JP6750021B2 - 線虫の嗅覚に基づく匂い物質に対する走性行動の評価方法、並びに該評価方法に用いるシャーレおよび行動評価系 - Google Patents
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Description
(1)略角型形状(例えば、長手方向が3〜6cm、横手方向が1〜3cmまたは3cm〜6cmである略角型形状)の底面を有するシャーレであって、底面は、長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置されている、シャーレ。
(2)区分けが、底面の上面に対する凹凸形状若しくは印刷、または下面に対する凹凸形状若しくは印刷による区分けである、上記(1)に記載のシャーレ。
(3)第一の領域と第三の領域とを区別する表示を有する、上記(1)または(2)に記載のシャーレ。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のシャーレが複数連結した、マルチプレート。
(5)被検試料の匂いに対する線虫の走性行動を評価する方法であって、
a)被検試料が配置されたシャーレであって、被検試料から1cm〜3cm離れた底面の領域または部位に線虫が配置されたシャーレを提供することと、
b)被検試料と線虫がシャーレに配置されてから3〜15分後に線虫の底面上での配置を観察することと、
c)被検試料に対して誘引行動を示したか忌避行動を示したかを、観察された線虫の配置から評価することと
を含む、方法。
(6)被検試料が、がん患者であると疑われる対象から得られた試料である、上記(5)に記載の方法。
(7)被検試料が、がん患者であると疑われる対象から得られた尿である、上記(6)に記載の方法。
(8) c)において線虫が被検試料に対して誘引行動を示した場合には、被検試料にがんに由来する誘引物質が含まれると判定すること、または、線虫が被検試料に対して忌避行動を示した場合には、被検試料にがんに由来する誘引物質が含まれていないと判定することをさらに含む、上記(6)または(7)に記載の方法。
(9)殺線虫剤を用いない、上記(5)〜(8)のいずれかに記載の方法。
(10) a)において、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のシャーレまたは上記(4)に記載のマルチプレートに含まれるいずれか1つのシャーレを用いる、上記(5)〜(9)のいずれかに記載の方法。
(2A)目印が、底面の上面に対する凹凸形状若しくは印刷、または下面に対する凹凸形状若しくは印刷による目印である、上記(1A)に記載の走性行動評価系。
(3A)第一の領域と第三の領域とを区別する表示を有する、上記(1A)または(2A)に記載の走性行動評価系。
(4A)上記(1A)〜(3A)のいずれかに記載の走性行動評価系が複数連結した、マルチプレート。
(5A)略角型形状(例えば、長手方向が3〜6cm、横手方向が1〜3cmまたは3cm〜6cm)、深さが線虫の厚み以上であり2mm以下である略角型面形状のくぼみを表面に有する固形培地が導入されたシャーレと、前記くぼみを上部から覆う板を備えた線虫の走性行動評価系。
(6A)シャーレの底面の前記くぼみに対応する部位が、目印によって長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置されている、上記(5A)に記載の走性行動評価系。
(7A)前記くぼみを上部から覆う板の前記くぼみに対応する部位が、目印によって長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置されている、上記(5A)に記載の走性行動評価系。
(8A)目印が、底面の上面に対する凹凸形状若しくは印刷、または下面に対する凹凸形状若しくは印刷による目印である、上記(6A)または(7A)に記載の走性行動評価系。
(9A)第一の領域と第三の領域とが接しており、第二の領域が閉じた形状である、上記(1A)〜(8A)のいずれかに記載の線虫の走性行動評価系。
(10A)蓋を閉じたときに前記底面に対向する面上に被検試料配置部位を備える蓋を備えた、上記(1A)〜(4A)のいずれかに記載の線虫の走性行動評価系。
(11A)第二の領域上に線虫が配置された、上記(1A)〜(10A)のいずれかに記載の線虫の走性行動評価系。
(12A)第一の領域または第三の領域に被検試料が配置された、上記(1A)〜(11A)のいずれかに記載の線虫の走性行動評価系。
(13A)被検試料の匂いに対する線虫の走性行動を評価する方法であって、
a)被検試料が配置されたシャーレであって、被検試料から1cm〜3cm離れた底面の領域または部位に線虫が配置されたシャーレを提供することと、
b)被検試料と線虫がシャーレに配置されてから3〜15分後に線虫の底面上での配置を観察することと、
c)被検試料に対して誘引行動を示したか忌避行動を示したかを、観察された線虫の配置から評価することと
を含む、方法。
(14A)被検試料が、がん患者であると疑われる対象から得られた試料である、上記(13A)に記載の方法。
(15A)被検試料が、がん患者であると疑われる対象から得られた尿である、上記(14A)に記載の方法。
(16A)c)において線虫が被検試料に対して誘引行動を示した場合には、被検試料にがんに由来する誘引物質が含まれると判定すること、または、線虫が被検試料に対して忌避行動を示した場合には、被検試料にがんに由来する誘引物質が含まれていないと判定することをさらに含む、上記(14A)または(15A)に記載の方法。
(17A)殺線虫剤を用いない、上記(13A)〜(16A)のいずれかに記載の方法。
(18A)a)において、上記(1A)〜(3A)のいずれかに記載の走性行動評価系若しくは上記(4A)に記載のマルチプレート、または上記(5A)〜(12A)のいずれかに記載の走性行動評価系のいずれか1つを用いる、上記(13A)〜(17A)のいずれかに記載の方法。
(19A)a)において、以下のシャーレ:
(i)略角型形状(例えば、長手方向が3〜6cm、横手方向が1〜3cmまたは3cm〜6cmである略角型形状)の底面を有するシャーレであって、底面は、長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置されている、シャーレ;若しくは、
(ii)略角型形状(例えば、長手方向が3〜6cm、横手方向が1〜3cmまたは3cm〜6cm)、深さが線虫の厚み以上であり2mm以下である略角型面形状のくぼみを表面に有する固形培地が導入されたシャーレと、前記くぼみを上部から覆う板を備えた線虫の走性行動評価系;または
(iii)上記(i)のシャーレまたは上記(ii)の走性行動評価系が複数連結したマルチプレートに含まれるいずれか1つを用いる、上記(13A)〜(18A)のいずれかに記載の方法。
本発明の第一の実施形態を図1Aおよび1Bを参照しながら説明する。
第一の実施形態のシャーレ100は、線虫の嗅覚を介した走性行動を評価することに適している。以下では、第一の実施形態のシャーレ100を用いて、線虫の嗅覚を介した走性行動を評価する方法について説明する。
線虫60は、第二の領域30に播種することができる。線虫は、第二の領域30の全面に播種されてもよいし、第二の領域30の一部だけに播種されてもよい。被検試料は、第一の領域20または第三の領域40であって、例えば、線虫が播種される領域から1cm〜3cmほど離れた位置に配置することができる。
第一の実施形態の変形例100Aについて、図1Cを参照しながら以下説明する。第一の実施形態の変形例100Aは、底面における第一、第二および第三の領域の区分けパターン(区分け形状)が異なる以外は、ほかの構成要素およびその使用法は図1Aおよび1Bに示される第一の実施形態のシャーレ100と同一である。したがって、以下では、区分けパターンについてのみ説明し、第一の実施形態のシャーレ100と同じ部分には同一符号を付して説明は省略する。
第一の実施形態のシャーレ100およびその変形例100Aは、蓋150を備えていてもよい。以下、蓋150について図1Dおよび1Eを参照しながら説明する。
蓋150は、被検試料と線虫を配置したら、シャーレにかぶせることができる。これにより、外気の影響を防ぎ、また、匂いをシャーレ内部に有効に閉じ込めることが可能となり得る。
蓋150の変形例150Aについて、図1Dおよび1Fを参照しながら以下説明する。蓋150Aは、図1Fに示されるように、被検試料配置部位151を備える以外は、ほかの構成要素およびその使用法は蓋150と同様である。したがって、以下では、被検試料配置部位151についてのみ説明し、蓋150と同じ部分には同一符号を付して説明は省略する。
ある態様では、被検試料配置部位151は、親水性表面を有し、それ以外の領域152は疎水性表面を有する。これにより、水性の被検試料は、被検試料配置部位151上に正確に配置され得る。ある態様では、被検試料配置部位151は、疎水性表面を有し、それ以外の領域152は親水性表面を有する。これにより、油性の被検試料は、被検試料配置部位151上に正確に配置され得る。
蓋150Aは、被検試料と線虫を配置したら、シャーレにかぶせることができる。これにより、外気の影響を防ぎ、また、匂いをシャーレ内部に有効に閉じ込めることが可能となり得る。
第二の実施形態のシャーレ200について、図2Aを用いて説明する。第二の実施形態のシャーレ200は、底面の区分けパターンが異なる以外は、図1Aおよび1Bに示される第一の実施形態のシャーレ100と同じである。したがって、第一の実施形態のシャーレ100と同じ部分には同一符号を付して説明は省略する。
第二の実施形態の変形例200Aについて、図2Bを参照しながら以下説明する。第二の実施形態の変形例200Aは、底面における区分けパターン(区分け形状)が異なる以外は、ほかの構成要素は図2Aおよび1Bに示される第二の実施形態のシャーレ200と同一である。したがって、以下では、区分けパターンについてのみ説明し、第二の実施形態のシャーレ200と同じ部分には同一符号を付して説明は省略する。
以下、本発明のマルチパネルについて図3を参照しながら説明する。
第三の実施形態は、シャーレの小型化に伴って、シャーレ内壁と固形培地の隙間に潜り込む線虫数が増大し、観察可能な線虫数が時間経過と共に減少するという新しい課題に対して、その解決手段を提供するものである。第三の実施形態は、シャーレ自体の形状ではなく、シャーレに固形培地を導入した後に形成される固形培地表面(上面)の形状に特徴がある。以下、第三の実施形態を図10〜12により説明する。
区切り線620は、シャーレの底面に設けられてもよいし、板650の上面または下面650aに設けられていてもよい。
以下、線虫の嗅覚を介した走性行動の評価方法を説明する。
被検試料の匂いに対する線虫の走性行動を評価する方法であって、
a)被検試料が配置されたシャーレであって、被検試料から1cm〜3cm離れた底面の領域または部位に線虫が配置されたシャーレを提供することと、
b)播種から3〜15分後に線虫の配置を観察することと、
c)被検試料に対して誘引行動を示したか忌避行動を示したかを、観察された線虫の配置から評価することと
を含む、方法が提供される。
線虫を配置してから時間が経過すると線虫が底面上で広く拡散してしまう可能性が高まることから、線虫を配置した後は速やかに観察を開始することが望ましい。したがって、好ましくは、被検試料をシャーレの所定位置に配置し、その後、線虫を所定位置に配置して、すぐに後述するb)における3〜15分の時間のカウントを開始することが好ましい。線虫を配置してから被検試料を配置する場合には、線虫を配置して、好ましくは3分以内、より好ましくは1分以内に被検試料を配置することが望ましい。
a)で提供されるシャーレにおいて、線虫が配置される場所は、好ましくは、シャーレまたはその蓋のいずれの側壁からも、0.5cm以上離れている領域に線虫が配置されている(ただし、側壁から0.5cm以内の領域に配置することを妨げない)。
b)では、線虫は、シャーレに被検試料を配置すると(または線虫は、被検試料が配置されたシャーレに配置すると)すぐに走性行動を示す。3〜15分程度、好ましくは、3〜12分、より好ましくは5〜10分、例えば、5分、7.5分または10分待つと、線虫は走性行動を評価するに十分な距離だけ移動できる。そのため、被検試料または線虫のいずれか遅い方が配置されてから、3〜15分程度、好ましくは、3〜12分、より好ましくは5〜10分、例えば、5分、7.5分または10分後に線虫の底面上での配置を観察することができ、これにより線虫の走性行動を評価することができる。この時間を、3分以上とすることにより、線虫の走性行動が十分に可視化できる程度に大きくなるので、走性行動の評価精度が向上する。また、この時間が15分以下だと、線虫の嗅覚が感作を受けて、線虫がシャーレ上をランダムに移動し始める可能性が低下し、走性行動の精度が向上する。シャーレの底面に線虫が配置され、蓋に被検試料が配置される場合には、「被検試料と線虫がシャーレに配置されたとき」とは、前記シャーレに前記蓋がかぶせられたときである。
c)では、観察された線虫の配置から線虫が被検試料に対して誘引行動を示したか、忌避行動を示したが、どちらも示さなかったかを評価することができる。c)では、被検試料に近づいた線虫の割合が、被検試料から遠ざかった線虫の割合よりも高い場合には、線虫が被検試料に対して誘引行動を示したと評価することができる。c)ではまた、被検試料に近づいた線虫の割合が、被検試料から遠ざかった線虫の割合よりも低い場合には、線虫が被検試料に対して忌避行動を示したと評価することができる。c)では、被検試料に近づいた線虫の割合が、被検試料から遠ざかった線虫の割合と同等の場合には、線虫が誘引行動も忌避行動もしなかったと評価してもよい。
(走性インデックス)=
{(○で示す領域の線虫個体数)−(×で示す領域の線虫個体数)}/全線虫個体数
本実施例では、新しい線虫の走性行動の評価系の構築を試みた。
(走性インデックス)=
{(記号"○"で示す領域の線虫個体数)−(記号"×"で示す領域の線虫個体数)}/全線虫個体数
また、忌避物質であるノナノンに対して走性インデックスが−0.8を下回る値を示した。この結果は、9割以上の線虫がこの短期間の間に忌避物質に対して忌避行動を示したものとして測定できたことを示す。
野生型線虫は、がん患者の尿には誘引行動を示し、健常者の尿には忌避行動を示すことが明らかとなっている。本実施例では、実施例1で構築した新しい評価系を用いて、がん患者由来の尿に対する走性行動を評価した。
本実施例では、実施例1よりもさらに小さな角型シャーレを用いて線虫の走性行動を評価した。
本実施例では、シャーレ自体の形状ではなく、固形培地に走性行動を評価するためのフィールド(くぼみ600)を設け、その内部で線虫の走性行動を評価するものである。
Claims (14)
- 略角型面形状のくぼみを表面に有する固形培地が導入されたシャーレと、前記くぼみを上部から覆う板を備えた線虫の走性行動評価系であって、シャーレの底面の前記くぼみに対応する部位が、目印によって長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置され、目印は、領域間を物理的に区切るものではなく、線虫は領域間を移動できる、走性行動評価系。
- 深さが線虫の厚み以上であり2mm以下である略角型面形状のくぼみを表面に有する固形培地が導入されたシャーレと、前記くぼみを上部から覆う板を備えた線虫の走性行動評価系であって、
シャーレの底面の前記くぼみに対応する部位が、目印によって長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置されている、走性行動評価系。 - 前記くぼみを上部から覆う板の前記くぼみに対応する部位が、目印によって長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置され、目印は、領域間を物理的に区切るものではなく、線虫は領域間を移動できる、請求項2に記載の走性行動評価系。
- 目印が、底面の上面に対する凹凸形状若しくは印刷、または下面に対する凹凸形状若しくは印刷による目印である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の走性行動評価系。
- 第一の領域と第三の領域とが接しており、第二の領域が閉じた形状である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の線虫の走性行動評価系。
- 蓋を閉じたときに前記底面に対向する面上に被検試料配置部位を備える蓋を備えた、請求項1〜5のいずれか一項に記載の線虫の走性行動評価系。
- 第二の領域上に線虫が配置された、請求項1〜6のいずれか一項に記載の線虫の走性行動評価系。
- 第一の領域または第三の領域に被検試料が配置された、請求項1〜7のいずれか一項に記載の線虫の走性行動評価系。
- 被検試料の匂いに対する線虫の走性行動を評価する方法であって、
a)被検試料が配置されたシャーレであって、被検試料から1cm〜3cm離れた底面の領域または部位に線虫が配置されたシャーレを提供することと、
b)被検試料と線虫がシャーレに配置されてから3〜15分後に線虫の底面上での配置を観察することと、
c)被検試料に対して誘引行動を示したか忌避行動を示したかを、観察された線虫の配置から評価することと
を含み、
a)において、以下のシャーレ:
(i)略角型形状の底面を有するシャーレであって、底面は、長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置され、目印は、領域間を物理的に区切るものではなく、線虫は領域間を移動できる、シャーレ;若しくは、
(ii)略角型面形状のくぼみを表面に有する固形培地が導入されたシャーレと、前記くぼみを上部から覆う板を備えた線虫の走性行動評価系であって、シャーレの底面の前記くぼみに対応する部位が、目印によって長手方向に片側の末端から別の末端に向かって第一の領域、第二の領域および第三の領域の少なくとも3つの領域に区分けされ、第二の領域が、第一の領域と第三の領域との境界に配置され、目印は、領域間を物理的に区切るものではなく、線虫は領域間を移動できる、走性行動評価系;または
(iii)上記(i)のシャーレまたは上記(ii)の走性行動評価系が複数連結したマルチプレート
のいずれか1つを用いる、
方法。 - 被検試料が、がん患者であると疑われる対象から得られた試料である、請求項9に記載の方法。
- 被検試料が、がん患者であると疑われる対象から得られた尿である、請求項10に記載の方法。
- c)において線虫が被検試料に対して誘引行動を示した場合には、被検試料にがんに由来する誘引物質が含まれると判定すること、または、線虫が被検試料に対して忌避行動を示した場合には、被検試料にがんに由来する誘引物質が含まれていないと判定することをさらに含む、請求項10または11に記載の方法。
- 殺線虫剤を用いない、請求項9〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記略角型面形状のくぼみの深さが線虫の厚み以上であり2mm以下である、請求項9〜13に記載の方法。
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