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JP7082590B2 - 磁場測定装置、磁場測定方法、および磁場測定プログラム - Google Patents

磁場測定装置、磁場測定方法、および磁場測定プログラム Download PDF

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JP7082590B2 JP2019093087A JP2019093087A JP7082590B2 JP 7082590 B2 JP7082590 B2 JP 7082590B2 JP 2019093087 A JP2019093087 A JP 2019093087A JP 2019093087 A JP2019093087 A JP 2019093087A JP 7082590 B2 JP7082590 B2 JP 7082590B2
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Description

本発明は、磁場測定装置、磁場測定方法、および磁場測定プログラムに関する。
1つのTMR素子と3つの固定抵抗を用いてブリッジ回路を構成し、ブリッジ回路の出力電圧に基づいて磁場発生コイルに電流を流すための電力を生成し、磁場発生コイルによってTMRモジュールに磁場を与える磁気センサが知られている。(例えば、特許文献1参照)。また、1つのTMR素子と3つの固定抵抗を用いてブリッジ回路を構成し、ブリッジ回路の出力電圧に基づいてブリッジ回路に印加する電圧を制御する磁気センサが知られている。(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1 特開2017-083173号公報
特許文献2 特開2017-096627号公報
従来の磁気センサでは、ブリッジ回路を構成する各抵抗値のバランスによっては、TMR素子の磁気動作点が磁気分解能の低下する磁気飽和領域にくる場合がある。しかしながら、例えば心磁測定等の生体磁場測定において、より微弱な磁場を測定できる磁場測定装置の実現が望まれている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、磁場測定装置を提供する。磁場測定装置は、少なくとも1つの磁気抵抗素子を有するセンサ部を備えてよい。磁場測定装置は、基準電圧を出力する基準電圧発生部を備えてよい。磁場測定装置は、センサ部に与える磁場を発生する磁場発生部を備えてよい。磁場測定装置は、センサ部の出力電圧および基準電圧の差に応じて、センサ部への入力磁場を低減させるフィードバック磁場を発生させるフィードバック電流を磁場発生部に供給するフィードバック電流発生部を備えてよい。磁場測定装置は、フィードバック電流に応じた測定値を出力する磁場測定部を備えてよい。磁場測定装置は、センサ部の出力電圧を用いて基準電圧を調整する調整部を備えてよい。
調整部は、調整フェーズにおいて、基準電圧を調整し、磁場測定部は、測定フェーズにおいて、測定対象磁場に対して発生されるフィードバック電流に応じた測定値を出力してよい。
基準電圧発生部は、少なくとも1つの可変抵抗を有し、調整部は、可変抵抗の抵抗値を変更して基準電圧を調整してよい。
調整部は、フィードバック電流に基づいて基準電圧を調整してよい。
調整部は、センサ部に調整用磁場が入力されたことに応じて、測定値が調整用磁場に応じて予め定められた範囲内となるように基準電圧を調整してよい。
調整部は、フィードバック電流の分散値を低減させるように基準電圧を調整してよい。
フィードバック電流を磁場発生部に供給するか否かを切り替える切替部を更に備え、調整部は、フィードバック電流を磁場発生部に供給していない状態におけるセンサ部の出力電圧を用いて基準電圧を調整してよい。
調整部は、フィードバック電流を磁場発生部に供給していない状態において、センサ部に調整用磁場が入力されたことに応じて、センサ部の出力電圧および基準電圧の差が調整用磁場に応じて予め定められた範囲内となるように基準電圧を調整してよい。
調整用電流を発生する調整用電流発生部を更に備え、切替部は、フィードバック電流を磁場発生部に供給しない場合に磁場発生部に調整用電流を供給し、調整部は、磁場発生部に調整用電流を供給している状態におけるセンサ部の出力電圧を用いて基準電圧を調整してよい。
調整部は、調整用電流に対するセンサ部の出力電圧および基準電圧の差の特性に基づいて基準電圧を調整してよい。
磁場測定部は、予め定められた期間における測定値を積算して出力してよい。
調整部は、磁場測定部による測定対象磁場の測定前に、フィードバック電流発生部によって磁気抵抗素子を磁気飽和させるリセット磁場を発生させる基準電圧を基準電圧発生部により発生させてよい。
調整部は、磁場測定部による測定対象磁場の測定前に、基準電圧発生部が有する可変抵抗の抵抗値を変更して、リセット磁場を発生させるリセット磁場発生電圧を基準電圧発生部により発生させ、リセット磁場発生電圧を発生させる可変抵抗の抵抗値に基づいて、基準電圧を調整してよい。
調整部は、可変抵抗の抵抗値を、リセット磁場発生電圧をそれぞれ発生させる上方リセット磁場発生抵抗値および下方磁場発生抵抗値の範囲の1/2から1/4の抵抗値として、基準電圧を調整してよい。
センサ部の出力電圧の範囲よりも、基準電圧発生部の出力電圧の範囲の方が大きくてよい。
磁場測定部による測定対象磁場の測定前に、磁場発生部に磁気抵抗素子を磁気飽和させるリセット磁場を発生させるリセット電流を供給するリセット電流発生部を更に備えてよい。
磁場測定部が出力する測定値の高周波成分を通過させるハイパスフィルタを更に備えてよい。
フィードバック電流発生部は、2つ以上のオペアンプを用いて構成されてよい。
センサ部は、磁気抵抗素子に隣接して配置される磁気収束部を含み、フィードバック電流発生部は、磁気抵抗素子及び磁気収束部を取り巻くように形成されてよい。
磁気抵抗素子は、基板上に、磁化自由層、非磁性層、および、磁化固定層がこの順で積層され、上面視で、磁化固定層の面積は磁化自由層の面積よりも小さく、磁化固定層の面積に基づいて感磁エリアが定められてよい。
センサ部は、直列に接続された互いに逆極性の第1磁気抵抗素子および第2磁気抵抗素子を有し、第1磁気抵抗素子と第2磁気抵抗素子の間の電圧を出力してよい。
本発明の第2の態様においては、磁場測定装置が磁場を測定する磁場測定方法を提供する。磁場測定方法は、磁場測定装置が、少なくとも1つの磁気抵抗素子を有するセンサ部の出力電圧および基準電圧発生部が出力する基準電圧の差に応じて、センサ部への入力磁場を低減させるフィードバック磁場を発生させるフィードバック電流を、センサ部に与える磁場を発生する磁場発生部に供給することを備えてよい。磁場測定方法は、磁場測定装置が、フィードバック電流に応じた測定値を出力することを備えてよい。磁場測定方法は、磁場測定装置が、センサ部の出力電圧に基づいて基準電圧を調整することを備えてよい。
本発明の第3の態様においては、磁場測定プログラムを提供する。磁場測定プログラムは、コンピュータにより実行されてよい。磁場測定プログラムは、コンピュータを、少なくとも1つの磁気抵抗素子を有するセンサ部の出力電圧および基準電圧発生部が出力する基準電圧の差に応じて、センサ部への入力磁場を低減させるフィードバック磁場を発生させるフィードバック電流を、センサ部に与える磁場を発生する磁場発生部に供給するフィードバック電流発生部として機能させてよい。磁場測定プログラムは、コンピュータを、フィードバック電流に応じた測定値を出力する磁場測定部として機能させてよい。磁場測定プログラムは、コンピュータを、センサ部の出力電圧を用いて基準電圧を調整する調整部として機能させてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る磁場測定装置10の構成を示す。 本実施形態に係る磁場測定装置10において、基準電圧発生部120が少なくとも1つの可変抵抗を有する例を示す。 本実施形態に係る磁場測定装置10による、磁気動作点調整の第一例のフローを示す。 本実施形態に係る磁場測定装置10による、図3のフローに基づく磁気動作点調整前後における入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。 本実施形態に係る磁場測定装置10による、磁気動作点調整の第二例のフローを示す。 本実施形態に係る磁場測定装置10による、図5のフローに基づく磁気動作点調整前後における入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。 本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、切替部710を備えた磁場測定装置10の構成を示す。 図7の磁場測定装置10による、磁気動作点調整の第三例のフローを示す。 図7の磁場測定装置10による、図8のフローに基づく磁気動作点調整前後における入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。 本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、切替部710および調整用電流発生部1010を備えた磁場測定装置10の構成を示す。 図10の磁場測定装置10による、磁気動作点調整の第四例のフローを示す。 図10の磁場測定装置10による、図11のフローに基づく磁気動作点調整前後における入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。 図10の磁場測定装置10における調整部170が、電圧Vopen_adjustを算出するために用いる調整用電流Iadjustに対する電圧Vopenの特性を示す。 図10の磁場測定装置10における調整部170が、電圧Vopen_adjustを算出するために用いるdVopen/dIadjust特性を示す。 本実施形態に係る磁場測定装置10により磁場を測定するためのフローを示す。 本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、切替部710およびリセット電流発生部1610を備えた磁場測定装置10の構成を示す。 本実施形態に係る磁場測定装置10において、可変抵抗224の抵抗値を変化させたときの、電圧Vclosedの変化の様子を示す。 本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、スイッチ1710およびハイパスフィルタ1720を備えた磁場測定装置10の構成を示す。 本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、第3演算増幅器1910を備えた磁場測定装置10の構成を示す。 本実施形態に係るセンサ部110の具体例を示す。 本具体例に係るセンサ部110にフィードバック磁場を発生させた時の磁束分布を示す。 本具体例に係るセンサ部110の構成の一例を示す。 本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る磁場測定装置10の構成を示す。磁場測定装置10は、センサ部110と、基準電圧発生部120と、フィードバック電流発生部130と、磁場発生部140と、演算部150とを備える。
センサ部110は、少なくとも1つの磁気抵抗素子を有する。本実施形態においては、一例として、センサ部110は、電源電圧VccとグランドGNDとの間に直列に接続された第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を有し、第1磁気抵抗素子112と第2磁気抵抗素子114の間の電圧を出力する例を示すが、これに代えて、センサ部110は、例えば、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の一方が固定抵抗で構成されたものであってもよく、少なくとも1つの磁気抵抗素子に入力された磁場に応じた電圧を出力する様々な態様を含む。
しかしながら、センサ部110を、直列に接続された互いに逆極性の第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を有し、第1磁気抵抗素子112と第2磁気抵抗素子114の間の電圧を出力する構成とすると、温度によるオフセットや感度などの特性変動の低減効果が得られるため、より好ましい。ここで、逆極性とは、同一方向の入力磁場に対して、磁気抵抗素子の抵抗の増減方向が逆であることをいう。
第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114は、例えば、トンネル磁気抵抗(TMR:Tunnel Magneto-Resistance)素子または巨大磁気抵抗(GMR:Giant Magneto-Resistance)素子等であってよい。
基準電圧発生部120は、基準電圧を出力する。基準電圧発生部120は、出力する基準電圧を調整可能に構成される。基準電圧発生部120は、調整された基準電圧をフィードバック電流発生部130に供給する。
フィードバック電流発生部130は、センサ部110の出力電圧および基準電圧発生部120が出力する基準電圧の差に応じて、センサ部110への入力磁場を低減させるフィードバック磁場を発生させるフィードバック電流を磁場発生部140に供給する。本実施形態においては、一例として、フィードバック電流発生部130は、第1演算増幅器132を有し、第1演算増幅器132の2つの差動入力端子に、センサ部110の出力電圧および基準電圧発生部120の出力(即ち基準電圧)をそれぞれ接続する。そして、第1演算増幅器132は、センサ部110の出力電圧および基準電圧の差に応じたフィードバック電流を発生させ、これを磁場発生部140に供給する。ここで、センサ部110の出力電圧および基準電圧の差をVopenと定義する。
磁場発生部140は、センサ部110に与えるフィードバック磁場を発生する。本実施形態においては、一例として、磁場発生部140はコイル142を有する。コイル142は、フィードバック電流発生部130からフィードバック電流が供給されると、供給されたフィードバック電流に基づいてセンサ部110が有する第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114に与えるフィードバック磁場を発生する。ここで、センサ部110(および基準電圧発生部120)は、コイル142に内包されるように位置してもよい。
演算部150は、電流電圧変換抵抗152と、第2演算増幅器154と、AD変換器156と、磁場測定部160と、調整部170とを有し、磁場測定装置10に係る各種演算を行う。
電流電圧変換抵抗152は、一端が磁場発生部140に接続され、他端が固定電圧1に接続されており、フィードバック電流を電圧に変換し、その両端にフィードバック電流に基づく電圧(フィードバック電流×電流電圧変換抵抗152の抵抗値)を発生させる。ここで、電流電圧変換抵抗152によって発生させた当該フィードバック電流に基づく電圧をVclosedと定義する。
第2演算増幅器154は、差動入力端子に電流電圧変換抵抗152の両端をそれぞれ接続し、電流電圧変換抵抗152の両端の電圧、すなわち、電圧Vclosedに応じた電圧VAMPを出力する。
AD変換器156は、第2演算増幅器154に接続され、第2演算増幅器154によって出力される電圧Vclosedに応じたアナログの電圧値VAMPをデジタル値VADCへ変換する。
磁場測定部160は、測定フェーズにおいて、フィードバック電流に応じた測定値を出力する。本実施形態においては、一例として、磁場測定部160は、AD変換器156に接続され、AD変換器156によって変換された電圧Vclosedに応じたデジタル値VADCに基づいて測定値を出力する。
調整部170は、調整フェーズにおいて、センサ部110の出力電圧を用いて基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。これについては後述する。なお、上述の説明では、磁場測定部160および調整部170が別々の機能部として構成されている場合を一例として示したが、磁場測定部160および調整部170は一体の機能部として構成されていてもよい。
本実施形態に係る磁場測定装置10によれば、センサ部110に測定対象磁場が入力されると、測定対象磁場に応じたセンサ部110の出力電圧および基準電圧の差(すなわち電圧Vopen)に応じて、フィードバック電流発生部130がフィードバック電流を発生させ、これを磁場発生部140に供給する。そして、磁場発生部140が、供給されたフィードバック電流に応じて、センサ部110に入力された測定対象磁場を相殺させるフィードバック磁場を発生させる。そして、磁場測定部160は、測定フェーズにおいて、測定対象磁場に対して発生されたフィードバック電流に応じた測定値、具体的には、電圧Vclosedに応じたデジタル値VADCを出力する。ここで、この一連の制御をクローズドループ制御と定義する。なお、クローズドループ制御下においては、電圧Vopenの値は0となるように、すなわち、入力磁場を相殺するフィードバック磁場が発生するように制御される。
図2は、本実施形態に係る磁場測定装置10において、基準電圧発生部120が少なくとも1つの可変抵抗を有する例を示す。本図に示すように、基準電圧発生部120は、少なくとも1つの可変抵抗を有する。一例として、基準電圧発生部120は、電源電圧VccとグランドGNDとの間に直列に接続された固定抵抗222および可変抵抗224を有し、固定抵抗222と可変抵抗224の間の電圧を基準電圧として出力する構成としてよい。また、本図に示すように、センサ部110が有する第1磁気抵抗素子112、第2磁気抵抗素子114、基準電圧発生部120が有する固定抵抗222、および可変抵抗224とでブリッジ回路210を構成してよい。その他にも、基準電圧発生部120は、固定抵抗222を第2磁気抵抗素子114と同極性(第1磁気抵抗素子112と逆極性)の磁気抵抗素子とし、可変抵抗224を第1磁気抵抗素子112と同極性(第2磁気抵抗素子114と逆極性)の磁気抵抗素子と可変抵抗とを直列接続した構成としてもよい。基準電圧発生部120が可変抵抗を有する場合、調整部170は、当該可変抵抗の抵抗値を変更して基準電圧発生部120が出力する基準電圧(抵抗分圧としての基準電圧)を調整する。
図3は、本実施形態に係る磁場測定装置10による、磁気動作点調整の第一例のフローを示す。磁気動作点は、本実施形態に係る磁場測定装置10を構成する磁気抵抗素子に入力する磁場の総和として定義する。ステップ310において、例えば測定者が、センサ部110に入力される入力磁場を、磁気動作点調整を行うために予め定められた値である調整用磁場にする。ここで、調整用磁場はセンサ部110が磁気検出し得る磁場範囲内において任意の値であってよい。以下においては、調整用磁場が0である場合について説明する。調整用磁場が0である場合、例えば測定者が、本実施形態に係る磁場測定装置10を、磁気シールドルームや持ち運び可能な磁気シールドボックス内に置くことによって、地磁気等の環境磁場をシールドしてセンサ部110に入力される入力磁場を0にする。
次に、ステップ320において、調整部170は、センサ部110に予め定められた値である調整用磁場が入力されている状態における電圧Vclosedに基づくデジタル値VADCを取得する。
そして、ステップ330において、調整部170は、フィードバック電流に基づいて基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。本フローにおいて、調整部170は、センサ部110に調整用磁場が入力されたことに応じて、測定値、例えば、電圧Vclosedに基づくデジタル値VADCが、調整用磁場に応じて予め定められた値の範囲内となるように基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整して処理を終了する。一例として、調整部170は、センサ部110に入力される調整用磁場が0である場合に、電圧Vclosedを0にすべく、例えば、電圧Vclosedに基づくデジタル値VADCが予め定められた閾値以下となるように、基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。なお、調整用磁場が0でない場合には、調整部170は、電圧Vclosedが調整用磁場の強度に応じた値となるように基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。なお、クローズドループにおいては電圧Vclosedと、電圧VAMPは一意に対応しており、等価な物理量として扱ってよい。
図4は、本実施形態に係る磁場測定装置10による、図3のフローに基づく磁気動作点調整前後における入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。曲線410は、図3のフローに基づく磁気動作点調整前におけるセンサ部110への入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。例えば、センサ部110への入力磁場Binが0の場合、センサ部110の出力電圧および基準電圧が理想的に同一の値であれば、Vopenの値は0となるはずである。しかしながら、センサ部110の出力電圧および基準電圧発生部120が出力する基準電圧は、例えば、センサ部110が有する第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114や基準電圧発生部120が有する固定抵抗222および可変抵抗224の素子形成プロセスのばらつき等に起因して必ずしも理想的に同一の値とはならない。その結果、入力磁場Binが0であっても電圧Vopenの値は0とはならず、例えば点420に示すようにある有限の値(「Vinitial」とする。)をとり得る。このときの磁気動作点は、点420である。
この状態において、クローズドループ制御が行われると、フィードバック電流発生部130は、電圧Vinitialに応じたフィードバック電流Ifeedback_initialを発生させ、これを磁場発生部140へ供給する。そして、磁場発生部140は、このフィードバック電流Ifeedback_initialに基づいて電圧Vopenを0にするようにフィードバック磁場Bfeedback_initialを発生させる。すなわち、フィードバック磁場Bfeedback_initialによって、電圧Vopenは0となり、磁気動作点は点420から点430に遷移する。この状態において、磁場測定装置10が測定対象磁場を測定すると、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114は、点430を磁気動作点として磁場の測定を行うこととなる。
しかしながら、入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性は、センサ部110が有する第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気飽和特性に準じて、図4に示すように磁気飽和領域を有する。そして、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114は、磁気飽和領域またはこれに近い領域で動作させると、高い磁気感度(磁場Binに対する電圧Vopenの変化率)を得ることができず微弱な測定対象磁場を検出できなくなる。そこで、本実施形態における磁場測定装置10は、測定フェーズの前の調整フェーズにおいて、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を調整することによって、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を磁気感度の比較的高い、すなわち、高い磁気分解能を有する点で動作させることを可能とする。
曲線440は、図3のフローに基づく磁気動作点調整後におけるセンサ部110への入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。本実施形態に係る磁場測定装置10によれば、図3のフローに基づく磁気動作点調整により、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の動作点を点430から点450に遷移させることができる。この点450は、入力磁場Binが0の場合において電圧Vclosedが0、すなわち、フィードバック電流が0となる点であり、この点において第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を動作させると最も高い磁気感度を得ることができる。
従来の1つのTMR素子と3つの固定抵抗から構成されるブリッジ回路を用いた磁気センサでは、TMR素子や固定抵抗の素子形成プロセスのばらつき等によって、TMR素子の磁気動作点が磁気感度の低下した磁気飽和領域内に位置することがあった。これに対して、本実施形態の磁場測定装置10によれば、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を磁気感度が比較的高い点に遷移させることができ、より微弱な測定対象磁場を信号として検出することが可能となる。
図5は、本実施形態に係る磁場測定装置10による、磁気動作点調整の第二例のフローを示す。本フローによる磁気動作点調整は、図3のフローによる磁気動作点調整と異なり、センサ部110に入力する入力磁場Binを予め定められた値である調整用磁場にする必要がない。すなわち、例えば、測定者が磁場測定装置10をシールドルームや持ち運び可能なシールドボックス内に置いてセンサ部110に入力される入力磁場を0とすることを必要としない。ステップ510において、調整部170は、電圧Vclosedに基づくデジタル値VADCを取得する。なお、この時点でセンサ部110に入力される入力磁場は、上述のとおり予め定められた既知の値ではなく、未知の値である。
次に、ステップ520において、調整部170は、ステップ510で取得した電圧Vclosedの分散値を算出する。ここで分散値とは、所定の期間において、電圧Vclosedがとりうる値のばらつきの大きさである。例えば、調整部170は、所定の期間における電圧Vclosedの値を取得してその平均値を算出し、各Vclosedの値と当該平均値の差を二乗してその平均をとることで電圧Vclosedの分散値を算出してよい。
そして、ステップ530において、調整部170は、電圧Vclosedの分散値を低減させるように基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整して処理を終了する。一例として、調整部170は、ステップ520で算出した電圧Vclosedの分散値が最小となるように基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。なお、電圧Vclosedは、フィードバック電流が電流電圧変換抵抗152を介して電圧に変換されたものであるから、電圧Vclosedの分散値を最小にすることは、フィードバック電流の分散値を最小にすることに対応している。
図6は、本実施形態に係る磁場測定装置10による、図5のフローに基づく磁気動作点調整前後における入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。図4と同一の符号を付した部分については図4の説明と同様であるので記載を省略する。図4と異なる点は、センサ部110に入力される入力磁場Binが既知の値ではなく、ある有限の未知の値(「Bsignal」とする。)を有する点である。
この状態において、クローズドループ制御が行われると、フィードバック電流発生部130は、電圧Vinitialに応じたフィードバック電流Ifeedback_initialに加えて、磁場Bsignalを相殺するためのフィードバック電流Ifeedbackを発生し、これらを磁場発生部140へ供給する。そして、磁場発生部140は、これらフィードバック電流に基づいて、電圧Vopenを0にするようにフィードバック磁場Bfeedback_initialを発生させるとともに、磁場Bsignalを相殺するようにフィードバック磁場Bfeedbackを発生させる。この場合においても、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点は、図4と同様、点430となる。ここで、調整部170は、フィードバック電流に基づいて第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を調整すべく、基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整することとなるが、調整部170は、フィードバック電流をIfeedback_initialとIfeedbackとに区別することができない。
そこで、本実施形態において、調整部170は、電圧Vclosedの分散値に基づいて基準電圧を調整する。一般的に、磁気抵抗素子は磁気飽和点に近づくほど磁気感度が低下するため、磁気感度に対する出力のゆらぎ(出力の不確定性)の比が大きくなる(すなわち磁気検出におけるシグナルノイズ比が低下する)特性を有する。そして、本実施形態において、フィードバック電流発生部130が発生するフィードバック電流は、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を有するセンサ部110の出力電圧に基づくものであるから、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気検出におけるシグナルノイズ比を反映している。例えば、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114が磁気飽和点に近づくほどシグナルノイズ比が低下するため、それに追随してフィードバック電流のゆらぎも大きくなる。したがって、フィードバック電流のゆらぎを低減させるように基準電圧を調整すれば、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を磁気飽和点から最も離れた点、すなわち、最も高い磁気感度を有する点へ遷移させることができる。この原理を利用して、調整部170は、フィードバック電流の分散値を反映した電圧Vclosedの分散値を低減させるように基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整し、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を比較的高い磁気感度を有する点へ遷移させる。
曲線640は、図5のフローに基づく磁気動作点調整後におけるセンサ部110への入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。本実施形態に係る磁場測定装置10によれば、図5のフローに基づく磁気動作点調整により、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を点430から点650に遷移させることができる。この点650は、電圧Vclosedの分散値が最小となる点、すなわち、フィードバック電流の分散値が最小となる点であり、この点において第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を動作させると最も高い磁気感度を得ることができる。
上述の説明においては、フィードバック電流の分散値を反映した電圧Vclosedの分散値を低減させる手法を一例として説明したが、これに限定されるものではない。磁場測定装置10は、例えば、電圧Vclosedの分散値の代わりに、電圧Vclosedの信号振幅のピーク・トゥ・ピーク値を低減させるように基準電圧を調整してもよい。または、磁場測定装置10は、例えば、電圧Vclosedの時間軸での測定データをシグナルアナライザ(またはFFTアナライザなど)を用いて、電圧Vclosedの信号強度周波数依存性(例えば、電力密度の周波数依存性など。)をモニタしてよい。そして、この電圧Vclosedの信号強度周波数依存性は、磁気抵抗素子の出力のゆらぎの信号強度周波数依存性を表しているから、磁場測定装置10は、当該ゆらぎの信号強度周波数依存性のレベルを低減させるように、基準電圧を調整してもよい。なお、この周波数依存性を解析する手法はシグナルアナライザを用いず、マイコンなどのプロセッサでも実施可能である。
図7は、本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、切替部710を備えた磁場測定装置10の構成を示す。本図における磁場測定装置10は、図1の磁場測定装置10に加えて、切替部710を更に備える。切替部710は、フィードバック電流発生部130と磁場発生部140との間に設けられ、フィードバック電流発生部130が発生したフィードバック電流を磁場発生部140に供給するか否かを切り替えることができる。また、切替部710は、フィードバック電流を磁場発生部140に供給しない場合に、フィードバック電流発生部130の出力をAD変換器156に供給することができる。この場合、調整部170は、フィードバック電流を磁場発生部140に供給していない状態におけるセンサ部110の出力電圧を用いて基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。
図8は、図7の磁場測定装置10による、磁気動作点調整の第三例のフローを示す。ここで、クローズドループ制御を行わない状態をオープンループと定義する。ステップ810において、切替部710は、クローズドループ制御から、フィードバック電流を磁場発生部140に供給しない状態、すなわち、オープンループに切り替える。また、切替部710は、フィードバック電流発生部130の出力をAD変換器156に供給する。
ステップ820において、図3のステップ310と同様、例えば測定者が、センサ部110に入力される入力磁場を、磁気動作点調整を行うために予め定められた値である調整用磁場にする。なお、ここにおいても、調整用磁場は0であることが好ましい。以下においては、調整用磁場が0である場合について説明する。
次に、ステップ830において、調整部170は、センサ部110に予め定められた値である調整用磁場が入力されている状態における電圧Vopenの値を取得する。一例として、調整部170は、フィードバック電流発生部130の出力をAD変換器156によってデジタルへ変換することで、電圧Vopenに基づくデジタル値VADCを取得する。なお、オープンループにおいては電圧Vopenと、デジタル値VADCは一意に対応しており、等価な物理量として扱ってよい。
そして、ステップ840において、調整部170は、フィードバック電流を磁場発生部140に供給していない状態において、センサ部110に調整用磁場が入力されたことに応じて、センサ部110の出力電圧および基準電圧発生部120が出力する基準電圧の差である電圧Vopenが調整用磁場に応じて定められた範囲内となるように基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整して処理を終了する。一例として、調整部170は、センサ部110に入力される調整用磁場が0である場合に、電圧Vopenを0にすべく、例えば、電圧Vopenの絶対値が予め定められた閾値以下となるように、基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。
図9は、図7の磁場測定装置10による、図8のフローに基づく磁気動作点調整前後における入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。図4と同一の符号を付した部分については図4の説明と同様であるので記載を省略する。図4と異なる点は、磁場測定装置10がオープンループ下で磁気動作点調整を行う点である。
切替部710が、クローズドループ制御からオープンループに切り替えると、フィードバック磁場Bfeedback_initialが発生しなくなるため、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点は、点430から点420に遷移する。この状態において、調整部170は、例えば、センサ部110に入力される入力磁場が0である場合に、電圧Vopenを0にすべく、基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。曲線940は、図8のフローに基づく磁気動作点調整後におけるセンサ部110への入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。図7の磁場測定装置10によれば、図8のフローに基づく磁気動作点調整により、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を点420から点950に遷移させることができる。この点950は、入力磁場Binが0の場合において電圧Vopenが0となる点であり、図7の磁場測定装置10は、この状態でオープンループからクローズドループに切り替えて第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を動作させると最も高い磁気感度を得ることができる。
図10は、本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、切替部710および調整用電流発生部1010を備えた磁場測定装置10の構成を示す。本図における磁場測定装置10は、図7の磁場測定装置10に加えて、調整用電流発生部1010を更に備える。調整用電流発生部1010は、調整用電流Iadjustを発生する。また、本図における磁場測定装置10の切替部710は、フィードバック電流を磁場発生部140に供給しない場合に、フィードバック電流発生部130の出力をAD変換器156に供給するとともに、磁場発生部140を調整用電流発生部1010に接続させて、磁場発生部140に調整用電流を供給することができる。この場合、調整部170は、磁場発生部140に調整用電流を供給している状態におけるセンサ部110の出力電圧を用いて基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。
図11は、図10の磁場測定装置10による、磁気動作点調整の第四例のフローを示す。ステップ1110において、切替部710は、ステップ810と同様に、クローズドループ制御からオープンループに切り替える。また、切替部710は、フィードバック電流発生部130の出力をAD変換器156に供給するとともに、磁場発生部140を調整用電流発生部1010に接続させて、磁場発生部140に調整用電流を供給する。
ステップ1120において、調整部170は、調整用電流発生部1010が発生する調整用電流Iadjustの大きさを変化させながら電圧Vopenの値を取得していき、調整用電流Iadjustに対する電圧Vopenの特性(Vopen対Iadjust特性)を取得する。
ステップ1130において、調整部170は、ステップ1120において取得した調整用電流に対する電圧Vopenの特性から、電圧Vopen_adjustを算出する。電圧Vopen_adjustの算出法は、後述する。
ステップ1140において、調整部170は、調整用電流に対するセンサ部110の出力電圧および基準電圧の差である電圧Vopenの特性に基づいて基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整して処理を終了する。一例として、調整部170は、電圧Vopenが、ステップ1130において算出した電圧Vopen_adjustとなるように基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。または、調整部170は、電圧Vopen_adjustが0となるように基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整してもよい。
図12は、図10の磁場測定装置10による、図11のフローに基づく磁気動作点調整前後における入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。図9と同一の符号を付した部分については図9の説明と同様であるので記載を省略する。図9と異なる点は、入力磁場Binが0ではなく、ある有限の値(「Bsignal」とする。)を有する点である。
切替部710は、磁場発生部140がフィードバック電流に基づいてフィードバック磁場Bfeedback_initialおよびBfeedbackを発生させている状態において、クローズドループ制御からオープンループに切り替える。そうすると、フィードバック磁場Bfeedback_initialおよびBfeedbackが発生しなくなるため、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点は磁場Bsignalに基づいて点1210に遷移する。この状態において、調整部170は、図11のフローに基づく磁気動作点調整により基準電圧発生部120が出力する基準電圧を調整する。曲線1220は、図10の磁場測定装置10による、図11のフローに基づく磁気動作点調整後におけるセンサ部110への入力磁場Binに対する電圧Vopenの特性を示す。図10の磁場測定装置10によれば、図11のフローに基づく磁気動作点調整により、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を点1210から点1230に遷移させることができる。この点1230は、電圧Vopen=Vopen_adjustとなる点であり、図10の磁場測定装置10は、この状態でオープンループからクローズドループに切り替えて第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を動作させると最も高い磁気感度を得ることができる。
図13は、図10の磁場測定装置10における調整部170が、電圧Vopen_adjustを算出するために用いる調整用電流Iadjustに対する電圧Vopenの特性を示す。調整部170は、図11のステップ1120により、例えば曲線1320に示すような調整用電流Iadjustに対する電圧Vopen特性を取得する。そして、調整部170は、曲線1320に基づいて電圧Vopen_adjustを算出する。一例として、調整部170は、曲線1320から、電圧Vopenが最大となる電圧Vopen_maxおよび電圧Vopenが最小となる電圧Vopen_minを取得し、電圧Vopen_maxとVopen_minの平均値を電圧Vopen_adjustとして算出する。
図14は、図10の磁場測定装置10における調整部170が、電圧Vopen_adjustを算出するために用いるdVopen/dIadjustの特性を示す。調整部170は、曲線1320を調整用電流Iadjustで微分することで、例えば曲線1410に示すような、調整用電流Iadjustに対するdVopen/dIadjustの特性を得る。そして、調整部は、dVopen/dIadjustが最大となる点1420における電圧Vopenを電圧Vopen_adjustとして算出する。
図15は、本実施形態に係る磁場測定装置10により磁場を測定するためのフローを示す。ステップ1510において、磁場測定装置10は、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を磁気リセットする。一例として、調整部170が、磁場測定部160による測定対象磁場の測定前に、フィードバック電流発生部130によって第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を磁気飽和させるリセット磁場を発生させる基準電圧を基準電圧発生部120により発生させ、その後、基準電圧を元の値に調整して、磁場発生部140によるリセット磁場の発生を停止する。このように第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114に対して、磁気飽和させるリセット磁場を与えたのち、その磁場を取り去る一連の動作を磁気リセットと定義する。
一般的に、磁気抵抗素子は、入力する磁気の履歴によって磁区内の磁化が様々な方向を向き得るが、磁気リセットを行うことによって、磁区内の磁化を一旦揃えることができる。このため、磁場測定装置10が磁場を測定する際に、磁区内の磁化の方向を毎回同じ条件として測定することができ、これによって測定誤差を小さくすることができる。上述の磁気リセット動作は、例えば、磁場測定装置10の電源をオンにした際、意図せぬ磁場を磁場測定装置10が検出した際、前回磁気リセットを行ってから予め定められた期間経過した際、および前回磁気リセットを行ってから予め定められた回数磁場を測定した際、等に実行することができる。
次に、ステップ1520において、調整部170は、図3、図5、図8、および図11の少なくともいずれかのフローに基づいて、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を調整する。
次に、ステップ1530において、磁場測定部160は、測定対象磁場を測定する。そして、ステップ1540において、磁場測定装置10は、磁場の測定回数が予め定められた回数n(ただし、nは1以上の整数)以上となったか否かを判定する。判定の結果、磁場の測定回数が予め定められた回数n未満であった場合、磁場測定装置10は、処理をステップ1530へ戻して処理を継続する。一方、判定の結果、磁場の測定回数が予め定められた回数n以上であった場合、磁場測定装置10は、処理をステップ1550へ進め、ステップ1550において、磁場測定部160は、n回の測定値を積算する等して、予め定められた期間における測定値を積算して出力し、処理を終了する。本実施形態によれば、磁場測定部160が、n回の測定値を積算して出力することにより、より高精度な出力を得ることができる。
なお、上述の説明において、磁場測定装置10は、ステップ1540において、測定回数が予め定められた回数n未満であった場合に処理をステップ1530へ戻す例について説明したが、これに代えて、図15の点線で示すように、処理をステップ1520へ戻してもよい。すなわち、磁場測定装置10は、磁場測定部160によって磁場測定を行う度に調整部170によって毎回、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の磁気動作点を調整してもよい。調整部170によって毎回磁気動作点を調整することで、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114をより磁気感度の高い磁気動作点で動作させることができる。
図16は、本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、切替部710およびリセット電流発生部1610を備えた磁場測定装置10の構成を示す。本図における磁場測定装置10は、図7の磁場測定装置10に加えて、リセット電流発生部1610を更に備える。リセット電流発生部1610は、磁場測定部160による測定対象磁場の測定前に、磁場発生部140に第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を磁気飽和させるリセット磁場を発生させるリセット電流を供給する。図15のフローにおけるステップ1510において、調整部170により第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を磁気リセットする例を示したが、本図に示すように、リセット電流発生部1610を更に設け、当該リセット電流発生部1610により供給されるリセット電流に基づいてリセット磁場を発生させて第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114を磁気リセットしてもよい。また、図10に示されるように、磁場測定装置10が調整用電流発生部1010を有する場合には、当該調整用電流発生部1010によってリセット電流発生部1610の機能を実現してもよい。また、リセット磁場は、磁場測定装置10が基準電圧発生部120に可変抵抗224を有している場合に、可変抵抗224の抵抗値を変更することで発生させることもできる。例えば、図2の実施形態のように、基準電圧発生部120が固定抵抗222と可変抵抗224とを有し、可変抵抗224の抵抗値を調整してリセット磁場を発生させる場合は、リセット電流発生部1610を用いる必要がないため、系を単純化することができる。ここで、リセット磁場を発生させるための基準電圧とするために、センサ部110の出力電圧の範囲より、基準電圧発生部120の出力電圧の範囲が大きいほうが好ましい。なお、出力電圧の範囲とは、出力電圧が取り得る最大の値と、出力電圧が取り得る最小の値との差分で定義される。
図17は、図2の実施形態において、可変抵抗224の抵抗値を変化させたときの、電圧Vclosedの変化の様子を示した図である。電圧Vclosedは、可変抵抗値がRsat,loおよびRsat,upの間においては変化が小さいが、可変抵抗値がRsat,lo以下またはRsat,up以上では非常に大きくまたは小さくなり、例えば、磁場測定部160の出力値(電圧VclosedのAD値)がオーバーフローをおこす(出力の上限、または下限に張り付く)。すなわち、可変抵抗値がRsat,loおよびRsat,upの間においては、磁場測定装置10のクローズドループは正常に動作しているが、可変抵抗値がRsat,lo以下またはRsat,up以上では、磁気抵抗素子が磁気飽和し、フィードバック磁場によるセンサ部110への入力磁場の打消しが正常にできないため、磁場測定装置10は、クローズドループとして動作しない。したがって、可変抵抗値をRsat,lo以下またはRsat,up以上にすることで磁気抵抗素子の磁気リセットを行うことができる。ここで、Rsat,upを上方リセット磁場発生抵抗値とし、この時の基準電圧発生部120の出力電圧を上方リセット磁場発生電圧とする。また、Rsat,loを下方リセット磁場発生抵抗値とし、この時の基準電圧発生部120の出力電圧を下方リセット磁場発生電圧とする。
磁場測定装置10は、クローズドループとして動作する電圧Vclosedの出力範囲(クローズドループ動作出力範囲)をVclosed,sat_upからVclosed,sat_loと設定しておいたとき、基準電圧発生部120の可変抵抗224を変化させながら電圧Vclosedを測定し、この出力範囲を越えた抵抗値をそれぞれRsat,upおよびRsat,loとして検出してよい。そして、調整部170は、これら上方リセット磁場発生抵抗値Rsat,upまたは下方リセット磁場発生抵抗値Rsat,loに基づいて、磁気抵抗素子の磁気動作点を調整してよい。調整部170は、例えば、磁気抵抗素子が理論的に高い磁気分解能を有する磁気動作点となるように可変抵抗224を調整してよい。磁気抵抗素子の磁気分解能は、磁気抵抗素子へ入力される磁場が0となる点が高い。そして、そのような磁気抵抗素子(1素子)の抵抗は、磁場に対する抵抗変化範囲の低抵抗側からおよそ1/2~1/4分移動した抵抗値である。そこで、可変抵抗224の抵抗値を、リセット磁場発生電圧をそれぞれ発生させる上方リセット磁場発生抵抗値Rsat,upおよび下方リセット磁場発生抵抗値Rsat,loの範囲の1/2~1/4(例えば、1/4以上1/2以下)の抵抗値としてよい。例えば、磁気抵抗素子が2つの場合、磁場に対する対称な抵抗変化曲線の重ね合わせのため、可変抵抗224の抵抗値を、上方リセット磁場発生抵抗値Rsat,upおよび下方リセット磁場発生抵抗値Rsat,loの中間値(1/2)としてよい。また、例えば、磁気抵抗素子が1つの場合、可変抵抗224の抵抗値を、上方リセット磁場発生抵抗値Rsat,upおよび下方リセット磁場発生抵抗値Rsat,loの範囲の1/2~1/4(例えば、1/4以上1/2以下)の抵抗値としてよい。磁場測定装置10は、このように可変抵抗224を変化させて、磁気抵抗素子の磁気動作点を調整できるので、磁気抵抗素子を高い磁気分解能を有する点で動作させることができる。換言すれば、調整部170は、磁場測定部160による測定対象磁場の測定前に、基準電圧発生部120が有する可変抵抗224の抵抗値を変更して、リセット磁場を発生させるリセット磁場発生電圧(上方リセット磁場発生電圧および下方リセット磁場発生電圧)を基準電圧発生部120に発生させ、当該リセット磁場発生電圧を発生させる可変抵抗224の抵抗値に基づいて、基準電圧を調整する。すなわち、磁場測定装置10は、可変抵抗224の抵抗値を、上方リセット磁場発生抵抗値Rsat,upおよび下方リセット磁場発生抵抗値Rsat,loを検出するように電圧Vclosedを測定しつつ変更し、検出された上方リセット磁場発生抵抗値Rsat,upおよび下方リセット磁場発生抵抗値Rsat,loに基づいて、基準電圧発生部120の発生電圧を調整する。この際、磁場測定装置10は、はじめに上方リセット磁場発生抵抗値Rsat,upを検出するように可変抵抗224の抵抗値を変更してもよいし、はじめに下方リセット磁場発生抵抗値Rsat,loを検出するように可変抵抗224の抵抗値を変更してもよい。また、あらかじめ磁気抵抗素子のMR比(MR比=Rsat,up/Rsat,lo)が分かっている場合には、磁場測定装置10は、上方リセット磁場発生抵抗値Rsat,upおよび下方リセット磁場発生抵抗値Rsat,loのいずれか一方を検出した後、既知のMR比に基づいて基準電圧発生部120の発生電圧を調整してもよい。
図18は、本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、スイッチ1810およびハイパスフィルタ1820を備えた磁場測定装置10の構成を示す。本図における磁場測定装置10は、図1の磁場測定装置10に加えて、スイッチ1810およびハイパスフィルタ1820を備える。スイッチ1810は、第2演算増幅器154とAD変換器156との間に設けられ、第2演算増幅器154の出力電圧VAMPを直接AD変換器156に供給するか、第2演算増幅器の出力をハイパスフィルタ1820を介してAD変換器156に供給するかを切り替える。ハイパスフィルタ1820は、第2演算増幅器154の出力電圧VAMPの高周波成分を通過させ、AD変換器156に供給する。
本図における磁場測定装置10は、スイッチ1810を切り替えることで、調整フェーズにおいて、第2演算増幅器154の出力電圧VAMPをハイパスフィルタ1820を介さずに直接AD変換器156に供給し、測定フェーズにおいて、第2演算増幅器154の出力電圧VAMPをハイパスフィルタ1820を介してAD変換器156に供給する。これにより、測定フェーズにおいて測定対象とする磁場が交流成分である場合に、必要のない直流成分を遮断することができ、磁場測定部160が測定対象磁場の測定をより高精度に行うことができる。
図19は、本実施形態の磁場測定装置10の変形例に係る、第3演算増幅器1910を備えた磁場測定装置10の構成を示す。本図における磁場測定装置10は、図1の磁場測定装置10に加えて、第3演算増幅器1910を更に備え、フィードバック電流発生部130が、2つ以上の演算増幅器を用いて構成される。第3演算増幅器1910は、差動入力端子の一方が第1演算増幅器132の出力に接続され、他方が固定電圧源1920に接続されている。本図におけるフィードバック電流発生部130は、第1演算増幅器132によってセンサ部110の出力電圧および基準電圧との差である電圧Vopenを出力し、第3演算増幅器1910によって当該電圧Vopenと、固定電圧2との差に基づいて、フィードバック電流を発生させて良い。ここで、固定電圧1と固定電圧2は同電圧で設定されてもよい。
図20は、本実施形態に係るセンサ部110の具体例を示す。センサ部110は、磁気抵抗素子2010と、磁気抵抗素子2010の両端に配置された磁気収束板2020および2030(磁気収束板2020および磁気収束板2030を「磁気収束部」と総称する。)と、を有する。なお、ここで、磁気抵抗素子2010は、例えば、第1磁気抵抗素子112および第2磁気抵抗素子114の少なくとも1つであってよい。磁気収束板2020および2030は、磁気抵抗素子2010を間に挟むように、磁気抵抗素子2010の両端に配置されている。すなわち、センサ部110は、磁気抵抗素子2010に隣接して配置される磁気収束部を含む。本図において、磁気収束板2020は、感磁軸に沿って磁気抵抗素子2010の負側に設けられ、磁気収束板2030は、感磁軸に沿って磁気抵抗素子2010の正側に設けられている。なお、ここで、感磁軸は、磁気抵抗素子2010を形成する磁化固定層で固定された磁化の方向に沿っていてよい。また、感磁軸の負側から正側に向かって磁場が入力されると、磁気抵抗素子2010の抵抗は増加または減少してよい。磁気収束板2020および2030は、例えばパーマロイ等の透磁率の高い材料により形成される。そして、センサ部110が本具体例に示すように構成される場合、コイル142は、磁気抵抗素子2010と、磁気抵抗素子2010の両端に配置された磁気収束板2020および2030との断面を取り囲むように巻かれている。すなわち、フィードバック電流発生部130は、磁気抵抗素子2010及び磁気収束部を取り巻くように形成される。また、センサ部110は、複数の磁気抵抗素子2010を有する場合、磁気抵抗素子およびその両端に配置された磁気収束板を含む組を複数有してもよい。その場合、磁気抵抗素子およびその両端に配置された磁気収束板を含む組を1つのコイルで取り囲むようにコイル142が巻かれてもよい。
このようなセンサ部110において、感磁軸の負側から正側に磁場が入力されると、透磁率の高い材料で形成された磁気収束板2020および2030が磁化されることにより、本図において破線で示すような磁束の分布が発生する。すると、磁気収束板2020および2030が磁化されることにより発生する磁束は、二つの磁気収束板2020および2030の間に挟まれた磁気抵抗素子2010の位置を通過することとなる。このため、磁気抵抗素子2010の位置における磁束密度は、磁気収束板2020および2030を配置することによって大幅に増加させることができる。また、本具体例のように、磁気収束板2020および2030に挟まれた狭い位置に配置された磁気抵抗素子2010を用いて磁場の空間分布をサンプリングすることにより、空間におけるサンプリング点を明確にすることができる。
図21は、本具体例に係るセンサ部110にフィードバック磁場を発生させた時の磁束分布を示す。図21においては、図20と同じ機能および構成を有する部材に対して同じ符号を付すとともに、以下相違点を除き説明を省略する。本具体例に係るセンサ部110において、コイル142にフィードバック電流が供給されると、コイル142がフィードバック磁場を発生させることにより、本図において一点鎖線で示すような磁束の分布が発生する。このフィードバック磁場により発生する磁束は、磁気抵抗素子2010に入力され磁気収束板2020および2030によって磁気増幅された磁場の空間分布をキャンセルするように空間分布する。このため、センサ部110は、本具体例に示すように磁気抵抗素子2010の両端に磁気収束板2020および2030が配置されている場合には、磁気抵抗素子2010の位置における磁場分布をフィードバック磁場によって正確にキャンセルすることができるため、入力磁場と出力電圧との間の線形性が高いセンサを実現することができる。
図22は、本具体例に係るセンサ部110の構成の一例を示す。図22においては、図20と同じ機能および構成を有する部材に対して同じ符号を付すとともに、以下相違点を除き説明を省略する。本図において、磁気抵抗素子2010は、磁化自由層2110および磁化固定層2120を有する。一般に、磁気抵抗素子2010は、絶縁体の薄膜層を二つの強磁性体層で挟み込んだ構造である。磁化自由層2110は、二つの強磁性体層のうち、磁化方向が外部磁界に応じて変化する層である。また、磁化固定層2120は、二つの強磁性体層のうち、磁化方向が外部磁界に対して変化しない層である。一例として、磁気抵抗素子2010は、基板上に、磁化自由層2110、非磁性層、および、磁化固定層2120がこの順で積層されている。
本具体例において、磁気抵抗素子2010は、磁化自由層2110が下部に配置され、磁化自由層2110の上部に絶縁体の薄膜層(図示せず)を介して磁化固定層2120が配置される、いわゆるボトムフリー構造の磁気抵抗素子である。ボトムフリー構造の磁気抵抗素子は、磁化自由層2110を比較的広い面積で形成することができるため、高い磁気感度を得ることができる。なお、磁気抵抗素子2010において、上面視で、磁化固定層2120の面積は磁化自由層2110の面積よりも小さく、磁化固定層2120の面積に基づいて感磁エリアが定められる。
また、本具体例において、センサ部110は、磁気抵抗素子2010の上部に絶縁層(図示せず)を介して磁気収束板2020および2030が、磁気抵抗素子2010を中央に挟むようにその両端に配置されている。これにより、磁気抵抗素子2010は、磁気収束板2020および2030に挟まれた狭い空間に配置される。
ここで、本図において、磁化自由層2110における感磁軸方向に沿った長さを磁化自由層長さL_Freeと定義する。また、磁化自由層2110における上面視で感磁軸方向に垂直な軸に沿った長さを磁化自由層幅W_Freeと定義する。また、磁化固定層2120における感磁軸方向に沿った長さを磁化固定層長さL_Pinと定義する。また、磁化固定層2120における上面視で感磁軸方向に垂直な軸に沿った長さを磁化固定層幅W_Pinと定義する。また、磁気収束板の外側の一端から磁化自由層の外側の一端までの感磁軸方向に沿った長さ(本図において、磁気収束板2020の左端から右端までの感磁軸方向に沿った長さ、および、磁気収束板2030の右端から左端までの感磁軸方向に沿った長さ)を磁気収束板長さL_FCと定義する。また、磁気収束板における上面視で感磁軸方向に垂直な軸に沿った長さを磁気収束板幅W_FCと定義する。また、磁気収束板における側面視で感磁軸方向に垂直な軸に沿った長さを磁気収束板厚さT_FCと定義する。また、二つの磁気収束板2020および2030の感磁軸方向に沿った間隔(本図において、磁気収束板2020の右端から磁気収束板2030の左端までの感磁軸方向に沿った長さ)を磁気収束板間隔G_FCと定義する。また、磁化自由層2110の厚み方向の中心から磁気収束板の底面までの、側面視で感磁軸方向に垂直な軸に沿った間隔を磁気収束板高さH_FCと定義する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図23は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作または当該装置の1または複数のセクションとして機能させることができ、または当該操作または当該1または複数のセクションを実行させることができ、および/またはコンピュータ2200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2200に、本明細書に記載のフローチャートおよびブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216、およびディスプレイデバイス2218を含み、それらはホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200はまた、通信インターフェイス2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226、およびICカードドライブのような入/出力ユニットを含み、それらは入/出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータはまた、ROM2230およびキーボード2242のようなレガシの入/出力ユニットを含み、それらは入/出力チップ2240を介して入/出力コントローラ2220に接続されている。
CPU2212は、ROM2230およびRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等またはそれ自体の中にCPU2212によって生成されたイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
通信インターフェイス2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVD-ROMドライブ2226は、プログラムまたはデータをDVD-ROM2201から読み取り、ハードディスクドライブ2224にRAM2214を介してプログラムまたはデータを提供する。ICカードドライブは、プログラムおよびデータをICカードから読み取り、および/またはプログラムおよびデータをICカードに書き込む。
ROM2230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、および/またはコンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入/出力チップ2240はまた、様々な入/出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入/出力コントローラ2220に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM2201またはICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、またはROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ2200の使用に従い情報の操作または処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ2200および外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェイス2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェイス2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROM2201、またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226(DVD-ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM2214に読み取られるようにし、RAM2214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2214に対しライトバックする。また、CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ2200上またはコンピュータ2200近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 磁場測定装置
110 センサ部
112 第1磁気抵抗素子
114 第2磁気抵抗素子
120 基準電圧発生部
130 フィードバック電流発生部
132 第1演算増幅器
140 磁場発生部
142 コイル
150 演算部
152 電流電圧変換抵抗
154 第2演算増幅器
156 AD変換器
160 磁場測定部
170 調整部
222 固定抵抗
224 可変抵抗
710 切替部
1010 調整用電流発生部
1610 リセット電流発生部
1810 スイッチ
1820 ハイパスフィルタ
1910 第3演算増幅器
2010 磁気抵抗素子
2020、2030 磁気収束板
2110 磁化自由層
2120 磁化固定層
2200 コンピュータ
2201 DVD-ROM
2210 ホストコントローラ
2212 CPU
2214 RAM
2216 グラフィックコントローラ
2218 ディスプレイデバイス
2220 入/出力コントローラ
2222 通信インターフェイス
2224 ハードディスクドライブ
2226 DVD-ROMドライブ
2230 ROM
2240 入/出力チップ
2242 キーボード

Claims (23)

  1. 少なくとも1つの磁気抵抗素子を有するセンサ部と、
    基準電圧を出力する基準電圧発生部と、
    前記センサ部に与える磁場を発生する磁場発生部と、
    前記センサ部の出力電圧および前記基準電圧の差に応じて、前記センサ部への入力磁場を低減させるフィードバック磁場を発生させるフィードバック電流を前記磁場発生部に供給するフィードバック電流発生部と、
    前記フィードバック電流に応じた測定値を出力する磁場測定部と、
    前記フィードバック電流に基づいて前記基準電圧を調整する調整部と、
    を備える磁場測定装置。
  2. 前記調整部は、調整フェーズにおいて、前記基準電圧を調整し、
    前記磁場測定部は、測定フェーズにおいて、測定対象磁場に対して発生される前記フィードバック電流に応じた測定値を出力する請求項1に記載の磁場測定装置。
  3. 前記基準電圧発生部は、少なくとも1つの可変抵抗を有し、
    前記調整部は、前記可変抵抗の抵抗値を変更して前記基準電圧を調整する請求項1または2に記載の磁場測定装置。
  4. 前記磁場発生部に一端が接続された電流電圧変換抵抗をさらに備え、
    前記調整部は、前記電流電圧変換抵抗により前記フィードバック電流を電圧に変換した値を用いて前記基準電圧を調整する、請求項1から3のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  5. 前記調整部は、前記センサ部に調整用磁場が入力されたことに応じて、前記測定値が前記調整用磁場に応じて予め定められた範囲内となるように前記基準電圧を調整する請求項1からのいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  6. 前記調整部は、前記フィードバック電流の分散値を低減させるように前記基準電圧を調整する請求項1からのいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  7. 前記フィードバック電流を前記磁場発生部に供給するか否かを切り替える切替部を更に備え、
    前記調整部は、前記フィードバック電流を前記磁場発生部に供給していない状態における前記センサ部の出力電圧を用いて前記基準電圧を調整することもできる請求項1からのいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  8. 前記調整部は、前記フィードバック電流を前記磁場発生部に供給していない状態において、前記センサ部に調整用磁場が入力されたことに応じて、前記センサ部の出力電圧および前記基準電圧の差が前記調整用磁場に応じて予め定められた範囲内となるように前記基準電圧を調整することもできる請求項7に記載の磁場測定装置。
  9. 調整用電流を発生する調整用電流発生部を更に備え、
    前記切替部は、前記フィードバック電流を前記磁場発生部に供給しない場合に前記磁場発生部に前記調整用電流を供給し、
    前記調整部は、前記磁場発生部に前記調整用電流を供給している状態における前記センサ部の出力電圧を用いて前記基準電圧を調整することもできる請求項7に記載の磁場測定装置。
  10. 前記調整部は、前記調整用電流に対する前記センサ部の出力電圧および前記基準電圧の差の特性に基づいて前記基準電圧を調整することもできる請求項9に記載の磁場測定装置。
  11. 前記磁場測定部は、予め定められた期間における測定値を積算して出力する請求項1から10のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  12. 前記調整部は、前記磁場測定部による測定対象磁場の測定前に、前記フィードバック電流発生部によって前記磁気抵抗素子を磁気飽和させるリセット磁場を発生させる前記基準電圧を前記基準電圧発生部により発生させる請求項1から11のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  13. 前記調整部は、前記磁場測定部による測定対象磁場の測定前に、前記基準電圧発生部が有する可変抵抗の抵抗値を変更して、前記リセット磁場を発生させるリセット磁場発生電圧を前記基準電圧発生部により発生させ、前記リセット磁場発生電圧を発生させる前記可変抵抗の抵抗値に基づいて、前記基準電圧を調整する請求項12に記載の磁場測定装置。
  14. 前記調整部は、前記可変抵抗の抵抗値を、前記リセット磁場発生電圧をそれぞれ発生させる上方リセット磁場発生抵抗値および下方磁場発生抵抗値の範囲の1/2から1/4の抵抗値として、前記基準電圧を調整する請求項13に記載の磁場測定装置。
  15. 前記センサ部の出力電圧の範囲よりも、前記基準電圧発生部の出力電圧の範囲の方が大きい、請求項12から14のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  16. 前記磁場測定部による測定対象磁場の測定前に、前記磁場発生部に前記磁気抵抗素子を磁気飽和させるリセット磁場を発生させるリセット電流を供給するリセット電流発生部を更に備える請求項1から15のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  17. 前記磁場測定部が出力する測定値の高周波成分を通過させるハイパスフィルタを更に備える請求項1から16のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  18. 前記フィードバック電流発生部は、2つ以上の演算増幅器を用いて構成される請求項1から17のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  19. 前記センサ部は、前記磁気抵抗素子に隣接して配置される磁気収束部を含み、前記フィードバック電流発生部は、前記磁気抵抗素子及び前記磁気収束部を取り巻くように形成される、請求項1から18のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  20. 前記磁気抵抗素子は、基板上に、磁化自由層、非磁性層、および、磁化固定層がこの順で積層され、上面視で、前記磁化固定層の面積は前記磁化自由層の面積よりも小さく、前記磁化固定層の面積に基づいて感磁エリアが定められる、請求項1から19のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  21. 前記センサ部は、直列に接続された互いに逆極性の第1磁気抵抗素子および第2磁気抵抗素子を有し、
    前記第1磁気抵抗素子と前記第2磁気抵抗素子の間の電圧を出力する請求項1から20のいずれか一項に記載の磁場測定装置。
  22. 磁場測定装置が磁場を測定する磁場測定方法であって、
    前記磁場測定装置が、少なくとも1つの磁気抵抗素子を有するセンサ部の出力電圧および基準電圧発生部が出力する基準電圧の差に応じて、前記センサ部への入力磁場を低減させるフィードバック磁場を発生させるフィードバック電流を、前記センサ部に与える磁場を発生する磁場発生部に供給することと、
    前記磁場測定装置が、前記フィードバック電流に応じた測定値を出力することと、
    前記磁場測定装置が、前記フィードバック電流に基づいて前記基準電圧を調整することと、
    を備える磁場測定方法。
  23. コンピュータにより実行されて、前記コンピュータを、
    少なくとも1つの磁気抵抗素子を有するセンサ部の出力電圧および基準電圧発生部が出力する基準電圧の差に応じて、前記センサ部への入力磁場を低減させるフィードバック磁場を発生させるフィードバック電流を、前記センサ部に与える磁場を発生する磁場発生部に供給するフィードバック電流発生部と、
    前記フィードバック電流に応じた測定値を出力する磁場測定部と、
    前記フィードバック電流に基づいて前記基準電圧を調整する調整部と、
    して機能させる磁場測定プログラム。
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