JP7205167B2 - トークンおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
基板モジュール用上カバーは、催吐性を備えた苦味剤を含有しており、
基板モジュール用上カバーの上には、白色ベタ印刷層と、少なくとも1層の絵柄印刷層と、がこの順に備えられており、
絵柄印刷層には、絵柄印刷層と白色ベタ印刷層を部分的に除去したことにより、下地の基板モジュール用上カバーが露出している絵柄印刷層除去部が備えられていることを特徴とするトークンである。
本発明のトークンについて、図1を用いて説明する。
本発明のトークンは、基材シート8上に少なくとも、ICチップ7と外部装置との無線通信を可能とするアンテナ9を備えた基板モジュール2を、基板モジュール用下カバー1と基板モジュール用上カバー3によって狭持してなるトークン10である。
基材モジュール2は、基材シート8上に形成されたアンテナ9に、ICチップ7が電気
的に接続され、実装されたものである。アンテナ9にはICチップ7を実装する配線回路を含んでいる。
基材モジュール用下カバー1は、例えば、樹脂の射出成形技術を使用して製造することができる。射出成形とは、2つの金型を合わせて形成される空間に、溶融した樹脂に圧力をかけて射出し、空間に充填後、樹脂の溶融温度より低い温度にして固化させた後、成形物を取り出す方法である。必要とする基材モジュール用下カバー1の形状が作製可能であれば、如何なる手段を使用することも可能であり、経済的な制約によって選択すれば良い。その手段としては、例えば、射出成形、押出し成形、ブロー成形、真空成形、および圧縮成形などの成形方法を挙げることができる。
使用する樹脂は、ポリエステル樹脂、アクリロニトリルブタジエン共重合合成樹脂(ABS樹脂)、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体樹脂、PET-G(共重合して強化したPET)、ポリプロピレン、ポリカーボネート、トリアセテート、ポリアミド等の樹脂を挙げることができるが、これらに限定する必要は無い。
基材モジュール用上カバー3は、基材モジュール用上カバー1と同様であるが、催吐性を備えた苦味剤を添加する点が異なる。
苦味剤としては、例えば口に入れて苦味を感じさせるような呈味物質を使用することができる。催吐性を備えた苦味剤としては、口に入れることを前提としているため、食品添加物として使用が認められているものが望ましい。例えば、安息香酸デナトニウム、オクタアセチルスクロース(八アセチル化ショ糖)、ホップ、香辛料抽出物、キク抽出物、キハダ抽出物、ヒメマツタケ抽出物、レイシ抽出物、カワラタケ抽出物、ナリンジ、フムロン、等を挙げることができる。更には、カテキン類、アルカロイド類、キサンチン類、テルペン類、トリテルペノイド類、テルペン配糖体、等の化合物の中で食品添加物として使用し得るものを挙げることができる。更に、苦味だけでなく、辛味剤も使用することができる。辛味剤としては、カプサイシン、イソチオシアン酸エステル、シニグリンなどを挙げることができる。また、酸味剤も使用することができる。酸味剤としては、クエン酸、酒石酸、フマル酸、フマル酸ナトリウム、リンゴ酸、アジピン酸などを挙げることができる。また、渋味剤も使用することができる。渋味剤としては、カテキン、プロトシアジニン酸などを挙げることができる。
これらの苦味剤を樹脂に含有させても良いし、基材モジュール用上カバー3の表面に塗布しても良い。樹脂に含有させる場合は、苦味剤の全体に占める比率が0.1~5.0質量%であることが好ましい。表面に塗布する場合は、基材モジュール用上カバー3の表面に、ディスペンサー方式、噴霧吹き付け方式、印刷方式、などにより塗布することができる。塗布液に使用する溶剤としては、芳香族系炭化水素、ケトン系化合物、エステル化合物、などの有機系溶剤を好適に使用することができる。
白ベタ印刷層4としては、白色無機顔料をビヒクルに均一分散した一般的な印刷インキを使用することができる。ビヒクルとしては、通常の印刷インキに使用される油、樹脂、溶剤などからなる組成を使用すれば良い。油としては、植物油、鉱油、加工油などから選択することができる。樹脂としては、天然樹脂、天然物誘導体、合成樹脂などから選択することができる。溶剤としては、炭化水素、アルコール、エステル、ケトン、グリコールおよびその誘導体などから選択することができる。白色顔料としては、酸化チタン(チタン白)、亜鉛華(亜鉛白)、リトポン、鉛白などから選択することができる。
絵柄印刷層5としては、通常の各種の印刷に使用されている色インキを使用すれば良い。絵柄印刷層5としては1層以上形成されていれば良い。
例えばインクジェット印刷の場合、UV硬化型インクジェットインクを使用することが好ましい。UV硬化型インクの組成としては、カーボンブラックやジスアゾイエローなどの無機・有機顔料、オリゴマー(プレポリマーとも言う。)や多官能アクリルモノマーなどのビヒクル(ワニスとも言う。)、光重合開始剤などの補助剤などを挙げる事ができる。
インクジェット用インクについて説明したが、インクジェット以外の印刷方式を用いる場合は、それぞれの印刷に適したインキを使用すれば良い。
どを使用して絵柄印刷層5を形成すれば良い。
絵柄印刷層除去部6は、絵柄印刷層5と白ベタ印刷層4が除去され、下地にある基板モジュール用上カバー3の表面が露出していれば良い。基板モジュール用上カバー3の中に食い込んで形成されていても構わない。
次に、本発明のトークンの製造方法を、図2を使用して説明する。
本発明のトークンの製造方法は、基板モジュール下カバー1を形成する工程(図2(a))と、作製した基板モジュール下カバー1に基板モジュール2を組み込む工程(図2(b))と、基板モジュール2の上に基板モジュール用上カバー3を形成する工程(図2(c))と、基板モジュール用上カバー3の上に白ベタ印刷層4を形成する工程(図2(d))と、白ベタ印刷層4の上に、絵柄印刷層5を形成する工程(図2(e))と、絵柄印刷層5に、絵柄印刷層5と白ベタ印刷層4とを除去することにより、白ベタ印刷層4の下地である基板モジュール用上カバー3の表面を露出する工程(図2(f))と、を備えている。
この様にして、基板モジュール用下カバー1と基板モジュール用上カバー3の間に基板モジュール2が狭持された物品(絵柄印刷前のトークン)が完成する。
基板モジュールとして、ポリイミド基板(厚さ0.23mm)を用いたFPC(フレキシブルプリント配線基板)にICチップ:RC-SA00を搭載したRC-S111(SONY社製)を使用した。
誤食を防ぐ事ができることが確認できた。
絵柄印刷層除去部を形成しなかった事以外は、実施例1と同等とした。
2・・・基板モジュール
3・・・基板モジュール用上カバー
4・・・白ベタ印刷層
5・・・絵柄印刷層
6・・・絵柄印刷層除去部
7・・・ICチップ
8・・・基材シート
9・・・アンテナ
10・・・トークン
11・・・位置合わせ突起
Claims (3)
- 基材シート上に少なくとも、ICチップと外部装置との無線通信を可能とするアンテナを備えた基板モジュールを、基板モジュール用下カバーと基板モジュール用上カバーによって狭持してなるトークンにおいて、
基板モジュール用上カバーは、催吐性を備えた苦味剤を含有しており、
基板モジュール用上カバーの上には、白色ベタ印刷層と、少なくとも1層の絵柄印刷層と、がこの順に備えられており、
絵柄印刷層には、絵柄印刷層と白色ベタ印刷層を部分的に除去したことにより、下地の基板モジュール用上カバーが露出している絵柄印刷層除去部が備えられていることを特徴とするトークン。 - 請求項1に記載のトークンを内包することを特徴とする筐体。
- 請求項1に記載のトークンの製造方法であって、
基板モジュール下カバーを形成する工程と、
作製した前記基板モジュール下カバーに前記基板モジュールを組み込む工程と、
前記基板モジュールの上に前記基板モジュール用上カバーを形成する工程と、
前記基板モジュール用上カバーの上に前記白ベタ印刷層を形成する工程と、
前記白ベタ印刷層の上に、前記絵柄印刷層を形成する工程と、
前記絵柄印刷層において、絵柄印刷層と白ベタ印刷層とを部分的に除去することにより、白ベタ印刷層の下地である前記基板モジュール用上カバーの表面を露出する工程と、を備えている事を特徴とするトークンの製造方法。
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