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JP7228361B2 - 膜エレメントの製造方法 - Google Patents

膜エレメントの製造方法 Download PDF

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JP7228361B2
JP7228361B2 JP2018195476A JP2018195476A JP7228361B2 JP 7228361 B2 JP7228361 B2 JP 7228361B2 JP 2018195476 A JP2018195476 A JP 2018195476A JP 2018195476 A JP2018195476 A JP 2018195476A JP 7228361 B2 JP7228361 B2 JP 7228361B2
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Description

本発明は、例えば膜分離活性汚泥法(MBR)と称される分野で汚泥と処理水との分離のために用いられる膜エレメントの製造方法に関するものである。
従来、この種の膜エレメントとしては、例えば図15,図16に示すように、第一ろ過膜111と、第二ろ過膜112と、これら両ろ過膜111,112の間に設けられた排液織布113と、第一ろ過膜111と排液織布113とを接着する接着性ネット114と、第二ろ過膜112と排液織布113とを接着する接着性ネット115とを有する膜エレメント116がある。尚、排液織布113は、ループを形成するように編んだ三次元構造のスペーサ布地(スペーサーファブリック)である。
第一ろ過膜111と第二ろ過膜112との間に排液織布113と接着性ネット114,115とを積層して、加熱ロールで圧延することにより、接着性ネット114,115が一時的に融解し、第一接着性ネット114を介して第一ろ過膜111と排液織布113とが接着されるとともに、第二接着性ネット115を介して第二ろ過膜112と排液織布113とが接着され、膜エレメント116が完成する。
尚、上記のような膜エレメントは例えば下記特許文献1に記載されている。
特表2011-519716
しかしながら上記の従来形式では、図15に示すように、膜エレメント116の端縁部117を密封処理する場合、端縁部117に接着剤を塗布したり、或いは、端縁部117を糸で機械縫いして端縁部117を封止している。このため、膜エレメント116の端縁部117を密封処理するのに手間を要するといった問題がある。
本発明は、端縁部の密封処理を容易に行うことが可能な膜エレメントの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、ろ過膜と流路材とが接合され、複数の端縁部を有する膜エレメントの製造方法であって、
流路材は、糸を三次元構造に編んだ編物から成り、ろ過膜との接合面を形成する複数のフェイス糸と、フェイス糸に結合する複数のパイル糸とを有するとともに、その内部に、ろ過膜を透過した透過液が流れる空隙を有し、
透過液が流れる空隙は複数のパイル糸間に形成され、
パイル糸は軟化点の異なる複数の低融点糸と複数の高融点糸とを有し、
低融点糸を低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱して溶融することにより、流路材の少なくともいずれかの端縁部溶着して封止するものである。
これによると、膜エレメントの端縁部を流路材の低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱することにより、流路材の端縁部におけるパイル糸の低融点糸が溶融し、膜エレメントの端縁部が流路材の溶融した低融点糸の樹脂で溶着され塞がれて封止される。これにより、膜エレメントの端縁部の密封処理を容易に行うことができる。
また、パイル糸の高融点糸は低融点糸よりも軟化し難いため、流路材にろ過膜を熱間圧延により接合する際、流路材が潰れて流路材内の透過液が流れる空隙が無くなってしまうことはない。これにより、流路材の内部における透過液の流れが阻害されることはない。
本第発明における膜エレメントの製造方法は、パイル糸は低融点糸と高融点糸とを撚り合わせたマルチフィラメント糸である。
本第発明における膜エレメントの製造方法は、低融点糸の少なくとも一部は、芯材と、芯材を覆う鞘材とで形成され、
鞘材は高融点糸の軟化点よりも低い軟化点を有し、
芯材は鞘材の軟化点よりも高い軟化点を有するものである。
これによると、膜エレメントの端縁部を流路材の低融点糸の鞘材の軟化点以上の加熱温度で加熱することにより、流路材の端縁部における低融点糸の鞘材が溶融し、膜エレメントの端縁部が流路材の低融点糸の溶融した鞘材の樹脂で溶着され塞がれて封止される。
また、低融点糸の芯材は鞘材に比べて可撓性が低い(又は反発力が高い或いは弾性が高い)ため、低融点糸の腰が強くなる。
本第発明における膜エレメントの製造方法は、鞘材の材質がポリオレフィン系樹脂である。
本第5発明は、ろ過膜と流路材とが接合され、複数の端縁部を有する膜エレメントの製造方法であって、
流路材は、糸を三次元構造に編んだ編物から成り、その内部に、ろ過膜を透過した透過液が流れる空隙を有し、
流路材を構成する糸は軟化点の異なる複数の低融点糸と複数の高融点糸とを有し、
低融点糸の材質がポリオレフィン系樹脂であり、
低融点糸を低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱して溶融することにより、流路材の少なくともいずれかの端縁部を溶着して封止するものである。
本第発明における膜エレメントの製造方法は、高融点糸の材質がポリエステル系樹脂である。
本第7発明は、ろ過膜と流路材とが接合され、複数の端縁部を有する膜エレメントの製造方法であって、
流路材は、糸を三次元構造に編んだ編物から成り、その内部に、ろ過膜を透過した透過液が流れる空隙を有し、
流路材を構成する糸は軟化点の異なる複数の低融点糸と複数の高融点糸とを有し、
ろ過膜は多孔質の膜シートを有し、
膜シートは流路材の低融点糸の軟化点よりも高い軟化点を有し、
低融点糸を低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱して溶融することにより、流路材の少なくともいずれかの端縁部を溶着して封止するものである。
これによると、膜エレメントの端縁部を流路材の低融点糸の軟化点以上で且つ膜シートの軟化点よりも低い加熱温度で加熱することにより、流路材の端縁部の低融点糸が溶融し、膜エレメントの端縁部が流路材の溶融した低融点糸の樹脂で溶着され塞がれて封止される。
また、上記のように加熱温度は膜シートの軟化点よりも低いため、膜シートが軟化して膜シートの微細孔が拡径するのを防止することができる。
本第8発明における膜エレメントの製造方法は、長尺の流路材にろ過膜を接合して長尺の膜エレメントを形成し、
一対の加熱した切断部材で長尺の膜エレメントを挟むことにより、切断箇所における流路材を低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱した状態で、長尺の膜エレメントを所定の長さに切断するものである。
これによると、長尺の膜エレメントを所定の長さに切断する際、切断箇所における流路材が低融点糸の軟化点以上で且つ高融点糸の軟化点よりも低い加熱温度で加熱されるため、切断箇所における流路材の低融点糸が溶融し、膜エレメントの切断箇所(切断後の膜エレメントの端縁部に相当)が流路材の溶融した低融点糸の樹脂で溶着され塞がれて封止される。これにより、膜エレメントの端縁部の密封処理を容易に行うことができ、このように膜エレメントの切断と端縁部の密封処理とが同時に行えるため、膜エレメントの生産性が向上する。
以上のように本発明によると、膜エレメントの端縁部の密封処理を容易に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態における複数台の膜分離機器を用いた膜分離装置の正面図である。 同、膜分離機器の斜視図である。 同、膜分離機器の断面図である。 同、膜分離機器の膜エレメントの構成を示す一部切欠き斜視図である。 同、膜エレメントの断面を拡大した模式図であり、封止されていない端縁部を示す。 同、膜エレメントの流路材の断面を拡大した模式図である。 図6におけるX-X矢視図であり、流路材のフェイスを拡大した模式図である。 同、膜エレメントの断面を拡大した模式図であり、封止されている端縁部を示す。 同、膜エレメントの製造方法を示す側面図である。 図9におけるX-X矢視図である。 同、膜エレメントの製造方法を示す側面図である。 同、膜エレメントの製造方法を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態における膜エレメントの流路材のパイル糸の低融点糸の断面を拡大した模式図である。 本発明の第3の実施の形態における膜エレメントの断面を拡大した模式図であり、封止されている端縁部を示す。 従来の膜エレメントの斜視図である。 同、膜エレメントの構成を示す一部切欠き斜視図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は膜ろ過を行う浸漬型の膜分離装置であり、有機性排水等の被処理液2中に浸漬されて処理槽3内に設置されている。膜分離装置1は、上下方向に積み重ねられた複数台の膜分離機器5(膜ろ過モジュールとも言う)と、最下段に設けられた散気装置6とを有している。
図2,図3に示すように、膜分離機器5は、左右一対の集水ケース11(支持部材の一例)と、これら両集水ケース11間に支持されている複数の膜エレメント12と、前後一対の連結板13とを有している。集水ケース11は内部に集水空間15を有する中空状の部材である。また、連結板13は両集水ケース11の前端部間および後端部間にそれぞれ設けられている。
尚、下位の膜分離機器5の集水ケース11内の集水空間15と上位の膜分離機器5の集水ケース11内の集水空間15とは連通口16によって連通している。
膜エレメント12は、所定の長さAと所定の幅Bを有する四角形のシート状の部材であり、上端縁部12aと下端縁部12bと左端縁部12cと右端縁部12dとを有している。尚、上端縁部12aと下端縁部12bとは封止(密封)されており、左端縁部12cと右端縁部12dとは封止されていない。
集水ケース11の内側壁17には、上下方向に細長い複数の貫通孔が形成され、各膜エレメント12の左右両端縁部12c,12d(封止されていない端縁部)が各貫通孔に挿入されて集水空間15内に突入している。
図4~図8に示すように、膜エレメント12は、流路材21と、流路材21の表裏両面に接合されたろ過膜22とを有している。
流路材21は、糸を三次元構造に編んだ編物からなるスペーサーファブリックであり、表裏一対のフェイス25と、一対のフェイス25をつなぐ多数本のパイル糸27とを有している。尚、フェイス25は多数本の互いに縦横に交差するフェイス糸29を有する編物であり、パイル糸27はフェイス糸29に結合している。
流路材21の内部におけるパイル糸27間には、ろ過膜22を透過した透過液33が流れる微小な空隙32が形成されている。
パイル糸27は軟化点の異なる低融点糸37(実線で表示)と高融点糸38(二点鎖線で表示)とを有している。尚、低融点糸37と高融点糸38との割合は50%ずつである。低融点糸37としては、約80℃~120℃の軟化点T1を有するポリエチレン(PE)製の糸が用いられている。また、高融点糸38としては、約240℃~280℃の軟化点T2を有するポリエチレンテレフタラート(PET)製の糸が用いられている。
また、フェイス糸29としては、約240℃~280℃の軟化点T3を有するポリエチレンテレフタラート(PET)製の糸が用いられている。
尚、上記のようなスペーサーファブリックからなる流路材21の糸使いは、例えば、フェイス糸29が「84T24」、パイル糸27の低融点糸37が「56T24」、パイル糸27の高融点糸38が「56T1」、パイル糸27の密度が約379本/cmである。また、膜エレメント12を製作する前の流路材21の単体での厚さCは例えば約2mm~5mmである。
尚、上記「84T24」とは、撚り合わせた糸の太さが84dtex、撚り糸数が24本であることを表しており、「56T24」とは、撚り合わせた糸の太さが56dtex、撚り糸数が24本であることを表しており、「56T1」とは、糸の太さが56dtex、撚り糸数が1本(すなわちモノフィラメント糸)であることを表している。
図5に示すように、ろ過膜22は、多数の微細孔を有する多孔質の膜シート34を外面側に有するとともに、この膜シート34を支持する不織布35を内面側に有しており、これら膜シート34と不織布35とを積層したものである。
尚、不織布35は坪量が20~500g/mである。また、不織布35は、ポリエチレン(PE)製の低融点糸とポリエチレンテレフタラート(PET)製の高融点糸とを混合したものである。
また、膜シート34の材質には、約330℃~350℃の軟化点T4を有するポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)が用いられている。膜シート34の軟化点T4は、パイル糸27の低融点糸37の軟化点T1および高融点糸38の軟化点T2ならびにフェイス糸29の軟化点T3のいずれの軟化点よりも高い。すなわち、各軟化点は、T1<T2,T3<T4の関係にある。
図8に示すように、膜エレメント12の上端縁部12aと下端縁部12bとはそれぞれ、パイル糸27の低融点糸37が溶融することによって溶着され封止されている。
上記膜エレメント12の製造方法について以下に説明する。
図9,図10に示すように、長尺の流路材21の表裏両面にそれぞれ長尺のろ過膜22を接合して、所定の幅Bを有するとともに所定の長さAよりも長い長尺の膜エレメント40を形成する。
この際、長尺の流路材21とろ過膜22とを一対の加熱ローラ間に挟んで加熱しながら圧延(熱間圧延)することで、上記のような長尺の膜エレメント40を形成するのであるが、この時の加熱温度をろ過膜22の不織布35の低融点糸の軟化点以上で且つ流路材21のパイル糸27の高融点糸38の軟化点未満の温度にすることにより、不織布35の低融点糸が軟化して、低融点糸の樹脂が流路材21のフェイス糸29に絡み付くため、ろ過膜22が流路材21に接合される。尚、上記のような加熱温度では、パイル糸27の高融点糸38が軟化しないため、流路材21が潰れて流路材21内の微小な空隙32が無くなってしまうことはない。これにより、流路材21の内部における透過液の流れが阻害されることはない。
このようにして長尺の膜エレメント40を形成した後、図11に示すように、切断装置42を用いて、長尺の膜エレメント40を所定の長さAの膜エレメント12に切断する。
尚、切断装置42は、上下一対の開閉自在な切断刃43,44(切断部材の一例)と、切断刃43,44を加熱する加熱装置(図示省略)とを有している。
切断装置42を用いて長尺の膜エレメント40を切断する際、一対の加熱した切断刃43,44を閉じて両切断刃43,44で長尺の膜エレメント40を挟み、切断箇所における流路材21を低融点糸37の軟化点T1の温度以上の加熱温度(例えば120~240℃)で所定時間(例えば1~10秒間)加熱し、この状態で、長尺の膜エレメント40を所定の長さAに切断する。
上記所定時間が経過した後、図12に示すように、両切断刃43,44を開く。これにより、所定の長さAに切断された膜エレメント12が得られる。尚、上記のように両切断刃43,44を開いた直後、膜エレメント12の切断部分に空気等の気体を吹き付けて、切断部分を強制的に冷却してもよい。
上記の製造方法によると、長尺の膜エレメント40を所定の長さAに切断する際、切断箇所における流路材21が低融点糸37の軟化点T1の温度以上の加熱温度で加熱されるため、切断箇所における流路材21のパイル糸27の低融点糸37が溶融し、図8に示すように、長尺の膜エレメント40の切断箇所(切断後の膜エレメント12の上端縁部12aと下端縁部12bとに相当)が流路材21の溶融した低融点糸37の樹脂で溶着され塞がれて封止される。これにより、切断後の膜エレメント12の上端縁部12aと下端縁部12bとの密封処理を容易に行うことができ、このように膜エレメント12の切断と端縁部の密封処理とが同時に行えるため、膜エレメント12の生産性が向上する。
また、パイル糸27の高融点糸38は低融点糸37よりも反発力が大きい(或いは弾性が高い)ため、流路材21の切断箇所(切断後の膜エレメント12の上端縁部12aと下端縁部12bとに相当)以外の部分では、透過液33が流れる空隙32は、塞がれることなく、パイル糸27間に確保される。これにより、流路材21の内部における透過液33の流れが阻害されることはない。
上記の製造方法によって製造された膜エレメント12を用いて膜分離機器5を製作し、膜分離機器5を用いて膜分離装置1を組み立てる。図1に示すように、膜分離装置1を被処理液2中に浸漬させた状態で、ろ過運転を行うことにより、被処理液2は、各膜分離機器5の膜エレメント12のろ過膜22を一次側から二次側へ通過してろ過され、その後、透過液33として、流路材21の内部の空隙32に流れ込み、空隙32を通って、膜エレメント12の左右両端縁部12c,12d(すなわち、封止されていない端縁部)から集水ケース11の集水空間15に流出し、連通孔16を通って最上位の膜分離機器5の集水ケース11内から処理槽3の外部へ取り出される。
上記第1の実施の形態では、パイル糸27の低融点糸37の材質にポリエチレンを用いているが、これに限定されるものではなく、ポリエチレン以外のポリオレフィン系樹脂を用いてもよい。また、パイル糸27の高融点糸38の材質およびフェイス糸29の材質にそれぞれポリエチレンテレフタラートを用いているが、これに限定されるものではなく、ポリエチレンテレフタラート以外のポリエステル系樹脂を用いてもよい。
上記第1の実施の形態では、低融点糸37は、複数本の撚り糸を撚り合わせたものであるが、撚り糸の全数が低融点糸であってもよいし、或いは、撚り糸の一部に高融点糸を含んでいてもよい。
上記第1の実施の形態では、切断箇所における流路材21を低融点糸37の軟化点T1の温度以上の加熱温度で加熱し、この状態で、長尺の膜エレメント40を所定の長さAに切断しているが、低融点糸37の軟化点T1の温度以上で且つ高融点糸38の軟化点T2の温度よりも低い加熱温度で加熱してもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図13に示すように、パイル糸27の低融点糸37は、芯材51と、芯材51を覆う鞘材52とで形成されている。鞘材52は高融点糸38の軟化点T2よりも低い軟化点T1を有している。尚、鞘材52としては、約80℃~120℃の軟化点T1を有するポリエチレン(PE)製の鞘材が用いられている。
また、芯材51は鞘材52の軟化点T1よりも高い軟化点T2を有している。尚、芯材51としては、約240℃~280℃の軟化点T2を有するポリエチレンテレフタラート(PET)製の芯材が用いられている。
これによると、膜エレメント12の製造方法において、切断装置42を用いて長尺の膜エレメント40を切断する際、一対の加熱した切断刃43,44を閉じて両切断刃43,44で長尺の膜エレメント40を挟み、切断箇所における流路材21を鞘材52の軟化点T1の温度以上の加熱温度(例えば120~240℃)で所定時間(例えば1~10秒間)加熱し、この状態で、長尺の膜エレメント40を所定の長さAに切断する。
上記膜エレメント12の製造方法により、長尺の膜エレメント40を切断する際、切断箇所における流路材21が低融点糸37の鞘材52の軟化点T1の温度以上の加熱温度で加熱されるため、切断箇所における流路材21のパイル糸27の低融点糸37の鞘材52が溶融し、長尺の膜エレメント40の切断箇所が流路材21の溶融した鞘材52の樹脂で溶着され塞がれて封止される。これにより、切断後の膜エレメント12の上端縁部12aと下端縁部12bとの密封処理を容易に行うことができる。
また、低融点糸37の芯材51は鞘材52の軟化点T1よりも高い軟化点T2を有するため、芯材51が軟化するのを防止することができる。これにより、鞘材52よりも可撓性が低い(又は反発力が高い或いは弾性が高い)樹脂を用いて芯材51を構成することにより、低融点糸37の可撓性が低く(又は反発力が高く或いは弾性が高く)なり、流路材21にろ過膜22を熱間圧延により接合する際、流路材21が潰れて流路材21内の微小な空隙32が無くなってしまうことはない。
上記第2の実施の形態では、鞘材52の材質にポリエチレンを用いているが、これに限定されるものではなく、ポリエチレン以外のポリオレフィン系樹脂を用いてもよい。また、芯材51の材質にポリエチレンテレフタラートを用いているが、これに限定されるものではなく、ポリエチレンテレフタラート以外のポリエステル系樹脂を用いてもよい。
上記第2の実施の形態では、パイル糸27の低融点糸37の全てに、芯材51と鞘材52とを有する芯鞘構造の糸を用いてもよく、或いは、低融点糸37の一部に芯鞘構造の糸を用い、残部にポリエチレン製の糸を用いてもよい。
上記第2の実施の形態では、切断箇所における流路材21を鞘材52の軟化点T1の温度以上の加熱温度で加熱し、この状態で、長尺の膜エレメント40を所定の長さAに切断しているが、鞘材52の軟化点T1の温度以上で且つ高融点糸38の軟化点T2の温度よりも低い加熱温度で加熱してもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、図14に示すように、パイル糸27は複数の低融点糸と高融点糸とを撚り合わせたマルチフィラメント糸である。例えば、パイル糸27に「56T24」の糸を使用する場合、撚り合わせた24本の撚り糸のうち、12本を低融点糸とし、残りの12本を高融点糸とする。
これによると、長尺の膜エレメント40を所定の長さAに切断する際、切断箇所における流路材21がパイル糸27の低融点糸の軟化点T1の温度以上の加熱温度で加熱されるため、切断箇所における流路材21のパイル糸27の低融点糸が溶融し、長尺の膜エレメント40の切断箇所(切断後の膜エレメント12の上端縁部12aと下端縁部12bとに相当)が流路材21の溶融した低融点糸の樹脂で溶着され塞がれて封止される。
上記各実施の形態では、図4に示すように、流路材21の表裏両面にそれぞれろ過膜22を接合しているが、ろ過膜22を流路材21の表裏いずれか一面に接合し、他面側を水密にしてもよい。
上記各実施の形態では、図5に示すように、ろ過膜22は、膜シート34と不織布35とを積層したものであるが、不織布35を設けず、膜シート34のみを有するものであってもよい。
上記各実施の形態では、図3に示すように、膜エレメント12を四角形に形成しているが、四角形以外の多角形であってもよい。また、膜エレメント12の四辺のうちの二辺(すなわち上端縁部12aと下端縁部12b)を封止しているが、いずれか一辺のみ或いは三辺以上を封止した膜エレメントであってもよい。
上記各実施の形態では、各軟化点T1~T4を指標にしているが、軟化点T1~T4の代わりに融点を指標にしてもよい。尚、融点を指標にする場合であっても、軟化点T1~T4と同様の温度の高低関係が成立する。
また、上記各実施の形態において示したポリエチレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリテトラフルオロエチレン等の材質および数値は、一例であって、これらに限定されるものではない。
5 膜分離機器
11 集水ケース(支持部材)
12 膜エレメント
12a 上端縁部
12b 下端縁部
12c 左端縁部(封止されていない端縁部)
12d 右端縁部(封止されていない端縁部)
15 集水空間
21 流路材
22 ろ過膜
27 パイル糸
29 フェイス糸
32 空隙
33 透過液
34 膜シート
37 低融点糸
38 高融点糸
40 長尺の膜エレメント
43,44 切断刃(切断部材)
51 芯材
52 鞘材
A 所定の長さ
T1 低融点糸の軟化点、鞘材の軟化点
T2 高融点糸の軟化点、芯材の軟化点
T4 膜シートの軟化点

Claims (8)

  1. ろ過膜と流路材とが接合され、複数の端縁部を有する膜エレメントの製造方法であって、
    流路材は、糸を三次元構造に編んだ編物から成り、ろ過膜との接合面を形成する複数のフェイス糸と、フェイス糸に結合する複数のパイル糸とを有するとともに、その内部に、ろ過膜を透過した透過液が流れる空隙を有し、
    透過液が流れる空隙は複数のパイル糸間に形成され、
    パイル糸は軟化点の異なる複数の低融点糸と複数の高融点糸とを有し、
    低融点糸を低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱して溶融することにより、流路材の少なくともいずれかの端縁部を溶着して封止することを特徴とする膜エレメントの製造方法。
  2. パイル糸は低融点糸と高融点糸とを撚り合わせたマルチフィラメント糸であることを特徴とする請求項1記載の膜エレメントの製造方法。
  3. 低融点糸の少なくとも一部は、芯材と、芯材を覆う鞘材とで形成され、
    鞘材は高融点糸の軟化点よりも低い軟化点を有し、
    芯材は鞘材の軟化点よりも高い軟化点を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の膜エレメントの製造方法。
  4. 鞘材の材質がポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の膜エレメントの製造方法。
  5. ろ過膜と流路材とが接合され、複数の端縁部を有する膜エレメントの製造方法であって、
    流路材は、糸を三次元構造に編んだ編物から成り、その内部に、ろ過膜を透過した透過液が流れる空隙を有し、
    流路材を構成する糸は軟化点の異なる複数の低融点糸と複数の高融点糸とを有し、
    低融点糸の材質がポリオレフィン系樹脂であり、
    低融点糸を低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱して溶融することにより、流路材の少なくともいずれかの端縁部を溶着して封止することを特徴とする膜エレメントの製造方法。
  6. 高融点糸の材質がポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の膜エレメントの製造方法。
  7. ろ過膜と流路材とが接合され、複数の端縁部を有する膜エレメントの製造方法であって、
    流路材は、糸を三次元構造に編んだ編物から成り、その内部に、ろ過膜を透過した透過液が流れる空隙を有し、
    流路材を構成する糸は軟化点の異なる複数の低融点糸と複数の高融点糸とを有し、
    ろ過膜は多孔質の膜シートを有し、
    膜シートは流路材の低融点糸の軟化点よりも高い軟化点を有し、
    低融点糸を低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱して溶融することにより、流路材の少なくともいずれかの端縁部を溶着して封止することを特徴とする膜エレメントの製造方法。
  8. 長尺の流路材にろ過膜を接合して長尺の膜エレメントを形成し、
    一対の加熱した切断部材で長尺の膜エレメントを挟むことにより、切断箇所における流路材を低融点糸の軟化点以上の加熱温度で加熱した状態で、長尺の膜エレメントを所定の長さに切断することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の膜エレメントの製造方法。
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