本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の応答装置1の構成例を示す図である。図1では、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。応答装置1は、コントローラ等から送信された設定管理コマンドを入力するコマンド入力部2と、入力された設定管理コマンドに基づく応答を出力する応答部3とを備える。ここで、設定管理コマンドとは、設定管理に関する処理を実行させる命令である。
以下、応答装置1が行う処理について、複数の動作例(第1の動作例〜第6の動作例)を例示して説明する。
(第1の動作例)
第1の動作例では、応答部3は、コントローラ等の制御装置から送信された設定管理コマンドに基づいて、設定管理コマンドが示す制御対象の種別の装置の設定管理コマンドに対する応答を制御装置に出力し、制御対象の種別の装置が対応する値に設定管理コマンドで示される値を変換して制御対象の種別の装置に設定する。なお、以下の説明では、制御対象とする種別の装置を制御対象装置と記載する。応答部3は、制御対象とする種別を、予め制御装置で入力された情報に基づいて識別してもよいし、設定管理コマンドに対応するMIB(Management Information Base)やYANG(Yet Another Next Generation)等のモデルから識別してもよいし、設定管理コマンドとの到着の順序や設定管理コマンドに対する装置からの応答に対応するコマンドの順序から識別してもよい。なお、応答部3は、後述の制御装置からの設定管理コマンドに対する応答に対する制御装置からの反応に基づいて、応答を作成する場合又は応答を別途入力する場合は種別自体を識別しなくともよい。
制御対象とする種別の装置(制御対象装置)の応答は、当該種別の装置の応答自体を応答装置1に移植してもよいし、制御装置からの設定管理コマンドに対する応答に応じて作成してもよいし、別途制御装置に応じて文字列と数値の組み合わせで設定してもよい。第1の動作例では、制御装置から見て、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)規格に準拠する装置を、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)規格に準拠する装置として制御装置から制御することができる。
例えば、LLID(Logical Link ID)やMACアドレス等に関する設定管理コマンドがコマンド入力部2に入力されると、応答部3は設定管理コマンドの送信元である制御装置には設定管理コマンドで示される値で設定したことを示す応答を出力し、制御対象装置にはその制御対象装置が対応し得る値であるONU−IDやAlloc−IDやT−CONT番号等に変換して出力することによって設定する。設定管理コマンドで制御対象装置に対する設定が不足する場合は、補足する。
以下に変換の例を示す。
・ONUシリアル番号→ONUシリアル番号
・制御パッケージ設定→警報通知先(OSS−IF)のIPv4アドレス設定
・制御対象PON−IFパッケージ登録→制御パッケージと連携するPON−IFパッケージ登録
・制御対象PON−IFパッケージ削除→制御パッケージと連携するPON−IFパッケージ削除
・PON−IFパッケージ情報表示→PON−IFパッケージの情報表示
・PON−IFパッケージ起動→PON−IFパッケージを起動又はOSUサブボード電源ON
・PON−IFパッケージ停止→PON−IFパッケージを停止又はOSUサブボード電源OFF
・認証済ONU情報表示→認証済ONU情報表示
・認証対象ONU登録→認証対象ONU登録(但し、登録はONUシリアル番号)
・認証対象ONU削除→認証対象ONU削除
・認証対象ONU表示→認証対象ONU表示
・警報情報出力→警報履歴情報出力
・履歴情報出力→コマンド及びコマンド応答の履歴情報出力
これらの処理は、FASAアプリケーションの設定管理アプリとして備えられてもよいし、FASAプラットフォーム上に備えられていてもよい。
(第2の動作例)
第2の動作例では、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドを蓄積しておき、制御対象装置側で先に設定すべき値が入力された後に制御対象装置への設定をする。具体的には、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドの設定順と、制御対象装置に適した設定管理コマンドにより設定される制御対象装置の設定順とが異なる場合、制御対象装置側で先に設定すべき値が設定されるまで制御対象装置への設定を保留する。そして、応答装置1は、制御対象装置側で先に設定すべき値が入力された後に、制御対象装置で先に設定すべき値から順に設定する。このような構成により、設定の順番が異なる装置においても対応することが可能である。
(第3の動作例)
第3の動作例では、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドに仮値で応答する。第3の動作例では、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドの設定順と、制御対象装置に適した設定管理コマンドにより設定される制御対象装置の設定順とが異なり、かつ、設定管理コマンドの応答を制御装置が待ち受けしている場合にも対応可能である。具体的には、応答部3は、仮値を制御対象装置に設定し、仮値で設定して得られた応答を制御装置に出力する。仮値は、制御対象装置の設定或いは応答、制御装置の設定或いは応答で想定される値が、所定のルールに従う場合は、所定のルールに従う値であることが望ましい。例えば、初期値に所定の値を順次加算する値であればその値、初期値に所定の値を順次減算する値であればその値、乱数の生成式で生成する値であればその値、前回削除した設定同じ値であればその値である。第2の動作例では、応答部3で応答まで作成しなくてよいので負荷を軽減することができる。
(第4の動作例)
第4の動作例では、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドを蓄積しておき、設定管理コマンドの応答を制御装置が待ち受けしている場合に当該設定管理コマンドに仮値で応答し、制御対象装置側で先に設定すべき値が設定されるまで制御対象装置への設定を保留し、制御対象装置側で先に設定すべき値が入力された後に、制御対象装置で先に設定すべき値から順に設定する。具体的には、応答部3は、制御対象装置に対する設定すべき値をすべて受け取るまで制御対象装置に設定せずに設定すべき値を保持し、制御装置から設定すべき値が入力されなければ、制御対象装置に仮値で設定して得られた応答を制御装置に出力する。ここで、自順の以前の全設定を受け取ってたら出力するとしてもよい。また、応答部3は、制御対象装置に設定すべき値をすべて受け取った後に制御対象装置に設定する。仮値は制御対象装置側で設定し得る値であることが望ましい。仮値は、第3の動作例で示した値と同じである。第4の動作例では、まとめて設定を行うことができるため、制御対象装置に対する負荷を軽減することができる。
(第5の動作例)
第5の動作例では、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドを蓄積しておき、設定管理コマンドの応答を制御装置が待ち受けしている場合に当該設定管理コマンドに仮値で応答し、制御対象装置側で先に設定すべき値が設定されるまで制御対象装置への設定を保留し、制御対象装置側で先に設定すべき値が入力された後に、制御対象装置で先に設定すべき値から順に設定し、仮値に関する応答を真値或いは真値に対応すべき値に修正する。具体的には、応答部3は、仮値の設定後、真値或いは真値に対応すべき値が得られた場合には、得られた真値或いは真値に対応すべき値を制御対象装置に再設定し、再設定により得られた応答を制御装置に出力することによって仮値を修正する。第5の動作例では、仮値の設定が、制御対象外部やONU(VLAN ID)等の値である場合に対応できる。ここで、真値とは、制御対象装置に対して設定すべき値として正しい値である。
(第6の動作例)
第6の動作例では、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドを蓄積しておき、設定管理コマンドの応答を制御装置が待ち受けしている場合に当該設定管理コマンドに仮値で応答し、制御対象装置側で先に設定すべき値が設定されるまで制御対象装置への設定を保留し、制御対象装置側で先に設定すべき値が入力された後に、制御対象装置で先に設定すべき値から順に設定し、仮値に係る設定を一旦落として再設定する。第6の動作例では、特に、再登録の場合に、前回の登録の値が使える場合に適する。
次に、応答装置1が行う別の処理について、複数の動作例を例示して説明する。
(第1´の動作例)
第1´の動作例では、応答部3は、制御装置から送信された設定管理コマンドに基づいて、設定管理コマンドが示す制御対象の装置の設定管理コマンドに対する応答に変換して制御装置に出力し、制御対象の装置が対応する値に設定管理コマンドで示される値を制御対象の装置に設定する。
(第2´の動作例)
第2´の動作例では、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドを蓄積しておき、制御装置側で先に応答すべき値が入力された後又は応答された後に制御装置への応答をする。具体的には、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドの設定順と、制御対象装置に適した設定管理コマンドにより設定される制御対象装置の設定順とが異なる場合、制御装置側で先に応答すべき値が設定されるまで又は応答されるまで制御装置への応答を保留する。そして、応答装置1は、制御対象装置側で先に応答すべき値が応答された後に、制御装置で先に応答すべき値から順に応答する。このような構成により、設定の順番が異なる装置においても対応することが可能である。
(第4´の動作例)
第4´の動作例では、応答装置1は、制御対象の装置から応答を蓄積しておき、設定管理コマンドを制御対象の装置が待ち受けしている場合に当該設定管理コマンドを仮値で設定し、制御装置側で先に応答すべき値が応答されるまで制御装置への応答を保留し、制御装置側で先に設定すべき値が設定した後に、制御装置で先に応答すべき値から順に応答する。具体的には、応答部3は、制御装置に対する応答すべき値をすべて応答するまで制御装置に応答せずに応答すべき値を保持し、制御対象の装置から応答すべき値が入力されなければ、制御装置に仮値で応答して得られた設定を制御対象の装置に出力する。ここで、自順の以前の全応答を受け取ってたら出力するとしてもよい。また、応答部3は、制御対象装置に設定すべき値をすべて受け取った後に制御対象装置に設定する。仮値は制御装置側に応答し得る値であることが望ましい。仮値は、第3の動作例で示した値と同じである。第4の動作例では、まとめて応答を行うことができるため、制御装置に対する負荷を軽減することができる。
(第5´の動作例)
第5´の動作例では、応答装置1は、制御対象の装置から応答された設定管理コマンドの応答を蓄積しておき、設定管理コマンドを制御対象の装置が待ち受けしている場合に当該設定管理コマンドを仮値で設定し、制御装置側で先に応答すべき値が応答されるまで制御装置への応答を保留し、制御装置側で先に応答すべき値が入力された後に、制御装置で先に応答すべき値から順に設定し、仮値に関する設定を真値或いは真値に対応すべき値に修正する。具体的には、応答部3は、仮値の応答後、真値或いは真値に対応すべき値が得られた場合には、得られた真値或いは真値に対応すべき値を制御装置に再応答し、再応答により得られた設定を制御対象の装置に出力することによって仮値を修正する。第5’の動作例では、仮値の応答が、制御対象外部やONU(VLAN ID)等の値である場合に対応できる。ここで、真値とは、制御装置に対して応答すべき値として正しい値である。
(第6´の動作例)
第6´の動作例では、応答装置1は、制御装置から送信された設定管理コマンドの応答を蓄積しておき、設定管理コマンドを制御対象の装置が待ち受けしている場合に当該設定管理コマンドを仮値で設定し、制御装置側で先に応答すべき値が応答されるまで制御装置への応答を保留し、制御装置側で先に応答すべき値が入力された後に、制御装置で先に応答すべき値から順に応答し、仮値に係る応答を一旦落として再応答する。第6’の動作例では、特に、再応答の場合に、前回の応答の値が使える場合に適する。
上記例において、装置内部又は仮想的な一群の装置を構成する装置や部品に指示する際に、複数の制御装置からの指示として指示してもよい。これは、制御内容毎に異なる制御装置から指示する構成のシステムに適する。制御装置等に応答する際に、複数装置として応答してもよい。これは、本願の応答装置1を含む通信装置を、異なる種別等の複数の通信装置として制御装置等が複数装置に指示している場合や、複数台の仮想的な装置を模擬している場合に適する。
以上、応答装置1として説明したが、応答装置1はハードウェアではなく、ソフトウェアを含んでいてもよいし、FASAアプリケーションやFASAプラットフォームや、拡張機能部や、基本機能部や、管理・制御エージェント部や、ミドルウェア部や、機器無依存アプリ部や、機器依存アプリ部等であってもよい。
応答装置1を含む通信装置は、例えば、PON等の光ファイバ網等の通信網を経由する光信号等の信号によって、他の通信装置との通信を実行する通信装置である。この通信装置は、例えば、OLT(Optical Line Terminal:光加入者線端局装置)である。通信装置は、例えば、OSU(Optical Subscriber Unit)でもよい。通信装置は、例えば、光信号を切り替えるスイッチ部(SW)を備える又は備えないOLTと、他のスイッチ部(SW)との組み合わせでもよい。通信装置は、例えば、OLTとONU(Optical Network Unit:光加入者線終端装置)との組み合わせでもよい。通信装置は複数の機器を備えてもよい。また、ONUやMUX(マルチプレクサ)やDEMUX(デマルチプレクサ)やスイッチ等の他の通信装置であってもよい。
次に、例として、通信装置が、TWDM(Time and Wavelength Division Multiplex)−PONシステムのようなITU−T勧告準拠のPONのOLTである場合を前提に、動作等を例示する。ここで、TWDM−PONとしているが、PONは、ITU−T勧告準拠のTWDM−PON以外のPONであってもよい。例えば、PONは、GE(Gigabit Ethernet(登録商標))−PON、10 GE−PON等のIEEE規格準拠のPONであってもよい。TC(Transmission Convergence)レイヤやPMD(Physical Medium Dependent)レイヤは、標準規格において対応する層に読み替えれば同様である。
通信装置は、ハードウェア又はソフトウェア又はそれらの組み合わせの部品又は部品化した機能を備える。例えば、通信装置は、サービス毎あるいは通信事業者毎に異なる機能等を、汎用化した入出力インタフェース(例えば、FASA(Flexible Access System Architecture:新アクセスシステムアーキテクチャ)アプリケーションAPI)を用いて実現されるソフトウェア部品であるアプリケーション(例えばFASAアプリケーション)と、該アプリケーションに汎用化した該入出力インタフェースを提供すると共に標準化されている等の理由で、サービスや要求に応じた変更が不要な機能を提供するアクセスネットワーク装置の基盤的構成要素(例えば、FASA基盤)とを備える。ここで、汎用化した入出力インタフェースを用いることにより、機能の追加や入替を容易にし、様々な要求のサービスを柔軟かつ迅速に提供する。なお、本明細書では、アプリケーションを「アプリ」とも記載する。
部品間のやり取りは、例えば、後述のミドルウェア部120を介すが、通信装置51の独自の転送経路や手段を用いてもよいし、OpenFlowや、Netconf/YANGや、SNMP(Simple Network Management Protocol)等の規格化された手段を用いてもよい。
また、部品間のやり取りは、内部配線、バックボード、OAM部、主信号線、専用の配線、オペレーションシステム、コントローラ又は制御盤(Cont盤)等の経路のいずれでよい。部品間のやり取りを直接終端して入力する場合、OAM部又は主信号にカプセル化してもよい。部品間のやり取りをいずれかの箇所で終端して、内部配線、バックボード、OAM部、主信号線、専用の配線、オペレーションシステム、コントローラ又は制御盤等の経路を経由して入力してもよい。OAM部や主信号線を用いる場合、OAM部や主信号にカプセル化することが望ましい。主信号線を通す場合はOSU又は他箇所のスイッチ部にて振り分けることが望ましい。
本実施例では、通信装置は、更に、FASAアプリケーション等のアプリケーション又はFASA基盤等のプラットフォーム等でソフトウェア部品を受けるインタフェースを備える。例えば、インタフェースは、変換または補足して制御対象装置に設定する値を入力するインタフェースである。例えば、インタフェースは、仮値の値または仮値を生成するインタフェースである。例えば、インタフェースは、コントローラ等が想定する制御対象装置の種別を通知するインタフェースである。例えば、インタフェースは、コントローラ等が想定する制御対象装置の種別での応答の値またはルールを通知するインタフェースである。例えば、インタフェースは、仮値を修正する処理を行うインタフェースである。例えば、インタフェースは、仮値に関係する設定の範囲を指定し、該当する設定を再設定し直すインタフェースである。
(実施形態1−1)
実施形態1−1では、TWDM−PONに用いられる通信システムを構成する通信装置の構成について説明する。実施形態1−1で説明する通信装置は、図1に示す応答装置1を含む通信装置として用いられる。以下、通信装置のアーキテクチャの例として、第1例から第6例までを説明する。通信システムを構成する通信装置のアーキテクチャは、下記で説明する第1例から第6例まで以外のアーキテクチャであってよい。例えば、アーキテクチャの第1例から第6例における通信装置のソフトウェア部は、ハードウェア部でもよい。
(アーキテクチャの第1例)
図2は、通信装置のアーキテクチャの第1例を示す図である。アーキテクチャの第1例では、通信装置は、動作が機器に依存する非汎用の機器依存部110と、機器依存部110のハードウェアやソフトウェアの違いを隠蔽するミドルウェア部120と、動作が機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130とを備える。したがって、機器依存部110(ベンダ依存部)は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存する機能部である。言い換えれば、機器依存部110は、他の通信機器との互換性が小さく、新たに製造された通信機器(特に、準拠する標準や製造ベンダが異なる機器)にはそのまま用いることができない。機器依存部110は、ネットワーク機器に備わる1以上の機能を実行する。
また、機器無依存アプリ部130は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存しない機能部である。言い換えれば、機器無依存アプリ部130は、他の通信機器との互換性が大きく、新たに製造された通信機器(特に、準拠する標準や製造ベンダが異なる機器)にそのまま用いることができる。機器無依存アプリ部130に設けられるアプリの具体例として、ネットワーク機器における設定処理を行うアプリ、設定の変更処理を行うアプリ、アルゴリズム処理を行うアプリ等がある。
ミドルウェア部120と機器無依存アプリ部130とは、機器無依存API21を介して接続される。機器無依存API21は、機器に依存しない入出力IFである。
機器依存部110は、例えばハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ソフトウェア部113及びOAM(Operation Administration and Maintenance)部114を備えて構成される。ハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ソフトウェア部113及びOAM部114と、ミドルウェア部120とは、機器依存API23を介して接続される。機器依存API23は、機器に依存する入出力IFである。機器依存部110は、更にNE(Network Element)管理・制御部115を備える。NE管理・制御部115とミドルウェア部120とは、機器依存API25を介して接続される。機器依存API25は、機器に依存する入出力IFである。
どのような機能を機器依存部110又は機器無依存アプリ部130とするかは、ミドルウェア部120や機器無依存アプリ部130を実現するための処理に由来する制限、例えば、ソフトウェアの処理能力に由来する制限に加えて、機能の更新頻度や拡張機能の重要度等に応じて決められてもよい。これによって、通信装置は、機器無依存アプリ部130による拡張機能部(独自機能部)の柔軟かつ迅速な追加を容易にし、通信サービスをタイムリーに提供することができる。
例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA(Dynamic Bandwidth Assignment)等の更新頻度が高い機能又は通信サービス差異化に寄与する機能を優先して、機器依存部110又は機器無依存アプリ部130とすることを決めてもよい。更に、共用化を図る機器の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに関して差異の隔たりが小さいものから、機器無依存アプリ部130としてもよい。
準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに対しては最適でない場合でも、準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの機能のいずれかを汎用化するために、機能を実行するための共通IFが用いられてもよい。共通IFの中には、機器依存部110の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダのいずれかにおいて使用されないIFやパラメータが含まれていてもよい。
図2及び後述する図3に示すミドルウェア部120と、後述する図4及び後述する図5に示す機器依存部110のドライバと、後述する図3及び後述する図5に示す機器依存アプリ部150(ベンダ依存アプリ部)との少なくともいずれかに、IFやパラメータ等を機器依存部110に対応するように変換する変換機能部や、不足するIFやパラメータ等に対応して自動設定する機能部を更に備えてもよい。
図2に示す機器依存部110は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ソフトウェア部113とを備える。ハードウェア部111(PHY)は、物理層から光送受信関連の処理まで(PHYsical sublayer処理)を実行する。ハードウェア部112(MAC)は、MAC(Media Access Control)処理を実行する。ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、準拠する標準規格や製造ベンダに依存する。ソフトウェア部113は、機器依存のドライバ、ファームウェア、アプリケーション等を実行する。
機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、これら以外に汎用サーバやレイヤ2スイッチ等を備えてもよい。機器依存部110は、ハードウェア部112(MAC)を備えなくてもよい。機器依存部110は、ハードウェア部111(PHY)の一部を備えなくてもよい。例えば、機器依存部110は、変復調信号処理、前方誤り訂正(FEC、Forward Error Correction)、符復号処理、暗号化処理等の低位の信号処理を備えずに、光関連の機能のみを備えてもよい。機器依存部110は、データを符号化する部分であるPCS(PHYsical Coding Sublayer)を備えなくてもよい。機器依存部110は、データのシリアル化を行うPMA(Physical Medium Attachment)とPCSとを備えなくてもよい。機器依存部110は、物理媒体に接続するPMDを備えなくてもよい。機器依存部110は、ミドルウェア部120がソフトウェア部113を介さずに機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を直接に駆動、制御、操作又は管理する場合、ソフトウェア部113を備えなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3(図2では、拡張機能A、拡張機能B及び拡張機能C)と、基本機能部132と、管理・制御エージェント部133とを備える。管理・制御エージェント部133は、EMS(Element Management System)140からデータをやり取りする。
図ではEMS140及び外部の装置160がミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ部130に接続しているが、EMS140及び外部の装置160は必ずしもミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ部130に接続している必要は無い。EMS140及び外部の装置160は、必要に応じてミドルウェア部120に適宜接続してもよいし、機器無依存アプリ部130に直接接続してもよい。また「ミドルウェア部120経由で接続」と表現しているが、この表現は機器無依存アプリ部130からみた視点での表現である。実際には、ハードウェアでの接続の後にミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ同士が接続している。
以下、拡張機能部131−1〜131−3に共通する事項については、符号の一部を省略して、「拡張機能部131」と表記する。EMS140は、例えば、NEのコントローラである。なお、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132と管理・制御エージェント部133とのうちいずれかを含まなくてもよいし、管理・制御エージェント部133が基本機能部132に含まれていてもよいし、管理・制御エージェント部133が基本機能部132やミドルウェア部120に含まれていてもよい。
機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131、基本機能部132、及び管理・制御エージェント部133以外の構成を、更に含んでいてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてもよい。また、機器無依存アプリ部130は、1個以上の拡張機能部131を含んでもよい。
拡張機能部131は、他の機能に不要な影響を与えずに独立して追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。例えば、拡張機能部131は、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を実行する拡張機能部131が必要になった場合、適宜に追加、削除、入替又は変更されてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部120よりも下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含み、ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140と入出力しなくてよい。更に、管理・制御エージェント部133が管理設定機能を備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。また、機器依存部110は、NE管理・制御部115と、NE管理・制御部115の下位の機能部の機器依存アプリ部150(後述する図3及び後述する図5参照)によって代替されてもよい。
管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。
機器無依存アプリ部130と機器依存部110との入出力の例は以下である。
例えば、DBAアプリ部及びプロテクションアプリ部は、TCレイヤのエンベデッドOAMエンジン(Embedded OAM Engine)と、相互に情報を入出力する。DWBA(Dynamic Wavelength and Bandwidth Assignment)アプリ及びONU登録認証アプリ部は、TCレイヤのPLOAMエンジンと、相互に情報を入出力する。省電力アプリ部は、OMCI及びL2主信号処理機能部(L2機能部)と相互に情報を入出力する。MLD(Multicast Listener Discover)プロキシアプリ部は、L2機能部と相互に情報を入出力する。低速監視アプリ(OMCI)は、OMCIと相互に情報を入出力する。OMCI及びL2機能部は、XGEMフレーマ(XGPON Encapsulation Method Framer)及び暗号化を動作させる。ここで、DWBAとDBAは、別体、一体又は組み合わせでもよい。例えば、管理・制御エージェント部133は、保守運用機能のアプリ部であり、NE管理・制御部115のためのNEコントローラ等であるEMS140と、相互に情報を入出力する。
なお、機器無依存アプリ部130の実装には、優先順位があってもよい。例えば、管理・制御エージェント部133が最も優先される第1の優先順位である。第2の優先順位以下は、例えば、DBAアプリ、DWBAアプリ、省電力アプリ、ONU登録認証アプリ、MLDプロキシアプリ、プロテクションアプリ、低速監視アプリ(OMCI)の順である。
機器無依存アプリ部130は、機器のベンダ、方式、機器種別、機器の世代、例えば、ITU−T G.989シリーズに準拠するTWDM−PONと、ITU−T G.987シリーズに準拠するXG−PONと、ITU−T G.984シリーズに準拠するG−PONと、ITU−T G.983シリーズに準拠するB(Broadband)PONとのいずれにもよらずに動作するアプリである。機器無依存アプリ部130は、機器のベンダ、方式、機器種別、機器の世代、例えば、IEEE802.3avやIEEE1904.1等に準拠する10GE−PONとIEEE802.3ahに準拠するGE−PON等の差異とによらずに動作するアプリである。
拡張機能部131のアプリとして、機器無依存API21を介して、一部のベンダ、方式、種別、世代に備える機能を駆動するためのアプリや、一部のベンダ、方式、種別、世代の装置のみに備える機能を駆動するアプリを含んでいてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140及びミドルウェア部120と入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、NE管理情報及び制御情報をEMS140と直接送受信してもよいし、管理・制御エージェント部133を介して、NE管理情報及び制御情報を送受信してもよい。
ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130と機器無依存API21を介して情報を入出力する。ミドルウェア部120は、機器依存API23を介して、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)と情報を入出力する。ミドルウェア部120は、入力した情報を、そのまま又は所定の形式で出力する。例えば、ミドルウェア部120は、出力先が機器無依存アプリ部130の各部であれば、機器無依存API21の各部の入力形式に情報を変換する。出力先が機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)であれば、ミドルウェア部120は、それぞれに入力する形式の機器依存API23の形式に変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を出力先に送信する。
ミドルウェア部120は、入力の際に、それぞれの入力先に不要な入力情報は削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API21や機器依存API23を介して収集して補足することが望ましい。また、ミドルウェア部120への入力の際に、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
図2では、ミドルウェア部120や機器依存部110は単一で例示したが、それぞれ複数から構成されていてもよい。機器依存部110のハードウェアに複数のプロセッサが含まれる場合、ミドルウェア部120はプロセッサやハードウェアをまたいでプロセッサ間通信等を用いて入出力してもよい。機器無依存アプリ部130間や機器無依存アプリ部130をDLL(Dynamic Link Library)のような実行プログラムとして、単一のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよいし、複数のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよい。
また、機器無依存アプリ部130は、API等の入出力IFを確保した上でカーネル空間に配置してもよいし、独立にファームウェア等に入替可能なIFを有するミドルウェア部120とともに配置してもよいし、ファームウェア等に組み込んでコンパイルし直してもよい。機器無依存アプリ部130毎にユーザ空間やカーネル空間を任意の組み合わせとしてもよい。
同一の機能に対応する機器無依存アプリ部130を、ユーザ空間とカーネル空間の両方で実装可能としてもよい。この場合、例えば、切り替えていずれかを選択してもよいし、両方協働して処理してもよいし、一方のみで実処理を行うとしてもよい。機器依存部110のソフトウェアも同様である。
望ましくは、主信号処理やDBA処理や低レイヤの信号処理のように高速処理が必要であるほど、拡張性・入替の即時性とトレードオフはあるが、オーバーヘッドが少なく高速な処理が期待されるカーネル空間やファームウェアに組み込むことが望ましい。機器依存アプリ部150(後述する図3及び後述する図5参照)を配置するプロセッサもプロセッサ間通信によるバスや速度等の制限、通信路の占有等による他のプログラムへの影響の観点から、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサのユーザ空間やカーネル空間やファームウェア上に配置することが望ましい。ただし、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサの能力を軽減するためにはプロセッサ間通信によるコミュニケーションコストは増大するが、遠隔のプロセッサで処理するとしてもよい。
機器無依存API21は、追加する拡張機能部131を想定してミドルウェア部120に予め備えられることが望ましいが、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。
なお、本例では、ソフト化領域を、基本機能部132、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131、ミドルウェア部120としたが、ソフト化領域は、サービスアダプテーション(暗号化、フラグメント処理、GEMフレーム化/XGEMフレーム化、PHYアダプテーションのFEC、スクランブル、同期ブロック生成/抽出、GTC(GPON Transmission Convergences)フレーム化、PHYフレーム化、SP変換、符号化方式も対象としてもよい。アーキテクチャのソフト化機能の実装例とハードウェア部に対応する機能配備の例を説明する。機能配備は、例えば、ネットワーク機器又は外部のサーバにソフト化機能を備える。これは他の例でも同様である。
(アーキテクチャの第2例)
図3は、通信装置のアーキテクチャの第2例を示す図である。図3では、通信装置は、図2に示す通信装置のミドルウェア部120の配下に機器依存アプリ部150を更に備えた構成である。アーキテクチャの第2例は、機器依存アプリ部150を備えること以外は、アーキテクチャの第1例と同様である。
図3では、通信装置は、準拠する機器依存部110の標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等を実行するソフトウェア部113と、機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)やソフトウェア部113の少なくとも一部を駆動する機器依存アプリ部150と、機器依存部110のハードウェア部111(PHY)、ハードウェア部112(MAC)、ソフトウェア部113及び機器依存アプリ部150の違いを隠蔽するミドルウェア部120と、機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130とを備える。
ミドルウェア部120と機器依存アプリ部150とは、機器依存API23で接続される。機器依存アプリ部150と、機器依存部110のOAM部114、ソフトウェア部113、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)とは、機器依存API24で接続される。機器依存アプリ部150と管理・制御エージェント部133とは、API26で接続される。
機器無依存アプリ部130は、例えば、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133と、基本機能部132と、拡張機能部131とを備える。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第1例と同様に、管理・制御エージェント部133と基本機能部132と拡張機能部131とのうちいずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133と基本機能部132と拡張機能部131と以外の機能部を、更に備えてもよい。また、拡張機能部131は、アーキテクチャの第1例と同様に、他の機能に影響を与えずに追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。
基本機能部132は、各拡張機能部131の一部として含まれていてもよいし、ミドルウェア部120の下位で代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合や、ミドルウェア部120の下位が基本機能部132を代替する場合や、それらの組み合わせである場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
また、基本機能部132の一部もミドルウェア部120の下位の機器依存アプリ部150で代替してもよい。管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、直接入出力してもよい。ミドルウェア部120の下位が基本機能部132の全てを代替する場合、機器無依存アプリ部130は、基本機能部132を備えなくてもよい。
図3に示す通信装置において、機器依存アプリ部150は、ミドルウェア部120を介して情報を入出力してもよいし、管理・制御エージェント部133から情報を直接入出力してもよいし、両者のうちのいずれかとの間で情報を入出力してもよいし、EMS140と直接入出力してもよい。また、機器依存アプリ部150が、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定されており、ミドルウェア部120を介してEMS140から管理及び制御情報を取得可能である場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、ミドルウェア部120を介して少なくとも機器依存部110のハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)との間又はソフトウェア部113との間で、情報を入出力する。機器無依存アプリ部130は、必要に応じてミドルウェア部120を介して、相互に入出力する。特に、機器無依存アプリ部130は、EMS140との間で入出力された情報に応じて制御又は管理を実行する場合、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133との間で、情報を入出力する。
NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介して管理・制御エージェント部133との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、EMS140との間で、NE管理情報及び制御情報を直接入出力してもよい。
機器依存アプリ部150は、管理・制御エージェント部133との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力している。機器依存アプリ部150は、管理・制御エージェント部133を介さずに、EMS140との間で、情報を直接入出力してもよい。管理・制御エージェント部133は、EMS140、ミドルウェア部120及び機器依存アプリ部150との間で、情報を入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。
NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、EMS140との間で、NE管理情報及び制御情報を直接入出力してもよい。ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130との間で、機器無依存API21を介して情報を入出力し、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)との間で、機器依存API23を介して情報を入出力する。
図3に示すミドルウェア部120は、図2に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で入力する。機器無依存API21は、後から追加する拡張機能部131を想定して、予めミドルウェア部120に備えることが望ましいが、必要に応じて、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第3例)
図4は、通信装置のアーキテクチャの第3例を示す図である。図4では、図2に示すアーキテクチャの第1例で説明したミドルウェア部120の代わりに、基本機能部132が、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、拡張機能部131との入出力を行う。その他の機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第1例と同様である。
なお、図ではEMS140及び外部の装置160が基本機能部132を介して機器無依存アプリ部130に接続しているが、EMS140及び外部の装置160は必ずしも基本機能部132を介して機器無依存アプリ部130に接続している必要はない。EMS140及び外部の装置160は、必要に応じてミドルウェア部120に適宜接続してもよいし、機器無依存アプリ部130に直接接続してもよい。また「ミドルウェア部120経由で接続」と表現しているが、この表現は機器無依存アプリ部130からみた視点での表現である。実際には、ハードウェアでの接続の後にミドルウェア部120を介して機器無依存アプリ同士が接続している。
アーキテクチャの第1例と比べて、第3例は、機器依存API23、25を備えるミドルウェア部120を、準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかが異なる機器毎に作成する必要がない。これによって、アーキテクチャの第3例の通信装置は、機器間世代間でより多くの機能を汎用化して移植し易く、接続性の検証も容易で、機器の機能が堅牢となる効果がある。
アーキテクチャの第3例による通信装置は、機器依存部110と、機器無依存アプリ部130とを備える。機器依存部110は、準拠する標準規格又は機器製造ベンダ等に依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等のソフトウェア部113とを備える。ドライバ等は、機器依存部110の違いを隠蔽する。
機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と、基本機能部132とを備える。基本機能部132は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との違いを隠蔽するドライバを介して、機器無依存API27(移植用IF)により機器依存部110と接続する。機器無依存アプリ部130は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との違いを隠蔽するドライバを介して、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェア部113との間で、データを入出力する。
基本機能部132と拡張機能部131とは、機器無依存API22(拡張用IF)を介して接続される。基本機能部132と機器依存部110とは、機器無依存API27を介して接続される。機器無依存アプリ部130の内の基本機能部132が、ミドルウェア部120の代わりに、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)や拡張機能部131との間で、情報の入出力を行う。
機器無依存アプリ部130は、必要に応じて基本機能部132を介して、相互に入出力する。機器無依存アプリ部130の拡張機能部131は、基本機能部132及び機器無依存API22を介して、情報を入出力する。基本機能部132は、拡張機能部131と機器無依存API22を介して情報を入出力し、機器依存部110のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器無依存API27とを介して情報を入出力する。
基本機能部132は、図2に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で情報を入力する。例えば、他の機器無依存アプリ部130であれば、基本機能部132は、入力する形式の機器無依存API22の形式にそれぞれに変換し、機器依存のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部であれば、入力する形式の機器無依存API22の形式にそれぞれに変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を入力する。入力の際に、基本機能部132は、それぞれの入力先に不要な入力情報を削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API22や機器無依存API27を介して収集して補足することが望ましい。しかし、基本機能部132は、入力先への入力を、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とを備える。機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132とのうち、いずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131と基本機能部132と以外の機能部を、更に備えてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてよい。
拡張機能部131は、他の機能に影響を与えることなく独立に追加又は削除可能であることが好ましい。例えば、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を拡張機能部131とする場合、拡張機能部131が必要になった場合に、適宜追加し、不要となった場合に適宜削除し、変更に応じて入替又は変更してもよい。
機器無依存API22は、後から追加する拡張機能部131を想定して、基本機能部132に予め備えることが望ましいが、必要に応じて、機器無依存API22、機器無依存API27、他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第4例)
図5は、通信装置のアーキテクチャの第4例を示す図である。アーキテクチャの第4例とアーキテクチャの第3例との違いは、通信装置が、基本機能部132の配下に、機器依存アプリ部150を備える点である。このように、アーキテクチャの第4例の通信装置は、機器依存アプリ部150を備えることで、基本機能部132の構成を簡易化できる効果がある。
図5に示す通信装置は、機器依存部110と、機器無依存アプリ部130とを備える。機器依存部110は、準拠する標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ、ファームウェア等のソフトウェア部113と、機器依存部110の少なくとも一部分を駆動する機器依存アプリ部150とを有する。機器無依存アプリ部130は、移植用IFとハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と機器依存のソフトウェアとの違いを隠蔽するドライバを介して又は移植用IFと機器依存アプリ部150とを介して、機器に依存しない処理を実行する汎用の機器無依存アプリである。機器無依存アプリ部130内の基本機能部132と、機器依存部110内の機器依存アプリ部150とは、機器無依存API27を介して接続される。機器依存アプリ部150と機器依存部110の他の機能部とは、機器依存API24を介して接続される。
機器無依存アプリ部130内の基本機能部132は、ミドルウェア部120の代わりに、基本機能部132がハード、拡張機能部131との入出力を行う。基本機能部132の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133(図2、図3参照)相当を含んでいてもよいし、拡張機能部131として管理・制御エージェント部133を備えてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131と機器無依存API22(拡張用IF)を介して入出力し、機器依存部110のOAM部、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、また、機器無依存API22(移植用IF)と機器依存部110の差異を隠蔽する機器依存部110のドライバ又は機器依存アプリ部150と機器無依存API27を介して入出力する。
基本機能部132は、図2に示すミドルウェア部120と同様に、そのまま又は所定の形式で入力する。アーキテクチャの第3例と同様に、基本機能部132の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133相当を含んでいてもよいし、拡張機能部131として管理・制御エージェント部133を備えてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とを備える。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第3例と同様に、拡張機能部131と基本機能部132とのいずれかを備えなくてもよい。機器無依存アプリ部130は、アーキテクチャの第3例と同様に、拡張機能部131と基本機能部132と以外の機能部を、更に備えてもよい。
拡張機能部131は、アーキテクチャの第3例と同様に、互いに独立に他の機能に影響を与えずに、追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。基本機能部132の一部は、機器依存アプリ部150で代替してもよい。機器依存アプリ部150は、情報を基本機能部132から直接入出力しているが、そのまま又は所定の変換の後に、基本機能部132を介さずにEMS140との間で情報を入出力してもよい。
機器無依存API22、27は、図2に示すアーキテクチャの第1例と同様に、後から追加する拡張機能部131を想定して、基本機能部132に予め備えることが望ましいが、機器無依存API22、機器無依存API27、他の機器無依存アプリ部130、機器依存アプリ部150又は機器依存API24の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除してもよい。
(アーキテクチャの第5例)
図6の右上図は、アーキテクチャの第5例を示す図である。図6の右下図はアーキテクチャの第1〜第4例に相当する。同図では、通信装置がOLTである場合を示している。アーキテクチャの第5例は、外付ハードにOLTの機能を実装(クラウド化)することで、既存/市中品OLTハードを活用して、サービスに応じた機能追加/変更を用意とする機能クラウド化のアプローチを行う場合に好適である。
本例では、通信装置は、既存/市中品ハードウェアと外付ハードウェアからなる。例えば既存/市中品ハードウェアは機器に依存する非汎用の機器依存部110であり、外付ハードウェア上にハードウェアやソフトウェアの違いを隠蔽するミドルウェア部121と、動作が機器に依存しない汎用の機器無依存アプリ部130とを備える。したがって、同図のミドルウェア以下の機器依存部(ベンダ依存部)は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存する機能部である。また、機器無依存アプリ部130は、通信装置の機器が準拠する標準規格や機器の製造ベンダに依存しない機能部である。
ミドルウェア部121と機器無依存アプリ部130とは、機器に依存しない入出力IFである機器無依存APIを介して接続される。機器依存部110の例えば、ソフトウェア部、OAM、ハードウェア部(PHY)及びハードウェア部(MAC)と、外付ハードウェア上のミドルウェア部121とは、機器に依存する入出力IFである機器依存API及び既存/市中品ハードウェアと外付ハードウェア間の機器間接続を介して接続される。
本アーキテクチャでは機器無依存アプリ部130による拡張機能部(独自機能部)の柔軟及び迅速な追加を容易にし、通信サービスをタイムリーに提供することができる。ここで、機器依存部110は、図6に示す保守運用、アクセス制御、物理層処理、光モジュルであってもよく、機器自体の構成による。
例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA等の更新頻度が高い機能又は通信サービス差異化に寄与する機能を優先して、機器依存部110又は機器無依存アプリ部130とすることを決めてもよい。更に、共用化を図る機器の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに関して差異の隔たりが小さいものから、機器無依存アプリ部130としてもよい。
準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの少なくともいずれかに対しては最適でない場合でも、準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダの機能のいずれかを汎用化するために、機能を実行するための共通IFが用いられてもよい。共通IFの中には、機器依存部110の準拠する標準規格、世代、方式、システム、機器種別、製造ベンダのいずれかにおいて使用されないIFやパラメータが含まれていてもよい。
ミドルウェア部121と、機器依存部110のドライバと、機器依存アプリ部150(ベンダ依存アプリ部)との少なくともいずれかに、IFやパラメータ等を機器依存部110に対応するように変換する変換機能部や、不足するIFやパラメータ等に対応して自動設定する機能部を更に備えてもよい。
機器依存部110は、ハードウェア部と、ソフトウェア部とを備える。ソフトウェア部は、機器依存のドライバ、ファームウェア、アプリケーション等を実行する。
機器依存部110は、物理媒体に接続するPMD、MAC、データのシリアル化を行うPMA、データを符号化する部分であるPCS又はPHYの一部を備えなくてもよい。例えば、変復調信号処理、前方誤り訂正(FEC)、符復号処理、暗号化処理等の低位の信号処理を備えずに光関連の機能のみを備えてもよい。
機器無依存アプリ部130は、例えば、EMSからデータを取得する管理・制御エージェント部133と、拡張機能部131−1〜131−3と、基本機能部132とである。以下、拡張機能部131−1〜131−3に共通する事項については、符号の一部を省略して、「拡張機能部131」と表記する。EMSは、例えば、ネットワーク・エレメントを制御するコントローラである。なお、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133と拡張機能部131と基本機能部132とのうちいずれかを含まなくてもよい。
機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131及び基本機能部132以外の構成を、更に含んでいてもよい。例えば、拡張機能部131が不要である場合、機器無依存アプリ部130は、拡張機能部131を備えなくてもよい。また、機器無依存アプリ部130は、1個以上の拡張機能部131を含んでもよい。
拡張機能部131は、他の機能に不要な影響を与えずに独立して追加、削除、入替又は変更が可能であることが好ましい。例えば、拡張機能部131は、サービス上の要求に合わせて、例えばマルチキャストサービス、省電力対応を実行する拡張機能部131が必要になった場合、適宜に追加、削除、入替又は変更されてもよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部121よりも下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。ミドルウェア部121よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含み、ミドルウェア部120よりも下位の機能部が基本機能部132を代替する場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140からの通信を受けずに、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140と入出力しなくてよい。更に、管理・制御エージェント部133が管理設定機能を備えず、他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。
EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。また、機器依存部110は、NE管理・制御部115と、NE管理・制御部115のIFとを備えなくともよい。
基本機能部132は、拡張機能部131の一部として機器無依存アプリ部130に含まれてもよいし、ミドルウェア部120の下位の機能部によって代替されてもよい。拡張機能部131が基本機能部132を含む場合や、ミドルウェア部120の下位の機能部が基本機能部132を代替する場合や、それらの組み合わせである場合、機器無依存アプリ部130は基本機能部132を含まなくてもよい。また、基本機能部132の一部は、ミドルウェア部120の下位の機能部の機器依存アプリ部150によって代替されてもよい。
管理・制御エージェント部133は、予め定められた設定に従って自動設定する場合、EMS140との間で情報を入出力しなくてよい。更に、管理設定機能を管理・制御エージェント部133が備えず他の機器無依存アプリ部130や基本機能部132や機器依存部110が管理設定機能を備える場合、機器無依存アプリ部130は、管理・制御エージェント部133を備えなくてもよい。EMS140と機器無依存アプリ部130とは、情報を直接入出力してもよい。
機器無依存アプリ部130と機器依存部110との入出力の例は以下である。例えば、DBAアプリ部及びプロテクションアプリ部は、TCレイヤのエンベデッドOAMエンジンと、相互に情報を入出力する。DWBAアプリ及びONU登録認証アプリ部は、TCレイヤのPLOAMエンジンと、相互に情報を入出力する。省電力アプリ部は、OMCI及びL2主信号処理機能部(L2機能部)と相互に情報を入出力する。MLDプロキシアプリ部は、L2機能部と相互に情報を入出力する。低速監視アプリ(OMCI)は、OMCIと相互に情報を入出力する。OMCI及びL2機能部は、XGEMフレーマ及び暗号化を動作させる。ここで、DWBAとDBAは、別体、一体又は組み合わせでもよい。例えば、管理・制御エージェント部133は、保守運用機能のアプリ部であり、NE管理・制御部115のためのNEコントローラ等であるEMS140と、相互に情報を入出力する。
機器無依存アプリ部130は、機器のベンダ、方式、機器種別、機器の世代、例えば、ITU−T G.989シリーズに準拠するTWDM−PONと、ITU−T G.987シリーズに準拠するXG−PONと、ITU−T G.984シリーズに準拠するG−PONと、ITU−T G.983シリーズに準拠するBPONとのいずれにもよらずに動作するアプリである。機器無依存アプリ部130は、機器のベンダ、方式、機器種別、機器の世代、例えば、IEEE802.3avやIEEE1904.1等に準拠する10GE−PONとIEEE802.3ahに準拠するGE−PON等の差異とによらずに動作するアプリである。
拡張機能部131のアプリとして、機器無依存API21を介して、一部のベンダ、方式、種別、世代に備える機能を駆動するためのアプリや、一部のベンダ、方式、種別、世代の装置のみに備える機能を駆動するアプリを含んでいてもよい。
管理・制御エージェント部133は、EMS140及びミドルウェア部120と入出力する。ミドルウェア部120は、NE管理・制御部115との間で、NE管理情報及び制御情報を入出力する。NE管理・制御部115は、ミドルウェア部120を介さずに、NE管理情報及び制御情報をEMS140と直接送受信してもよいし、管理・制御エージェント部133を介して、NE管理情報及び制御情報を送受信してもよい。
ミドルウェア部120は、機器無依存アプリ部130と機器無依存API21を介して情報を入出力する。ミドルウェア部120は、機器依存API23を介して、機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)と情報を入出力する。ミドルウェア部120は、入力した情報を、そのまま又は所定の形式で出力する。例えば、ミドルウェア部120は、出力先が機器無依存アプリ部130の各部であれば、機器無依存API21の各部の入力形式に情報を変換する。出力先が機器依存部110のOAM部114、ドライバ、ファームウェア、ハードウェア部111(PHY)又はハードウェア部112(MAC)であれば、ミドルウェア部120は、それぞれに入力する形式の機器依存API23の形式に変換してから、又は終端して所定の処理を施してから情報を出力先に送信する。
ミドルウェア部120は、入力の際に、それぞれの入力先に不要な入力情報は削除し、不足の情報があれば、他の機器無依存API21や機器依存API23を介して収集して補足することが望ましい。また、ミドルウェア部120への入力の際に、ブロードキャスト又はマルチキャストして、関連するアプリ等に同報することとしてもよい。
ミドルウェア部120や機器依存部110は単一で例示したが、それぞれ複数から構成されていてもよい。機器依存部110のハードウェアに複数のプロセッサが含まれる場合、ミドルウェア部120はプロセッサやハードウェアをまたいでプロセッサ間通信等を用いて入出力してもよい。機器無依存アプリ部130間や機器無依存アプリ部130をDLLのような実行プログラムとして、単一のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよいし、複数のプロセッサ上のユーザ空間上に配置してもよい。
また、機器無依存アプリ部130は、API等の入出力IFを確保した上でカーネル空間に配置してもよいし、独立にファームウェア等に入替可能なIFを有するミドルウェア部120とともに配置してもよいし、ファームウェア等に組み込んでコンパイルし直してもよい。機器無依存アプリ部130毎にユーザ空間やカーネル空間を任意の組み合わせとしてもよい。
同一の機能に対応する機器無依存アプリ部130を、ユーザ空間とカーネル空間の両方で実装可能としてもよい。この場合、例えば、切り替えていずれかを選択してもよいし、両方協働して処理してもよいし、一方のみで実処理を行うとしてもよい。機器依存部110のソフトウェアも同様である。
望ましくは、主信号処理やDBA処理や低レイヤの信号処理のように高速処理が必要であるほど、拡張性・入替の即時性とトレードオフはあるが、オーバーヘッドが少なく高速な処理が期待されるカーネル空間やファームウェアに組み込むことが望ましい。機器依存アプリ部150を配置するプロセッサもプロセッサ間通信によるバスや速度等の制限、通信路の占有等による他のプログラムへの影響の観点から、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサのユーザ空間やカーネル空間やファームウェア上に配置することが望ましい。ただし、実処理を行うプロセッサ又はその近傍のプロセッサの能力を軽減するためにはプロセッサ間通信によるコミュニケーションコストは増大するが、遠隔のプロセッサで処理するとしてもよい。
機器無依存API21は、追加する拡張機能部131を想定してミドルウェア部120に予め備えられることが望ましいが、機器依存API23や他の機器無依存アプリ部130の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。
(アーキテクチャの第6例)
アーキテクチャの第6例は、機器依存部110として準拠する標準規格又は機器製造ベンダに依存するハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)と、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)を駆動するドライバ・ファームウェア等のソフトウェア部113と、機器依存部110の少なくとも一部分を駆動する機器依存アプリ部150とを備える。
機器依存アプリ部150及び機器依存部110は、機器依存API24を介して接続される。機器依存アプリ部150の中に、EMS140からの通信を受ける管理・制御エージェント部133相当を含んでいてもよい。機器依存API24は、機器依存アプリ部150及び機器依存API24の改変を抑制する形で、必要に応じて追加又は削除されてもよい。
なお、通信装置のアーキテクチャの第1例〜第6例に示す通信装置の構成は、TWDM−PONのようなITU−T勧告準拠のPONのOLTを前提に記載しているが、ONUであってもよく、TWDM−PON以外のITU−T勧告準拠のPONのOLT又はONUのいずれかであってもよいし、GE−PON、10GE−PON等のIEEE規格準拠のPONであってもよく、TCレイヤ又はPMDレイヤは対応する層に読み替えれば同様である。
以下、TWDM−PONが、PONマルチキャスト機能と、省電力制御機能と、周波数・時刻同期機能と、プロテクション機能と、保守運用機能と、L2主信号処理機能と、PONアクセス制御機能と、PON主信号処理機能とを主に有する場合を例に説明する。以下、PONマルチキャスト機能と、省電力制御機能と、周波数・時刻同期機能と、プロテクション機能と、保守運用機能と、L2主信号処理機能と、PONアクセス制御機能と、PON主信号処理機能とを、「主要8機能」という。
図7は、通信装置及び外部サーバ16の構成の例を示す図である。図7に示す通信システムは、通信装置と、外部サーバ16とを備える。通信装置は、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15との少なくとも一部を備える。なお、通信装置は、外部サーバ16を備え得る。
図7では、異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信(通信)する送受信部11が同一のスイッチ部12に接続されている構成を示すが、実施形態1−1はこれに限定されない。例えば、異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11が同一のスイッチ部12に接続されている構成に加えて、同一の波長の光信号を送受信する送受信部11が同一のスイッチ部12に接続されていてもよいし、異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11の内で少なくとも一部の波長の送受信部11が複数同一のスイッチ部12に接続されていてもよいし、送受信部11の内の一部又は全てが送信のみ又は受信のみ行う送受信部11であってもよい。
OLTなどの通信装置は、送受信部11から制御部14を備えていてもよいし、これらに加えて外部サーバ16を更に、備えてもよい。また、OSUは、送受信部11でもよいし、これに加えてスイッチ部12(SW)又はスイッチ部13(SW)を備えてもよい。
通信システム構成(1−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図7)。
通信装置がOLTである場合、OLTは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14とから構成してもよいし、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、外部サーバ16とから構成してもよい。OSUは、送受信部11(TRx)とから構成してもよいし、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)とから構成してもよいし、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)とから構成してもよい。
異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN(Optical Distribution Network)若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN(Virtual Local Area Network)、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、又は、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
なお、上りトラフィックに関しても集約されるとは限らない。スイッチ部12(SW)は通信システム構成(1−1)の構成では波長毎の振分が主であるが、集約、分配、複製、折返、透過、VID(Virtual LAN Identifier)や優先廃棄を表すタグ等のタグ付加又はタグ付替を行ってもよい。後述する通信システム構成(1−2)の構成では、上りトラフィックは集約が主であるが、分配、振分、複製、折返、透過、タグ付加又はタグ付替を行ってもよい。下りトラフィックも集約、分配、振分、複製、折返、透過、タグ付加又はタグ付替のいずれかを行ってもよく、少なくとも一部の組み合わせを行ってもよい。そのいずれとするかはサービスポリシーに応じて決定する。これは以降の通信システム構成でも同様である。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、又は、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返、透過若しくはタグ付加又はタグ付替の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。これは以降の通信システム構成でも同様である。
なお、スイッチ部12(SW)は、制御されるとは限らない。送受信部11からプロキシ部15の少なくとも一つが制御される場合と、制御されずに送受信部11からプロキシ部15の少なくとも一つに制御情報が転送される場合とがある。転送元としては例えばプロキシ部15又は外部サーバ16がある。また、送受信部11からプロキシ部15が自律で動く場合もある。これは以降の通信システム構成でも同様である。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15又は外部サーバ16又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して、指示を転送する。
図7に示すプロキシ部15は、OLTから若しくはOLTへのデータ経路上に設置してもよい。ただし、間に他の装置(例えば、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約/分配する集線SW等)が介在する場合があるので、直接接続されるとは限らない。制御の流れとしては、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、外部サーバ16のいずれに、プロキシ部15があってもよい。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくはタグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)又はスイッチ部12(SW)又はスイッチ部13(SW)又は制御部14又はプロキシ部15又は外部のオペレーションシステム(不図示)又はコントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全てそれ自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
なお、要素は適宜含まなくてもよいし、含まない要素とのやりとりは例えば、スキップしてその先の要素とやりとりする。同士を省いた相手同士で通信してもよい。
通信システム構成(1−2)の通信システムでは、通信システム構成(1−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(2−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくはタグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(2−2)の通信システムでは、通信システム構成(2−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(3−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(3−2)の通信システムでは、通信システム構成(3−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(4−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(4−2)の通信システムでは、通信システム構成(4−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(5−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(5−2)の通信システムでは、通信システム構成(5−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(6−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15又は外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(6−2)の通信システムでは、通信システム構成(6−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(7−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックを集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(7−2)の通信システムでは、通信システム構成(7−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(8−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、プロキシ部15とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が、スイッチ部12に接続される。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(8−2)の通信システムでは、通信システム構成(8−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(9−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に、送信してもよい。
通信システム構成(9−2)の通信システムでは、通信システム構成(9−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(10−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14、プロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(10−2)の通信システムでは、通信システム構成(10−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(11−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(11−2)の通信システムでは、通信システム構成(11−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(12−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)又はスイッチ部12(SW)又は制御部14又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(12−2)の通信システムでは、通信システム構成(12−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(13−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)又は外部サーバ16又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)又は制御部14又は外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、制御部14若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(13−2)の通信システムでは、通信システム構成(13−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(14−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(14−2)の通信システムでは、通信システム構成(14−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(15−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)若しくは外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(15−2)の通信システムでは、通信システム構成(15−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(16−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、制御部14と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、制御部14、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(16−2)の通信システムでは、通信システム構成(16−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)がそれぞれプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(17−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、スイッチ部13(SW)とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、スイッチ部13(SW)に接続される。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、スイッチ部12(SW)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部、その全て自体若しくはその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(17−2)の通信システムでは、通信システム構成(17−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(18−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、制御部14とを備える(図8)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(18−2)の通信システムでは、通信システム構成(18−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(19−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、制御部14とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(19−2)の通信システムでは、通信システム構成(19−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(20−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、プロキシ部15とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部12(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(20−2)の通信システムでは、通信システム構成(20−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(21−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、プロキシ部15とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、プロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又はプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、スイッチ部13(SW)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(21−2)の通信システムでは、通信システム構成(21−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(22−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、制御部14と、プロキシ部15とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又は、制御部14若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
プロキシ部15は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素から制御され、又は送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)、制御部14若しくはプロキシ部15は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)及びプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(22−2)の通信システムでは、通信システム構成(22−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(23−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部12(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(23−2)の通信システムでは、通信システム構成(23−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(24−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、スイッチ部13(SW)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(24−2)の通信システムでは、通信システム構成(24−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(25−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、制御部14と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、制御部14若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、外部サーバ16、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して指示を転送する。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、制御部14、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくは制御部14等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、制御部14若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(25−2)の通信システムでは、通信システム構成(25−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(26−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、プロキシ部15と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、送受信部11(TRx)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)、プロキシ部15若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(26−2)の通信システムでは、通信システム構成(26−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(27−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部12(SW)とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部12に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部12(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部12(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部12(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部12(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部12(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)又はスイッチ部12(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部12(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(27−2)の通信システムでは、通信システム構成(27−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部12にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部12に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(28−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、スイッチ部13(SW)とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がスイッチ部13(SW)に接続されている。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、スイッチ部13(SW)等の他の構成要素から制御され、又は、スイッチ部13(SW)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはスイッチ部13(SW)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
スイッチ部13(SW)は、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続される。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。スイッチ部13(SW)は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。スイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)又は上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)又はスイッチ部13(SW)は、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素のトラフィックの一部又はその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはスイッチ部13(SW)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(28−2)の通信システムでは、通信システム構成(28−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が、スイッチ部13(SW)にそれぞれ接続されている。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がスイッチ部13に複数接続されていてもよい。他は同様である。
通信システム構成(29−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、制御部14とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、制御部14等の他の構成要素から制御され、又は、制御部14等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
制御部14は、送受信部11(TRx)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。制御部14は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)等の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)又は制御部14は、送受信部11(TRx)の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(29−2)の通信システムでは、通信システム構成(29−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(30−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、プロキシ部15とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、プロキシ部15等の他の構成要素から制御され、又はプロキシ部15等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくはプロキシ部15のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
プロキシ部15は、自律制御を行い、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素から制御され、又は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。プロキシ部15は、送受信部11(TRx)若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)やプロキシ部15は、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくはプロキシ部15等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(30−2)の通信システムでは、通信システム構成(30−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11がプロキシ部15に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(31−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)と、外部サーバ16とを備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、外部サーバ16等の他の構成要素から制御され、又は、外部サーバ16等の他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
外部サーバ16は、送受信部11(TRx)、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)と接続される。外部サーバ16は、送受信部11(TRx)等の他の構成要素を制御し、又は送受信部11(TRx)の他の構成要素を介して指示を転送する。
送受信部11(TRx)又は外部サーバ16は、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)若しくは外部サーバ16等の他の構成要素、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(31−2)の通信システムでは、通信システム構成(31−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
通信システム構成(32−1)の通信システムは、送受信部11(TRx)を備える(図7)。異なる波長(λA〜λN)の光信号を送受信する送受信部11(TRx)が、上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。
送受信部11(TRx)は、自律制御を行い、又は、他の構成要素から制御され、又は、他の構成要素を介して転送された指示で制御される。送受信部11(TRx)は、ODN若しくは上位側の装置(不図示)のトラフィックの一部又はその全てに、所定の手順に従って、VLAN、優先、廃棄優先若しくは宛先等の少なくとも一部又はその組み合わせのタグの追加、削除、付替をして、若しくは、タグの変更無で、集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一つ又はその組み合わせの処理を行う。
送受信部11(TRx)は、送受信部11(TRx)等の構成要素のトラフィックの一部若しくはその全て自体又はその複写を受けて、受けたトラフィックの一部、その全て自体、受けたトラフィックの一部、全てを書き換えたトラフィック又は受けたトラフィックに対する応答を、送受信部11(TRx)等の構成要素の内部、外部のオペレーションシステム(不図示)、コントローラ(不図示)又は外部の装置(不図示)に送信してもよい。
通信システム構成(32−2)の通信システムでは、通信システム構成(32−1)の構成に対して更に、異なる波長の代わりに同一の波長の光信号を送受信する送受信部11(TRx)(λA〜λA)、送受信部11(TRx)(λB〜λB)、…、送受信部11(TRx)(λN〜λN)が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介してそれぞれ接続されている。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。更に、異なる波長の送受信部11の内の少なくとも一部の波長の送受信部11が上位側の装置(不図示)に直接、又は集線SW等を介して複数接続されていてもよい。この集線SWは、複数のOLTから若しくはOLTへのトラフィックに集約、分配、振分、複製、折返若しくは透過の少なくとも一部を行う。他は同様である。
以下、FASAアプリケーション自体又はFASAアプリケーションとしてインストールするソフトウェアを指示部、FASAプラットフォーム自体又はFASAプラットフォームにインストールするソフトウェアを実行部として説明する。
(第1の構成例)
OLTが送受信部11を備え、実行部と指示部とを分離して機能配備する例について説明する。この場合、OLTは、送受信部11に実行部を備える。OLTは、送受信部11の情報処理部や、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理可能な箇所に、指示部を備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。
実行部と指示部の入出力は、内部配線、バックボード、OAM部114、主信号線、専用の配線、オペレーションシステム、コントローラ又は制御盤(CONT盤)等の経路のいずれでよい。やりとりを指示部で直接終端して入力する場合、OAM部114又は主信号にカプセル化してもよい。やりとりをいずれかの箇所で終端して、内部配線、バックボード、OAM部114、主信号線、専用の配線、オペレーションシステム、コントローラ又は制御盤等の経路を経由して入力してもよい。OAM部114や主信号線を用いる場合、OAM部114や主信号にカプセル化することが望ましい。主信号線を通す場合はOSU又は他箇所のスイッチ部にて指示部に振り分けることが望ましい。
なお、第1の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第2の構成例)
第2の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第2の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第3の構成例)
第3の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第3の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第4の構成例)
第4の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第4の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第5の構成例)
第5の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第5の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第6の構成例)
第6の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第6の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第7の構成例)
第7の構成例では、実行部を送受信部11に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第7の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)における送受信部11とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、送受信部11とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第8の構成例)
第8の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第8の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12と送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第9の構成例)
第9の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第9の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第10の構成例)
第10の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第10の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第11の構成例)
第11の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第11の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第12の構成例)
第12の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第12の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第13の構成例)
第13の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第13の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12及びOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第14の構成例)
第14の構成例では、実行部をスイッチ部12に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理が可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第14の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部12とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第15の構成例)
第15の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第15の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUと送受信部11に演算処理可能な箇所を含む構成に適用できる。なお、OSUと送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第16の構成例)
第16の構成例では、実行部をOSU、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第16の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第17の構成例)
第17の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOSUの例えば情報処理部、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON近傍に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第17の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第18の構成例)
第18の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第18の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第19の構成例)
第19の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第19の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSU及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第20の構成例)
第20の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS140等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第20の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第21の構成例)
第21の構成例では、実行部をOSUに備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第21の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUとOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OSUとOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第22の構成例)
第22の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第22の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及び送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第23の構成例)
第23の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をスイッチ部12に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第23の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部12とスイッチ部13を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及びスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第24の構成例)
第24の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をOSUの演算処理可能な箇所に備える。OSUの演算処理可能な箇所は、例えば、情報処理部、CPUである。その他は第1の構成例と同様である。なお、第24の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOSUに演算処理可能な箇所とスイッチ部13を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及びOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第25の構成例)
第25の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM(Virtual Machine)上でもよい。なお、第25の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
(第26の構成例)
第26の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第26の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第27の構成例)
第27の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第27の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13とOLT外部の演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13及びOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第28の構成例)
第28の構成例では、実行部をスイッチ部13に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第28の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるスイッチ部13とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、スイッチ部13とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第29の構成例)
第29の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部を送受信部11の情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第29の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及び送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第30の構成例)
第30の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第30の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及びスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第31の構成例)
第31の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第31の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第32の構成例)
第32の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第32の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等及びスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第33の構成例)
第33の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第33の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤とOLTに演算処理可能な箇所を備える構成に適用できる。
(第34の構成例)
第34の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第34の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第35の構成例)
第35の構成例では、実行部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第35の構成例は通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の主信号ネットワークに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等とOLT外部の主信号ネットワークの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第36の構成例)
第36の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第36の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等と送受信部11に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等と送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第37の構成例)
第37の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第37の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第38の構成例)
第38の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第38の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等及びOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第39の構成例)
第39の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第39の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第40の構成例)
第40の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第40の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLTに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等及びOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第41の構成例)
第41の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別サーバ上でもよく、同一サーバ上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第41の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第42の構成例)
第42の構成例では、実行部をOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第42の構成例は通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の例えばセンタクラウドやローカルクラウドやエッジクラウドや単独の外部サーバ16や情報処理部やオペレーションシステムやNEコントローラなどのEMS等とOLT外部の主信号ネットワーク中の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第43の構成例)
第43の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部を送受信部11の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第43の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等と送受信部11の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等と送受信部11の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第44の構成例)
第44の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をスイッチ部12の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第44の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とスイッチ部12に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とスイッチ部12の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第45の構成例)
第45の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOSUの例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第45の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOSUに演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOSUの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第46の構成例)
第46の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をスイッチ部13の例えば情報処理部や、CPU等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第46の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とスイッチ部13に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とスイッチ部13の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第47の構成例)
第47の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLTの例えば制御部14、情報処理部、制御盤又はCPU盤等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第47の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLTに演算処理可能な箇所を備える構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLTの演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第48の構成例)
第48の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLT外部の例えばセンタクラウド、ローカルクラウド、エッジクラウド、単独の外部サーバ16、情報処理部、オペレーションシステム又はNEコントローラなどのEMS等の演算処理可能な箇所に備える。その他は第1の構成例と同様である。なお、第48の構成例は、通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15とOLT外部に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。なお、OLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLT外部の演算処理可能な箇所の両方に実行部及び指示部が備わっていてもよい。
(第49の構成例)
第49の構成例では、実行部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等に備え、指示部をOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等の演算処理可能な個所に備える。実行部が指示部よりPON側に配置されることが応答速度の観点から好ましいが、逆でもよく、同位置の別装置上でもよく、同一装置上の別VM上でもよい。その他は第1の構成例と同様である。なお、第49の構成例は通信システム構成(1−1)〜(32−2)におけるOLT外部の主信号ネットワーク中の例えばプロキシ部15等とOLT外部の主信号ネットワーク中に演算処理可能な箇所を備える任意の構成に適用できる。
なお、第1の構成例から第49の構成例において、指示部の設定又はアルゴリズムを変更するためのIFを備え、指示部のソフトウェアを変更できるとしてもよい。また、第1の構成例から第49の構成例において、指示部は装置の構成要素で、演算処理が可能な一か所の構成要素上に配置したが、演算処理が可能な複数の構成要素装置上、例えば複数の情報処理部での処理により実現してもよい。
アクセスシステムの主要機能と、FASAアプリケーション化の対象の具体例を図27〜図29に示す。
まず、アクセスシステムの主要機能について説明する。アクセスシステムの主要機能として、PON主信号処理機能、PONアクセス制御機能、L2主信号処理機能、保守運用機能、PONマルチキャスト機能、省電力制御機能、周波数/時刻同期機能及びプロテクション機能がある。
PON主信号処理機能は、ONUとの間で送受信を行う主信号を処理する機能群であり、PHYアダプテーション、フレーム化、サービスアダプテーション、PONフレームの生成分離、前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)等の機能を含んでもよい。PON主信号処理機能は、ソフト化困難である。
PONアクセス制御機能は、前述の主信号送受信を行うための制御機能群であり、ONU登録認証制御、ONU登録認証アプリ、DBA制御、DBAアプリ、DWA制御(λ設定切替え)、DWAアプリ(波長プロテクション及び波長スリープを含む。)等の機能を含んでもよい。PONアクセス制御機能のONU登録認証制御アプリと、DBA制御アプリと、DWAアプリ(波長プロテクション及び波長スリープを含む。)のアプリはソフト化可能である。また、各機能の拡張性の効果(差異化要素)として、ONU登録認証アプリは認証方式の隠蔽を有し、DBAアプリは柔軟なQoSを有し、DWAアプリ(波長プロテクション及び波長スリープを含む。)は柔軟なQoSを有するためソフト化が望ましい。
L2主信号処理機能は、PON側ポートとSNI側ポートとの間で主信号を転送し、処理する機能群であり、MACアドレス学習、VLAN制御、パス制御、帯域制御、優先制御、遅延制御、Copy、トラフィックモニタ等の機能を含んでもよい。L2主信号処理機能は、ソフト化困難である。
保守運用機能は、アクセス装置によってサービスを円滑に保守運用するための機能群であり、ONUやOLT(OSU及びスイッチ)の装置を設定する機能、ソフトウェア更新、装置やサービスの管理、各種機能が正常に動作しているか監視する機能、異常発生時に警報を発出する機能、異常発生時の範囲や原因を調査するための試験機能、装置設定・管理、設定・管理アプリ、低速監視・試験、低速監視アプリ(ONU/OLT監視:EMS)、低速監視アプリ(OMCI)、高速監視・制御と、高速監視アプリ等を含んでもよい。
また、保守運用機能は、多数のアクセス装置を管理する保守運用システムと接続され、リモートからも円滑な保守運用を実現する。保守運用機能は、設定・管理アプリと、低速監視(OMCI)アプリと、高速監視アプリはソフト化可能であり、低速監視アプリ(ONU/OLT監視)が状況による。また、各機能の拡張性の効果(差異化要素)として、設定・管理アプリはコントローラと協調することで抜本的なOpex削減する効果を有し、低速監視アプリ(ONU/OLT監視:EMS)はEMSと協調することで抜本的なOpex削減する効果を有する。
PONマルチキャスト機能は、SNI側から受信したマルチキャストストリームを適切なユーザに転送する機能群であり、マルチキャストストリームの識別や振分、ONUのフィルタ設定を実施する機能、MLDプロキシ、マルチキャスト(フレーム処理)等を含んでもよい。MLDプロキシのアプリはソフト化可能である。
省電力制御機能(アクセス制御)は、ONUやOLTの電力消費を削減するための機能群であり、標準化で規定されている省電力化機能に加えてトラフィックモニタとの連携によってサービスへの影響を最小限に抑えながら最大限の効果を得るための機能、省電力制御、省電力アプリを含んでもよい。省電力アプリはソフト化可能である。また、各機能の拡張性の効果(差異化要素)として、省電力アプリは柔軟なQoSの効果を有する。
周波数/時刻同期機能は、ONU配下の装置に正確な周波数同期や時刻同期を提供するための機能群であり、自身のリアルタイムクロックを上位装置に従属同期させる機能、PONフレームを用いてONUに時刻情報を通知する機能、周波数/時刻同期機能を含んでいてもよい。周波数/時刻同期機能は、ソフト化困難である。
プロテクション機能は、スイッチ間やOSU間等、複数のハードウェアで冗長をとった構成において、障害検知時に現用系から予備系への切替や引継を実施してサービスを継続するための機能群であり、切替トリガの検出や切替処理といった機能、プロテクション機能は障害検知時や手動での切替時にサービスを全面停止せず縮退運転で動作させ続けるための機能、プロテクション制御、プロテクションアルゴリズム(アプリ)を含んでいてもよい。プロテクションアルゴリズム(アプリ)はソフト化可能である。また、各機能の拡張性の効果(差異化要素)を、プロテクションアルゴリズムは有する。
次に、各機能をFASAアプリケーションとして実装するか、あるいは、FASA基盤上で実装するかの考え方と一例について説明する。各機能をFASAアプリケーションとして実装するか、あるいは、FASA基盤上で実装するかについては、図27〜図29のFASAアプリケーション/FASA基盤の項目に示されている。
機能のうち、サービスによって機能変更が必要になるものや通信事業者独自の要件を満たすために拡張すべき機能をFASAアプリケーションとして実現する。一方、標準化等で規定されているため拡張の余地が少ない機能はFASA基盤上に実装される。例えば、図27では、PON主信号処理機能をFASA基盤として実現することを示している。ITU−T G.989シリーズに準拠した40 Gbit/s級のアクセス装置を実現するには、フレームフォーマットや、フレームの暗号化、前方誤り訂正(FEC)機能といった基本的なPON主信号処理機能は標準に従って実装する必要がある。また、こうした基本機能はサービスによらず共通であるため、FASA基盤上に実装される。
別の例として、図27では、PONアクセス制御機能に含まれるDBA機能の「サービス要求(例:モバイル提供のための低遅延要求)への対応」をFASAアプリケーションとして実現することを示している。例えば、提供するサービスによって、低遅延性を提供するケースや効率良く多数のユーザに帯域を割り当てるケースが存在する。サービス毎に異なる要求を満たすため、帯域割当の手順やポリシーをFASAアプリケーションとして、標準的な処理(標準で規定されている、BWmapフォーマットへの変換等)からは分離することが望ましい。
また、提供するサービスの対象が同じマス向けであっても、通信事業者によってヘビーユーザへの対応方針が異なる等、公平性のポリシーが異なることが考えられる。具体的には、例えばPON単位といった粒度の小さい公平制御を必要とする通信事業者はDBAのアプリケーション内部でも公平制御を行い、アクセス装置単位といった大きい粒度でのみ公平制御を行う通信事業者は集線機能を用いることで、それぞれのQoS規定を満たすことを想定している。
このように、FASAでは、異なる要求をFASAアプリケーションの入替によって実現するため、FASAアプリケーション入替の手段が必要となるが、入替手段として何を採用するかは、通信事業者や運用によって異なる。例えば、通信事業者が使用している既存の保守運用システムがソフトウェア更新にTFTP(Trivial File Transfer Protocol)を用いる場合はTFTPを備え、保守運用システムの外部からSFTP(SSH FTP)を用いて更新する場合はSFTPを備える。
今後、装置とコントローラ間のインタフェースに関して標準化の議論が進展すると想定しており、標準化の進展に追従したインタフェースの追加や変更についても考慮する必要がある。このため、アクセス装置が接続する他システムやその運用に合わせてカスタマイズが必要となる機能もFASAアプリケーションとして実現してもよい。
また、FASAでは、FASA基盤全体を完全二重化して行うプロテクションに限らず、FASA基盤の一部のみで行うプロテクションについても想定する。例えば、FASA基盤が、光スイッチを備えてPONプロテクションに対応する場合や、一つのPONに対して複数波長を備えて波長プロテクションに対応する場合、スイッチのみを二重化する場合、あるいはこれらを組み合わせた場合等、複数の冗長構成が考えられる。プロテクション機能をFASAアプリケーションとして実装することで、期待する冗長構成に対応でき、また該当箇所を再利用することで、容易に多様な冗長構成にも対応できる。
また、FASAアプリケーション化する機能、即ち拡張機能は、ソフトウェア化可能な機能の内、機能の更新頻度や独自仕様等の実現等の重要度に応じて拡張機能としてもよい。更新頻度が低いか独自仕様等の実現の要求の低いものは基本機能や機器無依存アプリ以外のFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアや機器依存ソフトウェアやハードウェアとすることが好ましい。特に、ソフトウェアの処理能力からくる制限がある機能は、ハードウェアのままとすることが好ましい。例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA等の更改頻度が高いかサービス差異化に寄与する機能や、オペレータの業務フローに密接にかかわり合いオペレータ毎の独自仕様が要求される管理制御機能から拡張機能とする。
ここで、ソフト化可否の評価は、2018年頃に想定されるOLTの処理能力かつ、ソフトスイッチの適用は想定していない前提での一例である。想定する処理能力やソフトスイッチの適用を想定して適宜変更してもよい。また、各機能の内部の構成は同様の機能を実現できれば他の構成であってもよい。
図に示すようにアルゴリズムを主なソフト化領域とする。ソフト化領域とした機能を機器無依存API上の機器無依存アプリとする。例えば、差異化サービスに資するONU登録認証機能、DWBA(DBA+DWA)機能、設定・管理・監視制御機能及び省電力制御機能におけるアルゴリズムは機器無依存アプリにおける拡張機能として扱われる。MLDプロキシアプリは、マルチキャスト機能を含む。拡張機能は、アプリの内、機能の更新頻度や独自仕様等の実現等の重要度に応じて拡張機能とする。更新頻度が低いか独自仕様等の実現の要求の低いものは基本機能や機器無依存アプリ以外のミドルウェアや機器依存ソフトウェアやハードウェアとすることが好ましい。特に、ソフトウェアの処理能力からくる制限がある機能は、ハードウェアのままとすることが好ましい。例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA等の更改頻度が高いかサービス差異化に寄与する機能や、オペレータの業務フローに密接にかかわり合いオペレータ毎の独自仕様が要求される管理制御機能から拡張機能とする。図27〜図29を踏まえたアーキテクチャの例を図8に示す。
図8は、光アクセスシステムの構成の例を示す図である。同図に示すOLTは、通信装置100の一例である。図9に係る光アクセスシステムでは、ITU−T G.989シリーズに準拠する。図8において、コントローラと外部装置はOLTに含まれないが、FASAアプリケーションAPIとの通信を例示するために記載する。
論理モデルは、FASAアプリケーションと、FASAアプリケーションにFASAアプリケーションAPIを提供するFASA基盤とから構成される。FASA基盤はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを含む。FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアは、FASA基盤を構成するハードウェアやソフトウェアのベンダや方式の違いを吸収する。FASAアプリケーションAPI用ミドルウェア上にベンダや方式に依存しないFASAアプリケーションAPIセットを規定し、FASAアプリケーションの入替により、サービス毎あるいは通信事業者毎に必要な機能を実現する。FASAアプリケーション間の通信やコントローラ等による設定管理はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して行う。なお、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介さないこともありうる。FASAアプリケーションAPIセットは、FASAアプリケーションで利用する共通のAPI群であり、FASAアプリケーション毎に必要なAPIをAPIセットから選択して利用する。
以下に示す接続関係は例であり、間に介在する接続は介在しない接続であってもよいし、複数の接続関係の一部のみ接続していてもよく、それ以外の接続であってもよい。これは他の説明も同様である。
NEコントローラとして機能するEMSは、NE−OpS等のOLTの設定管理システムである。OLTには、EMSがFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して接続されるIF変換アプリを介して、設定管理アプリケーション(例えば、低速監視アプリ(EMS−IF)及び設定・管理アプリ)と接続されるようにアプリが配置されている。IF変換アプリと設定管理アプリケーションも、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して接続される。IF変換アプリは、NEコントローラ等のEMSからOLT等のNetwork Entityに対する制御IFであるSBI(South Band Interface)のコマンドを変換するSBIアプリに相当する。ここでIF変換アプリがIF変換するとしているが低速監視アプリ(EMS−IF)及び設定・管理アプリにて、IF変換を行う又はIF変換を行う必要のないAPIを備えれば、IF変換アプリは備えなくともよい。L2(レイヤ2)機能(L2 function)と接続された低速監視アプリ(EMS−IF)と設定・管理アプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介して、EMSやNE管理等を行うNE制御・管理と接続されている。低速監視アプリ(OMCI)、MLDプロキシアプリ(マルチキャストアプリ)及び省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してそれぞれL2機能と接続されている。
プロテクションアプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してPLOAM EngineとEmbedded OAM Engineとに接続されている。省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してOMCIとPLOAM Engineとに接続されている。ONU登録認証アプリ及びDWBAアプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してPLOAM Engineと接続され、DBAアプリはFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してEmbedded OAM Engineと接続されている。省電力アプリは、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してプロテクションアプリとONU登録認証アプリとDWBAアプリとDBAアプリ間でそれぞれ動作させてもよい。外部の装置からの入力はFASAアプリケーションAPI用ミドルウェアを介してDBAアプリに接続している。なおこれらの接続は、例であり、外部の装置からの入力をDBAアプリ以外の他のアプリ例えばプロテクションアプリやDWBAアプリに接続してもよい。また外部の装置からの入力をFASAアプリケーションAPI用ミドルウェア経由でIF変換アプリを介してIF変換したり、FASAアプリケーションAPI用ミドルウェア経由で設定・管理アプリを介してDBAアプリ等に接続したりしてもよい。
図9は、通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示す図である。同図に示す通信装置は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)と、L2主信号処理機能部340と、PONマルチキャスト機能部350と、省電力制御機能部360と、周波数・時刻同期機能部370と、プロテクション機能部380とを備える。
PON主信号処理機能部300は、PON主信号処理機能を有する。PON主信号処理機能は、ONUとの間で送受信を行う主信号を処理する機能群であり、PONフレームの生成分離や前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)等を含む。
PONアクセス制御機能部320は、PONアクセス制御機能を有する。PONアクセス制御機能は、前述の主信号送受信を行うための制御機能群であり、動的帯域割当やONUの登録認証等を含む。
保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)は、保守運用機能を有する。保守運用機能は、アクセス装置によってサービスを円滑に保守運用するための機能群であり、ONUやOLT(OSU及びスイッチ)の装置設定を実施する機能や、ソフトウェアの更新、装置やサービスの管理、各種機能が正常に動作しているかを監視する機能、異常発生時に能動的に警報を発出する機能、異常発生時の範囲や原因を調査するための試験機能等を含む。また、保守運用機能は、多数のアクセス装置を管理する保守運用システムと接続され、リモートからも円滑な保守運用を実現する。
L2主信号処理機能部340は、L2主信号処理機能を有する。L2主信号処理機能は、PON側ポートとSNI側ポートとの間で主信号を転送し、処理する機能群であり、MACアドレス学習やVLAN制御、優先制御やトラフィックモニタ等の機能を含む。
PONマルチキャスト機能部350は、PONマルチキャスト機能を有する。PONマルチキャスト機能は、SNI側から受信したマルチキャストストリームを適切なユーザに転送する機能群であり、マルチキャストストリームの識別や振分し、ONUのフィルタ設定を実施する機能を含む。
省電力制御機能部360は、省電力制御機能を有する。省電力制御機能は、ONUやOLTの電力消費を削減するための機能群であり、標準化で規定されている省電力化機能に加え、トラフィックモニタとの連携によってサービスへの影響を最小限に抑えながら、最大限の効果を得るための機能を含む。
周波数・時刻同期機能部370は、周波数・時刻同期機能を有する。周波数/時刻同期機能は、ONU配下の装置に正確な周波数同期や時刻同期を提供するための機能群であり、自身のリアルタイムクロックを上位装置に従属同期させる機能や、PONフレームを用いてONUに時刻情報を通知する機能を含む。
プロテクション機能部380は、プロテクション機能を有する。プロテクション機能は、スイッチ間やOSU間等、複数のハードウェアで冗長をとった構成において、障害検知時に現用系から予備系への切替や引継を実施してサービスを継続するための機能群であり、切替トリガの検出や切替処理の実施といった機能を含む。また、プロテクション機能は障害検知時や手動での切替時に、サービスを全面停止せず縮退運転で動作させ続けるための機能を提供する。
PMD部310は、主要8機能以外の機能を有する。
PON主信号処理機能部300は、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330(PLOAM処理、OMCI処理)と、L2主信号処理機能部340とに接続されていてもよい。PONマルチキャスト機能部350は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。省電力制御機能部360は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。周波数・時刻同期機能部370は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。プロテクション機能部380は、PON主信号処理機能部300と、PMD部310と、PONアクセス制御機能部320と、保守運用機能部330と、L2主信号処理機能部340とからなる群に接続していてもよい。
図10は、PON主信号処理機能部300が有する機能構成の例を示す図である。PON主信号処理機能部300は、上り信号の処理順(下り信号の処理は逆方向)に、PHYアダプテーションと、フレーム化と、サービスアダプテーションとを、PON主信号処理機能を構成する処理として備えていてもよい。これらの処理は、基本処理から構成されてもよい。基本処理は、同期ブロック生成/抽出と、スクランブル/デスクランブルと、FECデコード/エンコードと、フレーム生成/分離と、GEM(G−PON Encapsulation Method)カプセル化と、フラグメント処理と、暗号化とである。
PHYアダプテーションは、同期ブロック抽出と、デスクランブルと、FECデコーディングとを、上り信号の処理順に備えていてもよい。PHYアダプテーションは、FECエンコーディングと、スクランブルと、同期ブロック生成とを、下り信号処理の順番で備えていてもよい。
PON主信号処理機能部300は、PHYアダプテーション、フレーム化又はサービスアダプテーションの処理を備えずに、同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。PHYアダプテーション、フレーム化又はサービスアダプテーションの処理は、順番が入れ替わっていてもよい。PHYアダプテーションは、例えば、FEC処理をPHYアダプテーション以外に備えてもよい。
PON主信号処理機能部300の主要機能では、10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長ごとに処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が複数波長を処理するなら、複数波長分が求められる。
図11は、PONアクセス制御機能部320が有する機能構成の例を示す図である。PONアクセス制御機能部320が有するPONアクセス制御機能を構成する処理として、ONU登録又は認証、DBA、及び、λ設定切替(DWA)を有する。これらの処理は、基本処理から構成されてもよい。例えば、ONU登録又は認証は、初期処理を構成するレンジング、認証削除、登録、起動停止、DBAは帯域要求受信、トラフィック測定、履歴保持、割当計算、割当処理、設定切替計算、設定切替処理、設定切替状況把握の全て又はそのいくつか、λ設定切替は、帯域要求受信、トラフィック測定、履歴保持、割当計算、割当処理、設定切替計算、設定切替処理、設定切替状況把握の全て又はそのいくつかから構成されてもよい。ONU登録又は認証、DBA、λ設定切替(DWA)は備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
PONアクセス制御機能部320の主要機能では、ONU高速起動、DBA周期内でのBWMap、無瞬断λ設定切替等が必要に応じて求められる。機能分担の例として、登録又は認証としては、タイムクリティカルなレンジング処理を機器依存部110、その後の認証や鍵交換をアプリとしてもよい。DBA・λ設定切替では、単純な繰り返し処理を機器依存部110、理想状態への反映をアプリとしてもよい。
図12は、L2主信号処理機能部340が有する機能構成の例を示す図である。L2主信号処理機能部340が有するL2主信号処理機能を構成する処理として、MAC学習、VLAN制御、パス制御、帯域制御、優先制御、遅延制御、Copyを有する。これらの処理は基本処理であるアドレス管理、Classifier(クラシファイア、分類部)、Modifier(モディファイア、変更部)、Policer/Shaper(ポリサー/シェイパ)、Cross Connect(クロス・コネクト)、Queue(キュー)、Scheduler(スケジューラ)、Copy(コピー)、トラフィックモニタから構成されてもよい。MAC学習、VLAN制御、パス制御、帯域制御、優先制御、遅延制御、Copyは備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
L2主信号処理機能部340の主要機能では、10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長ごとに処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が、複数波長を処理するなら複数波長分が求められる。
図13は、保守運用機能部330が有する機能構成の第1例を示す図である。保守運用機能部330が有する保守運用機能を構成する処理として、ONU、OSU、OLT又はSWの装置設定(手動、一括、自動、オペレーション契機)、設定バックアップ、FW更新、装置制御(リセット)、冗長構成対応を有する。これらの処理は、基本処理であるCLI−IF、装置管理IF、オペレーションIF、汎用Config(コンフィグ)−IF(Netconf、SNMPなど)、テーブル管理から構成されてもよい。装置設定、設定バックアップ、FW更新、装置制御、冗長構成対応は備えずに同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
保守運用機能部330の主要機能では、指示を受けてからACK送信まで100ミリ秒以内、指示を受けてから反映完了通知送信まで200ミリ秒以内(ただし、データ転送を含む設定バックアップとFW更新は規模(サイズ・ユーザ数)に応じる等の規定に従うこと)が求められる。機能分担の例としては、ハードのConfigを除きアプリによる処理とし、ソフトや設定データはONUやOLTで持たずに図7の外部サーバ16上のアプリによる処理とすることもできる。コマンドの統一とシーケンスの定義をすることで実現することもできる。
図14は、保守運用機能部330が有する機能の構成の第2例を示す図である。保守運用機能部330が有する機能を構成する処理として、装置の状態監視(CPU/メモリ/電源/切替)、トラフィック監視、警報監視(ONU異常、OLT異常)、試験(ループバック)を有する。これらの処理は基本処理である警報通知、ログ記録、L3パケット生成/処理、テーブル管理から構成されてもよい。装置の状態監視、トラフィック監視、警報監視、試験は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
保守運用機能部330の主要機能では、レイテンシが100ミリ秒以内等の規定に従うことが求められる。機能分担の例として、通知/表示のIFのみアプリとし、モニタが必要な項目(CPU負荷、メモリ利用量、電源状態、消費電力、イーサネット(登録商標)のリンク状態など)は機器依存部110であり、機器依存部110からの通知読み出し、通知のネットワーク(NW)送信、ファイルへの書き込みなどのIFをきるアプリによる処理とすることもできる。
図15は、保守運用機能部330が有する機能構成の第3例を示す図である。保守運用機能部330が有する保守運用機能を構成する処理として、高速を要する監視・制御の入出力(スリープ指示/返答、λ設定切替指示/返答など)を有する。本処理の手段として、物理層OAM(PLOAM:PHYsical Layer OAM)メッセージ、及び、ヘッダ内のビット表示(Embedded OAM)を利用する。これらの処理は基本処理であるPLOAM処理、Embedded OAM処理、省電力制御機能部360との通信、プロテクション機能部380との通信、PONアクセス制御機能部320との通信から構成されてもよい。高速を要する監視・制御の入出力は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。保守運用機能部330の主要機能では、PLOAM処理を750マイクロ秒以内とする等の規定に従うことが求められる。
図16は、PONマルチキャスト機能部350が有する機能構成の例を示す図である。PONマルチキャスト機能部350が有するPONマルチキャスト機能を構成する処理として、マルチキャストストリームの識別又は振り分け、MLDプロキシ/スヌーピング、ONUフィルタ設定、波長間設定移行を有する。これらの処理は基本処理であるL2識別・振り分け、L3パケット処理(IPv6 Parseを備えるのが望ましい)、L3パケット生成、テーブル管理、OMCI機能との通信から構成されてもよい。マルチキャストストリームの識別又は振り分け、MLDプロキシ/スヌーピング、ONUフィルタ設定、波長間設定移行は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
なお本願の文中ではマルチキャストのプロトコルとしてMLDで例示したが、IGMP等の他のプロトコルであっても同様である。
PONマルチキャスト機能部350の主要機能では、識別/振り分けを10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λの処理をそれぞれ波長毎に処理する場合、それぞれ10Gbit/s/λと2.5Gbit/s/λ以上のストリーム処理が、複数波長を処理するなら複数波長分が求められる。さらに、PONマルチキャスト機能部350の主要機能では、パケット処理としてザッピング性能(Zapping性能)(JOINレイテンシ)が、平均1.5秒以内等の規定に従うことが求められる。
機能分担の例としては、マルチキャスト(MC)ストリームの識別・振分は高速な処理能力を持つCPU等であればソフト処理可だが、ハード+configが望ましい。その他、上りに対するアプリ系やONU設定は頻度や遅延制約が緩いためアプリによる処理とするである。
図17は、省電力制御機能部360が有する機能構成の例を示す図である。省電力制御機能部360が有する機能を構成する処理として、スリープ用プロキシ/トラフィックモニタ、ONU波長設定、波長間設定移行を有する。これらの処理は基本処理であるL3パケット処理(IPv6 Parseを備えるのが望ましい)、L3パケット生成、テーブル管理、OSU省電力ステートダイアグラム(SD:State Diagram)、OMCI機能との通信から構成されてもよい。スリープ用プロキシ/トラフィックモニタ、ONU波長設定、波長間設定移行は同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、送受信立ち上がり時間(受信器/送信器)を10ミリ秒/5ミリ秒、立ち上がり時間(LC/OSU/OLT)を100ミリ秒/1秒/10秒等の規定に従うことが求められる。
機能分担の例として、パワーセーブ(PS:Power Save)アプリや、信号によってはプロキシ処理もアプリによる処理とすることもできる。省電力制御状態遷移管理(ドライバ部)は速度が求められるがアプリによる処理とすることもできる。トラフィックモニタはコンフィグ(config)のみアプリによる処理とすることもできる。
図18は、周波数・時刻同期機能部370が有する機能構成の例を示す図である。OLTは、SyncE(Synchronous Ethernet(登録商標))(周波数同期用)及びIEEE 1588v2(時刻同期)により、自身のリアルタイムクロック(RTC)を上位装置に従属同期させる。更に、OMCIを利用して、PONのスーパーフレームカウンタ(SFC)と絶対時刻(ToD:Time of Day)情報の対応をONUに通知する。これらの処理は基本処理であるリアルタイムクロックの保持等から構成されてもよい。同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、周波数同期精度+/−50ppb(LTE FDD、同TDD)、時刻同期精度+/−1〜1.5マイクロ秒(LTE TDD、スモールセル)、+/−1マイクロ秒(G.987.3)等の規定に従うことが求められる。機能分担の例としては、リアルタイムクロック自体は機器依存部110であり、上位装置への時刻合わせ計算はアプリによる処理とすることもできる(精度により機器依存部110とすることもできる)。
図19は、プロテクション機能部380が有する機能構成の例を示す図である。プロテクション機能部380が有するプロテクション機能を構成する処理として、冗長切替(CT、SW、NNI、CONT、PON(Type A、B、C))を備える。これらの処理は基本処理である冗長パス設定、切替トリガ検出、切替通知送受信、切替処理等から構成されてもよい。同等の処理を基本処理の組み合わせで実現してもよい。また、順番が入れ替わっていてもよい。
本主要機能では、強制切替は50ミリ秒以下等の規定に従うことが求められる。機能分担の例としては、故障検出等のハードの切替トリガ検出と切替処理を除きアプリによる処理とすることもできる。冗長パスを予め設定せずに、切替トリガ検出時にEMS側へ(から)指示する場合は機器依存、等である。
なお、主要8機能は必要に応じて備えればよく、例えばPON主信号処理機能、PONアクセス制御機能、L2主信号処理機能、保守運用機能のみを備えてもよいし、それ以外の機能を備えてもよい。また、各機能のソフト化可否の評価は、2018年に想定されるOLTの処理能力かつ、ソフトスイッチの適用は想定していない前提での一例である。想定する処理能力やソフトスイッチの適用を想定して適宜変更してもよい。ソフト化可の機能であっても、ソフト化しなくてもよい。各機能の内部の構成は同様の機能を実現できれば他の構成であってもよい。
主要8機能に含まれるアルゴリズムを主なソフト化領域とする。ソフト化領域とした機能を機器無依存API21、22上の機器無依存アプリ部130とする。例えば、差異化サービスに資するONU登録又は認証機能、DWBA機能、設定・管理・監視制御機能及び省電力制御機能におけるアルゴリズムは機器無依存アプリ部130における拡張機能部131として扱われる。MLDプロキシアプリはマルチキャスト機能を含む。
拡張機能部131は、アプリの内、機能の更新頻度や独自仕様等の実現等の重要度に応じて拡張機能部131とする。更新頻度が低いか独自仕様等の実現の要求の低いものは基本機能部132や機器無依存アプリ部130以外のミドルウェア部120や機器依存ソフトウェアやハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)とすることが好ましい。特に、ソフトウェアの処理能力からくる制限がある機能は、ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)のままとすることが好ましい。例えば、主信号の優先処理や回線の利用効率を向上するDBA等の更改頻度が高いかサービス差異化に寄与する機能や、オペレータの業務フローに密接にかかわり合いオペレータ毎の独自仕様が要求される管理制御機能から拡張機能部131とする。
図20は、通信装置のアーキテクチャの詳細の例を示す図である。エンベデッドOAMエンジン114a(Embedded OAM Engine)は、ミドルウェア部120を介して、DBAアプリ部及びプロテクションアプリ部と接続されている。PLOAMエンジン114bは、ミドルウェア部120を介して、DWBAアプリ、ONU登録認証、高速監視アプリ、省電力アプリ及びプロテクションアプリと接続されている。
OMCIは、ミドルウェア部120を介して、省電力アプリ及び低速監視アプリ(OMCI)と接続されている。L2機能部(L2 function)は、ミドルウェア部120を介して、省電力アプリ及びMLDプロキシアプリと接続されている。L2機能部は、ミドルウェア部120を介して、設定・管理アプリと更に接続されている。NE管理部115aは、設定・管理アプリと接続されている。NEコントロール115bは、低速監視アプリ(EMS−IF)と接続されている。
図21は、通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示す図である。同図では、OLTのIn/Outに着目した、通信装置内の機能部間の信号/情報の流れを示している。同図に示すように通信装置としてのOLTは、API下側処理実体(FASAプラットフォーム)とアプリ(FASAアプリケーション)とから構成される。
API下側処理実体は、OLT入出力対象がMPCP送受に対する送信指示と受信通知であるMPCP/DBA処理実体、OLT入出力対象がOAM送受であるOAM処理実体、OLT入出力対象がONU認証送受であるONU認証処理実体、OLT入出力対象がMLD/IGMP送受であるMLD/IGMP処理実体、OLT入出力対象が他プロトコル送受である他プロトコル処理実体、OLT入出力がブリッジ・暗号化等主信号処理に対する設定や参照・状態取得である主信号設定処理実体、OLT入出力対象がOLTハード・IF・OS等である装置管理処理実体で例示している。ここで、MPCP送受に対する送信指示と受信通知はドライバ直叩きを想定し、send_frame(*raw_frame);のようなものであることが望ましい。
同図では、アプリとして、DBA、ONU管理、回線管理、マルチキャスト、EtherOAM、冗長、装置管理、警報管理、Netconfエージェント、アプリ管理を例示している。
OLTのIn/Outは、ONUに対する入出力と、OLT自身への設定/通知と、EMSとの入出力の3つに大別される。API上側のアプリから見ると、API下側処理部に対しては、ドライバ直叩きのような処理と比べて、(a)簡単に(都合よく)、(b)共通に(複数種間で)、(c)便利に、処理してくれる処理実体があることが望ましい。
以下にAPI下側処理実体の機能分担を例示する。アプリはそれに対応する処理を有する。API下側処理実体とアプリの機能分担は、以下のいずれであってもそれ以外であってよし、処理実態毎に異なっていてもよい。
(0)メッセージスルー:メッセージをAPI上部側とONU/上位NWとでスルーする。
(1)フレーミング:メッセージを、フレームを外して、必要に応じて要素に分解又は処理してAPI上部側に提供する。API上部からは、情報をAPI下部側に渡す。API下側処理実体はフレーミングを行う。各プロトコルへの依存が大きいAPIになるため機器依存アプリ部に含まれてもよい。固定的なパラメータ(タイプ値など)は、API上部から初期化時等に設定され、保持するのが望ましい。設定パラメータはAPI上部からの参照に対して返信する。
(2)自動応答:定期送信、固定的な応答など、判断を要しないメッセージ送受信を処理実体が担う。API上部からは、あらかじめ動作の設定が行われるのが望ましい。例えば、応答周期など。API上部への通知が必要な場合のみ結果を通知する。
(3)自律判断:判断を伴う処理についても、処理実体で担う。API上部からは、あらかじめ、ポリシーの設定が行われる。
本図はIEEE準拠の10GEPONに即して記載しているが、対応する機能及び処理を読みかえればITU−Tやそれ以外に準拠する装置であっても同様である。また機能や処理実態は例であり条件に応じて適宜追加、削除、入替、変更してもよい。
図22は、通信装置が実行するアプリの例を示す図である。CPUの処理は、3グループに分類される。3グループは、Cont向きのCPUと、OSU向きのCPUと、SW向きのCPUとである。Cont向きのCPUの処理は、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(EMS−IF)と、設定・管理アプリとを実行する処理である。SW向きのCPUの処理は、MLDプロシキアプリを実行する処理である。OSU向きのCPUの処理は、省電力アプリと、プロテクションアプリと、高速監視アプリと、DBAアプリと、DWBAアプリと、ONU登録認証アプリとを実行する処理である。装置設定IFは、EMS−IFの一部であってもよく、機器依存API25と同等であってもよい。
各アプリがCPUパッケージ上のCPUで処理される例である。図22では、各アプリをOLT内の制御部であるコントパッケージ(図22におけるCont.)向き、複数の光送受信機(図22のλCard)を備えるOSUパッケージ(図22のOSU)向き、OSU及び上位ネットワーク側の装置とデータの入出力を行うSWパッケージ向きの3グループに分類している。OSUグループを省電力アプリ、プロテクションアプリ、高速監視アプリ、DBAアプリ、DWBAアプリ、ONU登録認証アプリとし、SWグループをMLDプロキシアプリとし、Contグループを低速監視アプリ(OMCI)、低速監視アプリ(EMS−IF)、設定管理アプリとした。更に、CPUでの集中制御を想定しているが、分類した各グループのアプリをそれぞれのパッケージ(Cont、OSU、SW)に分散配置してもよい。また上記の分類によらずに、Cont、OSU、SWのいずれか又はそれらの複数の組み合わせ上に配置してもよい。また、図22の装置設定IFはEMS−IFの一部であってもよいし、図2の機器依存API25同等であってもよい。またアプリの処理はCPU上で行うとしたが、一部また全てを、処理機能を備える代替物、例えばCPU以外のGPUやNPUやDSP等のプロセッサやFPGA上で処理してもよい。他の実施形態でも同様である。
図23は、CPUパッケージの代わりにサーバ等にアプリを配置した例である。アプリはサーバ等上で処理され、そのアプリの処理結果は、イーサネット(登録商標)フレーム等の伝送路で伝送できる形式により伝送路で伝送された後に、OLTに到着する。ここで、伝送路で伝送できる形式としては、イーサネット(登録商標)フレーム以外のフレームやTDM等の伝送であってもよい。また、処理結果の伝送には、変換機(図23におけるConv.)を介しているが、OSUやSWやλカードが変換機を介さずにアプリの処理結果を受けることが可能とすれば変換機は不要である。サーバ等は、図7の外部サーバ16相当であってもよいし、プロキシ部15相当であってもよい。
図24は、CPU、スイッチ部(SW)及びOSUの機能(処理)の例を示す図である。CPUは、省電力制御機能と、プロテクション機能とを、アプリによって実行する。CPUは、さらに、保守運用機能(Fault Management)と、保守運用機能(GTC/PMD config)と、PONアクセス処理機能(ONU activation)と、PONアクセス処理機能(DBA)と、PONアクセス処理機能(λ割当変更)と、保守運用機能(Service Management)と、保守運用機能(Equipment Management)とを実行する。またさらに、CPUは、保守運用機能(Fault Performance Management)と、マルチキャスト機能(MLD)とを、アプリによって実行する。
スイッチ(SW)は、L2信号処理機能(VLAN)と、L2信号処理機能(QoS、Quality of Service)と、L2信号処理機能(Mux/DMux、XC、Cross Connect)と、マルチキャスト機能(Copy)とを、アプリによって実行する。OSUのMACは、PON主信号処理機能(Security)と、PON主信号処理機能(Framing)と、PON主信号処理機能(FEC)と、周波数・時刻同期機能とを、アプリによって実行する。
図24では、CPUの囲みが基本機能部132と独自機能での処理、OSUのMACがベンダ依存部分での処理の例を示しているが、この分類に限定しない。図25のCPUは、図23のCPUパッケージや、図23のサーバ等上やそれ以外の処理能力を持つ箇所又はそれらの組み合わせであってもよい。OSUのMACは、OSU処理をする専用のLSIを想定しているが、同等の処理が可能であれば汎用LSIを用いてもよい。
図25は、主要8機能のアプリの処理とG.989.3機能との対応の例を示す図である。DBAアプリと、DWBAアプリと、ONU登録認証アプリと、省電力アプリと、プロテクションと、高速監視アプリとは、TWDM TCレイヤのTWDM TC機能部(TWDM TC functions)と接続されている。MLDプロシキは、L2機能部(L2 function)と接続されている。L2機能部は、ユーザ・データ・クライアント(User Data Client)と接続されている。設定・管理アプリと、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(OSS−IF)とは、L2機能部(L2 function)に接続されている。設定・管理アプリと、低速監視アプリ(OMCI)と、低速監視アプリ(OSS−IF)とは、更にOMCIクライアントに接続されている。
図26は、PLOAM及びOMCIをSW経由で取得する構成の例を示す図である。すなわち、図26は、PLOAM及びOMCIが、ユーザデータに加えて、図7の制御部14又はプロキシ部15又は外部サーバ16から、対応するデータをSW経由で取得する処理を示す。
ユーザ・データ・クライアント(User Data Client)は、スイッチ部(SW)経由で、ユーザ・データ・アダプタ(User Data Adapter)からデータを取得する。ユーザ・データ・クライアントは、スイッチ部経由で、ユーザ・データ・アダプタにデータを送信する。CPUのOMCIクライアント(OMCI Client)は、スイッチ部経由で、OMCIアダプタ(OMCI Adapter)からデータを取得する。OMCIクライアントは、スイッチ部経由で、OMCIアダプタにデータを送信する。
CPUのPLOAMプロセッサは、スイッチ部経由で、「AMCC PHYアダプテーション・フレーミング部」(AMCC PHY adaptation And framing)から、データを取得する。CPUのPLOAMプロセッサは、スイッチ部経由で、「AMCC PHYアダプテーション・フレーミング部」に、データを送信する。また、CPUのPLOAMプロセッサは、スイッチ部経由で、PLOAMパーティション部(PLOAM partition)から、データを取得する。CPUのPLOAMプロセッサは、スイッチ部経由で、PLOAMパーティション部に、データを送信する。
TWDM TCレイヤのTWDM TC機能部(TWDM TC functions)は、スイッチ部経由で、エンベデッド・ヘッダ領域(Embedded header fields)から、データを取得する。TWDM TCレイヤのTWDM TC機能部は、スイッチ部経由で、エンベデッド・ヘッダ領域にデータを送信する。
なお、図2及び図3の例では、ソフト化領域を、基本機能部132、管理・制御エージェント部133、拡張機能部131、ミドルウェア部120としたが、ソフト化領域は、サービスアダプテーション(暗号化、フラグメント処理、GEMフレーム化/XGEMフレーム化、PHYアダプテーションのFEC、スクランブル、同期ブロック生成/抽出、GTC(GPON Transmission Convergences)フレーム化、PHYフレーム化、SP変換、符号化方式も対象としてもよい。アーキテクチャのソフト化機能の実装例とハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)に対応する機能配備の例を説明する。機能配備は、例えば、ネットワーク機器又は外部のサーバにソフト化機能を備える。
複数のOSU、スイッチ、情報処理部及び制御部を備えるOLTを想定する。各OSUは、波長毎に異なる送受信部を備える。この場合、ミドルウェア部120が各OSU及びスイッチに搭載され、機器無依存アプリ部130などのソフト化領域が情報処理部に搭載される。
情報処理部すなわちCPUは、機器無依存アプリ部130を実行する。機器無依存アプリ部130は、OSU用の拡張機能部131と、スイッチ用の拡張機能部131と、制御部用の拡張機能部131とを含む。OSU用の拡張機能部131は、例えば、省電力アプリ、プロテクションアプリ、DBAアプリ、ONU登録認証アプリである。スイッチ用の拡張機能部131は、例えば、MLDプロキシアプリである。制御部用の拡張機能部131は、例えば、低速監視アプリ(OMCI)、低速監視アプリ(EMS−IF)、設定・管理アプリである。EMSは、例えば、OSS(Operation Support System)である。
G.989.3の場合、例えば、図20、22〜24に示すようになる。DBAアプリの場合、図2及び図3に示すミドルウェア部120又は図4及び図5に示す基本機能部132は、TCレイヤのハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)であるエンベデッドOAMエンジン(Embedded OAM Engine)を動作させる。そして、PMDレイヤのハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)である送受信部がDBAアプリに従って受信する。なお、送受信部がDBAに従わない上り信号でも受信する場合、DBAアプリに従わないとしてもよい。
情報処理部は、これらのソフト化機能に限らず、それ以外のソフト化機能を備えていてもよい。ハードウェア部111(PHY)及びハードウェア部112(MAC)は、送受信部、OSU、スイッチ、制御部、情報処理部に限らない。例えば、情報処理部は、送受信部、OSU、スイッチ、制御部に含まれていてもよい。また図7に示すように、スイッチのNNI(Network−Network Interface)側に、スイッチに入出力する信号を処理するプロキシ部又は外部サーバを備えていてもよい。外部サーバ16は、複数の装置を備えるデータセンタ等のいわゆるクラウドと呼ばれる情報処理機能であってもよい。
各機能は、処理能力や処理遅延の要求に応じて適宜配置してもよい。また、OSUにスイッチ部12又はスイッチ部13を備えていてもよいし、スイッチとは別途スイッチ(スイッチ部13を備える場合のスイッチ部12)を備えていてもよい。スイッチの機能はスイッチ部12とスイッチ部13で重複せずにスイッチの処理能力等に従って適宜分担することが望ましいが、重複してもよい。
ソフト化機能を配備する箇所は、情報処理部に限らず、複数の演算処理可能な箇所に配置してもよい。例えば、ソフト化機能を配備する箇所は、送受信部、OSUのスイッチ、OSUのスイッチ以外、OLTの制御部、OLTのスイッチ、OLTの情報処理部、OLTのスイッチと制御部と情報処理部以外、スイッチのNNI側にスイッチに入出力する信号を処理するプロキシ部また外部サーバ等の処理装置のいずれかであってもよい。
また、ソフト化機能の配置は、ソフト化機能毎であってもよいし、単一のソフト化機能を分割したソフト化機能の一部であってもよい。例えば、送受信部に関するものを送受信部以外の他の箇所、例えば、OSUのスイッチ、OSUの送受信部以外且つスイッチ以外、OLTのスイッチ、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。PON終端に関するものをPON終端処理配備箇所以外の他の箇所、例えば、OSUの送受信部、OSUのスイッチ、OSUの送受信部以外且つスイッチ以外、OLTのスイッチ、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。
ONUのスイッチに関するものをONUのスイッチ以外の他の箇所、例えば、送受信部、OSUの送受信部以外且つスイッチ以外、OLTのスイッチ、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。OLTのスイッチに関するものをOLTのスイッチ以外の他の箇所、例えば、送受信部、OSUのスイッチ、OSUの送受信部以外且つスイッチ以外、OLTの制御部、OLTの情報処理部、OLTのそれ以外、OLTの外部で主信号の経路上にあるプロキシ部、外部サーバ等のどこか又は複数の配備場所の組み合わせに配備してもよい。
また、ソフト化機能を配備する箇所は拡張機能部131の配備の状況や、演算可能な箇所の演算能力や演算負荷や消費電力等に応じて、適宜変更してもよい。
OLTの主信号処理に係る主要な機能と機能間の関係を説明する。OLT機能をスイッチに移行する。PHYアダプテーション機能、フレーム化機能、サービスアダプテーション機能などのPON区間処理を行うPON主信号処理機能を、送受信部に配備する。ONU登録又は認証機能、DBA制御機能、DWA機能などのPONアクセス制御機能を情報処理部に配備する。フレーム化で利用されるVLAN制御、シェーパの前段の優先制御、マックス又はデマックス(Mux/DMux)及びキュー(Queue)、並びにフレーム化の前段のシェーパなどのL2主信号処理機能をスイッチに配備する。
シェーパの前段のコピー機能、コピーで利用されるMLDプロキシなどのマルチキャスト機能をスイッチに配備する。このように、PONに配備されていたPON主信号処理機能及びPONアクセス制御機能をスイッチに配備することで、PON基本機能部を縮小する。特に、L2主信号処理は重複を避け、スイッチに配備することが好ましい。
なお、スイッチの機能として、Classifier(クラシファイア)、Modifier(モディファイア)、Policer/Shaper(ポリサー/シェーパ)、Cross Connect(クロス・コネクト)、Queue(キュー)、Scheduler(スケジューラ)の順に備える前提で例示したが適宜変更してもよい。例えば、上り方向であり、帯域割当単位の中で処理を行わなければ、ONUからの入力をバースト送信のためのプリアンブルやバーストオーバーヘッドを外し、フレームをデカプセル化したり、LLIDを外したりして、PONを終端のみし、Classifier、Modifier、Policer/Shaper、Cross Connect、Queue、Schedulerの全ての機能をスイッチで実施してもよいし、スイッチでModifier、Cross Connect、Queue、Schedulerのみ実施してもよい。
更に、PON終端後のパス等を記載するVID等をONUで付与すれば、Cross Connect、Queue、Schedulerすればよい。上位ネットワークが単一パスと見做せれば、Queue、Schedulerでよい。また、Cross Connectでフレームが衝突しないようにDBAすれば、Classifier、Modifier、Policer/Shaper、Cross Connect、とすることができる。更に、上り方向であり、帯域割当単位の中で処理を行わなければ、ONUからの入力をバースト送信のためのプリアンブルやバーストオーバーヘッドを外し、フレームをデカプセル化したり、LLIDを外したりして、PONを終端のみし、PON終端後のパス等を記載するVID等をONUで付与すれば、Cross Connectのみとすることもできる。
また、Classifier、Modifier、Policer/Shaper、Cross Connect、Queue、Schedulerで、Classifier、Policer/Shaper、Modifier、Cross Connect、Queue、Schedulerとしてもよいし、Policer/Shaperの前段にQueueを置いて、Classifier、Modifier、Queue、Policer/Shaper、Cross Connect、Schedulerとしたり、Classifier、Queue、Policer/Shaper、Modifier、Cross Connect、Schedulerとしたりしてもよい。PONのバースト伝送や、マルチキャスト等の優先トラフィックを多重することによって生ずるバースト性による不要のPolicing(ポリシング)/Shaping(シェイピング)や、受信側での平準化したトラフィックの受信を考慮するとPolicer/Shaperの前段にQueueを置いて平準化した後にPolicing/Shapingによる処理を実行することが望ましい。
特定の状態への状態遷移に際して、スリープ動作等の主体は、スリープ動作等の主体(通信装置が備える機器)の指示を、スリープ動作等の主体とは独立している外部に保管することによって、動作を継承することが可能となる。特定の状態は、例えば、スリープ状態、運用系の通信装置の切替状態、ユーザ収容切替状態、マルチキャスト状態である。情報が通信装置の外部に保持されているため、他の通信装置への切替に際して、スリープ動作等の継承性が失われないようにすることが可能となる。通信装置は、機器が保持している情報の継承性を確保することが可能となる。
また、通常の汎用化、ソフトウェア化したスイッチを実行部として流用することによって、汎用化、ソフトウェア化したスイッチの安価且つ柔軟かつ迅速な機能追加が可能なOLTを実現することが可能となる。
以上示した実施形態1−1に係る構成は、以下の実施形態でも同様であり、適宜組み合わせてもよい。例えば、図2では、本システムが、実行部の構成が送受信部11(TRx)、スイッチ部12及びスイッチ部13のみの場合を例示するが、送受信部11(TRx)、スイッチ部12及びスイッチ部13以外の箇所、それ以外の場所、PONの終端する箇所や、制御部14を実行部としてもよい。
(実施形態1−2)
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、TDM−PONに適用してもよい。TDM−PONでは、λ設定切替(DWA)のようなONUの間ONU−OLTのPON区間の波長リソースを波長分割多重する機能を備えていなくてもよいことを除けば実施形態1−1と同様である。
(実施形態1−3)
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、WDM−PONに適用してもよい。WDM−PONでは、DBAのようなONUの間ONU−OLTのPON区間の帯域リソースを時分割多重する機能を備えていなくてもよいことを除けば、実施形態1−3は実施形態1−1と同様である。
(実施形態1−4)
本実施形態は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)−PON、CDM(Code Division Multiplex)−PON、SCM(Subcarrier Multiplex)−PON、芯線分割多重を含めた組み合わせである。
実施形態1−1ではTWDM−PONに用いられる構成を例示したが、波長と時間以外のリソースを共用するPONに適用してもよい。例えば、1波長の電気の周波数リソースを分割多重するOFDM−PON、1波長の電気の周波数リソースを分割多重するSCM−PON、符号で分割多重するCDM−PONに適用してもよいし、芯線分割多重を併用してもよいし、マルチコアファイバ等を用いた空間分割多重を併用してもよいし、波長分割多重を用いなくてもよい。TWDM−PONの波長リソースを波長分割多重する機能を、それぞれの多重するリソースに分割多重するに要する機能に対応する機能に読み替えれば同様である。
(実施形態2)
実施形態2では、TWDM−PONに用いられる構成が、GEMカプセル化を行う。この場合、GEMフレームを生成するアダプタをスイッチに備え、スイッチとそれ以外の部分の間でGEMフレームを導通するようにする。GEMカプセル化までスイッチに移管することで、それ以外の部分のプロトコルスタックからL2機能部を除外し、スイッチとそれ以外の部分で、L2機能部の重畳を回避することができる。
なお、TWDM−PONを例に挙げたが、実施形態1−2〜実施形態1−4のように、PON区間での識別するためのフレームを同様に扱えばそれ以外のPONであっても同様の効果が得られる。例えば、IEEEの規格のGE−PON、10GE−PON等であれば、GEMフレームの代わりに、LLIDを付与してLLIDの付与されたフレームをスイッチとそれ以外の部分の間を導通するようすればよい。
(実施形態3)
実施形態3では、TWDM−PONに用いられる制御情報が、スイッチを経由する。この場合、ブリッジ機能関連をスイッチに移管する代わりに、制御情報を保持するPLOAM、Embedded OAM、OMCIのいずれかを必要に応じてフレーム化してスイッチ経由で処理する。制御情報をスイッチ経由で入出力することで、スイッチ以外の処理が軽くなる効果がある。なお、実施形態3の移管に加えて、実施形態1及び実施形態2のブリッジ機能のスイッチへの移管を行ってもよい。
なお、TWDM−PONを例に挙げたが、制御情報を同様に扱いスイッチ経由で処理すれば、実施形態1−2〜実施形態1−4のように、それ以外のPONであっても同様の効果が得られる。
以上説明した実施形態によれば、応答装置は、コマンド入力部と、応答部を備える。コマンド入力部は、制御装置(コントローラ等)から送信されたコマンド(設定管理コマンド)を入力する。応答部は、入力されたコマンドに基づいて、コマンドが示す制御対象の装置(制御対象装置)に対してコマンドで示される値で設定したことを示す応答を制御装置に出力し、制御対象の装置が対応する値にコマンドで示される値を変換して制御対象の装置に設定する。
応答部は、コマンドの設定順と、制御対象の装置に適したコマンドにより設定される制御対象の装置の設定順とが異なる場合、制御対象の装置で先に設定すべき値が入力された後に、制御対象の装置で設定すべき値から順に設定する。
応答部は、制御装置から送信されたコマンドの設定順と、制御対象の装置に適したコマンドにより設定される制御対象の装置の設定順とが異なる場合、所定のルールに従った仮値を前記制御対象の装置に設定する。
応答部は、仮値の設定後、前記制御対象の装置に設定すべき値として真値又は真値に対応すべき値が得られた場合には、前記制御対象の装置に対して前記真値又は真値に対応すべき値で再設定する。
応答部は、制御装置がコマンドに対する応答を待ち受けている場合、制御装置に対して仮値で応答する。
以上説明した実施形態によれば、応答装置は、コマンド入力部と、応答部を備える。コマンド入力部は、制御装置から送信されたコマンドを入力する。応答部は、入力されたコマンドに基づいて、コマンドが示す制御対象の装置に対してコマンドで示される値で設定したことを示す応答に変換して制御装置に出力し、制御対象の装置が対応する値にコマンドで示される値を制御対象の装置に応答する。
応答部は、コマンドの設定順と、制御対象の装置に適したコマンドにより設定される制御対象の装置の設定順とが異なる場合、制御対象の装置で先に応答すべき値が設定された後に、制御装置で応答すべき値から順に応答する。
応答部は、制御装置から送信されたコマンドの設定順と、制御対象の装置に適したコマンドにより設定される制御対象の装置の設定順とが異なる場合、所定のルールに従った仮値を制御装置に応答する。
応答部は、仮値の応答後、制御装置に応答すべき値として真値又は真値に対応すべき値が得られた場合には、制御装置に対して真値又は真値に対応すべき値で再設定する。
応答装置は、変換された値を制御対象の装置に入力するインタフェースをさらに備える。
上述した実施形態におけるコマンド入力部2及び応答部3の少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、更に前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。上記の実施形態は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができ、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。