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JP7349007B2 - 天井下地構造 - Google Patents

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JP7349007B2
JP7349007B2 JP2022184542A JP2022184542A JP7349007B2 JP 7349007 B2 JP7349007 B2 JP 7349007B2 JP 2022184542 A JP2022184542 A JP 2022184542A JP 2022184542 A JP2022184542 A JP 2022184542A JP 7349007 B2 JP7349007 B2 JP 7349007B2
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Description

本発明は、建物の天井下地用等に用いられる建物の下地用バー材及びこれを用いた天井下地構造に関する。
従来、建物の天井では、天井下地として、ハンガー等に取り付けられる野縁受け、及びこの野縁受けに野縁を取り付けた構造が知られており、この野縁に天井板を取り付けて天井下地構造を構成する。
例えば、特許文献1に記載の野縁受け及びその保持部材は、図8に示すように、水平片60、立上り片61及び押圧片62等を有する野縁受け保持部材64を備え、側板66の上,下側に水平板68,68を有して断面コ字状に形成され、かつ水平板68の先端側に折曲片70を有する野縁受け72を、野縁受け保持部65に嵌入し、野縁受け72の上面を押圧片62で押さえて固定する、というものであり、上記野縁受け72は折曲片70を有しているので、側板の高さを低くしても十分な強度を有する野縁受け72が得られ、また天井ふところの狭い天井の施工ができるというものである。
また、特許文献2には、ウエブと上下のフランジとで溝形に形成され、クリップを介して野縁を支持するための野縁受けが記載されており、上記ウエブにクリップをビス止めするための下孔、またウエブに下孔位置確認用マークを形成することで、天井下地材の施工作業が容易に行なえるというものである。
特許文献3に記載の野縁受けは、細長い矩形な平板状に形成された本体部と、平板状に形成され、本体部の幅方向の一方の側の縁の一部から突出している第1の突出部と、この第1の突出部の先端から突出している第2の突出部と、を有することにより、従来よりも耐震性が向上され、また本体部と直交する第3の突出部等により、断面2次モーメントが大きくなり、野縁受け材の曲げ剛性と捻じり剛性とが高くなるというものである。
特開平8-93123号公報 特開2015-94068号公報 特開2013-32644号公報
さて、特許文献1記載の野縁受けは、折曲片70を設けて強度を確保するものであるが、これでは屈曲片の部位の重量が加わることになり、野縁受けの軽量化を図ることは困難であり、また、特許文献2に記載の野縁受けは、ウエブと上下のフランジとで溝形に形成された形状であり、通常この形状の場合、野縁受けの板厚を厚くして剛性を確保するため、軽量化には反する、という問題がある。
特許文献3に記載の野縁受けは、第3の突出部等により曲げ剛性が高くなる、とされているが、第3の突出部に切り欠きを設ける等、野縁受けの一部を切り欠く形状であるため、この部位が強度に欠けるという問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、軽量化が図れるとともに十分な強度が確保され、施工性、経済性にも優れた建物の下地用バー材及びこれを用いた天井下地構造を提供することを目的とする。
以上の技術的課題を解決するため、本発明は図1等に示すように、建物の下地材として用いられる下地用バー材2であって、薄板軽量の鋼板を屈曲形成し、基板部4、この一方の側から直角に屈曲する第一の立上り板部6、及び他方の側から直角に屈曲する第二の立上り板部8からなる断面コの字状を有し、上記第一及び第二の立上り板部6,8に、それぞれ上記鋼板の端部を内側に屈曲して折り返し、上記鋼板同士が二重に重なる折返し板部10,12を形成した構成である。
本発明に係る建物の下地用バー材2は、上記第一及び第二の立上り板部6,8の各立上り幅に対する、上記折返し板部10,12の折返し幅の割り合いは、30%~50%、好ましくは50%~65%、より好ましくは65%~85%の範囲とした構成である。
本発明に係る建物の下地用バー材22は、上記折返し板部を、上記基板部の一部までさらに延長し、上記鋼板同士が二重に重なる第二の折返し板部24,26を形成した構成である。
本発明に係る建物の下地用バー材2は、上記薄板軽量鋼板の板厚を0.2mm以上1.2mm以下、好ましくは0.3mm以上0.8mm以下、より好ましくは0.4mm以上0.6mm以下とした構成である。
本発明に係る建物の下地用バー材2は、上記基板部4に、長手方向に形成される断面V字状の複数の溝ライン部、又はハニカム状の凹凸部を設けた構成である。
また、本発明に係る建物の下地用バー材2は、上記第一及び第二の立上り板部6,8を水平に向け、上記基板部4を垂直に向けて使用する構成である。
本発明に係る建物の下地用バー材2は、上記下地用バー材2を、天井下地材として野縁材を支持する野縁受け材として使用する構成である。
本発明は、上記何れかに記載の建物の下地用バー材を用いた天井下地構造であって、天井からの吊り具に、上記下地用バー材2を、その第一の立上り板部6を上側に上記基板部4を垂直にして支持させ、上記下地用バー材2の下部にこれと直交する方向に野縁材32を配置し、クリップ30を用い、当該クリップ30に上記野縁材32を載置し且つ上記下地用バー材2を保持させ、上記クリップに、上記下地用バー材2と直交する向きの側板部36,36、及び当該側板部の前端部41,41と一体に形成され、上記下地用バー材2の基板部4と平行な平面からなる受け板部38を形成し、上記側板部の前端部41,41及び上記受け板部38,38に上記下地用バー材2の基板部4を当て、同時に上記クリップ30の上部の係止部40,40を上記下地用バー材2の第一の立上り板部6に係止させ、上記側板部36及び上記受け板部38によって上記下地用バー材2の基板部4を保持する構成である。
本発明に係る天井下地構造において、上記クリップ30は、上記野縁材32を載置する平坦な載置部35と、当該載置部35の左右の端部から、それぞれ直角に立ち上がる上記側板部36,36と、当該側板部の一部を切り欠いた部位の上部を直角に屈曲して形成された上記側板部36(39)の前端部41,41及びこれと一体に形成され、上記下地用バー材2の基板部4と平行な平面を形成する上記受け板部38,38と、当該受け板部の上部を延設した上記係止部40,40とを有し、上記側板部36,36の前端部41,41及び上記受け板部38,38に、上記下地用バー材2の基板部4を当て、同時に上記クリップ30の上記係止部40,40を上記下地用バー材2の第一の立上り板部6に係止させ、上記側板部36及び上記受け板部38によって上記下地用バー材2の基板部4を保持する構成である。
本発明に係る建物の下地用バー材によれば、薄板軽量の鋼板を屈曲形成し、基板部、この一方の側から直角に屈曲する第一の立上り板部、及び他方の側から直角に屈曲する第二の立上り板部からなる断面コの字状を有し、第一及び第二の立上り板部に、それぞれ鋼板の端部を内側に屈曲して折り返し、鋼板同士が二重に重なる折返し板部を形成した構成としたから、下地用バー材の軽量化が図れるとともに、十分な強度が確保され、安全性及び経済性にも優れるという効果を奏する。
本発明に係る建物の下地用バー材によれば、立上り幅に対する折返し幅の割り合いを、30%~50%、好ましくは50%~65%、より好ましくは65%~85%の範囲としたから、軽量化の程度及び強度等に応じた形態が選択でき多目的な用途に使用できるという効果がある。
本発明に係る建物の下地用バー材によれば、折返し板部を基板部の一部までさらに延長し、鋼板同士が二重に重なる第二の折返し板部を形成したから、撓み等に対する強度がさらに増すという効果がある。
本発明に係る建物の下地用バー材によれば、基板部に溝ライン部、又はハニカム状の凹凸部を設けた構成としたから、下地用バー材にクッション性を持たせ、或いは復元力をもたせる等、希望に応じた特性の材料が得られるという効果がある。
本発明に係る建物の下地用バー材によれば、第一及び第二の立上り板部を水平に向け、基板部を垂直に向けて使用し、又野縁材を支持する野縁受け材として使用する構成としたから、撓み等に対する強度が確保されるという効果がある。
本発明に係る天井下地構造によれば、側板部の前端部及び受け板部に下地用バー材の基板部を当て、同時にクリップの上部の係止部を下地用バー材の第一の立上り板部に係止させ、側板部及び受け板部によって下地用バー材の基板部を保持する構成としたから、下地用バー材の軽量化が図れるとともに、クリップの側板部が下地用バー材の基板部と直交する向きに形成されているため、上記側板部が下地用バー材の基板部に対するリブ的な機能を有し、薄板状の基板部を効果的に補強し強度が増すという効果がある。
実施の形態に係る建物の下地用バー材の斜視図である。 実施の形態に係る建物の下地用バー材の断面を示す図であり、(a)は折返し板部を有するもの、(b)はさらに第二の折返し板部を有するものである。 種々の下地用バー材の基板部の模様(凹凸状)を示す図であり、(a)は平坦(無模様)なもの、(b)は断面V字状の複数(ここでは7つ)の溝ライン部を設けたもの、(c)はハニカム状の凹凸部を設けたものである。 種々の材料の下地用バー材に関し、各材料の断面を示す図であり、(a)は材料1、(b)は材料2、(c)は材料3、(d)は材料4、(e)は材料5、(f)は材料6をそれぞれ示す。 実施の形態に係り、建物の下地用バー材を用いた天井下地構造を示す図である。 実施の形態に係り、天井下地構造に用いたクリップを示す図である。 実施の形態に係り、天井下地構造の側面を示す図である。 従来例に係る野縁受けを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施の形態に係る建物の下地用バー材を示したものである。
この建物の下地用バー材2は、天井の下地用バー材2として、例えば野縁材を支持する野縁受け材等に用いることができる。
上記下地用バー材2は、薄板軽量鋼板をプレス加工或いはロールホーミング加工等により、屈曲形成して得たものである。この下地用バー材2は、基板部4、この一方の側から直角に屈曲する第一の立上り板部6、及び他方の側から直角(同一方向)に屈曲する第二の立上り板部8からなる断面コの字状である。
さらに、下地用バー材2には、第一の立上り板部6及び第二の立上り板部8の、それぞれ先端部から内側向きに屈曲され、それぞれ鋼板同士が二重に重なる折返し板部10,12が形成されている。上記折返し板部10,12は、薄板軽量鋼板を内側に折り返し、鋼板同士が密着し、或いは略密着して二重に重なる形状である。
図2(a)に示すように、下地用バー材2は、基板部4の基礎幅(L)、第一の立上り板部6及び第二の立上り板部8の各立上り幅(M)を有する。そして、各立上り幅(M)寸法に対して、上記折返し板部10,12の折返し幅(N)の寸法をある程度確保している。
ここで、上記立上り幅(M)に対する、折返し幅(N)の折返し割合い(N/M×100)の程度は、強度的には30%以上50%未満の範囲、好ましくは50%以上65%未満の範囲、より好ましくは65%以上85%以下の範囲とする。上記折返し割合いが30%未満では、強度の確保が十分に行えない。
上記折返し割合いの範囲で、下地用バー材2の軽量化及び強度の確保が適正に行える。つまり、上記割合いの程度を低くすればより軽量化が行なえ、また高くすればより高い強度が得られる。
ここでは、例えば、下地用バー材2の立上り幅(M)を12mm、折返し幅(N)を10mmとしており、この場合、上記折返し割合は約83%(10/12×100)である。また、より軽量化のため、例えば、下地用バー材2の立上り幅(M)を12mm、折返し幅(N)を8mmとすると、この場合、上記折返し割合は約67%(8/12×100)である。
上記薄板軽量鋼板は、薄型でかつ適度な強度が得られる必要があるため、その板厚は0.2mm以上1.2mm以下、好ましくは0.3mm以上0.8mm以下、より好ましくは0.4mm以上0.6mm以下とする。
板厚が、1.2mmを越えると、鋼板の重量が重くなり、また0.2mmより薄いと強度が十分得られない。
また、下地用バー材2は、基板部4の基礎幅(L)と、第一の立上り板部6及び第二の立上り板部8の各立上り幅(M)の各寸法については、ここでは、上記基礎幅(L)を38mm、上記立上り幅(M)を12mmとしている。
上記寸法については、下地用バー材2の軽量化及び強度等のバランスからして、上記基礎幅(L)を20mm以上50mm以下、好ましくは30mm以上45mm以下、より好ましくは35mm以上40mm以下とする。また、上記立上り幅(M)を、10mm以上15mm以下、好ましくは10mm以上14mm以下、より好ましくは12mmとする。
図2(b)は、他の形状の第二の下地用バー材22を示すものである。
この第二の下地用バー材22は、折返し板部を延長し、第一及び第二の立上り板部と基板部4との各角部を直角に屈曲し、さらに基板部4の一部とも二重に重なる状態に折り返した、第二の折返し板部24,26を有する形状である。この第二の折返し板部24,26は、上記基板部4と重なる部位の範囲は、数mm(例えば2~5mm)程度とする。
また、下地用バー材2,22の使用形態は様々であるが、例えば、下地用バー材2等の基板部4を垂直に立て、第一の立上り板部6及び第二の立上り板部8を水平に向け、断面コの字状の開口部14を横に向けて使用することができる。この場合、第一の立上り板部6及び第二の立上り板部8に対する張力及び圧縮力が、折返し板部10,12により、より強いものとなる。
具体的には、下地用バー材2等を、野縁受け材等の軽量天井下地材(耐振天井等)、軽量壁下地材、天井配線ダクト等、従来から使用されているC形バー材の代替品として用いることができる。また、下地用バー材2等の強度が優れていることから、壁下地材としてスタッド間に架け渡して使用される振れ止め材、天井下地材として天井躯体と野縁受け材等との間を斜めに架け渡して使用されるブレース等の揺れ止め材等としても有効に使用できる。また、薄板軽量鋼板を使用することから、鋼板が薄肉であるためビス止め等による固定も容易となり、使用用途が拡大することも期待できる。
図3は、下地用バー材2等の基板部4に設けられる模様(凹凸状)を示すものである。同図(a)はフラット(平坦)な形状であり、同図(b)は、基板部4の長手方向に断面V字状の複数の溝ライン部を設けたもので、ここでは中央部に一本の溝部、上下部にそれぞれ三本の溝部を設けたものを示している。
また、同図(c)は、エンボス成形によるハニカム状の凹凸部を設けたものであり、正六角形の模様を凹状に形成し、各正六角形同士の間隔は、正六角形の一辺の長さの25%~80%の範囲としている。
なお、下地用バー材2の、第一の立上り板部6及び第二の立上り板部8の各板面は、何れもフラット(平坦)である。
ここで、社内試験により、上記下地用バー材2等に関して、強度試験を行なったのでその結果について説明する。この強度試験は、JIS A 6517に基づく天井下地材の強度試験で、この内の野縁受けの下向き載荷試験に準じた試験である。
また、この強度試験では、折返し板部を有さない形態、及び折返し板部を有する形態の各バー材の強度試験を併せて行い、試験結果を比較検討する。
強度試験に用いた試験材料は、材料1~材料6までの6種類であり、全て天井等の下地に用いるバー材として利用可能なものである。これらバー材の内、材料1~材料4は折返し板部を有さない形状、材料5及び材料6は折返し板部を有する形状である。
また、各材料1~6は何れも鋼材として同じ材料を用いたものであり、亜鉛メッキを施した鋼板をプレス加工等により屈曲形成したものである。
図4は、上記材料1~材料6の断面等を示したものである。材料1~6は、何れも、基板部及び上下の立上り板部からなる断面コの字形状であり、基板部の基礎幅(上端部から下端部まで)の寸法(L)は38mm、各立上り板部の立上り幅(右端部から左端部まで)の寸法(M)は12mmである。
次に、各材料について説明する。
同図(a)の材料1は、板厚が0.9mmであり、基板部はフラットである。これは、野縁受け材として従来から多く用いられる製品である。
同図(b)の材料2は、板厚が0.6mmであり、基板部にはプレス加工により横方向に数本(ここでは7本)の断面V字状の溝ライン部が形成されている(図3(b)の形状)。
同図(c)の材料3は、板厚が0.6mmであり、基板部にはプレス加工(エンボス成形)によるハニカム(正六角形状)状の凹凸部(凹状に正六角形が形成)が全体に施されている(図3(c)の形状)。
同図(d)の材料4は、板厚が0.6mmであり、基板部はフラットである。
以下の材料5,6は、この実施の形態に係る下地用バー材である。
同図(e)の材料5は、板厚が0.5mmであり、立上り板部に折り返されて折返し板部が形成されている(上記下地用バー材2)。
同図(f)の材料6は、板厚が0.5mmであり、立上り板部及び基板部の一部に折返し板部が形成されている(上記第二の下地用バー材22)。
なお、材料2,3以外は、基板部は平坦である。
表1及び表2は試験結果を示したものである。
Figure 0007349007000001
Figure 0007349007000002
まず、上記JIS規格では、下向き載荷試験(野縁受け)の性能基準では最大たわみ量は5mm以下(積載荷重740N)とされているが、この点では、上記強度試験(積載荷重744.8N)において、上記材料1~材料6の全てについて上記性能基準は満たされている。また、同様に残留たわみ量についても、上記規格では1mm以下とされているが、これも、上記材料1~材料6の全てについて上記性能基準は満たされている。
次に、特に代表的な材料として、上記材料1と上記材料5(折返し板部有りの上記下地用バー材2)とを比較する。先ず、板厚は材料1が0.9mm、材料5が0.5mmであり、材料5は44%薄くなっている。単位長の重量は、材料1が0.402kg/m、材料5が0.315kg/mであり、材料5は21%軽くなっている。
そして、強度試験(たわみ)の結果によれば、最大たわみ量が、材料1は4.16mm、材料5は3.74mmであり、材料5の方が材料1と比べて最大たわみ量が少なく、たわみ強度が優れている。これは、つまり上記下地用バー材2における立上り板部を折り返した折返し板部10,12の加工を施すことにより、強度が引き上げられたものと考えている。
また、強度試験(残留たわみ)の結果によれば、残留たわみ量が、材料1は0.29mm、材料5は0.36mmであり、材料5の方が、材料1と比べて僅かながら劣っている。
上記材料5と材料6とを比較した場合、最大たわみ量は材料6の方がわずかに少なく、強度的には材料6の方が優れている。これは、材料6の折返し板部が立上り板部からさらに基板部の一部まで延設されているためである。しかし、残留たわみ量については、材料6より材料5の方が少なく、復元力は材料5の方が優れている。
このため、強度が要求される場合には材料6、また復元力が要求される場合には材料5を選択するのがよい。ただし、材料5は、強度的には他の材料1~4と比べて優れており、また軽量化の点でも良好である。
また、上記材料4と、これと同じ板厚(0.6mm)の材料2(V溝ライン部付き)及び材料3(ハニカム状凹凸部付き)とを比較した場合、最大たわみ量は材料4より材料2及び材料3の方が高い。このため、バー材にしなやかなクッション性を持たせる場合には、材料2及び材料3のように基板部に凹凸形状の模様を設けるようにすれば良い。
また、材料2、材料3及び材料4の内、材料3が最も残留たわみ量が少ない。このため、復元力の高い材料を希望する場合には、材料3に係るハニカム形状のエンボスを施すようにすれば良い。
他に、上記材料2~4(何れも板厚0.6mm)と上記材料5(板厚0.5mm、折返し板部有り)を比べた場合、板厚差は0.1mmにもかかわらず、最大たわみ量は材料5の方がかなり少なく、折返し板部の効果が発揮されている。
また、上記材料1と、これより板厚の薄い材料2~4等とを比較した場合等、一般に薄い材料では最大たわみ量は多くなって強度は低下する傾向にあり、残留たわみ量は逆に少なくなる傾向にある。
上記試験結果より、材料5としてこの実施の形態に係る下地用バー材2(板厚0.5mm)によれば、従来から多く用いられている上記材料1(板厚0.9mm)と比べて、板厚を40~50%程度の削減が可能である。
また、単位長当たりの重量は、材料5(下地用バー材2)は0.315kg/mであり、材料1は0.402kg/mである。このため、上記下地用バー材2は従来品(材料1)と比べて、20%程度の軽量化が可能である。
また材料5(下地用バー材2)の折返し板部のように、折り返しの加工を施すことで、端部が丸みを帯び、端面の安全性向上等、作業上の安全性が確保される。第二の下地用バー材22についても、下地用バー材2に近い効果が期待できる。
このように、上記下地用バー材2,22は、たわみ量に係る強度が高いことから、天井の下地用バーとして例えば野縁材を受ける野縁受け材としての用途等に優れる。また他に、軽量天井下地材、天井配線ダクト、或いは軽量壁下地材として用いることができる。要するに、上記材料等で使用している、Cバー形状のものの代替品として使用可能である。
また、板厚の薄肉化が可能となるため、ビス止めによる固定も容易となり、使用用途も多岐にわたる。
図5は、上記下地用バー材2を用いた天井下地構造を示したものである。
この天井下地構造では、下地用バー材2を野縁受け材として用い、他にクリップ30、野縁材32及びハンガー34等が用いられている。
図6に示すように上記クリップ30は、平坦な載置部35、この載置部35の左右の端部から、それぞれ直角に立ち上がる側板部36,36を有している。
そして、上記側板部36,36の上下の中間部を前後に半分(板幅の)程度切り欠き、切り欠いた部位37の上部の上部側の側板部39,39について、この側板部39,39の一部(略半分)を、上下線を軸に直角に屈曲して受け板部38,38を形成し、この受け板部38の上部を延設し、この延設部位を前方向に直角に屈曲して係止部40,40を設けた形状である。
上記受け板部38,38は、側板部39,39の前端部41,41と一体に形成され、且つ、側板部39,39とは直交し、クリップ30が保持する下地用バー材2の基板部4とは平行な平面を形成する。
上記野縁材32は、薄板軽量鋼板をプレス加工等により屈曲成形したもので、左右の縦面部42、42及び上下の横面部44,45からなる断面ロ字状の角筒材である。
上記ハンガー34は、鋼板からなり、上下に長い支持板部46、この支持板部46の下部に断面U字状の受け部48、及び上記支持板部46の上部を横に屈曲した接続部50を有している。
この天井下地構造では、クリップ30を用いて下地用バー材2に野縁材32を保持させる。
天井の構造部には梁材52が架設されており、この梁材52に連結金具54を取り付け、この連結金具54の下部にハンガー34を固定する。連結金具54の下端部はL形に屈曲されており、この部位とハンガー34の接続部50とをリベット56で固定する。
ハンガー34は、梁材52に沿って複数取り付け、各ハンガー34の受け部48に下地用バー材2を保持させる。
他の下地用バー材2についても、同様にして、互いに平行な状態で天井に配置する。
そして、各下地用バー材2の下部にこれと直交する方向に野縁材32を架設し、クリップ30を用いて、下地用バー材2に野縁材32を支持させる。
クリップ30は、その載置部35に野縁材32を載置し、この状態で野縁材32の上部を下地用バー材2の下部に配置し、併せてクリップ30の係止部40,40を下地用バー材2に係止させて固定する。係止部40,40は、それぞれ屈曲した状態で、下地用バー材2の第一の立上り板部6に係止される。
このとき、図7に示すように、下地用バー材2の基板部4は、クリップ30の受け板部38,38に当接した状態となる。そして、受け板部38,38は、これと直交する上部側の側板部39,39に支持される形態であり、これにより側板部39,39が受け板38を補強するリブ的な機能を発揮する。この側板部39,39は、側板部36,36の一部でもある。
そして、側板部39,39の前端部41,41及び受け板部38,38の全体に、下地用バー材2の基板部4を当て、同時にクリップ30の係止部40,40を下地用バー材2の第一の立上り板部6に係止させる。これにより、側板部39,39、その前端部41,41及び受け板部38,38の全体によって、下地用バー材2の基板部4が保持される。
このため、クリップ30の側板部36,39及び受け板部38は、下地用バー材2の基板部4の補強に有効である。
上記下地用バー材2の基板部4は、薄板軽量の鋼板がそのまま(一重)使用されているため、曲げ等の外力に対する強度がその分低くなるが、その基板部4の背面を上記側板部36,39及び受け板部38が補強していることから高い強度が維持されることになる。
さらに、下地用バー材2の基板部4とクリップ30の受け板部38とを、接着剤或いはビス、ボルト等の止着具で固定することとしても良い。これにより、下地用バー材2の基板部4に対する上記補強効果がさらに増すことになる。
従って、上記実施の形態によれば、下地用バー材の軽量化が図れるとともに、撓み等に対して十分な強度が確保され、安全性及び経済性にも優れるという効果がある。さらに、天井下地構造によれば、クリップの側板部が下地用バー材の基板部と直交する向きに形成されているため、側板部が下地用バー材の基板部に対するリブ的な機能を有し、薄板状の基板部を効果的に補強し強度が増すという効果がある。
2 下地用バー材
4 基板部
6 第一の立上り板部
8 第二の立上り板部
10,12 折返し板部
24,26 第二の折返し板部
32 野縁材
35 載置部
36(39) 側板部
38 受け板部
40 係止部
41 前端部

Claims (3)

  1. 建物の下地材として用いられる下地用バー材として、
    薄板軽量の鋼板を屈曲形成し、基板部、この一方の側から直角に屈曲する第一の立上り板部、及び他方の側から直角に屈曲する第二の立上り板部からなる断面コの字状を有し、
    上記第一及び第二の立上り板部に、それぞれ上記鋼板の端部を内側に屈曲して折り返し、上記鋼板同士が二重に重なる折返し板部を形成した下地用バー材、
    を用いた天井下地構造であって、
    天井からの吊り具に、上記下地用バー材を、その第一の立上り板部を上側に上記基板部を垂直にして支持させ、上記下地用バー材の下部にこれと直交する方向に野縁材を配置し、
    クリップを用い、当該クリップに上記野縁材を載置し且つ上記下地用バー材を保持させ、
    上記クリップに、上記下地用バー材と直交する向きの側板部、及び当該側板部の前端部と一体に形成され、上記下地用バー材の基板部と平行な平面からなる受け板部を形成し、
    上記側板部の前端部及び上記受け板部に上記下地用バー材の基板部を当て、同時に上記クリップの上部の係止部を上記下地用バー材の第一の立上り板部に係止させ、上記側板部及び上記受け板部によって上記下地用バー材の基板部を保持させ、
    上記クリップは、上記野縁材を載置する平坦な載置部と、当該載置部の左右の端部から、それぞれ直角に立ち上がる上記側板部と、当該側板部の一部を切り欠いた部位の上部を直角に屈曲して形成された上記側板部の前端部及びこれと一体に形成され、上記下地用バー材の基板部と平行な平面を形成する上記受け板部と、当該受け板部の上部を延設した上記係止部とを有することを特徴とする天井下地構造。
  2. 上記折返し板部を、上記基板部の一部までさらに延長し、上記鋼板同士が二重に重なる第二の折返し板部を形成したことを特徴とする請求項に記載の天井下地構造。
  3. 上記基板部に、長手方向に形成される断面V字状の複数の溝ライン部、又はハニカム状の凹凸部を設けたことを特徴とする請求項又はに記載の天井下地構造。
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