JP6790951B2 - 地図情報学習方法及び地図情報学習装置 - Google Patents
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Description
例えば、車両の走行路に標高差があると、路面に沿った走行距離と二次元地図上の走行距離との間に差が生じる。走行路の標高差は、オドメトリにより推定した自己位置と二次元地図上の自己位置との間に生じるオドメトリ誤差の要因の1つである。
このオドメトリ誤差は、予め地図データに記憶した道路周辺のランドマークの位置情報と車両周囲で検出したランドマークの検出位置とを照合することによって補正できる。
本発明は、ランドマークの位置情報を、適切な間隔で学習することを目的とする。
(構成)
図1を参照する。運転支援装置1は、本発明の実施形態に係る自己位置推定装置2と、車両走行コントローラ50と、車両制御アクチュエータ群51を備える。
自己位置推定装置2は、運転支援装置1を搭載する車両(以下、単に「車両」と表記する)の二次元地図上の位置を推定するとともに、車両の位置推定に用いられるランドマークの位置を学習する。
自己位置推定装置2は、本発明の一態様に係る地図情報学習装置の一例である。
地図格納部31は、通信装置30と有線通信又は無線通信によりデータ、信号又は情報を送受信可能である。
撮影装置11は、例えばステレオカメラであってよい。撮影装置11は、単眼カメラであってもよく、単眼カメラにより複数の視点で同一の物体を撮影して、物体までの距離を計算してもよい。
撮影装置11及び測距装置12は、検出した周囲環境の情報である周囲環境情報をコントローラ40へ出力する。また、撮影装置11及び測距装置12は、車両の運転支援制御又は自動運転制御を行う車両走行コントローラ50へも周囲環境情報を出力する。
操舵センサ22は、操向輪の転舵角を検出し、検出した転舵角の情報をコントローラ40と車両走行コントローラ50へ出力する。
車速センサ24は、車両の速度を算出し、算出した車速の情報をコントローラ40及び車両走行コントローラ50へ出力する。
ジャイロセンサ26は、車両の走行方向を検出し、走行方向の情報をコントローラ40と車両走行コントローラ50へ出力する。
車輪速センサ27は、車両の車輪速を検出し、車輪速の情報をコントローラ40と車両走行コントローラ50へ出力する。
車両センサ群20から出力される、これらアクセル開度、転舵角、ブレーキ操作量、車速、加速度、走行方向、車輪速の情報を「車両状態情報」と表記することがある。
第1地図32は、道路上の白線・停止線・横断歩道・路面マーク等の道路標示や、道路端を示す縁石や中央分離帯等の段差の位置を示す点列情報を含んだ車線レベルの地図データである。
地図格納部31は、通信装置30を介して外部から第1地図32を取得してもよく、定期的に最新の地図情報を受信して第1地図32を更新してもよい。地図格納部31は、車両が実際に走行した走路を、地図情報として第1地図32に蓄積してもよい。
第2地図34は、第1地図32を補完するために用いられる二次元地図データである。例えば、第2地図34は、第1地図32に点列情報が記憶されていないエリアや、記憶された点列情報が少なく車両の位置検出に十分でないエリアにおいて、自己位置推定装置2が学習した地図情報を記憶するために用いられてよい。
標高DB35には、所定の地理的範囲における各地点の標高データが記憶される。
記憶装置42には、プロセッサ41上で実行されて、車両の位置推定処理とランドマーク学習処理とを、コントローラ40に実行させるためのコンピュータプログラムが記憶される。
汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路で車両走行コントローラ50を実現してもよい。例えば、車両走行コントローラ50はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ等のプログラマブル・ロジック・デバイス等を有していてもよい。
記憶装置は、半導体記憶装置、磁気記憶装置及び光学記憶装置のいずれかを備えてよい。記憶装置は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM及びRAM等のメモリを含んでよい。
ステアリングアクチュエータ52は、車両のステアリングの操舵方向及び操舵量を制御する。アクセル開度アクチュエータ53は、車両のアクセル開度を制御する。ブレーキ制御アクチュエータ54は、車両のブレーキ装置の制動動作を制御する。
例えば車両走行コントローラ50は、車両の現在位置に基づいて、アクセル開度量を変更するタイミング、ステアリングの操舵量を変更するタイミング、ブレーキ装置を動作させるタイミングを決定する。例えば車両走行コントローラ50は、車両の現在位置に基づいて、アクセル開度量、ステアリングの操舵量、ブレーキ装置による制動量を変更する。
オドメトリ算出部60、トラジェクトリ算出部61、白線検出部62、ランドマーク検出部63、マッチング部64、ランドマーク補正部65、トラジェクトリ補正部66、及びランドマーク記録部67の機能は、記憶装置42に格納されたコンピュータプログラムをプロセッサ41で実行することにより実現される。
トラジェクトリ算出部61は、オドメトリ算出部60が算出した移動量及び移動方向を用いて道路における車両の走行軌跡を算出する。尚、車両の走行軌跡を算出する上で、道路における走行軌跡を学習して予め得られた走行軌跡モデルと、車両の車両モデルを用いてもよい。
ランドマーク検出部63は、周囲環境センサ群10から得られる周囲環境情報の変化から、道路周辺のランドマークの位置を検出する。ランドマークとして、例えば、電柱、標識、ポスト、建物、自車両周囲に存在して、直線として検出できるもの、90度のエッジとして検出できるものなどがある。ランドマーク検出部63は、車両の周囲の所定範囲内にあるランドマークを検出してよい。例えばランドマーク検出部63は、車両から所定距離以内の範囲内のランドマークを検出してよい。ランドマーク検出部63は、検出したランドマークの位置を示す点列情報をランドマーク補正部65とトラジェクトリ補正部66へ出力する。
トラジェクトリ補正部66は、マッチング部64により推定された車両の二次元地図上の位置に基づいて、トラジェクトリ算出部61が算出した車両の走行軌跡を補正し、車両の二次元地図上の位置を推定する。補正するとき、前述した、車両軌跡モデルを使ってもよい。
さらに、トラジェクトリ補正部66は、推定した車両の位置に基づいて、白線検出部62が検出した白線等の二次元地図上の位置を推定し直して、走行軌跡を再度補正し、車両の位置推定精度を向上させてもよい。
トラジェクトリ補正部66は、推定した車両の二次元地図上の位置に基づいて、トラジェクトリ算出部61が算出した車両の走行軌跡を補正し、車両の二次元地図上の位置を推定する。
トラジェクトリ補正部66は、推定した車両の二次元地図上の位置を示す自己位置情報を車両走行コントローラ50へ出力する。
ランドマーク記録部67は、車両の周囲のランドマークを検出してランドマークの点列情報を第2地図34へ記録する地点間の距離間隔を、第1距離差D1に応じて定める。
例えば、ランドマーク記録部67は、第1距離差D1に基づいて定まる間隔(距離)を車両が走行するたびに、ランドマークのその点列情報を第2地図34へ記録する。
第2走行距離算出部70は、オドメトリ算出部60により算出された第1走行距離Lodmと、GPS受信機33の測位情報と、標高DB35に記憶された標高データに基づき、走行軌跡の二次元地図上の長さである第2走行距離Lmapを算出する。
なお、オドメトリ算出部60は、第1走行距離Lodmを算出する第1走行距離算出部に相当する。
第2走行距離算出部70は、時刻t0及び時刻tiにおいて、それぞれGPS受信機33の測位情報に基づきA地点及びB地点の座標を取得する。第2走行距離算出部70は、A地点及びB地点の座標に基づいて、標高DB35からA地点及びB地点の標高を取得する。第2走行距離算出部70は、A地点とB地点との間の標高差Hを算出する。
θ=Sin−1(H/Lodm) …(1)
Lmap=Lodm×cosθ …(2)
条件判定部71は、車両が、第1距離差D1に基づいて定まる距離を走行したか否かを判定する。
例えば条件判定部71は、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm及び第2走行距離Lmapのいずれか一方が最大になる距離を、車両が走行したか否かを判定してよい。
また、例えば条件判定部71は、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm及び第2走行距離Lmapのいずれか一方が所定値に到達する距離を、車両が走行したか否かを判定してよい。
例えば、記録部72は、第1距離差D1に基づいて定まる距離を車両が走行したと条件判定部71が判定するたびにランドマークの点列情報を第2地図34へ記録してよい。すなわち、記録部72は、第1距離差D1に基づいて定まる間隔で、ランドマークの点列情報を第2地図34へ記録する。
また、例えば記録部72は、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm及び第2走行距離Lmapのいずれか一方が所定値に到達したと条件判定部71が判定するたびに、ランドマークの点列情報を第2地図34へ記録してよい。
このような間隔でランドマークの点列情報を記録すれば、標高差により路面に沿った第1走行距離Lodmと二次元地図上の第2走行距離Lmapとの間に生じるオドメトリ誤差がTh1以内になるように、ランドマークを用いてオドメトリ誤差を修正できる。尚、本実施形態においては、一例として標高差による第1走行距離Lodmと二次元地図上の第2走行距離Lmapとの間に生じるオドメトリ誤差を示したが、必ずしもこれに限らない。他にもタイヤの滑り、路面の凹凸等でもオドメトリ誤差は生じるため、そのような場合にも対応して本実施形態は実施可能である。
時刻t0にてランドマークの点列情報が第2地図34に記録された場合、オドメトリ算出部60は、時刻t0での車両の位置を第1走行距離Lodmの起算地点とする。オドメトリ算出部60は、起算地点から第1時刻t(i−1)までの第1走行距離Lodmを算出する。また、オドメトリ算出部60は、起算地点から、第1時刻t(i−1)に続く第2時刻tiまでの第1走行距離Lodmを算出する。
条件判定部71は、第1時刻t(i−1)における第1距離差D1(i−1)と、第2時刻tiにおける第1距離差D1iをそれぞれ算出する。
記録部72は、第1時刻t(i−1)及び第2時刻tiにおいてランドマーク検出部63に検出されたランドマークの点列情報をランドマーク補正部65から取得する。
第2地図34へランドマークを記録した後、オドメトリ算出部60は、第1時刻t(i−1)における車両の位置を第1走行距離Lodmの起算地点にする。
以上の処理を繰り返すことにより、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm及び第2走行距離Lmapのいずれか一方が最大になる間隔で、ランドマークが第2地図34へ記録される。
次に、第1実施形態に係る地図情報学習方法の一例を説明する。図4を参照する。図4に示すステップS1〜S8は、所定の周期(例えば100m秒ごと)で訪れる時刻ti(i=1、2、3、…)においてそれぞれ実行される。
ステップS2において第2走行距離算出部70は、第1走行距離Lodmの起算地点と時刻tiの地点との間の標高差Hを算出する。
ステップS3において第2走行距離算出部70は、第1走行距離Lodmの起算地点から時刻tiまでの第2走行距離Lmapを算出する。
ステップS5において条件判定部71は、時刻tiにおける第1距離差D1iを算出する。
第1距離差D1(i−1)が閾値Th1以下であり第1距離差D1iが閾値Th1より大きい場合(ステップS6:Y)に処理はステップS7へ進む。第1距離差D1iが閾値Th1より以下の場合(ステップS6:N)に処理はステップS8へ進む。
ステップS8においてランドマーク記録部67は、第2地図34へのランドマークの学習を終了すべきか否かを判定する。
ランドマークの学習を終了すべきと判定した場合(ステップS8:Y)に処理は終了する。ランドマークの学習を終了すべきと判定しない場合(ステップS8:N)に処理はステップS1に戻る。
ランドマーク記録部67は、車両の走行軌跡の長さである第1走行距離Lodmと、この走行軌跡の二次元地図上の長さである第2走行距離Lmapと、の間の差である第1距離差D1を算出する。ランドマーク記録部67は、車両の周囲のランドマークを検出してランドマークの点列情報を第2地図34へ記録する地点間の距離間隔を、第1距離差D1に応じて定める。
これにより、ランドマークの位置情報を、適切な距離間隔で学習できる。また、適切な距離間隔でランドマークの位置情報を記録することができるようになるため、自車両の位置を正確に特定できるようになる。
第1距離差D1には、走行路の標高差によって発生するオドメトリ誤差が反映される。このため、第1距離差D1に基づいて定まる間隔でランドマークを記録することにより、ランドマークの位置情報を記録する間隔を、走行路の標高差により生じたオドメトリ誤差に応じて決定することができるようになる。
したがって、走行路の標高差により生じるオドメトリ誤差の補正に使用されるランドマークの位置情報を、適切な距離間隔で学習できる。
本発明により、例えば傾斜5度の走行路において第1距離差D1を10cm以内に抑えるようにランドマークの記録間隔を定める場合、二次元地図上の1km当たり40箇所でランドマークを記録すれば足りる。このため、記録するデータ量は13.2MBとなり1/75に低減できる。
尚、ランドマークの情報は、必ずしも点列に限られず、ランドマークが特定できる情報であればよい。またランドマークの情報は、必ずしも地図に記録される必要はなく、位置情報が特定できるように記録されていればよい。また、ランドマークの情報は、走行中に記録される必要はなく、地点間の距離間隔で記録できれば、記録するタイミングは限られない。
例えば、記録部72は、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm及び第2走行距離Lmapのいずれか一方が予め定めた所定値に達した場合に、車両の周囲で検出されるランドマークの位置情報を第2地図34へ記録してよい。
このようにランドマークを記録する間隔を定めることにより、オドメトリ誤差を抑えつつランドマークを記録する間隔ができるだけ長くなるように、間隔を設定できる。これにより、ランドマークの記録に要するデータ量を低減することができる。
標高差Hに基づくことにより比較的容易且つ正確に第1距離差D1を算出できる。
ランドマークの位置情報を記録する地図データは、車両の走行支援に用いる第1地図32を補完する第2地図34である。ただし、記録部72は、第1地図32にランドマークの位置情報を記録してもよい。
個別の車両でランドマークを学習した第2地図34によって第1地図32を補完することにより、第1地図32に点列情報が記憶されていないエリアや、記憶された点列情報が少なく車両の位置検出に十分でないエリアがあっても、個別の車両に必要な範囲でオドメトリ誤差を補正することができる。
(1)標高差により生じるオドメトリ誤差を閾値Th1以下にするようにランドマークの記録間隔を定める場合、閾値Th1より十分に小さい閾値Th2を設定し、第1距離差D1が閾値Th2を超える距離を車両が走行するたびに、車両の周囲で検出されるランドマークの位置情報を第2地図34へ記録してよい。すなわち、第1距離差D1が閾値Th2を超える間隔でランドマークを第2地図34へ記録してよい。
ステップS10〜S14の処理は、図4のステップS1〜S5の処理と同様である。
ステップS15において条件判定部71は、時刻tiにおける第1距離差D1iが閾値Th2より大きいか否かを判断する。
第1距離差D1iが閾値Th2より大きい場合(ステップS15:Y)に処理はステップS16へ進む。第1距離差D1iが閾値Th2より以下の場合(ステップS15:N)に処理はステップS17へ進む。
ステップS17の処理は、図4のステップS8の処理と同様である。
本変形例においても、第1実施形態の効果と同様に、走行路の標高差により生じたオドメトリ誤差に応じてランドマークを記録する間隔を決定することができるようになる。
このため、走行路の標高差により生じるオドメトリ誤差の補正に使用されるランドマークの位置情報を、適切な距離間隔で学習できる。
このため記録部72は、第1距離差D1に基づいて定まる距離を車両が走行した時点で車両の周囲の所定範囲内のランドマークが検出可能でない場合、この所定範囲の周囲の領域において検出されるランドマークの位置情報を第2地図34へ記録してよい。後述の第2実施形態においても同様である。
記録部72は、領域82において検出されるランドマークの位置情報を第2地図34へ記録する。
これにより、第1距離差D1に基づいて定まる距離を車両80が走行した時点で、ランドマーク検出部63が所定範囲81内にあるランドマークを検出できなくても、オドメトリ誤差の補正に用いるランドマークを記録することができる。このため、オドメトリ誤差の蓄積を防止できる。
例えば、条件判定部71は、場所に応じて閾値Th1及びTh2を変更してもよい。例えば、特定の店舗や施設の近くや交差点のような混雑が発生する場所では安全性を確保するために車両の位置を高精度に推定することが求められる。
また、例えば条件判定部71は、車両が走行する道路の種別や形状に応じて閾値Th1及びTh2を変更してもよい。例えば、カーブを走行中は直線路を走行中よりも閾値Th1及びTh2を小さくしてもよい。高速道路を走行中は一般道路を走行中よりも閾値Th1及びTh2を小さくしてもよい。交差点を走行中は道路を走行中よりも閾値Th1及びTh2を小さくしてもよい。
ランドマーク記録部67は、次式(3)及び(4)に基づいて第1走行距離Lodmを算出する第1走行距離算出部を備えてもよい。
θ=Tan−1(H/Lmap) …(3)
Lodm=Lmap/cosθ …(4)
後述の第2実施形態においても同様である。
続いて、第2実施形態の自己位置推定装置2を説明する。第2実施形態では、車輪の回転数に基づき算出される第1走行距離Lodmに生じるオドメトリ誤差を補正するために第1走行距離Lodmに乗じられる係数Gを算出して第2地図34に記録する。以下、係数Gを「オドメトリゲインG」と表記する。
オドメトリ算出部60は、オドメトリゲインGを第1走行距離Lodmに乗じることによりオドメトリ誤差を補正する。
オドメトリ算出部60は、次式(5)に示すようにオドメトリゲインGを第1走行距離Lodmに乗じることにより第2走行距離Lmapを算出してオドメトリ誤差を補正する。
Lmap=G×Lodm …(5)
コントローラ40は、第3走行距離算出部90を備える。ランドマーク記録部67は、オドメトリゲイン算出部91を備える。
第3走行距離算出部90及びオドメトリゲイン算出部91の機能は、記憶装置42に格納されたコンピュータプログラムをプロセッサ41で実行することにより実現される。
例えば、第3走行距離算出部90は、周囲環境センサ群10の検出結果から抽出された白線等や、ランドマークに基づいて第3走行距離Lhiを算出してもよく、周囲環境センサ群10の検出結果に基づくビジュアルオドメトリにより第3走行距離Lhiを算出してもよい。
オドメトリゲイン算出部91は、例えば、第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiに基づいてオドメトリゲインGを算出してよい。例えばオドメトリゲイン算出部91は、G=Lmap/LodmやG=Lhi/Lodmなどのオドメトリゲインを算出してよい。
オドメトリゲイン算出部91は、さらに、路面の斜度、速度、道路形状等のパラメータを考慮してオドメトリゲインGを算出してもよい。
第2実施形態では、オドメトリゲイン算出部91は、第3走行距離Lhiと第2走行距離Lmapとの間の差である第2距離差D2=|Lmap−Lhi|と、第1距離差D1と、に基づいて定まる距離を車両が走行するたびに、オドメトリゲインGを算出して第2地図34に記録する。
すなわち、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiのいずれかが最大になるか、又は第2距離差D2が所定の閾値Th3以下のまま第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiのいずれか一方が最大になる間隔で、オドメトリゲインGを算出して第2地図34に記録する。
また例えば、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiのいずれかが所定値に到達するか、又は第2距離差D2が所定の閾値Th3以下のまま第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiのいずれかが所定値に到達する場合に、オドメトリゲインGを算出して第2地図34に記録する。
すなわち、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiのいずれかが最大になるか、又は第2距離差D2が所定の閾値Th3以下のまま第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiのいずれか一方が最大になる間隔で、ランドマークの点列情報を第2地図34へ記録する。
また、例えば、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiのいずれかが所定値に到達するか、又は第2距離差D2が所定の閾値Th3以下のまま第1走行距離Lodm、第2走行距離Lmap、第3走行距離Lhiのいずれかが所定値に到達する場合に、ランドマークの点列情報を第2地図34へ記録する。
時刻t0にてオドメトリゲインG及びランドマークが第2地図34に記録された場合、オドメトリ算出部60は、時刻t0での車両の位置を第1走行距離Lodmの起算地点とする。また、第3走行距離算出部90は、時刻t0での車両の位置を第3走行距離Lhiの起算地点とする。
第3走行距離算出部90は、起算地点から第1時刻t(i−1)までの第3走行距離Lhiを算出する。また、第3走行距離算出部90は、起算地点から第2時刻tiまでの第3走行距離Lhiを算出する。
条件判定部71は、第1時刻t(i−1)における第1距離差D1(i−1)と、第2時刻tiにおける第1距離差D1iをそれぞれ算出する。
条件判定部71は、第1時刻t(i−1)における第2距離差D2(i−1)と、第2時刻tiにおける第2距離差D2iをそれぞれ算出する。
記録部72は、第1時刻t(i−1)及び第2時刻tiにおいてランドマーク検出部63に検出されたランドマークの点列情報をランドマーク補正部65から取得する。
オドメトリゲイン算出部91は、第1時刻t(i−1)における第1距離差D1(i−1)が閾値Th1以下であり、且つ第2時刻tiにおける第1距離差D1iが閾値Th1より大きいと条件判定部71が判定した場合、第1時刻t(i−1)に算出したオドメトリゲインGを第2地図34へ記録する。第1時刻t(i−1)における第2距離差D2(i−1)が閾値Th3以下であり、且つ第2時刻tiにおける第2距離差D2iが閾値Th3より大きいと条件判定部71が判定した場合にも、第1時刻t(i−1)に算出したオドメトリゲインGを第2地図34へ記録する。
第2地図34へランドマークを記録した後、オドメトリ算出部60は、第1時刻t(i−1)における車両の位置を第1走行距離Lodmの起算地点にする。第3走行距離算出部90は、第1時刻t(i−1)における車両の位置を第3走行距離Lhiの起算地点にする。
ステップS20〜S22の処理は、図4のステップS1〜S3の処理と同様である。
ステップS23において第3走行距離算出部90は、第3走行距離Lhiの起算地点から時刻tiまでの車両の走行軌跡の長さを第3走行距離Lhiとして算出する。
ステップS25においてオドメトリゲイン算出部91は、時刻tiにおけるオドメトリゲインGを算出する。
ステップS26の処理は、図4のステップS5の処理と同様である。
ステップS27において条件判定部71は、時刻tiにおける第2距離差D2iを算出する。
ステップS28において条件判定部71は、時刻t(i−1)における第1距離差D1(i−1)が閾値Th1以下であり、且つ時刻tiにおける第1距離差D1iが閾値Th1より大きいか、又は時刻t(i−1)における第2距離差D2(i−1)が閾値Th3以下であり、且つ時刻tiにおける第2距離差D2iが閾値Th3より大きいか否かを判断する。
オドメトリ算出部60は、第1時刻t(i−1)における車両の位置を第1走行距離Lodmの起算地点にする。第3走行距離算出部90は、第1時刻t(i−1)における車両の位置を第3走行距離Lhiの起算地点にする。
ステップS30の処理は、図4のステップS8の処理と同様である。
オドメトリ算出部60は、車輪の回転数に基づき前記第1走行距離Lodmを算出する。オドメトリゲイン算出部91は、第1走行距離Lodmに生じる誤差を補正するために第1走行距離Lodmに乗じられるオドメトリゲインGを、第1距離差D1に基づいて定まる距離を車両が走行するたびに算出して、車両の周囲で検出されるランドマークの位置情報とオドメトリゲインGを第2地図34へ記録する。
これにより、第1距離差D1に基づいて定まる間隔で記録されたランドマークによる位置補正を行うまでの間、オドメトリゲインGによる位置補正が可能になるため、車両の位置の推定精度を向上させることができる。
第1距離差D1と第2距離差D2とに基づいて定まる距離を車両が走行するたびに、オドメトリゲインGを算出して、車両の周囲で検出されるランドマークの位置情報とオドメトリゲインGを第2地図34へ記録する。
また、車輪の回転に基づいて算出したオドメトリである第1走行距離Lodmの誤差が過大になる前にランドマークによる補正が可能になる。このため、オドメトリゲインGによる補正量が過大になることによるオドメトリゲインGの補正誤差が大きくなるのを防止できる。
また、第1走行距離Lodmと第2走行距離Lmapとの間の差である第1距離差D1により定まる間隔で、オドメトリゲインGを記録する。これにより、適切な間隔でオドメトリゲインGを記録することができるようになるため、データ量を抑制しつつ、適切なオドメトリゲインGを設定できるようになるため、自車両の移動距離を正確に算出できるようになる。このオドメトリゲインGは、地図に記録される必要はなく、オドメトリゲインGを用いる位置の位置情報が特定できるようになっていれば、記録方法、媒体は限られない。
(1)第1実施例と同様に、第1距離差D1が所定の閾値Th1以下のまま第1走行距離Lodm及び第2走行距離Lmapのいずれか一方が最大になる距離を、車両が走行するたびに、オドメトリゲインGを算出してランドマークの位置情報とオドメトリゲインGを第2地図34へ記録してもよい。
また、閾値Th1より十分に小さい閾値Th2を設定し、第1距離差D1が閾値Th2を超える距離を車両が走行するたびに、オドメトリゲインGを算出してランドマークの位置情報とオドメトリゲインGを第2地図34へ記録してもよい。
また、閾値Th3より十分に小さい閾値Th4を設定し、第2距離差D2が閾値Th4を超える距離を車両が走行するたびに、オドメトリゲインGを算出してランドマークの位置情報とオドメトリゲインGを第2地図34へ記録してもよい。
(2)第1実施形態の変形例と同様に、条件判定部71は、運転環境に応じて閾値Th3を変更してもよい。
41…プロセッサ、42…記憶装置、50…車両走行コントローラ、51…車両制御アクチュエータ群、52…ステアリングアクチュエータ、53…アクセル開度アクチュエータ、54…ブレーキ制御アクチュエータ、60…オドメトリ算出部、61…トラジェクトリ算出部、62…白線検出部、63…ランドマーク検出部、64…マッチング部、65…ランドマーク補正部、66…トラジェクトリ補正部、67…ランドマーク記録部、70…第2走行距離算出部、71…条件判定部、72…記録部、80…車両、90…第3走行距離算出部、91…オドメトリゲイン算出部
Claims (14)
- センサが、車両の周囲のランドマークを検出し、
コントローラが、
前記車両の走行軌跡の長さである第1走行距離と、前記走行軌跡の二次元地図上の長さである第2走行距離と、の間の差である距離差を算出し、
検出した前記ランドマークの位置情報を記録する距離間隔を、前記距離差に応じて定める、
ことを特徴とする地図情報学習方法。 - 前記コントローラは、前記距離差に基づいて定まる距離間隔で、前記車両の周囲で検出されるランドマークの位置情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の地図情報学習方法。
- 前記距離間隔として、前記距離差が所定の閾値を超えた場合に、前記コントローラは、前記ランドマークの位置情報を記録することを特徴とする請求項2に記載の地図情報学習方法。
- 前記コントローラは、前記距離差と、前記第1走行距離及び前記第2走行距離のいずれか一方と、に基づいて定まる距離間隔で、前記ランドマークの位置情報を記録することを特徴とする請求項2に記載の地図情報学習方法。
- 前記距離間隔として、前記距離差が所定の閾値以下のまま前記第1走行距離及び前記第2走行距離の前記いずれか一方が予め定めた所定値に到達した場合に、前記コントローラは、前記車両の周囲で検出されるランドマークの位置情報を記録することを特徴とする請求項4に記載の地図情報学習方法。
- 前記コントローラは、
車輪の回転数に基づき前記第1走行距離を算出し、
前記第1走行距離に生じる誤差を補正するために用いる係数を記録する、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の地図情報学習方法。 - 前記係数は、前記第1走行距離から前記第2走行距離を算出するために前記第1走行距離に乗じられる係数であることを特徴とする請求項6に記載の地図情報学習方法。
- 前記コントローラは、前記距離差に基づいて定まる距離間隔で、前記係数を記録することを特徴とする請求項6又は7に記載の地図情報学習方法。
- 前記コントローラは、
前記第1走行距離と前記第2走行距離との間の差である第1距離差を算出し、
前記車両の周囲環境の検出結果に基づき算出した前記車両の走行軌跡の長さである第3走行距離と前記第2走行距離との間の差である第2距離差を算出し、
前記第1距離差と前記第2距離差とに基づいて定まる距離間隔で、前記係数を記録する、
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の地図情報学習方法。 - 前記コントローラは、前記車両の走行路の標高差に基づいて前記距離差を算出することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の地図情報学習方法。
- 前記コントローラは、衛星測位信号及び標高データベース、又はジャイロセンサを用いて前記標高差を測定することを特徴とする請求項10に記載の地図情報学習方法。
- 前記ランドマークの位置情報の記録は、前記車両の走行支援に用いる地図データの補完に用いられることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の地図情報学習方法。
- 前記車両の周囲の所定範囲内のランドマークが検出可能でない場合、前記コントローラは、前記所定範囲の周囲の所定幅の領域において検出されるランドマークの位置情報を記録することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の地図情報学習方法。
- 車両の周囲のランドマークを検出するセンサと、
前記車両の走行軌跡の長さである第1走行距離と、前記走行軌跡の二次元地図上の長さである第2走行距離と、の間の差である距離差を算出し、前記センサにより検出した前記ランドマークの位置情報を所定の記憶装置へ記録する距離間隔を、前記距離差に応じて定めるコントローラと、
を備えることを特徴とする地図情報学習装置。
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