JP6765299B2 - 水性製剤 - Google Patents
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Description
項1. (A)アミノ安息香酸エチル、(B)エタノール、(C)アズレン誘導体を含み、
当該(B)成分の含有量が5重量%以下である、水性製剤。
項2. 更に(D)第四級アンモニウム塩、モノテルペン、及び2価アルコールよりなる群から選択される少なくとも1種を含む、項1に記載の水性製剤。
項3. 前記(C)成分が、アズレンスルホン酸及び/又はその塩である、項1又は2に記載の水性製剤。
項4. 前記(D)成分として、塩化セチルピリジニウム、メントール、及びプロピレングリコールよりなる群から選択される少なくとも1種を含む、項2又は3のいずれかに記載の水性製剤。
項5. 前記(D)成分として、少なくとも塩化セチルピリジニウム及びプロピレングリコールを含む、項2〜4のいずれかに記載の水性製剤。
項6. 外用医薬品又は粘膜適用医薬品である、項1〜5のいずれかに記載の水性製剤。
項7. アミノ安息香酸エチル及びエタノールを含み、エタノールの含有量が5重量%以下である水性製剤において、アミノ安息香酸エチルの析出を抑制する方法であって、
水性製剤に、(A)アミノ安息香酸エチル、及び5重量%以下の(B)エタノールと共に、(C)アズレン誘導体を配合する、
前記水性製剤におけるアミノ安息香酸エチルの析出抑制方法。
本発明の水性製剤は、アミノ安息香酸エチル((A)成分と表記することもある)、エタノール((B)成分と表記することもある)、並びにアズレン誘導体((C)成分と表記することもある)を含み、当該(B)成分の含有量が5重量%以下であることを特徴とする。以下、本発明の水性製剤について詳述する。
アミノ安息香酸エチルは、エチル4−アミノベンゾエート、ベンゾカイン等とも称される公知の局所麻酔剤である。
本発明の水性製剤において、エタノールはアミノ安息香酸エチルの溶解を補助する役割を果たす。但し、従来技術では、アミノ安息香酸エチルを含む水性製剤において、エタノールはアミノ安息香酸エチルを溶解させるために比較的多量に配合されているが、本発明では、エタノールの含有量は5重量%以下という少量に設定される。エタノールの含有量がこのように少量であっても、後述するアズレン誘導体によって、アミノ安息香酸エチルの析出を抑制して溶解された状態を安定に維持することができる。
アズレン誘導体とは、アズレン骨格に1又は複数の置換基が結合している化合物及びその塩である。本発明の水性製剤において、アズレン誘導体は、5重量%以下という少量のエタノール含有量で、アミノ安息香酸エチルの析出を抑制し、溶解した状態を安定に維持させる役割を果たす。
本発明の水性製剤は、更に、第四級アンモニウム塩、モノテルペン、及び2価アルコールよりなる群から選択される少なくとも1種(これらを総括して(D)成分と表記することもある)を含んでいてもよい。当該(D)成分を含むことにより、アミノ安息香酸エチルの析出をより一層効果的に抑制することが可能になる。
第四級アンモニウム塩を使用する場合:0.05〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5重量%、更に好ましくは0.3〜0.5重量%。
モノテルペンを使用する場合:0.01〜3重量%、好ましくは0.05〜1重量%、更に好ましくは0.1〜1重量%。
2価アルコールを使用する場合:1〜60重量%、好ましく1〜50重量%、更に好ましくは5〜40重量%。
第四級アンモニウム塩を使用する場合:総量で、10〜300重量部、好ましくは50〜200重量部。
モノテルペンを使用する場合:総量で、5〜350重量部、好ましくは15〜250重量部、更に好ましくは30〜200重量部。
2価アルコールを使用する場合:総量で、300〜20000重量部、好ましくは2000〜15000重量部、更に好ましくは3000〜15000重量部。
本発明の水性製剤は、更にグリセリンを含んでいることが好ましい。グリセリンを含有することにより、アミノ安息香酸エチルの析出抑制作用を効果的に発揮させることができる。
本明細書において、「水性製剤」とは水を含む製剤であり、本発明の水性製剤には水が含まれる。本発明の水性製剤において、水の含有量については、その製剤形態等に応じて適宜設定されるが、例えば、1〜80重量%、好ましくは5〜60重量%、更に好ましくは10〜50重量%が挙げられる。
従来、炭素数3〜6の1価低級アルコールは、アミノ安息香酸エチルを含む水性製剤において、エタノールによるアミノ安息香酸エチルの溶解を補助したり、エタノールの代替品として使用されたりしているが、本発明の水性製剤では、炭素数3〜6の1価低級アルコールは、少量であっても又は含んでいなくても、アミノ安息香酸エチルの析出を抑制して溶解された状態を安定に維持させることができる。従って、本発明の水性製剤の好適な一態様として、炭素数3〜6の1価低級アルコールの含有量が、5重量%以下、好ましくは4重量%以下、更に好ましくは3重量%以下、より好ましくは2重量%以下、特に好ましくは1重量%以下、最も好ましくは0重量%が挙げられる。
本発明の水性製剤は、前述する成分の他に、必要に応じて、他の薬理成分を含有していてもよい。このような薬理成分としては、例えば、抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン等)、アミノ安息香酸エチル以外の局所麻酔剤(プロカイン、テトラカイン、ブピパカイン、メピパカイン、クロロプロカイン、プロパラカイン、メプリルカイン又はこれらの塩、オルソカイン、オキセサゼイン、オキシポリエントキシデカン、ロートエキス、ペルカミンパーゼ、テシットデシチン、リドカイン等)、第四級アンモニウム塩以外の殺菌剤(ヨウ素、ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、アクリノール等)、抗炎症剤(グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウム等)、皮膚保護剤(コロジオン、ヒマシ油等)、血行促進成分(ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、カプサイシン、トウガラシエキス等)、ビタミン類(ビタミンA等)、ムコ多糖類(コンドロイチン硫酸ナトリウム、グルコサミン等)等が挙げられる。
本発明の水性製剤の剤型については、特に制限されないが、例えば、液状又は半固形状(ゲル状、軟膏状、ペースト状等)、好ましくは液状が挙げられる。
更に、本発明は、(A)アミノ安息香酸エチル及び(B)エタノールを含み、当該(B)成分の含有量が5重量%以下である水性製剤において、当該(A)成分の析出を抑制する方法であって、当該水性製剤に、(C)アズレン誘導体を配合することを特徴とする。
1.水性製剤の調製
表1に示す水性製剤(皮膚外用医薬品、液剤)を調製した。具体的には、所定量のアミノ安息香酸エチル及びl−メントールをそれぞれエタノールに溶解させた後、他の成分と共に水に添加して混合することにより、水性製剤(皮膚外用医薬品、液剤)を得た。
各水性製剤をスクリュー管(直径24mm、高さ50mmのガラス製透明容器)に入れ、20℃及び4℃の温度条件で、遮光下で24時間静置した。その後、スクリュー管を2〜3回転倒混和し、水性製剤の外観を目視にて観察し、以下の判定基準に従って析出抑制効果を評価した。
<析出抑制効果の評価基準>
◎ :析出物が一切認められず、透明な状態である。
○ :ほんの僅かな析出物が認められるが、透明な状態である。
△ :析出物が生じて、透明性が少しだけ損なわれている。
× :多くの析出物が生じ、白濁状で半透明〜不透明な状態になっている。
××:著しい析出物が生じて、白濁状の不透明な状態になっている。
得られた結果を表1に示す。アミノ安息香酸エチルは、水には溶解せずエタノールに溶解するため、高濃度のエタノールが配合された水性製剤では、析出が生じなかった(参考例1)。一方、エタノールの含有量を5重量%以下にまで低減すると、20℃及び4℃のいずれの条件でも、著しい析出物の生成が認められた(比較例1〜4)。これに対して、アミノ安息香酸エチル及び5重量%以下のエタノールと共に、アズレンスルホン酸ナトリウムを配合した場合には、4℃の条件で析出物の生成抑制効果が認められ、20℃の条件では析出物の生成抑制効果が著しく向上していた(実施例1及び2)。更に、アミノ安息香酸エチル、5重量%以下のエタノール、及びアズレンスルホン酸ナトリウムと共に、塩化セチルピリジニウム、メントール、プロピレングリコールのうち1種以上を共存させることにより、20℃の条件での析出物の生成抑制効果に加えて、4℃の条件で析出物の生成抑制効果も著しく向上していた(実施例3〜11)。特に、20℃及び40℃での析出抑制効果が◎と評価された水性製剤の中でも、アミノ安息香酸エチル、塩化セチルピリジニウム、及びプロピレングリコールを組み合わせて含む場合には、析出物の生成抑制効果が格段顕著であった(実施例10及び11)。
表2に示す水性製剤(口腔粘膜適用医薬品)を調製した。得られた水性製剤について、前記試験例と同様の方法で外観を観察したところ、いずれも析出物の発生を十分に抑制できていた。
Claims (7)
- (A)アミノ安息香酸エチル、(B)エタノール、(C)アズレン誘導体を含み、
当該(B)成分の含有量が5重量%以下である、水性製剤。 - 更に(D)第四級アンモニウム塩、モノテルペン、及び2価アルコールよりなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の水性製剤。
- 前記(C)成分が、アズレンスルホン酸及び/又はその塩である、請求項1又は2に記載の水性製剤。
- 前記(D)成分として、塩化セチルピリジニウム、メントール、及びプロピレングリコールよりなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項2又は3のいずれかに記載の水性製剤。
- 前記(D)成分として、少なくとも塩化セチルピリジニウム及びプロピレングリコールを含む、請求項2〜4のいずれかに記載の水性製剤。
- 外用医薬品又は粘膜適用医薬品である、請求項1〜5のいずれかに記載の水性製剤。
- アミノ安息香酸エチル及びエタノールを含み、エタノールの含有量が5重量%以下である水性製剤において、アミノ安息香酸エチルの析出を抑制する方法であって、
水性製剤に、(A)アミノ安息香酸エチル、及び5重量%以下の(B)エタノールと共に、(C)アズレン誘導体を配合する、
前記水性製剤におけるアミノ安息香酸エチルの析出抑制方法。
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