JP6994712B2 - γ-ブチロラクトン溶媒中で重合した可溶性透明ポリイミド - Google Patents
γ-ブチロラクトン溶媒中で重合した可溶性透明ポリイミド Download PDFInfo
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- NZOSGGNRVDMIHW-UHFFFAOYSA-N Cc1cccc(S(c2cc(C)ccc2)(=O)=O)c1 Chemical compound Cc1cccc(S(c2cc(C)ccc2)(=O)=O)c1 NZOSGGNRVDMIHW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Description
・装置;高速液体クロマトグラフ(TOSOH HLC-8320GPC、東ソー(株)製)
・カラム;充填品TSK-GEL α-M、2本
・展開液;臭化カリウム、リン酸を少量添加したNMP。検出器はRI。
・測定条件;流量0.8ml/min、カラム温度40℃(圧力約3.8MPa)
・検量線;14種類の標準ポリスチレン分子量による。
・試料;ポリイミドのNMP溶液から0.3g採り、NMP展開液10gと均一混合し、測定試料とした。
<試験フィルムの作製>
ポリイミド溶液を、厚さ300μmスペーサーを用いてガラス板上に塗布し、80℃のホットプレート上で20分間静置乾燥し、粘着性の無くなったポリイミドフィルムをガラス板より剥ぎ取り、金属枠に固定して250℃で30分間乾燥した。
<3%重量減少温度>
得られたポリイミドフィルムをMcScience社製TG-DTA装置で窒素気流下、昇温速度10℃/minの条件でDTG測定を行い、3%重量減少温度を求めた。
<ガラス転移温度>
得られたポリイミドフィルムを島津製作所社製TMA-60装置で窒素気流下、昇温速度10℃/min、荷重5gの条件で膨張変化を測定し、変曲点を求めた。
熱分析用に作製したポリイミドフィルムを5mm幅の短冊状に切り出し、チャック間2cmで引張試験機(INSTRON社製 3342型)を用いて5mm/minの引張り速度で引張り破断強度を測定した。
熱分析用に作製したポリイミドフィルムを分光光度計(アズワンASV11D)により波長400nmの吸光度を測定し、厚さ20μmに換算した光透過率を求めた。
ステンレススチール製の碇型撹拌器を取り付けたガラス製の500mlセパラブル3ッ口フラスコに、水分分離トラップを備えた玉付き冷却管を取り付けた。窒素ガスを通しながら、上記フラスコをシリコーンオイル浴につけて、加熱、撹拌した。2,3,3’,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(以後a-BPDAという)29.42g(100ミリモル)と、3,3’-ジアミノジフェニルスルホン(以後m-DADSという)12.42g(50ミリモル)と、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン(以後TFMBという)16.01g(50ミリモル)をフラスコに投入し、γ-ブチロラクトン140.0gと、ピリジン1.58g(20ミリモル)と、酢酸1.20g(20ミリモル)を加え、160℃のシリコーンオイル浴に浸し加熱撹拌した。モノマーの溶解後、トルエン10gを加え、窒素を通じるとともにシリコーンオイル浴温度180℃で留出するトルエン・水を除きながら6時間加熱、撹拌した。淡黄色透明な粘稠液体が得られ、重量平均分子量を測定したところMw67,500であった。このポリイミド溶液をガラス板上に塗布乾燥し、250℃30分オーブン(空気雰囲気)中で加熱処理したところ無色透明な膜が得られた。この膜の20μm厚さでの400nm透過率は85%であり、ガラス転移温度は312℃であり、熱分解温度(3%減量)は532℃であり、膜の破断強度は120MPaであった。
実施例1と同様にa-BPDA27.07g(92ミリモル)と、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン(以後p-DADSという)11.42g(46ミリモル)と、TFMB14.73g(46ミリモル)をフラスコに投入し、γ-ブチロラクトン149.7gと、ピリジン1.42g(18ミリモル)と、酢酸1.62g(27ミリモル)を加え、160℃のシリコーンオイル浴に浸し加熱撹拌した。モノマーの溶解後、トルエン10gを加え、窒素を通じるとともにシリコーンオイル浴温度180℃で留出するトルエン・水を除きながら6時間加熱、撹拌した。淡黄色透明な重量平均分子量Mw64,000の粘稠液体が得られた。このポリイミド溶液をガラス板上に塗布乾燥し、250℃30分オーブン(空気雰囲気)中で加熱処理したところ無色透明な膜が得られた。この膜の20μm厚さでの400nm透過率は80%であり、ガラス転移温度は360℃であり、熱分解温度(3%減量)は553℃であり、膜の破断強度は116MPaであった。
実施例1と同様にa-BPDA30.01g(102ミリモル)と、m-DADS21.11g(85ミリモル)と、3,5-ジアミノ安息香酸(以後DABzという)2.59g(17ミリモル)をフラスコに投入し、γ-ブチロラクトン150gと、ピリジン1.58g(20ミリモル)を加え、160℃のシリコーンオイル浴に浸し加熱撹拌した。モノマーの溶解後、トルエン8gを加え、窒素を通じるとともにシリコーンオイル浴温度180℃で留出するトルエン・水を除きながら6時間加熱、撹拌した。重量平均分子量Mw128,000の淡黄色透明な高粘稠液体が得られた。このポリイミド溶液をガラス板上に塗布乾燥し、250℃30分オーブン(空気雰囲気)中で加熱処理したところ無色透明な膜が得られた。この膜の20μm厚さでの400nm透過率は83%であり、ガラス転移温度は294℃であり、熱分解温度(3%減量)は482℃であり、膜の破断強度は130MPaであった。
フラスコにa-BPDA14.42g(49ミリモル)と、3,3’,4,4’-ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物(以後ODPAという)15.20g(49ミリモル)と、m-DADS24.33g(98ミリモル)を投入し、γ-ブチロラクトン151.3gと、ピリジン1.58g(20ミリモル)と、酢酸1.20g(20ミリモル)を加え、160℃のシリコーンオイル浴に浸し加熱撹拌した。モノマーの溶解後、トルエン12gを加え、窒素を通じるとともにシリコーンオイル浴温度180℃で留出するトルエン・水を除きながら6時間加熱、撹拌した。淡黄色透明な粘稠液体が得られ、重量平均分子量を測定したところMw78,000であった。このポリイミド溶液をガラス板上に塗布乾燥し、250℃30分オーブン(空気雰囲気)中で加熱処理したところ無色透明な膜が得られた。この膜の20μm厚さでの400nm透過率は82%であり、ガラス転移温度は275℃であり、熱分解温度(3%減量)は531℃であり、膜の破断強度は145MPaであった。
フラスコにa-BPDA14.71g(50ミリモル)と、ODPA15.51g(50ミリモル)と、m-DADS20.73g(83.5ミリモル)と、DABz2.51g(16.5ミリモル)を投入し、γ-ブチロラクトン149.8gと、ピリジン1.58g(20ミリモル)を加え、160℃のシリコーンオイル浴に浸し加熱撹拌した。モノマーの溶解後、トルエン10gを加え、窒素を通じるとともにシリコーンオイル浴温度180℃で留出するトルエン・水を除きながら6時間加熱、撹拌した。重量平均分子量Mw123,000の淡黄色透明な高粘稠液体が得られた。このポリイミド溶液をガラス板上に塗布乾燥し、250℃30分オーブン(空気雰囲気)中で加熱処理したところ無色透明な膜が得られた。この膜の20μm厚さでの400nm透過率は84%であり、ガラス転移温度は284℃であり、熱分解温度(3%減量)は487℃であり、膜の破断強度は147MPaであった。
フラスコにa-BPDA18.24g(62ミリモル)と、TFMB9.93g(31ミリモル)をとり、γ-ブチロラクトン80gと、ピリジン1.50g(19ミリモル)と、ヒドロキシ安息香酸2.62g(19ミリモル)を加え、160℃のシリコーンオイル浴に浸し、さらにトルエン10gを加え窒素を通じながら加熱撹拌した。30分後、ODPA9.62g(31ミリモル)と、p-DADS15.39g(62ミリモル)をγ-ブチロラクトン70gとともに加え、窒素を通じシリコーンオイル浴温度180℃で留出するトルエン・水を除きながら6時間加熱、撹拌した。重量平均分子量Mw59,000の淡黄色透明な粘稠液体が得られた。このポリイミド溶液をガラス板上に塗布乾燥し、250℃30分オーブン(空気雰囲気)中で加熱処理したところ無色透明な膜が得られた。この膜の20μm厚さでの400nm透過率は81%であり、ガラス転移温度は348℃であり、熱分解温度(3%減量)は540℃であり、膜の破断強度は118MPaであった。
フラスコにa-BPDA11.77g(40ミリモル)と、ODPA12.41g(40ミリモル)と、p-DADS19.86g(80ミリモル)を投入し、γ-ブチロラクトン164.6gと、ピリジン1.26g(16ミリモル)と、ヒドロキシ安息香酸2.21g(16ミリモル)を加え、160℃のシリコーンオイル浴に浸し加熱撹拌した。モノマーの溶解後、トルエン12gを加え、窒素を通じるとともにシリコーンオイル浴温度180℃で留出するトルエン・水を除きながら6時間加熱、撹拌した。淡黄色透明な粘稠液体が得られ、重量平均分子量を測定したところMw54,000であった。このポリイミド溶液をガラス板上に塗布乾燥し、250℃30分オーブン(空気雰囲気)中で加熱処理したところ無色透明な膜が得られた。この膜の20μm厚さでの400nm透過率は86%であり、ガラス転移温度は352℃であり、熱分解温度(3%減量)は533℃であり、膜の破断強度は127MPaであった。
3級アミン化合物とカルボン酸化合物の種類、量を変えた他は実施例4と同様に重合し、得られたポリイミドの分子量および透過率の測定結果を表1に示した。
3級アミン化合物および/またはカルボン酸化合物を用いないで実施例4と同様に重合し、得られたポリイミドの分子量および透過率の測定結果を表1に示した。
重合溶媒にγ-ブチロラクトンを用いないで、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)を用い比較例2と同様に重合し、得られたポリイミドの分子量および透過率の測定結果を表1に示した。得られたポリイミドの分子量は実施例4に比べ低く、透過率は、実施例4ならびに比較例2に比べ低く、透明性が悪かった。
実施例1と同様にODPA11.17g(36ミリモル)とm-DADS17.88g(72ミリモル)、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(s-BPDA)10.59g(36ミリモル)をフラスコに投入し、γ-ブチロラクトン111.2gと、ピリジン1.14g(14ミリモル)と、酢酸0.86g(14ミリモル)を加え、160℃のシリコーンオイル浴に浸し加熱撹拌した。モノマーの溶解後、トルエン10gを加え、窒素を通じるとともにシリコーンオイル浴温度180℃で留出するトルエン・水を除きながら6時間加熱、撹拌した。黄色透明な高粘稠液体が得られ、重量平均分子量を測定したところMw62,500であった。このポリイミド溶液をガラス板上に塗布乾燥し、250℃30分オーブン(空気雰囲気)中で加熱処理したところ無色透明な膜が得られた。この膜の20μm厚さでの400nm透過率は58%であり、ガラス転移温度は272℃であり、熱分解温度(3%減量)は497℃であり、膜の破断強度は152MPaであった。また、ポリイミド溶液を密栓して常温に保管したところ翌日には流動性が失われており、溶解安定性が乏しかった。
Claims (9)
- 全ての繰り返し単位中、前記式(1)で表される繰り返し単位を90モル%以上含む、請求項1に記載の溶媒可溶性ポリイミド。
- ガラス転移温度が260℃以上であり、3%重量減少温度が480℃以上であり、フィルムでの引張り破断強度が100MPa以上である、請求項1または2に記載の溶媒可溶性ポリイミド。
- 請求項1~3のいずれか1項に記載のポリイミドを含むポリイミド塗膜またはポリイミドフィルム。
- 請求項4に記載のポリイミド塗膜またはポリイミドフィルムを含むことを特徴とするディスプレイ用、タッチパネル用、または太陽電池用の基板。
- 2,3,3’,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を含む芳香族テトラカルボン酸二無水物と、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン、3,3’-ジアミノジフェニルスルホン、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、およびジアミノ安息香酸の少なくも一つを含む芳香族ジアミンとを、3級アミン化合物とカルボン酸化合物の存在下にγ-ブチロラクトン溶媒中にて重縮合させることを特徴とする溶媒可溶性ポリイミドの製造方法。
- 2,3,3’,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の量が前記芳香族テトラカルボン酸二無水物の40モル%以上であり、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン、3,3’-ジアミノジフェニルスルホン、ジアミノ安息香酸、および2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンの合計量が前記芳香族ジアミンの70モル%以上であることを特徴とする請求項6に記載の溶媒可溶性ポリイミドの製造方法。
- 前記3級アミン化合物がピリジン、ピコリン、およびキノリンから成る群より選択され、前記カルボン酸化合物が酢酸、プロピオン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、およびジアミノ安息香酸から成る群より選択されることを特徴とする請求項6または7に記載の溶媒可溶性ポリイミドの製造方法。
- 前記3級アミン化合物の量が、得られるポリイミドのイミド基1モル当量に対して0.01~0.5モル当量であり、前記カルボン酸化合物の量がイミド基1モル当量に対して0.01~0.4モル当量であることを特徴とする請求項6~8のいずれか1項に記載の溶媒可溶性ポリイミドの製造方法。
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