以下、適宜図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、印刷システム100の構成を示すブロック図である。図1に示す印刷システム100は、印刷装置10と、印刷オーダー装置50と、印刷管理装置60と、を備えている。印刷オーダー装置50と印刷管理装置60とは、ネットワークによって相互にデータ通信可能なように接続されている。印刷装置10と印刷管理装置60とは、ネットワークによって相互にデータ通信可能なように接続されている。ネットワークは、例えばインターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)などである。ネットワークは、有線接続であってもよいし無線接続であってもよい。印刷装置10と、印刷オーダー装置50と、印刷管理装置60とは、その一部または全部が、別々の建物、あるいは別々の部屋に設置されていてもよい。
印刷システム100は、印刷オーダー装置50で顧客から受け付けた注文印刷の内容に従って、印刷装置10で被印刷物70(図4参照)に印刷画像を印刷するように構成されている。被印刷物70は、特に限定されない。被印刷物70は、例えば、印刷紙や転写紙、カードなどの平面素材であってもよいし、携帯電話ケースなどの各種ケース、電子タバコなどの小型電子機器、キーホルダ、フォトフレーム、ウエルカムボードなどの部品小物、日用品、コスメ、アクセサリなどの立体素材であってもよい。被印刷物70の材質は、普通紙やインクジェット用印刷紙などの紙類はもちろんのこと、例えば、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)共重合体などの樹脂類、織布や不織布等の布帛、皮革、アルミニウムやステンレス鋼などの金属類、カーボン、陶器、セラミック、ガラス、ゴムなどであってもよい。
<印刷装置>
図2は、印刷装置10の正面図である。なお、以下の説明において、左、右、上、下とは、印刷装置10の正面にいるユーザから見た左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、印刷装置10からユーザに近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。また、図面中の符号X、Y、Zは、それぞれ左右方向、前後方向、上下方向を表す。ただし、これは説明の便宜上の方向に過ぎず、印刷装置10の設置形態を何ら限定するものではない。
印刷装置10は、印刷管理装置60から印刷データを受信し、当該印刷データに基づいて被印刷物70に印刷画像を印刷するように構成されている。印刷装置10は、少なくとも透明インクを使用可能に構成されている。印刷装置10は、典型的には有色インクに加えて透明インクを使用可能に構成されている。印刷装置10は、ここでは光硬化型のインクジェットプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)である。なお、本明細書において「インクジェットプリンタ」とは、従来公知のインクジェット技術による印刷方法、例えば、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの連続方式や、サーマル方式、あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を利用したプリンタ全般をいう。
印刷装置10は、所謂、フラットベッドタイプのプリンタである。印刷装置10は、箱状に形成されている。印刷装置10は、開口11を有するケーシング12と、開口11を開閉自在に覆うフロントカバー13と、を備えている。フロントカバー13は、後端を軸にして回転可能なように、ケーシング12に支持されている。フロントカバー13の後端を軸にしてフロントカバー13が上方に開かれることにより、ケーシング12の内部空間と外部空間とが連通される。
ケーシング12の上方には、ガイドレール18が配置されている。ガイドレール18は、ケーシング12に固定され、左右方向Xに延びている。ガイドレール18には、キャリッジ19が摺動自在に設けられている。キャリッジ19は、キャリッジ移動機構(図示せず)により、ガイドレール18に沿って左右方向Xに往復移動する。図3は、キャリッジ19の部分拡大図である。キャリッジ19は、7つのインクヘッド23と、2つの紫外線ランプ24とを備えている。インクヘッド23は、被印刷物70に向かってインクを吐出するように構成されている。インクヘッド23は、左右方向Xに並んでおり、所謂インライン配列で配置されている。ただし、インクヘッド23の配置は、インクヘッド23を互いに前後にずらして配置した、所謂スタガー配置としてもよい。7つのインクヘッド23は、それぞれ、可撓性を有するインクチューブ(図示せず)によって、4つのインクカートリッジ21、および、インクカートリッジ22C、22Pr、22Wと連通されている。
インクカートリッジ21、22C、22Pr、22Wには、それぞれ、紫外線硬化型のインクが貯留されている。紫外線硬化型のインクは、典型的には重合性化合物と重合開始剤とを含んでいる。4つのインクカートリッジ21には、それぞれ、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)、イエローインク(Y)、ブラックインク(K)のプロセスカラーインク(CMYK)が貯留されている。プロセスカラーインクは、画像形成に用いられるインクである。インクカートリッジ22Cには、透明インクが貯留されている。透明インクは、例えばプロセスカラーインクやホワイトインクを用いて画像を印刷した後に用いられるインクである。透明インクは、表面のコーティングの他に、被印刷物70に対する意匠性の付与に用いられるインクである。すなわち、後述する特殊効果の1つである特殊表面加工に用いられるインクである。透明インクは、例えばインクヘッド23からのインクの吐出回数や、紫外線ランプ24の照射のタイミングによって、光沢感のあるグロス調の表面仕上げ(グロスバーニッシュ)と、光沢感の無いマット調の表面仕上げ(マットバーニッシュ)と、が可能である。
インクカートリッジ22Prには、プライマインクが貯留されている。プライマインクは、例えば撥インク性の高い被印刷物70に印刷を行う場合に、被印刷物70へのインクの乗りを良くするための前処理用のインクである。プライマインクは、被印刷物70に他のインクを印刷する前の下地処理に用いられるインクである。プライマインクは、特殊効果に用いられるインクである。プライマインクは、典型的には透明である。インクカートリッジ22Wには、ホワイトインクが貯留されている。ホワイトインクは、画像形成の他に、例えば被印刷物70が透明や黒色である場合に、プロセスカラーインクの発色性を向上するための下地処理で用いられるインクである。ホワイトインクは、特殊効果に用いられるインクである。なお、インクカートリッジ21、22Pr、22Wは必須ではなく、他の実施形態において、その一部または全部を備えていなくてもよい。印刷装置10は、例えば、インクカートリッジ21、22Cのみを備えていてもよいし、インクカートリッジ21、22Cに加えて、インクカートリッジ22Prまたはインクカートリッジ22Wを備えていてもよい。また、インクカートリッジの個数も何ら限定されない。
紫外線ランプ24は、インクを硬化させるための紫外線を被印刷物70上に照射するように構成されている。紫外線ランプ24は、インクヘッド23の左右両端にそれぞれ1つずつ配置されている。紫外線ランプ24は、左右方向Xにインクヘッド23と並んでいる。紫外線ランプ24は、インクを硬化可能な紫外線波長を有している。紫外線ランプ24はここでは2つであるが、他の実施形態において、1つであってもよいし3つ以上であってもよい。
キャリッジ19の下方には、テーブル25が配置されている。テーブル25は、印刷時に被印刷物70が載置される台である。テーブル25は、印刷時に被印刷物70を支持する支持部材の一例である。テーブル25は、第1テーブル移動機構(図示せず)によって、前後方向Yに移動可能に構成されている。テーブル25は、第2テーブル移動機構(図示せず)によって、上下方向Zに移動可能に構成されている。
図4は、テーブル25の上に載置されたパレット80を示す平面図である。パレット80には、複数の被印刷物70が配置されている。パレット80は、被印刷物70の印刷装置10に対する位置合わせを行うための冶具である。複数の被印刷物70を一度にまとめて印刷する場合、パレット80は、複数の被印刷物70の互いの位置がずれないように、複数の被印刷物70を収納するものである。パレット80の外形形状は特に限定されないが、ここではテーブル25と同形状であり、平面視において矩形状である。
パレット80には、被印刷物70の外形に対応した形状の配置孔80hが複数形成されている。複数の配置孔80hは、ここでは同形状、同サイズである(加工誤差は許容し得る)。配置孔80hの数は特に限定されないが、ここでは、パレット80の左右方向Xに6個、前後方向Yに2個の配置孔80hが並び、計12個の配置孔80hが形成されている。ただし、配置孔80hの数は1つであってもよい。また、配置孔80hの形状は特に限定されないが、ここでは平面視において矩形状である。ただし、配置孔80hの形状は、例えば三角形や正方形などの多角形、円形、星形などであってもよい。また、配置孔80hは、ここではパレット80に対して高さ方向Zに貫通した貫通孔である。ただし、配置孔80hは、例えば、パレット80の上部が凹状などに切り抜かれた孔であってもよいし、平板状のパレット80に対して凸状に突出した枠で形成されてもよいし、平板状のパレット80の表面に描かれた線や図形などであってもよい。
本実施形態では、パレット80に種類および大きさが同じ5つの被印刷物70が配置されている。配置孔80hに配置される被印刷物70の大きさおよび形状は特に限定されないが、ここでは配置孔80hと同一である。ただし、配置孔80hに配置される被印刷物70の大きさは、配置孔80hよりも小さくてもよい。また、配置孔80hに配置される被印刷物70の形状は、配置孔80hと異なっていてもよい。
印刷装置10は、制御部30(図2参照)を備えている。制御部30は、印刷管理装置60から送信される印刷データに基づいて、印刷装置10の動作を制御するように構成されている。制御部30は、キャリッジ移動機構のキャリッジモータと、第1テーブル移動機構の前後移動用モータと、第2テーブル移動機構の上下移動用モータと、に通信可能に接続されており、被印刷物70とインクヘッド23との相対的な位置関係を制御する。制御部30は、インクヘッド23に通信可能に接続されており、被印刷物70に対するインクの吐出を制御する。制御部30は、紫外線ランプ24と通信可能に接続され、紫外線ランプ24の起動と停止を制御する。
制御部30は、典型的にはコンピュータである。制御部30は、例えば、印刷管理装置60から送信された印刷データを受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置とを備えている。
<印刷オーダー装置>
図1に示すように、印刷オーダー装置50は、ユーザ用端末50Aと、顧客用端末50Bと、データサーバ50Cと、を備えている。ユーザ用端末50Aは、メイン生成部51Aと、オブジェクト入力部52Aと、表示データ生成部53Aと、表示制御部54Aと、色印刷不要設定付与部55Aと、第2表示データ生成部56Aと、記憶部57Aと、表示部58Aと、送受信部59Aと、を備えている。顧客用端末50Bは、カタログ表示部51Bと、入力部52Bと、オーダーデータ生成部53Bと、表示部58Bと、送受信部59Bと、を備えている。データサーバ50Cは、記憶部57Cと、送受信部59Cと、を備えている。
ユーザ用端末50Aと、顧客用端末50Bと、データサーバ50Cとは、ネットワークによって相互にデータ通信可能なように構成されている。ユーザ用端末50Aと、顧客用端末50Bと、データサーバ50Cとは、その一部または全部が、別々の建物、あるいは別々の部屋に設置されていてもよい。なお、本実施形態ではユーザ用端末50Aと、顧客用端末50Bと、データサーバ50Cとが別体として表されているが、これらは一部または全部が一体として構成されていてもよい。
ユーザ用端末50Aは、例えば店舗の事務所に設置されていてもよい。ユーザ用端末50Aは、顧客用端末50Bに表示する画像データを含んだ印刷用テンプレートを生成可能なように構成されている。ユーザ用端末50Aは、ユーザによる印刷用テンプレートの作成をナビゲートするように構成されている。ユーザ用端末50Aは、印刷用テンプレート生成装置の一例である。
ユーザ用端末50Aの各部は、相互に通信可能に構成されている。ユーザ用端末50Aの各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。ユーザ用端末50Aの各部は、プロセッサによって行われるものであってもよいし、回路に組み込まれたものであってもよい。ユーザ用端末50Aの各部は、ここではネイティブアプリケーションで構成されている。ただし、ユーザ用端末50Aの各部は、ウェブアプリケーションで構成されていてもよい。
印刷用テンプレートは、顧客が印刷を注文する際にひな形として使用することができる注文印刷のフォーマットである。印刷用テンプレートには、ユーザが識別可能なように適当な名前(ファイル名)が付与されている。印刷用テンプレートは、典型的には画像データを含んでいる。画像データは、1つまたは複数のオブジェクト90、91(図7参照)を含んでいる。オブジェクト90、91は、画像データを構成する要素である。オブジェクトは、文字情報とグラフィックデータとを包含しうる。オブジェクト90、91は、例えば、文字、数字、記号、図形、絵柄、模様、写真などである。オブジェクト90、91は、通常、色情報を有している。画像データでは、オブジェクト90、91と当該オブジェクト90、91を表示する表示位置(レイアウト)とが規定されている。印刷用テンプレートは、さらに印刷装置10の制御に必要となる印刷設定情報を含んでいてもよい。印刷設定情報としては、例えば、印刷に使用するインクの種類の情報、印刷領域のサイズ情報、印刷位置座標を規定する点として予め定められている印刷原点の情報、印刷原点を基準として規定される印刷開始点の情報(オフセットの情報)などが挙げられる。
メイン生成部51Aは、印刷用テンプレートのファイルを生成可能なように構成されている。メイン生成部51Aは、新たな印刷用テンプレートのファイルを追加したり、不要な印刷用テンプレートのファイルを削除したりすることが可能なように構成されている。メイン生成部51Aは、例えば、メーカー側が用意したホームページなどにアップロードされているデフォルトの(仮の)印刷用テンプレートを、適宜ダウンロードして追加可能なように構成されていてもよい。新たに作成あるいは取得された印刷用テンプレートのファイルは、記憶部57Aに記憶される。また、メイン生成部51Aは、表示部58Aの画面に既存の印刷用テンプレートの編集画面を表示して、例えば印刷用テンプレートのファイルに格納されている画像データのオブジェクト90、91をユーザが任意に変更可能なように構成されている。
メイン生成部51Aは、表示部58Aの画面に表示する印刷用テンプレートのリストを作成するように構成されている。メイン生成部51Aは、表示部58Aを複数の部分領域に区分し、それぞれの部分領域に対して、複数の印刷用テンプレートと、印刷用テンプレートに含まれる特殊表面加工の種類と、を並べて1つの画面に配置したリストを作成するように構成されている。特殊表面加工の種類をリストに含むことで、ユーザは印刷用テンプレートの編集画面を開くことなく、特殊表面加工の有無あるいは種類を視覚的に認識することができる。メイン生成部51Aは、印刷用テンプレートの追加や削除、編集が行われるたびに、リストを更新するように構成されていてもよい。
オブジェクト入力部52Aは、顧客からの注文印刷を受注する店舗側(ユーザ側)のインターフェイスである。オブジェクト入力部52Aは、例えば実際に印刷の作業を行う小売店の店員に対するインターフェイスである。オブジェクト入力部52Aは、ユーザの操作入力を受け付けて、印刷用テンプレートのファイルに格納するオブジェクトデータを入力可能なように構成されている。オブジェクト入力部52Aには、ユーザによって、1つまたは複数のオブジェクトデータが入力される。オブジェクトデータは、画像データの構成要素となるオブジェクト90、91の情報と、オブジェクト90、91に透明インクを用いた特殊表面加工を付すか否かの設定情報と、を含んでいる。オブジェクトデータでは、オブジェクト90、91毎に(個別に)特殊表面加工の設定がなされている。オブジェクト90、91の周縁には余白部分を含んでいてもよい。
オブジェクト入力部52Aは、例えば、カーソルキーや数字入力キーなどを備えたキーボード、マウスなどのポインティングデバイス、ボタンなどの入力装置(図示せず)を備え、ユーザが表示部58Aを確認しながら手動でオブジェクトデータを任意に入力可能なように構成されていてもよい。オブジェクト入力部52Aは、例えば、ホストコンピュータなどの外部機器や有線または無線で接続されたネットワークから、ユーザがオブジェクトデータを取り込み可能なように構成されていてもよい。オブジェクト入力部52Aで入力されたオブジェクトデータは、記憶部57Aの印刷用テンプレートに格納される。
オブジェクト入力部52Aは、例えば描画ソフトを含んでおり、ユーザが任意の色で文字情報を入力したり図形などを描画したりすると、その文字や図形などに応じたオブジェクトデータを生成するように構成されていてもよい。オブジェクト90、91は、表示部58Aの画面に視認可能な有色で表されるとよい。オブジェクト90、91は、表示部58Aの背景とは異なる色で表されるとよい。また本実施形態では、オブジェクト90、91に対して色情報を無効にする設定が可能なように構成されている。特殊表面加工は、例えば、表面光沢の程度およびテクスチャの少なくとも一方が異なる複数の特殊表面加工を含みうる。オブジェクト90、91に特殊表面加工を付す場合は、表面光沢の程度、例えば、グロス調の表面仕上げ(グロスバーニッシュ)およびマット調の表面仕上げ(マットバーニッシュ)のうちのいずれかを選択してもよい。また、マットバーニッシュを選択した場合は、さらに表面の粗さ感(質感、手触り)が異なるテクスチャのなかから、いずれかを選択してもよい。例えば、繰り返し模様で構成されるテクスチャの種類を選択してもよい。
表示データ生成部53Aは、特殊表面加工を付すオブジェクト91にマーク92(図9参照)を付して、ユーザ用端末50Aの表示部58Aおよび顧客用端末50Bの表示部58Bに表示するための表示データを生成するように構成されている。この表示データは、印刷には用いられず、あくまで表示部58Aおよび表示部58Bの画面上で、特殊表面加工の有無および/または特殊表面加工の種類を視覚的に示すものである。マーク92は、ユーザおよび顧客が視覚的に特殊表面加工を行うことを判別するためのしるしである。マーク92は、表示部58Aおよび表示部58Bの画面上で視認可能なものであればよい。マーク92は、例えば記憶部57Aに記憶されている。
マーク92は、1種類であってもよいが、特殊表面加工を複数の種類のなかから選択可能な場合は、特殊表面加工の種類と対応付けされた複数の種類のマーク92(図9参照)、94(図13参照)が記憶部57Aに記憶されているとよい。例えば、グロスバーニッシュを表すマークとマットバーニッシュを表すマークとが記憶部57Aに記憶されていてもよい。これにより、表示データ生成部53Aは、特殊加工の種類に応じて、付与するマーク92、94を変更することができる。したがって、ユーザおよび顧客が、画面上で複数の特殊表面加工の種類を容易に識別することができる。また、例えば複数のテクスチャのなかから模様を選択可能な場合には、マーク92にテクスチャを構成する繰り返し模様を採用してもよい。これにより、ユーザおよび顧客が、画面上でテクスチャの模様を容易に把握することができ、特殊表面加工の仕上がりをイメージし易くなる。
表示データ生成部53Aは、例えば特殊表面加工を付すオブジェクト91のなかの予め定められた位置にマーク92を配置する。そして、特殊表面加工を付すオブジェクト91の上にマークを重ね合わせて、表示データを生成する。マーク92を付与する位置は特に限定されないが、オブジェクト91の画像データ(ここではABCの文字)と重ならない余白部分であるとよい。表示データ生成部53Aは、画像データとマーク92とが重なる場合、所定の方向に所定の長さで余白部分を自動で追加するように構成されていてもよい。所定の長さは、例えばマーク92の一の方向の長さ(縦または横の長さ)であってもよい。所定の方向は、例えばマーク92と平行な一の方向であってもよい。マーク92を付与する位置は、オブジェクト91の外縁と接する部分であってもよい。例えば、オブジェクト91の四隅のいずれか、具体的には画面上のオブジェクト91の右上、右下、左上、左下のうちのいずれかであってもよい。これにより、オブジェクト91がマーク92で隠れにくくなり、ユーザおよび顧客が、オブジェクト91とマーク92(すなわち、特殊表面加工の有無あるいは種類)とを纏めて確認し易くなる。生成された表示データは、オブジェクト91と対応付けされた状態で、例えば記憶部57Aに記憶される。
表示制御部54Aは、表示部58Aの画面上で、マーク92の表示と非表示とを制御するように構成されている。表示制御部54Aは、マーク92を含んだオブジェクト91の表示データを表示部58Aの画面に表示する場合、ユーザによって当該オブジェクト91が選択された状態のときに、マーク92を表示部58Aの画面に表示する。一方、ユーザによってオブジェクト91が選択されていない状態のときには、マーク92を非表示とする。例えば画像データに複数のオブジェクト90、91が含まれる場合、マーク92を常に表示していると、オブジェクト91とマーク92との対応関係が判別しにくくなることがある。選択されたオブジェクト91に対してのみマーク92を表示することで、そのような不具合を回避することができる。なお、表示制御部54Aは必須でなく、必ずしも備えていなくてもよい。
色印刷不要設定付与部55Aは、ユーザからの指示に基づいて、オブジェクトデータに色印刷不要設定情報を付与するように構成されている。色印刷不要設定情報は、印刷時にオブジェクト90、91の色情報を無効にして、オブジェクト90、91を有色で印刷しないようにする設定である。例えば特殊表面加工を付すオブジェクト91に対して色印刷不要設定情報が付与されると、印刷時にはCMYKなどの有色インクが使用されず、透明インクで当該オブジェクトの特殊表面加工のみがなされる。例えば特殊表面加工を付さないオブジェクト90に色印刷不要設定情報が付与されると、印刷時には当該オブジェクトが含まれていないものとみなされ、当該オブジェクト90の印刷は行われない。なお、色印刷不要設定付与部55Aは必須でなく、必ずしも備えていなくてもよい。
第2表示データ生成部56Aは、色印刷不要設定付与部55Aで色印刷不要情報が付与されたオブジェクト91に色印刷なしマーク93(図10参照)を付して、ユーザ用端末50Aの表示部58Aおよび顧客用端末50Bの表示部58Bに表示するための表示データを生成するように構成されている。この表示データは、表示データ生成部53Aで生成される表示データと同様に、あくまで表示部58Aおよび表示部58Bの画面上で、有色での印刷を行わないことを視覚的に示すものである。色印刷なしマーク93は、ユーザおよび顧客が有色で当該オブジェクトの印刷を行わないことを確認するためのしるしである。色印刷なしマーク93は、表示部58Aおよび表示部58Bの画面上で視認可能なものであればよい。色印刷なしマーク93は、例えば記憶部57Aに記憶されている。
第2表示データ生成部56Aは、まず、データサーバ50Cの記憶部57Cに、色印刷不要情報が付与されたオブジェクト91と対応付けされた表示データが記憶されているか否かを確認する。記憶部57Cに当該オブジェクト91と対応付けされた表示データが記憶されていない場合は、オブジェクト91のなかの予め定められた位置に色印刷なしマーク93を配置する。そして、オブジェクト91の上に色印刷なしマーク93を重ね合わせて、表示データを生成する。生成された表示データは、オブジェクト91と対応付けされた状態で、例えば送受信部59Aから送信され、データサーバ50Cの記憶部57Cに記憶される。一方、記憶部57Cに当該オブジェクト91と対応付けされた表示データが記憶されている場合は、記憶部57Cに記憶されている表示データのなかに、既に配置されているマーク92(例えば特殊表面加工のマーク)と重ならないように、色印刷なしマーク93を追加する。例えば、既に配置されているマーク92と接するように、マーク92の隣に色印刷なしマーク93を付してもよい。これにより、ユーザおよび顧客が、マーク92と色印刷なしマーク93とを纏めて確認し易くなる。色印刷なしマーク93は、オブジェクト91の画像データ(ここではABCの文字)と重なるように追加してもよく、オブジェクト91の画像データと重ならないよう余白部分に追加してもよい。そして、記憶部57Cに記憶されている表示データを更新する。なお、第2表示データ生成部56Aは必須でなく、必ずしも備えていなくてもよい。
記憶部57Aは、表示データ生成部53Aおよび第2表示データ生成部56Aで表示データの生成に使用されうる1つまたは複数の種類のマーク92~94を記憶している。例えば、グロスバーニッシュを表すマーク94と、マットバーニッシュを表すマークと、色印刷なしマーク93と、を記憶している。マットバーニッシュを表すマークは、テクスチャの種類と同じ数のバリエーションのマーク(例えばマーク92)を含んでいてもよい。記憶部57Aは、メイン生成部51Aで生成される1つまたは複数の印刷用テンプレートのファイルを、一時的に記憶するように構成されていてもよい。記憶部57Aに記憶された印刷用テンプレートのファイルは、送受信部59Aから送信されて、データサーバ50Cの記憶部57Cに記憶される。なお、記憶部57Aは必ずしも必須ではなく、例えばユーザ用端末50Aの各部がウェブアプリケーションで構成されている場合は、データサーバ50Cの記憶部57Cが記憶部57Aを兼ねていてもよい。
表示部58Aは、記憶部57Aに記憶されている情報をユーザが視認可能なように表示する。表示部58Aは、印刷用テンプレート作成用の画面を表示する。表示部58Aは、印刷用テンプレートの画像データ、詳しくは、1つまたは複数のオブジェクト90、91を表示する。表示部58Aは、顧客用端末50Bの表示部58Bの画面に表示される情報を確認するためのプレビュー画面としても機能しうる。表示部58Aは、例えば1つまたは複数のディスプレイを有している。表示部58Aは、例えばオブジェクト入力部52Aの入力装置を兼ねていてもよい。表示部58Aは、ユーザが画面に直接触れて操作することができるタッチパネルであってもよい。
送受信部59Aは、データサーバ50Cに対するインターフェイスである。送受信部59Aは、データサーバ50Cとの間で印刷用テンプレートのファイルを送受信する。ウェブアプリケーションを使用する場合、送受信部59Aは、ネットワークを介してデータサーバ50Cと常時接続されている。ネイティブアプリケーションを使用する場合、送受信部59Aは、ネットワークを介してデータサーバ50Cと常時接続されていてもよいし、必要に応じて断続的に接続されてもよい。
顧客用端末50Bは、例えば小売店の店頭に設置されている。顧客用端末50Bは、ユーザ用端末50Aで生成された印刷用テンプレートに含まれる画像データを表示可能なように構成されている。顧客用端末50Bは、印刷用テンプレート表示装置の一例である。本実施形態において、顧客用端末50Bは、顧客が印刷を注文する際に用いられる注文印刷受付装置としても機能する。顧客用端末50Bは、表示部58Bの画面に印刷用テンプレートを表示して、顧客による印刷の注文をナビゲートするように構成されている。顧客からの注文を自動で受け付けることにより、ユーザが注文内容を入力する必要がなくなる。そのため、受注の作業を効率化すると共に、入力ミスを抑制することができ、ユーザの利便性を向上することができる。
顧客用端末50Bの各部は、相互に通信可能に構成されている。顧客用端末50Bの各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。顧客用端末50Bの各部は、プロセッサによって行われるものであってもよいし、回路に組み込まれたものであってもよい。ユーザ用端末50Aの各部は、ここではウェブアプリケーションで構成されている。ただし、ユーザ用端末50Aの各部は、ネイティブアプリケーションで構成されていてもよい。この場合、顧客用端末50Bが記憶部を有していてもよい。
カタログ表示部51Bは、印刷用テンプレートのカタログを生成し、表示部58Bの画面に表示するように構成されている。カタログ表示部51Bは、顧客用端末50B上で顧客から印刷の注文に関する操作がなされると、データサーバ50Cの記憶部57Cに記憶されている印刷用テンプレートのファイルを参照して、カタログを生成するように構成されている。カタログ表示部51Bは、例えば、表示部58Bを複数の部分領域に区分し、それぞれの部分領域に対して、複数の印刷用テンプレートの画像データを並べて配置したカタログを生成するように構成されている。
入力部52Bは、印刷を注文する顧客に対するインターフェイスである。入力部52Bには、顧客によって注文印刷の発注に必要な情報が入力される。顧客は、表示部58Bの画面に表示される表示に従って順次希望を入力していくことで、所望の印刷を注文することができる。入力部52Bは、例えばオブジェクト入力部52Aと同様に、キーボードやマウス、ボタンなどの入力装置(図示せず)を備え、顧客が手動で必要な情報を入力可能なように構成されていてもよい。入力部52Bは、例えば、ホストコンピュータなどの外部機器や有線または無線で接続されたネットワークから、顧客が必要な情報を取り込み可能なように構成されていてもよい。
オーダーデータ生成部53Bは、表示部58Bの画面に所定の画面を表示し、例えば予め用意されている印刷用テンプレートを基にして、顧客が自由に画像データをカスタマイズ可能なように構成されている。オーダーデータ生成部53Bは、例えば描画ソフトを含んでおり、顧客が入力部52Bから文字情報を入力したり図形などを描画したりすると、その文字や図形などに応じたオブジェクトデータを生成するように構成されている。オーダーデータ生成部53Bで生成されたオブジェクトデータは、印刷用テンプレートに追加される。これにより、最終的な顧客からの注文印刷のイメージデータ(オーダーデータ)が生成される。生成されたオーダーデータは、送受信部59Bから送信されて、データサーバ50Cの記憶部57Cに記憶される。
表示部58Bは、顧客が印刷を注文する際に、ユーザ用端末50Aで作製された印刷用テンプレートを表示する。印刷用テンプレートを用いることで、印刷の注文をスムーズに行うことができ、顧客の利便性を向上することができる。表示部58Bは、顧客が注文印刷をオーダーするためのオーダー画面としても機能しうる。表示部58Bは、顧客が印刷用テンプレートの画像データをカスタマイズする編集画面を表示する。表示部58Bは、1つまたは複数のオブジェクトを表示する。表示部58Bは、注文印刷の確認用画面を表示する。表示部58Bは、例えば表示部58Aと同様に、1つまたは複数のディスプレイであってもよい。表示部58Bは、入力部52Bの入力装置を兼ねていてもよい。表示部58Bは、顧客が画面に直接触れて操作することができるタッチパネルであってもよい。
送受信部59Bは、データサーバ50Cと印刷管理装置60とに対するインターフェイスである。送受信部59Bは、データサーバ50Cから印刷用テンプレートのファイルを受信する。送受信部59Bは、印刷用テンプレートに作画データを加えた顧客のオーダーデータをデータサーバ50Cに送信する。送受信部59Bは、オーダーデータを印刷管理装置60に送信する。顧客用端末50Bとデータサーバ50Cと印刷管理装置60とは、ネットワークを介して常時接続されていてもよいし、必要に応じて断続的に接続されてもよい。
ユーザ用端末50Aと顧客用端末50Bとは、それぞれ、典型的にはコンピュータであり、例えば上記した印刷装置10の制御部30と同様に、I/FとCPUとROMとRAMとメモリとを備えている。ユーザ用端末50Aと顧客用端末50Bとは、それぞれ、例えば、デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどの携帯型端末であってもよい。ユーザ用端末50Aと顧客用端末50Bは、それぞれ独立して、コンピュータのCPUを、ユーザ用端末50Aの各部または顧客用端末50Bの各部として動作させるコンピュータプログラムであってもよい。かかるコンピュータプログラムは、ユーザ用端末50Aまたは顧客用端末50Bの動作が書き込まれ、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であっていてもよい。
記録媒体としては、例えば、半導体記録媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリーカード)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク)などが例示される。また、上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体あるいはインターネットやイントラネットなどのネットワークを介して、サーバーコンピュータに送信することができる。この場合、サーバーコンピュータもまた、ユーザ用端末50Aおよび/または顧客用端末50Bの一形態である。
データサーバ50Cの記憶部57Cは、印刷用テンプレートのファイルと、印刷用テンプレートに作画データを加えたオーダーデータと、を記憶する。記憶部57Cは、さらにパレット80の情報が記憶されていてもよい。パレット80の情報は、例えば、被印刷物70が配置される配置孔80hの数や位置、形状、サイズ(例えば、左右方向Xの長さ、前後方向Yの長さ、上下方向Zの長さ)などを含んでいる。パレット80の情報は、インターネットやイントラネットなどのネットワークを介して、印刷管理装置60から取得してもよい。あるいは、パレット80の電子図面などから取得してもよい。
記憶部57Cに記憶されている情報は、送受信部59Cを介して、ユーザ用端末50A、および/または、顧客用端末50Bに適宜送受信される。例えば、印刷用テンプレートのファイルは、顧客用端末50Bに適宜送信され、表示部58Bの画面に印刷用テンプレートの画像データを表示する際に用いられる。なお、データサーバ50Cは、ここではユーザ用端末50Aと顧客用端末50Bとに接続された外部装置である。ただし、データサーバ50Cは、例えば、ユーザ用端末50Aの記憶部57Aに内蔵されていてもよい。または、顧客用端末50Bが記憶部を有する場合は、当該記憶部に内蔵されていてもよい。
<印刷用テンプレートの生成方法>
以下、印刷を受注する側のユーザが、ユーザ用端末50Aの表示部58Aの画面に表示される画面を参照しながら印刷用テンプレートを生成する手順を説明する。本実施形態では、複数の印刷用テンプレートのファイルが、データサーバ50Cの記憶部57Cにデフォルトとして予め記憶されている。ユーザから印刷用テンプレートの生成が指示されると、メイン生成部51Aは印刷用テンプレートのリストを作成し、表示部58Aの画面に表示する。
図5は、印刷用テンプレートのリストを表す画面の一例である。図5の画面には、複数の印刷用テンプレートのファイルを予め定められたファイル名の順序で列挙したリスト(Template List)が表示されている。この画面は、インターネットやイントラネット上のサーバーで動作するウェブアプリケーションである。すなわち、情報の入出力は、ネットワークを介してブラウザ上で行われる。
図5の画面において、ユーザは、Template Listの上方に横並びで配置された(1)~(5)のボタンをクリックすることで、(1)Template Listに新たな印刷用テンプレートのファイルを追加したり、(2)Template Listから任意の印刷用テンプレートのファイルを選択して、印刷用テンプレートに含まれる画像データなどを変更したり、(3)印刷用テンプレートのファイルをダウンロードしたり、(4)Template Listから任意の印刷用テンプレートのファイルを検索したり、(5)Template Listから任意の印刷用テンプレートのファイルを削除したりすることができる。図5の画面において、ユーザが(1)のボタンをクリックすると、表示部58Aの表示が、印刷用テンプレートの第1作成画面に切り替えられる。印刷用テンプレートの作成画面は、例えばCPU上で動作するネイティブアプリケーションである。すなわち、画像データの編集は、ユーザ用端末50Aの内部で行われる。
図6は、印刷用テンプレートの第1作成画面の一例である。この画面は、ユーザが印刷装置10で印刷可能な領域(印刷可能領域:PRINTABLE AREA)を設定する画面である。図6の画面の左側には、ユーザが視覚的に分かりやすいように、各設定項目が図解されている。ユーザは、この図解を参照しながら、図6の画面の右側に各設定項目を入力する。本実施形態では、例えば、被印刷物70のサイズの情報(Length:長さ、Width:幅)、被印刷物70の印刷マージンの情報(Top:長さ方向の上側の余白、Bottom:長さ方向の下側の余白、Left:幅方向の左側の余白、Right:幅方向の右側の余白)、被印刷物70の角の形状の情報(Radius:角の丸み)を入力する。ユーザは、入力が完了したら、図6の画面の下方に表示されている[NEXT]のボタンをクリックする。これにより、表示部58Aの表示が、第1作成画面から第2作成画面へと切り替えられる。
図7は、印刷用テンプレートの第2作成画面の一例である。この画面は、印刷用テンプレートに含まれる画像データを、ユーザが編集、カスタマイズする画面である。図7の画面の左右の端には、描画ツールのアイコンなどが並べられている。図7の画面の中央は、ユーザが文字や図形などのオブジェクトを自由に描画して、画像データをカスタマイズする領域である。この画面において、ユーザは、例えば、図7の画面の左端にある[IMAGE]や[CLIPART]のアイコンを選択して、写真や絵柄などの所望のグラフィックデータをアップデートしたり、[TEXT]のアイコンを選択して、文字情報を入力したり、[SPOT COLOR]のアイコンを選択して、色情報を指定したり、[EDIT AREA]のアイコンを選択して、画像の編集可能領域を選択したりすることができる。また、例えば注文印刷の後にカッティング装置を用いて被印刷物70をカットする場合には、[CUT]のアイコンを選択して、オブジェクトの外周にカット線を付与してもよい。図7では、花模様(図柄)のオブジェクト90と、ABC(文字)のオブジェクト91と、が画像データに含まれている。
本実施形態では、[SPOT COLOR]のアイコンのなかに、特殊効果の設定を含んでいる。これにより、あたかも色を選択するかのように、オブジェクト90、91に対して特殊効果を付与することができる。例えば、図7の画面の左寄りにある[PRIMER]のボタンをONとすることで、画像データ全体に対して、プライマインクを用いた下地処理を設定することができる。また、例えば[WHITE]のボタンをONとすることで、画像データ全体に対して、ホワイトインクを用いた下地処理を設定することができる。また、例えば[GLOSS]のボタンをONとすることで、1つ1つのオブジェクト90、91に対して、個別に特殊表面加工を設定することができる。ユーザが[GLOSS]のボタンをONにし、下向き矢印(▽)をクリックすると、プルダウンメニュー(図8参照)が表示される。本実施形態において、プルダウンメニューには、表面光沢の程度が異なる第1および第2の(2種類の)特殊表面加工、すなわち、グロスバーニッシュ(GLOSS Varnish)およびマットバーニッシュ(MATTE Varnish)が表示されている。ユーザは、ここでは1つの画像データに対して、グロスバーニッシュおよびマットバーニッシュのいずれか一方のみを選択となっており、選択したほうの表面光沢で、オブジェクト90、91毎に、それぞれ別個独立して所望の特殊表面加工を選択することができる。
ユーザが、図7の画面で[GLOSS]のボタンをOFFとすると、特殊表面加工が選択不可となり、後述する顧客の編集画面(図13参照)において、特殊表面加工が表示されない。ユーザが、図7の画面で[GLOSS]のボタンをONとし、かつ図8のプルダウンメニューでグロスバーニッシュを選択すると、後述する顧客の編集画面において、グロスバーニッシュの特殊表面加工が選択可能となる。ユーザが、図7の画面で[GLOSS]のボタンをONとし、かつ図8のプルダウンメニューでマットバーニッシュを選択すると、後述する顧客の編集画面において、マットバーニッシュのテクスチャのなかから特殊表面加工を選択可能となる。
本実施形態では、ユーザがマットバーニッシュを選択すると、[COLOR]のタブと横並びで、[VARNISH]のタブが表示される。図9は、第2作成画面のバーニッシュのタブをクリックした画面の一例である。[VARNISH]のタブには、特殊表面加工のテクスチャが複数表示されている。ユーザは、色を選択する場合と同様の操作で、テクスチャを選択することができる。例えば、ユーザがオブジェクト91を選択した状態で所望のテクスチャを選択すると、オブジェクト91に当該テクスチャの特殊表面加工を設定することができる。あるいは、テクスチャの下方に表示されている[APPLY ALL]のチェックボックスにチェックを入れると、画像データに含まれる全てのオブジェクト90、91に対して、一括で特殊表面加工を設定することもできる。特殊表面加工の設定されたオブジェクト91は、選択状態となったときに特殊表面加工を付すことを示すマーク92が表示される。特に限定されるものではないが、ここでは、オブジェクト91の右上に、テクスチャの繰り返し模様を模したマーク92が付与されている。このマーク92が付与されたオブジェクト91には、印刷時に、有色での印刷に加えて透明の特殊表面加工が施される。
図10は、第2作成画面のカラーのタブをクリックした画面の一例である。ユーザは、オブジェクト91に透明の特殊表面加工のみを施したい場合、すなわち、有色での印刷を行いたくない場合がある。しかし、特殊表面加工するオブジェクト91を表示部58Aの画面に透明色で表示しても、画面上で目立たず判別が困難である。そこで、オブジェクト91に透明の特殊表面加工のみを施したい場合には、カラーパレットの下方に表示された[NOT PRINT COLOR]のアイコンを使用する。例えば、ユーザがオブジェクト91を選択した状態で[NOT PRINT COLOR]のアイコンをクリックすると、オブジェクト91に透明の特殊表面加工のみを設定することができる。[NOT PRINT COLOR]がチェックされたオブジェクトには、有色での印刷を行わないことを示す色印刷なしマーク93が表示される。特に限定されるものではないが、ここでは、テクスチャの繰り返し模様を模したマーク92の左隣に、色印刷なしマーク93が付与されている。これにより、透明で印刷されるオブジェクト91を画面上では有色で表示することができ、オブジェクト91の視認性や特殊表面加工の識別性を確保することができる。したがって、ユーザや顧客は、オブジェクト91を編集する作業を容易に行うことができると共に、印刷の仕上がりをイメージし易くなる。
ユーザは、入力が完了したら、図9あるいは図10の下方に表示されている[SAVE]のボタンをクリックする。これにより、ユーザによって画像データが確定されると共に、画像データが特殊効果などの設定とリンクされる。そして、ユーザが印刷用テンプレートに任意のファイル名を設定することにより、1つのファイルとして保存される。ここでは、例えば、「02gift.01phonecase.002」というファイル名を付して保存する。印刷用テンプレートのファイルは送受信部59Aから送信されて、データサーバ50Cの記憶部57Cに記憶される。以上のようにして、印刷用テンプレートを生成することができる。印刷用テンプレートが生成されると、印刷用テンプレートのリストは更新される。
図11は、更新された印刷用テンプレートのリストを表す画面の一例である。図5の更新前のリストと比較して、図11のリストには、上から3つ目に、「02gift.01phonecase.002」という名称の印刷用テンプレートが追加されている。また、この印刷用テンプレートのリストには、印刷用テンプレートの名称(NAME)と共に、特殊効果(SPECIAL EFFECT)を表す絵文字が表示されている。例えば、(6)の絵文字は、ホワイトインクを用いた下地処理が設定されていることを、(7)の絵文字は、透明インクを用いた特殊表面加工が設定されていることを、(8)の絵文字は、プライマインクを用いた下地処理が設定されていることを、それぞれ表している。したがって、ユーザは印刷用テンプレートの編集画面を開いたりすることなく、印刷用テンプレートに含まれる特殊効果の種類を確認することができる。
<オリジナルの注文印刷の発注方法>
以下、顧客が、顧客用端末50Bの表示部58Bの画面に表示される印刷用テンプレートを援用して、オリジナルの注文印刷を発注する手順を説明する。本実施形態では、顧客用端末50Bの待機状態において、所定のトップ画面(図示せず)が表示されている。なお、待機状態とは、顧客用端末50Bの電源がONとなっており、印刷の注文が開始されていない状態である。トップ画面には、顧客が印刷の注文を開始し、印刷用テンプレートに移動するための[START]のボタンが表示されている。本実施形態では、顧客が[START]のボタンをクリックすると、記憶部57Cに記憶されている印刷用テンプレートのファイルが送受信部59Bから顧客用端末50Bに入力され、予め定められた順序で表示部58Bの画面にリスト表示される。顧客がこのうち1つのファイルを選択すると、印刷用テンプレートの確認画面へと切り替えられる。本実施形態では、顧客が、上記ユーザ用端末50Aにて作成された印刷用テンプレートと同じ画像データを含んだ印刷用テンプレートを選択した場合を仮定する。顧客は、確認画面で選択した印刷用テンプレートの詳細を確認することができる。
図12は、印刷用テンプレートの確認画面の一例である。図12の画面の上方中央部には、顧客が注文印刷完了までの工程を理解容易なように、[PRODUCT SELECTION]、[CHECK]、[EDIT]、[ORDER]のチェックリストが表示されている。確認画面の左側には、印刷用テンプレートに含まれる画像データ、ここでは、ユーザ用端末50Aの表示部58Aの画面に表示されていたのと同じ複数のオブジェクト90、91が表示されている。確認画面の右側には、印刷用テンプレートの分類を表すカテゴリーおよびサブカテゴリーと、製品(PRODUCT)の情報と、特殊効果の情報と、商品説明と、が表示されている。特殊効果の情報は、使用可能な特殊効果が絵文字で表示されている。ユーザは、印刷用テンプレートの編集に移行する前に、この確認画面で予め希望する特殊効果を使用可能か否か見極めることができる。顧客が図12の画面の下方に表示されている[NEXT]をクリックすると、表示部58Bの表示が、編集画面へと切り替えられる。
図13は、印刷用テンプレートの編集画面の一例である。編集画面は、印刷用テンプレートに含まれる画像データを顧客が自由に編集、カスタマイズする画面である。この編集画面では、特殊効果の詳細を確認することができる。例えば、ユーザによって印刷用テンプレートの生成時にグロスバーニッシュの特殊表面加工が選択されている場合は、図13に示すように、[VARNISH]のタブに、VARNISH TYPE GLOSSと表示される。グロスバーニッシュは、光沢印刷のため、テクスチャの選択はない。グロスバーニッシュの特殊表面加工が設定されているオブジェクト91は、オブジェクト91の予め定められた位置にグロスバーニッシュを示すマーク94が重ねて表示されている。一方、図示は省略するが、ユーザによって印刷用テンプレートの生成時にマットバーニッシュの特殊表面加工が選択されている場合は、図9に示したユーザの編集画面と同様に、[VARNISH]のタブに、VARNISH TYPE MATTEと表示される。マットバーニッシュでは、さらにテクスチャを選択することができる。マットバーニッシュの特殊表面加工が設定されているオブジェクトは、例えば図9と同様に、オブジェクトの予め定められた位置にテクスチャの模様を示すマークが重ねて表示される。
顧客が編集画面上で画像データを編集すると、オーダーデータ生成部53Bでそれに応じた作画データが作成される。そして、印刷用テンプレートに作画データを加えたオーダーデータが生成される。顧客が図13の画面の下方に表示されている[NEXT]をクリックすると、表示部58Bの表示が、最終確認用画面へと切り替えられる。
図示は省略するが、最終確認用画面には、例えば印刷用テンプレートに作画データを加えたオーダーデータと注文印刷の値段とが表示されている。顧客はこの画面で最終的な注文印刷の出力イメージと値段とを確認した後、印刷数量などの必要事項を入力し、注文印刷を発注する。以上のようにして、顧客は印刷用テンプレートを参照してオリジナルの注文印刷を発注することができる。また、顧客の発注が完了すると、オーダーデータは送受信部59Bを介して印刷管理装置60に送信される。
<印刷管理装置>
印刷管理装置60は、印刷装置10に印刷データを送信すると共に、印刷装置10を制御して印刷を行うように構成されている。印刷管理装置60は、典型的にはコンピュータであり、例えば上記した印刷装置10の制御部30と同様に、I/FとCPUとROMとRAMとメモリとを備えている。印刷管理装置60は、記憶部61と、変換部62と、表示部63と、送受信部64と、を備えている。印刷管理装置60は、送受信部64を介して、顧客のオーダーデータを受信する。オーダーデータは記憶部61に記憶される。変換部62は、オーダーデータを印刷装置10の制御部30が読み込み可能なラスタデータに変換(ラスタライズ)する。ラスタデータは、送受信部64を介して、印刷装置10の制御部30に送信される。
表示部63は、オーダーデータとパレット80とをあわせた注文印刷のプレビュー画面を表示する。ユーザは、表示部63のプレビュー画面を確認しながら印刷準備を行うことで、手際よく印刷準備を進め、印刷を滞りなく開始することができる。また、パレット80の取り違えや、テーブル25にパレット80を載置する際の置き間違いが生じ難くなり、印刷の失敗を低減することができる。
以上のように、印刷オーダー装置50のユーザ用端末50Aでは、オブジェクト90、91ごとに特殊表面加工を付与することが可能となり、被印刷物70の表面に様々な表情を付与することができる。これにより、印刷画像の見え方を自在に変化させることができ、オリジナリティーのあふれた印刷物を実現することができる。また、ユーザ用端末50Aでは、特殊表面加工を付与するオブジェクト91にマーク94を付すことで、画面上で特殊表面加工の有無を容易に判別することができる。したがって、ユーザが印刷用テンプレートの画像データを編集しやすくなり、ユーザの利便性を向上することができる。また、顧客用端末50Bでは、顧客が印刷の仕上がりをイメージし易くなり、印刷の注文をスムーズに行うことができる。
なお、印刷オーダー装置50は、例えば、携帯電話販売店、家電量販店、写真店、雑貨販売店、ショッピングセンターなどの小売店の店頭に設置されるスタンドアローンのKIOSK(キオスク)型のプリンタに組み合わせて好ましく利用することができる。
本実施形態のユーザ用端末50Aは、特殊表面加工を付すオブジェクト91が選択された状態において、マーク92を表示部58Aの画面に表示し、オブジェクト91が選択されていない状態において、マーク92を非表示とする表示制御部54Aをさらに備える。これにより、画像データに複数のオブジェクト90、91を含み、画像データが込み入っている場合であっても、オブジェクト91とマーク92との対応関係を間違いにくくなる。
本実施形態では、特殊表面加工を付すオブジェクト91がABCの文字情報である。文字情報は、グラフィックデータに比べて細線状の個所が多い。このため、例えば文字情報自体にテクスチャの模様を直接付したりすると、テクスチャの模様が不明瞭になったり、元のカラーが判別しにくくなったりすることがある。オブジェクト91に特殊表面加工のマーク92を付すことで、例えばオブジェクト91の面積に依らず、特殊表面加工の種類(例えばテクスチャの模様)を鮮明に表すことができる。したがって、視認性を高めることができる。また、画面上では、オブジェクト91には元のカラーが維持されるので、例えば顧客が印刷の仕上がりをイメージし易くなる利点もある。
本実施形態では、特殊表面加工は、表面光沢の程度およびテクスチャの少なくとも一方が異なる複数の特殊表面加工を含む。表示データ生成部53Aは、異なる特殊表面加工を付すオブジェクト91に対して、種類の異なるマーク92、94を付与する。これにより、特殊表面加工のバリエーションを増やして、意匠性を高めることができる。また、特殊表面加工の選択の幅が広がると共に、顧客がそれぞれの特殊表面加工について仕上がりをイメージし易くなる。
本実施形態では、特殊表面加工は、テクスチャの異なる複数の特殊表面加工を含む。表示データ生成部53Aは、特殊表面加工を付すオブジェクト91に対して、テクスチャを構成する繰り返し模様を表すマーク92を重ね合わせる。これにより、顧客がテクスチャの模様を容易に把握することができる。
本実施形態では、オブジェクト91は、表示部58Aの画面に視認可能な有色で表される。本実施形態のユーザ用端末50Aは、オブジェクト91の有色での印刷を行わないとする色印刷不要設定情報を、オブジェクトデータに付与する色印刷不要設定付与部55Aと、色印刷不要設定情報が付与されたオブジェクト91に対して、有色での印刷を行わないことを示す視認可能な色印刷なしマーク93を重ね合わせ、表示部58Aに表示するための表示データを生成する第2表示データ生成部56Aと、をさらに備える。これにより、画面上では特殊表面加工を容易に認識することができると共に、印刷時には透明インクを用いて被印刷物70に特殊表面加工のみを施すことが可能となる。
本実施形態のユーザ用端末50Aは、図11などに示すように、表示部58Aを複数の部分領域に区分し、それぞれの部分領域に対して、複数の印刷用テンプレート(NAME)と、印刷用テンプレートに含まれる特殊表面加工の種類(SPECIAL EFFECT)と、を並べて配置したリスト(Template List)を作成するメイン生成部51Aをさらに備える。これにより、ユーザは、例えば印刷用テンプレートの編集画面を開かなくても、特殊表面加工の有無を容易に把握することができる。
以上、本実施形態に係るユーザ用端末50A及びそれを備えた印刷オーダー装置50、印刷システム100について説明した。しかし、本発明に係るテンプレート生成装置及びそれを備えた印刷オーダー装置、印刷システムは、これに限定されない。
例えば図1の実施形態では、ユーザ用端末50Aと顧客用端末50Bとが、印刷管理装置60に接続された外部装置であったが、これには限定されない。ユーザ用端末50Aおよび/または顧客用端末50Bは、印刷管理装置60に内蔵されていてもよい。また、印刷管理装置60は、例えば印刷装置10の制御部30に内蔵されていてもよい。
また、図2の実施形態では、印刷装置10がインクジェットプリンタであったが、これには限定されない。印刷装置10は、インクジェット方式以外の印刷方式を採用したものであってもよい。印刷装置10は、例えば、熱転写プリンタ(昇華型プリンタを含む)、レーザープリンタ、ドットインパクトプリンタ、感熱式プリンタ、放電破壊式プリンタなどであってもよい。印刷装置10は、例えば、メタリック箔や顔料箔などの箔シートを被印刷物に押し付ける、所謂、箔押し印刷を行う箔押し装置であってもよい。印刷装置10は、1つであってもよいし、例えば上記のなかから2つ以上を組み合わせて用いることもできる。例えば、インクジェットプリンタと箔押し装置とをそれぞれ印刷管理装置60に接続して用いることもできる。
また、図2の実施形態では、顧客用端末50Bが顧客の注文印刷を直接受け付ける注文印刷受付装置であったが、これには限定されない。顧客用端末50Bは、顧客が印刷用テンプレートを参照可能なものであればよい。その場合、顧客用端末50Bは、入力部52Bを有していなくてもよい。
また、印刷装置10の構成は特に限定されない。例えば、印刷装置10は、以下の構成のうち少なくとも1つ:被印刷物70をカットするカッティングヘッド;メタリック箔や顔料箔などの箔シート(転写箔)を被印刷物70に箔転写する箔押し用ツール;打刻および彫刻の少なくとも1つを被印刷物70に施す加飾ツール;を備えていてもよい。
また、上記した実施形態では、インクヘッド23がキャリッジ19に搭載され、左右方向Xに往復移動(シャトル移動)しながら印刷が行われる、所謂、シャトルタイプ(シリアルタイプ)の印刷装置10について説明したが、これには限定されない。ここに開示される技術は、ラインヘッドを備え、ラインヘッドが固定された状態で印刷が行われる、所謂、ラインタイプのプリンタにも同様に適用することができる。
また、上記した実施形態では、印刷装置10のキャリッジ19が左右方向Xに移動し、テーブル25が前後方向Yに移動するように構成されていたが、これには限定されない。キャリッジ19とテーブル25との移動は相対的なものであり、そのどちらが左右方向Xまたは前後方向Yに移動してもよい。また、例えば、キャリッジ19は移動不能に配置され、テーブル25が左右方向Xおよび前後方向Yの両方向に移動可能なように構成されていてもよい。
また、上記した実施形態では、印刷装置10が紫外線ランプ24を備えていたが、紫外線ランプ24は必須ではなく、省略することもできる。その場合、インクカートリッジ21、22C、22Pr、22Wには、それぞれ、紫外線硬化型以外のインクが貯留されていてもよい。