他方、無線測位報告制御部220がユーザ装置100に無線測位報告機能を停止させると、ユーザ装置100は、無線測位機能の起動及び/又は停止の報告を停止する。アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにおいて測位信号と干渉を生じさせる周波数帯域をユーザ装置100に設定しているとき、無線測位報告制御部220は、ユーザ装置100に無線測位報告機能を起動させ、当該無線測位報告機能の起動中の無線測位機能の起動及び/又は停止時には、ユーザ装置100に無線測位機能の起動及び/又は停止を報告させる。
一実施例では、ユーザ装置100から無線測位機能の起動の報告を受信すると、無線通信制御部210は、干渉を回避するようユーザ装置100との無線通信を制御してもよい。具体的には、無線通信制御部210は、ユーザ装置100による無線測位機能の起動中は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにおいて測位信号との干渉を生じさせないリソースブロックをユーザ装置100にスケジューリングし、当該リソースブロックによってユーザ装置100にアップリンクデータを送信させてもよい。また、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティが設定されている場合であってもユーザ装置100による無線測位機能の起動中は、無線通信制御部210は、1つのキャリアのみを用いてユーザ装置100にアップリンクデータを送信させてもよいし、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定を削除してもよいし、あるいは、セカンダリセル(SCell)を非アクティブ状態にしてもよい。
一実施例では、無線通信制御部210は、無線測位機能の起動中に低減すべき送信電力をユーザ装置100に通知してもよい。LTE規格では、無線通信制御部210は、A-MPRパラメータによって、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティ設定中の無線測位機能の起動時にユーザ装置100が、規格で規定されたリソースブロック数以上でアップリンクデータを送信する場合に低減すべき最大送信電力を指示してもよい。このとき、ユーザ装置100は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティ設定中に無線測位機能を起動する際、当該リソースブロック数以上でアップリンクデータを送信する場合、A-MPRにより指示された電力量だけ最大送信電力を低減する。
一実施例では、ユーザ装置100に対するアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定を削除するとき、又は干渉を生じさせる周波数帯の設定を削除するとき、無線測位報告制御部220は、ユーザ装置100に無線測位報告機能を停止させてもよい。すなわち、ユーザ装置100に対するアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定を削除するとき、又は干渉を生じさせる周波数帯の設定を削除するとき、ユーザ装置100からの不要な無線測位報告を停止させるため、無線測位報告制御部220は、ユーザ装置100に無線測位報告機能を停止させてもよい。すなわち、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにおいて測位信号と干渉を生じさせる周波数帯域をユーザ装置100に設定していない場合、無線測位報告制御部220は、ユーザ装置100に無線測位報告機能を起動させない。これにより、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの相互変調歪み及び/又は高調波成分によって干渉が生じない場合には、ユーザ装置100からの不要な無線測位報告を停止させることができる。
次に、図5~7を参照して、本発明の一実施例によるアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティ通信処理を説明する。図5は、本発明の一実施例によるアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理を示すシーケンス図である。当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理は、LTE規格に関連して説明される。図示されるアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理は、LTE規格の特定のリリースに基づくものであるが、本発明は、当該リリースに限定されるものでなく、以降のリリースなどのアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティを利用する他の何れかのリリースに適用されてもよい。
図5に示されるように、ステップS101において、ユーザ装置100と基地局200との間で接続処理が実行され、アップリンクキャリアアグリゲーション機能に対応していることを示すユーザ能力情報が基地局200に通知される。なお、ユーザ装置100と基地局200との間ですでに接続が確立され、基地局200が、ユーザ装置100のユーザ能力情報をすでに取得している場合、ステップS101は省略されてもよい。
ステップS102において、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて測位システム300からの無線信号と干渉を生じさせる周波数帯域をユーザ装置100に設定すると共に、測位システム300から受信した無線信号に基づく無線測位機能の起動又は停止を報告させるための無線測位報告機能をユーザ装置100に起動させる。具体的には、基地局200は、RRC(Radio Resource Control) Connection Reconfigurationをユーザ装置100に送信することによって、アップリンクキャリアアグリゲーションを設定すると共に、ユーザ装置100に通知される図6に示される情報要素において、無線測位機能の起動及び/又は停止を報告させるための無線測位報告機能(idc-ForGNSS)をユーザ装置100に起動させてもよい(idc-ForGNSS=true)。
ステップS103において、無線測位機能を起動すると(GNSS on)、ユーザ装置100は、当該無線測位機能の起動を基地局200に報告すると共に、アップリンク送信を実行する。一実施例では、ユーザ装置100は更に、測位システム300、測位システム300の受信中心周波数及び測位システム300の受信帯域幅を基地局200に報告してもよい。例えば、ユーザ装置100は、図7に示されるメッセージの"GNSS-Info-r11"において、無線測位機能の起動(gNSS-ReceiverActivation-r11=true)、ユーザ装置100が利用する測位システム300の種別(gNSS-Type-r11)、受信中心周波数(recvFreq-r11)及び受信帯域幅(channelBW-r11)を基地局200に通知してもよい。図5に示された具体例によると、ユーザ装置100は、これらのパラメータを用いて、"gNSS-ReceiverActivation-r11=true"、"gNSS-Type-r11=GPS"、"recvFreq-r11=1570"及び"channelBW-r11=20"を基地局200に通知する。
当該報告を受信すると、基地局200は、上述したように、干渉を回避するようユーザ装置100との無線通信を制御する。例えば、基地局200は、ユーザ装置100による無線測位機能の起動中は、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて測位信号との干渉を生じさせないリソースブロックをユーザ装置100にスケジューリングし、当該リソースブロックによってユーザ装置100にアップリンクデータを送信させてもよい。また、アップリンクキャリアアグリゲーションが設定されている場合であってもユーザ装置100による無線測位機能の起動中は、基地局200は、1つのキャリアのみを用いてユーザ装置100にアップリンクデータを送信させてもよいし、アップリンクキャリアアグリゲーションの設定を削除してもよいし、あるいは、セカンダリセル(SCell)を非アクティブ状態にしてもよい。
ステップS104において、無線測位機能を停止すると(GNSS off)、ユーザ装置100は、当該無線測位機能の停止を基地局200に報告する。一実施例では、ユーザ装置100は更に、測位システム300、測位システム300の受信中心周波数及び測位システム300の受信帯域幅を基地局200に報告してもよい。
その後、ステップS105において、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーションの設定を削除すると共に、ユーザ装置100に無線測位報告機能を停止させる。例えば、基地局200は、ユーザ装置100に通知される図6に示される情報要素において、"idc-ForGNSS=false"とすることによって、無線測位報告機能をユーザ装置100に停止させてもよい。
なお、当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理がマルチRATデュアルコネクティビティ通信処理に同様に適用可能であることは、当業者に容易に理解されうるであろう。すなわち、上述したアップリンクキャリアアグリゲーションという用語をマルチRATデュアルコネクティビティという用語に置換することによって、当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理がマルチRATデュアルコネクティビティ通信処理に同様に適用されうる。
次に、図8~10を参照して、本発明の他の実施例によるアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理を説明する。図8は、本発明の他の実施例によるアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理を示すシーケンス図である。当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理は、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて無線測位機能の起動中はA-MPRに従ってあるリソースブロック数以上でアップリンクデータを送信する場合に送信電力を低減する実施例に関するものであり、LTE規格に関連して説明される。図示されるアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理は、LTE規格の特定のリリースに基づくものであるが、本発明は、当該リリースに限定されるものでなく、以降のリリースなどのアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティを利用する他の何れかのリリースに適用されてもよい。
図8に示されるように、ステップS201において、ユーザ装置100と基地局200との間で接続処理が実行され、アップリンクキャリアアグリゲーション機能に対応していることを示すユーザ能力情報が基地局200に通知される。なお、ユーザ装置100と基地局200との間ですでに接続が確立され、基地局200が、ユーザ装置100のユーザ能力情報をすでに取得している場合、ステップS201は省略されてもよい。
ステップS202において、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて測位システム300からの無線信号と干渉を生じさせる周波数帯域をユーザ装置100に設定すると共に、測位システム300から受信した無線信号に基づく無線測位機能の起動又は停止を報告させるための無線測位報告機能をユーザ装置100に起動させる。具体的には、基地局200は、RRC Connection Reconfigurationをユーザ装置100に送信することによって、アップリンクキャリアアグリゲーションを設定すると共に、無線測位機能の起動及び/又は停止を報告させるための無線測位報告機能(idc-ForGNSS)をユーザ装置100に起動させてもよい(idc-ForGNSS=true)。さらに、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて無線測位機能の起動中にユーザ装置100に送信電力を低減させるためのA-MPRを通知する。一実施例では、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーションのプライマリセルとセカンダリセルとに個別に低減されるべき送信電力を通知してもよい。例えば、基地局200は、図9に示される情報要素の"additionalSpectrumEmissionPcell2-r12"によって、アップリンクキャリアアグリゲーションのプライマリセル(PCell)用のA-MPRを通知してもよい。また、基地局200は、図10に示される情報要素の"additionalSpectrumEmissionScell2-r12"によって、アップリンクキャリアアグリゲーションのプライマリセル(SCell)用のA-MPRを通知してもよい。
ステップS203において、無線測位機能を起動すると(GNSS on)、ユーザ装置100は、当該無線測位機能の起動を基地局200に報告すると共に、基地局200からの指示に従って、当該リソースブロック数以上でアップリンクデータを送信する場合、送信電力を低減してアップリンク送信を実行する。一実施例では、ユーザ装置100は更に、測位システム300、測位システム300の受信中心周波数及び測位システム300の受信帯域幅を基地局200に報告してもよい。
当該報告を受信すると、基地局200は、上述したように、干渉を回避するようユーザ装置100との無線通信を制御する。例えば、基地局200は、ユーザ装置100による無線測位機能の起動中は、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて測位信号との干渉を生じさせないリソースブロックをユーザ装置100にスケジューリングし、当該リソースブロックによってユーザ装置100にアップリンクデータを送信させてもよい。また、アップリンクキャリアアグリゲーションが設定されている場合であってもユーザ装置100による無線測位機能の起動中は、基地局200は、1つのキャリアのみを用いてユーザ装置100にアップリンクデータを送信させてもよいし、アップリンクキャリアアグリゲーションの設定を削除してもよいし、あるいは、セカンダリセル(SCell)を非アクティブ状態にしてもよい。
ステップS204において、無線測位機能を停止すると(GNSS off)、ユーザ装置100は、当該無線測位機能の停止を基地局200に報告する。一実施例では、ユーザ装置100は更に、測位システム300、測位システム300の受信中心周波数及び測位システム300の受信帯域幅を基地局200に報告してもよい。
その後、ステップS205において、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーションの設定を削除すると共に、ユーザ装置100に無線測位報告機能を停止させる。例えば、基地局200は、ユーザ装置100に通知される図6に示される情報要素において、"idc-ForGNSS=false"とすることによって、無線測位報告機能をユーザ装置100に停止させてもよい。さらに、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて無線測位機能の起動中にユーザ装置100に送信電力を低減させるためのA-MPRの削除を通知する。
上述した実施例では、アップリンクキャリアアグリゲーションにより生じる相互変調歪み及び/又は高調波成分によって測位信号が干渉を受けることを回避するためのアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理を説明した。しかしながら、本発明は、測位信号への干渉に限定されるものでなく、アップリンクキャリアアグリゲーションにより生じる相互変調歪み及び/又は高調波成分によって干渉を受ける他の無線通信システムに適用可能である。
なお、当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理がマルチRATデュアルコネクティビティ通信処理に同様に適用可能であることは、当業者に容易に理解されうるであろう。すなわち、上述したアップリンクキャリアアグリゲーションという用語をマルチRATデュアルコネクティビティという用語に置換することによって、当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理がマルチRATデュアルコネクティビティ通信処理に同様に適用されうる。
次に、図11~12を参照して、本発明の更なる他の実施例によるアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理を説明する。図11は、本発明の他の実施例によるアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理を示すシーケンス図である。当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理は、緊急呼中の無線測位機能の起動を確保するためのユーザ装置100による自律動作を基地局200が制御する実施例に関するものであり、LTE規格に関連して説明される。図示されるアップリンクキャリアアグリゲーション通信処理は、LTE規格の特定のリリースに基づくものであるが、本発明は、当該リリースに限定されるものでなく、以降のリリースなどのアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティを利用する他の何れかのリリースに適用されてもよい。
警察や消防などの緊急対応機関への通報のための緊急呼が発信された場合、発信場所に関する位置情報を自動的に取得し、取得した位置情報を発信先に通知する緊急通報位置通知機能がある。このような緊急通報位置通知機能を保護するため、LTE規格で、基地局200は緊急呼を発信したユーザ装置100に複数のアップリンクコンポーネントキャリアにおいてリソースを割り当てない制御が検討されている(3GPP R4-148117)。仮に、基地局200が複数のアップリンクコンポーネントキャリアにおいて緊急呼中のユーザ装置100にリソースを割り当てた場合、ユーザ装置100は、セカンダリセルのアップリンク送信を自律的に中止することが可能とされている。しかしながら、ユーザ装置100がこのようにセカンダリセルのアップリンク送信を自律的に中止した場合、基地局200は当該自律動作を迅速に把握できず、不要なアップリンクリソースをユーザ装置100に割り当てる可能性がある。このため、本実施例では、基地局200がユーザ装置100による上記自律動作を制御することを可能にする。
図11に示されるように、ステップS301において、ユーザ装置100と基地局200との間で接続処理が実行され、アップリンクキャリアアグリゲーション機能に対応していることを示すユーザ能力情報が基地局200に通知される。本実施例では、ユーザ装置100の無線通信制御部110は、複数のコンポーネントキャリア上でアップリンクリソースが割り当てられている場合、緊急呼中にセカンダリセルのアップリンク送信を中止する自律送信中止機能を有し、基地局200からの起動許可によって当該自律送信中止機能を起動することができる。なお、ユーザ装置100と基地局200との間ですでに接続が確立され、基地局200が、ユーザ装置100のユーザ能力情報をすでに取得している場合、ステップS301は省略されてもよい。
ステップS302において、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーションにおいて測位システム300からの無線信号と干渉を生じさせる周波数帯域をユーザ装置100に設定すると共に、測位システム300から受信した無線信号に基づく無線測位機能の起動又は停止を報告させるための無線測位報告機能をユーザ装置100に起動させる。さらに、基地局200は、無線測位報告制御部220を用いて、複数のコンポーネントキャリア上でアップリンクリソースが割り当てられている場合、ユーザ装置100が緊急呼中にセカンダリセルのアップリンク送信を中止する自律送信中止機能の起動を許可する。具体的には、基地局200は、RRC Connection Reconfigurationをユーザ装置100に送信することによって、アップリンクキャリアアグリゲーションを設定すると共に、図12に示されるように、無線測位機能の起動及び/又は停止を報告させるための無線測位報告機能の起動指示(idc-ForGNSS=true)と、自律送信中止機能の起動許可(autonomousDenialSCell=setup)とをユーザ装置100に通知する。
ステップS303において、ユーザ装置100は、警察や消防などの緊急対応機関に緊急呼を発信する。
ステップS304において、基地局200は、複数のアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ装置100にリソースを割り当てる。
ステップS305において、ユーザ装置100は、ステップS302において基地局200から通知された自律送信中止機能の起動許可(autonomousDenialSCell=setup)に従って自律送信中止機能を起動し、ステップS303において割り当てられたセカンダリセルのアップリンク送信を中止する。
上述した実施例によると、基地局200が緊急呼中のユーザ装置100による自律送信中止機能の起動を制御することが可能となり、基地局200は、ユーザ装置100の想定する動作を把握でき、緊急呼を発信したユーザ装置100に不要なアップリンクリソースを割り当てることを回避できる。
なお、当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理がマルチRATデュアルコネクティビティ通信処理に同様に適用可能であることは、当業者に容易に理解されうるであろう。すなわち、上述したアップリンクキャリアアグリゲーションという用語をマルチRATデュアルコネクティビティという用語に置換することによって、当該アップリンクキャリアアグリゲーション通信処理がマルチRATデュアルコネクティビティ通信処理に同様に適用されうる。
次に、図13~20を参照して、本発明の他の実施例によるユーザ装置を説明する。上述した実施例では、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティによる相互変調歪み及び/又は高調波成分の発生領域と重複する周波数帯域として、測位システム300からの無線信号の受信帯域に着目した。しかしながら、本発明は、測位システム300に限定されるものでなく、ユーザ装置100からのアップリンク送信によって干渉を受ける周波数帯域を利用する他の何れかの無線通信システムに適用されてもよい。例えば、そのような干渉を被る被干渉システム400(図示せず)として、2.4GHzや5GHzなどの免許不要帯域(unlicensed band)を利用する無線通信システム(Wi-FiやBluetooth(登録商標)など)があげられる。本実施例では、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システム400に着目する。
図13は、本発明の他の実施例によるユーザ装置の機能構成を示すブロック図である。図13に示されるように、ユーザ装置100Aは、無線通信制御部110A及び被干渉システム情報報告部140Aを有する。
無線通信制御部110Aは、基地局200との無線通信を制御する。具体的には、無線通信制御部110Aは、無線通信制御部110と同様に、基地局200との間でアップリンク/ダウンリンク制御チャネルやアップリンク/ダウンリンクデータチャネルなどの各種無線チャネルを送受信すると共に、基地局200により提供される複数のキャリアを同時使用して基地局200に無線信号を送信するアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティを実行する。
被干渉システム情報報告部140Aは、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システム400の被干渉システム情報を基地局200に報告する。例えば、ユーザ装置100Aは、基地局200に加えて、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける免許不要帯域を利用するWi-Fi、Bluetooth(登録商標)などの被干渉システム400と無線通信することが可能である。アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティが設定されている間に被干渉システム400と無線通信を開始又は停止したことに応答して、被干渉システム情報報告部140Aは、当該無線通信の開始及び/又は停止を基地局200に報告する。
一実施例では、被干渉システム情報は、被干渉システム400の中心周波数及び受信帯域幅を含むものであってもよい。ユーザ装置100Aは、Wi-FiやBluetooth(登録商標)などの各種の被干渉システム400を利用可能であり、被干渉システム情報報告部140Aは、被干渉システム400の中心周波数及び受信帯域幅を基地局200に通知する。ユーザ装置100Aから被干渉システム400の中心周波数及び受信帯域幅を受信すると、基地局200は、ユーザ装置100Aと被干渉システム400との間の無線通信に利用される帯域(免許不要帯域など)の詳細を知ることができ、干渉を回避するように、より適切にユーザ装置100Aとの無線通信を制御することが可能になる。例えば、被干渉システム情報報告部140Aは、図14に示されるようなシグナリングデータ構造によって、被干渉システム400の中心周波数"recvFreq"及び受信帯域幅"channelBW"を示すシステム情報"VictimSystemInfo"を基地局200に通知してもよい。なお、複数の被干渉システム400がある場合、被干渉システム情報報告部140Aは、これら複数の被干渉システム400の各々の被干渉システム情報を基地局200に報告してもよい。
一実施例では、被干渉システム情報報告部140Aは、基地局200からの指示によって起動又は停止されてもよい。具体的には、基地局200が、ユーザ装置100Aに被干渉システム400との無線通信の開始及び/又は停止を報告するよう指示し、当該報告指示を受信した場合に限って、被干渉システム情報報告部140Aは、被干渉システム400との無線通信の開始及び/又は停止を基地局200に報告してもよい。これにより、基地局200は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの実行中に被干渉システム400との無線通信に干渉を生じさせるキャリアをユーザ装置100Aに設定した場合に限って、被干渉システム400との無線通信の開始及び/又は停止をユーザ装置100Aに報告させるようにすることが可能になる。換言すると、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの実行中であっても、ユーザ装置100Aに被干渉システム400と干渉を生じさせるキャリアを設定していない場合、基地局200は、被干渉システム400との無線通信の開始及び/又は停止を不要に報告させることを回避できる。例えば、基地局200は、図15に示されるようなシグナリングデータ構造によって、アップリンクキャリアアグリゲーションが設定されたとき、被干渉システム400の被干渉システム情報"VictimSystemInfo"を含むデバイス内共存通知"InDeviceCoexIndication"を基地局200に送信するようユーザ装置100Aに指示してもよい。図示されたシグナリングデータ構造では、"idc-ForUL CA"が"TRUE"に設定されているとき、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティが設定されたことに応答して、被干渉システム情報報告部140Aは、被干渉システム400の被干渉システム情報"VictimSystemInfo"を含むデバイス内共存通知"InDeviceCoexIndication"を基地局200に送信してもよい。例えば、マルチRATデュアルコネクティビティにおいて、被干渉システム情報報告部140Aは、図16に示されるように、基地局200(図示された例では、LTE基地局であるが、NR基地局であってもよい)からの再設定指示"RRC connection reconfiguration"に応答して、デバイス内共存通知"InDeviceCoexIndication"を基地局200に送信してもよい。また、基地局200は、ユーザ装置100Aに対するアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定を削除する場合、ユーザ装置100Aに被干渉システム400との無線通信の開始及び/又は停止の報告を停止させてもよい。
被干渉システム400との無線通信の開始及び/又は停止の報告を受信すると、基地局200は、干渉を回避するようユーザ装置100Aとの無線通信を制御することが可能になる。例えば、基地局200は、ユーザ装置100Aによる被干渉システム400との無線通信の起動中は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにおいて被干渉システム400との干渉を生じさせないリソースブロックをユーザ装置100Aにスケジューリングし、当該リソースブロックによってユーザ装置100Aにアップリンクデータを送信させてもよい。また、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティが設定されている場合であってもユーザ装置100Aによる被干渉システム400との無線通信の起動中は、基地局200は、1つのキャリアのみを用いてユーザ装置100Aにアップリンクデータを送信させてもよいし、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定を削除してもよいし、あるいは、セカンダリセル(SCell)を非アクティブ状態にしてもよい。
一実施例では、被干渉システム400との無線通信のための送信電力の低減を基地局200から指示されると、無線通信制御部110Aは、被干渉システム400との無線通信の起動中に当該送信電力を低減して、基地局200とのアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティ通信を実行してもよい。アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの実行中に生じる相互変調歪みに起因した被干渉システム400との干渉を低減するため、無線通信制御部110Aは、基地局200から指示された送信電力の低減をアップリンク通信に適用してもよい。LTE規格では、基地局200は、A-MPRパラメータによって、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティ設定中における被干渉システム400との無線通信の起動時にユーザ装置100Aが低減すべき最大送信電力を指示してもよい。このとき、無線通信制御部110Aは、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティの設定中に被干渉システム400との無線通信が起動されると、当該無線通信の実行中はA-MPRにより指示された電力量だけ最大送信電力を低減する。
図17は、本発明の一実施例によるMR-DCにより干渉を受ける被干渉システムを通知するためのユーザ装置における手順を示す図である。図17に示されるように、マルチRATデュアルコネクティビティが設定されているユーザ装置100が、被干渉システム情報を基地局200に報告させるための設定情報を受信すると、被干渉システム情報報告部140Aは、マルチRATデュアルコネクティビティによって干渉を受ける被干渉システム400のキャリア周波数の有無を判定する。マルチRATデュアルコネクティビティによって干渉を受ける被干渉システム400のキャリア周波数を検出すると、被干渉システム情報報告部140Aは、検出した被干渉システム400を示す被干渉システム情報を含むデバイス内共存通知"InDeviceCoexIndication"を生成し、生成したデバイス内共存通知を基地局200に送信する。
なお、被干渉システム情報報告部140Aは、被干渉システム情報が更新されると、更新された被干渉システム情報を含むデバイス内共存通知"InDeviceCoexIndication"を生成し、生成したデバイス内共存通知を基地局200に送信してもよい。
一実施例では、被干渉システム情報は、マルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システム400の種別を示してもよい。また、被干渉システム情報は、マルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システム400のキャリア周波数を示してもよい。具体的には、図18に示されるように、被干渉システム情報報告部140Aは、被干渉システム400の種別(WLAN、Bluetoothなど)を"victimSystemType"として、また、被干渉システム400のキャリア周波数を"affectedCarrierFreqCombList"として被干渉システム情報に含めてもよい。被干渉システム情報報告部140Aは、図19に示されるようなシグナリング構造によって、生成した被干渉システム情報をデバイス内共存通知"InDeviceCoexIndication"において基地局200に報告してもよい。例えば、被干渉システム400の種別として、限定することなく、"gps"、"glonass"、"bds"、"galileo"、"wlan"、"bluetooth"などが"victimSystemType"において設定されてもよい。また、"affectedCarrierFreqCombList"は、マルチRATデュアルコネクティビティにおいて相互変調歪み及び/又は高調波成分によってIDC問題の影響を受けるキャリア周波数のリストを示すものであってもよい。
また、一実施例では、被干渉システム情報報告部140Aは、被干渉システム情報を報告させるための設定情報を受信すると、被干渉システム情報を基地局200に報告するようにしてもよい。例えば、図20に示されるように、基地局200は、設定情報"OtherConfig"において"idc-Indication-MRDC"を設定することによって、マルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システム400を示す被干渉システム情報を報告するようユーザ装置100を設定してもよい。当該設定情報を受信すると、被干渉システム情報報告部140Aは、マルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システム400を示す被干渉システム情報を報告してもよい。
次に、図21~22を参照して、本発明の更なる他の実施例によるユーザ装置を説明する。上述した実施例では、アップリンク干渉を回避するため、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける1以上の被干渉システム400のシステム情報が基地局200に報告された。一方、アップリンク干渉は、上述したようなアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにより生じる相互変調歪み(Inter-Modulation Distortion:IMD)に限定されず、シングルキャリアアップリンク送信の高調波成分などの他の原因によっても生じうる。このため、干渉原因を基地局200に通知することによって、基地局200は、アップリンク干渉に適切に対処することができる。
図21は、本発明の更なる他の実施例によるユーザ装置の機能構成を示すブロック図である。図22に示されるように、ユーザ装置100Bは、無線通信制御部110B及び干渉原因通知部120Bを有する。
無線通信制御部110Bは、基地局200との無線通信を制御する。具体的には、無線通信制御部110Bは、無線通信制御部110,110Aと同様に、基地局200との間でアップリンク/ダウンリンク制御チャネルやアップリンク/ダウンリンクデータチャネルなどの各種無線チャネルを送受信すると共に、基地局200により提供される複数のキャリアを同時使用して基地局200に無線信号を送信するアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティを実行する。また、無線通信制御部110Bは、シングルキャリア方式によるアップリンク送信をサポートしている。シングルキャリアアップリンク送信では、高調波成分が干渉を生じさせることが知られている。
干渉原因通知部120Bは、アップリンク干渉の原因を基地局200に通知する。一実施例では、アップリンク干渉の原因は、アップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにより生じる相互変調歪み、又はシングルキャリアアップリンク送信の高調波であってもよい。例えば、アップリンク干渉がアップリンクキャリアアグリゲーション及び/又はマルチRATデュアルコネクティビティにより生じる相互変調歪みを原因とする場合、干渉原因通知部120Bは、アップリンクキャリアアグリゲーションにより生じる相互変調歪み(IMD)が干渉の原因であると基地局200に通知する。一方、アップリンク干渉がシングルキャリアアップリンク送信の高調波成分を原因とする場合、干渉原因通知部120Bは、シングルキャリアアップリンク送信の高調波成分が干渉の原因であると基地局200に通知する。
具体的には、図22に示されるように、干渉原因通知部120Bは、デバイス内共存通知"InDeviceCoexIndication"の情報要素"interferenceCauseUL"において干渉原因を通知してもよい。例えば、干渉原因がアップリンクキャリアアグリゲーションにより生じる相互変調歪みである場合、干渉原因通知部120Bは、"interferenceCauseUL"の値を"imd"に設定し、"InDeviceCoexIndication"を基地局200に通知してもよい。また、干渉原因がシングルキャリアアップリンク送信の高調波成分である場合、干渉原因通知部120Bは、"interferenceCauseUL"の値を"harmonics"に設定し、"InDeviceCoexIndication"を基地局200に通知してもよい。なお、アップリンク干渉の原因は、これらに限定されるものでなく、他の何れかの原因が基地局200に通知されてもよい。
(実施形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施形態により、基地局との無線通信を制御する制御部と、マルチRadio Access Technology(RAT)デュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システムを示す被干渉システム情報を前記基地局に報告する送信部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置によれば、マルチRATデュアルコネクティビティ通信中に無線測位を実現することができる。
前記被干渉システム情報は、前記マルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システムの種別を示してもよい。この構成によれば、基地局は、被干渉システムの種別に基づいて、干渉を制御するためのリソースの選択を行うことができる。
前記被干渉システム情報は、前記マルチRATデュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システムのキャリア周波数を示してもよい。この構成によれば、基地局は、被干渉システムのキャリア周波数に基づいて、干渉を制御するための周波数リソースの選択を行うことができる。
前記送信部は、前記ユーザ装置が前記被干渉システム情報を報告させるための設定情報を受信したことに応答して、前記被干渉システム情報を前記基地局に報告してもよい。この構成によれば、ユーザ装置は、マルチRATデュアルコネクティビティの実行中に測位システムからの測位信号と干渉を生じさせるキャリアが設定された場合に限って、被干渉システム情報を基地局に報告するので、不要な報告を回避することができる。
また、本実施態様により、ユーザ装置が、基地局との無線通信を制御するステップ;及び前記ユーザ装置が、マルチRadio Access Technology(RAT)デュアルコネクティビティにより干渉を受ける被干渉システムを示す被干渉システム情報を前記基地局に報告するステップ、とを備える、干渉制御方法、が提供される。この構成によれば、基地局は、被干渉システムの種別に基づいて、干渉を制御するためのリソースの選択を行うことができる。
(実施形態の補足)
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置100及び基地局200は、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図23は、本発明の一実施例によるユーザ装置100及び基地局200のハードウェア構成を示すブロック図である。上述のユーザ装置100及び基地局200は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置100及び基地局200のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置100及び基地局200における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の各構成要素は、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ装置100及び基地局200の各構成要素による処理は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD-ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の各構成要素は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置100及び基地局200は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI))、上位レイヤシグナリング(例えば、Radio Resource Control(RRC)シグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、報知情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例は、Long Term Evolution)、LTE-Advanced(LTE-A)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、Future Radio Access(FRA)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局200によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び赤外線、無線及びマイクロ波などの少なくとも一方の無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)の(セクタとも呼ばれる)セルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、および/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」、「eNB」、「セル」、および「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を基地局10が有する構成としてもよい。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示に記載の「最大送信電力」は、送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本国際特許出願は2017年9月27日に出願した日本国特許出願第2017-187192号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2017-187192号の全内容を本願に援用する。