以下、本発明のロボットおよびロボットシステムを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
また、以下の実施形態では、特許請求の範囲に記載の「第A」を「第5」、「第B」を「第6」、「第C」を「第4」として説明するが、これに限定されるものではなく、Aは、4以下の自然数、または、6以上の自然数でもよい。また、Bは、Aよりも1つ大きい自然数であればよく、また、Cは、Aよりも1つ小さい自然数であればよい。具体的には、以下の実施形態では、第Aアームを第5アーム、第Bアームを第6アーム、第Cアームを第4アーム、第A回動軸を第5回動軸、第B回動軸を第6回動軸、第C回動軸を第4回動軸、第A駆動機構を第5駆動機構、第B駆動機構を第6駆動機構、第Aモーターを第5モーター、第Bモーターを第6モーター、第A減速機を第5減速機、第B減速機を第6減速機として説明を行う。
<第1実施形態>
図1は、本発明のロボットの第1実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、図1に示すロボットの主要部を示すブロック図である。図4は、図1に示すロボットの基台および第1アームを示す斜視図である。図5は、図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。図6は、図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。図7は、図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。図8は、図1に示すロボットの基台および第1アームを示す斜視図である。図9は、図1に示すロボットの基台を示す断面図である。図10は、図1に示すロボットの基台の一部を切断してなる切断図である。図11は、図1に示すロボットの基台の一部を切断してなる切断図である。図12は、図1に示すロボットの基台および第1アームの一部を切断してなる切断図である。図13は、図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。図14は、図1に示すロボットの第4アーム、第5アーム、第6アーム、第5駆動機構および第6駆動機構を示す斜視図である。図15は、図14中のA-A線での断面図である。図16は、図1に示すロボットの第5減速機(第A減速機)を示す断面図である。図17は、図1に示すロボットの第6減速機(第B減速機)を示す断面図である。なお、図3には、代表的に、2つの制御基板のうちの1つを図示し、また、代表的に、2つの電源基板のうちの1つを図示している。また、図15では、第5減速機(第A減速機)の剛性歯車、可撓性歯車およびクロスローラーベアリングは、模式的に図示され、同様に、第6減速機(第B減速機)の剛性歯車、可撓性歯車およびクロスローラーベアリングは、模式的に図示されている(他の実施形態の対応する図も同様)。
また、以下では、説明の都合上、図1および図2中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1および図2中の基台側を「基端」または「上流」、その反対側を「先端」または「下流」と言う。また、図1および図2中の上下方向が鉛直方向である。
また、図1に示すように、互いに直交する3つの軸としてX軸、Y軸およびZ軸が図示されている。各軸を示す矢印の先端側を「+(正)」、基端側を「-(負)」とする。また、Z軸方向を「鉛直方向」とする。また、X軸とY軸を含むX-Y平面を「水平面」とし、X-Y平面内の方向(X-Y平面に沿った方向)を「水平方向」とする。また、X軸に平行な方向を「X方向(X軸方向)」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向(Y軸方向)」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向(Z軸方向)」とも言う。
また、本明細書において、「水平」とは、完全に水平な場合のみならず、水平に対して±5°以内で傾斜している場合も含む。同様に、本明細書において、「鉛直」とは、完全に鉛直な場合のみならず、鉛直に対して±5°以内で傾斜している場合も含む。また、本明細書において、「平行」とは、2つの線(軸を含む)または面が、互いに完全な平行である場合のみならず、±5°以内で傾斜している場合も含む。また、本明細書において、「直交」とは、2つの線(軸を含む)または面が、互いに完全な直交である場合のみならず、±5°以内で傾斜している場合も含む。
図1に示すロボット1は、例えば、各種のワーク(対象物)の搬送、組立および検査等の各作業で用いることができる。
図1~図3に示すように、ロボット1は、基台4と、基台4に変位可能に連結された(設けられた)ロボットアーム10とを有するロボット本体2と、第1駆動機構401、第2駆動機構402、第3駆動機構403、第4駆動機構404、第5駆動機構405および第6駆動機構406と、制御基板81と、電源基板82と、駆動基板831、832、833、834、835、836とを備えている。
また、ロボットアーム10は、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16を備えている。また、第5アーム15および第6アーム16によりリストが構成され、第6アーム16の先端には、例えば、ハンド等のエンドエフェクター(図示せず)を着脱可能に取り付ける(接続する)ことができ、そのエンドエフェクターで対象物(図示せず)を把持(保持)することができる。エンドエフェクターで把持(保持)する対象物としては、特に限定されず、例えば、電子部品、電子機器等、各種のものが挙げられる。
また、エンドエフェクターとしては、対象物を保持することが可能なものであれば、特に限定されず、対象物を把持する(掴む)ことが可能なハンド、対象物を吸着することで保持する吸着ヘッド(吸着ハンド)等が挙げられる。
なお、第6アーム16とエンドエフェクターとの間には、図示しない力検出部(力検出装置)が設けられていてもよい。力検出部は、エンドエフェクターに加わる力(並進力、モーメントを含む)を検出する。また、力検出部としては、特に限定されないが、例えば、互いに直交する3軸のそれぞれの軸方向の力成分(並進力成分)と、その3軸のそれぞれの軸周りの力成分(回転力成分)とを検出可能な6軸力覚センサー等が用いられる。
ロボット1は、基台4と、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、第5アーム15と、第6アーム16とが基端側から先端側に向ってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。第1アーム11が最も基端側(上流側)のアームである。また、第6アーム16が最も先端側(下流側)のアームである。これにより、後述する構成により、ロボットアーム10の先端部の小型化、軽量化を図ることができる。なお、第1アーム11~第6アーム16の形状は、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。また、第1アーム11~第6アーム16の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
以下では、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15、第6アーム16をそれぞれ「アーム」とも言う。また、第1回動軸O1、第2回動軸O2、第3回動軸O3、第4回動軸O4、第5回動軸O5、第6回動軸O6をそれぞれ「回動軸」とも言う。また、第1駆動機構401、第2駆動機構402、第3駆動機構403、第4駆動機構404、第5駆動機構405および第6駆動機構406をそれぞれ「駆動機構」とも言う。また、第1モーター401M、第2モーター402M、第3モーター403M、第4モーター404M、第5モーター405M、第6モーター406Mをそれぞれ「モーター」とも言う。また、第1減速機61、第2減速機(図示せず)、第3減速機(図示せず)、第4減速機(図示せず)、第5減速機65、第6減速機66をそれぞれ「減速機」とも言う。
基台4と第1アーム11とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、第1アーム11は、基台4に対し、鉛直方向と平行な第1回動軸O1を回動中心とし、その第1回動軸O1周りに回動可能となっている。また、第1回動軸O1は、基台4の設置面である床101の上面の法線と一致している。また、第1回動軸O1は、ロボット1の最も上流側にある回動軸である。この第1アーム11は、モーター(第1モーター)401Mおよび減速機61(第1減速機)(図8参照)を有する第1駆動機構401の駆動により回動する。モーター401Mは、第1アーム11を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター401Mは、駆動基板831(第1駆動基板)のモータードライバー301(第1モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機61が省略されていてもよい。
また、ロボット1は、モーター401Mの出力軸(第1アーム11)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター401Mの出力軸が回動することを阻止し、第1アーム11の姿勢を適確に保持することができる。
第1アーム11と第2アーム12とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、第2アーム12は、第1アーム11に対し、水平方向と平行な第2回動軸O2を回動中心として回動可能となっている。また、第2アーム12は、第1アーム11の先端部において片持ち支持されている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。また、第2回動軸O2は、第1回動軸O1に直交する軸と平行である((第2回動軸O2と第1回動軸O1とは軸方向が異なっている)。この第2アーム12は、モーター(第2モーター)402Mおよび減速機(第2減速機)(図示せず)を有する第2駆動機構402の駆動により回動する。モーター402Mは、第2アーム12を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター402Mは、駆動基板832(第2駆動基板)のモータードライバー302(第2モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第2回動軸O2は、第1回動軸O1と直交していてもよい。
また、ロボット1は、モーター402Mの出力軸(第2アーム12)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター402Mの出力軸が回動することを阻止し、第2アーム12の姿勢を適確に保持することができる。
第2アーム12と第3アーム13とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。そして、第3アーム13は、第2アーム12に対して水平方向と平行な第3回動軸O3を回動中心とし、その第3回動軸O3周りに回動可能となっている。また、第3アーム13は、第2アーム12の先端部において片持ち支持されている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。また、第3回動軸O3は、第2回動軸O2と平行である。この第3アーム13は、モーター(第3モーター)403Mおよび減速機(第3減速機)(図示せず)を有する第3駆動機構403の駆動により回動する。モーター403Mは、第3アーム13を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター403Mは、駆動基板833(第3駆動基板)のモータードライバー303(第3モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。
また、ロボット1は、モーター403Mの出力軸(第3アーム13)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター403Mの出力軸が回動することを阻止し、第3アーム13の姿勢を適確に保持することができる。
第3アーム13と第4アーム14とは、関節(ジョイント)174を介して連結されている。そして、第4アーム14は、第3アーム13に対し、第3アーム13の中心軸方向と平行な第4回動軸O4を回動中心とし、その第4回動軸O4周りに回動可能となっている。第4回動軸O4は、第3回動軸O3と直交している(第4回動軸O4と第3回動軸O3とは軸方向が異なっている)。この第4アーム14は、モーター(第4モーター)404Mおよび減速機(第4減速機)(図示せず)を有する第4駆動機構404の駆動により回動する。モーター404Mは、第4アーム14を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター404Mは、駆動基板834(第4駆動基板)のモータードライバー304(第4モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第4回動軸O4は、第3回動軸O3に直交する軸と平行であってもよい。
また、ロボット1は、モーター404Mの出力軸(第4アーム14)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター404Mの出力軸が回動することを阻止し、第4アーム14の姿勢を適確に保持することができる。
第4アーム14と第5アーム15とは、関節(ジョイント)175を介して連結されている。そして、第5アーム15は、第4アーム14に対して第5回動軸O5を回動中心とし、その第5回動軸O5周りに回動可能となっている。また、第5アーム15は、第4アーム14の先端部において片持ち支持されている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。また、第5回動軸O5は、第4回動軸O4と直交している(第5回動軸O5と第4回動軸O4とは軸方向が異なっている)。この第5アーム15は、モーター(第5モーター)405Mおよび減速機65(第5減速機)(図15参照)を有する第5駆動機構405の駆動により回動する。モーター405Mは、第5アーム15を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター405Mは、駆動基板835(第5駆動基板)のモータードライバー305(第5モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、第5回動軸O5は、第4回動軸O4に直交する軸と平行であってもよい。
また、ロボット1は、モーター405Mの出力軸(第5アーム15)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター405Mの出力軸が回動することを阻止し、第5アーム15の姿勢を適確に保持することができる。
第5アーム15と第6アーム16とは、関節(ジョイント)176を介して連結されている。そして、第6アーム16は、第5アーム15に対して第6回動軸O6を回動中心とし、その第6回動軸O6周りに回動可能となっている。また、第6回動軸O6は、第5回動軸O5と直交している(第6回動軸O6と第5回動軸O5とは軸方向が異なっている)。この第6アーム16は、モーター(第6モーター)406Mおよび減速機66(第6減速機)(図15参照)を有する第6駆動機構406の駆動により回動する。モーター406Mは、第6アーム16を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター406Mは、駆動基板836(第6駆動基板)のモータードライバー306(第6モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、第6回動軸O6は、第5回動軸O5に直交する軸と平行であってもよい。
また、ロボット1は、モーター406Mの出力軸(第6アーム16)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター406Mの出力軸が回動することを阻止し、第6アーム16の姿勢を適確に保持することができる。
駆動機構401~406には、それぞれのモーターまたは減速機に、第1角度センサー411、第2角度センサー412、第3角度センサー413、第4角度センサー414、第5角度センサー415、第6角度センサー416が設けられている。以下では、第1角度センサー411、第2角度センサー412、第3角度センサー413、第4角度センサー414、第5角度センサー415、第6角度センサー416をそれぞれ「角度センサー」とも言う。これらの角度センサーとしては、特に限定されず、例えば、ロータリーエンコーダー等のエンコーダー等を用いることができる。これらの角度センサー411~416により、それぞれ、駆動機構401~406のモーターまたは減速機の出力軸(回転軸)の回転(回動)角度を検出する。
また、駆動機構401~406のモーターとしては、それぞれ、特に限定されないが、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターが好ましい。
また、駆動機構401~406の減速機としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、複数の歯車で構成された所謂「遊星ギア型」の減速機や、ハーモニックドライブ(「ハーモニックドライブ」は登録商標)と呼ばれる波動歯車減速機(波動減速機)等が挙げられ、これらのうちでは、波動歯車減速機が好ましい。
また、モーター401M~406Mを制動する制動機構としては、それぞれ、特に限定されないが、例えば、電磁ブレーキが好ましい。また、各制動機構は、それぞれ、省略されていてもよい。
また、駆動機構401~406、角度センサー411~416、各制動機構は、それぞれ、制御基板81と電気的に接続されている。
そして、制御基板81は、アーム11~16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301~306を介して、駆動機構401~406をそれぞれ独立して制御することができる。この場合、制御基板81は、角度センサー411~416、力検出部(図示せず)により検出を行い、その検出結果(検出情報)に基づいて、駆動機構401~406の駆動、例えば、角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。この制御プログラムは、制御基板81のROM等に予め記憶されている。
本実施形態では、基台4は、ロボット1の鉛直方向の最も下方に位置し、設置スペースの床101等に固定(設置)される部分である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、複数本のボルトによる固定方法等が挙げられる。また、基台4が固定されている部分の床101は、水平面と平行な平面(面)であるが、これに限定されるものではない。
このようなロボット1の制御基板81は、作業において、角度センサー411~416、力検出部(図示せず)の出力、すなわち、角度センサー411~416の検出結果(検出された角度)、力検出部の検出結果(検出された力)等に基づいて、ロボット1の駆動(動作)を位置制御、力制御等で制御する。
位置制御とは、ロボット1のエンドエフェクターの位置や姿勢に関する情報に基づいて、エンドエフェクターを目標の位置に目標の姿勢になるように移動させるロボット1の動作の制御である。前記エンドエフェクターに代えて、ロボットアーム10の先端部やエンドエフェクターが把持した対象物等でもよい。また、エンドエフェクターの位置や姿勢に関する情報は、角度センサー411~416の検出結果等に基づいて求めることが可能である。
また、力制御とは、力検出部の検出結果に基づいて、エンドエフェクターの位置や姿勢を変更したり、また、エンドエフェクターを押したり、引っ張ったり、回転させる等のロボット1の動作の制御である。力制御には、例えば、インピーダンス制御と、フォーストリガー制御とが含まれている。
フォーストリガー制御では、力検出部により検出を行い、その力検出部により所定の力を検出するまでロボットアーム10を移動(姿勢の変更も含む)、すなわち、動作させる。
インピーダンス制御は、倣い制御を含む。まず、簡単に説明すると、インピーダンス制御では、ロボットアーム10の先端部に加わる力を可能な限り所定の力に維持、すなわち、力検出部により検出される所定方向の力を可能な限り目標値(0も含む)に維持するようにロボットアーム10(ロボット1)の動作を制御する。これにより、例えば、ロボットアーム10に対してインピーダンス制御を行うと、ロボットアーム10は、エンドエフェクターで把持した対象物(図示せず)が他の対象物(図示せず)に対し、前記所定方向について倣う動作を行う。
以上、ロボット1について簡単に説明した。以下、詳細に説明する。
図4~図8に示すように、基台4は、箱状をなし、内部に、物を収納(配置)することが可能な収納空間42を有している。この場合、基台4の内部空間(内部)の全体を収納空間42と捉えてもよく、また、一部を収納空間42と捉えてもよい。この基台4は、本体部43と、蓋体44とを備えており、蓋体44は、本体部43の後端面431(Y方向の負側の面)に対して着脱可能に取り付けられている。本実施形態では、蓋体44は、ネジ留めにより、本体部43に着脱可能に取り付けられている。なお、蓋体44を本体部43に取り付ける方法は、ネジ留めに限定されず、例えば、嵌合等が挙げられる。
また、ロボット1は、ロボット本体2の駆動を制御する制御基板81と、制御基板81に電力を供給する電源基板82(図10参照)とを備えている。
制御基板81の数は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、本実施形態では、2つであり、その2つの制御基板81は、所定の間隔を隔てて、X方向から見て重なるように配置され、互いに電気的に接続されている。また、各制御基板81は、同一の構成でもよく、また、異なる構成でもよいが、本実施形態では、互いに異なる機能を有している。以下の説明では、代表的に、2つの制御基板81のうちの一方について説明する。なお、制御基板81の数は、1つでもよく、また、3つ以上でもよい。
また、電源基板82の数は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、本実施形態では、2つであり、その2つの電源基板82は、所定の間隔を隔ててZ方向に並んでおり、互いに電気的に接続されている。また、各電源基板82は、同一の構成でもよく、また、異なる構成でもよい。以下の説明では、代表的に、2つの電源基板82のうちの一方について説明する。なお、電源基板82の数は、1つでもよく、また、3つ以上でもよい。
制御基板81は、配線が設けられた基板と、その基板に設けられ、プロセッサーの1例であるCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)等を備えている。本実施形態では、CPUにより各種のプログラムを実行することにより、ロボット本体2の駆動を制御する制御部の機能が達成され、また、RAM、ROMにより、各種の情報(データやプログラム等を含む)を記憶する記憶部の機能が達成される。
また、電源基板82は、配線が設けられた基板と、その基板に設けられ、外部から供給される電圧(電力)を所定の値に変換(例えば、降圧)する回路等を備えている。
また、駆動基板831は、制御基板81の指令に基づいてモーター401Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー301等を備えている。
また、駆動基板832は、制御基板81の指令に基づいてモーター402Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー302等を備えている。
また、駆動基板833は、制御基板81の指令に基づいてモーター403Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー303等を備えている。
また、駆動基板834は、制御基板81の指令に基づいてモーター404Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー304等を備えている。
また、駆動基板835は、制御基板81の指令に基づいてモーター405Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー305等を備えている。
また、駆動基板836は、制御基板81の指令に基づいてモーター406Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー306等を備えている。
また、図10および図11に示すように、制御基板81と電源基板82とは、配線921(第2配線)により電気的に接続(以下、単に「接続」とも言う)され、配線922(第2配線)により接続されている。配線921は、外部から制御基板81に入力された電圧(電力)を制御基板81から電源基板82に送出するのに用いられる電源線である。また、配線922は、電源基板82で変換された電圧(例えば、降圧された電圧)を電源基板82から制御基板81に送出するのに用いられる電源線である。配線921、922は、それぞれ、本実施形態では、例えば、絶縁性を有するチューブを備えるケーブルとして設けられる。
また、図12に示すように、制御基板81と駆動基板831とは、配線91(第1配線)により接続されている。配線91は、モーター401Mを駆動する電圧(指令)を制御基板81から駆動基板831に送出するのに用いられる電源線である。また、制御基板81と、各駆動基板832~836のそれぞれとは、同様に、配線(図示せず)により接続されている。配線91および前記駆動基板832~836に接続される配線は、それぞれ、本実施形態では、例えば、絶縁性を有するチューブを備えるケーブルとして設けられる。
また、図4~図6に示すように、ロボット1は、制御基板81および電源基板82をそれぞれ着脱可能に支持する支持部材5を備えている。支持部材5は、基台4に対して着脱可能に収納空間42に設けられている。これにより、制御基板81および電源基板82は、それぞれ、収納空間42に設けられる。また、本実施形態では、支持部材5は、ネジ留めにより、基台4に着脱可能に取り付けられている。なお、支持部材5を基台4に取り付ける方法は、ネジ留めに限定されず、例えば、嵌合等が挙げられる。
このように、ロボット1と、制御基板81および電源基板82(制御装置)とが一体化されているので、ロボット1の小型化(ロボットシステム全体の小型化)を図ることができる。また、支持部材5が基台4に対して着脱可能であるので、ロボット1の組み立て(製造)、制御基板81および電源基板82のメンテナンス等を容易かつ迅速に行うことができる。なお、支持部材5は、他の構造を有していてもよく、また、基台4から取り外すことができなくてもよい。
また、支持部材5の全体形状は、板状をなしている。すなわち、支持部材5は、板状をなす主基板51(板状部)を有している。主基板51の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、主基板51の平面視で、長方形(四角形)である。なお、主基板51の形状としては、四角形の他、例えば、三角形、五角形、六角形等の多角形、円、楕円等が挙げられる。
また、主基板51の後部(Y方向の負側)には、後基板52が設けられている。また、後基板52は、主基板51に対して、直角になるように配置されている。また、本実施形態では、主基板51および後基板52は、1つの基板を折り曲げて形成しているが、これに限らず、例えば、別部材で形成してもよい。
後基板52は、基台4にネジ留めされる部材であり、後基板52には、2つの貫通孔521が形成されている。
また、基台4の本体部43の収納空間42内の一方(X方向の正側)の側壁41には、2つのリブ45が形成されている(図7参照)。各リブ45は、それぞれ、Y方向に延在している。また、各リブ45は、所定の間隔を隔ててZ方向に並んでいる。
また、各リブ45には、それぞれ、Y方向の負側の端面に雌ネジ451が形成されている。支持部材5は、2つの雄ネジ(図示せず)が、それぞれ、対応する貫通孔521を挿通し、対応するリブ45の雌ネジ451に螺合することで、基台4に対して着脱可能に取り付けられる。なお、支持部材5は、本体部43に限らず、例えば、蓋体44に着脱可能に取り付けられるようになっていてもよい。
また、支持部材5は、主基板51が第1回動軸O1の軸方向(鉛直方向)に沿うように配置される。本実施形態では、主基板51とZ軸(鉛直線)とが平行、具体的には、主基板51の短辺512とZ軸とが平行で、長辺511とY軸とが平行になるように配置される。これにより、制御基板81および電源基板82を鉛直方向に沿うように配置することができ、これによって、制御基板81および電源基板82に粉塵等が溜まることを抑制することができる。
なお、支持部材5は、他の姿勢、例えば、主基板51が鉛直方向に対して傾斜した姿勢、主基板51とX-Y平面(水平面)とが平行である姿勢等で配置されるようになっていてもよい。
また、図7および図9に示すように、基台4は、収納空間42に取り付けられた(設けられた)支持部材5の姿勢を規制する姿勢規制部47を有している。姿勢規制部47は、本実施形態では、本体部43の収納空間42内の前壁46に形成されたリブで構成されている。
この姿勢規制部47は、収納空間42の上部(Z方向の正側)に配置され、X方向に延在している。また、姿勢規制部47は、支持部材5の主基板51の先端部が挿入される溝471を有している。また、溝471は、Z方向に延在し、Y方向の負側およびZ方向の負側に開放している。したがって、姿勢規制部47は、X方向の正側および負側と、Y方向の正側と、Z方向の正側から、支持部材5の主基板51の先端部を支持し、これにより、支持部材5の姿勢を規制する。これにより、支持部材5の姿勢を安定させることができる。また、支持部材5を基台4に取り付ける際、支持部材5が溝471に挿入されることにより、支持部材5の姿勢が安定し、支持部材5の取り付け作業を容易かつ迅速に行うことができる。なお、溝471は、無底、すなわち、Y方向の正側に開放していてもよく、また、Z方向の正側に開放していてもよい。
また、支持部材5の構成材料としては、特に限定されないが、金属材料(合金を含む)が好ましく、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等の熱伝導率の高い材料を用いることがより好ましい。熱伝導率の高い材料を用いることにより、制御基板81および電源基板82で発生した熱を支持部材5から基台4に効率良く逃がすことができる。
また、本実施形態では、制御基板81および電源基板82は、それぞれ、ネジ留めにより、支持部材5の主基板51に着脱可能に取り付けられている。また、主基板51の一方の面に、制御基板81が取り付けられ、他方の面に、電源基板82が取り付けられている。なお、制御基板81および電源基板82を支持部材5に取り付ける方法は、それぞれ、ネジ留めに限定されない。
また、支持部材5は、制御基板81を図4、図9に示す第1位置(制御基板81の各貫通孔811と、支持部材5の第1雌ネジ群5130の対応する各雌ネジ513とが一致する位置)と、第1位置とは異なる第2位置(制御基板81の各貫通孔811と、支持部材5の第2雌ネジ群5140の対応する各雌ネジ514とが一致する位置)とにおいて支持可能に構成されている。すなわち、支持部材5における制御基板81の位置(支持位置)は、第1位置と、第2位置とに変更可能である。本実施形態では、第1位置は、第2位置よりもY方向の負側に位置している。これより、目的や用途等に応じて、制御基板81を第1位置と第2位置とのいずれか一方に配置すること(基台4における位置を変更すること)ができる。また、基台4における制御基板81の位置を変更する場合に、基台4に対する支持部材5の位置を変更するのに比べて、支持部材5に対する制御基板81の位置を変更するため、容易かつ迅速に作業を行うことができる。
具体的には、図5に示すように、支持部材5の主基板51には、複数の雌ネジ513で構成された第1雌ネジ群5130と、複数の雌ネジ514で構成された第2雌ネジ群5140とが形成されている。
第1雌ネジ群5130における各雌ネジ513の配置と、第2雌ネジ群5140における各雌ネジ514の配置とは、同じであり、第1雌ネジ群5130は、第2雌ネジ群5140よりもY方向の負側に位置している。
一方、図4および図9に示すように、制御基板81には、各雌ネジ513の位置と、各雌ネジ514の位置との一方に選択的に配置させることが可能な複数の貫通孔811で構成された貫通孔群8110が形成されている。
制御基板81を支持部材5の第1位置に取り付ける場合は、制御基板81の各貫通孔811と、支持部材5の第1雌ネジ群5130の対応する各雌ネジ513とを一致させ、複数の雄ネジ(図示せず)を、それぞれ、対応する貫通孔811に挿入し、対応する雌ネジ513に螺合させる。制御基板81が第1位置に配置された場合は、制御基板81のコネクターは、基台4の蓋体44の開口から外部に突出する。
また、制御基板81を支持部材5の第2位置に取り付ける場合は、制御基板81の各貫通孔811と、支持部材5の第2雌ネジ群5140の対応する各雌ネジ514とを一致させ、複数の雄ネジ(図示せず)を、それぞれ、対応する貫通孔811に挿入し、対応する雌ネジ514に螺合させる。制御基板81が第2位置に配置された場合は、制御基板81のコネクターは、基台4の収納空間42に配置される。
ここで、具体的な使用例について説明すると、制御基板81を第1位置に配置する場合は、ロボット1は、通常に使用される。
また、制御基板81を第2位置に配置する場合は、制御基板81のコネクターに配線を介して防水コネクターを電気的に接続し、その防水コネクターを基台4の蓋体44の開口から外部に突出させる。また、基台4の本体部43と蓋体44との間等の必要な箇所に封止部材(図示せず)を設け、収納空間42を液密に封止する。また、ロボット1の他の必要な箇所にも封止部材(図示せず)を設け、対応する部分を液密に封止する。これにより、例えば、防水機能を有するロボット1を実現することができる。
なお、支持部材5に対する制御基板81の位置は、第1位置および第2位置に限らず、例えば、3つ以上の位置に変更可能であってもよい。また、支持部材5に対する制御基板81の位置は、変更不能であってもよい。
また、前述したように、第1アーム11は、基台4に対し、第1回動軸O1を回動中心とし、その第1回動軸O1周りに回動可能となっている。
図8に示すように、この第1アーム11を回動させる第1駆動機構401は、モーター401Mと、減速機61と、プーリー72(駆動プーリー)と、プーリー73(従動プーリー)と、モーター401Mの駆動力を減速機61を介して基台4に伝達するベルト71(タイミングベルト)とを有している。
プーリー72は、モーター401Mの出力軸(回転軸)に連結(接続)されている。また、プーリー73は、減速機61の入力軸に連結されている。また、ベルト71は、無端ベルトであり、プーリー72とプーリー73とに掛け渡されている。また、減速機61の出力軸は、基台4に連結されている。そして、モーター401Mの駆動力(回転)は、プーリー72、73およびベルト71により、減速機61に伝達され、減速機61により、回転速度が減速され、基台4に伝達される。
このように、第1駆動機構401は、モーター401Mの駆動力を伝達するベルト71を有しているので、基台4と第1アーム11とを連結する関節171から離間した位置にモーター401Mを配置することができ、これによって、モーター401Mを第1アーム11の所望の位置に配置することができる。
また、第1駆動機構401は、第1アーム11の内部に設けられている。具体的には、第1駆動機構401の第1モーター401M、ベルト71、プーリー72およびプーリー73と、減速機61の一部とが、第1アーム11の内部に設けられている。これにより、熱源となる第1駆動機構401が基台4の収納空間42に設けられている場合に比べて、収納空間42の温度を低下させることができ、これによって、制御基板81の熱による影響を低減させることができる。なお、第1駆動機構401のうち、第1モーター401Mが第1アーム11に設けられていればよく、ベルト71、プーリー72、プーリー73および減速機61については、それぞれ、全部または一部が、例えば、基台4の収納空間42に設けられていてもよい。
また、駆動基板831は、第1アーム11の内部に設けられている。また、本実施形態では、駆動基板831は、モーター401Mのハウジング(モーターカバー)に取り付けられている。これにより、熱源となる駆動基板831が基台4の収納空間42に設けられている場合に比べて、収納空間42の温度を低下させることができ、これによって、制御基板81の熱による影響を低減させることができる。
また、第1モーター401Mに供給される電圧は、特に限定されないが、1V以上、100V以下であることが好ましく、10V以上、100V以下であることがより好ましく、50V以上、60V以下であることがさらに好ましい。これにより、第1モーター401Mおよび電源基板82を小型化することができ、これによって、ロボット1の小型化を図ることができる。
また、図1に示すように、駆動機構402~406と、駆動基板832~836(図3参照)とは、それぞれ、ロボットアーム10の所定のアームの内部に設けられている。これにより、熱源となる駆動基板832~836が基台4の収納空間42に設けられている場合に比べて、収納空間42の温度を低下させることができ、これによって、制御基板81の熱による影響を低減させることができる。本実施形態では、第2モーター402M、第3モーター403Mは、第2アーム12の内部に設けられている。また、第4モーター404Mは、第3アーム13の内部に設けられている。また、第5モーター405M、第6モーター406Mは、第4アーム14の内部に設けられている。なお、第2モーター402M~第6モーター406Mは、それぞれ、他の位置に配置されていてもよい。
また、モーター402M~406Mに供給される電圧は、それぞれ、特に限定されないが、1V以上、100V以下であることが好ましく、10V以上、100V以下であることがより好ましく、50V以上、60V以下であることがさらに好ましい。これにより、モーター402M~406M、電源基板82を小型化することができ、これによって、ロボット1の小型化を図ることができる。
また、基台4には、ファン等の冷却装置は設けられていない。これにより、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができ、また、基台4を小型化することができ、これによって、ロボット1の小型化を図ることができる。なお、ロボット1では、前述したように、第1駆動機構401、駆動基板831~836を収納空間42に設けないことにより、収納空間42の温度を低下させることができるので、基台4にファン等の冷却装置を設けなくても問題はない。
なお、第1モーター401M(第1駆動機構401)は、第1アーム11に限らず、例えば、基台4に設けられていてもよい。また、駆動基板831は、第1アーム11に限らず、例えば、基台4に設けられていてもよい。また、駆動基板832~836の一部または全部は、ロボットアーム10に限らず、例えば、基台4に設けられていてもよい。また、基台4に、ファン等の冷却装置が設けられていてもよい。
また、図12に示すように、配線91には、遊びの無い長さに対して、基台4に設けられた状態の支持部材5と、基台4から取り出された状態の支持部材5との距離L1(図13参照)よりも長い余長が設けられている。この配線91の余長は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、距離L1の1.2倍以上であることが好ましく、距離L1の1.5倍以上であることがより好ましく、距離L1の2倍以上、3倍以下であることがさらに好ましい。これにより、基台4に対して支持部材5を容易かつ迅速に着脱することができる。ここで、支持部材5が基台4から取り出された状態とは、図13に示すように、支持部材5が基台4の本体部43の後端面431に取り付けられていた蓋体44の位置に位置している状態を言う。
また、図10および図11に示すように、配線921、922には、それぞれ、遊びの無い長さに対して、第1位置と第2位置との距離L2(雌ネジ513とその雌ネジ513に対応する雌ネジ514との中心間距離)(図13参照)よりも長い余長が設けられている。この配線921、922の余長は、それぞれ、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、距離L2の1.2倍以上であることが好ましく、距離L2の1.5倍以上であることがより好ましく、距離L2の2倍以上、3倍以下であることがさらに好ましい。これにより、容易かつ迅速に、制御基板81の位置を第1位置と第2位置との一方から他方に変更することができる。なお、配線921の余長と配線922の余長とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
次に、第5アーム15(第Aアーム)を駆動する第5駆動機構405(第A駆動機構)および第6アーム16(第Bアーム)を駆動する第6駆動機構406(第B駆動機構)について説明する。
まず、図14および図15に示すように、第4アーム14は、本体部141と、本体部141の一端側に取り付けられた蓋体142と、本体部141の他端側に取り付けられた蓋体143とを有している。なお、図14には、蓋体143を取り外した状態の第4アーム14が図示されている。
また、第5アーム15は、第4アーム14の先端部から第5回動軸O5の軸方向に延在し、筒状をなす第1部分151と、第1部分151から第6回動軸O6の軸方向に延在し、筒状をなす第2部分152とを有している。第1部分151の軸方向(突出方向)と、第2部分152の軸方向(突出方向)とは、90°異なっており、その第1部分151と第2部分152との間には、空間153が形成されている。
また、第5駆動機構405は、モーター405M(第Aモーター)と、減速機65(第A減速機)と、モーター405Mの駆動力を減速機65の入力軸に伝達する伝達機構705とを有している。この伝達機構705は、ロボットアーム10の内部に設けられており、モーター405Mは、第4アーム14の内部に設けられており、減速機65は、第4アーム14と第5アーム15とを連結する関節175に設けられている。
また、伝達機構705は、プーリー725(駆動プーリー)と、プーリー735(従動プーリー)と、ベルト715(タイミングベルト)とを有している。
また、プーリー725は、モーター405Mの出力軸4051(回転軸)に連結(接続)されている。また、プーリー735は、減速機65の入力軸に連結されている。また、ベルト715は、無端ベルトであり、プーリー725とプーリー735とに掛け渡されている。また、減速機65の可撓性歯車652(出力軸)は、第5アーム15に連結されている。そして、モーター405Mの駆動力(回転)は、プーリー725、735およびベルト715により、減速機65に伝達され、減速機65により、回転速度が減速され、第5アーム15に伝達される。
また、第6駆動機構406は、モーター406M(第Bモーター)と、減速機66(第B減速機)と、モーター406Mの駆動力を減速機66の入力軸に伝達する伝達機構706とを有している。この伝達機構706は、ロボットアーム10の内部に設けられており、モーター406Mは、第4アーム14の内部に設けられており、減速機66は、第5アーム15と第6アーム16とを連結する関節176に設けられている。
また、伝達機構706は、プーリー726(駆動プーリー)と、プーリー736(従動プーリー)と、ベルト716(タイミングベルト)と、互いに噛合する1対の傘歯車746、756とを有している。また、傘歯車746は、軸部7461を有し、傘歯車756は、軸部7561を有している。
また、プーリー726は、モーター406Mの出力軸4061(回転軸)に連結(接続)されている。また、プーリー736は、傘歯車746の軸部7461に連結されている。また、ベルト716は、無端ベルトであり、プーリー726とプーリー736とに掛け渡されている。また、傘歯車756の軸部7561は、減速機66の入力軸に連結されている。また、減速機66の剛性歯車661(出力軸)は、第6アーム16に連結されている。そして、モーター406Mの駆動力(回転)は、プーリー726、736およびベルト716により、傘歯車746に伝達され、傘歯車746および傘歯車756により、駆動力の回転軸の方向が90°変更され、減速機66に伝達され、減速機66により、回転速度が減速され、第5アーム15に伝達される。傘歯車746、756により駆動力の出力軸が変更される前は、駆動力の回転軸は、第5回動軸O5と一致し、傘歯車746、756により駆動力の出力軸が変更された後は、駆動力の回転軸は、第6回動軸O6と一致している。
ここで、一致とは、完全に一致している場合に限らず、例えば、技術的な効果が発揮できる程度に離間している場合、製造上の誤差の範囲内で離間している場合等も含まれる。
なお、伝達機構706が有する傘歯車746、756は、同様の機能を有する他の機構、例えば、ウォームとウォームホイール等を用いてもよい。
また、減速機65および減速機66としては、本実施形態では、それぞれ、波動歯車減速機が用いられている。これにより、減速機65、66の小型化、軽量化を図ることができ、これによって、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
具体的には、図16に示すように、減速機65は、内歯歯車である剛性歯車651(ハーモニックドライブにおけるサーキュラスプライン)と、剛性歯車651の内側に配置されているシルクハット型の外歯歯車である可撓性歯車652(ハーモニックドライブにおけるフレクスプライン)と、可撓性歯車652の内側に配置されている波動発生器653と、剛性歯車651と可撓性歯車652との間に設けられたクロスローラーベアリング654とを有している。この減速機65の剛性歯車651の歯数は、可撓性歯車652の歯数よりも多い。また、可撓性歯車652は、剛性歯車651に部分的に噛み合う。また、波動発生器653(ハーモニックドライブにおけるウェーブジェネレータ)は、可撓性歯車652の内周面に接触し、剛性歯車651と可撓性歯車652との噛み合い位置を周方向に移動させる。
また、剛性歯車651は、第4アーム14にネジ留め(連結)され、波動発生器653は、第5駆動機構405のプーリー735に複数の雄ネジ210でネジ留めされている。また、クロスローラーベアリング654の内輪6541は、剛性歯車651に複数の雄ネジ220でネジ留めされ、また、クロスローラーベアリング654の外輪6542は、可撓性歯車652に複数の雄ネジ230でネジ留めされ、さらに、第5アーム15に連結(固定)されている。すなわち、可撓性歯車652は、クロスローラーベアリング654の外輪6542を介して第5アーム15に固定されている。なお、波動発生器653は、減速機65の入力軸として機能し、可撓性歯車652(クロスローラーベアリング654の外輪6542)は、減速機65の出力軸として機能する。以下では、波動発生器653は、減速機65の入力軸、可撓性歯車652は、減速機65の出力軸として説明する。
モーター405Mが駆動し、プーリー735が回転すると、波動発生器653はプーリー735と同じ回転速度で回転する。そして、剛性歯車651および可撓性歯車652は、互いに歯数が異なるため、互いの噛み合い位置が周方向に移動しながら相対的に回転する。すなわち、剛性歯車651の歯数の方が可撓性歯車652の歯数より多いため、プーリー735の回転速度よりも低い回転速度で可撓性歯車652が回転する。
剛性歯車651は、径方向に実質的に撓まない剛体で構成された歯車であって、内歯(歯)を有するリング状の内歯歯車である。本実施形態では、剛性歯車651は、平歯車である。なお、剛性歯車651は、平歯車に限定されず、例えば、はすば歯車、やまば歯車等が挙げられる。
可撓性歯車652は、剛性歯車651の内側に配置され、回転可能に設けられている。この可撓性歯車652は、径方向に撓み変形可能な可撓性を有する歯車であって、剛性歯車651の内歯に噛み合う外歯(歯)を有する外歯歯車である。また、可撓性歯車652の歯数は、剛性歯車651の歯数よりも少ない。このように可撓性歯車652および剛性歯車651の歯数が互いに異なることにより、減速機を実現することができる。
波動発生器653は、可撓性歯車652の内側に配置され、回転可能に設けられている。そして、波動発生器653は、可撓性歯車652の横断面の形状を例えば楕円形に変形させて、可撓性歯車652の外歯を剛性歯車651の内歯に噛み合わせる。この場合、可撓性歯車652は、剛性歯車651に部分的に噛み合う。
本実施形態では、波動発生器653は、カム6531と、カム6531の外周に装着されているベアリング6532とを有している。
カム6531には、取り付け用の複数のネジ穴6533(雌ネジ)が形成されている。そして、波動発生器653は、各雄ネジ210を各ネジ穴6533に螺合することにより、プーリー735に取り付けられる。
また、波動発生器653(入力軸)の軸方向から見て、ベアリング6532とネジ穴6533とが重なっている。これにより、減速機65の小型化、軽量化を図ることができ、これによって、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。なお、ベアリング6532とネジ穴6533とが重なっていなくてもよい。
また、カム6531の外周面の形状は、本実施形態では、第5回動軸O5の軸方向から見て、楕円形をなしている。なお、カム6531の形状は、これに限定されるものではない。
また、クロスローラーベアリング654の内輪6541は、カム6531の外周面に嵌め込まれ(固定され)、カム6531の外周面に沿って楕円形に弾性変形している。それに伴って、クロスローラーベアリング654の外輪6542も楕円形に弾性変形している。
このような波動発生器653は、カム6531が回転することにより、カム6531の向きが変わり、それに伴って、クロスローラーベアリング654の外輪6542の外周面も変形し、剛性歯車651および可撓性歯車652の互いの噛み合い位置を周方向に移動させる。
このような減速機65の中央部には、減速機65の波動発生器653(入力軸)の軸方向に延在する(第5回動軸O5に沿って延在する)貫通孔655(第1貫通孔)が形成されている。具体的には、剛性歯車651、可撓性歯車652および波動発生器653の中央部にそれぞれ貫通孔が形成されており、それらの貫通孔により、貫通孔655が構成されている。
そして、この貫通孔655には、傘歯車746(伝達機構706の一部)が挿入されている。この場合、傘歯車746は、貫通孔655を挿通している。これにより、第5アーム15、第6アーム16の小型化、軽量化を図ることができ、これによって、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
図17に示すように、減速機66についても減速機65と同様に、内歯歯車である剛性歯車661と、剛性歯車661の内側に配置されているシルクハット型の外歯歯車である可撓性歯車662と、可撓性歯車662の内側に配置されている波動発生器663と、剛性歯車661と可撓性歯車662との間に設けられたクロスローラーベアリング664とを有している。この減速機66の剛性歯車661の歯数は、可撓性歯車662の歯数よりも多い。また、可撓性歯車662は、剛性歯車661に部分的に噛み合う。また、波動発生器663は、可撓性歯車662の内周面に接触し、剛性歯車661と可撓性歯車662との噛み合い位置を周方向に移動させる。
また、剛性歯車661は、第6アーム16にネジ留め(連結)され、波動発生器663は、傘歯車756の軸部7561に複数の雄ネジ260でネジ留めされている。また、クロスローラーベアリング664の内輪6641は、剛性歯車661に複数の雄ネジ270でネジ留めされ、また、クロスローラーベアリング664の外輪6642は、可撓性歯車662に複数の雄ネジ280でネジ留めされ、さらに、第5アーム15に連結(固定)されている。すなわち、可撓性歯車662は、クロスローラーベアリング664の外輪6642を介して第5アーム15に固定されている。なお、波動発生器663は、減速機66の入力軸として機能し、剛性歯車661は、減速機66の出力軸として機能する。以下では、波動発生器663は、減速機66の入力軸、剛性歯車661は、減速機66の出力軸として説明する。
モーター406Mが駆動し、プーリー736が回転すると、波動発生器663はプーリー736と同じ回転速度で回転する。そして、剛性歯車661および可撓性歯車662は、互いに歯数が異なるため、互いの噛み合い位置が周方向に移動しながら相対的に回転する。すなわち、剛性歯車661の歯数の方が可撓性歯車662の歯数より多いため、プーリー736の回転速度よりも低い回転速度で可撓性歯車662が回転する。
剛性歯車661は、径方向に実質的に撓まない剛体で構成された歯車であって、内歯(歯)を有するリング状の内歯歯車である。本実施形態では、剛性歯車661は、平歯車である。なお、剛性歯車661は、平歯車に限定されず、例えば、はすば歯車、やまば歯車等が挙げられる。
可撓性歯車662は、剛性歯車661の内側に配置され、回転可能に設けられている。この可撓性歯車662は、径方向に撓み変形可能な可撓性を有する歯車であって、剛性歯車661の内歯に噛み合う外歯(歯)を有する外歯歯車である。また、可撓性歯車662の歯数は、剛性歯車661の歯数よりも少ない。このように可撓性歯車652および剛性歯車651の歯数が互いに異なることにより、減速機を実現することができる。
波動発生器663は、可撓性歯車662の内側に配置され、回転可能に設けられている。そして、波動発生器663は、可撓性歯車662の横断面の形状を例えば楕円形に変形させて、可撓性歯車662の外歯を剛性歯車661の内歯に噛み合わせる。この場合、可撓性歯車662は、剛性歯車661に部分的に噛み合う。
本実施形態では、波動発生器663は、カム6631と、カム6631の外周に装着されているベアリング6632とを有している。
この場合、減速機66の可撓性歯車662に対する波動発生器663の位置と、減速機65の可撓性歯車652に対する波動発生器653の位置とが異なる。より詳細には、波動発生器663のカム6631とベアリング6632との位置関係は、減速機65の波動発生器653のカム6531とベアリング6532との位置関係と逆になっている。すなわち、波動発生器663のカム6631は、波動発生器653のカム6531とは逆の向きで取り付けられている。これにより、減速機65と減速機66を同じ部品で組み立てることができ、これによって、部品点数を削減することができる。
また、カム6631には、取り付け用の複数のネジ穴6633(雌ネジ)が形成されている。そして、波動発生器663は、各雄ネジ260を各ネジ穴6633に螺合することにより、傘歯車756の軸部7561に取り付けられる。
また、波動発生器663(入力軸)の軸方向から見て、ベアリング6632とネジ穴6633とが重なっている。これにより、減速機66の小型化、軽量化を図ることができ、これによって、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。なお、ベアリング6632とネジ穴6633とが重なっていなくてもよい。
また、カム6631の外周面の形状は、本実施形態では、第6回動軸O6の軸方向から見て、楕円形をなしている。なお、カム6631の形状は、これに限定されるものではない。
また、クロスローラーベアリング664の内輪6641は、カム6631の外周面に嵌め込まれ(固定され)、カム6631の外周面に沿って楕円形に弾性変形している。それに伴って、クロスローラーベアリング664の外輪6642も楕円形に弾性変形している。
このような波動発生器663は、カム6631が回転することにより、カム6631の向きが変わり、それに伴って、クロスローラーベアリング664の外輪6642の外周面も変形し、剛性歯車661および可撓性歯車662の互いの噛み合い位置を周方向に移動させる。
このような減速機66の中央部には、第6減速機66の可撓性歯車662(入力軸)の軸方向に延在する(第6回動軸O6に沿って延在する)貫通孔665(第2貫通孔)が形成されている。具体的には、剛性歯車661、可撓性歯車662および波動発生器663の中央部にそれぞれ貫通孔が形成されており、それらの貫通孔により、貫通孔665が構成されている。
また、傘歯車756の中央部には、第6減速機66の波動発生器663(入力軸)の軸方向に延在する(第6回動軸O6に沿って延在する)貫通孔7562(第4貫通孔)が形成されている。これにより、傘歯車756の軽量化を図ることができる。
また、貫通孔7562(貫通孔665)内には、筒体32(第2筒体)が設置(配置)されている。また、筒体32は、第5アーム15の第2部分152の基端面から第6アーム16の先端面まで配置されている。この筒体32は、第5アーム15に、例えば、接着等により連結(固定)されている。
これにより、図15に示すように、筒体32(貫通孔665)に、ケーブル310(配線)等の長尺体を挿通させることができる。また、筒体32を設けることにより、第6アーム16が回動した場合に、ケーブル310が第6アーム16に擦れることを抑制することができる。
なお、傘歯車756の貫通孔7562、筒体32は、それぞれ、省略されていてもよい。
また、このロボット1では、減速機65の波動発生器653(入力軸)の中心軸656と可撓性歯車652(出力軸)の中心軸657とが一致している。また、減速機66の波動発生器663(入力軸)の中心軸666と剛性歯車661(出力軸)の中心軸667とが一致している。また、減速機65の波動発生器653(入力軸)の軸方向と減速機66の波動発生器663(入力軸)の軸方向とが異なっている。本実施形態では、減速機65の波動発生器653(入力軸)の中心軸656と減速機66の波動発生器663(入力軸)の中心軸666とが直交している。これにより、第5アーム15、第6アーム16の小型化、軽量化を図ることができ、これによって、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
また、傘歯車746の回転軸7463と減速機65の波動発生器653(入力軸)の中心軸656とが一致している。また、傘歯車756の回転軸7563と減速機66の波動発生器663(入力軸)の中心軸666とが一致している。これにより、減速機65、66の小型化、軽量化を図ることができ、これによって、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
以上説明したように、ロボット1によれば、小型化、軽量化を図ることができる。
以上説明したように、ロボット1は、第5回動軸O5(第A回動軸)周りに回動可能な第5アーム15(第Aアーム)と、第5アーム15(第Aアーム)に、第5回動軸O5(第A回動軸)の軸方向と異なる軸方向である第6回動軸O6(第B回動軸)周りに回動可能に設けられた第6アーム16(第Bアーム)と、を有するロボットアーム10と、第5モーター405M(第Aモーター)および第5減速機65(第A減速機)を有し、第5アーム15(第Aアーム)を駆動する第5駆動機構405(第A駆動機構)と、第6モーター406M(第Bモーター)および第6減速機66(第B減速機)を有し、第6アーム16(第Bアーム)を駆動する第6駆動機構406(第B駆動機構)と、を備えている。
また、第5減速機65(第A減速機)の波動発生器653(入力軸)の中心軸656と可撓性歯車652(出力軸)の中心軸657とが一致し、第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663(入力軸)の中心軸666と剛性歯車661(出力軸)の中心軸667とが一致し、第5減速機65(第A減速機)の波動発生器653(入力軸)の軸方向と第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663(入力軸)の軸方向とが異なっている。
また、第5減速機65(第A減速機)は、第5減速機65(第A減速機)の波動発生器653(入力軸)の軸方向に延在する貫通孔655(第1貫通孔)を有している。また、第6駆動機構406(第B駆動機構)は、第6モーター406M(第Bモーター)の駆動力を第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663(入力軸)に伝達する伝達機構706を備え、伝達機構706の一部は、貫通孔655(第1貫通孔)を挿通している。
このようなロボット1によれば、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
また、第6減速機66(第B減速機)は、第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663(入力軸)の軸方向に延在する貫通孔665(第2貫通孔)を有する。これにより、貫通孔665(第2貫通孔)に例えば配線を挿通させることができる。また、第6減速機66(第B減速機)の軽量化を図ることができる。
また、第5減速機65(第A減速機)および第6減速機66(第B減速機)は、それぞれ、波動歯車減速機である。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
また、前記波動歯車減速機は、剛性歯車651(内歯歯車)と、剛性歯車651(内歯歯車)に部分的に噛み合う可撓性の可撓性歯車652(外歯歯車)と、可撓性歯車652(外歯歯車)の内周面に接触し、剛性歯車651(内歯歯車)と可撓性歯車652(外歯歯車)との噛み合い位置を周方向に移動させる波動発生器653と、を有する。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
また、第5減速機65(第A減速機)の波動発生器653は、ベアリング6532およびネジ穴6533を有し、第5減速機65(第A減速機)の波動発生器653(入力軸)の軸方向から見て、第5減速機65(第A減速機)のベアリング6532と第5減速機65(第A減速機)のネジ穴6533とが重なっている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
また、第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663は、ベアリング6632およびネジ穴6633を有し、第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663(入力軸)の軸方向から見て、第6減速機66(第B減速機)のベアリング6632と第6減速機66(第B減速機)のネジ穴6633とが重なっている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
また、第5減速機65(第A減速機)の剛性歯車651(内歯歯車)に対する第5減速機65(第A減速機)の波動発生器653の位置と、第6減速機66(第B減速機)の剛性歯車661(内歯歯車)に対する第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663の位置とが異なる。これにより、第5減速機65(第A減速機)と第6減速機66(第B減速機)とに同じ部品を用いることができ、これによって、部品点数を削減することができる。
また、第5減速機65(第A減速機)の剛性歯車651(内歯歯車)および第6減速機66(第B減速機)の剛性歯車661(内歯歯車)は、それぞれ、第5アーム15(第Aアーム)に固定されている。これにより、第5減速機65(第A減速機)および第6減速機66(第B減速機)を適切に取り付けることができる。
また、伝達機構706は、互いに噛合する傘歯車746(第1傘歯車)および傘歯車756(第2傘歯車)を有し、傘歯車746(第1傘歯車)の回転軸7463と第5減速機65(第A減速機)の波動発生器653(入力軸)の中心軸656とが一致し、傘歯車756(第2傘歯車)の回転軸7563と第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663(入力軸)の中心軸666とが一致している。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
また、傘歯車756(第2傘歯車)は、第6減速機66(第B減速機)の波動発生器663(入力軸)の軸方向に延在する貫通孔7562(第4貫通孔)を有する。これにより、貫通孔7562(第4貫通孔)に例えば配線を挿通させることができる。また、傘歯車756(第2傘歯車)の軽量化を図ることができる。
また、第6アーム16(第Bアーム)は、ロボットアーム10の最も先端側のアームである。これにより、ロボットアーム10の先端部の小型化、軽量化を図ることができる。
また、ロボットアーム10は、回動可能な第4アーム14(第Cアーム)を有し、第5アーム15(第Aアーム)は、第4アーム14(第Cアーム)に回動可能に片持ち支持されている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
<第2実施形態>
図18は、本発明のロボットの第2実施形態における第5減速機(第A減速機)の波動発生器を示す断面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図18に示すように、第2実施形態では、減速機65において、波動発生器653(入力軸)の軸方向(中心軸656の方向)から見て、ベアリング6532とネジ穴6533とが重なっていない(互いに離間している)。また、波動発生器653は、図18中、上下対象に形成されている。また、ネジ穴6533は、貫通穴である。これにより、波動発生器653は、図18中の上下のいずれにおいても同様に取り付けることができる。また、減速機66の波動発生器663についても波動発生器653と同様に構成されている。
なお、波動発生器653、663のうちのいずれか一方は、第1実施形態と同様に構成されていてもよい。
以上のような第2実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図19は、本発明のロボットの第3実施形態における第4アーム、第5アーム、第6アーム、第5駆動機構および第6駆動機構を示す断面図(図15に対応する断面図)である。
以下、第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図19に示すように、第3実施形態では、傘歯車746の中央部には、第5減速機65の波動発生器653(入力軸)の軸方向に延在する(第5回動軸O5に沿って延在する)貫通孔7462(第3貫通孔)が形成されている。これにより、傘歯車746の軽量化を図ることができる。
また、貫通孔7462(貫通孔655)内には、筒体31(第1筒体)が設置(配置)されている。また、筒体31は、フランジ311を有している。また、筒体31は、第4アーム14の図19中の上面から傘歯車746の頭側の端面(基端面)まで配置されている。この筒体31は、フランジ311が、第4アーム14に、例えば、接着等により連結(固定)されている。これにより、筒体31(貫通孔655)に、ケーブル320(配線)等の長尺体を挿通させることができる。また、筒体31を設けることにより、第5アーム15が回動した場合に、ケーブル320が第5アーム15に擦れることを抑制することができる。なお、筒体31は、省略されていてもよい。
また、傘歯車756の中央部には、第6減速機66の波動発生器663(入力軸)の軸方向に延在する(第6回動軸O6に沿って延在する)貫通孔7562(第4貫通孔)が形成されている。これにより、傘歯車756の軽量化を図ることができる。
また、貫通孔7562(貫通孔665)内には、筒体32(第2筒体)が設置(配置)されている。また、筒体32は、フランジ321を有している。また、筒体32は、第5アーム15の第2部分152の基端面から第6アーム16の先端面まで配置されている。この筒体32は、フランジ321が、第5アーム15の第2部分152に、例えば、接着等により連結(固定)されている。これにより、筒体32(貫通孔665)に、ケーブル310(配線)等の長尺体を挿通させることができる。また、筒体32を設けることにより、第6アーム16が回動した場合に、ケーブル310が第6アーム16に擦れることを抑制することができる。なお、筒体31は、省略されていてもよい。
以上のような第3実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上説明したように、傘歯車746(第1傘歯車)は、第5減速機65(第A減速機)の波動発生器653(入力軸)の軸方向に延在する貫通孔7462(第3貫通孔)を有する。これにより、貫通孔7462(第3貫通孔)に例えば配線を挿通させることができる。また、傘歯車746(第1傘歯車)の軽量化を図ることができる。
また、ロボット1は、第4アーム14(第Cアーム)に固定され、貫通孔655(第1貫通孔)内に配置された筒体31(第1筒体)を有する。これにより、筒体31(第1筒体)に例えば配線を挿通させることができ、また、第5アーム15(第Aアーム)が回動した場合に、配線が第5アーム15(第Aアーム)に擦れることを抑制することができる。
また、ロボット1は、第5アーム15(第Aアーム)に固定され、貫通孔665(第2貫通孔)内に配置された筒体32(第2筒体)を有する。これにより、筒体32(第2筒体)に例えば配線を挿通させることができ、また、第6アーム16(第Bアーム)が回動した場合に、配線が第6アーム16(第Bアーム)に擦れることを抑制することができる。
<第4実施形態>
図20および図21は、それぞれ本発明のロボットの第4実施形態における第4アーム、第5アーム、第6アーム、第5駆動機構および第6駆動機構を示す断面図(図15に対応する断面図)である。
以下、第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図20に示すように、第4実施形態では、ロボット1は、ケーブル330(配線)等の長尺体の位置を規制する第1位置規制部の1例であるカバー36を有している。このカバー36は、第4アーム14の蓋体143に着脱可能に取り付けられている(設けられている)。また、カバー36は、蓋体143の図20中の上側の面の少なくとも一部(本実施形態では、全体)を覆っている。そして、ケーブル330は、カバー36内(カバー36と第4アーム14との間の空間)に配置されている。
また、カバー36内には、ケーブル330を着脱可能に保持(支持)し、ケーブル330の位置を規制する保持部38(第3位置規制部)が設けられている。この保持部38は、筒体31の近傍に配置されている。なお、保持部38は、カバー36に設けられていてもよく、また、第4アーム14に設けられていてもよい。また、保持部38としては、特に限定されないが、例えば、ケーブル330を引っ掛けることが可能なフック等を備えたものが挙げられる。また、保持部38は、1本のケーブル330を保持可能に構成されていてもよく、また、複数本のケーブル330を保持可能に構成されていてもよい。
また、ロボット1は、ケーブル330の位置を規制する第2位置規制部の1例であるカバー37を有している。このカバー37は、第5アーム15に着脱可能に取り付けられており(設けられており)、第1部分151と第2部分152の間に配置されている。また、カバー37は、第1部分151の先端面の少なくとも一部(本実施形態では、全体)と、第2部分152の基端面の少なくとも一部(本実施形態では、全体)とを覆っている。そして、ケーブル330は、カバー37内(カバー37と第5アーム15との間の空間)に配置されている。
また、カバー37内には、ケーブル330を着脱可能に保持(支持)し、ケーブル330の位置を規制する保持部39(第4位置規制部)が設けられている。この保持部39は、筒体31、32の近傍に配置されている。なお、保持部39は、カバー37に設けられていてもよく、また、第5アーム15に設けられていてもよい。また、保持部39としては、特に限定されないが、例えば、ケーブル330を引っ掛けることが可能なフック等を備えたものが挙げられる。また、保持部39は、1本のケーブル330を保持可能に構成されていてもよく、また、複数本のケーブル330を保持可能に構成されていてもよい。
また、ケーブル330は、筒体31を挿通し、一旦、第5アーム15の内部から外部に出て、筒体32を挿通し、その際、再度、第5アーム15の内部に入る。
ここで、保持部39が複数本のケーブルを保持可能に構成されている場合は、例えば、図21に示すように、ケーブル330の他に、ケーブル340を追加する場合、カバー37を取り外すことで、そのケーブル340を追加することができ、保持部39によりケーブル340の位置を規制することができる。
このロボット1では、カバー36、37を設けることにより、ケーブル330(またはケーブル330、340)の位置を規制し、ケーブル330が周辺装置等に干渉することを抑制することができる。
また、保持部38、39を設けることにより、ケーブル330が第5回動軸O5上またはその近傍、第6回動軸O6上またはその近傍に配置されるので、ケーブル330の余長の管理等を容易に行うことができる。
また、ケーブルが不足した場合は、容易かつ迅速に、ケーブルを追加することができる。
以上のような第4実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、カバー36とカバー37のいずれか一方が省略されていてもよい。また、保持部38と保持部39のいずれか一方、または両方が省略されていてもよい。
また、第5アーム15が片持ち支持される構成ではなく、両持ち支持される構成(両側支持構造)としてもよい。この場合は、例えば、一方を駆動機構用、他方を配線用として分けて用いることができる。
以上説明したように、ロボット1は、第4アーム14(第Cアーム)に設けられ、ケーブル330(配線)の位置を規制するカバー36(第1位置規制部)を有する。これにより、ケーブル330(配線)が周辺装置等に干渉することを抑制することができる。
また、ロボット1は、第5アーム15(第Aアーム)に設けられ、ケーブル330(配線)の位置を規制するカバー37(第2位置規制部)を有する。これにより、ケーブル330(配線)が周辺装置等に干渉することを抑制することができる。
<第5実施形態>
図22は、第5実施形態(ロボットシステム)を示す斜視図(ブロック図を含む)である。
以下、第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図22に示すように、第5実施形態では、ロボットシステム100は、ロボット1と、ロボット1の駆動を制御する制御装置200とを備えている。
また、ロボット1では、支持部材5、制御基板81および電源基板82が省略されている。また、制御装置200は、制御基板81および電源基板82の機能を備えている。換言すれば、制御装置200は、制御基板81および電源基板82を備えていると言うこともできる。
また、ロボット1と制御装置200との通信方式は、例えば、ケーブル等を有する有線方式でもよく、また、無線方式でもよい。
以上のような第5実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、ロボット1は、支持部材5、制御基板81および電源基板82を備えていてもよい。すなわち、ロボットシステム100は、支持部材5、制御基板81および電源基板82を有するロボット1と、制御装置200とを備えていてもよい。
以上説明したように、ロボットシステム100は、ロボット1と、ロボット1の駆動を制御する制御装置200と、を備える。
このようなロボットシステム100によれば、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。
以上、本発明のロボットおよびロボットシステムを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前記第1実施形態では、制御基板および電源基板(制御装置)が基台の収納空間に配置されているが、本発明では、これに限定されず、制御基板および電源基板は、それぞれ、基台以外の位置に配置されていてもよい。また、ロボットと、制御基板の一部または全部が別体であってもよく、また、ロボットと、電源基板の一部または全部が別体であってもよく、また、ロボットと、制御基板および電源基板(制御装置)のうちの一部または全部が別体であってもよい。また、ロボットと制御装置との通信方式は、例えば、ケーブル等を有する有線方式でもよく、また、無線方式でもよい。
また、前記実施形態では、ロボットの基台の固定箇所は、例えば、設置スペースにおける床であるが、本発明では、これに限定されず、この他、例えば、天井、壁、作業台、地上等が挙げられる。また、基台自体が移動可能であってもよい。
また、本発明では、ロボットは、セル内に設置されていてもよい。この場合、ロボットの基台の固定箇所としては、例えば、セルの床部、天井部、壁部、作業台等が挙げられる。
また、前記実施形態では、ロボット(基台)が固定される平面(面)である第1面は、水平面と平行な平面(面)であるが、本発明では、これに限定されず、例えば、水平面や鉛直面に対して傾斜した平面(面)でもよく、また、鉛直面と平行な平面(面)であってもよい。すなわち、第1回動軸は、鉛直方向や水平方向に対して傾斜していてもよく、また、水平方向と平行であってもよく、鉛直方向と平行であってもよい。
また、前記実施形態では、ロボットアームの回動軸の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの回動軸の数は、例えば、2つ、3つ、4つ、5つまたは7つ以上でもよい。すなわち、前記実施形態では、アーム(リンク)の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、アームの数は、例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、または、7つ以上でもよい。この場合、例えば、前記実施形態のロボットにおいて、第2アームと第3アームとの間にアームを追加することにより、アームの数が7つのロボットを実現することができる。
また、前記実施形態では、ロボットアームの数は、1つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの数は、例えば、2つ以上でもよい。すなわち、ロボット(ロボット本体)は、例えば、双腕ロボット等の複数腕ロボットであってもよい。
また、本発明では、ロボットは、他の形式のロボットであってもよい。具体例としては、例えば、脚部を有する脚式歩行(走行)ロボット、スカラーロボット等の水平多関節ロボット等が挙げられる。