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JP7018398B2 - カテーテル及びカテーテル組み立て体 - Google Patents

カテーテル及びカテーテル組み立て体 Download PDF

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JP7018398B2
JP7018398B2 JP2018548584A JP2018548584A JP7018398B2 JP 7018398 B2 JP7018398 B2 JP 7018398B2 JP 2018548584 A JP2018548584 A JP 2018548584A JP 2018548584 A JP2018548584 A JP 2018548584A JP 7018398 B2 JP7018398 B2 JP 7018398B2
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Description

本発明は、カテーテル及びカテーテル組み立て体に関する。
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞等)などの疾患を軽減する方法として、患者の腕や太ももの付け根から血管内にバルーンカテーテルを挿入し、血管を通過させて心臓の冠動脈まで到達させ、動脈硬化によって血管の狭くなっている部分(冠動脈狭窄部)をバルーンで押し広げる方法がある。
ところで、冠動脈狭窄部が動脈硬化により完全に閉塞してしまった慢性完全閉塞病変の場合、冠動脈狭窄部が閉塞部で遮られている。そのため、冠動脈狭窄部へのガイドワイヤーの通過が困難となり、ガイドワイヤーに沿ってバルーンカテーテルを冠動脈狭窄部に導くことができない。そこで、従来から、バルーンカテーテルを冠動脈狭窄部に挿入する前に、あらかじめバルーンカテーテル等とは別の冠動脈貫通用カテーテル(例えば、特許文献1)を使用して、バルーンカテーテルを誘導するガイドワイヤーが冠動脈狭窄部に通過できるように、貫通用ガイドワイヤーの先端部で冠動脈狭窄部の閉塞部を貫通させ、ガイドワイヤーが冠動脈狭窄部を通過した状態としている。こうすることでガイドワイヤーに沿ってバルーンカテーテルを冠動脈狭窄部に導くことが可能となる。すなわち、冠動脈貫通用カテーテルは、そのルーメン内をガイドワイヤーが通過するカテーテルである。
この冠動脈貫通用カテーテルは、冠動脈狭窄部に達するまで誘導用ガイドワイヤーに沿って血管内の曲路を通していくため、カテーテルの曲路追随性の向上が望まれている。
そこで、特許文献1の冠動脈貫通用カテーテルは、基端側シャフトの材質を基端部側から先端部側にかけて段階的に柔らかい材質にすることで、径方向(軸方向に対して交差する方向)の全ての方向に曲げることを可能とし、カテーテルの曲路追随性を向上させている。
国際公開第2006/126642号
ところで、冠動脈貫通用カテーテルは、冠動脈狭窄部近傍に至った後に、カテーテル内に閉塞部を削るための貫通用ガイドワイヤーをルーメンに沿って通過させる。
具体的には、湾曲した血管101に沿って配置されたカテーテル105は、図16のように、血管101の湾曲に沿って湾曲しており、湾曲するカテーテル105のルーメン106に貫通用ガイドワイヤー102を通過させる。貫通用ガイドワイヤー102は、弾性を備えた材料で構成されており、手元側からの挿入操作によって、カテーテル105のルーメン106を弾性変形しながら先端部側へ進んでいく。
このとき、貫通用ガイドワイヤー102の先端部は、最短距離にあるカーブの内側に沿って進んでいく。貫通用ガイドワイヤー102の先端部より手元側の部分は、貫通用ガイドワイヤー102の弾性によって、カーブの外側に接して配置される。
例えば、S字型に湾曲するカーブを内壁としてもつルーメン106をガイドワイヤー102が進む場合、一つ目のカーブを通過したガイドワイヤー102の先端部は、次のカーブに差し掛かるときに弾性によって180度回転し、先端部が次のカーブの内側に接しながら進んでいく。
このようにガイドワイヤー102がルーメン106を進む結果、ガイドワイヤー102の先端部は常にカーブの内側に接してカテーテル105の先端部側へ挿入される。ガイドワイヤー102の先端部に屈曲部109が設けられている場合、特にこの先端部がルーメン106の内壁に接し、屈曲部109のないガイドワイヤーよりも、ガイドワイヤー102の先端部がルーメン106の内壁をより強く擦りながら進むこととなる。
ここで、カテーテル105は、ルーメン106が血管101のカーブに沿って湾曲しており、カテーテル105の長手方向に垂直な断面において他の部分に比べて薄い部分108がカテーテル105の湾曲の内側又は外側に位置する場合がある。この場合、貫通用ガイドワイヤー102は、カテーテル105の湾曲の内側に沿って先端部側へ前進するため、この薄い部分108を擦りながらルーメン106内を移動することになる。
通常の施術の場合は、原則として、ルーメン106を囲む内壁の剛性によって貫通用ガイドワイヤー102が冠動脈貫通用カテーテルの薄い部分108を突き破ることはない。しかしながら、シャフトの材質が柔らかく、ルーメンを構成する壁部が柔らかい冠動脈貫通用カテーテルにおいて、硬度が高い貫通用ガイドワイヤーを使用した場合や先端部に屈曲部のあるガイドワイヤーを使用した場合には、図17のように、貫通用ガイドワイヤー102がルーメン106の薄い部分108を通過する際に当接して突き破り、カテーテル105外の血管に露出してしまうという懸念がある。
そこで、本発明は、血管に沿って曲がったときに、ガイドワイヤー等の貫通物がルーメンを囲む壁面を突き破ることを防止可能なカテーテル及びカテーテル組み立て体を提供することを課題とする。
上記した課題を解決する本発明の一つの様相は、少なくとも2つのルーメンが並設されたルーメン領域を備え、前記ルーメン領域は、曲げる方向によって曲げ剛性が異なっていて曲がりやすさに方向性があり、前記ルーメン領域は、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっており、前記2つのルーメンは、断面形状が環状の壁部に囲まれており、前記環状の壁部の一部には、前記2つのルーメンのうち一方のルーメンの内部からカテーテル外に向かう貫通物に対する耐性が低い低強度領域があり、前記ルーメン領域を曲がりやすい方向に曲がった状態において、前記ルーメン領域が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に前記低強度領域があるように前記2つのルーメンが配置されているカテーテルである。
ここでいう「曲がりやすい方向」とは、カテーテルを片持ち状に支持したときに、自然状態でカテーテルが最も曲がりやすい方向をいい、最も弱い力で曲がる方向をいう。
ここでいう「貫通物」とは、カテーテルのルーメン内を、ルーメンの全長にわたって通過する部材であり、例えばガイドワイヤーなどがある。
ここでいう「貫通物に対する耐性」とは、貫通物から受ける力に対する耐性をいい、「貫通物に対する耐性が低い」とは、貫通物から受ける摩擦力に対する耐性が低いことや貫通物から受ける押圧力に対する耐性が低いことなどをいう。
本様相によれば、少なくとも2つのルーメンが属するルーメン領域は、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっているため、先端部側が撓みやすく、良好な曲路追随性を確保できる。
本様相によれば、カテーテルに曲がりやすい方向を設け、かつルーメン領域を曲がりやすい方向に曲がった状態において、当該屈曲部の内側部分又は外側部分に低強度領域が配置されないようにしている。そのため、カテーテル内で屈曲部の内側を通過する貫通物が低強度領域に接触しにくい。その結果、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっていても、貫通物がルーメンからカテーテルの外側に突き破ることを防止できる。
好ましい様相発明は、前記ルーメン領域の断面形状は、縦幅と横幅が異なっていて曲がりやすさに方向性があることである。
ここでいう「縦幅」とは、カテーテルの長手方向(長軸)に垂直な断面の断面形状において、長軸である断面上の点を通る直線の長さをいう。「横幅」とは、上記断面形状において、前記縦幅に垂直な直線の長さをいう。
本様相によれば、曲がりやすさに方向性をもたせやすい。
好ましい様相は、前記縦幅は、前記横幅の1.1倍以上3倍以下であることである。
本様相によれば、曲がりやすさに方向性をもちやすく、過剰な縦長にならないので、血管内も通過しやすい。
好ましい様相は、前記ルーメン領域は、内部に剛性付与材が配されていて曲がりやすさに方向性があることである。
本様相によれば、曲がりやすさに方向性をもたせやすい。
好ましい様相は、前記ルーメン領域における前記環状の壁部は、内側面からカテーテル外に至る肉厚が部位によって異なり、肉厚が薄い部分が前記低強度領域となっていることである。
ここでいう「肉厚」とは、実際に実体がある部分の厚みであり、孔等を除いた部分の厚みをいう。
好ましい様相は、前記曲がりやすい方向における肉厚は、前記低強度領域の肉厚よりも厚いことである。
本様相によれば、ガイドワイヤー等の貫通物が低強度領域を擦りながら通過する場合よりも壁部を突き破りにくい。
好ましい様相は、前記ルーメン領域における前記環状の壁部は、硬度が異なる複数の硬度領域を備えており、各硬度領域は、異なる材質の樹脂で構成されていることである。
好ましい様相は、前記2つのルーメン間の肉厚は、前記低強度領域における肉厚よりも厚いことである。
本様相によれば、ガイドワイヤー等の貫通物によって2つのルーメン間の壁部も突き破られにくい。
本発明の一つの様相は、カテーテルの先端部側から中間部に延びる第1ルーメンと、前記カテーテルの先端部側から基端部側に延びる第2ルーメンと、前記第1ルーメンと前記第2ルーメンの少なくとも2つのルーメンを囲む壁部を有し、前記壁部は、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっており、前記壁部の断面は、外形形状が楕円形であり、前記壁部の断面には、短径に対して交差方向にあって、かつ前記第1ルーメン及び前記第2ルーメンのうち一方のルーメンの内部から前記カテーテル外に向かう方向の強度が他の領域に比べて低い低強度領域が存在し、前記低強度領域は、前記一方のルーメンに面するカテーテルである。
ここでいう「中間部」とは、所定の方向に対向する端部間の間にあって、端部以外の部分をいう。
ここでいう「外形形状」とは、輪郭を構成する輪郭形状をいい、外郭を構成する外面の形状をいう。
ここでいう「強度」とは、変形や破壊に対する抵抗力をいい、物質の強さをいう。「強度」には、例えば、摩耗強度や圧縮強度などが含まれる。
本様相によれば、壁部は、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっているため、先端部側が撓みやすく、良好な曲路追随性を確保できる。
本様相によれば、壁部の外形が楕円形であり、短径に対して交差方向に低強度領域が存在するので、短径方向に曲げやすく、例えば、短径方向に曲げた状態においてガイドワイヤー等の貫通物をルーメンに挿入したときに、ガイドワイヤー等の貫通物が壁部の低強度領域に接触しにくい。そのため、ガイドワイヤー等の貫通物がルーメン内からカテーテルの外側に向かって壁部を突き破ることを防止できる。
本発明の一つの様相は、カテーテルの先端部側から中間部に延びる第1ルーメンと、前記カテーテルの先端部側から基端部側に延びる第2ルーメンと、前記第1ルーメンと前記第2ルーメンの少なくとも2つのルーメンを囲む壁部を有し、前記壁部は、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっており、前記第1ルーメン及び前記第2ルーメンは、断面の外形形状が、縦幅と横幅とが異なっており、横幅同士が同一方向に延びており、前記壁部の断面には、前記同一方向に対する交差方向にあって、かつ前記第1ルーメン及び前記第2ルーメンのうち一方のルーメンの内部から前記カテーテル外に向かう方向の強度が他の領域に比べて低い低強度領域が存在し、前記低強度領域は、前記一方のルーメンに面するカテーテルである。
ここでいう「カテーテル外に向かう方向」とは、ルーメン内部からカテーテルの外部に向かう方向であり、ルーメンを基準とした内外方向である。
本様相によれば、壁部は、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっているため、先端部側が撓みやすく、良好な曲路追随性を確保できる。
本様相によれば、第1ルーメン及び第2ルーメンの横幅同士が同一方向に延びており、第1ルーメン及び第2ルーメンの横幅方向に対して交差する方向に低強度領域が存在する。そのため、第1ルーメン及び第2ルーメンの横幅方向に曲げやすく、例えば、横幅方向に曲がった状態においてガイドワイヤー等の貫通物をルーメンに挿入したときに、ガイドワイヤー等の貫通物が壁部の低強度領域に接触しにくい。その結果、ガイドワイヤー等の貫通物がルーメン内からカテーテルの外側に向かって壁部を突き破ることを防止できる。
本発明の一つの様相は、カテーテルの先端部側から中間部に延びる第1ルーメンと、前記カテーテルの先端部側から基端部側に延びる第2ルーメンと、前記第1ルーメンと前記第2ルーメンの少なくとも2つのルーメンを囲む壁部を有し、前記壁部は、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっており、全体として所定の方向に延びた断面をもち、前記壁部よりも剛性が高い剛性付与部を有し、前記壁部の断面には、前記所定の方向に対する直交方向以外の方向にあって、かつ前記第1ルーメン及び前記第2ルーメンのうち一方のルーメンの内部から前記カテーテル外に向かう方向の強度が他の領域に比べて低い低強度領域が存在し、前記低強度領域は、前記一方のルーメンに面するカテーテルである。
ここでいう「全体として所定の方向」とは、端部間をつないだ仮想線が所定の方向を延びることをいい、必ずしもすべての部分で直線状に所定の方向に延びる必要はない。
本様相によれば、壁部は、基端部側から先端部側に向けて剛性が小さくなっているため、先端部側が撓みやすく、良好な曲路追随性を確保できる。
本様相によれば、全体として所定の方向に延びた剛性付与部があり、剛性付与部の延び方向に対する直交方向以外の方向に低強度領域が存在する。そのため、第1ルーメン及び第2ルーメンの短径方向に曲げやすく、例えば、短径方向に曲げた状態においてガイドワイヤー等の貫通物をルーメンに挿入したときに、ガイドワイヤー等の貫通物が壁部の低強度領域に接触しにくい。その結果、ガイドワイヤー等の貫通物がルーメンからカテーテルの外側に向かって壁部を突き破ることを防止できる。
本発明の一つの様相は、上記したカテーテルと、カテーテルハブを備え、前記カテーテルハブは、前記2つのルーメンのうち、片方のルーメンのみに連通した連通孔を備えているカテーテル組み立て体である。
本様相によれば、カテーテルハブがルーメンと連通した連通孔を備えているため、施術者が施術しやすい。
本発明のカテーテル及びカテーテル組み立て体によれば、従来に比べて曲路追随性が良好で、カテーテルが血管に沿って曲がったときに、ガイドワイヤー等の貫通物がルーメンを囲む壁面を突き破ることを防止可能となる。
本発明の第1実施形態のカテーテル組み立て体の斜視図である。 図1のカテーテル組み立て体の先端側シャフト部の拡大図である。 図2の先端側シャフト部の断面斜視図である。 図1の先端側シャフト部の断面図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は(a)のA-A断面図である。 図1の基端側シャフト部の断面図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は(a)のA-A断面図である。 図1の先端側シャフト部の曲がりやすい方向に曲がった状態を表す説明図であり、(a)は断面斜視図であり、(b)は壁部に注目した断面図であり、断面を表すハッチングを省略している。 図1のカテーテル組み立て体を使用した施術方法の一例を表す説明図であり、(a)はガイドワイヤーを血管の閉塞部近傍に通した概念図であり、(b)はガイドワイヤーに沿ってカテーテルを血管の閉塞部近傍に通した概念図であり、(c)はカテーテルのルーメンを使用してガイドワイヤーで血管の閉塞部を削っている状態を示す概念図である。 カテーテル内にガイドワイヤーを通す際の説明図であり、(a)は血管内を模式的に示した断面図であり、(b)は(a)のA-A断面図である。 本発明の第2実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の曲がりやすい方向に曲がった状態を表す説明図であり、(a)は断面斜視図であり、(b)は壁部に注目した断面図であり、断面を表すハッチングを省略している。 本発明の第3実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の曲がりやすい方向に曲がった状態を表す説明図であり、(a)は断面斜視図であり、(b)は壁部に注目した断面図であり、断面を表すハッチングを省略している。 本発明の第4実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の曲がりやすい方向に曲がった状態を表す説明図であり、(a)は断面斜視図であり、(b)は壁部に注目した断面図であり、断面を表すハッチングを省略している。 本発明の第5実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の曲がりやすい方向に曲がった状態を表す説明図であり、(a)は断面斜視図であり、(b)は壁部に注目した断面図であり、断面を表すハッチングの一部を省略している。 本発明の他の実施形態の先端側シャフト部の断面図であり、(a)は第6実施形態の断面図であり、(b)は第7実施形態の断面図であり、(c)は第8実施形態の断面図である。 本発明の他の実施形態の先端側シャフト部の断面図であり、(a)は第9実施形態の断面図であり、(b)は第10実施形態の断面図である。 本発明の他の実施形態の先端側シャフト部の断面図であり、断面を表すハッチングを省略している。 従来のカテーテルの問題点を示す説明図であり、(a)は血管内を模式的に示した断面図であり、(b)は(a)のA-A断面図である。 従来のカテーテルの問題点を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、カテーテル組み立て体3においては、長手方向におけるカテーテルハブ11の基端部側を基端部側(手元側)とし、カテーテル10の先端部側を先端部側とする。
本発明の第1実施形態のカテーテル組み立て体3は、図7のように、あらかじめ患者の血管101内に配された誘導用ガイドワイヤー200a(貫通物)に沿って患者の血管101内に挿入し、血管101内の冠動脈狭窄部103の閉塞部100に、先端部に屈曲部201が設けられた貫通用ガイドワイヤー200b(貫通物)を貫通させるものである。
カテーテル組み立て体3は、図1のように、主要構成部材として、カテーテル10と、カテーテルハブ11を備えている。カテーテル10及びカテーテルハブ11の長手方向とは、図1に示されるX軸方向である。
カテーテル10は、いわゆる冠動脈貫通用カテーテルであり、冠動脈狭窄部103でのガイドワイヤー200(200a,200b)の操作性を向上させ、冠動脈狭窄部103の閉塞部100にガイドワイヤー200を貫通させるためのカテーテルである。
本実施形態のカテーテル10は、図2,図4から読み取れるように、ラピッドエクスチェンジルーメン15(以下、RXルーメン15ともいう)と、オーバーザワイヤールーメン16(以下、OTWルーメン16ともいう)を備えた2ルーメンバイアキシャル型の貫通カテーテルである。2ルーメンバイアキシャル型のカテーテルでは、2つのルーメン15,16があり、それらがカテーテル10内で平行に並んでいる。
RXルーメン15(第1ルーメン)は、患者の血管101内にあらかじめ配された誘導用ガイドワイヤー200aに沿ってカテーテル10を導入するためのガイドワイヤールーメンである。
OTWルーメン16(第2ルーメン)は、カテーテル10に沿って貫通用ガイドワイヤー200bを冠動脈狭窄部103に導入するためのガイドワイヤールーメンであり、貫通用ガイドワイヤー200bの他に薬剤の注入等が可能となっている。
本実施形態では、ルーメン15,16は、図4(b)のように、いずれも断面形状が円形となっている。
OTWルーメン16の断面積は、RXルーメン15の断面積の0.75倍以上1.4倍以下であることが好ましく、RXルーメン15の断面積の0.9倍以上1.1倍以下であることがより好ましい。本実施形態では、ルーメン15,16の断面積は、実質的に同一となっている。
ここでいう「実質的に同一」とは、概ね同一とみなせる程度であることをいい、完全に同一であることの他、誤差が1%以内のものを含む。
カテーテル10は、線状に延びた長尺体であって、二重管構造をしている。
本実施形態では、カテーテル10は、図4,図5から読み取れるように、第1内側管状部材20と、第2内側管状部材21と、第1外側管状部材22と、第2外側管状部材23と、2本のコアワイヤー25,25を備えている。コアワイヤー25は、1本又は複数本備えていてもよく、またコアワイヤー25を備えない形態であってもよい。コアワイヤー25の数は、カテーテル10の用途に応じて選択できる。
第1内側管状部材20は、図2のように、RXルーメン15を内部空間としてもち、当該RXルーメン15に誘導用ガイドワイヤー200aを挿通可能なチューブである。
本実施形態では、第1内側管状部材20は、筒状であって断面形状が円形状であり、弾性変形可能な樹脂チューブである。
第1内側管状部材20は、押出成形によって形成されるものであり、図4(a)のように、先端部側から基端部側に向けて材質が異なる領域40,41によって構成できる。
具体的には、第1内側管状部材20は、2つの硬度領域40,41から構成されており、先端側硬度領域40は、基端側硬度領域41よりも硬度が小さい材料で構成されている。また、第1内側管状部材20は、基端部側から先端部側に向かうにつれて剛性が小さくなっており、撓みやすくなっている。
第2内側管状部材21は、図4(b)のように、OTWルーメン16を内部空間としてもち、当該OTWルーメン16にガイドワイヤー200bを挿通可能なチューブである。本実施形態では、第2内側管状部材21は、筒状であって断面形状が円形状であり、弾性変形可能な樹脂チューブである。
第2内側管状部材21は、押出成形によって形成されるものであり、図4(a)のように、先端部側から基端部側に向けて材質が異なる領域43,44によって構成できる。
具体的には、第2内側管状部材21は、2つの硬度領域43,44から構成されており、先端側硬度領域43は、基端側硬度領域44よりも硬度が小さい材料で構成されている。また、第2内側管状部材21は、基端部側から先端部側に向かうにつれて剛性が小さくなっており、撓みやすくなっている。
第1外側管状部材22は、図2,図3のように、カテーテル10の外郭の一部を構成する樹脂成形体であって、弾性変形可能な樹脂チューブである。
第1外側管状部材22は、内側管状部材20,21の外周を覆い、内側管状部材20,21を一体化させている。
第1実施形態の第1外側管状部材22は、図6(b)のように、外形形状が楕円形状となっており、縦幅たる長径D1と、横幅たる短径D2が存在する。
縦幅たる長径D1の長さが横幅たる短径D2の長さの1.1倍以上3倍以下であることが好ましく、1.2倍以上2倍以下がより好ましい。この範囲であれば、カテーテル10の曲がりやすさに方向性を持たせつつ、患者の血管101内を通過させやすい。
長径D1の長さは、RXルーメン15の直径D3の長さとOTWルーメン16の直径D4の長さの合計よりも大きく、短径D2の長さは、直径D3,D4のそれぞれの長さよりも大きい。
第1外側管状部材22は、図4(b)のように、長径方向(長径の延び方向)に並列した複数の挿着孔28,29を備えている。
挿着孔28,29は、内側管状部材20,21を挿着可能な取付孔であり、長手方向に貫通した貫通孔である。
内側管状部材20,21の材料と外側管状部材22の材料とが、挿着孔28,29を介さずに一体となっていてもよい。外側管状部材22と内側管状部材20,21とは、熱溶着、接着などにより、一体とすることができる。
なお、内側管状部材の数に応じて挿着孔の数を選択できる。また、一の挿着孔に複数の内側管状部材が挿着されて一体となっていてもよい。
第1外側管状部材22は、押出成形によって形成されるものであり、図4(a)のように、先端部側から基端部側に向けて材質が異なる領域46,47,48によって構成されている。
具体的には、第1外側管状部材22は、3つの硬度領域46,47,48から構成されており、先端側硬度領域46は、中間硬度領域47よりも硬度が小さい材料で構成されており、中間硬度領域47は、基端側硬度領域48よりも硬度が小さい材料で構成されている。また、第1外側管状部材22は、基端部側から先端部側に向かうにつれて剛性が小さくなっており、撓みやすくなっている。
なお、図4(a)では、理解を容易にするために、内側管状部材20,21、外側管状部材22,23、先端部側から基端部側に向けて材質が異なる領域40,41,43,44,46,47,48などについて、境界が明確に示されているが、各部材、各領域の境界は明白であってもよく、不明確であってもよい。
例えば、カテーテル10を構成する材料を一体化するために、例えば、熱溶着により行うと、各材料は溶け合って各領域の境界が不明確になる。
接着剤を用いてカテーテル10を構成する部材を一体化すると、境界の間には接着剤が存在するため、各領域の境界が直線状とはならない。
図4(a)では各領域の境界を長手方向(長軸)に垂直となるように描写したが、各領域の境界は長手方向(長軸)に垂直ではなく、長手方向に対して斜めの境界であってもよい。
少なくとも2つのルーメン15,16が並設されたルーメン領域36において、先端部側から基端部側に向けて材質が異なる領域は、2以上であってもよい。
材質を変えて基端部側から先端部側に向けて剛性を小さくするためには、材料の異なる領域を設ける他に、先端部側に向けてカテーテル10の断面形状を小さくする方法や、先端部側に向けて先細りの補強材料をカテーテル10の壁内や外面に配置する方法、先端部に向けて徐々に疎になるコイル状の補強材料をカテーテル10壁内や外面に配置する方法などがある。
本実施形態の第1外側管状部材22は、図4(a)のように、その内側面に複数の放射線マーカー26(26a,26b)を備えている。第1外側管状部材22の内側面に設けられる放射線マーカー26(26a,26b)は、第1内側管状部材20の周囲に設けられてもよい。また、第2内側管状部材21の周囲に設けられてもよい。放射線マーカー26は、使用目的に応じて設けることができ、その数は1でも複数でもよく、設けない場合があってもよい。放射線マーカー26の形状は、ドット状、平板状、リング状など種々の形状が選択できる。視認性の観点から、内側管状部材20又は内側管状部材21の周囲を覆うリング状に設けられることが好ましい。
放射線マーカー26a,26bは、X線等放射線を用いて患者の血管101内を造影しながら、カテーテル10を血管101内に挿入していく際のカテーテル10の現在位置を確認するためのマーカーである。具体的には、放射線マーカー26a,26bは、X線等の放射線撮影時に放射線を透過しない放射線不透過マーカーであり、本実施形態では、X線不透過マーカーである。
第2外側管状部材23は、図3のように、第1外側管状部材22とともにカテーテル10の外郭を構成する樹脂チューブである。
第2外側管状部材23は、図5のように、第2内側管状部材21の一部を通過可能な空間を備え、周囲を環状に囲むように形成されている。本実施形態の第2外側管状部材23は、基端部側から先端部側に向かうにつれて剛性が小さくなっており、撓みやすくなっている。異なる実施形態として、第2外側管状部材23は、基端部側から先端部側にかけて同一の剛性とし、先端部側に向けてカテーテル10の断面形状を小さくする方法や、先端部側に向けて先細りの補強材料をカテーテル10壁内や外面に配置する方法などによって、先端部側に向かうにつれ、ルーメン領域36の剛性が小さくなるようにしてもよい。
コアワイヤー25は、カテーテル10及びカテーテルハブ11の曲げ強度を補強する部材であり、弾性変形可能なワイヤーである。
コアワイヤー25は、基端部側から先端部側に向けて断面積が小さくなっており、基端部側から先端部側に向かうにつれて連続的又は断続的に剛性が小さくなって撓みやすくなっている。
カテーテル10は、図4のように、長手方向(X軸方向)に大きく分けて、先端側シャフト部30と、基端側シャフト部31から構成されている。
先端側シャフト部30は、RXルーメン15及びOTWルーメン16の双方を備えた部分から先端部側の部分である。
先端側シャフト部30では、図2,図4(a)から読み取れるように、第1内側管状部材20の先端部分が第2内側管状部材21の先端部分よりも先端部側に張り出しており、RXルーメン15のみが属する第1ルーメン領域35と、RXルーメン15及びOTWルーメン16の双方が属する第2ルーメン領域36(ルーメン領域)が存在する。
第1ルーメン領域35には、第1外側管状部材22の内周面に少なくとも一つの放射線マーカー26a,26bが設けられている。
第2ルーメン領域36は、曲げる方向によって曲げ剛性が異なっていて曲がりやすさに方向性がある。
第2ルーメン領域36では、図4(b)のように、第1外側管状部材22が楕円形状であって、RXルーメン15をもつ第1内側管状部材20と、OTWルーメン16をもつ第2内側管状部材21が、第1外側管状部材22の中心を挟んで第1外側管状部材22の長径方向に並んでいる。そのため、第2ルーメン領域36は、第1外側管状部材22の短径方向(短径の延び方向)に曲げやすくなっている。
2つのルーメン15,16が併設された部分であるルーメン領域36の断面形状は、例えば、楕円形状のように、縦幅と横幅とが異なっていることが好ましい。
これにより、ルーメン領域36の曲がりやすさに方向性を与えることができる。つまり、カテーテル10はルーメン領域36において、横幅の方向(短径方向)に曲がりやすく、縦幅の方向(直径方向)には曲がりにくい。血管101内では、血管101の屈曲の内側にカテーテル10の横幅部分が追従して屈曲する。縦幅と横幅とが異なる形状は、楕円の他に、俵型や長方形、多角形などが挙げられる。
カテーテル10は、図6(b)のように、第1内側管状部材20からカテーテル10の外側に向かう壁部において、短径方向の肉厚に対して長径方向の肉厚が薄くなっており、ガイドワイヤー200aに対する耐性(強度)が他の領域に対して低い低強度領域52aが形成されている。また、カテーテル10は、第2内側管状部材21からカテーテル10の外側に向かう壁部において、短径方向の肉厚に対して長径方向の肉厚が薄くなっており、ガイドワイヤー200bに対する耐性(強度)が他の領域に対して低い低強度領域52bが形成されている。すなわち、低強度領域52aは、第1外側管状部材22の短径D2に対して交差方向にあり、RXルーメン15に面している。同様に、低強度領域52bは、第1外側管状部材22の短径D2に対して交差方向にあり、OTWルーメン16に面している。
カテーテル10の内側管状部材20,21の間の肉厚は、低強度領域52a,52bの肉厚よりも厚い。
図6(a)のように、第2ルーメン領域36を曲がりやすい方向に曲げると、低強度領域52a,52bは、第2ルーメン領域36が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に位置している。具体的には、低強度領域52a,52bは、図6(b)のように第1外側管状部材22の長径方向の両外側に位置している。カテーテル10の低強度領域52a,52bの肉厚は、第2ルーメン領域36が曲がりやすい方向におけるカテーテル10の肉厚よりも薄くなっている。
基端側シャフト部31は、先端側シャフト部30よりも基端部側の部分であって、カテーテル10の大部分を占める部分である。基端側シャフト部31は、カテーテル10の全長の80%以上100%未満を占めており、90%以下を占めていることが好ましい。
基端側シャフト部31は、図5のように、第2外側管状部材23の内部を第2内側管状部材21が通過しており、第2内側管状部材21の周囲を周方向に囲繞するように第2外側管状部材23が設けられている。
第2内側管状部材21の外周面と第2外側管状部材23の内周面との間には、図5(b)のように隙間があり、管間空間50が存在している。
管間空間50には、1又は複数のコアワイヤー25が配されている。コアワイヤー25は、片持ち状に第1外側管状部材22に支持されており、基端部側は自由端となっている。
第2内側管状部材21は、図4(a)のように、先端側シャフト部30と基端側シャフト部31に跨って配されている。
カテーテルハブ11は、カテーテル10の第2内側管状部材21のOTWルーメン16に貫通用ガイドワイヤー200bを導入するための部材である。
カテーテルハブ11は、図5(a)のように、ルーメン15,16のうち片方のルーメンたるOTWルーメン16と連通する連通孔63を備えている。
連通孔63は、内部にガイドワイヤー200bを挿入可能であって、ガイドワイヤー200bを先端部側のOTWルーメン16内に導く孔である。連通孔63は、内部にワイヤーポート部65を備えた孔であり、カテーテルハブ11の軸方向に貫通した貫通孔である。連通孔63は、ワイヤーポート部65を介して外部とOTWルーメン16を連通させる孔でもある。
ワイヤーポート部65は、基端部が開放され、貫通用ガイドワイヤー200bを先端部側に導く空間である。
カテーテルハブ11は、図1から読み取れるように、ポート形成部66と、張出部67,68を備えている。
ポート形成部66は、図5(a)のように、内部にワイヤーポート部65を備える部位であり、外形形状が略円錐状をしている。ポート形成部66は、基端部近傍に他の器具等に取り付けるための取付部70を備えている。
取付部70は、図1のように、ポート形成部66の外周面に螺旋状に形成され、外周面から外側に向かって突出した凸条であり、他の器具等と螺合可能となっている。
張出部67,68は、ポート形成部66から径方向(内外方向)両外側に張り出した翼状部であり、施術者が把持可能な部位である。
続いて、カテーテル組み立て体3の各部位の位置関係について説明する。
先端側シャフト部30では、図3のように、第1外側管状部材22の挿着孔28,29に内側管状部材20,21が隙間なく挿着されている。
放射線マーカー26a,26bは、図4(a)から読み取れるように、挿着孔28内に設けられ、第2内側管状部材21の先端面よりもカテーテル10の先端部側に位置している。
第1ルーメン領域35では、図4(a)のように、第1内側管状部材20の先端側硬度領域40と第1外側管状部材22の先端側硬度領域46が内外に重なっている。
第2ルーメン領域36では、図4(a)のように、第1内側管状部材20の先端側硬度領域40が第1外側管状部材22の先端側硬度領域46と中間硬度領域47の境界部分に跨って配されており、第1内側管状部材20の基端側硬度領域41が第1外側管状部材22の中間硬度領域47と基端側硬度領域48の境界部分に跨って配されている。
第2内側管状部材21の先端側硬度領域43は、第1外側管状部材22の先端側硬度領域46と中間硬度領域47の境界部分に跨って配されており、第2内側管状部材21の基端側硬度領域44は、第1外側管状部材22の中間硬度領域47と基端側硬度領域48の境界部分に跨って配されている。
別の観点から視ると、第2ルーメン領域36では、第1外側管状部材22の中間硬度領域47は、第1内側管状部材20の先端側硬度領域40と基端側硬度領域41の境界部分に跨って配されており、第2内側管状部材21の先端側硬度領域43と基端側硬度領域44の境界部分にも跨って配されている。
第1内側管状部材20の硬度領域40,41の境界部分は、第2内側管状部材21の硬度領域43,44の境界部分と長手方向(軸方向)にずれており、第2内側管状部材21の硬度領域43,44の境界部分よりも先端部側に位置している。
基端側シャフト部31では、図5のように、第2外側管状部材23内に第2内側管状部材21が配されており、管間空間50にコアワイヤー25が配されている。
続いて、第1実施形態のカテーテル組み立て体3を用いた施術の一例について簡単に説明する。
あらかじめ、図7(a)のように、ガイドワイヤー200aを患者の血管101内に通しておき、ガイドワイヤー200aの基端部をRXルーメン15に挿入し、カテーテル10の先端部が冠動脈狭窄部103近傍に達するまで血管101内にカテーテル10を挿入していく。そして、図7(b)のように、カテーテル10の先端部が冠動脈狭窄部103近傍に達すると、別の貫通用ガイドワイヤー200bをカテーテルハブ11の連通孔63からOTWルーメン16に挿入し、冠動脈狭窄部103近傍まで貫通用ガイドワイヤー200bを挿入する。
このとき、図8のように、カテーテル10は血管101内の形状に沿って湾曲しているが、低強度領域52a,52bがカテーテル10の湾曲方向の内側及び外側に位置しているので、貫通用ガイドワイヤー200bは、肉厚の部分と接触しながら、OTWルーメン16を進む。そのため、貫通用ガイドワイヤー200bがカテーテル10のOTWルーメン16を囲む壁部を破ることを防止できる。
そして、図7(c)のように、OTWルーメン16に挿入したガイドワイヤー200bが冠動脈狭窄部103の閉塞部100を削っていき、ガイドワイヤー200bが冠動脈狭窄部103の閉塞部100を通過すると、ガイドワイヤー200bを残し、カテーテル10及びガイドワイヤー200aを血管101から引き抜く。こうすることでガイドワイヤー200bを冠動脈狭窄部103に通過させた状態とできる。
第1実施形態のカテーテル組み立て体3によれば、第2ルーメン領域36を曲がりやすい方向に曲げると、低強度領域52a,52bは、第2ルーメン領域36が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に位置する。そのため、施術時において、カテーテル10のOTWルーメン16に沿って、ガイドワイヤー200bを通過させる際に、低強度領域52a,52b以外の部分に沿って移動することになるので、ガイドワイヤー200bが低強度領域52a,52bを突き破ることを防止できる。
第1実施形態のカテーテル組み立て体3によれば、2つのルーメン15,16を備えており、それらが独立しているため、ガイドワイヤー200a,200bの絡まりを防止できる。
続いて、本発明の第2実施形態のカテーテル組み立て体について説明する。なお、第1実施形態のカテーテル組み立て体3と同様の構成については、同様の符番を付けて説明を省略する。
本発明の第2実施形態のカテーテル組み立て体は、図9のように、カテーテル110の構造が第1実施形態のカテーテル10と異なる。
第2実施形態のカテーテル110は、第1内側管状部材120と、第2内側管状部材121と、第1外側管状部材122と、第2外側管状部材23と、コアワイヤー25,25を備えており、長手方向に大きく分けて、先端側シャフト部130と、基端側シャフト部31から構成されている。
本実施形態では、第1内側管状部材120は、第1実施形態の第1内側管状部材20と同様の基本構造をもつものであり、RXルーメン15の断面形状が楕円形状である点で第1内側管状部材20と異なる。
第1内側管状部材120は、図9のように、外形形状が楕円形状となっており、第1内側管状部材120のRXルーメン15は、長径D5と、短径D6が存在する。
縦幅たる長径D5の長さが横幅たる短径D6の長さの1.1倍以上3倍以下であることが好ましく、1.2倍以上2倍以下がより好ましい。
この範囲であれば、カテーテル110の曲がりやすさに方向性を持たせつつ、第1外側管状部材122が過剰に大きくなることを防止できる。
本実施形態では、第2内側管状部材121は、第1実施形態の第2内側管状部材21と同様の基本構造をもつものであり、OTWルーメン16の断面形状が楕円形状である点で第2内側管状部材21と異なる。
第2内側管状部材121は、外形形状が楕円形状となっており、第2内側管状部材121のOTWルーメン16は、長径D7と、短径D8が存在する。
縦幅たる長径D7の長さが横幅たる短径D8の長さの1.1倍以上3倍以下であることが好ましく、1.2倍以上2倍以下がより好ましい。
この範囲であれば、カテーテル110の曲がりやすさに方向性を持たせつつ、第1外側管状部材122が過剰に大きくなることを防止できる。
なお、第1内側管状部材120及び第2内側管状部材121のルーメン15,16の形状は、楕円形に限られないが、縦幅と横幅とが異なっていることが好ましい。
本実施形態のような楕円形のルーメン15,16をもつ場合は、長径が縦幅に対応し、短径が横幅に対応する。
ルーメン15,16が取り得る縦幅と横幅とが異なる形状としては、楕円形の他に、俵型状や長方形状、多角形状、三日月形状などが挙げられ、半円状、半楕円状等であってもよい。
内側管状部材120,121のルーメン15,16の断面の形状は、同じ形状でもよく、一方が楕円形、他方が長方形などのように異なっていてもよい。また、ルーメン15,16の断面のサイズが、異なっていてもよい。なお、ルーメン15,16の少なくとも一方の断面形状が、縦幅と横幅とが異なっていれば、ルーメン領域36の曲がりやすさに方向性を与え、かつ低強度領域152a~152dと曲がりやすい方向とを異なるように配置できる。
本実施形態の低強度領域152a~152dは、図9のようにルーメン15,16の内壁とカテーテル110の外壁とが近く肉厚が薄い部分である。
カテーテル110は、ルーメン領域36において、ルーメン15,16の横幅の方向に曲がりやすく、縦幅の方向には曲がりにくい。
血管101内では、血管101の屈曲の内側にカテーテル110の曲がりやすい方向を有する部分が追従して屈曲する。この結果、低強度領域152a~152dは、ルーメン15,16の縦幅の両端側に面し、貫通物たる貫通用ガイドワイヤー200bは、カテーテル110の屈曲の内側、つまり、ルーメン15,16の縦幅の中央部分を通過することになる。そのため、低強度領域152a~152dとガイドワイヤー200bの通過する部分を異なる部分とすることができる。このように配置されることで、ガイドワイヤー200bが低強度領域152a~152dを破損等することを避けることができる。
第1外側管状部材122は、第1実施形態の第1外側管状部材22と同様の基本構造をもつものであり、断面形状が第1外側管状部材22と異なる。具体的には、第1外側管状部材122は、外形形状が円形状であり、その直径D9の長さは、ルーメン15,16の長径D5,D7の長さよりも長く、ルーメン15,16の短径D6,D8の長さの合計よりも長い。
第1外側管状部材122は、挿着孔28,29の形状が楕円形となっている。
先端側シャフト部130は、第1実施形態の先端側シャフト部30と同様、RXルーメン15のみが属する第1ルーメン領域35と、RXルーメン15及びOTWルーメン16の双方が属する第2ルーメン領域136が存在する。
先端側シャフト部130の第2ルーメン領域136は、第1実施形態の第2ルーメン領域36と同様、曲げる方向によって曲げ剛性が異なっていて曲がりやすさに方向性がある。
本実施形態では、第2ルーメン領域136では、図9(b)のように断面視したときに、内側管状部材120,121が、それぞれの横幅たる短径D6,D8同士が直線状に並ぶように第1外側管状部材122の径方向に並んでいる。すなわち、両横幅同士が同一方向に延びているため、第2ルーメン領域136は、第1内側管状部材120の短径方向により曲げやすくなっている。
第1外側管状部材122は、第1内側管状部材120からカテーテル110の外側に向かう壁部において、内側管状部材120,121の短径方向の肉厚に対して長径方向の肉厚が薄くなっており、長径方向の壁部近傍に低強度領域152a,152bがそれぞれ形成されている。
また、カテーテル110は、第2内側管状部材121からカテーテル110の外側に向かう壁部において、短径方向の肉厚に対して長径方向の肉厚が薄くなっており、長径方向の壁部近傍に低強度領域152c,152dがそれぞれ形成されている。
低強度領域152a,152cは、第1外側管状部材122の径方向に中心を挟んで対向しており、低強度領域152b,152dは、第1外側管状部材122の径方向に中心を挟んで対向している。
第2ルーメン領域136を曲がりやすい方向に曲げると、低強度領域152a~152dは、それぞれ第2ルーメン領域136が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に位置している。カテーテル110の低強度領域152a,152bの肉厚は、第2ルーメン領域136を曲がりやすい方向におけるカテーテル110の肉厚よりも薄くなっている。
第2実施形態のカテーテル組み立て体によれば、ルーメン15,16を囲む壁部の断面は、内側管状部材120,121のルーメン15,16の短径D6,D8が同一方向を向いている。そのため、短径方向にカテーテル110が曲がりやすくなり、カテーテル110の曲げ方向の曲がりやすい方向を規定しやすい。
第2実施形態のカテーテル組み立て体によれば、第2ルーメン領域136を曲がりやすい方向に曲げると、低強度領域152a~152dは、第2ルーメン領域136が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に位置している。そのため、ルーメン16を通過する貫通用ガイドワイヤー200bが低強度領域152c,152dを突き破ることを防止できる。
続いて、本発明の第3実施形態のカテーテル組み立て体について説明する。なお、第1,2実施形態のカテーテル組み立て体と同様の構成については、同様の符番を付けて説明を省略する。
第3実施形態のカテーテル組み立て体のカテーテル210は、第1内側管状部材20と、第2内側管状部材21と、第1外側管状部材222と、第2外側管状部材23と、コアワイヤー25,25と、剛性付与部材226a,226bを備えており、長手方向(軸方向X)に大きく分けて、先端側シャフト部230と、基端側シャフト部31から構成されている。剛性付与部材226a,226bによって、ルーメン領域36の曲がりやすさに方向性を与えることができる。
本実施形態では、第1外側管状部材222は、第1実施形態の第1外側管状部材22と同様の基本構造をもつものであり、断面形状が第1実施形態の第1外側管状部材22と異なる。なお、本発明においては、剛性付与部材を有する実施形態において、ルーメン領域の断面形状が、第1実施形態と同様であってもよい。
本実施形態の第1外側管状部材222は、図10のように、外形形状が円形状であり、挿着孔28,29と、付与側挿着孔227a,227bを備えている。
挿着孔227a,227bは、剛性付与部材226a,226bを挿着可能な取付孔であり、長手方向に貫通した貫通孔である。
剛性付与部材226a,226bは、第1外側管状部材222に剛性を付与する部材であり、第1外側管状部材222よりも硬度が高い部材である。
剛性付与部材226a,226bは、第1外側管状部材222の挿着孔227a,227bに挿着してカテーテル210の曲がりやすさに方向性をもたせる部材である。
剛性付与部材226a,226bは、断面積が略長方形状の板状体であり、全体として所定の方向に延びた断面をもつ部材である。
剛性付与部材226a,226bの断面の長手方向の長さ(長辺長さ)は、内側管状部材20,21の直径の長さよりも大きくなっており、本実施形態では、内側管状部材20,21の中心間距離と等しくなっている。
剛性付与部材226a,226bは、第1外側管状部材222よりも硬度が高いものであれば特に限定されない。例えば、剛性付与部材226a,226bは、樹脂材料で形成されていてもよいし、金属材料で形成されていてもよい。
剛性付与部材226a,226bは、基端部側から先端部側に向けて断面積が小さくなり、剛性が小さくなっていることが好ましい。なお、基端部側から先端部側まで同一面積であってもよい。なお、剛性付与部材226a,226bの形状は、長手方向に垂直な断面において、縦幅と横幅の異なる形状が好ましい。これにより、カテーテル210は、ルーメン領域36において、横幅の方向に曲がりやすく、縦幅の方向には曲がりにくい。縦幅と横幅のある形状は、楕円、俵型、長方形、多角形、角丸の多角形などが挙げられる。
先端側シャフト部230は、第1実施形態の先端側シャフト部30と同様、RXルーメン15のみが属する第1ルーメン領域35と、RXルーメン15及びOTWルーメン16の双方が属する第2ルーメン領域236が存在する。
先端側シャフト部230の第2ルーメン領域236は、曲げる方向によって曲げ剛性が異なっていて曲がりやすさに方向性がある。
第2ルーメン領域236では、断面視したときに、内側管状部材20,21が第1外側管状部材222の径方向に直線状に並設されている。
剛性付与部材226a,226bは、内側管状部材20,21の並設方向(第1外側管状部材222の径方向)において並んでおり、内側管状部材20,21の一部を挟んで対向している。剛性付与部材226a,226bの長辺は、内側管状部材20,21の並設方向にそれぞれ延びており、互いに平行となっている。
そのため、第2ルーメン領域236は、剛性付与部材226a,226bによって曲げ方向が剛性付与部材226a,226bの並設方向に規制されており、剛性付与部材226a,226bの並設方向(内側管状部材20,21の並設方向に対して直交する方向)に曲げやすくなっている。
カテーテル210は、第1内側管状部材20からカテーテル210の外側に向かう壁部において、内側管状部材20,21の並設方向の肉厚が剛性付与部材226a,226bの並設方向の肉厚に対して薄くなっており、低強度領域252aが形成されている。
またカテーテル210は、第2内側管状部材21からカテーテル210の外側に向かう壁部において、内側管状部材20,21の並設方向の肉厚が剛性付与部材226a,226bの並設方向の肉厚に対して薄くなっており、低強度領域252bが形成されている。
低強度領域252a,252bは、第1外側管状部材222の径方向に中心を挟んで対向している。
第2ルーメン領域236を曲がりやすい方向に曲げると、低強度領域252a,252bは、それぞれ第2ルーメン領域236が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に位置している。
第3実施形態のカテーテル組み立て体によれば、剛性付与部材226a,226bによってカテーテル210の曲げ方向が規制されているので、カテーテル210の曲げ方向の曲がりやすい方向を規定しやすい。
第3実施形態のカテーテル組み立て体によれば、カテーテル210の長手方向に対して直交する断面において、剛性付与部材226a,226bの延び方向に対する直交方向以外の部分に低強度領域252a,252bが形成されている。そのため、ガイドワイヤー200bが低強度領域252bを突き破ることを防止できる。
続いて、本発明の第4実施形態のカテーテル組み立て体について説明する。なお、第1~3実施形態のカテーテル組み立て体と同様の構成については、同様の符番を付けて説明を省略する。
第4実施形態のカテーテル組み立て体のカテーテル310は、第1内側管状部材120と、第2内側管状部材121と、第1外側管状部材322と、第2外側管状部材23と、コアワイヤー25,25と、剛性付与部材326を備えており、長手方向(軸方向X)に大きく分けて、先端側シャフト部330と、基端側シャフト部31から構成されている。
第1外側管状部材322は、第1実施形態の第1外側管状部材22と同様の基本構造をもつものであり、図11のように、付与側挿着孔327を備える点で異なる。
付与側挿着孔327は、剛性付与部材326を挿着可能な取付孔であり、長手方向に貫通した貫通孔である。
剛性付与部材326は、第1外側管状部材322に剛性を付与する部材であり、第1外側管状部材322よりも硬度が高い。
剛性付与部材326は、第3実施形態の剛性付与部材226a,226bと同様、断面積が略長方形状の板体であり、第1外側管状部材322の付与側挿着孔327に挿着してカテーテル310の曲がりやすさに方向性をもたせる部材である。
先端側シャフト部330は、第1実施形態の先端側シャフト部30と同様、RXルーメン15のみが属する第1ルーメン領域35と、RXルーメン15及びOTWルーメン16の双方が属する第2ルーメン領域336が存在する。
先端側シャフト部330の第2ルーメン領域336は、曲げる方向によって曲げ剛性が異なっていて曲がりやすさに方向性がある。
第2ルーメン領域336では、断面視したときに、内側管状部材120,121の短径が直線状に並ぶように第1外側管状部材322の径方向に並設されている。剛性付与部材326は、内側管状部材120,121の間に介在し、その一部が第1外側管状部材322の中心に位置している。剛性付与部材326の長辺は、内側管状部材120,121の長径と平行となっており、内側管状部材120,121の長径よりも長くなっている。
また、内側管状部材120,121の並設方向からみたときに剛性付与部材326は、少なくとも一端が内側管状部材120,121から張り出しており、本実施形態では、両端が内側管状部材120,121から張り出している。
そのため、第2ルーメン領域336は、剛性付与部材326によって曲げ方向が剛性付与部材326の長手方向に対して直交する方向に規制されており、剛性付与部材326の厚み方向に曲げやすくなっている。
カテーテル310は、内側管状部材120,121からカテーテル310の外側に向かう壁部において、低強度領域352a~352dが形成されている。
第2ルーメン領域336を曲がりやすい方向に曲げると、低強度領域352a~352dは、それぞれ第2ルーメン領域336が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に位置している。
第4実施形態のカテーテル組み立て体によれば、ルーメン15,16を囲む壁部の断面に長径方向に延びる剛性付与部材326が埋没されている。そのため、剛性付与部材326の長辺方向に対して直交する方向にカテーテル310が曲がりやすくなり、カテーテル310の曲げ方向の曲がりやすい方向を規定しやすい。
第4実施形態のカテーテル組み立て体によれば、第2ルーメン領域336を曲がりやすい方向に曲げると、低強度領域352a~352dは、第2ルーメン領域336が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に位置している。そのため、ルーメン16を通過するガイドワイヤー200bが低強度領域352c,352dを突き破ることを防止できる。
第4実施形態のカテーテル組み立て体によれば、剛性付与部材326が内側管状部材120,121の間に介在し、第1外側管状部材322の短径方向からみたときに、内側管状部材120,121の全部分が剛性付与部材326と重なっている。そのため、ガイドワイヤー200bを通過させる際に、ガイドワイヤー200bが内側管状部材120,121の間の壁部を突き破ることを防止できる。
続いて、本発明の第5実施形態のカテーテル組み立て体について説明する。なお、第1~4実施形態のカテーテル組み立て体と同様の構成については、同様の符番を付けて説明を省略する。
第5実施形態のカテーテル組み立て体のカテーテル410は、第1内側管状部材20と、第2内側管状部材21と、第1外側管状部材422と、第2外側管状部材23と、コアワイヤー25,25を備えており、長手方向(軸方向X)に大きく分けて、先端側シャフト部430と、基端側シャフト部31から構成されている。
第1外側管状部材422は、図12のように、二重壁となっており、内側壁部437と、外側壁部438を備えている。
内側壁部437は、第1実施形態の第1外側管状部材22と同様、外形形状が楕円形状の壁部である。内側壁部437は、外側壁部438の曲げ剛性を補強する剛性付与材であり、外側壁部438よりも硬い材料によって構成されている。
内側壁部437は、外側壁部438よりも硬いものであれば、特に限定されるものではない。例えば、内側壁部437は、樹脂材料で形成されていてもよいし、金属材料で形成されていてもよい。
内側壁部437は、図12(b)に示される縦幅たる長径D10の長さが横幅たる短径D11の長さの1.1倍以上3倍以下であることが好ましく、1.2倍以上2倍以下がより好ましい。
この範囲であれば、カテーテル410の曲がりやすさに方向性を持たせつつ、第1外側管状部材422が過剰に大きくなることを防止できる。
外側壁部438は、内側壁部437の外側を覆い、第1外側管状部材422の外郭を構成する壁部であり、外形形状が円形状の壁部である。外側壁部438は、直径D12の長さが内側壁部437の長径D10及び短径D11の長さよりも長い。
先端側シャフト部430は、RXルーメン15のみが属する第1ルーメン領域35と、RXルーメン15及びOTWルーメン16の双方が属する第2ルーメン領域436が存在する。
先端側シャフト部430の第2ルーメン領域436は、曲げる方向によって曲げ剛性が異なっていて曲がりやすさに方向性がある。第2ルーメン領域436では、断面視したときに、内側管状部材20,21が第1外側管状部材422の径方向に直線状に並設されている。具体的には、内側管状部材20,21は、内側壁部437の長径方向(長径D10の延び方向)に並んでいる。そのため、第2ルーメン領域436は、内側壁部437によって曲げ方向が内側壁部437の短径方向(短径D11の延び方向)に規制されており、内側壁部437の短径方向に曲げやすくなっている。
カテーテル410は、内側管状部材20,21からカテーテル410の外側に向かう壁部において、内側壁部437の長径方向の肉厚が内側壁部437の短径方向の肉厚に対して薄くなっており、低強度領域452a,452bが形成されている。低強度領域452a,452bは、内側壁部437の長径方向に中心を挟んで対向している。
第2ルーメン領域436を曲がりやすい方向に曲げると、低強度領域452a,452bは、それぞれ第2ルーメン領域436が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に位置している。
第5実施形態のカテーテル組み立て体によれば、硬度が異なる内側壁部437と外側壁部438によって第1外側管状部材422が構成されており、硬度が大きい内側壁部437が楕円形状の断面をもつ。そのため、曲がりやすさに方向性をもたせやすい。
上記した第3,4実施形態では、剛性付与部材が直線状に延びた断面を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。全体として延びていれば、中間部の形状は特に限定されない。例えば、図13(a),図13(b)のように剛性付与部材500,501の中間部分が曲面を構成していてもよい(第6,7実施形態)。
上記した実施形態では、断面形状が円形状又は楕円形状のルーメンを備えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。ルーメンの断面形状は円形状、楕円形の他に、俵型状や長方形状、多角形状、三日月形状などが挙げられ、半円状、半楕円状等であってもよい。
また、図13(c)のように、縦幅と横幅とが異なる形状である角丸の多角形であってもよい。これにより、ルーメン領域の曲がりやすさに方向性を与え、かつ低強度領域と曲がりやすい方向とを異なるように配置できる(第8実施形態)。
上記した第3,4実施形態では、剛性付与部材が第1外側管状部材22に埋没されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図14(a),図14(b)のように剛性付与部材502,503が外郭を構成し、剛性付与部材502,503の中間部分が曲面を構成していてもよい(第9,10実施形態)。
上記した第3実施形態では、内側管状部材20,21の並設方向に対して直交する方向に2つの剛性付与部材226a,226bを平行に並べることによって曲がりやすさに方向性をもたせていたが、本発明はこれに限定されるものではない。曲がりやすさに方向性をもたせれば、剛性付与部材の数は、1つでもよいし、3以上であってもよい。
上記した実施形態では、先端側シャフト部は、基端部側から先端部側に向かうにつれて各管状部材の材質を変化させることによって剛性を小さくし、先端部側が基端部側に比べて撓みやすくしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図15のように、剛性を変化させる剛性変化材505を設けて基端部側から先端部側に向かうにつれての先端側シャフト部の剛性を小さくしてもよい。こうすることで各管状部材の材質を一種類とすることができる。なお、各管状部材の材質は、一種類であってもよいし、上記した実施形態と同様、複数種類であってもよい。
上記した実施形態では、先端部に屈曲部が形成されたガイドワイヤー200bをルーメン16に挿入する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
ガイドワイヤー200bは、先端部に屈曲部が設けられていなくてもよい。
上記した実施形態では、カテーテル組み立て体3を用いて、冠動脈狭窄部103の閉塞部100にガイドワイヤー200bを貫通する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものはない。カテーテル組み立て体3は他の用途でも使用できる。例えば、カテーテル組み立て体3は、血管101が複数に分岐する分岐部において、角度が小さい側枝にガイドワイヤー200を挿入する場合に使用してもよいし、ステントストラットの間にガイドワイヤー200を挿入する場合に使用してもよい。
上記した実施形態は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各実施形態間で各構成部材を自由に置換や付加することができる。
3 カテーテル組み立て体
10,110,210,310,410 カテーテル
15 ラピッドエクスチェンジルーメン(第1ルーメン)
16 オーバーザワイヤールーメン(第2ルーメン)
20,120 第1内側管状部材
21,121 第2内側管状部材
22,122,222,322,422 第1外側管状部材
30,130,230,330,430 先端側シャフト部
36,136,236,336,436 第2ルーメン領域(ルーメン領域)
40 先端側硬度領域
41 基端側硬度領域
43 先端側硬度領域
44 基端側硬度領域
46 先端側硬度領域
47 中間硬度領域
48 基端側硬度領域
52a,52b,152a~152d,252a,252b,352a~352d,452a,452b 低強度領域
200,200a,200b ガイドワイヤー(貫通物)
226a,226b,326,500~503 剛性付与部材
437 内側壁部
438 外側壁部

Claims (8)

  1. 少なくとも2つのルーメンが並設されたルーメン領域を備え、
    前記ルーメン領域は、内部に剛性付与材が配されていて、曲げる方向によって曲げ剛性が異なっていて曲がりやすさに方向性があり、
    前記ルーメン領域は、二重壁となっていて、内側壁部と、前記内側壁部の外側を覆って囲む外側壁部を備えており、
    前記内側壁部は、前記剛性付与材であって、前記外側壁部よりも硬い材料によって構成されており、
    前記2つのルーメンは、断面形状が前記内側壁部と前記外側壁部を有した環状の壁部に囲まれており、
    前記環状の壁部の一部には、前記2つのルーメンのうち一方のルーメンの内部からカテーテル外に向かう貫通物に対する耐性が低い低強度領域があり、
    前記ルーメン領域を曲がりやすい方向に曲がった状態において、前記ルーメン領域が形成する曲線の内側又は外側以外の方向に前記低強度領域があるように前記2つのルーメンが配置されていることを特徴とするカテーテル。
  2. 前記内側壁部の断面形状は、縦幅と横幅が異なっていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記縦幅は、前記横幅の1.1倍以上3倍以下であることを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記ルーメン領域における前記環状の壁部は、内側面からカテーテル外に至る肉厚が部位によって異なり、肉厚が薄い部分が前記低強度領域となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカテーテル。
  5. 前記曲がりやすい方向における肉厚は、前記低強度領域の肉厚よりも厚いことを特徴とする請求項4に記載のカテーテル。
  6. 前記ルーメン領域における前記環状の壁部は、硬度が異なる複数の硬度領域を備えており、
    各硬度領域は、異なる材質の樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカテーテル。
  7. 前記2つのルーメン間の肉厚は、前記低強度領域における肉厚よりも厚いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカテーテル。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のカテーテルと、カテーテルハブを備え、
    前記カテーテルハブは、前記2つのルーメンのうち、片方のルーメンのみに連通した連通孔を備えていることを特徴とするカテーテル組み立て体。
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