発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る表示システムの一例を示す構成図である。図2は、表示装置とユーザの目との相対関係の一例を示す断面模式図である。
本実施形態において、表示システム1は、ユーザの動きに伴って表示を変更する表示システムである。例えば、表示システム1は、仮想空間上の3次元のオブジェクト等を示すVR(Virtual Reality)画像を立体表示し、ユーザの視線の移動に伴って立体表示を変更することにより、ユーザに仮想現実感を生じさせるVRシステムである。表示システム1は、例えば、表示装置100と、制御装置200と、を有する。表示装置100と制御装置200とは、ケーブル300を介して情報(信号)の入出力が可能な構成になっている。ケーブル300は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)等のケーブルを含む。表示装置100と制御装置200とは、無線通信によって情報の入出力が可能な構成としてもよい。
なお、表示システム1が表示する対象は、VR画像に限らず、例えば、AR(Augmented Reality)画像、MR(Mixed Reality)画像等であってもよい。言い換えると、表示システム1が表示する対象は、2以上のユーザの視点に対応する画像であればよい。また、表示装置100は、制御装置200からケーブル300を介して電力が供給されてもよい。例えば、表示装置100は、制御装置200の電源部からケーブル300を介して電力が供給される受電部を有し、表示装置100の表示部110、検出部120等の各構成が制御装置200から供給される電力を用いて駆動するようにしてもよい。このようにすることで、表示装置100からバッテリー等を除くことができ、より安価で軽量な表示装置100を提供できる。
表示装置100は、表示パネルを有する。表示パネルは、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機EL(Organic Electro-Luminescence)パネル、μ―LEDパネル、mini-LEDパネル等の表示デバイスを含む。表示装置100は、装着部材400に固定される。装着部材400は、例えば、ヘッドセット、ゴーグル、ユーザの両目を覆うヘルメット及びマスク等を含む。装着部材400は、ユーザの頭部に装着される。装着部材400は、装着時に、ユーザの両目を覆うように、ユーザの正面に配置される。装着部材400は、内部に固定した表示装置100をユーザの両目の前に位置付けることにより、没入型の装着部材として機能する。装着部材400は、制御装置200から出力される音信号等を出力する出力部を有してもよい。図1に示す一例では、表示装置100は、装着部材400にスロットインされる場合を示しているが、装着部材400に固定されてもよい。言い換えると、表示システムは、装着部材400と表示装置100を含む装着型表示装置と制御装置200からなってもよい。
図2に示すように、装着部材400は、例えば、ユーザに両目に対応したレンズ410を有する。レンズ410は、例えば、拡大レンズを含む。装着部材400は、ユーザの頭部に装着されると、レンズ410をユーザの目Eの前方に位置付ける。ユーザは、レンズ410によって拡大された表示装置100を視認する。そのため、表示装置100は、画像(画面)を鮮明に表示することが望ましい。なお、本発明において、レンズが1つの場合を説明したが、例えば、複数のレンズを有し、表示装置100を眼前とは異なる位置に配置してもよい。
制御装置200は、例えば、仮想現実の画像等を表示装置100に表示させる。制御装置200は、例えば、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器等の電子機器を用いることができる。仮想現実の画像は、例えば、コンピュータグラフィック映像、360度の実写映像等の画像を含む。制御装置200は、ユーザの両目の視差を利用した3次元の画像を表示装置100に出力する。制御装置200は、ユーザの視線の向きに追従する右目用及び左目用の画像を表示装置100に出力する。
図3は、第1実施形態に係る表示システムの構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、表示装置100は、表示部110と、検出部120と、設定部130と、記憶部140と、制御部150と、インタフェース部160と、を備える。本実施形態では、表示装置100は、液晶ディスプレイである場合の一例について説明する。
表示部110は、表示パネル111と、表示制御回路112と、を有する。なお、表示部110は、表示パネル111を背後から照射する図示しない光源装置を有する。
表示パネル111は、画素11が、P0×Q0個(行方向にP0個、列方向にQ0個)、2次元のマトリクス状(行列状)に配列されている。図3に示す例は、XYの2次元座標系に複数の画素11がマトリクス状に配列されている例を示している。この例において、行方向がX方向(第1方向)、列方向がY方向(第2方向)である。本実施形態では、P0=2880、Q0=1700とする。
表示パネル111は、X方向に延在する走査線と、X方向と交差するY方向に延在する信号線を有する。例えば、表示パネル111は、2880本のY方向に配列された信号線と、1700本のY方向と交差するX方向に配列された走査線とを有する。表示パネル111は、信号線と走査線との各交点には、画素11が配置される。画素11は、信号線および走査線と接続されるスイッチング素子(TFT:薄膜トランジスタ)、および、スイッチング素子に接続された画素電極を有する。1つの走査線は、走査線の延在方向に沿って配置される複数の画素11が接続される。また、1つの信号線は、信号線の走査線の延在方向に沿って配置される複数の画素11が接続される。
表示パネル111は、右目用領域110Aと、左目用領域110Bとを有する。右目用領域110Aは、例えば、表示パネル111における画像の表示が可能な表示面の右半分の領域である。左目用領域110Bは、例えば、表示パネル111における画像の表示が可能な表示面の左半分の領域である。第1実施形態では、表示部110は、1枚の表示パネル111を有する場合について説明するがこれに限定されない。例えば、表示部110は、右目用のパネルと、左目用のパネルとの2枚のパネルで実現してもよい。
表示制御回路112は、信号出力回路113及び走査回路114を備えている。信号出力回路113は、表示パネル111の信号線Dと電気的に接続されている。表示制御回路112は、走査回路114によって、表示パネル111における画素11の動作(光透過率)を制御するためのスイッチング素子(例えば、TFT)のON/OFFを制御する。走査回路114は、表示パネル111の走査線Pと電気的に接続されている。
検出部120は、ユーザの視線の向きを推定可能な情報を検出する。例えば、検出部120は、表示装置100の動きを示す情報を検出し、表示システム1は、表示装置100の動きを示す情報に基づいて、表示装置100を頭部に装着したユーザの視線の向きを推定する。検出部120は、例えば、表示装置100の角度、加速度、角速度、方位、距離の少なくとも1つを用いて、視線の向きを推定可能な情報を検出する。検出部120は、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、方位センサ等を用いることができる。検出部120は、例えば、ジャイロセンサによって表示装置100の角度及び角速度を検出してもよい。検出部120は、例えば、加速度センサによって表示装置100に働く加速度の方向及び大きさを検出してもよい。検出部120は、例えば、方位センサによって表示装置100の方位を検出してもよい。検出部120は、例えば、距離センサ、GPS(Global Positioning System)受信機等によって表示装置100の移動を検出してもよい。検出部120は、ユーザの視線の向き、視線の変化、移動等を検出するためのセンサであれば、光センサ等の他のセンサでもよく、複数のセンサを組み合わせて用いてもよい。検出部120は、制御部150と電気的に接続されている。検出部120は、検出した検出結果を示す情報を制御部150に出力する。
設定部130は、ユーザの視線の向きに追従する画像を表示する右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域をユーザに設定させる。設定部130は、例えば、後述する第1モード、第2モードのいずれかのユーザの選択を示す情報を受け付ける。設定部130は、例えば、ディップスイッチ、トグルスイッチ、スライドスイッチ等を用いることができる。設定部130は、制御部150と電気的に接続されている。設定部130は、設定されている設定値、例えば、表示領域情報を制御部150に出力する。
記憶部140は、プログラム及びデータを記憶する。記憶部140は、制御部150の処理結果を一時的に記憶する。記憶部140は、記憶媒体を含む。記憶媒体は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等を含む。
記憶部140は、例えば、制御プログラム141、設定データ142等を記憶する。制御プログラム141は、例えば、表示装置100を稼働させるための各種制御に関する機能を提供できる。制御プログラム141は、例えば、設定部130で設定された表示領域に関する情報と検出部120の検出結果を制御装置200に出力する機能を提供できる。制御プログラム141は、表示部110の表示を制御する機能を提供できる。設定データ142は、例えば、表示装置100の動作に関する各種の設定に関する情報を含む。記憶部140は、検出部120によって検出された情報を記憶できる。
制御部150は、例えば、MCU(Micro Control Unit)、CPU(Central Processing Unit)等を含む。制御部150は、表示部110の表示制御回路112と、記憶部140と、インタフェース部160と電気的に接続されている。制御部150は、制御プログラム141を実行することにより、表示部110、インタフェース部160等を制御する。制御部150は、制御装置200から入力された画像を示す信号を表示制御回路112に出力する。
インタフェース部160は、制御装置200に接続されたケーブル300が接続されるコネクタを含む。インタフェース部160は、接続されたケーブル300を介して、制御装置200からの信号が入力される。インタフェース部160は、制御部150から入力された信号を、ケーブル300を介して制御装置200へ出力する。インタフェース部160は、例えば、無線通信装置とし、無線通信を介して制御装置200との間で情報の送受信を行ってもよい。
制御装置200は、操作部210と、記憶部220と、制御部230と、インタフェース部240と、を備える。
操作部210は、ユーザの操作を受け付ける。操作部210は、例えば、キーボード、ボタン、タッチスクリーン等の入力デバイスを用いることができる。操作部210は、制御部230と電気的に接続されている。操作部210は、操作に応じた情報を制御部230に出力する。
記憶部220は、プログラム及びデータを記憶する。記憶部220は、制御部230の処理結果を一時的に記憶する。記憶部220は、記憶媒体を含む。記憶媒体は、例えば、ROM、RAM、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等を含む。記憶部220は、表示装置100に表示させる画像のデータを記憶してもよい。
記憶部220は、例えば、制御プログラム211、VRアプリケーション212等を記憶する。制御プログラム211は、例えば、制御装置200を稼働させるための各種制御に関する機能を提供できる。VRアプリケーション212は、仮想現実の画像を表示装置100に表示させる機能を提供できる。記憶部220は、例えば、検出部120の検出結果を示すデータ等の表示装置100から入力された各種情報を記憶できる。
制御部230は、例えば、MCU(Micro Control Unit)、CPU(Central Processing Unit)等を含む。制御部230は、制御装置200の動作を統括的に制御できる。制御部230の各種機能は、制御部230の制御に基づいて実現される。
制御部230は、例えば、表示する画像を生成するGPU(Graphics Processing Unit)を含む。GPUは、表示装置100に表示する画像を生成する。制御部230は、GPUが生成した画像を、インタフェース部240を介して表示装置100に出力する。本実施形態では、制御装置200の制御部230は、GPUを含む場合について説明するが、これに限定されない。例えば、GPUは、表示装置100または表示装置100の制御部150に設けてもよい。この場合、表示装置100は、例えば、制御装置200、外部の電子機器等からデータを取得し、当該データに基づいてGPUが画像を生成すればよい。
インタフェース部240は、制御装置200に接続されたケーブル300が接続されるコネクタを含む。インタフェース部240は、接続されたケーブル300を介して、表示装置100からの信号が入力される。インタフェース部240は、制御部230から入力された信号を、ケーブル300を介して表示装置100へ出力する。インタフェース部240は、例えば、無線通信装置とし、無線通信を介して表示装置100との間で情報の送受信を行ってもよい。
制御部230は、VRアプリケーション212を実行すると、ユーザ(表示装置100)の動きに応じた画像を表示装置100に表示させる。制御部230は、画像を表示装置100に表示させた状態で、ユーザ(表示装置100)の変化を検出すると、当該変化した方向の画像へ表示装置100に表示している画像を変化させる。制御部230は、画像の作成開始時に、仮想空間上の基準視点および基準視線に基づく画像を作成し、ユーザ(表示装置100)の変化を検出した場合、表示させている画像を作成する際の視点又は視線を、基準視点又は基準視線方向からユーザ(表示装置100)の動きに応じて変更し、変更した視点または視線に基づく画像を表示装置100に表示させる。
例えば、制御部230は、表示装置100からの検出部120の検出結果に基づいて、ユーザの視線の右方向への移動を検出する。この場合、制御部230は、現在表示させている画像から右方向へ視線を変化させた場合の画像へ変化させる。ユーザは、表示装置100に表示されている画像の右方向の画像を視認することができる。
例えば、制御部230は、表示装置100からの検出部120の検出結果に基づいて、表示装置100の移動を検出すると、検出した移動に応じて画像を変化させる。制御部230は、表示装置100が前方へ移動したことを検出した場合、現在表示させている画像の前方へ移動した場合の画像へ変化させる。制御部230は、表示装置100が後方方向へ移動したことを検出した場合、現在表示させている画像の後方へ移動した場合の画像へ変化させる。ユーザは、表示装置100に表示されている画像から、自身の移動方向の画像を視認することができる。
次に、第1実施形態に係る表示装置100の表示部110における右目用表示領域110Aと左目用表示領域110Bと設定可能なモードとの関係を説明する。図4は、第1実施形態に係る表示装置100の表示モードの一例を示す図である。
図4に示す一例では、表示パネル111は、画素11が、2880×1700個のマトリクス状に配置されている。この場合、表示パネル111は、1700本の走査線P1~P1700を有する。走査線P1~P1700は、右目用領域110A及び左目用領域110Bにわたって設けられている。
表示装置100は、第1モードと、第2モードと、を含む。第1モード及び第2モードは、設定部130によって設定される。第1モード及び第2モードは、例えば、ユーザが利用する制御装置200の処理能力に基づいて設定することができる。設定されたモードを示す情報は、設定データ142に記憶することができる。
第1モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bの全てを表示領域とするモードである。第1モードは、1700本の走査線P1~P1700の全てを有効走査線とする。表示装置100は、第1モードが設定されている場合、走査線P1~P1700に対応した右目用領域110Aの全ての領域を表示領域EAとし、左目用領域110Bの全ての領域を表示領域EBとする。
第2モードは、第1モードよりも領域が小さい右目用領域110A及び左目用領域110Bの一部を表示領域とするモードである。第2モードは、第1モードより少ない一部の走査線、例えば、1700本のうちの800本の走査線P451~P1250を有効走査線とする。第2モードは、走査線P1~P450及びP1251~P1700を無効走査線とする。表示装置100は、第2モードが設定されている場合、走査線P451~P1250に対応した右目用領域110Aの一部の領域を表示領域ECとし、左目用領域110Bの一部の領域を表示領域EDとする。
表示装置100の制御部150は、設定部130によって第1モードが設定されている場合、右目用領域110Aの表示領域EA、左目用領域110Bの表示領域EBを示す表示領域情報を、インタフェース部160を介して制御装置200に出力する。第1モードが設定されている場合、表示領域情報は、表示パネル111の全ての走査線を有効とした表示領域を示す情報となる。この場合、表示領域情報は、例えば、表示パネル111に対応したEDID(Extended Display Identification Data)を用いてもよい。
表示装置100の制御部150は、設定部130によって第2モードが設定されている場合、右目用領域110Aの一部の表示領域EC及び左目用領域110Bの一部の表示領域EDを示す表示領域情報を、インタフェース部160を介して制御装置200に出力する。第2モードが設定されている場合、表示領域情報は、表示パネル111の一部の走査線を有効とした表示領域を示す情報となる。すなわち、制御部150は、表示パネル111の表示性能を低下させた表示領域情報を制御装置200に出力する。
次に、第1実施形態に係る表示システム1の表示制御の一例について説明する。図5は、第1実施形態に係る表示システム1の表示制御の一例を示す図である。図6は、第1実施形態に係る表示システム1の表示制御の他の一例を示す図である。
図5に示す一例では、表示装置100は、設定部130によって第1モードが設定されている。この場合、表示パネル111は、右目用領域110Aの全ての領域が表示領域EA、左目用領域110Bの全ての領域が表示領域EBとなっている。
制御装置200は、右目用領域110Aの表示領域EA及び左目用領域110Bの表示領域EBを示す表示領域情報が、表示装置100からインタフェース部240を介して入力される。制御装置200は、当該表示領域情報に基づいて表示装置100に出力する画像のサイズを決定する。表示領域情報は、例えば、表示パネル111の解像度を示す情報を含む。解像度は、例えば、画像の表示領域における画素の密度を示す画素解像度と、画像の表示領域における画素数を示す画像解像度とを含む。制御装置200は、表示装置100の表示領域EA,EBに対応し、ユーザの両目の視差を利用した右目用画像GA及び左目用画像GBを示す信号SGを表示装置100に出力する。例えば、制御装置200は、表示領域情報に含まれる画像解像度を画素解像度で乗ずることで画像のサイズを決定する。図5に示す通り、表示領域情報に含まれる画像解像度が、表示装置100の全ての領域に対応する画素数であるため、制御装置200は、表示装置100の全ての領域を画像のサイズに決定し、決定した画像のサイズに対応する信号SGを表示装置100に出力する。図5に示す信号SGは、例えば、1フレームの画像の信号を示している。なお、本実施例において、画素解像度は、表示装置100の単位面積当たりの画素の密度に対応する。
表示装置100は、制御装置200から信号SGが入力されると、走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す画像を表示パネル111の全面に表示する。表示装置100は、信号SGの右目用画像GAを右目用領域110Aの表示領域EAに表示し、信号SGの左目用画像GBを左目用領域110Bの表示領域EBに表示する。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された右目用画像GA及び左目用画像GBを視認することにより、画像を立体的に視認することができる。
図6に示す一例では、表示装置100は、設定部130によって第2モードが設定されている。この場合、表示パネル111は、右目用領域110Aの一部の領域が表示領域EC、左目用領域110Bの一部の領域が表示領域EDとなっている。
制御装置200は、右目用領域110Aの表示領域EC及び左目用領域110Bの表示領域EDを示す表示領域情報が、表示装置100からインタフェース部240を介して入力される。制御装置200は、当該表示領域情報に基づいて表示装置100に出力する画像のサイズを決定する。制御装置200は、表示装置100の表示領域EC,EDに対応し、ユーザの両目の視差を利用した右目用画像GC及び左目用画像GDを示す信号SGを表示装置100に出力する。例えば、第2モードにおいて、表示領域情報に含まれる画像解像度は、表示装置100の一部の領域に対応する画素数であるため、第1モードにおける画像解像度より小さい。したがって、図6において、制御装置200は、第1モードより小さい画像解像度を含む表示領域情報に基づいて、表示装置100の一部の領域に対応する信号SGを表示装置100に出力する。右目用画像GC及び左目用画像GDは、図5に示した右目用画像GA及び左目用画像GBよりも小さな画像となっている。本実施形態において、第1モードにおける表示領域に含まれる画素解像度と、第2モードにおける表示領域に含まれる画素解像度は同一であるため、第1モードにおける信号SGに基づく画像と、第2モードにおける信号SGに基づく画像の単位面積当たりの画素の密度(画素解像度)は同一である。なお、第2モードの画素解像度は、第1モードの画素解像度より大きい値をとってもよい。
図6に示す信号SGは、例えば、1フレームの画像の信号を示している。信号SGが示す画像のサイズは、図5に示す信号SGが示す画像のサイズよりも小さい。すなわち、制御装置200は、表示装置100で第1モードが設定されている場合よりも、表示装置100で第2モードが設定されている場合の方が、処理する画像のサイズを小さくできるため、制御装置200における処理負荷を低減することができる。
表示装置100は、制御装置200から信号SGが入力されると、走査回路114によって走査線P451~P1250を順次走査させて、信号SGが示す画像を表示パネル111の一部の領域に表示する。表示装置100は、信号SGの右目用画像GCを右目用領域110Aの表示領域ECに表示し、信号SGの左目用画像GDを左目用領域110Bの表示領域EDに表示する。表示装置100は、表示パネル111の非表示領域に対応した走査線を一括して走査させて、例えば、黒色、灰色等で非表示領域を表示させる。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された右目用画像GC及び左目用画像GDを視認することにより、立体的な画像をのぞき見ているように視認することができる。
表示装置100は、ユーザに設定された表示部110の右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域を示す表示領域情報と検出部120の検出結果とを制御装置200に出力することにより、制御装置200の処理能力に適した画像を表示装置100に出力させることができる。その結果、表示システム1は、制御装置200の処理能力に応じた画像を出力できることにより、ユーザの視線が移動しても、仮想現実の画像を表示部110に滑らかに表示できる。よって、表示装置100及び表示装置100を備える表示システム1は、表示パネル111の左目用領域110B及び右目用領域110Aに表示する画像の視認性の低下を抑制することができる。
本発明の場合は、表示システム1は、画素の密度を保ったまま画素数を変化させるので、表示面積が変わるが画像の精細度を維持することができる。
例えば、一般的な表示パネルの画像解像度は、FHD(Full High Definition)の場合、207万画素(1920×1080)である。これに対し、VRで使用する表示パネル111は、画像解像度が490万画素(2880×1700)であり、一般的な表示パネルの約2.36倍となる。FHDの画像解像度で1秒間に90枚の画像を生成できるGPUは、VR等に使用されるパネルの画像解像度の画像を生成しようとすると、画素数がFHDの約2.36倍になる。そのため、制御装置200は、GPUの負荷も2.36倍になり、1秒間に38枚の画像しか生成できない。その場合、動画表示においては、1秒間に38枚の画像では、フレーム落ちやティアリングが発生し、スムーズな表示ができない。
第1実施形態に係る表示システム1では、表示装置100が第1モードである場合、制御装置200は、490万画素(2880×1700)の画像を生成する。表示装置100が第2モードである場合、制御装置200は、230万画素(2880×800)の画像を生成する。
例えば、制御装置200は、1920×1080の画像解像度で1秒間に90枚の画像(90fps[frame per second])を生成できるGPUを用いる場合について説明する。表示装置100が第1モードの場合、制御装置200は、490万画素の画像を1秒間に38枚生成する。表示装置100が第2モードの場合、制御装置200は、230万画素の画像を1秒間に81枚生成する。この場合、表示システム1は、第1モードではフレーム落ちやティアリングが発生しスムーズな表示ができないが、第2モードでは、フレーム落ちやティアリングが発生しないスムーズな表示が可能となる。よって、表示システム1は、制御装置200のグラフィック性能に応じて表示装置100を第2モードに設定させることで、スムーズな表示をユーザに視認させることができる。
表示装置100は、第1モードと第2モードを有することにより、設定部130によって右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域をユーザに容易に設定させることができる。その結果、表示装置100は、操作性を向上させることができる。
表示装置100は、第2モードが設定されている場合、複数本の走査線のうちの一部の有効走査線により構成される領域を表示領域とし、一部の有効走査線とは異なる走査線により構成される領域を非表示領域とする。その結果、表示装置100は、非表示領域を一括で表示させることができるので、処理効率を向上させることができる。
次に、第1実施形態に係る表示装置100の表示部110の動作の一例について説明する。図7は、第1実施形態に係る信号出力回路113及び走査回路114の一例を示すブロック図である。
図7に示すように、信号出力回路113は、第1信号出力部113Aと、第2信号出力部113Bと、選択部113Cと、を有する。
第1信号出力部113Aは、第1モードが設定されている場合に、制御部150から信号SGが入力されると、1走査期間毎に1走査線に接続された複数の画素に対応する信号SGの表示信号を各信号線に出力する。第1信号出力部113Aに入力される信号SGは、走査線P1~P1700のそれぞれに接続された複数の画素に対応した表示信号を含む。すなわち、第1信号出力部113Aは、信号SGの表示信号をそのまま各信号線に出力する。
第2信号出力部113Bは、第2モードが設定されている場合に、制御部150から信号SGが入力されると、1走査期間毎に1走査線に接続された複数の画素に対応する信号SGを各信号線に出力する。第2信号出力部113Bに入力される信号SGは、走査線P451~P1250のそれぞれに接続された複数の画素に対応した表示信号のみを含む。第2信号出力部113Bは、走査線P451~P1250のそれぞれに接続された複数の画素に対して、表示信号を各信号線に出力する。第2信号出力部113Bは、走査線P1~P450及び走査線P1251~P1700に接続された複数の画素に対して、非表示信号を各信号線に出力する。
選択部113Cは、設定部130で設定されたモードに基づいて、制御部150から入力された信号SGの出力先を選択する。第1モードが設定されている場合、選択部113Cは、制御部150から入力された信号SGを第1信号出力部113Aへ出力する。第2モードが設定されている場合、選択部113Cは、制御部150から入力された信号SGを第2信号出力部113Bへ出力する。
走査回路114は、第1走査部114Aと、第2走査部114Bと、選択部114Cと、を有する。
第1走査部114Aは、第1モードが設定されている場合に、第1信号出力部113Aに対応して、1走査期間毎に各走査線に走査信号を順次印加する。第2走査部114Bは、第2モードが設定されている場合に、第2信号出力部113Bに対応して、所定の走査線に走査信号を順次印加するとともに、所定の走査線とは異なる走査線を一括で走査信号を印加する。なお、所定の走査線とは、第2モードにおける表示領域に対応する走査線であり、所定の走査線とは異なる走査線とは、第2モードにおける非表示領域に対応する走査線である。また、走査信号とは、画素に含まれるスイッチ素子を駆動して信号線からの信号を画素に伝送するための信号である。
選択部114Cは、設定部130で設定されたモードに基づいて、駆動させる走査部を選択する。第1モードが設定されている場合、選択部114Cは、第1走査部114Aを選択する。第2モードが設定されている場合、選択部114Cは、第2走査部114Bを選択する。
図8は、第1実施形態に係る表示装置100が第1モードの場合の表示部の制御例を示す波形図である。
表示装置100が第1モードに設定されている場合、信号出力回路113には、図8に示す走査線P1~P1700のそれぞれに接続された複数の画素に対応した信号SGが入力される。この場合、選択部113Cは、入力された信号SGを第1信号出力部113Aへ出力する。第1信号出力部113Aは、1走査期間毎に、1走査線に接続された複数の画素に対応する信号SGの表示信号を、各信号線に順次出力する。また、走査回路114の選択部114Cは、第1走査部114Aを選択し、第1走査部114Aは、ゲートパルスを1走査期間毎に、走査線P1~P1700に順次走査信号を印加する。
その結果、表示パネル111は、図5に示したように、信号SGの右目用画像GAを右目用領域110Aの表示領域EAに表示し、信号SGの左目用画像GBを左目用領域110Bの表示領域EBに表示する。
図9は、第1実施形態に係る表示装置100が第2モードの場合の表示部110の制御例を示す波形図である。
表示装置100が第2モードに設定されている場合、信号出力回路113には、図9に示す走査線P451~P1250に対応した信号SGが入力される。この場合、選択部113Cは、入力された信号SGを第2信号出力部113Bへ出力する。
1走査期間において、信号出力回路113の第2信号出力部113Bは、走査線P1~P450に接続された複数の画素に対応する信号線に対し、非表示信号を出力する。また、走査回路114の選択部114Cは第2走査部114Bを選択し、第2走査部114Bは、走査線P1~P450を一括走査させる。
1走査期間において、第2信号出力部113Bは、1走査線に接続された複数の画素に対応する信号SGの表示信号を、各信号線に順次出力する。また、走査回路114の第2走査部114Bは、走査線P451~P1250に走査信号を順次印加する。
1走査期間において、第2信号出力部113Bは、走査線P1251~P1700に接続された複数の画素に対応する信号線に対し、非表示信号を各信号線に出力する。また、走査回路114の第2走査部114Bは、走査線P1251~P1700を一括走査させる。
その結果、表示パネル111は、図6に示したように、信号SGの右目用画像GCを右目用領域110Aの一部の表示領域ECに表示し、信号SGの左目用画像GDを左目用領域110Bの一部の表示領域EDに表示する。表示パネル111は、信号SGの画像を表示していない非表示領域を黒色、灰色等で表示する。
図10を参照しながら、第1実施形態に係る表示装置100及び制御装置200の動作の一例について説明する。図10は、第1実施形態に係る表示装置及び制御装置の処理の一例を示すシーケンス図である。図10に示す表示装置100の動作は、表示装置100の制御部150が制御プログラム141を実行することによって実現される。図10に示す制御装置200の動作は、制御装置200の制御部230が制御プログラム211及びVRアプリケーション212を実行することによって実現される。
図10に示すように、表示装置100の制御部150は、所定のタイミングになると、設定部130の設定されたモードを設定データ142に記憶する(ステップS101)。所定のタイミングは、例えば、制御装置200から起動の要求を受けたタイミング、表示装置100が制御装置200とケーブル300を介して接続されたタイミング等を含む。
表示装置100の制御部150は、設定されたモードに基づいて、表示部110の右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域を特定する(ステップS102)。例えば、第1モードの場合、制御部150は、右目用領域110Aの全ての領域を表示領域EA、左目用領域110Bの全ての領域を表示領域EBとして特定する。例えば、第2モードの場合、制御部150は、右目用領域110Aの一部の領域を表示領域EC、左目用領域110Bの一部の領域が表示領域EDとして特定する。
表示装置100の制御部150は、特定した表示領域を示す表示領域情報を制御装置200に出力する(ステップS103)。例えば、制御部150は、表示領域情報を作成し、作成した当該表示領域情報を、インタフェース部160を介して制御装置200に出力する。
制御装置200の制御部230は、インタフェース部240を介して、表示装置100から表示領域情報が入力されると、入力された表示領域情報が示す表示領域に対応した画像のサイズを決定する(ステップS201)。
表示装置100の制御部150は、表示領域情報を制御装置200に出力すると、検出部120の検出結果を制御装置200に出力する(ステップS104)。例えば、制御部150は、検出部120の検出結果を示す情報を、インタフェース部160を介して制御装置200に出力する。
制御装置200の制御部230は、表示装置100から入力された検出部120の検出結果に基づいて、ユーザの視線の向きを推定する(ステップS202)。例えば、制御部230は、表示装置100の傾きに基づいて視線の向きを推定する。例えば、制御部230は、表示装置100に生じた加速度、傾き等の変化に基づいて、視線の向きの変化を推定する。
制御装置200の制御部230は、推定した視線の向きに対応し、かつ決定した画像サイズに対応した右目用画像及び左目用画像を含む画像の信号SGを表示装置100に出力する(ステップS203)。例えば、制御部230は、画像の信号SGを、インタフェース部240を介して表示装置100に出力する。
表示装置100の制御部150は、インタフェース部160を介して、画像の信号SGが入力されると、入力された画像の信号SGを表示部110の表示制御回路112に出力する(ステップS105)。その結果、表示部110は、信号SGの右目用画像を右目用領域110Aの表示領域に、信号SGの左目用画像を左目用領域110Bの表示領域にそれぞれ表示する。
制御装置200の制御部230は、画像の出力を終了するか否かを判定する(ステップS204)。例えば、制御部230は、ユーザの終了操作を検出した場合、画像の出力が終了した場合等に、画像の出力を終了すると判定する。なお、ユーザの終了操作については、表示装置100側で入力を受け付け、表示装置100から制御装置200に終了操作を示す情報が送信されてもよい。制御部230は、画像の出力を終了しないと判定した場合(ステップS204でNo)、処理を既に説明したステップS202に戻し、画像の信号SGの出力を継続する。
制御装置200の制御部230は、画像の出力を終了すると判定した場合(ステップS204でYes)、処理をステップS205に進める。制御部230は、表示装置100へ画像出力の終了を要求する(ステップS205)。例えば、制御部230は、画像出力の終了を示す情報を、インタフェース部240を介して表示装置100に出力する。その後、制御部230は、例えば、待機状態へ遷移する。
表示装置100の制御部150は、ステップS105の処理が終了すると、表示を終了するか否かを判定する(ステップS106)。制御部150は、制御装置200から終了が要求されている場合に、表示を終了すると判定する。制御部150は、表示を終了しないと判定した場合(ステップS106でNo)、処理を既に説明したステップS104に戻し、表示部110の表示を継続する。
表示装置100の制御部150は、表示を終了すると判定した場合(ステップS106でYes)、処理をステップS107に進める。制御部150は、表示部110の表示を終了する(ステップS107)。その後、制御部150は、例えば、待機状態へ遷移する。
[第2実施形態]
第1実施形態では、表示システム1の制御装置200は、右目用画像及び左目用画像を含む画像の信号を表示装置100に出力する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、制御装置200は、右目用画像または左目用画像の一方のみを有する画像の信号を表示装置100に出力してもよい。この場合の一例を、第1実施形態に係る表示システム1を参照して説明する。以下の説明において、同様の構成要素について同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
第2実施形態では、表示装置100は、第1モードと、第2モードと、を含む。第1モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bの全てを表示領域とするモードである。第2モードは、第1モードよりも領域が小さい右目用領域110A及び左目用領域110Bの一部を表示領域とするモードである。第2モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bに、同一の画像を表示するモードである。
表示装置100は、設定部130によって第1モードが設定されている場合、第1実施形態と同様に、表示装置100から入力された表示領域情報に基づいて、制御装置200から信号SGが入力される。表示領域情報には、解像度を示す情報に加えて、視点の数を示す情報が含まれる。例えば、第1モードにおける信号SGには視点の数として2を示す情報が含まれる。また、制御装置100、表示領域情報に含まれる視点の数および解像度を示す情報に基づいて、右眼用画像GA及び左眼用画像GBを含む2つの視点に対応する画像に対応する信号SGを表示装置100に入力する。表示装置100は、走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す画像を表示パネル111の全面に表示する。表示装置100は、信号SGの右目用画像GAを右目用領域110Aの表示領域EAに表示し、信号SGの左目用画像GBを左目用領域110Bの表示領域EBに表示する。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された右目用画像GA及び左目用画像GBを視認することにより、画像を立体的に視認することができる。
図11は、第2実施形態に係る表示システム1の表示制御の一例を示す図である。図11に示す一例では、表示装置100は、設定部130によって第2モードが設定されている。この場合、表示パネル111は、右目用領域110Aの一部の領域が表示領域EC、左目用領域110Bの一部の領域が表示領域EDとなっている。
制御装置200は、表示領域情報が、表示装置100からインタフェース部240を介して入力される。表示領域情報には、解像度に関する情報に加えて、視点の数を示す情報が含まれる。例えば、第2モードにおける信号SGSには視点の数として1を示す情報が含まれる。制御装置200は、表示領域情報に含まれる解像度、及び、視点の数を示す情報に基づいて、右目用または左目用のうち一方の目に対応する画像(例えば、左目用の画像)を示す信号SGSを表示装置100に出力する。なお、各モードにおける視点の数を示す情報が制御装置200の記憶部220に記憶されている場合、表示装置100から入力される表示領域情報に含まれる情報は、視点の数を示す情報の代わりに設定されているモードを示す情報であってもよい。
図11に示す信号SGSは、例えば、1フレームの画像の信号を示している。信号SGSが示す画像のサイズは、図6に示した信号SGが示す画像のサイズの約半分となっている。すなわち、制御装置200は、処理する画像のサイズを当該信号SGが示す画像よりも小さくできるため、制御装置200における処理負荷を低減することができる。
表示装置100は、制御装置200から信号SGSが入力されると、信号SGSの左目用画像を複写し、当該画像を右目用画像とする。例えば、制御部150は、信号SGSの左目用画像を右目用画像として複写し、当該右目用画像を付加した信号SG’を表示部110に出力する。表示装置100は、走査回路114によって走査線P451~P1250を順次走査させて、信号SGSが示す画像を表示パネル111の一部の表示領域EC,EDに表示する。すなわち、表示装置100は、信号SGSの左目用画像GEを右目用領域110Aの表示領域EC及び左目用領域110Bの表示領域EDの双方に表示する。表示装置100は、表示パネル111の非表示領域に対応した走査線を一括して走査させて、例えば、黒色、灰色等で非表示領域を表示させる。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された左目用画像GE,GEを視認できる。
表示装置100は、表示領域情報が示す表示領域に対応した右目用画像または左目用画像のいずれか一方のみを含む画像の信号が入力されると、入力された画像を表示領域情報が示す右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域の両方に表示させることができる。そのため、制御装置200は、右目用画像または左目用画像のみを含む画像の信号を表示装置100に出力すればよいので、処理負荷を軽減することができる。
第2実施形態に係る表示システム1では、表示装置100が第1モードである場合、制御装置200は、490万画素(2880×1700)の画像を生成する。表示装置100が第2モードである場合、制御装置200は、230万画素(2880×800)の半分の115万画素(1440×800)の画像を生成する。
例えば、制御装置200は、1920×1080の画像解像度で1秒間に90枚の画像(90fps)を生成できるGPUを用いる場合について説明する。表示装置100が第1モードの場合、制御装置200は、490万画素の画像を1秒間に38枚生成する。表示装置100が第2モードの場合、制御装置200は、115万画素の画像を1秒間に162枚生成する。この場合、表示システム1は、第1モードではフレーム落ちやティアリングが発生しスムーズな表示ができないが、第2モードでは、フレーム落ちやティアリングが発生しないスムーズな表示が可能となる。よって、表示システム1は、制御装置200のグラフィック性能に応じて表示装置100を第2モードに設定させることで、スムーズな表示をユーザに視認させることができる。
第2実施形態に係る表示システム1は、表示装置100がモードによって表示領域のサイズを変更し、表示装置100に入力する画像の画素数を減らすことができるので、制御装置200の処理負荷を軽減することができる。よって、表示システム1は、VRで使用可能な表示部110を用いる場合に、制御装置200のグラフィック性能が劣っていても、フレーム落ちやティアリングの発生を抑制することができる。よって、表示システム1は、表示パネル111の左目用領域110B及び右目用領域110Aに表示する画像の視認性の低下を抑制することができる。
[第3実施形態]
第1実施形態及び第2実施形態では、表示システム1の表示装置100は、モードによって右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域を変更する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、表示装置100は、モードによって右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域を変更しなくてもよい。制御装置200は、第2実施形態と同様に、右目用画像または左目用画像の一方のみを有する画像の信号を表示装置100に出力してもよい。以下の説明において、第1実施形態と同一の構成には同一の符合を付し、重複する説明は省略する。
第3実施形態では、表示装置100は、第1モードと、第2モードと、を含む。第1モード及び第2モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bの全てを表示領域とするモードである。第1モードは、第1実施形態及び第2実施形態と同一のモードである。第2モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bの全てを表示領域とし、両方の表示領域に同一の画像を表示するモードである。
表示装置100は、設定部130によって第1モードが設定されている場合、第1実施形態と同様に、表示装置100から入力された表示領域情報に基づいて、制御装置200から信号SGが入力される。表示領域情報には、視点の数を示す情報が含まれる。例えば、第1モードにおける信号SGには視点の数として2を示す情報が含まれる。また、制御装置100、表示領域情報に含まれる視点の数を示す情報に基づいて、右眼用画像GA及び左眼用画像GBを含む2つの視点に対応する画像に対応する信号SGを表示装置100に入力する。表示装置100は、走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す画像を表示パネル111の全面に表示する。表示装置100は、信号SGの右目用画像GAを右目用領域110Aの表示領域EAに表示し、信号SGの左目用画像GBを左目用領域110Bの表示領域EBに表示する。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された右目用画像GA及び左目用画像GBを視認することにより、画像を立体的に視認することができる。
図12は、第3実施形態に係る表示システム1の表示制御の一例を示す図である。図12に示す一例では、表示装置100は、設定部130によって第2モードが設定されている。この場合、表示パネル111は、右目用領域110Aの全ての領域が表示領域EA、左目用領域110Bの全ての領域が表示領域EBとなっている。
制御装置200は、表示領域情報が、表示装置100からインタフェース部240を介して入力される。表示領域情報には、視点の数を示す情報が含まれる。例えば、第2モードにおける信号SGには視点の数として1を示す情報が含まれる。制御装置200は、表示領域情報に含まれる解像度、及び、視点の数を示す情報に基づいて、右目用または左目用のうち一方の目に対応する画像(例えば、左目用の画像)を示す信号SGHを表示装置100に出力する。
図12に示す信号SGHは、例えば、1フレームの画像の信号を示している。信号SGHが示す画像のサイズは、図5に示した信号SGが示す左目用画像GBのサイズと同一であり、当該信号が示す左目用画像GB及び右目用画像GAのサイズの半分となっている。すなわち、制御装置200は、処理する画像のサイズを当該信号SGが示す画像よりも小さくできるため、制御装置200における処理負荷を低減することができる。
表示装置100は、制御装置200から信号SGHが入力されると、信号SGHの左目用画像を複写し、当該画像を右目用画像とする。例えば、制御部150は、信号SGHの左目用画像GBを右目用画像として複写し、当該右目用画像を付加した信号SG’を表示部110に出力する。表示装置100は、走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGHが示す画像を表示パネル111の表示領域EA,EBに表示する。すなわち、表示装置100は、信号SGHの左目用画像GBを右目用領域110Aの表示領域EA及び左目用領域110Bの表示領域EBの双方に表示する。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された左目用画像GB,GBを視認できる。
表示装置100は、表示領域情報が示す表示領域に対応した右目用画像または左目用画像のいずれか一方のみを含む画像の信号が入力されると、入力された画像を表示領域情報が示す右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域EA,EBの両方に表示させることができる。そのため、制御装置200は、右目用画像または左目用画像のみを含む画像の信号を表示装置100に出力すればよいので、処理負荷を軽減することができる。
第3実施形態に係る表示システム1では、表示装置100が第1モードである場合、制御装置200は、490万画素(2880×1700)の画像を生成する。表示装置100が第2モードである場合、制御装置200は、490万画素(2880×1700)の半分の245万画素(1440×1700)の画像を生成する。
例えば、制御装置200は、1920×1080の画像解像度で1秒間に90枚の画像(90fps)を生成できるGPUを用いる場合について説明する。表示装置100が第1モードの場合、制御装置200は、490万画素の画像を1秒間に38枚生成する。表示装置100が第2モードの場合、制御装置200は、245万画素の画像を1秒間に76枚生成する。この場合、表示システム1は、第1モードではフレーム落ちやティアリングが発生しスムーズな表示ができないが、第2モードでは、フレーム落ちやティアリングが発生しないスムーズな表示が可能となる。よって、表示システム1は、制御装置200のグラフィック性能に応じて表示装置100を第2モードに設定させることで、スムーズな表示をユーザに視認させることができる。
第3実施形態に係る表示システム1は、表示装置100がモードによって制御装置200からの画像サイズを変更可能とすることにより、表示部110の解像度を減らすことができるので、制御装置200の処理負荷を軽減することができる。よって、表示システム1は、VRで使用可能な表示部110を用いる場合に、制御装置200のグラフィック性能が劣っていても、フレーム落ちやティアリングの発生を抑制することができる。よって、表示システム1は、表示パネル111の左目用領域110B及び右目用領域110Aに表示する画像の視認性の低下を抑制することができる。
[第4実施形態]
図13を参照して、第4実施形態に係る表示システム1Aの一例について説明する。図13は、第4実施形態に係る表示システム1Aの構成の一例を示すブロック図である。第4実施形態に係る表示システム1Aは、第1実施形態と表示部110の構成のみが異なるので、第1実施形態と同一の構成には同一の符合を付し、重複する説明は省略する。
図13に示すように、第2実施形態に係る表示システム1Aは、表示装置100と、制御装置200と、を有する。表示装置100は、表示部110と、検出部120と、設定部130と、記憶部140と、制御部150と、インタフェース部160と、を備える。
表示部110は、右目用領域110Aと、左目用領域110Bと、を有する。表示部110は、2つの表示パネル111A,111Bと、2つの表示制御回路112A,112Bと、を有する。なお、表示部110は、表示パネル111A,111Bを背後から照射する図示しない光源装置を有する。なお、表示部110に含まれる光源装置は、表示パネル11A及び111Bの双方に対して1つの光源装置を有してもよいし、表示パネル11A及び111Bの各々に対して1つの光源装置を有してもよい。
表示パネル111A,111Bは、画素11が、P0×Q0個(行方向にP0個、列方向にQ0個)、2次元のマトリクス状(行列状)に配列されている。図13に示す例は、XYの2次元座標系に複数の画素11がマトリクス状に配列されている例を示している。第4実施形態では、P0=1440、Q0=1700とする。
表示パネル111A,111Bは、X方向に延在する走査線と、X方向と交差するY方向に延在する信号線を有する。例えば、表示パネル111A,111Bは、1440本のY方向に配列された信号線と、1700本のY方向と交差するX方向に配列された走査線と、を有する。表示パネル111A,111Bは、信号線と走査線との各交点には、画素11が配置される。画素11は、信号線および走査線と接続されるスイッチング素子(TFT:薄膜トランジスタ)、および、スイッチング素子に接続された画素電極を有する。1つの走査線は、走査線の延在方向に沿って配置される複数の画素11が接続される。また、1つの信号線は、信号線の走査線の延在方向に沿って配置される複数の画素11が接続される。
表示パネル111Aは、表示部110の右目用領域110Aとなっている。表示パネル111Bは、表示部110の左目用領域110Bとなっている。右目用領域110Aは、例えば、表示パネル111における画像の表示が可能な表示面の右半分の領域である。左目用領域110Bは、例えば、表示パネル111における画像の表示が可能な表示面の左半分の領域である。表示装置100は、2つの表示パネル111A,111Bを用いることで、表示パネル111Aと表示パネル111Bとの間に隙間を介して配置できる。
表示制御回路112A,112Bは、それぞれ、信号出力回路113及び走査回路114を備えている。表示制御回路112A,112Bの信号出力回路113は、第1実施形態に係る表示制御回路112の信号出力回路113と、信号線の本数が異なる。表示制御回路112A,112Bの信号出力回路113は、1440本の信号線を有する。
表示制御回路112Aの信号出力回路113は、表示パネル111Aの信号線Dと電気的に接続されている。表示制御回路112Aの信号出力回路113は、入力された信号SGの右目用画像の表示信号を表示パネル111Aに出力する。なお、信号出力回路113は、信号SGから右目用画像のみを抽出した信号が入力されてもよい。
表示制御回路112Bの信号出力回路113は、表示パネル111Bの信号線と電気的に接続されている。表示制御回路112Bの信号出力回路113は、入力された信号SGの左目用画像の表示信号を表示パネル111Bに出力する。なお、信号出力回路113は、信号SGから左目用画像のみを抽出した信号が入力されてもよい。
表示制御回路112Aは、走査回路114によって、表示パネル111Aにおける画素11の動作(光透過率)を制御するためのスイッチング素子(例えば、TFT)のON/OFFを制御する。走査回路114は、表示パネル111Aの走査線Pと電気的に接続されている。表示制御回路112Bは、走査回路114によって、表示パネル111Bにおける画素11の動作(光透過率)を制御するためのスイッチング素子のON/OFFを制御する。走査回路114は、表示パネル111Bの走査線Pと電気的に接続されている。
表示制御回路112A,112Bの信号出力回路113は、既に説明した第1信号出力部113Aと、第2信号出力部113Bと、選択部113Cと、を有する。表示制御回路112A,112Bの走査回路114は、既に説明した第1走査部114Aと、第2走査部114Bと、選択部114Cと、を有する。走査回路114は、信号線の本数のみが異なる。
次に、第4実施形態に係る表示装置100の表示部110における右目用表示領域110Aと左目用表示領域110Bと設定可能なモードとの関係を説明する。図14は、第4実施形態に係る表示装置100の表示モードの一例を示す図である。
図14に示す一例では、表示パネル111A,111Bは、画素11が、1440×1700個のマトリクス状に配置されている。この場合、表示パネル111は、1700本の走査線P1~P1700を有する。走査線P1~P1700は、表示パネル111A及び表示パネル111Bのそれぞれに設けられている。
表示装置100は、第1モードと、第2モードと、を含む。第1モード及び第2モードは、設定部130によって設定される。第1モード及び第2モードは、例えば、ユーザが利用する制御装置200の処理能力に基づいて設定することができる。
第1モードは、表示パネル111Aの右目用領域110A及び表示パネル111Bの左目用領域110Bの全てを表示領域とするモードである。第1モードは、表示パネル111A,111Bにおける1700本の走査線P1~P1700の全てを有効走査線とする。表示装置100は、第1モードが設定されている場合、走査線P1~P1700に対応した右目用領域110Aの全ての領域を表示領域EA、左目用領域110Bの全ての領域を表示領域EBとする。
第2モードは、第1モードよりも領域が小さい表示パネル111Aの右目用領域110A及び表示パネル111Bの左目用領域110Bの一部を表示領域とするモードである。第2モードは、表示パネル111A,111Bにおける第1モードより少ない一部の走査線、例えば、1700本のうちの800本の走査線P451~P1250を有効走査線とする。第2モードは、表示パネル111A,111Bにおける走査線P1~P450及びP1251~P1700を無効走査線とする。表示装置100は、第2モードが設定されている場合、表示パネル111A,111Bにおける走査線P451~P1250に対応した右目用領域110Aの一部の領域を表示領域EC、左目用領域110Bの一部の領域を表示領域EDとする。
表示装置100の制御部150は、設定部130によって第1モードが設定されている場合、右目用領域110Aの表示領域EA、左目用領域110Bの表示領域EBを示す表示領域情報を、インタフェース部160を介して制御装置200に出力する。第1モードが設定されている場合、表示領域情報は、表示パネル111A,111Bの全ての走査線を有効とした表示領域を示す情報となる。なお、表示装置100は、表示パネル111A,111Bの2つの表示領域を加算して、1つの表示領域を示す情報としてもよい。
表示装置100の制御部150は、設定部130によって第2モードが設定されている場合、右目用領域110Aの一部の表示領域EC、左目用領域110Bの一部の表示領域EDを示す表示領域情報を、インタフェース部160を介して制御装置200に出力する。第2モードが設定されている場合、表示領域情報は、表示パネル111A,111Bの一部の走査線を有効とした表示領域を示す情報となる。すなわち、制御部150は、表示パネル111の表示性能を低下させた表示領域情報を制御装置200に出力する。
次に、第4実施形態に係る表示システム1Aの表示制御の一例について説明する。図15は、第4実施形態に係る表示システム1Aの表示制御の一例を示す図である。図16は、第4実施形態に係る表示システム1Aの表示制御の他の一例を示す図である。
図15に示す一例では、表示装置100は、設定部130によって第1モードが設定されている。この場合、右目用領域110Aである表示パネル111Aは、その全ての領域が表示領域EAとなっている。左目用領域110Bである表示パネル111Bは、その全ての領域が表示領域EBとなっている。
制御装置200は、右目用領域110Aの表示領域EA及び左目用領域110Bの表示領域EBを示す表示領域情報が、表示装置100からインタフェース部240を介して入力される。表示領域情報は、例えば、表示パネル111A及び表示パネル111Bのそれぞれの解像度を示す情報含む。解像度は、例えば、画像の表示領域における画素の密度を示す画素解像度と、画像の表示領域における画素数を示す画像解像度とを含む。制御装置200は、当該表示領域情報に基づいて表示装置100に出力する画像のサイズを決定する。例えば、制御装置200は、表示装置100の表示領域EA,EBに対応し、ユーザの両目の視差を利用した右目用画像GA及び左目用画像GBを示す信号SGを表示装置100に出力する。例えば、制御装置200は、表示領域情報に含まれる画像解像度を画素解像度で乗ずることで画像のサイズを決定する。図15に示す通り、表示領域情報に含まれる画像解像度が、表示パネル111A及び表示パネル111Bの全ての領域に対応する画素数であるため、制御装置200は、表示パネル111A及び表示パネル111Bの全ての領域を画像のサイズに決定し、決定された画像のサイズに対応する信号SGを表示装置100に出力する。図15に示す信号SGは、例えば、1フレームの画像の信号を示している。なお、本実施例において、画素解像度は、表示装置100の単位面積当たりの画素の密度に対応する。
表示装置100は、制御装置200から信号SGが入力されると、表示制御回路112Aの走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す右目用画像GAを表示パネル111Aの全面に表示する。かつ、表示装置100は、表示制御回路112Bの走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す左目用画像GBを表示パネル111Bの全面に表示する。すなわち、表示装置100は、信号SGの右目用画像GAを表示パネル111Aの表示領域EAに表示し、信号SGの左目用画像GBを表示パネル111Bの表示領域EBに表示する。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された右目用画像GA及び左目用画像GBを視認することにより、画像を立体的に視認することができる。
図16に示す一例では、表示装置100は、設定部130によって第2モードが設定されている。この場合、右目用領域110Aである表示パネル111Aは、その一部の領域が表示領域ECとなっている。左目用領域110Bである表示パネル111Bは、その一部の領域が表示領域EDとなっている。
制御装置200は、右目用領域110Aの表示領域EC及び左目用領域110Bの表示領域EDを示す表示領域情報が、表示装置100からインタフェース部240を介して入力される。制御装置200は、当該表示領域情報に基づいて表示装置100に出力する画像のサイズを決定する。例えば、制御装置200は、表示装置100の表示領域EC,EDに対応し、ユーザの両目の視差を利用した右目用画像GC及び左目用画像GDを示す信号SGを表示装置100に出力する。例えば、第2モードにおいて、表示領域情報に含まれる画像解像度は、表示装置100の一部の領域に対応する画素数であるため、第1モードにおける画像解像度より小さい。したがって、図16において、制御装置200は、第1モードより小さい画像解像度を含む表示領域情報に基づいて、表示装置100の一部の領域に対応する信号SGを表示装置100に出力する。右目用画像GC及び左目用画像GDは、図15に示した右目用画像GA及び左目用画像GBよりも小さな画像となっている。本実施例において、第1モードにおける表示領域信号に含まれる画素解像度と、第2モードにおける表示領域信号に含まれる画素解像度は同一であるため、第1モードにおける信号SGに基づく画像と、第2モードにおける信号SGに基づく画像の単位面積当たりの画素の密度(画素解像度)は同一である。なお、第2モードの画素解像度は、第1モードの画素解像度より大きい値をとってもよい。
図16に示す信号SGは、例えば、1フレームの画像の信号を示している。信号SGが示す画像のサイズは、図15に示した信号SGが示す画像のサイズよりも小さい。すなわち、制御装置200は、表示装置100で第1モードが設定されている場合よりも、表示装置100で第2モードが設定されている場合の方が、処理する画像のサイズを小さくできるため、制御装置200における処理負荷を低減することができる。
表示装置100は、制御装置200から信号SGが入力されると、表示制御回路112Aの走査回路114によって走査線P451~P1250を順次走査させて、信号SGが示す右目用画像GCを表示パネル111Aの一部の表示領域ECに表示する。かつ、表示装置100は、表示制御回路112Bの走査回路114によって走査線P451~P1250を順次走査させて、信号SGが示す左目用画像GDを表示パネル111Bの一部の表示領域EDに表示する。すなわち、表示装置100は、信号SGの右目用画像GCを右目用領域110Aの表示領域ECに表示し、信号SGの左目用画像GDを左目用領域110Bの表示領域EDに表示する。表示装置100は、表示パネル111A,111Bの非表示領域に対応した走査線を一括して走査させて、例えば、黒色、灰色等で非表示領域を表示させる。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された右目用画像GC及び左目用画像GDを視認することにより、画像を立体的に視認することができる。
表示装置100は、ユーザに設定された表示パネル111Aの右目用領域110A及び表示パネル111Bの左目用領域110Bの表示領域を示す表示領域情報と検出部120の検出結果とを制御装置200に出力することにより、制御装置200の処理能力に適した画像を表示装置100に出力させることができる。その結果、表示システム1Aは、制御装置200の処理能力に応じた画像を出力できることにより、ユーザの視線が移動しても、仮想現実の画像を表示部110に滑らかに表示できる。よって、表示装置100及び表示装置100を備える表示システム1Aは、表示パネル111の左目用領域110B及び右目用領域110Aに表示する画像の視認性の低下を抑制することができる。
第4実施形態に係る表示システム1Aでは、表示装置100が第1モードである場合、制御装置200は、490万画素(2880×1700)の画像を生成する。表示装置100が第2モードである場合、制御装置200は、230万画素(2880×800)の画像を生成する。
例えば、制御装置200は、1920×1080の画像解像度で1秒間に90枚の画像(90fps)を生成できるGPUを用いる場合について説明する。表示装置100が第1モードの場合、制御装置200は、490万画素の画像を1秒間に38枚生成する。表示装置100が第2モードの場合、制御装置200は、230万画素の画像を1秒間に81枚生成する。この場合、表示システム1Aは、第1モードではフレーム落ちやティアリングが発生しスムーズな表示ができないが、第2モードでは、フレーム落ちやティアリングが発生しないスムーズな表示が可能となる。よって、表示システム1Aは、制御装置200のグラフィック性能に応じて表示装置100を第2モードに設定させることで、スムーズな表示をユーザに視認させることができる。
表示装置100は、第1モードと第2モードを有することにより、設定部130によって表示パネル111A及び表示パネル111Bの表示領域をユーザに容易に設定させることができる。その結果、表示装置100は、操作性を向上させることができる。
表示装置100は、第2モードが設定されている場合、複数本の走査線のうちの一部の有効走査線により構成される領域を表示領域とし、一部の走査線とは異なる走査線により構成される領域を非表示領域とする。その結果、表示装置100は、表示パネル111A及び表示パネル111Bの非表示領域を一括で表示させることができるので、処理効率を向上させることができる。
第4実施形態に係る表示装置100及び制御装置200の処理については、第1実施形態で説明した図10に示す処理と同様であり、図10に示すステップS105の処理を変更すればよい。具体的には、表示装置100の制御部150は、インタフェース部160を介して、画像の信号SGが入力されると、入力された画像の信号SGを表示部110の表示制御回路112A,112Bに出力することになる。
[第5実施形態]
第4実施形態では、表示システム1Aの制御装置200は、右目用画像及び左目用画像を含む画像の信号を表示装置100に出力する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、制御装置200は、右目用画像または左目用画像の一方のみを有する画像の信号を表示装置100に出力してもよい。この場合の一例を、第4実施形態に係る表示システム1Aを参照して説明する。以下の説明において、同様の構成要素について同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
第5実施形態では、表示装置100は、第1モードと、第2モードと、を含む。第1モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bの全てを表示領域とするモードである。第2モードは、第1モードよりも領域が小さい右目用領域110A及び左目用領域110Bの一部を表示領域とするモードである。第2モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bに、同一の画像を表示するモードである。
表示装置100は、設定部130によって第1モードが設定されている場合、第4実施形態と同様に、表示装置100から入力された表示領域情報に基づいて、制御装置200から信号SGが入力される。表示領域情報には、画像解像度を示す情報に加えて、視点の数を示す情報が含まれる。例えば、第1モードにおける信号SGには視点の数として2を示す情報が含まれる。また、制御装置100、表示領域情報に含まれる視点の数および解像度を示す情報に基づいて、右眼用画像GA及び左眼用画像GBを含む2つの視点に対応する画像に対応する信号SGを表示装置100に入力する。表示装置100は、表示制御回路112Aの走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す右目用画像GAを表示パネル111Aの全面に表示する。かつ、表示装置100は、表示制御回路112Bの走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す左目用画像GBを表示パネル111Aの全面に表示する。すなわち、表示装置100は、信号SGの右目用画像GAを表示パネル111Aの表示領域EAに表示し、信号SGの左目用画像GBを表示パネル111Bの表示領域EBに表示する。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された右目用画像GA及び左目用画像GBを視認することにより、画像を立体的に視認することができる。
図17は、第5実施形態に係る表示システム1Aの表示制御の一例を示す図である。図17に示す一例では、表示装置100は、設定部130によって第2モードが設定されている。この場合、右目用領域110Aである表示パネル111Aは、その一部の領域が表示領域ECとなっている。左目用領域110Bである表示パネル111Bは、その一部の領域が表示領域EDとなっている。
制御装置200は、表示領域情報が、表示装置100からインタフェース部240を介して入力される。表示領域情報には、解像度に関する情報に加えて、視点の数を示す情報が含まれる。例えば、第2モードにおける信号SGには視点の数として1を示す情報が含まれる。制御装置200は、表示領域情報に含まれる解像度、及び、視点の数を示す情報に基づいて、右目用または左目用のうち予め定められた左目用のみを有する画像を示す信号SGSを表示装置100に出力する。
図17に示す信号SGSは、例えば、1フレームの画像の信号を示している。信号SGSが示す画像のサイズは、第2実施形態と同様に、図16に示した信号SGが示す画像のサイズの約半分となっている。すなわち、制御装置200は、処理する画像のサイズを当該信号SGが示す画像よりも小さくできるため、制御装置200における処理負荷を低減することができる。
表示装置100は、制御装置200から信号SGSが入力されると、信号SGSの左目用画像を複写し、当該画像を右目用画像とする。例えば、制御部150は、信号SGSの左目用画像を右目用画像として複写し、当該右目用画像を付加した信号SG’を表示部110に出力する。
表示部110は、制御部150から信号SG’が入力されると、表示制御回路112Aの走査回路114によって走査線P451~P1250を順次走査させて、信号SGSが示す左目用画像GEを表示パネル111Aの一部の表示領域ECに表示する。かつ、表示部110は、表示制御回路112Bの走査回路114によって走査線P451~P1250を順次走査させて、信号SGSが示す左目用画像GEを表示パネル111Bの一部の表示領域EDに表示する。すなわち、表示装置100は、信号SGSの左目用画像GEを、右目用領域110Aの表示領域EC及び左目用領域110Bの表示領域EDに表示する。表示装置100は、表示パネル111A,111Bの非表示領域に対応した走査線を一括して走査させて、例えば、黒色、灰色等で非表示領域を表示させる。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された左目用画像GE,GEを視認できる。
表示装置100は、表示領域情報が示す表示領域に対応した右目用画像または左目用画像のいずれか一方のみを含む画像の信号が入力されると、入力された画像を表示領域情報が示す表示パネル111A,111Bの表示領域の両方に表示させることができる。そのため、制御装置200は、右目用画像または左目用画像のみを含む画像の信号を表示装置100に出力すればよいので、処理負荷を軽減することができる。
第5実施形態に係る表示システム1Aでは、表示装置100が第1モードである場合、制御装置200は、490万画素(2880×1700)の画像を生成する。表示装置100が第2モードである場合、制御装置200は、230万画素(2880×800)の半分の115万画素(1440×800)の画像を生成する。
例えば、制御装置200は、1920×1080の画像解像度で1秒間に90枚の画像(90fps)を生成できるGPUを用いる場合について説明する。表示装置100が第1モードの場合、制御装置200は、490万画素の画像を1秒間に38枚生成する。表示装置100が第2モードの場合、制御装置200は、115万画素の画像を1秒間に162枚生成する。この場合、表示システム1Aは、第1モードではフレーム落ちやティアリングが発生しスムーズな表示ができないが、第2モードでは、フレーム落ちやティアリングが発生しないスムーズな表示が可能となる。よって、表示システム1Aは、制御装置200のグラフィック性能に応じて表示装置100を第2モードに設定させることで、スムーズな表示をユーザに視認させることができる。
第5実施形態に係る表示システム1Aでは、表示装置100がモードによって表示領域のサイズを変更し、表示装置100に入力する画像の画素数を減らすことができるため、制御装置200の処理負荷を軽減することができる。よって、表示システム1Aは、VRで使用可能な表示部111A,111Bを用いる場合に、制御装置200のグラフィック性能が劣っていても、フレーム落ちやティアリングの発生を抑制することができる。その結果、表示システム1Aは、表示パネル111A,111Bの左目用領域110B及び右目用領域110Aに表示する画像の視認性の低下の抑制に貢献することができる。
[第6実施形態]
第4実施形態及び第5実施形態では、表示システム1Aの表示装置100は、モードによって右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域を変更する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、表示装置100は、モードによって右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域を変更しなくてもよい。制御装置200は、第3実施形態と同様に、右目用画像または左目用画像の一方のみを有する画像の信号を表示装置100に出力してもよい。以下の説明において、第4実施形態と同一の構成には同一の符合を付し、重複する説明は省略する。
第6実施形態では、表示システム1Aの表示装置100は、第1モードと、第2モードと、を含む。第1モード及び第2モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bの全てを表示領域とするモードである。第1モードは、第4実施形態及び第5実施形態の第1モードと同一のモードである。第2モードは、右目用領域110A及び左目用領域110Bの全てを表示領域とし、両方の表示領域に同一の画像を表示するモードである。
表示装置100は、設定部130によって第1モードが設定されている場合、第4実施形態と同様に、表示装置100から入力された表示領域情報に基づいて、制御装置200から信号SGが入力される。表示領域情報には、視点の数を示す情報が含まれる。例えば、第1モードにおける信号SGには視点の数として2を示す情報が含まれる。また、制御装置100、表示領域情報に含まれる視点の数を示す情報に基づいて、右眼用画像GA及び左眼用画像GBを含む2つの視点に対応する画像に対応する信号SGを表示装置100に入力する。表示装置100は、表示制御回路112Aの走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す右目用画像GAを表示パネル111Aの全面に表示する。かつ、表示装置100は、表示制御回路112Bの走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGが示す左目用画像GBを表示パネル111Aの全面に表示する。すなわち、表示装置100は、信号SGの右目用画像GAを表示パネル111Aの表示領域EAに表示し、信号SGの左目用画像GBを表示パネル111Bの表示領域EBに表示する。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された右目用画像GA及び左目用画像GBを視認することにより、画像を立体的に視認することができる。
図18は、第6実施形態に係る表示システム1Aの表示制御の一例を示す図である。図18に示す一例では、表示装置100は、設定部130によって第2モードが設定されている。この場合、表示パネル111Aは、右目用領域110Aの全ての領域が表示領域EAとなっている。表示パネル111Bは、左目用領域110Bの全ての領域が表示領域EBとなっている。
制御装置200は、表示領域情報が、表示装置100からインタフェース部240を介して入力される。表示領域情報には、視点の数を示す情報が含まれる。例えば、第2モードにおける信号SGには視点の数として1を示す情報が含まれる。制御装置200は、所定の条件を満たした場合、右目用または左目用のうち予め定められた左目用のみを有する画像を示す信号SGHを表示装置100に出力する。
図18に示す信号SGHは、例えば、1フレームの画像の信号を示している。信号SGHが示す画像のサイズは、図15に示した信号SGが示す左目用画像GBのサイズと同一であり、当該信号が示す左目用画像GB及び右目用画像GAのサイズの半分となっている。すなわち、制御装置200は、処理する画像のサイズを当該信号SGが示す画像よりも小さくできるため、制御装置200における処理負荷を低減することができる。
表示装置100は、制御装置200から信号SGHが入力されると、信号SGHの左目用画像GBを複写し、当該画像を右目用画像とする。例えば、制御部150は、信号SGHの左目用画像GBを右目用画像として複写し、当該右目用画像を付加した信号SG’を表示部110に出力する。表示装置100は、走査回路114によって走査線P1~P1700を順次走査させて、信号SGHが示す画像を表示パネル111Aの表示領域EAと、表示パネル111Bの表示領域EBとに表示する。すなわち、表示装置100は、信号SGHの左目用画像GBを、表示パネル111Aの表示領域EAと、表示パネル111Bの表示領域EBとの双方に表示する。その結果、ユーザは、表示装置100に表示された左目用画像GB,GBを視認できる。
表示装置100は、表示領域情報が示す表示領域に対応した右目用画像または左目用画像のいずれか一方のみを含む画像の信号が入力されると、入力された画像を表示領域情報が示す右目用領域110A及び左目用領域110Bの表示領域の両方に表示させることができる。そのため、制御装置200は、右目用画像または左目用画像のみを含む画像の信号を表示装置100に出力すればよいので、処理負荷を軽減することができる。
第6実施形態に係る表示システム1Aでは、表示装置100が第1モードである場合、制御装置200は、490万画素(2880×1700)の画像を生成する。表示装置100が第2モードである場合、制御装置200は、490万画素(2880×1700)の半分の245万画素(1440×1700)の画像を生成する。
例えば、制御装置200は、1920×1080の画像解像度で1秒間に90枚の画像(90fps)を生成できるGPUを用いる場合について説明する。表示装置100が第1モードの場合、制御装置200は、490万画素の画像を1秒間に38枚生成する。表示装置100が第2モードの場合、制御装置200は、245万画素の画像を1秒間に76枚生成する。この場合、表示システム1Aは、第1モードではフレーム落ちやティアリングが発生しスムーズな表示ができないが、第2モードでは、フレーム落ちやティアリングが発生しないスムーズな表示が可能となる。よって、表示システム1Aは、制御装置200のグラフィック性能に応じて表示装置100を第2モードに設定させることで、スムーズな表示をユーザに視認させることができる。
第6実施形態に係る表示システム1Aでは、表示装置100がモードによって制御装置200からの画像サイズを変更可能とすることにより、表示パネル111A,111Bの解像度を減らすことができるので、制御装置200の処理負荷を軽減することができる。よって、表示システム1Aは、VRで使用する表示部110を用いる場合に、制御装置200のグラフィック性能が劣っていても、フレーム落ちやティアリングの発生を抑制することができる。よって、表示パネル111Aの右目用領域110A及び表示パネル111Bの左目用領域110Bに表示する画像の視認性の低下を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。実施形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。
上記の第1、2、4及び5実施形態では、表示装置100は、第2モードが設定されていると、表示制御回路に含まれる信号出力回路113の第2信号出力部113Bが、走査線P1~P450及び走査線P1251~P1700に対して、非表示信号を各信号線に出力する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、表示装置100は、第2モードが設定されていると、制御装置200から入力された信号に、制御部150が非表示信号を付加するように構成してもよい。更に、制御装置200の制御部230において、非表示領域については、黒又は灰色に対応する画像を作成し、表示領域に対応する画像と合成した画像を、表示装置100に入力してもよい。このようにすることで、表示装置100の走査回路114は、第1走査部114Aのみを有すればよいので、第2走査部114Bおよび選択部114Cの分だけ回路規模を小さくできる。
上記の第1、2、4及び5実施形態では、表示装置100は、第2モードが設定されていると、表示制御回路112に含まれる走査回路114が、非表示領域の走査線を一括で駆動させる場合について説明したが、これに限定されない。例えば、表示装置100は、表示領域における同一タイミングで駆動される走査線の本数より非表示領域における同一タイミングで駆動される走査線の本数が多くなるように駆動しても良く、非表示領域に対応した走査線を駆動させない構成としてもよい。
上記の第1、2、4及び5実施形態では、表示装置100は、第2モードの場合、非表示領域を表示領域の上下に配置する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、表示装置100は、第2モードの場合、非表示領域を表示領域の上下の一方に配置してもよい。
上記の第1、2、4及び5実施形態では、表示装置100の第2モードが1つの表示サイズである場合について説明したが、これに限定されない。例えば、表示装置100は、第2モードとは異なる表示サイズを示す複数のモードを追加してもよい。
上述の実施形態において、表示装置100の設定部130は、第1モード、及び、第2モードのいずれかを選択する情報をユーザに入力されていたが、これに限られない。所定の条件に従って、第1モード及び第2モードの何れかが設定されてもよい。所定の条件とは、例えば、ユーザの視線の向きが所定時間内に一定の角度変化した場合、制御部230が画像を処理できなくなった場合等を条件としてもよい。
上述した各実施形態は、各構成要素を適宜組み合わせることが可能である。また、本実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。