本明細書に記載する本開示の実施形態は、以下の詳細な説明に開示される正確な形態で網羅するものでも、また本発明をそれらに限定するものでもないことを意図する。むしろ、選択され記載されている実施形態の目的は、本発明の原則及びその実施について当業者が容易に認識し、理解できるようにすることにある。
例えば、本開示のいくつかの実施形態は、官能的改変量の化合物SG201~204(上記で提示の構造を有する)の1つ以上を有する組成物を対象とする。したがって、いくつかの実施形態では、SG201~204の1つ以上を官能的改変物質として使用できる。一実施形態では、SG201~204の1つ以上は、官能的改変を提供する甘味料組成物、飲料、食品等に存在する場合に、甘味閾値を下回るレベルで存在する。ある点において、そのような官能的改変は消費財中において、水中ショ糖相当値(SEV)が約1.5以下、1.0以下、または0.5以下の濃度で存在してよい。例えば、水中濃度500ppmにおいてSEVが1.5以下であるSG201~204の1つ以上は、甘味料組成物中で濃度500ppm以下で使用した場合、官能的改変物質であり得る。
一実施形態では、ステビオール配糖体は、官能特性の経時的特徴を改変する量で存在する。官能特性の経時的特徴とは、経時的な特徴の知覚を指す。これには、その特徴が発現する時間、すなわち、その特徴がピークに達するまでに要する時間が含まれる。官能特性の経時的特徴には、特徴の持続時間、すなわち、官能特性のピークから、知覚されないレベルになるまでの時間も含まれる。経時的特徴には、知覚された甘味を時間の関数として示す時間-強度プロファイルも含めてよい。これらの特徴はいずれも官能特性の経時プロファイルに寄与し得る。
ショ糖の甘味経時プロファイルは、かなり望ましいものとみなされる。レバウジオシドAを含め、一部の非栄養甘味料の甘味は、ショ糖よりも「きつい(sharper)」とされ、この場合、より短時間で甘味が発現する、すなわち、より急速に甘味ピークに達し、発現時間が短い。そのような短時間発現甘味料は、「スパイク型(spiky)」(例えば、人工的)と呼んでもよい。一部の非栄養甘味料は、甘味がショ糖よりも長く持続する場合があり、すなわち、香味が、甘味ピークから甘味が知覚されないレベルに消失するまでに時間がかかる。甘味経時プロファイルがショ糖の場合により近い甘味料組成物を、より望ましいものとみなす。したがって、一実施形態では、組成物中のSG201~204の1つ以上は、甘味を増強させる。
官能的改変物質は、1つ以上の他の化合物と併用した場合に、官能特性の強度に対して相乗効果を有してもよい。相乗効果とは、各化合物別々の官能特性を比較した場合に、化合物の組み合わせが、官能特性に対して増強された(相加的効果以上の)効果を有することを意味する。簡単な一例として、ある飲料中、濃度400ppmにおけるレバウジオシドAのショ糖相当値(SEV)が5であり、同飲料中、濃度400ppmにおける官能的改変物質のSEVが1であるとすると、飲料中、400ppmにおけるRebAと官能的改変物質との50/50組成物(すなわち、200ppmのRebAと200ppmの官能的改変物質)のSEVは3であろうと予測される。しかし、ここで、200ppmのRebAと200ppmの官能的改変物質とを有する飲料のSEVが3より大きい場合、その官能的改変物質は、相乗的甘味効果を有するとみなされる。
化合物SG201~204は、他のステビオール配糖体の合成用に組換え操作された微生物により産生が可能である。
構造的に、化合物SG201~204は、単一のステビオール基本構造である中心分子部分、ならびに下記式1に示す原子位置番号に従った、ステビオール基本構造のC13原子及びC19原子に結合しているグルコピラノシル残基またはグルコースアミン(glucoseamine)残基を有する。すなわち、グルコピラノシル残基またはグルコースアミン(glucoseamine)残基は以下の式中R
2基及びR
1基を表す。
化合物SG201は、式量967.01(4)及び計算精密質量966.43078856(4)を有することを特徴としてよい。化合物SG201は、ステビオール部分の19番の炭素(C19)を介して結合しているグルコピラノース残基1つと、13番の炭素(C13))を介して結合しているグルコピラノース残基3つからなる基とを有する。グルコピラノース残基3つからなる基は分岐(非直鎖)構造を有し、これは、1つのグルコピラノース残基に2つのグルコピラノース残基が結合していることを意味する。
化合物SG202は、式量1453.43(5)及び計算精密質量1452.58925885(7)を有することを特徴としてよい。化合物SG202は、ステビオール部分の19番の炭素(C19)を介して結合しているグルコピラノース残基3つからなる基と、13番の炭素(C13))を介して結合しているグルコピラノース残基4つからなる基とを有する。グルコピラノース残基からなる両基ともに、分岐(非直鎖)構造を有する。
化合物SG203は、ステビオール部分の19番の炭素(C19)を介して結合しているグルコピラノース残基3つからなる基と、13番の炭素(C13))を介して結合しているグルコピラノース残基2つからなる基とを有することを特徴としてよい。グルコピラノース残基3つからなるC19の基は、分岐(非直鎖)構造を有する。化合物3における原子の分光法によるカップリングを図1に例示する。各種カップリングの帰属は1H,1H-COSY,1H,1H-TCOSY,1H,1H-ROESY,1H,13C-HSQC-DEPT、及び1H,13C-HMBCに基づいて行った。
化合物SG204は、ステビオール部分の、19番の炭素(C19)を介して結合しているグルコピラノース残基3つからなる基、及び13番の炭素(C13))を介して結合している、グルコピラノース残基2つとアセチル化グルコースアミン誘導体とからなる基を有することを特徴としてよい。グルコピラノース残基3つからなるC19の基は、分岐(非直鎖)構造を有する。化合物SG204における原子の分光法によるカップリングを図1に例示する。各種カップリングの帰属は1H,1H-COSY,1H,1H-TCOSY,1H,1H-ROESY,1H,13C-HSQC-DEPT、及び1H,13C-HMBCに基づいて行った。
C19及びC13の結合基の、化合物SG201~203のグルコピラノース単位、及び化合物SG204のグルコピラノースとアセチル化グルコースアミン(glucoseamine)誘導体は、それらの各化学結合で表記してもよい。これらの単位の化学結合には、1→2グリコシド結合、1→3グリコシド結合、及び1→6グリコシド結合が含まれる。
いくつかの実施様式では、1つ以上の化合物SG201~204を発酵法で産生させることができる。例えば、発酵法では、RebM及びRebDなどの1つ以上のステビオール配糖体を産生するよう組換え操作された遺伝子組換え生物体を使用することができる。特に、1つ以上の化合物SG201~204は、化合物SG201~204の1つ以上の合成用経路を提供する酵素セットを有する組換え操作された微生物菌株を使用して行われ得る。化合物SG201~204とは異なる1つ以上の他のステビオール配糖体を、組換え操作された微生物菌株または組換え操作された微生物菌株由来の酵素調製物によって産生させることもできる。
一実施形態では、ステビオール配糖体の産生に有用な組換え操作された酵母は、以下の酵素を発現する:ゲラニルゲラニル二リン酸シンターゼ(GGPPS)、ent-コパリル二リン酸合成酵素(CDPS)、カウレンオキシダーゼ(KO)、カウレン合成酵素(KS);ステビオール合成酵素(KAH)、シトクロムP450還元酵素(CPR)、UGT74G1、UGT76G1、UGT91D2、UGT85C2及びEUGT11。WO2014/122227には、これらの酵素を発現する組換え操作された酵母株が記載されている。UDP-グルコシルトランスフェラーゼは、ポリペプチド、例えば、UGT74G1、UGT85C2、UGT76G1、UGT91D2、及びEUGT11をコードする遺伝子であり得るが、これらの遺伝子は、多数の反応の実行が可能なポリペプチドをコードし、例えば、a)ステビオール配糖体の19-OグルコースのC2’をベータ1,2グルコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、(b)ステビオール配糖体の13-O-グルコースのC2’をベータ1,2グルコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、(c)ステビオール配糖体の19-O-グルコースのC3’をベータ1,3グルコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、(d)ステビオール配糖体の13-O-グルコースのC3’をベータ1,3グルコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、(i)ステビオールまたはステビオール配糖体の13-OHをグルコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、(j)ステビオールまたはステビオール配糖体のC-19カルボキシルをグルコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子である。例えば、UGT85C2は反応(i)を実行し、UGT74G1は反応(j)を実行し、UGT91D2は反応(a、弱い)、(b)を実行し、UGT76G1は反応(c)及び(d)を実行し、EUGT11は反応(a)、(b、不十分)を実行する。
一実施形態では、ステビオール配糖体の産生に有用な組換え操作された酵母は、以下の遺伝子を含む:ステビオール配糖体の13-O-グルコース、19-O-グルコース、または13-O-グルコースと19-O-グルコースの両方のC2’をベータ1,2グリコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、UGT91D2及びEUGT11;ステビオールまたはステビオール配糖体の13-OHをグリコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、UGT85C2;ステビオール配糖体の13-O-グルコース、19-O-グルコース、または13-O-グルコースと19-O-グルコースの両方のC3’をベータ1,3グリコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、UGT76G1;ステビオールまたはステビオール配糖体のC-19カルボキシルをグリコシル化する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、UGT74G1;ファルネシル二リン酸(FPP)及びイソペンテニル二リン酸(IPP)からゲラニルゲラニルピロリン酸(GGPP)を合成する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、ゲラニルゲラニル二リン酸シンターゼ(GGPPS);GGPPからent-コパリル二リン酸を合成する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、ent-コパリル二リン酸合成酵素(CDPS);ent-コパリルピロリン酸からent-カウレンを合成する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、カウレン合成酵素(KS);ent-カウレンからent-カウレン酸を合成する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、カウレンオキシダーゼ(KO);ent-カウレン酸からステビオールを合成する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、ステビオール合成酵素(KAH);及びNADPHをNADP+に変換する能力のあるポリペプチドをコードする遺伝子、例えば、シトクロムP450還元酵素(CPR)。
発酵は、化合物SG201~204の1つ以上の産生に好適な条件と培地において行われ得る。組換え操作された微生物によってRebM、RebD、RebA、及びRebBのような他のステビオール配糖体を、産生可能である。化合物SG201~204の1つ以上を、RebM及びRebDなどのステビオール配糖体量より少ない量で産生させることができる。発酵条件には一般に、酸素(好気性条件)、低pH、炭素源、及び栄養(窒素)源が使用される。発酵は、流加発酵または連続発酵プロセスを使用して実行される。
発酵は、基本培地での最初の増殖期、それに続く、グルコース含有既知組成飼育培地(微量の金属、ビタミン、及び塩を含有)を使用する長期飼育期を使用して実行され得る。発酵用最少培地は、グルコース(5g/L)、硫酸アンモニウム(5g/L)、リン酸二水素カリウム(3g/L)、硫酸マグネシウム(0.5g/L)、微量元素、及びビタミンを含む(例えば、Verduyn,C.et al.(1992)Yeast8,501-517を参照のこと)。発酵用培地のpHは約pH5、また温度は約30℃に維持することができる。
任意選択で、ステビオール(複数可)含有培地で発酵させることができる。この培地を使用の場合、微生物体は、機能性EUGT11、機能性UGT74G1、機能性UGT85C2、機能性UGT76G1、及び機能性UGT91D2をコードする遺伝子を含有し、かつ発現する。化合物SG201~204、RebA、RebD、及びRebMは、発酵用培地から得てよい。
他の実施様式では、化合物SG201~204の1つ以上を発酵用液体培地中で単離してよい。例えば、メタノールを発酵用液体培地に加えて55%メタノール(v/v)溶液としてよい。その後、得られる溶液を約30分混合する。その後、ブフナーロートを使用して溶液を0.45μmナイロン製フィルターペーパーに通してろ過し、清澄にする。ろ液を窒素下、室温で乾燥させ、完全に乾固させる。得られる析出物を20%エタノール(v/v)に可溶化させ、Agilent1260半分取HPLC装置でPhenomenex Kinetex(登録商標)XB-C18μmカラムを用いて精製した。超純水(18.2MΩ)とメタノールの勾配を使用してマトリックスから所望の異性体を分離し、化合物を精製する反復手法により所望の純度を達成した。同様の画分をプールし、窒素下、室温で乾燥させてから以降の任意の処理を行った。
別の選択肢として、1つ以上の遺伝子操作された生物体(複数可)、例えば本明細書に記載の生物体などに由来する酵素調製物を使用して化合物SG201~204の1つ以上の調製を行った。例えば、一実施様式では、ゲラニルゲラニル二リン酸シンターゼ(GGPPS)、ent-コパリル二リン酸合成酵素(CDPS)、カウレンオキシダーゼ(KO)、カウレン合成酵素(KS);ステビオール合成酵素(KAH)、シトクロムP450還元酵素(CPR)、UGT74G1、UGT76G1、UGT91d2、UGT85C2、及びEUGT11の各酵素を発現している遺伝子操作された微生物を使用して酵素組成物を作製する。例えば、細胞膜を破壊する試薬で生物体を処理して酵素を組成物中に放出させることができ、また、生物体用の増殖培地中に酵素が分泌される場合は、その培地を使用して組成物を調製することができる。その後、少なくとも1つの酵素反応、または典型的に、一連の中間体を介した複数の酵素反応に供される1つ以上の前駆化合物(例えば、ステビオール配糖体前駆体)と酵素含有組成物とを接触させて、化合物SG201~204の1つ以上を含む組成物を提供する。
別法として、酵素組成物は、各生物体が、ステビオール配糖体前駆体を化合物SG201~204の1つ以上へ酵素変換するには、所望される数より少ない数の酵素(例えば、1種または2種)を発現している複数の組換え型生物体から得られる細胞抽出物を合わせることによって調製される。酵素組成物を調製するために、複数の生物体から得られる抽出物を組み合わせることができる。
発酵期間の後、さまざまな技術を使用して、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含有する組成物を培地から得ることができる。いくつかの実施形態では、発酵用培地に透過処理剤などの化合物を加えて、細胞から培地中へのステビオール配糖体の取り出しを向上させることができる。
その後、発酵用培地を遠心分離またはろ過にかけ、組換え操作された細胞を除去することができる。低分子量成分(グルコース、基礎栄養、及び塩)を除去するため、任意選択で発酵用培地を、例えば膜透析などによって処理することができる。所望の用途に応じ、化合物SG201~204の1つ以上と、任意選択で他のステビオール配糖体とを含む組成物を使用することができる。
化合物SG201~204を含むステビオール配糖体を有する組成物を豊富化または精製された形態で提供することが所望される場合、または化合物SG201~204の1つ以上が他のステビオール配糖体から分離されている、もしくは互いに分離されている場合、さらなる精製を実施することができる。ステビオール配糖体成分のそうした豊富化または精製は発酵用液体培地で行うことも、または、発酵用培地をその後、乾燥(dry down)させてから精製することも可能である。例えば、発酵用培地を凍結乾燥を利用して乾燥(dry down)させ、化合物SG201~204の1つ以上を有するステビオール配糖体を含む、後続処理が可能な乾燥組成物(例えば、粉末またはフレーク)の形成が可能である。
いくつかの実施様式では、化合物SG201~204の1つ以上を含むステビオール配糖体が豊富な乾燥させた発酵用液体培地は、精製用の出発物質として使用する。例えば、ある溶媒または溶媒の組み合わせを乾燥させた発酵用液体培地に加えてステビオール配糖体を含む物質を溶解または懸濁させることができる。ステビオール配糖体を溶解させる例示的な組み合わせの一つは、水とアルコールの混合物(例えば、エタノール:水が50:50)である。溶解または懸濁を促すため、乾燥させた液体培地材料を室温より高い、例えば40℃~60℃の範囲の温度で加熱することができる。乾燥させた液体培地材料の機械的破壊、例えば超音波破砕などを実施することもできる。溶解または懸濁させた液体培地材料を、ミクロンまたはサブミクロンでろ過してから、以降の精製、例えば分取クロマトグラフィーなどを行うことができる。
ステビオール配糖体化合物が豊富な乾燥させた発酵用液体培地は、精製、例えば逆相液体クロマトグラフィーなどに供することができる。好適な樹脂を使用してステビオール配糖体化合物をカラム内に保持させ、水などの液体を用いたカラム洗浄で親水性化合物を除去することができる。アセトニトリルまたはメタノールなどの好適な溶媒または溶媒の組み合わせにより、化合物SG201~204の1つ以上を含むステビオール配糖体のカラムからの溶出を達成することができる。
化合物SG201~204の1つ以上を含むステビオール配糖体を逆相カラムから溶出させることにより、多種多様な目的のいずれかに有用であり得る組成物を得ることができる。例えば、化合物SG201~204の1つ以上を有する精製組成物を経口摂取または経口使用のための甘味料組成物として使用できる。組成物は、組成物中のステビオール配糖体に関して定義できる。
例えば、化合物SG201~204の1つ以上は、組成物中に存在する「総ステビオール配糖体」に関して定義されてよい。「総ステビオール配糖体」とは、組成物中に存在するステビオール配糖体すべてを指し、これには、ステビオール配糖体化合物SG201~204、及び、化合物SG201~204とは異なるステビオール配糖体が含まれる。総ステビオール配糖体は、ステビオール配糖体の種類と量に関して定義できる。
化合物SG201~204とは異なる例示的なステビオール配糖体には、RebM、RebD、RebA、RebB、RebN、及びステビオシドが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのような他のステビオール配糖体を、化合物SG201~204の1つ以上と共に発酵法で作製してよい。組成物中のステビオール配糖体の量は、各ステビオール配糖体同士、またはステビオール配糖体の総量に関して表すことができ、例えば、ステビオール配糖体の総量に対する重量百分率、または重量パーセントもしくはモルパーセントとして表される比率もしくは比率範囲で表すことができる。
総ステビオール配糖体(TSG)は、乾量(無水)基準で、組成物中の全ステビオール配糖体の含有量の総和として計算する。本明細書で特に明記しない限り、ステビオール配糖体の「量」とは、ステビオール配糖体の重量基準百分率(%wt)、またはその組み合わせを指すことになる。
調製法によっては、化合物SG201~204のいずれか1つは、組成物中のステビオール配糖体総量の約0.05%~約5%(wt)の範囲で組成物中に存在する。
化合物SG201~204を組み合わせた量も、組成物中のステビオール配糖体総量に関して表すことができる。例えば、化合物SG201~204を組み合わせた量は、組成物中のステビオール配糖体総量の約0.01~50%、約0.05~40%、約0.1~25%、約0.5%~約10%、約1%~約8%、約2%~約7%、約4%~約6%、約0.001~10%、約0.001~5%、約0.001~1%、または約0.1~3%の範囲で存在してよい。一実施形態では、化合物SG201~204を組み合わせた量は、組成物中のステビオール配糖体総量またはRebMとRebD、もしくはRebM、RebD、RebA及びRebBの総量の0.001%~50%、0.01%~30%、0.1~10%、0.5~5%、0.01~1%、0.1~5%または0.15~0.25%の範囲であってよい。SG201~204の2つ以上のいかなる組み合わせも甘味料組成物または甘味入り組成物に使用でき、例えば、SG201とSG202;SG201とSG203:SG201とSG204;SG202とSG203;SG202とSG204;SG203とSG204;SG201、SG202とSG203;SG201、SG202とSG204;SG202とSG203とSG204;またはSG201とSG202とSG203とSG204といった組み合わせが含まれる。いくつかの実施形態では、SG201~204の1つ以上の個々の量は、甘味料組成物、または甘味料組成物の配糖体総含量の0.001%~50%、0.01~30%、0.1~10%、0.5~5%、0.001~1%、0.01~5%、0.1~3%、0.1~0.5%、または0.15~0.25%の範囲であってよい。いくつかの実施形態では、SG201~204は、甘味料組成物中の量、または甘味料組成物の配糖体総含量に占める量が少なくとも0.0001%、0.01%、0.1%、0.5%、1%、2%、3%、5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または95%という量で含まれ得る。
本明細書で論じるように、組成物には、化合物SG201~204とは異なる1つ以上の他のステビオール配糖体が含まれ得る。これらのような他のステビオール配糖体は、それらが化合物SG201~204の精製で除かれてしまわない限り組成物中に保持され得る。例えば、他のステビオール配糖体は、それらが一般的な発酵法で作製されている場合、化合物SG201~204の1つ以上と共に存在し得る。例示的なステビオール配糖体には、RebM、RebD、RebA、RebB、RebN、及びステビオシドのようなものが挙げられる。いくつかの実施形態では、ステビオール配糖体のRebM及びRebDは組換え操作された生物体によって主要ステビオール配糖体として産生され得るため、化合物SG201~204の1つ以上を含む組成物におけるステビオール配糖体の大部分を占め得る。いくつかの実施形態では、RebMまたはRebDは、化合物SG201~204のいずれか1つより多い量で組成物中に存在し得る。例えば、RebMまたはRebDは、化合物SG201~204のいずれか1つより約10倍~約500倍、約25倍~約250倍、または約50倍~約200倍の範囲の多い量で存在し得る。
化合物SG201~204の1つ以上を含むステビオール配糖体組成物は、任意選択で、RebM及びRebDの量に関して表すことができる。例えば、RebM及びRebDは、組成物中のステビオール配糖体総量の約90%(wt)以上、約92.5%(wt)以上、または95%(wt)以上の総量で組成物中に存在し得る。RebMは、組成物中の主要ステビオール配糖体であってよく、例えば、組成物中のステビオール配糖体総量の約45%~約70%、約50%~約65%、または約52.5%~約62.5%の範囲の量で存在し得る。RebDの量は、RebMより少ない量、例えば、組成物中のステビオール配糖体総量の約25%~約50%、約30%~約45%、または約32.5%~約42.5%の範囲の量であり得る。
組成物は、任意選択で、少量で存在する他の既知ステビオール配糖体の量に関して表すことができる。例えば、組成物には、SG201~204の1つ以上が、任意選択でRebA、RebB、及び/またはステビオシドとの組み合わせで、組成物中のステビオール配糖体総量の約1%(wt)以下、約0.5%(wt)以下、または約0.25%(wt)以下の量で含まれ得る。いくつかの実施形態では、甘味料組成物または飲料中のSG201~204の量は、SG201、SG202、SG203、及びSG204の総濃度をRebD及びRebの総濃度で割った比率として表すことができる。例えば、総グリコシド75wt%のSG201と総グリコシド25%のRebMとを含有している組成物であれば比は3と考えられ、総グリコシド1%のSG202と総グリコシド99%のRebD+RebMとを含有している組成物であれば比は約0.01と考えられる。いくつかの実施形態では、組成物は、SG201~204のいずれか1つと、RebDとRebMとの組み合わせとを、0.0001~3.5、0.01~3、0.01~2、0.01~1、0.01~0.75、0.01~0.5、0.1~1、0.5~1、0.05~0.5、1~1.5、1~2、1~2.5、0.00001~1、0.001~1、0.0001~0.5、0.0001~0.4、0.0001~0.3、0.0001~0.2、0.0001~0.1、0.001~0.2、0.001~0.01、または0.001~0.1の範囲の比で含んでよい。いくつかの実施形態では、組成物は、SG201~204の組み合わせと、RebDとRebMとの組み合わせとを、0.0001~3.5、0.01~3、0.01~2、0.01~1、0.01~0.75、0.01~0.5、0.1~1、0.5~1、0.05~0.5、1~1.5、1~2、1~2.5、0.00001~1、0.001~1、0.0001~0.5、0.0001~0.4、0.0001~0.3、0.0001~0.2、0.0001~0.1、0.001~0.2、0.001~0.01、または0.001~0.1の範囲の比で含んでよい。
組成物は、任意選択で、1つ以上のステビオール配糖体(複数可)の濃度に関して表すことができる。化合物(複数可)SG201、202、203、及び/または204は、水溶液へのステビオール配糖体の溶解度を改善し得るため、溶液中のステビオール配糖体濃度の高い組成物を調製することができる。本明細書で使用する「瞬時溶解度(instantaneous solubility)」とは、ステビオール配糖体またはステビオール配糖体の混合物の溶解度を指し、室温で(25℃)脱イオン水と激しく混合される。本明細書で使用する「平衡溶解度(equilibrium solubility)」とは、ステビオール配糖体またはステビオール配糖体の混合物の溶解度を指し、脱イオン水と80℃で15分激しく混合して室温(25℃)まで冷却し、その後、最高4日まで観察する。析出物のない澄明な溶液を可溶性とみなす。本明細書で特に指定しない限り、用語「溶解度」とは「平衡溶解度」を指す。
いくつかの実施様式では、組成物中に化合物(複数可)SG201~204の1つ以上を豊富にすることができる。用語「豊富化された」とは、組成物中に存在する1つ以上の他の化合物に対する、化合物SG201~204の増量を指す。例えば、化合物SG201~204の1つ以上が産生された発酵用培地からそれらの化合物を豊富にすることができる。実施様式では、本明細書に記載する豊富化方法の使用などにより、発酵組成物からステビオール配糖体ではない成分を減少させるかまたは除去することによって化合物SG201~204を豊富にすることができる。化合物SG201~204の1つ以上が豊富化された組成物に別のステビオール配糖体組成物を組み合わせて、化合物SG201~204ではないステビオール配糖体の溶解度を改善することができる。
他の実施様式では、組成物において、化合物(複数可)SG201~204の1つ以上を他のステビオール配糖体よりも豊富にすることができる。例えば、ステビオール配糖体からなる組成物を豊富化させて、化合物SG201~204の1つ以上の量(複数可)が、組成物中の他の1つ以上のステビオール配糖体に対して増量するようにできる。化合物SG201~204の1つ以上を分子量に基づいて豊富化させてよく、それらは、RebD及びRebMといった他のステビオール配糖体よりも高くなり得る。
例示的な実施様式では、発酵中に産生されたステビオール配糖体の量と比べて化合物(複数可)SG201~204の1つ以上が他のステビオール配糖体よりも豊富なステビオール配糖体組成物を調製するために高圧液体クロマトグラフィーを使用する。例えば、ステビオール配糖体組成物は、化合物SG201~204の1つ以上を、組成物中のステビオール配糖体の総量に対して6%超、約8%超、約10%超、約15%超、約20%超、約20%超、約30%超、約35%超、約40%超、約45%超、約50%超、約55%超、約60%超、約65%超、約70%超、約75%超、約80%超、約85%超、約90%超、約95%超、または99%超の量で含み得る。
例えば、豊富化処理後、ステビオール配糖体組成物は、化合物SG201~204を組み合わせて約10~30%、0.1~5%、2~10%、5~20%、10~20%または15%~25%の範囲の量で、またRebD及びRebMなど他のステビオール配糖体を組み合わせて約70~90%、75%~99%、70%~95%、75%~85%、80%~95%、または85%~90%の範囲の量で有し得る。
さらに他の実施様式では、化合物SG201~204の1つ以上を他のステビオール配糖体から精製して、他の成分を本質的に含まない(すなわち、他のステビオール配糖体も非ステビオール配糖体化合物も本質的に含まない)化合物SG201~204の1つ以上を含む組成物を提供する。そのような精製組成物は、他のステビオール配糖体の水溶解度を高めてステビオール配糖体濃度の高い組成物が形成されるようにする、他のステビオール配糖体組成物(複数可)への添加物として有用であり得る。いくつかの実施形態では、そのような精製組成物は、甘味料組成物または甘味入り組成物中の唯一のステビオール配糖体(複数可)として、単独で使用できる。いくつかの実施形態では、SG201~204のいずれか1つを、甘味料組成物または甘味入り組成物中の唯一のステビオール配糖体として単独で使用できる。
したがって、他の実施形態では、第1及び第2のステビオール配糖体を含む水性組成物を提供するステップを含む、ステビオール配糖体の水性組成物への溶解度を高める方法を提供し、ここで、第2のステビオール配糖体は、RebA、RebB、RebM、RebD、RebI、RebQ、RebN、及びステビオシドからなる群から選択される。例えば、かかる提供ステップでは、第1のステビオール配糖体を第2のステビオール配糖体と共に作製することができ、例えば、第1及び第2のステビオール配糖体が酵素過程(例えば、細胞内部、または無細胞系内)によって調製される場合に可能である。
高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)または超高圧液体クロマトグラフィー(UHPLC)など分取液体クロマトグラフィーを使用して化合物SG201~204の1つ以上を精製することができる。化合物SG201~204を有するステビオール配糖体組成物は、移動相、例えば、水とアルコール(例えば、メタノール)の混合物を所望の比率(例えば、v/vで水60%、メタノール40%)にしたものなどに溶解させることができる。ステビオール配糖体物質の溶解を高めるため、組成物を加熱する、例えば、約50℃で加熱することもできる。溶液は、カラムへの注入に先立ち、0.2μmフィルターなどを使用してろ過することもできる。Phenomenex Kinetex XB-C18 5μm、コアシェルシリカ固体支持体、及びイソブチル側鎖とTMSエンドキャッピングを有するC18固定相。カラムを通過する流量はカラム特性(例えば約20mL/分)に基づき、最大圧力400barが可能である。化合物SG201~204は、カラムからのそれぞれの溶出時間によって同定することができる。例示的な流量条件では、化合物1~4は60分以内にカラムから溶出可能である。当業者は、溶媒及び/または装置を変更した場合は化合物SG201~204の1つ以上の溶出時間が異なることを認識するであろう。経験のある当業者は、以下に記載の方法では記載ステップが特定の順序で行われているが、この順序は場合によって改変可能であることも理解するであろう。
甘味料組成物(甘味付与組成物とも呼ぶ)とは、本明細書で使用する場合、化合物SG201~204の1つ以上が含まれる1つ以上のステビオール配糖体を含む組成物を指す。例えば、甘味料組成物は、化合物(複数可)SG201~204の1つ以上を、RebM及び/またはRebDなどの別のステビオール配糖体と共に含み得る。甘味料組成物中に複数のステビオール配糖体が存在する場合、いくつかの実施形態では、化合物SG201~204の1つ以上は組成物中のステビオール配糖体総量のうち少量で(例えば、約25%未満、約20%未満、約15%未満、または約10%未満)組成物中に存在し得る。RebM及び/またはRebDなどの1つ以上の他のステビオール配糖体(複数可)は、組成物中に多量で、例えば、組成物中のステビオール配糖体総量の約75%超、約80%超、約85%超、約90%超、または約95%超で存在し得る。
一実施形態では、SG201~204の1つ以上の化合物は、甘味料組成物の総含量の約0.05~70wt%、例えば、約0.1~50%、0.5~70%、1~50%、1~35%、2~25%、3~20%、5~15%、0.1~15%、0.5~10%、1~5%等で甘味料組成物中に存在する。一実施形態では、RebD、RebM、RebG、RebO、RebN、及び/またはRebE以外のステビオール配糖体、例えば、1つ以上の化合物SG201~204などは、それ以外のすべてのグリコシドの総量に対する重量比が1:1~1:20、1:1.5~1:15、1:2~1:10、1:2.5~1:7.5、または1:3~1:5である。
甘味料組成物には、任意選択で、別の甘味料、添加物、液状担体、またはその組み合わせが含まれ得る。甘味料組成物を使用して、他の組成物(甘味付与可能な組成物)、例えば、食品、飲料、薬剤、口腔衛生組成物、栄養補助食品等に甘味を付与する。
本明細書で使用する場合、甘味付与可能な組成物とは、口に摂取されるが続いて口から吐き出される物質(洗口用すすぎ液)、及び飲む、食べる、飲み込む、または他の方法による摂取の対象となる物質など、ヒトまたは動物の口と接触する物質、ならびに一般に許容される範囲で使用した場合にヒトまたは動物が消費するのに好適な物質を意味する。甘味付与可能な組成物は、甘味入り組成物への前駆体組成物であり、甘味付与可能な組成物を、少なくとも1つの甘味付与組成物、ならびに任意選択で1つ以上の他の甘味付与可能な組成物及び/または他の成分と合わせることによって甘味入り組成物へと変換される。
本明細書で使用する場合、甘味入り組成物とは、少なくとも1つの甘味付与可能な組成物及び少なくとも1つの甘味料組成物を含む構成成分に由来する物質を意味する。いくつかの実施様式では、甘味付与可能な組成物をそれよりさらに一層甘くするため、甘味入り組成物自体を甘味付与組成物として使用してよい。いくつかの実施様式では、1つ以上のさらなる甘味付与組成物を用いてさらに甘みが付与される、甘味付与可能な組成物として甘味入り組成物を使用してよい。例えば、甘味料成分が全く含まれていない飲料は、甘味付与可能な組成物の一種である。化合物SG201~204の少なくとも1つを含む甘味料組成物を、任意選択で、別のステビオール配糖体、例えばRebM及び/またはRebDと共に甘味なし飲料に加え、これにより甘味入り飲料を提供することができる。甘味入り飲料は甘味入り組成物の一種である。
調製法によっては、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体は、甘味付与組成物において唯一の甘味料成分を提供する。
いくつかの実施形態では、甘味付与組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を、特定量のショ糖と同等の甘味強度を提供する有効量で含む。標準溶液中のショ糖量はブリックス度(°Bx)で表され得る。1ブリックス度は、ショ糖1グラムが溶液100グラムに溶けているということであり、溶液の強さを重量基準百分率(%w/w)で表している。例えば、甘味料組成物は、甘味入り組成物中に存在する場合、化合物SG201~204の1つ以上が含まれる1つ以上のステビオール配糖体を、ブリックス度が約0.50~14度の糖と同等の甘味を提供するために有効な量、例えば、ブリックス度約5~約11度、ブリックス度約4~約7度、またはブリックス度約5度などの量で含有する。
甘味料組成物中のステビオール配糖体量は異なってよい。甘味料組成物を甘味入り組成物中に混合する場合、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体は、所望の甘味を付与する任意の量で甘味料組成物中に存在し得る。例えば、RebM及び/またはRebD、ならびに化合物SG201~204の1つ以上は、甘味入り組成物中に存在する場合、約1ppm~約10,000ppmのステビオール配糖体総濃度を提供するために有効な量で甘味料組成物中に存在する。別の実施形態では、ステビオール配糖体は、甘味料組成物中に、ステビオール配糖体濃度約10ppm~約1,000ppmの範囲、より具体的には約10ppm~約800ppm、約50ppm~約800ppm、約50ppm~約600ppm、または約200ppm~約500ppmの範囲の濃度を提供するために有効な量で存在する。一実施形態では、RebD、RebM、RebG、RebO、RebN、及び/もしくはRebE以外のステビオール配糖体、またはRebM、RebD、RebB及びRebA以外のステビオール配糖体、またはRebD及びRebM以外のステビオール配糖体、例えば化合物SG201~204の1つ以上などは、少なくとも約1ppm~約600ppm、例えば、約50ppm~約500ppmで飲料中に存在し、これには少なくとも1ppm、5ppm、10ppm、20ppm、30ppm、40ppm、50ppm、125ppm、150ppm、150ppm、175ppm、または200ppmが含まれる。明示的に他に定めない限り、ppmは重量基準である。
いくつかの実施形態では、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を有する甘味料組成物は、1つ以上のさらなる非ステビオール配糖体甘味料化合物(複数可)も含有する。非ステビオール配糖体甘味料化合物は、いかなる種類の甘味料であり得、例えば、植物もしくは植物製品から得られた甘味料、または植物から得られた、物理的もしくは化学的に改変された甘味料、または合成甘味料であり得る。
例えば、例示的な非ステビオール配糖体甘味料には、ショ糖、果糖、グルコース、エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、タガトース、トレハロース、ガラクトース、ラムノース、シクロデキストリン(例えば、a-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、及びγ-シクロデキストリン)、リブロース、トレオース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、マンノース、イドース、乳糖、マルトース、転化糖、イソトレハロース、ネオトレハロース、パラチノースまたはイソマルツロース、エリトロース、デオキシリボース、グロース、イドース、タロース、エリトルロース、キシルロース、プシコース、ツラノース、セロビオース、グルコサミン、マンノサミン、フコース、フクロース、グルクロン酸、グルコン酸、グルコノ-ラクトン、アベクオース、ガラクトサミン、キシロオリゴ糖(キシロトリオース、キシロビオース等)、ゲンチオオリゴ糖(ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオース等)、ガラクトオリゴ糖、ソルボース、ケトトリオース(デヒドロキシアセトン(dehydroxyacetone))、アルドトリオース(グリセルアルデヒド)、ニゲロオリゴ糖、フルクトオリゴ糖(ケストース、ニストース等)、マルトテトラオース、マルトトリオール、四糖、マンナンオリゴ糖、マルトオリゴ糖(マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース、マルトヘプタオース等)、デキストリン、ラクツロース、メリビオース、ラフィノース、ラムノース、リボース、異性化液糖、例えば高果糖コーンシロップ/高果糖水飴(HFCS/HFSS)(例えば、HFCS55、HFCS42、またはHFCS90)など、カップリングシュガー、大豆オリゴ糖、グルコースシロップ及びその組み合わせが含まれる。適用可能な場合、D型配置でもL型配置でも使用できる。
ステビオール配糖体(化合物SG201~204の1つ以上を含む)、及び炭水化物甘味料は、例えば、約1:14,000~約100:1など(例えば、約1:100など)など、任意の重量比で存在してよい。炭水化物は、甘味入り組成物、例えば、飲料などに存在する場合、約100ppm~約140,000ppmの濃度を提供するために有効な量で甘味料組成物中に存在する。
他の実施形態では、ステビオール配糖体(化合物SG201~204の1つ以上を含む)など甘味料組成物はさらに、1つ以上の合成甘味料を含む。一実施形態では、合成甘味料は、ショ糖、果糖、及び/またはグルコースより大きい甘味力を有し、なおかつ、ショ糖、果糖、及び/またはグルコースよりもカロリーが少ない。例示的な合成の非ステビオール配糖体甘味料には、スクラロース、アセスルファムカリウム、アセスルファム酸(acesulfame acid)及びその塩、アスパルタム、アリテーム、サッカリン及びその塩、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、シクラマート、シクラミン酸及びその塩、ネオテーム、アドバンテーム、グルコシル化ステビオール配糖体(GSG)ならびにその組み合わせが含まれる。甘味料組成物にステビオール配糖体(化合物SG201~204の1つ以上を含む)及び合成甘味料が含まれる実施形態では、合成甘味料は、甘味入り組成物、例えば、飲料などに存在する場合、約0.3ppm~約3,500ppmの濃度を提供するために有効な量で存在し得る。
甘味料組成物は、所望のカロリー含量が提供されるよう変更可能である。例えば、甘味料組成物は、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料など)に加えた場合にそれらにより所望の甘味が付与され、1杯分8オンス当たり約120カロリーとなるよう「フルカロリー」であり得る。別法として、甘味料組成物は、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料としてなど)に加えた場合にそれらにより所望の甘味が付与され、1杯分8オンス当たり約60カロリー未満となるよう「中カロリー」であり得る。他の実施形態では、甘味料組成物は、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料としてなど)に加えた場合にそれらにより所望の甘味が付与され、1杯分8オンス当たり40カロリー未満となるよう「低カロリー」であり得る。さらに他の実施形態では、甘味料組成物は、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料など)に加えた場合にそれらにより所望の甘味が付与され、1杯分8オンス当たり5カロリー未満となるよう「ゼロカロリー」であり得る。ノンカロリー組成物は「栄養無価値」である。いくつかの実施形態では、低カロリー組成物は「栄養無価値」とも呼ばれ得る。
甘味入り組成物を甘くするために使用する甘味料組成物総量の重量比は広い範囲で変動し得る。多くの実施形態では、この重量比は1:10,000~10:1の範囲である。
ステビオール配糖体(化合物SG201~204の1つ以上を含む)の他、甘味料組成物として任意選択で液状担体、結合剤マトリックス、さらなる添加物等が含まれ得る。いくつかの実施形態では、甘味料組成物は添加物を含有し、これらには、炭水化物、ポリオール、アミノ酸及びその対応する塩、ポリアミノ酸及びその対応する塩、糖酸及びその対応する塩、ヌクレオチド、有機酸、無機酸、有機酸塩と有機塩基塩などの有機塩、無機塩、苦味化合物、香味料及び香味成分、収れん性化合物、タンパク質またはタンパク質加水分解物、界面活性剤、乳化剤、増量剤・充填剤(weighing agent)、ゴム、抗酸化剤、着色剤、フラボノイド、アルコール、ポリマー及びその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、添加物は、甘味料の経時的香味プロファイルを改善するよう作用し、ショ糖に類似した味のように好ましい味の甘味料組成物を提供する。
一実施形態では、ステビオール配糖体(化合物SG201~204の1つ以上を含む)を有する甘味料組成物は、1つ以上のポリオールを含有する。本明細書で使用する場合、用語「ポリオール」は、2つ以上のヒドロキシル基を含有する分子を指す。いくつかの実施形態では、ポリオールは、ヒドロキシル基をそれぞれ2つ、3つ、及び4つ含有するジオール、トリオール、またはテトラオールであってよい。ポリオールはまた、ヒドロキシル基を4つ以上含有してもよく、例えば、ヒドロキシル基をそれぞれ5つ、6つ、7つ、またはそれ以上を含有するペンタオール、ヘキサオール、ヘプタオール、またはそのようなものであってよい。さらに、ポリオールは、糖アルコール、多価アルコール、OH官能基を含むポリマー、または炭水化物の還元型であるポリアルコールであってもよく、ここで、カルボニル基(アルデヒドまたはケトン、還元糖)は、還元されて第1級または2級のヒドロキシル基になっている。
例示的なポリオールには、エリスリトール、マルチトール、マンニトール、ソルビトール、ラクチトール、キシリトール、イソマルト、プロピレングリコール、グリセロール(グリセリン)、トレイトール、ガラクチトール、パラチノース、還元イソマルトオリゴ糖、還元キシロオリゴ糖、還元ゲンチオオリゴ糖、還元マルトースシロップ、還元グルコースシロップ、及び糖アルコールまたは甘味料組成物の味に悪影響を与えない、還元される能力のある他の任意の炭水化物が挙げられる。
例示的な量のポリオールは、甘味入り組成物中に存在する場合、甘味入り組成物の総重量に対し約100ppm~約250,000ppm、より具体的には約400ppm~約80,000ppm、または約5,000ppm~約40,000ppmの範囲の濃度を提供する。
例示的なアミノ酸添加物には、少なくとも1つのアミノ官能基と少なくとも1つの酸性官能基とを含む任意の化合物が含まれる。例としては、アスパラギン酸、アルギニン、グリシン、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、テアニン、システイン、シスチン、アラニン、バリン、チロシン、ロイシン、アラビノース、トランス-4-ヒドロキシプロリン、イソロイシン、アスパラギン、セリン、リシン、ヒスチジン、オルニチン、メチオニン、カルニチン、アミノ酪酸(α-、β-、及び/またはδ-の各異性体)、グルタミン、ヒドロキシプロリン、タウリン、ノルバリン、サルコシン、及びそれらの塩形態、例えばナトリウム塩もしくはカリウム塩または酸性塩などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
例示的な量のアミノ酸は、甘味入り組成物の総重量に対し約10ppm~約50,000ppm、またはより具体的には、約1,000ppm~約10,000ppm、約2,500ppm~約5,000ppm、もしくは約250ppm~約7,500ppmの範囲の濃度を提供する。
例示的な糖酸添加物には、アルドン酸、ウロン酸、アルダル酸、アルギン酸、グルコン酸、グルクロン酸、グルカル酸、ガラクタル酸、ガラクツロン酸、及びそれらの塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩または生理学的に許容される他の塩)、ならびにその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
例示的なヌクレオチド添加物には、イノシン一リン酸(「IMP」)、グアノシン一リン酸(「GMP」)、アデノシン一リン酸(「AMP」)、シトシン一リン酸(cytosine monophosphate)(CMP)、ウラシル一リン酸(uracil monophosphate)(UMP)、イノシン二リン酸、グアノシン二リン酸、アデノシン二リン酸、シトシン二リン酸(cytosine diphosphate)、ウラシル二リン酸(uracil diphosphate)、イノシン三リン酸、グアノシン三リン酸、アデノシン三リン酸、シトシン三リン酸(cytosine triphosphate)、ウラシル三リン酸(uracil triphosphate)、それらのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩、及びその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本明細書に記載するヌクレオチドは、ヌクレオチド関連添加物、例えばヌクレオシドまたは核酸塩基(例えば、グアニン、シトシン、アデニン、チミン、ウラシル)などを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ヌクレオチドは、甘味料組成物中に存在して、甘味入り組成物の総重量に対し約5ppm~約1,000ppmの範囲の濃度を提供し得る。
例示的な有機酸添加物には、-COOH部分を含む任意の化合物、例えば、C2~C30カルボン酸、置換ヒドロキシルC2~C30カルボン酸、酪酸(エチルエステル)、置換酪酸(エチルエステル)、安息香酸、置換安息香酸(例えば、2,4-ジヒドロキシ安息香酸)、置換ケイ皮酸、ヒドロキシ酸、置換ヒドロキシ安息香酸、アニス酸置換シクロヘキシルカルボン酸(cyclohexyl carboxylic acid)、タンニン酸、アコニット酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、イソクエン酸、グルコン酸、グルコヘプトン酸、アジピン酸、ヒドロキシクエン酸、リンゴ酸、フルータリック酸(fruitaric acid)(リンゴ酸、フマル酸、及び酒石酸の混合物)、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、クロロゲン酸、サリチル酸、クレアチン、カフェ酸、胆汁酸、酢酸、アスコルビン酸、アルギン酸、エリソルビン酸、ポリグルタミン酸、グルコノデルタラクトン、及びそれらのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の誘導体などが挙げられる。さらに、有機酸添加物は、D型配置、L型配置のいずれであってもよい。有機酸の塩もまた意図される。例示的な実施形態では、有機酸またはその塩は、甘味料組成物中に、甘味料組成物の総重量に対し約10ppm~約5,000ppmの量で存在する。
例示的な無機酸添加物には、リン酸、亜リン酸、ポリリン酸、塩酸、硫酸、炭酸、ナトリウムリン酸二水素塩、及びそれらのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩(例えば、イノシトール六リン酸のMg/Ca塩)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
例示的な苦味化合物添加物には、カフェイン、キニーネ、尿素、ビターオレンジ油、ナリンギン、カシア、及びそれらの塩が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
例示的な香味料及び香味成分添加物には、バニリン、バニラ抽出物、マンゴ抽出物、シナモン、シトラス、ココナッツ、ショウガ、ビリジフロロール、アーモンド、メントール(ミント不含メントールを含む)、ブドウ果皮抽出物、及びブドウ種子抽出物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。いくつかの実施形態では、香味料は、甘味入り組成物、例えば、飲料などに存在する場合、甘味入り組成物の総重量に対し約0.1ppm~約4,000ppmの濃度を提供するために有効な量で甘味料組成物中に存在する。
例示的なポリマー添加物には、キトサン、ペクチン、ペクチン酸、ペクチニン酸、ポリウロン酸(polyuronic)、ポリガラクツロン酸、デンプン、食品ハイドロコロイドまたはその粗抽出物(例えば、アラビアガム(セネガル種)(Fibergum(商標))、アラビアガム(セヤル種)、カラギーナン)、ポリ-L-リシン(例えば、ポリ-L-a-リシンまたはポリ-L-e-リシン)、ポリ-L-オルニチン(例えば、ポリ-L-a-オルニチンまたはポリ-L-e-オルニチン)、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ(エチレングリコールメチルエーテル)、ポリアルギニン、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ポリエチレンイミン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、及びポリエチレングリコールアルギナート・ナトリウム(sodium polyethyleneglycolalginate)、ヘキサメタリン酸ナトリウム及びそれらの塩、ならびに他のカチオン性ポリマー及びアニオン性ポリマーが含まれる。いくつかの実施形態では、ポリマー添加物は、甘味入り組成物、例えば、飲料などに存在する場合、甘味入り組成物の総重量に対し約30ppm~約2,000ppmの濃度を提供するために有効な量で甘味料組成物中に存在する。
例示的なタンパク質またはタンパク質加水分解物の添加物には、ウシ血清アルブミン(BSA)、乳清タンパク質、可溶性の米タンパク質、大豆タンパク質、タンパク質分離物、タンパク質加水分解物、タンパク質加水分解物の反応生成物、糖タンパク質、ならびに/またはアミノ酸を含有するプロテオグリカン、コラーゲン(例えば、ゼラチン)、部分的に加水分解されたコラーゲン(例えば、加水分解された魚コラーゲン)、及びコラーゲン加水分解物(例えば、ブタのコラーゲン加水分解物)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。いくつかの実施形態では、タンパク質加水分解物は、甘味入り組成物、例えば、飲料などに存在する場合、甘味入り組成物の総重量に対し約200ppm~約50,000ppmの濃度を提供するために有効な量で甘味料組成物中に存在する。
例示的な界面活性剤添加物には、ポリソルベート(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアート(ポリソルベート80)、ポリソルベート20、ポリソルベート60)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸(dioctyl sulfosuccinate)またはジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(dioctyl sulfosuccinate sodium)、ドデシル硫酸ナトリウム、塩化セチルピリジニウム(ヘキサデシルピリジニウムクロリド)、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、コール酸ナトリウム、カルバモイル、塩化コリン、グリココール酸ナトリウム、タウロデオキシコール酸ナトリウム、ラウリン酸アルギナート(lauric arginate)、ステアロイル乳酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、レシチン、ショ糖オレアートエステル、スクロースステアラートエステル、ショ糖パルミチン酸エステル、スクロースラウリン酸エステル、及び他の乳化剤等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。いくつかの実施形態では、界面活性剤添加物は、甘味入り組成物、例えば、飲料などに存在する場合、甘味入り組成物の総重量に対し約30ppm~約2,000ppmの濃度を提供するために有効な量で甘味料組成物中に存在する。
例示的なフラボノイド添加物は、フラボノール、フラボン、フラバノン、フラバン-3-オール、イソフラボン、またはアントシアニジンに分類されている。フラボノイド添加物の非限定的な例には、カテキン(例えば、緑茶抽出物、例えばPolyphenon(商標)60、Polyphenon(商標)30、及びPolyphenon(商標)25(Mitsui Norin Co.、Ltd.、Japan)など)、ポリフェノール、ルチン(例えば、酵素修飾ルチンSanmelin(商標)AO(San-fi Gen F.F.I.、Inc.、Osaka、Japan))、ネオヘスペリジン、ナリンギン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。いくつかの実施形態では、フラボノイド添加物は、甘味入り組成物、例えば、飲料などに存在する場合、甘味入り組成物の総重量に対し約0.1ppm~約1,000ppmの濃度を提供するために有効な量で甘味料組成物中に存在する。
例示的なアルコール添加物にはエタノールが挙げられるが、これに限定されるものではない。いくつかの実施形態では、アルコール添加物は、甘味入り組成物、例えば、飲料などに存在する場合、甘味入り組成物の総重量に対し約625ppm~約10,000ppmの濃度を提供するために有効な量で甘味料組成物中に存在する。
甘味料組成物は、組成物に現実的または主観的(perceived)な健康上の利益を提供する1つ以上の機能性成分も含有し得る。機能性成分には、サポニン、抗酸化剤、食物繊維源、脂肪酸、ビタミン、グルコサミン、ミネラル、保存料、補水物質、プロバイオティクス、プレバイオティクス、体重管理剤、骨粗鬆症管理剤、フィトエストロゲン、長鎖の1価飽和脂肪族アルコール、フィトステロール及びその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
サポニンは、アグリコン環構造及び1つ以上の糖部分を含む植物の配糖体生成物である。非極性アグリコンと水溶性糖部分との組み合わせによりサポニンに界面活性特性が与えられ、そのために、水溶液にして振盪した場合に泡を形成させる。
本明細書で使用する「抗酸化剤」は、細胞及び生体分子に対する酸化損傷を阻害、抑制、または低減する任意の物質を指す。理論に拘束されることなく、抗酸化剤は、フリーラジカルが有害な反応を引き起こしてしまう前にそれらを安定化させることによって細胞または生体分子に対する酸化損傷を阻害、抑制、または低減すると考えられる。したがって、抗酸化剤は、一部の変性疾患の発症を予防または遅延し得る。
本開示の好適な抗酸化剤の例としては、ビタミン、ビタミン補因子、ミネラル、ホルモン、カロテノイド、カロテノイドテルペノイド、非カロテノイドテルペノイド、フラボノイド、フラボノイドポリフェノール類(例えば、バイオフラボノイド)、フラボノール、フラボン、フェノール、ポリフェノール、フェノールのエステル、ポリフェノールのエステル、非フラボノイドフェノール類、イソチオシアネート、及びその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。いくつかの実施形態では、抗酸化剤はビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ユビキノン、ミネラルセレン、マンガン、メラトニン、a-カロテン、β-カロテン、リコピン、ルテイン、ゼアンチン(zeanthin)、クリポキサンチン(crypoxanthin)、レセルバトール(reservatol)、オイゲノール、クエルセチン、カテキン、ゴシポール、ヘスペレチン、クルクミン、フェルラ酸、チモール、ヒドロキシチロソール、チュメリック(tumeric)、タイム、オリブ油、リポ酸、グルタチノン(glutathinone)、グタミン(gutamine)、シュウ酸、トコフェロール由来化合物、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、tert-ブチルヒドロキノン、酢酸、ペクチン、トコトリエノール、トコフェロール、補酵素Q10、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、カンタキサンチン(canthaxantin)、サポニン、リモノイド、ケンペドロール(kaempfedrol)、ミリセチン、イソラムネチン、プロアントシアニジン、クエルセチン、ルチン、ルテオリン、アピゲニン、タンゲリチン(tangeritin)、ヘスペレチン、ナリンゲニン、エロジクチオール(erodictyol)、フラバン-3-オール(例えば、アントシアニジン)、ガロカテキン、エピカテキン及びその没食子酸エステル形態、エピガロカテキン及びその没食子酸エステル形態(ECGC)、テアフラビン及びその没食子酸エステル形態、テアルビジン、イソフラボンフィトエストロゲン、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテイン、アニトシアニン(anythocyanin)、シアニジング(cyaniding)、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジン、ペツニジン、エラグ酸、没食子酸、サリチル酸、ロスマリン酸、ケイ皮酸及びその誘導体(例えば、フェルラ酸)、クロロゲン酸、キコル酸、ガロタンニン、エラジタンニン、アントキサンチン、ベータシアニン及び他の植物色素、シリマリン、クエン酸、リグナン、抗栄養素、ビリルビン、尿酸、R-a-リポ酸、N-アセチルシステイン、エンブリカニン(emblicanin)、リンゴ抽出物、リンゴ皮抽出物(アップルフェノン)、ルイボス抽出物レッド、ルイボス抽出物グリーン、ホーソンベリー抽出物、レッドラズベリー抽出物、グリーンコーヒー抗酸化剤(GCA)、アロニア抽出物20%、ブドウ種子抽出物(VinOseed)、ココア抽出物、ホップ抽出物、マンゴスチン抽出物、マンゴスチン外皮抽出物、クランベリー抽出物、ザクロ抽出物、ザクロ外皮抽出物、ザクロ種子抽出物、ホーソンベリー抽出物、ポメラザクロ抽出物、桂皮抽出物、ブドウ果皮抽出物、ビルベリー抽出物、松樹皮抽出物、ピクノジェノール、エルダーベリー抽出物、クワ根抽出物、クコの実(ゴジ)抽出物、ブラックベリー抽出物、ブルーベリー抽出物、ブルーベリー葉抽出物、ラズベリー抽出物、ウコン抽出物、シトラスバイオフラボノイド、クロスグリ、ショウガ、アサイー粉末、グリーンコーヒー豆抽出物、緑茶抽出物、及びフィチン酸、またはその組み合わせである。別の変更実施形態では、抗酸化剤は、例えばブチル化ヒドロキシトルエンまたはブチルヒドロキシアニソールなど合成の抗酸化剤である。本開示の好適な抗酸化剤の他の供給源には、果物、野菜、茶、ココア、チョコレート、スパイス、ハーブ、米、家畜の内臓肉、酵母、全粒穀物、または穀粒が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
特定の抗酸化剤は、ポリフェノール(「ポリフェノール類」としても知られる)と呼ばれる植物栄養素の分類に属し、1分子当たりフェノール基が2つ以上存在することを特徴とする、植物に見られる一群の化学物質である。例えば、癌、心疾患、及び慢性炎症性疾患の予防ならびに精神的強さ及び身体的強さの改善など、健康上のさまざまな利益がポリフェノールからもたらされ得る。好適なポリフェノールには、カテキン、プロアントシアニジン、プロシアニジン、アントシアニン、クエルセリン(quercerin)、ルチン、レセルバトロール(reservatrol)、イソフラボン、クルクミン、プニカラギン、エラジタンニン、ヘスペリジン、ナリンギン、シトラスフラボノイド、クロロゲン酸、他の類似物質、及びその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
組成及び結合のいずれにおいても有意に異なる構造を有する多数の高分子炭水化物が食物繊維の定義に含まれる。そのような化合物は当業者に周知であり、それらの非限定的な例としては、非デンプン多糖、リグニン、セルロース、メチルセルロース、ヘミセルロース、β-グルカン、ペクチン、ゴム、ムシレージ(mucilage)、ワックス、イヌリン、オリゴ糖、フルクトオリゴ糖、シクロデキストリン、キチン、及びその組み合わせが挙げられる。
本明細書で使用する場合、「脂肪酸」とは、任意の直鎖モノカルボン酸を指し、それらには、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸、脂肪酸前駆体(オメガ-9脂肪酸前駆体を含む)、及びエステル化脂肪酸が含まれる。本明細書で使用する場合、「長鎖の多価不飽和脂肪酸」は、長い脂肪族末端を有する任意の多価不飽和のカルボン酸または有機酸を指す。本明細書で使用する場合、「オメガ-3脂肪酸」は、第1の二重結合を、その炭素鎖のメチル末端から3番目の炭素-炭素結合として有している任意の多価不飽和脂肪酸を指す。特定の実施形態では、オメガ-3脂肪酸は長鎖オメガ-3脂肪酸を含んでよい。本明細書で使用する場合、「オメガ-6脂肪酸」は、第1の二重結合を、その炭素鎖のメチル末端から6番目の炭素-炭素結合として有している任意の多価不飽和脂肪酸を指す。
本明細書で使用する場合、少なくとも1つのビタミンは、本明細書で提供する甘味料及び甘味入り組成物用の機能性成分としての単一ビタミンまたは複数ビタミンのいずれであってもよい。一般に、本開示の特定の実施形態によれば、少なくとも1つのビタミンは、甘味料組成物または甘味入り組成物中に健康及びウェルネスの増進に十分な量で存在する。
ビタミンは、正常な機能のために人体に少量必要とされる有機化合物である。体は、炭水化物及びタンパク質のような他の栄養素の場合とは異なり、ビタミンを分解せずに使用する。現在までのところ、13種のビタミンが認識されており、1つ以上を本明細書の機能性の甘味料及び甘味入り組成物に使用できる。好適なビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンBl、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、ビタミンB12、及びビタミンCが挙げられる。ビタミンの多くには別の化学名も付いており、それらの非限定的な例は以下に記載されている。
ある実施形態では、機能性成分は、グルコサミンまたはコンドロイチン硫酸を含む。キトサミンとも呼ばれるグルコサミンは、グリコシル化されたタンパク質及び脂質を生化学的に合成する上で重要な前駆体であると考えられているアミノ糖である。D-グルコサミンはグルコサミン-6-リン酸の形態で軟骨に存在し、フルクトース-6-リン酸とグルタミンから合成される。ただし、グルコサミンは他の形態でも利用可能であり、その非限定的な例としては、グルコサミン塩酸塩、グルコサミン硫酸塩、N-アセチル-グルコサミン、もしくは任意の他の塩形態またはその組み合わせが挙げられる。
ある実施形態では、機能性成分は少なくとも1つのミネラルを含む。ミネラルは生体が必要とする無機化学元素を含む。ミネラルは広範な組成(例えば、元素、単塩、及び複合ケイ酸塩)で構成され、結晶構造も大きく異なる。それらは、食品及び飲料中に天然に含まれていても、栄養補助食品として追加されても、または食品もしくは飲料とは別に消費または投与されてもよい。本開示の特定の実施形態では、ミネラルは、多量ミネラル、微量ミネラルまたはその組み合わせから選ばれる。多量ミネラルの非限定的な例には、カルシウム、塩素、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、及びイオウが挙げられる。微量ミネラルの非限定的な例には、クロム、コバルト、銅、フッ素、鉄、マンガン、モリブデン、セレン、亜鉛、及びヨウ素が挙げられる。ヨウ素は一般には微量ミネラルに分類されるが、他の微量ミネラルよりも大量に必要とされるので、しばしば多量ミネラルの分類に入れられる。
ある実施形態では、機能性成分は少なくとも1つの保存料を含む。本開示の特定の実施形態では、保存料は、抗菌薬、抗酸化剤、抗酵素剤またはその組み合わせから選ばれる。抗菌薬の非限定的な例には、亜硫酸、プロピオン酸塩、安息香酸塩、ソルビン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、バクテリオシン、塩、糖、酢酸、二炭酸ジメチル(DMDC)、エタノール、及びオゾンが挙げられる。
ある実施形態では、機能性成分は少なくとも1つの補水物質である。補水製品は、排泄により失われた体液の補充で身体を助ける。特定の実施形態では、補水製品は、運動中に失われた体液の補充で身体を助ける組成物である。したがって、特定の実施形態では、補水製品は電解質であり、その非限定的な例としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、リン酸塩、重炭酸塩、及びその組み合わせが挙げられる。本開示の特定の実施形態では、補水製品は、筋肉により燃焼された貯蔵エネルギーを補う炭水化物である。別の特定の実施形態では、補水物質は、細胞に水分を補給する少なくとも1つのフラバノールである。フラバノールは、植物に存在する物質群の一種であり、一般には、1つ以上の化学部分に結合した2-フェニルベンゾピロン(phenylbenzopyrone)分子骨格を含む。特定の実施形態では、補水物質は、運動の持久力を高めるグリセロール溶液を含む。グリセロール含有溶液を摂取すると、有益な生理的効果、例えば、血液量増加、低心拍数、及び低直腸温などがもたらされることが示されている。
ある実施形態では、機能性成分は、少なくとも1つのプロバイオティクス、プレバイオティクス及びその組み合わせを含む。プロバイオティクスは、有効量で消費された場合に健康に利益をもたらす微生物を含む。望ましくは、プロバイオティクスは、人体の腸管細菌叢に有益な影響を与え、栄養とは別に健康上の利益を付与する。プロバイオティクスには、限定することなく、細菌、酵母、及び真菌類が含まれ得る。プロバイオティクスの例としては、ヒトに有益な効果を付与する、Lactobacilli属、Bifidobacteria属、Streptococci属の細菌、またはその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。プレバイオティクスは、腸内の有益な細菌の増殖を促進する組成物である。
ある実施形態では、機能性成分は少なくとも1つの体重管理物質である。本明細書で使用する場合、「体重管理物質」には、食欲抑制物質及び/または熱産生物質が含まれる。本明細書で使用する場合、「食欲抑制物質」、「食欲飽満組成物」、「満腹物質」、及び「満腹成分」という語句は同義語である。語句「食欲抑制物質」とは、主要栄養素、ハーブ抽出物、外因性ホルモン、食欲減退物質、食欲不振誘発物質、医薬品、及びその組み合わせであり、有効量で送達された場合に、人の食欲の抑制、阻害、低下、そうでなければ減退をもたらすものを表す。語句「熱産生物質」には、主要栄養素、ハーブ抽出物、外因性ホルモン、食欲減退物質、食欲不振誘発物質、医薬品、及びその組み合わせであり、有効量で送達された場合に人の熱産生または代謝の活性化、そうでなければ増強をもたらすものを表す。
ある実施形態では、機能性成分は少なくとも1つの骨粗鬆症管理物質である。ある実施形態では、骨粗鬆症管理物質は少なくとも1つのカルシウム源である。特定の実施形態によると、カルシウム源は、カルシウムの塩錯体、可溶化種、及び他の形態など、カルシウムを含有する任意の化合物である。特定の実施形態によると、骨粗鬆症管理物質はマグネシウム源である。マグネシウム源は、マグネシウムの塩錯体、可溶化種、及び他の形態など、マグネシウムを含有する任意の化合物である。他の実施形態では、骨粗鬆症物質は、ビタミンD、C、K、それらの前駆体及び/またはベータカロチンならびにその組み合わせから選ばれる。
ある実施形態では、機能性成分は少なくとも1つのフィトエストロゲンである。一実施形態では、甘味料組成物は少なくとも1つのフィトエストロゲンを含む。本明細書で使用する場合、「フィトエストロゲン」は、体内に導入された場合に、程度を問わずエストロゲン様の作用を引き起こす任意の物質を指す。本開示の実施形態に好適なフィトエストロゲンの例としては、イソフラボン、スチルベン、リグナン、レソルサイクリック酸ラクトン(resorcyclic acid lactone)、クメスタン、クメストロール、エクオール、及びその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
イソフラボンは、ポリフェノールと呼ばれる植物栄養素群に属する。一般に、ポリフェノール(「ポリフェノール類」としても知られる)は、1分子当たりフェノール基が2つ以上存在することを特徴とする、植物に見られる一群の化学物質である。本開示の実施形態による好適なフィトエストロゲンイソフラボンには、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテイン、ビオカニンA、ホルモノネチン、それら各々の配糖体及び配糖体複合体、マタイレシノール、セコイソラリシレシノール、エンテロラクトン、エンテロジオール、組織上植物タンパク質、及びその組み合わせが挙げられる。
ある実施形態では、機能性成分は少なくとも1つの長鎖の1価飽和脂肪族アルコールである。本開示の特定の実施形態で使用するための特定の長鎖1価飽和脂肪族アルコールの非限定的例としては、炭素原子8個の1-オクタノール、炭素9個の1-ノナノール、炭素原子10個の1-デカノール、炭素原子12個の1-ドデカノール、炭素原子14個の1-テトラデカノール、炭素原子16個の1-ヘキサデカノール、炭素原子18個の1-オクタデカノール、炭素原子20個の1-エイコサノール、炭素22個の1-ドコサノール、炭素24個の1-テトラコサノール、炭素26個の1-ヘキサコサノール、炭素27個の1-ヘプタコサノール、炭素28個の1-オクタノソール(octanosol)、炭素29個の1-ノナコサノール、炭素30個の1-トリアコンタノール、炭素32個の1-ドトリアコンタノール、及び炭素34個の1-テトラコンタノールが挙げられる。
ある実施形態では、機能性成分は少なくとも1つのフィトステロール、フィトスタノールまたはその組み合わせである。本明細書で使用する場合、「スタノール」、「植物スタノール」及び「フィトスタノール」という語句は同義である。ステロールは、C-3にヒドロキシル基を有するステロイドのサブグループである。一般に、フィトステロールは、コレステロール同様、ステロイド核内に二重結合を有するが、フィトステロールは、C-24に置換側鎖(R)、例えば、エチル基もしくはメチル基、またはさらなる二重結合なども含み得る。フィトステロールの構造は当業者に周知である。当業者に周知のフィトステロールには、4-デスメチルステロール(例えば、β-シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラッシカステロール、22-デヒドロブラッシカステロール(dehydrobrassicasterol)、及びΔ5-アベナステロール)、4-モノメチルステロール、及び4,4-ジメチルステロール(トリテルペンアルコール)(例えば、シクロアルテノール、24-メチレンシクロアルタノール、及びシクロブラノール)が挙げられる。フィトスタノールの例には、β-シトスタノール、カンペスタノール、シクロアルタノール、及び他のトリテルペンアルコールの飽和形態が挙げられる。
一般に、甘味料組成物または甘味入り組成物中の機能性成分の量は、特定の甘味料組成物または甘味入り組成物及び所望の機能性成分に応じて大きく異なる。当業者は、甘味料組成物または甘味入り組成物それぞれについての機能性成分の適切量を容易に確認するであろう。
化合物SG201~204が含まれるステビオール配糖体、または化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物は、任意の既知の食用材料(本明細書では「甘味付与可能な組成物」とする)、または摂取及び/またはヒトもしくは動物の口との接触が意図される他の組成物に導入可能であり、それらには、例えば、医薬組成物、食用ゲルミックス及び組成物、歯科及び口腔衛生用組成物、食料品(糖菓、調味料、チューインガム、穀物組成物、焼成品、焼成用品、調理補助品、乳製品、及び卓上甘味料組成物)、飲料、及び他の飲料製品(例えば、飲料ミックス、飲料濃縮物等)などがある。
一実施形態では、甘味入り組成物は、甘味付与可能な組成物、及び化合物SG201~204の1つ以上などさらなるステビオール配糖体を含む成分に由来する。別の実施形態では、甘味入り組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む成分に由来する。甘味入り組成物には、任意選択で、1つ以上の添加物、液状担体、結合剤、甘味料、機能性成分、他のアジュバント、及びその組み合わせが含まれ得る。
一実施形態では、医薬組成物は、薬理学的に活性な物質(そのプロドラッグ型を含む)及び化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含有する。別の実施形態では、医薬組成物は、薬理学的に活性な物質及び化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含有する。ステビオール配糖体甘味料組成物は、賦形材料として医薬組成物中に存在し得、薬理学的に活性な物質または別の賦形材料の苦味もしくは望ましくない味を覆い隠すことができる。医薬組成物は、錠剤、カプセル、液体、エアロゾル、粉末、発泡性の錠剤もしくは粉末、シロップ、エマルジョン、懸濁液、溶液といった形態、または患者に医薬組成物を提供するための他の任意の形態であってよい。特定の実施形態では、医薬組成物は、経口投与、頬側投与、舌下投与のための形態、または当該技術分野で公知の他の任意の投与経路のための形態であってよい。
本明細書で言及する場合、「薬理学的に活性な物質」は、任意の薬物、製剤、薬品、予防薬、治療剤、または生物学的活性を有する他の物質を意味する。薬理学的に活性な物質には、これらのプロドラッグ型も含まれる。本明細書における「賦形材料」とは、含まれている薬理学的に活性な物質(複数可)と組み合わせて使用される、薬理学的に活性な組成物(そのプロドラッグを含む)で使用される任意の他の成分を指す。賦形剤としては、活性成分のビヒクルとして使用される不活性物質、例えば、薬理学的に活性な物質の取扱い、安定性、分散性、湿潤性、及び/または放出動態を容易にする任意の物質などが含まれるが、これらに限定されるものではない。
好適な薬理学的に活性な物質には、胃腸管もしくは消化器系用、心血管系用、中枢神経系用、疼痛もしくは意識用、筋骨格障害用、目用、耳用、鼻及び中咽頭用、呼吸器用、内分泌問題用、生殖器系もしくは泌尿器系用、避妊用、産婦人科用、皮膚用、感染症及び寄生虫症用、免疫学用、アレルギー性障害用、栄養用、腫瘍性疾患用、診断用、安楽死用、または他の生物学的機能もしくは障害用の薬剤が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本開示の実施形態に好適な薬理学的に活性な物質の例としては、制酸薬、還流抑制剤、整腸剤、抗ドーパミン薬、プロトンポンプ阻害薬、細胞保護剤、プロスタグランジン類似体、緩下剤、鎮痙薬、止痢薬、胆汁酸捕捉薬、オピオイド、ベータ受容体遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、利尿薬、強心配糖体、抗不整脈薬、硝酸塩、抗狭心症薬、血管収縮剤、血管拡張薬、末梢活性剤、ACE阻害薬、アンジオテンシン受容体遮断薬、アルファ遮断薬、抗凝血剤、ヘパリン、抗血小板薬、線維素溶解剤、抗血友病因子、止血剤、脂質低下剤、スタチン類、催眠剤、麻酔剤、統合失調症薬、抗うつ薬、制吐薬、抗痙攣薬、抗てんかん薬、抗不安薬、バルビツール酸塩、運動障害薬、興奮剤、ベンゾジアゼピン、シクロピロロン、ドーパミン拮抗薬、抗ヒスタミン薬、コリン作動薬、抗コリン薬、催吐薬、カンナビノイド、鎮痛薬、筋弛緩剤、抗生物質、アミノグリコシド、抗ウィルス剤、抗真菌薬、抗炎症剤、抗緑内障薬(anti-gluacoma drug)、交感神経作用薬、ステロイド、耳垢溶解薬、気管支拡張剤、NSAIDS、鎮咳薬、粘液溶解薬、うっ血除去剤、コルチコステロイド、アンドロゲン、抗アンドロゲン薬、ゴナドトロピン、成長ホルモン、インスリン、糖尿病治療薬、甲状腺ホルモン、カルシトニン、ジホスポナート(diphosponate)、バソプレシン類似体、アルカリ化剤、キノロン、抗コリンエステラーゼ、シルデナフィル、経口避妊薬、ホルモン補充療法、骨調節物質、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、ガモレン酸、プロゲストゲン、ドーパミン作動薬、エストロゲン、プロスタグランジン、ゴナドレリン、クロミフェン、タモキシフェン、ジエチルスチルベストロール、抗ハンセン病薬、抗結核薬、抗マラリア薬、駆虫薬、抗原虫薬、抗血清、ワクチン、インターフェロン、強壮剤、ビタミン、細胞障害性薬物、性ホルモン、アロマターゼ阻害薬、ソマトスタチン阻害剤、もしくは同種の物質、またはその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。そのような成分は一般に安全であると認められており(GRAS)、かつ/または米国食品医薬品局(FDA)により承認されている。
医薬組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物に加えて、他の薬理学的に許容される賦形材料を含んでもよい。本開示の実施形態に好適な賦形材料の他の例としては、他の甘味化合物、接着防止剤(antiadherent)、結合剤(例えば、微結晶セルロース、トラガカントゴム、またはゼラチン)、液状担体、コーティング剤、崩壊剤、賦形剤、希釈剤、軟化剤、乳化剤、香味剤、着色剤、補助剤、滑沢剤、機能性物質(例えば、栄養)、粘稠剤、増量剤・充填剤、流動化剤(例えば、コロイド状二酸化ケイ素)表面活性薬、浸透剤、希釈剤、もしくは他の任意の非活性成分、またはその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。例えば、本開示の医薬組成物には、炭酸カルシウム、着色剤、漂白剤、保存料、及び香味料からなる群から選択される賦形材料、トリアセチン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸塩、天然もしくは人工香味料、精油、植物抽出物、果実エッセンス、ゼラチン、またはその組み合わせが含まれ得る。
一実施形態では、食用ゲルまたは食用ゲルミックスは、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む。食用ゲルまたは食用ゲルミックスには、任意選択で、添加物、機能性成分またはその組み合わせが含まれ得る。化合物SG201~204の1つ、または化合物SG201~204の2つ以上と1つ以上の他のステビオール配糖体、例えばRebDもしくはRebMなどとの混合物は、本開示の甘味料組成物を構成することができる。しかし、多くの実施形態では、甘味料組成物は、化合物SG201、SG202、SG203もしくはSG204のうちの1つ、または化合物SG201~204の2つ以上と、RebDもしくはRebMのような1つ以上の他のステビオール配糖体、及びステビオール配糖体ではない1つ以上の他成分(複数可)との混合物を含む。
食用ゲルは、ヒトまたは動物が食することのできるゲルである。ゲルは、固形のゼリー様物質の外観を呈することが多い。特定の実施形態で使用するための食用ゲル組成物の非限定的例としては、ゲルデザート、プディング、ゼリー、ペースト、トライフル、アスピック、マシュマロ、グミキャンディなどが挙げられる。食用ゲルミックスは一般に、粉末または顆粒状の固体であり、これに液体を加えて食用ゲル組成物を形成してよい。市場で見られる食用ゲル製品は典型的に、ショ糖で甘味が付与されているので、低カロリーまたはノンカロリーの代替物を提供するため、代替的甘味料を用いて食用ゲルに甘味を付与することが望ましい。
特定の実施形態で使用するためのゲル化成分の非限定的例としては、ゼラチン、アルギン酸塩、カラギーナン、ゴム、ペクチン、コンニャク、寒天、食物酸、レンネット、デンプン、デンプン誘導体、及びその組み合わせが挙げられる。食用ゲルミックスまたは食用ゲル組成物に使用するゲル化成分の量は、多数の因子、例えば使用する特定のゲル化成分、使用する特定の液体ベース、及び所望のゲル特性などに応じて大幅に異なることは当業者に周知である。
化合物SG201~204が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物、及びゲル化剤に加え、他の成分を使用して、食用ゲルミックス及び食用ゲルを調製してよい。特定の実施形態で使用するための他成分の非限定的例としては、食物酸、食物酸の塩、緩衝系、充填剤、捕捉剤、架橋剤、1つ以上の香味料、1つ以上の着色剤、及びその組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、歯科用組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む。歯科用組成物は一般に、活性歯科用物質及び基剤物質を含む。化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物は、歯科用組成物に甘味を付与する基剤物質として使用できる。歯科用組成物は、例えば、口中清涼剤、うがい剤、口中洗浄剤、練り歯磨き、歯の研磨剤、歯磨剤、マウススプレー、歯のホワイトニング剤、デンタルフロス、1つ以上の口腔内の適応(例えば、歯肉炎)を治療する組成物等などの、口腔で使用する任意の経口組成物形態であってよい。
本明細書で言及する場合、「活性歯科用物質」は、歯または歯茎の美的外観及び/または健康を改善するため、またはう蝕を予防するために使用できる任意の組成物を意味する。本明細書で言及する場合、「基剤物質」は、活性な歯科用物質のビヒクルとして使用される任意の不活性物質、例えば、活性な歯科用物質の取扱い、安定性、分散性、湿潤性、泡立ち、及び/または放出動態を容易にする任意の物質などを指す。
本開示の実施形態に好適な活性歯科用物質には、歯垢を除去する物質、歯から食物を除去する、口臭の除去及び/またはマスキングのための物質、虫歯を予防する物質、及び歯茎の疾患(すなわち、歯肉)を予防する物質が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本開示の実施形態に好適な活性歯科用物質の例としては、う蝕予防薬、フッ化物、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一スズ、過酸化水素、過酸化カルバミド(すなわち、過酸化尿素)、抗菌剤、歯垢除去剤、しみ抜き剤、抗歯石剤、研磨剤、重曹、過炭酸塩、アルカリ及びアルカリ土類金属の過ホウ酸塩、もしくは同種の物質、またはその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。そのような成分は一般に安全であると認められており(GRAS)、かつ/または米国食品医薬品局(FDA)により承認されている。
特定の実施形態では、歯科用組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物及び活性歯科用物質を含む。一般に、甘味料の量は、特定の歯科用組成物の性質、及び所望される甘味の程度によって大きく異なる。当業者は、そのような歯科用組成物に対する甘味料の好適な量を判断することができるであろう。特定の実施形態では、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体は、歯科用組成物の約1~約5,000ppmの範囲の総量で歯科用組成物中に存在し、少なくとも1つの添加物が、歯科用組成物の約0.1~約100,000ppmの範囲の量で歯科用組成物中に存在する。
食料品には、糖菓、調味料、チューインガム、穀類、焼成品、及び乳製品が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
一実施形態では、糖菓は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む。本明細書で言及する場合、「糖菓」とは、砂糖菓子、キャンディ、菓子類、または類似の語を意味し得る。糖菓は一般に、ベース組成物成分及び甘味料成分を含有する。化合物SG201~204Nなどのステビオール配糖体を含む甘味料組成物は甘味料成分として使用され得る。糖菓は、典型的に糖が豊富であると知覚されるかまたは典型的に甘い任意の食物形態であってよい。本開示の特定の実施形態によれば、糖菓は、ペイストリーなどのベーカリー製品;ヨーグルト、ゼリー、飲用ゼリー、プディング、ババロア、ブラマンジェ、ケーキ、ブラウニー、ムース等、ティータイムまたは食後に食べる甘味入り食品などのデザート;冷凍食品;冷たい糖菓、例えば、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスなどのアイスクリームタイプ(甘味料及び他の各種の原料を乳製品に添加し、得られた混合物を攪拌して冷凍した食品)、及びシャーベット、デザートアイス等などのアイス糖菓タイプ(他の各種の原料を砂糖を含む液体に添加し、得られた混合物を攪拌して冷凍した食品);一般的な糖菓、例えば、クラッカー、ビスケット、餡入りバンズ、ハルバ、アルファホル等の焼き糖菓または蒸し糖菓;餅及び米菓;卓上用製品;チューインガム(例えば、実質的に水不溶性のチュアブルガムベース、例えば、チクルまたはその代替品、例えば、ジェツロン(jetulong)、グッタカイ(guttakay)ゴムまたは特定の食用植物に由来するかもしくはそれから合成した樹脂もしくはワックスなどを含んでいる、組成物など)、ハードキャンディー、ソフトキャンディー、ミント、ヌガーキャンディー、ゼリービーンズ、ファッジ、トフィー、タフィー、スイスミルクタブレット、リコリス・キャンディー、チョコレート、ゼラチンキャンディー、マシュマロ、マジパン、ディヴィニティー、綿菓子等のような一般的な砂糖菓子;果実風味ソース、チョコレートソース等などのソース;食用ゲル;バタークリーム、小麦粉ペースト、ホイップクリーム等などのクリーム;イチゴジャム、マーマレード等などのジャム;及び甘いパン等などのパン、または他のデンプン製品、ならびにこれらの組み合わせであってよい。本明細書で言及する場合、「ベース組成物」は、食品であり得ると共に甘味料成分を担持するマトリックスを提供する任意の組成物を意味する。
特定の実施形態では、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体は、糖菓の約30ppm~約6000ppm、または糖菓の約1ppm~約10,000ppmまたは糖菓の約10ppm~約5000ppm、約500ppm~約5000ppm、約100ppm~約5000ppm、約100ppm~約7000ppm、約200ppm~約4000ppm、約500ppm~7500ppm、約1000ppm~約8000ppm、約2000ppm~約5000ppm、約3000ppm~約7000ppmもしくは約4000ppm~約6000ppmの範囲の量で糖菓に存在する。
別の実施形態では、調味料は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む。別の実施形態では、調味料は、化合物SG201~204が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む。本明細書で使用する場合、調味料は、食物または飲料の風味を高めるかまたは改善する組成物である。調味料の非限定的な例としては、ケチャップ(ketchup)(ケチャップ((catsup)));カラシ;バーベキューソース;バター;チリソース;チャツネ;カクテルソース;カレー;ディップ;フィッシュソース;西洋ワサビ;ホットソース;ゼリー、ジャム、マーマレード、または保存食品;マヨネーズ;ピーナツバター;薬味;レムラード;サラダドレッシング(例えば、油及び酢、シーザー、フレンチ、ランチ、ブルーチーズ、ロシアン、サザンアイランド、イタリアン、及びバルサミコ酢ビネグレット)、サルサ;ザワークラウト;醤油;ステーキソース;シロップ;タルタルソース;及びウースターソースが挙げられる。
一実施形態では、チューインガム組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む。チューインガム組成物は一般に、水溶性の部分と水不溶性のチュアブルガムベース部分とを含む。典型的に甘味料または甘味料組成物が含まれる水溶性部分は、噛んでいる間、ある期間にわたり香味剤の一部と共に消失するが、不溶性のガムベース部分は口の中に残る。一般に不溶性のガムベースによって、ガムをチューインガムとみなすか、風船ガムとみなすか、または機能性ガムとみなすかが決定される。
特定の実施形態では、チューインガム組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物とガムベースとを含む。特定の実施形態では、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体は、チューインガム組成物の約1ppm~約10,000ppmの範囲の総量でチューインガム組成物中に存在する。
一実施形態では、穀物組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む。穀物組成物は典型的に、主食または軽食として食べられる。特定の実施形態で使用するための穀物組成物の非限定的例としては、インスタント穀物及びホットシリアルが挙げられる。インスタント穀物は、消費者がさらに加工(すなわち、調理)することなく食べてよい穀物である。インスタント穀物の例には、朝食用シリアル及びスナックバーが挙げられる。朝食用シリアルは典型的に、細切り状、フレーク状、パフ状、または押出された形態を生じるよう加工される。朝食用シリアルは一般に、冷たいままで食べられ、乳及び/または果実と混ぜられることが多い。スナックバーには、例えば、エネルギーバー、餅、グラノーラバー、及び栄養バーが含まれる。ホットシリアルは一般に、通常は乳または水で調理してから食べるものである。ホットシリアルの非限定的な例としては、グリッツ、ポリッジ、ポレンタ、米、及びロールドオートが挙げられる。
化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物は、例えば、ステビオール配糖体を含む甘味料と食品グレードの油とを合わせ、この混合物を穀物に塗布するといったようにして、コーティングとして穀物組成物に加えることができる。異なる実施形態では、ステビオール配糖体を含む甘味料組成物と食品グレードの油とは、油または甘味料のどちらかを最初に塗布して、別々に穀物に塗布してよい。ステビオール配糖体を含む甘味料組成物を、艶出しとして穀物組成物に加えることもできる。ステビオール配糖体は、艶出し剤と食品グレードの油または脂とを合わせ、この混合物を穀物に塗布することにより艶出しとして加えることができる。さらに別の実施形態では、例えば、アラビアガム、カルボキシメチルセルロース、またはアルギンなどのガム系を艶出しに加えて、構造的な支持を提供してよい。さらに、艶出しは、着色剤を含んでもよく、また、香味を含んでもよい。ステビオール配糖体を含む甘味料組成物は、穀物組成物に糖衣として加えることもできる。そのような一実施形態では、ステビオール配糖体を含む甘味料組成物と水及び糖衣剤と合わせた後、穀物に塗布する。
特定の実施形態では、ステビオール配糖体は、穀物組成物の約0.02~約1.5重量パーセントの範囲の量で穀物組成物中に存在する。
別の実施形態では、焼成品は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む。本明細書で使用する場合、焼成品には、食べられる状態になった食品、ならびに食べる前に準備を必要とする、焼く状態になった製品、穀粉、及びミックスをすべてが含まれる。焼成品の非限定的な例としては、ケーキ、クラッカー、クッキー、ブラウニー、マフィン、ロールケーキ、ベーグル、ドーナツ、シュトルーデル、ペストリー、クロワッサン、ビスケット、パン、パン製品、及びバンズが挙げられる。
例示的な焼成品は、3群に分類することができ、すなわち、パンタイプの生地(dough)(例えば、白パン、多種多様なパン、ソフトバンズ、ハードロール、ベーグル、ピザ生地、及びフラワートルティーヤ)と、甘い生地(例えば、デニッシュ、クロワッサン、クラッカー、パフペストリー、パイクラスト、ビスケット、及びクッキー)と、バッター(batter)(例えば、スポンジケーキ、パウンドケーキ、デビルズフードケーキ、チーズケーキ、及びレイヤーケーキといったケーキ、ドーナツまたは酵母で膨らませた他のケーキ、ブラウニー、ならびにマフィン)とに分類できる。生地は一般に、穀粉ベースであることを特徴とし、バッターは水分の多いベースである。
本開示の特定の実施形態による焼成品は一般に、甘味料、水、及び脂肪の組み合わせを含む。本開示の多くの実施形態に従って作られる焼成品は、生地またはバッターを作るために穀粉も含有する。本明細書で使用する用語「生地」とは、練ったり巻いたりするために十分に固い、穀粉及び他の材料の混合物である。本明細書で使用する用語「バッター」は、穀粉、乳または水などの液体、及び他の材料からなり、スプーンから注いだり落としたりするために十分にゆるいものである。
一実施形態では、乳製品は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含む。本開示での使用に好適な乳製品及び乳製品の製造方法は、当業者に周知である。本明細書で使用する場合、乳製品は、乳または乳から製造される食料品を含む。本開示の実施形態での使用に好適な乳製品の非限定的な例としては、乳、ミルククリーム、サワークリーム、クレームフレーシュ、バターミルク、発酵バターミルク、粉乳、コンデンスミルク、エバミルク、バター、チーズ、カテージチーズ、クリームチーズ、ヨーグルト、アイスクリーム、フローズンカスタード、フローズンヨーグルト、ジェラート、ヴィア(via)、ピーマ(piima)、フィールミョルク、カイマック、ケフィア、ヴィーリ、クミス、アイラグ、アイスミルク、カゼイン、アイラン、ラッシー、コア(khoa)、またはその組み合わせが挙げられる。乳は、メスの哺乳類の乳腺によって分泌される、その子の栄養のための液体である。メスが乳を産生する能力は、哺乳類を定義する特徴の1つであり、新生児がより多様な食物を消化できるようになるまでの主要な栄養源を提供する。本開示の特定の実施形態では、乳製品は、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ウマ、ロバ、ラクダ、水牛、ヤク、トナカイ、ムース、またはヒトの生乳に由来する。
特に望ましい実施形態では、乳組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を乳製品と組み合わせて含む。特定の実施形態では、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体は、乳組成物の約200~約20,000重量パーセントの範囲の総量で乳組成物中に存在する。
化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含有している卓上甘味料組成物もまた本明細書で意図される。卓上組成物はさらに、多種多様な他の成分を含むことができ、それらには、少なくとも1つの充填剤、添加物、固結防止剤、機能性成分またはその組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。
好適な「充填剤」には、マルトデキストリン(10DE、18DE、または5DE)、コーンシロップ固体(20または36DE)、ショ糖、果糖、グルコース、転化糖、ソルビトール、キシロース、リブロース、マンノース、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、イソマルト、マルトース、タガトース、乳糖、イヌリン、グリセロール、プロピレングリコール、ポリオール、ポリデキストロース、フルクトオリゴ糖、セルロース及びセルロース誘導体等、及びその混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。さらに、本開示のさらに他の実施形態によれば、グラニュー糖(ショ糖)もしくは結晶果糖のようなカロリーのある他の甘味料、他の炭水化物、または糖アルコールは、カロリーがほとんど追加されることなく良好な含量均一性が得られるため、充填剤として使用することができる。
卓上甘味料組成物は、当該技術分野で公知の任意の形態で包装可能である。非限定的な形態には、粉末形態、顆粒状形態、パケット、錠剤、小袋、ペレット、キューブ、固形、及び液体が挙げられるが、これらに限定されるものではない。乾燥ブレンド卓上甘味料配合物中の化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体の量は異なり得る。特定の実施形態では、乾燥ブレンド卓上甘味料配合物は、ステビオール配糖体を、卓上甘味料組成物の約1%(w/w)~約10%(w/w)の量で含有してよい。
卓上甘味料組成物は、液体形態にまとめてよく、その場合、化合物SG201~204が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物と、液状担体とを組み合わせる。液体卓上機能性甘味料の好適な担体剤の非限定的例には、水、アルコール、ポリオール、水に溶解させたグリセリンベースまたはクエン酸ベース、及びその混合物が含まれる。
一実施形態では、甘味入り組成物は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む飲料製品である。本明細書で使用する場合、「飲料製品」は、そのまま飲める飲料、飲料濃縮物、飲料シロップ、フローズン飲料、または粉末飲料である。そのまま飲める飲料の好適なものには、炭酸飲料及び非炭酸飲料が含まれる。炭酸飲料には、強発泡性飲料、コーラ、レモンライムフレーバー発泡性飲料、オレンジフレーバー発泡性飲料、ブドウフレーバー発泡性飲料、イチゴフレーバー発泡性飲料、パイナップルフレーバー発泡性飲料、ジンジャーエール、ソフトドリンク及びルートビアが挙げられるが、これらに限定されるものではない。非炭酸飲料には、果実ジュース、果実フレーバージュース、ジュース飲料、ネクター、野菜ジュース、野菜フレーバージュース、スポーツドリンク、エネルギードリンク、強化飲料水、ビタミン強化水、ニアウォーター飲料(例えば、天然香味料または合成香味料を含む水)、ココナッツ水、ティータイプ飲料(例えば、紅茶、緑茶、ルイボス茶(red tea)、ウーロン茶)、コーヒー、ココアドリンク、乳成分含有飲料(例えば、乳飲料、乳成分含有コーヒー、カフェオレ、ミルクティ、フルーツミルク飲料)、穀物抽出物含有飲料、スムージー、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
別の実施形態では、飲料は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含有している甘味料組成物を含有し、その場合、ステビオール配糖体は、約1ppm~約10,000ppm、例えば、約25ppm~約800ppmなどの範囲の量で飲料中に存在する。別の実施形態では、ステビオール配糖体は、約100ppm~約600ppmの範囲の量で飲料中に存在する。さらに別の実施形態では、ステビオール配糖体は、約100~約200ppm、約100ppm~約300ppm、約100ppm~約400ppm、または約100ppm~約500ppmの範囲の量で飲料中に存在する。さらに別の実施形態では、ステビオール配糖体は、約300~約700ppm、例えば、約400ppm~約600ppmなどの範囲の量で飲料中に存在する。特定の実施形態では、ステビオール配糖体は、約500ppmの量で飲料中に存在する。
一実施形態では、組成物は飲料であり、配糖体総含量、または飲料中のRebA、RebB、RebM及び/またはRebD、ならびにSG201~204の1つ以上の総量は、約50~1500ppm、または100~1200ppm、200~1000ppm、300~900ppm、350~800ppm、400~600ppm、または450~550ppmである。一実施形態では、RebD、RebM、RebG、RebO、RebN、及び/もしくはRebE以外のステビオール配糖体、RebA、RebB、RebD及び/もしくはRebM以外のステビオール配糖体、またはRebM及び/もしくはRebD以外のステビオール配糖体、例えば化合物SG201~204の1つ以上などは、約少なくとも0.001ppm~約1000ppm、例えば、約1~800ppm、1~600ppm、1~500ppm、50ppm~500ppm、10~100ppm、100~600ppm、200~500ppm、300~400ppm、0.1~10ppm、または0.1~50ppmで飲料中に存在し、これには、少なくとも0.001ppm、0.01ppm、0.1ppm、1ppm、5ppm、10ppm、20ppm、30ppm、40ppm、50ppm、125ppm、150ppm、150ppm、175ppm、または200ppmが含まれる。一実施形態では、RebD、RebM、RebG、RebO、RebN、及び/もしくはRebE以外のステビオール配糖体、RebA、RebB、RebD及び/もしくはRebM以外のステビオール配糖体、またはRebM及び/もしくはRebB以外のステビオール配糖体、例えば、化合物SG201~204の1つ以上などの化合物は、約1~600ppm、10~400ppm、50~200ppm、75~150ppm、5~200ppm、10~100ppm、20~90ppm、30~80ppm等で飲料中に存在する。
フローズン飲料の例には、アイシー、フローズンカクテル、ダイキリ、ピニャ・コラーダ、マルガリータ、ミルクセーキ、フローズンコーヒー、フローズンレモネード、グラニータ、及びスラッシーが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
飲料濃縮物及び飲料シロップは、初期量の液体マトリックス(例えば、水)及び所望の飲料材料を用いて調製することができる。その後、さらなる量の水を加えてフルストレングス(full strength)飲料を調製する。粉末飲料は、液体マトリックスを存在させずに、飲料材料すべてを乾燥混合して調製する。その後、水を全量加えてフルストレングス(full strength)飲料を調製する。
一実施形態では、飲料は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物を含有する。本明細書に詳述される、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む任意の甘味料組成物を飲料に使用できる。別の実施形態では、飲料を調製する方法は、液体マトリックスと、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体とを合わせることを含む。方法はさらに、1つ以上の甘味料、添加物及び/または機能性成分の添加を含むことができる。さらに別の実施形態では、飲料を調製する方法は、液体マトリックスと、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含む甘味料組成物とを合わせることを含む。
甘味付与可能な組成物に対し、より糖様の経時プロファイル、香味プロファイル、またはその両方を付与するための方法は、甘味付与可能な組成物を、本開示の甘味料組成物、すなわち、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体を含有する甘味料組成物と合わせることを含む。
方法はさらに、他の甘味料、添加物、機能性成分及びその組み合わせの添加を含むことができる。本明細書で詳述されるいかなる甘味料、添加物または機能性成分も使用可能である。
本明細書で使用する場合、「糖様」の特徴には、ショ糖と類似する任意の特徴が含まれ、これには、最大応答、香味プロファイル、経時プロファイル、適応挙動、口あたり、濃度/応答関数、呈味物質(tastant)/及び香味/甘味相互作用、空間パターン選択性、ならびに温度効果が含まれる、これらに限定されるものではない。
ある実施形態では、化合物SG201~204が含まれるステビオール配糖体の凝集体である甘味料組成物を提供する。本明細書で使用する場合、「甘味料凝集体」は、クラスター化され相互に保持されている複数の甘味料粒子を意味する。甘味料凝集体の例としては、結合剤で保持された凝集体、押出物、及び顆粒が挙げられるが、これらに限定されるものではない。凝集体の製造方法は当業者に公知であり、米国特許第6,180,157号に詳細に開示されている。概説すると、特定の実施形態による凝集体調製方法は、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体、甘味料組成物およ結合剤を含むプレミックス溶液を溶媒中に調製し、プレミックスを、プレミックス混合物が効果的に形成されるために十分な温度に加熱し、流動床アグロメレータによって流動化担体上にプレミックスを添加し、かつ、得られた凝集体を乾燥させる、各ステップを含む。得られる凝集体の甘味度は、プレミックス溶液中の甘味料組成物量を変えることにより変更してよい。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物用に、実質的にダストがなく、実質的に自由に流動する、化合物SG201~204が含まれるステビオール配糖体の押出物または押出凝集体が提供される。そのような粒子は、結合剤の使用如何にかかわらず、押出し成形及び球形化処理を使用して形成してよい。
「押出物」または「押出甘味料組成物」は、本明細書で使用する場合、円筒形で自由に流動し、比較的ダストがない、機械的強度のある、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体の顆粒を指す。「球体」または「球形化甘味料組成物」という用語は、本明細書で使用する場合、比較的球形の滑らかな、自由に流動する、比較的ダストがない、機械的強度のある顆粒を指す。押出物を製造する方法は米国特許第6,365,216号に記載されている。
別の実施形態では、化合物SG201~204の1つ以上が含まれるステビオール配糖体の顆粒化形態を提供する。本明細書で使用する場合、「顆粒」、「顆粒化形態」及び「顆粒状形態」という用語は同義であり、自由に流動する、実質的にダストがない、機械的強度のある、ステビオール配糖体甘味料組成物の凝集体を指す。顆粒化方法は当業者に公知であり、PCT公開WO2001/060842に詳述されている。
実施例1
化合物SG201~204を含めたステビオール配糖体を産生させる発酵
化合物SG201~204、RebD及びRebMを含むステビオール配糖体化合物を、遺伝子操作されたSaccharomyces cerevisiaeによって作製した。Saccharomyces株であるEFSC3261及びEFSC3841は、国際出願WO2014/122227に記載されている。
2L(作業容量)発酵槽で好気的に流加発酵を実施し、その際、基本培地(グルコース、硫酸アンモニウム、微量の金属、ビタミン、塩、及び緩衝液を含有する最少培地)中での約16時間の増殖期、それに続く、グルコース含有既知組成飼育培地を用いた約100時間の飼育を含めた。炭素源及びエネルギー源としてグルコースを用い、微量の金属、ビタミン、及び塩と合わせた。pHをpH5近くに維持し、温度設定ポイントを30℃にした。供給速度を制御して、酸素欠乏の予防と、エタノール生成の最小化を図った(グルコース制限条件)。発酵用最少培地は、Verduyn C,Postma E,Scheffers WA,Van Dijken JP.(1992).Yeast8,501-517に基づいた。
発酵用液体培地からの異性体単離手順
メタノールを発酵用液体培地に加え、55%メタノール(v/v)溶液を作製した。得られる溶液を約30分間完全に混合した。溶液をブフナーロートを用いて0.45μMナイロン製フィルターペーパーに通してろ過し、清澄にした。その後、ろ液を窒素下、室温で乾燥させ、完全に乾固させた。得られる析出物を20%エタノール(v/v)に可溶化させ、Agilent1260半分取HPLC装置でPhenomenex Kinetex(登録商標)XB-C18 5μmカラムを用いて精製した。超純水(18.2MΩ)とメタノールの勾配を使用してマトリックスから所望の異性体を分離し、化合物を精製する反復手法により所望の純度を達成した。同様の画分をすべてプールし、窒素下、室温で乾燥させてから以降の任意の処理を行った。
実施例2
NMR分光法
NMRスペクトルはいずれも、800MHz Bruker Avance装置(1Hには800MHz、13Cには201MHz)に極低温プローブ(5mm CPTCI 1H-13C/15N/D Z-GRD Z44909/0010)を装備して取得した。試料を慣用的溶媒DMSO-d6/D2O(1:1)、及びD2Oに溶解させ、25℃または40℃で測定を行った。
標準的な同種核及び異種核多重パルスNMR実験、すなわち1H,1H-COSY.1H,1H-TCOSY、1H,1H-ROESY、1H,13C-HSQC及び1H,13C-HMBCを利用して構造を明らかにした。
実施例3
官能検査
ステビオール配糖体試料(SG201、SG203、及びSG204)を発酵用液体培地から単離して精製した。精製したRebA及びRebBは葉由来であり、RebMは化学的に合成される。全試料を、逆浸透により得た水に各指定濃度で溶解させた。各溶液の約2~3ミリリットルを検査し、経験を積んだ2、3名の検査員による官能評価を実施した。官能評価結果を表1に記載する。水に入れたSG201、SG203、及びSG204は、水に入れたRebMと同様の甘味を示してはいないが、SG201、SG203、及びSG204は、甘味料組成物または他の材料の甘味及び苦味など、これらに限定されない官能特性を改変するために使用することができる。
すべての刊行物、特許及び特許出願は、参照により本明細書に組み込まれる。上記明細書では、本発明を、その好ましい特定の実施形態との関連で記載してきたが、多くの詳細は例示を目的として記載されており、本発明にはさらなる実施形態が可能であること、また本明細書中の一部の詳細は、本発明の基本原則から逸脱することなくかなりの変更が可能であることは当業者には明らかであろう。