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JP6812740B2 - Oct装置 - Google Patents

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JP6812740B2
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Description

本開示は、被検物(例えば、眼)のOCT画像を得るOCT装置に関する。
複数の波長掃引光源を備え、第1の波長掃引光源による干渉信号と第2の波長掃引光源による干渉信号を接続することによって、断層像を得るSS−OCT装置(Swept Source Optical Coherence Tomography装置)が知られている。
特開2014−115280号公報
ところで、上記構成の場合、単一のリファレンス信号を用いて、2つの波長掃引光源から出射されるスペクトル間の位相差を検出し、スペクトル間の波長差については、断層画像のSN比が極大となるようにフィードバックを行うものであった。
しかしながら、フィードバックを行う場合、複数回の演算を行う必要がある。また、正確な波数接続が行われているか定かでなく、また、感度が出ない等の問題が生じた場合、波長が合っていないのか、位相が合っていないのかを検出することが困難である。
本開示は、上記従来技術の少なくとも一つの問題点を鑑み、複数の波長掃引光源を用いてOCT画像を好適に取得できるOCT装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本開示は以下のような構成を備えることを特徴とする。
第1のスペクトル帯域において出射波長を掃引させる第1の波長掃引光源と、第2のスペクトル帯域において出射波長を掃引させる第2の波長掃引光源と、を備え、前記第1のスペクトル帯域の光と第2のスペクトル帯域の光を順次出射可能な光源部と、
第1の波長掃引光源及び前記第2の波長掃引光源から出射される光を測定光と参照光に分割し、被検物からの前記測定光の反射光と、前記参照光とが合成された干渉信号光を検出器によって受光するSS−OCT光学系と、
前記検出器から出力される前記第1の波長掃引光源による第1のスペクトル干渉信号と、前記第2の波長掃引光源による第2のスペクトル干渉信号とを接続し、接続されたスペクトル干渉信号を処理してOCT画像を取得可能な演算処理部と、
前記第1の波長掃引光源と前記第2の波長掃引光源との間の位相ずれ及び波長ずれを検出するための検出手段と、
前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記第1のスペクトル干渉信号と前記第2のスペクトル干渉信号との間の位相ずれ及び波長ずれを補正する補正手段と、
を備え、
前記検出手段は、複数のFPNを含む信号を検出可能であり、
前記補正手段は、前記検出信号に含まれる前記複数のFPNを処理して前記位相ずれ及び前記波長ずれを求め、前記位相ずれ及び前記波長ずれを補正する。
本開示によれば、複数の波長掃引光源を用いてOCT画像を好適に取得できる。
本発明の実施形態の一例について図面に基づいて説明する。図1〜図5は本実施形態の実施例に係る図である。
本実施形態のOCT装置は、複数の波長掃引光源を備えてもよい。この場合、例えば、複数の波長掃引光源から出射されるスペクトル間の位相ずれを第1のFPN(Fixed Pattern Noise)を処理して取得し、複数の波長掃引光源から出射されるスペクトル間の波長ずれを第2のFPNノイズを処理して取得してもよい。得られたスペクトル間の位相ずれ及び波長ずれは、第1の波長掃引光源による第1のスペクトル干渉信号と第2の波長掃引光源による第2のスペクトル干渉信号とが接続されたスペクトル干渉信号に基づいて被検物のOCT画像を得る際に用いられてもよい。
<光源部>
OCT装置1は、例えば、第1の波長掃引光源(以下、第1の光源)と第2の波長掃引光源(以下、第2の光源)とを備える光源部を備えてもよい。この場合、第1の光源は、第1のスペクトル帯域において出射波長を掃引させてもよく、第2の光源は、第2のスペクトル帯域において出射波長を掃引させてもよい。なお、出射波長を掃引する場合、出射波長を時間的に変化させてもよい。なお、光源部は、3つ以上の波長掃引光源を備えてもよい。また、光源部は、第1の光源と第2の光源とが並列的に配置されてもよいし、直列的に配置してもよい。また、第1の光源と第2の光源は、VCSEL光源であってもよい。
第2の光源は、第1のスペクトル帯域とは異なる第2のスペクトル帯域において出射波長を掃引させてもよい。この場合、例えば、第1のスペクトル帯域と第2のスペクトル帯域は、スペクトルとして連続するスペクトル帯域であってもよく、第2の光源は、第1の光源の出射波長のスペクトル帯域と一部重複してもよい。
光源部は、第1の光源によって掃引される第1のスペクトル帯域の光と、第2の光源によって掃引される第2のスペクトル帯域の光とを順次出射可能な光源部であってもよい。この場合、光源は、第1の光源からの光と第2の光源からの光を時間的に連続して出射してもよいし、第1の光源からの光を出射して所定時間経過後、第2の光源からの光を出射してもよい。また、第1の光源からの光の出射タイミングと第2の光源からの光の出射タイミングが一部重複してもよく、第1の光源からの光の出射が終了する前に、第2の光源からの光の出射を開始してもよい。
光源部は、複数の波長掃引光源からの光を順次出射することによって、第1の光源から出射される光のスペクトル帯域と第2の光源から出射される光のスペクトル帯域を合わせたスペクトル帯域の光を出射でき、単一の波長掃引光源を用いるよりも広帯域における波長掃引が可能となる。
<OCT光学系>
OCT装置は、例えば、SS−OCT光学系(以下、OCT光学系)を備えてもよく、複数の波長掃引光源から出射される光を測定光と参照光に分割し、被検物からの測定光の反射光と、参照光とが合成された干渉信号光を検出器によって受光してもよい。
SS−OCT光学系は、被検物の反射強度を検出するためのスタンダードOCTであってもよいし、偏光感受OCT(PS−OCT:polarization sensitive OCT)、被検物の位相状態を検出するためのドップラOCTであってもよい。もちろん、SS−OCT光学系は、PS−OCTとドップラーOCTとが複合されたマルチファンクションOCTであってもよい。
OCT光学系(干渉光学系)は、OCT原理を用いて被検物のOCT画像を得るための干渉計に係る構成を有してもよい。なお、本実施形態に係るOCT装置としては、複数の波長掃引光源によってAスキャンOCT信号のみを取得可能な光コヒーレンス干渉計も含まれる。この場合、干渉光学系は、スプリッタ(光分割器)、測定光路、参照光路、コンバイナ(光合成器)、光検出器を備えてもよい。スプリッタは、波長掃引光源からの光を測定光路と参照光路に分割してもよい。スプリッタ、コンバイナには、例えば、ビームスプリッタ、ハーフミラー、ファイバーカップラ、サーキュレータ等が用いられる。測定光路は、光を被検物に導くための構成を有してもよい。参照光路は、参照光を装置内で進行させ、測定光と干渉させるための構成を有してもよい。コンバイナは、被検物で反射された測定光路からの測定光と、参照光路からの参照光とを合成(干渉)させてもよい。なお、検出器は、平衡検出器であってもよい。
<位相ずれ及ぶ波長ずれを検出するためのずれ検出部>
OCT装置は、第1の光源と第2の光源との間の位相ずれと波長ずれを検出するためのずれ検出部を備えてもよい。ここで、ずれ検出部は、例えば、第1の光源からの光によって生成されるスペクトル信号である第1のスペクトル信号と、第2の光源からの光によって生成されるスペクトル信号である第2のスペクトル信号との間の位相ずれ及び波長ずれを検出するためのずれ検出部であってもよい。なお、ずれ検出部は、複数の波長掃引光源によるスペクトル信号間の位相ずれ及び波長ずれをキャリブレーションするための信号を生成する校正信号生成部として用いられてもよい。なお、ずれ検出部は、検出光学系であってもよい。
ずれ検出部には、例えば、検出器が設けられてもよく、検出器は、第1の光源によって掃引される第1のスペクトル帯域に対応する第1のスペクトル信号を検出し、第2の光源によって掃引される第2のスペクトル帯域に対応する第2のスペクトル信号を検出してもよい。なお、検出器は、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号を、単一の検出器によって検出してもよいし、別々の検出器によって検出してもよい。なお、ずれ検出部からの検出信号が、波長空間(波数空間)から深さ空間に変換されることによって、校正画像が取得されてもよい。
ずれ検出部は、例えば、OCT光学系とは別にずれ検出部が設けられてもよい。この場合、例えば、OCT光学系とは別に干渉信号光を生成する光学系が構成されてもよく、第1の光源によって掃引される第1のスペクトル帯域に対応する第1のスペクトル干渉信号が生成され、第2の光源によって掃引される第2のスペクトル帯域に対応する第2のスペクトル干渉信号が生成されてもよい。なお、ずれ検出部からの検出信号に基づいて校正画像が得られる場合、校正画像は、OCT光学系によって得られるOCT画像とは異なる画像として生成されてもよい。なお、光源部が、ずれ検出部を備える構成であってもよい。この場合、複数の波長掃引光源とずれ検出部とを備えるSS−OCT光源が、単体で製造され、OCT装置に搭載されてもよい。
また、OCT光学系が、ずれ検出部を兼用してもよい。この場合、第1の光源によって掃引される第1のスペクトル帯域に対応する測定光と参照光とによる第1のスペクトル干渉信号が生成され、第2の光源によって掃引される第2のスペクトル帯域に対応する測定光と参照光とによる第2のスペクトル干渉信号が生成されてもよい。この場合、校正画像は、OCT画像として生成されてもよい。なお、OCT画像として出力される際には、OCT画像に発生されるFPNは、所定のノイズ処理によって除去されてもよい。
ずれ検出部は、複数のFPNを含む信号を検出可能であってもよい。ずれ検出部は、例えば、第1のFPNと第2のFPNを発生させるためのFPN発生用光学部材を、光路中に備えてもよい。FPN発生用光学部材としては、例えば、深さ方向に関して互いに離間した位置に第1のFPNと第2のFPNが発生するように形成された光学部材であってもよい。
FPN発生用光学部材としては、例えば、透過系の光路に配置され、エアーギャップを設けた上で、複数の光透過部材(例えば、カバーガラス)が設けられもよい(図2参照)。また、反射系の光路に配置され、FPN発生用光学部材として、一部の光を透過して一部の光を反射する第1の光学部材と、第1の光学部材を透過した光を第1の光学部材側に戻す第2の光学部材を備えてもよい(図10参照)。この場合、FPN発生用光学部材は、光源部からの光を反射し、検出器522に導く。また、これらに限定されず、ビームスプリッタ等が用いられてもよい(図11参照)。
ずれ検出部の光路中にFPN発生用光学部材が配置されることで、ずれ検出部の検出器から出力される検出信号には、第1のFPNと第2のFPNが含まれる。ここで、例えば、第1のFPNは、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の位相ずれを検出するために用いられ、第2のFPNは、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の波長ずれを検出するために用いられてもよい。
また、ずれ検出部は、2つのFPNを発生させるための光学部材を備える構成に限定されず、3つ以上のFPNを発生させるための光学部材を備える構成であってもよい。
また、複数のFPNを含む信号を検出する場合、上記構成に限定されない。例えば、第1のFPNと第2のFPNとの少なくともいずれかに関して、FPN発生用光学部材が用いられず、スペクトル干渉信号間の接続状態(例えば、位相差及び波長差等)によって生じ得るFPNが利用されてもよい。
なお、ずれ検出部の構成に関して、第1のFPNと第2のFPNの一方が、OCT光学系とは別のずれ検出部によって検出され、第1のFPNと第2のFPNの他方が、OCT光学系によって検出されてもよい。
<演算処理>
OCT装置は、例えば、演算処理部を備えてもよい。演算処理部は、例えば、波長掃引光源による出射波長の変化に応じて、測定光と参照光との合成による干渉信号をサンプリングし、サンプリングによって得られた各波長での干渉信号に基づいて被検物のOCT画像を得てもよい。
この場合、演算処理部は、OCT光学系の検出器から出力される各波長での干渉信号を含むスペクトル干渉信号を処理してもよい。演算処理部は、スペクトル干渉信号を処理して被検物のOCT画像を得てもよい。スペクトル干渉信号を処理して被検物のOCT画像を得る場合、フーリエ変換が用いられてもよい。演算処理部は、測定光の走査等によって異なる位置で得られたAスキャンOCT画像を並べて二次元OCT画像を得てもよい。得られたOCT画像は、記憶部(メモリ)に記憶され、表示部に表示されてもよい。
なお、スペクトル干渉信号(スペクトル干渉データ)は、波長λの関数として書き換えられ、波数k(=2π/λ)に関して等間隔な関数I(k)に変換されてもよい。演算処理部は、波数k空間でのスペクトル干渉信号をフーリエ変換することにより深さ(Z)領域における信号分布を得てもよい。
<スペクトル信号の接続>
本実施形態において、演算処理部は、OCT光学系の検出器から出力される第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号とを接続し、接続されたスペクトル干渉信号を処理してOCT画像を取得してもよい。この場合、例えば、演算処理部は、第1のスペクトル干渉信号の時間波形と、第2のスペクトル干渉信号の時間波形とを接続してもよい。
複数の波長掃引光源によるスペクトル干渉信号が接続されたスペクトル干渉信号を処理する際、演算処理部は、ずれ検出部からの検出信号に含まれる第1のFPNを処理することによって、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の位相ずれを求めてもよい。さらに、演算処理部は、ずれ検出部からの検出信号に含まれる第2のFPNを処理して第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の波長ずれを取得してもよい。
ここで、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の位相ずれ及び波長ずれとがずれ検出部からの検出信号に基づいて求められることによって、結果として、OCT光学系の検出器によって検出された第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間の位相ずれ及び波長ずれを求めることができる。なお、OCT画像を生成するための演算処理部と、位相ずれ及び波長ずれを求めるための演算処理部は、別の演算処理部であってもよいし、同一の演算処理部であってもよいし、一部の構成が重複する演算処理部であってもよい。
ここで、複数のFPNを用いることによって、例えば、複数フレームの画像を必ずしも用いることなく、接続されるスペクトル干渉信号間の位相ずれと波長ずれを的確に求めることが可能となる。
FPNを処理して位相ずれ及び波長ずれを求める場合、例えば、FPNの強度レベルを解析することによって、FPNに対応する位置でのスペクトル信号におけるφ(k)を求めてもよい。φ(k)は、掃引波長(波数)に応じたスペクトル信号の位相φの変化を示す。φ(k)は、横軸:波数k、縦軸:位相φである関数で表されてもよい。信号強度(振幅)の大きい波数k領域でのφ(k)に関して多項式フィッティングを行い、信号強度が小さい波数k領域でのφ(k)を外挿又は内挿によって求めてもよい。例えば、φ(k)は、FPNに対応する深さ位置におけるフーリエ変換値(強度値)Fの実数部RealFと虚数部ImagFの比のArc Tangent(逆正接)から求められてもよい。ここで、Arc Tangent処理によってフーリエ変換値の実数部と虚数部の比の逆正接が算出され、φ(k)が得られる。第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号におけるφ(k)を求めることで、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での位相ずれ及び波長ずれが算出される。
なお、演算処理部は、例えば、第1のFPNを処理して位相ずれを取得すると共に、第1のFPNよりもゼロディレイ位置から離れた位置に発生したFPNである第2のFPNを処理して波長ずれを取得してもよい。言い換えれば、第1のFPNは、ゼロディレイ位置に対して第2のFPNよりも近い位置に発生してもよい。
ここで、波長空間(波数空間)でのスペクトル信号において、周波数の低い方のスペクトル信号によるFPNを利用して位相ずれが取得され、スペクトル信号における周波数の高い方によるFPNを利用して波長ずれが取得される。周波数の低い方によるFPNが位相ずれの検出に利用されることで、位相ずれを検出する際の分解能が確保され、位相ずれを精度よく測定できる。一方、周波数の高い方によるFPNが波長ずれの検出に利用されることで、波長ずれを検出する際の分解能が確保され、波長ずれを精度よく測定できる。
これらを考慮すると、第1のFPNを発生させるための光学部材は、第1のFPNがゼロディレイに対してより近い位置に形成されるように、ずれ検出部の光路に配置されてもよい。一方、第2のFPNを発生させるための光学部材は、第2のFPNがゼロディレイに対してより遠い位置に形成されるように、ずれ検出部の光路に配置されてもよい。
なお、位相ずれを得る場合、例えば、演算処理部は、第1のFPNを処理することによって、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での接続部分での位相ずれを少なくとも取得してもよい。
例えば、複数の波長掃引光源の接続領域での位相情報に関して、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号とが連続して接続されるときの位相差を0としたときの第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の位相差を取得することで、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での位相に関する接続状態が検出される。ここで、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号が位相に関して連続するとは、例えば、スペクトル信号の接続領域において、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との位相が一致する状態であってもよい。この場合、位相が完全に一致する必要は必ずしもなく、当業者にとって許容されるOCT画像が取得されるように、位相が一致する場合であってもよい。
なお、波長ずれを得る場合、例えば、演算処理部は、第2のFPNを処理することによって、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での接続部分での波長ずれを少なくとも取得してもよい。この場合、演算処理部は、第1のFPNを用いて得られた位相ずれを利用して、第2のFPNを用いて得られる第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での接続部分での位相ずれを予め補正した上で、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での接続部分での波長ずれを少なくとも取得してもよい。
波長ずれを得る場合、例えば、演算処理部は、波長ずれとして、第1の光源による波長掃引と第2の光源による波長掃引との間の時間的なずれを求めてもよい。例えば、複数の波長掃引光源の接続領域での波長情報に関して、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号とが連続して接続されるときの時間的なずれを0としたときの第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の波長差(時間差)を取得することで、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での波長に関する接続状態が検出される。ここで、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号が波長に関して連続するとは、例えば、スペクトル信号の接続領域において、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との波長(波数)が一致する状態であってもよい。この場合、波長が完全に一致する必要は必ずしもなく、当業者にとって許容されるOCT画像が取得されるように、波長が一致する場合であってもよい。
複数のFPNを処理する場合、例えば、演算処理部は、第1のスペクトル信号に基づく第1の校正画像と、第2のスペクトル信号に基づく第2の校正画像とをそれぞれ取得してもよい。演算処理部は、第1の校正画像に生じた複数のFPNを処理して第1のスペクトル信号に関するφ(k)を第1のFPNと第2のFPNに関してそれぞれ取得し、第2の校正画像に生じた複数のFPNを処理して第2のスペクトル信号に関するφ(k)を第1のFPNと第2のFPNに関してそれぞれ取得してもよい。また、各々取得されたφ(k)を利用して、OCT光学系の検出器から出力される第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間の位相ずれ及び波長ずれを求めてもよい。
演算処理部は、例えば、第1のスペクトル信号に関する位相情報と第2のスペクトル信号に関する位相情報とに基づいて、接続されるスペクトル信号間の位相ずれを求めることによって、OCT光学系の検出器から出力される第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間の位相ずれを求めてもよい。また、演算処理部は、例えば、第1のスペクトル信号に関する波長情報と第2のスペクトル信号に関する波長情報とに基づいて、接続されるスペクトル信号間の波長ずれを求めることによって、OCT光学系の検出器から出力される第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間の波長ずれを求めてもよい。
なお、上記説明においては、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号とでそれぞれ校正画像を取得してスペクトル干渉信号間の位相ずれと波長ずれを求めたが、これに限定されない。演算処理部は、例えば、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号とを接続し、接続された後のスペクトル信号を処理して得られた複数のFPNを処理して、接続された第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号に関するφ(k)を第1のFPNと第2のFPNに関してそれぞれ取得してもよい。例えば、各々得られたφ(k)を利用して、OCT光学系の検出器から出力される第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間の位相ずれ及び波長ずれを求めてもよい。
この場合、第1のFPNに基づいて得られる位相ずれと、第2のFPNに基づいて得られる波長ずれとのそれぞれにおいて、第1のスペクトル信号に対応する位相情報及び波長情報と、第2のスペクトル信号に対応する位相情報及び波長情報とを、光源部から発光される光を検知する発光検知部等によって得られる切換タイミング等を利用して判別してもよい。
<接続されるスペクトル干渉信号間の補正>
OCT装置は、例えば、検出部からの検出信号に基づいて、第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間の位相ずれ及び波長ずれを補正する補正部を備えてもよい。
演算処理部は、補正部を兼用してもよく、接続されたスペクトル干渉信号を、演算処理部によって取得された位相ずれと波長ずれに基づいて補正してもよく、位相ずれ及び波長ずれが補正された状態で接続されたスペクトル信号を処理してOCT画像を取得してもよい。この場合、演算処理部は、信号処理によって位相ずれ及び波長ずれを補正し、補正された状態で接続されたスペクトル信号を処理してOCT画像を取得してもよい。
なお、補正部としては、これに限定されず、第1の波長掃引光源と第2の波長掃引光源の駆動を制御することによって、第1の波長掃引光源から出射されるスペクトルと第2の波長掃引光源から出射されるスペクトル間での位相ずれ及び波長ずれを補正してもよい。
<マッピング状態の補正>
演算処理部は、OCT光学系の検出器から出力される第1のスペクトル干渉信号の各サンプリングポイントに対する波数成分のマッピング情報を補正するための補正情報を、ずれ検出部から出力される検出信号に含まれる第2のFPNに対応する信号成分に基づいて演算により求めてもよい。演算処理部は、例えば、得られた補正情報を用いて第1のスペクトル干渉信号の各波長成分と各サンプリングポイントとの対応関係を補正してもよい。
また、演算処理部は、OCT光学系の検出器から出力される第2のスペクトル干渉信号の各サンプリングポイントに対する波数成分のマッピング情報を補正するための補正情報を、ずれ検出部から出力される検出信号に含まれる第2のFPNに対応する信号成分に基づいて演算により求めてもよい。演算処理部は、例えば、得られた補正情報を用いて第2のスペクトル干渉信号の各波長成分と各サンプリングポイントとの対応関係を補正してもよい。
上記のようなマッピング情報の補正を予め行った上で、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の位相ずれ及び波長ずれを求めて当該ずれ補正を行い、OCT画像を取得してもよい。なお、第1の光源と第2の光源として、マッピング状態が適正な光源が用いられる場合、上記マッピング補正は必ずしも必要なく、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の位相ずれ及び波長ずれの補正が行われてもよい。なお、マッピング情報を補正するための手法としては、例えば、特開2015−68775号公報を参照されたい。
被検物は、眼(前眼部、眼底等)、皮膚など生体のほか、生体以外の材料であってもよい。
<実施例>
本実施形態に係る実施例の一例を以下に説明する。図1は本実施例における光コヒーレンストモグラフィー装置の構成について説明する概略構成図である。
光コヒーレンストモグラフィー(OCT)装置1は、干渉光学系(OCT光学系)100と、演算制御部(CPU)70と、メモリ72、モニタ75、を含む。その他、OCT装置1には、図示無き、正面像観察系、固視標投影系が設けられる。
OCT光学系100には、SS−OCT(Swept Source-OCT)方式が用いられ、光源102として出射波長を時間的に高速で変化させる波長可変光源(波長走査型光源)が用いられる。光源部102は、出射光の波長を変化させる。検出器120は、例えば、受光素子からなる平衡検出器(Balanced Detector)が設けられる。受光素子は、受光部が一つのみからなるポイントセンサであって、例えば、アバランシェ・フォト・ダイオードが用いられる。
OCT光学系100は、光源部102から出射された光をカップラー(スプリッタ)104によって測定光(測定光)と参照光に分割する。
OCT光学系100は、測定光学系106によって測定光を眼Eの眼底Efに導き,また、参照光を参照光学系110に導く。OCT光学系100は、眼底Efによって反射された測定光と,参照光との合成によって取得される干渉光を検出器(受光素子)120に受光させる。
測定光学系106には、光ファイバー105、コリメータレンズ22、フォーカスレンズ18、コリメータレンズ16、光スキャナ108、リレーレンズ11、対物レンズ10、が順次設けられている。フォーカスレンズ18は、光軸方向に移動され、被検物に対するフォーカスを調整するために用いられる。
光ファイバー105からの測定光は、フォーカスレンズ18によって集光された後、コリメータレンズ16によって平行ビームに変換され、ガルバノミラー14とガルバノミラー12で構成される光スキャナ108によって反射方向が変えられる。そして、光スキャナ108によって偏向された光は、リレーレンズ11によって一旦集光された後、対物レンズ10によって平行ビームとなって眼Eに入射し、眼底Ef上に入射される。
光スキャナ108は、眼底Ef上でXY方向(横断方向)に測定光を走査させる。光スキャナ108は、瞳孔と略共役な位置に配置される。光スキャナ108は、例えば、2つのガルバノミラー12、14であり、その反射角度が駆動機構50によって任意に調整される。
光源部102から出射された光束は、その反射(進行)方向が変化され、眼底上で任意の方向に走査される。光スキャナ108としては、反射ミラー(ガルバノミラー、ポリゴンミラー、レゾナントスキャナ)の他、光の進行(偏向)方向を変化させる音響光学素子(AOM)等が用いられる。
測定光の眼底Efからの後方散乱光(反射光)は、対物レンズ10〜フォーカスレンズ18を経て、再びカップラー104に戻り、参照光と合波されて干渉する。
参照光学系110は、眼底Efでの測定光の反射によって取得される反射光と合成される参照光を生成する。参照光学系110は、マイケルソンタイプであってもよいし、マッハツェンダタイプであっても良い。参照光学系110は、例えば、反射光学系(例えば、参照ミラー)によって形成され、カップラー104からの光を反射光学系により反射することにより再度カップラー104に戻し、検出器120に導く。他の例としては、参照光学系110は、透過光学系(例えば、光ファイバー)によって形成され、カップラー104からの光を戻さず透過させることにより検出器120へと導く。
本装置は、測定光と参照光との光路長差を調整するためにOCT光学系100に配置された光学部材の少なくとも一部を光軸方向に移動させる。例えば、参照光学系110は、参照光路中の光学部材(例えば、参照ミラー111)を移動させることにより、測定光と参照光との光路長差を調整する構成を有する。例えば、駆動機構112の駆動によって参照ミラー111が光軸方向に移動される。光路長差を変更するための構成は、測定光学系106の測定光路中に配置されてもよい。測定光路中に配置された光学部材(例えば、光ファイバーの端部)が光軸方向に移動される。
測定光と参照光とが合成された干渉信号光は、カップラー104を介して、光ファイバー119を通過して検出器120に受光される。検出器120は、干渉信号光を検出する。
光源部102により出射波長が変化されると、これに対応する干渉信号光が検出器120に受光され、結果的に、スペクトル干渉信号光として検出器120に受光される。検出器120から出力されたスペクトル干渉信号は、制御部70に取り込まれ、このスペクトル干渉信号に基づき、OCT画像(深さプロファイル)が形成される。
制御部70は、光スキャナ108の駆動を制御し、眼底Ef上で測定光を横断方向に走査させる。制御部70は、各走査位置でのOCT画像(深さプロファイル)を順次並べることにより二次元OCT画像を形成させる。制御部70は、演算処理部として用いられてもよい。
以下、上記のようなOCT装置において、光源部102として、複数の波長掃引光源を設けた場合の構成及び動作について説明する。
図2は、光源部102の内部構成の一例を示す図である。光源部102は、第1の波長掃引光源(以下、第1の光源)500と、第2の波長掃引光源(以下、第2の光源)502とを備える。
第1の光源500と第2の光源502に関して、第1の光源500によって第1のスペクトル帯域において波長掃引が行われ、第2の光源502によって第2のスペクトル帯域において波長掃引が行われる。第1の光源500と第2の光源502が順次発光されることで、広帯域の波長掃引が行われる。第1の光源500と第2の光源502が1サイクル発光されることで、1回のAスキャン信号を得ることが可能である。第1の光源500と第2の光源502が繰り返し交互に切換られることで、Aスキャン信号が繰り返し取得される。
第1の光源500から出射された光は、第1のSOA(半導体光学増幅器)504によって増幅された後、ビームコンバイナ508に達する。第2の光源502から出射された光は、第2のSOA506によって増幅された後、ビームコンバイナ508に達する。
ビームコンバイナ508で合波された光は、ISO(アイソレータ)510によって整流化された後、カップラ512で分岐される。カップラ512で分岐された一方の光は、OCT光学系100に向かい、他方の光は、波長選択部514に向かい、波長選択部514によって選択された特定の波長の光が検出器516によって検出される。
波長選択部514及び検出器516は、第1の光源500と第2の光源502の発光タイミングを検知するための検知機構として用いられてもよい。波長選択部514は、特定の波長を反射するための特性を備えてもよく、例えば、FBG(ファイバー・ブラッグ・グレーティング)、FPE(ファブリー・ペロー・エタロン)が用いられてもよい。波長選択部514は、例えば、第1の光源500の掃引範囲における始端波長と終端波長の光、及び第2の光源502の掃引範囲における始端波長の光を選択的に検出器516に導光する特性を備えてもよい。この場合、追加的には、波長選択部514は、第2の光源502の掃引範囲における終端波長の光を選択的に検出器516に導光する特性を備えてもよい。なお、波長選択部514としては、波長掃引光源の掃引範囲における最始端又は最終端の光を必ずしも選択する必要はなく、波長掃引光源の掃引範囲において、OCTの画像化に用いる波長の始端又は終端の光を選択するような構成であってもよい。なお、波長選択部514は、接続領域における波長に関して、第1の光源500と第2の光源502から出射したタイミングを検知するために用いられてもよい。
上記のような検知機構を用いて光検出器516によって光が検出されたタイミングを検知することによって、第1の光源と第2の光源による波長掃引において、所定の波長帯域に達したタイミングを検知できる。
OCT光学系100の向かう光の一部は、ずれ検出部520に向かう。ずれ検出部520は、例えば、検出器522において干渉信号光を検出する構成であってもよい。ここで、ずれ検出部520は、第1の光路526と、第2の光路528とを備えてもよく、例えば、一方の光路である第2の光路528には、複数のFPNを発生させるためのFPN発生用光学部材530が配置されてもよい。なお、検出器516からの検出信号に応じて出力されるトリガ信号によって、ずれ検出部(校正信号生成部)520に設けられた検出器522での検出信号を取り込むか否かが制御される。なお、検出器522は、平衡検出器であってもよい。
FPN発生用光学部材530としては、例えば、複数のカバーガラス531、532が、エアーギャップを設けた形で配置されており、複数のカバーガラス間で透過ないし複数回反射され、これが第1の光路を通る光と干渉することで、検出器522には、2つ以上の固定パターン信号(FPN信号)が生成される。なお、エアーギャップを用いるのは、分散を等しくすることが目的であり、必ずしも必須ではない。なお、複数の光路が設けられる必要は必ずしもなく、複数のガラス板が光路中に配置されることによって生成される第1のFPNに対応する干渉信号と第2のFPNに対応する干渉信号が検出器522によって検出されてもよい。この場合、第1のカバーガラスを透過する光と内部反射光とによって、第1のFPNに対応する干渉信号光が生成され、第2のカバーガラスを透過する光と内部反射光とによって、第2のFPNに対応する干渉信号光が生成されてもよい。
図3は、光源部の動作の一例について説明するためのタイムチャートである。第1の光源500は、λ1〜λ5、第2の光源502は、λ5〜λ9の光を順次掃引するものとする。ここで、波長選択部514によって選択される波長は、例えば、第1の光源500と第2の光源502とで共通する出射波長であってもよく、その一例として、第1の光源500の始端波長λ1と、第1の光源500の終端波長及び第2の光源502の始端波長であるλ5に設定されてもよい。
波長選択部514は、λ1の光も選択するように設定されてもよい。これによって、λ1の光が第1の光源500より発光した時点で、検出器516に出射光が検出され、これをトリガとして検出器522による信号の取込が開始される。その後、第1の光源500からの光がλ5となるまで掃引される。第1の光源500からの光がλ5に達すると、検出器516によって光が検出され、これをトリガとして、検出器522による信号の取込が一時停止され、第2の光源502が発光するまで待機となる。
第2の光源502が発光次第、再び波長選択部514によって選択された光(λ5)が検出器516によって再度検出されるので、これをトリガとして検出器522による信号の取込が再度開始される。その後、サンプリングポイントの数が、第1の光源500と第2の光源502との合計で、所定のポイント数Nに達した時点で、再度取込を停止するように構成されてもよい。例えば、FPGA等を用いて、これらが実現されてもよい。もちろん、波長選択部514及び検出器522によって、第2の光源からの波長がλ9に達したことが検知されてもよい。
上記動作によって検出器522で検出された検出信号は、第1の光源500によるスペクトル信号と、第2の光源502によるスペクトル信号とで、別々に解析可能である。検出器522で検出される検出信号には、FPN発生用光学部材530による複数のFPNが含まれており、複数のFPNは、OCT光学系100の検出器120から出力される第1の光源500による第1のスペクトル干渉信号と、第2の光源502による第2のスペクトル干渉信号との間の位相ずれと波長ずれを求めるために用いられてもよい。
この場合、求められた位相ずれと波長ずれによって、OCT画像の生成に用いられる第1の光源によるスペクトル干渉信号と第2の光源によるスペクトル信号との間の位相ずれと波長ずれが補正されてもよく、結果として、第1の光源によるスペクトル干渉信号と第2の光源によるスペクトル信号との間での位相と波長とが連続して接続可能となる。
例えば、以下のような位相ずれと補正ずれの検出と補正は、以下の手法によって行われてもよい。演算制御部70は、検出器522から出力される検出信号に含まれる相対的に低周波のFPN信号(ゼロディレイ位置に近いFPN信号)から、第1の信号と第2の信号との間の位相の変化を求める。
図4〜図6は、検出器522からの検出信号を、波長(波数)空間から深さ空間に変換して、校正画像データを生成した場合の一例を示す図である。この場合、第1のスペクトル信号におけるマッピング状態の補正、第2のスペクトル信号におけるマッピング状態の補正が予め行われていることを前提として説明する。
ここで、第1の信号と第2の信号との間で波長の相対差があるとき、ゼロディレイ位置から遠いほど、画像に劣化が生じるので、結果として、ゼロディレイ位置に遠い方のFPNが劣化する(図4参照)。一方、第1の信号と第2の信号との間で位相の相対差があるとき、深さ方向に関係なく全体に亘って、画像に劣化が生じるので、結果として、ゼロディレイ位置に近い方のFPNと、遠い方のFPNとの両方とが劣化する(図5参照)。なお、第1の信号と第2の信号との間で波長差及び波長差がゼロであるとき、第1のFPN610、第2のFPNと共に鮮明に画像化される(図6参照)。
図7は、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号の位相ずれを求める場合の一例を示す図である。この場合、例えば、OCT画像を得るための波長(波数)と位相との対応関係において、スペクトル干渉信号の接続領域での位相が一致するように、位相に関して第2のスペクトル信号がシフトされてもよい。
ここで、第1のFPNを処理して、第1のFPNに関するφ(k)を求める。この場合、第1の光源500による校正画像と第2の光源502による校正画像がそれぞれ取得され、各校正画像での第1のFPNが解析されることで、第1の光源によるφ(k)と第2の光源によるφ(k)が別々に求められてもよい。
ここで、低周波の信号の周波数がゼロに近い領域においては、検出される位相ずれは、2つの波長掃引光源の初期位相差が支配的であると共に、波長差による影響は小さい。そこで、例えば、第1の光源によるスペクトルの位相の変化と、第2の光源によるスペクトルの位相の変化を計算し、第1の光源500が、波長λ1〜λ5で、位相0〜3π/4、第2の光源502が、波長λ5〜λ9で、位相が0〜πまで変化するという状態になっているような場合、接続波長であるλ5における位相ずれは、−π/4であると算出される。これによって、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での位相ずれが検出される。なお、wrap分を無視するアンラップ処理が行われた状態で、位相ずれが求められてもよい。
例えば、位相ずれが−π/4であると算出された場合、OCT画像を得るための波長(波数)と位相との対応関係において、OCT光学系100の検出器120から出力される第2のスペクトル干渉信号を位相ずれ分(−π/4)シフトさせることで、第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間での位相ずれが補正される。このような位相ずれの補正を、第1のFPNに対応する深さ位置での信号だけでなく、他の深さ位置に対応する信号に適用することによって、各深さ位置に関して、第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間での位相ずれが補正される。
図8は、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号の波長ずれを説明するための一例を示す図である。
このようにして求めた相対位相差は、高周波でも生じているはずであるから、次は、相対的に高周波のFPN(ゼロディレイに遠いFPN)から、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間での位相の変化を求める。
ここで、仮に、高周波のFPN(第2のFPN620)が、第1のFPNの周波数の2倍であるとする。この場合、位相ずれ及び波長ずれがない場合、波数の変化に対する位相の変化を示す傾きが2倍である直線が得られる。しかしながら、位相ずれが補正された状態で、波長ずれが残存する場合、第1の光源による第1の信号の波数変化と、初期位相差を考慮した第2の光源による第2の信号の波数変化とで、時間的なずれが生じる。
ここで、OCT光学系100の検出器120から出力される第1のスペクトル干渉信号の波長変化と第2のスペクトル干渉信号の波長変化との間の時間的なずれを補正することで、全周波数に亘っての波長成分の補正を行うことが可能となる。例えば、波長掃引幅が常に一定とみなさるような光源の場合、次のような方法となる。
図9は、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の波長差を補正するための一例を示す図である。この場合、OCT画像を得るための波長(波数)と位相との対応関係において、スペクトル干渉信号の接続領域での波長が一致するように、波数(波長)に関して第2のスペクトル信号がシフトされてもよい。これによって、第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との波長ずれが補正される。このような波長ずれの補正を、第2のFPNに対応する深さ位置での信号だけでなく、他の深さ位置に対応する信号に適用することによって、各深さ位置に関して、第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間での波長ずれが補正される。
なお、相対的に高周波の信号の周波数でのFPNを処理して波長差を求める場合、第1の信号と第2の信号間との位相差(初期位相差)の影響は、波長差に対してかなり小さくなるので、これを無視して計算してもよい。
また、相対的に低い周波数信号においても、完全にゼロ周波数にはできないので、第1のスペクトル干渉信号と第2のスペクトル干渉信号との間の波長ずれが残存していると仮定し、低周波と高周波の信号の初期位相と波長ずれを連立して導出してもよい。この場合、一方の値に関して仮定値を設定しておき、他方の値に関して条件に合致する値を算出してもよく、このような算出プロセスを交互に繰り返し、イタレーション処理で、両者が一定量に収まるように、位相ずれと波長ずれを導出してもよい。
なお、上記説明においては、掃引される波長幅が一定である場合を例としたが、これに限定されない。例えば、光源の特性によっては、波数kの終端が決まっているとして、kの波長幅を変える場合もあり得る。
本実施例における光コヒーレンストモグラフィー装置の構成について説明する概略構成図である。 光源部102の内部構成の一例を示す図である。 光源部の動作の一例について説明するためのタイムチャートである。 検出器522からの検出信号を、波長(波数)空間から深さ空間に変換して、校正画像データを生成した場合の一例を示す図である。 検出器522からの検出信号を、波長(波数)空間から深さ空間に変換して、校正画像データを生成した場合の一例を示す図である。 検出器522からの検出信号を、波長(波数)空間から深さ空間に変換して、校正画像データを生成した場合の一例を示す図である。 第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号の位相ずれを求める場合の一例を示す図である。 図8は、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号の波長ずれを説明するための一例を示す図である。 図9は、第1のスペクトル信号と第2のスペクトル信号との間の波長差を補正するための一例を示す図である。 FPN発生用光学部材の他の例を示す図である。 FPN発生用光学部材の他の例を示す図である。

70 制御部(演算処理部)
102 光源部
500 第1の波長可変光源
502 第2の波長可変光源
520 ずれ検出部

Claims (5)

  1. 第1のスペクトル帯域において出射波長を掃引させる第1の波長掃引光源と、第2のスペクトル帯域において出射波長を掃引させる第2の波長掃引光源と、を備え、前記第1のスペクトル帯域の光と第2のスペクトル帯域の光を順次出射可能な光源部と、
    第1の波長掃引光源及び前記第2の波長掃引光源から出射される光を測定光と参照光に分割し、被検物からの前記測定光の反射光と、前記参照光とが合成された干渉信号光を検出器によって受光するSS−OCT光学系と、
    前記検出器から出力される前記第1の波長掃引光源による第1のスペクトル干渉信号と、前記第2の波長掃引光源による第2のスペクトル干渉信号とを接続し、接続されたスペクトル干渉信号を処理してOCT画像を取得可能な演算処理部と、
    前記第1の波長掃引光源と前記第2の波長掃引光源との間の位相ずれ及び波長ずれを検出するための検出手段と、
    前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記第1のスペクトル干渉信号と前記第2のスペクトル干渉信号との間の位相ずれ及び波長ずれを補正する補正手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、複数のFPNを含む信号を検出可能であり、
    前記補正手段は、前記検出信号に含まれる前記複数のFPNを処理して前記位相ずれ及び前記波長ずれを求め、前記位相ずれ及び前記波長ずれを補正することを特徴とするOCT装置。
  2. 前記補正手段は、第1のFPNを処理して前記位相ずれを求め、第2のFPNを処理して前記波長ずれを求めることを特徴とする請求項1のOCT装置。
  3. 前記検出手段は、前記第1のFPNと前記第2のFPNとの少なくともいずれかを発生させるための光学部材を光路中に備えることを特徴とする請求項2のOCT装置。
  4. 前記補正手段は、前記第1のFPNを処理して前記位相ずれを求めると共に、前記第1のFPNよりもゼロディレイ位置から離れた位置に発生したFPNである第2のFPNを処理して前記波長ずれを求めることを特徴とする請求項2〜3のいずれかのOCT装置。
  5. 前記補正手段は、前記波長ずれとして、前記第1の波長掃引光源による波長掃引と前記第2の波長掃引光源による波長掃引との間の時間的なずれを求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれかのOCT装置。
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