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JP6953264B2 - 密封構造 - Google Patents

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JP6953264B2
JP6953264B2 JP2017195224A JP2017195224A JP6953264B2 JP 6953264 B2 JP6953264 B2 JP 6953264B2 JP 2017195224 A JP2017195224 A JP 2017195224A JP 2017195224 A JP2017195224 A JP 2017195224A JP 6953264 B2 JP6953264 B2 JP 6953264B2
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Description

本発明は、例えば十字軸継手における軸部と軸受カップのように互いに相対回転する二つの部材の間に設けられる密封構造に関する。
例えば、鉄鋼用圧延機のスピンドル装置や自動車のドライブシャフトには、軸と軸との連結部にユニバーサルジョイントとして十字軸継手が用いられている。この十字軸継手は、4本の軸部を十字状に配置した十字軸と、各軸部に被せられる有底円筒状の軸受カップと、各軸部の外周面と軸受カップの内周面との間に転動自在に配設される複数の針状ころとを備え、軸受カップには各軸の端部に設けられたヨークが連結される。また、軸部と軸受カップとの間に形成される針状ころの収容空間への水等の浸入を防止し、当該収容空間から外部への潤滑剤の漏出を抑制するため、軸部の基端部と軸受カップの端部との間には、密封構造が設けられている(例えば、特許文献1及び2参照)。
従来の密封構造としては、例えば図8に示すように、十字軸における軸部104の基部に取り付けられたスリンガ106と、軸受カップ111の内周部に取り付けられたシール部材107とを備えたものが知られている。スリンガ106は、軸方向一方(図8における上方向)に向いた第1シール面141と、軸部104の径方向外方(図8における右方向)に向いた第2,第3シール面142,143とを備えている。シール部材107は、スリンガ106の第1〜第3シール面141〜143にそれぞれ接触する第1〜第3リップ部131〜133を備えている。各リップ部131〜133は、軸受カップ111に固定された芯金134に固着されている。第2リップ部132にはガータースプリング152が装着され、第2リップ部132を第2シール面142に圧接している。
また、特許文献2に記載された密封構造は、図9に示すように、軸部204の基部に取り付けられたシールリテーナ218と、シールリテーナ218に固定されたシール部材207とを備えている。シール部材207は、軸受カップ211の内周面に摺接する第1リップ部231及び第2リップ部232を備えている。各リップ部231,232は、シールリテーナ218に固定された芯金234に固着されている。
特開2015−124836号公報 欧州特許公開1783384号
上記のような十字軸継手においては、使用中に軸受カップに対して軸部が許容寸法差内で径方向及び軸方向に僅かに移動する。図8に示す密封構造の場合、長期使用による劣化等が原因で第1リップ部131の弾性が低下していると、軸受カップ111に対する軸部104の軸方向の移動により、第1リップ部131が第1シール面141から離れる方向へ移動し、シール性が低下する恐れがある。
図9に示す密封構造の場合、第1及び第2リップ部231,232の双方が、軸受カップ211の内周面に摺接しているため、軸受カップ211に対する軸部204の軸方向の移動でシール性が低下することはほとんどない。しかしながら、軸受カップ211に対して軸部204が径方向に移動すると、軸部204の径方向の一方側では第1及び第2リップ部231,232が軸受カップ211の内周面に近づく方向へ移動するが、径方向の他方側では第1及び第2リップ部231,232が軸受カップ211の内周面から離れる方向へ移動する。そのため、シール部材207の径方向の両側において均一なシール性を得ることが困難となる。また、第2リップ部232は、ガータースプリング(押圧部材)252によって径方向外方へ向けて付勢力が付与され、軸受カップ211の内周面に押圧されている。しかし、ガータスプリング252は、収縮された状態で第2リップ部232に装着されるため撓みやすく、第2リップ部232の内周面の凹溝から離脱してしまう可能性がある。
本発明は、軸受カップに対する軸部の軸方向への移動によるシール性の低下を抑制しつつ、押圧部材の離脱を防止することができる密封構造を提供することを目的とする。
(1) 本発明は、第1部材と、前記第1部材に径方向に対向して当該第1部材と同心状に配置され当該第1部材と相対回転する第2部材と、前記第1部材に取り付けられかつ前記第2部材に摺接する環状のシール部材と、を備えている密封構造であって、前記第2部材が、前記第2部材の径方向他方側に向く第1シール面を有し、前記シール部材は、前記第1部材に固定される固定部と、前記固定部に接着され前記第1シール面に接触する接触部を有する第1リップ部と、前記第1リップ部を前記第1シール面側へ押圧する第1押圧部材と、を備え、前記第1リップ部の内部に、前記第1押圧部材を収容する収容空間が形成され、前記第1リップ部に、前記収容空間を軸方向の一方側に開放し、前記第1押圧部材を前記収容空間に挿入するための開口が形成され、前記接触部は、前記収容空間よりも径方向の前記第1シール面側である径方向一方側に配設され、前記開口の幅が、前記第1シール面への接触による前記接触部の弾性変形により縮小されることを特徴とする。
上記構成によれば、径方向他方側に向く第1シール面に第1リップ部の接触部が接触するので、第1部材に相対して第2部材が軸方向に移動したとしても、第1リップ部によるシール性が低下することはない。また、第1リップ部における収容空間に第1押圧部材を挿入するための開口の幅は、第1リップ部の接触部を第1シール面に接触させることによって縮小されるので、収容空間から第1押圧部材が離脱してしまうのを抑制することができる。
(2) 上記構成において、前記開口の一方の端縁を構成する前記接触部の側縁は、前記接触部を前記第1シール面に接触させていない第1の状態で、前記第1押圧部材よりも前記径方向一方側に配置され、前記接触部を前記第1シール面に接触させた第2の状態で、前記第1押圧部材における前記径方向一方側の端部よりも径方向他方側に配置されることが好ましい。
この構成によれば、第1リップ部の接触部を前記第1シール面に接触させていない第1の状態では、前記開口を可及的に広くして収容空間への第1押圧部材の挿入を容易にし、接触部を第1シール面に接触させた第2の状態では、開口の幅を縮小して第1押圧部材の離脱を確実に防止することができる。
(3) 上記構成において、前記第2部材が、径方向一方側に向く第2シール面を有し、前記シール部材は、前記固定部に接着されかつ前記第2シール面に接触する第2リップ部と、前記第2リップ部を前記第2シール面側へ押圧する第2押圧部材とを更に備えていることが好ましい。
このような構成によって、第1部材に相対して第2部材が径方向に移動したとき、径方向の一側部において第1リップ部が第1シール面から離れる方向に移動したとしても第2リップ部は第2シール面に近づく方向に移動し、径方向の他側部において第2リップ部が第2シール面から離れる方向に移動したとしても第1リップ部が第1シール面に近づく方向に移動する。したがって、シール部材の径方向の両側において略均一なシール性を得ることができる。
(4) 上記(3)の構成において、前記第2部材が、径方向一方側に向く第3シール面を有し、前記シール部材は、前記固定部に接着され、前記第3シール面に接触する第3リップ部を更に備えていることが好ましい。
このような構成によって、第1リップ部及び第2リップ部に加えて、第3リップ部によってシール性を高めることができる。
(5) 上記(3)の構成において、前記第1シール面及び前記第2シール面の一方のシール面が、径方向外方に向けて配置され、前記第1シール面及び前記第2シール面の他方のシール面が、径方向内方に向けて配置されるとともに、前記一方のシール面の径方向外側に間隔をあけて配置されていることが好ましい。
このような構成によって、径方向に間隔をあけて配置された第1シール面と第2シール面との間にシール部材を挿入し、各シール面にそれぞれ第1リップ部と第2リップ部とを接触させることができる。また、第2部材の第1シール面及び第2シール面の配置を簡素化してこれらを精度よく作製することができる。
(6)上記(4)の構成において、前記第1シール面、及び前記第2、第3シール面のうちの一方のシール面が、径方向外方に向けて配置され、他方のシール面が、径方向内方に向けて配置されるとともに、前記一方のシール面の径方向外側に間隔をあけて配置され、前記第2シール面と前記第3シール面とが軸方向に並べて配置されていることが好ましい。
このような構成によって、径方向に間隔をあけて配置された第1シール面と、第2、第3シール面との間にシール部材を挿入し、各シール面にそれぞれ第1〜第3リップ部を接触させることができる。また、第2部材の第1〜第3シール面の配置を簡素化してこれらを精度よく作製することができる。
本発明の密封構造によれば、軸受カップに対する軸部の軸方向への移動によるシール性の低下を抑制しつつ、押圧部材の離脱を防止することができる。
第1の実施形態に係る密封構造を適用した十字軸継手の部分分解斜視図である。 密封構造の断面図である。 密封構造のシール部材の断面図である。 第1リップ部の作用を示す断面図である。 第2の実施形態に係る密封構造のシール部材の断面図である。 第3の実施形態に係る密封構造のシール部材の断面図である。 第4の実施形態に係る密封構造のシール部材の断面図である。 従来技術に係る密封構造の断面図である。 従来技術に係る密封構造の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る密封構造を適用した十字軸継手の部分分解斜視図である。
十字軸継手20は、例えば鉄鋼用圧延機のスピンドル装置(図示省略)に用いられるものである。図1に示すように、十字軸継手20は、4本の軸部4を有する十字軸2と、各軸部4に配設されたころ軸受部5と、一対のヨーク17とを備えている。
十字軸2は、中央に設けられた基部3と、基部3から互いに直交する軸心X及び軸心Zに沿って四方向に延びる4本の軸部4とを有している。十字軸2は、基部3の中心を通過し、かつ、軸部4の軸心X及び軸心Zと直交する中心軸C回りに回転可能である。十字軸2には、ころ軸受部5の内部に潤滑剤を供給するための給脂路13が軸心X及び軸心Zに沿って十字状に形成されている。
ころ軸受部5は、前述の軸部4と、複数の針状ころ9と、軸受カップ11とを備えている。針状ころ9は、各軸部4の外周面に沿って転動自在に配置されている。軸受カップ11は、有底筒状に形成されており、針状ころ9を介して軸部4の外周面に嵌合されている。したがって、針状ころ9は、軸受カップ11の内周面を外輪軌道、軸部4の外周面を内輪軌道として転動し、これによって軸受カップ11が軸部4の軸心Z回りに揺動可能となっている。軸部4の先端面と軸受カップ11の底面との間には座金10が設けられている。針状ころ9の軸心Z方向内側には、ころガイド8、シール部材7及びスリンガ6が配設されている。シール部材7、スリンガ(第2部材)6、及び軸受カップ(第1部材)11によって、本発明に係る密封構造1が構成されている。
図2は、密封構造の断面図である。図3は、スリンガに接触していない状態、すなわち自然状態のシール部材を示す断面図である。
密封構造1は、軸部4と軸受カップ11との間の針状ころ9の配置空間内への水等の浸入を防止し、また、当該配置空間から外部への潤滑剤の漏出を防止するために設けられている。なお、本明細書では、図2における下側を「軸方向一方側」とし、上側を「軸方向他方側」としているが、これらは軸方向における絶対的な特定の方向を指すものではなく、相対的な方向を指すものであるので、一方側と他方側とを入れ替えて読んでもよい。「径方向一方側」及び「径方向他方側」についても同様である。
密封構造1を構成するスリンガ6は環状に形成され、軸部4の基端部における外周面に嵌合されている。スリンガ6には、シール部材7におけるリップ部31,32,33が接触するシール面41,42,43が形成されている。また、スリンガ6は、軸部4の外周面に沿って筒形状に形成されたスリンガ本体6aと、スリンガ本体6aの軸方向一方側(図2の下側)において径方向外方へ延びる第1延長部6bと、第1延長部6bの先端側から軸方向他方側(図2の上側)に延びる第2延長部6cとを一体に有している。
スリンガ本体6aの外周面には、第2及び第3シール面42,43が軸方向に並べて形成されている。また、第2延長部6cの内周面には第1シール面41が形成されている。
なお、スリンガ6には、第2延長部6cからさらに径方向外側へ延びる第3延長部6dが設けられている。第2延長部6cの外周面及び第3延長部6dの軸方向他方側の側面は、それぞれ軸受カップ11の端部に隙間をあけて対向している。この隙間は、スリンガ6と軸受カップ11との間から水等が浸入するのを防止するシール隙間とされている。
シール部材7は、芯金(固定部)34と、リップ部31,32,33とを備えている。芯金34は、軸受カップ11の内周面に嵌合されることによって固定されている。芯金34は、第1円筒部34a1と、第1円筒部34a1の軸方向他方側の端部から径方向内方へ屈曲する第1円環部34a2とを有する第1芯金34aと、第2円筒部34b1と、第2円筒部34b1の軸方向一方側の端部から径方向内方へ屈曲する第2円環部34b2とを有する第2芯金34bとからなる。第2円筒部34b1は、第1円筒部34a1の径方向内側に重ね合わされ、第1円筒部34a1の軸方向一方側の端部をカシメることによって、第2芯金34bが第1芯金34aに固定されている。
リップ部31,32,33は、芯金34に接着された第1リップ部31、第2リップ部32、及び第3リップ部33からなる。第1リップ部31及び第3リップ部33は、第2芯金34bの第2円環部34b2に接着され、第2リップ部32は、第1芯金34aの第1円環部34a2に接着されている。
第2リップ部32は、第1円環部34a2から軸方向一方側へ延伸している。第2リップ部32の径方向内側の側面は、スリンガ6の第2シール面42に接触する。第2リップ部32の径方向外側の側面には、凹部32aが形成され、この凹部32aには、ガータスプリング(第2押圧部材)52が設けられている。ガータスプリング52は、コイルスプリングをリング状に形成したものであり、伸長する方向に弾性変形させた状態で第2リップ部32の凹部32aに収容され、収縮する方向に弾性復帰することによって第2リップ部32を第2シール面42側へ押圧している。
第3リップ部33は、第2円環部34b2の径方向内側の端部から軸方向一方側へ延伸している。第3リップ部33の径方向内側の側面は、スリンガ6の第3シール面43に接触する。第3シール面43は、軸方向一方側から他方側へ向けて徐々に外径が小さくなる傾斜面(円すい面)に形成されている。
第1リップ部31は、第2円環部34b2の軸方向一方側の側面から同方向へ延伸する第1部分31aと、第1部分31aの延伸端(軸方向一方側端部)から径方向外方へ延伸する第2部分31bと、第2部分31bの延伸端(径方向外端部)から軸方向他方側へ延伸する第3部分31cとを備えている。第3部分31cの径方向外側の側面(外周面)は、スリンガ6の第1シール面41に接触する。したがって、第3部分31cは、第1シール面41に接触する接触部を構成する。
第1部分31aと、第2部分31bと、第3部分31cとによって囲まれた空間(収容空間)Sには、ガータスプリング(第1押圧部材)51が収容されている。また、第1部分31aと第3部分31cとの間には、ガータスプリング51を収容空間Sに挿入するための開口Aが形成されている。開口Aは、軸方向他方側に開放している。ガータスプリング51は、コイルスプリングをリング状に形成したものであり、収縮する方向に弾性変形させた状態で収容空間Sに収容され、伸張する方向に弾性復帰することにより第3部分31cを第1シール面41側へ押圧するように構成されている。
図4は、第1リップ部の作用を示す断面図である。
第1リップ部31の第3部分31cは、図4に実線で示すように、スリンガ6の第1シール面41に接触していない第1の状態では、径方向外側に向けて傾斜している。この第1の状態では、第1部分31aと第3部分31cとの間の開口Aの幅W1は比較的広く形成されている。具体的には、第1の状態において、開口Aの一方の端縁である第3部分31cの先端内周縁(側縁)31dの径方向位置aは、ガータスプリング51の径方向外端部の径方向位置bよりも径方向外側に配置されている。したがって、この開口Aを介してガータスプリング51を収容空間Sへ挿入しやすくなっている。
一方、図4に二点鎖線で示すように、第3部分31cが第1シール面41に当接している第2の状態では、第3部分31cが径方向内方へ弾性変形し、第2の状態での第1部分31aと第3部分31cとの間の開口Aの幅W2は第1の状態での第1部分31aと第3
部分31cとの間の開口Aの幅W1よりも縮小されている。そして、第2の状態において、第3部分31cの先端内周縁31dにおける径方向位置a’は、ガータスプリング51の径方向外端部の径方向位置bよりも径方向内側に配置されている。そのため、ガータスプリング51が収容空間Sから離脱し難くなり、第1リップ部31を第1シール面41に確実に接触させることができる。特に、ガータスプリング51は、収縮する方向に弾性変形されているので撓みやすくなり、収容空間Sから離脱しやすい状態となるが、開口Aの幅を縮小することによってガータスプリング51の離脱を確実に防止することができる。
なお、第1リップ部31における第3部分31cの先端内周縁31dには、径方向内方へ膨出する膨出部31c1が形成されている。このような膨出部31c1を形成することによって、第3部分31cを第1シール面41に接触させたときに、第3部分31cを径方向内側へ弾性変形させやすくしつつ、開口Aの幅W2を可及的に小さくすることができる。
本実施形態のシール部材7は、第1リップ部31が径方向内側に向けて配置された第1シール面41に接触し、第2リップ部32及び第3リップ部33が径方向外側に向けて配置された第2,第3シール面42,43に接触している。そのため、軸部4が軸受カップ11に対して軸方向に移動したとしてもシール性が低下することがない。
また、軸部4が軸受カップ11に対して径方向に移動した場合、軸部4の径方向の一方側では、第1リップ部31が第1シール面41から離れる方向に移動するが、第2,第3リップ部32,33は第2,第3シール面42,43に近づく方向へ移動し、径方向の他方側では、第2,第3リップ部32,33が第2,第3シール面42,43から離れる方向に移動するが、第1リップ部31は第1シール面41に近づく方向へ移動する。そのため、シール部材7の径方向の両側において略均一にシール性を確保することが可能となる。
スリンガ6は、第2,第3シール面42,43がスリンガ本体6aの外周面に形成され、第2,第3シール面42,43よりも径方向外側に配置された第1シール面41が第2延長部6cの内周面に形成されている。したがって、第2、第3シール面42,43と第1シール面41とは、互いに径方向に間隔をあけて対向した配置となり、両者の間には、シール部材7を配置するためのスペースが形成されている。当該スペースにシール部材7を挿入することによって、径方向に関して互いに逆向きに配置された第1シール面41及び第2,第3シール面42,43にリップ部31〜33を接触させることができる。また、第1シール面41と第3シール面43とは、軸方向に関して重複した位置に配置されているので密封構造1の軸方向の寸法を可及的に小さくすることができる。
[他の実施形態]
図5は、第2の実施形態に係る密封構造のシール部材の断面図である。
本実施形態のシール部材7は、第3リップ部33を備えていない点で第1の実施形態のシール部材7と異なっている。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図6は、第3の実施形態に係る密封構造のシール部材の断面図である。
本実施形態のシール部材7は、前述の第3リップ部33を備えていない点で第1の実施形態のシール部材7と異なっている。
さらに、第1リップ部31は、スリンガ本体6aの外周面に対して接触している。つまり、第1シール面41が、スリンガ本体6aの外周面であって、第2シール面42の軸方向一方側に並べて形成されている。第1リップ部31は、第2円環部34b2から軸方向一方側へ延伸する第1部分31aと、第1部分31aの延伸端から径方向内方へ延伸する第2部分31bと、第2部分31bの延伸端から軸方向他方側へ延伸する第3部分31cとを有し、第1部分31a、第2部分31b、及び第3部分31cによって囲まれた収容空間Sにガータスプリング51が収容されている。本実施形態のガータスプリング51は、伸長された状態で第1リップ部31に装着され、収縮する方向に弾性変形することによって第3部分31cを押圧する。また、第1部分31aと第3部分31cとの間に形成される開口Aの幅は、第3部分31cがスリンガ6の第1シール面41に接触していない第
1の状態と、この第1の状態から第3部分31cが第1シール面41に接触することにより径方向外方へ弾性変形している第2の状態との間で変化する。具体的には、第2の状態における第1部分31aと第3部分31cとの間の開口Aの幅は、第1の状態における第1部分31aと第3部分31cとの間の開口Aの幅よりも縮小する。
本実施形態においても、第1の実施形態と略同様の作用効果を奏する。
ただし、第1リップ部31と第2リップ部32とが、径方向に関して同一の方向に向いた第1、第2シール面41,42に接触するため、軸部4が軸受カップ11に対して径方向に移動したときに、軸部4の径方向の一方側で両リップ部31,32がシール面41,42から離れる方向に移動する。そのため、シール性の均一性という観点からは、第1の実施形態の方が有利である。
また、本実施形態のガータスプリング51は、伸長された状態で第1リップ部31に装着されるため、第1の実施形態と比べて離脱の可能性は低くなる。しかし、開口Aの幅を縮小することによって、収容空間Sからのガータスプリング51の離脱の可能性をより低くすることができる。
図7は、第4の実施形態に係る密封構造のシール部材の断面図である。
本実施形態のシール部材7は、第1リップ部31に形成された開口Aが、軸方向の一方側(図7における下側)に開放して形成されている。すなわち、第1リップ部31は、第2円環部34b2から軸方向一方側へ延びる基部31gと、基部31gから二股状に延びる第4の部分31eと第5の部分31fとを有する。そして、第5の部分31fが、第1シール面41に接触する接触部とされている。
本実施形態においては、第5の部分31fが第1シール面41に接触することによって径方向内側に弾性変形し、開口Aの幅が縮小される。したがって、上記第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。
例えば、第3の実施形態において、第2シール面を径方向内方に向いた面に形成し、第2リップ部を第2シール面に径方向内側から接触させてもよい。
第1及び第2シール面は、軸方向に沿って(平行に)形成されていたが、軸方向に対して若干傾斜して形成されていてもよく、第3シール面は、軸方向に対して若干傾斜して形成されていたが、軸方向に沿って形成されていてもよい。
シール部材は、軸部側に固定され、軸受カップ側に接触するように構成してもよい。
本発明の密封構造は、十字軸継手における軸部と軸受カップとの間以外にも適用可能である。
1:密封構造、6:スリンガ(第2部材)、7:シール部材、11:軸受カップ(第1部材)、31:第1リップ部、31c:第3部分(接触部)、32:第2リップ部、33:第3リップ部、34:芯金(固定部)、41:第1シール面、42:第2シール面、43:第3シール面、51:ガータスプリング(第1押圧部材)、52:ガータスプリング(第2押圧部材)、A:開口、S:収容空間、W1:開口の幅、W2:開口の幅

Claims (6)

  1. 第1部材と、前記第1部材に径方向に対向して当該第1部材と同心状に配置され当該第1部材と相対回転する第2部材と、前記第1部材に取り付けられかつ前記第2部材に摺接する環状のシール部材と、を備えている密封構造であって、
    前記第2部材が、前記第2部材の径方向側に向く第1シール面を有し、
    前記シール部材は、前記第1部材に固定される固定部と、前記固定部に接着され径方向外側で前記第1シール面に接触する接触部を有する一方、径方向内側で前記第2部材に当接しない第1リップ部と、前記第1リップ部を前記第1シール面側へ押圧する第1ガータスプリングと、を備え、
    前記第1リップ部の内部に、前記第1ガータスプリングを収容する収容空間が形成され、
    前記第1リップ部に、前記収容空間を軸方向一方側及び軸方向他方側のうちの一方側に開放し、前記第1ガータスプリングを前記収容空間に挿入するための開口が形成され、
    前記接触部は、前記収容空間よりも径方向の前記第1シール面側である径方向側に配設され、
    前記開口の幅が、前記第1シール面への接触による前記接触部の径方向内側への弾性変形によって、前記第1シール面への前記接触部の接触前よりも縮小され
    前記第1ガータスプリングは前記収容空間の中で収縮する方向に弾性変形されていることを特徴とする、密封構造。
  2. 前記開口の一方の端縁を構成する前記接触部の側縁は、前記接触部を前記第1シール面に接触させていない第1の状態で、前記第1ガータスプリングよりも前記径方向側に配置され、前記接触部を前記第1シール面に接触させた第2の状態で、前記第1ガータスプリングにおける前記径方向側の端部よりも径方向側に配置される、請求項1に記載の密封構造。
  3. 前記第2部材が、径方向側に向く第2シール面を有し、
    前記シール部材が、前記固定部に接着されかつ前記第2シール面に接触する第2リップ部と、前記第2リップ部を前記第2シール面側へ押圧する第2ガータスプリングとを更に備えている、請求項1又は2に記載の密封構造。
  4. 前記第2部材が、径方向側に向く第3シール面を有し、
    前記シール部材は、前記固定部に接着されかつ前記第3シール面に接触する第3リップ部を更に備えている、請求項3に記載の密封構造。
  5. 記第2シール面が、径方向外方に向けて配置され、前記第1シール面が、径方向内方に向けて配置されるとともに、前記第2シール面の径方向外側に間隔をあけて配置されている、請求項3に記載の密封構造。
  6. 前記第2シール面、及び、第3シール面が、径方向外方に向けて配置され、前記第1シール面が、径方向内方に向けて配置されるとともに、前記第2シール面、及び、前記第3シール面の径方向外側に間隔をあけて配置され、前記第2シール面と前記第3シール面とが軸方向に並べて配置されている、請求項4に記載の密封構造。
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