[go: up one dir, main page]

JP7258363B2 - 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ - Google Patents

磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ Download PDF

Info

Publication number
JP7258363B2
JP7258363B2 JP2020510418A JP2020510418A JP7258363B2 JP 7258363 B2 JP7258363 B2 JP 7258363B2 JP 2020510418 A JP2020510418 A JP 2020510418A JP 2020510418 A JP2020510418 A JP 2020510418A JP 7258363 B2 JP7258363 B2 JP 7258363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic
magnetic layer
divided
film thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020510418A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019187800A1 (ja
Inventor
弘明 本庄
哲郎 遠藤
正二 池田
英夫 佐藤
浩一 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Original Assignee
Tohoku University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC filed Critical Tohoku University NUC
Publication of JPWO2019187800A1 publication Critical patent/JPWO2019187800A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7258363B2 publication Critical patent/JP7258363B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N50/00Galvanomagnetic devices
    • H10N50/80Constructional details
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N50/00Galvanomagnetic devices
    • H10N50/10Magnetoresistive devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N50/00Galvanomagnetic devices
    • H10N50/80Constructional details
    • H10N50/85Materials of the active region
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B61/00Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices

Landscapes

  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)

Description

本発明は、磁気抵抗効果素子及び磁気メモリに関する。特に、基板面に対して垂直方向に形状磁気異方性を有する磁気抵抗効果素子に関する。
MRAM(Magnetic Random Access Memory;磁気メモリ)は、MTJ(Magnetic Tunnel Junction;磁気トンネル接合)を利用した不揮発性メモリである。
待機時に電力を消費せず、高速動作性及び高書込み耐性を有し、また、10nm以下まで微細化可能であるMRAMは、次世代のメモリや論理集積回路として注目されている。
MRAMは、選択トランジスタと、磁気抵抗効果素子とが直列に電気的に接続された構造を有する磁気メモリセルを備える。
選択トランジスタのソース電極はソース線に、ドレイン電極は磁気抵抗効果素子を介してビット線に、ゲート電極はワード線にそれぞれ電気的に接続される。
磁気抵抗効果素子は、2つの強磁性体を含む磁性層(参照層、記録層)の間に非磁性層(トンネル障壁層)が挟まれた構造を基本としている。磁性層の1つは磁化方向が固定された参照層であり、磁性層の他の1つは磁化方向が可変である記録層である。
磁気抵抗効果素子の抵抗値は、参照層の磁性層の磁化方向と記録層の磁性層の磁化方向が平行に配置される場合には小さくなり、反平行に配置される場合には大きくなる。MRAMの磁気メモリセルは、この2つの抵抗状態をビット情報「0」と「1」に割り当てている。
MRAMに要求される主な特性は、(i)磁気抵抗効果素子のトンネル磁気抵抗比(TMR比)が大きいこと、(ii)書込み電流ICが小さいこと、(iii)熱安定性指数Δが大きいこと、(iv)素子サイズが小さいこと(微細化されていること)である。(i)は高速での読出しのため、(ii)は高速での書込みに対応するため、(iii)は磁気メモリの不揮発性のため、(iv)はMRAMの高集積化のために必要な特性である。
本発明者らは、界面磁気異方性を主に利用するトンネル磁気接合を開発し、上記特性を様々な切り口で改善した磁気抵抗効果素子の微細化技術を多数確立している(非特許文献1、2、特許文献1、他多数)。
S. Ikeda, K. Miura, H. Yamamoto, K. Mizunuma, H. D. Gan, M. Endo, S. Kanai, F. Matsukura, and H. Ohno, "A perpendicular-anisotropy CoFeB-MgO magnetic tunnel junction", Nature Mater., 2010, 9, 721 H. Sato, M. Yamanouchi, S. Ikeda, S. Fukami, F. Matsukura, and H. Ohno, "MgO/CoFeB/Ta/CoFeB/MgO recording structure in magnetic tunnel junctions with perpendicular easy axis", IEEE Trans. Magn., 2013, 49, 4437
国際特許出願番号PCT/JP2017/001617
ところで、微細化により高集積化された大容量の磁気メモリを実現するためには、記録されたビット情報を10年間以上保持する不揮発性が必要である。そのため、強磁性体の記録層は、熱安定性指数Δが70以上であることを求められている。
ただし、上記のように熱安定性指数の値は単体メモリとしては70以上の値が必要であるが、例えば、DRAM代替、SRAM代替として用いる場合は必ずしも70以上である必要はなく、これ以下でも良い。
非特許文献1には、記録層の磁性層において、接合サイズ直径40nmで熱安定性指数Δが約40の磁気抵抗効果素子が得られていることが開示されている。
また、非特許文献2には、二重のCoFeB/MgO界面記録構造にして、記録層の接合サイズ直径が40nm台のとき熱安定性指数Δが80以上、接合サイズ直径が29nmのとき熱安定性指数Δが約59であることが開示されている。
また、素子サイズの間隔が約15nm以下となると、隣接する素子からの漏れ磁界の影響によって書込み電流密度が高くなることや熱安定性が低下することが知られている。たとえば磁化方向が本来膜面垂直方向であるべき磁気抵抗効果素子が、隣接する磁気抵抗効果素子の漏れ磁界を受けた場合、漏れ磁界が反平行(逆向き)であれば、本来膜面垂直方向の磁気抵抗効果素子の磁化方向が傾く等、熱擾乱の原因となる。逆に漏れ磁界が平行(同じ向き)であれば、本来膜面垂直方向の磁気抵抗効果素子の書込み電流を増加させなければならなくなる等の悪影響を及ぼす。
つまり、微細化により高集積化された大容量の磁気メモリを実現するためには、磁気抵抗効果素子のより小さい接合サイズでの熱安定性をさらに向上するとともに素子からの漏れ磁界を小さくする必要がある。
本発明は、上記実情に鑑み、反平行結合を有する記録層を用いた形状磁気異方性を有する磁気抵抗効果素子及び磁気メモリを見出し、完成させるに至ったものである。
上記課題を解決するために、本発明の磁気抵抗効果素子は、第1の参照層(B1)と、前記第1の参照層(B1)に隣接して設けられる第1の非磁性層(2)と、前記第1の非磁性層(2)の前記第1の参照層(B1)とは反対側に隣接して設けられる第1の磁性層(3)と、前記第1の磁性層(3)の前記第1の非磁性層(2)とは反対側に隣接して設けられる非磁性結合層(4)と、前記非磁性結合層(4)の前記第1の磁性層(3)とは反対側に隣接して設けられる第2の磁性層(5)と、前記第2の磁性層(5)の前記非磁性結合層(4)とは反対側に隣接して設けられる第2の非磁性層(6)と、を備え、前記第1の参照層(B1)は強磁性体を含み、磁化方向が膜面垂直方向に固定され、前記第1の磁性層(3)及び前記第2の磁性層(5)は、強磁性体を含み、磁化方向は膜面垂直方向に可変であり、反平行方向に磁気結合し、前記第1の磁性層(3)及び前記第2の磁性層(5)の厚さ方向に垂直な端面上で最も長い直線の長さである接合サイズD(nm)と、前記第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)と、前記第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)との間に、D<t1かつD≦t2の関係を有する、又は、D≦t1かつD<t2の関係を有することを特徴とする。
前記第2の非磁性層(6)の前記第2の磁性層(5)とは反対側に隣接して設けられる第2の参照層(B2)をさらに備え、前記第2の参照層(B2)は強磁性体を含み、磁化方向が膜面垂直方向に固定され、前記第1の参照層(B1)の磁化方向と前記第2の参照層(B2)の磁化方向は逆方向であってもよい。
前記第1の非磁性層(2)及び前記第2の非磁性層(6)は、Oを含んでもよい。
前記非磁性結合層(4)は、Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、W、又はこれらの合金のいずれか1以上を含んでもよい。
前記接合サイズDが40nm以下であってもよい。
前記第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)、及び、前記第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は15nm以下であってもよい。
前記第1の非磁性層(2)の膜厚と、前記第2の非磁性層(6)の膜厚は異なってもよい。
前記第1の磁性層(3)は、第1の分割磁性層(3a)、第1の非磁性挿入層(3b)、第2の分割磁性層(3c)を含み、前記第1の分割磁性層(3a)は前記第1の非磁性層(2)及び前記第1の非磁性挿入層(3b)に隣接して設けられ、前記第1の非磁性挿入層(3b)は前記第1の分割磁性層(3a)及び前記第2の分割磁性層(3c)に隣接して設けられ、前記第2の分割磁性層(3c)は前記第1の非磁性挿入層(3b)及び前記非磁性結合層(4)に隣接して設けられ、前記第2の磁性層(5)は、第3の分割磁性層(5a)、第2の非磁性挿入層(5b)、第4の分割磁性層(5c)を含み、前記第3の分割磁性層(5a)は前記非磁性結合層(4)及び前記第2の非磁性挿入層(5b)に隣接して設けられ、前記第2の非磁性挿入層(5b)は前記第3の分割磁性層(5a)及び前記第4の分割磁性層(5c)に隣接して設けられ、前記第4の分割磁性層(5c)は前記第2の非磁性挿入層(5b)及び前記第2の非磁性層(6)に隣接して設けられ、前記第1の分割磁性層(3a)、前記第2の分割磁性層(3c)、前記第3の分割磁性層(5a)、前記第4の分割磁性層(5c)は、少なくともCo、Feのいずれかを含み、前記第1の分割磁性層(3a)及び第2の分割磁性層(3c)は平行方向に磁気結合し、前記第3の分割磁性層(5a)及び前記第4の分割磁性層(5c)は平行方向に磁気結合し、前記第2の分割磁性層(3c)及び前記第3の分割磁性層(5a)は反平行方向に磁気結合してもよい。
前記第1の分割磁性層(3a)のFeの組成の、前記第2の分割磁性層(3c)のFeの組成に対する比は1より大きい、又は、前記第1の分割磁性層(3a)のCoの組成の、前記第2の分割磁性層(3c)のCoの組成に対する比は1より小さく、前記第4の分割磁性層(5c)のFeの組成の、前記第3の分割磁性層(5a)のFeの組成に対する比は1より大きい、又は、前記第4の分割磁性層(5c)のCoの組成の、前記第3の分割磁性層(5a)のCoの組成に対する比は1より小さくてもよい。
前記第1の磁性層(3)、前記非磁性結合層(4)及び前記第2の磁性層(5)の外周部に非磁性化膜(8)を含んでもよい。
前記第1の参照層(B1)の外周に、サイドウォール(9)をさらに備えでもよい。
本発明の磁気メモリは、上記磁気抵抗効果素子を備える。
本発明によれば、微細な接合サイズであっても、高い熱安定性指数Δを有する磁気抵抗効果素子及び磁気メモリを提供することができる。また、漏れ磁界が小さく、また、漏れ磁界の影響を受けにくい磁気抵抗効果素子及び磁気メモリを提供することができる。
本発明の磁気抵抗効果素子の構成の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 本発明の磁気抵抗効果素子の構成の他の一例の、縦断面図である。 隣接する磁気抵抗効果素子との漏れ磁界を説明するイメージ図である。 反磁界及び反磁界の形状依存について説明する図である。 反磁界係数Nと、膜厚及び接合サイズとの関係を示すグラフである。 本発明の反平行方向に磁気結合する2つの磁性層の膜厚と接合サイズとの関係において、垂直磁気異方性を示す範囲を示す概念図である。 実施の形態5及び6の膜厚と垂直磁気異方性の範囲を示すグラフである。 実施の形態5及び6の膜厚と垂直磁気異方性の範囲を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明の磁気抵抗効果素子について、詳細を説明する。
なお、図は一例に過ぎず、また、符号を付して説明するが、本発明を何ら限定するものではない。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、第1の参照層(B1)/第1の非磁性層(2)/第1の磁性層(3)/非磁性結合層(4)/第2の磁性層(5)/第2の非磁性層(6)が順に隣接して配置されたものであり、第1の磁性層(3)/非磁性結合層(4)/第2の磁性層(5)は記録層(A)を構成する。
第1の参照層(B1)はCo、Fe、Ni、Mn等の3d強磁性遷移金属元素を少なくとも1つ含んだ材料であり、Co、Fe、CoFe、FeNi、CoNi、CoB、FeB、CoFeB、FePt、TbTeCo、MnAl、MnGa等が挙げられる。B、V、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Si、Al、Pd、Pt等の非磁性元素をさらに含んでもよい。
第1の参照層(B1)は単層からなっていても、積層あるいは多層となっていてもよいし、Pt、Pd、Cu、Ru、W、Ni等との積層や薄層フェリ構造等でもよい。さらに、第1の参照層(B1)の第1の非磁性層(2)とは反対側に固定層等が隣接されていてもよい。
第1の参照層(B1)の膜厚は、材料や層の構成によるが、概ね0.5nm~10nm程度である。
第1の参照層(B1)の磁化方向は、膜面垂直方向に固定されており、図1では記録層(A)側を向いているが、逆でもよい。
第1の非磁性層(2)は、絶縁層からなるトンネル接合層であり、少なくともO(酸素)を含むことが望ましい。接合する2つの端面の材料の組み合わせで磁気抵抗変化率が大きく発現するよう、MgO、MgAlO、Al23、SiO2、TiO、Hf2O等の酸素を含む絶縁体が例示され、より望ましくはMgOが用いられる。
第1の非磁性層(2)の膜厚は、好ましくは0.1~10nm、より好ましくは0.2nm~5nm、さらに好ましくは0.5nm~2nmの範囲に調整される。
第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)はCo、Fe、Ni、Mnなどの3d強磁性遷移金属元素を少なくとも1つ含んだ材料であることが好ましく、Co、Fe、Ni、CoFe、FeNi、CoNi、CoB、FeB、NiB、CoFeB,MnAl等が例示される。B,V、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Si、Al、Pd、Pt、Ir等の非磁性元素をさらに含んでもよい。
第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)は、単層からなっていても、積層となっていてもよい。Feを含む層と、FeB又はCoBを含む層との積層膜が例示される。
第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)は、同じ材料である、同じ組成である、あるいは同じ飽和磁化Msを有してもよいし、異なる材料である、異なる組成である、あるいは異なる飽和磁化Msを有してもよい。
第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)及び第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D<t1かつD≦t2の関係を有する、又は、D≦t1かつD<t2の関係を有するように形成される。関係の詳細は、後述する。
なお、本発明において、接合サイズとは、磁性層の厚さ方向に垂直な端面、すなわち、隣り合う非磁性層や電極と接する接合面上で、最も長い直線の長さであり、接合面が円形のときはその直径、楕円形のときはその長径、四角形のときはその対角線の長い方となる。
上記、膜厚t1、膜厚t2と接合サイズDとの関係が成り立てば、たとえば接合サイズが40nm以下、15nm以下、もしくは10nm以下でも膜面に対し垂直磁気異方性を有し、必要な熱安定性を得ることができる。この効果が生じる理由も後述する。
なお、接合サイズが大きする場合は、上記関係により膜厚も大きくする必要が生じ、素子加工が難しくなる。この加工上の観点から、接合サイズは40nm以下であることが望ましい。
第1の磁性層(3)と第2の磁性層(5)は、反平行方向に磁気結合している。
非磁性結合層(4)は、第1の磁性層(3)と第2の磁性層(5)を反平行方向に磁気結合するものであればよい。Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、W、Hf、Zr、Nb、Mo、V、Cr又はこれらの合金のいずれか1以上を含むことが好ましく、Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、Wがより好ましく、Ruがさらに好ましい。
非磁性結合層(4)の膜厚は、第1の磁性層(3)と第2の磁性層(5)を反平行方向に磁気結合する範囲であればよく、素子構成材料や成膜条件によって異なるが、0.1nm~2nm、好ましくは0.3nm~1nmが例示される。Ruの場合、反強磁性結合磁界は0.4nmあるいは0.9nm付近でピーク値を持つため、この付近の膜厚に調整されることが望ましい。
第2の非磁性層(6)は、キャップ層として機能する場合、MgOなどの酸化膜やTa、W、Hf、Mgなどの金属非磁性膜からなる。
第2の非磁性層(6)が、トンネル接合層として機能する場合、少なくともO(酸素)を含むことが望ましい。接合する2つの端面の材料の組み合わせで磁気抵抗変化率が大きく発現するよう、MgO、MgAlO、Al23、SiO2、TiO、Hf2O等の酸素を含む絶縁体が例示され、より望ましくはMgOが用いられる。
以下に、本発明及びその効果を詳述する。
まず、本発明の磁気抵抗効果素子は、第1の磁性層(3)と第2の磁性層(5)を反平行方向に磁気結合する非磁性結合層(4)を備える。
この構成により、たとえば図1において、記録層(A)側から第1の参照層(B1)に向かって注入された電流は、第2の磁性層(5)の磁化を反転した上、第1の非磁性層(2)で反射スピンが生成し、第1の磁性層(3)の磁化を、生成した反射スピンで反転する。このため、記録層(A)の磁性層の磁化反転に必要な電流が約半分とすることが可能である。
形状磁気異方性を用いる素子では、素子の直径より膜厚が厚い。従って、素子サイズが大きい領域では厚い膜厚が必要となる。漏れ磁界の大きさは膜厚と飽和磁化の積に比例するため膜厚が厚いと漏れ磁界が大きくなるという課題があった、本発明では、第1の磁性層(3)と第2の磁性層(5)が反平行方向に磁気結合することで、磁気抵抗効果素子の外部への漏れ磁界を低減することができる。さらに、図21に示すように、たとえば直径15nmで、素子間隔(図21のSに相当)が15nmといった接合サイズが小さく、かつ、素子間隔が狭い場合に、磁気抵抗効果素子を3x3で配列し、選択された中央の素子の磁化方向が平行であり、他の素子の磁化方向が反平行である場合、隣接する磁気抵抗効果素子どうしの距離が小さくなると、漏れ磁界の影響によって書込み電流が大きくなる。この漏れ磁界は、磁化方向が本来膜面垂直方向であるべき磁気抵抗効果素子の磁化方向を傾ける、あるいは書込み電流が大きくなる等の悪影響を及ぼす。しかしながら、漏れ磁界を低減でき、かつ、小さい素子でも形状異方性の効果で熱安定性が高く、漏れ磁界の影響を受けにくい本発明の磁気抵抗効果素子においては、高集積化されても、漏れ磁界が小さく、熱安定性も高いため隣接素子に対する影響が小さくなる。
次に、本発明の磁気抵抗効果素子の膜厚t1(nm)及び膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D<t1かつD≦t2の関係を有する、又は、D≦t1かつD<t2の関係を有するように形成される。この関係式は、以下の事実により成立する。
磁気抵抗効果素子のビット情報の保持性能を決める、記録層として機能する磁性層の熱安定性指数Δ(=E/kBT)において、エネルギー障壁Eは、磁気異方性エネルギー密度Kと記録層の体積Vとの積で表される。ここで、x軸、y軸を平面内、z軸をその平面に垂直な方向にとった座標において、磁気異方性エネルギー密度Kは、以下の数1の式のように表される。
Figure 0007258363000001
ここで、Kiは界面磁気異方性エネルギー密度、tは記録層の膜厚、Kbは結晶磁気異方性や磁気弾性効果に由来するバルク磁気異方性エネルギー密度、Nz及びNxはそれぞれz軸及びx軸の反磁界係数、Msは記録層の飽和磁化、μ0は真空の透磁率である。磁気異方性エネルギー密度Kが正の時は垂直磁気異方性を示し、負の時は面内磁気異方性を示す。
次に、本発明の磁気抵抗効果素子の構成、すなわち、記録層(A)の磁性層が第1の磁性層(3)と第2の磁性層(5)に分かれ、互いに反平行方向に磁気結合して磁化方向が逆向きとなる場合に、該記録層(A)が垂直磁気異方性を有するための条件について、説明する。
記録層(A)が、膜厚t1の第1の磁性層(3)及び膜厚t2の第2の磁性層(5)を備える場合、記録層(A)の磁気異方性エネルギー密度Kは、以下の数2のように表される。
Figure 0007258363000002
ただし、Ku1は第1の磁性層(3)の磁気異方性エネルギー密度、Ku2は第2の磁性層(5)の磁気異方性エネルギー密度、Ki1は第1の磁性層(3)と第1の非磁性層(2)の界面磁気異方性エネルギー密度、Ki2は第2の磁性層(5)と第2の非磁性層(6)の界面磁気異方性エネルギー密度、Kb1は第1の磁性層(3)のバルク磁気異方性エネルギー密度、Kb2は第2の磁性層(5)のバルク磁気異方性エネルギー密度、N1は第1の磁性層(3)の反磁界係数、N2は第2の磁性層(5)の反磁界係数、Ms1は第1の磁性層(3)の飽和磁化、Ms2は第2の磁性層(5)の飽和磁化である。
ここで、計算をひとまず単純にするため、便宜上Ki1=Ki2=Kb1=Kb2=0とすると、数3のように表される。
Figure 0007258363000003
ただし、実際にKi1、Ki2、Kb1、Kb2は0でなくてもよく、数2が正の場合に垂直磁気異方性を有する。
Figure 0007258363000004
数4において、Ms1、Ms2、μ0、t1、t2は常に正であるので、反磁界係数N1、N2が負であれば数4の関係が成り立つ。そこで反磁界係数N1、N2の正負について、さらに詳細に説明する。
ここで、反磁界とは磁性体内部の磁界Hdのことであり、磁性体内部において磁化の向き(磁束線の向き)と磁界の向き(磁力線の向き)が逆であるため、反磁界と呼ばれる。図22(a)は磁性体の外部と内部が繋がっている磁束線を示し、図22(b)は磁極が作る磁界による磁力線を示す。
かかる反磁界Hdは磁化Mにより生じるので、磁化Mに比例し、μ0d=-NMの関係が成り立つ。この比例係数Nを反磁界係数という。
反磁界係数Nはベクトル量であり、x、y、z軸方向の成分を有し、それぞれNx、Ny、Nzと表され、数5の式の関係を有する。
Figure 0007258363000005

x、Ny、Nzの値は磁性体の形状で決まる。z軸方向(膜厚t)とxy軸方向(素子面内方向)との関係を含め、形状磁気異方性の向きを併せて検討した。
図22(c)に示すように磁性体の形状が球の場合(D=tの場合に相当)、形状は等方であるため、Nx=Ny=Nzとなり、数5の式と併せ、Nx=Ny=Nz=1/3である。よって、N=Nz-Nx=0となり、形状磁気異方性を有しない。
図22(d)に示すように磁性体の形状がxy軸方向に扁平な磁性体の場合(D>tの場合)、xy軸方向の磁極は離れているため、対応する反磁界係数はNx=Ny=0であり、数5の式と併せ、Nz=1である。よって、N=Nz-Nx=1>0となり、面内方向の形状磁気異方性を有する。
図22(e)に示すように磁性体の形状がz軸方向に長い磁性体の場合(D<tの場合)、z軸方向の磁極は離れているため対応する反磁界係数Nz=0であり、x軸とy軸は対称であるためNx=Nyとなり、数5の式と併せ、Nx=Ny=1/2である。よって、N=Nz-Nx=-1/2<0となり、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
次に、記録層が膜厚t1の第1の磁性層(3)及び膜厚t2の第2の磁性層(5)に分かれた場合の分類を行った。
<分類1>
D<t1、かつ、D<t2の場合、N1<0、N2<0である。よって、数3の式中のKは常に正の値を取り、常に垂直方向の形状磁気異方性を有する。
<分類2>
D=t1、かつ、D=t2の場合、N1=0、N2=0である。よって、数3の式中のK=0となり、形状磁気異方性を有しない。
<分類3>
D>t1、かつ、D>t2の場合、N1>0、N2>0である。よって、数3の式中のKは常に負の値を取り、常に面内方向の形状磁気異方性を有する。
<分類4>
D<t1かつD=t2の場合、又は、D=t1かつD<t2の場合、N1<0かつN2=0、又は、N1=0かつN2<0である。よって、数3の式中のKは常に正の値を取り、常に垂直方向の形状磁気異方性を有する。
<分類5>
2<D<t1、又は、t1<D<t2の場合、数3の式中のKが正となるときのみ、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
ここで、第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)が同一の材料、同一の組成で形成されている等、第1の磁性層(3)の飽和磁化Ms1と及び第2の磁性層(5)の飽和磁化Ms2が同じ場合(Ms1=Ms2の場合)は、数4の式の両辺を-Ms1/2μ012で割ると、以下の数6の式のように表され、この関係を満たしたときに垂直方向の形状磁気異方性を有する。
Figure 0007258363000006
数6の関係がt2<D<t1、又は、t1<D<t2の範囲のうち、どのような場合に成立するかを回転楕円体近似及び扁平楕円近似から求めた。
t>Dのとき、回転楕円体近似から、Nは以下の数7の式の関係があり、数7の式を線形近似すると数8の関係がある。
Figure 0007258363000007
Figure 0007258363000008

一方、t<Dのとき、扁平楕円体近似から、Nは以下の数9の式の関係があり、数9の式を線形近似すると数10の関係がある。
Figure 0007258363000009
Figure 0007258363000010
数8及び数10の式より、反磁界係数Nとt/Dの関係をプロットしたものが、図23である。t/D<1すなわちt<Dの場合は面内方向の形状磁気異方性を有し、t/D>1すなわちt>Dの場合は垂直方向の形状磁気異方性を有するが、その具体的な値を近似曲線から導くことができる。
2<D<t1、又は、t1<D<t2の場合、数8及び数10を数6に代入し、数6の関係が成立すれば、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
簡易的には、図23からそれぞれの反磁界係数N1とN2を読み取り、各膜厚とともに数6に代入し、負になる範囲であれば、垂直磁気異方性を有する。
また、第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)が異なる材料、異なる組成で形成されている等、第1の磁性層(3)の飽和磁化Ms1と及び第2の磁性層(5)の飽和磁化Ms2が異なる場合(Ms2=aMs1の場合。aは定数)は、数4のMs2にaMs1を代入し、両辺を-Ms1/2μ012で割ると、以下の数11の式で表され、この関係を満たしたときに垂直方向の形状磁気異方性を有する。
Figure 0007258363000011
異なる材料、異なる組成で形成されている等、第1の磁性層(3)の飽和磁化Ms1と及び第2の磁性層(5)の飽和磁化Ms2が異なる場合も、数8及び数10を数11に代入し、数11の関係が成立すれば、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
以上、<分類1>~<分類5>の解析から、少なくとも<分類1>及び<分類4>の関係を満たす、D<t1かつD≦t2、又は、D≦t1かつD<t2の範囲において、常に垂直方向に形状磁気異方性を有すると言え、<分類5>の解析から、たとえ膜厚t1又は膜厚t2のどちらかが接合サイズDより小さくても、数6又は数11の範囲においては垂直方向の形状磁気異方性を有することが分かる。
膜厚t1と膜厚t2、及び接合サイズDとの関係で、垂直方向に形状磁気異方性になる領域の概念図を示したのが、図24である。
なお、計算で0と仮定した界面磁気異方性エネルギー密度が正の場合(Ki1、Ki2>0)、垂直方向となる膜厚の領域は増えることが考えられる。
(実施の形態2)
図2に、本発明の実施の形態2の構成を示す。該磁気抵抗効果素子の構成は、第1の参照層(B1)/第1の非磁性層(2)/第1の磁性層(3)/非磁性結合層(4)/第2の磁性層(5)/第2の非磁性層(6)/第2の参照層(B2)が順に隣接して配置されたものであり、第1の磁性層(3)/非磁性結合層(4)/第2の磁性層(5)は記録層(A)を構成する。
実施の形態2は、以下の点を除き、実施の形態1と同様の特徴を有する。
第2の参照層(B2)はCo、Fe、Ni、Mnなどの3d強磁性遷移金属元素を少なくとも一つ含んだ材料であり、Co、Fe、CoFe、FeNi、CoNi、CoB、FeB、CoFeB、FePt、TbTeCo,MnAl、MnGa等が挙げられる。B、V、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Si、Al、Pd、Pt等の非磁性元素をさらに含んでもよい。
第2の参照層(B2)は単層からなっていても、積層あるいは多層となっていてもよいし、Pt、Pd、Cu、Ru、W、Ni等との積層や薄層フェリ構造等でもよい。
第2の参照層(B2)の膜厚は、材料や層の構成によるが、概ね0.5nm~10nm程度である。
第2の参照層(B2)の磁化方向は、膜面垂直方向に固定されており、図2では記録層(A)側に向いているが、逆でもよい。さらに第1の参照層(B1)の磁化方向と第2の参照層(B2)の磁化方向は逆向き(反平行)である。
第2の非磁性層(6)は、絶縁層からなるトンネル接合層であり、少なくともO(酸素)を含むことが望ましい。接合する2つの端面の材料の組み合わせで磁気抵抗変化率が大きく発現するよう、MgO、Al23、SiO2、TiO、Hf2O等の酸素を含む絶縁体が例示され、より望ましくはMgOが用いられる。
第2の非磁性層(6)の膜厚は、好ましくは0.1~10nm、より好ましくは0.2nm~5nm、さらに好ましくは0.5nm~2nmの範囲に調整される。
また、第1の非磁性層(2)の膜厚は、第2の非磁性層(6)の膜厚と異なっていてもよく、また、第1の非磁性層(2)の材質あるいは組成が、第2の非磁性層(6)と異なっていてもよい。
なお、図示しないが、通常、第1の参照層(B1)の記録層(A)とは反対側には下部非磁性電極、第2の参照層(B2)の記録層(A)とは反対側には上部非磁性電極が配置され、磁気抵抗効果素子は該電極を介して選択トランジスタと電気的に接続される。
(実施の形態3)
図3に、本発明の実施の形態3の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、膜厚t1及び膜厚t2が等しい点を除いて実施の形態1と同じであり、以下の点を除き、実施の形態1と同様の特徴を有する。
すなわち、第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)及び第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D<t1、D<t2、かつ、t1=t2の関係を有する。実施の形態1において詳述したとおり、D<t1、かつ、D<t2の場合、N1<0、N2<0であるため、2つの磁性層の膜厚が同じ(t1=t2)であっても、磁気異方性エネルギー密度Kは常に正の値を取り、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
(実施の形態4)
図4に、本発明の実施の形態4の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、膜厚t1及び膜厚t2が等しい点を除いて実施の形態2と同じであり、以下の点を除き、実施の形態2と同様の特徴を有する。
すなわち、第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)及び第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D<t1、D<t2、かつ、t1=t2の関係を有する。実施の形態1において詳述したとおり、D<t1、かつ、D<t2の場合、N1<0、N2<0であるため、2つの磁性層の膜厚が同じ(t1=t2)であっても、磁気異方性エネルギー密度Kは常に正の値を取り、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
(実施の形態5)
図5に、本発明の実施の形態5の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、膜厚t1が接合サイズDより小さい点を除いて実施の形態1と同じであり、以下の点を除き、実施の形態1と同様の特徴を有する。
すなわち、第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)及び第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D>t1かつD<t2の関係を有する。実施の形態1において詳述したとおり、D>t1かつD<t2の場合、N1>0かつN2<0であり、数6もしくは数11の式を満たす範囲にある場合は、片方の磁性層の膜厚が接合サイズより小さくても、磁気異方性エネルギー密度Kは正の値を取り、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
図25に、接合サイズDが10nm、膜厚t2が15nm、第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)が同一の材料あるいは同一の組成(第2の磁性層(5)の飽和磁化Ms2が、第1の磁性層(3)の飽和磁化Ms1と同じ、すなわちa=1)の場合、垂直磁気異方性となる膜厚t1と数11の左辺との関係を示したグラフを示す。この場合、垂直磁気異方性となる膜厚t1は約9nm以上であることが必要である。
図26に、接合サイズDが10nm、膜厚t2が15nm、第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)が異なる材料あるいは異なる組成の材料(第2の磁性層(5)の飽和磁化Ms2が、第1の磁性層(3)の飽和磁化Ms1の2倍)の場合、垂直磁気異方性となる膜厚t1を数11の左辺との関係から求めたグラフを示す。この場合、垂直磁気異方性となる膜厚t1は約6.5nm以上であることが必要である。
(実施の形態6)
図6に、本発明の実施の形態6の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、膜厚t1が接合サイズDより小さい点を除いて実施の形態2と同じであり、以下の点を除き、実施の形態2と同様の特徴を有する。
すなわち、第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)及び第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D>t1かつD<t2の関係を有する。実施の形態1において詳述したとおり、D>t1かつD<t2の場合、N1>0かつN2<0であり、数6もしくは数11の式を満たす範囲にある場合は、片方の磁性層の膜厚が接合サイズより小さくても、磁気異方性エネルギー密度Kは正の値を取り、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
図25に、接合サイズDが10nm、膜厚t2が15nm、第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)が同一の材料あるいは同一の組成の場合(a=1)、垂直磁気異方性となる膜厚t1と数11の左辺との関係を示したグラフを示す。この場合、垂直磁気異方性となる膜厚t1は約9nm以上であることが必要である。
図26に、接合サイズDが10nm、膜厚t2が15nm、第1の磁性層(3)及び第2の磁性層(5)が異なる材料あるいは異なる組成の材料(第2の磁性層(5)の飽和磁化Ms2が、第1の磁性層(3)の飽和磁化Ms1の2倍)の場合、垂直磁気異方性となる膜厚t1を数11の左辺との関係から求めたグラフを示す。この場合、垂直磁気異方性となる膜厚t1は約6.5nm以上であることが必要である。
(実施の形態7)
図7に本発明の実施の形態7の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、膜厚t2が接合サイズDより小さい点を除いて実施の形態1と同じであり、以下の点を除き、実施の形態1と同様の特徴を有する。
すなわち、第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)及び第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D<t1かつD>t2の関係を有する。実施の形態1において詳述したとおり、D>t1かつD<t2の場合、N1<0かつN2>0であり、数6もしくは数11の式を満たす範囲にある場合は、片方の磁性層の膜厚が接合サイズより小さくても、磁気異方性エネルギー密度Kは正の値を取り、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
(実施の形態8)
図8に本発明の実施の形態8の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、膜厚t2が接合サイズDより小さい点を除いて実施の形態2と同じであり、以下の点を除き、実施の形態2と同様の特徴を有する。
すなわち、第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)及び第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D<t1かつD>t2の関係を有する。実施の形態1において詳述したとおり、D<t1かつD>t2の場合、N1<0かつN2>0であり、数6もしくは数11の式を満たす範囲にある場合は、片方の磁性層の膜厚が接合サイズより小さくても、磁気異方性エネルギー密度Kは正の値を取り、垂直方向の形状磁気異方性を有する。
(実施の形態9)
図9に、本発明の実施の形態9の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、第1の参照層(B1)/第1の非磁性層(2)/第1の分割磁性層(3a)/第1の非磁性挿入層(3b)/第2の分割磁性層(3c)/非磁性結合層(4)/第3の分割磁性層(5a)/第2の非磁性挿入層(5b)/第4の分割磁性層(5c)/第2の非磁性層(6)が順に隣接して配置されたものであり、第1の分割磁性層(3a)/第1の非磁性挿入層(3b)/第2の分割磁性層(3c)/非磁性結合層(4)/第3の分割磁性層(5a)/第2の非磁性挿入層(5b)/第4の分割磁性層(5c)は記録層(A)を構成する。
実施の形態9は、以下の点を除き、実施の形態1と同様の特徴を有する。
第1の分割磁性層(3a)、第2の分割磁性層(3c)、第3の分割磁性層(5a)及び第4の分割磁性層(5c)は、少なくともCo、Fe、Ni、Mn等の3d強磁性遷移金属元素を少なくとも1つ含んだ材料であり、Co、Fe、Ni、CoFe、FeNi、CoNi、CoB、FeB、NiB、CoFeB,MnAl、MnGaが例示される。B,V、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Si、Al、Pd、Pt等の非磁性元素をさらに含んでもよい。
第1の分割磁性層(3a)のFeの組成の、第2の分割磁性層(3c)のFeの組成に対する比は1より大きい、又は、第1の分割磁性層(3a)のCoの組成の、第2の分割磁性層(3c)のCoの組成に対する比は1より小さい特徴を有してもよい。第1の分割磁性層(3a)のFeを多くすることで強い界面磁気結合を得ることができ、また、第2の分割磁性層(3c)のCoを多くすることで強い反強磁性結合を得ることができるため、磁気抵抗効果素子の動作が安定するからである。
同様な理由で、第4の分割磁性層(5c)のFeの組成の、第3の分割磁性層(5a)のFeの組成に対する比は1より大きい、又は、第4の分割磁性層(5c)のCoの組成の、第3の分割磁性層(5a)のCoの組成に対する比は1より小さい特徴を有してもよい。
第1の分割磁性層(3a)と第2の分割磁性層(3c)は平行方向に磁気結合し、第3の分割磁性層(5a)と第4の分割磁性層(5c)は平行方向に磁気結合し、平行方向に磁気結合した磁性層の磁化方向は同じ向きになるように反転する。
第2の分割磁性層(3c)と第3の分割磁性層(5a)は、非磁性結合層(4)により反平行方向に磁気結合する。
第1の分割磁性層(3a)、第2の分割磁性層(3c)、第3の分割磁性層(5a)及び第4の分割磁性層(5c)は、単層からなっていても、積層となっていてもよい。Feを含む層と、FeB又はCoBを含む層との積層膜が例示される。
第1の分割磁性層(3a)、第2の分割磁性層(3c)、第3の分割磁性層(5a)及び第4の分割磁性層(5c)は、同じ材料である、同じ組成である、あるいは同じ飽和磁化Msを有してもよいし、異なる材料である、異なる組成である、あるいは異なる飽和磁化Msを有してもよい。
第1の非磁性挿入層(3b)及び第2の非磁性挿入層(5b)は、非磁性元素を含み、少なくともTa、W、Hf、Zr、Nb、Mo、Ru、V、Cのいずれか1以上の元素を含む構成が例示される。
第1の非磁性挿入層(3b)及び第2の非磁性挿入層(5b)の膜厚はそれぞれ、隣接する第1の分割磁性層(3a)と第2の分割磁性層(3c)、隣接する第3の分割磁性層(5a)と第4の分割磁性層(5c)との磁気的結合を保つように調整される。0.1nm~2nmの範囲にあることが好ましく、0.1nm~0.5nmがより好ましい。
第1の分割磁性層(3a)及び第2の分割磁性層(3c)の合計の膜厚t1(nm)及び第3の分割磁性層(5a)及び第4の分割磁性層(5c)の合計の膜厚t2(nm)は、磁気抵抗効果素子の接合サイズD(nm)との間に、D<t1かつD≦t2の関係を有する、又は、D≦t1かつD<t2の関係を有するように形成される。
上記、膜厚t1、膜厚t2と接合サイズDとの関係が成り立てば、たとえば接合サイズが40nm以下、15nm以下、もしくは10nm以下でも膜面に対し垂直磁気異方性を有する。
非磁性結合層(4)は、第2の分割磁性層(3c)と第3の分割磁性層(5a)を反平行に結合するものであればよい。Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、W、Hf、Zr、Nb、Mo、V、Cr又はこれらの合金のいずれか1以上を含むことが好ましく、Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、Wがより好ましく、Ruがさらに好ましい。
非磁性結合層(4)の膜厚は、第2の分割磁性層(3c)と第3の分割磁性層(5a)を反平行方向に磁気結合する範囲であればよく、素子構成材料や成膜条件によって異なるが、0.1nm~2nm、好ましくは0.3nm~1nmが例示される。Ruの場合、反強磁性結合磁界は0.4nmあるいは0.9nm付近でピークを有するため、この付近の膜厚に調整されることが望ましい。
(実施の形態10)
図10に、本発明の実施の形態10の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、第1の参照層(B1)/第1の非磁性層(2)/第1の分割磁性層(3a)/第1の非磁性挿入層(3b)/第2の分割磁性層(3c)/非磁性結合層(4)/第3の分割磁性層(5a)/第2の非磁性挿入層(5b)/第4の分割磁性層(5c)/第2の非磁性層(6)/第2の参照層(B2)が順に隣接して配置されたものであり、第1の分割磁性層(3a)/第1の非磁性挿入層(3b)/第2の分割磁性層(3c)/非磁性結合層(4)/第3の分割磁性層(5a)/第2の非磁性挿入層(5b)/第4の分割磁性層(5c)は記録層(A)を構成する。
実施の形態10は、実施の形態1及び9と同様の特徴を有する。
(実施の形態11)
図11に、本発明の実施の形態11の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、実施の形態1の第1の参照層(B1)として磁性層(1c)にさらに非磁性挿入層(1b)、磁性層(1a)を隣接して設けたものである。
実施の形態11は、以下の点を除き、実施の形態1と同様の特徴を有する。
2つの磁性層(1a、1c)は、Co、Fe、Ni、Mn等の3d強磁性遷移金属元素を少なくとも1つ含んだ材料であり、Co、Fe、CoFe、FeNi、CoNi、CoB、FeB、CoFeB、FePt、TbTeCo、MnAl等が挙げられる。B、V、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Si、Al、Pd、Pt等の非磁性元素をさらに含んでもよい。
2つの磁性層(1a、1c)は単層からなっていても、積層あるいは多層となっていてもよいし、Pt、Ru、W、Ni等との積層や薄層フェリ構造等でもよい。
2つの磁性層(1a、1c)の磁化方向は、膜面垂直方向に固定されており、互いに逆向き(反平行)である。
このように、第1の参照層(B1)内の磁化方向を反平行結合積層構造にすることにより、第1の参照層(B1)からの磁界を弱めることができ、熱安定性を改善することができる。
非磁性挿入層(1b)は、隣接する2つの磁性層(1a、1c)を反平行方向に磁気結合するものであればよい。Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、W、Hf、Zr、Nb、Mo、V、Cr又はこれらの合金のいずれか1以上を含むことが好ましく、Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、Wがより好ましく、Ruがさらに好ましい。
非磁性挿入層(1b)の膜厚は、隣接する2つの磁性層(1a、1c)を反平行方向に磁気結合するものであればよく、素子構成材料や成膜条件によって異なるが0.1nm~2nm、好ましくは0.3nm~1nmが例示される。Ruの場合、反強磁性結合は0.4nmあるいは0.9nm付近でピーク値を持つため、この付近の膜厚に調整されることが望ましい。
なお、実施の形態11の記録層の構成を、実施の形態1と同じにしたが、実施の形態3~10の記録層の構成を当て嵌めてもよい。
(実施の形態12)
図12に、本発明の実施の形態12の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、実施の形態2の第2の参照層(B2)として磁性層(7a)にさらに非磁性挿入層(7b)、磁性層(7c)を隣接して設けたものである。
実施の形態12は、以下の点を除き、実施の形態11と同様の特徴を有する。
2つの磁性層(7a、7c)は、Co、Fe、Ni、Mn等の3d強磁性遷移金属元素を少なくとも1つ含んだ材料であり、Co、Fe、CoFe、FeNi、CoNi、CoB、FeB、CoFeB、FePt、TbTeCo、MnAl等が挙げられる。B、V、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Si、Al、Pd、Pt等の非磁性元素をさらに含んでもよい。
2つの磁性層(7a、7c)は単層からなっていても、積層あるいは多層となっていてもよいし、Pt、Ru、W、Ni等との積層や薄層フェリ構造等でもよい。
2つの磁性層(7a、7c)の磁化方向は、膜面垂直方向に固定されており、互いに逆向き(反平行)である。図12では、第1の参照層(B1)としての磁性層(1c)及び第2の参照層(B2)としての磁性層(7a)の磁化方向は記録層(A)側に向いているが、参照層中の磁性層全てを図12とは逆方向に固定してもよい。
このように、参照層(B1、B2)内の磁化方向を反平行結合積層構造にすることにより、参照層(B1、B2)からの磁界を弱めることができ、熱安定性を改善することができる。
非磁性挿入層(7b)は、隣接する2つの磁性層(7a、7c)を反平行方向に磁気結合するものであればよい。Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、W、Hf、Zr、Nb、Mo、V、Cr又はこれらの合金のいずれか1以上を含むことが好ましく、Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、Wがより好ましく、Ruがさらに好ましい。
非磁性挿入層(7b)の膜厚は、隣接する2つの磁性層(7a、7c)を反平行方向に磁気結合するものであればよく、素子構成材料や成膜条件によって異なるが0.1nm~2nm、好ましくは0.3nm~1nmが例示される。Ruの場合、反強磁性結合は0.4nmあるいは0.9nm付近でピーク値を持つため、この付近の膜厚に調整されることが望ましい。
なお、実施の形態12の記録層の構成を、実施の形態2と同じにしたが、実施の形態3~10の記録層の構成を当て嵌めてもよい。また、一方の参照層を、実施の形態1のように一方向に固定した構成に置き換えてもよい。
(実施の形態13)
図13に、本発明の実施の形態13の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、実施の形態1の第1の参照層(B1)としての磁性層(1e)にさらに非磁性挿入層(1d)、磁性層(1c)、非磁性挿入層(1b)、磁性層(1a)を隣接して設けたものである。
実施の形態13は、以下の点を除き、実施の形態11と同様の特徴を有する。
非磁性挿入層(1d)は、非磁性元素を含み、少なくともTa、W、Hf、Zr、Nb、Mo、Ru、V、Cのいずれか1以上の元素を含む構成が例示される。
非磁性挿入層(1d)の膜厚は、隣接する2つの磁性層(1e、1c)と磁気的結合を保つように調整される。0.1nm~2nmの範囲にあることが好ましく、0.1nm~0.5nmがより好ましい。
磁性層(1e)は、Co、Fe、Ni、Mn等の3d強磁性遷移金属元素を少なくとも1つ含んだ材料であり、Co、Fe、CoFe、FeNi、CoNi、CoB、FeB、CoFeB、FePt、TbTeCo、MnAl等が挙げられる。B、V、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Si、Al、Pd、Pt等の非磁性元素をさらに含んでもよい。
磁性層(1e)は単層からなっていても、積層あるいは多層となっていてもよいし、Pt、Ru、W、Ni等との積層や薄層フェリ構造等でもよい。
磁性層(1e)の膜厚は、材料や層の構成によるが、概ね0.1nm~10nm程度に調整される。
3つの磁性層のうち、2つの磁性層(1e、1c)の磁化方向は同じ向きである。
なお、実施の形態13の記録層の構成を、実施の形態1と同じにしたが、実施の形態2~10の記録層の構成を当て嵌めてもよい。
(実施の形態14)
図14に、本発明の実施の形態14の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、実施の形態2の第2の参照層(B2)としての磁性層(7e)にさらに非磁性挿入層(7d)、磁性層(7a)、非磁性挿入層(7b)、磁性層(7c)を隣接して設けたものである。
実施の形態14は、以下の点を除き、実施の形態13と同様の特徴を有する。
非磁性挿入層(7d)は、非磁性元素を含み、少なくともTa、W、Hf、Zr、Nb、Mo、Ru、V、Cのいずれか1以上の元素を含む構成が例示される。
非磁性挿入層(7d)の膜厚は、隣接する2つの磁性層(7e、7a)との磁気的結合を保つように調整される。0.1nm~2nmの範囲にあることが好ましく、0.1nm~0.5nmがより好ましい。
磁性層(7e,7a)は、Co、Fe、Ni、Mn等の3d強磁性遷移金属元素を少なくとも1つ含んだ材料であり、Co、Fe、CoFe、FeNi、CoNi、CoB、FeB、CoFeB、FePt、TbTeCo、MnAl等が挙げられる。B、V、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Si、Al、Pd、Pt等の非磁性元素をさらに含んでもよい。
磁性層(7e,7a)は単層からなっていても、積層あるいは多層となっていてもよいし、Pt、Ru、W、Ni等との積層や薄層フェリ構造等でもよい。
3つの磁性層のうち、2つの磁性層(7e、7a)の磁化方向は同じ向きである。
なお、実施の形態14の記録層の構成を、実施の形態1と同じにしたが、実施の形態2~10の記録層の構成を当て嵌めてもよい。また、一方の参照層を、実施の形態2、12の参照層の構成に置き換えてもよい。
(実施の形態15)
図15に、本発明の実施の形態15の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、以下の点を除き、実施の形態2と同様の特徴を有する。
記録層(A)は、外周部に非磁性化膜(8)を含む。該非磁性化膜(8)は記録層(A)の表面を酸化、窒化すること等で得られ、記録層(A)の磁気的性質を有する部分の径を物理的に減らすことができる。
この場合、素子の磁気的性質を有する部分の実効的な直径D1は実効的な直径D1より小さくなり、また、第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)及び第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は、実効的な直径D1(nm)との間に、D1<t1かつD1≦t2の関係を有する、又は、D1≦t1かつD1<t2の関係を有するように形成される。また、非磁性化膜(8)は積層された記録層(A)の外周部を酸化、窒化するため、実効的な直径D1は0<D1<Dの範囲となる。
このため、実施の形態15では、膜厚t1(nm)や膜厚t2(nm)をより小さくすることができ、素子サイズのより微細化が可能となる。
なお、図16に示すように、実施の形態15の構成のうち、第2の参照層(B2)を除いたものであってもよい。垂直方向に形状磁気異方性を有し、かつ、2つの磁性層は反平行方向に磁気結合することができるため、熱安定性指数Δを高めることができる。
さらに、図17に示すように、実施の形態15の構成のうち、第1の参照層(B1)、第1の非磁性層(2)、第1の磁性層(3)、及び、キャップ層として機能する第2の非磁性層(6)の磁気トンネル接合の基本構造だけであってもよい。垂直方向に形状磁気異方性を有するため、素子サイズが小さくなっても熱安定性指数Δを高めることができる。
なお、非磁性化膜(8)以外の実施の形態15の構成を、実施の形態2と同じにしたが、実施の形態4~14の構成を当て嵌めてもよい。
(実施の形態16)
図18に、本発明の実施の形態16の基本構成を示す。該磁気抵抗効果素子の基本構成は、以下の点を除き、実施の形態15と同様の特徴を有する。
第1の参照層(B1)さらにサイドウォール(9)を備える。該サイドウォール(9)は、非磁性化膜(8)を設ける際に、第1の参照層(B1)の劣化を防止するために備えられ、SiN、Al23、SiCN、等の材料が使用される。サイドウォール(9)のxy軸方向厚みは1nm~30nmの範囲に調整される。
また、サイドウォール(9)を備えることにより、素子の参照層側の端部と記録層の端部の距離が離れ、参照層側からの漏れ磁界を低減させることができる。
なお、図19に示すように図16の構成にサイドウォール(9)を備えてもよいし、図20に示すように図17の構成にサイドウォール(9)を備えてもよい。さらには、サイドウォール(9)以外の実施の形態16の構成を、実施の形態15と同じにしたが、実施の形態2~14の構成を当て嵌めてもよい。
さらに、本発明の磁気抵抗効果素子は、たとえば接合サイズが15nm以下、素子間隔(図21のSに相当)が15nm以下でも、漏れ磁界を低減でき、かつ、小さい素子でも形状異方性の効果で熱安定性が高いものである。漏れ磁界の影響を受けにくい本発明の磁気抵抗効果素子においては、高集積化されても、漏れ磁界が小さく、熱安定性も高いため隣接素子に対する影響が小さくなる。
各実施の形態において示した層構成は順に隣接して配置していればよく、積層方法、積層順序、上下左右の向き等限定されない。
B1 第1の参照層
1、1a、1c、1e 磁性層
1b、1d 非磁性挿入層
2 第1の非磁性層
A 記録層
3 第1の磁性層
3a 第1の分割磁性層
3b 第1の非磁性挿入層
3c 第2の分割磁性層
4 非磁性結合層
5 第2の磁性層
5a 第3の分割磁性層
5b 第2の非磁性挿入層
5c 第4の分割磁性層
6 第2の非磁性層
B2 第2の参照層
7、7a、7c、7e 磁性層
7b、7d 非磁性挿入層
8 非磁性化膜
9 サイドウォール

Claims (11)

  1. 磁気抵抗効果素子の素子間隔が15nm以下である磁気メモリであって、前記磁気抵抗効果素子は、
    第1の参照層(B1)と、
    前記第1の参照層(B1)に隣接して設けられる第1の非磁性層(2)と、
    前記第1の非磁性層(2)の前記第1の参照層(B1)とは反対側に隣接して設けられる第1の磁性層(3)と、
    前記第1の磁性層(3)の前記第1の非磁性層(2)とは反対側に隣接して設けられる非磁性結合層(4)と、
    前記非磁性結合層(4)の前記第1の磁性層(3)とは反対側に隣接して設けられる第2の磁性層(5)と、
    前記第2の磁性層(5)の前記非磁性結合層(4)とは反対側に隣接して設けられる第2の非磁性層(6)と、
    を備え、
    前記第1の参照層(B1)は強磁性体を含み、磁化方向が膜面垂直方向に固定され、
    前記第1の磁性層(3)及び前記第2の磁性層(5)は、強磁性体を含み、磁化方向は膜面垂直方向に可変であり、反平行方向に磁気結合し、
    前記第1の磁性層(3)及び前記第2の磁性層(5)の厚さ方向に垂直な端面上で最も長い直線の長さである接合サイズD(nm)と、前記第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)と、前記第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)との間に、
    D<t1かつD≦t2の関係を有する、又は、D≦t1かつD<t2の関係を有し、
    前記第1の磁性層(3)及び前記第2の磁性層(5)は膜面に対して垂直方向の形状磁気異方性を有し、
    前記接合サイズDが15nm以下である、
    磁気メモリ。
  2. 前記磁気抵抗効果素子は、前記第2の非磁性層(6)の前記第2の磁性層(5)とは反対側に隣接して設けられる第2の参照層(B2)をさらに備え、
    前記第2の参照層(B2)は強磁性体を含み、磁化方向が膜面垂直方向に固定され、前記第1の参照層(B1)の磁化方向と前記第2の参照層(B2)の磁化方向は逆方向である、請求項1に記載の磁気メモリ。
  3. 前記第1の非磁性層(2)及び前記第2の非磁性層(6)は、Oを含む、請求項1又は2に記載の磁気メモリ。
  4. 前記非磁性結合層(4)は、Ru、Cu、Ir、Pd、Ta、W、又はこれらの合金のいずれか1以上を含む、請求項1~3いずれか一項に記載の磁気メモリ。
  5. 前記第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)、及び、前記第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)は15nm以下である、請求項1~4いずれか一項に記載の磁気メモリ。
  6. 前記第1の非磁性層(2)の膜厚と、前記第2の非磁性層(6)の膜厚は異なる、請求項1~5いずれか一項に記載の磁気メモリ。
  7. 前記非磁性結合層(4)は、Ruであり、膜厚が0.4nm又は0.9nm付近である、請求項4に記載の磁気メモリ。
  8. 磁気抵抗効果素子の素子間隔が15nm以下である磁気メモリであって、前記磁気抵抗効果素子は、
    第1の参照層(B1)と、
    前記第1の参照層(B1)に隣接して設けられる第1の非磁性層(2)と、
    前記第1の非磁性層(2)の前記第1の参照層(B1)とは反対側に隣接して設けられる第1の磁性層(3)と、
    前記第1の磁性層(3)の前記第1の非磁性層(2)とは反対側に隣接して設けられる非磁性結合層(4)と、
    前記非磁性結合層(4)の前記第1の磁性層(3)とは反対側に隣接して設けられる第2の磁性層(5)と、
    前記第2の磁性層(5)の前記非磁性結合層(4)とは反対側に隣接して設けられる第2の非磁性層(6)と、
    を備え、
    前記第1の参照層(B1)は強磁性体を含み、磁化方向が膜面垂直方向に固定され、
    前記第1の磁性層(3)及び前記第2の磁性層(5)は、強磁性体を含み、磁化方向は膜面垂直方向に可変であり、反平行方向に磁気結合し、
    前記第1の磁性層(3)及び前記第2の磁性層(5)の厚さ方向に垂直な端面上で最も長い直線の長さである接合サイズD(nm)と、前記第1の磁性層(3)の膜厚t1(nm)と、前記第2の磁性層(5)の膜厚t2(nm)との間に、
    D<t1かつD≦t2の関係を有する、又は、D≦t1かつD<t2の関係を有し、
    前記第1の磁性層(3)は、第1の分割磁性層(3a)、第1の非磁性挿入層(3b)、第2の分割磁性層(3c)を含み、前記第1の分割磁性層(3a)は前記第1の非磁性層(2)及び前記第1の非磁性挿入層(3b)に隣接して設けられ、前記第1の非磁性挿入層(3b)は前記第1の分割磁性層(3a)及び前記第2の分割磁性層(3c)に隣接して設けられ、前記第2の分割磁性層(3c)は前記第1の非磁性挿入層(3b)及び前記非磁性結合層(4)に隣接して設けられ、
    前記第2の磁性層(5)は、第3の分割磁性層(5a)、第2の非磁性挿入層(5b)、第4の分割磁性層(5c)を含み、前記第3の分割磁性層(5a)は前記非磁性結合層(4)及び前記第2の非磁性挿入層 (5b)に隣接して設けられ、前記第2の非磁性挿入層(5b)は前記第3の分割磁性層(5a)及び前記第4の分割磁性層(5c)に隣接して設けられ、前記第4の分割磁性層(5c)は前記第2の非磁性挿入層(5b)及び前記第2の非磁性層(6)に隣接して設けられ、
    前記第1の分割磁性層(3a)、前記第2の分割磁性層(3c)、前記第3の分割磁性層(5a)、前記第4の分割磁性層(5c)は、少なくともCo、Feのいずれかを含み、
    前記第1の分割磁性層(3a)及び第2の分割磁性層(3c)は平行方向に磁気結合し、
    前記第3の分割磁性層(5a)及び前記第4の分割磁性層(5c)は平行方向に磁気結合し、
    前記第2の分割磁性層(3c)及び前記第3の分割磁性層(5a)は反平行方向に磁気結合する、磁気メモリ。
  9. 前記第1の分割磁性層(3a)のFeの組成の、前記第2の分割磁性層(3c)のFeの組成に対する比は1より大きい、又は、前記第1の分割磁性層(3a)のCoの組成の、前記第2の分割磁性層(3c)のCoの組成に対する比は1より小さく、
    前記第4の分割磁性層(5c)のFeの組成の、前記第3の分割磁性層(5a)のFeの組成に対する比は1より大きい、又は、前記第4の分割磁性層(5c)のCoの組成の、前記第3の分割磁性層(5a)のCoの組成に対する比は1より小さい、請求項8に記載の磁気メモリ。
  10. 前記第1の磁性層(3)、前記非磁性結合層(4)及び前記第2の磁性層(5)の外周部に非磁性化膜(8)を含む、請求項1~9いずれか一項に記載の磁気メモリ。
  11. 前記磁気抵抗効果素子は、前記第1の参照層(B1)の外周に、サイドウォール(9)をさらに備える、請求項10に記載の磁気メモリ。

JP2020510418A 2018-03-30 2019-02-19 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ Active JP7258363B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018070399 2018-03-30
JP2018070399 2018-03-30
PCT/JP2019/006150 WO2019187800A1 (ja) 2018-03-30 2019-02-19 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019187800A1 JPWO2019187800A1 (ja) 2021-06-17
JP7258363B2 true JP7258363B2 (ja) 2023-04-17

Family

ID=68060444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020510418A Active JP7258363B2 (ja) 2018-03-30 2019-02-19 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11770981B2 (ja)
JP (1) JP7258363B2 (ja)
WO (1) WO2019187800A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2024116325A1 (ja) * 2022-11-30 2024-06-06

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070086121A1 (en) 2005-10-19 2007-04-19 Toshihiko Nagase Magnetoresistive element
US20120139069A1 (en) 2010-12-07 2012-06-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Storage nodes, magnetic memory devices, and methods of manufacturing the same
US20120244639A1 (en) 2011-03-22 2012-09-27 Yuichi Ohsawa Method of manufacturing magnetic memory
WO2015060239A1 (ja) 2013-10-22 2015-04-30 国立大学法人東北大学 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ
WO2016139878A1 (ja) 2015-03-05 2016-09-09 ソニー株式会社 記憶素子、記憶装置、磁気ヘッド、及び電子機器
WO2017010549A1 (ja) 2015-07-16 2017-01-19 国立大学法人東北大学 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ
WO2017212895A1 (ja) 2016-06-08 2017-12-14 国立大学法人東北大学 磁気トンネル接合素子および磁気メモリ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5579175B2 (ja) 2009-05-28 2014-08-27 株式会社日立製作所 磁気抵抗効果素子及びそれを用いたランダムアクセスメモリ
US9379314B2 (en) 2013-12-17 2016-06-28 Qualcomm Incorporated Hybrid synthetic antiferromagnetic layer for perpendicular magnetic tunnel junction (MTJ)
US11563169B2 (en) * 2015-11-18 2023-01-24 Tohoku University Magnetic tunnel junction element and magnetic memory
WO2018134929A1 (ja) 2017-01-18 2018-07-26 国立大学法人東北大学 磁気抵抗効果素子、磁気メモリ及び磁気抵抗効果素子の製造方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070086121A1 (en) 2005-10-19 2007-04-19 Toshihiko Nagase Magnetoresistive element
JP2007142364A (ja) 2005-10-19 2007-06-07 Toshiba Corp 磁気抵抗効果素子、磁気ランダムアクセスメモリ、電子カード及び電子装置
US20120139069A1 (en) 2010-12-07 2012-06-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Storage nodes, magnetic memory devices, and methods of manufacturing the same
JP2012124491A (ja) 2010-12-07 2012-06-28 Samsung Electronics Co Ltd 磁気異方性物質の自由磁性層を含むストレージノード、これを含む磁気メモリ素子及びその製造方法
US20120244639A1 (en) 2011-03-22 2012-09-27 Yuichi Ohsawa Method of manufacturing magnetic memory
JP2012199431A (ja) 2011-03-22 2012-10-18 Toshiba Corp 磁気メモリの製造方法
WO2015060239A1 (ja) 2013-10-22 2015-04-30 国立大学法人東北大学 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ
US20160233416A1 (en) 2013-10-22 2016-08-11 Tohoku University Magnetoresistance effect element and magnetic memory
WO2016139878A1 (ja) 2015-03-05 2016-09-09 ソニー株式会社 記憶素子、記憶装置、磁気ヘッド、及び電子機器
US20180053521A1 (en) 2015-03-05 2018-02-22 Sony Corporation Storage device, storage apparatus, magnetic head, and electronic apparatus
WO2017010549A1 (ja) 2015-07-16 2017-01-19 国立大学法人東北大学 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ
WO2017212895A1 (ja) 2016-06-08 2017-12-14 国立大学法人東北大学 磁気トンネル接合素子および磁気メモリ
US20190304526A1 (en) 2016-06-08 2019-10-03 Tohoku University Magnetic tunnel junction element and magnetic memory

Also Published As

Publication number Publication date
US11770981B2 (en) 2023-09-26
JPWO2019187800A1 (ja) 2021-06-17
WO2019187800A1 (ja) 2019-10-03
US20210135094A1 (en) 2021-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10658572B2 (en) Magnetoresistance effect element and magnetic memory
KR100824471B1 (ko) 자기 저항 소자, 자기 저항 랜덤 액세스 메모리, 전자 카드및 데이터 전송 디바이스
JP5017347B2 (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気ランダムアクセスメモリ、電子カード、電子装置、磁気抵抗効果素子の製造方法、及び、磁気ランダムアクセスメモリの製造方法
JP2005150482A (ja) 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ装置
JP2012064625A5 (ja)
JP7169683B2 (ja) 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ
CN104662654B (zh) 存储单元、存储装置和磁头
JP2008198792A (ja) 磁気抵抗効果素子、それを用いた磁気メモリセル及び磁気ランダムアクセスメモリ
WO2015060239A1 (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ
TW201532040A (zh) 儲存元件、儲存裝置及磁頭
JP2014072393A (ja) 記憶素子、記憶装置、磁気ヘッド
WO2018179660A1 (ja) 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ
GB2422735A (en) Magnetoresistive tunnelling junction memory with reference layer sandwiched between two antiferromagnetically coupled ferromagnetic free layers
JP7258363B2 (ja) 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ
JP4766835B2 (ja) 静磁気結合を利用した磁性ランダムアクセスメモリセル
JP2005174969A5 (ja)
KR20070058364A (ko) 기억 소자 및 메모리
JP7664631B2 (ja) 磁気抵抗素子を備える磁気記憶装置
JP2007027197A (ja) 記憶素子
JP2007027196A (ja) 記憶素子

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A5211

Effective date: 20200902

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20221227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7258363

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150