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JP7186004B2 - 結合剤噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物、および鋳型の製造方法 - Google Patents

結合剤噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物、および鋳型の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、付加製造装置(3Dプリンタ)による敷きならし性が良好で、成形体の美観や寸法精度に優れた付加製造装置用水硬性組成物と、該組成物を用いた鋳型の製造方法に関する。
鋳造は、溶融した金属を鋳型に注入して鋳物を製造する伝統的な金属加工法である。この鋳造に用いる自硬性鋳型は、使用する粘結材(結合材)に応じて有機系と無機系があり、このうち無機系は、主に水ガラス系とセメント系がある。ただし、セメント系自硬性鋳型は、鋳込み温度によっては、含まれる石膏が熱分解してガスが発生し、鋳物に欠陥が生じ、美観や機能が損なわれる。また、この鋳型の製造は、模型や木型の作製が前工程として必須であるが、この前工程には時間とコストがかかる。
そこで、鋳物の美観等が損なわれず、該前工程が不要な鋳型の製造手段が望まれる。
ところで、最近、付加製造装置が、迅速かつ精密な成形手段として注目されている。この付加製造装置のうち、例えば、粉末積層成形装置は、粉末を平面の上に敷き詰めた後、該粉末に水性バインダを噴射して固化した固化物を、垂直方向に順次積層して成形する装置である。この装置の特徴は、3次元CAD等で作成した立体成形のデータを多数の水平面に分割し、これらの水平面の形状を順次積層して、成形体を製造する点にある。
そこで、前記装置を用いて鋳型を製造できれば、前記の前工程は不要になり、作業時間とコストを削減できると期待される。
例えば、特許文献1には、粉末積層成形法に適した付加製造装置用水硬性組成物として、珪砂、オリビン砂、および人工砂等の耐火砂に、速硬セメントを15~50%配合して混練(混合)した材料に、水性バインダを加えて固化・積層して成形体を得る技術が開示されている。ここで、粉末積層成形法とは、積載台(台座)の上に置いた粉体材料の所定の範囲に、インクジェット等のノズルを通して成形液を滴下または噴霧して固化し、逐次、固化した層を積層して所望の形状を成形する方法である。
しかし、結合材と砂の組合せによっては、付加製造装置で材料を積層させるために敷きならす際に、敷きならし面が平面とならず、成形体の美観を損ねたり、寸法精度が劣る場合があった(後掲の図4参照)。
特開2011-51010号公報
そこで、本発明は、付加製造装置による敷きならし性が良好で、成形体の美観や寸法精度に優れた、付加製造装置用水硬性組成物等を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、カルシウムアルミネート等の結合材単独か、または、結合材と砂を含み、かつ、下記(1)式を満たす水硬性組成物は、前記目的を達成できることを見い出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記の構成を有する付加製造装置用水硬性組成物等である。
[1]結合材と砂と水からなり、かつ、下記(1)式を満たす、結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物であって、
前記結合材が、結合材全体を100質量%として、CaO/Alのモル比が1.5~3.0のカルシウムアルミネート類を50~100質量%、速硬セメントを0~50質量%、およびセメントを0~50質量%含み、
結合材の粒度は、D10が4~7μm、D50が24~40μm、および、D90が60~140μmであり、
砂の配合割合は、結合材100質量部に対し、50~600質量部であり、
水の配合割合は、結合材100質量部に対し、28~60質量部である、
結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物。
砂の質量/結合材の質量≧1.1×10-3×結合材のブレーン比表面積-2.2
…(1)
[2]前記結合材のブレーン比表面積が1000~6000cm/gである、前記[1]に記載の結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物。
[3]前記砂の平均粒径が40~200μmである、前記[1]または[2]に記載の結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物。
[4]結合材噴射式粉末積層成形装置と前記[1]~[3]のいずれかに記載の結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物を用いて鋳型を成形する、鋳型の製造方法。
本発明の付加製造装置用水硬性組成物は、付加製造装置による敷きならし性が良好で、美観と寸法精度が高い成形体を得ることができる。
砂/結合材の質量比と結合材のブレーン比表面積の関係を示す図であり、図中の直線は(1)式を表す。 砂/結合材の質量比と結合材のブレーン比表面積の関係を示す図であり、図中の直線は(2)式を表す。 付加製造装置を用いて、実施例7の付加製造装置用水硬性組成物を敷きならした後の状態を示す図である。 付加製造装置を用いて、比較例5の付加製造装置用水硬性組成物を敷きならした後の状態を示す図である。
本発明は、前記のとおり、結合材単独か、または、結合材と砂を含み、かつ、いずれの場合も前記(1)式を満たす、付加製造装置用水硬性組成物(以下「水硬性組成物」と略記することもある。)等である。以下、本発明について、結合材、砂、水硬性組成物、および鋳型の製造方法に分けて説明する。
1.結合材
前記結合材は、カルシウムアルミネート類、速硬セメント、およびセメントから選ばれる1種以上のセメント質物質を必須成分として含み、ポリマー、石膏、疎水性フュームドシリカ、およびアルカリ金属塩等から選ばれる1種以上を任意成分として含む結合材である。
結合材中の必須成分であるセメント質物質の含有率は、早期強度発現性の向上させるため、結合材全体を100質量%として、好ましくは50質量%以上であり、より好ましくは60~100質量%、さらに好ましくは70~95質量%である。次に、カルシウムアルミネート類、速硬セメント、セメント、ポリマー、石膏、疎水性フュームドシリカ、およびアルカリ金属塩に分けて説明する。
(1)カルシウムアルミネート類
前記カルシウムアルミネート類は、3CaO・Al、2CaO・Al、12CaO・7Al、5CaO・3Al、CaO・Al、3CaO・5Al、またはCaO・2Al等のカルシウムアルミネート;2CaO・Al・Fe、または4CaO・Al・Fe等のカルシウムアルミノフェライト;カルシウムアルミネートにハロゲンが固溶または置換した3CaO・3Al・CaF、および11CaO・7Al・CaF2等のカルシウムフロロアルミネートを含むカルシウムハロアルミネート;8CaO・NaO・3Al、および3CaO・2NaO・5Al等のカルシウムナトリウムアルミネート;カルシウムリチウムアルミネート;アルミナセメント、さらにこれらにNa,K,Li、Ti、Fe、Mg、Cr、P、F、S等の微量元素(酸化物等含む。)が固溶した鉱物から選ばれる1種以上が挙げられる。
これらのカルシウムアルミネート類の中でも、強度発現性が高く、製造直後からデパウダーや運搬が可能となることから、カルシウムアルミネートが好ましく、特に、非晶質カルシウムアルミネートが好ましい。非晶質カルシウムアルミネートは、原料を溶融した後、急冷して製造するから、実質的に結晶構造を有せず、通常、そのガラス化率は80%以上であり、ガラス化率が高い程、早期強度発現性は高いため、ガラス化率は好ましくは90%以上である。
カルシウムアルミネート類のCaO/Alのモル比は、好ましくは1.5~3.0、より好ましくは1.7~2.4である。該モル比が1.5以上で水硬性組成物の早期強度発現性が高く、3.0以下で水硬性組成物の耐熱性が高い。
結合材中のカルシウムアルミネート類の含有率は50~100質量%が好ましい。該値が50質量%以上であれば、水硬性組成物の早期強度発現性と耐熱性が高い。なお、該値は、好ましくは60~100質量%、より好ましくは70~100質量%、さらに好ましくは80~95質量%である。なお、前記のとおり、カルシウムアルミネート類の中でも非晶質カルシウムアルミネートが好ましい。
また、カルシウムアルミネート類のブレーン比表面積(JIS R 5201に規定する粉末度)は、充分な早期強度発現性を得るとともに粉塵の発生を抑制するために、好ましくは1000~6000cm/g、より好ましくは1500~5000cm/gである。
(2)速硬セメント
前記速硬セメントは、JIS R 5210に準拠して測定した凝結(始発)が30分以内である速硬セメント(超速硬セメント)、または止水セメントである。なお、速硬セメント等の市販品は、スーパージェットセメント(太平洋セメント社製)、ジェットセメント(住友大阪セメント社製)、ライオンシスイ(登録商標、住友大阪セメント社製)、またはデンカスーパーセメント(デンカ社製)が挙げられる。
結合材中の速硬セメントの含有率は、早期強度発現性を向上させるため、結合材全体を100質量%として、好ましくは50~100質量%、より好ましくは70~95質量%、さらに好ましくは80~90質量%である。
なお、カルシウムアルミネート類と混合して使用する場合は、早期強度発現性を向上させ、鋳型として使用する場合にはガスの発生を少なくするため、結合材全体を100質量%として、好ましくは0~50質量%、より好ましくは0~30質量%、さらに好ましくは5~20質量%である。
(3)セメント
前記セメントは、JIS R 5210に準拠して測定した凝結(始発)が3時間30分以内であれば、成形から3時間後の早期の強度発現性が高いため好ましく、1時間以内がより好ましい。
前記セメントは、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメント、エコセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、およびセメントクリンカー粉末から選ばれる1種以上が挙げられる。なお、本発明では、セメントクリンカー粉末もセメントに含める。
結合材中のセメントの含有率は、早期強度発現性の向上のため、結合材全体を100質量%として、好ましくは0~50質量%、より好ましくは0~30質量%、さらに好ましくは0~20質量%である。
(4)ポリマー
前記ポリマーは、JIS A 6203に規定するポリマーディスパージョンや再乳化粉末樹脂等であり、また、ポリマーの種類で示せば、ポリアクリル酸エステル、エチレン・酢酸ビニル共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体、酢酸ビニル・バーサチック酸ビニルエステル共重合体、酢酸ビニル・バーサチック酸ビニル・アクリル酸エステル3元共重合体、ポリビニルアルコール、マルトデキストリン、エポキシ樹脂、およびウレタン樹脂から選ばれる1種以上が挙げられる。
これらの中でも、早期強度発現性が得られるため、好ましくはポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物または完全ケン化物)であり、さらに好ましくはケン化度が85~90モル%のポリビニルアルコールである。また、ポリビニルアルコールの平均粒径(メディアン径、D50)は、高い強度が得られるため、好ましくは150μm以下、より好ましくは90μm以下、さらに好ましく10~75μmである。94μmより大きいポリビニルアルコールの粒子の含有率は、好ましくは90質量%以下、より好ましくは45質量%以下、さらに好ましくは30質量%以下である。また、77μmより大きいポリビニルアルコール粒子の含有率は、好ましくは90質量%以下、より好ましくは60質量%以下、さらに好ましくは50質量%以下である。
また、前記ポリマーの配合割合は、セメント質物質100質量部に対し2~12質量部が好ましい。該配合割合が2質量部未満では、強度の向上効果は低く、また、12質量部を越えると、形状によっては成形体の収縮により変形やひび割れが生じ、複雑な形状の鋳型が製造できない場合があるほか、鋳物を製造する際にガスが発生して鋳物にブローホール等の欠陥が生じたり、製造現場で異臭が生じる場合がある。なお、ポリマーの配合割合は、セメント質物質100質量部に対し、より好ましくは2~10質量部、さらに好ましくは3~9質量部である。
セメント質物質とポリマーの粉砕・混合方法は、両者を個別に粉砕した後に混合する個別粉砕と、両者を混合した後、同時に一括して粉砕する混合粉砕があるが、粉砕の手間を考慮すれば、好ましくは混合粉砕である。
(5)石膏
前記石膏は、無水石膏、半水石膏、および二水石膏から選ばれる1種以上が挙げられる。これらの中でも、半水石膏は早期強度発現性がより高いために好ましい。結合材中の石膏の含有率は、鋳物の製造時においてガスや黒鉛球状化不良を防止するため、結合材全体を100質量%として、無水石膏換算で、好ましくは0.5~5質量%、より好ましくは0.8~3質量%以下、さらに好ましくは1~2質量%以下である。
(6)その他の添加剤
成形後に残った水硬性組成物の未硬化の粉末を、成形体から除去する作業(デパウダー)を容易にするために、本発明の水硬性組成物は、さらに、結合材の合計100質量部に対し、任意の成分として疎水性フュームドシリカを0.1~2質量部、より好ましくは0.5~1.5質量部含むことができる。ここで、疎水性フュームドシリカとは、フュームドシリカの表面をシランまたはシロキサンで処理して、表面を疎水性にしたシリカ粉末である。
また、水硬性組成物の粉末の除去効率をより高めるため、疎水性フュームドシリカのBET比表面積は、好ましくは30~300m/gである。疎水性フュームドシリカのBET比表面積が該範囲内であれば、粉体の流動性が向上し、付加製造装置で敷きならした面が平坦で、かつ強度が低下することなく鋳型を軽量化できる。また、疎水性フュームドシリカは、粉体の固結の防止や混合性の向上に有効である。
なお、本発明の水硬性組成物は、さらに、強度発現性の調整材等として、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、高炉スラグ、フライアッシュ、シリカフューム、珪石微粉末、および石灰石粉末等の任意の成分を含んでもよい。
上記結合材のブレーン比表面積は、付加製造装置での敷きならしが均一で、かつ、成形体の強度が低下しないために、好ましくは1000~6000cm/g、より好ましくは1500~5000cm/gである。なお、各結合材は粉体の状態で混合して調製する。ポリマーは、水に溶解して用いてもよい。
2.砂
前記砂は、前記結合材よりも粗い粒体である天然砂や鋳物砂であり、水硬性組成物を鋳型に使用する場合、該砂は耐火砂が好ましく、珪砂、オリビン砂、ジルコン砂、クロマイト砂、アルミナ砂、および人工砂等から選ばれる1種以上が挙げられる。
また、砂の平均粒径は、結合材と混合したときの良好な敷きならし性を得るため、好ましくは40~200μm、より好ましくは50~180μm、さらに好ましくは60~150μmである。
また、砂の配合割合が前記(1)式の範囲にあれば、敷きならし性は良好である。なお、砂の配合割合が下記(2)式の範囲にあれば、敷きならし性はより良好である。
砂の質量/結合材の質量 ≧1.0×10-3×結合材のブレーン比表面積-1.6
…(2)
また、砂の配合割合は、高い強度の水硬性組成物を得るために、結合材100質量部に対し、好ましくは50~600質量部、より好ましくは100~500質量部、さらに好ましくは200~400質量部である。
3.水硬性組成物
前記水硬性組成物は、前記結合材の合計100質量部に対し、好ましくは、水を28~60質量部、および砂を含む組成物である。水の含有割合が該範囲であれば、強度発現性を確保できる。なお、水の配合割合は、鋳型の強度と寸法精度をより高める観点から、好ましくは30~55質量部、より好ましくは32~45質量部である。
4.鋳型の製造方法
該製造方法は、付加製造装置と本発明の水硬性組成物を用いて、鋳型を製造する方法である。付加製造装置は特に限定されず、粉末積層型付加製造装置等の市販品が使用できる。また、水硬性組成物は、前記の成分を市販の混合機または手作業で混合して調製する。なお、結合材として複数の材料を用いる場合、結合材を予め市販の混合機や手作業で混合したり、粉砕機で混合粉砕してもよい。水は、通常の上水道水、井戸水等を用いることができる。また、水は、必要とされる各種の機能を付与するため、増粘剤、潤滑剤、流動化剤、界面活性剤、ポリマー、および表面張力低減剤から選ばれる1種以上を混合して用いてもよい。
鋳型の養生方法は、気中養生単独、気中養生した後にさらに続けて水中養生する方法、または、表面含浸剤養生等がある。これらの中でも、早期の強度発現と鋳物の製造時に発生する水蒸気の抑制の点から、気中養生単独が好ましい。また、セメント質物質、石膏およびポリマーによる強度増進の点から、気中養生の温度は、好ましくは10~100℃、より好ましくは30~80℃である。また、気中養生時の相対湿度は、充分な強度発現と生産効率の点から、好ましくは10~90%、より好ましくは15~80%、さらに好ましくは20~60%である。さらに、気中養生時間は、充分な強度発現と生産効率の点から、好ましくは1時間~1週間、より好ましくは2時間~5日間、さらに好ましくは3時間~4日間である。
また、前記表面含浸剤養生は、成形体にケイ酸アルカリ水溶液を噴霧するか、または成形体をケイ酸アルカリ水溶液中に浸漬して、成形体の強度を増進させる養生である。
前記ケイ酸アルカリ水溶液中のケイ酸アルカリは、好ましくはケイ酸ナトリウムおよび/またはケイ酸カリウムである。そして、前記ケイ酸アルカリ水溶液中のケイ酸アルカリの含有率は、好ましくは10~40質量%である。該含有率が10質量%未満ではケイ酸アルカリの浸透量が不充分で強度増進効果は低く、40質量%を超えるとケイ酸アルカリ水溶液の粘性が高くなり浸透性が低下するおそれがある。なお、該含有率は、より好ましくは20~35質量%である。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
1.使用した材料
(1)カルシウムアルミネート類
非晶質カルシウムアルミネートで試製品である。
CaO/Alのモル比は2.2、ガラス化率は95%以上である。
ブレーン比表面積(JIS R 5201)は、1500cm/g、2040cm/g、3500cm/g、および5000cm/gである。
なお、カルシウムアルミネート類、および後述する砂の粒度は、マイクロトラック社製Microtrac MT3300EXIIにより、エタノールを溶媒に用いて測定した。
(2)速硬セメント
スーパージェットセメント、太平洋セメント社製である。
ケイ酸カルシウムの含有率は47質量%、凝結(始発)は30分、ブレーン比表面積は4700cm/gである。
(3)砂
(i) 砂A:天然鋳物砂/アルミナサンド♯200、エース産商社製である。
平均粒径(メディアン径、D50)は100μm、10%径(D10)は57μm、90%径(D90)は155μmである。
(ii) 砂B:アルミナ系、商品名 エスパール♯180L、山川産業社製である。
平均粒径(メディアン径、D50)は75μm、10%径(D10)は45μm、90%径(D90)は113μmである。
(iii) 砂C: アルミナ系、商品名 ナイガイセラビーズ60#1450(登録商標)、伊藤忠セラテック社製である。
平均粒径(メディアン径、D50)は124μm、10%径(D10)は95μm、90%径(D90)は170μmである。
(iv) 砂D:非晶質カルシウムアルミネート 試製品である。
CaO/Alのモル比は2.2、ガラス化率は95%以上、平均粒径(メディアン径、D50)は65μm、10%径(D10)は14μm、90%径(D90)は184μmである。
(v) 砂E:珪砂 商品名 東北珪砂8号 東北珪砂社製である。
平均粒径(メディアン径、D50)は110μm、10%径(D10)は63μm、90%径(D90)は160μmである。
なお、砂Bおよび砂Cを等量混合して用いた場合の平均粒径(メディアン径、D50)は100μm、10%径(D10)57μm、90%径(D90)は155μmである。
(4)水
3質量%のグリセロール水溶液(ProJet660Pro用バインダー液)、スリーディシステム社製
2.水硬性組成物、および供試体の作製
前記非晶質カルシウムアルミネート90質量部、および速硬セメント10質量部の合計100質量部に対し、表1の配合に従い砂を混合して、粉体混合物(水を含まない水硬性組成物)を作製した。なお、結合材(非晶質カルシウムアルミネートと速硬セメントの前記混合物)のブレーン比表面積、平均粒径(メディアン径、D50)、10%径(D10)、および90%径(D90)を表1に示す。
次に、該粉体混合物と、付加製造装置として結合材噴射式粉末積層成形装置(商品名: ProJet660Pro スリーディシステム社製)を用いて、敷きならし試験を行った。敷きならしは、目視により観察し、写真1に敷きならしが良好な例を、写真2に敷きならしが不良な例を示す。
Figure 0007186004000001
表1に示すように、結合材のブレーン比表面積が大きいほど、敷きならしを良好にするためには多量の砂が必要であった。結合材全体を100質量部とした場合に、敷きならしが良好になる結合材のブレーン比表面積と砂の質量の関係は図1の通りであった。したがって、(1)式を満たすように水硬性組成物を配合すれば、付加製造装置による敷きならしが良好で、美観と寸法精度が高い成形体が得られる。

Claims (4)

  1. 結合材と砂と水からなり、かつ、下記(1)式を満たす、結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物であって、
    前記結合材が、結合材全体を100質量%として、CaO/Alのモル比が1.5~3.0のカルシウムアルミネート類を50~100質量%、速硬セメントを0~50質量%、およびセメントを0~50質量%含み、
    結合材の粒度は、D10が4~7μm、D50が24~40μm、および、D90が60~140μmであり、
    砂の配合割合は、結合材100質量部に対し、50~600質量部であり、
    水の配合割合は、結合材100質量部に対し、28~60質量部である、
    結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物。
    砂の質量/結合材の質量≧1.1×10-3×結合材のブレーン比表面積-2.2
    …(1)
  2. 前記結合材のブレーン比表面積が1000~6000cm/gである、請求項1に記載の結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物。
  3. 前記砂の平均粒径が40~200μmである、請求項1または2に記載の結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物。
  4. 結合材噴射式粉末積層成形装置と請求項1~3のいずれか1項に記載の結合材噴射式粉末積層成形装置用水硬性組成物を用いて鋳型を成形する、鋳型の製造方法。
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