JP6988759B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
このような加熱調理器は、商用電源を使用するが、商用電源は電圧が変動することがあり、この変動に応じてヒーター電力も変動してしまい、調理の出来栄えに影響を与えてしまう場合がある。これを解決するため、電源電圧の電圧値に応じて、駆動手段の開閉周期を変更して加熱手段に対する通電量を調整するものがある。(例えば、特許文献1参照)。
図1〜図4は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の構成を示すものである。図1は実施の形態1に係る加熱調理器の外観を示す正面図、図2は実施の形態1に係る加熱調理器を、第2筐体を開放した状態で示した斜視図、図3は実施の形態1に係る加熱調理器の前後方向の断面図、図4は実施の形態1に係る加熱調理器の前後方向の断面図の蓋体開閉検知手段に関する要部を拡大した概略図である。
「フレンチトースト」とは、食パン内部に溶き卵、牛乳などの単一の液体または複数食材を混合した液体をしみこませた後、加熱して仕上げる料理である。なお、必ずしも液体をパンの中心まで染みこませる必要はなく、一部でもよい。また、染みこませる液体の量も問わないが、加熱前の水分量は加熱前のパン単体よりも多くなる。
「具材のせパン」とは、食パンの上にチーズなどパン以外の具材がのせられたものである。なお、具材については、マヨネーズなどの調味料、野菜、肉、魚、果物などでもよく、または、それらを複数組み合わせたものでもよい。
「冷凍パン」とは、冷凍庫内で保存され、凍った状態の食パンである。なお、冷凍庫内での保管方法、保管期間などは問わない。
また、加熱開始/停止操作手段11Dの上方向には、1つのLEDである加熱開始/停止表示部12Dがあり、加熱中は点灯、停止中は消灯することで、使用者は加熱中か、否かを知ることができる。
第1筐体10の上面の中央部分には、凹状の底プレート13があり、底プレート13は、ほぼ正方形状の平面部13A、平面13Aに対しほぼ垂直に位置する周辺部13C、及び、平面部13Aと周辺部13Cとをなだらかにつなぐ曲面部13Bで主に構成されている。
第1筐体10の上面には、底プレート13を囲むように枠体形状の第1重合面P1が設けられている。この第1重合面P1の前上面の幅XF、右上面の幅XR、後上面の幅XB、左上面の幅XLは、ともに、10ミリ程度となっている。また、底プレート13の平面部13Aは第1重合面P1から、数ミリ程度へこんだようになっている。
さらに、第1重合面P1の後上面には、溝部14が設けられている。
また、第2筐体20の下面には、加熱室天板22、加熱室側壁23を囲むように枠体形状の第2重合面P2が設けられている。この第2重合面P2の前下面の幅YF、右下面の幅YR、後下面の幅YB、左下面の幅YLは、ともに、10ミリ程度となっている。
なお、加熱室40における、上下方向距離、すなわち、平面部13Aから加熱室天板22までの距離は、少なくとも4枚切の食パンよりも大きく、4枚切の食パンに具材をのせても加熱室天板22に具材が接触しない程度の寸法が望ましい。図2、3では、加熱室40の上下方向距離は、45mmである。これは、平面部13Aに載置された、市販で最も厚い4枚切約30mmの食パンの上に、チーズなどの具材を厚さ10mm程度までのせた状態で蓋体20を閉めても、食パンの上の具材と加熱室天板22とが接触しないで、数mm〜15mm程度離れた状態となる寸法である。
第1筐体10は、操作部11の後側に、操作部11の操作を検出する操作基板15、電源プラグ91を商用電源に接続した際、供給される電力を制御する電源基板16、底プレート13の下面に接触するように配置された底面加熱手段17、底面加熱手段17の下方に配置された例えばグラスウールで形成された断熱部材18、底プレート13に接触し、底面プレート13の温度を検知する底面温度検知手段50B、を備えている。
上面加熱手段25は、加熱室天板22を加熱することにより加熱室40を上方から加熱するものであり、加熱室天板22からの輻射熱により被加熱物500を上方から加熱する。つまり、加熱室天板22は被加熱物500を加熱する加熱部である。上面加熱手段25は、例えば底面加熱手段17と同様の面状ヒーターである。
蓋体開閉検知手段51は、第2筐体20にあるマグネット51Aと、第1筐体10にあるリードスイッチ51Bとで構成されている。リードスイッチ51Bは磁力の影響を受けることでスイッチを閉じ、磁力の影響を受けなくなるとスイッチが開くものである。
通電切換装置60は、上面加熱手段25と底面加熱手段17に対して、食パンの厚さに応じて、例えば上面加熱手段25と底面加熱手段17を同時に通電したり、交互に通電したり、どちらか一方のみ通電したり、といった加熱状態を選択する。また、電源回路56は、制御装置(マイコン)52を駆動するために商用電源から低電圧電源を作り出している。
なお、電源回路56、制御装置(マイコン)52以外の部分は、通電切換装置60に相当する。
メインリレー201は加熱調理器100の通電をオンオフ、つまり全体の通電をオンオフするものである。上面加熱手段リレー202は上面加熱手段25の通電をオンオフ、底面加熱手段リレー203は底面加熱手段17の通電をオンオフするものである。メインリレー201は、上面加熱手段リレー202、底面加熱手段リレー203とそれぞれ直列に接続されており、上面加熱手段リレー202または底面加熱手段リレー203に接点溶着などの異常が生じても、メインリレー201により、通電をオフして安全性を保つ構成となっている。また、各リレーのオンオフタイミングもメインリレー201をオンさせた後に他のリレーをオン、オフ時は他のリレーをオフさせた後にメインリレー201をオフさせるように構成している。すなわち、加熱手段に流れる電流の通電、遮断をメインリレー201で行わないように構成されており、メインリレー201の接点寿命が他のリレーよりも長くなるようになっている。
また、もしトランジスタ305とトランジスタ306の何れかが短絡不良となっても、もう一方でオフできるので安全性を保つことができる。
まず、使用者が、モード設定操作手段11A、厚さ設定操作手段11B、焼き色設定操作手段11Cの何れかの設定手段、あるいは全ての設定操作手段を行うことで、選択された「加熱モード」、「厚さ」、あるいは「焼き色」に対応するモード設定操作表示部12A、厚さ設定操作表示部12B、焼き色操作設定表示部12Cが点灯して加熱開始待機状態となり、蓋体開閉検知手段51が閉じていることを検知すると、加熱開始/停止表示部11Dが点滅し、待機状態であることを使用者に知らせる(S1)。
まず、電源電圧が変動していた場合、底面加熱手段17、上面加熱手段25での出力電力は電源電圧に応じて変動する。図8は、電源電圧90V、100V、110Vにおける底プレート13の温度と加熱時間の関係を示しており、電源電圧110Vの時が最も温度の立ち上がりが早く、電源電圧が90Vの時が最も遅くなっている。また、電源電圧が100Vの時は、90Vと110Vのほぼ中間に位置しており、電源電圧が高いほど、温度の立ち上がりが早いことがわかる。なお、この図では、底プレート13の温度が210℃になるようにメイン制御部53は、底面加熱手段17を制御している。
図8では、積算電力量が約130Wh前後で調理を終了した際に、良好な仕上がりを得ることができた。すなわち、100Vにおいては、約2分30秒、90Vにおいては約3分、110Vにおいては約2分に調理時間を設定すると電源電圧にかかわらず、良好な仕上がりを得ることができる。
数式:調理時間T=a×t0+b×Tx+c+d
に基づき、演算部52にて行う。
基本的に、所定温度上がるために底面加熱手段17が消費する積算電力量は電源電圧に関係なくほぼ一定と考えられるので、Txの間における底面加熱手段17の積算電力量は、Txが長くなったり短くなったりしても、同じと考えられる。よって、Txに応じた調理時間にすれば、電圧変動にかかわらず、積算電力量をほぼ同じにすることができる。
但し、その使用時の加熱調理器の状況や、操作部11での設定もあるため、上記の数式を採用している。
なお、数式にて、a,b,c、dは、あらかじめ設定しておく定数である。
なお、低温域と中温域とを分けたのは、中温域では、初期の温度が高い為、低温域と同じ温度に設定すると、底プレート13の温度が閾値温度まで温度が下がらずにTxを算出できないという不都合が生じるためである。一方、中温域に算出閾値温度を合わせることは可能であるが、t1とt2の間隔は、出来るだけ広く取った方がより精度よく検出できることと、調理時間が確定した時点で使用者に残り時間を報知したりできることから、別々の設定とした方が好ましい。なお、中温域での定数a,b,cについては、機器の特性に応じ、低温域とは異なり、別途設定する。
図9、10は、実施の形態2における加熱調理器100での被加熱物の調理の流れを示したフローチャートであり、図7のフローチャートにおいて、S11で、中温域でなく、高温域と判断された以降の処理、すなわち、制御装置(マイコン)52のプログラムのみが異なり、その他の構成は実施の形態1と同じである。ここでは、連続して使用した場合など、加熱調理器が高温の状態の時に、底面加熱手段17は、底面温度検知手段50Bの検知温度に基づいて制御するとともに、上面加熱手段25は、上面温度検知手段50Aの検知温度に基づいて制御するように構成したものである。さらに、上面加熱手段25の制御温度を加熱初期段階の上面温度検知手段50Aの検知温度に基づいて設定するように構成したものである。
20 第2筐体、21 持ち手、22 加熱室天板、23 加熱室側壁、24 シール部材、25 上面加熱手段、26 断熱部材、28 支持枠、28A 突起部、30 ヒンジ部、40 加熱室、50A 上面温度検知手段、50B 底面温度検知手段、51 蓋体開閉検知手段、51A マグネット、51B リードスイッチ、52 制御装置(マイコン)、53 メイン制御部、54 演算部、55 計時部、56 電源回路、57 報知手段、60 通電切換装置、91 電源プラグ、100 加熱調理器、201 メインリレー、202 上面加熱手段リレー、203 底面加熱手段リレー、301 第1信号線、302 第2信号線、303 第3信号線、304 第4信号線、305 トランジスタ、306 トランジスタ、307 トランジスタ、308 トランジスタ、309 メインリレーコイル、310 上面加熱手段リレーコイル、311 底面加熱手段リレーコイル、500 被加熱物
Claims (2)
- 被加熱物が載置されるプレートと、前記プレートを加熱する加熱手段と、前記プレートの温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段で検知された温度に基づいて前記加熱手段による加熱時間を制御する制御手段とを備えた加熱調理器であって、
前記制御手段は、前記加熱手段での加熱を開始した後に、前記温度検知手段で第1の所定温度を検知した時から、前記第1の所定温度より高い第2の所定温度を検知するまでの時間差に基づき、前記加熱時間を変化させると共に、前記第1の所定温度及び前記第2の所定温度は、加熱開始時に前記温度検知手段で検知された温度に基づいて変化することを特徴とする加熱調理器。 - 第1の加熱手段と、前記第1の加熱手段により加熱され、被加熱物が載置される底プレートと、前記底プレートの温度を検知する第1の温度検知手段とを備えた第1筐体と、
前記第1筐体とヒンジ部で接続され、天板と、前記天板からほぼ垂直にのびる側壁と、前記天板を加熱する第2の加熱手段と、前記天板の温度を検知する第2の温度検知手段とを備える第2筐体を有し、
前記第1筐体と前記第2筐体とを前記ヒンジ部を回動させ閉じたときに、前記底プレートと前記天板と、前記側壁とで加熱室を形成する加熱調理器であって、
前記第1の温度検知手段で検知された温度に基づいて前記第1の加熱手段による加熱時間を制御する制御手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記加熱手段での加熱を開始した後に、前記第1の温度検知手段で第1の所定温度を検知した時から、前記第1の所定温度より高い第2の所定温度を検知するまでの時間差に基づき、前記加熱時間を変化させると共に、前記第1の所定温度及び前記第2の所定温度は、加熱開始時に前記第1の温度検知手段で検知された温度に基づいて変化することを特徴とする加熱調理器。
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