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JP7167665B2 - 希土類磁石及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、R-Fe-B系希土類磁石(Rは希土類元素)及びその製造方法に関する。本開示は、特に、高温での保磁力の低下が抑制されているR-Fe-B系希土類磁石及びその製造方法に関する。
R-Fe-B系希土類磁石は、主相と、主相の周囲に存在する粒界相とを備える。主相は、RFe14Bで表される組成を有しており、磁性相である。この主相によって、強い磁性を発現する。一方、粒界相は、主相の周囲に存在して、主相同士を磁気的に分断している。そして、この磁気分断によって、R-Fe-B系希土類磁石の保磁力は高められている。
この磁気分断効果を高めるため、種々の試みが行われている。例えば、特許文献1には、主相と粒界相とを備える希土類磁石を前駆体として、その前駆体の内部に改質材を浸透させた希土類磁石が開示されている。
特許文献1に開示された希土類磁石においては、主相と粒界相の間に中間相を有することによって、希土類磁石全体の保磁力が高められている。
国際公開第2014/196605A1号
R-Fe-B系希土類磁石は、高性能であるため、多様な分野へ、その使用が拡大している。そのため、R-Fe-B系希土類磁石が、高温環境下で使用されることも増加している。また、R-Fe-B系希土類磁石が、高出力モータに使用され、高出力を長時間にわたって維持したとき、モータの自己発熱等によって、R-Fe-B系希土類磁石が高温になる場合もある。
R-Fe-B系希土類磁石が高温になったとき、保磁力が低下してしまうことがあることが知られている。
このことから、高温においても、保磁力の低下が抑制されている、R-Fe-B系希土類磁石が求められている、という課題を本発明者らは見出した。なお、本明細書において、高温とは、100~170℃、特に、140~160℃の範囲のことをいう。また、室温とは、20~25℃の範囲のことをいう。そして、R-Fe-B系希土類磁石とは、主相と、主相の周囲に存在する粒界相を備え、主相が、RFe14Bで表される組成を有する相を含んでいる磁石のことをいう。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものである。本開示は、高温においても、保磁力の低下が抑制されている、R-Fe-B系希土類磁石及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく、鋭意検討を重ね、本開示の希土類磁石及びその製造方法を完成させた。本開示の希土類磁石及びその製造方法は、次の実施形態を含む。
〈1〉全体組成が(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu ・(R (1-a-b)(RはNd、Pr、Ce、及びLa以外の一種以上の希土類元素であり、MはAl、Au、Ag、Zn、In、及びMnからなる群より選ばれる一種以上の元素並びに不可避的不純物元素であり、RはNd、Pr、Pm、Sm、Eu、及びGdからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、RはR以外の一種以上の希土類元素であり、MはR及びRと合金化することにより、R (1-a-b)の融点をRの融点よりも低下させる一種以上の合金元素及び不可避的不純物元素であり、
p、q、r、s、t、u、及びvが、原子%で、
5.0≦p≦20.0、
0≦q≦8.0、
4.0≦r≦6.5、
0≦s≦0.5、
0≦t≦0.5、
0≦u≦2.0、及び
0≦v≦10.0
であり、
x、y、z、w、a、及びbが、モル比で、
0.200≦x≦0.400、
0≦y≦0.100、
0.100≦z≦0.200、
0≦w≦0.100
0.50≦a≦0.80、及び
0≦b≦0.10
である)で表され、
主相と前記主相の周囲に存在する粒界相を有しており、
前記主相は、Nd:Pr:Ce:La:R=(1-x-y-z-w):x:y:z:wのモル比で希土類元素を含有しており、かつ、(Nd、Pr、Ce、La、R(Fe、Co)14B型の結晶構造を備える相を有しており、
前記粒界相は、Nd:Pr:Ce:La:R=(1-x-y-z-w):x:y:z:wのモル比で希土類元素を含有しており、かつ
前記z、前記z、及び前記zは、z<z<zの関係を有している、
希土類磁石。
〈2〉前記RがNdである、〈1〉項に記載の希土類磁石。
〈3〉前記MがCu、Al、及びCoからなる群より選ばれる一種以上の元素である、〈1〉又は〈2〉項に記載の希土類磁石。
〈4〉前記MがCuである、〈1〉~〈3〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈5〉前記zが0.100≦z≦0.150である、〈1〉~〈4〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈6〉前記xが0.250≦x≦0.350である、〈1〉~〈5〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈7〉前記主相の平均粒径が1~1000nmである、〈1〉~〈6〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈8〉(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu (RはNd、Pr、Ce、及びLa以外の一種以上の希土類元素であり、MはAl、Au、Ag、Zn、In、及びMnからなる群より選ばれる一種以上の元素並びに不可避的不純物元素であり、
p、q、r、s、t、及びuが、原子%で、
5.0≦p≦20.0、
0≦q≦8.0、
4.0≦r≦6.5、
0≦s≦0.5、
0≦t≦0.5、及び
0≦u≦2.0
であり、かつ、
x、y、z、及びwが、モル比で、
0.200≦x≦0.400、
0≦y≦0.100、
0.100≦z≦0.200、及び
0≦w≦0.100
である)の組成を有する磁性薄帯又は磁性粉末を準備すること、及び
前記磁性薄帯又は前記磁性粉末を熱間で圧縮して成形体を得ること、
を含む、希土類磁石の製造方法。
〈9〉前記磁性薄帯又は前記磁性粉末を磁場中で圧縮して成形体を得る、〈8〉項に記載の方法。
〈10〉前記磁性薄帯又は前記磁性粉末をストリップキャスト法又はHDDR法で準備する、〈8〉又は〈9〉項に記載の方法。
〈11〉前記磁性薄帯又は前記磁性粉末を液体急冷法で準備する、〈8〉又は〈9〉項に記載の方法。
〈12〉前記成形体を、さらに、熱間で塑性加工して塑性変形体を得ることを含む、〈8〉~〈11〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈13〉(R (1-a-b)(RはNd、Pr、Pm、Sm、Eu、及びGdからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、RはR以外の一種以上の希土類元素であり、MはR及びRと合金化することにより、R (1-a-b)の融点をRの融点よりも低下させる一種以上の合金元素及び不可避的不純物元素であり、かつ、a及びbが、それぞれ、0.50≦a≦0.80及び0≦b≦0.10である)で表される組成の合金を含有する改質材を準備すること、
前記成形体と前記改質材を互いに接触させて、接触体を得ること、及び
前記接触体を熱処理して、前記成形体の内部に、前記改質材の融液を浸透させること、
を含む、〈8〉~〈11〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈14〉(R (1-a-b)(RはNd、Pr、Pm、Sm、Eu、及びGdからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、RはR以外の一種以上の希土類元素であり、MはR及びRと合金化することにより、R (1-a-b)の融点をRの融点よりも低下させる一種以上の合金元素及び不可避的不純物元素であり、かつ、a及びbが、それぞれ、0.50≦a≦0.80及び0≦b≦0.10である)で表される組成の合金を含有する改質材を準備すること、
前記塑性変形体と前記改質材を互いに接触させて、接触体を得ること、及び
前記接触体を熱処理して、前記塑性変形体の内部に、前記改質材の融液を浸透させること、
を含む、〈12〉項に記載の方法。
〈15〉前記RがNdである、〈8〉~〈14〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈16〉前記MがCu、Al、及びCoからなる群より選ばれる一種以上の元素である、〈8〉~〈15〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈17〉前記MがCuである、〈8〉~〈16〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈18〉前記zが0.100≦z≦0.150である、〈8〉~〈17〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈19〉前記xが0.250≦x≦0.350である、〈8〉~〈18〉項のいずれか一項に記載の方法。
本開示によれば、希土類磁石中にNd、Pr、及びLaを共存させることによって、高温での保磁力の低下を抑制した希土類磁石及びその製造方法を提供することができる。
図1は、本開示の希土類磁石の組織の一例を示す模式図である。 図2は、従来の希土類磁石の組織の一例を示す模式図である。 図3は、液体急冷法によって、磁性薄帯を準備する方法を説明する模式図である。 図4は、ストリップキャスト法によって、磁性薄帯を準備する方法を説明する模式図である。 図5は、パンチとダイスを用いて磁性粉末を熱間で圧縮する方法を説明する模式図である。 図6は、パンチとダイスを用いて成形体を熱間で塑性加工する方法を説明する模式図である。 図7は、希土類元素の種類とRFe14B相の格子定数(a軸及びc軸)との関係を示すグラフである。 図8は、室温におけるRFe14B相の結晶構造を示す模式図である。 図9は、高温におけるRFe14B相の結晶構造を示す模式図である。
以下、本開示に係る希土類磁石及びその製造方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本開示に係る希土類磁石及びその製造方法を限定するものではない。
R-Fe-B系希土類磁石の全体組成を有する溶湯が凝固すると、主相としてRFe14B相が生成し、主相の周囲に粒界相としてRリッチ相が生成する。本明細書では、特に断りのない限り、RFe14B相とは、RFe14Bで表される結晶構造を有する相を意味し、Rリッチ相とは、主相よりもRの含有割合が多い相を意味する。
R-Fe-B系希土類磁石において、1)主相の異方性磁界を高くする、2)主相の粒径を小さくする、3)主相同士を磁気分断する、と保磁力が向上する。このことから、保磁力の向上には、主相の異方性磁界の向上が重要である。また、磁石の温度が上昇するにしたがって、主相の異方性磁界は低下することが一般的である。したがって、高温時の保磁力の低下を抑制するには、高温時の異方性磁界の低下を抑制することが重要である。
Fe14B相のうち、NdFe14B相は、室温時に優れ、高温時にも、異方性磁界の低下が比較的少ない。そのため、R-Fe-B系希土類磁石のRとして、Ndを選択することが多い。しかし、諸事情により、Ndの一部がNd以外の希土類元素で置換されることがある。Ndの一部がPrで置換されると、特に高温時の異方性磁界が低下する。しかし、Ndの一部がPrで置換されても、さらに、Ndの一部がLaで置換されると、高温時の異方性磁界の低下を抑制することができる。理論に拘束されないが、この理由について考えられる事項について、図面を用いて、次のとおり、説明する。
図7は、希土類元素の種類とRFe14B相の格子定数(a軸及びc軸)との関係を示すグラフである。なお、図7の出典は、E. Burzo, Rep. Prog. Phys., 61(1998), 1099-1266である。図8は、室温におけるRFe14B相の結晶構造を示す模式図である。図9は、高温におけるRFe14B相の結晶構造を示す模式図である。また、表1は、図7から、RFe14B相の格子定数(a軸及びc軸)を希土類元素の種類毎にまとめたものである。
Figure 0007167665000001
Fe14B相の異方性磁界は、主として、RとFeの交換結合の大きさに依存する。図8及び図9に示すように、RFe14B相においては、温度が上昇すると、結晶格子が、a軸方向に縮小し、c軸方向に拡大する。結晶格子がa軸方向に縮小すると、RとFeの距離が短縮されるため、交換結合の大きさが増加する。しかし、従来のR-Fe-B系希土類磁石においては、温度の上昇によって、RとFeの電子スピンに揺らぎが生じて、前述の距離の短縮による交換結合の大きさの増加分以上に、交換結合の大きさが減少する。その結果、高温時には、RFe14B相の異方性磁界が著しく低下する。
表1に示すように、格子定数の大きさは、a軸及びc軸ともに、LaFe14B相>PrFe14B相>NdFe14B相>CeFe14B相の関係を有する。そのため、Ndの一部がPr及び/又はLaで置換されると、RとFeの距離は拡張されるが、(Nd、Pr、La)Fe14B相の異方性磁界は予想されるほど低下しない。
R-Fe-B系希土類磁石の全体組成を有する溶湯のRが主としてNdとPrを含有する場合には、その溶湯が凝固すると、(Nd、Pr)Fe14B相が生成し、主相の周囲に粒界相として(Nd、Pr)リッチ相が生成する。このとき、NdとPrの合計含有量に対するNdとPrそれぞれのモル比については、主相におけるそれぞれのモル比と、粒界相におけるそれぞれのモル比は、実質的に同一である。
これに対し、R-Fe-B系希土類磁石の全体組成を有する溶湯のRが主としてNd、Pr、及びLaを含有する場合には、(Nd、Pr、La)Fe14B相が生成し、主相の周囲に粒界相として(Nd、Pr、La)Fe14B相が生成する。そして、Nd、Pr、及びLaの合計含有量に対するPrのモル比については、主相おけるPrのモル比と、粒界相におけるPrのモル比は、実質的に同一である。しかし、Nd、Pr、及びLaの合計含有量に対するLaのモル比は、主相においてよりも粒界相において高い。これは、結晶格子の安定性が、NdFe14B>PrFe14B>LaFe14Bであることから、Nd、Pr、及びLaを含有する溶湯が凝固するとき、Ndは主相を構成する元素になり易く、Laが優先的に粒界相に排出されるためである。そうすると、(Nd、Pr、La)Fe14B相において、Ndの含有量が高くなる。高温時の異方性磁界は、NdFe14B相>PrFe14B相>LaFe14B相であるため、(Nd、Pr、La)Fe14B相のNdのモル比が高いと、希土類磁石全体として、高温時の異方性磁界の低下を抑制できる。
Rが、Nd、Pr、及びLaの他に、少量のCeを含有する場合には、主相として(Nd、Pr、Ce、La)Fe14B相が生成し、主相の周囲に粒界相として(Nd、Pr、Ce、La)Fe14B相が生成する。そして、Nd、Pr、Ce、及びLaの合計含有量に対するCeのモル比は、主相においてよりも粒界相において若干高い。これは、結晶格子の安定性が、NdFe14B相>PrFe14B相>CeFe14B相>LaFe14B相であることから、Nd、Pr、Ce、及びLaを含有する溶湯が凝固するとき、Ndは主相を構成する元素になり易く、Laほどではないが、Ceも優先的に粒界相に排出されるためである。そのため、(Nd、Pr、Ce、La)Fe14B相において、Ndの含有量が高まり、希土類磁石全体として、高温時の異方性磁界の低下を抑制できる。また、上述したように、a軸の格子定数は、LaFe14B相>PrFe14B相>NdFe14B相>CeFe14B相の関係を有するため、Ndの一部をCeで置換すると、RとFeの距離は小さくなり、異方性磁界の低下の抑制に寄与する。
さらに、LaFe14B相とNdFe14B相とでは、格子定数の差が大きいため、Ndの一部をLaで置換すると、結晶格子の歪は大きくなる。しかし、PrFe14B相の格子定数の大きさは、LaFe14B相の格子定数の大きさとNdFe14B相の格子定数の大きさの間であることから、Ndの一部をLaとPrで置換すると、Prによって歪が緩和されて、異方性磁界の低下の抑制に寄与する。
これまでに説明した事項に基づく、本開示に係る希土類磁石及びその製造方法の構成要件を次に説明する。
《希土類磁石》
まず、本開示の希土類磁石の構成要件について説明する。
〈全体組成〉
本開示の希土類磁石の全体組成は、式(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu ・(R (1-a-b)で表される。本開示の希土類磁石は、主相と、主相の周囲に存在する粒界相を有する。「全体組成」とは、主相と粒界相を合わせた希土類磁石全体の組成を意味する。
本開示の希土類磁石は、(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu で表される希土類磁石を基本とする。本開示の希土類磁石は、この基本とする希土類磁石に、R (1-a-b)で表される合金を含有する改質材を任意に浸透させてもよい。改質材を浸透させる場合には、基本とする希土類磁石は、希土類磁石前駆体である。改質材の働きについては後述する。
本開示の希土類磁石の全体組成を表す式において、(R (1-a-b)は、改質材に由来する組成を表す。改質材を浸透させない場合、v=0であり、本開示の希土類磁石の全体組成は、(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu で表される。一方、改質材を浸透させる場合、vは0でない正の値であり、本開示の希土類磁石の全体組成は、(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu ・(R (1-a-b)で表される。
上式中、Ndはネオジム、Prはプラセオジム、Ceはセリウム、Laはランタン、そして、Rは、Nd、Pr、Ce、及びLa以外の一種以上の希土類元素である。Feは鉄、Coはコバルト、Bはホウ素、Gaはガリウム、そして、Cuは銅である。Mは、Al、Au、Ag、Zn、In、及びMnからなる群より選ばれる一種以上の元素並びに不可避的不純物元素である。Alはアルミニウム、Auは金、Agは銀、Znは亜鉛、Inはインジウム、そして、Mnはマンガンである。Rは、Nd、Pr、Pm、Sm、Eu、及びGdからなる群より選ばれる一種以上の元素である。Ndはネオジム、Prはプラセオジム、Pmはプロメチウム、Smはサマリウム、Euはユウロビウム、そして、Gdはガドリニウムである。Mは、R及びRと合金化することによって、R (1-a-b)の融点を、Rの融点よりも低下させる一種以上の合金元素及び不可避的不純物元素である。
本明細書において、希土類元素は、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuの17元素である。Scはスカンジウム、Yはイットリウム、Laはランタン、Ceはセリウム、Prはプラセオジム、Ndはネオジム、Pmはプロメチウム、Smはサマリウム、Euはユウロビウム、Gdはガドリニウム、Tbはテルビウム、Dyはジスプロシウム、Hoはホルミウム、Erはエルビウム、Tmはツリウム、Ybはイッテルビウム、そして、Luはルテニウムである。これらのうち、Sc、Y、La、及びCeは、軽希土類元素である。Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、及びGdは、中希土類元素である。Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuは、重希土類元素である。なお、一般に、重希土類元素の希少性は高く、軽希土類元素の希少性は低い。中希土類元素の希少性は、重希土類元素と軽希土類元素の間である。
次に、p、q、r、s、t、u、及びv、並びに、x、y、z、w、a、及びbについて説明する。
p、q、r、s、t、及びuは、それぞれ、希土類磁石の次の含有量を示す。pはNd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量であり、qはCoの含有量であり、rはBの含有量であり、sはGaの含有量であり、tはCuの含有量であり、そして、uはMの含有量である。また、vは、希土類磁石前駆体に対する、改質材中の合金の浸透量を示す。すなわち、vは、R、R、及びMの合計含有量を示す。p、q、r、s、t、u、及びvの値は、それぞれ、原子%である。
x、y、z、及びwの値は、それぞれ、希土類磁石の次のモル比(含有割合)である。xは、Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Prのモル比を示す。yは、Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Ceのモル比を示す。zは、Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Laのモル比を示す。wは、Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Rのモル比を示す。a及びbの値は、それぞれ、改質材の次のモル比(含有割合)である。aは、R、R、及びMの合計含有量に対する、Rのモル比を示す。bは、R、R、及びMの合計含有量に対する、Rのモル比を示す。
上述した式で表される希土類磁石の構成元素について、次に説明する。
〈Nd〉
Ndは、本開示の希土類磁石に必須の主要成分である。本開示の希土類磁石のNdの一部は、Pr及びLaで置換される。また、本開示の希土類磁石のNdの一部は、任意に、Ce及びRで置換される。希土類磁石におけるNdのモル比は、Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対して、1-x-y-z-wで表される。
〈Pr〉
Prは、本開示の希土類磁石に必須の成分である。本開示の希土類磁石のNdの一部がPrで置換されても、室温時及び高温時のいずれも、磁化の低下は比較的小さい。一方、本開示の希土類磁石のNdの一部がPrで置換されると、主相の異方性磁界は、特に高温時に低下する。この高温時の異方性磁界の低下を抑制するため、本開示の希土類磁石のNdの一部が、さらに、Laで置換される。上述したとおり、PrFe14B相の格子定数の値が、LaFe14B相の格子定数の値とNdFe14B相の格子定数の値の間であることを利用して、LaFe14B相とNdFe14B相との格子定数の値の差が大きいことの弊害を抑制する。
Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Prのモル比xが0.200以上ならば、相対的にLaのモル比が過剰にならず、主相の結晶格子内でRとFeが過剰に離間せず、結晶格子内の歪も少ない。その結果、特に高温時に、主相の異方性磁界の低下を抑制することができる。この観点からは、xは、0.220以上、0.240以上、0.250以上、0.260以上、又は0.280以上であってよい。一方、Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Prのモル比xが0.400以下ならば、相対的にLaのモル比が過少にならず、希土類磁石の組成を有する溶湯の凝固時に、粒界相に多くのLaが優先的に排出され、主相中にNdのモル比が増加する。その結果、特に高温時に、主相の異方性磁界の低下を抑制することができる。この観点からは、xは、0.380以下、0.360以下、0.350以下、0.340以下、0.335以下、又は0.330以下であってよい。
〈La〉
Laは、本開示の希土類磁石に必須の成分である。上述したとおり、Ndの一部をPrで置換しても、さらに、Ndの一部をLaで置換することにより、高温時において、主相の異方性磁界の低下を抑制することができる。
Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Laのモル比zが0.100以上ならば、希土類磁石の組成を有する溶湯の凝固時に、粒界相に多くのLaが優先的に排出され、主相中にNdのモル比が増加する。その結果、特に高温時に、主相の異方性磁界の低下を抑制することができる。この観点からは、zは、0.110以上、0.115以上、又は0.120以上であってよい。一方、Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Laのモル比zが0.200以下ならば、主相の結晶格子内でRとFeが過剰に離間せず、結晶格子内の歪も少ない。この観点からは、zは、0.190以下、0.170以下、0.150以下、0.130以下、又は0.125以下であってよい。
〈Ce〉
Ceは、本開示の希土類磁石に任意で含有してもよい成分である。上述したとおり、希土類磁石の組成を有する溶湯の凝固時に、粒界相にCeが優先的に排出して、主相中にNdのモル比が増加する。その結果、特に高温時に、主相の異方性磁界の低下を抑制に寄与する。一方、CeFe14B相の格子定数は、上述したとおり、非常に小さいため、NdFe14B相の格子定数との格子定数の差が大きくなるが、少量であれば、主相に歪を生じさせ、その結果、主相の異方性磁界を低下させるおそれは小さい。
Ceは微量でも、主相の異方性磁界の低下を抑制に寄与する。Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Ceのモル比yが0.005以上ならば、主相の異方性磁界の低下が抑制されていることを実質的に認識できる。この観点からは、yは0.010以上、0.020以上、又は0.030以上であってよい。一方、Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量に対する、Ceのモル比yが0.100以下ならば、主相に歪を生じさせるおそれは小さい。この観点からは、yは0.080以下、0.060以下、0.050以下、又は0.045以下であってよい。なお、Ceは、本開示の希土類磁石に含有しなくてもよく、その場合、yは0である。
〈R
は、Nd、Pr、Ce、及びLa以外の一種以上の希土類元素である。Nd、Pr、Ce、及びLaの原材料等において、Nd、Pr、Ce、及びLa以外の希土類元素Rを皆無にすることは難しい。しかし、Rのモル比wの値が0~0.10であれば、本開示の希土類磁石の特性は、yの値が0であるときと、実質的に同等と考えてよい。
原材料の純度を過剰に上昇させることは、製造コストの上昇を招くため、wの値は、0.010以上、0.020以上、0.030以上、0.040以上、又は0.050以上であってよい。一方、wの値は、製造コストの上昇を招かない限り、低い方がよく、0.090以下、0.080以下、0.070以下、又は0.060以下であってよい。
〈Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量〉
Nd、Pr、Ce、La、及びRの合計含有量pが、5.0原子%以上であれば、(Nd、Pr、Ce、La、RFe14Bで表される主相が生成され易い。この観点からは、pは、7.0原子%以上、9.0原子%以上、11.0原子%以上、又は13.0原子%以上であってよい。一方、pが20.0原子%以下であれば、粒界相の含有割合(体積率)が過剰になることはない。この観点からは、19.0原子%以下、18.0原子%以下、又は17.0原子%以下であってよい。
〈B〉
Bは、主相の含有量と、粒界相中のFeを含む磁性相の含有量に影響を与える。Bの含有量が少なすぎると、(Nd、Pr、Ce、La)Fe14Bで表される主相が生成され難くなる。Bの含有量rが4.0原子%以上であれば、(Nd、Pr、Ce、La)Fe14Bで表される主相が生成され難くなることはない。この観点からは、rは、4.5原子%以上、5.0原子%以上、又は5.5原子%以上であってよい。一方、Bの含有量rが過剰であると、粒界相に、RFe相等のFeを含む磁性相が生成されやすくなる。rが6.5原子%以下であれば、α-Fe相が多量に生成し難い。この観点からは、rは、6.3原子%以下又は6.0原子%以下であってよい。
〈Co〉
Coは、主相及び粒界相で、Feと置換可能な元素である。本明細書で、Feと記載されている場合には、Feの一部がCoで置換可能である。例えば、(Nd、Ce、La)Fe14B相のFeの一部がCoで置換されて、(Nd、Ce、La)(Fe、Co)14B相となる。また、粒界相中のFeを含む磁性相(RFe17相等)は、そのFeの一部がCoで置換された磁性相(R(Fe、Co)17相等)になる。
このように、Feの一部がCoで置換されることにより、各相のキュリー点が向上する。キュリー点の向上を望まない場合には、Coを含有しなくてもよく、Coの含有は必須ではない。Coの含有量qが0.5原子%以上であれば、キュリー点の向上が実質的に認められる。キュリー点の向上の観点からは、1.0原子%以上、2.0原子%以上、3.0原子%以上、又は4.0原子%以上であってよい。一方、Coは高価であるため、経済的観点から、Coの含有量qは、8.0原子%以下、7.0原子%以下、又は0.6原子%以下であってよい。
〈Ga〉
Gaは粒界相の融点を低下させる元素で、本開示の希土類磁石に任意に含有してよい。液体急冷法等で磁性薄帯等を得て、その磁性薄帯等から成形体を得るとき、及び/又は、成形体から塑性変形体を得るときに、Gaの含有によって粒界相の融点が低下し、潤滑性が増加するため、金型寿命の向上等に寄与する。この観点から、Gaの含有量sは、0原子%以上、0.1原子%以上、0.2原子%以上、又は0.3原子%以上であってよく、0.5原子%以下又は0.4原子%以下であってよい。なお、成形体及び塑性変形体については後述する。
〈Cu〉
Cuは粒界相の融点を低下させる元素で、本開示の希土類磁石に任意に含有してよい。液体急冷法等で磁性薄帯等を得て、その磁性薄帯等から成形体を得るとき、及び/又は、成形体から塑性変形体を得るときに、Cuの含有によって粒界相の融点が低下し、潤滑性が増加するため、金型寿命の向上等に寄与する。この観点から、Cuの含有量tは、0原子%以上、0.1原子%以上、0.2原子%以上、又は0.3原子%以上であってよく、0.5原子%以下又は0.4原子%以下であってよい。なお、成形体及び塑性変形体については後述する。
〈M
は、本開示の希土類磁石の特性を損なわない範囲で含有することができる。Mには不可避的不純物元素を含んでよい。不可避的不純物元素とは、希土類磁石の原材料に含まれる不純物元素、あるいは、製造工程で混入してしまう不純物元素等、その含有を回避することが避けられない、あるいは、回避するためには著しい製造コストの上昇を招くような不純物元素のことをいう。製造工程で混入してしまう不純物元素等には、製造上の都合により、磁気特性に影響を与えない範囲で含有させる元素を含む。
本開示の希土類磁石の特性を損なわない範囲で含有することができる元素としては、Al、Au、Ag、Zn、In、及びMnが挙げられる。
Al、Zn、In、Au、及びAgは、液体急冷法等で得られる磁性薄帯等の内部に存在する粒界相の融点を低下させる。これにより、磁性薄帯若しくは磁性粉末から成形体を得るとき、及び/又は、成形体から塑性変形体を得るとき、金型寿命の向上等に有利であるが、これらの元素の含有は必須ではない。そして、Mの含有量の上限以下であれば、これらの元素は、実質的に磁気特性に影響を与えない。これらの元素は、磁気特性の観点からは、不可避的不純物元素とみなしてもよい。なお、成形体及び塑性変形体については後述する。
Mnは、(Nd、Ce、La)Fe14B相中のFeの一部と置換して、(Nd、Ce、La)Fe14B相の安定化に寄与する。
の含有量uが、2.0原子%以下であれば、本開示の希土類磁石の磁気特性を損なうことはない。この観点からは、Mの含有量uは、1.5原子%以下、1.0原子%以下、又は0.5原子%であってよい。
として、Al、Au、Ag、Zn、In、及びMnを含有しない場合でも、不可避的不純物元素を皆無にすることはできないため、Mの含有量uの下限は、0.05原子%、0.10原子%、又は0.20原子%であっても、実用上問題はない。
なお、Mが二種類以上の元素である場合には、Mの含有量uは、それらの元素それぞれの含有量の合計である。
これまで説明してきた、p、q、r、s、t、及びuの値それぞれは、通常のR-Fe-B系希土類磁石の場合と同等である。
〈Fe〉
Feは、これまで説明したNd、Pr、Ce、La、R、Co、B、Ga、Cu、及びMの残部であり、Feの含有量(原子%)は、(100-p-q-r-s-t-u)で表される。p、q、r、s、t、及びuを、これまでに説明した範囲にすると、主相及び粒界相が得られる。
〈R、R、及びM
本開示の希土類磁石の全体組成を表す式(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu ・(R (1-a-b)において、(R (1-a-b)は改質材に由来する組成を表す。また、R (1-a-b)は、改質材中の合金の組成を表す。そして、vは、改質材を浸透させる前の希土類磁石(希土類磁石前駆体)に対する改質材の浸透量(原子%)を示す。
は、Nd、Pr、Pm、Sm、Eu、及びGdからなる群より選ばれる一種以上の元素である。また、Rは、R以外の一種以上の希土類元素である。そして、Mは、R及びRと合金化することによって、改質材中の合金の融点を、Rの融点よりも低下させる一種以上の合金元素及び不可避的不純物元素である。不可避的不純物元素とは、原材料に含まれる不純物元素等、その含有を回避することが避けられない、あるいは、回避するためには著しい製造コストの上昇を招くような不純物元素のことをいう。
とMについては、これらで共晶合金を形成し易いという観点から、RとしてはNdが好ましく、MとしてはCu、Al、及びCoからなる群より選ばれる一種上の元素であることが好ましく、そして、MとしてはCuが特に好ましい。また、Cu、Al、及びCoは、希土類磁石の磁気特性等への悪影響が小さい。
改質材中の合金の組成は、改質材中の合金の融点を、Rの融点よりも低下させるように適宜決定すればよい。改質材中の合金の融点は、改質材中の合金のRのモル比aに依存する。改質材中の合金の融点を、Rの融点よりも低下させるには、Rのモル比aは、0.50以上、0.55以上、又は0.60以上であってよく、0.80以下、0.75以下、又は0.70以下であってよい。
改質材中の合金が含有する主な希土類元素はRであるが、R以外の希土類元素Rを皆無にすることは難しい。しかし、Rのモル比bの値が0~0.10であれば、改質材としての特性は、bの値が0であるときと、実質的に同等と考えてよい。
bの値は、0に近いことが理想であるが、bの値は、0.01以上、0.02以上、0.03以上、0.04以上、又は0.05以上であってよい。一方、bの値は、製造コストの上昇を招かない限り、低い方がよく、0.10以下、0.09以下、0.08以下、0.07以下、又は0.06以下であってよい。
基本となる希土類磁石(希土類磁石前駆体)に改質材を任意に浸透させることによって、保磁力を一層向上させることができる。一方、改質材の浸透量が過剰であると、改質材中のMによって磁化が低下する。このことから、改質材の浸透量は、保磁力の向上と磁化の低下との均衡で適宜決定すればよい。改質材を浸透させる前の希土類磁石(希土類磁石前駆体)に対する改質材の浸透量vは、0原子%以上、1.0原子%以上、3.0原子%以上、又は5.0原子%以上であってよく、10.0原子%以下、8.0原子%以下、又は6.0原子%以下であってよい。なお、yが0とは、改質材を浸透しないことを意味する。
〈主相及び粒界相〉
本開示の希土類磁石の組織について、図面を用いて説明する。図1は、本開示の希土類磁石の組織の一例を示す模式図である。図2は、従来の希土類磁石の組織の一例を示す模式図である。図1及び図2のいずれも、改質材を浸透させない場合を示す。
図1に示すように、本開示の希土類磁石10は、主相11及び粒界相12を有する。粒界相12は、主相11の周囲に存在する。
主相11は、(Nd、Pr、Ce、La、R(Fe、Co)14B型の結晶構造を備える相(以下、「(Nd、Pr、Ce、La、R(Fe、Co)14B」相ということがある)を有している。「(Nd、Pr、Ce、La、R(Fe、Co)14B型の結晶構造」とは、結晶内に、M及び不可避的不純物並びに改質材を構成する元素を部少量含有してもよいことを意味する。
粒界相12は、(Nd、Pr、Ce、La、R)リッチ相である。(Nd、Pr、Ce、La、R)リッチ相とは、主相11よりも、Nd、Pr、Ce、La、及びRを多く含有する相である。粒界相12によって主相11が磁気分断されるため、保磁力が向上する。
主相11は、Nd:Pr:Ce:La:R=(1-x-y-z-w):x:y:z:wのモル比で希土類元素を有している。また、粒界相12は、Nd:Pr:Ce:La:R=(1-x-y-z-w):x:y:z:wのモル比で希土類元素を有している。
(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu で表される組成を有する溶湯が凝固すると、主相11及び粒界相12を生成する。このとき、上述したように、La及びCe、特にLaが粒界相12に優先的に排出される。そのため、本開示の希土類磁石10におけるLaのモル比をz、主相11におけるLaのモル比をz、粒界相12におけるLaのモル比をzとすると、z<z<zの関係を有している。本開示の希土類磁石10におけるLaのモル比zは、溶湯におけるLaのモル比と等しいと考えてよい。
また、上述したように、溶湯の凝固時には、Laほどではないが、Ceも粒界相12に優先的に排出される。そのため、本開示の希土類磁石10におけるCeのモル比をy、主相11におけるCeのモル比をy、粒界相12におけるCeのモル比をyとすると、y<y<yの関係を有している。本開示の希土類磁石10におけるCeのモル比yは、溶湯におけるCeのモル比と等しいと考えてよい。
これまで説明してきた本開示の希土類磁石10について、例えば、(Nd0.500Pr0.335Ce0.045La0.01213.11Fe80.435.99Ga0.37Cu0.10で表される組成を有する溶湯が凝固したときで、図1を用いて説明する。なお、説明を簡単にするために、R、Co、及びMを含有しない場合で説明する。また、Ga及びCuは主相11及び粒界相12に微少量含有するものとする。
この例の溶湯が凝固すると、溶湯と同じ組成を有する、本開示の希土類磁石10が得られる。すなわち、本開示の希土類磁石10の全体組成は、(Nd0.500Pr0.335Ce0.045La0.12013.11Fe80.435.99Ga0.37Cu0.10である。そして、本開示の希土類磁石10は、主相11及び粒界相12を有する。図1に示したように、主相11は(Nd0.519Pr0.335Ce0.043La0.103Fe14B相であり、粒界相12は(Nd0.485Pr0.335Ce0.047La0.133)リッチ相である。このことから、本開示の希土類磁石10におけるLaのモル比zは0.120であり、主相11におけるLaのモル比zは0.103であり、粒界相12におけるLaのモル比zは0.133であり、z<z<zの関係を有している。また、本開示の希土類磁石10におけるCeのモル比yは0.045であり、主相11におけるCeのモル比yは0.043であり、粒界相12におけるCeのモル比yは0.047であり、y<y<yの関係を有している。一方、本開示の希土類磁石10におけるNdのモル比は0.500であり、主相11におけるNdのモル比は0.519であり、粒界相12におけるNdのモル比は0.485であり、高温時の異方性磁界への影響が大きい主相11でNdのモル比が高い。
図1と比較するため、従来の希土類磁石について、例えば、Nd、Pr、及びLaが共存しない(Nd0.750Pr0.25013.11Fe80.435.99Ga0.37Cu0.10で表される組成を有する溶湯が凝固するときで、図2を用いて説明する。
この例の溶湯が凝固すると、溶湯と同じ組成を有する、従来の希土類磁石50が得られる。すなわち、従来の希土類磁石50の全体組成は、(Nd0.750Pr0.25013.11Fe80.435.99Ga0.37Cu0.10である。そして、従来の希土類磁石50は、主相51及び粒界相52を有する。図2に示したように、主相51は(Nd0.750Pr0.250Fe14B相であり、粒界相12は(Nd0.750Pr0.250)リッチ相である。このことから、Nd、Pr、及びLaが共存しない場合には、Nd及びPrのどちらかが優先的に粒界相に排出されることはない。したがって、主相におけるNdのモル比と粒界相におけるNdのモル比は、0.75で同じである。また、主相におけるPrのモル比と粒界相におけるPrのモル比は、0.25で同じである。
本開示の希土類磁石10は、ナノ結晶化されていてもよいし、ナノ結晶化されていなくてもよい。ナノ結晶化されているとは、主相11がナノ結晶化されていることを意味し、主相11の平均粒径が1~1000nmであることを意味する。ナノ結晶化されているとは、主相11の平均粒径が、1~1000nmであることをいう。主相11の平均粒径は、10nm以上、50nm以上、又は100nm以上であってもよく、900nm以下、700nm以下、500nm以下、又は300nm以下であってもよい。なお、本明細書において、特に断りのない限り、「平均粒径」とは、主相11の投影面積円相当径の平均を意味する。
《製造方法》
次に、本開示の希土類磁石の製造方法について説明する。
〈磁性薄帯又は磁性粉末の準備〉
(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu の組成を有する磁性薄帯又は磁性粉末を準備する。Nd、Pr、Ce、La、R、Fe、Co、B、Ga、Cu、及びMに関することは、本開示の希土類磁石についての説明と同様である。また、p、q、r、s、t、及びu、並びにx、y、z、及びwに関することは、本開示の希土類磁石についての説明と同様である。なお、磁性薄帯又は磁性粉末の準備中、あるいは、後続する工程で、特定の成分が減耗する場合には、その分を見込んでおいてもよい。
磁性薄帯又は磁性粉末の準備方法は、特に限定されない。磁性薄帯又は磁性粉末の準備方法としては、液体急冷法、ストリップキャスト法、及びHDDR(Hydrogen Disproportionation Desorption Recombination)法等が挙げられる。非晶質を含む薄帯又は粉末を熱処理して磁性薄帯又は磁性粉末を得てもよい。本開示の希土類磁石をナノ結晶化する観点からは、液体急冷法が好ましい。本開示の希土類磁石をナノ結晶化することにより、磁化及び保磁力、特に保磁力を一層向上させることができる。ストリップキャスト法を用いると、本開示の希土類磁石をナノ結晶化することは難しいが、多量の磁性薄帯又は磁性粉末を比較的簡便に準備することができる。ストリップキャスト法で得た磁性薄帯又は磁性粉末を用いると、本開示の希土類磁石の主相の平均粒径は、2~50μmとすることができる。HDDR法を用いた場合、液体急冷法を用いた場合と比較すると、主相は微細にならないが、本開示の希土類磁石をある程度ナノ結晶化することができる。また、HDDR法によって得られた磁性粉末は異方性を有しているため、本開示の希土類磁石の磁化を向上させるのに寄与する。
液体急冷法について、簡単に説明する。図3は、液体急冷法によって、磁性薄帯を準備する方法を説明する模式図である。例えば、50kPa以下に減圧したArガス雰囲気の炉中(図示しない)で、(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu の組成を有する合金を高周波溶解して溶湯を得る。この溶湯を、ノズル60から冷却ロール62に噴射して、磁性薄帯64を得る。図3では、磁性薄帯64を得る態様を示したが、冷却ロール62の周速等によっては、磁性粉末が得られる。
溶湯の冷却速度は、磁性薄帯又は磁性粉末をナノ結晶化するように適宜決定すればよい。溶湯の冷却速度は、典型的には、1×10K/秒以上、1×10K/秒以上、又は1×10K/秒以上であってよく、1×10K/秒以下、1×10K/秒以下、又は1×10K/秒以下であってよい。
溶湯噴射温度としては、典型的には、1300℃以上、1350℃以上、又は1400℃以上であってよく、1600℃以下、1550℃以下、又は1500℃以下であってよい。
冷却ロール62の周速としては、典型的には、20m/s以上、24m/s以上、又は28m/s以上であってよく、40m/s以下、36m/s以下、又は32m/s以下であってよい。
ストリップキャスト法について、簡単に説明する。図4は、ストリップキャスト法によって、磁性薄帯を準備する方法を説明する模式図である。例えば、50kPa以下に減圧したArガス雰囲気の炉中(図示しない)で、(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu の組成を有する合金を、高周波炉61等を用いて溶解し、溶湯63を得る。この溶湯63を、タンディッシュ66の端部から冷却ロール62に供給する。溶湯63は、冷却ロール62の外周上で冷却され、凝固し、磁性薄帯64が形成される。そして、磁性薄帯64は冷却ロール62から剥離し、回収装置(図示しない)で回収される。図4では、磁性薄帯64を得る態様を示したが、冷却ロール62の周速等によっては、磁性粉末が得られる。
溶湯の冷却速度は、磁性薄帯等が連続的に得られるように適宜決定すればよい。溶湯の冷却速度は、典型的には、1×10K/秒以上、1×10K/秒以上、3×10K以上、又は5×10K/秒以上であってよく、9×10K/秒以下、8×10K/秒以下、又は6×10K/秒以下であってよい。
溶湯噴射温度としては、典型的には、1300℃以上、1350℃以上、又は1400℃以上であってよく、1600℃以下、1550℃以下、又は1500℃以下であってよい。
冷却ロール62の周速としては、典型的には、1m/s以上、5m/s以上、又は10m/s以上であってよく、18m/s以下、16m/s以下、又は14m/s以下であってよい。
HDDR法について、簡単に説明する。HDDRは、水素化(Hydrogenation)、不均化(Disproportionation)、脱水素(Desorption)、及び再結合(Recombination)の頭文字を連結した用語である。
HDDR法は、(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu の組成を有する合金を、HD処理とDR処理に分けて処理して、磁性粉末を得る。各処理については、合金の組成をR-Fe-Bに簡略化して説明する(ただし、Rは希土類元素)。HD処理では、水素による不均化反応によって、RFe14B相を分解する。DR処理では、不均化反応の逆反応(再結合反応)で、RFe14B相を得る。
不均化反応を化学式反応式で表すと、次のようになる。
Fe14B+2H→2RH+12Fe+Fe
再結合反応を化学反応式で表すと、次のようになる。
2RH+12Fe+FeB→RFe14B+2H
HD処理の温度は、典型的には、750℃以上、775℃以上、800℃以上、又は825℃以上であってよく、950℃以下、925℃以下、900℃以下、875℃以下、又は850℃以下であってよい。HD処理時の水素分圧は、典型的には、10kPa以上、15kPa以上、20kPa以上、又は25kPa以上であってよく、40kPa以下、35kPa以下、又は30kPa以下であってよい。
DR処理の温度は、典型的には、750℃以上、775℃以上、800℃以上、又は825℃以上であってよく、950℃以下、925℃以下、900℃以下、875℃以下、又は850℃以下であってよい。DR処理時の雰囲気は、典型的には、真空又は不活性ガス雰囲気であってよい。
〈成形体の形成〉
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮して、成形体を得る。磁性薄帯を熱間で圧縮する前に、磁性薄帯を10μm以下に粉砕してもよい。
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮するときの温度は、成形体が得られる温度であればよい。磁性薄帯又は磁性粉末中の粒界相の一部が溶融する温度であってもよい。すなわち、磁性薄帯又は磁性粉末を液相焼結してもよい。磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮するときの雰囲気は、磁性薄帯又は磁性粉末並びに成形体の酸化を防止するため、不活性ガス雰囲気が好ましい。また、磁性薄帯を粉砕して得た磁性粉末を圧粉して圧粉体を得た後、その圧粉体を焼結(液相焼結を含む)してもよい。
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮するときの加熱温度としては、典型的には、550℃以上、570℃以上、600℃以上、又は630℃以上であってよく、750℃以下、720℃以下、700℃以下、又は670℃以下であってよい。
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮するときの圧力としては、典型的には、200MPa以上、300MPa以上、又は350MPa以上であってよく、600MPa以下、500MPa以下、又は450MPa以下であってよい。
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮するときの加圧時間としては、典型的には、1秒以上、5秒以上、20秒以上、又は40秒以上であってよく、350秒以下、250秒以下、150秒以下、100秒以下、又は80秒以下であってよい。
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮する方法に、特に制限はないが、例えば、ダイスとパンチを用いる方法が挙げられる。
ダイスとパンチを用いる方法について、簡単に説明する。図5は、パンチとダイスを用いて磁性粉末を熱間で圧縮する方法を説明する模式図である。まず、ダイス70とパンチ72を準備する。パンチ72は、ダイス70の空洞内を摺動する。ダイス70とパンチ72で包囲されるキャビティに磁性粉末74を装入し、パンチ72で図5の矢印の方向に加圧して、成形体76を得る。磁性粉末74を装入する前及び/又は後に、ダイス70を加熱する。加圧中にダイス70を加熱してもよい。図5では、磁性粉末74を熱間で圧縮する態様を示したが、磁性薄帯64を熱間で圧縮してもよい。
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮することを磁場中で行ってもよい。これにより、本開示の希土類磁石に異方性を付与することができる。磁場中での熱間圧縮は、磁性薄帯又は磁性粉末をストリップキャスト法又はHDDR法で準備した場合に、特に有効である。印加する磁場の大きさは、直流磁場の場合、典型的には、0.3T以上、0.5T以上、又は1.0T以上であってよく、5.0T以下、3.0T以下、又は2.0T以下であってよい。印加する磁場の大きさは、パルス磁場の場合、1.0T以上、2.0T以上、又は3.0T以上であってよく、7.0T以下、6.0T以下、又は5.0T以下であってよい。
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮して得た成形体(磁場中で熱間圧縮した成形体を含む)を、本開示の希土類磁石としてもよいし、後続する工程を行ってもよい。
〈塑性変形体の形成〉
磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮して成形体を得た後、その成形体を、さらに、熱間で塑性加工して、塑性変形体を得てもよい。これにより、本開示の異方性磁石に異方性を付与することができる。成形体の熱間での塑性加工は、磁性薄帯又は磁性粉末を液体急冷法で準備した場合に、特に有効である。これは、液体急冷法で準備した磁性薄帯又は磁性粉末はナノ結晶化されているからである。また、磁性薄帯又は磁性粉末を磁場中で熱間圧縮して成形体を得た場合にも、その成形体を、さらに、熱間で塑性加工して、塑性変形体を得てもよい。
熱間での塑性加工時の圧下率は、所望の異方性が得られるように適宜設定すればよい。熱間での塑性加工時の圧下率としては、典型的には、10%以上、30%以上、50%以上、又は60%以上であってよく、75%以下、70%以下、又は65%以下であってよい。
熱間での塑性加工時の温度は、成形体が破壊されず、かつ、成形体中の結晶粒が粗大化しないように適宜設定すればよい。熱間での塑性加工時の温度としては、650℃以上、700℃以上、又は750℃以上であってよく、850℃以下、820℃以下、又は800℃以下であってよい。
熱間での塑性加工中に、成形体中の結晶粒が粗大化することを回避するため、熱間での塑性加工時の歪速度は速い方がよい。一方、熱間での塑性加工時の歪速度が過剰に速いと、熱間での塑性加工に用いるダイス及びパンチ等の摩耗が顕著になる。熱間での塑性加工時の歪速度は、典型的には、0.001/s以上、0.005/s以上、0.01/s以上、0.1/s以上、又は1.0/s以上であってよく、10.0/s以下、5.0/s以下、3.0/s以下、又は2.0/s以下であってよい。
成形体を熱間で塑性加工する方法に、特に制限はないが、例えば、据え込み加工及び後方押出し加工等が挙げられる。ここでは、成形体を熱間で塑性加工する方法の一例として、ダイスとパンチを用いる方法について、簡単に説明する。
図6は、パンチとダイスを用いて成形体を熱間で塑性加工する方法を説明する模式図である。まず、ダイス70とパンチ72を準備する。パンチ72は、ダイス70の空洞内を摺動する。成形体76の端面にパンチ72を接触させ、パンチ72で加圧しながら成形体76を塑性加工して、塑性変形体78を得る。成形体76の端面にパンチ72を接触させる前及び/又は後に、ダイス70を加熱する。加圧中にダイス70を加熱してもよい。
成形体を熱間で塑性加工して得た塑性変形体を、本開示の希土類磁石としてもよいし、後続する工程を行ってもよい。
〈改質材の準備〉
1-a-bで表される組成の合金を含有する改質材を準備する。R、R、及びMに関すること、並びにa及びbに関することについては、希土類磁石についての説明と同様である。
1-a-bで表される組成の合金は、MがR及びRと合金化しているため、R 1-z-wの融点がRの融点よりも低下している。これにより、後述する熱処理の温度を過度に高くしなくとも、改質材中の合金を溶融することができる。その結果、成形体及び/又は塑性変形体の組織を粗大化することなく、改質材中の合金を、成形体及び/又は塑性変形体の内部に浸透させることができる。
1-z-wで表される組成の合金としては、Nd-Cu合金、Pr-Cu合金、Nd-Pr-Cu合金、Nd-Al合金、Pr-Al合金、Nd-Pr-Al合金、Nd-Co合金、Pr-Co合金、及びNd-Pr-Co合金等が挙げられる。
改質材の製造方法は特に制限されない。改質材の製造方法としては、鋳造法、及び液体急冷法等が挙げられる。酸化物等の不純物が少ない、改質材の部位により合金成分のばらつきが小さい、という観点から、液体急冷法が好ましい。
改質材中の合金の浸透量は、全体組成の式のv(原子%)で表される。vに関することは、希土類磁石についての説明と同様である。
〈接触体の形成〉
成形体又は塑性変形体と改質材を互いに接触させて、接触体を得る。上述のとおり、成形体は、磁性薄帯又は磁性粉末を熱間で圧縮して得られる。磁性薄帯又は磁性粉末を磁場中で熱間圧縮してもよい。塑性変形体は、熱間で塑性加工して得られる。
接触体を得る際には、成形体又は塑性変形体の少なくとも一面と、改質材の少なくとも一面とを、互いに接触させる。これにより、成形体又は塑性変形体と改質材の接触面から、改質材の融液が浸透する。
〈熱処理〉
上述の接触体を熱処理して、成形体又は塑性変形体の内部に、改質材の融液を浸透させて、本開示の希土類磁石を得る。改質材の浸透により、本開示の希土類磁石の磁化及び保磁力、特に保磁力が向上する。改質材の浸透により、主相同士の磁気分断が促進されるためである。
改質材の融液を成型体又は塑性変形体の内部に浸透させ、かつ、成形体又は塑性変形体の組織の粗大化を抑制するように、熱処理温度を適宜決定すればよい。熱処理温度が高いほど、改質材の融液を成形体又は塑性変形体の内部に浸透させ易い。この観点からは、熱処理温度については、580℃以上が好ましく、600℃以上がより好ましく、620℃以上がより一層好ましい。一方、熱処理温度が低いほど、成形体又は塑性変形体の組織の粗大化を抑制し易い。この観点からは、熱処理温度については、800℃以下が好ましく、775℃以下がより好ましく、725℃以下がより一層好ましい。
熱処理雰囲気に特に制限はないが、成形体及び塑性変形体並びに改質材の酸化抑制の観点から、不活性ガス雰囲気が好ましい。
本開示の希土類磁石及びその製造方法を実施例及び比較例により、さらに具体的に説明する。なお、本開示の希土類磁石及びその製造方法は、以下の実施例で用いた条件に限定されるものではない。
〈試料の作製〉
13.11Fe80.43Cu0.105.99Ga0.37で表される組成を有する溶湯を、液体急冷して磁性薄帯を得た。Rは後述する表2及び表3のとおりである。液体急冷の条件としては、溶湯温度(吐出温度)が1450℃であり、ロール周速が30m/sであった。このとき、溶湯の冷却速度は、10K/秒であった。液体急冷は、アルゴンガス減圧雰囲気下で行われた。磁性薄帯がナノ結晶化していることを透過型電子顕微鏡(TEM)観察で確認した。
磁性薄帯をダイスに装入し、熱間で圧縮して、成形体を得た。加圧及び加熱条件としては、加圧力が400MPaであり、加熱温度が650℃であり、加圧及び加熱の保持時間が300秒であった。
成形体を熱間で塑性加工して塑性変形体を得た。熱間での塑性加工は、高さが15mmの試料を、4.5mmまで圧縮した。熱間での塑性加工条件としては、加工温度が780℃であり、歪速度が0.01/sであり、圧下率が70%であった。塑性変形体が配向したナノ結晶を有していることを走査型電子顕微鏡(SEM)で確認した。
改質材としてNd0.7Cu0.3で表される組成を有する合金を準備した。(株)高純度化学製のNd粉末とCu粉末を秤量して、それをアーク溶解し、液体急冷して薄帯を得た。
塑性変形体と改質材を互いに接触させて、加熱炉で熱処理した。改質材の浸透量は、塑性変形体に対して、0原子%、3.7218原子%、及び5.3184原子%であった。改質材の浸透量が0原子%とは、塑性変形体に改質材を浸透させず、塑性変形体のまま、希土類磁石としたことを意味する。熱処理条件としては、熱処理温度が625℃であり、熱処理時間が165分であった。
〈評価〉
それぞれの試料について、保磁力及び残留磁化を測定した。測定には、東英工業株式会社製パルス励磁型磁気特性測定装置(最大印加磁場:15T)を用いた。保磁力及び残留磁化のいずれも、23℃、100℃、140℃、160℃で測定した。また、改質材浸透前の塑性変形体について、査型透過電子顕微鏡(STEM)を用いて、成分分析(EDX点分析)を実施し、主相及び粒界相のPr、Ce、及びLaそれぞれの含有量を測定し、x、x、y、y、z、及びzを求めた。
結果を表3及び表4に示す。表4において、保磁力については、23~160℃の間の勾配ΔHcを、残留磁化については、23~160℃の間の勾配ΔBrを、それぞれ、併記した。
Figure 0007167665000002
Figure 0007167665000003
Figure 0007167665000004
表3から、Nd、Pr、及びLaが共存している実施例1~5については、z<z<zとなっており、粒界相に優先的にLaが排出されていることが理解できる。その結果、主相において、Ndのモル比が高められていることが理解できる。また、表4から、Nd、Pr、及びLaが共存している実施例1~5については、比較例1~8よりも、ΔHcの絶対値が小さく、高温での保磁力の低下を抑制できていることが理解できる。
以上の結果から、本開示の希土類磁石及びその製造方法の効果を確認できた。
10 本開示の希土類磁石
11、51 主相
12、52 粒界相
50 従来の希土類磁石
60 ノズル
61 高周波炉
62 冷却ロール
63 溶湯
64 磁性薄帯
66 タンディッシュ
70 ダイス
72 パンチ
74 磁性粉末
76 成形体
78 塑性変形体

Claims (19)

  1. 全体組成が(Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu ・(R (1-a-b) 表され、
    はNd、Pr、Ce、及びLa以外の一種以上の希土類元素であり、
    はAl、Au、Ag、Zn、In、及びMnからなる群より選ばれる一種以上の元素並びに不可避的不純物元素であり、
    はNd、Pr、Pm、Sm、Eu、及びGdからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、R はR 以外の一種以上の希土類元素であり、
    はR 及びR と合金化することにより、R (1-a-b) の融点をR の融点よりも低下させる一種以上の合金元素及び不可避的不純物元素であり、
    p、q、r、s、t、u、及びvが、原子%で、
    5.0≦p≦20.0、
    0≦q≦8.0、
    4.0≦r≦6.5、
    0≦s≦0.5、
    0≦t≦0.5、
    0≦u≦2.0、及び
    0≦v≦10.0
    であり、
    x、y、z、w、a、及びbが、モル比で、
    0.200≦x≦0.400、
    0≦y≦0.100、
    0.100≦z≦0.200、
    0≦w≦0.100
    0.50≦a≦0.80、及び
    0≦b≦0.10
    であり、
    主相と前記主相の周囲に存在する粒界相を有しており、
    前記主相は、Nd:Pr:Ce:La:R=(1-x-y-z-w):x:y:z:wのモル比で希土類元素を含有しており、かつ、(Nd、Pr、Ce、La、R(Fe、Co)14B型の結晶構造を備える相を有しており、
    前記粒界相は、Nd:Pr:Ce:La:R=(1-x-y-z-w):x:y:z:wのモル比で希土類元素を含有しており、かつ
    前記z、前記z、及び前記zは、z<z<zの関係を有している、
    希土類磁石。
  2. 前記RがNdである、請求項1に記載の希土類磁石。
  3. 前記MがCu、Al、及びCoからなる群より選ばれる一種以上の元素である、請求項1又は2に記載の希土類磁石。
  4. 前記MがCuである、請求項1~3のいずれか一項に記載の希土類磁石。
  5. 前記zが0.100≦z≦0.150である、請求項1~4のいずれか一項に記載の希土類磁石。
  6. 前記xが0.250≦x≦0.350である、請求項1~5のいずれか一項に記載の希土類磁石。
  7. 前記主相の平均粒径が10nm以上、900nm以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載の希土類磁石。
  8. (Nd(1-x-y―z-w)PrCeLa Fe(100-p-q-r-s-t-u)CoGaCu で表され、はNd、Pr、Ce、及びLa以外の一種以上の希土類元素であり、MはAl、Au、Ag、Zn、In、及びMnからなる群より選ばれる一種以上の元素並びに不可避的不純物元素であり、
    p、q、r、s、t、及びuが、原子%で、
    5.0≦p≦20.0、
    0≦q≦8.0、
    4.0≦r≦6.5、
    0≦s≦0.5、
    0≦t≦0.5、及び
    0≦u≦2.0
    であり、かつ、
    x、y、z、及びwが、モル比で、
    0.200≦x≦0.400、
    0≦y≦0.100、
    0.100≦z≦0.200、及び
    0≦w≦0.100
    である組成を有する磁性薄帯又は磁性粉末を準備すること、及び
    前記磁性薄帯又は前記磁性粉末を熱間で圧縮して成形体を得ること、
    を含む、希土類磁石の製造方法。
  9. 前記磁性薄帯又は前記磁性粉末を磁場中で圧縮して成形体を得る、請求項8に記載の方法。
  10. 前記磁性薄帯又は前記磁性粉末をストリップキャスト法又はHDDR法で準備する、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記磁性薄帯又は前記磁性粉末を液体急冷法で準備する、請求項8又は9に記載の方法。
  12. 前記成形体を、さらに、熱間で塑性加工して塑性変形体を得ることを含む、請求項8~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. (R (1-a-b) で表され、はNd、Pr、Pm、Sm、Eu、及びGdからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、RはR以外の一種以上の希土類元素であり、MはR及びRと合金化することにより、R (1-a-b)の融点をRの融点よりも低下させる一種以上の合金元素及び不可避的不純物元素であり、かつ、a及びbが、それぞれ、0.50≦a≦0.80及び0≦b≦0.10である組成の合金を含有する改質材を準備すること、
    前記成形体と前記改質材を互いに接触させて、接触体を得ること、及び
    前記接触体を熱処理して、前記成形体の内部に、前記改質材の融液を浸透させること、
    を含む、請求項8~11のいずれか一項に記載の方法。
  14. (R (1-a-b) で表され、はNd、Pr、Pm、Sm、Eu、及びGdからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、RはR以外の一種以上の希土類元素であり、MはR及びRと合金化することにより、R (1-a-b)の融点をRの融点よりも低下させる一種以上の合金元素及び不可避的不純物元素であり、かつ、a及びbが、それぞれ、0.50≦a≦0.80及び0≦b≦0.10である組成の合金を含有する改質材を準備すること、
    前記塑性変形体と前記改質材を互いに接触させて、接触体を得ること、及び
    前記接触体を熱処理して、前記塑性変形体の内部に、前記改質材の融液を浸透させること、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記RがNdである、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記MがCu、Al、及びCoからなる群より選ばれる一種以上の元素である、請求項13~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記MがCuである、請求項13~15のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記zが0.100≦z≦0.150である、請求項8~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記xが0.250≦x≦0.350である、請求項8~18のいずれか一項に記載の方法。
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