[go: up one dir, main page]

JP7031479B2 - 鋼板の製造方法 - Google Patents

鋼板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7031479B2
JP7031479B2 JP2018090209A JP2018090209A JP7031479B2 JP 7031479 B2 JP7031479 B2 JP 7031479B2 JP 2018090209 A JP2018090209 A JP 2018090209A JP 2018090209 A JP2018090209 A JP 2018090209A JP 7031479 B2 JP7031479 B2 JP 7031479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate thickness
plate
region
steel sheet
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018090209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019195821A (ja
Inventor
龍次 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2018090209A priority Critical patent/JP7031479B2/ja
Publication of JP2019195821A publication Critical patent/JP2019195821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7031479B2 publication Critical patent/JP7031479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Description

本発明は、鋼板の製造方法に関する。
近年、自動車部品の軽量化のニーズに対応するため、部品の部位ごとに、鋼板の板厚や強度等の特性を最適化する技術が開発されている。
鋼板を最適化するための代表的な方法の一つとして、強度の異なる鋼板を溶接によって接合して一体化するテーラードウエルドブランク(あるいは、テーラードブランク)がある(例えば、非特許文献1)。テーラードウエルドブランクでは、溶接での接合が前提となるため、一般的に鋼板の製造コストが高くなる。また、例えば自動車向けのハット形状の部品あるいは鋼管の角部等の稜線部分のように、部品の特定部分のみを高強度化して強度や吸収エネルギーを向上させることを意図した部品の素材には、テーラードウエルドブランクは適用が困難である。
一方、溶接を使用しない技術としては、強度が必要な部分の板厚を厚くするなどして、鋼板の特定部分の強度を高める方法もある。しかし、板厚により鋼板の強度分布を設けると、鋼板に段差が形成される。このため、部品の使用条件によっては、段差に応力が集中したり、防錆目的で鋼板にメッキを行う際に、メッキ厚みの不均一が生じたりする場合がある。
このような問題に対して、例えば特許文献1、2には、連続熱間圧延における仕上圧延後にランナウトテーブルで鋼板を水冷する際に、鋼板の板幅方向の冷却速度を変化させることにより、板幅方向に引張強さ、降伏強度、延び、深絞り性等の機械的性質が異なる鋼板を製造する技術が開示されている。
特開平11-192501号公報 特開平11-192502号公報
宮崎康信、外3名、「新日鐵技法」、"テーラードブランク材の溶接と成形"、2003年3月、第378号 中村、「硬さ試験から求まる材料情報」、塑性と加工、日本塑性加工学会、2003年7月、第44巻、第510号
しかし、上記特許文献1、2に記載したように、鋼板の板幅方向の冷却速度を変化させて鋼板に板幅方向の強度差を設けることは、ランナウトテーブルで鋼板を部分的に水冷する必要があり、水冷制御が難しい。また、板幅方向に短いピッチで冷却速度に差を付与することは困難であり、テーラードウエルドブランクと同様、自動車向けのハット形状の部品あるいは鋼管の角部等の稜線部分のように、部品の特定部分のみを高強度化して強度や吸収エネルギーを向上させることを意図した部品の素材には適用が難しい。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、板厚分布が略同一であり、かつ、板幅方向に異なる強度を有する鋼板を製造することが可能な、新規かつ改良された鋼板の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、鋼板に対して胴長方向に径差を有する孔型ワークロールを用いて孔型圧延を行い、前記鋼板の板幅方向に板厚分布を付与する板厚分布付与工程と、前記板厚分布付与工程の後に行われ、前記鋼板を焼鈍し、前記鋼板を再結晶させて均一材質とする焼鈍工程と、前記焼鈍工程の後に行われ、前記鋼板に対して胴長方向に同径であるフラットワークロールを用いて冷間圧延を行い、前記鋼板の板厚を板幅方向に同一に形成する冷間圧延工程と、を含む、鋼板の製造方法が提供される。
前記板厚分布付与工程により板厚分布が付与された前記鋼板は、薄肉部と、厚肉部と、前記薄肉部及び前記厚肉部を連続させる傾斜部とを有し、前記冷間圧延にて強度が付与される第1の領域と、前記第1の領域を除く第2の領域と、を有し、前記第1の領域は、当該第1の領域の前記板幅方向の中心線に対して対称な形状であって、2個の前記厚肉部と、3個の前記薄肉部とを有し、前記薄肉部の厚みをt1、前記厚肉部の厚みをt2、前記第1の領域における板幅方向の板厚分布を積分平均した値を第1の平均板厚、前記第1の平均板厚以下の板厚である領域の板幅方向の幅をW1、前記第1の平均板厚よりも板厚が厚い領域の板幅方向の幅をW2としたとき、板幅方向断面において、前記薄肉部と、当該薄肉部の両端から延びる前記傾斜部の前記第1の平均板厚以下である部分とにより規定される形状は、等脚台形であり、板幅方向断面において、前記厚肉部と、当該厚肉部の両端から延びる前記傾斜部の前記第1の平均板厚以上である部分とにより規定される形状は、等脚台形であり、前記薄肉部の厚みt1、及び前記第1の平均板厚以下の板厚である領域の板幅方向の幅W1は、W1/t1<15を満たし、前記厚肉部の厚みt2、及び前記第1の平均板厚よりも板厚が厚い領域の板幅方向の幅W2は、W2/t2<15を満たし、前記第1の平均板厚は、前記第2の領域における平均板厚と同一であ
前記第1の領域の前記傾斜部の水平方向に対する角度は、45°以下であってもよい。
上記構成により、鋼板に厚肉部及び薄肉部を有する差厚部と、板厚が一定である一定板厚部とを設け、該鋼板が焼鈍されることにより該鋼板が有するひずみを除去でき、さらに、冷間圧延を行うことで差厚部の領域内で厚肉部から薄肉部にメタルフローが生じることにより、板厚が一定の鋼板を製造できる。さらに、冷間圧延により、差厚部にはひずみが付与されており加工硬化が生じるため、板厚分布が略同一であり、かつ板幅方向に強度の異なる鋼板を製造できる。
以上説明したように本発明によれば、板厚分布が略同一であり、かつ、板幅方向に異なる強度を有する鋼板を製造できる。
本発明の一実施形態に係る鋼板の製造方法の手順の一例を示す図である。 厚肉部と薄肉部を有する鋼板の模式図である。 薄肉部の平坦度不良と、薄肉部厚t及び薄肉部幅Wと、の関係を示すグラフ図である。 薄肉部の平坦度不良と、薄肉部厚t及び薄肉部幅Wと、の関係を示すグラフ図である。 本実施形態に係る鋼板を示す断面図である。 比較例にかかる鋼板を示す断面図である。 本実施形態に係る鋼板及び比較例に係る鋼板の板幅方向の位置に対するビッカース硬度を示した図である。 本実施形態に係る鋼板及び比較例に係る鋼板の板幅方向の位置に対する変形抵抗を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(1.本発明の技術概要)
図1を参照して、本発明の技術概要を説明する。本発明は、板厚分布が略同一であり、かつ、板幅方向に異なる強度を有する鋼板の製造に関する技術である。該鋼板は、図1に示される板厚分布付与工程、焼鈍工程、冷間圧延工程により製造される。図1は、板厚分布が略同一であり、強度の異なる鋼板を製造するための製造工程を示した図である。まず、板厚分布付与工程では、鋼板に対して胴長方向に径差を有する孔型ワークロールを用いて孔型圧延を行い、鋼板に厚肉部と、薄肉部と、厚肉部及び薄肉部を連続させる傾斜部とを形成して板厚分布の付与を行う。板厚分布付与工程では、例えば、タンデム圧延機100が使用される。タンデム圧延機100は、複数スタンドからなる熱間圧延を行う圧延機であり、例えば、図示では一部スタンドを省略するが、6スタンドを有したタンデム圧延機100である。タンデム圧延機100の各スタンドは、例えば4重圧延機であり、それぞれ一対のワークロール101a、102aとワークロールを支持する一対のバックアップロール101b、102bとを備える。板厚分布を付与する際にはタンデム圧延機100の最終スタンドに、鋼板に対して板厚分布を付与する胴長方向に径差を有した孔型ワークロールが用いられる。孔型ワークロールは上ワークロールロール101aまたは下ワークロール102aのうち少なくともいずれか一方に用いられればよい。最終スタンドの孔型ワークロールにより、板厚分布が付与された鋼板Sは、ロール130上を通過し、巻取装置140にて巻き取られる。
板厚分布付与工程の後、鋼板は焼鈍される。焼鈍工程では、鋼板を焼鈍し、鋼板を再結晶させて略均一材質とする。焼鈍工程では、板厚分布付与工程にて巻き取られた鋼板Sに熱を加えることで、鋼板材料を再結晶させて鋼板Sの材質を均一材質とする。この焼鈍工程により、板厚分布付与工程において付与されて偏在したひずみが除去されて均一材質となる。ひずみが除去された鋼板は、次工程である冷間圧延工程において、任意のひずみが与えられることで、目的の強度を有する鋼板となる。焼鈍温度及び時間は、板厚分布付与工程において導入された転位の回復もしくは再結晶が生じる温度及び時間にて行われればよい。具体的には、950℃付近で加熱を行うことで、鋼板を均一材質としてもよい。焼鈍工程では、図1に示すようなバッチ焼鈍を行わずとも、板厚分布付与工程におけるランナウトテーブル上、つまり孔型のワークロール101a、102aとロール130との間で、例えばタンデム圧延機100出側の仕上温度870℃、通板速度400m/min、巻取装置140による巻取温度650℃の条件で、その後に冷却を行うことで焼鈍による再結晶と同様の均一材質化効果が得られる。
鋼板は上記焼鈍が行われた後、酸洗される。酸洗工程は、鋼板表面に生成した酸化スケールを除去する工程である。塩酸などを含む酸洗液に鋼板を浸漬することで、酸化スケールを溶解除去する。
酸洗工程を経た鋼板は、さらに冷間圧延される。冷間圧延工程では、鋼板に対して胴長方向に同径であるフラットワークロールを用いて冷間圧延を行い、鋼板の板厚を板幅方向に略同一に形成する。冷間圧延工程においては、板厚分布付与工程において板厚分布が付与された鋼板の厚肉部を圧延し、厚肉部から薄肉部への板幅方向のメタルフローを促して、薄肉部にメタルを充満させて、厚肉部及び薄肉部を有する差厚部領域の板厚と差厚部領域以外の一定板厚を有する板厚一定部領域の板厚とを略同一にする。
冷間圧延工程では、厚肉部を圧下でき、差厚部領域の板厚と板厚一定部領域の板厚を略同一にできれば、圧延装置の種類は限られず、例えば、スキンパス(調質圧延)ミルを想定した1スタンドのリバース圧延機200を使用してもよい。リバース圧延機200は、例えば4重圧延機であり、それぞれ一対のワークロール201a、202aとワークロールを支持する一対のバックアップロール201b、202bとを備える。一対のワークロール201a、202aには胴長方向に同径のフラットワークロールが用いられる。リバース圧延機200では、ワークロール201a、202aを挟んで、一対のロール230が備えられ、鋼板はロール230を通過し、巻取装置240にて鋼板の一部が巻き取られながら、繰り返し、フラットワークロールにより冷間圧延が行われる。
以上の工程を経ることにより、板厚分布が略同一であり、かつ、板幅方向に異なる強度を有する鋼板を製造することができる。
(2.本発明に想到した背景)
本発明者らは、板厚分布が略同一であり、かつ、板幅方向に異なる強度を有する鋼板を製造するため、以下の検討を行った。
まず、本願発明者は、板幅方向に板厚分布を有する差厚(縦縞)鋼板の圧延における平坦不良発生の限界について、FEMによる3次元圧延解析により検証した。胴長方向に複数の径差のある孔型ロールを用いて板幅方向の差厚鋼板を圧延製造すると、図2Aに示すような厚肉部及び薄肉部を有した差厚鋼板が製造される。差厚鋼板Sの厚肉部は、板厚t、板幅Wで形成され、薄肉部は板厚t、板幅Wで形成されている。この様な差厚鋼板では、薄肉部にて大きな圧縮応力が生じ、孔型圧延後のロールバイト出側では薄肉部に座屈変形が生じている。薄肉部の座屈変形による平坦不良は、鋼板に波打ちとなって現れる。
この鋼板Sにおける波打ち、つまり平坦不良を防止するために、平坦不良が発生しない差厚鋼板の条件を検討した。ここで、図2Bおよび図2Cに、差厚鋼板の薄肉部厚tと薄肉部幅Wとの関係を示す。図2B及び図2Cでは、横軸に薄肉部幅Wmを取り、縦軸に薄肉部厚tを取っている。白のプロットは平坦度不良が発生しなかった鋼板を示しており、グレーのプロットは平坦度不良が発生した鋼板を示している。なお、図2Bは、板厚比t/t=2.0の鋼板に関するデータであり、図2Cは、板厚比t/t=1.625の鋼板に関するデータである。これらの鋼板では、厚肉部の板幅W及び薄肉部の板幅Wが同一の幅長さでであって、厚肉部及び薄肉部が板幅方向に規則的に並んでいる鋼板を仮定した。
図2B及び図2Cに示す直線Tは、平坦度不良の発生有無を示す境界である。当該直線Tの傾き(すなわち、W/t)は約15であった。また、図2Cについても、図2Bと同様の結果が得られた。
このように、厚肉部と薄肉部が板幅方向に所定のピッチで規則的に並んだ差厚部を有する鋼板においては、W/t≧約15の場合に、平坦度不良が顕在化し得るという知見を得た。つまり、鋼板に平坦度不良を発生させないためには、薄肉部の板幅W及び薄肉部の板厚tがW/t<約15を満たせばよいこととなる。例えば、この条件を用いると、薄肉部の板厚tが2mmであれば、鋼板Sに平坦不良を発生させずに圧延可能な薄肉部の幅Wは30mm程度であるということとなり、差厚部を有する鋼板の製造の自由度は小さいことが分かる。
この知見を更に進めると、鋼板の板幅方向の一部の領域に厚肉部と薄肉部からなる差厚部を有し、差厚部以外の領域に一定板厚で形成される一定板厚部領域を有する鋼板を孔型ワークロールによって圧延する場合に、差厚部領域を上記の条件にて形成し、かつ差厚部領域と一定板厚部領域との平均板厚(平均圧下率)を略同一とすれば、平坦不良が発生しないとの知見を得た。
この知見により、差厚部領域の薄肉部の板幅W及び薄肉部の板厚tがW/t<約15を満たせば、厚肉部及び薄肉部が連続して形成される差厚部領域と一定板厚部領域とを有する鋼板を板幅方向に任意の位置に配置して広く得られる可能性が示唆された。しかし、差厚部領域と一定板厚部領域との平均板厚(平均圧下率)を略同一とする際に、さらにひずみが付与されるため平坦度不良を引き起こし得る。よって、板厚分布工程により、連続して厚肉化が可能な幅には制約があるため、差厚部領域の薄肉部の板幅W及び薄肉部の板厚tがW/t<約15を満たすだけでは、平坦度不良がなく、板厚分布が略同一の鋼板を得ることは困難であった。したがって、必要部分に厚肉部を位置させ、かつ、幅を自在に配置することは困難であった。
そこで、本願発明者はこの知見を進め、図1に示したような、一旦差厚鋼板を製造した後、熱処理によってひずみを除去して均一な材質とした後、冷間圧延して板厚を略同一する鋼板の製造方法の着想を得た。この製造方法においては、幅方向に強度差を付与するにあたって、差厚鋼板の冷間圧延における圧下ひずみの差によって生じる加工硬化等の特性変化を利用できる。
(3.冷間圧延による加工硬化)
図3を参照して、薄肉部及び厚肉部が設けられた差厚部を有する鋼板が冷間圧延により加工硬化するメカニズムを詳しく説明する。図3では、鋼板Sに一定板厚部領域Bと差厚部領域Aが設けられている。一定板厚部領域Bは一定板厚t0bを有しており、差厚部領域Aでは、薄肉部及び厚肉部が設けられ、薄肉部板厚t1及び厚肉部板厚t2を有している。差厚部領域Aにおける薄肉部板厚t1と、厚肉部板厚t2と、薄肉部及び厚肉部を連続させる傾斜部の板厚とを平均化した平均板厚は平均板厚t0aと示されている。差厚部領域Aにて平均板厚t0a以下の板厚である領域の板幅をW1とし、平均板厚t0aよりも厚い板厚である領域の板幅をW2として示している。厚肉部の板幅方向の中点から、隣り合う厚肉部の板幅方向の中点までの距離を厚肉部のピッチPと示している。
図3に示す断面を有する鋼板Sの差厚部領域Aをフラットワークロールで平均厚t0bと略同一の板厚t0aに圧延する場合においては、図2B及び図2Cに示す鋼板とほぼ同等の鋼板変形が予想される。図2B及び図2Cに示す鋼板と同様に図3に示す本発明の鋼板では、W/tがある閾値より小さい場合には、厚肉部が板厚方向に圧下されることで、板厚ひずみが付与される。鋼板材料では、フラットワークロールでは圧延されない薄肉部において材料の拘束により圧延方向に材料が延伸することが困難であり、板厚ひずみは幅方向ひずみとして、フラットワークロールと接していない厚肉部に隣接する薄肉部の幅方向にメタルフローを生じ、流入したメタルによって薄肉部では増肉が生じる。
メタルフローは、薄肉部の幅W1及び厚肉部のピッチPが小さいほど板幅方向に容易に生じやすい。この際に厚肉部では圧縮(負)の板厚方向塑性歪ε(厚肉)、引張(正)の幅方向塑性ひずみε(厚肉)が生じる。一方、薄肉部では厚肉部からのメタルの流入により圧縮(負)方向の幅方向塑性ひずみε(薄肉)と引張(正)方向の板厚方向塑性ひずみε(薄肉)とが生じる。圧延方向の塑性ひずみが無視できると仮定すれば、-ε(厚肉)≒ε(厚肉)、ε(厚肉)≒-ε(薄肉)、-ε(薄肉)=ε(薄肉)のひずみの収支関係が成り立つ。相当塑性ひずみは、せん断ひずみを無視すると、下記式(1)で表される。
Figure 0007031479000001
上記の式(1)より符号の影響はキャンセルされるため、厚肉部と薄肉部に生じる相当塑性ひずみはほぼ等価と見做すことができる。
ここで、材料の応力-ひずみ関係式から、例えばSwift型の式で、加工硬化量σは下記式(2)にて表される。
Figure 0007031479000002
上記の式(2)より、差厚部領域Aではほぼ同程度の加工硬化による材料強度の増加が生じる。
なお、比較として図4に示すような、鋼板Sに一定板厚部Bと厚肉部のみを有する差圧部領域Aとが設けられた断面を有する鋼板を孔型圧延により製造し、その後胴長方向に同径を有したフラットワークロールで圧延する場合を考えたとき、本発明の効果を得ようとするといくつかの問題が生じる。まず、孔型圧延により差厚部を有する鋼板を圧延する際に、差厚部領域Aで示される厚肉部と一定板厚部領域Bで示される薄肉部が平坦不良を起こさない条件で孔型圧延をすると、厚肉化及び薄肉化が可能な板幅は、板幅と板厚の比(W2/t2、W0/t0)によって制約を受ける。また、仮に板幅と板厚の比が大きい場合の板厚分布を有する鋼板を圧延できたと仮定しても、続く鋼板の焼鈍及び再結晶後の冷間圧延において、差厚部領域Aで示される厚肉部を、一定板厚部領域Bで示される薄肉部の板厚まで圧下する場合に、メタルフローによって厚肉部から薄肉部へ幅方向のメタル流入が困難である。これにより、厚肉部のメタル材料は圧延方向に延伸せざるを得ず、鋼板には平坦不良が発生する。
よって本発明では、強度を高めたい差厚部領域Aに厚肉部と薄肉部とを比較的短い間隔で設けることによって、板幅方向の厚肉部から薄肉部へのメタルフローを起こりやすくして、圧延方向の長手方向への延伸を抑制し平坦不良を抑制する。また、差厚部領域Aの厚肉部及び薄肉部の設けられる数は限られない。これにより、差厚部領域Aの領域内でひずみの収支を完結させることで、従来よりも差厚部領域Aの寸法制約が小さく、差厚部領域Aの範囲を板幅方向に任意に広げたり、任意の位置に配置したりすることができる。
(4.板厚分布付与工程において付与する板厚分布)
(4-1.板厚分布の概要)
図3を参照して本発明にかかる鋼板の板厚分布を説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る鋼板の一例を示す図である。鋼板Sは、板厚分布付与工程である孔型ワークロールを用いた孔型圧延により、鋼板Sに複数の薄肉部及び厚肉部を有する差厚部が設けられている。薄肉部は板厚t1、板幅W1を有し、厚肉部は板厚t2、板幅W2を有する。薄肉部、厚肉部及び薄肉部と厚肉部を連続させる傾斜部が形成された差厚部領域Aと、一定の板厚を有する一定板厚部領域Bとが設けられた鋼板Sは、その後に焼鈍されて再結晶されることにより、略均一材質となる。その後、鋼板Sは、胴長方向に同径のワークロールであるフラットワークロールを用いて冷間圧延によって圧延される。この冷間圧延により、差厚部領域Aと一定板厚部領域Bとの板厚が略同一となることで、板厚分布が略同一であり、かつ、板幅方向に異なる強度を有する鋼板Sを製造できる。
さらに詳しくは、図3を参照すると、板厚分布付与工程にて、板幅W1、W2/板厚t1、t2が、W1/t1<15及びW2/t2<15を満たす鋼板を製造し、鋼板を焼鈍し、鋼板を再結晶させて略均一材質とした後に、鋼板の差厚部領域Aの平均板厚t0aと一定板厚部領域Bの板厚の平均板厚t0b(平均圧下率)を冷間圧延により略同一とすることで、鋼板の平坦不良を防止した上で、差厚部領域Aに加工硬化を生じさせ、板厚分布が略同一であり、かつ、板幅方向に異なる強度を有する鋼板の製造ができる。
鋼板Sへの強度の付与は、上記の冷間圧延により行われる。冷間圧延では、厚肉部が圧延されて薄肉部に向かってメタルフローが生じて、ひずみが付与されることで加工硬化が生じる。この加工硬化は、鋼板Sの差厚部領域Aで生じ、鋼板Sの強度を高める効果がある。一方、一定板厚部領域Bでは、鋼板Sの強度が高まらないため、鋼板Sの差厚部領域A及び一定板厚部領域Bにて異なる強度の鋼板を製造できる。
(4-2.付与する板厚分布の決定方法)
以下では、差厚部領域Aの形状寸法の決定方法を説明する。まず、予め対象とする鋼板と同一の材質を有する鋼板を用いて、焼鈍後の応力-ひずみ関係式を引張試験等で取得しておく。具体的な焼鈍後の応力-ひずみ関係式の一例として、例えば、相当塑性ひずみεp eqと変形抵抗σの関係により下記式(3)に表すように近似できる。
Figure 0007031479000003
次いで、相当塑性ひずみが存在しない状態の初期降伏応力(例えば、400MPa)と目標となる強度である目標強度とに基づいて相当塑性ひずみ量εp eqを算出する。
さらに、ここで上記式(1)にて、εpz=-εpy、εpx=0が成り立つと仮定して、相当塑性ひずみ量εp eqと、付与する必要板厚ひずみεpy(厚肉)は下記式(4)で表される。
Figure 0007031479000004
ここで、付与する必要板厚ひずみεpy(厚肉)は、最終的な製品鋼板の板厚t0b及び厚肉部の板厚t2との関係より、真ひずみ(対数ひずみ)の定義式から下記式(5)にて表すことができる。
Figure 0007031479000005
薄肉部及び厚肉部を有する差厚部にて、薄肉部の板幅W1と厚肉部の板幅W2とが等しいと仮定すると、図3の鋼板断面では平均板厚t0bに対する厚肉領域の断面積と薄肉領域の断面積の比はn:n+1の関係で近似できる。なお、ここでnは差厚部に設けられる厚肉部の数である。すなわち、平均板厚がt0bとなるためには、厚肉部及び薄肉部の板厚t2とt1の関係は、(t2-t0b)×n=(t0b-t1)×(n+1)と近似することができ、薄肉部の板厚t1は、下記式(6)により求められる。
Figure 0007031479000006
以上より、最終的な製品鋼板の板厚t0bと目標強度より、薄肉部板厚t1及び厚肉部板厚t2を決定することができる。なお、厚肉部の数、傾斜部の水平方向に対する角度θ、及び強度を付与する差厚部領域Aの板幅方向の距離aを任意で決定して、差厚部領域Aの平均板厚t0a以下の板厚である領域の板幅方向の幅W1と平均板厚t0aよりも板厚が厚い領域の板幅方向の幅W2がそれぞれW1/t1<15及びW2/t2<15を満たすように板厚分布付与工程において、付与する板厚分布を決定する。
なお、以上のように、付与する板厚分布を決定してもよいが、より確実に薄肉部へメタルを充満させるために、差厚部領域Aの平均板厚t0aが、一定板厚部領域Bの平均板厚t0bに対して、15%以上の板厚となるように板厚分布を決定してもよい。また、差厚部領域Aの平均板厚t0aを一定板厚部領域Bの平均板厚t0bに対して、厚くするほど差厚部領域A及び一定板厚部領域Bの伸びひずみ差が上昇し、波打ちが発生する確率が上昇する。そのため、差厚部領域Aの平均板厚t0aは、一定板厚部領域Bの平均板厚t0bに対して、15%以上20%以下とすることが好ましい。
また、鋼板に対する疵などの品質不良の観点から、傾斜部の水平方向に対する角度θは、45°以下とするのが好ましい。傾斜部の水平方向に対する角度θが45°よりも大きい場合には、鋼板にヘゲ疵が発生し得る。さらにまた、傾斜部の水平方向に対する角度θの下限値は、厚肉部と薄肉部の幅および板厚差の幾何学的な条件によって、自ずと求められるため、傾斜部の水平方向に対する角度θは、5.7°より大きく45°以下とするのがより好ましい。
以下、図5A及び図5Bを参照して、本発明にかかる鋼板を製造し、鋼板の強度を板幅方向に示した結果を説明する。実施例1の鋼板は後述する表1の条件にて板厚分布を付与して、鋼板を焼鈍した後、フラットワークロールを用いた冷間圧延にて板幅方向に略同一の板厚とした鋼板である。グラフ中では、比較対象として冷延母材の強度結果も示している。冷延母材は、実施例1が冷間圧延を実施される前の鋼板である。
なお、実施例1に示す鋼板は、上述した板厚分布付与工程において付与する板厚分布の決定方法に基づいて、目標強度を800MPaとして板厚分布を決定した。これにより、実施例1の板厚分布は、厚肉部の数は2つとし、傾斜部の水平方向に対する角度θは45°として、平均板厚t0bが2.0mm、t2が2.6mm、t1が1.6mmである。さらに、差厚部領域Aの板幅方向の長さは50mmとして、W1は9.84mm、W2は10.24mm、W1/t1が6.15、W2/t2が3.94の鋼板とした。
まず、板厚分布付与工程では、熱間圧延にて、最終スタンドにワークロール径が600mmである孔型ワークロールを有する熱間圧延仕上げタンデム圧延機にて鋼板に圧延を行った。熱間圧延仕上げタンデム圧延機による熱間圧延における圧延温度は870℃であった。鋼板は、熱間圧延仕上げタンデム圧延機で孔型圧延が行われた後、巻取装置によりコイル状に巻き取られた。巻き取られたコイルは、冷却後にバッチ焼鈍炉にて雰囲気温度950℃で加熱及び保持を行い、十分に鋼板材料を再結晶させたのち空冷を行った。
孔型圧延及び焼鈍後の鋼板を酸洗したのち、冷間圧延を行った。ここでは、長手方向の伸びを抑制して幅方向のメタルフローを促進するため、ワークロール径が560mmの大径のワークロールを用いたリバース式圧延機を用いて、多パス圧延を行い、差厚部領域Aの平均板厚t0aが一定板厚部領域Bの平均板厚t0bの2.0mmとなるまで潤滑油を供給せずに冷間圧延を行った。
まず、図5Aでは、実施例1の条件にて孔型圧延を行い、焼鈍及び冷間圧延後の鋼板断面の板幅中心位置を基準とした鋼板のビッカース硬度測定結果を示している。差厚部領域Aにて比較例に対して実施例1の鋼板のビッカース硬度が上昇していることが分かる。これより、実施例1では材料の硬化が確認されており、差厚部領域Aにて強度が上昇したといえる。
一般的に、ビッカース硬度HVと変形抵抗σには相関があり、例えば、ビッカース硬度HVと変形抵抗σ(kg/mm)とは下記式(7)の関係(詳しくは、非特許文献1を参照)で表される。
Figure 0007031479000007
式(7)により、ビッカース硬度の値を変形抵抗に換算できる。図5Bは図5Aで示したビッカース硬度の結果を変形抵抗σの値に変換して示したグラフである。図5Bでは、実施例1の差厚部領域Aの領域内で770~830MPaの強度を示しており、目標とした強度800MPaが得られていることが確認できた。
また、本発明における差厚部領域Aの板厚分布の寸法影響について調査した。表1に記載の実施例1、2及び比較例1、2で用いた鋼板は、図5A及び図5Bに示した鋼板と同様の製造工程を経たと仮定した鋼板とした。かかる調査結果を表1に示す。表1では、実施例1、2、比較例1として、図3に示す板厚分布を有する鋼板について、W1/t1及びW2/t2の条件を変えて鋼板の平坦不良の発生の有無を評価した。比較例2としては、図4に示した板厚分布を有する鋼板について同様の検討を行った。なお、本検討では、3次元FEM(FEM:Finite Element Method)による計算モデルを用いて板厚分布付与後の鋼板をフラットワークロールで冷間圧延する条件のシミュレーションを行い、平坦不良の発生の有無を評価した。
なお、シミュレーションにおいて、変形抵抗式は式(6)、摩擦係数μは0.2、フラットワークロール径Dwは560mmで仮定した。また、板厚t0は2.0mm、板厚t1は1.6mm、t2は2.6mm及び傾斜部の水平方向に対する角度は45°とした。
表1に示すように、実施例1と実施例2とでは、W1/t1及びW2/t2とも、その値は15未満であり、平坦不良は見られなかった。また、差厚部領域Aの平均強度(変形抵抗)もほぼ目標の値となった。一方で、比較例1では、薄肉部に相当する領域に波打ちである平坦不良が発生した。この時のW1/t1は18.65、W2/t2は11.63であり、平坦不良が発生しない板幅と板厚の比率条件とされるW1/t1及びW2/t2<15の範囲外であった。さらに、比較例2では、図4に示されるような鋼板断面に関して平坦不良の有無の確認を行った。比較例2では、差厚部領域Aに厚肉部及び薄肉部を有するような板厚分布を付与せず厚肉部の板厚t2=2.6mm、厚肉部の板幅W2=50mmとした。このとき、W2/t2は19.23であった。比較例2では、比較例1よりも、大きな波打ちの平坦不良が発生した。
Figure 0007031479000008
本結果は厚肉部の個数を2個に限定したことによるW1/t1、W2/t2の増大の影響を示すものである。仮に孔型ワークロールの形状を変更して鋼板に形成される厚肉部の個数を増やし、W1/t1、W2/t2を一定とすれば、差厚部領域Aの幅にはほぼ制約がなく、任意の領域にて鋼板に強度を付与することができる。また、厚肉部と薄肉部との配置や幅に関しても、上記値に限定されず、W1/t1<15、W2/t2<15の条件を満たす範囲で変更しても、本発明の効果が得られる。
また、W1/t1<15、W2/t2<15の条件を満たす範囲で、傾斜部の水平方向に対する角度θを変化させて鋼板の製造を行い、鋼板表面を観察した。鋼板表面観察の結果、傾斜部の水平方向に対する角度θが45°よりも大きい角度で、鋼板にヘゲ疵の発生が観察された。
よって、疵などの品質不良防止の点から、傾斜部の水平方向に対する角度θは45°以下とするのが好ましい。一方で、傾斜部の水平方向に対する角度の下限値は、図3に示す差厚部領域Aの薄肉部および厚肉部の一定板厚の部分が無くなり、板厚変化部が交互に連結された状態の場合に、厚肉部と薄肉部の幅および板厚差の幾何学的な条件によって、自ずと求められる。図3の板厚分布では、傾斜部の水平方向に対する角度θの最小値θminは、以下の式(8)で表すことができる。
Figure 0007031479000009
例えば、上記表1に示した実施例1において、式(8)の条件を当てはめるとθminは5.7°となる。これより、傾斜部の水平方向に対する角度θは、5.7°より大きく45°以下とするのが好ましい。
なお、本実施例では、鋼板の片面側にのみ薄肉部および厚肉部を付与する条件を例示したが、係る例に限定されない。鋼板の上下面に凹凸を対称または非対称に付与しても同様の効果が得られる。また、厚肉部と薄肉部とを連続させる傾斜部も直線に限定されるものではなく、例えば、傾斜部と厚肉部及び薄肉部とが交わるコーナー部に曲率Rを付与する等を実施すれば、ヘゲ疵などの発生抑制に対して一層の効果が得られる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 タンデム圧延機
101a 上ワークロールロール
101a ワークロール
101b バックアップロール
102a ワークロール
102a 下ワークロール
102b バックアップロール
130 ロール
140 巻取装置
200 リバース圧延機
201a ワークロール
201b バックアップロール
202a ワークロール
202b バックアップロール
230 ロール
240 巻取装置
W1 差厚部領域における平均板厚以下の板厚である領域の板幅方向の幅
t1 薄肉部の板厚
W2 差厚部領域における平均板厚よりも板厚が厚い領域の板幅方向の幅
t2 厚肉部の板厚

Claims (2)

  1. 鋼板に対して胴長方向に径差を有する孔型ワークロールを用いて孔型圧延を行い、前記鋼板の板幅方向に板厚分布を付与する板厚分布付与工程と、
    前記板厚分布付与工程の後に行われ、前記鋼板を焼鈍し、前記鋼板を再結晶させて均一材質とする焼鈍工程と、
    前記焼鈍工程の後に行われ、前記鋼板に対して胴長方向に同径であるフラットワークロールを用いて冷間圧延を行い、前記鋼板の板厚を板幅方向に同一に形成する冷間圧延工程と、を含み、
    前記板厚分布付与工程により板厚分布が付与された前記鋼板は、
    薄肉部と、厚肉部と、前記薄肉部及び前記厚肉部を連続させる傾斜部とを有し、前記冷間圧延にて強度が付与される第1の領域と、
    前記第1の領域を除く第2の領域と、
    を有し、
    前記第1の領域は、
    当該第1の領域の前記板幅方向の中心線に対して対称な形状であって、
    2個の前記厚肉部と、3個の前記薄肉部とを有し、
    前記薄肉部の板厚をt1、前記厚肉部の板厚をt2、前記第1の領域における板幅方向の板厚分布を積分平均した値を第1の平均板厚、前記第1の平均板厚以下の板厚である領域の板幅方向の幅をW1、前記第1の平均板厚よりも板厚が厚い領域の板幅方向の幅をW2としたとき、
    板幅方向断面において、前記薄肉部と、当該薄肉部の両端から延びる前記傾斜部の前記第1の平均板厚以下である部分とにより規定される形状は、等脚台形であり、
    板幅方向断面において、前記厚肉部と、当該厚肉部の両端から延びる前記傾斜部の前記第1の平均板厚以上である部分とにより規定される形状は、等脚台形であり、
    前記薄肉部の板厚t1、及び前記第1の平均板厚以下の板厚である領域の板幅方向の幅W1は、W1/t1<15を満たし、
    前記厚肉部の板厚t2、及び前記第1の平均板厚よりも板厚が厚い領域の板幅方向の幅W2は、W2/t2<15を満たし、
    前記第1の平均板厚は、前記第2の領域における平均板厚と同一である、鋼板の製造方法。
  2. 前記第1の領域の前記傾斜部の水平方向に対する角度は、45°以下である、請求項に記載の鋼板の製造方法。
JP2018090209A 2018-05-08 2018-05-08 鋼板の製造方法 Active JP7031479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018090209A JP7031479B2 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018090209A JP7031479B2 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 鋼板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019195821A JP2019195821A (ja) 2019-11-14
JP7031479B2 true JP7031479B2 (ja) 2022-03-08

Family

ID=68537029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018090209A Active JP7031479B2 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7031479B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259702A (ja) 2000-03-17 2001-09-25 Kawasaki Steel Corp 突起付き鋼板の圧延方法、この圧延に用いるカリバーロールおよび突起付き鋼板
JP2002336902A (ja) 2001-05-10 2002-11-26 Honda Motor Co Ltd 車体パネルの製造方法
JP2010535636A (ja) 2007-08-15 2010-11-25 コラス・スタール・ベー・ブイ 熱機械的成形に適したテーラードブランクを製造するための被覆鋼ストリップの製造方法、それにより製造されたストリップ、及びそのような被覆ストリップの使用
JP2013104110A (ja) 2011-11-15 2013-05-30 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 曲げ加工の異方性が少なく耐応力緩和特性に優れた異形断面銅合金板及びその製造方法
JP2015536245A (ja) 2012-10-31 2015-12-21 宝山鋼鉄股▲分▼有限公司 熱間圧延機を用いて長手方向に異なる目標厚さを有するストリップ鋼を製造するための方法
JP2017508625A (ja) 2014-01-17 2017-03-30 アペラン 可変厚を有する帯板及び関連帯板の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0489105A (ja) * 1990-07-30 1992-03-23 Kawasaki Steel Corp 異方性を有する軽量板材
JP3288499B2 (ja) * 1993-09-10 2002-06-04 日新製鋼株式会社 異形断面帯板の製造方法
JPH11192502A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Nippon Steel Corp プレス成形用テーラード鋼帯及びその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259702A (ja) 2000-03-17 2001-09-25 Kawasaki Steel Corp 突起付き鋼板の圧延方法、この圧延に用いるカリバーロールおよび突起付き鋼板
JP2002336902A (ja) 2001-05-10 2002-11-26 Honda Motor Co Ltd 車体パネルの製造方法
JP2010535636A (ja) 2007-08-15 2010-11-25 コラス・スタール・ベー・ブイ 熱機械的成形に適したテーラードブランクを製造するための被覆鋼ストリップの製造方法、それにより製造されたストリップ、及びそのような被覆ストリップの使用
JP2013104110A (ja) 2011-11-15 2013-05-30 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 曲げ加工の異方性が少なく耐応力緩和特性に優れた異形断面銅合金板及びその製造方法
JP2015536245A (ja) 2012-10-31 2015-12-21 宝山鋼鉄股▲分▼有限公司 熱間圧延機を用いて長手方向に異なる目標厚さを有するストリップ鋼を製造するための方法
JP2017508625A (ja) 2014-01-17 2017-03-30 アペラン 可変厚を有する帯板及び関連帯板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019195821A (ja) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101563172B (zh) 钢带的表面光轧方法和高强度冷轧钢板的制造方法
JP2992203B2 (ja) ステンレス冷延鋼帯の製造方法
EP3205414A1 (en) Method for producing metal plate with protruding ridge, metal plate with protruding ridge, and structural component
US20130104616A1 (en) Method of production of pressed sheet parts with integrated preparation of blanks of non-uniform thickness
KR102202758B1 (ko) 냉간 압연, 용접된 강 시트의 제조 방법, 및 따라서 제조된 시트들
BR112021014167A2 (pt) Método para a fabricação de tiras de aço inoxidável
JP5333401B2 (ja) 金属二重管の製造方法
JP7031479B2 (ja) 鋼板の製造方法
Sheppard et al. Shape control and correction in strip and sheet
JP6860025B2 (ja) 調質圧延方法、調質圧延装置、鋼帯の製造方法
JP5045264B2 (ja) 鋼帯の調質圧延方法および高張力冷延鋼板の製造方法
JP2015193027A (ja) 熱延鋼板の製造方法
Mazur Preventing surface defects in the uncoiling of thin steel sheet
US9828651B2 (en) Method and apparatus of manufacturing high strength cold rolled steel sheet
Ng et al. Effect of initial blank temperature in hot press forming towards 22MnB5 springback failure
Mazur et al. Formation and prevention of flexure defects at the surface of cold-rolled steel strip
RU2209253C1 (ru) Способ отделки низкоуглеродистой холоднокатаной полосовой стали
JP7052456B2 (ja) 差厚板材の製造方法、タンデム圧延機、及び圧延設備
JP6805925B2 (ja) 差厚板材の製造方法、及び差厚板材
JP3490814B2 (ja) 平坦度の優れたアルミニウム合金板の製造方法
JP3901101B2 (ja) 高炭素ブライト鋼板の製造方法
JP7249730B2 (ja) 鋼板、管状成形品、およびプレス成形品
JP6090212B2 (ja) 厚肉電縫管の製造方法
JP3308848B2 (ja) 継目無角形鋼管及びその製造方法
SU835536A1 (ru) Способ получени листов дл офсетнойпЕчАТи

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190208

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190419

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190422

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7031479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151