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JP7250947B2 - ワイヤ送出装置 - Google Patents

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JP7250947B2
JP7250947B2 JP2021553523A JP2021553523A JP7250947B2 JP 7250947 B2 JP7250947 B2 JP 7250947B2 JP 2021553523 A JP2021553523 A JP 2021553523A JP 2021553523 A JP2021553523 A JP 2021553523A JP 7250947 B2 JP7250947 B2 JP 7250947B2
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Description

本発明は、ワイヤを送出するワイヤ送出装置に関する。
慢性完全閉塞(CTO:Chronic total occlusion)のような血管を閉塞する閉塞物を除去して血流を改善する際には、例えば、柔らかいガイドワイヤにより閉塞物を穿通できるかを試し、閉塞物を穿通できない場合に、徐々に固い順行性ガイドワイヤに交換することが行われる。
この方法においては、ガイドワイヤを交換する手間がかかるとともに、ガイドワイヤを複数本使用するためにコストがかかる。
また、ガイドワイヤにより閉塞物を穿通させる際には、手技者が手でガイドワイヤを摘まんで操作するために、ガイドワイヤを送出する距離は、手技者の感覚によるものとなっていた。
これに対して、医療用ワイヤを所定の移動量で送り出すことができ、医療用ワイヤの押し付け力を良好に伝達することができる技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。
特開2016-202711号公報
特許文献1に記載の技術では、手技者はスプリングを押圧することにより医療用ワイヤを送出する。このため、医療用ワイヤに対する押し付け力は、比較的限られてしまい、医療用ワイヤにより閉塞物を穿通させるために十分でない場合があり、閉塞物を穿通させるために、医療用ワイヤを交換する必要がでてくる。このため、医療用ワイヤを交換する手間がかかるとともに、医療用ワイヤを複数本使用するためにコストがかかるという問題が解決できない。
また、特許文献1の技術においては、医療用ワイヤを保持する把持部材が所定の移動量を超えて先端側に移動したときに、医療用ワイヤの把持した状態を維持する係合部材と把持部材との係合を解除することにより、医療用ワイヤの移動量が所定の移動量を超えないようにしているが、係合部材と把持部材との係合が解除されるタイミングによって、医療用ワイヤの移動量が変動する虞がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、ワイヤの移動量を適切な量にすることができるとともに、ワイヤを適切な力で送出することができるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、一観点に係るワイヤ送出装置は、ワイヤを先端方向に送出するワイヤ送出装置であって、前記ワイヤを把持し、前記先端方向に移動可能な把持部と、前記把持部の基端側に配置され、前記ワイヤの軸方向に移動可能且つ前記把持部と接離可能な打撃部と、前記打撃部を前記先端方向へ付勢可能な弾性体と、前記弾性体を変形させて前記打撃部に対する前記先端方向への付勢力を増加させる付勢部と、前記付勢部により付勢力が増加された前記弾性体の変形状態を解放する解放部と、を有し、前記解放部により変形状態が解放された前記弾性体による付勢力によって前記打撃部を前記把持部に衝突させて、前記把持部を前記先端方向に移動させることにより、前記把持部に把持された前記ワイヤを前記先端方向に送出する。
上記ワイヤ送出装置において、前記ワイヤの把持、前記把持部への前記打撃部の衝突による前記把持部の前記先端方向への移動、前記ワイヤの把持解除、前記把持部の前記後端方向への移動、をこの順で行うように、前記把持部と前記打撃部と前記解放部とが連動するように構成されていてもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記把持部は、前記軸方向の所定の移動範囲を移動可能であり、前記打撃部による衝突により前記移動範囲の先端方向の最先端位置に移動された際に、その位置において前記ワイヤの把持を維持するように構成されていてもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記最先端位置において前記把持部による前記ワイヤの把持を解除し、前記把持部による前記ワイヤの把持を解除した状態を維持しつつ、前記把持部を前記最先端位置から前記移動範囲の最後端位置まで移動させる解除移動部をさらに備えてもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記解除移動部によって前記把持部を前記最先端位置から前記最後端位置まで移動させる動作と、前記付勢部による前記弾性体に対する付勢力を増加させる動作とを、同一の動力源から供給する動力により、一連の動作として動作させる動力伝達機構をさらに備えてもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記弾性体は、前記打撃部の前記基端側の移動に伴って付勢力を増加可能であり、前記付勢部は、前記打撃部に設けられた凸部に係合可能なフックを有し、前記フックを前記凸部に係合させた状態で、前記打撃部を前記基端側に移動可能であり、前記解放部は、前記付勢部の前記フックと前記打撃部の前記凸部との係合を解放することにより、前記弾性体の変形状態を解放するようにしてもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記把持部は、前記ワイヤを挟持することにより把持可能な対向する把持面を有し、前記把持面は、前記把持部の移動可能方向に対して交差する面を有するようにしてもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記把持部は、把持する前記ワイヤを配置するための配置空間を有し、前記配置空間は、前記把持部の移動可能方向の全体に亘って延びる開口によって外部に開放可能であってもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記把持部は、把持する前記ワイヤを配置するための配置空間を有し、前記配置空間は、前記把持部の移動可能方向に延びる貫通孔を形成可能であってもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記付勢部による前記付勢力の付勢を中止した場合に、前記把持部が前記先端方向へ移動しない状態において、前記把持部による前記ワイヤの把持を解除させる中止時把持解除部をさらに有してもよい。
上記ワイヤ送出装置において、前記動力源は、電力で動作する発動機であってもよい。
上記ワイヤ送出装置において、手技者による操作により所定の軸を中心に回動することにより、前記動力伝達機構に動力を供給可能なレバーをさらに有してもよい。
本発明によると、ワイヤの移動量を適切な量にすることができるとともに、ワイヤを適切な力で送出することができる。
第1実施形態に係るワイヤ送出装置の斜視図である。 ワイヤ送出装置の初期状態における上面断面図である。 ワイヤ送出装置の初期状態における側面断面図である。 ワイヤ送出装置の把持部の構成図である。 ワイヤ送出装置の把持準備状態における斜視図である。 ワイヤ送出装置の把持準備状態における側面断面図である。 ワイヤ送出装置の圧縮状態における斜視図である。 ワイヤ送出装置の圧縮状態における上面断面図である。 ワイヤ送出装置の圧縮状態における側面断面図である。 ワイヤ送出装置の送出開始状態における斜視図である。 ワイヤ送出装置の送出開始直前の状態における側面断面図である。 ワイヤ送出装置の送出開始直後の状態における側面断面図である。 ワイヤ送出装置の送出完了後の状態における側面断面図である。 変形例に係る把持部の構成図である。 第2実施形態に係るワイヤ送出装置に接続されるガイドワイヤ及びカテーテルと、ワイヤ送出装置に接続するためのコネクタとを説明する図である。 ガイドワイヤ及びカテーテルと、コネクタとの接続状態を示す図である。 ワイヤ送出装置の斜視図である。 ワイヤ送出装置のガイドワイヤ及びカテーテルを接続した状態の斜視図である。 ワイヤ送出装置の初期状態における上面断面図である。 ワイヤ送出装置の把持部の構成図である。 ワイヤ送出装置の分解斜視図である。 ワイヤ送出装置の把持準備状態における上面断面図である。 ワイヤ送出装置の送出開始直前の状態における上面断面図である。 ワイヤ送出装置の送出開始直後の状態における上面断面図である。 ワイヤ送出装置の送出開始直後の状態における底面図である。 ワイヤ送出装置の送出完了後の状態における上面断面図である。
実施形態に係るワイヤ送出装置について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施形態のみに限定されるものではない。
本明細書において、「ガイドワイヤ」とは、血管などの体腔内の術部に押し進められ、その術部にカテーテルを導くために用いられる医療用のガイドワイヤを意味する。
本明細書において、「先端側」及び「先端方向」とは、ガイドワイヤの長手方向に沿った方向(ガイドワイヤの軸方向に沿う方向)で、ガイドワイヤにより穿通させる閉塞物が位置する側及び方向を意味する。「後端側」及び「後端方向」とは、先端側及び方向の逆である。また、「基端側」とは、ガイドワイヤの長手方向に沿った方向に沿う方向であって、先端側と反対側の方向を意味する。また、「先端」とは、任意の部材または部位における先端側の端部、「基端」とは、任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ示す。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るワイヤ送出装置の斜視図である。図2は、ワイヤ送出装置の初期状態における上面断面図である。図3は、ワイヤ送出装置の初期状態における側面断面図である。
ワイヤ送出装置1は、ワイヤの一例としてのガイドワイヤGWを送出する装置である。ガイドワイヤGWは、例えば、血管などの体腔内の術部に押し進められ、その術部の閉塞物を穿通させるために使用される。
ワイヤ送出装置1は、筐体5と、把持部10と、ハンマー15と、押しばね16と、戻しばね17と、スライダ20と、把持解除部23と、押さえ部24と、を備える。ハンマー15は、打撃部の一例である。押しばね16は、弾性体の一例である。スライダ20は、付勢部の一例である。スライダ20及び筐体5は、解放部の一例である。ワイヤ送出装置1は、更に、ハンドル31と、リンク32,33と、ジョイント34,35,36とを備える。ここで、また、ハンドル31、リンク32、リンク33、ジョイント34,35,36、及びスライダ20は、動力伝達機構の一例である。
筐体5は、ガイドワイヤGWを装着した場合に、ガイドワイヤGWの軸方向(図面X軸方向)が長手となる略直方体形状である。筐体5には、ガイドワイヤGWを挿通させる貫通孔5Aが形成されている。また、筐体5には、把持部10をX軸方向に移動可能に収容する把持部収容部5Bと、スライダ20をX軸方向に移動可能に収容するスライダ収容部5Cが形成されている。また、スライダ収容部5Cにおける基端側の上部には、凸部5Dが形成されている。また、筐体5の貫通孔5AのX軸方向側には、カテーテルの基端側のアダプタと接続するためのアダプタ6が接続されている。
把持部10は、把持部収容部5BにおいてX軸方向に移動可能である。把持部10は、ガイドワイヤGWを把持可能である。
図4は、第1実施形態に係る把持部の構成図である。
把持部10は、第1部品11と、第2部品12と、把持ばね13とを備える。第1部品11は、例えば、X軸方向に延びて形成されている凸状部11Aと、Y軸方向に延びる略円柱状の脚部11Bとを有する。第2部品12は、X軸方向に延びて形成され、第1部品の凸状部11Aと対応する形状の凹状部12Aと、Z軸方向の両方向に突出する凸部12Bと、脚部11Bを挿通可能な貫通孔が形成された貫通孔部12Cとを有する。
第1部品11と第2部品12とは、第1部品11の凸状部11Aが、第2部品12の凹状部12Aにはめ込まれるとともに、第1部品11の脚部11Bが、第2部品12の貫通孔部12Cの貫通孔に挿通された状態に組み合わされている。第1部品11の脚部11Bと、第2部品12との間に付勢力が発生するように、把持ばね13が取り付けられている。
このような構成により、把持ばね13の付勢力が、第1部品11の凸状部11Aの第2部品12側の面と、第2部品12の凹状部12Aの第1部品1側の面とが近づくように作用する。本実施形態においては、第1部品11の凸状部11Aの第2部品12側の面と、第2部品12の凹状部12Aの第1部品11側の面との間にガイドワイヤGWを配置しておくことにより、把持ばね13の付勢力により、把持部10がガイドワイヤGWを把持することができる。なお、第1部品11の脚部11Bが第1部品11側(Y軸方向側)に押下されて、把持ばね13が圧縮された場合には、第1部品11の凸状部11Aの第2部品12側の面と、第2部品12の凹状部12Aの第1部品11側の面との間が離れるので、把持部10によりガイドワイヤGWが把持されなくなる(把持解除)。
第2部品12の凸状部12Bは、筐体5の把持部収容部5BのZ軸方向の両方の壁部にX軸方向に延びて形成された図示しない凹部と係合して、把持部10をX軸方向に正確にガイドするように作用する。
図1から図3を用いた説明に戻り、把持部10のX軸方向の基端側には、中空のハンマー15が、長手方向がX軸方向となるように配置され、ハンマー15の基端側の部分の周囲及びハンマー15の基端側には、押しばね16が、長手方向がX軸方向となるように配置されている。
ハンマー15は、例えば、金属で構成され、X軸方向に移動可能となっている。ハンマー15には、スライダ収容部5C側に凸部15Aが形成されている。凸部15Aは、スライダ20の後述するフック22に係合可能となっている。押しばね16は、例えば、金属製のばねであり、X軸方向に対して変形可能(圧縮可能)となっており、ハンマー15に対してX軸方向への付勢力を印加可能である。
戻しばね17は、例えば、金属製のばねであり、X軸方向に対して変形可能(圧縮可能)となっており、把持部10を基端側に付勢している。戻しばね17による把持部10に対する付勢力は、押しばね16の初期状態(ハンマー15を移動させることによる圧縮が発生していない状態)での把持部10に対する付勢力より小さくなっている。これにより、押しばね16が初期状態である場合には、把持部10は、移動可能範囲の最先端位置(把持部収容部5B内のX軸方向の最先端の位置)に位置し、押しばね16が圧縮されて把持部10に対して付勢力が掛からなくなった状態である場合には、戻しばね17の付勢力により把持部10は、移動可能範囲の最後端位置(把持部収容部5B内のX軸方向の最後端の位置)に位置することとなる。
ワイヤ送出装置1において、ハンドル31、リンク32、リンク33、スライダ20、ジョイント34,35,36、及び把持解除部23によって、動力伝達機構が構成されている。
ハンドル31は、ワイヤ送出装置1を使用する手技者が手により回転操作するためのハンドルである。ハンドル31の一端とリンク32の一端とは、ジョイント34を介して、ハンドル31からリンク32に対して回転力が伝達可能に接続されている。本実施形態では、ジョイント34を中心にハンドル31を一回転させると、リンク32が一回転されるように構成されている。
リンク32の他端と、リンク33の一端とは、ジョイント35を介して回転自在に接続されている。リンク33は、リンク32よりも長さが長い。リンク33の他端と、スライダ20及び把持解除部23とは、ジョイント36を介して回転自在に接続されている。
この動力伝達機構によると、ハンドル31が回転されると、リンク32が回転し、リンク32の回転に伴って、リンク33がスライダ20及び把持解除部23のX軸方向の移動を伴って移動する。
スライダ20は、ハンマー15の凸部15Aと係合するフック22と、フック22をZ軸方向に付勢するトーションばね21とを有する。
スライダ20が自身の移動範囲のX軸方向の最先端位置から基端側に移動すると、フック22がハンマー15の凸部15Aと係合し、更に移動すると、ハンマー15を基端側に移動させて、押しばね16を圧縮させることとなる。スライダ20が最後端位置に近づくと、筐体5の凸部5Dによってフック22(トーションばね21)が下方に押し下げられて、フック22とハンマー15の凸部15Aとの係合を解放し、この結果、押しばね16の変形状態(圧縮状態)が解放されて、押しばね16がハンマー15をX軸方向に押すこととなる。
把持解除部23は、X軸方向の先端側の筐体5側の面が、先端側ほど厚さが薄くなる傾斜を有する板状の部材である。把持解除部23は、X軸方向の先端側に移動されると、押さえ部24と把持部10の脚部11Bとの間に入り込み、把持ばね13を圧縮させて、把持部10の脚部11BをY軸の正方向に移動させる。これにより、第1部品11の凸状部11Aの第2部品12側の面と、第2部品12の凹状部12Aの第1部品11側の面との間が離れるので、ガイドワイヤGWの把持が解放される。
次に、実施形態に係るワイヤ送出装置1の使用方法及びその際のワイヤ送出装置1の動作について各図を参照して具体的に説明する。ワイヤ送出装置1は、ガイドワイヤGWの把持、ガイドワイヤGWの先端方向への把持部10の移動、ガイドワイヤGWの把持解除、把持部10の後端方向への移動、をこの順で動作するように、把持部10とハンマー15とスライダ20とが連動するように構成されている。なお、当初のワイヤ送出装置1は、図1に示すように、ガイドワイヤGWを把持していない状態(初期状態)であるものとする。
ここで、図5は、ワイヤ送出装置の把持準備状態における斜視図、図6は、把持準備状態を示す側面断面図である。また、図7は、ワイヤ送出装置の圧縮状態における斜視図であり、図8は、圧縮状態を示す上面断面図であり、図9は、圧縮状態における側面断面図である。また、図10は、ワイヤ送出装置の送出開始状態を示す斜視図であり、図11は、送出開始直前の状態を示す側面断面図であり、図12は、送出開始直後の状態を示す側面断面図であり、図13は、ワイヤ送出装置の送出完了後の状態における側面断面図である。
まず、ガイドワイヤGWを血管内に挿入した後、血管に沿って閉塞部位までガイドワイヤGWを押し進める。次いで、ガイドワイヤGWの先端が閉塞部位に到達した後、ガイドワイヤGWをガイドとして図示しないカテーテルを閉塞部位まで押し進める。そして、ガイドワイヤGWの基端側を、筐体5の貫通孔5Aに挿入し、カテーテルの基端側のアダプタを、ワイヤ送出装置1のアダプタ6に接続する。
この場合には、図2に示すように、把持解除部23によって、把持ばね13が圧縮されて、第1部品11の凸状部11Aの第2部品12側の面と、第2部品12の凹状部12Aの第1部品11側の面との間が離れており、把持部10によるガイドワイヤGWの把持が解放された状態となっている。
次いで、図1に示す状態から図5に示す状態までハンドル31を回転させると、スライダ20及び把持解除部23が基端側にスライドし、図6に示すように、スライダ20のフック22にハンマー15の凸部15Aが係合しているので、スライダ20の移動に伴ってハンマー15が基端側に移動し、押しばね16が圧縮される。
この際、把持部10がハンマー15によって押されなくなるので、図6に示すように、把持部10は、戻しばね17の付勢力により移動可能範囲の最後端までスライドする。これにより、把持部10は、移動可能範囲の最先端(初期位置)から移動可能範囲の最後端までの距離Dだけ移動する。この距離Dが、ワイヤ送出装置1による1回の送出量に相当する。例えば、ワイヤ送出装置1の1回の送出量が2mmである場合には、初期位置から2mmだけ後端側にスライドされることとなる。なお、この際には、把持解除部23は、把持部10の把持ばね13を圧縮する位置に存在するように構成されているので、把持部10がガイドワイヤGWを把持していない状態が維持されている。
さらに、図5に示す状態から図7に示す状態までハンドル31を回転させると、スライダ20及び把持解除部23が基端側にさらにスライドし、図9に示すように、スライダ20のフック22がハンマー15の凸部15Aに係合している状態が維持されるので、スライダ20の移動に伴ってハンマー15が基端側に移動し、押しばね16がさらに圧縮される。
この際、把持解除部23が、図8に示すように、把持部10の把持ばね13を圧縮する位置から外れることになるので、第1部品11の凸状部11Aの第2部品12側の面と、第2部品12の凹状部12Aの第1部品11側の面との間のガイドワイヤGWが把持されることとなる。
さらに、図7に示す状態から図10に示す状態までハンドル31を回転させると、スライダ20及び把持解除部23が基端側にさらにスライドし、図11に示すようにスライダ20では、筐体5の凸部5Dによってフック22(トーションばね21)が押し下げられることにより、フック22がハンマー15の凸部15Aに係合している状態が解放される。
これにより、図12に示すように、押しばね16の付勢力がハンマー15の先端方向の移動に充てられて、ハンマー15が先端方向に移動して、ハンマー15の先端側が把持部10の基端側と衝突することとなる。
この結果、図13に示すように、ガイドワイヤGWを把持する把持部10がハンマー15との衝突による衝撃により、先端方向に移動し、把持部10の最先端位置に停止する。この際、把持部10は、把持解除部23と接触していないので、ガイドワイヤGWを把持した状態を維持したままである。
したがって、把持部10は、最後端位置から最先端位置までガイドワイヤGWを把持した状態を維持して移動することとなる。この結果、ガイドワイヤGWは、把持部10の最後端位置から最先端位置までの距離Dだけ先端側に送出されることとなる。
この後、図10に示す状態からハンドル31を回転させると、スライダ20及び把持解除部23が先端側にスライドし、ハンドル31の回転量が開始した時点から1周分に到達すると、図1に示す初期状態となる。なお、ガイドワイヤGWをさらに送出する必要がある場合には、ハンドル31をさらに必要な周だけ回転させればよい。
以上説明したように、本実施形態に係るワイヤ送出装置1によると、押しばね16に蓄積した付勢力による衝撃力をガイドワイヤGWに加えて、適切な量だけ送出することができる。このように、衝撃力をガイドワイヤGWに加えることができるので、ガイドワイヤGWにより効果的に閉塞物を穿通することができる。
次に、変形例に係る把持部について説明する。図14は、変形例に係る把持部の構成図である。図14は、変形例に係る各把持部についての、図4におけるA―A線でのX-Y平面で切断した状態を示す斜視図である。なお、図4に示す把持部と同様な部分については、同一符号を付している。
第1実施形態に係る把持部10は、把持部10の移動方向(X方向)と、把持部10に挟持されるガイドワイヤGWの方向とが一致している。すなわち、把持部10の移動方向が、ガイドワイヤGWが把持部10に対して滑りが発生しやすい方向と一致している。このため、把持部10の移動力や、ガイドワイヤGWに対する移動方向への移動に対する抵抗力(例えば、ガイドワイヤGWの先端が接触している閉塞部位の硬さに起因する抵抗力)によっては、ガイドワイヤGWが滑ってしまう虞がある。各変形例は、このようにガイドワイヤGWが滑ってしまう状態を防止するための構成となっている。
図14(A)に示す把持部41は、把持部10における第1部品11に代えて第1部品42を備え、第2部品12に代えて第2部品43を備えている。
第1部品42は、X軸方向に延びて形成されている凸状部42Aと、Y軸方向に延びる略円柱状の脚部11Bとを有する。凸状部42Aは、把持部41におけるX軸方向の中間部においてY軸方向の幅が短く(高さが低く)なるように形成されている。したがって、凸状部42Aの第2部品43に対向する、第2部品43と共にガイドワイヤGWを挟持する面(把持面)42Bは、Y軸方向に対して凹状となるように形成され、把持部41の移動可能方向(X軸方向)に対して交差する面を有している。本実施形態では、凸状部42AのX軸の正方向側(図面矢印方向)の端部とX軸の負方向側の端部とが、X軸に平行な直線上に位置するようになっている。
また、第2部品43は、第1部品42の凸状部42Aと対応する形状の凹状部43Aと、凸部12Bと、貫通孔部12Cと、を有する。
凹状部43Aの第1部品42と共にガイドワイヤGWを挟持する面(把持面)43Bは、Y軸の正方向に凸状となるように形成されている。本実施形態では、凹状部43AのX軸の正方向側(図面矢印方向)の端部とX軸の負方向側の端部とが、X軸に平行な直線上に位置するようになっている。
このような構成により、把持部41の移動方向(X軸方向)と、把持部41に把持されるガイドワイヤGWの方向とが完全には一致しなくなる。すなわち、把持部41の移動方向に対して、ガイドワイヤGWの方向が異なる箇所が存在する。これにより、把持部41とガイドワイヤGWとの間には、把持部41がガイドワイヤGWを直接押す成分の力が発生するようになる。よって、把持部41がガイドワイヤGWを把持して移動する際に、ガイドワイヤGWが滑ってしまう事態を適切に防止することができる。また、この例では、凸状部42AのX軸の正方向側(図面矢印方向)の端部とX軸の負方向側の端部とが、X軸に平行な直線状に位置し、凹状部43AのX軸の正方向側(図面矢印方向)の端部とX軸の負方向側の端部とが、X軸に平行な直線上に位置するようになっているので、ガイドワイヤGWを把持部41の先端側と後端側とで一直線上にできる。これにより、ワイヤ送出装置1でのガイドワイヤGWの取り回しが容易である。
図14(B)に示す把持部44は、把持部10における第1部品11に代えて第1部品45を備え、第2部品12に代えて第2部品46を備えている。
第1部品45は、X軸方向に延びて形成されている凸状部45Aと、脚部11Bとを有する。凸状部45Aは、Y軸方向の幅がX軸の負方向に行くにしたがって短くなるように、具体的には、X―Y平面上で略S字状となるように形成されている。したがって、凸状部45Aの第2部品46に対向する、第2部品46と共にガイドワイヤGWを挟持する面(把持面)45Bは、把持部44の移動可能方向(X軸方向)に対して交差する面を有している。
また、第2部品46は、第1部品45の凸状部45Aと対応する形状の凹状部46Aと、凸部12Bと、貫通孔部12Cとを有する。
凹状部46Aの第1部品45と共にガイドワイヤGWを把持する面(把持面)46Bは、Y軸方向において凹状及び凸状となるように形成されている。
このような構成により、把持部44の移動方向(X方向)と、把持部44に把持されるガイドワイヤGWの方向とが完全には一致しなくなる。すなわち、把持部44の移動方向に対して、ガイドワイヤGWの方向が異なる箇所が存在する。これにより、把持部44とガイドワイヤGWとの間には、把持部44がガイドワイヤGWを直接押す成分の力が発生するようになる。これにより、把持部44がガイドワイヤGWを把持して移動する際に、ガイドワイヤGWが滑ってしまう事態を適切に防止することができる。
図14(C)に示す把持部47は、把持部10における第1部品11に代えて第1部品48を備え、第2部品12に代えて第2部品49を備えている。
第1部品48は、X軸方向に延びて形成されている凸状部48Aと、脚部11Bとを有する。凸状部48Aは、Y軸方向の幅がX軸の負方向に行くにしたがって長くなるように湾曲して形成されている。したがって、凸状部48Aの第2部品49に対向して第2部品49と共にガイドワイヤGWを挟持する面(把持面)48Bは、把持部47の移動可能方向(X軸方向)に対して交差する面を有している。
また、第2部品49は、第1部品48の凸状部48Aと対応する形状の凹状部49Aと、凸部12Bと、貫通孔部12Cとを有する。
凹状部49Aの第1部品48と共にガイドワイヤGWを把持する面(把持面)49Bは、X軸の負方向に行くにしたがってY軸方向の負の方向に湾曲するように形成されている。
このような構成により、把持部47の移動方向(X方向)と、把持部47に把持されるガイドワイヤGWの方向とが完全には一致しなくなる。すなわち、把持部47の移動方向に対して、ガイドワイヤGWの方向が異なる箇所が存在する。これにより、把持部47とガイドワイヤGWとの間には、把持部47がガイドワイヤGWを直接押す成分の力が発生するようになる。よって、把持部47がガイドワイヤGWを把持して移動する際に、ガイドワイヤGWが滑ってしまう事態を適切に防止することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係るワイヤ送出装置51は、ワイヤの一例としてのガイドワイヤGWを送出する装置である。ガイドワイヤGWは、例えば、血管などの体腔内の術部に押し進められ、その術部の閉塞物を穿通させるために使用される。ワイヤ送出装置51は、ガイドワイヤGWが挿通されたカテーテルを装置に接続させて使用される。
ワイヤ送出装置51の詳細を説明する前に、ワイヤ送出装置51に接続されるガイドワイヤ及びカテーテルの説明を行う。
図15は、第2実施形態に係るワイヤ送出装置に接続されるガイドワイヤ及びカテーテルと、ワイヤ送出装置に接続するためのコネクタとを説明する図であり、図16は、ガイドワイヤ及びカテーテルと、コネクタとの接続状態を示す図である。
ガイドワイヤGWは、中空状のカテーテル101に挿通される。カテーテル101の一端側には、カテーテル101の向きを調整するためのカテーテルハブ102が回転不能に装着されている。図15(A)の例では、図面左側が患者の体内側(先端側)となり、図面右側が患者の体外側(基端側)となる。
カテーテル101は、図16に示すようにコネクタ110に接続され、コネクタ110を介してワイヤ送出装置51に接続される。コネクタ110は、図15(B)に示すように、ダイヤル部110Aと、取付部110Cと、後端部110Dとを有する。ダイヤル部110Aは、手技者が、コネクタ110と接続されたカテーテル101の方向を操作するための部位である。取付部110Cは、円筒状に形成され、ワイヤ送出装置51の後述するコネクタ接続部53(図17参照)に取り付けるための部位である。取付部110Cの軸方向の長さは、コネクタ接続部53の後述する接続片53A,BのX軸方向の幅とほぼ同じとなっている。後端部110Dは、取付部110Cの円筒よりも大きい径の円盤状に形成されている。後端部110Dは、コネクタ接続部53に対してコネクタ110のX軸方向の位置決めするために作用する。
コネクタ110には、長手方向に延びる貫通孔110Bが形成されている。貫通孔110Bは、カテーテルハブ102の後端部102Aと係合するように構成されている。カテーテルハブ102の後端部102Aを、コネクタ110の貫通孔110Bに係合させると、カテーテルハブ102とコネクタ110とは、一体回転可能となる。
図17は、ワイヤ送出装置の斜視図であり、図18は、ワイヤ送出装置のガイドワイヤ及びカテーテルを接続した状態の斜視図である。
ワイヤ送出装置51は、筐体52と、レバー81と、コネクタ接続部53と、ガイドワイヤ収容部54と、把持部70とを有する。
筐体52は、ガイドワイヤGWを装着した場合に、ガイドワイヤGWの軸方向(図面X軸方向)が長手方向となる略直方体形状である。筐体52の内部には、把持部70の他、ガイドワイヤGWを把持して送出するための後述する各種構成を含む。レバー81は、後述するレバー回転軸82を中心として回動可能となっており、ガイドワイヤGWを送出する際に手技者が操作する部位である。本実施形態では、手技者は、片手でレバー81と筐体52とを握ることにより、ガイドワイヤGWを送出することができる。
コネクタ接続部53は、コネクタ110の取付部110Cを接続するための部位であり、X軸方向に延びる1対の接続片53A,53Bを有する。接続片53A,53Bは、例えば、樹脂等の弾性体で構成され、コネクタ110の取付部110Cの外周面をY軸方向の両側から挟み込んで、コネクタ110を回転可能に接続する。ガイドワイヤ収容部54は、送出対象のガイドワイヤGWを収容する部位であり、X軸方向に延び、X軸方向の全体に亘ってZ軸の正方向が解放された凹状に形成されている。把持部70は、ガイドワイヤGWを把持可能且つX軸方向に移動可能な部位であり、ガイドワイヤ収容部54のX軸方向の中間部に配置され、後述する把持面部71A及び72Aを外部に開放させた状態となっている。なお、本実施形態では、ガイドワイヤGWをガイドワイヤ収容部54のZ軸の負方向の面(ここでは、底面ともいう)に載置した場合には、ガイドワイヤGWは、把持部70の把持面部71Aと把持面部72AとのガイドワイヤGWを保持する把持面の間の空間(配置空間)に配置されるようになっている。
ワイヤ送出装置51に対して、カテーテル101及びガイドワイヤGWを接続する場合には、コネクタ110よりも基端側となる部分のガイドワイヤGWを、ガイドワイヤ収容部54の凹状部の底面に載置し、ガイドワイヤGWのカテーテル101に接続されたコネクタ110の取付部110Cをコネクタ接続部53の接続片53A,53Bにはめ込んで装着させることとなる。このように、ワイヤ送出装置51にカテーテル101及びガイドワイヤGWを接続すると、図18に示すようになる。このようにワイヤ送出装置51にカテーテル101及びガイドワイヤGWを接続した状態においては、コネクタ110の操作ダイヤル110Aを手技者が回転させることにより、カテーテル101の向きを容易に調整することができる。また、この状態では、コネクタ110の後端部110DのX軸の負方向側(X軸の矢印の方向と逆の方向)の面と、筐体52のX軸の正方向側の面との間に隙間が確保されている状態となっているので、カテーテル101内を通過した血液や薬液等の液体は、その隙間から流れ落ちやすくなり、筐体52側の構成が液体と接触することを適切に防止することができる。また、レバー81を操作していない場合には、後述するようにガイドワイヤGWが把持されていないので、ガイドワイヤGWを回すことでガイドワイヤGWの向きを調整することができる。
次に、ワイヤ送出装置51について詳細に説明する、図19は、ワイヤ送出装置の初期状態における上面断面図であり、図20は、ワイヤ送出装置の把持部の構成図であり、図21は、ワイヤ送出装置の分解斜視図である。図21は、ワイヤ送出装置51からZ軸の負方向側の部分筐体52Dを取り外した状態を示している。
ワイヤ送出装置51は、図19に示すように、筐体52と、把持部70と、ハンマー61と、押しばね62と、戻しばね66(図22参照)と、スライダ63と、把持解除駆動部64と、把持解除部65と、を備える。ハンマー61は、打撃部の一例である。押しばね62は、弾性体の一例である。スライダ63は、付勢部の一例である。スライダ63及び筐体52は、解放部の一例である。把持解除駆動部64及び把持解除部65は、中止時把持解除部の一例である。ワイヤ送出装置51は、更に、図21に示すように、レバー81と、リンク85,87と、ジョイント84,86,88と、スライダ89とを備える。ここで、レバー81、リンク85,87、ジョイント84,86,88、及びスライダ89は、動力伝達機構の一例である。
筐体52は、ガイドワイヤGWを装着した場合に、ガイドワイヤGWの軸方向(図面X軸方向)が長手となる略直方体形状である。また、筐体52には、把持部70をX軸方向に移動可能に収容する把持部収容部52Aと、スライダ63をX軸方向に移動可能に収容するスライダ収容部52Bとが形成されている。また、スライダ収容部52Bにおける基端側の上部には、凸部52Cが形成されている。
把持部70は、把持部収容部52AにおいてX軸方向に移動可能である。把持部70は、ガイドワイヤGWを把持可能である。
把持部70は、図20に示すように、第1部品71と、第2部品72と、把持ばね73とを備える。第1部品71は、例えば、X軸方向に延びて形成されている把持面部71Aと、Y軸方向に延びる略円柱状の脚部71Bとを有する。第2部品72は、X軸方向に延びて形成され、第1部品71の把持面部71Aと対向する面を有する把持面部72Aと、Z軸方向の両方向に凹んだ凹状部72Bと、脚部71Bを挿通可能な貫通孔が形成された貫通孔部72Cとを有する。
第1部品71と第2部品72とは、第1部品71の脚部71Bが、第2部品72の貫通孔部72Cの貫通孔に挿通された状態に組み合わされている。第1部品71の脚部71Bと、第2部品72との間に付勢力が発生するように、把持ばね73が取り付けられている。
このような構成により、把持ばね73の付勢力が、第1部品71の把持面部71Aの第2部品72側の面(把持面)と、第2部品72の把持面部72Aの第1部品71側の面(把持面)とが近づくように作用する。本実施形態においては、第1部品71の把持面部71Aの第2部品72側の把持面と、第2部品72の把持面部72Aの第1部品71側の把持面との間に空間(配置空間)を空けることにより、その空間にガイドワイヤGWを配置しておくことができ、把持ばね73の付勢力により、把持部70がガイドワイヤGWを把持することができる。この配置空間は、把持部70の移動可能方向の全体に亘って延びる開口によって外部に開放可能となっている。なお、本実施形態では、ガイドワイヤGWをガイドワイヤ収容部54の凹状部に載置することにより、第1部品71の把持面部71Aの把持面と、第2部品72の把持面部72Aの把持面とのZ軸方向での略中央にガイドワイヤGWを位置させることができる。一方、第1部品71の脚部71Bが第1部品71側(Y軸の負方向側)に押下されて、把持ばね73が圧縮された場合には、第1部品71の把持面部71Aの把持面と、第2部品72の把持面部72Aの把持面との間が離れて空間が生じるので、把持部70によりガイドワイヤGWが把持されなくなる(把持解除)。
第2部品72の凹状部72Bは、筐体52の把持部収容部52AのZ軸方向の両方の壁部にX軸方向に延びて形成された図示しない凸部と係合して、把持部70をX軸方向に正確にガイドするように作用する。
把持部70のX軸方向の基端側には、図19に示すように、中空のハンマー61が、長手方向がX軸方向となるように配置され、ハンマー61の基端側の部分の周囲及びハンマー61の基端側には、押しばね62が、長手方向がX軸方向となるように配置されている。
ハンマー61は、例えば、金属で構成され、X軸方向に移動可能となっている。ハンマー61には、スライダ収容部52B側に凸部61Aが形成されている。凸部61Aは、スライダ63の後述するフック63Aに係合可能となっている。押しばね62は、例えば、金属製のばねであり、X軸方向に対して変形可能(圧縮可能)となっており、ハンマー61に対してX軸方向への付勢力を印加可能である。
戻しばね66は、例えば、金属製のばねであり、X軸方向に対して変形可能(圧縮可能)となっており、把持部70を基端側に付勢している。戻しばね66による把持部70に対する付勢力は、押しばね62の初期状態(ハンマー61を移動させることによる圧縮が発生していない状態)での把持部70に対する付勢力より小さくなっている。これにより、押しばね62が初期状態である場合には、把持部70は、移動可能範囲の最先端位置(把持部収容部52A内のX軸方向の最先端の位置)に位置し、押しばね62が圧縮されて把持部70に対して付勢力が掛からなくなった状態である場合には、戻しばね66の付勢力により把持部70は、移動可能範囲の最後端位置(把持部収容部52A内のX軸方向の最後端の位置)に位置することとなる。
ワイヤ送出装置51において、レバー81、リンク85,87、ジョイント84,86,88、スライダ89、スライダ63、把持解除駆動部64、及び把持解除部65によって、動力伝達機構が構成されている。
レバー81は、ワイヤ送出装置51を使用する手技者が手により回動操作するための部位である。レバー81は、レバー回転軸82を中心に回動可能となっている。レバー81は、トーションばね83によって、筐体52となす角が広がるように付勢されている。図21に示すように、レバー81のレバー回転軸82とリンク85の一端とは、ジョイント84を介して、レバー81からリンク85に対して回動力が伝達可能に接続されている。本実施形態では、レバー81の回動と一体して、リンク85が回動するように構成されている。
リンク85の他端と、リンク87の一端とは、ジョイント86を介して回転自在に接続されている。リンク87の他端と、スライダ89とは、ジョイント88を介して回転自在に接続されている。スライダ89のZ軸の正方向側には、スライダ63と、把持解除部65とが接続されている。スライダ63及び把持解除部65は、スライダ89と一体的にX軸方向に直線移動可能となっている。
この動力伝達機構によると、レバー81がR1方向に回動されると、リンク85がR2方向に回動し、リンク85の回動に伴って、リンク87がスライダ89のX軸に沿っての移動を伴って移動する。本実施形態では、この動力伝達機構は、レバー81の回動可能な範囲において、スライダ89に接続されたスライダ63がX軸方向の移動範囲の全体を移動可能なように、レバー81の回動角度、リンク85,87の長さ等が調整されている。
スライダ63は、図19に示すように、X-Y平面において、逆C字状の形状をしており、Y軸の負方向側の部位に、ハンマー61の凸部61Aと係合可能なフック63Aと、Y軸の負方向側になだらかに傾斜した傾斜面を有する傾斜部63Bとを有する。傾斜部63Bは、スライダ63がX軸の負方向側に移動して筐体52の凸部52Cと接触すると、スライダ63のY軸の負方向側の部位をY軸の正方向に変形するように作用する。
スライダ63が自身の移動範囲のX軸方向の最先端位置から基端側に移動すると、フック63Aがハンマー61の凸部61Aと係合し、更に移動すると、ハンマー61を基端側に移動させて、押しばね62を圧縮させることとなる。スライダ63が最後端位置に近づくと、筐体52の凸部52Cがスライダ63の傾斜部63BをY軸の正方向側に押し上げることとなり、スライダ63のY軸の負方向側の部位がY軸の正方向に変形され、フック63Aとハンマー61の凸部61Aとの係合が解放され、この結果、押しばね62の変形状態(圧縮状態)が一気に解放されて、押しばね62がハンマー61をX軸方向に押すこととなる。
把持解除部65は、X軸方向の先端側の筐体52側の面が、先端側ほど厚さが薄くなる傾斜を有する板状の部材である。把持解除部65は、先端部分がX軸方向の先端側に移動されると、把持解除駆動部64の先端の凸部64Aを下方に押さえる。
把持解除駆動部64は、例えば弾性部材で構成され、X軸方向に延びる棒状部材であり、先端に、Y軸の負方向側に突出する凸部64Aを有している。凸部64Aは、把持部70の脚部71Bに対して、Y軸の正方向側に配置されている。排除解除駆動部64の先端部は、Y軸の正方向側に屈曲するように付勢されており、先端部が把持解除部65によりY軸の正方向側を押さえられていない場合においては、凸部64Aは脚部71Bと接触せずに脚部71Bを押下しない状態(図23参照)となる一方、把持解除部65によりY軸の正方向側を押さえられている場合には、凸部64Aは、把持部70の脚部71BをY軸の負方向側に押下した状態となる。この場合には、把持部70の把持ばね73を圧縮させて、把持部70の脚部71BをY軸の負方向に移動させる。これにより、第1部品71の把持面部71Aの第2部品72側の面と、第2部品72の把持面部72Aの第1部品71側の面との間が離れるので、ガイドワイヤGWの把持が解放される。
次に、第2実施形態に係るワイヤ送出装置51の使用方法及びその際のワイヤ送出装置51の動作について各図を参照して具体的に説明する。ワイヤ送出装置51は、ガイドワイヤGWの把持、ガイドワイヤGWの先端方向への把持部70の移動、ガイドワイヤGWの把持解除、把持部70の後端方向への移動、をこの順で動作するように、把持部70とハンマー61とスライダ63とが連動するように構成されている。
ここで、図22は、ワイヤ送出装置の把持準備状態における上面断面図である。また、図23はワイヤ送出装置の送出開始直前の状態における上面断面図である。また、図24は、ワイヤ送出装置の送出開始直後の状態における上面断面図、図25は、ワイヤ送出装置の送出開始直後の状態における底面図である。また、図26は、ワイヤ送出装置の送出完了後の状態における上面断面図である。
まず、ガイドワイヤGWを血管内に挿入した後、血管に沿って閉塞部位までガイドワイヤGWを押し進める。次いで、ガイドワイヤGWの先端が閉塞部位に到達した後、ガイドワイヤGWをガイドとしてカテーテル110を閉塞部位まで押し進める。そして、ガイドワイヤGWの基端側を筐体52のガイドワイヤ収容部54にZ軸の正方向側から収容させ、カテーテル110のカテーテルハブ102にコネクタ110を接続し、コネクタ110をワイヤ送出装置51のコネクタ接続部53にZ軸の正方向から押し込むことにより、コネクタ110をワイヤ送出装置51に接続する。
この場合には、図19に示すように、把持解除部65によって、把持解除駆動部64が押さえられて、把持ばね73が圧縮されているので、第1部品71の把持面部71Aの第2部品72側の面と、第2部品72の把持面部72Aの第1部品71側の面との間が離れて配置空間が形成されており、把持部70によるガイドワイヤGWの把持が解放された状態となっている。このため、上述のように、ガイドワイヤGWを挿通されたカテーテル110をワイヤ送出装置51に装着することにより、ガイドワイヤGWを容易に配置空間に収容させることができる。このため、ガイドワイヤGWをワイヤ送出装置51により送出させるための準備時間を短縮することができ、患者や手技者の負荷を軽減することができる。
次いで、レバー81と筐体52とを握ることにより、レバー81を少し回動させると、スライダ63及び把持解除部65が基端側にスライドし、図22に示すように、スライダ63のフック63Aにハンマー61の凸部61Aが係合しているので、スライダ63の移動に伴ってハンマー61が基端側に移動し、押しばね62が圧縮される。
この際、把持部70がハンマー61によってX軸の正方向に押されなくなるので、把持部70は、戻しばね66の付勢力により移動可能範囲の最後端までスライドする。これにより、把持部70は、移動可能範囲の最先端(初期位置)から移動可能範囲の最後端までの距離Dだけ移動する。この距離Dが、ワイヤ送出装置51による1回の送出量に相当する。例えば、ワイヤ送出装置51の1回の送出量が2mmである場合には、初期位置から2mmだけ後端側にスライドされることとなる。なお、この際には、把持解除部65は、把持解除駆動部64を介して把持部70の把持ばね73を圧縮する位置に存在するように構成されているので、把持部70がガイドワイヤGWを把持していない状態が維持されている。
さらに、レバー81を更に握って回動させると、スライダ63及び把持解除部65が基端側にさらにスライドし、図23に示すように、スライダ63のフック63Aがハンマー61の凸部61Aに係合している状態が維持されるので、スライダ63の移動に伴ってハンマー61が基端側に移動し、押しばね62がさらに圧縮される。
この際、把持解除部65が、把持解除駆動部64の先端部を押す位置から外れることになるので、把持解除駆動部64が脚部71Bと接触しなくなって把持バネ73を圧縮しなくなり、第1部品71の把持面部71Aの第2部品72側の面と、第2部品72の把持面部72Aの第1部品71側の面との間のガイドワイヤGWが把持されることとなる。
さらに、レバー81を図25に示すように、スライダ89(スライダ63も同様)が移動範囲の最も基端側となる位置(送出位置)まで回動させると、スライダ63及び把持解除部65が基端側にさらにスライドし、図24に示すようにスライダ63の傾斜部63Bが、筐体52の凸部52Cに押し上げられて、スライダ63のY軸の負方向側の部位が正方向側に屈曲されることにより、スライダ63のフック63Aがハンマー61の凸部61Aに係合している状態が解放される。
これにより、図26に示すように、押しばね62の付勢力が一気にハンマー61の先端方向の移動に充てられて、ハンマー61が先端方向に移動して、ハンマー61の先端側が把持部70の基端側と衝突することとなる。
この結果、ガイドワイヤGWを把持する把持部70がハンマー61との衝突による衝撃により、先端方向に移動し、把持部70の最先端位置に停止する。この際、把持解除部65が把持解除駆動部64と接触しておらず、その結果、把持解除駆動部64が把持部70と接触していないので、ガイドワイヤGWを把持した状態を維持したままである。
したがって、把持部70は、最後端位置から最先端位置までガイドワイヤGWを把持した状態を維持して移動することとなる。この結果、ガイドワイヤGWは、把持部70の最後端位置から最先端位置までの距離Dだけ先端側に送出されることとなる。
この後、手技者がレバー81を握ることをやめると、トーションばね83により、レバー81は逆方向に回動し、図21に示す初期状態に戻ることとなるので、それに伴って、スライダ63及び把持解除部65が先端側にスライドし、図19に示す初期状態となる。なお、ガイドワイヤGWをさらに送出する必要がある場合には、レバー81を握ることによりレバー81を回動させればよい。
このように、本実施形態に係るワイヤ送出装置51によると、押しばね62に蓄積した付勢力による衝撃力をガイドワイヤGWに加えて、適切な量だけ送出することができる。このように、衝撃力をガイドワイヤGWに加えることができるので、ガイドワイヤGWにより効果的に閉塞物を穿通することができる。
次に、レバー81を握って、図23に示すように、把持部70がガイドワイヤGWを把持した状態から、ガイドワイヤGWの送出を取り消す場合におけるワイヤ送出装置51の動作について説明する。
図23に示す状態において、レバー81を握ることをやめると、トーションばね83により、レバー81が逆方向に回動することとなる。この場合には、レバー81の逆方向に伴って、スライダ89、スライダ63、及び把持解除部65が先端側にスライドする。この際には、スライダ63のフック63Aがハンマー61の凸部61Aに係合している状態が維持されつつ先端側に移動することとなる。
この場合には、図22に示すように、ハンマー61が把持部70の基端側に衝突する前に、把持解除部65が把持解除駆動部64の凸部64AをY軸の負方向に押すこととなり、把持ばね73が圧縮されて、把持部70がガイドワイヤGWを把持していない状態となる。このため、ハンマー61が把持部70の基端側に接触して、図19に示す位置に把持部70を移動させる場合においては、ガイドワイヤGWが先端側に送出されることがない。
このように、本実施形態に係るワイヤ送出装置51によると、レバー81を握って、ガイドワイヤGWを一旦把持した状態とした場合であっても、ガイドワイヤGWの送出位置までレバー81を移動させていなければ、レバー81を握ることをやめることにより、ガイドワイヤGWを先端側に送出することなく、初期状態に戻すことができる。このため、一度レバー81をある程度握った後であっても、ガイドワイヤGWの把持を解除することができ、カテーテル110やガイドワイヤGWの向きの変更等を行うことができる。これにより、状況に応じて適切な手技を行うことができ、患者や手技者への負荷を軽減できる。
本明細書で開示している技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上述の実施形態では、押しばね16,62として金属製のばねを用いていたが、例えば、ゴム紐、板ばね等の他の種類の弾性体であってもよく、また、弾性体の材質は、樹脂材料であってもよい。上述の実施形態では、ハンマー15,61も金属製であったが、押しばねと同様に、樹脂材料であってもよい。
上述の実施形態では、ハンマー15,61を移動させて押しばね16,62を圧縮させることにより、ハンマー15,61の先端方向への付勢力を増加させるようにしていたが、例えば、ハンマー15,61の基端側の移動に対して伸張するように弾性体を設け、弾性体の伸張によって付勢力を増加させるようにしてもよい。
上述の実施形態において、把持部10,70のX軸方向の移動可能範囲を調整する機構、例えば、移動可能範囲を確定するX軸方向の壁の位置を移動させる機構を設けるようにしてもよい。このようにすると、ワイヤ送出装置によるワイヤの送出量を容易且つ適切に調整することができる。
上述の実施形態において、押しばね16,62の初期状態の圧縮量を調整する機構、例えば、押しばね16,62の基端側の壁の位置を移動させる機構を設けるようにしてもよい。このようにすると、ワイヤ送出装置におけるハンマー15,61により把持部10,70に与える衝撃力を容易且つ適切に調整することができる。
上述の実施形態では、手技者が手でハンドル31(又はレバー81)を回転(回動)させることにより、ガイドワイヤGWを送出するようにしていたが、電力で動作する発動機で送出するようにしてもよい。例えば、モータの動力によりリンク32(又はリンク85)を回転(回動)させてもよい。この場合には、リンク32を一回転させた時点でモータを停止させる又は、リンク85を所定角度回動させた時点でモータを停止させるようにしてもよい。例えば、モータを駆動させるスイッチを備え、このスイッチを1回押下すると、リンク32を1回転させるだけ、又は所定角度回動させるだけモータを駆動させるようにしてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,51 ワイヤ送出装置
5,52 筐体
5A 貫通孔
5B,52A 把持部収容部
5C,52B スライダ収容部
5D,52C 凸部
6 アダプタ
10,41,44,47,70 把持部
11,42,45,48,71 第1部品
11A,42A,45A,48A 凸状部
11B,71B 脚部
12,43,46,49,72 第2部品
12A 凹状部
12B 凸部
12C,72C 貫通孔部
13,73 把持ばね
15,61 ハンマー
15A,61A 凸部
16,62 押しばね
17,66 戻しばね
20,63,89 スライダ
21,83 トーションばね
22,63A フック
23,65 把持解除部
24 押さえ部
31 ハンドル
32,33,85,87 リンク
34,35,36,84,88 ジョイント
52D 部分筐体
53 コネクタ接続部
53A,53B 接続片
54 ガイドワイヤ収容部
63B 傾斜部
64 把持解除駆動部
64A 凸部
72A,72B 把持面部
72B 凹状部
81 レバー
82 レバー回転軸
101 カテーテル
102 カテーテルハブ
102A 後端部
110 コネクタ
110A ダイヤル部
110B 貫通孔
110C 取付部
110D 後端部
GW ガイドワイヤ

Claims (12)

  1. ワイヤを先端方向に送出するワイヤ送出装置であって、
    前記ワイヤを把持可能及び把持解除可能且つ前記先端方向及び後端方向に移動可能な把持部と、
    前記把持部の基端側に配置され、前記ワイヤの軸方向に移動可能且つ前記把持部と接離可能な打撃部と、
    前記打撃部を前記先端方向へ付勢可能な弾性体と、
    前記弾性体を変形させて前記打撃部に対する前記先端方向への付勢力を増加させる付勢部と、
    前記付勢部により付勢力が増加された前記弾性体の変形状態を解放する解放部と、を有し、
    前記解放部により変形状態が解放された前記弾性体による付勢力によって前記打撃部を前記把持部に衝突させて、前記把持部を前記先端方向に移動させることにより、前記把持部に把持された前記ワイヤを前記先端方向に送出する
    ワイヤ送出装置。
  2. 前記ワイヤの把持、前記把持部への前記打撃部の衝突による前記把持部の前記先端方向への移動、前記ワイヤの把持解除、前記把持部の前記後端方向への移動、をこの順で行うように、前記把持部と前記打撃部と前記解放部とが連動するように構成されている
    請求項1に記載のワイヤ送出装置。
  3. 前記把持部は、前記軸方向の所定の移動範囲を移動可能であり、前記打撃部による衝突により前記移動範囲の先端方向の最先端位置に移動された際に、その位置において前記ワイヤの把持を維持するように構成されている
    請求項1または請求項2に記載のワイヤ送出装置。
  4. 前記最先端位置において前記把持部による前記ワイヤの把持を解除し、前記把持部による前記ワイヤの把持を解除した状態を維持しつつ、前記把持部を前記最先端位置から前記移動範囲の最後端位置まで移動させる解除移動部をさらに備える
    請求項3に記載のワイヤ送出装置。
  5. 前記解除移動部によって前記把持部を前記最先端位置から前記最後端位置まで移動させる動作と、前記付勢部による前記弾性体に対する付勢力を増加させる動作とを、同一の動力源から供給する動力により、一連の動作として動作させる動力伝達機構をさらに備える
    請求項4に記載のワイヤ送出装置。
  6. 前記弾性体は、前記打撃部の前記基端側の移動に伴って付勢力を増加可能であり、
    前記付勢部は、前記打撃部に設けられた凸部に係合可能なフックを有し、前記フックを前記凸部に係合させた状態で、前記打撃部を前記基端側に移動可能であり、
    前記解放部は、前記付勢部の前記フックと前記打撃部の前記凸部との係合を解放することにより、前記弾性体の変形状態を解放する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のワイヤ送出装置。
  7. 前記把持部は、前記ワイヤを挟持することにより把持可能な対向する把持面を有し、
    前記把持面は、前記把持部の移動可能方向に対して交差する面を有する
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のワイヤ送出装置。
  8. 前記把持部は、把持する前記ワイヤを配置するための配置空間を有し、
    前記配置空間は、前記把持部の移動可能方向の全体に亘って延びる開口によって外部に開放可能である
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のワイヤ送出装置。
  9. 前記把持部は、把持する前記ワイヤを配置するための配置空間を有し、
    前記配置空間は、前記把持部の移動可能方向に延びる貫通孔を形成可能であり、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のワイヤ送出装置。
  10. 前記付勢部による前記付勢力の付勢を中止した場合に、前記把持部が前記先端方向へ移動しない状態において、前記把持部による前記ワイヤの把持を解除させる中止時把持解除部をさらに有する
    請求項2に記載のワイヤ送出装置。
  11. 前記動力源は、電力で動作する発動機である
    請求項5に記載のワイヤ送出装置。
  12. 手技者による操作により所定の軸を中心に回動することにより、前記動力伝達機構に動力を供給可能なレバーをさらに有する
    請求項5に記載のワイヤ送出装置。
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