JP7031361B2 - 記録装置 - Google Patents

Description

本発明は、記録装置に関する。

従来、液体が貯留されるタンクと、閉位置及び開位置に移動可能なカバーと、を備えた液体消費装置が知られている。上記カバーには窓が形成され、当該窓には透明部材が設けられている。そして、カバーが閉位置の状態において、透明部材を通してカバーの外側からタンクを視認可能に構成されている（例えば、特許文献１参照）。

特開２０１６－５０５号公報

ところで、上記のような液体消費装置では、廃液として排出された液体を受容する廃液受容部を備えている。当該廃液受容部は、液体の受容状態に応じて適宜交換する必要がある。ここで、廃液受容部に対して保護用のカバーを設ける必要性があるが、タンクと廃液受容部とにそれぞれカバーを設けると、それぞれのカバーを閉開させて作業を行う必要が生じ、ユーザーの利便性が低下してしまう、という課題があった。

本願の記録装置は、媒体に液体を吐出して記録を行う記録手段と、底部に前記記録手段を備え、媒体搬送方向と交差する幅方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを内部に有し、装置外観を構成する筐体と、前記記録手段の上部に搭載され、前記記録手段に供給する前記液体を収容するアダプターと、前記アダプターにチューブを通して前記液体を供給するとともに、前記液体を補充容器から注入可能な注入口を備える少なくとも一つの液体収容部と、前記記録手段から廃液として排出された液体を受容する廃液受容部と、を備え、前記筐体には、前記液体収容部と前記廃液受容部の両方を覆うカバーを有することを特徴とする。

上記の記録装置では、前記液体収容部の下方に前記廃液受容部が設けられることが好ましい。

上記の記録装置の前記カバーには、前記液体収容部の液体残量および前記廃液受容部の状態を確認できる視認部が設けられることが好ましい。

上記の記録装置の前記視認部は、可視光が透過可能な透光部材からなることが好ましい。

上記の記録装置の前記視認部は、前記液体収容部が視認できる位置および前記廃液受容部が視認できる位置に設けられることが好ましい。

上記の記録装置の前記カバーには、前記視認部の状態を視認可能な第１状態と、視認性が低い第２状態とを切り替え可能な切替機構を有することが好ましい。

上記の記録装置の前記切替機構には、前記視認部（透光部材）を着脱できる構成を有することが好ましい。

上記の記録装置の前記切替機構は、電気的に切り替え可能な構成を備えることが好ましい。

第１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第１実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第１実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第１実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第１実施形態にかかるプリンターの外観を示す平面図。 第１実施形態にかかるプリンターの外観を示す底面図。 第１実施形態にかかるプリンターの外観を示す背面図。 第１実施形態にかかるプリンターの内部の主要構成を示す模式図。 第１実施形態にかかるプリンターの切替機構を説明する説明図。 第１実施形態にかかるプリンターの他の切替機構を説明する説明図。 第２実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第４実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第５実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第６実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第７実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第８実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第９実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１０実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１２実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１３実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１４実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１５実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１６実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１７実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１８実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第１９実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２０実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２２実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２３実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２４実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２５実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２６実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２７実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２８実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第２９実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３０実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３２実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３３実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３４実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３５実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３６実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３７実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３８実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第３９実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第４０実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第４０実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第４０実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第４１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第４１実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第４２実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第４３実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第４４実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第４５実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第４６実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第４７実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第４８実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第４９実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第５０実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。

記録装置の一例であるインクジェットプリンター（以下、プリンターと呼ぶ）を例に、各実施形態を説明する。各実施形態に係るプリンターは、液体の一例であるインクによって、記録用紙などの記録媒体に印刷を行うことができる。
なお、各実施形態に係るプリンターでは基本構成が共通である。そして、プリンターの外観を様々に異ならせた実施形態が用意されている。

以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。

（第１実施形態）
図１Ａは、本実施形態に係るプリンターの外観を示す正面図であり、図１Ｂ及び図１Ｃは、本実施形態に係るプリンターの外観を示す斜視図である。また、図１Ｄ及び図１Ｅは本実施形態に係るプリンターの外観を示す側面図であり、図１Ｆは本実施形態に係るプリンターの外観を示す平面図である。また、図１Ｇは本実施形態に係るプリンターの外観を示す底面図であり、図１Ｈは本実施形態に係るプリンターの外観を示す背面図である。図１Ａから図１Ｈには、相互に直交する座標軸であるＸＹＺ軸が付されている。これ以降に示す図についても、必要に応じてＸＹＺ軸が付されている。
本実施形態では、Ｘ軸とＹ軸とによって規定される水平な平面（ＸＹ平面）にプリンター１０１を配置した状態が、プリンター１０１の使用状態である。ＸＹ平面にプリンター１０１を配置したときのプリンター１０１の姿勢を、プリンター１０１の使用姿勢と呼ぶ。

Ｚ軸は、水平な平面に直交する軸である。プリンター１０１の使用状態において、Ｚ軸に沿った方向が鉛直方向となる。そして、プリンター１０１の使用状態では、図１Ａ、図１Ｂ及び図１Ｃにおいて、－Ｚ方向が鉛直下方向である。なお、ＸＹＺ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが＋（正）の方向を示し、矢印の向きとは反対の向きが－（負）の方向を示している。図１Ａは、プリンター１０１を＋Ｙ方向側から見た正面図である。図１Ｂ及び図１Ｃは、プリンター１０１を＋Ｘ方向側から見た斜視図である。

図１Ａ、図１Ｂ及び図１Ｃに示すように、プリンター１０１は、記録ヘッド１５（記録手段）と、筐体２と、タンク２１（液体収容部）と、廃液受容部９１と、開閉部４０と、を有している。また、プリンター１０１は、操作パネル３と、排紙部４と、蓋部１０等を有している。さらに、本実施形態に係るプリンター１０１は、スキャナーユニット（図示しない）を含んでいる。すなわち、プリンター１０１は、スキャナーユニットを含む複合機である。なお、プリンター１０１が複合機ではなく、スキャナーユニットを含まないプリンターであってもよい。

筐体２は、記録ヘッド１５等を収容するものであり、プリンター１０１の外殻（外観）を構成している。操作パネル３は、筐体２の外側に配置されている。操作パネル３は、プリンター１０１において、排紙部４が配置された側の面（正面１１）に配置されている。操作パネル３は、表示パネル８、電源ボタンや操作ボタン等（いずれも図示省略）を含んでいる。なお、表示パネル８としては、例えば、タッチパネルなどのユーザーによる入力を受け付け可能なパネルを採用することができる。また、操作パネル３の傾斜を調整（チルト調整とも呼ばれる）可能な構造としてもよい。操作パネル３の傾斜を調整することができれば、ユーザーが所望の傾斜で操作パネル３を見たり操作したりすることができるので、利便性が高められる。

排紙部４は、筐体２における操作パネル３と同じ側の面に設けられている。プリンター１０１では、排紙部４から記録媒体Ｐ（図１Ｉ参照）が排出される。プリンター１０１において、排紙部４が設けられている面が正面１１とされている。プリンター１０１の正面１１が筐体２の正面１１でもある。

筐体２は、正面１１と交差する側壁１３及び側壁１４とを有している。正面１１を正面に見たとき、すなわち正面１１を＋Ｙ方向側から平面視したとき、側壁１３は正面１１の＋Ｘ方向側に位置しており、側壁１４は正面１１の－Ｘ方向側に位置している。

開閉部４０は、タンク２１と廃液受容部９１の両方を覆うものであり、筐体２の正面１１側に設けられている。開閉部４０は、正面１１とほぼ同一面上に配置されている。すなわち、本実施形態では、開閉部４０は、正面１１に対して＋Ｙ方向側に突出していない。また、正面１１に対して－Ｙ方向側に凹んでいない。

開閉部４０は、筐体２に対して開閉可能に構成されている。具体的には、図１Ｂ及び図１Ｃに示すように、Ｘ軸に沿った軸（図示せず）を回転軸として、＋Ｘ方向側からＹＺ平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。そして、開閉部４０を開状態にする場合には、図１Ｂにおける状態（開閉部４０が閉状態）において、Ｘ軸に沿った軸を回転軸として、＋Ｘ方向側からＹＺ平面を平面視したときに反時計回りの方向に回動させることにより、図１Ｃに示すように、開閉部４０を筐体２に対して開くことができる。一方、開閉部４０を閉状態にする場合には、図１Ｃにおける状態（開閉部４０が開状態）において、Ｘ軸に沿った軸を回転軸として、＋Ｘ方向側からＹＺ平面を平面視したときに時計回りの方向に回動させることにより、図１Ｂに示すように、開閉部４０を筐体２に対して閉じることができる。

開閉部４０を開状態（図１Ｃ参照）とすると、筐体２内に収容されたタンク２１及び廃液受容部９１が露呈する。
廃液受容部９１は、記録ヘッド１５等から廃液として排出されたインクを受容するものであり、筐体２に着脱可能に構成されている。例えば、スライド機構等により廃液受容部９１を筐体２内に着脱することができる。廃液受容部９１は、インクを受容する受容体９１ａ（例えば、不織布やスポンジ（発泡性ポリウレタンを原材料として発泡成形した連続気泡体）等）と、当該受容体の少なくとも一部を覆う枠体９１ｂとを備えている。また、枠体９１ｂには凸部９１ｃが形成されている。凸部９１ｃは、ユーザーの手指で摘まむことが可能な摘み部である。
ここで、図１Ｃに示すように、開閉部４０を開状態（図１Ｃ参照）とすることにより、ユーザーは、タンク２１の注入口２２を介してタンク２１内にインクを供給することができる。また、ユーザーは、廃液受容部９１の凸部９１ｃを摘まんで、＋Ｙ方向へ引き出して廃液受容部９１から取り外すことができる。また、新たな廃液受容部９１を－Ｙ方向へ押圧することで廃液受容部９１を筐体２内に取り付けることができる。
なお、本実施形態にかかる廃液受容部９１は、タンク２１の下方に設けられている。廃液受容部９１がより重力方向下方に配置されるので、効率良く廃液（インク）を受容することができる。

開閉部４０には、視認部２０１，３０１が設けられている。視認部２０１，３０１は開口を有している。視認部２０１，３０１は開閉部４０が閉状態（図１Ｂ参照）においてタンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認するものである。視認部２０１，３０１は、開閉部４０が閉状態においてタンク２１が視認できる位置および廃液受容部９１が視認できる位置に設けられている。
また、本実施形態の開閉部４０では、タンク２１を視認可能な視認部２０１と廃液受容部９１を視認可能な視認部３０１とを備えている。視認部２０１，３０１を通してタンクの状況（インク残量や注入口２２付近の状態）や廃液受容部９１の状況を容易に確認することができる。

また、視認部２０１，３０１の開口部分には、可視光が透過可能な透光部材４０１，５０１が設けられている。透光部材４０１，５０１はフィルム部材等である。例えば、透光部材４０１，５０１は視認部２０１，３０１の開口部分に接着剤等により貼り付ける。視認部２０１，３０１に透光部材４０１，５０１を設置することで、タンク２１及び廃液受容部９１の状況を確認できるとともに、ユーザーの手指等によるタンク２１及び廃液受容部９１への接触を防止することができる。なお、本実施形態にかかる視認部２０１，３０１は矩形を成している。

蓋部１０は、筐体２の一部を構成している。蓋部１０は、筐体２の上部に設けられている。蓋部１０は、スキャナーユニット（図示しない）を覆っている。蓋部１０は、Ｘ軸に沿った軸（図示せず）を回転軸として回動可能に構成されている。蓋部１０を筐体２に対して一方方向に回動させることによって、蓋部１０を筐体２に対して開くことができる。また、蓋部１０を開いた状態から蓋部１０を他方方向に回動させることによって、蓋部１０を筐体２に対して閉じることができる。このように、蓋部１０は、筐体２に対して開閉可能に構成されている。また、蓋部１０には記録媒体Ｐを給紙するための給紙口９９が設けられている。給紙口９９から記録媒体Ｐを供給することで容易にコピーやスキャン処理等を行うことができる。

蓋部１０を筐体２に対して開くと、スキャナーユニットが露呈する。スキャナーユニットは、フラットベッドタイプであり、イメージセンサーなどの撮影素子（図示せず）を有している。スキャナーユニットは、用紙などの媒体に記録された画像などを、撮影素子を介して画像データとして読み取ることができる。このため、スキャナーユニットは、画像などの読み取り装置として機能する。

Ｘ軸方向においては、筐体２の長さと蓋部１０の長さとは略同一である。Ｙ軸方向においては、筐体２の操作パネル３が設けられた位置における長さは蓋部１０の長さと略同一であるが、筐体２の開閉部４０が設けられた位置における長さは蓋部１０の長さよりも長い。

したがって、プリンター１０１を＋Ｘ方向側から平面視したとき、蓋部１０は筐体２のうち＋Ｙ方向側に突出している部分以外と重なる。すなわち、プリンター１０１の蓋部１０を＋Ｘ方向側から平面視したとき、筐体２のうち＋Ｙ方向側に突出している部分に設けられた開閉部４０は、蓋部１０と重ならないように配置されている。これにより、開閉部４０を回動させる際、蓋部１０に阻害されることなく回動させることができる。

次に、プリンター１０１の筐体２内部の主要構成を説明する。図１Ｉは、プリンターの内部の主要構成を示す模式図である。図１Ｉに示すように、プリンター１０１は、キャリッジ３２に搭載された記録ヘッド１５と、制御部１６と、タンクユニット２０と、廃液受容部９１と、を有している。記録ヘッド１５と、制御部１６と、タンクユニット２０と、廃液受容部９１とは、筐体２に収容されている。

記録ヘッド１５は、インクをインク滴として吐出（噴射）して、記録媒体Ｐに記録を行うものである。記録ヘッド１５は、Ｘ軸方向に配置されたガイドレール３１に支持されたキャリッジ３２に搭載されている。キャリッジ３２は、モーターを含む移動機構（図示せず）が接続されており、移動機構を駆動させることによりキャリッジ３２をＸ軸方向（記録媒体Ｐの搬送方向と交差する幅方向）に沿って往復移動させることができる。そして、キャリッジ３２の移動に伴って記録ヘッド１５がＸ軸方向に沿って往復移動する。

また、プリンター１０１は、記録媒体Ｐを＋Ｙ方向に搬送可能な搬送部（図示せず）を備えている。そして、搬送部によって＋Ｙ方向に搬送される記録媒体Ｐに対して、キャリッジ３２及び記録ヘッド１５をＸ軸方向に沿って往復移動させながら、インクで記録を行う。なお、搬送部は、記録用紙などの記録媒体Ｐを、＋Ｙ方向に間欠的に搬送する。
そして、制御部１６は、上記の各構成の駆動を制御する。制御部１６は、各種プログラムを実行するためのＣＰＵ（Central Processing Unit）、データおよびプログラム等を一時的に記憶するためのＲＡＭ（Random Access Memory）、各種データ、各種プログラム等があらかじめ不揮発的に記録されているＲＯＭ（Read Only Memory）、およびインターフェイスを具備している。そして、ＣＰＵがインターフェイスを介して入力される各種信号を、ＲＡＭ、ＲＯＭのデータに基づき処理し、インターフェイスを介して各部へ制御信号を出力する。

タンクユニット２０は、筐体２のうち操作パネル３及び排紙部４よりも＋Ｙ方向側に突出した部分（開閉部４０）の内側に配置されている。すなわちプリンター１０１を＋Ｙ方向側から見たとき、タンクユニット２０は、開閉部４０の内側（－Ｙ方向側）に配置されている。また、タンクユニット２０は、Ｘ軸方向において操作パネル３及び排紙部４と側壁１３との間に位置している。

タンクユニット２０は、複数のタンク２１で構成されている。本実施形態のタンクユニット２０は４つのタンク２１を含んでいる。なお、タンクユニット２０におけるタンク２１の個数は、４つに限定されず、４つを下回る個数や、４つを超える個数としてもよい。そして、実施形態では、４つのタンク２１がＸ軸に沿って並んで配置されている。

また、本実施形態では、複数のタンク２１が互いに別体で構成されている。しかしながら、タンク２１の構成は、これに限定されない。複数のタンク２１を一体にしてタンクユニット２０を１つの液体収容体とする構成としてもよい。このような構成の場合、タンクユニット２０は、互いに個別のタンク２１に仕切られ、異なる種類の液体を収容可能に構成される。この場合、例えば、複数のタンク２１に、異なる色のインクを個別に収容することができる。

タンク２１は、インクを収容する容器である。タンク２１には、タンク２１内部に連通する注入口２２が形成されている。注入口２２は、タンク２１の＋Ｚ方向側に位置する面に形成された開口部として構成されている。タンク２１では、注入口２２を介してタンク２１の外部からタンク２１の内部にインクを注入することができる。なお、注入口２２をキャップで封止する構成としてもよい。このような構成の場合、ユーザーは、タンク２１にインクを注入するときにキャップを開けて注入口２２を開放してからインクを注入することができる。

なお、タンク２１の構成は、上記に限定されない。タンク２１の構成としては、例えば、タンク２１の外形面から突出する管状の液体注入部を設けた構成としてもよい。

タンク２１は、少なくとも一部が透光性を有する部材で構成されている。透光性を有するとは、光が通過する物質の性質において、物質を通してその向こう側が透けて見える状態に限定されず、その材質を通して向こう側の形状等を明確に認識できない状態の性質を含むものである。タンク２１の＋Ｙ方向に位置する視認面２４は透光性を有し、視認面２４からタンク２１内のインクの収容量を視認することが可能である。視認面２４には、例えば、上限マーク２５や、下限マーク２６などが付加されている。ユーザーは、上限マーク２５及び下限マーク２６を目印にしてタンク２１におけるインクの量を把握することができる。

なお、上限マーク２５は、インクを注入口２２から注入したときに、注入口２２からインクが漏れ出さないようにインク量の目安を示すものである。また、下限マーク２６は、インクの注入を促すときのインク量の目安を示すものである。上限マーク２５及び下限マーク２６のいずれか一方が設けられた構成としてもよい。

タンク２１は、視認面２４と交差する側面２７と側面２８とを有している。タンク２１の視認面２４を＋Ｙ方向側から見たとき、側面２７は筐体２の側壁１３側（＋Ｘ方向側）に位置しており、側面２８は筐体２の側壁１４側（－Ｘ方向側）に位置している。

各タンク２１には、インク供給チューブ１７が接続される。また、記録ヘッド１５の上方にはアダプター３３が搭載されている。そして、タンク２１内のインクは、インク供給チューブ１７を介してアダプター３３に供給され収容される。アダプター３３に収容されたインクは記録ヘッド１５に供給される。そして、記録ヘッド１５に供給されたインクが、記録媒体Ｐ側に向けられたノズル（図示しない）からインク滴として吐出される。

インクは、水性インクと油性インクとのいずれか一方に限定されるものではない。また、水性インクとしては、水性溶媒に染料などの溶質が溶解した構成を有するもの、水性分散媒に顔料などの分散質が分散した構成を有するもののいずれでもよい。また、油性インクとしては、油性溶媒に染料などの溶質が溶解した構成を有するもの、油性分散媒に顔料などの分散質が分散した構成を有するもののいずれでもよい。

タンクユニット２０（４つのタンク２１）は、プリンター１０１の正面１１を＋Ｙ方向側から平面視したとき、図１Ａに示すように、視認部２０１が設けられた開閉部４０と重なる位置に設けられている。したがって、タンク２１の表面が外部に露出していなくても、ユーザーは、プリンター１０１の外部から視認部２０１を介してタンク２１を視認することができる。そして、ユーザーは、例えば、プリンター１０１の外部から、上限マーク２５及び下限マーク２６を目印にしてタンク２１におけるインクの量を把握することができる。

また、視認部２０１，３０１の開口を塞ぐ透光部材４０１，５０１を設けたことにより、透光部材４０１，５０１によりプリンター１０１（筐体２）の外部からタンク２１や廃液受容部９１への埃塵の侵入や、外部からの接触等によるタンクユニット２０や廃液受容部９１の損傷を防止できる。したがって、タンク２１や廃液受容部９１の表面が外部に露出している場合と比べて、外部からの埃塵や損傷などによる視認性への悪影響を抑止できる。

また、プリンター１０１の開閉部４０は、視認部２０１，３０１の状態を、視認可能な第１状態と、視認性が低い第２状態とを切り替え可能な切替機構を備えた構成であってもよい。例えば、切替機構は、開閉部４０を着脱できる構成とする。
図１Ｊは、プリンターの切替機構を説明する説明図である。具体的には、図１Ｊは、視認性が低い第２状態を示している。図１Ｊに示すように、プリンター１０１には、タンク２１と廃液受容部９１のそれぞれを覆う他の開閉部４０Ａが設けられている。他の開閉部４０Ａの全面は平坦面を成し、視認部２０１，３０１を有していない（図１Ｂ参照）。従って、視認性が低下し、外部からタンク２１や廃液受容部９１の状態を確認することができない状態となる。
ここで、図１Ｂは、視認部２０１，３０１を有する開閉部４０が設けられた視認可能な第１状態であり、図１Ｊは、視認部２０１，３０１等を有しない他の開閉部４０Ａが設けられ、第１状態よりも視認性が低い第２状態である。
切替機構は、開閉部４０を、＋Ｘ方向側からＹＺ平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能とするＸ軸に沿った軸（図示せず）を回転軸に対して、開閉部４０の弾性を利用して嵌め込まれる構成を有する。すなわち、開閉部４０はＸ軸に沿った軸に対してスナップフィットによって着脱可能に構成されている。そして、開閉部４０を他の開閉部４０Ａに切り替える場合には、開閉部４０をＸ軸に沿った軸から取り外し、他の開閉部４０ＡをＸ軸に沿った軸に取り付けることで容易に切り替えることができる。
他の開閉部４０Ａの色は、筐体２の外観の色と同様にしてもよいし、他の色であってもよく、各種バリエーションの適用が可能なる。
このように、第１状態と第２状態とを切り替え可能な切替機構を構成することで、例えば、プリンター１０１を使用する場合は、開閉部４０をセットした第１状態とすることで、外部からタンク２１や廃液受容部９１の状態の確認が可能となる。一方、プリンター１０１を使用しない場合は、他の開閉部４０Ａをセットした第２状態とすることで、外部からタンク２１や廃液受容部９１を視認できなくすることで、デザイン性を向上させることができる。

なお、切替機構は、開閉部４０と他の開閉部４０Ａとを切り替える構成に限定されない。図１Ｋは、他の切替機構を説明する説明図である。図１Ｋに示すように、プリンター１０１は、視認部２０１，３０１を着脱できる構成とし、他の視認部２０１Ａ，３０１Ａに切り替える構成であってもよい。ここで、他の視認部２０１Ａ，３０１Ａは、視認性が低下した構成である。例えば、他の視認部２０１Ａ，３０１Ａは、全面に平坦面を成し、透光部材を有しない構成である。
この場合、視認部２０１，３０１及び他の視認部２０１Ａ，３０１Ａは、開閉部４０に対して嵌め込み可能な入れ子型に構成され、開閉部４０から着脱可能となる。そして、視認部２０１，３０１を他の視認部２０１Ａ，３０１Ａに切り替える場合には、視認部２０１，３０１を開閉部４０から取り外し、他の視認部２０１Ａ，３０１Ａを開閉部４０に嵌め込むことで容易に切り替えることができる。これにより、例えば、ユーザーの所望する他の視認部２０１Ａ，３０１Ａへの切り替えが可能となり、デザイン性を向上させることができる。

なお、切替機構は、視認部２０１，３０１と他の視認部２０１Ａ，３０１Ａとを切り替える構成に限定されず、例えば、透光部材４０１，５０１を他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａに切り替える構成であってもよい。ここで、他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａは、視認性が低下した構成である。例えば、他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａは、透光部材を有しないフィルムとする。この場合、透光部材４０１，５０１及び他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａは粘着性を有し、開閉部４０に貼り付け及び取り剥がし可能なフィルムとする。そして、透光部材４０１，５０１を他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａに切り替える場合には、透光部材４０１，５０１を開閉部４０から剥がし、他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａを開閉部４０に貼り付ける。これにより、例えば、ユーザーの所望する他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａへの切り替えが可能となり、デザイン性を向上させることができる。
なお、透光部材４０１，５０１を他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａに切り替える構成でなく、透光部材４０１，５０１上に他の透光部材４０１Ａ，５０１Ａを貼り付けたり、剥がしたりする構成であってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。

以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。

開閉部４０を開放することにより、タンク２１と廃液受容部９１とを出現させることが可能となり、タンク２１へのインクの補充や廃液受容部９１の交換等を容易に行うことができる。すなわち、本実施形態では、タンク２１と廃液受容部９１とに対して個別に開閉部４０を設けるのではなく、タンク２１と廃液受容部９１とを覆う一つの開閉部４０としたことで、プリンター１０１の構成が簡略化される。そして、一つの開閉部４０を開放させることでタンク２１へのインクの補充や廃液受容部９１の交換等を行え、ユーザーの利便性を高めることができる。

ここで、第１実施形態では、図１Ａに示すように、タンク２１と廃液受容部９１とが視認可能な矩形の視認部２０１，３０１を設けたが、この形態に限定されない。視認部は種々の形態を適用することができる。
そこで、以下、具体的に他の実施形態について説明する。なお、各実施形態において第１実施形態と同じ構成には同符号を付し、説明を省略する。また、各実施形態におけるプリンターの基本構成、開閉部、透光部材も第１実施形態の構成と同様なので説明を省略する。また、切替機構も第１実施形態の構成と同様なので説明を省略する。なお、以下の実施形態では、開閉部が第１状態（閉状態）の場合について説明する。

まず、第１実施形態では、視認部２０１，３０１は矩形であったが、これに限定されず、視認部２０１，３０１に大きさ及び形状等に関し種々の形態を適用することができる。

図２は、第２実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２に示すように、プリンター１０２は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２０２，３０２を備えている。また、視認部２０２，３０２には、透光部材４０２，５０２が設けられている。

図３は、第３実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３に示すように、プリンター１０３は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２０３，３０３を備えている。また、視認部２０３，３０３には、透光部材４０３，５０３が設けられている。

図４は、第４実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図４に示すように、プリンター１０４は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２０４，３０４を備えている。また、視認部２０４，３０４には、透光部材４０４，５０４が設けられている。

図５は、第５実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図５に示すように、プリンター１０５は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２０５，３０５を備えている。また、視認部２０５，３０５には、透光部材４０５，５０５が設けられている。

図６は、第６実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図６に示すように、プリンター１０６は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２０６，３０６を備えている。また、視認部２０６，３０６には、透光部材４０６，５０６が設けられている。なお、本実施形態では、視認部２０６と視認部３０６とは大きさが異なっている。

図７は、第７実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図７に示すように、プリンター１０７は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２０７，３０７を備えている。また、視認部２０７，３０７には、透光部材４０７，５０７が設けられている。

図８は、第８実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図８に示すように、プリンター１０８は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２０８，３０８を備えている。また、視認部２０８，３０８には、透光部材４０８，５０８が設けられている。

図９は、第９実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図９に示すように、プリンター１０９は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２０９，３０９を備えている。また、視認部２０９，３０９には、透光部材４０９，５０９が設けられている。

図１０は、第１０実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１０に示すように、プリンター１１０は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１０，３１０を備えている。また、視認部２１０，３１０には、透光部材４１０，５１０が設けられている。

図１１は、第１１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１１に示すように、プリンター１１１は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１１，３１１を備えている。また、視認部２１１，３１１には、透光部材４１１，５１１が設けられている。そして、図１１に示すように、視認部２１１，３１１の一部は湾曲部を有している。

図１２は、第１２実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１２に示すように、プリンター１１２は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１２，３１２を備えている。また、視認部２１２，３１２には、透光部材４１２，５１２が設けられている。そして、図１２に示すように、視認部２１２，３１２の一部は湾曲部を有している。

図１３は、第１３実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１３に示すように、プリンター１１３は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１３，３１３を備えている。また、視認部２１３，３１３には、透光部材４１３，５１３が設けられている。図１３に示すように、各視認部２１３，３１３は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２１３，３１３の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。なお、開口の数は、プリンター１１３に搭載されるタンク２１の数と同じであってもよし、タンク２１に収容されるインクの色の種類の数であってもよい。また、各視認部２１３，３１３における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図１４は、第１４実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１４に示すように、プリンター１１４は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１４，３１４を備えている。また、視認部２１４，３１４には、透光部材４１４，５１４が設けられている。図１４に示すように、各視認部２１４，３１４は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２１４，３１４の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。なお、開口の数は、プリンター１１４に搭載されるタンク２１の数と同じであってもよし、タンク２１に収容されるインクの色の種類の数であってもよい。また、各視認部２１４，３１４における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図１５は、第１５実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１５に示すように、プリンター１１５は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１５，３１５を備えている。また、視認部２１５，３１５には、透光部材４１５，５１５が設けられている。図１５に示すように、各視認部２１５，３１５は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２１５，３１５の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。なお、開口の数は、プリンター１１５に搭載されるタンク２１の数と同じであってもよし、タンク２１に収容されるインクの色の種類の数であってもよい。また、各視認部２１５，３１５における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図１６は、第１６実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１６に示すように、プリンター１１６は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１６，３１６を備えている。また、視認部２１６，３１６には、透光部材４１６，５１６が設けられている。図１６に示すように、各視認部２１６，３１６は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２１６，３１６の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。なお、開口の数は、プリンター１１６に搭載されるタンク２１の数と同じであってもよし、タンク２１に収容されるインクの色の種類の数であってもよい。また、各視認部２１６，３１６における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図１７は、第１７実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１７に示すように、プリンター１１７は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１７，３１７を備えている。また、視認部２１７，３１７には、透光部材４１７，５１７が設けられている。図１７に示すように、各視認部２１７，３１７は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２１７，３１７の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２１７において開口は、いずれも同じ大きさである。視認部３１７において開口は、いずれも同じ大きさである。なお、視認部２１７と視認部３１７とでは開口の大きさが異なる。

図１８は、第１８実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１８に示すように、プリンター１１８は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１８，３１８を備えている。また、視認部２１８，３１８には、透光部材４１８，５１８が設けられている。図１８に示すように、各視認部２１８，３１８は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２１８，３１８の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２１８，３１８の開口は、いずれも同じ大きさである。

図１９は、第１９実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図１９に示すように、プリンター１１９は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２１９，３１９を備えている。また、視認部２１９，３１９には、透光部材４１９，５１９が設けられている。図１９に示すように、各視認部２１９，３１９は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２１９，３１９の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２１９，３１９の開口は、いずれも同じ大きさである。

図２０は、第２０実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２０に示すように、プリンター１２０は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２０，３２０を備えている。また、視認部２２０，３２０には、透光部材４２０，５２０が設けられている。図２０に示すように、各視認部２２０，３２０は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２０，３２０の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、各視認部２２０，３２０における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図２１は、第２１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２１に示すように、プリンター１２１は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２１，３２１を備えている。また、視認部２２１，３２１には、透光部材４２１，５２１が設けられている。図２１に示すように、各視認部２２１，３２１は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２１，３２１の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２２１において開口は、いずれも同じ大きさである。視認部３２１において開口は、いずれも同じ大きさである。なお、視認部２２１と視認部３２１とでは開口の大きさが異なる。

図２２は、第２２実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２２に示すように、プリンター１２２は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２２，３２２を備えている。また、視認部２２２，３２２には、透光部材４２２，５２２が設けられている。図２２に示すように、各視認部２２２，３２２は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２２，３２２の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２２２において開口は、いずれも同じ大きさである。視認部３２２において開口は、いずれも同じ大きさである。なお、視認部２２２と視認部３２２とでは開口の大きさが異なる。

図２３は、第２３実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２３に示すように、プリンター１２３は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２３，３２３を備えている。また、視認部２２３，３２３には、透光部材４２３，５２３が設けられている。図２３に示すように、各視認部２２３，３２３は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２３，３２３の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２２３，３２３の開口は、いずれも同じ大きさである。

図２４は、第２４実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２４に示すように、プリンター１２４は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２４，３２４を備えている。また、視認部２２４，３２４には、透光部材４２４，５２４が設けられている。図２４に示すように、各視認部２２４，３２４は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２４，３２４の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、各視認部２２４，３２４における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図２５は、第２５実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２５に示すように、プリンター１２５は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２５，３２５を備えている。また、視認部２２５，３２５には、透光部材４２５，５２５が設けられている。図２５に示すように、各視認部２２５，３２５は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２５，３２５の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２２５，３２５の開口は、いずれも同じ大きさである。

図２６は、第２６実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２６に示すように、プリンター１２６は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２６，３２６を備えている。また、視認部２２６，３２６には、透光部材４２６，５２６が設けられている。図２６に示すように、各視認部２２６，３２６は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２６，３２６の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、各視認部２２６，３２６における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図２７は、第２７実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２７に示すように、プリンター１２７は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２７，３２７を備えている。また、視認部２２７，３２７には、透光部材４２７，５２７が設けられている。図２７に示すように、各視認部２２７，３２７は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２７，３２７の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２２７における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。また、視認部３２７における開口の大きさは、いずれも同じ大きさである。

図２８は、第２８実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２８に示すように、プリンター１２８は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２８，３２８を備えている。また、視認部２２８，３２８には、透光部材４２８，５２８が設けられている。各視認部２２８，３２８は複数の開口（本実施形態では２つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２８，３２８の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、各視認部２２８，３２８における開口の大きさは互いに異なっている。

図２９は、第２９実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図２９に示すように、プリンター１２９は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２２９，３２９を備えている。また、視認部２２９，３２９には、透光部材４２９，５２９が設けられている。各視認部２２９，３２９は複数の開口（本実施形態では２つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２２９，３２９の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、各視認部２２９，３２９における開口の大きさは互いに異なっている。

図３０は、第３０実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３０に示すように、プリンター１３０は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３０，３３０を備えている。また、視認部２３０，３３０には、透光部材４３０，５３０が設けられている。図３０に示すように、各視認部２３０，３３０は複数の開口（本実施形態では４つ）を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２３０，３３０の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、各視認部２３０，３３０における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図３１は、第３１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３１に示すように、プリンター１３１は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３１，３３１を備えている。また、視認部２３１，３３１には、透光部材４３１，５３１が設けられている。図３１に示すように、各視認部２３１，３３１は複数の開口（本実施形態では５つ）を有している。各開口は円形を成している。各視認部２３１，３３１の複数の開口はＸ軸に沿って配列されている。また、視認部２３１，３３１の開口は、いずれも同じ大きさである。

図３２は、第３２実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３２に示すように、プリンター１３２は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３２，３３２を備えている。また、視認部２３２，３３２には、透光部材４３２，５３２が設けられている。図３２に示すように、視認部２３２，３３２は開口を有している。各開口は矩形を成している。視認部２３２，３３２の複数の開口はＺ軸に沿って配列されている。また、視認部２３２，３３２の開口は、いずれも同じ大きさである。

図３３は、第３３実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３３に示すように、プリンター１３３は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３３，３３３を備えている。また、視認部２３３，３３３には、透光部材４３３，５３３が設けられている。図３３に示すように、各視認部２３３，３３３は複数の開口を有している。各開口は矩形を成している。また、開口は、いずれも同じ大きさである。視認部２３３，３３３の複数の開口はＸ軸及びＺ軸に沿って配列されている。

図３４は、第３４実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３４に示すように、プリンター１３４は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３４，３３４を備えている。また、視認部２３４，３３４には、透光部材４３４，５３４が設けられている。図３４に示すように、各視認部２３４，３３４は複数の開口を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２３４，３３４の複数の開口はＸ軸及びＺ軸に沿って配列されている。また、各視認部２３４，３３４における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。

図３５は、第３５実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３５に示すように、プリンター１３５は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３５，３３５を備えている。また、視認部２３５，３３５には、透光部材４３５，５３５が設けられている。図３５に示すように、視認部２３５，３３５は開口を有している。各開口は矩形を成している。視認部２３５，３３５の複数の開口はＺ軸に沿って配列されている。また、視認部２３５，３３５の開口は、いずれも同じ大きさである。なお、本実施形態では、視認部２３５，３３５の複数の開口がＺ軸の下方から上方にかけて配列されているため、視認部２３５と視認部３３５との厳密な区別はできない。簡略すれば、Ｚ軸の上方には視認部２３５が設けられ、Ｚ軸の下方には視認部３３５が設けられている。

図３６は、第３６実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３６に示すように、プリンター１３６は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３６，３３６を備えている。また、視認部２３６，３３６には、透光部材４３６，５３６が設けられている。図３６に示すように、各視認部２３６，３３６は開口を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２３６，３３６の複数の開口はＸ軸及びＺ軸に沿って配列されている。また、各視認部２３６，３３６の開口は、いずれも同じ大きさである。なお、本実施形態では、各視認部２３６，３３６の複数の開口がＺ軸の下方から上方にかけて配列されているため、視認部２３６と視認部３３６との厳密な区別はできない。簡略すれば、Ｚ軸の上方には視認部２３６が設けられ、Ｚ軸の下方には視認部３３６が設けられている。

図３７は、第３７実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３７に示すように、プリンター１３７は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３７，３３７を備えている。また、視認部２３７，３３７には、透光部材４３７，５３７が設けられている。図３７に示すように、各視認部２３７，３３７は開口を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２３７，３３７の複数の開口はＸ軸及びＺ軸に沿って配列されている。また、各視認部２３４，３３４における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。なお、本実施形態では、各視認部２３７，３３７の複数の開口がＺ軸の下方から上方にかけて配列されているため、視認部２３７と視認部３３７との厳密な区別はできない。簡略すれば、Ｚ軸の上方には視認部２３７が設けられ、Ｚ軸の下方には視認部３３７が設けられている。

図３８は、第３８実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３８に示すように、プリンター１３８は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３８，３３８を備えている。また、視認部２３８，３３８には、透光部材４３８，５３８が設けられている。図３８に示すように、各視認部２３８，３３８は開口を有している。各開口は矩形を成している。各視認部２３８，３３８の複数の開口はＸ軸及びＺ軸に沿って配列されている。また、各視認部２３８，３３８における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。なお、本実施形態では、各視認部２３８，３３８の複数の開口がＺ軸の下方から上方にかけて配列されているため、視認部２３８と視認部３３８との厳密な区別はできない。簡略すれば、Ｚ軸の上方には視認部２３８が設けられ、Ｚ軸の下方には視認部３３８が設けられている。

図３９は、第３９実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図３９に示すように、プリンター１３９は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２３９，３３９を備えている。また、視認部２３９，３３９には、透光部材４３９，５３９が設けられている。図３９に示すように、視認部２３９，３３９は開口を有している。各開口は矩形を成している。視認部２３９，３３９の複数の開口はＺ軸に沿って配列されている。また、各視認部２３９，３３９の開口は、異なる大きさである。なお、本実施形態では、視認部２３９，３３９の複数の開口がＺ軸の下方から上方にかけて配列されているため、視認部２３９と視認部３３９との厳密な区別はできない。簡略すれば、Ｚ軸の上方には視認部２３９が設けられ、Ｚ軸の下方には視認部３３９が設けられている。

図４０Ａは、第４０実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。また、図４０Ｂ及び図４０Ｃは第４０実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図である。
図４０Ａに示すように、プリンター１４０は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４０，３４０を備えている。また、視認部２４０，３４０には、透光部材４４０，５４０が設けられている。
図４０Ｂ及び図４０Ｃに示すように、各視認部２４０，３４０は複数の開口を有している。各開口の大きさは比較的小さく、矩形を成している。そして、複数の開口は、Ｘ軸方向及びＺ軸方向に沿って配列されている。なお、各視認部２４０，３４０における開口の形状は、菱形等であってもよい。

図４１Ａは、第４１実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。また、図４１Ｂは第４１実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図である。
図４１Ａに示すように、プリンター１４１は、開閉部４０を有し、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４１，３４１を備えている。また、視認部２４１，３４１には、透光部材４４１，５４１が設けられている。
図４１Ｂに示すように、各視認部２４１，３４１は複数の開口を有している。各開口の大きさは比較的小さく、円形を成している。そして、複数の開口は、Ｘ軸方向及びＺ軸方向に沿って配列されている。なお、各視認部２４１，３４１における開口の形状は、楕円形等であってもよい。

ここで、上記実施形態では、正面１１側（開閉部４０）に視認部を設けたが、これに限定されない。例えば、側壁１３側に視認部を設けてもよい。

図４２は、第４２実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図４２に示すように、プリンター１４２の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４２，３４２を備えている。また、各視認部２４２，３４２には、透光部材４４２，５４２が設けられている。図４２に示すように、各視認部２４２，３４２の開口は矩形を成している。また、視認部２４２の開口と視認部３４２の開口とは大きさが異なる。

図４３は、第４３実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図４３に示すように、プリンター１４３の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４３，３４３を備えている。また、各視認部２４３，３４３には、透光部材４４３，５４３が設けられている。図４３に示すように、各視認部２４３，３４３の開口は矩形を成している。また、視認部２４３の開口と視認部３４３の開口とは大きさが異なる。

図４４は、第４４実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図４４に示すように、プリンター１４４の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４４，３４４を備えている。また、各視認部２４４，３４４には、透光部材４４４，５４４が設けられている。各視認部２４４，３４４は複数の開口を有している。各開口の大きさは比較的小さく、矩形を成している。そして、複数の開口は、Ｙ軸方向及びＺ軸方向に沿って配列されている。なお、各視認部２４４，３４４における開口の形状は、菱形等であってもよい。

図４５は、第４５実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図４５に示すように、プリンター１４５の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４５，３４５を備えている。また、各視認部２４５，３４５には、透光部材４４５，５４５が設けられている。各視認部２４５，３４５は複数の開口を有している。各開口の大きさは比較的小さく、円形を成している。そして、複数の開口は、Ｙ軸方向及びＺ軸方向に沿って配列されている。なお、各視認部２４５，３４５における開口の形状は、楕円形等であってもよい。

図４６は、第４６実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図４６に示すように、プリンター１４６の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４６，３４６を備えている。また、各視認部２４６，３４６には、透光部材４４６，５４６が設けられている。図４６に示すように、各視認部２４６，３４６の一部は湾曲部を有している。

図４７は、第４７実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図４７に示すように、プリンター１４７の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４７，３４７を備えている。また、各視認部２４７，３４７には、透光部材４４７，５４７が設けられている。図４７に示すように、各視認部２４７，３４７の一部は湾曲部を有している。

図４８は、第４８実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図４８に示すように、プリンター１４８の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４８，３４８を備えている。また、各視認部２４８，３４８には、透光部材４４８，５４８が設けられている。図４８に示すように、各視認部２４８，３４８の開口は円形を成している。なお、各視認部２４８，３４８の開口が複数形成してもよい。

図４９は、第４９実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図４９に示すように、プリンター１４９の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２４９，３４９を備えている。また、各視認部２４９，３４９には、透光部材４４９，５４９が設けられている。図４９に示すように、各視認部２４９，３４９の開口は矩形を成している。そして、視認部２４９の開口はＹ軸に沿って配列されている。また、視認部３４９の開口はＺ軸に沿って配列されている。

図５０は、第５０実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図５０に示すように、プリンター１５０の側壁１３側には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部２５０，３５０を備えている。また、各視認部２５０，３５０には、透光部材４５０，５５０が設けられている。図５０に示すように、各視認部２５０，３５０の開口は矩形を成している。また、視認部２５０の開口と視認部３５０の開口とは大きさが異なる。

なお、第４２実施形態から第５０実施形態において、各視認部の形態を例に挙げたが、これに限定されず、上記した他の視認部の形態を適宜設定することができる。

また、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良等を加えることが可能である。変形例を以下に述べる。

（変形例１）上記実施形態では、タンク２１の下方に廃液受容部９１を配置したが、これに限定されない。例えば、タンク２１と廃液受容部９１とをＸ軸に沿って並列させてもよい。なお、この場合でも、タンク２１と廃液受容部９１とを覆う開閉部４０が設けられる。また、開閉部４０には、タンク２１のインク残量および廃液受容部９１の状態を確認可能な視認部が設けられる。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
なお、例えば、タンク２１の上方に廃液受容部９１が配置された構成であってもよい。
また、タンク２１、廃液受容部９１のそれぞれに視認部が設けられているが、１つの視認部で、タンク２１、廃液受容部９１を視認できる構成でもよい。

（変形例２）上記実施形態の切替機構は、視認部２０１，３０１を着脱する構成であったが、これに限定されない。例えば、切替機構は、電気的に切り替え可能な構成であってもよい。具体的には、視認部２０１，３０１に液晶パネルを設置し、液晶パネルの駆動電源をオン状態とした場合には、透光状態とする第１状態（タンク２１や廃液受容部９１の状態を視認可能な状態）とし、駆動電源をオフ状態とした場合には、光を遮る遮断状態とする第２状態（タンク２１や廃液受容部９１の視認性が低い状態）とする。このようにすれば、容易に第１状態と第２状態とを容易に切り替えることができる。

（変形例３）上記第１から第５０実施形態にかかる各構成を適宜組み合わせて適用してもよい。

（変形例４）上記実施形態（例えば、第１実施形態）では、タンク２１及び廃液受容部９１を、プリンター１０１の＋Ｘ方向の端部側に配置し、タンク２１及び廃液受容部９１に対応して開閉部４０（視認部２０１，３０１）を設けたが、これに限定されない。タンク２１及び廃液受容部９１を、プリンター１０１の－Ｘ方向の端部側に配置し、開閉部４０（視認部２０１，３０１）も同様に－Ｘ方向の端部側に配置してもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。

以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。

記録装置は、媒体に液体を吐出して記録を行う記録手段と、底部に前記記録手段を備え、媒体搬送方向と交差する幅方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを内部に有し、装置外観を構成する筐体と、前記記録手段の上部に搭載され、前記記録手段に供給する前記液体を収容するアダプターと、前記アダプターにチューブを通して前記液体を供給するとともに、前記液体を補充容器から注入可能な注入口を備える少なくとも一つの液体収容部と、前記記録手段から廃液として排出された液体を受容する廃液受容部と、を備え、前記筐体には、前記液体収容部と前記廃液受容部の両方を覆うカバーを有することを特徴とする。

この構成によれば、カバーを開放することにより、液体収容部と廃液受容部とを出現させることが可能となり、液体収容部への液体の補充や廃液受容部の交換等を容易に行うことができる。すなわち、液体収容部と廃液受容部とに対して個別にカバーを設けるのではなく、液体収容部と廃液受容部とを覆う一つのカバーとしたことで、装置構成が簡略化される。そして、一つのカバーを開放させることで液体収容部への液体の補充や廃液受容部の交換等を行え、ユーザーの利便性を高めることができる。

上記の記録装置では、前記液体収容部の下方に前記廃液受容部が設けられることが好ましい。

この構成によれば、廃液受容部がより重力方向下方に配置されるので、効率良く廃液（液体）を受容することができる。

上記の記録装置の前記カバーには、前記液体収容部の液体残量および前記廃液受容部の状態を確認できる視認部が設けられることが好ましい。

この構成によれば、視認部を介して液体収容部の状況（液体残量や注入口付近の状態）や廃液受容部の状況を容易に確認することができる。

上記の記録装置の前記視認部は、可視光が透過可能な透光部材からなることが好ましい。

この構成によれば、視認部は、透光部材からなるので、液体収容部及び廃液受容部の状況を確認できるとともに、ユーザーの手指等による液体収容部及び廃液受容部への接触を防止することができる。

上記の記録装置の前記視認部は、前記液体収容部が視認できる位置および前記廃液受容部が視認できる位置に設けられることが好ましい。

この構成によれば、視認部を通して液体収容部の状況（液体残量や注入口付近の状態）や廃液受容部の状況を容易に確認することができる。

上記の記録装置の前記カバーには、前記視認部の状態を、視認可能な第１状態と、視認性が低い第２状態とを切り替え可能な切替機構を有することが好ましい。

この構成によれば、例えば、記録装置の使用時に第１状態とし、記録装置の使用時以外は第２状態とすることで、記録装置の使用時以外は、液体収容部や廃液受容部を見えにくくすることができ、デザイン性を向上させることができる。

上記の記録装置の前記切替機構には、前記視認部を着脱できる構成を有することが好ましい。

この構成によれば、視認部（透光部材）を着脱可能になり、例えば、ユーザーの所望する視認部の変更が可能となり、デザイン性を向上させることができる。

上記の記録装置の前記切替機構は、電気的に切り替え可能な構成を備えることが好ましい。

この構成によれば、例えば、記録装置の電源がオンされた場合と、電源がオフされた場合とで切り替えが可能となり、容易に切り替え作業を行うことができる。

２…筐体、３…操作パネル、４…排紙部、８…表示パネル、１５…記録ヘッド（記録手段）、１６…制御部、１７…インク供給チューブ（チューブ）、２０…タンクユニット、２１…タンク、２２…注入口、３２…キャリッジ、３３…アダプター、４０…開閉部（カバー）、４０Ａ…他の開閉部、９１…廃液受容部、９１ａ…受容体、９１ｂ…枠体、９１ｃ…凸部、１０１，１０２，１０３，１０４，１０５，１０６，１０７，１０８，１０９，１１０，１１１，１１２，１１３，１１４，１１５，１１６，１１７，１１８，１１９，１２０，１２１，１２２，１２３，１２４，１２５，１２６，１２７，１２８，１２９，１３０，１３１，１３２，１３３，１３４，１３５，１３６，１３７，１３８，１３９，１４０，１４１，１４２，１４３，１４４，１４５，１４６，１４７，１４８，１４９，１５０…プリンター、２０１，２０２，２０３，２０４，２０５，２０６，２０７，２０８，２０９，２１０，２１１，２１２，２１３，２１４，２１５，２１６，２１７，２１８，２１９，２２０，２２１，２２２，２２３，２２４，２２５，２２６，２２７，２２８，２２９，２３０，２３１，２３２，２３３，２３４，２３５，２３６，２３７，２３８，２３９，２４０，２４１，２４２，２４３，２４４，２４５，２４６，２４７，２４８，２４９，２５０，３０１，３０２，３０３，３０４，３０５，３０６，３０７，３０８，３０９，３１０，３１１，３１２，３１３，３１４，３１５，３１６，３１７，３１８，３１９，３２０，３２１，３２２，３２３，３２４，３２５，３２６，３２７，３２８，３２９，３３０，３３１，３３２，３３３，３３４，３３５，３３６，３３７，３３８，３３９，３４０，３４１，３４２，３４３，３４４，３４５，３４６，３４７，３４８，３４９，３５０…視認部、４０１，４０２，４０３，４０４，４０５，４０６，４０７，４０８，４０９，４１０，４１１，４１２，４１３，４１４，４１５，４１６，４１７，４１８，４１９，４２０，４２１，４２２，４２３，４２４，４２５，４２６，４２７，４２８，４２９，４３０，４３１，４３２，４３３，４３４，４３５，４３６，４３７，４３８，４３９，４４０，４４１，４４２，４４３，４４４，４４５，４４６，４４７，４４８，４４９，４５０，５０１，５０２，５０３，５０４，５０５，５０６，５０７，５０８，５０９，５１０，５１１，５１２，５１３，５１４，５１５，５１６，５１７，５１８，５１９，５２０，５２１，５２２，５２３，５２４，５２５，５２６，５２７，５２８，５２９，５３０，５３１，５３２，５３３，５３４，５３５，５３６，５３７，５３８，５３９，５４０，５４１，５４２，５４３，５４４，５４５，５４６，５４７，５４８，５４９，５５０…透光部材、４０１Ａ，５０１Ａ…他の透光部材。

Claims (3)

1. 媒体に液体を吐出して記録を行う記録手段と、
   底部に前記記録手段を備え、媒体搬送方向と交差する幅方向に移動可能なキャリッジと
   、
   前記キャリッジを内部に有し、装置外観を構成する筐体と、
   前記記録手段の上部に搭載され、前記記録手段に供給する前記液体を収容するアダプタ
   ーと、前記アダプターにチューブを通して前記液体を供給するとともに、前記液体を補充
   容器から注入可能な注入口を備える少なくとも一つの液体収容部と、
   前記記録手段から廃液として排出された液体を受容する廃液受容部と、を備え、
   前記筐体には、前記液体収容部と前記廃液受容部の両方を覆うカバーを有し、
   前記カバーには、液晶パネルが設けられ、電源のオン、オフにより、前記液体収容部および前記廃液受容部の状態を視認可能な第１状態と、視認性が低い第２状態とを切り替え可能であることを特徴とする記録装置。
2. 請求項１に記載の記録装置において、
   前記液体収容部の下方に前記廃液受容部が設けられることを特徴とする記録装置。
3. 請求項１または２に記載の記録装置において、
   前記液晶パネルを着脱できることを特徴とする記録装置。

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