JP6639035B1 - 生分解性繊維からなる不織布を用いて作製された細胞培養基材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
エレクトロスピニング法を用いてマイクロオーダーの径を有する溶媒可溶性樹脂繊維からなるシートを製造するための方法であって、
装置の内部空間の温度と湿度を調整可能な筐体と、
前記筐体の上部に取付けられており紡糸溶液を充填するためのシリンジと、
内径が0.4mm〜1.0mmの吐出口を有する導電体製のノズルであって、前記ノズルは前記シリンジにチューブを介して連結されて、吐出口が下方向に向けられており、前記シリンジに充填された紡糸溶液を前記チューブを通して3ml/h〜15ml/hの送り出し速度で押し出すことによって紡糸溶液を前記ノズルの吐出口に体積流量0.83mm3/秒〜4.2mm3/秒、質量流量1.2mg/秒〜6.8mg/秒でフィードするように設定されており、
前記ノズルに所定の高電圧を印加可能な直流電源と、
前記筐体の底部にあって前記ノズルの吐出口から下方向に150〜400mm距離離れた位置に備え付けられ、かつ電気的に接地された回転ドラムを備え、
前記ノズルに前記所定の高電圧を印加することで、前記紡糸溶液を帯電させると共に、前記ノズルと前記回転ドラムの間に電位差を生じさせて、前記帯電した紡糸溶液を前記ノズルの先端からテイラーコーン現象によって静電引力で引っ張ることによって、前記紡糸溶液が繊維状に出射されて前記筐体内を落下飛行して前記回転ドラム上に堆積させることができるエレクトロスピニング装置を用いて、
分子量が5万〜70万の溶媒可溶性樹脂を揮発性溶媒を用いて溶解することによって樹脂濃度が5重量%〜8重量%の紡糸溶液を調製し、
前記紡糸溶液をシリンジに充填して前記送り出し速度で押し出すことによって前記ノズルの吐出口にフィードし、
前記ノズルに所定の高電圧を印加することによって、前記送り出し速度でフィードされた前記紡糸溶液に前記ノズルの吐出口の先端においてテイラーコーン現象を生じさせて繊維状に出射させると共に、前記ノズルから出射されて前記回転ドラムに向かって落下飛行する繊維の飛行軌道を振らせ、
前記ノズルから出射されて飛行軌道を振られながら落下飛行してきた繊維を所定の速度で回転する前記回転ドラムの表面に堆積させることによって、外径10μm〜100μmで長さが20cm以上の複数の繊維が絡み合って互いに接触する複数の箇所で付着して連結しており、繊維間距離1μm〜100μmの網目構造を有するシートを製造する、
エレクトロスピニング法を用いてマイクロオーダーの径を有する溶媒可溶性樹脂繊維からなるシートを製造するための方法、という発明に至った。
前記シートは、エレクトロスピニング法で紡糸された外径10〜100μmで長さが20cm以上の生分解性繊維からなり、複数の生分解性繊維がランダムな方向に配列して絡み合って、繊維と繊維とが接触する箇所において付着して連結することによって網目構造を構成しており、
前記シートを構成する繊維と繊維の間に1μm〜100μmのスペースが形成されており、
前記シートを構成する繊維の表面には無数の微細気孔が形成されており、
前記シートの厚さは0.5mm〜1.0mmである、
生分解性繊維からなる網目構造を有するシートを用いて作製された細胞培養基材、という発明に到達した。
(1)本発明のエレクトロスピニング装置の構成
図1において、本発明のエレクトロスピニング装置1は、シリンジ20、ノズル30、回転ドラム40を収納する筐体10を有する。筐体10は、静電気が帯電することを避けるために、スチール等の導電性の材料で形成されていることが好ましい。回転ドラム40は電気的に接地されている。
筐体10は、前面開口部を開閉可能に取り付けられた前扉11を閉じることによって外気から遮断して筐体内の温度と湿度を個々の紡糸の紡糸条件に応じて調整することができる。筐体10には、排気ファンが備えられており、装置の稼働中換気可能である。筐体10の天井付近には、ノズル30を水平方向にスライド移動させるための設備であるレール31が取り付けられている。本発明の方法では、ノズルから出射した太い繊維が回転ドラムに繊維としての形状を有して堆積するためには、出射された繊維が筐体10内を落下飛行する間に溶媒が十分に蒸発する必要があるので、筐体内の温度が15℃〜30℃、湿度が50%以下に調整されていることが望ましい。
シリンジ20は筐体10の天井付近に固定されている。シリンジ20は、筐体10に備えられたレールに取り付けられて、シリンジ20自体がレール上をノズル30と共にスライド移動するように構成されていてもよい。
図1において、ノズル30はシリンジ20にチューブ21を介して接続されている。ノズル30は、筐体10に設けられたレール上をスライド移動可能に設置されている。シリンジ20は筐体10に固定して、シリンジ20と柔軟なチューブ21でつながったノズル30が(チューブ21が届く範囲で)レール31上を水平移動するように構成されていてもよい。ノズル30は、導電体製の中空のニードルを備え、シリンジ20から押し出された紡糸溶液はノズル中に導入されて、ニードルの先端から吐出される。
本発明のエレクトロスピニング装置で用いられるノズルの口径は、その大きさに応じて27G,22G,18Gに区別される。27G,22G,18Gの口径の値は次の表に示す通りである。
ノズル30には電圧を調整可能な直流電源(PW)が接続されている。直流電源をONにすると、ノズル30にプラスの高電圧が印加され、ノズル30がプラス電極となり、電気的に接地された回転ドラム40が静電誘導を生じてマイナスに帯電することによってマイナス電極となって、ノズル30と回転ドラム40の間に電場が形成される。ノズル30の先端では、ノズルから吐出したプラスに帯電した紡糸溶液が、静電引力を受けて、テイラーコーン現象を起こして、空中に繊維状に出射される。
筐体10の底部には、エレクトロスピニングで紡糸された繊維を不織布として回収するための回転ドラム40が据え付けられている。回転ドラム30は電気的に接地されており、ノズル30にプラス電圧を印加すると静電誘導を生じて、回転ドラム40はマイナスに帯
電してノズル30の反対電極となる。
本発明に用いるエレクトロスピニング装置1によって紡糸できる樹脂の種類には特に制限がなく、溶媒によって溶かすことができる溶媒可溶性の樹脂であれば用いることができる。樹脂としてPLA,PLGA,PCL等の生分解性樹脂を用いて製造された生分解性繊維からなるシートを細胞培養基材として用いると、細胞を培養した後で基材ごと生体内にインプラントすることが可能であるので、特に好適に用いることができる。
本発明の方法に用いる溶媒は、溶媒可溶性樹脂を溶解し、常圧で沸点が200℃以下で揮発性が高く、室温で液体である物質が好ましい。クロロホルムは生分解性樹脂の溶解性に優れ、なおかつ揮発性が高いので本発明の方法に用いる揮発性の溶媒として好ましい。
本発明の方法において、紡糸溶液の樹脂濃度は、シリンジからノズルに高い送り出し速度でスムーズに紡糸溶液を送り出すことができるためには一定以下にする必要がある。発明者等の実験によると、分子量が20万〜40万の樹脂をクロロホルムに溶解して得た紡糸溶液の樹脂濃度が8重量%を超えると紡糸溶液が固くてスムーズに送り出すことが難しかった。
本発明の方法では、シリンジに充填した紡糸溶液を高い速度で送り出すので、ノズルの吐出口における紡糸溶液の毎秒ごとの流量は大きくなる結果、テイラーコーンで出射される繊維の径が大きくなると考えられる。本発明の実施例では、シリンジに充填した紡糸溶液を3ml/h〜15ml/hの速度で内径が0.4mm〜1.0mmの吐出口に送り出すと、ノズルの吐出口における紡糸溶液の体積流量は0.83mm3/秒〜4.2mm3/秒、質量流量は1.2mg/秒〜6.8mg/秒である。
紡糸溶液をシリンジに充填した上で直流電源をONにしてノズル30に電圧を印加する。ノズル30に電圧を印加することによって、充填された紡糸溶液を帯電させると共に、設
置されたドラムコレクターとノズルの間に電位差を生じ、帯電した紡糸溶液がテイラーコーン現象によってドラム方向に引っ張られる。
アルミシートやシリコーンシート等の剥離性の高いシートを巻いた回転ドラム上に繊維を不織布として堆積させた後、アルミシートを回転ドラムから取り外すことによって、シートを回収することができる。本発明の方法では、紡糸した一本一本の繊維の長さは20cm以上あり、落下飛行中に軌道を振られることで巻回状態でドラムに到達するので、巻回して曲線状となった長い複数の繊維がドラム上で互いに絡み合って不織布を構成する。
PLGA樹脂をクロロホルムで溶解して調製した紡糸溶液を用いてエレクトロスピニング法で紡糸したマイクロ繊維からなるシートを作製する実験1,2,3,4を実施した。
[実験1]
分子量34万のPLGA (Evonik社製 LG855S)を純度99%以上のクロロホルムに溶かして樹脂濃度6重量%の紡糸溶液を調製した。調製した紡糸溶液を用いて、エレクトロスピニング法で紡糸した。
1) ES条件
ES装置: NANON-03 (株式会社MECC提供)
溶媒:クロロホルム 純度99%以上
溶媒中の樹脂濃度:6wt%
電圧:28kV
押し出し速度:10ml/h
針の太さ:18G
ノズルからコレクターまでの飛距離:200mm
コレクター:回転式ドラム(回転速度50rpm)。
2) 実験1の結果
・ノズルから出射した繊維は飛行軌道を途中で不安定化させながら下方向に落下飛行し、繊維の飛行軌道が振れながら回転ドラムに堆積するのが目視できた。
・ドラムに堆積した繊維の繊維径は大体10〜20μmであった。
・回転ドラムに堆積した繊維は複数の繊維が絡み合って網目構造を有するシートを形成した(図2(A),(B)、(C)参照)。
・実験1で紡糸した繊維の長さを測定するために、コレクターとして回転ドラムに代えてエタノール液を満たした容器に繊維を入射させて綿状に回収し、回収した綿をほぐして綿を構成している繊維の長さを推定したところ約50cm程度であると考えられる(図2(E)参照)。
1) ES条件
実験1と同じ条件で、紡糸溶液を調製し、同じエレクトロスピニング装置を用いて紡糸した。但し、電圧21kV,ノズルから回転ドラムまでの飛距離を150mmとした。
2) 実験2の結果
・ノズルから出射した繊維は途中飛行軌道を不安定化させながら下方向に落下飛行して回転ドラムに堆積した。繊維の飛行軌道はドラムに堆積する直前で振れていたが実験1よりも振れ具合は少なかった。
・ドラムに堆積した繊維の繊維径は長手方向で必ずしも一定せず細い箇所と太い箇所があったが、大体10〜50μmの範囲内であった。
・回転ドラムに堆積した繊維は網目構造を形成したが、実験1よりも繊維と繊維の間の付着傾向が強かった(図3参照)。
1) ES条件
実験1と同じ条件で、紡糸溶液を調製し、同じエレクトロスピニング装置を用いて紡糸した。但し、電圧は14kV,ノズルからコレクターまでの飛距離を100mmとした。
2) 実験3の結果
・ノズルから出射した繊維は途中飛行軌道を不安定化させながら下方向に落下飛行して回転ドラムに堆積した。
・ドラムに堆積した繊維の繊維径は10〜50μmの繊維と数μm又はそれ以下の径の繊維が混在していた。
・回転ドラムに堆積した繊維は網目構造を形成したが、実験2よりもさらに繊維径のばらつきが大きく、また繊維と繊維の間の付着傾向がさらに強かった(図4参照)。
1) ES条件
実験1と同じ条件で、紡糸溶液を調製し、同じエレクトロスピニング装置を用いて紡糸した。但し、ノズルの口径は22Gのものを用いた。
2) 実験4の結果
・ノズルから出射した繊維は途中で飛行軌道が不安定化して見えなくなった。
・ドラムに堆積した繊維の繊維径は5μm〜60μmで繊維同士が接触する箇所で互いに付着連結して網目構造を形成していた。
i) ノズルとドラムの距離
実験1、2、3、4において、ノズルとドラムの間の距離が実験2は150mm、実験3は100mmと実験1より短いが、E=V/dの公式で計算される電場の強さは4つとも同じである。実験1,2,3の結果の比較から、ノズルとドラムの間の距離は長い(200mm)方がドラムに堆積した繊維は一定の範囲内の径を有する繊維が繊維としての形状を保って網目構造を有するシートを形成し、反対に、ノズルとドラムの間の距離を短くすると(実験2は150mm、実験3は100mm)、ドラムに堆積した繊維の径は一定せず、繊維同士が互いに付着する傾向が強かった。このことから、数十μmの繊維からなるシートを形成するためには、ノズルから出射された繊維がドラムに堆積するまでの間に溶媒を蒸発するのに十分な距離間隔が存在することが重要であると考えられる。
ii) ノズルの口径
実験1と実験4で紡糸された繊維と不織布を比べると、18Gの口径のノズルを用いた実験1では数十μmの繊維が均一に紡糸されており、22Gの口径のノズルを用いた実験4では、径の大きい繊維状のものが互いに付着して不織布を形成した。10ml/hの送り出し速度では、22Gよりも18Gの方が、繊維の紡糸条件として優れていると考えられる。
上記実験1の条件を変えた比較実験1,2,3,4を実施して、マイクロ繊維からなるシートが形成されるために必要な条件を確認した。
[比較実験1]
1) ES条件
実験1と同じ条件で、紡糸溶液を調製し、同じエレクトロスピニング装置を用いて紡糸した。但し、ノズルは口径を27Gを用い、紡糸溶液の送り出し速度を1ml/hとした。
2) 比較実験1の結果
・ノズルから出射した繊維はすぐに飛行軌道が振れて見えなくなった。
・ドラムに堆積した繊維の繊維径は500nm〜800nmのものと数μmの径のものとが混在していた(図6参照)。
1) ES条件
実験1と同じ条件で、紡糸溶液を調製し、同じエレクトロスピニング装置を用いて紡糸した。但し、ノズルの口径は27Gのものを用いた。
2) 比較実験2の結果
・ノズルから出射した繊維は途中で飛行軌道が不安定化して見えなくなった。
・シリンジに過負荷がかかり、固定が外れてしまった。原因は早すぎる押出速度によって口径を通りきれなかった溶液の力の逃げ場所がシリンジ固定部品に行ってしまったことによると考えられる。
・ドラムに堆積した繊維の繊維径は細く、数μm又はそれ以下の径のものが混在していた(図7参照)。
<<比較実験2の評価>>
シリンジからノズルへの送り出し速度が10ml/hでノズル口径が27Gでは安定した紡糸はできず、不織布も形成されなかった。送り出し速度が10ml/hでは、ノズル口径は18Gが適合していると考えられる。
1) ES条件
実験1と同じ条件で、紡糸溶液を調製し、同じエレクトロスピニング装置を用いて紡糸した。但し、樹脂濃度は4重量%とし、ノズルとドラムの間の距離は300mmとした。
2) 比較実験3の結果
・ノズルから出射した繊維は飛行軌道が不安定化することなく、そのまま真下に真直ぐに落下してドラムに堆積した。
・ドラムにはナノ繊維と、太い繊維状のものが混在して堆積しており、繊維の長さは短く、不織布にはなっていなかった(図8参照)。
<<比較実験3の評価>>
樹脂濃度4重量%では紡糸溶液の溶媒の量が多く樹脂の量が少ないので、ノズルから出射した紡糸溶液は、一本の連続した繊維を形成できていなかった。飛行中に繊維から溶媒が蒸発せずに、樹脂の量に対して相対的に過剰な量の溶媒が残った状態で落下飛行して、ドラムにそのまま堆積し、その結果、溶媒を過剰に含んだ繊維がドラムの表面に衝突して、付着していると考えられる。
実験1と同じ条件で、但し、ノズルに印加する電圧を0.5kV,10kV,14kV、18kV,22kV,25kV,28kV,30kVとして、出射された飛行軌道の変化と、回転ドラムに堆積された繊維の状態を観察した。
i) 飛行軌道の変化
・ 0.5kVでは紡糸溶液がノズルから押し出されて下方に垂れながら落下し
・ 10kVでは、紡糸溶液は短繊維状になって下方に落下した。
・14kVでは紡糸溶液は一本の線となってドラムに落下した。飛行軌道は若干の振れが認められた。
・18kVでは、ノズルから出射された繊維は飛行軌道が大きく振れながら回転ドラムに堆積した。
・22kV,25kV,28kV,30kVでは、ノズルから出射された繊維はより強い力で引っ張られて回転ドラムに堆積した。回転ドラムに堆積する直前に飛行軌道が振れて繊維は肉眼で見えなくなった。
・印加電圧が14kV以下では回転ドラムに堆積した繊維は不織布を形成しなかった。
・印加電圧が18kV〜30kVでは、回転ドラムに堆積した繊維は不織布を形成したが、印加電圧が30kVでは、18kV〜28kVにおけるよりも、繊維同士の付着傾向が強く繊維の形状が崩れていた。
紡糸溶液をシリンジからノズルに送り出す速度を3ml/h〜15ml/hに変えることで、不織布の形成に及ぼす影響を観察した。
・送り出し速度3ml/h〜15ml/hで回転ドラムに堆積した繊維は網目構造を有するシートを形成した。しかし、送り出し速度12ml/h以上では、繊維同士の付着傾向が強く繊維の形状が崩れて、ドラムに平たく付着する傾向が強かった。
実験1の条件で製造したマイクロ繊維からなる不織布シートを用いて間葉系幹細胞(MSC)の培養試験を実施した。培地に浸した不織布シートに懸濁液と共にMSCを播種したところ、不織布シートの網目構造にMSCが捕捉されて、MSCが繊維表面に接着して良好な細胞増殖が得られた。
10 筐体
11 前扉
20 シリンジ
21 チューブ
30 ノズル
31 レール
40 回転ドラム
Claims (4)
- 生分解性樹脂繊維からなる不織布を用いて作製された細胞培養基材であって、
前記不織布は、エレクトロスピニング法で紡糸された外径10μm〜100μmの生分解性樹脂繊維からなり、
前記不織布は、エレクトロスピニング装置のノズルから繊維状に出射された無機フィラーを含まない紡糸溶液が、飛行中に飛行軌道の不安定化現象を生じることによって巻回して曲線状になった状態で、一定速度で回転するドラムコレクター上に堆積することによって形成され、
前記堆積した生分解性樹脂繊維が前記ドラムコレクター上でランダムな方向に配列して絡み合うことによって互いに接触する複数の箇所において付着して連結することによって網目構造が形成されており、前記網目構造は繊維で囲まれた繊維間距離1μm〜100μmの空隙を有しており、
前記不織布を構成する生分解性樹脂繊維の表面には無数の微細気孔が形成されている、
生分解性樹脂繊維からなる不織布を用いて作製された細胞培養基材。
- 前記不織布の厚さは0.5mm〜1.0mmである、請求項1に記載の細胞培養基材。
- 前記生分解性樹脂繊維の長さは20cm〜100cmである、請求項1又は2に記載の細胞培養基材。
- 前記生分解性樹脂繊維は分子量20万〜40万のPLGA樹脂又はPLA樹脂を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の細胞培養基材。
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