[go: up one dir, main page]

JP6664114B2 - 脊椎制動具 - Google Patents

脊椎制動具 Download PDF

Info

Publication number
JP6664114B2
JP6664114B2 JP2016024714A JP2016024714A JP6664114B2 JP 6664114 B2 JP6664114 B2 JP 6664114B2 JP 2016024714 A JP2016024714 A JP 2016024714A JP 2016024714 A JP2016024714 A JP 2016024714A JP 6664114 B2 JP6664114 B2 JP 6664114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
covering
covering portion
braking device
spinal
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016024714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017140284A (ja
Inventor
卓 菅原
卓 菅原
Original Assignee
地方独立行政法人秋田県立病院機構
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 地方独立行政法人秋田県立病院機構 filed Critical 地方独立行政法人秋田県立病院機構
Priority to JP2016024714A priority Critical patent/JP6664114B2/ja
Publication of JP2017140284A publication Critical patent/JP2017140284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6664114B2 publication Critical patent/JP6664114B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Description

本発明は、脊椎の動きを制御可能な脊椎制動具に関する。
変形性脊椎症、側弯症、脊椎損傷など、脊椎の不安定性や変形を伴う疾患では、チタン製インプラントを用いた脊椎固定術が広く行われている。脊椎固定術とは、チタン製インプラントなどを脊椎に刺入あるいは固定し、脊椎を固定して安定性を高める手術である。
脊椎を固定する道具としては、例えば、特許文献1に記載されている装置がある。特許文献1には、脊椎ロッド、該脊椎ロッドを胸椎又は腰椎などの椎骨に固定するための脊椎フックや骨ネジなどを備えた、脊椎を矯正して固定するための装置が記載されている。また、特許文献2には、複数の椎骨に装着して脊椎の動きを制御可能な脊椎制動具であって、複数の椎骨の夫々について、該椎骨が有する椎弓の少なくとも一部を覆うことで該椎骨に固定可能な被覆部と、隣り合う被覆部の相対的位置を変更可能に隣り合う被覆部を連結する関節部と、を備えており、被覆部は夫々密着面を有する2つ以上の部材を備えており、密着面は椎弓の表面形状と雄雌の関係の形状を有して椎弓に密着可能な面である、脊椎制動具が記載されている。
特開2007−307394号公報 国際公開第2012/176812号
脊椎固定術において特に問題となるのは、インプラントの1種である脊椎固定スクリューを脊椎に刺入するときの刺入場所の誤りによる血管や神経の損傷である。また、脊椎を固定することにより、隣接する椎間に力学的ストレスを生じ、新たな病変(隣接椎間病変と呼ばれ、例えば、脊椎すべり症、変形性脊椎症や椎間板ヘルニアなどがある。)を生じる虞があるという問題もある。また、脊椎固定スクリューを必須とする従来の技術は、個々の椎骨をモクネジのような構造で固定する技術であり、術後に該脊椎固定スクリューが引き抜ける虞があった。上記特許文献1に記載された技術においても、骨ネジを脊椎に刺入しており、上記問題と同様の問題が生じ得る。
特許文献2に記載された技術によれば、骨ネジを脊椎に刺入することなく、脊椎の動きを制御することが可能であった。しかしながら、隣り合う被覆部を連結する関節部が隣り合う椎骨の棘突起間に位置するように設けられているため、特に腰椎のように椎骨の棘突起が複雑な形状を有している場合には上記関節部を配置できる位置が限られ、スペース上の制約が大きかった。また、このような場合には、棘突起間を広げる等、棘突起を避けながら装着するという煩雑な操作が必要となり、施術が困難であった。
そこで、本発明は、脊椎の動きを制御可能であり、安全性が向上され、且つ、スペース上の制約が小さく装着が容易な脊椎制動具を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。
本発明は、複数の椎骨に装着して脊椎の動きを制御可能な脊椎制動具であって、複数の椎骨の夫々について、該椎骨が有する椎弓の少なくとも一部を覆うことで該椎骨に固定可能な複数の被覆部と、隣り合う被覆部を連結する一組のロッド部材と、を有し、被覆部は夫々密着面を有する2つ以上の部材を備えており、密着面は椎弓の表面形状と雄雌の関係の形状を有して椎弓に密着可能な面であり、一組のロッド部材は、脊椎制動具を複数の椎骨に装着した姿勢において、隣り合う椎骨が夫々有する棘突起が一組のロッド部材の間に位置するように配置されている、脊椎制動具である。
本発明において「密着面は椎弓の表面形状と雄雌の関係の形状を有して椎弓に密着可能な面である」とは、密着面が椎弓の表面の凹凸形状に精密に一致するように成形された面であることを意味する。このような密着面は、CT(コンピューター断層撮影)を用いて椎弓の立体形状データを取得し、当該データの凹凸形状に精密に一致するようにして成形することができる。ここで「精密に一致する」とは、椎弓の凹凸形状に密着面を実際に密着させた場合に、密着面の80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上が椎弓と接していること、又は、椎弓の形状と密着面の形状との誤差が2mm以下であることを意味する。なお、複数の椎骨がそれぞれ有する椎弓は、それぞれ異なった表面形状を有している。よって、密着面の形状は被覆部毎に異なっている。
本発明の脊椎制動具において、一組のロッド部材が、隣り合う被覆部の相対的位置を固定するもの(本明細書中、「一組の固定ロッド」と称することがある。)であってもよい。
本発明の脊椎制動具において、一組のロッド部材が、隣り合う被覆部の相対的位置を変更可能であり、且つ、隣り合う被覆部の相対的位置が当初の位置から変更されると、隣り合う被覆部を当初の位置に戻す復元力を発生させるもの(本明細書中、「一組の復元ロッド」と称することがある。)であってもよい。
本発明において、「当初の位置」とは、医師により適宜設定される患者にとって望ましい被覆部同士の相対的位置であり、本発明の脊椎制動具を患者に装着した姿勢において、一組のロッド部材に復元力が発生しない被覆部同士の相対的位置を意味する。
本発明の脊椎制動具において、隣り合う被覆部の相対的位置を変更可能とし、且つ、上記復元力を発生させるため、ロッド部材の少なくとも一部がばね状であってもよい。
本発明の脊椎制動具において、被覆部が少なくとも2つの部材を備えており、該少なくとも2つの部材で椎弓を挟むことによって椎骨に固定可能であることが好ましい。
ここに、「被覆部が少なくとも2つの部材を備えており、該少なくとも2つの部材で椎弓を挟むことによって椎骨に固定可能である」とは、脊椎制動具に備えられる複数の被覆部のうち少なくとも一つの被覆部が少なくとも2つの部材を備えており、該少なくとも2つの部材で椎弓を挟むことによって椎骨に固定可能であることを意味する。かかる形態とすることによって、被覆部によって椎弓の少なくとも一部を覆うことで被覆部を椎骨に固定することが容易になる。
本発明の脊椎制動具において、被覆部の夫々が椎弓に接する部分の左右両側に一対の耳部を有し、一組のロッド部材の一方が隣り合う被覆部の一対の耳部の一方を貫通し、且つ、一組のロッド部材の他方が隣り合う被覆部の一対の耳部の他方を貫通し、ロッド部材の耳部を貫通して突出した先端部に、被覆部の椎骨への固定、及び、被覆部とロッド部材との固定を同時に行う固定部材が備えられることが好ましい。
ここにいう「左右」とは、本発明の脊椎制動具を患者に装着した姿勢において、左半身側を「左」方向、右半身側を「右」方向とする。また、「椎弓に接する部分の左右両側」とは、本発明の脊椎制動具を患者に装着した姿勢において、被覆部の椎弓に接する部分から該被覆部を装着した椎骨の棘突起を挟んで左側及び右側の両側を意味する。
また、本発明の脊椎制動具において、隣り合う被覆部のうち頭部側の被覆部が、椎弓の頭部側を覆う第1の頭部側部材と、椎弓の臀部側を覆う第1の臀部側部材とを備え、隣り合う被覆部のうち臀部側の被覆部が、椎弓の頭部側を覆う第2の頭部側部材と、椎弓の臀部側を覆う第2の臀部側部材とを備え、第1の頭部側部材及び第1の臀部側部材は、椎弓に接する部分の左右両側に、互いに当接する一対の第1の耳部を有し、第2の頭部側部材及び第2の臀部側部材は、椎弓に接する部分の左右両側に、互いに当接する一対の第2の耳部を有し、一組のロッド部材の一方が、一対の第1の耳部の一方及び一対の第2の耳部の一方を貫通し、一組のロッド部材の他方が、一対の第1の耳部の他方及び一対の第2の耳部の他方を貫通し、ロッド部材の第1の耳部及び第2の耳部を貫通して突出した先端部に、第1の頭部側部材と第1の臀部側部材との連結、第2の頭部側部材と第2の臀部側部材との連結、被覆部の椎骨への固定、及び、被覆部とロッド部材との固定を同時に行う固定部材が備えられることが好ましい。
ここに、「隣り合う被覆部のうち頭部側の被覆部が、椎弓の頭部側を覆う第1の頭部側部材と、椎弓の臀部側を覆う第1の臀部側部材とを備え、隣り合う被覆部のうち臀部側の被覆部が、椎弓の頭部側を覆う第2の頭部側部材と、椎弓の臀部側を覆う第2の臀部側部材とを備え」とは、脊椎制動具に備えられる複数の被覆部のうち、少なくとも隣り合う一組の被覆部のうち、頭部側の被覆部が椎弓の頭部側を覆う第1の頭部側部材と椎弓の臀部側を覆う第1の臀部側部材とを備え、臀部側の被覆部が椎弓の頭部側を覆う第2の頭部側部材と椎弓の臀部側を覆う第2の臀部側部材とを備えていることを意味する。
また、本発明の脊椎制動具において、複数の被覆部の全てが、同一の一組のロッド部材により連結されていていてもよい。
また、本発明の脊椎制動具において、被覆部が固定される椎骨のうち最も頭部側の椎骨に固定可能な被覆部を第1の被覆部とし、被覆部が固定される椎骨のうち頭部側からn番目(ただし、nは2以上の自然数)の椎骨に固定可能な被覆部を第nの被覆部としたとき、第n’の被覆部(ただし、n’は1からn−1までの自然数。)と、第n’+1の被覆部とが、隣り合う被覆部の相対的位置を固定する一組のロッド部材、又は、隣り合う被覆部の相対的位置を変更可能であり、且つ、隣り合う被覆部の相対的位置が当初の位置から変更されると、隣り合う被覆部を当初の位置に戻す復元力を発生させる一組のロッド部材、のいずれか一方により連結されていることが好ましい。
本発明の脊椎制動具において、隣接する被覆部同士の全ての組みが、一組の固定ロッド又は一組の復元ロッドのいずれかにより連結されていることにより、より多様な症状の患者に対して、本発明の脊椎制動具を適用することが可能となる。
本発明の脊椎制動具において、被覆部が椎骨の椎孔に係止する係止爪を有することが好ましい。かかる形態とすることによって、被覆部の椎骨への固定を強固にし、頸椎のように棘突起が比較的平滑な形状を有している場合でも、被覆部が、椎孔から棘突起に向かう方向へ抜けて外れることを防止することができる。
本発明の脊椎制動具の被覆部は、椎弓の表面形状と雄雌の関係の形状を有して椎弓に密着可能な密着面を備えている。該密着面が椎弓に密着することによって、被覆部が椎骨に固定されている。これに加えて被覆部を椎骨に固定する固定部材を備えた形態とすることによって、被覆部をより強固に椎骨に固定することができる。また、該固定部材が、ロッド部材と被覆部との固定も同時に行う形態とすることにより、隣り合う被覆部のロッド部材による連結をより強固に行うことができる。
本発明の脊椎制動具において、固定部材が、ダブルナットであることが好ましい。固定部材としてダブルナットを用いることにより、上記固定をさらに強固なものとすることができる。
本発明の脊椎制動具において、被覆部に対して、ロッド部材及び固定部材を着脱可能であることが好ましい。
被覆部とロッド部材及び固定部材とが別々に成形されていることによって、まず椎骨に被覆部を固定した後、被覆部をロッド部材で連結し、固定部材で固定することができる。例えば、独立して成形された複数の被覆部を夫々の椎骨に固定し、所定の期間が経過して自家骨により該被覆部が椎骨に恒久的に固定された後、隣り合う被覆部をロッド部材及び固定部材で連結することができる。また、例えば、患者の症状が回復した際には、ロッド部材及び固定部材のみを取り除くことが可能となる。
本発明の脊椎制動具のロッド部材及び固定部材が着脱可能である形態において、ロッド部材が鍔部を有し、該鍔部と固定部材とで被覆部を挟持することにより固定が行われることが好ましい。かかる形態とすることによって、被覆部の椎骨への固定、及び、ロッド部材と被覆部との固定をより強固なものとすることができる。
本発明の脊椎制動具において、被覆部には、ロッド部材が貫通する貫通孔が形成されており、貫通孔は、被覆部に形成されたスリット部により外部と連通し、貫通孔の貫通方向に垂直な方向から、ロッド部材を貫通孔に挿入可能であることが好ましい。かかる形態とすることによって、被覆部へのロッド部材及び固定部材の固定を容易に行うことができる。
本発明の脊椎制動具のロッド部材及び固定部材が着脱可能である形態において、被覆部には、固定部材の一部及び/又はロッド部材の鍔部の一部が被覆部の厚み方向に進入可能な溝が形成されていることが好ましい。かかる形態とすることによって、ロッド部材及び固定部材が、上記スリット部を通って貫通孔の貫通方向に垂直な方向に抜けてしまうことを防止することができる。
また、本発明の脊椎制動具において、被覆部の密着面を含む部分において、メッシュ状又はスポンジ状に成形された部分を有することが好ましい。
ここに、「メッシュ状」とは、被覆部のうち該被覆部が覆う椎弓側の面(密着面)から反対側の面へと貫通した孔を複数有する構造を意味している。また、「スポンジ状」とは、被覆部の内部に微細な空洞が複数成形された構造を意味し、これらの空洞が不規則に連続した構造を有していてもよい。このようなメッシュ状又はスポンジ状に成形された部分を有する形態とすることによって、被覆部の密着面に微細な凸凹が成形されることになり、被覆部を椎弓に取り付けた際の固定性が良くなる。
また、本発明の脊椎制動具において、被覆部が、密着面及びメッシュ状又はスポンジ状に成形された部分に骨誘導基質を備えていることが好ましい。
ここに、「密着面に骨誘導基質を備えている」とは、密着面の表面に骨誘導基質を含む層が成形されていることを意味する。また、「メッシュ状又はスポンジ状に成形された部分に骨誘導基質を備えている」とは、メッシュ状の構造を構成する貫通孔の表面若しくは内部、又はスポンジ状の構造を構成する空洞の表面若しくは内部に、骨誘導基質を備えていることを意味する。また、「骨誘導基質」とは、骨再生誘導作用を有する、骨補填材あるいは骨再生促進物質を意味する。「骨補填材」としては、日本ですでに医療機器として承認されている骨欠損部に使用される材料であって、自家骨とほぼ同じ成分で徐々に自家骨と融合して一体化するもの(例えば、ハイドロキシアパタイトなど)、あるいは自家骨に置換されるもの(例えば、ベータリン酸三カルシウム(bTCP)など)が知られている。また、「骨再生促進物質」としては、骨形成を促進する作用のある物質で、骨形成蛋白(bone morphogenetic protein(BMP))などが知られている。被覆部の密着面及びメッシュ状又はスポンジ状に成形された部分に骨誘導基質を備えている形態とすれば、該骨誘導基質の作用によって被覆部の表面に骨形成が起こり、被覆部と椎骨とを一体化させて恒久的に固定することが容易になる。
また、本発明の脊椎制動具において、被覆部が粉末焼結積層造形法によって成形されていることが好ましい。
被覆部を粉末焼結積層造形法によって成形することにより、被覆部を短時間に低コストで作製することができる。
本発明の脊椎制動具によれば、複数の被覆部を夫々椎骨に固定し、隣り合う被覆部を一組のロッド部材で連結することによって、脊椎の動きを制御可能である。また、本発明の脊椎制動具によれば、被覆部の密着面がそれぞれ椎弓の表面形状に合わせて成形されており、該密着面が椎弓に密着することによって被覆部が椎骨に固定される。すなわち、本発明の脊椎制動具によれば、従来技術では必須であった脊椎固定スクリューを用いなくとも、被覆部を椎骨に固定可能である。このように本発明の脊椎制動具によれば、椎骨にスクリューなどを打ち込む必要がないため、安全性が高く、新たな病変が生じることを防止できる。また、脊椎固定スクリューを補助的に用いる場合は、脊椎固定スクリューの数を従来よりも少なくすることができ、かつ、従来よりも刺し込む深さを浅くすることができるので、安全性が高く、新たな病変が生じることを防止できる。
さらに、本発明の脊椎制動具によれば、椎骨の棘突起がロッド部材の間に配置されることとなるため、棘突起が複雑な形状を有する場合でも、隣り合う被覆部同士の連結が阻害されることがない。よって、本発明の脊椎制動具はスペース上の制約が小さく、装着が容易である。
一つの椎骨10を概略的に示した平面図である。 椎骨10、10に装着した姿勢の脊椎制動具50を概略的に示した平面図である。 椎骨10、10に装着した姿勢の脊椎制動具50を概略的に示した側面図である。 椎骨10、10に装着した姿勢の脊椎制動具50を概略的に示した背面図である。 図5(a)は脊椎制動具50が備えるロッド部材23及び固定部材24のみを抽出して分離した図、図5(b)は他の実施形態に係る脊椎制動具が備えていてもよいロッド部材23及びダブルナット34の構造を説明する図、図5(c)は本発明のさらに他の実施形態に係る脊椎制動具が備えていてもよいロッド部材33及び固定部材24、44の構造を説明する図である。 椎骨10、10に装着した姿勢の他の実施形態に係る脊椎制動具60を概略的に示した背面図であり、図4に対応する図である。 椎骨10、10に装着した姿勢の他の実施形態に係る脊椎制動具70を概略的に示した平面図であり、図2に対応する図である。 椎骨10、10に装着した姿勢の他の実施形態に係る脊椎制動具70を概略的に示した側面図であり、図3に対応する図である。 その他の実施形態にかかる脊椎制動具80を概略的に示した図であり、図2に対応する図である。 椎骨10、10、…に装着した姿勢の他の実施形態に係る脊椎制動具100を概略的に示した側面図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。なお、各図面は、図示と理解のしやすさの便宜上、簡略化して示している。また、各図面において同様の構成のものには同じ符号を付し、繰り返しとなる符号は一部省略している場合がある。
本発明の脊椎制動具について説明するに先立って、脊椎について簡単に説明する。脊椎は複数の椎骨が連なって構成されている。図1は、一つの椎骨10を概略的に示した平面図である。図1において、紙面上が腹側、下が背側、手前が頭部側、奥が臀部側である。椎骨10は、腹側にある楕円形に近い形の椎体11と該椎体11の背側に備えられる椎弓12とを有している。椎弓12の背側には棘突起14があり、左右には横突起13、13がある。また、椎体11と椎弓12との間には椎孔15が形成されており、椎孔15には脊髄腔が貫通する。頚椎、胸椎、腰椎において椎体11はほぼ同じような形をしているが、椎弓12はそれぞれ異なった複雑な形状をしている。本発明の脊椎制動具は、以下に説明するように、椎弓12に装着して用いることができる。なお、図面には腰椎を例示しているが、本発明の脊椎制動具は、頚椎、胸椎、及び腰椎のいずれの椎弓にも装着することができる。
<脊椎制動具50>
図2〜図4は一つの実施形態にかかる脊椎制動具50を概略的に示した図である。図2は、椎骨10、10に装着した姿勢の脊椎制動具50を概略的に示した平面図である。図2において、紙面上が腹側、下が背側、手前が頭部側、奥が臀部側である。図3は、椎骨10、10に装着した姿勢の脊椎制動具50を概略的に示した側面図である。図3において、紙面右が腹側、左が背側、上が頭部側、下が臀部側である。図4は、椎骨10、10に装着した姿勢の脊椎制動具50を概略的に示した背面図である。図4において、紙面奥が腹側、手前が背側、上が頭部側、下が臀部側である。
脊椎制動具50は、複数の椎骨に装着して脊椎の動きを制御するものである。脊椎制動具50は、椎間板40を介して隣接する椎骨のうち頭部側の椎骨10aが有する椎弓12aの少なくとも一部を覆うことで該椎骨10aに固定可能な第1の被覆部20と、隣接する椎骨のうち臀部側の椎骨10bが有する椎弓12bの少なくとも一部を覆うことで該椎骨10bに固定可能な第2の被覆部30と、第1の被覆部20と第2の被覆部30とを連結する一組のロッド部材23、23とを備えている。以下、脊椎制動具50に備えられるこれら主要部について説明する。
(第1の被覆部20)
第1の被覆部20(以下、「被覆部20」と略記する。)は、椎弓12aの頭部側を覆う第1の頭部側部材21(以下、「頭部側部材21」と略記する。)と、椎弓12aの臀部側を覆う第1の臀部側部材22(以下、「臀部側部材22」と略記する。)とを備えている。被覆部20は、頭部側部材21と臀部側部材22とで椎弓12aを挟んで結合させることによって、椎弓12aの少なくとも一部を覆っている。さらに、後述するように被覆部20は椎弓12aの表面の凹凸形状に精密に一致する密着面を備えている。そのため、被覆部20によって椎弓12aの少なくとも一部を覆うことで、椎骨10aにスクリューなどを打ち込まなくとも、被覆部20を椎骨10aに固定することができる。
頭部側部材21は、椎弓12aに接する部分の左右両側に、平板状の一対の第1の耳部21a、21aを有している。また、臀部側部材22は椎弓12aに接する部分の左右両側に、平板状の一対の第1の耳部22a、22aを有している。一対の第1の耳部21a、21aと一対の第1の耳部22a、22aとは互いに当接し、被覆部20が有する一対の第1の耳部20a、20aを構成する。
被覆部20が有する一対の第1の耳部20a、20aには、後述する一組のロッド部材23、23が貫通する貫通孔が形成されており、一組のロッド部材23、23の一方が、一対の第1の耳部の一方20aを貫通し、一組のロッド部材23、23の他方が、一対の第1の耳部の他方20aを貫通する。第1の耳部20aを貫通して頭部側部材21の上部に突出したロッド部材23の先端部には後述する固定部材24が取り付けられ、後述するロッド部材23の鍔部23aと固定部材24とで、頭部側部材21及び臀部側部材22を挟持することにより、頭部側部材21と臀部側部材22との連結、被覆部20の椎骨10aへの固定、及び、被覆部20とロッド部材23との固定が同時に行われる。
上述したように、被覆部20は椎弓12aの少なくとも一部を覆うことによって椎骨10aに固定することができる。被覆部20で椎弓12aを覆って被覆部20を椎骨10aに固定するため、被覆部20(頭部側部材21及び臀部側部材22の夫々)は椎弓12aの表面形状と雄雌の関係の形状を有して椎弓12aに密着可能な密着面を、椎弓12aに接する側の面に備えている。すなわち、被覆部20は、椎弓12aに接する側の面に、椎弓12aの表面の凹凸形状に精密に一致するように成形された密着面を備えている。複数の椎骨がそれぞれ有する椎弓は、それぞれ異なった表面形状を有している。よって、上記密着面は該密着面が接する椎弓の表面形状に応じて成形されており、被覆部毎に密着面の形状は異なっている。被覆部20がこのような密着面を備えている形態とすることによって、被覆部20を椎弓12aに密着させて被覆部20の装着位置がずれることを防止し、被覆部20を椎骨10aに固定することが容易になる。また、脊椎制動具50では、固定部材24を用いていることにより、被覆部20を椎骨10aにより強固に固定することができる。
被覆部20のサイズは、特に限定されず、椎骨の位置に応じて適宜設定することが可能である。例えば、図2にLで示した横方向の長さは5〜100mm、図2にLで示した横方向の長さは2〜50mm、図2にWで示した縦方向の長さは3〜50mm、図4にHで示した高さ方向の長さは5〜100mmとすることができる。また、被覆部20の厚さも特に限定されないが、例えば、0.1mm〜10mmとすることができる。
図3に示すように、頭部側部材21は、椎骨10aの椎孔15に係止する係止爪21bを有し、臀部側部材22は、椎骨10aの椎孔15に係止する係止爪22bを有している。頭部側部材21及び臀部側部材22が、それぞれ係止爪21b、22bを有することにより、被覆部20の椎骨10aへの固定を強固にし、頸椎のように棘突起が比較的平滑な形状を有している場合でも、被覆部20が、椎孔15から棘突起14に向かう方向(図3における紙面左方向)へ抜けて外れることを防止することができる。
被覆部20の作製方法は特に限定されない。ただし、上述したように、被覆部20の椎弓12aに接する側の面には上記密着面が備えられており、該密着面は、被覆部20を装着する椎弓12a(椎骨10a)の表面形状に合わせて作製する。密着面が椎弓12aの被覆部20に接する部分の表面と精密に雌雄の関係になるように被覆部20を作製するには、例えば、椎骨10aの断層撮影情報を三次元化した立体的表面画像データを用いて、粉末焼結積層造形法などの公知の技術によって被覆部20を構成する各部材を作製することができる。粉末焼結積層造形法に用いる装置としては、例えば、ARCAM AB社
製の3次元電子ビーム積層造形装置等がある。また、断層撮影情報は、X線CT(X−ray Computer Tomograpy)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、超音波撮影などの公知の方法のいずれか1種又は2種以上を複合して用いることによって、透視計測又は外形計測することによって得ることができる。なお、被覆部20を構成する各部材の作製方法は粉末焼結積層造形法に限定されず、例えば切削加工によって作製することも可能である。ただし、被覆部20を短時間に低コストで作製するという観点からは、粉末焼結積層造形法が好ましい。
被覆部20を切削加工によって作製する場合、以下に説明するように、様々な椎弓の立体的表面画像データを蓄積しておくことによって、立体的表面画像データの取得から切削加工までの工程を短縮することができる。すなわち、まず様々な椎弓の立体的表面画像データを蓄積し、それらのデータを対象の条件(人種、年齢、性別、身長、体重など)によって分類しておく。そして、それらのデータに基づいて患者の条件毎に椎弓の形状を想定し、想定された椎弓の表面形状と概ね雌雄の関係になるように成形された面を有する被覆部をあらかじめ複数作製しておく。そうすることによって、実際の患者の椎弓の立体的表面画像データをもとにして術前にその椎弓に好適な被覆部を選び出し、手術中に被覆部を少し削るだけで被覆部を椎弓に密着させることができる。このように立体的表面画像データの取得から切削加工までの工程を短縮できれば、本術式が緊急に行われるべき場合に対処することできる。
被覆部20を構成する材料は、使用に耐える強度を有するとともに生体に悪影響を与えないように被覆部20を構成できるものであれば特に限定されない。このような材料としては、例えば、チタン、チタン合金(例えばTiAlV)、ステンレス鋼、コバルトクロム合金、タルタン、樹脂などを挙げることができる。生体適合性の観点からは、チタン及びチタン合金が好ましい。
また、被覆部20は、密着面を含む部分においてメッシュ状又はスポンジ状に成形された部分(不図示)を備えていることが好ましい。「メッシュ状」とは、被覆部20の椎弓12aに接する側の面(腹側の面)から反対側の面(背側の面)へと貫通した孔を複数有する構造を意味している。「スポンジ状」とは、被覆部20の内部に微細な空洞が複数形成された構造を意味し、これらの空洞が不規則に連続した構造を有していてもよい。このようなメッシュ状又はスポンジ状に成形された部分を備えている形態とすることによって、被覆部20の椎弓12aと接する部分に微細な凸凹が形成されることになり、被覆部20を椎弓12aに取り付けた際の固定性が良くなる。
また、被覆部20がメッシュ状又はスポンジ状に成形された部分を有する場合、被覆部20の密着面及びメッシュ状又はスポンジ状に成形された部分に骨誘導基質(不図示)を備えていることが好ましい。密着面の表面、及び、メッシュ状の構造を構成する貫通孔の表面若しくは内部、又はスポンジ状の構造を構成する空洞の表面若しくは内部に骨誘導基質を備えている形態とすれば、メッシュ状又はスポンジ状に成形された部分を介して被覆部20の表面に骨形成が起こり(すなわち、メッシュ状又はスポンジ状に成形された部分に自家骨が入り込み)、被覆部20と椎骨10aとを一体化させて被覆部20を椎骨10aに恒久的に固定することが容易になる。
ここで、「骨誘導基質」とは、骨再生誘導作用を有する、骨補填材あるいは骨再生促進物質を意味する。「骨補填材」としては、日本ですでに医療機器として承認されている骨欠損部に使用される材料で自家骨とほぼ同じ成分で徐々に自家骨と融合し一体化するもの(例えば、ハイドロキシアパタイトなど)、あるいは自家骨に置換されるもの(例えば、ベータリン酸三カルシウム(bTCP)など)が知られている。また、「骨再生促進物質」としては、骨形成を促進する作用のある物質で骨形成蛋白(bone morphogenetic protein(BMP))などが知られている。
(第2の被覆部30)
第2の被覆部30(以下、「被覆部30」と略記する。)は、椎弓12bの頭部側を覆う第2の頭部側部材31(以下、「頭部側部材31」と略記する。)と、椎弓12bの臀部側を覆う第2の臀部側部材32(以下、「臀部側部材32」と略記する。)とを備えている。被覆部30は、頭部側部材31と臀部側部材32とで椎弓12bを挟んで結合させることによって、椎弓12bの少なくとも一部を覆っている。さらに、後述するように被覆部30は椎弓12bの表面の凹凸形状に精密に一致する密着面を備えている。そのため、被覆部30によって椎弓12bの少なくとも一部を覆うことで、椎骨10bにスクリューなどを打ち込まなくとも、被覆部30を椎骨10bに固定することができる。
頭部側部材31は椎弓12bに接する部分の左右両側に、平板状の一対の第2の耳部31a、31aを有している。また、臀部側部材32は椎弓12bに接する部分の左右両側に、平板状の一対の第2の耳部32a、32aを有している。一対の第2の耳部31a、31aと一対の第2の耳部32a、32aとは互いに当接し、被覆部30が有する一対の第2の耳部30a、30aを構成する。
被覆部30が有する一対の第2の耳部30a、30aには、後述する一組のロッド部材23、23が貫通する貫通孔が形成されており、一組のロッド部材23、23の一方が、一対の第2の耳部の一方30aを貫通し、一組のロッド部材23、23の他方が、一対の第2の耳部の他方30aを貫通する。第2の耳部30aを貫通して臀部側部材32の下部に突出したロッド部材23の先端部には後述する固定部材24が取り付けられ、後述する固定部材24とロッド部材23の鍔部23aとで、頭部側部材31及び臀部側部材32を挟持することにより、頭部側部材31と臀部側部材32との連結、被覆部30の椎骨10bへの固定、及び、被覆部30とロッド部材23との固定が同時に行われる。
上述したように、被覆部30は椎弓12bの少なくとも一部を覆うことによって椎骨10bに固定することができる。被覆部30で椎弓12bを覆って被覆部30を椎骨10bに固定するため、被覆部30(頭部側部材31及び臀部側部材32の夫々)は椎弓12bの表面形状と雄雌の関係の形状を有して椎弓12bに密着可能な密着面を、椎弓12bに接する側の面に備えている。すなわち、被覆部30は、椎弓12bに接する側の面に、椎弓12bの表面の凹凸形状に精密に一致するように成形された密着面を備えている。複数の椎骨がそれぞれ有する椎弓は、それぞれ異なった表面形状を有している。よって、上記密着面は該密着面が接する椎弓の表面形状に応じて成形されており、被覆部毎に密着面の形状は異なっている。被覆部30がこのような密着面を備えている形態とすることによって、被覆部30を椎弓12bに密着させて被覆部30の装着位置がずれることを防止し、被覆部30を椎骨10bに固定することが容易になる。また、脊椎制動具50では、固定部材24を用いていることにより、被覆部30を椎骨10bにより強固に固定することができる。
図3に示すように、頭部側部材31は、椎骨10bの椎孔15に係止する係止爪31bを有し、臀部側部材32は、椎骨10aの椎孔15に係止する係止爪32bを有している。頭部側部材31及び臀部側部材32が、それぞれ係止爪31b、32bを有することにより、被覆部30の椎骨10bへの固定を強固にし、頸椎のように棘突起が比較的平滑な形状を有している場合でも、被覆部30が、椎孔15から棘突起14に向かう方向(図3における紙面左方向)へ抜けて外れることを防止することができる。
被覆部30の作製方法は特に限定されず、上述した被覆部20と同様の方法を採用することができる。また、被覆部30を構成する材料は、使用に耐える強度を有するとともに生体に悪影響を与えないように被覆部30を構成できるものであれば特に限定されず、上述した被覆部20と同様の材料を用いることができる。
(ロッド部材23)
一組のロッド部材23、23は、被覆部20と被覆部30とを連結する円柱状の部材である。一組のロッド部材23、23は、脊椎制動具50を椎骨10a、10bに装着した姿勢において、隣り合う椎骨10a、10bが夫々有する棘突起14、14が、一組のロッド部材23、23の間に位置するように配置されている。当該位置に一組のロッド部材23、23が配置されていることにより、棘突起14、14が複雑な形状を有する場合でも、隣り合う被覆部20と被覆部30との連結が阻害されることがない。よって、本発明の脊椎制動具50はスペース上の制約が小さく、装着が容易である。
ロッド部材23は、隣り合う被覆部20と被覆部30との相対的位置を固定する。従って、脊椎制動具50は、病状により、被覆部20及び被覆部30を装着する椎骨間の相対的位置を固定することが望ましい患者に対して好適に採用することができる。
脊椎制動具50において、被覆部20の第1の耳部20a及び被覆部30の第2の耳部30aには、ロッド部材23が貫通可能な貫通孔が形成されており、一組のロッド部材23、23の一方が、上記一対の第1の耳部20a、20aの一方及び上記一対の第2の耳部30a、30aの一方を貫通し、一組のロッド部材23、23の他方が、上記一対の第1の耳部20a、20aの他方及び上記一対の第2の耳部30a、30aの他方を貫通する。第1の耳部20aを貫通して頭部側に突出したロッド部材23の先端部、及び、第2の耳部30aを貫通して臀部側に突出したロッド部材23の先端部には、それぞれ固定部材24が取り付けられる。
図3、4に表れているように、ロッド部材23は、第1の耳部20aの臀部側において臀部側部材22の第1の耳部22aと接する鍔部23a、及び、第2の耳部30aの頭部側において頭部側部材31の第2の耳部31aと接する鍔部23aを有する。ロッド部材23が鍔部23aを有することにより、ロッド部材23を被覆部20及び被覆部30と連結した後、固定部材24を取り付ける前に、ロッド部材23が第1の耳部20aの頭部側、又は、第2の耳部30aの臀部側にさらに進入し、第1の耳部20aの貫通孔又は第2の耳部30aの貫通孔から抜け落ちることを防止することができる。
また、ロッド部材23が鍔部23aを有することにより、該鍔部23aと固定部材24とで、第1の耳部21a、22a、及び、第2の耳部31a、32aを挟持することができるため、被覆部20と被覆部30との連結、被覆部20、30の椎骨10への固定、及び、ロッド部材23と被覆部20、30との固定をより強固なものとすることができる。
ロッド部材23のサイズは特に限定されず、椎骨の位置に応じて適宜設定することが可能である。例えば、図4にLで示したロッド部材の長手方向の長さは10〜200mm、ロッド部材23の長手方向に直交する断面の円の直径は2〜10mmとすることができる。また、図4にLで示したロッド部材23、23間の距離は、椎骨10a、10bが夫々有する棘突起14、14がロッド部材23、23間に位置することができる距離であれば特に限定されないが、例えば、5〜100mmとすることができる。
ロッド部材23を構成する材料としては、被覆部20及び被覆部30と同様の観点から、同様の材料を用いることができる。
(固定部材24)
固定部材24は、第1の耳部20aを貫通して頭部側に突出したロッド部材23の先端部、及び、第2の耳部30aを貫通して臀部側に突出したロッド部材23の先端部には、それぞれ取り付けられ、被覆部20、30の椎骨10への固定、及び、被覆部20、30とロッド部材23との固定を行う部材である。固定部材24は、ロッド部材の先端部に取り付けられて上記役割を果たすことができるものであれば特に限定されないが、例えばナットなどを用いることができる。固定部材24としてナットを用いる場合には、ロッド部材23の先端部がナットと螺合するネジ状であることを要する。
図5(a)は、図4と同一の視点において、脊椎制動具50が備えるロッド部材23及び通常のナットである固定部材24のみを抽出して分離した図、図5(b)は他の実施形態に係る脊椎制動具が備えていてもよいロッド部材23及びダブルナット34の構造を説明する図、図5(c)は本発明のさらに他の実施形態に係る脊椎制動具が備えていてもよいロッド部材33及び固定部材24、44の構造を説明する図である。
本発明の脊椎制動具には、図5(a)に示した鍔部23aを有するロッド部材23と通常用いられるナットである固定部材24との組み合わせを用いればよいが、固定をより強固なものとする観点から、通常のナットである固定部材24に代えて、ナットを2つ使用したダブルナットを用いることが好ましく、中でも図5(b)に示した構造を有するダブルナット34を用いることが好ましい。ダブルナット34は、上ナット34a及び下ナット34bからなり、下ナット34bのくさび部34cが上ナットの凹部(不図示)と偏芯嵌合することによって、くさびの原理によりダブルナット34をナット部材24に強固に固定することができる、いわゆるハードロックナットである。
また、ロッド部材23に代えて、図5(c)に示したように、略円柱形状であるロッド部材33に固定部材44が螺合し、且つ、固定部材44がロッド部材33の長手方向(図5(c)に両矢印で示した方向)に移動可能である部材を用いてもよい。本部材を用いる形態によれば、ロッド部材23の鍔部23aに相当する部位が、ロッド部材33に螺合して該ロッド部材33の長手方向に移動可能となっているため、固定部材24及び固定部材44により第1の耳部20a及び第2の耳部30aを挟持する位置を自在に変更することができる。従って、ロッド部材の取り付け位置の調節性が高くなっている。固定部材44としては、固定部材24と同様にナットを用いることができる。
<脊椎制動具50の使用方法>
脊椎制動具50は、被覆部20を椎弓12a(椎骨10a)に装着するとともに、被覆部30を椎弓12b(椎骨10b)に装着し、且つ、被覆部20と被覆部30とを一組のロッド部材23、23により連結することによって、脊椎の動きを制御することができる。なお、使用に際して、脊椎制動具50には、ガス滅菌やコーティングなどによって滅菌処理を施すことが好ましい。
上述したように、被覆部20は、頭部側部材21と臀部側部材22とに分けられている。椎弓12aを背面側から包み込むようにして頭部側部材21及び臀部側部材22を椎弓12aに被せ、頭部側部材21と臀部側部材22とを、ロッド部材23の鍔部23a、23aと固定部材24、24とで連結することにより、頭部側部材21及び臀部側部材22が椎骨10aから外れなくなる。このようにして、被覆部20で椎弓12aの少なくとも一部を覆うことによって、被覆部20を椎骨10aに固定することができる。
被覆部30も被覆部20と同様に、頭部側部材31と臀部側部材32とに分けられている。椎弓12bを背面側から包み込むようにして頭部側部材31及び臀部側部材32を椎弓12bに被せ、頭部側部材31と臀部側部材32とを、ロッド部材23の鍔部23a、23aと固定部材24、24とで連結することにより、頭部側部材31及び臀部側部材32が椎骨10bから外れなくなる。このようにして、被覆部30で椎弓12bの少なくとも一部を覆うことによって、被覆部30を椎骨10bに固定することができる。
臀部側部材22(被覆部20)と頭部側部材31(被覆部30)とは、一組のロッド部材23、23によって繋がれているため、被覆部20が固定された椎骨10a、及び、被覆部30が固定された椎骨10bの相対的位置の変動は一組のロッド部材23、23によって制御される。このようにして脊椎制動具50によって脊椎の動きを制御することができる。脊椎制動具50によれば、各椎骨同士の相対的位置の変動は一組のロッド部材23、23によって制御されるので、脊椎の動きを固定することができる。
また、脊椎制動具50によれば、上記のようにして脊椎の動きを固定しつつ、椎間板に人工のクッション(例えば、PVAハイドロゲル。)、培養椎間板(自己・同種・異種椎間板を培養したもの、幹細胞由来の椎間板など。)、及び椎間板再生を促進する物質(例えば、骨形成因子OP−1。)などを移植・充填・注射することができる。
上述したように、従来技術ではスクリューなどを椎骨に刺入することによって種々の問題を生じる虞がある。一方、脊椎制動具50では、被覆部20及び被覆部30は椎弓12a及び椎弓12bを三次元的に密接に包み込む構造となっており、被覆部20及び被覆部30によって椎弓12a及び椎弓12bの少なくとも一部を覆うことで、被覆部20及び被覆部30が椎骨10a及び椎骨10bから外れなくすることができる。したがって、脊椎制動具50によれば、スクリューなどを椎骨に刺入することで生じ得る種々の問題の発生を防止できる。すなわち、脊椎制動具50は安全性が高く、新たな病変を生じさせる可能性も低い。ただし、本発明の脊椎制動具においても、被覆部を椎骨に固定するための脊椎固定スクリューなどの固定部材を補助的に使用することは可能である。固定部材を用いて被覆部を椎骨に固定することにより、より強固に被覆部を椎骨に固定することができる。このように脊椎固定スクリューを補助的に用いる場合、脊椎固定スクリューの数を従来よりも少なくすることができ、かつ、従来よりも刺し込む深さを浅くすることができるので、安全性が高く、新たな病変が生じることを防止できる。
また、被覆部20及び被覆部30は椎骨10a及び椎骨10bに着脱可能であるため、粉末焼結積層造形法などの公知の技術によって脊椎(椎骨10a及び椎骨10b)の精密な模型を作製し、術前に該模型を用いて被覆部20及び被覆部30の装着などの手術シミュレーションを行ったり、術後の脊椎運動を予測する生物学的評価を行ったりすることも可能である。
<脊椎制動具60>
上記脊椎制動具50の説明では、ロッド部材23が、隣り合う被覆部20と被覆部30との相対的位置を固定する形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、隣り合う被覆部20と被覆部30との相対的位置を変更可能であってもよい。隣り合う被覆部20と被覆部30との相対的位置を変更可能である、本発明の他の実施形態に係る脊椎制動具60について、図6を参照しつつ説明する。
図6は、椎骨10、10に装着した姿勢の他の実施形態に係る脊椎制動具60を概略的に示した背面図であり、図4に対応する図である。脊椎制動具60において、一組のロッド部材23、23に代えて一組のロッド部材43、43を使用した以外の構成は、上述した脊椎制動具50と同様であり、ここでは説明を省略する。
(ロッド部材43)
一組のロッド部材43、43は、被覆部20と被覆部30とを連結する部材であり、その中央付近の一部がばね状になっている。一組のロッド部材43、43は、脊椎制動具50を椎骨10a、10bに装着した姿勢において、隣り合う椎骨10a、10bが夫々有する棘突起14、14が一組のロッド部材43、43の間に位置するように配置されている。当該位置に一組のロッド部材43、43が配置されていることにより、棘突起14、14が複雑な形状を有する場合でも、隣り合う被覆部20と被覆部30との連結が阻害されることがない。よって、本発明の脊椎制動具60はスペース上の制約が小さく、装着が容易である。
図6に表れているように、ロッド部材43は、第1の耳部20aの臀部側において臀部側部材22の第1の耳部22aと接する鍔部43a、及び、第2の耳部30aの頭部側において頭部側部材31の第2の耳部31aと接する鍔部43aを有する。ロッド部材43が鍔部43aを有することにより、ロッド部材43を被覆部20及び被覆部30と連結した後、固定部材24を取り付ける前に、ロッド部材43が第1の耳部20aの頭部側、又は、第2の耳部30aの臀部側にさらに進入し、第1の耳部20aの貫通孔又は第2の耳部30aの貫通孔から抜け落ちることを防止することができる。
また、ロッド部材43が鍔部43aを有することにより、該鍔部43aと固定部材24とで、第1の耳部21a、22a、及び、第2の耳部31a、32aを挟持することができるため、被覆部20と被覆部30との連結、被覆部20、30の椎骨10への固定、及び、ロッド部材23と被覆部20、30との固定をより強固なものとすることができる。
ロッド部材43のサイズは特に限定されず、椎骨の位置に応じて適宜設定することが可能である。例えば、図6にLで示したロッド部材43の長手方向の長さは10〜200
mm、ロッド部材43の延在方向に直交する断面の円の直径は2〜10mmとすることができる。また、図6にLで示したロッド部材23、23間の距離は、椎骨10a、10bが夫々有する棘突起14、14がロッド部材23、23間に位置することができる距離であれば特に限定されないが、例えば、5〜100mmとすることができる。
脊椎制動具60において、ロッド部材43は、隣り合う被覆部20と被覆部30との相対的位置を変更可能であり、且つ、隣り合う被覆部20と被覆部30との相対的位置が当初の位置から変更されると、隣り合う被覆部20と被覆部30とを当初の位置に戻す復元力を発生させる。ここで、「当初の位置」とは、医師により適宜設定される患者にとって望ましい被覆部20と被覆部30との相対的位置であり、本発明の脊椎制動具60を患者に装着した姿勢において、一組のロッド部材43、43に復元力が発生しない被覆部20と被覆部30との相対的位置を意味する。
従って、脊椎制動具60は、病状により、被覆部20及び被覆部30を装着する椎骨間の相対的位置を当初の位置に保持することが望ましいが、当初の位置から適度に変更可能となる可動性を有していることが望ましい患者に対して、好適に採用することができる。ここで「適度に変更可能となる可動性」とは、脊椎制動具60を用いる際に、患者の病状などに応じて適宜決定することができる程度の可動性を意味している。すなわち、病的意義のある不安定性を解消しつつ、かつ隣接椎間に過剰な力学的ストレスがかからない程度の可動性を有することを意味する。通常、被覆部20と被覆部30との相対的位置の変化が大きいほど強い復元力が発生するため、脊椎制動具60を装着した患者が被覆部20と被覆部30との相対的位置を変更できる範囲は、該患者が復元力に抗することができる範囲に限られる。よって、患者が復元力に抗して被覆部20と被覆部30との相対的位置を変化させることができる範囲が、上記「適度に変更可能となる可動性」における可動範囲を超えないように、ロッド部材43を選択することが好ましい。
ロッド部材43が発生させる復元力は、ロッド部材43が一部に有するばね状の構造、及び、ロッド部材43の材質に起因する。ロッド部材43の材質は、使用に耐える強度を有するとともに上記復元力を発生させることができ、生体に悪影響を与えないものであれば特に限定されないが例えば、チタン、チタン合金(例えばTiAlVやNi−Ti)、ステンレス鋼、コバルトクロム合金、タルタン、樹脂などを挙げることができる。中でもTiAlV(ヤング率約110GPa)又はNi−Ti(ヤング率約60GPa)が好ましい。
<脊椎制動具70>
次に、図7及び図8を参照しつつ、本発明のさらに他の実施形態に係る脊椎制動具70について説明する。図7は、椎骨10、10に装着した姿勢の他の実施形態に係る脊椎制動具70を概略的に示した平面図であり、図2に対応する図である。図8は、椎骨10、10に装着した姿勢の他の実施形態に係る脊椎制動具70を概略的に示した側面図であり、図3に対応する図である。
脊椎制動具70において、脊椎制動具50が有していた第1の被覆部20に代えて第1の被覆部120を使用し、第2の被覆部30に代えて第2の被覆部130を使用した以外の構成は、上述した脊椎制動具50と同様であり、ここでは説明を省略する。以下、脊椎制動具70に備えられる第1の被覆部120及び第2の被覆部130について説明する。
(第1の被覆部120)
第1の被覆部120(以下、「被覆部120」と略記する。)は、椎弓12aの頭部側を覆う第1の頭部側部材121(以下、「頭部側部材121」と略記する。)と、椎弓12aの臀部側を覆う第1の臀部側部材122(以下、「臀部側部材122」と略記する。)と、を備えている。被覆部120は、頭部側部材121と臀部側部材122とで椎弓12aを挟んで結合させることによって、椎弓12aの少なくとも一部を覆っている。さらに、被覆部20と同様に、被覆部120は椎弓12aの表面の凹凸形状に精密に一致する密着面を備えている。そのため、被覆部120によって椎弓12aの少なくとも一部を覆うことで、椎骨10aにスクリューなどを打ち込まなくとも、被覆部120を椎骨10aに固定することができる。
頭部側部材121は、椎弓12aに接する部分の左右両側に、平板状の一対の第1の耳部121a、121aを有している。また、臀部側部材122は椎弓12aに接する部分の左右両側に、平板状の一対の第1の耳部122a、122aを有している。一対の第1の耳部121a、121aと一対の第1の耳部122a、122aとは互いに当接し、被覆部120が有する一対の第1の耳部120a、120aを構成する。
被覆部120が有する一対の第1の耳部120a、120aには、一組のロッド部材23、23が貫通する貫通孔が形成されており、一組のロッド部材23、23の一方が、一対の第1の耳部の一方120aを貫通し、一組のロッド部材23、23の他方が、一対の第1の耳部の他方120aを貫通する。第1の耳部120aを貫通して頭部側部材121の上部に突出したロッド部材23の先端部には固定部材24が取り付けられ、ロッド部材23の鍔部23aと固定部材24とで、頭部側部材121及び臀部側部材122を挟持することにより、頭部側部材121と臀部側部材122との連結、被覆部120の椎骨10aへの固定、及び、被覆部120とロッド部材23との固定が同時に行われる。
被覆部120に形成される貫通孔123は、被覆部120に形成されたスリット部124により外部と連通しており、貫通孔123の貫通方向に垂直な方向(図7に矢印Xで示す方向)から、ロッド部材23を貫通孔に挿入可能である。かかる形態とすることにより、図7に示したようにロッド部材23の先端部に固定部材24を螺合させた状態で、矢印Xに示す方向にスライドさせて、ロッド部材23を貫通孔123に挿入し、その後ロッド部材23の先端部に螺合している固定部材24を回すのみで、固定部材24による固定を行うことができる。かかる形態によれば、被覆部121とロッド部材23との連結、及び、固定部材24による固定を容易に行うことができる。
被覆部120には、固定部材24の一部及びロッド部材23の鍔部23aの一部が被覆部120の厚み方向に進入可能な溝125が形成されている。被覆部120に当該溝が形成されていることにより、固定部材24をロッド部材23に緊結した姿勢において、固定部材24の一部及びロッド部材23の鍔部23aの一部が被覆部120の厚み方向に進入する(図8参照)。かかる形態とすることにより、固定部材24の一部及びロッド部材23の鍔部23aの一部が溝125の壁面に衝止され、スリット部12を通って、貫通方向に垂直な方向(図7に矢印Xで示した方向と反対方向)に抜け出ることを防止することができる。なお、固定部材24の一部、又は、ロッド部材23の鍔部23aの一部のいずれか一方が被覆部120の厚み方向に進入可能な溝が形成されていれば、ロッド部材23及び固定部材24が貫通孔123の貫通方向に垂直な方向に抜け出ることを防止することができるが、当該抜出防止の機能を高めるためには、固定部材24の一部及びロッド部材23の鍔部23aの一部の両方が、被覆部120の厚み方向に進入可能な溝が形成されていることが好ましい。
被覆部120において、第1の耳部121にスリット124及び溝125が形成されている点以外の特徴については、上述した被覆部20と同様とすることができる。
(第2の被覆部130)
第2の被覆部130(以下、「被覆部130」と略記する。)は、椎弓12bの頭部側を覆う第2の頭部側部材131(以下、「頭部側部材131」と略記する。)と、椎弓12bの臀部側を覆う第2の臀部側部材132(以下、「臀部側部材132」と略記する。)と、を備えている。被覆部130は、頭部側部材131と臀部側部材132とで椎弓12bを挟んで結合させることによって、椎弓12bの少なくとも一部を覆っている。さらに、被覆部30と同様に、被覆部130は椎弓12bの表面の凹凸形状に精密に一致する密着面を備えている。そのため、被覆部130によって椎弓12bの少なくとも一部を覆うことで、椎骨10bにスクリューなどを打ち込まなくとも、被覆部130を椎骨10bに固定することができる。
頭部側部材131は椎弓12bに接する部分の左右両側に、平板状の一対の第2の耳部131a、131aを有している。また、臀部側部材132は椎弓12bに接する部分の左右両側に、平板状の一対の第2の耳部132a、132aを有している。一対の第2の耳部131a、131aと一対の第2の耳部132a、132aとは互いに当接し、被覆部130が有する一対の第2の耳部130a、130aを構成する。
被覆部130が有する一対の第2の耳部130a、130aには、一組のロッド部材23、23が貫通する貫通孔が形成されており、一組のロッド部材23、23の一方が、一対の第2の耳部の一方130aを貫通し、一組のロッド部材23、23の他方が、一対の第2の耳部の他方130aを貫通する。第2の耳部130aを貫通して臀部側部材132の下部に突出したロッド部材23の先端部には固定部材24が取り付けられ、固定部材24とロッド部材23の鍔部23aとで、頭部側部材131及び臀部側部材132を挟持することにより、頭部側部材131と臀部側部材132との連結、被覆部130の椎骨10bへの固定、及び、被覆部130とロッド部材23との固定が同時に行われる。
被覆部130に形成される貫通孔は、被覆部120に形成されたスリット部により外部と連通しており、貫通孔の貫通方向に垂直な方向(図7に矢印Xで示す方向)から、ロッド部材23を貫通孔に挿入可能である。かかる形態とすることにより、ロッド部材23の先端部に固定部材24を螺合させた状態で、矢印Xに示す方向にスライドさせて、ロッド部材23を貫通孔に挿入し、その後ロッド部材23の先端部に螺合している固定部材24を回すのみで、固定部材24による固定を行うことができる。かかる形態によれば、被覆部131とロッド部材23との連結、及び、固定部材24による固定を容易に行うことができる。
被覆部130には、固定部材24の一部及びロッド部材23の鍔部23aの一部が被覆部130の厚み方向に進入可能な溝が形成されている。被覆部130に当該溝が形成されていることにより、固定部材24をロッド部材23に緊結した姿勢において、固定部材24の一部及びロッド部材23の鍔部23aの一部が被覆部130の厚み方向に進入する(図8参照)。かかる形態とすることにより、固定部材24の一部及びロッド部材23の鍔部23aの一部が溝の壁面に衝止され、スリット部を通って、貫通方向に垂直な方向(図7に矢印Xで示した方向と反対方向)に抜け出ることを防止することができる。なお、固定部材24の一部、又は、ロッド部材23の鍔部23aの一部のいずれか一方が被覆部130の厚み方向に進入可能な溝が形成されていれば、ロッド部材23及び固定部材24が貫通孔の貫通方向に垂直な方向に抜け出ることを防止することができるが、当該抜出防止の機能を高めるためには、固定部材24の一部及びロッド部材23の鍔部23aの一部の両方が、被覆部130の厚み方向に進入可能な溝が形成されていることが好ましい。
被覆部130において、第2の耳部131にスリット及び溝が形成されている点以外の特徴については、上述した被覆部30と同様とすることができる。
上述した脊椎制動具50、60では、第1の耳部20aに形成される貫通孔、及び、第2の耳部30aに形成される貫通孔に、それぞれロッド部材23、43の先端部を、適宜被覆部20と被覆部30との相対的位置を変更しながら挿入し、その後、ロッド部材23、43の先端部に固定部材24を取り付けることを要する。
これに対し、脊椎制動具70では、ロッド部材23の両先端部に予め固定部材24を取り付けた状態で、被覆部120、130に形成された貫通孔に、被覆部120、130に形成されたスリット部を通して、貫通孔の貫通方向に垂直な方向(図7に矢印Xで示す方向。)に同時に挿入することができる。また、被覆部120、130に形成された貫通孔にロッド部材を挿入後、ロッド部材の両先端部に取り付けられている固定部材24を回動するのみ固定部材24を固定することができる。従って、脊椎制動具70によれば、被覆部120、130とロッド部材24との連結、被覆部120、130の椎骨10への固定、及び、被覆部120、130とロッド部材23との固定を容易に行うことができる。
なお、図7、8では一組の固定ロッドである一組のロッド部材23、23を有する形態の脊椎制動具70を例示したが、本発明の脊椎制動具はこれに限定されず、一組の復元ロッドを有する形態とすることも可能である。
<その他の形態>
また、これまでの脊椎制動具50、60、70の説明では、隣接した椎骨に脊椎制動具が装着される形態を例示して説明したが、本発明はかかる形態に限定されない。図9は、その他の実施形態にかかる脊椎制動具80を概略的に示した図であり、図3に対応する図である。
図9に示した脊椎制動具80は、被覆部20、被覆部30、及び、被覆部20と被覆部30とを連結する一組のロッド部材53、53と、を備えている。本実施形態では、被覆部20が装着された椎骨10aと被覆部30が装着された椎骨10bとの間に他の椎骨10cが介在している。このように脊椎制動具80では、被覆部20と被覆部30とが離れた椎骨に取り付けられているため、ロッド部材53は上述したロッド部材23、33に比べて長くなっているが、長さ以外の条件はロッド部材22、33と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。すなわち、ロッド部材53もロッド部材23、33と同様に、被覆部20と被覆部30との相対的位置を固定することができる。
また、一組のロッド部材53、53に代えて、上述した一組のロッド部材43、43よりも長く、長さ以外の条件は一組のロッド部材43、43と同様とした一組の復元ロッドを用いてもよい。当該部材を用いることにより、一組のロッド部材43、43と同様に、隣り合う被覆部20と被覆部30との相対的位置を変更可能であり、且つ、隣り合う被覆部20と被覆部30との相対的位置が当初の位置から変更されると、隣り合う被覆部20と被覆部30とを当初の位置に戻す復元力を発生させる形態とすることができる。
なお、一組のロッド部材53、53は、隣り合う椎骨が夫々有する棘突起14、14、14が一組のロッド部材53、53の間に位置するように配置されている。従って、本発明によれば、脊椎制動具80のように離れた椎骨に装着する場合でも、脊椎制動具80の取り付けや、被覆部20と被覆部30との相対的位置を変更可能なロッド部材の動きが妨げられることがないため、被覆部が取り付けられない椎骨10cの椎弓などを切除しておく必要がない。
なお、図9では一つの椎骨を飛ばして装着する形態の脊椎制動具80を例示したが、本発明の脊椎制動具は二つ以上の椎骨を飛ばして離れた椎骨に装着する形態とすることも可能である。
また、これまでの本発明の説明では、被覆部が2つ備えられる形態を例示して説明したが、本発明の椎骨制動具はかかる形態に限定されない。本発明の椎骨制動具は、被覆部を3つ以上備えた形態とすることも可能である。すなわち、3つ以上の椎骨に装着することによって脊椎を制動することも可能である。図10は、他の実施形態にかかる脊椎制動具100を概略的に示した側面図である。図10は、椎骨10、10、…に装着した姿勢の脊椎制動具100の一部を概略的に示している。図10において、紙面右が腹側、左が背側、上が頭部側、下が臀部側である。
脊椎制動具100は、複数の椎骨10、10、…に装着して脊椎の動きを制御可能である。脊椎制動具100は、複数の椎骨10、10、…の夫々について、該椎骨10、10、…が有する椎弓の少なくとも一部を覆うことで該椎骨10、10、…に固定可能な被覆部201〜204を備えている。また、被覆部201〜204は、同一の一組のロッド部材103、103によって連結されており、被覆部201〜204とロッド部材103とは、図5(b)にも示したダブルナット34により固定されている。ロッド部材103は、隣り合う被覆部間の中央付近の一部がばね状になっており、隣り合う被覆部の相対的位置を変更可能であり、且つ、隣り合う被覆部の相対的位置が当初の位置から変更されると、隣り合う被覆部を当初の位置に戻す復元力を発生させるようになっている。ロッド部材103は、ロッド部材43よりも長く、隣り合う被覆部間に複数のばね状の部位を有する以外はロッド部材43と同様の形態とすることができ、詳細な説明は省略する。
脊椎制動具100において、被覆部201〜204は、夫々配設される位置に応じて適切な形態に成形されるため、ロッド部材103が連通する位置や椎弓に接する側の面の形状等は夫々異なるが、概ね被覆部120又は130と同様の形態を有する。従って、被覆部201〜204はそれぞれ一対の耳部を有し、耳部にはロッド部材103が貫通する貫通孔が形成されており、貫通孔は、被覆部201〜204にそれぞれ形成されたスリット部により外部と連通し、貫通孔の貫通方向に垂直な方向から、ロッド部材103を貫通孔に挿入可能となっている。これにより、上記脊椎制動具70と同様に、被覆部201〜204に形成された複数の貫通孔に、被覆部201〜204にそれぞれ形成されたスリット部を通して、貫通孔の貫通方向に垂直な方向に同時に挿入することができる。また、被覆部201〜204にそれぞれ形成された複数の貫通孔にロッド部材103を挿入後、ロッド部材103の、被覆部201〜204の耳部を挟持可能な位置に取り付けられているダブルナット34を回動するのみでダブルナット34を固定することができる。従って、脊椎制動具100によれば、被覆部201〜204とロッド部材103との連結、被覆部201〜204の椎骨10への固定、及び、被覆部201〜204とロッド部材103との固定を容易に行うことができる。固定部材としてダブルナット34を用いることにより、上記固定をさらに強固なものとすることができる。
なお、図10では隣り合う被覆部の全てが、同一の一組のロッド部材(一組の復元ロッド)により連結される形態を例示したが、本発明はこれに限定されない。複数の被覆部が固定される椎骨10、10、…のうち最も頭部側の椎骨に固定可能な被覆部を第1の被覆部とし、被覆部が固定される椎骨のうち頭部側からn番目(ただし、nは2以上の自然数)の椎骨に固定可能な被覆部を第nの被覆部としたとき、第n’の被覆部(ただし、n’は1からn−1までの自然数。)と、第n’+1の被覆部とが、一組の固定ロッド、又は、一組の復元ロットのいずれか一方により連結されている形態であってもよい。この場合、nが異なる自然数であるとき、第n’の被覆部と第n’+1の被覆部とを連結する一組のロット部材は異なる部材であってもよい。
また、これまでの本発明の脊椎制動具の説明では、固定部材がロッド部材に螺合して回動可能であることにより、ロッド部材及び固定部材が被覆部に対して着脱可能である形態を例示して説明したが、本発明の脊椎制動具はかかる形態に限定されない。例えば、病状に応じて本発明の脊椎制動具を患者に恒久的に装着することを目的とする場合には、被覆部とロッド部材とが一体的に成形されている形態、又は、別々に成形された被覆部とロッド部材とが生体適合性を有する接着剤等により強固に接着されている形態であってもよい。
また、これまでの本発明の脊椎制動具の説明では、被覆部が頭部側部材と臀部側部材とを備えている形態を例示して説明したが、本発明の脊椎制動具はかかる形態に限定されない。本発明の脊椎制動具において、被覆部は、椎骨に着脱可能であり、椎骨が有する椎弓の少なくとも一部を覆うようにして椎骨に取り付けたときに該椎骨との相対的位置を固定可能となる形態であれば、特に限定されない。例えば、これまでの本発明の説明では、被覆部を構成する2つの部材によって椎弓を上下方向に挟み込む形態について説明したが、本発明において、被覆部を構成する部材の数及びそれらの部材によって椎弓を挟み込む(包む)方向は特に限定されない。ただし、被覆部の椎骨への着脱のし易さ等の観点からは、被覆部が頭部側部材と臀部側部材とに分けて成形されている形態が好ましい。
また、これまでの本発明の脊椎制動具の説明では、頭部側部材と臀部側部材とが耳部においてロッド部材及び固定部材によって連結される形態を例示して説明したが、本発明の脊椎制動具はかかる形態に限定されない。例えば、被覆部を複数の部材で構成し、該複数の部材を結合させることによって被覆部で椎弓を覆う形態とする場合、該複数の部材を嵌合することによって結合できる形態であってもよい。
10、10a、10b、10c 椎骨
11 椎体
12、12a、12b 椎弓
13 横突起
14 棘突起
15 椎孔
20 第1の被覆部
20a、21a、22a 第1の耳部
21 第1の頭部側部材
21b、22b、31b、32b 係止爪
22 第1の臀部側部材
23、33、43 ロッド部材
23a、43a 鍔部
24、44 固定部材(ナット)
30 第2の被覆部
30a、31a、32a 第2の耳部
31 第2の頭部側部材
32 第2の臀部側部材
34 ダブルナット(ハードロックナット)
34a 上ナット
34b 下ナット
40 椎間板
50、60、70、80、100 脊椎制動具
103 ロッド部材
120 第1の被覆部
120a、121a、122a 第1の耳部
121 第1の頭部側部材
122 第1の臀部側部材
123 貫通孔
124 スリット部
125 溝
130 第2の被覆部
130a、131a、132a 第2の耳部
131 第2の頭部側部材
132 第2の臀部側部材

Claims (17)

  1. 複数の椎骨に装着して脊椎の動きを制御可能な脊椎制動具であって、
    前記複数の椎骨の夫々について、該椎骨が有する椎弓の少なくとも一部を覆うことで該椎骨に固定可能な複数の被覆部と、
    隣り合う前記被覆部を連結する一組のロッド部材と、を有し、
    前記一組のロッド部材が、隣り合う前記被覆部の相対的位置を変更可能であり、且つ、
    隣り合う前記被覆部の相対的位置が当初の位置から変更されると、隣り合う前記被覆部を前記当初の位置に戻す復元力を発生させるものであり、
    前記復元力が、前記ロッド部材自体が発生するものであり、隣り合う前記被覆部の相対位置の変化が大きいほど強くなるものであり、
    前記被覆部は夫々密着面を有する椎弓の頭部側を覆う頭部側部材と椎弓の臀部側を覆う臀部側部材とを備えており、
    前記密着面は前記椎弓の表面形状と雄雌の関係の形状を有して前記椎弓に密着可能な面であり、
    前記一組のロッド部材は、前記脊椎制動具を前記複数の椎骨に装着した姿勢において、隣り合う前記椎骨が夫々有する棘突起が前記一組のロッド部材の間に位置するように配置されている、脊椎制動具。
  2. 前記一組のロッド部材が、隣り合う前記被覆部の相対的位置を固定する、請求項1に記載の脊椎制動具。
  3. 前記ロッド部材の中央部分の一部がばね状である、請求項1または2に記載の脊椎制動具。
  4. 前記被覆部が少なくとも2つの部材を備えており、該少なくとも2つの部材で前記椎弓を挟むことによって前記椎骨に固定可能である、請求項1〜のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  5. 前記被覆部の夫々が、前記椎弓に接する部分の左右両側に一対の耳部を有し、
    前記一組のロッド部材の一方が前記隣り合う被覆部の前記一対の耳部の一方を貫通し、且つ、
    前記一組のロッド部材の他方が前記隣り合う被覆部の前記一対の耳部の他方を貫通し、
    前記ロッド部材の前記耳部を貫通して突出した先端部に、前記被覆部の前記椎骨への固定、及び、前記被覆部と前記ロッド部材との固定を同時に行う固定部材が備えられる、請求項1〜のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  6. 前記隣り合う被覆部のうち頭部側の前記被覆部が、前記椎弓の頭部側を覆う第1の頭部側部材と、前記椎弓の臀部側を覆う第1の臀部側部材とを備え、
    前記隣り合う被覆部のうち臀部側の前記被覆部が、前記椎弓の頭部側を覆う第2の頭部側部材と、前記椎弓の臀部側を覆う第2の臀部側部材とを備え、
    前記第1の頭部側部材及び前記第1の臀部側部材は、前記椎弓に接する部分の左右両側に、互いに当接する一対の第1の耳部を有し、
    前記第2の頭部側部材及び前記第2の臀部側部材は、前記椎弓に接する部分の左右両側に、互いに当接する一対の第2の耳部を有し、
    前記一組のロッド部材の一方が、前記一対の第1の耳部の一方及び前記一対の第2の耳部の一方を貫通し、
    前記一組のロッド部材の他方が、前記一対の第1の耳部の他方及び前記一対の第2の耳部の他方を貫通し、
    前記ロッド部材の前記第1の耳部及び前記第2の耳部を貫通して突出した先端部に、前記第1の頭部側部材と前記第1の臀部側部材との連結、前記第2の頭部側部材と前記第2の臀部側部材との連結、前記被覆部の前記椎骨への固定、及び、前記被覆部と前記ロッド部材との固定を同時に行う固定部材が備えられる、請求項1〜のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  7. 前記複数の被覆部の全てが、同一の前記一組のロッド部材により連結されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  8. 前記被覆部が固定される椎骨のうち最も頭部側の椎骨に固定可能な被覆部を第1の被覆部とし、前記被覆部が固定される椎骨のうち頭部側からn番目(ただし、nは2以上の自然数)の椎骨に固定可能な被覆部を第nの被覆部としたとき、
    第n’の被覆部(ただし、n’は1からn−1までの自然数。)と、第n’+1の被覆部とが、
    隣り合う前記被覆部の相対的位置を固定する前記一組のロッド部材、又は、
    隣り合う前記被覆部の相対的位置を変更可能であり、且つ、隣り合う前記被覆部の相対的位置が当初の位置から変更されると、隣り合う前記被覆部を前記当初の位置に戻す復元力を発生させる前記一組のロッド部材、のいずれか一方により連結されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  9. 前記被覆部が前記椎骨の椎孔に係止する係止爪を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  10. 前記固定部材が、ダブルナットである請求項のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  11. 前記被覆部に対して、前記ロッド部材及び前記固定部材を着脱可能である、請求項〜1のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  12. 前記ロッド部材が鍔部を有し、該鍔部と前記固定部材とで前記被覆部を挟持することにより前記固定が行われる、請求項〜1のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  13. 前記被覆部には、前記ロッド部材が貫通する貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔は、前記被覆部に形成されたスリット部により外部と連通し、
    前記貫通孔の貫通方向に垂直な方向から、前記ロッド部材を前記貫通孔に挿入可能である、請求項1〜1のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  14. 前記被覆部には、前記固定部材の一部及び/又は前記ロッド部材の前記鍔部の一部が前記被覆部の厚み方向に進入可能な溝が形成されている、請求項1又は1に記載の脊椎制動具。
  15. 前記被覆部の前記密着面を含む部分において、メッシュ状又はスポンジ状に成形された部分を有する、請求項1〜1のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
  16. 前記被覆部が、前記密着面及び前記メッシュ状又はスポンジ状に成形された部分に骨誘導基質を備えている、請求項1に記載の脊椎制動具。
  17. 前記被覆部が粉末焼結積層造形法によって成形されている、請求項1〜1のいずれか一項に記載の脊椎制動具。
JP2016024714A 2016-02-12 2016-02-12 脊椎制動具 Active JP6664114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016024714A JP6664114B2 (ja) 2016-02-12 2016-02-12 脊椎制動具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016024714A JP6664114B2 (ja) 2016-02-12 2016-02-12 脊椎制動具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017140284A JP2017140284A (ja) 2017-08-17
JP6664114B2 true JP6664114B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=59628100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016024714A Active JP6664114B2 (ja) 2016-02-12 2016-02-12 脊椎制動具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6664114B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02109103A (ja) * 1988-10-19 1990-04-20 Hitachi Ltd プログラマブルコントローラの出力部
FR2783411B1 (fr) * 1998-09-18 2000-12-01 Eurosurgical Dispositif d'osteosynthese rachidienne posterieure
US7806911B2 (en) * 2006-04-14 2010-10-05 Warsaw Orthopedic, Inc. Fixation plate and method of use
US20080114401A1 (en) * 2006-11-10 2008-05-15 Warsaw Orthopedic, Inc. Posterior Fixation Devices and Methods of Use
DE202007015605U1 (de) * 2007-11-09 2009-04-30 Hettich-Heinze Gmbh & Co. Kg Verbindungsbeschlag und Montageanordnung
ATE548982T1 (de) * 2008-09-12 2012-03-15 Synthes Gmbh System zur wirbelsäulenstabilisierung und richtfixierung
JP2012508597A (ja) * 2008-11-12 2012-04-12 シンピライカ スパイン, インコーポレイテッド 調整される拘束装置および使用方法
US8114132B2 (en) * 2010-01-13 2012-02-14 Kyphon Sarl Dynamic interspinous process device
US20140155939A1 (en) * 2011-06-20 2014-06-05 Akita University Spine immobilization tool

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017140284A (ja) 2017-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6044961B2 (ja) 脊椎制動具
US11925400B2 (en) Fixation devices having fenestrations and methods for using the same
US11717422B2 (en) Spinal implant system and method
CN102573705B (zh) 用于椎骨的外科手术移位的装置
JP5291464B2 (ja) 複合型の椎体間の脊椎固定インプラント
US20120010668A1 (en) Expandable surgical implant
US20090171394A1 (en) Devices And Methods For The Treatment Of Facet Joint Disease
US20190314169A1 (en) Coated and layered vertebral disc arthrodesis prothesis
JP2008541852A (ja) 骨伝導性の脊椎固定システム
JP2001178733A (ja) 脊椎安定化装置
CN113164191A (zh) 接骨螺钉及其制造方法
KR20200040987A (ko) 다공성 구조를 가지는 경추용 일체형 추간체 유합 보형재
CN107174325A (zh) 脊柱固定组件
CN105392434A (zh) 脊柱构造和方法
RU131611U1 (ru) Имплантат межпозвонкового диска шейного отдела
EP3927260B1 (en) Bone screw and method of manufacture
KR20190127385A (ko) 환자 맞춤형 3d 프린팅 하이브리드 플레이트
JP6664114B2 (ja) 脊椎制動具
JP2021535780A (ja) 脊椎インプラントシステムおよび方法
TWM273326U (en) Prosthetic cage for spinal fusion
US20230404624A1 (en) Patient-specific spinal rod using 3d printing and pedicle fixation device including the same
CN110384572B (zh) 计算机辅助设计个性化腰椎椎间融合器及其设计制作方法
CN211131545U (zh) 计算机辅助设计个性化腰椎椎间融合器
KR101009937B1 (ko) 척추간 임플란트
Bertagnoli et al. Disc Surgery in Nlotion

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6664114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250